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【Black Combat05】ホン・イェリン戦前、大島沙緒里─02─「実は私も打撃が好きなんですよ」

【写真】DEEPミクロ級王者&DEEP JEWELSアトム級王者として、韓国に初上陸 (C)BLACK COMBAT

4日(土・現地時間)、韓国はスウォンのスウォン・コンベンションセンターで開催されるBlack Combat05では、Black CombatとDEEPの対抗戦が行われる。その女子アトム級でホン・イェリンと対戦する大島沙緒里のインタビュー後編。
Text by Kameike Shojiro

大島にとっては、今回のBlack Combat出場がMMAでは初の海外試合となる。韓国女子MMAの新鋭、ホン・イェリンを相手に日本2冠王者として、いかに戦うのか。そんななかで気になる大島の得意技――キムラ・スイープにまつわる秘話が語られた。

<大島沙緒里インタビューPart.01はコチラから>


――もともとBlack Combatについては認識していましたか。

「YouTubeを中心に進めていくスタイルは面白いですよね。それによって大会の知名度が上がっているのでしょうし、アリだとは思います。そういえば大晦日、Black Combatに行ったんですよね。どうでしたか?」

――個人的な感想を言えば、YouTube向けのイベントかと思っていましたがMMAとしてのレベルは高かったです。出場選手の多くは数戦しかしていないので、測りきれないところはありますが……。

「女子の試合はなかったんですよね? でも、それだけのレベルがあって嬉しいです(インタビューはBlack Combatの出場者決定戦の動画配信前に行われた)。私は韓国人といえばパク・シウ選手としか試合していないので、どうなるか全く分かりませんでした。でもここで試合をしないと、私自身のモチベーションも落ちてしまうし、誰が相手でも出たいと思っていました」

――柔道時代も含めて、今回が初の海外試合なのでしょうか。

「いえ、柔道では10年以上前ですけど、ロシアやハンガリーで試合をしたことがあります。冬で寒かったですね。韓国も寒いみたいですし、現地へ行っても試合まで外に出ません(笑)」

――その韓国で対戦するホン・イェリンについて印象を教えてください。

「若いですよね(※現在20歳)。MMAの試合は全て見ました。キックボクシングの試合にも出ているので、そちらの映像も見ています。若さとガッツあふれるストライカーだなと思います。ガンガン前に出てくる選手で、その勢いに飲まれないようにしたいですね」

――今の大島選手にとってストライカーに対する怖さ、やりにくさはありますか。

「それはあります。でも、実は私も打撃が好きなんですよ。今も打撃はAACC以外にも、ずっとムエタイやボクシングジムにも週1ぐらい通っていて。ボクシングジムに行き始めたのは最近で、ムエタイジムはパク・シウに負けた後ぐらいからずっと行っています」

――大島選手のムエタイテクニックは、ぜひ試合で見たいです。

「古瀬戦ではその打撃を見せたかったんですけどね(笑)。次の試合は47.6キロ契約で、ミクロ級よりは重い体重になりますけど、やっぱり打撃は見せたいです」

――ホン・イェリンのMMAの試合を見ると、キャリアは浅いものの成長していることは窺えます。ただし、キックボクシングがベースでテイクダウンのディフェンスは少し難がある。その点は大島選手にとって優位となりますか。

「組めばどうにかなるということはないと思います。柔道時代から韓国人選手はフィジカルトレーニングをやっているイメージで、MMAの世界でも変わらないですよね。もちろんホン・イェリン選手も対策はやってきているでしょうから」

――一方で、敵地での試合ということについては、いかがですか。

「いつもと違う場所で戦うというのは、コンディション面で気をつけないといけないことは多いですよね。でもケージに入ったら周りも見えず、相手と向き合うだけ。それはRIZIN沖縄大会でもそうでしたし、韓国であっても同じだと思っています」

――なるほど。大島選手に、どうしてもお聞きしたことがあります。いつも試合で見せているキムラからのスイープですが、なぜあれほどまでに決まるのでしょうか。

「あぁ、あの引き込み返しですね」

──ハイ。形は引き込み返し、もしくは帯取返しで帯でなく腕絡みで返していくというものです。

「あれは……柔道もMMAも、下になるのは大きなリスクがあるじゃないですか。そのなかで、あの技は本当に何度も何度も練習しないと身につかないんですよ。それこそ高校時代に何百回も失敗しながら、1年半ぐらいかけて身につけました」

――1年半ですか!

「ずっと失敗し続けて、ようやく1回成功して……。だから『ココをこうする』と説明しても、みんながすぐに実践できるようなものじゃないんです」

――相手にしてみれば一度食らったとしても、次の試合でそう簡単に防御できるものではないということですね。

「はい。得意な技って、掛け方が一つじゃないんです。こう防御されたら、こうする――枝葉のように分かれていくので、多少防御されたからといって掛からなくなるものではないですね」

――それだけの期間と練習回数を要しても、あの技を身につけたかった理由は何だったのでしょうか。

「そもそも私が通っていた高校の柔道部で受け継がれている技だったんです。あの引き込み返しともう一つを、ずっと練習する学校でした」

――柔道部で受け継がれている技! 浪漫を感じます。

「だから、何回失敗しても身につけないといけなくて(苦笑)。柔道の試合で抑え込まれても、その2つの技を貫き通します。同じ柔道部の子だったら、MMAでも同じ技ができると思いますよ。あの技を見るだけで、その学校の柔道部だと分かるような技です」

