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【ONE Unbreakable03】アンドラジ戦へ、佐藤将光─02─「やっぱり喧嘩ができないと格闘技はできない」

【写真】プランB、そのさらに先まで話してくれた佐藤。明日の中継前に、ぜひとも熟読してほしい (C)MMAPLAET

5日(金・現地時間)にONE116 03「Unbreakable 03」が中継され、同放送でファブリシオ・アンドラジと戦う佐藤将光インタビュー後編。

ABEMA TVのTHE WONDERがシンガポールへ行く直前の佐藤の練習を追い、MMAPLANETでは練習を見たうえでアンドラジ戦について話を訊いた。

<佐藤将光インタビューPart.01はコチラから>


──その嫌な強さというのは、どこになりますか。

「ムエタイなのでクリンチができる。和田(竜光)さんがヨッカイカー(フェアテックス)と試合をした時に、倒すのに結構苦労していたじゃないですか。ただ押し込むだけじゃ、なかなか倒れない。組んでも倒せないと、打撃で殴られる機会が増える。

そういう嫌なイメージを持ってしまいます。あとバックステップが上手いので、詰め切れるのか。半端なテイクダウンを狙うと切られて殴られる。行くなら思い切りドンっといかないと危ないでしょうね」

──思い切り行った時に下がって打ってくる点、そして首相撲でクリンチを切り返すことで佐藤選手の合間を埋める攻撃を遮断する。この2点が現実になれば、本当に嫌な相手です。そのような相手にどう戦っていこうと考えていますか。

「まずは倒しに行こうと思っています。ただし慌てていかないこと。慌ててしまうと、向うが淡々とできるようになりますからね。打撃の交換をしながら探って、フェイクを見せてテイクダウンが決まれば、トップから攻めてフィニッシュを狙おうとは思っています。

それとシングルやダブルのフェイントからの打撃ですね。相手を浮かして……重心を浮かせたいです。そうするとパンチが入りやすくなりますし、向うのパンチは効かなくなるので。

あとはミドルをキャッチして、テイクダウンというのはあります。キャッチできなくても、そのままカウンターでテイクダウンを狙いたいですね」

──練習を見させてもらって、ボディロックや相四つでも自ら下になるシーンがありました。カニバサミから足関節、あるいはガードをとってすぐにリバーサル、それと背中をつけて三角絞めなど、ケージレスリング&スクランブルMMAの主流ではない流れも。

「三角は最近、得意なんでよく狙っています。あとカニバサミはテイクを取れない時のBプランです。下になっても良いということで、押し込んで相手がワキを差してきたらカニバサミからサドルに入ってヒールとか。

そういう技は多分、対応できないだろうなって思っています。あとはギロチン(齊藤曜)との試合で僕がやられたことですが、テイクダウンを狙って切られると一度背中をつけて、直ぐに起き上りながらもう一度入るとか。そういうことも考えています」

──アンドラジはやはりテイクダウンを切ることを徹底してきそうですし、そこを考えての戦法ですか。

「そこは狙えるなと思っています。スクランブルになれば行けるだろうと。テイクダウンを潰させて、バックに回ってこさせてからでも行けると思っています。

バックを取らせながら……基本は左側に回ってくるので、左手をいれて取らせないようにして、足を入れてくる前に寝転がってスクランブルに持ち込めば、こっちが上を取れるかと」

──練習中に見せていた流れですね。

「ハイ。あの動きは得意なので、そこはいけるかなとは思っています」

──もちろん一つの試合ですが、負けらないと気持ちのなかに世界戦を組まなかったONEを見返してやろうという気持ちは含まれていますか。

「う~ん、世間ですね。見返すのは。日本の格闘技が世界に通用しないという風潮があることを感じているし、実際にそうなってきてしまっています。そこをひっくり返したいとは思っています」

──それだけアンドラジを強敵だと捉えているということでしょうか。

「この相手ということではなくて1試合、1試合の積み重ねで、今年1年を掛けて見せて行かなければならない。そういうところですかね。この試合もその1部です」

──リネケルにはUFCファイターという肩書もあり、ベリンゴンにも圧勝しました。そんなリネケルと挑戦権を争うなか、今回の試合で何を見せないといけないでしょうか。

「単純にフィニッシュですね。でも、もう僕が試合をする頃にはリネケルとビビアーノは決っている。それぐらいで思っています」

──きっと私が記者として、最近、日本人が軽視されているなという想いをONEに対していだいているので、余計に見返してほしいと思ってしまうのかもしれないですね。

「まぁ最近のマッチメイクは結構潰しに来ているし、美味しくないのは多いですよね。日本大会がコロナでなくなったのもありますけど、日本に対して力の入れようは最初と比べて落ちてきているなと感じます」

──これだけ日本人選手が多いとマーケットの開拓具合も考慮し、切るために潰しに掛かるマッチメイクがあるのも理解できます。そうなれば強い人間が残る。だからこそ、日本人選手もこの逆風を跳ね返す必要があります。

