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MMA MMAPLANET o イーサン・トーマス 竹内稔 米倉大貴 鈴木真

【ADCC Asia&Oceania Trial】日本勢、ADCC予選の軌跡―04―66キロ級。竹内稔、準優勝

【写真】一本勝ち連続の快進撃で、快挙と呼ぶべき準優勝(C)MMAPLANET

<男子65キロ級1回戦/6分1R>
竹内稔(日本)
Def.1分38秒 by アナコンダ
コンカー・ホンラム(シンガポール)



<男子65キロ級2回戦/6分1R>
竹内稔(日本)
Def.4分33秒 by RNC
ティム・ムーア(豪州)



<男子65キロ級3回戦/6分1R>
竹内稔(日本)
Def.1分50秒 by アナコンダ
スペンサー・カイル(豪州)



<男子65キロ級準々決勝/6分1R>
竹内稔(日本)
Def.0分53秒 by アナコンダ
鈴木真(日本)


<男子65キロ級準決勝/6分1R>
竹内稔(日本)
Def.4分13秒 by アナコンダ
米倉大貴(日本)


<男子65キロ級決勝/8分1R>
イーサン・トーマス(豪州)
Def.6分30秒 by RNC
竹内稔(日本)





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Flash JJ Globo ブログ 鈴木真

【ADCC Asia&Oceania Trial】日本勢、ADCC予選の軌跡―03―66キロ級。鈴木真、ベスト8

【写真】男子勝ち名乗り&ベスト8入り、一番乗りだった鈴木選手。試合タイムにかかわらず攻防のある濃密な試合が多かったです(C)MMAPLANET

<男子65キロ級1回戦/6分1R>
鈴木真(日本)
Def.2分22秒by RNC
キム・ジンス(豪州)


<男子65キロ級2回戦/6分1R>
鈴木真(日本)
Def.4分33秒by RNC
サンジー・ナンビアル(インド)



<男子65キロ級3回戦/6分1R>
鈴木真(日本)
Def.4-0
ハ・ユンド(韓国)



<男子65キロ級準々決勝/6分1R>
竹内稔(日本)
Def.0分53秒 by アナコンダ
鈴木真(日本)



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Flash MMA MMAPLANET o ONE 竹内稔 鈴木真

【Flash】ADCC Asia & Oseania Trial 日本人選手試合結果②

【写真】77キロ級3回戦、世羅が豪州のシラー・ソウフィに前半は圧倒されるも、ポイント時間となりバック奪取など5-0で勝利(C)MMAPLANET



66キロ級、カルペディエム同門対決で竹内稔が鈴木真をアナコンダで破りベスト4。竹内はアナコンダ3回、RNC1回と全て一本勝ちで準決勝へ。



世羅、米倉ともに本戦2-0で制し準決勝へ。


66キロ級準決勝、竹内が米倉にアナコンダで一本勝ち。決勝へ

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MMA MMAPLANET o ONE ONE FF32 キック スーブラック・トー・プラン49 ブラック 鈴木真 鈴木真治

【ONE FF32】鈴木、スーブラックの圧倒的な攻撃力の前に散る。ONEデビュー戦は左アッパーでKO負け

<ムエタイ バンタム級(※65.8キロ)/3分3R>
スーブラック・トー・プラン49(タイ)
Def.2R by KO
鈴木真治(日本)

サウスポーのスーブラックが左ミドルと左ロー。鈴木は前に出て右ローを蹴る。スーブラックは左ハイ→左のスーパーマンパンチを見せ、鈴木が前に出てくるところに同じコンビネーションを見せる。首相撲になるとスーブラックが後ろに下がりながら、鈴木の身体を横に崩して左のヒジ一閃。これでダウンを奪う。

再開後、スーブラックは鈴木を首相撲にとらえてヒジ・ヒザで猛攻。鈴木の顔を突き放して空間を作ってヒジを打ち込み、これで鈴木の右目の上を切り裂き、鈴木は大流血する。試合は再開となり、鈴木が右インローで前進。スーブラックは余裕を見せるようにスピニングバックキックを狙う。

2R、鈴木がパンチのフェイントを見せて左のアウトロー。スーブラックは左ストレートを見せて首相撲に持ち込み、ヒジで2度目のダウンを奪う。再開後、スーブラックは左ヒジ、首相撲からの崩し、右フック、左ミドルで猛攻。