――さらに……あの引き込み返しだけでなく、もう一つ伝統の技があるのですか。

「どちらかというと、私はもう一つの技のほうが得意でした。その技はまだMMAで使っていないので、どんな技か今は言えないんですけど……。柔道と違ってMMAは帯や道着を掴むことがないので、少し難しいかもしれないです。でも、何か方法はあるかなと思っています。

柔道時代にその2つを練習してきたおかげで、MMAでも下になっても返すことができるんですよ。だからテイクダウンに行って下になっても大丈夫だし、下になっても大丈夫だからテイクダウンを狙われるのも怖くない。その気持ちをつくってくれたのが、引き込み返しともう一つの技を教えてくれた、あの柔道部の練習なんです」

■ Black Combat05対戦カード

<無差別級/5分3R>
チェ・ウォンジュン(韓国)
赤沢幸典(日本)

<フェザー級/5分3R>
キム・ミンウ(韓国)
中村大介(日本)

<バンタム級/5分3R>
キム・ジョンフン(韓国)
山本聖悟(日本)

<ライト級/5分3R>
ユン・ダウォン(韓国)
大原樹理(日本)

<女子アトム級/5分3R>
ホン・イェリン(韓国)
大島沙緒里(日本)

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【Black Combat05】対抗戦でユン・ダウォンと対戦、大原樹理─02─「今の僕があるのはDEEPのおかげ」

【写真】DEEPの王者として勝利し、もう一つベルトを狙うことはあるのか。そのストーリーラインをブラックさんは受け止めることができるのか (C)BLACK COMBAT

4日(土・現地時間)、韓国はスウォンのスウォン・コンベンションセンターで開催されるBlack Combat05「Song of the Sword」で、いよいよ実現するBlack CombatとDEEPとの対抗戦。団体の威信が相当に掛かっている対抗戦、その次鋒戦に出場する大原樹理インタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

DEEPへの想いは誰にも負けない大原の対抗戦出場、しかも大原にとっては今回が初の海外遠征となる。インタビュー後編では対戦相手のユン・ダウォンについて、さらに対抗戦の勝敗予想も語ってくれた。

<大原樹理インタビューPart.01はコチラから>


――今回の対抗戦の話が出る前から、Black Combatの存在はご存じでしたか。

「いえ、全く知らなかったです。試合が決まってから過去の動画を視たぐらいですね。大晦日のライト級王座決定戦も視ました」

――イ・ソンハがキム・ジュンギュンを判定で下した試合ですね。イ・スンハの体型や試合スタイルは、大原選手に近いのではないですか。

Black Combatライト級王者イ・ソンハ

「あぁ、そうかもしれないですね。

であれば次の対抗戦で勝って、現チャンピオンに喧嘩を売ったほうが良いですか? タイトルを賭けて試合しようよって(笑)」

――実際、試合直後に次の対戦相手と煽り合う場面は多いです。

「ああいうふうにYouTubeが中心で、煽り合っていくスタイルも良いんじゃないですか。あれはあれでアリだと思いますよ。対抗戦のメンバーが決まっていくのをドキュメンタリー風に見せていて、面白いです。ただし文化の違いもあるので、DEEPは今のままで良いんじゃないですかね」

――今の格闘技界は、YouTube以外にもSNSを活用することが求められる風潮があります。その点については、どのように思いますか。

「僕があまりSNSを活用していませんからね(苦笑)。それは選手によりけりで。自分としては試合が決まったことだけをSNSで伝えて、あとはゴチャゴチャ書かずに試合を見てっていうほうがカッコ良いんじゃないかと思います。古いタイプなんですかね? SNSで言い合うよりは、煽り映像を撮ってくれたほうが嬉しいです」

――今回のBlack Combatとの対抗戦出場が、大原選手にとっては初の海外での試合になります。

「今の僕があるのはDEEPのおかげなので、DEEPから出てほしいと言われれば出る。常に会長とも、そう話をしています。特に今回はDEEPの代表として敵陣に乗り込むわけで、良かったと思います」

――初の対抗戦に、現役王者である大原選手が出場すると知って驚きました。佐伯さんは最初から対抗戦に勝利する気マンマンなのだと。

「そうですよね。ユン・ダウォンはMMA戦績が5勝3敗1分で、しかも最近は勝ったり負けたりという結果じゃないですか。もちろん韓国人選手は戦績だけで判断できないです。でも直近の試合(昨年11月、ショフルフ・ニヤズマトフにRNCで勝利)を見たんですよ。それで『あぁ、なるほど……』と思いました」

――含みを持たせた言い方ですね。

「アハハハ。ユン・ダウォンって、2017年12月にDEEPで横田(一則)さんと対戦して、キムラで一本負けしているじゃないですか。その試合も見たうえで、『あれから何が成長しているんだろう』と思ったんですよ」

――横田戦は完全に組みの展開で進めていたのに、ここ最近は打撃戦を主軸にして寝技でフィニッシュを狙うという展開が多いです。

「だから結局は組みの選手だと思うんです。組みやすくするために打撃を散らしている印象があります。でもちゃんと組めているかといえば……」

――今の韓国人選手は、再び組みより打撃のほうが多くなる傾向にあります。

「そう考えると、あれは自分の得意なスタイルではないかもしれないですよね。僕との試合ではどう出て来るか分からないですが、やっぱり打撃をやりながらテイクダウンを狙いに来るのでは――という感じです。

でもあの打撃で来てくれるなら、僕はやりやすいですよ。すぐテイクダウンに来るなら来るで、別に構いません。僕は寝技に付き合うつもりは一切ないですし」

――ここ最近、ユン・ダウォンはライト級からフェザー級に落として試合をしていました。その分スピードも落ちていたように思いますが、それがライト級に戻して戦うことで何か影響はあるのでしょうか。

