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MMA MMAPLANET o ONE ONE130 アンドレ・ガルバォン ライニア・デリダー

【ONE130】グラップリング戦はONE世界2階級王者デリダーをガルバォンが詰め切れずにタイムアップ

【写真】ガルヴァォンのTD、ポジショニング、サブミッションに対してデリダーが守り切ったか(C)MMAPLANET

<グラップリング・ミドル級 (※93.0キロ)/15分1R>
ライニア・デリダー(オランダ)
Draw
アンドレ・ガルバォン(ブラジル)

いきなり組みついたデリダー。ガルバォンが下から足を取りに行くと、デリダーはすぐに立ちあがる。シングルレッグから引き込んだガルバォンだが、デリダーは付き合わない。組みついてくるデリダーをいなすガルバォン。相手の頭を押さえてコントロールする。左腕を差し言えれたガルバォンが引き込み、ハーフガードからバックを狙う。耐えるデリダーだが、右足を差し入れたガルバォンがバックマウントへ。デリダーは立ち上がる。足を着いて小外に切り替えたガルバォンだが、デリダーが離れた。

ガルバォンのシングルレッグをカットするデリダー。ガルバォンはシッティングガードを取る。相手のガードに入ったデリダーに対し、スイープを仕掛けるガルバォン。凌いで立ち上がデリダーの右足を取って外ヒールを狙ったが、デリダーはこれも防いだ。パスできないデリダーは一度立ち上がり、再度ガルバォンのガードに入る。ガルバォンはハーフガードからフルガードへ。デリダーは立ち上がって離れる。相手がスタンドに戻っても、シッティングガードを取るガルバォン。デリダーもガードに入ってパスを狙う。

立ち上がるデリダー。ロックアップから相手を押し込み、小外刈りを仕掛けるも倒せない。相手の頭を抱えてコントロールするガルバォンが、再び引き込んだ。ガルバォンはアームドラッグから足を狙うも、デリダーがディフェンス。シングルレッグでテイクダウンを奪ったガルバォンが、すぐにパスを狙う。デリダーは体を起こして切り返しにかかるが、ガルバォンがトップをキープし、パスのプレッシャーをかける。さらに相手をケージに押し込んだガルバォン。左足のフックガードを潰したガルバォンがハーフガードで守りながら、スクランブルからガルバォンがガブる。

抑え込んでパスに成功したガルバォン、デリダーはハーフガードに戻すも、再びパスしたガルバォンがマウントへ移行した。ハーフガードからシングルに切り替えるデリダー。しっかりパスできないガルバォンは、ギロチンからパスを仕掛ける。それでもパスを防ぎ続けるデリダー。最後は立ち上がり、投げを打とうとしたところで試合終了のゴングが鳴った。

サブオンリーの試合は、時間切れドローとなった。


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MMA MMAPLANET o ONE ONE130 キック ジャレミー・ミアド リト・アディワン

【ONE130】テイクダウンで優位に立ったミアド、アディワンが右足を負傷してTKO勝利

【写真】相手の攻撃に強いパンチを合わせていたアディワンだったが、ミアドのローをかわした際に足を痛めたか――(C)MMAPLANET

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
ジャレミー・ミアド(フィリピン)
Def.2R2分56秒 by TKO
リト・アディワン(フィリピン)

ミアドが左ロー。アディワンが左スピンキックを見せる。さらに大きな右で相手を下がらせたアディワンが、さらに左右のパンチでミアドをケージに追い詰める。足を使ったミアドが離れて左ローを繰り出した。しかしアディワンの右ローもヒットする。相手のパンチに合わせて右ストレートを繰り出したアディワン、ミアドは右ローを打って離れる。それを追うアディワンが右カーフを当てていく。左ガードを下げて縦にリズムを取るアディワンに対し、組みついたミアドがリフトアップしてグラウンドに持ち込んだ。

下から両腕を抱えたアディワンが立ち上がる。そして速くて大きい右を繰り出すアディワン。相手の右ローをキャッチして右を振るう。ミアドも左ローを返したが、アディ欄の右ローがカーフキック気味に当たる。アディワンはシングルレッグへ。ミアドはヒザを着くも切り返して立ち上がった。残り時間わずかのところで前に出るミアド、アディワンも左右のパンチを返した。

2R、ミアドが左ロー。アディワンも縦にリズムを取りながら右カーフを連打する。ミアドの左ローがアディワンの下腹部を捉えたか、試合が中断させるもすぐに再開。ミアドの右にアディワンが右を合わせた。ミアドは右飛びヒザ蹴り、アディワンは相手の打ち終わりに右フックを狙う。残り3分になったところでアディワンがシングルレッグで組みつき、ケージに押し込むも倒せない。離れたミアドは左ジャブを放つ。アディワンはバックステップでかわすも、その際に右足を捻ったか。が右足を上げて、苦悶の表情を浮かべながらレフェリーにアピールした。ミアドが構わずパンチで攻め込むと、アディワンはうずくまり、レフェリーが試合を止めてミアドのTKO勝利となった。


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MMA MMAPLANET o ONE ONE130 キック スティーブン・ローマン 佐藤将光

【ONE130】自分の距離を保ちテイクダウンも奪ったローマンが佐藤将光にユナニマス判定勝ち

【写真】佐藤にはテイクダウンされ、下になる時間が多かった(C)MMAPLANET

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
スティーブン・ローマン(フィリピン)
Def.3-0
佐藤将光(日本)

サウスポーのローマンが距離を詰める。佐藤はケージを背にしながらサークリング、スイッチしながら距離を詰めていく。右サイドキックでけん制した佐藤が、さらに右ハイを伸ばす。ローマンの左ストレートをかわした佐藤が距離を詰めるも、ローマンがワンツーで再び佐藤を下がらせる。しかし一気にショートレンジに入った佐藤がプレッシャーをかける。ローマンが前に出てきたところに右ストレートを合わせた佐藤。しかしここでバッティングが起こる。すぐに再開後、プレッシャーをかける佐藤。前に出てきたローマンに右ストレートを当てた。

ローマンの左ストレートはスリッピングアウェイでかわした佐藤が、残り2分でニータップを仕掛けた。これは逃げられた佐藤、ローマンの右サイドキックが下腹部に当たり、レフェリーが試合を止めてすぐに再開する。再開後は距離を詰めていく佐藤だが、ローマンのパンチがヒットする場面も。ローマンの伸びる左に対し、佐藤は左のサイドキックから距離を詰めるが、ローマンのローと左ストレートが伸びる。最後は佐藤がローマンにケージを背負わせてラウンドを終えた。

