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J-CAGE News Pancrase317 Pancrase318 ブログ 中島太一 堀江圭功 林源平 雑賀ヤン坊達也

【Pancrase318】9月27日開催のパンクラス317はプロモーション史上初の無観客大会に

【写真】大会タイトルは317を越えろ!! (C)PANCRASE

4日(金)、27日(日)に東京都江東区のスタジオイーストで開催されるPancrase318を無観客大会で行うことをパンクラスが発表した。

現状、少人数開放もしくは無観客PPV、あるいは両者の性格を併せ持った大会実施がスポーツ界及びエンターテイメント界の流れであるなかで、パンクラスは無観客を選択した。

その理由には関して、プレリスリリースでは「弊社では大会前・大会開催時・大会後と、すべてのフェーズにおいて、我々なりに最善を尽くし、出来る事を最大限に行って参りました。しかしながら、いつ・誰が・どこで・どの様に感染してしまうのか? どう対策・対処すべきなのか? 未だ明確な答えといえるものがない中で、我々の格闘技業界はもちろんの事、全てのスポーツ、イベント、エンターテインメントに至るまで、今後どのように対策・対処すべきか、まさに手探り状態であり、日々死活問題とも言えるような厳しい状況で活動を強いられております。こうした状況下、パンクラスでは選手・ファンの皆様の安全を第一に考えて、今この時期に来場型イベント開催は難しいと判断に至りました」という説明がなされている。

同大会より、当日計量とテンポラリー階級を用いることも決まっている同大会のイベント名を「Owltech presents PANCRASE 318 -Beyond317-」とした。陽性者がありイベントが当日中止となった317大会を越えろ!──という意志の表れ、だ。そんなPancrase318では暫定ライト級KOP王座決定戦=雑賀ヤン坊達也✖林源治、フェザー級次期挑戦者決定戦=中島太一✖堀江圭功などがマッチアップされている。


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J-CAGE News Pancrase318 ブログ ライリー・ドゥトロ 上迫博仁 中島太一 堀江圭功 秋葉太樹 粕谷優介

【Pancrase318】上迫博仁✖粕谷優介&ドゥトロ✖秋葉太樹 OUT。中島太一✖堀江圭功&前山✖尾崎 IN

【写真】残念だが致し方ない粕谷とドゥトロの欠場だ(C) MMAPLANET

3日(水)、当日計量とテンポラリー階級を用いることが発表されたばかりのPancrase318のカード変更が明らかとなった。

27日(日)に東京都江東区のスタジオイーストで開催されるPancrase318では77.1キロ以下で暫定ライト級KOP王座決定戦=雑賀ヤン坊達也✖林源治と共に組まれていて、ライト級の上迫博仁✖粕谷優介と、フライ級の国際戦=ライリー・ドゥトロ✖秋葉太樹が取りやめとなり、フェザー級次期挑戦者決定戦=中島太一✖堀江圭功、ストロー級の前山哲兵✖尾崎龍紀戦が追加された。


ライリー・ドゥトロ✖秋葉太樹はコロナ禍の影響で米国は未だに入局拒否対象地域であることからドゥトロの来日は困難で、取りやめざるをえない状況に。また上迫博仁✖粕谷優介は後者がコロナ禍を考慮して出場辞退した。粕谷は一社会人として高校卒業時から一企業に務めており、8月大会の中止などもあり企業人として判断せざるを得なかったことが推測される。

そして今回追加された2試合=中島✖堀江と前山✖尾崎は中止されたPancarse317からスライドされ、実施されることとなった。なお上迫、秋葉に代役が用意されるのかは、現時点では明らかとなっていない。

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J-CAGE News Pancrase317 TSUNE ブログ 中島太一 堀江圭功 春日井たけし 松岡嵩志 松本光史 田村一聖 神酒龍一 荻窪祐輔

【Pancrase317】計量終了 メインカード、プレリミ、NEXUSカード出場34選手が揃ってパス

【写真】バキバキボディを披露した堀江と、我関せずという雰囲気の中島(C)PANCRASE

22日(土)、明日23日(日)に東京都江東区のスタジオコーストで開催されるPancrase317の計量が新宿区の神宿サンエービルの会議室で行われた。


メインのフェザー級次期挑戦者決定戦に挑む、中島太一✖堀江圭功、ライト級では修斗世界王座を返上しパンクラス参戦を決めた松本光史✖松岡嵩志、フライ級の神酒龍一✖荻窪祐輔、バンタム級の春日井たけし✖TSUNEとステップアップ&サバイバルを賭けた一戦が並ぶ同大会。