鈴木が前手(左手)を伸ばす、いわゆるムエタイガードの態勢をとると、スーブラックはその隙間を縫うように強烈な左アッパー。これで鈴木が崩れ落ち、レフェリーが試合を止めた。圧倒的な攻撃力で鈴木を粉砕したスーブラック。これで3連続KO勝利となり、勝利ボーナスを手にした。


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ABEMA GLORY K-1 MMA MMAPLANET o ONE ONE FF32 キック コンペット・フェアテックス ゴンチャイ・チャナイドンムラン シッティチャイ・シッソンピーノン ブラック ボクシング ルンピニー 大田拓真 鈴木真 鈴木真治

【ONE FF32】鈴木真治&大田拓真がONEデビュー戦。シッティチャイ参戦、メインはコンペット×ゴンチャイ

【写真】充実のONE FFシリーズで鈴木(左)と大田(右)がONE初参戦を果たす (C)ABEMA

8日(金・現地時間)タイはバンコクのルンピニースタジアムで開催されるONE Friday Fights 32にて、鈴木真治&大田拓真の2人の日本人がONEデビューを果たす。
Text by Takumi Nakamura

鈴木はタイ人以外で初めてラジャダムナンスタジアムの頂点に立った藤原敏男氏の教え子で、藤原ジム所属時代からムエタイに対するリスペクトとタイ人に勝つことにこだわりを持ってきたファイターでもある。

現在はフジマキックムエタイジムに所属し、今年4月にROAD TO ONE JAPAN スーパーライト級ムエタイ日本トーナメントで優勝を果たし、ONE参戦のチャンスを待っていた。当初、9月1日のONE Friday Fights 31でのONEデビューが予定されていたが対戦相手の負傷欠場により1週スライドする形となり、スーブラック・トー・プラン4との対戦が決まった。

スーブラックはONE Friday Fightsで2戦2勝。6月にタンヌンウン・FAグループを左ストレートでKOし、8月にはレニー・ブラジの顔面をヒジで切り裂き、怒涛の連打でレフェリーストップに追い込んだ。パンチ主体で、従来のムエタイファイターのイメージとは異なるアグレッシブなスーブラックを、どう鈴木がテクニックと経験で攻略するかが注目の試合だ。

大田も鈴木とともに今大会でONE初参戦を果たすファイターだ。こちらも新興ムエタイジムに所属し、WBCムエタイ日本統一フェザー級王座獲得をはじめ、ムエタイルールを中心にキャリアを積んできた。中学時代にはタイで合宿や試合も重ねており、今回はプロファイターとしてルンピニースタジアムのリングに立つことになる。

対戦相手のジェルテ・ブロマートは今年からONEに参戦し、ONE Friday Fightsの戦績は1勝2敗。中国のリー・グオジェン戦でダウン奪われてからのヒザ蹴りによる逆転KO勝利のインパクトは強いが、タイ人2選手には敗れており、大田としては勝利で次のチャンスにつなげたい。

今大会はONE FFシリーズの充実ぶりを表すようなカードが並んだ。元GLORYライト級王者シッティチャイ・シッソンピーノンが6月のONE Friday Fights 22に続いて参戦する。

ルンピニースタジアム・ウェルター級王座に始まり、ムエタイで数々のタイトルを獲得したシッティチャイは2015年からGLORYやKunlun Fightなどタイ以外に活躍の場を求め、2016年にはロビン・ファン・ロスマーレンを下してGLORYライト級王座に就いた。その後は2度のマラット・グレゴリアン戦を含む合計6度の王座防衛に成功し、立ち技格闘技の70kgに確固たる地位を築いた。

2019年5月に通算5度目となるグレゴリアン戦に敗れて、王座陥落になると翌2020年7月からONEに参戦。ONEフェザー級(70.3kg以下)キックボクシング世界トーナメントではタイフン・オズカン、ダビッド・キリアを下して決勝進出を果たし、決勝ではチンギス・アラゾフに敗れるも堂々の準優勝を果たした。

2016年以降でシッティチャイが敗れた相手はアラゾフ、グレゴリアン、スーパーボンの3選手のみ。グレゴリアンには4勝1敗と大きく勝ち越していることを考えれば、シッティチャイがONEフェザー級トップ3の一角という見方もできる。今回はONE FFで3戦3勝のモハメド・シアサラニをOFG着用のムエタイルールで迎え撃つシッティチャイだが、これぞサウスポーのお手本ともいうべきテクニックを見たい一戦だ。

