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【ABEMA】武者修行プロジェクトから帰国、田上こゆる─01─「気持ちに自信がつきました」

【写真】ルーファスポートで得た自信が発揮される次戦は、いつになるのか(C)MMAPLANET

ABEMA海外部者修行プロジェクト第2期生、田上こゆる。北野一声と共に行ったウィスコンシン州ミルウォーキーにあるルーファスポートでの出稽古を終え、帰国した。

その田上を帰国後直後に所属するBLOWSでインタビュー。米国での練習の成果と、これからについて尋ねた。


──ルーファスポートでの武者修行プログラムを終えた田上選手です(※取材は9月23日に行われた)。自分は最初の3日間ほど一緒にいさせてもらったのですが、あれ以降は宿泊先なども変更されたそうですね。最初の宿泊先はジムまで相当な距離があったので、そこは実は気になっていました。

「そうですね、歩いて30分は掛からないところに移って。でも、途中から自転車とスケートボードがあったので、僕が自転車に乗ってスケボーの北野(一声)君を引っ張るような感じで通うようになっていました(笑)。それにルームメイトが車に乗せてくれることもありました」

――ルームメイトは何人いたのですか。

「4人ですね。プロ間近のトップアマという感じの選手が2人、プロが2人でした」

――ところで今回、BLOWSには戎橋から宗右衛門町を歩いてきたのですが、田上選手のような年頃の若い子たちが楽しい気にたくさん歩いていました。ミルウォーキーの郊外を自転車とスケボーでジムに通うとはえらい違いですね。

「アハハハ。僕がそっちにあまり興味ないというのもありますけど、遊ぶとしたら同じように見えると思いますよ。まぁ、こことは別世界ですよね(笑)」

――誘惑に負けることはないですか。

「う~んなんも感じないです。朝から仕事して、夜はここで練習するのが日常なので。とにかく練習を終えたら飯食って、寝て、体を休めようとしか考えていないので」

――なるほど。では、よりMMAに集中していたミルウォーキーの生活に関して教えてください。さぞかし充実の日々だったと思います。

「そうですね。月曜日から木曜日は午前中に2時間の選手クラスがあって、夜は普通に会員さんのクラスに出て。金曜日は午前中が一般クラスのグラップリング、夜は自主練習。それか車でサウナに行って、リラックスしたり。土曜日はレスリングの技術とスパーリングをガッツリやる。そういう練習を続けていました。途中でデューク(ルーファス代表)さんが風邪をひいてしまって、思っていたよりマンツーマンのミット打ちの数が少なかったので、そこはもっとやり込みたかったです。

そうですね、やっぱりグラップリングが凄く勉強になりました。技術もそうですが、ガンガン行けるっていう気持ちを創れたんかなって。日本に戻ってきて練習をしたら、そう思えました。ルーファスポートに行くまでのプロ練習では入っていけなかったところでも、自分からテイクダウンをしかけることができるようになっていました。そういう風に動くことができる自信をつけることができたかなって思います」

――1カ月の武者修行で組みに自信がついた、と。

「ハイ。気持ちに自信がつきました」

――気持ちに自信がつくというのは?

「一番自信につながったのは、向こうに行って外国人選手とやるとテクニック的にもボコられると思っていたのが、それほどでなくて。一本を取ることができたり。日本でやってきたことに関して、向こうでも通じたから自信になったということですかね。向こうで体感できたから、気持ちにつながって自信を持てました。

理由は分からないんですけど、あっちでは自分から組みにいくことができたんです。結果、組みの攻防ができた。組みから逃げるんじゃなくて、組んで戦うことができたので自信になったんやと思います」

──自分の滞在中にはビッグネームは夏休み中でしたが、UFCやBellatorファイターと交流はできましたか。

「いえ、ファイト前でなかったのかラフェオン・スタッツはジムに来なかったです。セルジオ・ペティスは帰国する2週間前から、ジムには来るようになっていました。ただ、ヒザのケガがあるからスパーリングはせずにミットとかやっていましたね。正直、セルジオとかアンソニー・ペティスとかに本気で打撃でぶつかったらどうなるのかというのは、楽しみしていたので。そこがデキなかったことは、少し心残りですね」

――なるほど。では強くなったという反応は帰国後にありましたか。

「中蔵(隆志BLOWS代表)さんから、直接は言われていないです(笑)。ただBLOWSには三角(みかど)さやかさんという関西大学の大学院に在学中で、健康学の修士を取得し、健康運動指導士の方がいまして。フィジカル……食事を中心に健康面というのか、体のことを見てくれるコーチなのですが、その女性から落ち着いて動くようになったと言ってもらえました。以前は場面、場面で焦っていたところが落ち着いて対処できていると。

今回、ABEMAのおかげであんな経験ができたので、今練習で感じているように試合でも結果として、その成果を出したいです。結果……ただ勝つだけでなく、一本を取るとか成長の跡を見せられるような内容を伴った結果を残したいと思っています」

──また海外での練習をしたいという気持ちは?