「いや、条件は変わらないと思いますよ。僕も一時期はフェザー級で試合をしていて、今も――試合で動けるかどうかはともかく――フェザー級に落とそうと思えば、落とせます。単にフェザー級が自分に合っていなかったというだけで。まぁ階級を戻しただけで勝てるなら、苦労しないッスよ(笑)」

――そうですね、失礼いたしました(笑)。大原選手と韓国人選手の試合といえば、2015年7月のRoad FC日本大会で、イ・グァンヒに敗れたことを思い出します。

「ありましたねぇ。僕にとっては、あの大会が初めてのビッグイベント出場で。相手の映像を見ても、『これはKOするかKOされるかの試合になる』と思いました。結果は、僕のほうがKOされてしまいましたね。韓国人選手との試合といえば、2016年4月にフェザー級でジン・テホに判定勝ちしたぐらいです。

当時と比べて、自分は打撃の質が向上しました。打撃の破壊力が増して、さらに組みから全て底上げされています。アウェイでの試合はちょっとでも分かりにくい内容だったら、判定は相手のものになると思っているんですよ。だから今回は最初からガツガツ行きますね」

――試合を楽しみにしています。最後に今回の対抗戦は、どのような結果になると思いますか。

「自分の対戦相手以外だと、まだ無差別級の出場者決定戦しか見ていないですけど……DEEPとは歴史が違いますからね。今回の対抗戦に出るのは、そのDEEPで鎬を削ってきた選手です。それこそ全勝して、DEEPは強いっていうところを韓国のファンにも見せて帰国したいですね」

■ Black Combat05対戦カード

<無差別級/5分3R>
チェ・ウォンジュン(韓国)
赤沢幸典(日本)

<フェザー級/5分3R>
キム・ミンウ(韓国)
中村大介(日本)

<バンタム級/5分3R>
キム・ジョンフン(韓国)
山本聖悟(日本)

<ライト級/5分3R>
ユン・ダウォン(韓国)
大原樹理(日本)

<女子アトム級/5分3R>
ホン・イェリン(韓国)
大島沙緒里(日本)

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【Black Combat05】DEEPと対抗戦、ブラック代表─02─「野球選手に負けない収入を得られるよう」

【写真】黒魔術以上に腹芸が際立っていた(笑)──対抗戦の会見(C)BLACK COMBAT

4日(土・現地時間)、韓国はスウォンのスウォン・コンベンションセンターで開催されるBlack Combat05「Song of the Sword」=Black Combat vs DEEP対抗戦。

YouTubeでブラックコンバット勢の選抜戦の動画のアップが終わり、5つの試合が決定すると同時に現地では記者会見やフェイスオフを行われている。ここでは昨年末に行った謎が謎を呼ぶ、ブラック代表インタビューの後編をお届けしたい。

DEEPとの対抗戦からのブラックコンバットの進むべき道、それはブラック代表が異様に強度の高いMMAファンであること理解できる目標=夢であった。

<ブラック代表インタビューPart.01はコチラから>


──と同時にやはりスポーツはLIVE中継が欠かせない。ディレイ中継だと余りにもコンテンツという見方が大きいようにも感じます。

「もちろん、その点についても考えています。ライブで視聴したい人も多くいるでしょう。ただし日本と韓国は違います。韓国はMMAがメジャーではないです。お金を払って、会場で試合を見る人がまだまだ少ないのが実情です。そのなかでライブ配信を行うと、会場で試合を見る人がさらに少なくなってしまいます。だから、あえてライブ配信はしていません。

ブラックコンバットの試合を生で見たいなら、チケットを買って会場に足を運んでほしい。結果的に、チケットはソールドアウトになっています。会場で試合を見れば、MMAの素晴らしさを体感できます。そうすると、次の試合も見たいと思ってくれるはずです」

──とはいえDEEPとの対抗戦は、日本のファンの多くは航空券を買って韓国に足を運ぶことはできません。

「そこは日本ではPPVでライブ視聴できるようなアプリを作成しようと思います……将来的には。日本のファンは、携帯でブラックコンバットを視聴してもらえるようになります。韓国では映画館、パブリックシアター形式でライブ観戦も可能にしていこうと思っています」

──キャラが立っている選手は、キャリアに関係なく知名度が上がる。選手も張り切る側面があるなかで、やはり実力者の試合が見たい。そういう声も挙がるかと思います。その辺りはどのように考えていますか。

「キャリアの少ない選手にキャラ付けをして、注目されたのは確かです。同時にDEEPとの対抗戦で選抜された5選手は、本当に強い選手です。まずヘビー級はチェ・ウォンジュン、ヤン・ヘジュンには敗れてヘビー級王者になれなかったですが、現Road FC王者を5秒でKOしたことがあります。ライト級はユン・ダウォン、Double GFCでもトップで彼はブラックコンバットではランク2位です。フェザー級はもう説明の必要もないですね、キム・ミンウが出場します」

──おおっ!!

