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【UFC300】展望。ゲイジー×ホロウェイ、Baddest Motherfuckeを超越したBMFタイトル戦!!

【写真】両者とも156ポンドで計量を終えている。最高の駆け引きのあとで、最高の殴り合いに発展する可能性も?? (C)Zuffa/UFC

13日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのTモバイル・アリーナで開催される。プレリミ含めて全試合がメインイベント級と呼べるスーパー・メガ・ヒストリカルショーで、UFC認定の非公式タイトル=BMF(Baddest Motherfucker=最高にヤバい奴)現王者であるジャスティン・ゲイジーにマックス・ホロウェイが挑む一戦もラインナップされている。
Text by Isamu Horiuchi

もともとこのBMFタイトルが創設されたのは、2019年11月のネイト・ディアズ×ホルヘ・マスヴィダル戦だ。その3カ月前のアンソニー・ペティス戦に勝利したネイトが「俺は真のBaddest Motherfuckerの座を賭けてマスヴィダルと戦いてぇんだ。ただ相手を抑え込んでルール上の勝利を狙うような連中じゃなくな」と発言。この言葉にダナ・ホワイト代表も大いに乗り気となり、BMFの文字が大きく刻まれたベルトを本当に作成、両者による決定戦を敢行したのだった。


試合は1Rに右ハイでネイトの右目上をカットしたマスヴィダルが終始優勢に試合を進め、3R終了時にTKO勝利。元WWEスーパースターのザ・ロックことドウェイン・ジョンソンにBMFベルトを巻かれたのだった。

その後4年近く封印されていたBMF戦だが、初代王者のマスヴィダルが引退を表明した3カ月後の昨年7月、ゲイジー×ダスティン・ポイエーにて復活。ここでゲイジーが右ハイでポイエーを沈め2代目王座に輝いた。この勝利でイスラム・マカチェフの持つライト級王座の挑戦権を得たと思われたゲイジーだが、その話がなかなか具体化しないまま、今回元フェザー級王者のホロウェイを相手に史上初のBMF王座防衛戦に臨むこととなった。

挑戦者のホロウェイは、現在アーノルド・アレン戦とコリアンゾンビことジョン・チャンソン戦と2連勝中。ライト級のゲイジー同様、こちらもフェザー級タイトル挑戦に最も近いところにいると思われる選手だが、新王者イリャ・トプリアの都合や前王者アレックス・ヴォルカノフスキーとのダイレクトリマッチが優先されているせいか、なかなかタイトル戦の話が挙がらない。

そこで今回──ある意味正式のタイトルよりも世間的な注目は高いかもしれない──BMFタイトル戦に出陣を決めた。

現BMF王ゲイジーはこれまで25勝のうち20KO、実に80パーセントのKO率を誇る。名だたる強豪たちと対戦経験を持つ前ライト級王者シャーウス・オリヴェイラをして「自分が対戦した中で最もパンチ力があったのは断然ゲイジー」と言わしめるライト級屈指のハードヒッターだ。対する挑戦者ホロウェイは、これまでUFCの試合中に誰よりも数多く有効打を当てているとされるボリュームストライカー。(有効打かどうかの判断に厳密さはないと思われるが)昨年のアレン戦のライブ中継の途中で合計3000発ヒットという記録を達成したと伝えられ、2位に1000発以上の差をつけていると説明された。

そんな両者の「ヤバい奴決定戦」である以上、期待されているのがド派手な打撃戦であることは言うまでもない。実際にゲイジーはこの試合について「理想的には、KOして眠らせるよりも目をカットするとか、彼の腕が折れてしまうとか、何らかの形で歩けなくすることで試合が終わってくれる方がいいとは思う。でも実際に向こうはこっちをKOしようと向かってくるだろう。だからこっちも向こうがどうなろうが、完全に眠らせてしまおうがまったく良心の呵責は感じないよ」と彼流の静かな言い方で凄絶な展開を予告している。

対するホロウェイも「僕なりにBMFを一言で言い表すなら”violence(暴力)”だ。ゲイジーはバイオレントな男だ。この試合は暴力そのものとなる。最高だ。生きがいだ。考えるだけで満面の笑みが浮かんでしまうよ」と真っ向から打撃戦を挑む姿勢を見せている。

わざわざ階級上の超弩級のハードパンチャーとの殴り合いに嬉々として臨むホロウェイの精神性は、確かに常識を超越したBMFさ(ヤバさ)に溢れている。しかし、近年の両者の戦いぶりやMMAファイターとしての進化を考えた場合、この戦いで重要なのはBMFな要素のみではないと思われる。むしろBMFを超えたお互いの格闘家としての成熟度こそ、今回問われているのではないだろうか。