「行きたいです。行きたい気持ちはあります。ルーファスポートにも行きたいですし、他のジムをことは知らないのですが、経験したいというのはあります」

──他のジムのことを知ってから行く方が良くないですか。こういうジムで、こういう軽量級の選手がいて、こういう練習がしたいと自分で想えるようになってからの方が効果的かと。

「あぁ……確かに、そうですね。……」

──まるで歯が立たなかった。そういう経験をしてみたいという想いも海外武者修行のなかにはなかったでしょうか。どれだけできるか試してみたいという気持ちの裏側には。

「あっ、そうですね。キックをずっとやってきて、『この人には敵わない』って直感で思うことってありました。そういう経験がMMAではあまりなくて、そういう経験がしたいという気持ちがあって米国に行ったというのもあります。今回は、そこまで感じるものがなかったので、やっぱり経験してみたいですね」

<この項、続く>

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MMA o UFC   アンソニー・ペティス エディ・アルバレス カマル・ウスマン コルビー・コヴィントン ジェレミー・スティーブンス トニー・ファーガソン レオン・エドワーズ ロビー・ローラー

ハファエル・ドス・アンジョスがウェルター級復帰、12.3『UFC on ESPN 42』でブライアン・バーバリーナと対戦


 UFCが12月3日にフロリダ州オーランドで開催する『UFC on ESPN 42: Thompson vs. Holland』でブライアン・バーバリーナ vs. ハファエル・ドス・アンジョスのウェルター級マッチが行われることをCombateが確認したとのこと。

 バーバリーナは7月の『UFC 276: Adesanya vs. Cannonier』でロビー・ローラーに2R TKO勝ちして以来の試合で3連勝中。

 ドス・アンジョスは7月の『UFC on ESPN 39: dos Anjos vs. Fiziev』でハファエル・フィジエフに5R KO負けして以来の試合。現在UFCライト級ランキング8位。2020年1月の『UFC Fight Night 166: Blaydes vs. dos Santos』でマイケル・キエサに判定負けして以来2年11ヶ月ぶりのウェルター級復帰です。

 ドス・アンジョスはMMAデビュー時からライト級。2008年11月の『UFC 91: Couture vs. Lesnar』のジェレミー・スティーブンス戦でUFCデビューしてからも同様で、2015年3月の『UFC 185: Pettis vs. dos Anjos』でアンソニー・ペティスに判定勝ちし王座戴冠。しかし2016年7月の『UFC Fight Night 90: dos Anjos vs. Alvarez』でエディ・アルバレスに敗れて王座陥落し、その後トニー・ファーガソンにも敗れたことから2017年6月の『UFC Fight Night 111: Holm vs. Correia』で行われたタレック・サフィジーヌ戦からウェルター級転向。3連勝し2018年6月の『UFC 225: Whittaker vs. Romero 2』でコルビー・コヴィントンとウェルター級暫定王座決定戦を行いましたが判定負け。以降戦績が芳しくないことから(対戦相手がカマル・ウスマンやレオン・エドワーズなら仕方がないですが)ライト級に復帰していました。続きを読む・・・
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ABEMA GLORY K-1 MMA MMAPLANET o ONE PRIDE RIZIN Special UFC アンソニー・ペティス イスラエル・アデサニャ キック セルジオ・ペティス デューク・ルーファス ボクシング ラフェオン・スタッツ

【Special】名将デューク・ルーファスに訊く、米国キックボクシング事情「練習はキック。視るのはUFC」

【写真】現役キックボクサー、MMAコーチとして成功しているだけにキックとMMAの現状を語らせても抜群の説得力だ(C)MMAPLANET

アンソニー・ペティス、セルジオ・ペティス、ラフェオン・スタッツらが所属するミルウォーキーの名門ジム=ルーファスポーツ。ヘッドコーチであり経営者のジェフ・ルーク・デューファスは米国を代表するキックボクサーから、MMAの指導者となった。

今から9年前、2013年8月にルーファスをインタビューした際、GLORYのSpikeでの中継が始まることで、米国でキックボクシング人気が高まることに興奮を隠せず、期待している彼がいた。

現在、GLORYは米国でのイベント開催から撤退し、ヨーロッパに戻った。同時にコロナにより、MMAはさらに家庭で視るスポーツ・エンターテインメントとして発展した。なぜ米国にキックボクシングは根付かず、またMMAのさらなる発展には何が必要かとルーファスに尋ねた。


――9年前にデュークにインタビューをさせてもらった際、GLORYがSpikeでの中継が始まる直前でした。そしてコメンテイターになることが決まっていたデュークは、SpikeがTUFを中継した時のようにキックボクシング人気が全米規模で高まるという期待をしていました。が、GLORYは2019年に米国から撤退しました。これだけMMAではストライキングが歓迎されているのに、キックはなぜ米国に根付かなかったのでしょうか。

「今、UFCを見てもイスラエル・アデサニャを代表するように、キックボクシングで活躍した選手がトップファイターになっており、ジムにキックボクシングの練習をするために入会する人々は決して少なくない。でも本当に奇妙なモノで、視て楽しむという部分では、アメリカ合衆国の文化は、どうしても手を使ったスポーツになるんだと思う。インターナショナルフットボール……サッカーじゃなくて、アメリカンフットボールだろう? 皆が楽しむのは。バスケットボールもそう、ベースボールだってそうだ。

それにこの国では誰かを殴る行為は容認されていても、蹴る行為は忌み嫌われる。MMA、ケージの中は殴って、蹴って、レスリングもできるタフガイの戦場だ。きっとキックボクシングは、この国においてはMMAとボクシングの間になる中途半端なモノに感じられているんだろう。