2R、ローマンの蹴り終わりで距離を詰める佐藤。しかしローマンが自分のレンジを保つ。佐藤はサイドキックとミドルハイを繰り出す。さらに右を狙うも、ローマンをとらえきれない。ローマンは左ハイから距離を取る。相手にケージを背負わせて右ストレートを繰り出すが、ローマンがサイドステップでケージ際から脱出した。ここで消極的とみなされたか、レフェリーが両者にイエローカードを提示した。再開後、パンチの交錯からローマンがダブルレッグでテイクダウンを奪った。

パンチを落としてくるローマンに対し、佐藤も下からヒジを打ち返す。足を効かせる佐藤へ、頭をつけてパンチを打ち込むローマン。レフェリーがブレイクをかけてスタンドに戻る両者。ローマンが下がりながら左ストレートを当て、さらにニータップも見せる。右ジャブとローで距離を保つローマン、佐藤は追いかけるも捕まえられない。佐藤の右前蹴りにワンツーを返したローマンが、そのまま自分の距離を保てラウンド終了のゴングを聞いた。

最終回、ローマンの左ハイに右スピニングバックフィストを合わせた佐藤。距離を詰めてローマンにケージを背負わせる。しかし押し返すローマンが、右ジャブと右ローで佐藤を中に入れさせない。それでも佐藤は距離を詰めて右を当てる。ローマンの先手を取り始めた佐藤が右ミドルを当てる。ローマンのニータップをスプロールした佐藤が、プレッシャーをかけ続ける。下がりながら放つローマンの左は届かない。返しの右フックを食らいながらも前に出る佐藤。ここでローマンがニータップを仕掛け、佐藤に背中を着かせた。

ケージキックで頭の位置をケージ中央に向けた佐藤に対し、ローマンはトップからパンチをヒジを落とす。佐藤は下から三角を狙うも、かわされてしまう。ローマンの顔面から出血が見られる。その顔面にヒジを打ち込む佐藤。しかしローマンの手数が多い。残り20秒でレフェリーがブレイクをかけてスタンドへ。最後は佐藤がパンチを当て、さらに右テンカオで相手を下がらせた。

最後の佐藤の追い上げは届かず、ローマンがユナニマスの判定で勝利をものにした。


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MMA MMAPLANET o ONE ONE130 アミール・カーン キック 高橋遼伍

【ONE130】高橋のカーフとパウンドは評価されず、後半押し込み続けた地元カーンがスプリットで勝利

【写真】後半のカーンの押し込みとヒジ打ちは、前半に高橋が与えたダメージを上回るものだったのか――(C)MMAPLANET

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
アミール・カーン(シンガポール)
Def.2-1
高橋遼伍(日本)

カーンが左ローと左ハイ。高橋は右カーフでバランスを崩させ、右ストレートを当てる。アミールも右カーフを放つが、これをかわした高橋。距離が近くなるとパンチを当て、ミドルレンジでは右カーフを狙う。組み合いから距離ができると、高橋は右クロス。さらに左ミドルと右カーフで相手を追い込む。カーンはテイクダウンを狙うも、高橋はスプロールし、右カーフを効かせる。左足にカーフキックをもらったカーンは、サウスポーにスイッチして左足を下げた。すると高橋の右が伸びる。カーンはオーソドックスに戻したが、高橋がカーフを狙うとサウスポーにスイッチする。

右ショートを当て、相手の前足となった右足に右カーフを当てる高橋。相手が距離を詰めてくると、右クロスを当てた。カーンはサウスポーから左ハイ、さらに左ミドルにつなげると、蹴り足をキャッチした高橋が相手をケージに押し込んでいく。ケージから離れたカーン、ケージ中央では高橋が右カーフを当てる。カーンは右ショートを合わせるも高橋はブロックし、さらに相手の右ローをキャッチして尻もちを着かせて、ケージ際でパウンドを連打していった。

2R、開始早々から右カーフを当てる高橋。さらに相手の左フックに左ミドルを合わせる。距離が近くなると右クロスへ。カーンも組みながらショートのパンチを返す。カーンの右ミドルハイから右ショートがヒット。しかし高橋が右カーフでダウンを奪い、パウンドを上下に打ち分けて連打する。ボディへのパウンドが効いたように見えるカーンだが、高橋を蹴って立ち上がる。スタンドでは左ボディを当てた高橋に対し、カーンがケージ際で組みついた。バックに回るカーン、しかし高橋はすぐに脱出した。相手の左ヒジをブロックした高橋だが、疲れたかカーンに組みつかれてケージに押し込まれる。

さらに打ち合いの中、カーンのパンチとヒジを被弾した高橋が、さらにケージに押し込まれる。首相撲から右ヒジを叩き込むカーン。もみ合いのなかでバッティングがあり、高橋がアピールするもを試合は続行され、そのままカーンが押し込んでいく。高橋は離れて打ち合いに持ち込み、パンチをもらいながらも右カーフで相手の動きを止める。するとカーンは組みついて高橋をケージに押し込み、ボディロックからヒザ、首相撲からヒジを狙う。凌いだ高橋はミドルレンジで右ショートを当て、さらに左ボディを突き刺す。最後はカーンにケージを背負わせた。

最終回、高橋は右ストレートから右カーフにつなげる。足を効かされると組みつくカーン。右腕を差し入れて高橋をケージに押し込む。離れ際に左ヒジを入れて、再び右腕を差してケージに押し込み続ける。もろ差しに持ち込んだカーン、高橋はケージを背負わされ続ける。離れて回ってもカーンにケージへ押し込まれる高橋。カーンは離れ際にヒジ、そして組みついて押し込むというパターンを繰り返す。レフェリーが注意を促したところでパンチを打ち込んだカーンだが、押し込み続けるパターンは変わらない。残り10秒で距離ができた両者、高橋が右カーフ、左ローへとつなげて終えた。

2R前半までダメージを与え続けた高橋、2R後半から相手に押し込み続けられたが判定はーースプリットでカーンの勝利となった。


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MMA MMAPLANET o ONE ONE130 キック ダニエラ・ケリー 山口V.V芽生

【ONE130】グラップリングマッチはダニエラ・ケリーの足関節をヴィーが凌ぎ、時間切れドロー

【写真】仕掛け続けたケリー、凌ぎ続けたヴィーの一戦は時間切れドローに(C)MMAPLANET

<グラップリング女子アトム級(※52.2キロ)/12分1R>
山口V.V芽生(日本)
Draw
ダニエラ・ケリー(米国)

距離を詰めていくケリー、ヴィーの左足へのシングルを仕掛けるも、ヴィーがカットする。ケリーはケージ中央でヴィーのリストを掴みながら、右足で足払いをみせるが、ヴィーが距離を取った。今度はヴィーが前に出て相手を押し込んでいく。推されながらケリーがシングルレッグへ、ヴィーがこれをスプロールした。するとケリーがケージ中央で引き込み、フルガードから足を上げていった。ヴィーも体を起こして防ぐも、ケリーは右腕を差し込みながら足を上げていく。相手のワキを抑えて、ケージ際に持ち込むヴィー。ケリーがヴィーの腕を抱え、下から腕十字を狙う。これをディフェンスしたヴィーに対し、ケリーが三角に切り替える。