「勝たなきゃリリースされちゃうし、勝たないと続けられないというのはあります。そういう世界だから、勝たないといけないです。結果が全てです」

──そういう時こそ……いつもそうだといけないのですが、最後に真っ向勝負ができるという佐藤選手への期待が高まります。韓国でギリギリの根性勝負をは殴り合いで見せていた佐藤選手だからこそ、そういう強味があるのではないかと。

「あぁROAD FCの時ですね(笑)。そうですね……あると思います。やっぱり喧嘩ができないと格闘技はできないので。どこか気持ちの弱さが出てきてしまいますからね。1発貰って小さくなってしまったら、もうそこで差が出てきてしまいます。1発殴られても『この野郎』って打ち返せないと。

それは別に打ち合わなくても構わないんです。でも、やり合う。どこかでやり返すという気持ちがないと……弱気が出た瞬間に負けちゃうので。そういう気持ちは大切だと思います」

──あのドロドロの殴り合いを演じていた若者が、MMAファイターとして成長を遂げた。そのうえで、なお気持ちの勝負も重視していると。

「試合っていうか、練習からですよね。練習でやりあっているから、試合でもやりあえると思っています」

──そういう意味では、アンドラジはまだまだ未知数でどこまでできるか分からないです。そして綺麗にムエタイが戦える選手は、MMAも綺麗にやってくるのかという気もします。ならドロドロの喧嘩で佐藤将光が引けねぇだろうと。

「やってみないと分からないですが、簡単に行くかもしれないというのはあります。スクランブルを創ると、直ぐに折れるかもって。でも、そこを期待していて違っていると、こっちがガックリきてしまうので、ある程度できるというイメージで創っています。

コロッと行くことがあっても、逆にメチャクチャ乗ってくることもあるだろうし。ただし、やり合う気持ちで……リネケルと戦った時のベリンゴンのようにはならない。最悪の事態も想定して、どこかでやり返すつもりでいます。

やはり打撃で1発も食らうこともあるだろうし、予想以上にデキるかもしれない。色々とイメージしておくことで、本番では驚かないで済むので──やりあう覚悟は持っています」

──どれぐらい自信を持って戦えますか。

「どれくらいというのは難しいですけど(苦笑)。準備の段階では自信を持つことはないです、いつも。試合の時にやってきたことを出し切れれば良いという気持ちです。これだけ出しても勝てなかったらしょうがない。自分の方が弱かったと諦めるしかないです。

なので、試合ではやってきたことを出し尽くすつもりでただやるだけです。そうですね、あまり試合前に自信があるということはないです。自信はない……いや、自信はないということではなくて、負けるかもしれないということはどこかで思っています」

──自信を持たないようにしているということは?

「あぁ、自信を持たないようにしているかもしれないですね。だから試合の時だけ、ケージの中だけは躊躇しないように自信を持って戦う──というのはあります」

■視聴方法(予定)
2月5日(金・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後9時30分~ONE Super App

■ONE Unbreakable 03対戦カード

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
アリョーナ・ラソヒーナ(ウクライナ)
スタンプ・フェアテックス(タイ)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
佐藤将光(日本)
ファブリシオ・アンドラジ(ブラジル)

<ムエタイ(キック)・バンタム級/3分3R>
ハン・ズーハオ(中国)
アダム・ノイ(アルジェリア)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>※
ロビン・カタラン(フィリピン)
澤田龍人(日本)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>※
ラウル・ラジュ(インド)
アフメド・ウジタバ(パキスタン)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
ティオル・タン(米国)
ポール・ルミヒ(インドネシア)

※2020年12月18日に収録

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【ONE Unbreakable03】佐藤将光と対戦。誰も知らない、ファブリシオ・アンドラジの事実─01─

【写真】1997年10月10日、ブラジルのフォルタレーザ出身。2018年からアジアに拠点を移している (C)ONE

5日(金・現地時間)にONE116 03「Unbreakable 03」が中継され、同放送でファブリシオ・アンドラジが佐藤将光と戦う。

7月のONE バンコク大会で、コロナ禍契約といっても良い状況でONE出場を決めたアンドラジは、ムエタイと柔術が融合したスタイルでアベラルドを圧倒し、最後はRNCで一本勝ちを収めた。

強烈な印象を残したアンドラジが、ONE2戦目にして佐藤と戦うこととなった。試合の2日前(※1月20日)に、Zoomインタビューでファブシリオ・アンドラジとは何者か──に迫った。

そして──波乱万丈な人生を振り返ってもらう過程で、彼のグラップリングが決して付け焼刃ではないことが分かった。


──世界中のMMAファンが、去年の7月のONEタイ大会でのマーク・アベラルド戦で驚かされたと思います。ただし、日本のMMAファンはまだファブリシオのことをほとんど知りません。最初の格闘技経験は何だったのかを教えてもらえますか。

「13歳の時にムエタイを始めたんだ。子供の頃は当然のようにサッカー選手になりたかった。でも、そんなに上手くなくて。何かスポーツは続けたくて水泳をしたりしていた時、友人の1人がムエタイをやっていて一緒にやらないかと誘ってくれたんだ。練習を見学して凄く面白そうだったから、すぐにジムに通うようになった。