私は独特のBGMが流れ、タイを代表するカルチャーであるムエタイのことも大好きだ。でも、ムエタイが米国でタイのような人気を誇ることは永遠にないだろうね。日本でも、それにONEチャンピオンシップですら、ムエタイをタイで行っているままのフォーマットでは実施していない。ONEのムエタイとして試合を組んでいる。

キックボクシングをリングではなくて、ケージで行うのは素晴らしいアイデアだよ。MMAグローブでムエタイを行うことも、そう。あの変則的なキックやムエタイなら、新しいモノとして受け入れられるかもしれない」

──日本ではMMAが好きなファンは、普通にキックやK-1を見て楽しめる人が多いと思います。「あの距離の殴り合いは苦手だ」とか「組みがあったらああはいかない」という方が少数派で。何よりMMAファンでキックを見ない人よりも、キックファンでMMAに興味がないファンの方が多いかと思います。

「う~ん、米国のファンにとってMMAの打撃戦はワイルドに映るんだろうね。ボクシングはよりテクニカルで、パワーレス。MMAはよりパワフルでアグレッシブという感覚で、対局にあると思って打撃戦を楽しんでいる。

対してキックボクシングは、よりテクニカルに思われているのか。GLORYはKOも多く、見ても楽しめるスポーツだった。そうだね……結局はビジネスだし、この国ではマーケティングが何よりも重要になる。コカ・コーラは一番美味しいソーダではなく、最もマーケティングが成功した飲み物なんだ。マクドナルドが一番のハンバーガーなのも、そういうことだ。味が一番なわけじゃない(笑)。

だからUFCなんて珍しい例だよ。ワールドトップファイトで、マーケティングも一番。で、他のプロモーションはUFCのコピーをしている。階級からルールからUFCの後追いだ。何か違うことで勝負し、マーケティングでUFCを凌駕するということはない。だから、全てのプロモーションはUFCの後塵を拝している。

PRIDEやRIZINは違うフォーマットで、マーケティングも違う方向でいるよね。ONEも米国のファンからするとUFCとは違うスポーツに見えるはずだ。MMAもユニファイド・ルールではなく、グラウンドでのヒザ蹴りが認められている。正直ね、ああいうルールの違いは練習状況を難しくしている。サッカーボールキックが許された日本のルールもそうだ。

僕は好きだけど、同じジムで違うルールの試合に出る選手が同時に練習するのは簡単ではない」

──ではMMAでムエタイの技術や蹴りが見られることで、キックやムエタイを知らない人々には、蹴りやヒザ蹴りのある競技を知る入口になることはないでしょうか。ホイス・グレイシーにより、皆が柔術を知ったように。

「UFCは本当にマーシャルアーツ市場を食えるモノにしてくれた。素晴らしい仕事をやってのけたんだ。でも、この国は本当に多くのプロフェッショナル・スポーツが存在している。カレッジですらフットボール、バスケットボール、ベースボールの人気の高さは凄まじいよ。もちろんNFLやNBA、MLBにNHLにいうは及ばずレーシング、テニス、ゴルフもある。TVではとてつもない数のスポーツ中継がされている。とんでもない状況なんだ。

キックボクシングは私のジムでも、一番人気だ。これはずっと変わらない。ルーファスポーツには素晴らしい柔術のプログラムもある。でも一般会員の人気が高いのはキックボクシングだ。普通の人はMMAの練習はハードルが高過ぎる。MMAは見て楽しむもので、キックボクシングはやって楽しむもの

この国の感覚は『トレーニングはキックボクシング、視るのはUFC』ってことなんだろうね」

──キックはDoスポーツなのですね。

「その通りだね。ムエタイもそうだよ。アマチュア・トーナメントは盛んに行われている。でも、プロのムエタイはない。そういう意味では柔術と近いかもしれないね。柔術のトーナメントはこれだけあっても、PPVで視ようとは思わない。やはり見る人間に、戦いを理解するだけの知識が必要だからね」

──MMAとボクシングも、実はそうで。でも、そのように深い造詣がなくても楽しめてしまうというのが、他のコンバットスポーツとの違いなのでしょうか。

「MMAはこれからももっと人気が出るだろう。そして、さらにこの人気を伸ばし、定着するためにはさきほど言った練習する人間の少なさ、ハードルの高さを考えていかなければならない。その解決策は五輪スポーツにすることだよ。GAMMAが、IOCに働きかけている」

──……。

「五輪競技になるということは、政府の後ろ盾を得るようなものだからね。USAボクシング、USAレスリング、USAテコンドー、USA柔道という連盟があることで、保険など色々な面で優遇措置がある。MMAが五輪競技になれば、このスポーツを大いに発展させられるだろう」

──そうなると3分✖2R、ポイント制だとか色々とMMAの本質が変わることはないでしょうか。

「あくまでもアマスポーツだよ。3分✖3R、ヒザ蹴りやエルボーは禁止。アマチュアMMAグローブにシンガードの装着は必要になるだろうね。そこで結果を残して、プロにステップアップすれば良い。今、米国のアマチュアMMAは州のアスレチック・コミッションが掌握していている。でも五輪スポーツになれば、もっと開催が簡単になるだろう。