コンペット・フェアテックスとゴンチャイ・チャナイドンムランのストロー級(56.7kg未満)も決まっている。コンペットは元ルンピニースタジアム2階級王者にして、2022年からはK-1にも参戦。9月10日K-1横浜アリーナ大会でのタイトルマッチを控える王者・金子晃大&挑戦者・玖村将史のどちらとも対戦し、金子に判定負け、玖村に判定勝ちの結果を残している。対戦相手のゴンチャイは昨年10月に日本の福田海斗に勝利し、ONE FFでは4戦4勝と無敗を誇っている。日本のファンにも名を知られるファイターたちがメインイベントを締める形だ。

日本絡みのタイ人選手で言えば昨年9月の第5代K-1スーパー・フェザー級王座決定トーナメントに出場したナックロップ・フェアテックスも出場する。K-1では朝久裕貴に秒殺KO負けを喫したナックロップだが、ONE FFでは無傷の4連勝を果たしている。ナックロップのようにK-1や日本で結果を出せずとも、ONEで勝ち星を積み重ねる外国人ファイターは多い。そうした選手たちの動向からも目が離せないONE FFシリーズだ。

■ONE Friday Fights 32対戦カード

<ムエタイ ストロー級(※56.7キロ)/3分3R>
コンペット・フェアテックス(タイ)
ゴンチャイ・チャナイドンムラン(タイ)

<ムエタイ フェザー級(※70.3キロ)/3分3R>
シッティチャイ・シッソンピーノン(タイ)
モハメド・シアサラニ(イラン)

<ムエタイ フライ級(※61.2キロ)/3分3R>
ナックロップ・フェアテックス(タイ)
ナビル・アナン(アルジェリア)

<ムエタイ 133ポンド契約/3分3R>
テッパクシン・ソー・ソンシン(タイ)
プラジャンバン・ソー・ジョー・ウィチーパッリュー(タイ)

<ムエタイ フライ級(※61.2キロ)/3分3R>
デントゥントン・シンハ・マウイン(タイ)
デンパヤック・デペッチシリトン(タイ)

<ムエタイ 124ポンド契約/3分3R>
クリットペット・PK・センチャイ(タイ).
ペットパイリン・ソー.ジョー・トングプラチン(タイ)

<ムエタイ バンタム級(※65.8キロ)/3分3R>
スーブラック・トー・プラン49(タイ)
鈴木真治(日本)

<ムエタイ 126ポンド契約/3分3R>
ジェルテ・ブロマート(ベルギー)
大田拓真(日本)

<ムエタイ フライ級(※61.2キロ)/3分3R>
カビラン・ジェレバン(マレーシア)
フアム・フェリペ・モライス・カルダス(ブラジル)

<ムエタイ ストロー級(※56.7キロ)/3分3R>
ハンナ・ブレイディ(英国)
ナタリア・ディアチコワ(ロシア)

<ムエタイ ライト級(※77.1キロ)/3分3R>
ブレット・パストーレ(米国)
イヴァン・ポドルギン(ロシア)

<MMAバンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
コンスタンティン・マラレスクル(モルドバ)
イシュファク・サイード(トルコ)

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Level-G Level-G02 MMA MMAPLANET o 山田哲也 竹内稔 鈴木真 須藤拓真

Overlooked【Level-G02】山田が竹内を僅差で下し、須藤は竹内にヒールを極めてライト級T準決勝へ

【写真】須藤の仕掛けと鈴木の対応の速さ--それを上回る須藤のフィニッシュ力だ(C)Level-G

イベントスケジュールが重なり見逃した試合をお伝えする──帳尻合わせ試合レポート。ここでは11日(日)、東京都新宿区のGENスポーツセンターで開催されたLevel-G02から、ライト級初代王者決定トーナメントをレポートする。

Text by Shojiro Kameike

ケージで行われるサブオンリーの8人制ワンデー・トーナメント。ここでは1回戦第3試合の竹内稔×山田哲也、第4試合の鈴木真×須藤拓真の試合をお届けしたい。


<ライト級初代王者決定トーナメント1回戦/7分1R>
山田哲也(日本)
Def.3-0
竹内稔(日本)