メインカード終了後にはFighting NEXUSのカードが並ぶなど、新しい試みも見られるなか出場予定の34選手が計量をパスしている。

■ Pancrase317計量結果

<ライト級/5分2R+1ExR>
阪上直輝:66.6キロ
拳勇:69.25キロ

<フェザー級/5分2R+1ExR>
shin:65.75キロ
鎌田拳司郎:65.2キロ

<フライ級/5分2R+1ExR>
吉田哲之:56.8キロ
曾我英将:56.9キロ

<バンタム級/5分2R+1ExR>
須藤拓真:60.95キロ
林健太:60.55キロ

<フェザー級/5分2R+1ExR>
渡辺純:65.85キロ
山本空良:65.45キロ

<バンタム級/5分2R+1ExR>
青井心二:60.0キロ
谷育磨:60.7キロ

<フェザー級次期挑戦者決定戦/5分3R>
中島太一:65.65キロ
堀江圭功:66.0キロ

<ライト級/5分3R>
松岡嵩志:69.95キロ
松本光史:70.15キロ

<フライ級/5分3R>
神酒龍一:56.95キロ
荻窪祐輔:57.0キロ

<バンタム級/5分3R>
春日井たけし:61.45キロ
TSUNE:61.35キロ

<フェザー級/5分3R>
田村一聖:65.65キロ
高橋祐樹:65.4キロ

<ストロー級/5分3R>
宮澤雄大:52.5キロ
井島裕彰:52.5キロ

<ストロー級/5分3R>
前山哲兵:52.45キロ
尾崎龍紀:52.6キロ

<ネオブラッドTフェザー級2回戦/5分3R>
岩本達彦:66.15キロ
齋藤拓矢:65.8キロ

<ネオブラッドTバンタム級2回戦/5分3R>
井村塁:60.8キロ
田中ハヤトスネ夫:61.3キロ

<ネオブラッドTフライ級1回戦/5分3R>
谷村愛翔:56.75キロ
高橋拓也:57.0キロ

<バンタム級/5分3R>
工藤修久:60.95キロ
粥川吏稀:59.7キロ

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Interview J-CAGE Pancrase317 ブログ 中島太一 堀江圭功

【Pancrase317】堀江圭功との挑戦者決定戦へ、中島太一「若さ故の自信って良いですね。アッハハハ」

【写真】削り合い、覚悟を決めてデカゴンへ (C)KEISUKE TAKAZAWA/MMAPLANET

23日(日)、東京都江東区の新木場スタジオコーストで開催されるPancrase317。メインでフェザー級KOP王座への挑戦権を賭けて中島太一が堀江圭功と対戦する。

日本に投資する以前のONEと契約も試合の機会を求めてフリーエージェントに。次に選んだ戦場はWSOF-GCを経て最恐ACB(現ACA)だった。

独特の感性で戦ってきた中島が、自身の一番の武器と言い切るボディロックに行き着き、そこからの発展形を目指してきた。国内では誰もが認める若き実力者の「倒れない。倒されても立つ」という自信の言葉を、中島は「若さゆえ」とぶった切った。


──堀江選手との試合に向けて、体調の方はいかがですか。

「体調はバッチリで過去最高に練習してきたし、考えてきたので準備は万端です」

──中島選手といえばもう1年9カ月ほど前になりますがEvolve MMAのトライアウトを受けるときに肩の調子が悪く、まるで力が入らないという症状に悩まされていました。その後も試合を重ねてきていましたが、肩の具合というのは?

「今は完璧に治りました。やっとです。2月のボリス・フェドロフ戦も完調ではなかったです」

──何か治療方法が見つかったのでしょうか。

「いえ、ずっと針はしていましたが、時間をかけて自然治癒力ですね。時間が解決してくれました。本当にようやくですね」

──中島選手が組み系のスタイルに転じたのは、肩の影響もあったのでしょうか。

「う~ん、打撃で倒したいという理想があり、ずっと追い求めていました。でも周囲から『お前は組みの選手だ』とは言われていて。実際僕自身、組みは得意だと思っていたのですが、なぜかしっくりこなかったです。

そんな時に小野島(恒太)さんに田村一聖選手との試合前から色々と教えてもらうようになり、それでも全然考えずに身体能力で勝とうとしていて。でもカイル・アグォン、ユータ&ロック戦と2連敗して、これは何とかしないといけないって考えるようになって……。

それで、ようやくですね……前回の試合から小野島さんに教えてもらっていることが理解できるようになったのは」

──小野島選手に教わり始めたきっかけは何だったのでしょうか。

「小野島さんには僕が格闘技を始める前に出会っているんです。清水俊一さん繋がりで。めっちゃ強い人がいるなって思っていたのですが、それが何年かぶりにロータスの出稽古で会って。そこで一緒に練習しましょうって誘っていただき、なんかビビッてきたんです。

それから東中野のCombat Workout Diamondsジムで習っていて。小野島さんも僕のことを凄く真剣に考えてくれて、一緒にやっているとボディロックという僕の武器が見つかりました。ボリス・フェドロフの2週間ぐらい前に見つかったんです」

──2週間!!!

「小野島さんにその前の段階の動きから、ボディロックまでの流れを説明してもらって。『こうすれば良くないですか』と……そうしたら、ハマったんです」

──八隅選手との練習は?