アンソニー・ペティスFCでもエルボー無し、少し大きめのグローブを使ったアマチュアMMAの試合も組んでいるけど、今後は今言ったようによりアマチュア、プロルールとは差別化された五輪ルールといえるアマMMAの試合を組んでいくことになるだろうね。

そうすれば、もっと細かくルールを規制して、安全に戦える防具を装着したキッズMMAが普及する。もちろん安全第一でしっかり休息をとるなど、そういうレギュレーション面でも整備がなされた時、底辺から頂点までMMAのヒエラルキーが完成し、永遠に発展し続けるよ。

6歳からこのスポーツを楽しめるようになった時、MMAは変わる。ただし、キッズにハードなことを強要してダメだ。セルジオ(ペティス)も子供の頃から、ジムに通っていたけど一番大切なことは楽しむことだった。18歳、プロになってからしか追い込み練習はしていない。そしてアマチュアに過度な減量はさせないこと。本当に危険だからね」

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MMA MMAPLANET o PFL PFL2022#07 YouTube   アンソニー・ペティス オマリ・アクメドフ スティービー・レイ ロブ・ウィルキンソン

『2022 PFL Playoffs 1』試合結果/ハイライト動画

PFL Playoffs 1 results: Stevie Ray bests Anthony Pettis again to advance to lightweight finals(MMAFighting)
Main card (ESPN/ESPN+ at 7 p.m. ET)

・Stevie Ray def. Anthony Pettis by unanimous decision (29-28, 29-28, 29-28)

・Omari Akhmedov def. Josh Silveira by unanimous decision (30-27, 30-27, 29-28)

・Olivier Aubin-Mercier def. Alexander Martinez by unanimous decision (30-27, 30-26, 30-26)

・Rob Wilkinson def. Delan Monte by KO (knee) at 1:37 of Round 1 | Watch finish

Prelims (ESPN+ at 6 p.m. ET)

・Itso Babulaidze def. Mahmoud Sebie by TKO (uppercut and punches) at 4:30 of Round 1

・Marthin Hamlet def. Cory Hendricks by split decision (29-28, 28-29, 29-28)


【PFL2022#07】ランク1位ウィルキンソンが、パンチからヒザの連係でモンチをKO→決勝へ(MMAPLANET)

【PFL2022#07】マルチネスの蹴りに突き放されず。オバメルシェが左でダウンを奪いバックグラブで完勝(MMAPLANET)

【PFL2022#07】テイクダウンから削り合いにならず。アクメドフがATT対決でシルヴェイラを下し決勝へ(MMAPLANET)

【PFL2022#07】う~ん……アンソニー・ペティス、スティービー・レイに連敗。決勝進出を逃す(MMAPLANET)

 8月5日にニューヨーク州ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデン内のHuluシアターで開催された『2022 PFL Playoffs 1』の試合結果。今大会はライト級とライトヘビー級の準決勝が行われ、ライト級はスティーヴィー・レイとオリヴィエ・オウビン・メルシエが、ライトヘビー級はオマリ・アクメドフとロブ・ウィルキンソンが決勝に進出しています。



 大会ハイライト動画。続きを読む・・・
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MMA MMAPLANET o PFL PFL2021#07 PFL2022#07   アレックス・マルチネス アンソニー・ペティス オマリ・アクメドフ スティービー・レイ マールシン・ハムレット ロブ・ウィルキンソン

【PFL2022#07】計量終了 ライト級&LH級準決勝。ペティス、リベンジ戦。アクメトフはATT同門対決

【写真】レギュラーシーズンで一本負けを喫したレイと準決勝で再戦となったペティス (C)PFL

5日(金・現地時間)、ニューヨーク州ニューヨークシティのマジソン・スクエア・ガーデン内HuluシアターでPFL2022#07が開催され、その計量が4日(木・同)に行われている。

PFL2022年シーズンもプレーオフの準決勝月間に入った。今年は英国で2大会=4階級の準決勝が実施されるため、ライトヘビー級とライト級の準決勝のみとなった米国決戦は、PFLでは史上初となるファイナル以外でのNY大会がその舞台だ。


プレーオフ=準決勝ということで各階級ランク4位までがその場に立つことになるが、ライトヘビー級で3位だったアントニオ・カルロスJrが負傷欠場、5位のジョシュ・シルヴェイラが代役となり、ATTの同門でシーズン2位のオマリ・アクメドフと戦うことになっている。

メイン=ライト級準決勝はシーズン2戦目の再戦、ランク1位ながらアンソニー・ペティスは6月24日に変則ツイスターで敗れたスティービー・レイへのリベンジ戦を戦う。

ここでは準決勝進出8選手から、7人のコメントを掲載したい。

ロブ・ウィルキンソン
「ランク1位は気にしていない。目標はワールドタイトルだから。シーズン1位に満足することなく、ここで100パーセントの力を出して戦う。明日はエキサイティングな試合になるだろう。彼はフィニッシャーだ。僕もアグレッシブに戦うから楽しい試合になるだろう」

