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『UFC on ABC 3』ローレン・マーフィー vs. ミーシャ・テイトを見たファイター・関係者の反応


 『UFC on ABC 3: Ortega vs. Rodriguez』ローレン・マーフィー vs. ミーシャ・テイトを見たファイター・関係者のツイッターでの反応。続きを読む・・・
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【UFC ABC03】組み勝ち、殴り勝ったローレン・マーフィーが、ミーシャ・テイトから3-0の判定勝ち

<女子フライ級/5分3R>
ローレン・マーフィー(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.29-27
ミーシャ・テイト(米国)

序盤かり圧を掛けるマーフィーが、最初のミーシャの組みにヒザを入れる。左ミドルを蹴られたマーフィーはワンツーをいれ、テイクダウン狙いをスプロールしてヒザを突き上げる。間合いを取り直した両者、ミーシャは左の蹴りを多用し、右ストレートをヒット。ジャブを打ち合うと、マーフィーが右フックを当てる。さらにジャブ、右ストレートとマーフィーの方が手数が多い。

パンチの交換のなかでダブルレッグに出たマーフィーが、バックに回る。ミーシャは胸を合わし、体を入れ替えるとボディロックテイクダウンへ。背中でなく、腰を捻って腹ばいにしてすぐに立ち上がったマーフィーが、ダブルアンダーフックでヒザを見せる。ボディを殴るミーシャは首相撲でいなしてダブルレッグへ。マーフィーはここも反応してテイクダウンを許さない。残り20秒、両者が離れるとマーフィーが左ジャブを当てた。

2R、ジャブを伸ばすマーフィー、ミーシャもジャブを当て返す。組みがハマらないミーシャは、ワンツーの打ち合いのなかで鼻血が増えてくる。ミーシャの意識が打撃に偏ると、マーフィーがダブルレッグでテイクダウンし、スクランブルではバックから右を連打していく。クラッチを剥がしたミーシャに、右エルボーを入れて離れたマーフィーは左を被弾する。それでもジャブの精度が高いマーフィーに対し、ミーシャは殴られながら距離を詰める。首相撲&ヒザ蹴りのミーシャに左エルボーを打ちこむマーフィーは、ダブルレッグを切り、シングルに移行されも足を引き抜く。

アッパーを受けながら組んだミーシャがボディロック、鼻を殴っていくマーフィーに対しミーシャは肩パンチ。は左右を差し返して体を入れ替える。直後にミーシャがガツンと音がエルボーを入れ、押し込み返した状態でラウンド終了となった。

最終回、ミーシャはジャブで前に出て、マーフィーが右に回ってジャブを返す。ジャブの差し合いが続き、ミーシャは組んでいくが逆にテイクダウンを許す。すぐに立ち上がったミーシャは首相撲でヒザを貰いながら、左右のボディを打っていく。左目の下をカットし大きく腫らせたミーシャだが、ジャブを伸ばして前に出て組み続ける。

マーフィーはエルボーを打って離れると、ミーシャが前蹴り。残り90秒で足を止めて打ち合いになると、引いたマーフィーが組みつく。ギロチンから組み変えてヒザを入れるミーシャは離れてジャブ。マーフィーもジャブを返し、レンジコントロール。前に出るしかないミーシャにジャブを最後も当てたマーフィーは勝利を確信した。

結果、マーフィーが3-0で判定勝ちを収め、顔を大きく腫らし流血のミーシャとハグをし、「私はチャンピオンになる準備ができている。それをこの試合で示した。9月はパリにいく。マノン・フィオフォとジェジカ・アンドレジの試合を見る。その試合はナンバーワン小テンダーマッチじゃない。2人の勝者と戦う」と話した。


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INVICTA MMA MMAPLANET o UFC UFC ABC03 アマンダ・レモス アレックス・ヴォルカノフスキー エミリー・ダコーテ シャルル・ジョーダン ジェシカ・ペネ ジャイー・ロドリゲス ジャック・ショア スムダーチー ダスティン・ストーツフス チョン・ダウン ビル・アレジオ ブライアン・オルテガ ボクシング マックス・ホロウェイ マット・シュネル ミーシャ・テイト リッキー・シモン リー・ジンリャン 岡見勇信 水垣偉弥

【UFC ABC03】Fight Night以上PPVよりマニア好み。チョン・ダウン、岡見越えなるか。ミーシャの今は?