「八隅さんにも週に2回、細かいところを教えてもらっています。僕がする質問に対して、しっかりと指導してくれます」

──ボディロックに関しては、青木真也選手は「そこから先がない。無限ループでしんどい試合になる」と評していました。

「ボリス戦はアレが作戦でした。あのボディロックをして崩して勝つ、それ以上は考えていなかったです。でも、あの試合を終えてから『これだけじゃチャンピオンになれない』と思ったので、その先のことは練習してきました」

──そして挑戦者決定戦という形で堀江選手と戦います。

「ボリス戦が終わってから、次は堀江選手だと思っていました。ずっと、その心構えで来ていました。彼は強いです。だから最悪のことを考えて練習してきたので、堀江選手のおかげでだいぶレベルアップできましたね」

──堀江選手からは『テイクダウンされる心配はない。しても立てば良い』という自信の言葉が聞かれました。

「うわぁっ、凄い自信ですね。若さ故の自信って良いですね。アッハハハ。僕も若い頃は調子に乗っていたので。まぁ、どう言われても僕の強みである部分で戦います。でも打撃の練習もしてきて──掴んだこともあるので、試合で出すのが楽しみです」

──堀江選手の強さはどこだと考えていますか。

「フィジカル、気持ちの強さ、そして突進力。そこに皆はやられてしまっています。でも細かいボクシングの技術があるわけではないので、何かミスをしない限り僕は貰わないです。

僕には彼がUFCで戦ったカナダ人(※ハキーム・ドワドゥ)のような戦い方はできないです。僕は1Rから疲れさせます。堀江選手も1Rは凄く強いですが、彼より動いて、とにかく疲れさせようと思います」

──つまりは中島選手も疲れる試合だということですよね。

「それはもう、覚悟できています。疲れますねぇ。ホントは一発で倒したいですけど、それが今はできないので。死ぬような苦しい戦いになる覚悟はできています。その上でフィニッシュする練習もしてきていますし。

最終的に僕がフィニッシュするなら、2R終盤以降ですね」

──挑戦者決定戦ということは、この先にISAO選手が控えています。

「もちろん意識はします。でも、そんなことを考えている余裕はないです。堀江戦に集中しています。堀江選手は誰も想っているように強いです。でも僕の何が何でも勝つっていう執念が、試合で分かってもらえると思います。僕が勝ちます」

■Pancrase317対戦カード

<ライト級/5分2R+1ExR>
阪上直輝(日本)
拳勇(日本)

<フェザー級/5分2R+1ExR>
shin(日本)
鎌田拳司郎(日本)

<フライ級/5分2R+1ExR>
吉田哲之(日本)
曾我英将(日本)

<バンタム級/5分2R+1ExR>
須藤拓真(日本)
林健太(日本)

<フェザー級/5分2R+1ExR>
渡辺純(日本)
山本空良(日本)

<バンタム級/5分2R+1ExR>
青井心二(日本)
谷育磨(日本)

<フェザー級次期挑戦者決定戦/5分3R>
中島太一(日本)
堀江圭功(日本)

<ライト級/5分3R>
松岡嵩志(日本)
松本光史(日本)

<フライ級/5分3R>
神酒龍一(日本)
荻窪祐輔(日本)

<バンタム級/5分3R>
春日井たけし(日本)
TSUNE(日本)

<フェザー級/5分3R>
田村一聖(日本)
高橋祐樹(日本)

<ストロー級/5分3R>
宮澤雄大(日本)
井島裕彰(日本)

<ストロー級/5分3R>
前山哲兵(日本)
尾崎龍紀(日本)

<ネオブラッドTフェザー級2回戦/5分3R>
岩本達彦(日本)
齋藤拓矢(日本)

<ネオブラッドTバンタム級2回戦/5分3R>
井村塁(日本)
田中ハヤトスネ夫(日本)

<ネオブラッドTフライ級1回戦/5分3R>
谷村愛翔(日本)
高橋拓也(日本)

<バンタム級/5分3R>
工藤修久(日本)
粥川吏稀(日本)

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Interview J-CAGE Pancrase317 ブログ 中島太一 堀江圭功

【Pancrase317】挑戦者決定戦=中島太一戦へ、堀江圭功─02─「全然、自信はありますね」

【写真】大言を吐くのとは真逆に、ごく自然に自信に満ち溢れたことが気負うことも一切なく続いた (C)KEISUKE TAKAZAWA

23日(日)、東京都江東区の新木場スタジオコーストで開催されるPancrase317のメインでフェザー級次期挑戦権を賭けて中島太一と対戦する堀江圭功インタビュー後編。

以前から組み倒されない自信を持っていた堀江だが、米国修行と5月にスタートさせたTRIBE TOKYO MMAでの練習でさらに自信を深めた。

感覚から理解して動くようになったという堀江は、気張ることなく自信を常に感じさせる口調だった。

<堀江圭功インタビューPart.01はコチラから>


──ではコロナ禍時代に選手が抱えてきた『あるのか?』、『ないのか?』という部分では、余計な心配はなく準備できた感じでしょうか。

「そこは余り考えないでやってきました」

──予防はしても生活していくうえでいつ感染するかは、もう自分でこれ以上の手立てはないわけですしね。

「ハイ、そうだと思っています。なので迷いもなく、集中して準備してきました」

──では対戦相手となる中島選手の印象を教えてください。

「組みがしつこいイメージがあります。だからこそ、TRIBEでの練習も生かせる良いタイミングだと思います。テイクダウンを絶対に取らせないで、自分の強いところで戦える自信はありますし大丈夫だと思います。