そして1カ月後には試合に出ていたんだ。自分にはこれが向いていると思ったよ」

──ブラジルは柔術やMMAは盛んで、それほど立ち技の人気が高いという印象はなかったです。

「以前はそうだったかもしれないけど、今はなかなか人気があるよ。それに僕が生まれ育ったフォルタレーザでは以前から定期的にムエタイの大会は行われていた。ただし、柔術と比較すると競技人口が少ないのは確かだったよ。柔術には長い歴史があるからね。

そして柔術をやっている者がムエタイを学び、ムエタイを練習している人間が柔術のトレーニングを始めることも少なくなかった。MMAを戦うためにね」

──ムエタイ時代は誰か憧れの選手はいましたか。

「ムエタイを始めた頃、ラモン・デッカーのファンだった。彼のスタイルは最高だったよ」

──どれぐらいムエタイの試合に出ていたのでしょうか。

「28勝1敗、それが僕のムエタイ・レコードさ。13歳でブラジル王者になり、14歳で南米王者になったよ。ユースのアマ・ムエタイでね。体重は50キロから52キロだったかな。16歳でプロになって、それからのレコードが28勝1敗でほとんどは中国で戦ったものだよ。

中国に行く前にブラジルで1度、MMAを戦っているよ。ブラジルにいた頃からムエタイ、柔術、MMAと全ての練習をしていた。

フォルタレーザではONEのようにMMAとキックボクシングの合同大会が開かれていたからね。どっちでも戦えるように準備していたんだ。ただ、本当のところはMMAに専念したかった」

──MMAでもヒーローはいましたか。

「そうだね、アンデウソン・シウバやヴィトー・ベウフォートかな。ジョゼ・アルドも好きだった。でも、フォルタレーザに住んでいては、MMAだけでは生活できない。キックでも十分に戦えるから、キックの試合に出ていたんだ」

──中国へ移ったのは?

「お金を稼ぐためだよ。中国では毎月のように試合に出ることができる。そこでファイトマネーを得ることができるからって誘われたね。そしてジムで寝起きをすれば、家賃も掛からないって。19歳の時だよ、四川(スーチュワン)省の成都(チェンドゥ)へ向かった。

成都の都江堰(ドゥージャンイェン)のジムに住んで練習をして、試合の声が掛かるのを待っていた。でも、そこのマネージャーと折り合いがつかず、もう成都にいるのが嫌になった。お金もなかったけど、とにかくあの街とジムにいるのは耐えきれなかった。

香港在住のブラジリアン、カポラルは2016年のアジアチコで優勝。MMAでもREALに来日するなど、15勝8敗の戦績を残している(MMAPLANET)

中国について半年後、香港でエスパーダ(剣)・ジムをやっているホドリゴ・カポラルが救いの手を差し伸べてくれた。

僕は香港へ向かい、2カ月間ジムにマットを敷いて生活をして、ホドリゴは食事も用意してくれた。

僕は彼に柔術とMMAを習い、ムエタイを指導した。1年間の香港でのトレーニングのおかげで、僕のグラップリングは凄く成長したよ。本当にホドリゴには感謝している。食べて、寝て、練習する。そんな時間を香港では過ごしていたんだ。ただし問題が一つあって……」

──それは何だったのでしょうか。

「香港にいると、試合の機会が全く巡って来なかった。結果、お金を稼ぐことのもハードだった。だからファイターとしてキャリアを積んでいくには、ずっと香港にいるわけにはいかなった。

キックだろうが、ムエタイだろうが、MMAでも誰とでも戦うつもりでいたけど、試合はできなかった。そうこうしている間に中国人のエージェントが、WLF(武林風)でキックの試合ができるようにしてくれたんだ。

WLFで2試合戦ってからプーケットに移った。カポラルのところは柔術アカデミーだったから、キックの練習相手がいなかった。それにタイは生活費が香港よりずっと安く済む。もっと立ち技を磨きたかったから、タイに拠点を置くことに決めたんだ」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
2月5日(金・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後9時30分~ONE Super App

■ONE Unbreakable 03対戦カード

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
アリョーナ・ラソヒーナ(ウクライナ)
スタンプ・フェアテックス(タイ)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
佐藤将光(日本)
ファブリシオ・アンドラジ(ブラジル)

<ムエタイ(キック)・バンタム級/3分3R>
ハン・ズーハオ(中国)
アダム・ノイ(アルジェリア)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>※
ロビン・カタラン(フィリピン)
澤田龍人(日本)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>※
ラウル・ラジュ(インド)
アフメド・ウジタバ(パキスタン)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
ティオル・タン(米国)
ポール・ルミヒ(インドネシア)

※2020年12月18日に収録

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【ONE Unbreakable03】アンドラジ戦へ、佐藤将光「ランキングに入っていなくて、あの強さ。嫌な強さ」

【写真】MMA将光メソッド、非常に興味深いモノだった (C)MMAPLAET

5日(金・現地時間)にONE116 03「Unbreakable 03」が中継され、同放送でファブリシオ・アンドラジと戦う佐藤将光。彼がシンガポールに渡る週の練習をABEMA TVのTHE WONDERが追っていた。