ジョシュ・シルヴェイラ
「同門対決? そういうビジネスだからね。知り合いでも顔面を殴りつけるだけ。オマリと僕は仲の良い友達であり兄弟だよ。明日は2人で良い時間にしたい。僕の旅のなか小さなピースだけど、凄く意味のあるファイトになる。PFLチャンピオンになり、100万ドルを手にするためにハードな日々を過ごしてきた。この大会が始まったころから、そうしたいと思っていた。その扉が開かれた。まだ始まりに過ぎないけど、エキサイトしているよ」

オマリ・アクメドフ
「僕もジョシュと全く同じ心境だよ。

僕らは友人だからね。

勝負の決め手? スタミナかな」

アレックス・マルチネス
「アンダードッグになっていることは気にしない。ファンは色々な想いで予想するわけだし、間違っていると僕は思っている。試合は細かいところで組み立てられるものだし、それはここで考えることじゃなくてジムでやってくるものだよ」

オリヴィエ・オバメルシェ
「去年に続き、今年もこの場に立っている。あとは戦うだけだよ。ファイト・オブ・ザ・ナイトを獲得するためのトレーニングキャンプじゃなかった。マルチネスを下に見ることはない。彼は素晴らしい選手だから。以前の僕ならそうだったかもしれないけど、今は違う。経験を積んだからね。明日は100パーセント戦うだけだよ」

スティービー・レイ
「6週間前と同じ顔合わせ? そうだね、アンソニー・ペティスを破るということは100万ドルを獲得する過程において、最高のプロフィールになったよ。再戦することも、ね。全ては100万ドルを獲得するためさ。あの時と同じペティスでいてほしいかって? ケージに入ればやるべきことは一つだけ。相手をフィニッシュすること。彼がどうだとかではなく、僕は最高の準備ができた。明日は6週間前の再現になるよ」

アンソニー・ペティス
「シーズン1位で去年の雪辱? 最高のプレッシャーだよ。前回はあんな結果になったけど、サブミットされるなんて――アレは本当の僕じゃない。僕のベームプランは有効だったけど、傷つかないように戦い、あの機会を与えてしまった。もっと我慢して、スマートに戦うよ」

■視聴方法(予定)
8月6日(土・日本時間)
午前7時00分~DAZN

■ PFL2021#07計量結果

<ウェルター級/5分3R>
マフムド・ファウジ・シビー: 170.8ポンド(77.47キロ)
ナサニエル・ジェナーマン: 170.8ポンド(77.47キロ)

<ライト級/5分3R>
エレクセイ・プルガンデ: 155.8ポンド(70.66キロ)
エルビス・レブロン・キレス: 155.8ポンド(70.66キロ)

<ウェルター級2023年予選/5分3R>
ルカス・バルボサ: 169.6ポンド(76.92キロ)
エルマル・ウマロフ: 171ポンド(77.56キロ)

<ライト級2023年チャレンジャーシリーズ予選/5分3R>
エルビン・エスピノーサ: 154.4ポンド(70.03キロ)
コーリー・ジャクソン: 156ポンド(70.76キロ)

<フェザー級2023年チャレンジャーシリーズ予選/5分3R>
ブラヒアン・ザーカー: 146ポンド(66.22キロ)
リカルド・ヒメネス: 144.2ポンド(65.4キロ)

<ライト級準決勝/5分3R>
アンソニー・ペティス: 155.6ポンド(70.57キロ)
スティービー・レイ: 155.8ポンド(70.66キロ)

<ライトヘビー級準決勝/5分3R>
オマリ・アクメドフ: 204.6ポンド(92.8キロ)
ジョシュ・シルヴェイラ: 206ポンド(93.44キロ)

<ライト級準決勝/5分3R>
オリヴィエ・オバメルシェ: 156ポンド(70.76キロ)
アレックス・マルチネス: 156ポンド(70.76キロ)

<ライトヘビー級準決勝/5分3R>
ロブ・ウィルキンソン: 205.8ポンド(93.34キロ)
デラン・モンチ: 205.2ポンド(93.07キロ)

<ヘビー級2023年予選/5分3R>
マルセロ・ヌネス: 244.2ポンド(110.76キロ)
ダイラン・ポッター: 255.2ポンド(115.75キロ)

<ライトヘビー級2023年予選/5分3R>
マールシン・ハムレット: 206ポンド(93.44キロ)
コリー・ヘンドリックス: 204.6ポンド(92.8キロ)

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MMA MMAPLANET o UFC UFC FPI02 アンソニー・ペティス アンディ・ヴェレラ カイル・ベーム ジェイムス・クラウス ソン・ヤードン ホルヘ・マスヴィダル ボー・ニッコル ユライア・フェイバー

【UFC FPI02】タザ、ジェイ・ロッド、NCAA3冠のボー・ニッコルらが躍動のチーム戦はペティス勢が優勝

4人制合計体重750ポンド(340.19キロ)以下──UFCファイトパス・インビテーショナル02、チーム対抗グラップリング・トーナメント。

まずアンソニー・ペティス率いるアンソニー・ペティス・ファイティング・チャンピオンシップ=APFCとジェイムス・クラウスのチームFAC(Fighting Alliance Championship)が準決勝で相対した。

APFCのオリヴィエ・タザと、FACのカイル・ベームのドローで始まったチーム戦は、APFCのダニエル・マナスウがジョー・ソレッキーをストレートレッグロックで一蹴、クラウスもRNCで破ると、アンディ・ヴェレラとは痛み分けでチームを勝利に導いた。