「そしてバンタム級にはキム・ミンウの兄キム・ジョンフン。女子アトム級はホン・イェリン、日本ではパンクラスでも試合をしたことがあります。その時は負けているのですが、急なオファーを受けての結果なので『日本人には絶対に負けない』と燃えていますよ(笑)。
彼らの実力には自信を持っています。強い選手にブラックコンバットで戦ってもらう。その気持ちでいました。だからこそ対抗戦出場選手もそうですし、今後も強い選手に出場してもらうつもりでやっています」

──対抗戦ですが、日本で既に出場選手が誰になるかを聞いています(※取材は昨年12月30日に行われた)。女子アトム級が大島沙緒里選手、バンタム級が山本聖悟選手、フェザー級は中村大介選手、ライト級は大原樹理選手、そしてヘビー級は赤沢幸典選手という5名。山本選手以外はチャンピオン、タイトルコンテンダーです。佐伯代表は完全に勝ちに来ていると思います。

「その5選手の名前を聞いて。20年以上続けているプライドを感じました。ただし、韓国で開く大会です。こちらの方が絶対に負けらないです。ここで勝って、年末に対抗戦第2弾をやるつもりでいます。その時はRIZINで活躍している選手にも出てきてもらって、大きな会場で開催したいですね」

──DEEP以外にも他の国のプロモーションと対抗戦を開くことは考えていますか。

「実は他の国からコラボの話はありました。ただ順番があります。韓日戦は一番盛り上がります。2023年は日本、そこからは世界中の団体と対抗戦をやっていきたいです」

──日本もそうですが、韓国も国内の選手の多くがMMAを戦うだけでは生活ができないです。この辺り、ブラックさんはどのように考えていますか。

「もちろん、そうなることを考えています。ブラックコンバットを発足させたときの記者会見でも、所信表明をさせてもらいました。ブラックコンバットを大きくし、少しでも多くのファイトマネーを支払いたいですし、サポートできるようにしていきたいです。いつかは野球選手に負けない収入をMMA選手が得られるように、自分は頑張ります。

そのなかでMMA界では世界初で、ブラックコンバットのオフィシャルジムでチャンピオンズリーグという大会をやっています。ジム対抗戦ですね。試合数も増えていますし、選手の育成にも通じています。そして優勝したジムの優勝賞金も増やしていきたいです。

やはりチーム戦と個人戦は違います。5✖5のチーム戦には、一つ一つのチームにスポンサーもついています。そうやっていくなかで、チーム戦もMMAの魅力を伝える一つの手段になると思います。ただし、それらはあくまでも手段なんです。格闘技の本質は強さです。いくらキャラが立っていて、人気があっても負けると人気は下がります。戦って一番上に立つ者が、一番の人気者になります。それが格闘技です」

──押忍。ありがとうございました。では最後にDEEPとの対抗戦への自信の程を聞かせてください。

「DEEPが素晴らしい団体だということは百も承知です。ただし、戦う限り勝ちに行きます。世界に行くために、DEEPを踏み台にします。振り返るとPRIDEがあった時代は、UFCでなくPRIDEが世界のトップでした。トップの座をアジアに取り戻したい。しかし、それは日本ではなくて韓国になりますっ!!」

■ Black Combat05対戦カード

<女子アトム級/5分3R>
ホン・イェリン(韓国)
大島沙緒里(日本)

<バンタム級/5分3R>
キム・ジョンフン(韓国)
山本聖悟(日本)

<フェザー級/5分3R>
キム・ミンウ(韓国)
中村大介(日本)

<ライト級/5分3R>
ユン・ダウォン(韓国)
大原樹理(日本)

<ヘビー級/5分3R>
チェ・ウォンジュン(韓国)
赤沢幸典(日本)

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【DEEP】BLACK COMBATとの対抗戦全対戦カード決定!


2月4日に韓国で開催されるBLACK COMBATとDEEPの5対5の対抗戦。BLACK COMBATのブラック代表とDEEPの佐伯繁代表の間でYouTubeを通して舌戦を繰り広げてきましたが、ついに全対戦カードが発表されました。

【女子アトム級】
大島沙緒里(AACC)
ホン・イェリン(DK Gym)

【バンタム級】
山本聖悟(Team Cloud)
キム・ジョンフン(MMA Story)

【フェザー級】
中村大介(夕月堂本舗)
キム・ミンウ(MOAI GYM)

【ライト級】
大原樹里(KIBA マーシャルアーツクラブ)
ユン・ダウォン(MMA Story)

【無差別級】
赤沢幸典(Tristar Gym 日本館/Team Cloud)
チェ・ウォンジュン(MMA Story)

女子から無差別級まで多種多様な階級で行われる対抗戦。DEEPは大島、中村、大原とRIZINでも勝利を挙げている強豪擁した本気の配置。対するBLACK COMBATも元Road FCバンタム級チャンピオンのキム・ミンウが出場するなど、両団体の本気度が伝わる人選になりました。今回の対抗戦を機に一気に交流・進攻が進む事になるのか興味津々。ひとまず2月4日はYouTubeの前に張り付くとしますか。
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【UFN218】Road to UFC決勝へ、中村倫也 in 今成柔術─01─「『どうする?』が0.1秒でもない方が良い」

【写真】極められることが強くなる──そんな風に見える中村倫也(C)MMAPLANET

2月4日(土・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN218:UFN on ESPN+76「Lewis vs Spivak」内で、Road to UFCのファイナルが行われた中村倫也が風間敏臣と対戦する。

当初の予定では10月の準決勝で対戦予定だったが、今も理由が分からない謎のシャッフルで中村は同じ日本人の野瀬翔平、風間は韓国のキム・ミンウと戦うことに。中村は野瀬からTKO勝ちを収め、風間はキム・ミンウの計量失敗で不戦勝となり、UFCとの契約を賭けて日本人同士の対戦が決まった。