MMAPLANETではABEMAのカメラが捉えた佐藤独特の細かい打撃が織り交ぜられたスパーリング、そして今回の試合について尋ねた。そこで聞かれた──独特な戦いの感性、同時に一歩も引かない打撃ができる佐藤のMMA観に触れると、MMAとは創意工夫と実践だと改めて気づかされた。


──太腿へのヒザを始め、組みのなかのちょっとした打撃をこれほど多用するスパーリングは見たことがなかったです。スパー相手の太腿にカカトが入り、悶絶して動けなくなるシーンもありました。

「よくやるんですけど、僕は四つがあまり強くないから差し合いだと勝てないんです。

だからわざと押し込ませて、凌ぎながら削るということを心掛けています。カカトで太腿や脹脛を狙って。で、打てる時にアッパーやヒジを入れる感じで。これでテイクダウンできないと、相手の方が疲れてくれるので」

──かなりゴツゴツ入れているように見えました。

「カカトは皆が凄く嫌がるので、最近は少し抜くようになっています。ただ僕のなかでローとボディはOKなので、打ち抜いてきたのが……それもダメージが溜まるので『止めて』という声が多発したので、やはり抜くことが増えています(笑)。この練習をしていると、打撲とかは絶えずあるとは思います」

──このゴツゴツとしたスパーリングは、ずっと行ってきたことなのでしょうか

「ここ3年ぐらいですね。でも基本的に坂口道場が狛江にあった時、土曜日のスパーリングはガチでした。互いが熱くなってくると、結構ダウンしていることとかありましたし」

──ガチスパーは行っていることろはあるかと思いますが、このガツガツと細かい打撃を出すスパーは出稽古に行った時は、できないですよね。

「気持ち控えますけど、やっているので驚かれます」

──怒ってくる選手はいないですか(笑)。

「それはないです。ただ嫌そうにはしていますけど」

──この練習があるからこそ、佐藤選手のMMAは組みと打の融合が進んだのだと思えました。

「やっていないと、やっぱり試合で使えないですからね。試合でも相手は嫌そうにしていますし。それが僕の武器なので。思い切り力があるとか、寝技がめちゃくちゃ強い選手ではないので、ああいうところで戦っていかないと勝てない。小技はたくさん使っています(笑)」

──小技というか、発想力が豊かだと。

「これイケるんじゃないかなって思ったことは、全部練習で試しています。それでハマったモノを使うようにして。普通は下から殴るって合理的じゃないですけど、それをすることでイライラしてくる選手がいます。

そうこうこともあるので、やっぱり練習で試す必要がありますね。モモカンとか、クォン・ウォンイルも嫌がっていて。意識がそっちに行った時が、次の攻め時になる。効いてくると、対応が雑になるので」

──ホントに興味深いスパーリングが見ることが出来ました。ところで、秋ごろに小耳にはさんだことなのですが、11月にONEの試合が一度決まった。そうでなかったら、修斗で岡田遼選手と修斗で統一戦を戦っていたかもしれないと。

「う~ん、そこまでは明確な話は進んでいなかったです。9月ぐらいに、11月にビビアーノとの話が進んでいるということがあって、それがないなら修斗に出ると伝えていました。

結局、そこからずっとONEから返答はなくて。ギリギリまで修斗の後楽園ホール大会まで引っ張って、最後は去年の間にビビアーノ戦がないなら、キックでも良いから試合をしたいとお願いしました。

そういうことがあったので、11月の修斗でグラップリングマッチが決まりかかっていたんです。相手の名前もちゃんとあって。そういうギリギリの状況だったので、修斗で統一戦をできるような状態ではなかったですね」

──結局、グラップリング戦も組まれなかったですね。

「大会の1週間前ぐらいにONEから12月に組むから、ここで試合をするのは控えてくれという連絡がきたんです」

──その時、自分たちもビビアーノに挑戦できると思っていました。結果的にビビアーノではなくて、ファブリシオ・アンドラジになり、時期も12月ではなく1月までずれ込みました。

「まだですか、まだですかって聞いていて。試合まで40日を切ってからアンドラジで来ました。でも試合が1月か2月になりそうだと聞かされた時点で、相手は誰でも良いから組んでくださいとお願いしていたんです。

だからビビアーノでなくても、試合が組まれて良かったというのが一番でした。1年も試合をしていなくて、ビビアーノを持っていたらいつになるか分からない。僕が先に引退することになってしまいます(笑)」

──その過程においてジョン・リネケルとケビン・ベリンゴンの試合が決まった時、どのように感じましたか。

「実は……ならビビアーノが来るんじゃないかと期待したんです。でも、リネケルが勝って暫らく試合がないとなると、これはビビアーノとリネケルを組むなって」

─ベリンゴンの敗北は、どのように捉えましたか。

「トータルでできる選手ではないので、打撃で負けると引き出しがないですよね。だから、そんなにショックを受けたというのはなかったです。でも、もう少しできると思っていたのでやっぱりリネケルは強いんだなって。ベリンゴンは最後、気持ちが逃げていましたよね。ああなっちゃうと、リネケルのような選手は強いですね」