前回ポイエーを倒してBMF王座に就いたゲイジーだが、その勝因が本人の成熟ぶりにあったのは自他ともに認めるところだ。2018年4月にポイエーと対戦した際には、序盤から体を振って距離を詰めて殴りに行ったゲイジー。最後も強引に前に出たところにカウンターをもらってマットに沈んだ。以降この試合を教訓として忍耐強く戦う術を身に付け、5年を経た再戦となった前回のBMF戦ではまるで違う戦い方を見せた。

前に出てくるポイエーの打撃に柔らかく体を使って反応しては強烈なカウンターを何度も当て、最後もポイエーが近づいてきたところに右ストレートから右ハイ一閃。見事なコンビネーションをもってゲイジーは鮮烈なKO勝利を収めた。

2018年のポイエー戦と並んでゲイジーが「大きな教訓となった」と認めているのが2022年5月のシャーウス・オリヴェイラ戦だ。序盤からお互いに効かせ合う凄絶な展開となった1R。チャンスと見るや我を忘れて大振りの一発狙いを繰り出していったゲイジーは、逆にオリヴェイラの一撃を貰ってダウンし、チョークで仕留められてしまった。

その後ゲイジーは、次戦となる昨年3月のラファエル・フィジエフ戦でこの敗戦の学びを生かしてみせた。最終3R、やや動きの落ちたフィジエフに対してゲイジーは急くことなく強烈なジャブで出鼻をくじき続けてペースを握る。終了寸前、後のないフィジエフが勝負を掛けて振り回してきた左右のフックを見切ったゲイジーは、見事なカウンターのテイクダウンに成功。最後まで冷静さを保ち勝負どころを見極めての完勝だった。

昨年のフィジエフ戦とポイエーとの再戦でゲイジーが見せた冷静さと忍耐強さこそ、今回の対ホロウェイBMF戦の勝利に向けても、最重要視される。一発の威力より圧倒的な手数で勝負するホロウェイだが、相手が強引に前に出たところに放つカウンターには一撃必殺の威力が宿る。前戦にて手負いのコリアンゾンビが強引に詰めてきた時に巧みにバックステップして距離を作り、右オーバーハンドをスマッシュヒットして劇的なKO勝利を挙げたのは記憶に新しいところだ。

5年前、急遽のオファーを受けて短い準備期間で敢行したライト級戦(2019年4月、ポイエーとライト級暫定王者決定戦にて5R判定負け)の時とは違い、今回は十分に時間を掛けて筋肉量を増やしてきたというホロウェイ。減量苦からも解放され「スピードは落ちず、パワーは上がって体調は100パーセントさ」と語っており、過去最高に力強い姿が期待できそうだ。

仮にBMFを期待する雰囲気に流されて、ポイエー初戦やオリヴェイラ戦の向こう見ずなゲイジーが現われるようなことがあれば、ホロウェイが世間を驚かせる可能性も高まるだろう。

当然ゲイジー本人もそこは十分承知しているようで「確固たる技術を用いて、距離を支配し、角度を作って素早く反応して戦う」と予告している。おそらく今回のタイトル戦で我々が見るのは、闇雲に前に出て相手を殴りにゆくのではなく、冷静に相手を見て反応し、有効な打撃を繰り出してゆくゲイジーの姿だろう。

その上で勝負所を見極め凄まじい威力の打撃を爆発させる、前戦に続くゲイジー流進化版BMFを期待したい。

今回のBMF戦で進化が求められるのは、ホロウェイも同様だ。この試合でまず警戒すべきはゲイジーの強烈な右のカーフキックだろう。オーソドックスに構えて絶妙の間合いを保ちつつボクシングで勝負するホロウェイは、以前から相手の右ローを被弾する傾向が見られる。2019年末のヴォルカノフスキーとの初戦では序盤からカーフを何度も貰ってペースを握られ、2年後のジャイー・ロドリゲス戦の序盤でもローを効かされる場面が目立った。

そこで鍵となりそうなのが、昨年4月のアレン戦でホロウェイが見せた新しい戦い方だ。普段とは逆にサウスポー中心に構えたホロウェイは、スイッチや横への動きも随時に交えて多彩な角度を作り、強打を誇る新鋭アレンに動きを読ませずに判定勝利した。

昨年の来日時にこの試合について筆者が質問した際「MMAは常に進化するスポーツだから、自分も進化しないと置いていかれてしまうんだよ」と答えてくれたホロウェイだけに、今回も危険極まるゲイジーの蹴り、そして凄まじい破壊力の拳を捌くための新しい姿を期待したい。