中島選手が安心できるのは、自分に組んでしがみついている時なので組ませないで戦おうと考えています。恐らく組まれても大丈夫でしょうが」

──凄い自信ですね。

「以前より組まれても大丈夫になりました。組まれても倒されないという戦いは以前からやってきましたし。アマの時にテイクダウンから抑えられて負けて、それが悔しくてずっとテイクダウンを切る練習と立ち上がる練習は続けてきたので。

プロになってから、テイクダウンというテイクダウンは取られたことはないです。一度、ヒザを着いたぐらいで。それがテイクダウンにカウントされないのなら、テイクダウンをされたことはないです」

──中島選手の組みに対しても、倒されない自信があるということなのですね。

「全然ありますね。最近の練習で、そこはメチャクチャ感じていますし、万が一倒されても立ち上がることができるので。まぁ、でも倒されない自信はあります。前から自信はあったのですが、最近は組みの練習を増やしていますしね。

これまで感覚でやっていた部分があったのが、TRIBEの練習で理屈が分かってきました。頭で理解できると、迷いがなくなります。感覚っていうのは、反応するまで少しは考えることになるので。今は何をすれば良いのかが分かっているので、迷いがないです」

──結果、打撃の威力も増すのではないでしょうか。そこまで倒されない自信がつくと。

「いやぁ、そうなりますね(笑)」

──言葉から溢れる出る自信を感じることができます。

「そうですね。全然、自信はありますね」

──『やっぱり、堀江なんだよ』、『なんでUFCは堀江と契約しないんだ』と思われるために、どのような試合をする必要があると考えていますか。

「フィニッシュするしかないです。ヘヘヘヘヘ。圧倒的に勝つ、フィニッシュをする。お客さんもそういう試合が見たいだろうし、UFCもそういう選手を取りたがりますよね。

中島選手は強い選手だし、国内ではKO負けはないはずです。タフなのは分かっています。でも自分の力を出すことができれば、問題ないと思います。ここでKO勝ちして、皆が認めざるを得ないという勝ち方をします」

──この試合は次期挑戦者決定戦です。

「今、新型コロナウィルスの影響でUFCとの契約がどうなるのかは、誰にも分からないです。それもあり、ここで勝てば次はISAO選手というのは頭にあります。そう考えると中島選手とISAO選手はバランス的なところで似ている部分があります。スタミナがありペース配分を考えて戦うというように。

最初に言ったように一つひとつ勝つというのは、今はここからの2試合に集中するということです。楽しみにしてください」

■Pancrase317対戦カード

<ライト級/5分2R+1ExR>
阪上直輝(日本)
拳勇(日本)

<フェザー級/5分2R+1ExR>
shin(日本)
鎌田拳司郎(日本)

<フライ級/5分2R+1ExR>
吉田哲之(日本)
曾我英将(日本)

<バンタム級/5分2R+1ExR>
須藤拓真(日本)
林健太(日本)

<フェザー級/5分2R+1ExR>
渡辺純(日本)
山本空良(日本)

<バンタム級/5分2R+1ExR>
青井心二(日本)
谷育磨(日本)

<フェザー級次期挑戦者決定戦/5分3R>
中島太一(日本)
堀江圭功(日本)

<ライト級/5分3R>
松岡嵩志(日本)
松本光史(日本)

<フライ級/5分3R>
神酒龍一(日本)
荻窪祐輔(日本)

<バンタム級/5分3R>
春日井たけし(日本)
TSUNE(日本)

<フェザー級/5分3R>
田村一聖(日本)
高橋祐樹(日本)

<ストロー級/5分3R>
宮澤雄大(日本)
井島裕彰(日本)

<ストロー級/5分3R>
前山哲兵(日本)
尾崎龍紀(日本)

<ライト級/5分3R>
金田一孝介(日本)
友實竜也(日本)

<ネオブラッドTフェザー級2回戦/5分3R>
岩本達彦(日本)
齋藤拓矢(日本)

<ネオブラッドTバンタム級2回戦/5分3R>
井村塁(日本)
田中ハヤトスネ夫(日本)

<ネオブラッドTフライ級1回戦/5分3R>
谷村愛翔(日本)
高橋拓也(日本)

<バンタム級/5分3R>
工藤修久(日本)
粥川吏稀(日本)

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Interview J-CAGE Pancrase317 ブログ 中島太一 堀江圭功

【Pancrase317】挑戦者決定戦=中島太一戦へ、堀江圭功─01─「北岡さんに誘っていただいて」

【写真】空手ベースの爆発的な打撃とレスリングの融合は見られるのか(C)KEISUKE TAKAZAWA/MMAPLANET

23日(日)、東京都江東区の新木場スタジオコーストで開催されるPancrase317。メインでISAOの持つフェザー級KOP王座への挑戦権を賭けて中島太一と堀江圭功が対戦する。