もう一つの準決勝はホルヘ・マスヴィダルのアイコンMMAとユライア・フェイバーのAIコンバットの顔合わせに。3人残しの状態でユライアのチームからはソン・ヤードンが登場、二回り大きなニック・ロッドの実弟ジェイ・ロドリゲスを対戦した。

膠着にコイントスで、上を選んだジェイ・ロッド──本来はバタフライガードのソン・ヤードンがダブルアンダーフックからの再開となるが、レフェリーのミスで両ワキを差された状態からのリスタートnに。パスのプレッシャーから、マウントを奪取したジェイ・ロッドがバックグラブに移行してボディトライアングルでソン・ヤードンを捕らえる。ソン・ヤードンの動きに合わせてマウントに戻ったジェイ・ロッドが、背中に回りRNCでタップを奪った。ここで1人抜きをしたチーム・マスヴィダル=アイコンMMAが、決勝進出を決めた。

決勝戦、PJバーチが先鋒戦でクリストス・パパデロスにRNCを極めたアイコンMMAは、ドローが2試合続き、ジェイ・ロッドがAPFCの大将オリヴィエ・タザと対戦。後の無いタザが意地のストレートフットロックで一本勝ちすると、ペンシルベニア州立大時代にNCAAを184ポンドと197ポンドで3度制し、1年次は174ポンドで準優勝だったボー・ニッコルと体格差が明白な最終決戦に。

ニッコルは2019年のU23フリースタイル92キロ級でも優勝し、アイコンMMAでプロMMAデビューを6月に果たしたばかりで、既に8月9日にコンテンダーシリーズ出場も決まっている。柔術は青帯のニッコルは基本トップからパス狙い、反応を見てがぶってバックを伺う。タザは引き込んで、対応するが体格差は大きい。

シングルレッグをスプロールして離れたニッコルは、シッティングのタザに足を絡めさせず柔術とレスリングの噛み合わない展開が続く。Kガードから足関をエントリーしたタザだが、ニッコルが反応して足を抜く。ついには足関節狙いからトップを取ったタザだったが、場外際でレフェリーはセンター&スタンドでの再開を命じる。

明かに不満げな表情を浮かべたタザ──何と、ニッコルは自ら率先して座り、下からのリスタートに応じる。

漢気を見せたニッコルがシントゥシン、Zハーフガードでパスを耐える。背中をつけた展開に挑んだニッコルは、パスを許さない。それでもタザは残り2分20秒で足を抜いて直接マウントへ。ニッコルがすぐに足を戻し、ハーフを取る。1分20秒を経過し、パスのピンチで背中を見せたニッコルが、タザを前方に落として立ち上がることに成功した。

側転パスに足を絡ませるタザ、すぐに離れたニッコルは頭を押して組ませずタイムアップに。最終戦の時間切れは、勝敗の行方をジャッジに委ねた結果、APFCが優勝し賞金2万ドルを手にした。



FAC

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【UFC FPI02】ファイトパス招待02にヤードン、ユライア、クレイグらが出場。ワンマッチに63&ロイヴァルも

【写真】ロイヴァルの華麗なノンストップ・グラップリングがMMAグローブのない戦いでも見られるか(C)LFA

7月3日(日・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC Apexでチーム対抗のグラップリングイベント=UFC Fight Pass Invitational 02が開催される。

27日(月・同)から開幕している10度目のUFC International Fight Week。正式スタート前の25日(土・同)からラスベガス・コンベンションセンター内サウスホールではUltimate InvitationalとしてUSAウェイトリフティング・ナショナル選手権が開催され、同会場では引き続きIBJJF柔術のアメリカン・ナショナルやアマチュアボクシングの大会も開かれている。

そんなファイトウィークのヘッドラインは勿論2日(土・同)にT モバイル・アリーナで開催されるUFC276「Adesanya vs Cannoier」だが、催し物のトリはこのUFC FPI02が務めることになった。


昨年12月の第1回大会と同様に4チーム対抗のトーナメント戦と、シングルマッチが組まれたプログラップリングイベント。参加チームはホルヘ・マスヴィダル率いるマスヴィダルス・アイコンMMA、UFCのグラップリング大会といえば顔役でもあるユライア・フェイバーのフェイバーズA1コンバット、そしてPFL参戦中で先週の土曜日にワキ腹を負傷したアンソニー・ペティスはアンソニー・ペティス・ファイティング・チャンピオンシップとして参戦、さらにFighting Alliance Championshipは監督でなくジェイムス・クラウスがプレイングマネージャーとして出陣する。

アイコンMMAにはクレイグ・ジョーンズ、エンリコ・コッコ、PJ・バーチらが属しており、A1コンバットはユライア御大自らソン・ヤードンを帯同しマットに上がる。

ペティス配下にはオリヴィエ・タザ、FACにはアンディ・ヴェレラとカイル・ベームというSUG組がその名をメンバーに連ねている。

そんなチーム戦以上に注目はシングルマッチだ。ラスベガス開催ということで地元シンジケートMMAから2月にMMAを引退したロクサン・モダフェリが出場し、ノヴァウニオンの柔術家であるMMAファイターのミッシェレ・オリヴェイラを迎え撃つ。