両者が手四つで探り合うなか、竹内が前に出る。山田は後ろを向いてケージの位置を確認した。右腕を差し上げた竹内が山田をケージに押し込む。山田はケージに背中を着けながら竹内の両リストを掴んで、右腕を差し返して押し込んでいく。山田が小内刈りで竹内に腰を落とさせた。すぐに立ち上がった竹内を押し込む山田が、ボディロックからグラウンドに持ち込んだ。背中を着かされた竹内はバタフライガードからリバース・デラヒーバへ。左腕を差し上げてフックスイープを仕掛けるも山田が耐えた。

バタフライガードに戻した竹内が、ボトムから山田を揺さぶる。両腕を差し上げ、バタフライガードから山田の体を跳ね上げた竹内が、さらに山田の左腕に腕固めを狙う。山田が頭を押して腕を抜くと、竹内が下がりながら右腕を差して立ち上がる。山田は立ち上がった竹内をケージに押し込みながら、ボディロックから小外刈りで尻もちを着かせた。立ち上がる竹内、押し込む山田——ここで山田が離れた。竹内はケージを背負わせてシングルレッグで組み、ハイクロッチからダブルレッグに切り替えた。

シングルレッグに戻して、山田をケージに押し込みながら揺さぶるもテイクダウンはできず。ここで離れた竹内を押し込んだ山田が、さらにバックコントロールからグラウンドへ。竹内は山田の右腕を取ってキムラからリバーサルすることに成功した。すぐに腕を抜いて立ち上がる山田。竹内は右腕を差してケージへ押し込み、ツーオンワンでテイクダウンを奪った。バタフライガードの山田に対し、パスのアタックをかける竹内だが、山田がフックガードから立ち上がり、最後は小外刈りでテイクダウンを狙っていった。

僅差の内容だったが、裁定はジャッジ3者とも山田の勝利を支持。裁定を聞き驚くような表情を浮かべた山田が準決勝に進出した。

 

 

 
<ライト級初代王者決定トーナメント1回戦/7分1R>
須藤拓真(日本)
Def.1分34秒 by ヒールフック
鈴木真(日本)

須藤が低い体勢で構えた鈴木の左足にZハーフで絡む。鈴木はニースライスから須藤の左側へ飛び込むようにパスするが、すぐに正対した。鈴木は噛みつきパスへ。須藤も潜って鈴木の右足を狙うが、これは鈴木が須藤の両足を潰して防いだ。須藤は左足首を持ってコントロールしてくる鈴木に対し、リバース・デラヒーバからのキス・オブ・ザ・ドラゴンで、バックではなく鈴木の左足を抱える。さらにフィフティ・フィフティに近い形に持ち込むも、鈴木がバックを狙いに来たところで後転しトップへ。

鈴木は上半身を起こすも、すぐに須藤がKガードから左足に外ヒール。ヒザを抜く鈴木、組み直した須藤は鈴木の左足を抱えつつ、自身の右足で鈴木の右足を畳んで内ヒールで絞ると、鈴木が声を挙げたためかレフェリーが試合を止めた。

この勝利で須藤が準決勝に進出し、竹内を下した山田と対戦することとなった。

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FINISH10 Level-G Level-G02 MMA MMAPLANET o 山田哲也 海外 白木アマゾン大輔 竹内稔 鈴木真 須藤拓真

【Level-G02】初戦で山田哲也と対戦する竹内稔―02―「がぶりの展開まで行けば、極めることができる」

【写真】今日、3度手が挙げられると竹内は公約を守ることができる(C)MMAPLANET

11日(日)、東京都新宿区のGENスポーツアカデミーで開催されるLevel-G02で、初代ライト級王座決定トーナメントに出場する竹内稔のインタビュー後編。
Text by Shojro Kameike

トーナメント出場者の中でも大ベテランとなる竹内の得意技といえば、アナコンダチョークだ。1回戦でぶつかる山田哲也との体格差は大きいが、その相手にアナコンダを極めることができるか。あるいは別の技があるのか――さらにトーナメントについて、他の勝敗予想も訊いた。

<竹内稔インタビューPart.01はコチラから>


――今回のトーナメントはライト級で、Finish10の白木アマゾン大輔戦も73キロ契約の試合でした。それは竹内選手にとって適正階級なのでしょうか。

「いえ、適正ではないです。ADCCだと66キロ級に出ています。MMAだとフェザー級が適正だと思います。今は少し体が大きくなっているので、バンタム級に落とすのは難しいですね」