まさかのUFC出場1試合でリリースとなった堀江は、2月に復活の狼煙をデカゴンで挙げた。そして始まったコロナ禍で、堀江のMMAファイター人生は再び修正が必要となったが、彼の視線がUFCから逸れることはない。

ナチュラルに自信を伺わせる堀江に、話を訊いた。


──中島選手との試合が迫ってきました。UFCリリース後、2月の内村洋次郎戦で再起戦を飾ったものの、それから世の中が大変なことになってしまいました。

「あの試合で勝つと、中国で行われるコンテンダーシリーズに出るつもりだったのですが、シリーズ自体がコロナ禍でなくなってしまいました」

──UFCを目指す選手はアジア版コンテンダーシリーズからという風に狙いを定めていたので、人生設計すら変わってしまいましたね。そのなかでパンクラスで引き続き戦うことを堀江選手は選択しました。

「ハイ。UFCに戻ることを考えても、いくつか選択肢はあったと思います。そのなかでUFCから声を掛けてもらえると即動けるのはパンクラスだと判断しました」

──現状、米国にいるとUFCへの道は通常よりもハードルが下がっている部分があります。しかし、日本にいると霧が掛ったように道の先が見えないです。

「UFCで早く戦いたいとは思っていますが、いつコロナの問題が終息するのか分からないなかで、今は一つひとつの試合を勝っていくだけだと思っています」

──そのなかで2月の内村戦では組みという部分に拘りが見られた試合でしたが、打撃との融合の難しさが出たようにも感じました。

「そこは正直ありました。米国でレスリングに一番力を入れていたので、レスリングが全面に出て打撃が少なかったです。仕留めたかったので、悔しさは残りました」

──レスリングを意識すると若干クラウチングになり、前足の蹴りが出なくなるということはないですか。

「前足で蹴ることはできます。後ろ足重心の方が蹴りやすいということはありますが、重心移動は問題ないです」

──マイケル・チャンドラーばりにミドルを蹴って、前に着地してのスイッチなど惚れ惚れしてしまいました。

「自分も……日曜日の試合は色々とレパートリーを増やしてきたので、その辺りもちょっと出す可能性もあります」

──それは楽しみです。ところで緊急事態宣言時の練習はどのようにされていましたか。

「ジムが閉まっている時に……5月でしたか、大井(洋一)さんから『北岡選手がTRIBEの練習に来ない?』って言ってくれているよと誘っていただき、TRIBEのプロ練習に参加させてもらいました。大井さんと北岡さんにそういう風に言ってもらえて、凄くビックリしましたけど嬉しかったです」

──なぜ、北岡選手から……と躊躇することはなかったですか(笑)。

「なかったです(笑)。ありがたいことですし、練習に行かせていただきました。そうしたら凄く良い練習ができて、そのまま木曜日のプロ練習に参加させてもらうことにしたんんです」

──凄く良いというのは、どういう部分で感じたのですか。

「シチュエーション・スパーリングですね。日本ではMMAスパーを中心にやってきたのですが、現状としてテイクダウンをされることなどあまりなくて。シチュエーション・スパーで下になったところや、追い込まれたところからの練習が必要だと思っていたんです。ホントに良いタイミングで誘っていただきました」

──またそういう部分で強い選手が集まっていたと思います。

「ハイ。強い選手が多くて、特に青木選手は違いを感じました……ちょっと違いますね。TRIBEで習った技術を持ち帰ることもできますしね」

──6月になってからは他のジムも通常通りに練習が再開されたと思います。T今もRIBEでの練習は続けているのですか。

「ハイ、木曜日にTRIBEのプロ練習がはめ込めると、凄く充実した練習になるので。今は試合前で行けないこともありましたが、この試合が終わればまた合流させて欲しいと思っています」

──その中島選手との試合が決まったのはいつ頃だったのですか。

「6月1日ですね。オファーを貰った日に『やります』と返答しました」

──2月に試合をした堀江選手は4月、5月と中止になった大会のオファーはなかったのですか。

「自分はなかったです。この試合のオファーを貰った時も、8月だからできるだろうなって思って受けることができたので、『あるのか? ないのか?』という風になることはなかったです。特に7月大会があれば、8月もあるだろうという気でいました」

<この項、続く>

■Pancrase317対戦カード

<ライト級/5分2R+1ExR>
阪上直輝(日本)
拳勇(日本)

<フェザー級/5分2R+1ExR>
shin(日本)
鎌田拳司郎(日本)

<フライ級/5分2R+1ExR>
吉田哲之(日本)
曾我英将(日本)

<バンタム級/5分2R+1ExR>
須藤拓真(日本)
林健太(日本)

<フェザー級/5分2R+1ExR>
渡辺純(日本)
山本空良(日本)

<バンタム級/5分2R+1ExR>
青井心二(日本)
谷育磨(日本)

<フェザー級次期挑戦者決定戦/5分3R>
中島太一(日本)
堀江圭功(日本)

<ライト級/5分3R>
松岡嵩志(日本)
松本光史(日本)