ヴィーにケージへ押し込まれながら、足のクラッチを固めていくケリー。ヴィーはその足をほどくも展開を作ることができない。ケリーが下から仕掛け続けるが、展開がないためレフェリーがブレイクをかけ、ヴィーに口頭注意を与えた。スタンドで再開後、ヴィーがシングレッグを仕掛けたが、ケリーがスプロールしながらバックへ。ヴィーがスイッチしてテイクダウンを防ぐも、ケリーがベリンボロでグラウンドに持ち込み、トップを奪った。ヴィーのハーフガードをパスしたケリーはマウントへ移行、ケージ際で腕十字の体勢を作りながら、ヴィーがエビを打つと左腕へのアームロックを仕掛けていく。

ケージキックで脱出を試みるヴィー。しかしケリーがヴィーの右足を取ってヒザ十字を狙う。自らの左足をかけて足を延ばさせないヴィーだが、ケリーはアンクルに切り替えた。さらにヒザ十字、アンクルと仕掛け続ける。下から相手の左足を抱えるヴィー。ここでケリーがアンクル、ヒザ十字から左足への外ヒール。足を抜いたヴィーからトップを奪い、次は腕を狙っていくケリー。ラスト10秒でケリーは肩固め、パスを狙ったがヴィーが耐えた。

結果は時間切れドロー。ヴィーは日本のファンに御礼を述べ、ケリーは


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MMA MMAPLANET o ONE ONE130 キック 仙三 澤田龍人

【ONE130】今回も左ボディを効かせた仙三が最後は4点ヒザ、澤田龍人との日本人対決をKOで制す

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
仙三(日本)
Def.1R3分09秒 by TKO
澤田龍人(日本)

ケージ中央で仙三がフェイントをかけながら左ジャブ、澤田は高くガードを構え、右ストレートからプレッシャーをかける。サークリングする仙三の右ストレートをもらった澤田が尻もちをついた。すぐにスクランブルへ持ち込む澤田、仙三はガブって澤田の動きを止める。両者立ち上がり、再び澤田が前に出ると、ケージを背にしていた仙三が左の飛びヒザ。そのまま倒れた澤田のバックに回る。

4の字ロックで澤田を固定する仙三はRNCを狙うも、澤田が耐えて起き上がる。仙三はバックについたまま。しかし足のロックが解けて、澤田が正対した。いったん離れた澤田が距離を縮めると、仙三はボディへのヒザ。さらに澤田のダブルレッグをガブった。澤田はしつこく組みついていくも、仙三も投げ返す。残り30秒、スタンドに戻ったところで、澤田がニータップで仙三に尻もちを着かせたが、立ち上がった仙三は左のオーバーフックから右ヒジを落としていった。

2R、前に出て来る澤田に対して仙三は右ローと右バックスピンキック。澤田がショートレンジの打ち合いを仕掛けけるも、仙三のパンチがインサイドから当たる。距離を取った澤田がニータップへ。仙三がスプロールすると、澤田がシングルでケージ際へ持ち込み、ダブルに切り替えながら押し込んだ。テイクダウンを防ぐ仙三が右ヒジを落とすと、後頭部への打撃とみなされレフェリーから注意が入った。

澤田のシングルに対して、オーバーフックで耐える仙三。澤田が起き上がったところにボディへのヒザ。さらに左ボディブロー、これが効いたか澤田がうずくまる。亀になる澤田へパンチ、さらにサッカーボールキックと連打を浴びせる仙三。澤田が立ち上がると右ヒジとヒザ蹴りが突き刺さる。仙三は完全に亀になった澤田に右ヒザを連打し、レフェリーストップを呼び込んだ。

勝者の仙三は英語のインタビューに対して、ジェスチャーを交えながら「強い選手と戦っていきたい」と語り、今回も勝利のかめはめ波で締めた。


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【ONE130】ガルバォンと組み技戦、二階級王者ライニア・デリア―「ガルバォンは15分間サバイブできない」

【写真】ガルバォンのボディがヤバい……(C)MMAPLANET

本日26日(土・現地時間)、シンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE130「ONE X」でONE世界ミドル級&ライトヘビー級世界王者ライニア・デリガーがアンドレ・ガルバォンとグラップリングマッチを戦う。

2月にウェルター級王者キャムラン・アバソフの挑戦を一蹴し、その組み技力の高さを改めて見せたデリダ―が、柔術界のレジェンドとの戦いに向け――自信のほどを口にした。


――2月25日にキャムラン・アバソフを一方的な展開で下し、その時にマイクアピールをしていたアンドレ・ガルバォンとのグラップリングマッチが実現します。それにしてもアバソフを一方的に下したミドル級の防衛戦には驚かされました。

「上手くいったね。試合はいつだって一方的にドミネイトしたいと考えているし、少しでも早く極めたいと思っている。いつもそうなるとは限らないから、凄く達成感があるよ。あの試合後、少しだけ家族と過ごしてシンガポールをまた訪れることが楽しみだよ(※取材は3月16日に行われた)」

――ライニアは打撃でKOをするタイプではないですが、しっかりと相手の打撃を見ることができる。そして組み技につなげて、最後はグラウンドで仕留めるウェルラウンダーだと再確認できました。

「だって毎日のようにオランダのキックボクサーと練習しているからね。常に進歩しているよ。打撃の練習も好きだし、楽しんでいる。けど常に僕は柔術を代表して戦っているつもりだ。いつか僕のテイクダウンをストップする相手が現れた時は、打撃をもっと披露することになるだろうね」

――その柔術に関して、以前のインタビューで「ポイント制でホールドするのが嫌いで、柔術の試合には出ないようになった」と言っていました。そのライニアがサブオンリーでガルバォンというレジェンドとサークルケージの中で戦います。

「なぜ、試合場に来て戦わずに守ることばかりを考えるのか、僕には理解できないんだ。生き残れば良いのかな? 僕は自分の培ってきた技術の全てを駆使して、ガルバォンを倒しに行く。僕のグラップラーとしてのキャリアのなかでも、ガルバォンのような強豪と戦うのは初めてだし、凄く楽しみにしている。もっと楽しみなのが、彼に勝つこと。この機会を得ることができて、本当にハッピーだよ」

――とはいえ、ここ数年のガルバォンのADCCでのスーパーファイトはポイントを取って守るというものです。それでもポイントがあれば、まだ観客は勝ち負けの目安が観客も分かります。今回はサブオンリーで、観客にもタフなファイトになるかもしれないです。