――そこで「MMAだと」という言葉が出て来るあたり、やはり竹内選手がMMAを引退していないことが伺えます。一方で、トーナメント1回戦で対戦する山田選手は、もともとウェルター級で戦っていました。かなり体格差があるのではないですか。

「どうなのでしょうね……。山田選手はずっと海外で戦っていて、練習をしたことのある選手も周りにはいなくて。実際どれくらいの体格差なのか、組んだらどれくらい力があるのか全く想像つきません。そこは気になるところです」

――出場者は各々の武器があり、だからこそ展開が読めないのが、このトーナメントの面白さだと思います。山田選手の武器といえば、あの体格が一つの武器ですよね。

「あの体格でライト級まで落として、前日計量とはいえ当日のコンディションがどうなるのか。僕の場合は、当日に3キロほど戻るぐらいです。それが通常体重で。当日は体重差が大きくなってしまうかもしれないですが、そこは仕方ないですね。僕としては、自分自身が一番良く動けるコンディションをつくれるかどうか。相手が山田選手だからといって、僕のほうが体重を増やしても、自分の動きが悪くなってしまいますからね」

――竹内選手がこの体格差で相手をどう仕留めるか、という点に興味が湧きます。

「ここまで身長が高い選手と試合をしたことも、練習したこともないですが、どう極めるかのイメージはすでに出来上がっています。それは試合を楽しみにしていてください(笑)。アマゾンさんとの試合も、自分のイメージしていたパターンにハマりました」

――おぉっ!! アマゾン戦はどのようなパターンを考えていたのですか。

「まずアマゾンさんが僕をケージに押し込むか。あるいは僕がアマゾンさんを押し込むか。その可能性でいえば、アマゾンさんが最近レスリングを強化していると聞いていました。だから、アマゾンさんのほうから押し込んでくる可能性が高いと思っていたんです」

――そして押し込んできたアマゾン選手をギロチンで捕え、アナコンダチョークに切り替えて仕留めたのですね。

「はい。自分の技がアマゾンさんにも通用するんだと分かって嬉しかったですし、自信にもなりました」

――竹内選手は、絶対にアナコンダチョークで極めたいというこだわりを持っているのでしょうか。

「いえいえ、そこまでではないです(苦笑)。ただ自分の中で一番極めやすい必勝パターンではあります。だからアナコンダチョークに頼ってしまうという感じですね」

――しかし、それだけの得意技だと警戒もされます。

「がぶりの展開まで行けば極めることができる――その自信はあります。防がれるかどうかより、がぶりの展開に自分がどう持ち込むかのほうがキーポイントですね。もちろんアナコンダを極められなかった場合の展開も決めています」

――竹内選手が1回戦をクリアした場合、次の準決勝は須藤拓真選手と鈴木真選手、どちらが上がってくると予想しますか。

「僕は真君が上がってくると思います。真君とは一緒に練習することもあって、すごくフィジカルが強いんです。須藤選手はもともとバンタム級ですから、試合当日はある程度の体重差が出て来るでしょうし」

――竹内選手も鈴木選手もカルペディエム所属であり、練習仲間と対戦することは気になりませんか。その意味ではアマゾン戦も同様なのですが……。

「真君はカルペディエム青山で、僕は三田ですから、あまり気にはならないですね」

――反対に同じカルペディエム内で、道場間のライバル心などはあるのでしょうか。

「アハハハ。そこまで深く考えたことはないです。僕はカルペディエムのスタッフではなく、月謝を払って通っている一般会員なので(笑)」

――最強の一般会員さんですね(笑)。トーナメントでもう一方の山は誰が上がってくると思いますか。

「おそらく峯岸さんですね。僕もそこまで柔術を見ているわけではないですが、峯岸さんはいろんな大会で優勝しています。昔から名前は知っていますし、キッズの頃から柔術をやっている選手ですから」

――対する寒河江選手は練習仲間だとお聞きしました。

「寒河江のことは10年前ぐらいから知っていて。僕が東中野のトイカツ道場へ練習に行っていた時に知り合いました。彼を見ていると足関節とか、すごく技術が進化しているなと思います。自分はもう追いつけないですね(笑)。その寒河江と峯岸選手が1回戦で試合するのは、すごく楽しみです」

