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【Gladiator020】Road to UFCから日本で再起、ライト級王者キ・ウォンビン「自分の覚悟を見せる場」

【写真】気持ちを切り替えて、キャリアの再構築に踏み出したキ・ウォンビン(C)MMAPLANET

22日(日)、大阪府豊中市の176boxで開催されるGLADIATOR020でライト級王者キ・ウォンビンが3年8カ月振りの来日を果たし、グスタヴォ・ウーリッツァーの挑戦を受ける。

10月にRoad to UFC準決勝で、インドネシアのジェカ・サラギに予想もしないTKO負けを喫したキ・ウォンビンが、再起の場の古巣グラジエイターを選択した。RTUの敗北という厳しい時期を過ごし、日本からキャリアのリスタートを切るキ・ウォンビンをソウルでインタビューした。


──3年8カ月振りの来日が決まりました。今の気持ちを教えてください。

「本当にこの間もグラジエイターで試合をしたいと思ってきました。自分が無名の頃から、グラジエイターには試合の機会を貰っていたのでグラジエイターを愛しています。それがコロナもあって日本に行くことができなくなり、今回は久しぶりにグラジエイターでの試合なので本当にワクワクしています。日本の皆さんに良い試合を見せたいです」

──個人的にオク・レユン、キム・ギョンピョ、キ・ウォンビンという3選手をずっと追ってきたつもりでしたので、本音をいえばUFCに行って欲しかったです。Road to UFC準決勝での敗北をどのように捉えていますか。

「あの敗北に関しては、本当に厳しかったです。今も眠れないことがあります。でも、ここで立ち止まるわけにはいかないです。だからこそ、このタイミングでオファーを出してくれたグラジエイターでの試合を再出発にしたいと思っています。そのために良い試合をして、進化した姿を見せたいです」

──それにしてもキム・ギョンピョ選手も同時に敗れたことをどのように感じましたか。

「ギョンピョとは仲が良くて。準決勝前には『決勝で当たったらどうしよう』なんて話をしたこともありました。そのギョンピョも負けたことは、本当にショックでした。ギョンピョが負けるとは一切思っていなかったです。だからこそ、自分もギョンピョもこのままで終わるわけにはいかないです。

韓国に帰国する飛行機でギョンピョが隣の席だったので、そういう話をしました。『ここから一緒に頑張ろう』と」

──良い話です。キム・ギョンピョ選手の今後も注目したいです。では、先ほど言われたようにリスタートがグラジエイターになったことにはどういう想いがありますか。

「自分に活躍する機会を与えてくれたグラジエイターで、再び戦えることは凄く嬉しいです。気合も入りますし、絶対に良い試合をするので期待してほしいです」

──ところでRoad to UFCは無観客でも、UFCと同じ会場で実施された大会で、UFCのオクタゴンで戦えたことが凄く良い経験になったと言っている日本人選手もいます。残念ながら勝ち上がれなかったですが、あの場で戦った経験はキ・ウォンビン選手に何をもたらしたでしょうか。

「MMAファイターなら全員が同じだと思いますが、UFCは自分にとって夢の舞台でした。敗れはしましたが、これまで見てきたUFCファイターと同じ環境で戦えたことは自分にとって、これからの人生に生きる経験になっています」

──韓国で再起戦という選択もあったと思います。それが日本で戦う。仕切り直しとして、海外での試合というのは何か違いがありますか。

「韓国で再起戦を戦っていたとしても、同じだけの気持ちで戦えていたと思います。それでもグラジエイターという団体に愛情を持っているので、一段階上の気持ちで戦うような精神状態にはなっています」

──では挑戦者グスタボ・ウーリッツァーの印象を教えてください。

「寝技中心の選手だと思いますが、打撃も思い切りが良いです。試合映像もしっかりとチェックしました。自分は勝敗以上にその日の試合のなかで、もっとも盛り上がる試合をしたいと考えていいます。そういう戦いができる相手だと思います」

──今の言葉を伺って素直に思うところがあります。キャリアの序盤、キ・ウォンビン選手はしっかりとケージレスリングを戦い、マニア好みの重厚な試合をしていました。それが韓国のMMA界の傾向かRoad FCの戦いでは殴るけど殴られる、一か八かの打撃戦をするようになり、Double GFCでも続いたと思います。その結果、打たれ弱くなった。ダメージの蓄積があるのではないかとRoad to UFC準決勝を見て心配になりました。それでも、やはり打撃戦で盛り上げる試合をしたいと考えているのですね。