【写真】フライ級でミーシャは頂点を狙えるようなパフォーマンスを見せることができるか(C)Zuffa/UFC

16日(土・現地時間)にニューヨーク州ロングアイランドのUBSアリーナで開催されるUFC on ABC03「Ortega vs Rodriguez」の計量が15日(金・同)に終了し、出場全24選手全員がクリアしている。

東部時間帯でプレリミは午前スタートとなるNY真昼の決戦、メインはフェザー級のブライアン・オルテガ✖ジャイー・ロドリゲスという再起戦対決となった。


(C)Zuffa/UFC

オルテガは昨年9月にアレックス・ヴォルカノフスキーのベルトに挑戦して敗北、ロドリゲスは昨年11月のマックス・ホロウェイに敗れて以来の実戦復帰となる。

いわば同階級のトップツーの軍門に下った両者にとって、頂点を目指す権利を再度得るための過酷なサバイバルマッチだ。ボクシング&柔術、削って極めるオルテガに対し、独特のテコンドームーブで変幻自在な打撃に加え、下になっても極めのあるロドリゲスの対戦は、スタンドで蹴りの間合いが続かない限り、立ちもグラウンドもダイナミックな攻防に発展すること間違いないだろう。

とはいえ、大切な試合を落としてからの再起戦、動きが固くなり思い切りの良さが抑えられるファイトになる可能性もあるが……。セレモニアル計量では「試合がどうなるのかは分からない。でもウォーになることは確かだ」とロドリゲス。一方のオルテガも「メキシコからNYへ、イッてしまっているウォリアーのお出ましだよ。バチバチの戦いになるよ」と話した。

そんなセレモニアル・フェイスオフで見せたロドリゲスの気合と、T-Cityの落ち着き様を見る限り期待を裏切らないギリギリの戦いを両者は覚悟しているようだった。

(C)Zuffa/UFC

マンハッタンから30キロのNY真昼の決戦。

ショーン・バーゴ✖シャルル・ジョーダン、ジャック・ショア✖リッキー・シモンのように打撃、組みでがっぷり四つの真っ向勝負など、Fight Night以上──PPVよりマニアックというMMAファンには楽しみな対戦カードが揃っている。

(C)Zuffa/UFC

と同時にどうしても気になるのが、メインカードにリー・ジンリャンとスムダーチーという中量級と軽量級の中国人ファイターが2人も登用されていることだ。

UBSアリーナが隣接するクイーンズだけで中国系米国人は20万人住んでおり、お隣のブルックリンも15万を超える同朋が生活している。

(C)Zuffa/UFC

とはいって、ご当地ファンの導入狙いではプレリミ出場で十分なはず、やはりUFCの同国市場への期待の表れととれるだろう。

そのメインカードにはMMA復帰戦から3戦目、フライ級に階級を落としたミーシャ・テイトが2016年11月のMSG以来、5年8カ月振りのNYで戦う。意気込みは実に潔い、ただし動きが落ちていることは否めないミーシャ。スケールでもお馴染みの力こぶにキスのポーズを披露したが、ローレン・マーフィー相手にどこまで全盛期に近いパフォーマンスを披露できるか。

(C)Zuffa/UFC

アジア系ではなんといってもチョ・ダウンに注目だ。

1ドローを挟んでいるとはいえ現在オクタゴンで4連勝中、ライトヘビー級ということを考えればMMA版漢江、いやアジアの奇跡と言っても過言でない。チョ・ダウンが今大会でダスティン・ジャコビーを破れば5連勝と岡見勇信を抜き、水垣偉弥に並ぶことになる(※蛇足ながら岡見の偉大さは4連勝以外に、3連勝を3度している点にも表れている)。

(C)Zuffa/UFC

オープニングマッチにはInvicta FCからストロー級世界王者のエミリー・ダコーテがステップアップ、。

女子MMAファイターにとってインヴィクタからUFCは王道のステップアップ方法だっただけに、注目のダコーテの初陣──と、第1試合からヘッドラインまで、本当にMMAが好きなファンにとって非常に楽しみなラインナップとなっている。

■視聴方法(予定)
7月17日(日・日本時間)
午前0時00分~UFC FIGHT PASS

■UFC ABC03計量結果

<フェザー級/5分5R>
ブライアン・オルテガ: 146ポンド(66.22キロ)
ジャイー・ロドリゲス: 145.4ポンド(65.95キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ミッシェレ・ウォーターソン(米国)
アマンダ・レモス(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
リー・ジンリャン: 170.6ポンド(77.38キロ)
ムスリム・サリコフ: 170.8ポンド(77.47キロ)

<フライ級/5分3R>
マット・シュネル: 126ポンド(57.15キロ)
スムダーチー: 125.8ポンド(57.06キロ)