柔術ベース、国内はパンクラス・バンタム級1位までいった風間との対戦を前に寝技対策を今成柔術で行った中村をインタビューした。


──朝の8時20分から今成柔術のグラップリング練習。当然、風間選手との試合を想定してのものですが、どれぐらいの頻度で行われているのですか。

「もともと準決勝で風間選手との対戦が決まってから、それほど多くはないですけど何度か来させてもらっていて。また試合が近づいて、最近もお世話になっています」

──ところで今朝は何時起きだったのですか。

「今日は5時45分に起きて、6時過ぎの電車に乗って東京まで来ました」

──ラッシュアワー前ではあるのですね。

「それでも、さすがに体に負担をかけないようにグリーン車を使っています(苦笑)。体力は練習にとっておかないといけないので。」

──ではここでの練習以外はどのようスケジュールで練習をしているのですか。

「やはり埼玉なので毎日のように都内に出てくると、移動の負担で練習に使い切れないこともあるので、埼玉でランニング、子供の頃やらずっとやってきた水泳をやっています。あとは本当に集中してシャドーを2時間ぐらい、1人でやっています。自分と向き合いながらイメージ創りを鮮明にできるようにしてきたので、これまでよりシャドーの質もかなり上がっているし、試合が近づくまではそういう練習をしていることが多かったです。

試合が近づいてきてからは対人練習を多くしています。リバーサルジム久喜WINGSでお世話になったり、津田(勝憲)さんのところで打撃を主にやって、臼井(知史)さんがイエローマンズCUTEでプロ練習会を開いてくれていて、そこで安藤達也さんやこないだは若松(佑弥)君とかの来てくれていて良い練習ができています」

──臼井さんのプロ練習はボクシングということでしょうか。

「ハイ。臼井さんは何かUFCに縁があるというか。(佐藤)天さん然り、村田(夏南子)選手然り、真騎士さんの指導もしていたはずです。達也さんも臼井さんが見始めた頃にUFCから話が来始めたりしていたそうです。僕も見てもらうようになって、臼井さんが「俺はUFCに縁があるんや。ほんまにあんねん」って関西弁で(笑)」

──アハハハ。ただCUTEも東武沿線なので、決して移動は楽ではないですね。

「そこは車を使っています。電車はやはり風邪がうつる心配が出てくるので、今は車中心です。そこで変なストレスも掛けたくないので。ただ、帰りは疲れて眠くて……なかなかです(笑)。ただ今もコロナがあって、特殊な状況ですし」

──その通りだと思います。MMAスパーの方は?

「イエローマンズCUTEとKRAZYBEEで強度の高いスパーリングをやるようにしています。CUTEには上田(将勝)さんが来てくれて、上田さんの仕切りで回してもらっています。あとラストの追い込みのサーキットで、臼井さんがミットを持ってくれています。都内に出てくるのは週に3度ほど、それと大学にも行ってレスリングの練習をすることもありますが、今はレスリングに力を入れる時期ではないと考えています」

──さきほどイメージということを言われていましたが、それは入場からも頭のなかでイメージしているのでしょうか。

「しています」

──では次の試合、当初はソウルで1万人の観客の前で戦う予定だったのが、ラスベガスのUFC APEXで数百人に代わりました。イメージとして微調整が必要なのでしょうか。

「それはAPEXの試合をたくさん見て、その選手の中に入り込めば済むので。ただ韓国とベガスでは違いますよね(笑)。まず『移動が面倒くせぇなぁ』って(笑)。ソウルなさサクッと行ける感じだったので。ただ、それだけです。それ以上でも、それ以下でもないです。逆にUFC PIを訪れることができたり、ラスベガスでやることでUFCのより中枢の人に、パフォーマンスを見てもらえる。そこは絶対にプラスだと思います。」

──そういう意味ではRoad to UFCとして独立して開かれていたイベントと、UFC Fight Nightの中で試合を行うことで何か違いはありますか。

「普通の答になってしまいますが、試合は試合なんでそこはないです。ただ『パフォーマンス・ボーナスはあるの?』とか考えてしまって。でも、そんなことを考えている自分だダメだよ。そういうのが出てきたら、ダメだよって(笑)」

──なるほどぉ。欲をかくといけないと。

「それはダメだよって、自分を躾けています」

──一番目立ちたいとか考えてしまいますか。

「う~ん、そういう風に選手がなる。その心理は分かります。ホントに。絶対にそれで失敗している人がいることも分かっています」

──そんななか今日の今成柔術の練習ですが、しっかりとグラップリングのスパーで汗をかきました。MMAグラップリングではなく、純粋グラップリングに特化した練習をするというのは?

「そうですね。対処方法、試合で迷うことのないように練習させてもらっています」

──付き合わないでいれば判定勝ちがある。その付き合わないパートにおける技術の探求に感じました。

「えぇ……と。得意なことはイメージしやすいので。自分のなかでイメージがしづらいことを身近な人と話し、掘り出してピックする。それが視野に広がる作業になります。試合の時に必要な視野が。試合の時に『どうする?』という風になるのが崩れる要因で。それが1秒、0.1秒でもない方が良い。そうならないようにするためです」

<この項、続く>

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【Road FC62】K-MMA界の老舗が選手権試合多発で巻き返し? パク・シウォン✖ ヨ・ジェウで明るい兆しを

【写真】 20歳のチャンピオンが、団体を引っ張るエースとなれるか(C)ROAD FC

18日(日・現地時間)、韓国はソウルのスイス・グランドホテル・コンベンションホールでRoad FC62が開催される。

対馬海峡の向こうのMMA界からはDEEPとの対抗戦が決まったBlack Combatの勢いのある話ばかりが伝わってくるが、老舗Road FCが怒涛のタイトルマッチ連発大会を行う。


旧グランドヒルトンで開催される今大会はメインカード5試合、プレリミ8試合の13試合で構成されているが、メインカードで実に4階級のタイトル戦が組まれた。

メインは前回大会でパク・スンモを下し、ライト級王者となったK-MMA界の青木真也ことパク・シウォンがヨ・ジェウの挑戦を受けて初防衛戦を行う。グラップラーの印象が強かったパク・シウォンだが、ヒザ蹴りからパンチでKOと打撃戦もできることを示した上でのタイトル奪取に長期政権の期待が高まる20歳だ。