「よく自分の試合を見てくださっているのですね。ケージレスリングは自分にとって、勝負の鍵を握る攻防でした。そこで優位に立てると、勝てる。その反面、自分には乱打戦をしてしまう傾向があります。次の試合では派手さのあるファイトとともに、しっかりと勝てる戦いをしたいと思います。ツボを押さえて」

──このタイトル戦を終えて、どのようにキャリアの再構築を考えていますか。

「MMAファイターとして、戦うことが本当に好きです。これからも自分が納得して、ファンの皆さんに喜んでもらえる試合を心掛けます。そういう戦いを続けることで、トップになれる。そういう風に成長した姿を毎試合見せることができるファイターになって戦い続けたいです」

──またUFCを目指したいですか。

今回の取材場所4TPフィットネスにはキ・ウォンビンが持つ2つのベルトが飾られていた

「一番の目標はUFCです。

そこにたどり着くまでにグラジエイターもそうですし、韓国ではDouble GFCで勝ち続けないといけないです。これからも地道に1つずつ勝利を重ねていきたいと思います。それとグラジエイターのチャンピオンとして、修斗やDEEPのチャンピオンとダブルタイトル戦をやってみたいです」

──おおチャンプチャンプ対決ですね。凄く難しいとは思いますが、それぐらいでないと選手は強くなれないかもしれないです。では最後に日本のファンに一言お願いします。

「Road to UFCで自分の敗北を目撃したファンの人もいるかと思います。あの敗北は自分がミスをした結果です。それを次の試合で証明します。次のグラジエイターでの防衛戦は、自分の覚悟を見せる場になります」

■ Gladiator019対戦カード

<フライ級/5分2R>
坪内一将(日本)
陸虎(日本)

<バンタム級/5分2R>
今村豊(日本)
秋田良隆(日本)

<ウェルター級/5分2R>
藤田大(日本)
スティーブン・ギレスピ(英国)

<Gladiatorフェザー級王座決定戦/5分3R>
中川皓貴(日本)
チョ・ソンビン(韓国)

<Gladiatorライト級選手権試合/5分3R>
[王者]キ・ウォンビン(韓国)
[挑戦者]グスタボ・ウーリッツァー(ブラジル)

<Progressフォークスタイルグラップリング・ウェルター級王座決定戦/5分3R>
森戸新士(日本)
ジョセフ・チェン(台湾)

<フライ級/5分3R>
宮城友一(日本)
久保健太(日本)

<キック・ウェルター級/3分3R>
璃久(日本)
イゴール・シルバ(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
笹晋久(日本)
ジョン・オリニド(フィリピン)

<バンタム級/5分2R>
溝口司(日本)
ガッツ天斗(日本)

<ヘビー級/5分2R>
大場慎之助(日本)
チョン・ホチョル(韓国)

<Progressコンバット柔術バンタム級/5分2R>
竹本啓哉(日本)
江木伸成(日本)

<アマMMA女子アトム級/3分2R>
住村斉明里(日本)
MIYU(日本)

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【Gladiator020】RTUからの仕切り直し。ライト級王者キ・ウォンビンが初防衛戦。宮城友一✖久保健太も!!

【写真】こ、これは……グラジがHEAT化したかのようなタイトル戦だ!! (C)MMAPLANET

15日(木)、Gladiatorより来年1月22日(日)に大阪府豊中市の176BOXで開催されるGladiator020の追加カードが発表されている。

既にGladiatorフェザー級王座決定戦として中川皓貴✖チョ・ソンビン、Progressフォークスタイルグラップリング・ウェルター級王座戦として森戸新士とジョセフ・チェンの一戦が発表されている同大会。

元UFC&PFLファイターと、アジアの組み技界の超新星の来日というスマッシュヒットに続き、今回の発表ではライト級王者キ・ウォンビンの3年半ぶりの出場&同王座の初防衛戦をグスタボ・ウーリッツァー相手に行うことが明らかとなっている。