<フェザー級/5分3R>
ショーン・バーゴス: 145.8ポンド(66.13キロ)
シャルル・ジョーダン: 145.6ポンド(66.04キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ローレン・マーフィー: 125.2 ポンド(56.78キロ)
ミーシャ・テイト: 125.8ポンド(57.06キロ)

<ミドル級/5分3R>
プナヘラ・ソリアーノ: 185.6ポンド(84.18キロ)
ダルシャ・ランジョンブラ: 185.6ポンド(84.18キロ)

<バンタム級/5分3R>
リッキー・シモン: 135.6ポンド(61.5キロ)
ジャック・ショア: 136ポンド(61.69キロ)

<フェザー級/5分3R>
ビル・アレジオ: 146ポンド(66.22キロ)
エウベウチ・バーンス: 145.4ポンド(65.95キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ダスティン・ジャコビー: 205ポンド(92.99キロ)
チョン・ダウン: 205.6ポンド(93.25キロ)

<ミドル級/5分3R>
ドワイト・グラント: 184.4ポンド(83.64キロ
ダスティン・ストーツフス: 185.6ポンド(84.18キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ジェシカ・ペネ: 115.8ポンド(52.52キロ)
エミリー・ダコーテ: 115.6ポンド(52.43キロ)

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『UFC on ABC 3: Ortega vs. Rodriguez』前日計量動画


MAIN CARD (ABC/ESPN+, 2 p.m. ET)

・Brian Ortega (146) vs. Yair Rodriguez (145.4)
・Amanda Lemos (116) vs. Michelle Waterson (115)
・Li Jingliang (170.6) vs. Muslim Salikhov (170.8)
・Su Mudaerji (125.8) vs. Matt Schnell (126)
・Shane Burgos (145.8) vs. Charles Jourdain (145.6)
・Lauren Murphy (125.2) vs. Miesha Tate (125.8)

PRELIMINARY CARD (ESPN/ESPN+, 11 a.m. ET)

・Dalcha Lungiambula (185.6) vs. Puna Soriano (185.6)
・Jack Shore (136) vs. Ricky Simon (135.6)
・Bill Algeo (146) vs. Herbert Burns (145.4)
・Dustin Jacoby (205) vs. Da-un Jung (205.6)
・Dwight Grant (184.4) vs. Dustin Stoltzfus (185.6)
・Emily Ducote (115.6) vs. Jessica Penne (115.8)

 『UFC on ABC 3: Ortega vs. Rodriguez』前日計量結果。全員パスしています。




 前日計量動画。


 MMAJunkieスタッフによるメインカード勝敗予想。

・ブライアン・オルテガ vs. ヤイール・ロドリゲスはオルテガ支持7人、ロドリゲス支持4人。

・ミシェル・ウォーターソン vs. アマンダ・レモスは11人全員レモス支持。

・リー・ジンリャン vs. ムスリム・サリコフはリー支持6人、サリコフ支持5人。

・マット・シュネル vs. ス・ムダウジはシュネル支持4人、ス・ムダウジ支持7人。

・シェーン・バーゴス vs. チャールズ・ジョーデインはバーゴス支持9人、ジョーデイン支持2人。

・ローレン・マーフィー vs. ミーシャ・テイトはマーフィー支持1人、テイト支持10人。続きを読む・・・
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今度こそ!? 7.16『UFC on ABC 3』でローレン・マーフィー vs. ミーシャ・テイトの仕切り直しマッチ

7.2『UFC 276: Adesanya vs. Cannonier』で予定されていたローレン・マーフィー vs. ミーシャ・テイトが中止(2022年06月26日)

 こちらの続報。


 7月2日にネバダ州ラスベガスで開催する『UFC 276: Adesanya vs. Cannonier』で予定されていたローレン・マーフィー vs. ミーシャ・テイトが中止されましたが、理由はマーフィーに新型コロナウイルスの陽性反応が出たためだったとのこと。


 その後、UFCが同カードを7月16日にニューヨーク州ロングアイランドで開催する『UFC on ABC 3: Ortega vs. Rodriguez』で行なうことを発表。

 今度こそ3度目の正直で試合が無事に行われれば良いのですが。続きを読む・・・
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MMA o UFC   アレックス・ヴォルカノフスキー アンドレ・ムニス イアン・ギャリー イスラエル・アデサニャ ショーン・オマリー ショーン・ストリックランド ジェイリン・ターナー ジム・ミラー ジャレッド・キャノニア ブラッド・リデル ペドロ・ムニョス ボビー・グリーン マックス・ホロウェイ ミーシャ・テイト メイシー・バーバー ロビー・ローラー