「試合はケージで行われる。ガルバォンは逃げる場所がないよ」

――防御能力の高さ、それがIBJJFのトーナメントで優勝できる選手の共通項です。そのガルバォンが守りに徹すると、相当に難しい試合になるかと。

「対戦相手が何をするか、それは関係ない。僕がこれまでどういう試合をしてきたか。今回も同じように、完全にドミネイトすることを考え。少しでも早くフィニッシュするために戦うよ。ガルバォンは15分間もサバイブできない。

彼はテイクダウンから試合を組み立てていく。立ち技ではスナップダウンがとても巧妙だ。スナップダウンに引っかからないよう、しっかりと間合いを考えて戦う必要がある。ガルバォンがトップを取ると安全策を取って厄介になるからね。でも、僕がテイクダウンを奪われることはないよ」

――いなしに注意。そこが楽しめるファンは相当にコアですね。ところでMMAでは上攻めのグラップラーですが、パンチがないグラップリング戦だと下になる選択はありますか。

「ノー。僕が引き込むことはないよ。テイクダウンされたり、スイープされてボトムを取ることはあっても、自分から下にはならない。狙いはテイクダウン、トップを取ってバックに回ることだよ。MMAから打撃を抜いた組み技をする。引き込むことはない」

――15分間だと、ガルバォンも慎重になるでしょうね。スタミナを切らさないために。

「その通りだ。だから僕はプッシュし続ける。15分間、動き続けるだけのコンディションを創っているしね。動いて、ガルバォンをもっと疲れさせるんだ。彼のゆっくりしたペースを速く動いて、崩す必要があるからね」

――キック、ムエタイ、MMAのなかで行うグラップリング。観客には知識と我慢が必要なのがグラップリングです。その状況でどうファンを満足させたいと考えていますか。

「積極的に動いて、極めを狙う。そしてキックやムエタイ、MMAの試合を楽しんでもらうストラクチャーの役割を果たすよ。僕はヘッドライナーじゃないし、自分の試合を楽しんでから、ビールでも飲みながら他の試合を視て楽しむよ。それにこの歴史的なショーに参加できること自体が嬉しいしね」

――今後もグラップリングマッチを戦うことはありますか。

「もちろんMMAが僕のメインフォーカスだ。ただビッグネームと戦えるなら、グラップリングファイトもチャレンジしたい。ブシェシャ、ゴードン・ライアン、そんなビッグネームとならグラップリングでも戦いたい」

――ではMMAファイターとしての今後は?

「ヘビー級のベルトを狙いたい。正規王者のアージャン・ブラーと暫定王者のアナトリ―・マリキンがまずは戦うべきなんだろうけど。マリキンはロシア人だから、この先ONEで戦えるのか……。そこも関係してくるね」

――ライニア、今日はインタビューを受けていただきありがとうございました。最後に日本のファンに一言お願いします。

「実は今、リキ・フクダ(福田力)と練習しているんだ。リキはUFCやアジア(※Road FC)で戦ってきた、本当のナイスガイだ。日本はMMAで長い歴史を持っている。そんな日本のファンにも僕とガルバォンのグラップリングマッチを楽しんでほしい。そして、いつの日が僕も日本で戦いたいと思っている」

■放送予定
3月26日(土・日本時間)
午後1時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後9時00分~ABEMA PPV ONLINE LIVE

■ONE130 「ONE X」対戦カード

<ONE世界女子アトム級(※52.2キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]アンジェラ・リー(米国)
[挑戦者]スタンプ・フェアテックス(タイ)

<フリースタイル・フライ級(※61.2キロ)/3分4R>
ロッタン・シットムアンノン(タイ)
デメトリウス・ジョンソン(米国)

<ONE世界フライ級 (※61.2キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]アドリアーノ・モライシュ(ブラジル)
[挑戦者] 若松佑弥(日本)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
青木真也(日本)
秋山成勲(日本)

<ムエタイ・ライト級/3分3R>
エドゥアルド・フォラヤン(フィリピン)
ウェイン・パー(豪州)

<ONEキックボクシング世界フェザー級選手権試合/3分5R>
[王者]スーパーボン・シンハマウィーン(タイ)
[挑戦者]マラット・グレゴリアン(アルメニア)

<ムエタイ世界バンタム級選手権試合/3分5R>
[王者] ノンオー・ガイヤーンハーダオ(タイ)
[挑戦者] フィリッピ・ロボ(ブラジル)

<ONEキックボクシング世界バンタム級選手権試合/3分5R>
【王者】カピタン・ペッティンディーアカデミー(タイ)
【挑戦者】秋元皓貴(日本)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
ハム・ソヒ(韓国)
デニス・ザンボアンガ(フィリピン)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
平田樹(日本)
ジヒン・ラズワン(マレーシア)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
キム・ジェウン(韓国)
タン・カイ(中国)

<キック・フェザー級ワールドGP決勝/3分5R>
チンギス・アラゾフ(アゼルバイジャン)
シッティチャイ・シッソンピーノン(タイ)

<グラップリング・ミドル級 (※93.0キロ)/15分1R>
ライニア・デリダー(オランダ)
アンドレ・ガルバォン(ブラジル)

<ムエタイ・ライト級/3分3R>
ニキー・ホルツケン(オランダ)
シムサット・クリンミー(タイ)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
リト・アディワン(フィリピン)
ジャレミー・ミアド(フィリピン)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
スティーブン・ローマン(フィリピン)
佐藤将光(日本)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
アミール・カーン(シンガポール)
高橋遼伍(日本)

<ヘビー級(※102.01キロ)/5分3R>
カン・ジウォン(韓国)
ポール・エリオット(英国)

<グラップリング女子アトム級(※52.2キロ)/12分1R>
山口V.V芽生(日本)
ダニエラ・ケリー(米国)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
澤田龍人(日本)
仙三(日本)

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【ONE130】アジア最高峰のフェザー級戦=キム・ジェウン戦へ、タン・カイ「全世界に衝撃を与える」

【写真】この2人とやりあえる日本人ファイターが、どれだけいるのか。いや、両者の戦いに割って入る日本人選手が現れてほしい(C)MMAPLANET

本日26日(土・現地時間)、シンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE130「ONE X」でタン・カイがキム・ジェウンと対戦する。

1月28日に対戦する予定だった――このアジア最高峰のフェザー級マッチは、試合当日はキャンセルとなった。ボーナス獲得まで青写真を描いていたタン・カイに、仕切り直しの一番を記念大会で戦うことになった心境を尋ねた。


――1月28日に対戦が決まりながら、流れたキム・ジェウン戦がついに実現します。

「あの時は試合当日にキムが陽性になったことが分かったんだ。僕が知ったのも、大会当日のお昼で会場に向かう数時間前だった。ホント、あの時は落ち込んだよ。どのように試合を終わらせるかをずっと頭の中に描くだけでなく、5万ドルのボーナスを手にすることも思い描けていた。それが全てなくなってしまって、もう言葉もなかったよ」