ウーリッツァーは9月のGladiator019で井上啓太を劣勢のなか、左フック一発で逆転KOし挑戦権を手にしていた。キャリア50戦越えのブラジル人ファイターを迎えるキ・ウォンビンは10月のROAD TO UFC準決勝でインドネシアのジェカ・サラギを相手にまさかのKO負けを喫し、最高峰で戦う夢と閉ざされた。

そんなキ・ウォンビンがキャリアのリスタートをグラジで切ることとなった。打たれ弱さは心配なチャンピオンだが、組みとリカバリーが凄まじいフィジカルでチャレンジャーを上回っており、どのようなパフォーマンスを見せるか楽しみだ。

またグラジでは今回のリリースでメインカードはタイトル戦以外もこれまでの2回戦から3回戦中心のラインナップに変更することを明記しており、その3回戦で宮城友一と久保健太のフライ級マッチを組むことも決まっている。

パンクラスからグラジでキャリアを再生し、修斗でも活躍する宮城に対し、久保はDEEPからグラジでレズレクションしRIZIN TRIGGERでも勝利を挙げたファイターだ。ともにストライカー、この一番の勝者がNavEが王者に君臨するフライ級戦線で頭一つ抜けることになるだろう。

再生、復活という意味ではパンクラスで活躍してきた荻窪祐輔がグラジに初参戦し、吉村友菊と相対する一番も組まれる。さらにシュートボクシング・スーパーウェルター級2位の璃久が、イゴール・シルバとケージキックで対戦する。

2回戦にも韓国のTeam MADからヘビー級の新鋭チョン・ホチョルが来日し、大場慎之助と戦うことも決定している。その2回戦では、ウェルター級でパラエストラ千葉の異端的な存在=藤田大が9月大会に続き、連続参戦。10月にはEXFIGHTのアママッチでも勝利し、8月にJBJJF全日本の茶帯無差別級を制している藤田はスコティッシュ=スティーブン・ギレスピとプロ2戦目を戦う。さらにはオープニングマッチで組まれたアマ女子MMAででは住村竜市朗の長女セアリが、MIYUと戦うことも公表されている。

なお今大会は午前11時からWARDOGも行われる二部構成、なにわのMMAが1月22日に2023年の活動を開始する──といっても過言でない力の入ったカードが揃ったグラジだ。

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ABEMA MMA MMAPLANET o Road to UFC UFC アンシュル・ジュビリ イー・チャア キム・ギョンピョ キ・ウォンビン ケビン・チャン ジェカ・サラギ 松嶋こよみ

【RTU ASIS2022Ep05&Ep06】チャン代表の総括「アジアの多様性」&「日本が牽引することを疑わない」

【写真】ファイナルは韓国大会か……という問いに、ケビンの反応は?(C)MMAPLANET

23日(日・現地時間)にUAEはアブダビのエティハド・アリーナで開催されたROAD TO UFC AISA2022 Episode05。

フェザー級では松嶋こよみがまさかの判定負けを喫し、ライト級では本命視された韓国勢2人がインド人ファイターとインドネシア人選手に敗れる波乱が行った。

そんな準決勝大会を経てUFCアジア代表ケビン・チャン氏に大会を総括してもらった。


──Road to UFCの概要が発表された時、「史上最大の日韓戦」という風に煽りました。しかし今日、準決勝を終えてファイナルには1試合たりとも日韓戦がないという現実を目の当たりにしました。完全に自分にはこのトーナメントを見る目がなかったです。

「だからこそ、このトーナメントの開催に踏み切ったんだよ。アジアのなかで、まだ陽の目を見ていない可能性溢れる選手たちを発掘するために。それでもアジアのMMAのパワーハウスは日本、韓国、中国という東アジアの国にあることは間違いない。

そして今日の大会をもって決勝戦の4カードが決まり、どれだけアジアのMMAが多様性を携えているのか我々も理解できた。3試合を勝てばUFCと契約できる。このフォーマットにより、アジアのMMAは発展する。ただし、まだ第一歩を踏み出したに過ぎない。ファースト・シーズンの過程で、これだけの変化を感じることができたのだから、アジアのMMAはこれから本当に力をつけて行くよ」

──それにしても、です。6月の1回戦後でも、今回のような結果は全く頭になく。Road to UFCが続くなら今は力の差が明白なインドやインドネシアも2年や3年で強くなるとレポートしました。それが、わずか4カ月後です……。