7.2『UFC 276: Adesanya vs. Cannonier』の試合順が発表


 UFCが7月2日にネバダ州ラスベガスのT-モバイル・アリーナで開催する『UFC 276: Adesanya vs. Cannonier』の試合順が発表されています。

Main card(日本時間7月3日午前11時開始)

▼UFCミドル級タイトルマッチ/5分5R
イスラエル・アデサニャ vs. ジャレッド・キャノニア

▼UFCフェザー級タイトルマッチ/5分5R
アレックス・ヴォルカノフスキー vs. マックス・ホロウェイ

▼ミドル級/5分3R
ショーン・ストリックランド vs. アレックス・ペレイラ

▼女子フライ級/5分3R
ローレン・マーフィー vs. ミーシャ・テイト

▼バンタム級/5分3R
ペドロ・ムニョス vs. ショーン・オマリー


Preliminary card(日本時間7月3日午前9時開始)

▼ライト級/5分3R
ブラッド・リデル vs. ジェイリン・ターナー

▼ウェルター級/5分3R
ロビー・ローラー vs. ブライアン・バルベリーナ

▼ウェルター級/5分3R
イアン・ギャリー vs. ゲイブリエル・グリーン

▼女子フライ級/5分3R
ジェシカ・アイ vs. メイシー・バーバー


Early preliminary card(日本時間7月3日午前7時開始)

▼ミドル級/5分3R
ユライア・ホール vs. アンドレ・ムニス

▼ライト級/5分3R
ボビー・グリーン vs. ジム・ミラー

▼ミドル級/5分3R
ブラッド・タヴァレス vs. ドリカス・デュ・プレイシス

▼女子バンタム級/5分3R
ジェシカ・ローズ・クラーク vs. ジュリア・ストリアレンコ続きを読む・・・
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ヴァレンティーナ・シェフチェンコ「年内に女子バンタム級王座に挑戦し2階級制覇を目指すかもしれない」

7.30『UFC 277』でジュリアナ・ペーニャ vs. アマンダ・ヌネス2の女子バンタム級タイトルマッチが決定(2022年05月22日)

 こちらの続報。




 6月12日にシンガポールで開催する『UFC 275: Teixeira vs. Prochazka』でタイラ・サントスを相手に女子フライ級王座7度目の防衛戦を行うヴァレンティーナ・シェフチェンコが女子バンタム級王座に再挑戦する可能性を示唆し以下のコメント。

「いずれは135ポンドで戦うと思う。常にチャンスはあるし、もちろん大きな戦いになるほど良い」

「アマンダ・ヌネスがジュリアナ・ペーニャに敗れたことにはショックを受けなかった。もちろん驚きはしたけど、かつてのアマンダとは同じじゃないと思ってた。私と対戦した時とは目つきから何から全てが違っていた。ジュリアナと対戦した時は少しリラックスしているように見えた。あの試合でどういう準備をしたかは知らないけど、別人のようだったわ」

「7月まではスタンバイ中ね。アマンダとの再戦は避けられないと思う。もしくはジュリアナよ。以前私はジュリアナにアームバーで勝っている。そして今は彼女の名前が頻繁に出てくるようになった」

「年末に対戦すれば良い試合になると思う。どうなるかは様子見ね。ミーシャ・テイトが7月に125ポンドで戦うし(『UFC 276』でローレン・マーフィーと対戦)いろんな可能性や状況の変化が考えられる。でも(年内にバンタム級で戦う)可能性は高いと思う。かなり高いと思うわ」


Valentina Shevchenko(Sherdog)

 シェフチェンコはヌネスと2016年3月の『UFC 196: McGregor vs. Diaz』と2017年9月の『UFC 215: Nunes vs. Shevchenko 2』で2度対戦しており対戦成績はヌネスの2勝0敗。しかし2度とも判定決着で、特に『UFC 215』の方はスプリットデシジョンでした。これをきっかけにシェフチェンコはフライ級に転向し絶対王者の地位を築くことになります。

 また、シェフチェンコはバンタム級時代の2017年1月『UFC on FOX 23: Shevchenko vs. Pena』でジュリアナ・ペーニャとも対戦しており、この時は2Rアームバーでシェフチェンコが勝利しています。続きを読む・・・
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F1 MMA News o ONE UFC アイリーン・アルダナ キック ボクシング ミーシャ・テイト ヤナ・クニツカヤ