──ONEで世界王者になったベリンゴンのあの負けは、悔しくはなかったですか。

「ちょっとレベルの差を見せつけられましたね。仮にも元チャンピオンで、ずっとビビアーノとやってきた選手なので。まぁリネケルは強いとは思っていたのですが……強いですね。あの距離感とか、どうやって戦えば良いのかって考えましたね」

─そして、先ほど話していただいたようにアンドラジ戦が決まりました。彼の名を聞いた時は、どのように感じましたか。

「ぼんやりと……アイツかなって。マーク・アベラルドとやっていた、アイツかと」

──タイのドメスティック大会で、MMAを成立させるためにブラジル人ムエタイ選手を担ぎ出したと思っていたら、いやコイツは怖いぞと、正直なところ驚かされました。そしてこのタイミングで佐藤選手に当ててくるのかと。

「そうっすね。ランキングに入っているなら良いですけど、ランキングに入っていないであの選手なのは、嫌な強さがありますよね」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
2月5日(金・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後9時30分~ONE Super App

■ONE Unbreakable 03対戦カード

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
アリョーナ・ラソヒーナ(ウクライナ)
スタンプ・フェアテックス(タイ)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
佐藤将光(日本)
ファブリシオ・アンドラジ(ブラジル)

<ムエタイ(キック)・バンタム級/3分3R>
ハン・ズーハオ(中国)
アダム・ノイ(アルジェリア)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>※
ロビン・カタラン(フィリピン)
澤田龍人(日本)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>※
ラウル・ラジュ(インド)
アフメド・ウジタバ(パキスタン)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
ティオル・タン(米国)
ポール・ルミヒ(インドネシア)

※2020年12月18日に収録

The post 【ONE Unbreakable03】アンドラジ戦へ、佐藤将光「ランキングに入っていなくて、あの強さ。嫌な強さ」 first appeared on MMAPLANET.

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【ONE Unbreakable II & III】2月5日中継ファイトで、佐藤将光が超難敵ファブリシオ・アンドラジと対戦

【写真】ここにきて、この相手かという……厳しい一戦を迎える佐藤(C)MMAPLANET

12日(火・現地時間)、ONE Championshipより22日(金・同)にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE116「Unbreakable」の中継枠=Dark Seriesのカードが発表された。

1月29日(金・同)の中継分ではヘビー級の2試合、マウロ・チリリ✖アブドゥルバシール・ヴァガボフ、そしてアラン・ンガラニ✖ウマウ・ケニ戦の2試合が明らかとなり、前者がメインになるとのこと。

また2月5日(金・同)の放送分では佐藤将光が登場しファブリシオ・アンドラジと相対するバンタム級戦と、スタンプ・フェアテックスが半年振りにMMAを戦うアリョーナ・ラソヒーナ戦が明らかとなった。


タイトル挑戦が見えてきたはずの佐藤にとって、厄介な相手が用意された。アンドラジは昨年の7月に行われたONE No Surrender=タイ・ドメスティックショーで、マーク・アベラルドを相手に圧倒的なムエタイの強さを見せ、最後はテイクダウンを切ってバックを制するとRNCで一本勝ちという衝撃のONEデビューを果たしている。

ムエタイで頂点を目指しブラジルのフォルタレーザからタイはプーケットのタイガームエタイの所属となったアンドラジ。立ち技の戦績は29戦28勝で11KO勝ち、MMAは4勝2敗ながらアベラルドを破った試合を見る限り、相当な猛者であることは間違いない。

オーソ基調のスイッチヒッター、怖いのは下がってパンチを打つことができる点だ。またテンカオだけでなく、首相撲からヒザ蹴りにも長けている。つまりアンドラジは佐藤の前進力、そしてゼロ距離でのMMAらしい打撃と組み技の融合という最大の長所を封じ込める力を持っている可能性がある。

5日放送分のヘッドライナーはスタンプとONE初陣のラソヒーナ戦で、佐藤はコ・メインでの出場となる。

ジョン・リネケルがケビン・ベリンゴンをKOし、ONEでは2戦目の手強いアンドラジを当てられるなど、ビビアーノ・フェルナンデスの持つONE世界バンタム級王座挑戦に関して相当な向かい風が吹くようになった佐藤だが、ここはスキージャンプのようにアゲインストの風を浮力とするしかない。

この正念場を前に佐藤は昨日11日(月)に行われたZOOM公開練習の際の囲み取材で「いくらムエタイが強くて、テイクダウンを切ってRNCには入れても、総合格闘技はそんな簡単なモノじゃない」と力強い言葉を言い放っている。

■ONE Unbreakable視聴方法(予定)
1月22日(金・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後9時30分~ONE Super App

■ONE Unbreakable対戦カード

<キックボクシング世界バンタム級選手権試合/3分5R>
[王者] アラヴェル・ラマザノフ(ロシア)
[挑戦者] カピタン・ペッティンディーアカデミー(タイ)

<キックボクシング世界ライト級選手権試合/3分5R>
[王者]レギン・アーセル(オランダ)
[挑戦者] ムスタファ・ハイダ(イタリア)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
青木真也(日本)
ジェイムス・ナカシマ(米国)