そのシンジケート所属でMMAも経験している柔術家ショーン&ジェリーのシャピロ兄弟が、それぞれアンドレ・フィート&ブランドン・ロイヴァルと戦うことも決まっている。もちろんロクサンのピュアグラップリングにどれだけ慧舟會色が残っているのかも楽しみだが、さらに必見なのは……やはりロイヴァルだろう。

動いて下になりつつ三角や腕十字というLFA時代にMMAでも魅せていた──スクランブルの向こう側、極めて終わるグラップリングがサブオンリー戦で爆発するか。日本でもMMAファイターと柔術家のグラップリングでの交流はGCMのコンテンダーズ時代から見られてきたが、そこは北米MMA界──異種格闘技戦でなく、純粋グラップリングとして戦えるであろうロイヴァルと黒帯柔術家の組み技戦は見逃せない。

■視聴方法(予定)
7月4日(月・日本時間)
午前6時00分~UFC FIGHT PASS

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『2022 PFL 5』試合結果/ハイライト動画

2022 PFL 5 live and official results(MMAJunkie)
MAIN CARD (ESPN)

・Matheus Scheffel def. Bruno Cappelozza via unanimous decision (29-28, 29-28, 29-28)
・Stevie Ray def. Anthony Pettis via submission (modified body lock) – Round 2, 3:57
・Klidson Abreu def. Renan Ferreira via unanimous decision (30-27, 30-27, 30-27)
・Chris Wade def. Kyle Bochniak via TKO (head kick, punches) – Round 1, 1:10
・Ante Delija def. Shelton Graves via unanimous decision (29-27, 29-27, 29-27)
・Bubba Jenkins def. Reinaldo Ekson via unanimous decision (30-27, 30-27, 30-27)
・Denis Goltsov def. Maurice Greene via unanimous decision (30-27, 30-27, 30-27)

PRELIMINARY CARD (ESPN+)

・Lance Palmer def. Sheymon Moraes via unanimous decision (29-28, 29-28, 30-27)
・Juan Adams def. Sam Kei via TKO (punches) – Round 2, 2:30
・Ryoji Kudo def. Alejandro Flores via knockout (punch) – Round 1, 2:52
・Brendan Loughnane def. Ago Huskic via unanimous decision (30-27, 29-28, 29-28)


【PFL2022#05】英国でプレーオフ控えるラウネーンは、判定勝ちで3P獲得に留まり計6Pに(MMAPLANET)

【PFL2022#05】工藤諒司、右オーバーハンドでフローレスをKO=6P奪取。プレーオフ進出決定!!(MMAPLANET)

【PFL2022#05】ランス・パーマー、モラエスから意地の判定勝ちも――ラウネーンのトップ4が確定(MMAPLANET)

【PFL2022#05】計算通りのTD&コントール・ゲームでジェンキンスがエクソン下し3P加算、プレーオフへ(MMAPLANET)

【PFL2022#05】クリス・ウェードが1R1分10秒でバチニアックをKO=1位通過。工藤は準決でジェンキンスと(MMAPLANET)

【PFL2022#05】プレーオフ進出のペティスが、レイのボディロックで肋骨痛めタップ。準決勝で再戦(MMAPLANET)

 6月24日にジョージア州アトランタのオーバータイム・エリート・アリーナで開催された『2022 PFL 5』の試合結果。今大会は主にヘビー級とフェザー級の試合が行われ、ヘビー級はマテウス・シェッフェル、クリドソン・アブレウ、アンナ・デリア、デニス・ゴルソフ、フアン・アダムスが勝利。フェザー級はクリス・ウェイド、バッバ・ジェンキンス、ランス・パーマー、工藤諒司、ブレンダン・ラウネーンが勝利。ライト級が1試合行われスティーヴィー・レイがアンソニー・ペティスにモディファイド・ボディロックで勝利しています。



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【PFL2022#05】プレーオフ進出のペティスが、レイのボディロックで肋骨痛めタップ。準決勝で再戦

<ライト級/5分5R>
スティービー・レイ(英国)
Def.2R3分57秒by モディファイド・ボディロック
アンソニー・ペティス(米国)

初戦の6P獲得で、既にプレーオフ進出を決めているペティスがカカトを落としを繰り出す。3Rの2分半までに勝てば、プレーオフで戦う権利を得ることができるレイに右を振るう。サウスポーのレイを左の蹴りで止めるペティスは、左ハイの蹴り終わりに右を合わせていく。ならばと組んでケージに押し込んだレイだが、ペティスが体を入れ替えると右を差して押し込み、押し返されたタイミングで離れた。

すぐに組みにいったレイは、またもケージに押し込まれる。自ら離れたペティスが右を被弾。左の蹴りを蹴るが、動きが重いにように映る。レイはパンチから組むという展開を繰り返し、距離を取ると左ボディ、続いて左ストレートを伸ばす。ここで飛び込んだペティスが足払いを見せる。