UFC on ESPN+64:メインイベント・ホリー・ホルム vs. ケトレン・ヴィエイラ

女子バンタム級5分5R。ホルム2位、ヴィエイラ5位。

ボクシング・キック・そしてUFCで世界の頂点を取ったホルム。40歳でキャリア14勝5敗だが、5敗のうち4敗がタイトルマッチ。最後にタイトルに挑戦したのは3年前だが、その後2連勝中でまだランキングトップクラスを維持している。現王者ジュリアナ・ペーニャとは未対戦のため、ペーニャがヌネスとのダイレクトリマッチを制すれば挑戦の最有力候補となる。

ヴィエイラは柔道・柔術ベースで押さえ込み主体の地味なスタイル。一時はランキング2位まで上がったが、アイリーン・アルダナにKO負け、ヤナ・クニツカヤに微妙な判定負けでランクダウン。前回、始めてメインに抜擢され、元王者で復帰2戦目のミーシャ・テイト相手にスタンドの打撃戦で手数が少ない展開ながら判定勝ちした。連続での元王者狩りなるか。

ローを蹴るホルム。ヴィエイラ飛び込んで四つに組んでケージに押し込むが、入れ替えたホルムが逆に押し込む。投げを放ったヴィエイラ。膝を着いたホルムの顔面にパンチを入れる。ホルム立ってまた押し込む。押し込みながらパンチを入れていく。また投げを狙ったヴィエイラ。こらえて押し込むホルム。テイクダウンを狙うのではなく、ケージ押し込みのまま細かい打撃を入れていくホルム。ヴィエイラが膝を放つとダブルレッグに。耐えたヴィエイラ。残り1分。押し込むホルムにヴィエイラも膝を返すが手数で負けている。またオーバーフック内股を狙ったヴィエイラ。投げきれずまた押し込まれる。ホーン。

1Rホルム。

2R。パンチからケージに押し込もうとしたヴィエイラだがホルム離れる。パンチを打ち込んだヴィエイラ。四つに組んだホルムだが払腰で投げたヴィエイラ。サイド。ホルムケージ際に移動し立つが、立ち際にパンチを入れる。ケージに押し込むヴィエイラ。ホルムが入れ替えようとしたが、ヴィエイラは引き剥がして離れる。ホルムタックル。シングルレッグ。片足でこらえてケージ際で移動。シングルレッグにチョークをあわせたヴィエイラ。がっちり入っている!顔が紅潮するホルムだが、正対して外れた。またホルム押し込みの体勢。残り1分。また押し込んでパンチ・肘を入れていくホルム。ホーン。

2Rヴィエイラ。残り1分はホルムが押し込んでいたが、ヴィエイラはそこから抜け出せなかったのか、ラウンドを取っているから抜け出す気がなかったのか。

3R。開始時点のライブオッズでは若干ヴィエイラ優勢に。右ハイを入れたヴィエイラだが、ホルム組みついてケージに押し込む。押し込みながら膝。ヴィエイラはやはりここから逃げられないのか。ヴィエイラが膝を入れて離れた。ホルムパンチからまたケージに押し込む。ヴィエイラは膝をボディに入れるが、この体勢が続くと判定で不利というのは認識しているのか。ホルムの押し込みからの打撃が続く。ホルムタックル。切ったヴィエイラ。四つに組んだが放してパンチを入れた。また組むとケージに押し込まれる。ホーン。

3Rホルム。ヴィエイラは四つでケージに押し込まれるのは避けたほうが良いと思うのだが、避けられないのか。

4R。パンチで出てきたホルムだが、打ち終わりに右を合わせたヴィエイラ。ホルムがパンチ連打で突っ込んでくるが、ヴィエイラは下がってパンチを入れ組ませない。ホルムの腹への前蹴りでスリップダウンしたヴィエイラだがすぐ立つ。ホルムが出てくるところにパンチを合わせる展開。またパンチで出たホルム。ケージ押し込み。今度はすぐ引き剥がして離れたヴィエイラ。残り1分。ホルムの蹴りにパンチを合わせたヴィエイラ。パンチで出てきたホルムを組み止めたヴィエイラだがホーン。

4Rホルム。ヴィエイラは最悪の場合はフィニッシュが必要に。

5R。パンチを打ち込んだヴィエイラ。ホルムが組んで押し込もうとするとバック肘。離れた。また組んで押し込もうとするホルムだが押し込ませない。が、また組んだホルム。押し込まれないようにこらえるヴィエイラ。パンチを入れて離れるホルム。またパンチから組んで押し込むホルム。なんとかこらえて離れるヴィエイラ。ホルム前蹴り。ホルムがヴィエイラの足をキャッチするとケージに押し込んだ。そのまま時間を使う。離れた。遠い間合いでサイドキックを入れるホルム。ヴィエイラが蹴りをキャッチするが、またケージに押し込まれる。キムラを狙ったヴィエイラだが、ホルム離れた。ホルムまたタックル。ヴィエイラケージでこらえる。タイムアップ。