<フライ級/5分3R>
神酒龍一(日本)
荻窪祐輔(日本)

<バンタム級/5分3R>
春日井たけし(日本)
TSUNE(日本)

<フェザー級/5分3R>
田村一聖(日本)
高橋祐樹(日本)

<ストロー級/5分3R>
宮澤雄大(日本)
井島裕彰(日本)

<ストロー級/5分3R>
前山哲兵(日本)
尾崎龍紀(日本)

<ライト級/5分3R>
金田一孝介(日本)
友實竜也(日本)

<ネオブラッドTフェザー級2回戦/5分3R>
岩本達彦(日本)
齋藤拓矢(日本)

<ネオブラッドTバンタム級2回戦/5分3R>
井村塁(日本)
田中ハヤトスネ夫(日本)

<ネオブラッドTフライ級1回戦/5分3R>
谷村愛翔(日本)
高橋拓也(日本)

<バンタム級/5分3R>
工藤修久(日本)
粥川吏稀(日本)

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J-CAGE News Pancrase317 ブログ ユータ&ロック 中島太一 堀江圭功 松岡嵩志 松本光史

【Pancrase317】中島太一✖堀江圭功のフェザー級挑戦者決定戦。求む、ユータ&ロックの合流

【写真】トータルな争いのなかで、それぞれの組みへの取り組みの真価が問われる (C)MMAPLANET

4日(木・現地時間)、パンクラスより8月23日(日)に東京都江東区の新木場スタジオコーストで開催されるPancrase317でフェザー級KOP次期挑戦者決定戦として中島太一✖堀江圭功の一戦および松本光史✖松岡嵩志のライト級戦組まれるという発表があった。

松本光史✖松岡嵩志のライト級戦、修斗世界王座を返上して久米鷹介の首を狙う松本のパンクラス初陣は4月12日→5月31日というスライドを経て、三たびスケジューリングされることとなった。半年以上に渡り、1人の対戦相手との試合を考えて凄くことは両者の格闘家人生にとって、そうあることではないだろう。

これまでに同大会では春日井たけし✖TSUNEのバンタム級マッチ、フライ級=神酒龍一✖荻窪祐輔、ライト級=金田一孝介✖キム・ソングォン、ストロー級=宮澤雄大✖井島裕彰が買っていしており、今回のアナウンスをもってイベントの骨格が出来上がってきた。


7月大会でアキラとノンタイトル戦を戦うフェザー級KOP・ISAOへの挑戦権を掛けて中島と堀江が相対する。中島は新型コロナウィルスによるイベントスケジュールが大幅に変更される前の2月大会でボリス・フェドロフに、組み勝ち王座に再び近づいた。

対して堀江は衝撃のUFCリリースからパンクラスでの再起を賭け、同じ2月のPancrase312の内村洋次郎を破って以来の実戦決定となる。その打撃力の強さを武器に一気にUFCに駆け上がった堀江は、打撃の強いトータルファイターへの転身を狙い、内村戦でも組みを取り入れたファイトを披露した。

とはいっても堀江の魅力は、やはり倒せる打撃だ。その打撃をさらに強化するために組み対策をTTMでの出稽古などで取り組んでいる堀江にとって、中島はこの間の練習の成果を試す格好の相手といえる。同時に中島は決して打撃が苦手で現状のテイクダウン&コントロールMMAに転嫁したわけではない。彼もまたトータルバランスを鑑み、安定性を増すために組みを強化した背景がある。

中島のクリンチ&バック奪取=青木真也をして「ボディロックが最終目的の無限ループ」MMAの真価が発揮される絶好の機会が、この堀江との挑戦者決定戦といえる。

王者ISAOとアキラ、そして中島✖堀江という潰し合いが実現するパンクラス・フェザー級戦線。現状、中島と堀江の上にランクされるカイル・アグオン、ナザレノ・マレガリエの参戦はコロナ下にあって現実的ではない。

そのなかで、4位の中島、5位の堀江の上位にある日本人選手が1人いる。2012年プロ修斗ライト級(現フェザー級)新人王で、その12年以外は2011年のキャリアスタート以来、2013年、2015年、2016年、2018年、そして2019年と年一で修斗及びパンクラスで戦ってきたユータ&ロックだ。

実際、昨年7月には中島に勝利しているユータ&ロックに、このフェザー級の戦いの輪に加わって欲しいモノだ。

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ABEMA Fighter's Diary Interview J-CAGE ブログ 堀江圭功

【Fighters’s Diary con on that day】「試合がない日々」を生きる堀江圭功の声 on 2018年2月26日

Horie【写真】まだ2年2カ月前──だが、ここから堀江は本当に多くのコトを経験し今に至っている(C)ABEMA & MMAPLANET

全世界を巻き込む新型コロナウィルス感染拡大の影響は当然のように日本の格闘家たちの人生にも影響が出ている。試合がない、大会が開かれない、練習場所の確保も困難だ。

そんな今、格闘技を愛する全ての人へ──ABEMA格闘CH が公式YouTubeチャンネルで Fighter’s Diary Ep.02が19日(日)より、アップされている。