ちなみにゲイジー陣営もこのアレン戦のホロウェイの新しい戦い方を警戒しているらしく、公式予告番組「UFC 300 Countdown」カウントダウンでも、ゲイジーがコーチたちとともにこの試合のホロウェイの立体的な動きを熱心に分析研究する姿が映し出されている。ホロウェイが見事なタイミングでアレンにワンツーを入れた場面を見たゲイジーは「もし俺がローを蹴ることで、彼のこの動きを誘い出すことができたなら、そこにカウンターを合わせることができるよな」とコーチに語っている。

やはり──この試合はただのBMF決定戦ではない。お互いが最も進化した状態の対戦相手を想定し、勝つための緻密な策を組み立て最高の状態に仕上げた上で、死力を尽くして戦うのだ。

すでに長きにわたって世界トップで戦いつつ、なおかつMMAファイターとしての進化を見せてくれるゲイジーとホロウェイ。この階級を超えたBMF戦は、彼らがそれぞれの階級で頂点に登ってゆくための道筋としても興味深い。

■視聴方法(予定)
4月14日(日・日本時間)
午前7時分~UFC FIGHT PASS
午後11時~PPV
午前6時30分~U-NEXT

■UFC300対戦カード

<UFC世界ライトヘビー級選手権試合/5分5R>
[王者]アレックス・ポアタン・フェレイラ(ブラジル)
[挑戦者] ジャマール・ヒル(米国)

<UFC世界女子ストロー級選手権試合/5分5R>
[王者]ジャン・ウェイリ(中国)
[挑戦者] イェン・シャオナン(中国)

<BMFタイトルマッチ・ライト級/5分5R>
ジャスティン・ゲイジー(米国)
マックス・ホロウェイ(米国)

<ライト級/5分3R>
シャーウス・オリヴェイラ(ブラジル)
アルマン・ツァルキャン(アルメニア)

<ミドル級/5分3R>
ボー・ニコル(米国)
コディ・ブランデージ(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
イリー・プロハースカ(チェコ)
アレクサンドル・ラキッチ(オーストリア)

<フェザー級/5分3R>
カルヴィン・ケイター(米国)
アルジャメイン・ステーリング(米国)

<女子バンタム級/5分3R>
ホーリー・ホルム(米国)
ケイラ・ハリソン(米国)

<フェザー級/5分3R>
ソディック・ユースウ(米国)
ジエゴ・ロピス(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
ジェイリン・ターナー(米国)
ヘナト・モイカノ(ブラジル)

<女子ストロー級/5分3R>
ジェシカ・アンドラーデ(ブラジル)
マリナ・ホドリゲス(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
ボビー・グリーン(米国)
ジム・ミラー(米国)

<バンタム級/5分3R>
デイヴィソン・フィゲイレド(ブラジル)
コディ・ガーブラント(米国)

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45 AB DEEP MIKE MMA o ONE RIZIN   アンソニー・ペティス エディ・アルバレス ダレン・ティル ベン・ロズウェル 榊原信行

4.27『BKFC: KnuckleMania 4』でマイク・ペリー vs. チアゴ・アウヴェス、ベン・ロズウェル vs. トッド・ダフィー/RIZINファイターも出場確定

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 BareKnuckle FCのデビッド・フェルドマン代表が4月27日にカリフォルニア州ロサンゼルスのピーコック・シアターで開催する『BKFC: KnuckleMania 4』を開催することと、メインイベントがマイク・ペリー vs. チアゴ・アウヴェス、セミファイナルがベン・ロズウェル vs. トッド・ダフィーになることを発表。

 ペリーは12月の『BKFC 56』でエディ・アルバレスに2R TKO勝ちして以来の試合でベアナックル4連勝中。アウヴェスは2021年6月の『BKFC 18』でユリシーズ・ディアスに3R TKO勝ちして以来2年10ヶ月ぶりの試合。

 ロズウェルは昨年4月の『BKFC 41』でジョシュ・コープランドに3R TKO勝ちして以来の試合。ダフィーは昨年2月の『KSW 79』でフィリップ・デ・フライに1R TKO負けして以来の試合で今回がベアナックルデビュー戦。両者は12月の『BKFC 56』で対戦予定でしたが、ロズウェルの体調不良により中止になっていました。


 また、フェルドマン代表は同大会にRIZINファイターが出場することを発表。RIZINと業務提携したことを認めています。誰が出場するか、誰と対戦するかは不明。最近、榊原信行CEOが渡米しフェルドマン代表と会談、『RIZIN LANDMARK 8 in SAGA』試合後会見などでBKFCとの選手交流を示唆していました。逆に今後BKFCファイターがRIZINに出場することもあるでしょう。