判定48-47ホルム、48-47ヴィエイラ、48-47ヴィエイラ。スプリットでヴィエイラ勝利。

手数では全ラウンドホルム、僅差のラウンドもあったが、ホルムのケージ押し込みは評価されなかったのか。

ヴィエイラに入れたジャッジは2~4Rをヴィエイラとしている。ホルムに入れたジャッジは3Rホルムで、それ以外のラウンド(1,5Rホルム、2,4Rヴィエイラ)は全員一致。

mmadecisions.com

メディアのジャッジは48-47ホルムが最多。48-47ヴィエイラもいるにはいるが。

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UFC on ESPN+64:オッズ/予想と展望

ホリー・ホルム 1.40
ケトレン・ヴィエイラ 3.00
サンチアゴ・ポンジニッビオ 2.10
ミシェウペレイラ 1.77
チディ・エンジュクアニ 1.44
ドゥスコ・トドロヴィッチ 2.85
エリク・アンダース 2.60
パク・ジョンヨン 1.49
ポリアナ・ヴィアナ 2.05
タバタ・ヒッチ 1.80
ジャイルトン・アルメイダ 1.17
パーカー・ポーター 5.10
ジョセフ・ホームズ 1.53
アレン・アメドフスキー 2.60
オマー・モラレス 1.71
ウロシュ・メディチ 2.20
ジョナサン・マルチネス 1.45
ヴィンス・モラレス 2.80
チェイスフーパ2.55
フェリペ・コラレス 1.56
エリス・リード 1.65
サム・ヒューズ 2.35

メインは女子バンタム級ロンダ・ラウジーを衝撃的なハイキックKOで下してUFC史上最高のアップセットを起こしたホルムももう40歳。女子ではサラ・マクマンに続く2番目の年長者となる。昨年、2度試合が組まれたがいずれも負傷欠場していて1年半ぶりの試合。ロンダ戦はもう6年半も前のことになるが、現在もランキング2位をキープしている。直近5勝3敗で、3敗はすべてタイトルマッチでの負け(バンタム1回、フェザー2回)。しかし、アマンダ・ヌネスに挑戦した3年前の試合では1RでKO負けし、若いヌネスとの間に完全に勝負付けがついてしまう内容だった。元ボクシング&キック世界王者だが、最近はグラップリングも向上している。

挑戦者のヴェエイラはランキング5位で、ホルムより10歳若い30歳。柔道・柔術がバックボーンで、押さえ込んで判定勝ちする地味なスタイルのためなかなかチャンスを与えられなかったが、昨年11月の前戦は元王者で復帰2戦目となるミーシャ・テイト相手に初のメイン。UFCの目論見としてはテイトが勝ってタイトル戦線に進むことを期待していたのかもしれないが、両者スタンドで手数が少ない展開となり僅差の内容で判定勝ち。

現王者のペーニャは前王者ヌネスとともに、現在放送中のTUFでコーチを務めており、夏以降にコーチ対決でのダイレクトリマッチが行われる予定のため、この試合でどちらが勝っても、タイトル挑戦はだいぶ先になりそう。

打撃の差でホルムが判定勝ち。

セミではMMA四次元殺法のペレイラがついにランカー挑戦。UFCデビュー戦を1RKOで飾った後、計量失敗の体調不良で判定負け、さらにレジェンドのディエゴ・サンチェスには勝っている展開からグラウンド顔面膝を打ち込み反則負けと連敗したが、その後は時折派手な攻めを見せるものの、勝負どころでは手堅いスタイルで4連勝。

ランキング14位のポンジニッビオは、ATT所属のストライカーで、最近はカーフキックを効果的に使っている。UFC10勝中5KO。

オッズはペレイラがフェイバリットだが、沸かせる試合をするファイターではあっても、UFCランキング入りまでする実力があるとは思えなかった。だから勝てなくても会場を盛り上げる色物ファイターになるのかと思ったが、最近は色物的な攻めを(比較的)封印して結果が出てきている。果たしてランカーの壁を超えられるのか。