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
ゼバスチャン・カデスタム(スウェーデン)
ザキムラッド・アブデュラエフ (ロシア)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
モン・ボー(中国)
サマラ・サントス(ブラジル)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
チェン・ルイ(中国)
クォン・ウォンイル(韓国)

■ONE Unbreakable II視聴方法(予定)
1月29日(金・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後9時30分~ONE Super App

■ONE Unbreakable II対戦カード

<ヘビー級(※120.2キロ) 5分3R>
マウロ・チリリ(イタリア)
アブドゥルバシール・ヴァガボフ(ロシア)

<ヘビー級(※120.2キロ) 5分3R>
アラン・ンガラニ(香港)
ウマウ・ケニ(セネガル)

■ONE Unbreakable III視聴方法(予定)
2月5日(金・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後9時30分~ONE Super App

■ONE Unbreakable III対戦カード

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
佐藤将光(日本)
ファブリシオ・アンドラジ(ブラジル)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
アリョーナ・ラソヒーナ(ウクライナ)
スタンプ・フェアテックス(タイ)

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Interview J-CAGE ONE Shooto ブログ 佐藤将光 岡田遼

【Shooto】佐藤将光が王座返上。新バンタム級世界チャンプ岡田遼「ONEはない。初防衛は大塚選手と!!」

【写真】この2つのベルトではなく、今、岡田が手にするのはシルバーのベルトだ (C)MMAPLANET

2日(水)、サステインより11月30日付で佐藤将光が修斗世界バンタム級王座を返上した旨が、1日(火)に日本修斗協会より発表になったというリリースがあった。同時に暫定王座を保持していた岡田遼が、第11代修斗世界バンタム級王座に就くことも明らかとなっている。

佐藤は2017年10月に石橋佳大を下しベルトを獲得、2度の防衛に成功し現在はONEチャンピオンシップと契約しており、世界バンタム級で2位にランクされている。戦わずして王者となった岡田は今年の5月に倉本一真と暫定王座を賭けて戦い、その座にあった。


同リリースに併記されていた佐藤のコメントは以下の通りだ。

佐藤将光
「この度、私、佐藤将光は修斗世界バンタム級の王座を返上させて頂くことになりました。修斗関係者の方々にはパンクラスから来た自分に多くのチャンス与えて頂き、そしてファンの皆様にはたくさんの応援をして頂き、修斗のチャンピオンにまでひきあげてもらい感謝でいっぱいです。
 ONE Championshipへの参戦が決まってからはなかなか修斗で試合をするタイミングが作れず、心苦しくもありました。王座を返上することで修斗のバンタム級が更に盛り上がっていくこと願っています。これからは第10代修斗バンタム級世界王者として精進していきますので変わらず佐藤将光を応援して頂ければうれしく思います」

先の後楽園ホール大会で環太平洋バンタム級チャンピオン安藤達也からTKO勝ちした大塚隆史という日本トップのニューカマーを迎えた修斗バンタム級戦線、修斗の記した暫定王座と正規王座の規定が守られていないことに対し、ABEMAのプロ修斗LIVE中継中に解説を務めていたときに苦言を呈していた岡田は今回の正規王座就任に関して、MMAPLANETの取材時に、このように話してくれた。

──佐藤将光選手がベルトを返上して、晴れて──正規王者となりました。率直な今の気分を教えてください。

「格闘技を続けるモチベーションは修斗の世界チャンピオンだったので、世界王座に就けたことは素直に嬉しいです。もちろん、試合をして勝って正規王者になりたかったという気持ちはありますけど、これも自分が人生を捧げてきた修斗の規約に則してのことなので、そこは堂々とチャンピオンだと言いたいです。まぁ……でも本当は佐藤選手と戦って戴冠したかったという気持ちですけど……」

──前回の後楽園ホール大会の解説中に、制度として定められた王座統一戦が行われていないという発言もありました。あの言葉が影響したと考えていますか。

「多分、僕が言わなければそのまま何もなかったんじゃないでしょうか(笑)。僕は5月の時点で、正規王者に挑戦する資格を有していたと思っているのですが、暫定王座決定戦に出場しました。そこで180日以内に統一戦を行うという話だったので。それがないのであればないで、規則に則してちゃんとやってほしいということはありました」

──フライ級戦線の扇久保選手と福田龍彌選手にも当てはまることですし、波紋を広げる発言です。

「そのまま当てはまりますからね。このままだと悪法も法なりです」

──また、らしい発言です(笑)。

「アハハハ。でも、戦ってベルトを取りたいというのは皆に共通していることだと思うんです。暫定王座を増やしていくと、僕のように不本意さを持って戴冠する王者が増えてくると思うので、この制度はどうにかしてほしいなというのはあります」

──ぶっちゃけの話、環太平洋王座はハワイ、グアム、豪州で修斗公式戦が行われていたので設けられたタイトルでした。でも、今は日本国内で環太平洋王座に就くと、世界への挑戦権というポジションであり、全否定はできないのですが、タイトルとは興行のためですし。