 さらに、フェルドマン代表はダレン・ティルやアンソニー・ペティスとも交渉しているとコメント。今年下半期にマイク・ペリーが彼らと対戦してもおかしくないともコメントしています。続きを読む・・・
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45 AB ABEMA Black Combat LFA MGL-1FC20 MMA MMAPLANET o ONE ROAD FC TOP BRIGHTS UFC UFN アンソニー・ペティス エンフトルガ・ガンボルド キック ジャダンバ・ナラントンガラグ テムーレン・アルギルマー トゥルバヤル・フレルバートル トルガバット・ウルズィージャルガル ナムナンバヤル・トール ナモーンゲレル・アムガランバートル ハタンバータル・フーヘンフー プレウ・オトゴンジャルガル ボクシング ムンフジャルガル・バットスフ ルンピニー 佐々木信治

【MGL-1FC20】2024年の開幕は、モンゴルから。北米3勝0敗のハタンバータルがライト級王座決定戦へ

【写真】米国フィーダーショーのプレリミで負け知らずのハタンバータルが、(C)LFA

2024年のUFCの活動開始は13日のUFN234から。日本にも名が届くフィーダーショーではLFA174が12日、翌13日にアジアではタイのルンピニーでONEが今年最初のイベント= ONE FN18を開く。ONEから遅れること1週間──韓国では20日にBlack Combat、国内は21日にTOP BRIGHTSが旗揚げ戦を控えている。
Text by Manabu Takashima

そんなMMAが根付いた国々に先駆け、6日(土・現地時間)にモンゴルはウランバートルのオムニクラブでMGL-1FC20が開催される。

2023年のJ-MMA界では局地的にモンゴル旋風が吹き荒れた。ニャムジャルガル・トゥメンデムベレルやテムーレン・アルギルマーの活躍に見られたように、その強靭な肉体を武器にチンギス・ハンの末裔はパワフルな戦いを、日本だけでなくONEや北米フィーダーショーでも繰り広げてきた。今大会のメイン=MGL-1FCライト級王座決定戦でナムナンバヤル・トールと戦うハタンバータル・フーヘンフーは、その北米シーンで戦ってき選手で、実は母国で戦うのが初めてというファイターだ。


Road FCで佐々木信治をKOしたこともあるアマルトゥシン・フーヘンフーの実弟のハタンバータルは、シカゴのミッドウェスト・トレーニングセンターに所属し、2021年11月にアマMMAでデビューすると、3連勝しプロへ。昨年2月にLFA153でプロ初戦を戦いギロチンチョークで一本勝ちを収めた。

その後もアンソニー・ペティスFCなどUFC Fight Pass系の大会で戦い、自らのアイポークによるNCを挟んで3勝0敗という戦績を残している。ベースはキックボクシングながら、スクランブルのなかでニンジャチョークやグラウンドでもカーフスライサーで一本勝ちも収めているハタンバータルに対するは、戦績4勝1敗のナムナンバヤル・トールだ。

コンバットサンボのモンゴル代表だったナムナンバヤルは、昨年5月にナモーンゲレル・アムガランバートルとの挑戦者決定戦をスプリット判定で競り勝った──ジャダンバ・ナラントンガラグの愛弟子だ。ウェルター級を思わせるナムナンバヤルは、フィジカルと荒々しさという部分でハタンバータルを上回るものの、その荒さがスタミナの浪費につながる部分もある。

とはいえ北米フィーダーショーで無敗のハタンバータルだが、その対戦相手はプロモーション・トップではく、プレリミ&ポスリムで戦ってきた。いわば北米でアンダーカードを卒業しメインに進出を果たしつつあったファイターと、母国でキャリアを積んできた若手のマッチアップ。

上にあるようにナムナンバヤルはナラントンガラグの教え子、つまりシャンダスMMAの所属だ。一方でハタンバータルは元UFCファイターでは最近ではカラテ・コンバットに出場し飛びヒザで鮮烈なKO勝ちを収めているダナ―・バットゲレルや、今は亡きプレウ・オトゴンジャルガルと並びシャンダスMMAの第一世代だったファイターだ。

その後、ONE チーム所属なったハタンバータルとナムナンバヤルはシャンダスMMA新旧対決ともいえる──モンゴルMMA界の位置が分かるライト級選手権試合だ。


■ MGL-1FC20対戦カード

<MGL-1 FCライト級王座決定戦/5分5R>
ハタンバータル・フーヘンフー(モンゴル)
ナムナンバヤル・トール(モンゴル)