対して31歳の挑戦者は懐かしのトルネード・ソン、Road To UFCフェザー級Tで決勝に残っている元Road FCフェザー級王者イ・ジョンヨンのチームメイトでキャリア2戦目にKO負けを喫したムングントスズ・ナンデヒネルデンをレスリング&ボックスで圧倒しリベンジに成功。その勢いを駆って王座挑戦となった。

バンタム級王座決定戦は35歳のジャン・イクフアンと38歳のムン・ジェフンの対戦となった。ともに前王者キム・ミンウに敗れており、タイトル奪取にラストチャンスに挑む。

大晦日にTeam RIZINの一員としてフアン・アルチュレタと対戦するキム・スーチョルが王座を返上したフェザー級のベルトを賭けて、そのスーチョルにタイトル戦で1勝1敗の元王者パク・ヘジンが、バク・スンモと戦うこととなった。挑戦者は散打スペシャリストで、上記にあるようにライト級王座をパク・シウォンと争うもKO負け、再起戦が階級を下げてのフェザー級王座決定戦となった。一方、パク・ヘジンも5月にスーチョルに敗れて以来の実戦が、今回のタイトル戦となる。

タイトル戦ラッシュのスタートを切るライトヘビー級王座決定戦はRoad FCジム・アックジョンの新鋭──キャリア3勝0敗で3年振りのケガからの復帰戦となるキム・テインが、アマボクシングで15戦15勝という触れ込みのブラジル人ファイター=ダニエル・ゴメスと相対する。

とはいえゴメスはプロデビュー戦で、パク・ヘジンとパク・スンモは前戦がタイトル戦といえども敗れた者同士。さらにジャン・イクフアンとムン・ジェフンも3年以上のキャリアがあり、前回の試合で負けているファイターだ。

ヨ・ジェウがパク・シウォンに挑戦するライト級選手権試合以外、タイトルマッチを並べるために組まれたような強引さがうかがえるが、それも現在のRoad FCの実状なのだろう。

そしてタイトル戦以外、メインカードで組まれたクォン・アソルと中村晃司の一番は2013年10月に右肩上がりでキャリアのピークに邁進していたアソルが、まさかの左ハイで敗れた相手へのリベンジ戦となる。そのアソルも36歳、今もフェザー級の中村を相手に73キロ契約で戦って、悔いの残らないキャリアの総仕上げを狙う。

正直、黄昏感が漂うラインナップが目立つ今大会だが、パク・シウォンとヨ・ジェウの戦いで2023年への明るい展望を見出し、スーチョルの活躍に繋げたいRoad FCだ。

■ メインカード対戦カード

<Road FCライト級選手権試合/5分3R>
[王者]パク・シウォン(韓国)
[挑戦者] ヨ・ジェウ(韓国)

<73キロ契約/5分3R>
クォン・アソル(韓国)
中村晃司(日本)

<Road FCバンタム級王座決定戦/5分3R>
ジャン・イクフアン(韓国)
ムン・ジェフン(韓国)

<Road FCフェザー級王座決定戦/5分3R>
パク・ヘジン(韓国)
バク・スンモ(韓国)

<Road FCライトヘビー級王座決定戦/5分3R>
キム・テイン(韓国)
ダニエル・コメス(ブラジル)

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【CFFC114】フライ級王座に挑む、神龍誠「チャンピオンになって大晦日に堀口選手と戦うつもりでした」

【写真】淡々とした言葉に、強い意志が感じられた (C)MMAPLANET

10日(木・現地時間)、フロリダ州タンパのセミノール・ハードロックカジノで開催されるCage Fury FC114「Smith vs St.Louis」で、ブラジルの組み技師ジエゴ・パイヴァとCFFCフライ級王座を賭けて戦う神龍誠。

5月に藤田大和を破り、DEEPフライ級王座を統一すると7月にはRIZINで所英男を破った。目標とするUFCとの契約に向けて、あらゆるアプローチから選んだのが老舗フィーダーショーのベルトだ。本来、大晦日で堀口恭司戦にこぎつけようというプランは頓挫してしまったが、その分──この一戦に賭けている神龍がフロリダにいた。


──計量を終えたのは、どれぐらい前ですか。

「2時間ぐらいですね。今、リカバリー中です」

──そんな時にインタビューを受けてもらい、ありがとうございます。何ポンドでパスしたのでしょうか。

「パウンドは忘れてしまいましたけど、多分56.6キロぐらいだったと思います」

──CFFCという米国のフィーダーショーで、フライ級王座を賭けて戦います。そもそも5月にDEEPで統一フライ級王者になった時は、どのような形でUFCを目指そうとしていましたか。

「Road to UFCのフライ級がなければ、コンテンダーシリーズに出られればと考えていました。それかRIZINで戦って実績を積むか。勝ち進めれば声は掛かる。そういう気持ちではいました」

──Road to UFCにスクランブル発進的なオファー、それもバンタム級であったと聞いています。

「めっちゃ時間が無かったんですよ。1週間もないぐらいで。で、対戦相手(キム・ミンウ)を見るとサイズがデカすぎて。さすがにこれは厳しいなって。やっぱりUFCに行きたいのですが、そこは冷静に判断して断りました。ここまで積み上げてきたので──というのはありました」

──7月にRIZINに所英男選手に勝ってから4カ月、CFFC出るまでUFCへのアプローチというのは?