「そう取られてもしょうがないですね」

──20年も前から競技として、そこを究めていくことを美徳して修斗の世界観は存在していました。だから競技として正しくないことには厳しかった。ならば、世界王者はONEと契約すると発表したことにも通じますが、今回の件も状況説明は欲しいな、と。あの時代から修斗を見てきて、修斗の良さがMMAを成長させたと思っている自分などは、正直なところ感じます。

「あぁ……。ONEに専念するために正規王者がベルトを返上して、暫定王者が正規王者になってONEと契約かっていうのは、さすがにONEもそんな風にできないですし。だから、この現状は一度、歯止めをかける必要があるかとは選手としても思います」

──おぁ、怖いことを平気で言いますね(笑)。

「いや、完全に乗せられてしまいましたよ……(苦笑)」

──アハハハ。では、気になる今後ですか。ONEへという修斗王者の特権もありますが、その一方で岡田選手はUFC行きを訴えていますし、RIZIN行きも大きな可能性の一つとしてあるかと思います。修斗世界チャンピオンとして今後の進路はどのように考えておられるのでしょうか。

「一つあるのは、ONEはないかなと……思っています。やはり僕としては、UFCに行きたい。挑戦できるなら、すぐにでも米国に行きたいです。実際問題、現状は難しいですし、コロナがあることで余計に混沌としています。でも、UFCに近づくための戦いはしていくつもりです。それに正規王者になったのですから、そこに王者の義務として王座防衛戦があります。それは必ずやります」

──大塚選手からの対戦要求を実況席から承諾しているような言葉もありました。その点についてどのように考えているのか、お聞かせください。

「やってやろうという気持ちです。修斗で大塚選手と戦えることは、僕としてもワクワクします。それなりにバンタム級の選手とは一通り当たってしまっていたので、モチベーションがあがる相手が来てくれたなって感じです。全然、やってやりますよ」

──修斗初戦、どのように感じましたか。

「大塚✖安藤達也に関しては、安藤君の仕上がり具合が気になってしまいました。言葉は悪いけど、情けねぇなぁって。僕とはドローだった選手だけに……」

──では、これまでを踏まえて大塚選手の実力はどのように認識していますか。

「トータルで強いです。特にケージレスリングが上手なので、どれぐらいの技量なのか。単純に手合わせをしてみたいです。初防衛戦の相手? やります。やります。俺としては初防衛戦で大塚選手とやるつもりでいます」

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Interview ONE ONE Championship ブログ 佐藤将光 松嶋こよみ 猿田洋祐

【ONE】リスタート、ONEチャンピオンシップ。松嶋こよみ、佐藤将光、猿田洋祐、再開に向けての声

【写真】松嶋、佐藤、猿田、世界王座が視界にある3者だ (C)ONE

26 日(金・現地時間)にONE Championshipのチャトリ・シットヨートンCEO兼会長が、7月31日にタイのバンコクでONE「No surrender」を開催することを発表した。

元々ONEでは7月中にタイでのイベント再開を視野に入れており、その状況は関係各所には伝わって来ていた。当然、ONEとパートナーシップを結ぶABEMAにもその報を届いており、ABEMAではあらかじめONE出場日本人選手から活動再開に関してのコメントを集めていた。ONEチャンピオンシップ、リスタートが正式発表のタイミングで、それら日本人MMA選手の声をお届けしたい。まずは第三弾として松嶋こよみ、佐藤将光、猿田洋祐の今の気持ちとは。


松嶋こよみ
「ONE Championship再開が決まりとても嬉しく思っています。まだ世界的にも新型コロナウイルスの影響はあり油断できない状況ですが、早く戦いたい気持ちでいっぱいです。当面は無観客大会などになると思いますが、画面越しで応援していただける格闘技ファンの皆さんに気迫の伝わるような試合をしたいと思います。応援よろしくお願いします」

佐藤将光
「率直に嬉しいです。それと共にどういう形態であれ、選手に場を与えてくださりありがとうございます。コロナ禍で改めて生きることについて考え、試合することで表現する事が私は大好きなんだと感じました。この先何年も試合できないかと考え絶望さえ感じました。またお客さんと一緒に盛り上がれる日が来るかと思うと今は楽しみで仕方ないです!
格闘技は最高です」

猿田洋祐
「 ONE Championship 再開を待ち望んでいましたので嬉しく思います。 自分の中で今年はベルトを奪還すると決めているので、コロナによって色んな変化があっても気持ちが切れる事はなかったです。会社員として普段と変わらない仕事をしながら、いつ試合が来ても飛びつけるように自分で出来るトレーニングを続けて毎日生きてきました。またこの期間にSNSを通じて自分の事を知って貰い応援してくれる人も増えました。 自分の好きな格闘技を通じて世界中の皆さんに元気を与えて行きます!

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News ONE ONE Championship ブログ 佐藤将光 岡見勇信 長谷川賢

【ONE】「岡田遼が勝つ!!」。ONEアスリートIGライブ──佐藤将光、岡見勇信&長谷川賢の公開質問への返答!!