ジェカ・サラギ

「アハハハハハ。インドやインドネシアのファイター達は練習環境が整っていない場合がある。

それでも今回の2人のようにサンディエゴや、国内でもバリMMAでトレーニングを積んだ成果が顕著に表れたね。ジェカ・サラギがキ・ウォンビンに勝ちアンシュル・ジュビリはキム・ギョンピョを破った

アンシュル・ジュビリ

彼ら2人は今回の経験を国に持ち帰り、他のファイター達に多大な影響を与えるに違いない。

それがUFCの狙いでもあり、そうなって初めて我々の計画はスタート時点に立てたことになるんだ」

──ところでイー・チャア戦と松嶋こよみ選手の試合の判定、どのように思われますか。

「凄い接戦だった。ただ、いつも言っているようにジャッジの手に勝敗を委ねると、勝利は絶対に保障されないということ。ホントに接戦だったよ」

──今回、準決勝で敗れた選手はUFCとの契約は勝ち取れないですが、それでもトーナメントを戦ったことで、将来的にUFCで戦うチャンスは広がることがあると考えることはできますか。それとも、これでUFCを目指せなくなるのでしょうか。

「ミック・メイナード、ショーン・シェルビーが彼らの試合を視ている。ダナ(ホワイト)も米国に戻ってチェックする。ファイター達は自分のスキルを見せる機会を得ていたことは確かなんだ。例え試合に負けても、UFCの人間は選手たちの名前を知り、どういう戦いができるかを知った。敗者もこれからアジアで試合経験を積み……名前を挙げることはできないけど、UFCは彼らに注意を払い続けるよ」

──ところで決勝は2月の韓国大会で実施されるという……相当に実現性の高い噂が跳び回っています(笑)。

「アハハハハ。まだ決定したわけじゃないけど、ソウル大会での決勝戦はシナリオの1つであることは確かだ。来年、早いうちにファイナルが組まれることだけは絶対だと伝えておくよ(笑)」

──アジアでの人材発掘、今後もUFCでは続けていく予定でしょうか。

「それが僕らの計画だ。MMAが定着し、盛んになるには時間が必要な国もある。だからこそRoad to UFCを来年も開催し、今後も継続していくことを考えている」

──しかし、アジア全体が強くなると日本の立場もいよいよ危うくなりますね。

「ノー。ノー。そんなことはない。絶対にない。日本には多くの人材がいる。だからこそ、このトーナメントは必要なんだ。そういう選手がUFC関係者の目に留まるために。日本はアジアにおいて、その中心を担う」

──トーナメントは我々の期待通りの結果とはならなかったです。それでも半年前まで、日本人選手はどうすればUFCで戦うのか筋道が見えなかった。それがRoad to UFCがあれば皆も目標を定めることができます。

「その通りだ。Road to UFCはアジア全体を強くするだろう。そのうえで日本人選手達の底上げになると信じている。日本人選手がこのトーナメントを牽引することを信じて疑っていないよ」

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MMA MMAPLANET o Road to UFC RTU ASIA2022 Ep06 UFC アンシュル・ジュビリ キム・ギョンピョ ジェカ・サラギ ボクシング

【RTU ASIA2022 Ep06】ジュビリが伸びるパンチでキム・ギョンピョを完封。サラギとの決勝戦に進む

【写真】ジュビリがレベルの高いボクシング技術を見せつけた(C)MMAPLANET

<Road to UFCライト級T準決勝/5分3R>
アンシュル・ジュビリ(インド)
Def.3-0:29-28.29-28.28-29.
キム・ギョンピョ(韓国)

前に出るのはジュビリ。キム・ギョンピョは左ジャブを突き、左ローを当てる。さらに右ストレートをヒットさせたキム・ギョンピョは、相手が入ってくると右を打ちおろす。しかしジュビリの右を食らったキム・ギョンピョはダブルレッグへ。これはジュビリがカットした。ジュビリのシングルレッグを防いだキム・ギョンピョのパンチが、相手の顔面を捉える。

ジュビリのパンチをブロックするキム・ギョンピョだが、ボディストレートをもらってしまう。ジュビリがサークリングするキム・ギョンピョに右ロー、さらにインサイドから右を合わせる。左フックのカウンターも見せるジュビリは、右ヒザを突き刺してから右を当てていく。右のカウンターから左フックの返しで、キム・ギョンピョにヒザを着かせたジュビリは、ボディ攻撃でキム・ギョンピョの動きを止める。