<ライト級/5分3R>
トゥルバヤル・フレルバートル(モンゴル)
エンフトルガ・ガンボルド(モンゴル)

<バンタム級/5分3R>
ムンフジャルガル・バットスフ(モンゴル)
トゥウシントゥグルドゥル・ダシドルジ(モンゴル)

<ライト級/5分3R>
エンフトルガ・ガンボルド(モンゴル)
トルガバット・ウルズィージャルガル(モンゴル)

<フライ級/5分3R>
ジャンチウニャンボー・バットチョローン(モンゴル)
ハグワスレン・ツォグトサイハン(モンゴル)

<ライト級/5分3R>
チョイジャムツ・ホルトソンツェツェグ(モンゴル)
ナランダライ・ツェレンダグワ(モンゴル)

<フライ級/5分3R>
アルタンスフ・バットジャルガル(モンゴル)
スフエルデネ・エルデネツォグト(モンゴル)

<フェザー級/5分3R>
アルタンスフ・オルズウォイ(モンゴル)
アンフバヤル・チョローンバートル(モンゴル)

<バンタム級/5分3R>
スフバット・オトゴンスレン(モンゴル)
エンフアムガラン・エルデネトール(モンゴル)

<フライ級/5分3R>
オトゴンバートル・ボルドバートル(モンゴル)
ツォグトゲレル・ニャムゲレル(モンゴル)

<ライト級/5分3R>
オーガンバヤル・プレウスレン(モンゴル)
ムンフウィルス・オトゴンスフ(モンゴル)

<フェザー級/5分3R>
フレルボルド・バットスフ(モンゴル)
バットアマル・バットムンフ(モンゴル)

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BELLATOR F1 MMA o ONE UFC   アンソニー・ペティス セルジオ・ペティス

アンソニー・ペティス、セルジオ・ペティス vs. パトリシオ・ピットブルで弟セルジオの勝利に5万ドル賭けて12万2500ドル(約1738万円)の払い戻し

世界一堅実な "米ドル" 投資の教科書



 『Bellator 297: Nemkov vs. Romero』で行われたバンタム級タイトルマッチで、パトリシオ・“ピットブル”・フレイレに判定勝ちし2度目の王座陥落に成功したセルジオ・ペティスですが、アンソニー・ペティスが弟のセルジオの勝利に5万ドル賭けていて、12万2500ドル(約1738万円)の払い戻しを受けたとのこと。UFCでは最近禁止された行為ですが、Bellatorでは大丈夫なようです。続きを読む・・・
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MMA o PFL UFC アンソニー・ペティス キック クレイ・コラード ボクシング ライカ 修斗 西川大和

【PFL】西川大和初参戦!クレイ・コラード戦 試合結果!

日本時間4月15日にラスベガス・ザシアターヴァージンホテルズで開催されたPFL 3: 2023 Regular Season。日本から修斗世界ライト級チャンピオンの西川大和が参戦。PFLを主戦場にするクレイ・コラードと対戦しました。

コラードは2021年にPFLに参戦すると、元UFCライト級王者のアンソニー・ペティスに判定勝ちした実力者。MMA戦績13勝4敗1NC。プロボクシングにも出場した経験を持つストライカー。西川が打ち合うのか寝技に持ち込むのか注目していました。

試合はスタンドの打撃を的確に当てたコラードが主導権を掴んで判定勝ちを収めたものの、西川も随所に「らしさ」を見せる試合運び。スタンドの打ち合いからはローキックでコラードを膝を突かせるなど見せ場を作りました。

さらにグラウンドで下になっても、西川は得意とする下からの三角絞めを仕掛けて会場をわかせました。

ライト級という階級で外国人選手を相手に戦う難しさを感じたと同時に、完全アウェイの中で普段通りの動きを見せた西川にもリスペクト。これからの試合がさらに楽しみになってきました。
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MMA MMAPLANET o PFL PFL2023#03 UFC アハメッド・アミール アレックス・マルチネス アンソニー・ペティス クレイ・コラード サディボウ・シ ジェレミー・スティーブンス ジャラ・フセイン・アルシラウィ スティービー・レイ ディラノ・テイラー デニス・ゴルソフ ナタン・シュルチ ハウシュ・マンフィオ ブルーノ・ミランダ ボクシング マゴメド・マゴメドケリモフ ライカ 西川大和

【PFL2023#03】西川大和を迎え撃つ、クレイ・コラード「ベイビー。俺の狙いはいつだって初回KO、6Pだ」

【写真】コラードはロッキングチェアーで、前後に揺れながらリモート取材に応じてくれた(笑)。MMA戦績は21勝10敗、ボクシングは9勝6敗2分け。上半身を揺らすのは日常となっている(C)MMAPLANET