――結果、ONE XというONEの歴史で最大のイベントで戦うことになりました。

「ONEの10周年記念大会で戦えることは、とても光栄に思っている。特に僕は今大会に出場する唯一の中国人選手だし。この試合は僕を応援してくれるファンが待ち望んだ試合で、このビッグショーでONEが試合を組んでくれたことは、僕がそれだけ買われている表れだと思っている。その期待に応えるために、良い試合をしたい」

――20試合が組まれた今大会でも、ボーナスを獲得する自信はありますか。

「自信? メチャクチャあるよ。20試合、40人の選手が戦うイベントでボーナスを獲得するにはただフィニッシュするだけじゃ物足りない。見た目も最高のKOで勝ちたい。必ず、そんなKOを皆に見てもらうよ。全世界に衝撃を与えるようなKO勝ちを、ね」

――派手な打ち合いの方がボーナスは貰いやすいです。そんな殴り合いか、一方的な勝利か、どちらを望みますか。

「そりゃあドミネイトしたいよ。でも、簡単に行くわけがない。キム・ジェウンはそれだけの強豪だからね。結果、ギリギリの殴り合いにならざるをえないだろう。と同時に、僕とキムの試合はONE Xにおいて、もっともテクニカルな戦いになるはずだ」

――キム・ジェウンは本当にタフな相手です。この一番がタイトル挑戦に向け、とても重要になってくるはずです。

「うむ……3月11日の大会後の会見で、チャトリが僕らの試合の勝者がタイトル挑戦権を手にできると発言したはずだ。だから、次のタイトルチャレンジャーは僕になる」

――それだけの自信、どこから湧いてくるのでしょうか。

「絶対的に打撃は僕の方が上だ。スピード、移動、フットワークも僕の方が優れている。どの状況になっても、少し僕の方が速いと思う。それが僕のアドバンテージだ」

――ターゲットであるタン・リーが、56秒でゲイリー・トノンを破ったことについて、どのような印象を持っていますか。

「タン・リーは素晴らしい試合をした。ゲイリー・トノンはとても危険なファイターだけど、皆が知っているようにウェルラウンディット・ファイターじゃない。柔術に関しても、超一流だ。ただし、打撃など弱点もある。それにしても、あの足関節にパニックにならず冷静に対処し、パウンドで失神させるなんてタン・リーは本当に良い仕事をしたよ」

――グラップリング、ムエタイ、キック、フリースタイル、MMAが混在する中で、キムとの本格派対決でどのような試合を世界に見せたいと思っていますか。

「さっきも言ったようにお祭りのようなイベントのなかで、僕らの試合は最高にテクニカルな試合になるだろう。そんなタフな試合で、自分の知る限りの知識を使い、できる限り最高の動きをする。現状で最高のタン・カイの戦いをすることを約束するよ」

■放送予定
3月26日(土・日本時間)
午後1時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後9時00分~ABEMA PPV ONLINE LIVE

■ONE130 「ONE X」対戦カード

<ONE世界女子アトム級(※52.2キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]アンジェラ・リー(米国)
[挑戦者]スタンプ・フェアテックス(タイ)

<フリースタイル・フライ級(※61.2キロ)/3分4R>
ロッタン・シットムアンノン(タイ)
デメトリウス・ジョンソン(米国)

<ONE世界フライ級 (※61.2キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]アドリアーノ・モライシュ(ブラジル)
[挑戦者] 若松佑弥(日本)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
青木真也(日本)
秋山成勲(日本)

<ムエタイ・ライト級/3分3R>
エドゥアルド・フォラヤン(フィリピン)
ウェイン・パー(豪州)

<ONEキックボクシング世界フェザー級選手権試合/3分5R>
[王者]スーパーボン・シンハマウィーン(タイ)
[挑戦者]マラット・グレゴリアン(アルメニア)

<ムエタイ世界バンタム級選手権試合/3分5R>
[王者] ノンオー・ガイヤーンハーダオ(タイ)
[挑戦者] フィリッピ・ロボ(ブラジル)

<ONEキックボクシング世界バンタム級選手権試合/3分5R>
【王者】カピタン・ペッティンディーアカデミー(タイ)
【挑戦者】秋元皓貴(日本)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
ハム・ソヒ(韓国)
デニス・ザンボアンガ(フィリピン)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
平田樹(日本)
ジヒン・ラズワン(マレーシア)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
キム・ジェウン(韓国)
タン・カイ(中国)

<キック・フェザー級ワールドGP決勝/3分5R>
チンギス・アラゾフ(アゼルバイジャン)
シッティチャイ・シッソンピーノン(タイ)

<グラップリング・ミドル級 (※93.0キロ)/15分1R>
ライニア・デリダー(オランダ)
アンドレ・ガルバォン(ブラジル)

<ムエタイ・ライト級/3分3R>
ニキー・ホルツケン(オランダ)
シムサット・クリンミー(タイ)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
リト・アディワン(フィリピン)
ジャレミー・ミアド(フィリピン)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
スティーブン・ローマン(フィリピン)
佐藤将光(日本)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
アミール・カーン(シンガポール)
高橋遼伍(日本)

<ヘビー級(※102.01キロ)/5分3R>
カン・ジウォン(韓国)
ポール・エリオット(英国)

<グラップリング女子アトム級(※52.2キロ)/12分1R>
山口V.V芽生(日本)
ダニエラ・ケリー(米国)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
澤田龍人(日本)
仙三(日本)

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【ONE130】2月17日に秋山成勲が語っていた青木真也戦「青木君ってビビり、あの子も臆病ですよね」

【写真】本計量から5時間近くを経て、セレモニアル計量で対峙した両者。リカバリーがあるとはいえ凄まじい肉体を誇る秋山と通常体重の青木(C)MMAPLANET

本日26日(土・現地時間)、シンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE130「ONE X」。同大会で青木真也と秋山成勲が対戦する。

DREAM時代からの因縁、両者の立ち位置が違ってきても水と油であることは変わりなかった両者の一戦は、昨年10月のRoad to ONEでの青木のマイクアピールより、遺恨が表面化し対決の時を迎えた。

両者がケージに相対する時が刻々と迫る中、同カードが決定し発表前に取材した秋山の声をあえたこのタイミングでお届けしたい。2月17日に秋山成勲が語っていた青木真也戦――とは。


――まずONE10周年記念大会での青木真也戦が決まった秋山選手です。正直、青木真也側のマッチアップであり、秋山選手にとっては貰い事故ではないかと。

「アハハハハ、貰い事故。良い例え方しますね。まぁ、貰い事故という言い方をすると青木君が悪くなってしまうので。喧嘩でも、喧嘩両成敗ということがあるようにどっちがどうこうというのはないと思うのですが、青木選手の階級に自分が行くということで、そういう風に見えてしまうのは仕方ないと思います。