――なるほど。では最後に、トーナメントへの意気込みをお願いします。

「全試合一本勝ちで優勝します!」

■視聴方法(予定)
6月11日(日)
午後2時55分~ Twit Casting LIVE

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Interview Level-G Level-G02 MMA MMAPLANET o UFC 今成正和 修斗 寒河江寿泰 山田哲也 峯岸零弥 平田直樹 海外 竹内稔 遠藤雄介 鈴木真 須藤拓真

【Level-G02】強豪揃いのライト級T優勝へ。寒河江寿泰─02─「自分の中で変えてきたものがハマっている」

【写真】スタンドレスリングも含めて、寒河江が「自分の中で変えてきたもの」とは何なのか――試合が気になる(C)MMAPLANET

11日(日)、東京都新宿区のGENスポーツアカデミーで開催されるLevel-G02で、初代ライト級王座決定トーナメントに出場する寒河江寿泰のインタビュー後編。
Text by Shojro Kameike

寒河江にとっては柔術家の峯岸零弥との1回戦をクリアした場合、次は平田直樹×遠藤雄介という新旧MMAファイター対決の勝者と対戦することになる。さらにもう一方の山は、本当に誰が上がってくるのか予想できない――そんなトーナメント出場選手の解説もしてくれた。

<寒河江寿泰インタビューPart.01はコチラから>


――今回は8人制のワンデー・トーナメントです。優勝を目指すうえで1回戦の峯岸選手以外に気になる選手、気になる試合はありますか。

「それが――みんな気になりますよね(笑)。それだけの選手が出場するので。今まで組んだことがあるのは、須藤拓真さんと竹内稔です。竹内さんはよく練習で組んでいますし、須藤さんは以前、ノーギの試合で負けています(2021年7月、JBJJF全日本ノーギ選手権の2回戦で須藤がポイント勝利)。須藤さんとは練習でも組んだことがあるので、1回戦でこの2人とは対戦したくないかな、とは考えていました。

峯岸零弥さんと鈴木真さんは柔術が強い選手で、鈴木さんとは練習で組んだことがあります。最近は一緒に練習することはなかったので、組んだことがないという意味では気になる選手です」

――あとは遠藤雄介選手と平田直樹選手。ともに現役、あるいは元MMAファイターであり、準決勝で当たる可能性のある選手ですね。

「平田選手は今週もロータスで会いました(笑)。でも確か今まで組んだことはないです。私はロータスでグラップリングの練習に参加していて、それが終わった頃に平田選手がMMA練習の時間に来るんですよ。だから平田選手の練習を見ること自体もなくて。会った時に挨拶して、お話するぐらいです」

――対する遠藤選手については?

「ネット上に落ちていたグラップリングの試合を視ました。跳びつき腕十字で勝っていた試合です」

――遠藤選手は修斗時代、後にUFCファイターとなるクレイ・グィダを腕十字で下したこともあります。あの時は跳びつきではなかったですが、三角からリフトされたところを腕十字に切り替えて極めました。

「凄いですよねぇ。ただ、遠藤さんの試合はそのグラップリング1試合しか視ることができていないんです。組んだこともなくて分からないことが多く、申し訳ないですが平田選手が上がってくるんじゃないかと予想しています」

――ワンデー・トーナメントの場合、出場選手全員をチェックするのですか。

「全員に関して対策を組むわけではないですが、やはり全員のスタイルや得意なところ、気をつけたいところは情報を得ます。それよりもトーナメントの場合は、『今回はコレで行こう』と自分のやるべきことを決めて、それを実行していくことのほうが大きいですね」

――では決勝戦に進んだ場合、一方の山から須藤選手、鈴木真選手、山田哲也選手、そして竹内選手の中で誰が上がってくると思いますか。

「難しいですね……。須藤さんが上がってきてくれれば、ノーギの時のリベンジをしたいです。竹内さんもロータスで一緒に練習したり、ウチのプロ練にも参加してくれているので、決勝で対戦できれば良いなと思っています。あと興味でいえば、山田選手ですね。本当に一度も組んだことがないし、とにかくサイズが大きいので、そういう選手に挑んでみたいという気持ちは大きいですね。誰が上がってくるか、という質問に対する答えになっていなくて申し訳ないですけど……」