ジュビリの右を食らったキム・ギョンピョが、両手をマットに着く。そのままジュビリが前に出るも、キム・ギョンピョがダブルレッグで尻もちを着かせた。ジュビリはすぐに立ち上がり、ボディへヒザを打ち込んで、終了間際にも右をクリーンヒットさせた。

2R、ジュビリが左ジャブを上下に散らす。頭を下げるキム・ギョンピョに右を打ちおろすジュビリは、ヒザとパンチをボディに突き刺す。キム・ギョンピョも左右フックを振るうも、ジュビリが顔を振ってダメージを最小限にとどめている。再び距離を詰めてきたジュビリは、キム・ギョンピョが中に入ってくると左フックを合わせ、下がると右を伸ばしていく。パンチの打ち合いではジュビリが優位に立っている。

キム・ギョンピョの左フックを肩でブロックするジュビリは、左ジャブで相手の顔面を跳ね上げた。キム・ギョンピョの打ち終わりを狙ってパンチを打つジュビリ、首相撲からヒザを突き上げる。キム・ギョンピョが飛び込んでテイクダウンを奪うも、ジュビリがスイープしてスタンドに戻った。ワンツーでキム・ギョンピョにケージを背負わせるジュビリに、キム・ギョンピョも左フックを返す。さらにキム・ギョンピョが右ショートを当て、ラウンド終了間際にダブルレッグでジュビリに背中を着かせた。

最終回、ジュビリの左ジャブにキム・ギョンピョが右を被せた。続いて左ボディ。ジュビリも負けじとパンチのコンビネーションでキム・ギョンピョを追い立てる。首相撲に来た相手に左フックを当てたキム・ギョンピョは、テイクダウンを奪ってからバックを狙う。しかしスクランブルから立ち上がったジュビリが、再びワンツーを軸にキム・ギョンピョを追い込んでいく。

ジュビリの右ストレートにダブルレッグを合わせたキム・ギョンピョだが、テイクダウンを奪うことはできない。シングレッグも防がれたキム・ギョンピョに、疲れが見られる。ジュビリの左フックがクリーンヒット。左ジャブの突き合いは、リーチに勝るジュビリのパンチが当たる。首相撲から右ヒザを突き上げたジュビリは、離れたキム・ギョンピョを追い立て、ケージ際で左右のパンチを打ち込む。

残り1分で組みつくキム・ギョンピョ、しかしグラウンドに持ち込むことはできず。伸びるジュビリの右ストレートがキム・ギョンピョの顔面を捉えた。残り20秒、またもキム・ギョンピョがダブルレッグを仕掛けるも倒すことはできなかった。

ジュビリがパンチでキム・ギョンピョを完封したかに思われたが、判定はまさかのスプリットに。しかし2人のジャッジがジュビリを支持。結果、ジュビリが決勝でジェカ・サラギと対戦することとなった。


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MMA MMAPLANET o Road to UFC RTU ASIA2022 Ep05 UFC キ・ウォンビン ジェカ・サラギ

【RTU ASIA2022 Ep05】戦慄の右カウンター! ジェカ・サラギがキ・ウォンビンを沈めてT決勝に進出

【写真】伸びる、そして強いサラギの右は脅威だ(C)MMAPLANET

<Road to UFCライト級T準決勝/5分3R>
ジェカ・サラギ(インドネシア)
Def.1R2分41秒 by KO
キ・ウォンビン(韓国)

いきなりケージを背にしたサラギに対し、キ・ウォンビンが距離を詰める。サラギはパンチから蹴りへのコンビネーションを見せた。キ・ウォンビンが右ロー。キ・ウォンビンの左ミドルをキャッチしたサラギが右フックを突き刺していく。前に出て来るサラギにカウンターのパンチを合わせたキ・ウォンビン、下がるサラギを追うも、サラギもローを返す。

サラギの右ストレートをヘッドスリップでかわしたキ・ウォンビンは、さらに距離を詰めるもクリーンヒットはなし。互いの右ストレートが交錯したあと、キ・ウォンビンの左フックがサラギの顔面をかすめる。サラギの右ストレートも伸びてくる。そしてケージを背にしたサラギが、右アッパーに対するフックのカウンター一発でキ・ウォンビンをマットに沈めた。


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