単純に自分が水抜き減量なしで、77キロで戦うことがなかったのでリスキーはリスキーです。そこに関しては不利でしかないというのもあります。でも、それも全部踏まえて俺の人生の1ページなので。長い目で見ると、楽しい思い出になるとは思っています。気負っているとか、そういう変な意味でなく。この年になると、人生を長く見るような形になってきてしまうので。それはそれで受け入れて、勝ちをもぎ取るというほうが人間として恰好良いかなと思っていて。まぁ、巻き込まれているという言い方をされるのも分かりますし……そうですね、良いところをついた表現ですよね、貰い事故というのは」

――秋山選手がONEでやるべきことは、韓国のMMAをONEとともに盛り上げる。底上げするということが第一だったと思っています。

「うん、そうなんですよ。そこは、本当に」

――韓国の将来のために、世代交代マッチならいざしらず。青木選手主導の遺恨マッチによく足を踏み入れたな。うまみの無いファイトの相手役を受けたという印象が強いです。

「アハハハハ、そうですよね。まぁ青木君とABEMAの北野(雄司)さんの目論見じゃないですか(笑)。この試合はそうですよ。それに俺が乗っかったようなもので」

――ただし、昨年10月のあの青木選手のマイクに対し、秋山選手が馬鹿丁寧に正論で言葉を返した。あの返答、ファンもついてこられないような両者のズレで青木ワールドだけでなく、秋山色に染まった感がありました。あれは面白かったですよ。

「あぁ、そうなんですか(笑)。ありがとうございます」

――あの「年上の人間に口の利き方が――」というな道徳の教科書かっていう返しで(笑)。

「あの日、何かを言われるとは思っていましたけど、答えを用意して解説をしていたわけではなかったです。それにセリフじみたことを言っても、皆にばれちゃいますし。でも生中継中で、だんまりを決め込むわけにもいかない。なら正直に話すことが何よりも皆に伝わると思いました。ケガをして戦えないのだから、無理なものは無理で。なら、ごめんねと伝える。それだけのことだと思うんです。だから。それについてガタガタ言われても……それよりも、年上にはちゃんと喋らないといけないでしょ、みたいな」

――アハハハ。それが絶妙でした。

「あの興行は俺が創って、青木君のファイトマネーも俺が払ってんだよって。そこは言いたくなかったけど(笑)。なんで、興行主にそんな唾を吐いてくるんだとは思っていたんです。でも、そこはぐっと我慢して口にせず、『いやいやいや』と。それだけですよ」

――ニュー秋山カラーというのか。実際、ヌルヌル事件にしましても、そこをずっと言及されるのも事実だし、キレーごとを言いやがってと捉える人もいると思います。ただ、自分は2015年11月のUFCソウル大会、あの場で韓国語で韓国人の記者と、韓国社会の中に入ってやりとりをしている秋山選手の姿を見て、どれだけのことを乗り越えてきたんだろうと思ったことがありました。

「いろいろと敏感なところ、その狭間で生きてきた人間が韓国社会に受け入れられるまでに凄く叩かれたこともありました。だからといって、桜庭さんと戦った時にやったこととは別です。違う話です。それは一生背負っていかないといけないもので、秋山は変わったと思われ、そこをチャラにできるとは思っていないです。仮に今の私を見て、そのように思ってくださる人がいればありがたいということで。

今回の青木君との試合を見て、そんな風に思ってくれる人がいるなら、それもありがたいです。でも、なかったことにはできないですからね」

――青木真也ペースのなかで、この試合を受けた。そして、自分のモノにしようという気持ちもあるかと思います。それが今の秋山成勲なのかと。

「そこまで考えてやっていることではないです。ただ、やるしかない。やるしかないのだからやります。今、韓国はオク・レユンがONEの世界ライト級王者になり、キム・ジェウンがマーチン・ウェンをKOした。キム・ウォンイルもケビン・ベリンゴンをKOしています。

ここで僕が負けると、ONEの韓国大会を頭とってやれる状況でなくなってしまいますからね。この試合、実は韓国では心配されているんですよ。身内になると優しいので、77キロで戦えるのか――って、オカンみたいに見守られている感じです(笑)」

――改めてONE10周年記念興行で戦うことに関しては、もう異論はなかったですか。

「戦える状態なので試合をするのは当然なんですけど、やはり体重のことがあったので、階級が違うから契約体重でも良いのではないかと提案はしました。そうしたら完全に蹴られたので、『なんだ、こいつ。プロレスラーじゃねぇなんだな』と思いつつ、自分が頑張るしかないなと思って受けたという形ですね。

それが青木君の勝ちにこだわる。素晴らしい点だと思います。だから素晴らしい選手と戦えるということをモチベーションにしないといけないですよね。正直、1カ月ちょいあっても体重がなかなか落ちなくても、ヤキモキしている状態です。その殻を破ることがストレスにめちゃくちゃなっているのですが、それ以上に青木選手と戦えることを楽しみに感じないと体重は落ちないと思います。

だからムカつくとか、ああだこうだは置いて素晴らしい選手と戦える……強いやつと戦いたい、それが嬉しいという子供のような気持ちでいないと、マジで厳しいですね。それぐらいリスキーな部分が……、これまでやったことがないので、やはり思います。でも、その初戦でチャンピオンクラスの人と戦えるのは、格闘家として良いことで。この試合はチャンスだと捉えないと、やっていられないなと思います」

――その慎重さ、気持ちの作り方は臆病さの表れでもあるかと思っています。同時に怖さを克服するという部分こそ、勝敗を別にすると何よりも大切なことだと思えるんです。

「ホンマ、そうですね。77キロに落としても力で勝負したいです。正直、83キロより全然力は落ちると思います。77キロの青木君の方があるかもしれない。でも『なんだ、こいつ』と思わせたいです。柔道から培ってきた貯金を上手く使いながら、青木君を面食らわせたいですね。

青木君ってビビり、あの子も臆病ですよね。だから勝ちにこだわる。その臆病な部分を引き出すことができれば、勝ちにつながる。そこが自分の勝負どころだと思います」

■放送予定
3月26日(土・日本時間)
午後1時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後9時00分~ABEMA PPV ONLINE LIVE

■ONE130 「ONE X」対戦カード

<ONE世界女子アトム級(※52.2キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]アンジェラ・リー(米国)
[挑戦者]スタンプ・フェアテックス(タイ)

<フリースタイル・フライ級(※61.2キロ)/3分4R>
ロッタン・シットムアンノン(タイ)
デメトリウス・ジョンソン(米国)

<ONE世界フライ級 (※61.2キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]アドリアーノ・モライシュ(ブラジル)
[挑戦者] 若松佑弥(日本)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
青木真也(日本)
秋山成勲(日本)

<ムエタイ・ライト級/3分3R>
エドゥアルド・フォラヤン(フィリピン)
ウェイン・パー(豪州)