ポンジニッビオ判定勝ち。

第1試合開始は22日朝5時から。速報します。

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BELLATOR Bellator278 MMA MMAPLANET o UFC   エンリケ・バルゾラ クリスチャン・エドワーズ ジュリアナ・ヴェラスケス ニキータ・ミハイロフ ベラトール ボクシング マコア・クーパー ミーシャ・テイト リズ・カモーシェ 平良達郎

【Bellator278】ヴェラスケスに挑戦。沖縄で──17年暮らしたリズ・カモーシェ「自分の力が分かっている」

【写真】こんなに沖縄好きだったとは。勝手に親近感を覚えてしまう(C)BELLATOR

日本時間の今日、米国では22日(金・現地時間)にハワイ州ホノルルのニールSブレイズデール・センターで開催されるBellator278「Valasquez vs Carmouche」。そのメインでリズ・カモーシェがジュリアナ・ヴェラスケスの持つBellator世界フライ級のベルトに挑戦する。

Strikeforce、UFCで2度世界の頂点に挑戦した経験のあるカモーシェは、今もベースの格闘技での力がモノをいうことが多い女子MMA界になって、生粋のMMAファイターだ。そんな彼女が4度の正直を目指す一番の前に、沖縄への強い想いを語った。


──リズ、今日はインタビューを受けていただきありがとうございました。

「アリガトウゴザイマス」

──おお、そういえば自分たち日本のメディアもあまりフューチャーできていなかったのですが、リズは沖縄で育ったのですね。

「そうよ、3歳から20歳まで17年間沖縄に住んでいたわ」

──そんなにも、ですか。人間が形成される最も大切な時を沖縄で過ごしていたのですね。では日本語で会話というのは?

「スコシ・ハナシマス」

──いや、流暢すぎるではないですか!!

「アハハハハ。違うの。沖縄を離れて、もう長いから日本語を忘れたくなくて勉強して。今の方が読んだり、書いたりは沖縄に住んでいた頃よりできるようになっていて(笑)」

──いやぁ、いずれにせ素晴らしいです。では沖縄時代は米軍のコミュニティで過ごし、あまり日本人との触れあいはなかったのですか。

「私のステップファーザーがベースにあるカレッジで働いていたけど、私はベースで生活したことはないの。私たち家族はアーミーの施設のないニシハラ(西原)に住んでいたわ。可能な限り、ベースから離れて生活して(笑)。

でも沖縄以外では沖縄の周囲にある島にしか訪れたことがなくて、東京はサッカーのトーナメントで1度だけ訪れたことがあったけど、ベースの中でトーナメントが行われて外にでなかったから。だからクインテットで初めて東京を訪れて……でも、凄く故郷の近くに戻って来たっていう懐かしい感覚に襲われて。とにかく沖縄で暮らし、沖縄のカルチャーに触れていた経験は私の人生でも凄く大きなことよ」

──今月の30日に沖縄で生まれ、沖縄でMMAを学んだ平良達郎選手がUFCに出場します。リズに続き、2人目のオキナワンUFCファイターです(笑)。

「へぇ、そうなの。沖縄に柔術やMMAのスクールがあるのね。今も何人かの友達が沖縄に住んでいて、沖縄のスクールで教えないかって誘われているの。沖縄の学校で働く、絶対に実現したいと思っているの。本当に沖縄のことが大好きだから。

あの文化、食事、ビーチ、何かも恋していく。将来は絶対に沖縄に戻って、学校で教鞭を振るわせてもらうわ」

──その時は学校だけでなく、MMAジムで指導もお願いします。

「アハハハ。そうね。楽しみにしているわ」

──いやぁ、リズがそれほどまで沖縄のことを今も思っているとは……こちらも嬉しいです。ところで──といいますが、ようやく本題にはいるのですが(笑)、2週間後にジュリアナ・ヴェラスケスの持つ世界女子フライ級王座挑戦します。今の調子はいかがですか。(※取材は4月7日に行われた)

「カナ・ワタナベとの試合が終わってから、この試合に向けて長い間調整してきたから。ファイトキャンプも9月から始めたの。もう準備は整い過ぎているわ(笑)」

──9月から、ですか!!