「マネージャーのシュウ(ヒラタ)さんに交渉してもらって、RIZINで戦うのか。こういう海外での試合もあるので。それはチャンスだろうと。この話に乗った形です。UFCと契約するまでに海外で試合をしたいという気持ちもあったので」

──初海外。減量など調整面で国内にいる時と、違いはありましたか。

「日本食があまり食べられないので、リカバリーは多少違ってきます。あっ、スミマセン。ちょっと水を飲んで良いですか? (分量を確認しながら、3度に分けて水分を補給)」

──リカバリーのため飲む時間、量も決めているのですか。

「ハイ。これはいつもやっていることです。サプリメントを持ってきて、そこはなるべく崩さないようにやりたいと思ってやっています」

──時差、長い移動もあるなかで仕上がり具合はいかがですか。

「やっぱり飛行機で18時間というのは疲れます(苦笑)。でも1日、2日ぐらいで取れるので。それに旅を楽しんでいるというのはあります。全てが新鮮じゃないですか。新しい練習場所、外を見れば新しい景色ばかり。そういう風に楽しんでいます。いつものように試合に集中するのに加えて、リフレッシュできていますし海外にいることでのマイナスはそんなにないです」

──CFFCでの試合が決まってから、大晦日に堀口恭司選手と扇久保博正選手の対戦が発表されたときにSNSで反応していましたね。

「やりたかったんで(笑)。やっぱり大晦日に出るのも夢で。今回勝って、そこから大晦日も戦う気持ちでした。この時期に米国で試合をしても、大晦日に堀口戦も狙える。でも、決まってしまって……。もう少し、待って欲しかったなと思いました。今回、僕が勝てばDEEP統一チャンピオン、そしてCFFCチャンピオンとして堀口選手と戦えば、もっとわいたかとは思うんで……という感じですね(苦笑)。

でももう決まってしまったことなので、諦めました。大晦日の堀口戦に負けないぐらい、俺は海外でやっているんだぜっていうのを見せたいです」

──では対戦相手のジエゴ・パイヴァの印象を教えてください。

「グラップラーですね。寝技の大会とかでも優勝しているし、シュウさんからも『寝技は過去一で強いと思った方が良いよ』と言われているッスね。そのつもりで戦うし、1試合しか映像は見ていないのですが、圧されていても隙があれば一発で逆転できる選手なので、全部を警戒して戦うつもりです」

──組んだら勝てると宗教的に自分を信じることができて、勝負を諦めない感が伝わってきました。そんな相手に対し、どのように戦おうと思っていますか。

「プランとしては打撃で創っていって、でも組みも完全に付き合わないというわけじゃないです。全然上から殴って、本当にああいう選手は心を折らないと試合を終らせてくれないと思うので。寝技を避けて、立ち上がってもどうしようもない。そこは削って相手の心を折ろうと思います。さっき計量で目を合わせてきたのですが、まぁやる気がある目はしていましたね」

──インタビューでパイヴァは「握手をしない。感じが悪い奴だ」と言っていました(笑)。

「アハハハハ。それ、毎回そうなんです。試合前はそうなんです。俺は殺し合いをしているんで。殺し合いをする相手に握手をするのは……だから考え方が違うんでしょうね。試合が終わればしますよ。でも、試合前にあんなフレンドリーで。人生を賭けてやっているのに『それは違うでしょ』というのは、俺はあります」

──その言葉、しっかりと書かせていただきます。UFCを目指して戦う2人、この試合に対する意気込みを。

「今まで、この試合のために頑張ってきたので全てをぶつけてUFCに行こうと思います」

──ではABEMAで中継を視聴する日本のファンに一言、お願いします。

「皆に楽しんでもらえる試合をして、必ずフィニッシュしてチャンピオンベルトを持って帰るので応援よろしくお願いします」

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ABEMA MMA MMAPLANET o Road to UFC SASUKE UFC   アンシュル・ジュビリ イ・ジョンヨン イー・チャア キム・ギョンピョ キム・ミンウ キ・ウォンビン トップノイ・キウラム パク・ヒョンソン ルー・カイ 中村倫也 松嶋こよみ 野瀬翔平 風間敏臣

【RTU ASIA2022Ep05&06】 Abu Dhabi Gallery Road to UFC出場日本勢の計量とフェイスオフ

【写真】決勝戦で風間敏臣と対戦するの中村か、それとも野瀬か(C)MMAPLANET

本日23日(日・現地時間)、UAEはアブダビのエティハド・アリーナで開催されるRoad to UFC ASIA2022 Ep05&Ep06に計量から、日本人選手たちのスケールの上の模様とフェイスオフの模様を――開戦間際に、ぜひ。


松嶋こよみ

中村倫也

野瀬翔平

SASUKE

風間敏臣

イー・チャア×松嶋こよみ

バラチン×SASUKE

■視聴方法(予定)
10月23日(日・日本時間)
午後8時00分~UFC FIGHT PASS
午後8時00分~ABEMA格闘Ch

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode05計量結果

<Road to UFCフェザー級T準決勝/5分3R>
イー・チャア: 145ポンド(65.77キロ)
松嶋こよみ: 145.5ポンド(66.0キロ)

<Road to UFCフライ級T準決勝/5分3R>
チウ・ルェン: 126ポンド(57.15キロ)
チェ・スングク: 126ポンド(57.15キロ)

<Road to UFCライト級T準決勝/5分3R>
キ・ウォンビン: 156ポンド(70.76キロ)
ジェカ・サラギ: 155.5ポンド(70.53キロ)

<Road to UFCバンタム級T準決勝/5分3R>
風間敏臣: 136ポンド(61.69キロ)
キム・ミンウ: 139.5ポンド(63.27キロ)