<ONEキックボクシング世界フェザー級選手権試合/3分5R>
[王者]スーパーボン・シンハマウィーン(タイ)
[挑戦者]マラット・グレゴリアン(アルメニア)

<ムエタイ世界バンタム級選手権試合/3分5R>
[王者] ノンオー・ガイヤーンハーダオ(タイ)
[挑戦者] フィリッピ・ロボ(ブラジル)

<ONEキックボクシング世界バンタム級選手権試合/3分5R>
【王者】カピタン・ペッティンディーアカデミー(タイ)
【挑戦者】秋元皓貴(日本)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
ハム・ソヒ(韓国)
デニス・ザンボアンガ(フィリピン)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
平田樹(日本)
ジヒン・ラズワン(マレーシア)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
キジュ・ジェウン(韓国)
タン・カイ(中国)

<キック・フェザー級ワールドGP決勝/3分5R>
チンギス・アラゾフ(アゼルバイジャン)
シッティチャイ・シッソンピーノン(タイ)

<グラップリング・ミドル級 (※93.0キロ)/15分1R>
ライニア・デリダー(オランダ)
アンドレ・ガルバォン(ブラジル)

<ムエタイ・ライト級/3分3R>
ニキー・ホルツケン(オランダ)
シムサット・クリンミー(タイ)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
リト・アディワン(フィリピン)
ジャレミー・ミアド(フィリピン)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
スティーブン・ローマン(フィリピン)
佐藤将光(日本)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
アミール・カーン(シンガポール)
高橋遼伍(日本)

<ヘビー級(※70.3キロ)/5分3R>
カン・ジウォン(韓国)
ポール・エリオット(英国)

<グラップリング女子アトム級(※52.2キロ)/12分1R>
山口V.V芽生(日本)
ダニエラ・ケリー(米国)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
澤田龍人(日本)
仙三(日本)

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【ONE130】ロッタンとミックスファイトを戦うDJ「MMAでの経験をムエタイルールに持ち込む」

【写真】高度な格闘議論をご機嫌な様子で語ってくれたDJ(C)MMAPLANET

26日(土・現地時間)、シンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE130「ONE X」で、デメトリウス・ジョンソンがロッタン・シットムアンノンとムエタイ→MMA→ムエタイ→MMAというフリースタイル=ミックスファイト戦う。

一方が完全に得意とする分野で交互で戦う――ある意味、見世物的な要素が高い試合もDJにかかると高度な格闘術となる。ムエタイルールを戦うことで、よりDJのMMAファイター像が明白となる言葉が聞かれた。


――今はまだワシントン州ですか。

「そうだよ。日曜日にシンガポールへ向かうよ(※取材は3月19日に行われた)」

――フリースタイル=ミックスルールでロッタンと対戦します。非常にユニークな経験になりますね。

「昨日、最後のトレーニングセッションが終了したんだ。コーチのマット・ヒュームから『何も問題ない。サブミッションはOKだし、コンビネーションも抜群だ。スタミナも十分』と言われたよ」

――このルールセットでロッタンと戦うというオファーはいつあったのでしょうか。

「最初は11月だったと思う。12月に戦う予定だったけど、コロナで延期になったけどね。こういうルールで戦うのも楽しみだよ。ロッタンはムエタイのナンバーワン・ファイターだからね。その彼がMMAもある、ミックスファイトに挑んでくるのだから」

――この手のルールは見世物感がありますが、DJとロッタンが戦うということで興味深いです。

「キョージ・ホリグチがテンシンにキックルールで挑んだり、シンヤ・アオキがK-1ファイターとミックスルールで戦ったり、K-1からミルコ・クロコップがヴァンダレイ・シウバにMMAで戦ったこともあった。2つの分野のトップ選手が戦うというのは、凄くエンターテイメントなファイトのなかにも価値があるよね。

今回のムエタイとMMAが交互に行われる試合に、MMAのトップの1人である僕とムエタイのベストであるロッタンが戦うのも同じだ。ただムエタイ選手とMMAファイターが戦う場合、立っても寝ても戦えるMMAファイターが有利なのは当然のことだよ」

――今、例に上がったファイトは全て日本で行われてきたものです。今回の試合、米国のファンのリアクションはどのようなものなのでしょうか。

「米国のファンは『なせ?』と思っているだろうね。昨年4月にアドリアーノ・モライシュにグラウンドでのヒザでTKO負けしても、なぜ反則勝ちじゃないんだという風に捉えられていた。ONEでは有効なヒザ蹴りが、米国では反則と思われている。グラウンドでのヒザ蹴りですら、米国では馴染みのないものだから今回のスペシャルルールは、あまり理解されていない向きはあるよ。日本とは違うんだ。日本だとグラウンドでのニーに戸惑うファンはいないじゃないか」

――DJも言われたようにMMAファイターはMMAルールで戦えば絶対的に有利な試合だと思われます。だから先に立ち技のルールが用いられます。

「今回の試合は1R3分、3分×4R制というのがまずMMAと違う。もちろんMMAが最初にくれば最高だよ。グラウンドに持ち込んで早々にサブミットだってできるだろう。でも、同様にムエタイルールで僕は早々にKOされる可能性がある。どんなことだって起こりえるのが、このルールだ。そして僕はムエタイを取り入れてMMAを戦ってきた。その3分間も、逃げ回るわけじゃない」

――勝ち負けでなく、試合展開として2Rは予想がつきやすいです。ただ初回は分からない。厳格にムエタイルールが守られ、拳や蹴りの届く位置で常に手を出し合って戦うことを強要されると、本当に厳しくなります。逆にMMAの距離で戦うことができれば、DJが3分間を乗り切る可能性は高くなる。

「1R……そうだね、ロッタンがこれまでONEで戦ってきたムエタイの試合でも、対戦相手はウェスタン流というか、普段は真っ向勝負しているのにロッタンを相手にはそういう戦いはしなかった。ステップを踏み、距離を考えて動いていた。ONEはマーシャルアーツの価値を尊ぶ組織だ。ウェスタン・ムエタイというべき、立ち技戦を僕はロッタンに挑むつもりだ。

もともと角度とタイミングを重視するというのは、僕のMMAの一部だ。そうやってプレッシャーをかけてきた。その先にはテイクダウンがあるからね。MMAでの経験をムエタイルールに持ち込む。ロッタンが首相撲を仕掛けてきても、僕だって対応できる。過去10年、ずっと見せてきたようにね。これまで培ってきた技術を駆使して、僕はムエタイに対応する。そういう試合を世界に披露するんだ」

――いよいよ、どのようなムエタイになるのか予想がつかないのですが、とても楽しみになってきます。首相撲で対抗するって、相当にリスキーではないですか。

「凄くリスキーだよ。それは承知している。だって、そうしないならこのルールに挑む必要はないだろう。何も示さないのに戦う意味はない。ムエタイが3分、MMAが3分。1R3分の試合を最後に戦たったのはアマチュアの時だよ。MMAルールでも試合はスタンドから始まる。ロッタンはクリンチも使えるだろう。90秒の間にテイクダウンしてグラウンドに持ち込む。そう断言するよ。3分しかないからね。5分あれば2分間をスタンドで過ごしても構わない。でも3分だ、積極的なアタックし続ける。