Shoko【写真】本当に答え辛い質問をハッキリと答えてくれた佐藤選手に感謝です。潔さが、こういうところにも出ています!! (C)MMAPLANET

ONEアスリートIGライブ。9日に佐藤将光✖MOMOTARO、10日(日)には岡見勇信✖長谷川賢の対談が行われた。

MMAPLANETでは出演MMA選手に対して、以下のような質問を投げかけていたが、ライブ内で3選手が返答してくれた。

質問と返答は以下の通りだ。

佐藤将光への質問
「5月31日に組まれた修斗暫定世界バンタム級王座決定戦、岡田遼✖倉本一真戦の勝敗予想と、その理由をお願いします!!」

岡見&長谷川への質問
「お二人に取材をさせてもらうたびにスパーリングでの力関係を尋ねるのですが、岡見選手は質問を飲み込むように──うんうん肯きながら『それは……まだまだ負けません』という感じで、長谷川選手は『う~ん、いやぁ。そりゃ、昔みたいなことはないです』というばかりです。本当のところ、2人はどう思っているのでしょうか?」


佐藤将光からの回答
「僕は2人とも練習した事があって、ちょっと答えにくいんですけど、今だったら岡田君だと思っています。倉本選手はレスリングエリートで、レスリングをずっとやってきて総合に転向した選手ですが、まだ引き出しの多さが全然──岡田君の方があると思っていて。

一発で飛ばなければ岡田君が勝つんじゃないかなと思っています。倉本さんにはすごく申し訳ないけど…。2年後とかにはどうなるか全然分からないですけど、今は岡田君だと思います。

僕もたまに勝敗予想で相手の方が多分勝つだろうという予想が出ている時ありますけど、
『何くそ!』って気持ちに変えて頑張っているので……」

(C)ONE

(C)ONE

岡見勇信&長谷川賢からの回答

岡見 練習ではお互い良い所出たり、悪い所出たりとか勝ったり負けたりとかするけど、結局試合しないと。本当の試合で強い奴が強いと思うんだよね。

長谷川 僕いつも岡見さん倒してやろうと思ってスパーするんですけど、一歩及ばないなって毎回。本当に上手くいっている時こそ、崩させてくれないんですよね、最後の最後は。ここで突破したらこっちが有利に立てるかな……みたいな所で、絶対行かしてくれないんで。本当にスパーが終わった時は、4:6、3:7で負けたなって。上手くいっていても毎回『今日もダメだったな』って思っちゃうんで。

岡見 それはね、多分最初の出会いが問題だね。

長谷川 あはははは(笑)。

岡見 最初に出会った時の感覚が多分ハセの中にまだあって、だからそういう関係性があるからよ(笑)。

長谷川 本当に一歩足りないなっていうのは、ずっと岡見さんとスパーしていて思いますね。超え切らないなっていう……。

回答へのMMAPLANET公的私信
「3選手、ありがとうございました。佐藤選手、言い辛い質問に答えてくれて感謝しています。岡見君、少しはハセケンの良いところを言及してあげてください(笑)」

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MOMOTARO News ONE ブログ 佐藤将光 岡見勇信 長谷川賢

【ONE】ファン参加型のインスタライブ対談、第3週は佐藤将光✖MOMOTARO、岡見勇信&長谷川賢!!

ONE【写真】ファン参加型できるライブ対談、第3週は佐藤✖MOMOTARO、岡見✖長谷川だ(C)MMAPLANET

第3週目にしても、もはや恒例というイメージが定着しつつあるONEアスリートのIGライブ。ONEアスリート達士の対談にファンが参加できる、この試み──今週末は9日の午後8時から佐藤将光✖MOMOTARO、10日(日)は同じく午後8時より岡見勇信✖長谷川賢の対談が実現することとなった。


佐藤は修斗世界バンタム級王者からONEに進出し3試合連続フィニッシュを挙げ、ONE公式ランキングでも2位につけている。王者ビビアーノ・フェルナンデスの背中が見えてきた佐藤と打倒ロッタンを目指すMOMOTAROの顔合わせ、実は佐藤はかなり奔放なところがありドッキリ発言も期待できる。

岡見✖長谷川は世界を目指し、長年切磋琢磨してきた仲だ。長谷川が岡見の背中を追い続けてきたとはいえ、彼のウェルター級転向があれば両者はライバルにもなる。とはいえ、対談中は長谷川は後輩、岡見は先輩という立場を終始通すことになるのか──IG LIVE出演する選手のインスタグラムのLIVEで楽しんで欲しい。

ということで──MMAPLANETから出演するMMAファイターに公開質問状!!

まずは佐藤将光へ──「5月31日に組まれた修斗暫定世界バンタム級王座決定戦、岡田遼✖倉本一真戦の勝敗予想と、その理由をお願いします!!

そして岡見&長谷川には──「お二人に取材をさせてもらうたびにスパーリングでの力関係を尋ねるのですが、岡見選手は質問を飲み込むように──うんうん肯きながら『それは……まだまだ負けません』という感じで、長谷川選手は『う~ん、いやぁ。そりゃ、昔みたいなことはないです』というばかりです。本当のところ、2人はどう思っているのでしょうか

以上、宜しくお願いします!!