<フェザー級/5分3R>
SASUKE: 145.5ポンド(66.0キロ)
パラチン146ポンド(66.22キロ)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode06計量結果

<Road to UFCフェザー級T準決勝/5分3R>
イ・ジョンヨン: 146ポンド(66.22キロ)
ルー・カイ: 146ポンド(66.22キロ)

<Road to UFCバンタム級T準決勝/5分3R>
中村倫也: 136ポンド(61.69キロ)
野瀬翔平: 136ポンド(61.69キロ)

<Road to UFCフライ級T準決勝/5分3R>
トップノイ・キウラム: 126ポンド(57.15キロ)
パク・ヒョンソン: 126ポンド(57.15キロ)

<Road to UFCライト級T準決勝/5分3R>
アンシュル・ジュビリ: 156ポンド(70.76キロ)
キム・ギョンピョ: 155ポンド(70.31キロ)

<ウェルター級/5分3R>
サマンダル・ムロドフ: 170ポンド(77.11キロ)
ジアン・シケイラ: 175ポンド(79.37キロ)

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F1 MMA MMAPLANET o ROAD FC UFC   キム・ミンウ 大沢ケンジ

ROAD TO UFC:キム・ミンウが計量失敗で失格。風間は不戦勝で決勝進出となり、バンタム級は日本人の優勝が確定。

mmaplanet.jp

風間の戦うキム・ミンウは139.5ポンドで体重オーバーに。

計量台でも力なくうなだれ、カメラに視線を送るよう指示を受けたキム・ミンウは、UFCの判断でトーナメント脱落。風間は準決勝を戦わずして決勝戦進出が決まったが、セコンドの大沢ケンジ氏によると試合がなくなったことで、不貞腐れているとのことだった。

ROAD FC王者で、バンタム級トーナメントの大本命だったキム・ミンウが3.5ポンドオーバーで失格。対戦相手の風間は不戦勝となり、決勝は(怪我での欠場等がなければ)中村 vs. 野瀬の勝者との日本人対決となり、新たな日本人UFCファイターの誕生が確定的となった。

ミンウは6月の一回戦が相手の計量失敗で不戦勝となっており、約3年のブランクがあったが、戦わないまま脱落してしまった。

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【RTU2022 ASIA Ep05&06】計量終了 日本勢は全員クリアもキム・ミンウが失敗――風間は不戦勝に

【写真】スケールの上で、力ない……キム・ミンウ (C)MMAPLANET

23日(土・現地時間)、UAEはアブダビのエティハド・アリーナで開催されるRoad to UFC ASIA2022 Ep05&06のオフィシャル計量が22日(金・同)に同地クラウンプラザ・ホテルのミーティングルームで行われた。

バンタム級の日本人対決、ノントーナメントファイトに出場する日本勢5人=松嶋こよみ、中村倫也、野瀬翔平、風間敏臣、SASUKEは問題なく計量をパスした。


松嶋と戦うイー・チャア、SASUKEの対戦相手パラチンは計量をクリアしたが、風間の戦うキム・ミンウは139.5ポンドで体重オーバーに。

計量台でも力なくうなだれ、カメラに視線を送るよう指示を受けたキム・ミンウは、UFCの判断でトーナメント脱落。風間は準決勝を戦わずして決勝戦進出が決まったが、セコンドの大沢ケンジ氏によると試合がなくなったことで、不貞腐れているとのことだった。

優勝候補筆頭と見られたキム・ミンウは、初戦は計量をクリアしたが対戦相手が欠場し試合は成立せず。K-MMAの未来といわれたファイターはワールドステージでの活躍は幻となってしまうか……。

■視聴方法(予定)
10月23日(日・日本時間)
午後8時00分~UFC FIGHT PASS
午後8時00分~ABEMA格闘Ch

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode05計量結果

<Road to UFCフェザー級T準決勝/5分3R>
イー・チャア: 145ポンド(65.77キロ)
松嶋こよみ: 145.5ポンド(66.0キロ)

<Road to UFCフライ級T準決勝/5分3R>
チウ・ルェン: 126ポンド(57.15キロ)
チェ・スングク: 126ポンド(57.15キロ)

<Road to UFCライト級T準決勝/5分3R>
キ・ウォンビン: 156ポンド(70.76キロ)
ジェカ・サラギ: 155.5ポンド(70.53キロ)

<Road to UFCバンタム級T準決勝/5分3R>
風間敏臣: 136ポンド(61.69キロ)
キム・ミンウ: 139.5ポンド(63.27キロ)

<フェザー級/5分3R>
SASUKE: 145.5ポンド(66.0キロ)
パラチン146ポンド(66.22キロ)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode06計量結果

<Road to UFCフェザー級T準決勝/5分3R>
イ・ジョンヨン: 146ポンド(66.22キロ)
ルー・カイ: 146ポンド(66.22キロ)

<Road to UFCバンタム級T準決勝/5分3R>
中村倫也: 136ポンド(61.69キロ)
野瀬翔平: 136ポンド(61.69キロ)

<Road to UFCフライ級T準決勝/5分3R>
トップノイ・キウラム: 126ポンド(57.15キロ)
パク・ヒョンソン: 126ポンド(57.15キロ)

<Road to UFCライト級T準決勝/5分3R>
アンシュル・ジュビリ: 156ポンド(70.76キロ)
キム・ギョンピョ: 155ポンド(70.31キロ)

<ウェルター級/5分3R>
サマンダル・ムロドフ: 170ポンド(77.11キロ)
ジアン・シケイラ: 175ポンド(79.37キロ)

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