14日(金・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのザ・シアター@ヴァージンホテルでPFL2023#03が開催され、西川大和が北米メジャー初陣を戦う。

その前に立ち塞がるのが、クレイ・コラードだ。ボクシングとMMAを並行して戦うストライカーは、2021年シーズンでアンソニー・ペティス、昨年はジェレミー・スティーブンスという元UFCファイターを破っている。

常にファンが喜ぶ試合をする一方で、100万ドルには届かないコラードに初インタビューを試みた。


──8日後に、西川大和選手と対戦します(※取材は米国時間の6日に行われた)。今の調子を教えてください。

「最高の状態だ。これ以上ないぐらい、準備はできている」

──2021年のシーズン開幕戦ではアンソニー・ペティスを相手にジャイアントキリングをやってのけ、昨年も元UFCファイターのジェレミー・スティーブンスを破りました。今回はビッグネーム相手でなく、米国では無名の日本人ファイターが相手です。試合に向け、気持ちを創るうえでこの違いは何か関係してきますか。

「正直、大物と戦う時は時々ナーバスになる。それが良いことか悪いことかは分からないけどね。ただニシカワは20歳で、10連勝中だ(※正確にはMMAでは14連勝中)。凄くハングリーに違いない。誰だって名前を上げたいからね。良いファイターだけど、俺と戦うんだからそうはならない。

彼との立ち位置では、俺の方がビッグネームだ。この格……上下関係がひっくり返ることは許さない。さっきもいったけどペティスやスティーブンスと戦った時の方が神経質になっていた。でも、最善の準備をするという点では変わりない」

──西川選手の試合に関しては、映像などチェックできましたか。

「なんか、ちょっと前の試合映像だけど視ることはできたよ。対戦相手の研究は必要だし、コーチと一緒にチェックした。サブミッション・スペシャリストで、俺と殴り合うことはしないだろう。俺としては立って戦い続けるつもりだ」

──西川選手が打撃もできることは、日本では知れ渡っています。ただ、その最大の特徴はガードを取り、下から相手をコントロールしてエルボーやパンチを使う点にあると思います。

「ヤツはゲーマーだよ。ファイトをしたがらない。映像で引き込むのは見た。そうさせないように戦うし、仮に引き込んでガードの中に入れられてもPFLではエルボーは反則だ。どうぞ、ヒジを出してくれって(笑)。それで俺は反則勝ちになるから。アハハハハ。楽してポイントを得ることができる。

でも日本からチャレンジしてくるファイターとの戦いは、楽しみでならない。日本の皆も、俺の勝利を見てもそんなに落ち込まないでほしい。できる限り、試合を楽しんでほしいと思っている。

俺自身PFLで戦うのは3年目で、ポイント制の大変さは身に染みている。だからこそ、PFLで戦っていると成長できるんだ。少しでも早く倒す、そのために皆が必死にペダルをこぎ続けているからね。レギュラーシーズンで終わらず、少しでも多く試合をするために皆が懸命になっている」

──PFLはシーズン制を敷いていますが、クレイはシーズンオフにはボクシングの試合に出て、オフになっていないですね。

「ただ、戦うのか好きで戦っていたいからだよ。もちろん、そうやって金を稼ぐ必要もあるしね。何より戦い続けることで、技を磨いておきたい。PFLはボクシングを戦うことは許可してくれるし、PFLがOKなことにチャレンジし、NOなことはしない。それがファイターとプロモーションの関係だし、彼らを尊重している。

ただシーズンを通してフェザー級で戦うのは、俺には厳しいけどシーズンオフにスーパーファイト的なショーがあって、そこでブレンダン・ラフネーンと戦ってみたいね。アイツとなら、最高の殴り合いができそうだから。1試合だけなら、フェザー級に落とせそうだしね」

──シーズンオフにスーパーファイト大会。グッドアイデアです。ぜひとも、レイ・セフォーに進言してください。

「そうだね。そうしよう(笑)。その前に、しっかりとヤマトを倒さないとな。ベイビー。俺の狙いはいつだって初回KO、6Pを取ることだから。ファイヤーワークス、魂が削られる殴り合いも望むところだけど、レギュラーシーズンはケガすることなくアッサリ倒して6P取るのが一番だからね」

──初戦で6Pを獲得すれば、プレイオフ進出に向け非常に有利な立場になります。ところで今シーズンでは、誰が最もタフな相手になると考えていますか。

「う~ん、どうだろうな。アレックス・マルチネスじゃないかな。アイツは良いファイターだ。去年、アイツと戦って……あの試合内容でスプリット判定負けっていうのは、俺も納得しているわけじゃない。けど、アイツは強いよ。