第2回でクローズアップされた格闘家はKRAZY BEE軍団(朴光哲、矢地祐介、田村一聖、あい)、佐藤天、浅倉カンナ、北岡悟、堀江圭功(と高阪剛)の9人だ。

Fighter'sDiaryFighter’s Diaryは3週に渡り、3つのエピソードで総勢16人の格闘家たちの声をYouTubeで伝え、26日(日)午後7時より、ABEMA格闘CHにて Fighter’s Diary完全版が放送される。

そんなFighter’s Diaryでは「試合がない日々」を格闘家たちはどう生きるのか? ──という今の声を集めた。MMAPLANETでは、タイアップ企画ならぬボーディング企画を提案。MMAファイター達が今を発せられるようになった原点を探る上で、あの日の彼らや彼女達の声=on that dayとして、MMAPLANETインタビュー初登場時の声を紹介したい。

題してFighter’s Diary con on that day、第12回は2015年2月28日公開、2月26日に取材が行われた──キャリア7戦目=田村一聖戦を2週間後に控えた──堀江圭功のあの日の声をお届けしよう。


<リードを含めた完全版はコチラから>

──堀江選手がMMAに興味を持ち始めたのはいつ頃でしょうか。

「MMAというわけではなく、中学の頃にヘビー級のK-1に興味を持つようになったんです。その時、自分も小学2年生の頃から空手をやっていたので、『自分でもやれるのかな』と自問自答した時に『絶対に俺じゃ無理だ』って思っていました」

──どのような流派の空手を稽古されていたのですか。

「剛柔流ですね。長崎県の佐世保市で生まれ育ち、佐世保にあった道場に通っていました」

──空手を始めた理由は?

「兄が2人いて、兄弟喧嘩が多くて強くなりたいという気持ちがありました。父からも『喧嘩して、泣くなっ』と言われていたので、空手を習いたいと思うようになったんです。

ただ、自分のイメージではボコボコやりあうというモノを想像していたのが、寸止めだったので最初は『違うなぁ』と(笑)。でも続けるうちにどんどんはまっていき中学3年生まで続けました。この間、小学生や中学の時は団体も個人も全国大会には出場しています」

──それは凄いですね!!

「いえ、もう全中(全国中学校体育大会)では全く通用しなかったです。夢中になって続けている一方で、寸止めでやっている限り、自分の突きで人は倒れるのかなって思うようになっていて。中学の時は練習も嫌々やっていた部分もあります。そんなんじゃ、全国のトップレベルの選手には通用しないですよね」

──自問自答した時に『自分では無理だ』と感じる一因になっていたのかもしれないですね。直接当てる方が、実戦的だと思いがちになるのも理解できます。

(C)Pancrase

(C)Pancrase

「当時はそうでした。ただし、あの頃に伝統派でやっていたことがMMAを戦うようになり役立っているのも確かです」

──中学3年生の時に空手を辞め、MMAを目指すまで何か格闘技はされていたのですか。

「ハイ、高校1年生から高校3年生まで極真空手部があったので、フルコンの練習をするようになりました」

──剛柔流から極真空手、マス大山の道ですね。

「……。ただ、高校で自分は何か部活に入るつもりはなくて、先輩に誘われた時に『日曜日が休み』ということを聞いて入部した程度でした(苦笑)。強さへの憧れは持ちつつ、フルコン空手にガッツリと興味を持っていたわけでもなかったんです。

でも、また練習しているうちに楽しくなりました(笑)。それが……腰を痛めて、1年半ぐらい練習ができなくなってしまって。それでも極真をやっている時は、顔面はないのですが直接打撃だったのでガンガン当てて自信がきました」

──別モノなので比較はできないのですが、そういう精神面の影響があったのですね。

「遣り甲斐を感じていました。ウェイトもやり始めて、体も大きくなって来て──高校2年生の時に再び、火が点いて上京してやってみようと思うようになりました。その時、一番強くなれるのは何か、それはMMAだろう。じゃあMMAで一番強いのは何だ? それはUFCだろう。なら、そこを目指すために高校を卒業して上京してやってやろうと決めたんです」

──佐世保にいる間にMMA的なトレーニングを始めることはなかったですか。

「極真空手を高校3年の夏で引退をしたので、上京するまでの半年間はブラジリアン柔術を習っていました。佐世保にあるシスイ柔術という道場で、当時は茶帯の方に指導してもらっていたのですが、今はもっと規模が大きくなっています。

MMAをやっていくうえで、ブラジリアン柔術を習っておくことは当然だと思っていました。寝技ができないと、MMAは戦えないので」

──東京でMMAファイターを目指すということに関し、ご両親の反応はどのようなモノでしたか。

「高2の時に想いを打ち明けた時は反対されました。今も心配しているはずですが、こっちに出て来て結果を残すようになると応援してくれるようになりました。最近では長崎から東京まで試合を見に来てくれるようになって」