ただし焦りは禁物だ。急がないことが大切になってくる。同時にロッタンもMMAルールで逃げ回ることはないだろう。テイクダウンをスプロールしようとして、戦ってくるはずだ。ムエタイからMMAに転じるとアングル、レンジとプレッシャーをかける。2人の取るべきスタンスが、ラウンドごとに変わるようになる。だから、この試合は面白いファイトになるんだ」

――ただ過去のミックスファイトルールでは、青木真也選手が初回のキックルールを生きのびた直後、MMAルールになりテイクダウンにヒザを合わされてKO負けということがありました。

「まず、あの頃のシンヤ・アオキは打撃ができていなかった。今はムエタイをもっと使えるようになっている。あの試合から学べることは……焦らないこと。初回、アオキは手を使わず料理しろと言われていたようなものだった。そして、2Rは手を使って良いと言われた。その瞬間、なんでもできると攻め気になった。2Rになってもラッシュはかけない。自分のゲームをすれば、それで良いんだ。プレッシャーをかけてからだよ、組んでグラウンドに持ち込むのは。シンヤはあの時、急ぎ過ぎていた」

――10周年記念大会にスペシャルルールで戦うDJですが、この大会以降は再びMMAのフィールドに戻りタイトルを目指すのでしょうか。それともスペシャルな存在として、何か特別な意味合いのある戦いに挑み続けることになりますか。

「MMAに戻るよ。僕はMMAを愛しているし、MMAの練習をすることが生きがいになっている。世の中にはベストボクサー、ベスト・ムエタイファイター、ベスト・キックボクサー、ベスト柔術家、ベストレスラーが存在するけど、それが一体化したときのレベルの高さには自分でも自信を持っている」

――もちろんです。そこにかけてDJほど、MMAをMMAとして多くの技術を融合できているファイターは今も稀です。

「ボクシングを使う局面なのか、ムエタイなのか。その判断が自然とでき、動きに連弩うできるかどうか。スパーリングでも自分の体が求める動きをしているんだ。だからムエタイを戦っていても、自然な反応で相手の動きを止めることができるはずだ。ブルース・リーがいった『Empty your mind, be formless, shapeless – like water』だよ」

――心を空にして、形をなくす。水のように――ですね。

「ブルース・リーの言っていることは、一つのスキルセットに固執するんじゃなくて、どんな状況でも適した手段をこうじろということだと思うんだ」

――ジークンドーでなく、それがDJのMMAコンセプトですね。ところでONEが開拓しようとするグラップリングシーンでマイキー・ムスメシと戦うようなことは考えていますか。

「マイキーはピュアグラップリングではモンスターだ。僕のグラップリングの腕前をチェックしたいんだね(笑)」

――ケージがあるなかで、DJはどのようなグラップリングを見せることができるのか。そこが凄く興味深いです。

「あぁ、なるほどねぇ。そういうことか、それならやる意味があるね。言いたいことは分かったよ。確かに興味深いね」

――ハイ。マイキーにMMAを戦ってほしいとは特に思わないですし。もちろん、興味深くはあるのですが……。ところでONE Xで行われる世界フライ級選手権試合、DJはどのように予想していますか。

「ユーヤ・ワカマツのスキルセットは、フットワークを駆使パワーのあるパンチでKO勝ちを狙うものだ。ただしミキーニョも、立ち技に優れたウェルラウンダーだ。グラップリングにおいてはユーヤ・ワカマツをリードしている。スピードで上回るのはユーヤだけど……いや予想はできないよ。KOならユーヤ。サブミットならミキーニョだよ」

――DJ、興味深い話をありがとうございました。最後に日本のファンに一言お願いします。

「日本の皆のサポートに感謝しているよ。また皆に会いたいし、日本で試合がしたい。コロナ禍でもしっかりと健康に気をつけてほしい。日本で試合ができる機会が訪れるなら、いつだって戦うよ。いつでも、ね」

■放送予定
3月26日(土・日本時間)
午後1時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後9時00分~ABEMA PPV ONLINE LIVE

■ONE130 「ONE X」対戦カード

<ONE世界女子アトム級(※52.2キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]アンジェラ・リー(米国)
[挑戦者]スタンプ・フェアテックス(タイ)

<フリースタイル・フライ級(※61.2キロ)/3分4R>
ロッタン・シットムアンノン(タイ)
デメトリウス・ジョンソン(米国)

<ONE世界フライ級 (※61.2キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]アドリアーノ・モライシュ(ブラジル)
[挑戦者] 若松佑弥(日本)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
青木真也(日本)
秋山成勲(日本)

<ムエタイ・ライト級/3分3R>
エドゥアルド・フォラヤン(フィリピン)
ウェイン・パー(豪州)

<ONEキックボクシング世界フェザー級選手権試合/3分5R>
[王者]スーパーボン・シンハマウィーン(タイ)
[挑戦者]マラット・グレゴリアン(アルメニア)

<ムエタイ世界バンタム級選手権試合/3分5R>
[王者] ノンオー・ガイヤーンハーダオ(タイ)
[挑戦者] フィリッピ・ロボ(ブラジル)

<ONEキックボクシング世界バンタム級選手権試合/3分5R>
【王者】カピタン・ペッティンディーアカデミー(タイ)
【挑戦者】秋元皓貴(日本)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
ハム・ソヒ(韓国)
デニス・ザンボアンガ(フィリピン)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
平田樹(日本)
ジヒン・ラズワン(マレーシア)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
キジュ・ジェウン(韓国)
タン・カイ(中国)

<キック・フェザー級ワールドGP決勝/3分5R>
チンギス・アラゾフ(アゼルバイジャン)
シッティチャイ・シッソンピーノン(タイ)

<グラップリング・ミドル級 (※93.0キロ)/15分1R>
ライニア・デリダー(オランダ)
アンドレ・ガルバォン(ブラジル)

<ムエタイ・ライト級/3分3R>
ニキー・ホルツケン(オランダ)
シムサット・クリンミー(タイ)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
リト・アディワン(フィリピン)
ジャレミー・ミアド(フィリピン)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
スティーブン・ローマン(フィリピン)
佐藤将光(日本)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
アミール・カーン(シンガポール)
高橋遼伍(日本)

<ヘビー級(※70.3キロ)/5分3R>
カン・ジウォン(韓国)
ポール・エリオット(英国)

<グラップリング女子アトム級(※52.2キロ)/12分1R>
山口V.V芽生(日本)
ダニエラ・ケリー(米国)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
澤田龍人(日本)
仙三(日本)

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