俺の試合はいつだってファンが喜ぶ。それが俺の戦いなんだ。だから、PFLもボーナス制度をスタートさせてほしい(笑)。ただし、俺のゴールはファイナルで勝つことだ。今年はチームを移り、新しいコーチや練習仲間の下で準備してきた。ハードかつスマートに調整してきたんだ。100万ドルを手にするために。それが俺のミッションだから」

■視聴方法(予定)
4月15日(土・日本時間)
午前8時00分~DAZN

■ PFL2023#03対戦カード

<ウェルター級/5分3R>
サディボウ・シ(スウェーデン)
ジャラ・フセイン・アルシラウィ(ヨルダン)

<ウェルター級/5分3R>
マゴメド・マゴメドケリモフ(ロシア)
ベン・エグリー(米国)

<ライト級/5分3R>
ナタン・シュルチ(ブラジル)
スティービー・レイ(英国)

<ライト級/5分3R>
ハウシュ・マンフィオ(ブラジル)
アレックス・マルチネス(パラグアイ)

<ウェルター級/5分3R>
ショーン・ミッチェル(豪州)
ナイブ・ロペス(メキシコ)

<ライト級/5分3R>
ブルーノ・ミランダ(ブラジル)
アハメッド・アミール(エジプト)

<ウェルター級/5分3R>
ザック・ユソラ(米国)
ブランドン・ジェンキンス(米国)

<ライト級/5分3R>
オリヴィエ・オバメルシェ(カナダ)
ショーン・バーゴス(米国)

<ライト級/5分3R>
クレイ・コラード(米国)
西川大和(日本)

<ヘビー級/5分3R>
デニス・ゴルソフ(ロシア)
パトリック・ブレイディ(米国)

<ウェルター級/5分3R>
カルロス・ヘアル(ブラジル)
ダービッド・ザワダ(ドイツ)

<ウェルター級/5分3R>
マゴメド・ウマラトフ(ロシア)
ディラノ・テイラー(米国)

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【PFL】西川大和参戦!4.14 元UFCファイターと対戦!

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修斗世界ライト級王者の西川大和が北米のMMAイベントPFLに参戦する事が発表されました。現地時間4月14日にラスベガスで開催されるPFL 3: 2023 Regular Seasonに出場。UFCに参戦経験のあるクレイ・コラードとライト級で対戦するとの事。

一時はUFC参戦が発表されながら直前で諸問題が発生して出場が頓挫していた西川。その後の進路を心配していましたが、戦いの場がしかも北米で整った事は喜ばしい限り。

PFLは各階級でリーグ戦形式で試合が行われており、プレーオフの末に優勝すると賞金100万ドルを手に出来るなど条件面も申し分ありません。

しかし対戦相手のクレイ・コラードはMMA戦績21勝10敗と経験値の高さで西川を上回っており侮れない。2014年当時にUFCにも参戦し1勝を挙げています。そうかと思えばプロボクシングにも挑戦。PFLでは元UFCライト級王者のアンソニー・ペティスからダウンを奪って判定勝ちを収めました。

西川はコラードを相手に打撃で応戦しつつ、寝技に持ち込んで仕留める作戦か。修斗で見せた下からの攻撃など、既存のMMAに染まり切らない西川らしさが出るか注目です。
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【PFL2023#03】オクタゴンからデカゴンへ。西川大和、20歳の挑戦はクレイ・コラード戦から

【写真】 凄まじいメンツのなかで戦う西川。まずはコラードを破り、次により格上とされる選手との戦いを実現させてほしい(C)Zuffa/UFC

4月14日(金・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのザ・シアター・アット・ヴァージンホテルズで開催されるPFL2023年レギュラーシーズン第3週に西川大和が出場し、クレイ・コラードと対戦することが発表されている。

1日のPFL2023#01の工藤諒司(vsモヴリッド・ハイブラエフ)、7日のPFL2023#02の東陽子(vsマリーナ・モフナトキナ)に続き、3人目の日本人の正式出場が決まった。

修斗世界ライト級王者はご存知のように一度はUFCとの契約が発表され、昨年10月22日にマゴメド・ムスタファエフと対戦がアナウンスされたが、サステインとの契約問題が発生し、結果的にムスタファエフにも契約問題が存在したことで、19歳でのオクタゴン・デビューは一旦棚上げとなった。