――いえいえ。他の出場選手についても紹介していただいて、ありがとうございます。

「本当に出場選手のタイプが各々違いすぎて、誰が勝ち上がってくるのか全く読めないです。それだけ面白いトーナメントだと思います。でも、自分も最近の中では特に仕上がりが良いんですよ。これまでが良くなかったというわけではないけど、自分の中で変えてきたものがあって、それがうまくハマッてきています。このトーナメントで勝つイメージも、しっかり出来上がっていますね」

――なるほど。トーナメントの優勝賞金10万円の使い道は考えていますか。

「海外の練習や遠征の資金にしたいとは思っていますけど……実は最近、自転車を盗まれてしまったんですよ(苦笑)」

――えっ!?

「アハハハ。海外へ行くどころか、自転車がないと近所の移動も困るので、まずは自転車を買います!」

――海外というお話ですが、寒河江選手にとって海外でサブオンリーのプロイベントがあることは、選手生活に対して大きな影響を与えているのでしょうか。

「私にとっては大きなモチベーションですね。メタモリスやポラリスのような、サブオンリーの大会に憧れて、グラップリングをやっています。今成柔術に所属しているのも、やっぱり今成正和さんの一本を取りにいくスタイルが好きだからなんですよ。

グラップリングにはADCCやIBJJFノーギもあるし、本当に強い選手はポイント制でもサブオンリーでも強いです。でも、それも選択肢であって。プロのサブオンリーのようにトップ選手が戦っていて、演出とかもカッコイイというのは、グラップリングをやっている者にとっては大きなモチベーションになります。グラップリングが普及していくためには大切だし、ありがたいと思っています。

日本でもグラップリングが普及して、日本のイベントにも海外の強豪選手が来てくれたら嬉しいですね。まずは私も今回のトーナメントで優勝して、自転車を買ってから海外の大会にも出られるように頑張ります」

■視聴方法(予定)
6月11日(日)
午後2時55分~ Twit Casting LIVE

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Level-G Level-G02 MMA MMAPLANET o ONE YouTube グラント・ボクダノフ 山田崇太郎 峯岸零弥 平田直樹 鈴木真

【Level-G02】Level-Gがライト級王座決定ワンデーTを開催。ボクダノフ✖山田崇一郎のワンマッチも

【写真】山田もボクダノフもケージは経験済み。そのグラント、ONE FF経由でONEサブミッショングラップリング参戦を狙うという話も一部からは伝えて漏れてきていたが──果たして (C)MMAPLANET

9日(日)、6月11日(日)に東京都新宿区のGENスポーツアカデミーでLevel-Gの第2回大会が開催され、カードの第一弾の発表が行われている。

同大会は午後4時スタートで、夜はクロスオーバーのMMA興行が予定されておりLevel-Gとしては初めてケージが舞台となる模様だ。


ノーポイント&サブオンリー、時間切れはマスト判定となるLevel-Gの組み技マッチ。今大会はライト級王座決定8人制ワンデー・トーナメントが実施される。そして7分1R制の試合を3試合勝ち抜いた初代王者には優勝賞金10万円が贈られる。

気になる参加メンバーは現時点で3人が確定、平田直樹、峯岸零弥と鈴木真の参戦が明らかとなっている。峰岸は昨年の全日本ノーギ・オープン・エキスパート・ライト級を制しており、鈴木は昨年のIBJJF全日本茶帯ライト級で準優勝している柔術家だ。

Level-Gのライト級はMMAにおけるライト級で、IBJJFの道着込76キロ、IBJJFノーギルールの73.5キロではなく、70.3キロがリミットで前日計量が実施されるとのこと。基本、当日計量の柔術家はMMAほど大幅な減量は行わないため、MMAではフェザー級の平田と、峰岸&鈴木の通常体重はさほど違いはないと予想される。

またLevel-Gではこの他の階級も王座を認定していき、王座防衛戦も実施していくとのこと。この他、今大会では当日計量の82.5キロ契約で山田崇太郎とグラント・ボクダノフのワンマッチも決定している。

ポイントの有無に限らず、最近のグラップリングはトップ奪取とパスの攻防が多く見られるようになってきたが、Level-Gの戦いではどのような攻防が見られるのか。また、他のメンバーのトーナメント出場メンバーも気になるところだ。

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