──それは良かったです。アライアンスMMAに入門したのは何か理由があったのですか。

「シスイ柔術で格闘技に詳しい方がいて、相談させてもらったんです。その時にアライアンスを薦めてもらい、そこからアライアンスでMMAをやろうと思うようになっていました」

──剛柔流、極真空手、そしてブラジリアン柔術を経験しての上京。どれだけの希望と自信を持って東京にやってきたのですか。

「ボコボコにされる。厳しい世界だという覚悟はありました。自信というか、『やってやる』という気持ちと覚悟でしたね」

──顔面を殴ることが許されない打撃競技、空手をやってきて顔への直接打撃、パンチへの順応は難しくなかったですか。

「意外となかったです。スパーリングで殴られる恐怖はなかった。そこは覚悟してきたことなので」

──現時点まで6戦6勝という成績を残せていることに関して、どのように捉えていますか。

「一戦一戦、本当に人生を賭けてきているので練習の時からしっかりと気持ちを入れています。格闘技に対する気持ち、格闘技が一番だという想いが行動につながり、結果に結びついているのかと……」

──剛柔流でやってきた空手が生きると思うようになったのは、いつ頃からですか。

「実はアライアンスに入って半年ぐらい経った時に体調を崩し、一度地元に戻ったんです。熱が40度ぐらいというのが続いて、入院と退院を繰り返す時期があって……」

──そんなことがあったのですか!!

「原因は最終的に分からないままだったのですが、扁桃腺を取る手術をしたら、そこから大丈夫になりました。そして東京に戻って練習を再開したぐらいから、MMAには伝統派が役立つと感じるようになりました。

それまでガツガツ殴り合うモノと思っていたのですが、自分のパンチが当たっても相手のパンチも当たってしまうと考えるようになり、距離を遠くしたんです。そこも今の戦績に通じていると思います」

──ネオブラの初戦見て、あの左ボディフックから右フックのコンビネーションは素晴らしいボクシングに見えました。

「あれはアライアンスのボクシングのトレーナーの方に教わっていた技が、自然と出ました。あのボディは見ている人は一瞬だったと思いますが、自分の感覚として、ボクって入って。効いたというのが伝わってきました。

伝統派の間合いはMMAに有効ですが、近い距離の対処法を身につけて然りです。どのような場面でも対処できるよう心掛けています」

──そして、いよいよ田村選手との試合が近づいてきたのですが。3分3Rの杉山和史選手との試合は、ネオブラの時のようにはいきませんでした。

「あの試合は……杉山選手はタフで、殴っても殴っても前に出てこられたので、そういう部分で削られました」

──自分の攻撃が効いていないかもと疑うようになるようなことも?

「速攻で終わらせようという気持ちが力みになり、その気持ちがあることで体力を消耗してしまいました。自分で自分を削ったというか、かなり疲れていました。あの試合から、色々と改善してきました。だからこそ、次は進化した自分を見せることができると思います。

今は自分の思い通りにならなかった場合の戦い方を考えつつ、そこばかり気にすると自分の勢いを消してしまうので1Rから3Rを通じて倒せるパンチ、蹴り、テイクダウン、寝技をしっかりと使えるようやっています」

──田村選手という元王者、そして元UFCファイターとのオファーを受けた時はどのような気持ちになりましたか。

「自分より下の選手とは戦いたくないので、田村選手とのオファーを頂いた時は即答でやりますと伝えました。強い選手なのですが、自分もUFCを目指しているのでここで勝てば良いアピールになると思います。本当に良いチャンスを貰えて、嬉しいです」

──5分3Rを王者クラスの田村選手と戦うことについては?

「もちろん田村選手のことは強いと思っています。覚悟を決めて、いつも以上に気合をいれて練習をしています。覚悟を決めている分、怖さはないです。いつも以上に強い相手なので、良いモチベーションになっています」

──田村選手は牛久潤太郎選手、鈴木琢仁選手と若手を潰しています。

「自分はその波に乗らせずに、絶対にぶっ倒して勝ちます。7戦全勝になれば、次はUFCに行ってチャンピオンを目指したいぐらいです。田村選手の方が格上ですが、ここは圧倒して当たり前のようにボコボコにして勝ちたいと思っています。

田村選手は本当に強いです。やられる可能性もあります。それでも試合にピークをもっていければ、絶対に圧倒できます。しっかり勝ちます」

──UFCにそのまま行きたいということですが、パンクラスのベルトに関してはどのような想いでいますか。

「そうする必要があるなら、狙っていきます」

──パンクラスのフェザー級戦線には日本人でもISAO選手、松嶋こよみ選手というそれこそ勝てばUFCに近づくことができる選手が上にいるかと思います。

「皆、レベルが変わらないぐらい強いです。なので、そういうのはありますけど……田村選手もホントに強くて、この試合で自分は試されていると思います。

ここで勝つと、こいつは強いと思われるようになるはずなので、しっかりと決めて……勝ってアピールしたいなと思っています」

──ここを見せたいという点があれば、お願いします。

「自分の試合はフィニッシュを期待されているので、そこをアピールしたいです。ただ、勝つだけじゃなくて圧倒してKOか一本で勝ちたいです」