組まれてケージを背負って戦うペティスは、ワンツーで左を打たれる。レイは圧を掛けるが、残り10秒でペティスは回転してハイという勢いのある動きを見せた。

2R、初回と同様に前に出るレイが左ハイを狙う。ガードしたペティスは、ローの蹴り合いから軌道が変わる右ハイを繰り出す。レイは動じずに圧を掛けて左ロー、ペティスが右ミドルから右ハイを繰り出す。ペティスは続いて右ストレートをヒットさせたが、レイは前に出て左フックを打っていく。ケージを背負っても左を出し、ニータップでテイクダウンを取りにいったペティスは、頭から突っ込んでしまい姿勢を乱してします。サイドバックの位置で足を抜いたレイが鉄槌を落とし、背中に飛び乗ろうとする。

姿勢を低くし――亀になったペティス、レイをすかすことができずに背中を取られ両足のフックを許す。ここでフィニッシュすればプレーオフがあるレイだが、ペティスは胸を合わせに行く。とレイが両足のフックをきかせてワキをすくい首を固定し、体を捻っていく。と、これで肋骨を負傷したペティスがタップし、レイが大逆転でプレーオフ進出。準決勝では両者の再戦というストーリーが完成した。


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【PFL2022#05】計量終了 逆転トップ4へ、工藤が計量パス。進出済ペティスは、フィニッシュ必至のレイと

【写真】公式計量結果は145.4ポンド、モック計量では145.5は発表された工藤。正式結果とモック計量が読み上げられた体重が一致しない選手が数多く見られた……どういうこと?  ちなみに左が本計量で、右がセレモニアル計量時の工藤だ(C)PFL

23日(木・現地時間)、24日(金・同)にジョージア州アトランタのオーバータイム・エリート・アリーナで開催されるPFL2021#05の計量が行われた。

ヘビー級とフェザー級のレギュラーシーズン最終戦=2戦目は行われる今大会、当確マークが1人も出ていないフェザー級ではボストン・サルモンとサバ・ボラギが欠場し、ヘイナウド・エクソンとアゴ・フスキッチがライトチャンスをそれぞれバッバ・ジェンキンス、ブレンダン・ラウネーンと戦う。

クリス・ウェードはカイル・バチニアックと、アレハンドロ・フローレスは工藤諒司とのマッチアップ。さらシェイモン・モラエスはランス・パーマーと、全て3Pを持つ選手と0Pのファイターの顔合わせとなっている。


勝ち点を持っている組だが、フィニッシュ負けすると逆転され、判定勝ちの合計6Pでは他の4選手がフィニッシュ勝利すれば脱落という──究極のフィニッシュ必須対戦となっているフェザー級だ。

セレモニアル計量では、逆転トップ4入りを狙う工藤は一礼をして、ステージに登場。計量台の上でガッツポーズを取った。続いてカウボーイハットを被って現れたフローレスと、フェイスオフでは握手をガッチリと計3度かわし、それぞれ左右に分かれた。

フェザー級の選手にインタビューはなく、コメインでスティーブー・レイと対戦するアンソニー・ペティスが、モック計量とフェイスオフ後にインタビューを受けた。

既にペティスは6Pでプレーオフ進出を決めており、この試合でレイが3R2分30秒秒以内にフィニッシュ勝利すれば、現在4位の前年王者ハウシュ・マンフィオを弾き出して、4位でプレーオフ出場となる。

そのレイは「僕はいつだってフィニッシュを狙っているし、ここを勝ち抜ける。12分半以来に勝たないといけないけど、さっきも言ったようにどの試合もフィニッシュをしようと戦ってきた。そうやって勝てるよ」とインタビュー話した。

■視聴方法(予定)
6 月25 日(土・日本時間)
午前6時30分~DAZN

■PFL2022#05計量結果

<ヘビー級/5分3R>
ブルーノ・カッペローザ: 237.2ポンド(107.59キロ)
マテウス・シェッフェウ: 254ポンド(115.21キロ)

<ライト級/5分5R>
アンソニー・ペティス: 155.4ポンド(70.48キロ)
スティービー・レイ: 155.6ポンド(70.57キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ヒーナン・フェヘイラ: 261.2 ポンド(118.47キロ)
クリジソン・アブレウ: 258ポンド(117.02キロ)

<フェザー級/5分3R>
クリス・ウェード: 145.6ポンド(66.04キロ)
カイル・バチニアック: 145.8ポンド(66.13キロ)

<ヘビー級/5分3R>
アンテ・デリア: 246.8ポンド(111.94キロ)
シェルトン・グレイブス: 265.6ポンド(120.47キロ)

<フェザー級/5分3R>
バッバ・ジェンキンス: 145.8ポンド(66.13キロ)
ヘイナウド・エクソン: 145.2ポンド(65.86キロ)

<ヘビー級/5分3R>
デニス・ゴルソフ: 244.2ポンド(110.76キロ)
モーリス・グリーン: 241.4ポンド(109.49キロ)

<フェザー級/5分3R>
ランス・パーマー: 145.8ポンド(66.13キロ)
シェイモン・モラエス: 145.6ポンド(66.04キロ)

<ヘビー級/5分3R>
サム・ケイ: 240ポンド(108.86キロ
ジュアン・アダムス: 266ポンド(120.65キロ)

<フェザー級/5分3R>
アレハンドロ・フローレス: 145.8ポンド(66.13キロ)
工藤諒司: 145.4ポンド(65.95キロ)

<フェザー級/5分3R>
ブレンダン・ラウネーン: 145.8ポンド(66.13キロ)
アゴ・フスキッチ: 145.4ポンド(65.95キロ)

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