その後は2023年の仕切り直しという話も伝わってきていたが、年が明けて1月になると西川サイドはPFLと交渉に切り替え、ビザを取る段取りを進めていた。オクタゴンからスマートケージ=デカゴンに戦う場所は変わっても、国内にいては対戦できない相手と確実に2試合、勝ち進めば4試合&1億3500万が先に見えてくる1年間の過ごし方は、キャリアアップを考えても決して後ろ向きな選択ではない。ばかりか、最終的にUFCの頂点を目指すうえでより良いチョイスともいえる。

(C)PFL

初戦の相手となるカシアス・クレイ・コラードは昨年、1昨年とPFLライト級シーズンに出場し2021年は準決勝、2022年はレギュラーシーズン敗退もアンソニー・ペティス、ジェレミー・スティーブンス相手にジャイアントキリングを起こし、現在はBRAVE CFで印象的な活躍をするジョイルトン・ラターバックにも競り勝っている。

オリヴィエ・オバメルシェ、シェーン・バーゴス、ナタン・シュルチ、スティーヴィー・レイ、ハウシュ・マンフィオ、アレックス・マルチネスというPFLベテラン。さらにはBRAVE CFライト級王者アフメッド・アミールの新規参戦もある。。

(C)ACA

さらにさらにACB & ACAライト級チャンピオンだったアブドゥルアジズ・アブドウルアクヘヴァが北米デビューを果たす、PFL2023年ライト級シーズン。

凄まじい対戦相手との戦いが、西川には待ち受けている。このメンツのなかで西川が4試合、いや3試合を戦うことになれば、彼の力がUFCで戦うに相応しいと御墨付が得られるといっても過言でない──20歳のチャレンジだ。

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ジョゼ・アルド、プロボクシングデビュー戦は大差判定勝ち/アルド「フロイド・メイウェザー戦の交渉をしている」

MMAを引退したジョゼ・アルドが2月10日にプロボクシングデビュー戦(2023年01月12日)

4.1ホルヘ・マスヴィダル主催ボクシング大会『Gamebred Boxing 4』でアンソニー・ペティス vs. ロイ・ジョーンズJr.、ビクトー・ベウフォート vs. ホナウド・ジャカレイ、ジョゼ・アルド vs. ジェレミー・スティーブンス(2023年02月07日)

 こちらの続報。



 2月10日にブラジル・リオデジャネイロでジョゼ・アルドがエマニュエル・ザンブラノと140ポンド契約でプロボクシングデビュー戦を行い、6ラウンド終了判定3-0(60-54、59-55、60-54)で勝利したとのこと。対戦相手のザンブラノの戦績は0勝3敗で、アルドは4月1日にジェレミー・スティーブンス戦を控えているので勝って当然と言える試合でした。






 ハイライト動画。


 ジョゼ・アルドが今年下半期にフロイド・メイウェザーとエキシビションマッチを行う交渉をしていることを明かし以下のコメント。

「彼の方は合意しているし、俺の方も合意している。今はプロモーターが契約を完了するのを待ってるところだ」

「彼の方はエキシビションのつもりかもしれないが、俺の方はそうじゃない。いつものように顔面にパンチを入れる。彼はそれを知っている」
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MMA o ONE UFC   アンソニー・ペティス コナー・マクレガー ブランドン・モレノ

コナー・マクレガーが4年8ヶ月前の『UFC 223』で起こしたバス襲撃事件で負傷させたマイケル・キエサとの和解がようやく成立

示談・調停・和解のやり方がわかる(第5版)


 『UFC 223: Khabib vs. Iaquinta』の2日前の2018年4月5日に、コナー・マクレガーがチームメイトらと選手の移動バスを襲撃、台車を投げてフロントガラスが破壊された事件で、マクレガーとマイケル・キエサの和解が成立したことをMMAFightingが確認したとのこと。12月2日にニューヨーク州キングス郡の最高裁判所で和解が成立したそうですが、和解条件は不明です。

 このバス襲撃事件で標的にされたハビブ・ヌルマゴメドフは無傷。事件に関与していたアーテム・ロボフはこの大会でアレックス・カセレスと対戦予定でしたが試合から外されています。そのロボフは現在マクレガーをウイスキー会社の売却益を巡り訴訟を起こしています。他にもレイ・ボーグ vs. ブランドン・モレノがモレノの負傷で中止になっており、アンソニー・ペティス vs. マイケル・キエサはキエサの顔に傷ができたことから中止になっていました。

 マクレガーは刑事事件で有罪を認めてアンガーマネジメントの研修及び5日間のボランティア活動をしましたが、キエサはマクレガー、マクレガー・スポーツ&エンターテインメント、マジソン・スクエア・ガーデンの親会社を相手取り民事訴訟を起こしていました。続きを読む・・・