「そうよ。7カ月間、アリーナMMAで練習してきたわ」

──では王者ヴェラスケスの印象を教えてください。

「若くて、勢いのある選手ね。ただし、彼女の武器はMMA全般で通じるだけのモノじゃない。特定のエリアで強いけど、まだMMAファイターとしてウェルラウンダーではないわ。私にとっては戦いやすい相手よ」

──ヴェラスケスのフィジカルについては、どのように考えていますか。

「彼女と戦った選手は、そういう風に話していることは知っているわ。でも、まぁ私は自分の力が分かっている。ジュリアナとどういう風に戦えば良いのか分かっているつもりよ。私には彼女の柔道のようなバックグラウンドはなくて、MMAを始めた時から全てを練習してきた。

全ての局面で、平行して成長してきたから穴がない。そう……だから私の方がMMAファイターとして完成度が高いと信じているわ。ジュリアナは柔道が強くて、そこに頼るから他の局面では強くない。そういう相手に何をすべきかは、もう分かっている」

──クインテットで来日した時は、まだ10thPlanet──サンディエゴ・コンバットアカデミーに所属していました。リズはボクシング&レスリングのMMAで、トップで攻めてバック奪取という印象があるのですが、エディ・ブラボー流の柔術のことをどのように捉えていますか。

「いくつかの局面では、凄く役立つわ。ただボトムで10thPlanetのシステムを使いこなすことは簡単じゃない。何より、こっちがコントロールしていてもジャッジが理解できないで相手のポイントをつけるから。でも10thPlanetで学んだテクニックは、トップでも有効なモノがあるから、MMAに融合させて使って来たわ」

──12年のMMAキャリアで、世界タイトル挑戦は4度目……4度目の正直なるかという試合です。

「最初にStrikeforceでマルース・クーネンに挑戦した試合は、オファーが2週間前だったわ。ミーシャ・テイトが負傷欠場し、代役出場だったから。それにまだMMAの練習はトータル8カ月しかしていなかった時で」

──!! なんと。

「だから試合に負けたけど、凄く良い……ユニークな経験になったわ。良い経験……というより良いレッスンを受けた感じね。2度目のチャレンジも、私としてはまだ準備ができていない状態での挑戦だった。

3度目、バレンチーナに挑戦した時は、サウスポー対策が十分でなくて自滅した。自分の持っている力を出すことができなかった。でも、この全ての経験が今回の挑戦に生きてくる。この試合のための敗北だったと思えるぐらいね」

──2度目の挑戦もまだ早かったということですが、あの試合はMMAの歴史を変えた大一番でした。

「あの試合を戦って……そうね、あれから若い選手がMMAを始めた理由を『あの夜のファイトを見たから』と言ってくれて。そういう試合をしたことは、私が強く生きていける要因になっているわ。

何より今回、ベラトールの世界王座に挑戦できて凄く嬉しいし。私はベラトールでの選手生活をエンジョイできている。彼らのことを心から尊敬しているし、この機会を与えてくれたことを感謝している。そんなベラトールのベルトを家に持ち帰ることにワクワクしているわ」

──22日の試合、期待しています。

「ありがとう。全てを出し切って、ここまでなぜ私がベラトールで勝ち続けてきたのかを改めてこの試合で証明するわ」

──では最後に日本のファンに一言お願いします。

「最初に言いたいのは──アリガトウゴザイマス。沖縄の人、日本の人に感謝しています。今の私があるのは日本、沖縄での生活があったから。第2のホームである日本のファンの皆が、私の試合を見て応援してくれると嬉しいわ」

■視聴方法(予定)
4 月23日(土)
午前9時30分~ U-NEXT

■Bellator278計量結果

<Bellator世界女子フライ級選手権試合/5分5R>
[王者]ジュリアナ・ヴェラスケス: 124.8ポンド(56.6キロ)
[挑戦者]リズ・カモーシェ: 125ポンド(56.7キロ)

<Bellatorバンタム級ワールドGPワイルドカード戦140ポンド契約/5分3R>
エンリケ・バルゾラ: 139.6ポンド(63.32キロ)
ニキータ・ミハイロフ: 139.4ポンド(63.23キロ)

<バンタム級/5分3R>
ジョーネル・ルーゴ: 134.8ポンド(61.14キロ)
ダニー・ザバテーロ: 134.6ポンド(61.05キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
クリスチャン・エドワーズ: 204.4ポンド(92.7キロ)
グラント・ニール: 204.2ポンド(92.62キロ)

<160ポンド契約/5分3R>
マニー・ムロ: 160ポンド(72.57キロ
ネイト・アンドリュース: 159.2 ポンド(72.21キロ)

<フェザー級/5分3R>
ウェベル・アルメイダ: 145.2ポンド(65.86キロ)
ファブリシオ・フランコ: 145.6ポンド(66.04キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ダンテ・シーロ: 170.6ポンド(77.38キロ)
スコッティ・ハオ: 170ポンド(77.11キロ)

<ウェルター級/5分3R>
マコア・クーパー: 169ポンド(76.66キロ)
ブレイク・ペリー: 169.8ポンド(77.01キロ)

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