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ONE ONE Collision Course ONE115 Report ブログ マラット・ガフロフ ローウェン・タイナネス

【ONE115】最終回に組み勝ったガフロフが、2-1で勝利。復帰のタイナネスはキャリア初黒星

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
マラット・ガフロフ(ロシア)
Def.2-1
ローウェン・タイナネス(米国)

ガフロフが左ハイ、距離を詰めて右ローを蹴る。さらに左ミドルを蹴り、タイナネスが右ローを返す。ガフロフの右オーバーハンドを見て、右ローを再び蹴ったタイナネスはスピニングバックキックをかわす。タイナネスは右ローを続け、オーバーハンドをブロックする。ガフロフも右ローを蹴り、タイナネスは右を振るって組みつく。

ボディロックで前方に崩されそうになったガフロフが、ブルドックチョークのように抱える。タイナネスは立ち上がり、ヒザが急所に入っても意に介せず組み続ける。掌底を見せたガフロフは、ケンケンガードでテイクダウンを耐える。ダブルレッグに入り切れないタイナネスは左のパンチを顔面に入れる。残り50秒でブレイクが掛かり、ガフロフは左ローからフックを振るう。タイナネスが左フックを当て、組みつきながら左をもう一発入れてボディロックテイクダウン、ガフロフが立ち上がり胸を合わせたところで初回が終わった。

2R、ガフロフは前蹴り、マットに手をついてのキックを繰り出す。距離を図り、右ローを蹴ったタイナネスはシングルレッグ、リリースして右フックを振るう。すぐに組みなおしたタイナネスは、ガフロフのヒザ蹴りのタイミングでダブルレッグを決める。立ち上がったガフロフはもう一度、前方に崩されヒザをついた状態からスタンドへ。

やや削られてきたガフロフは、ケージを背負った状態で左のフックを顔面に被弾する。ここでは残り2分でブレイクが掛かり、ガフロフは自らの前蹴りでスリップする。すぐに立ち上がったガフロフは体を傾けながら左ミドル、タイナネスが右フックを当てる。ガフロフの左ローが急所に入り、試合が中断する。再開後、ガフロフのスピニングバックをかわしたタイナネスは、跳び蹴りを見せる。ガフロフのミドルの着地に、タイナネスが右フックをヒットした。

最終回、タイナネスが右ローを入れ、ガフロフは左ハイを繰り出す。さらにローを続けたタイナネスはガフロフの右を打ち込み、左足にシングルレッグを仕掛けテイクダウンする。ガフロフはここも立ち上がり、グラウンドでの抑え込みを許さない。と、体を入れ替えたガフロフがシングルレッグへ。頭を押して防ぐタイナネスだが、ついに尻もちをつかされ背中をマットにつかされる。

バタフライガードにもボディロックに出たガフロフ、背中を譲って立ち上がったタイナネスは再び倒され、バックを許す。タイナネスは背中を譲ったまま立ち上がり、スイッチからコブラ、サイドバックを習い鉄槌を落とす。キムラで耐えるタイナネスだが、尻もちをつかされた形から立ち上がり、ワキを潜られバックを許す。最後の20秒で胸を合わせたタイナネスがシングルレッグを切り、鉄槌から胸を合わせたところでタイムアップに。

ジャッジは割れ、ガフロフに凱歌が挙がりタイナネスは初黒星を喫した。


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ONE ONE Collision Course ONE115 Report トロイ・ウォーセン ブログ ユーサップ・サーデュラエフ

【ONE115】ワンツー、右ジャブが冴えたサーデュラエフがウォーセンに判定勝利

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
ユーサップ・サーデュラエフ(ロシア)
Def.3-0
トロイ・ウォーセン(米国)

サウスポー同士の一戦。サーデュラエフがワンツーを伸ばし、組みつくと一気にボディロックテイクダウンを奪う。クローズドガードからハーフに戻し、スクランブルに持ちこんだウォーセンは、ローに右を合わせようとする。サーデュラエフはもう一度組みつくと首相撲からヒザ蹴り、ウォーセンはボディを殴り、ケージに押し込む。

サーデュラエフはヒザを入れ、ウォーセンが残り90秒で離れる。慎重な間合いのなかで、サーデュラエフが右フックをヒット。ウォーセンは再びケージにサーデュラエフを押し込むも、ヒザの交換で急所を蹴られ悶絶する。再開後、すぐに時間となった。

2R、組んだウォーセンがサーデュラエフをケージに押し込む。ブレイクが掛かり、両者が分けられるとサーデュラエフがワンツーを当てる。さらに右ジャブを当て、左ストレート、左フックを当てて打撃戦をリードする。ウォーセンはまたもクリンチで押し込むが、ここから展開を発展させることはできなかった。

最終回、右ジャブを当てて変わらず立ち技をリードするサーデュラエフ。ウォーセンは左ローに右を合わさるが、ローや左フックを当てて組みには行かない。さらに左ローから左フックを振るウォーセンに対し、サーデュラエフが右ジャブを突き刺す。ウォーセンも負けじと、ジャブを伸ばし打撃モードのなかでダブルレッグに出る。

サーデュラエフは倒れず、ウォーセンも時間を使いたくなくすぐに離れる。残り1分、サーデュラエフはまたもワンツーを入れ、ウォーセンの前進には首相撲からヒザを狙う。最後はパンチを打ち合った両者、サーデュラエフが3-0の判定勝ちを手にした。


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ONE ONE Collision Course ONE115 Report ブログ ヨッカイカー・フェアテックス 和田竜光

【ONE115】和田竜光がヨッカイカー・フェアテックスにありない判定負け。この裁定はもうMMAじゃない

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
ヨッカイカー・フェアテックス(タイ)
Def.2-1
和田竜光(日本)

サウスポーのヨッカイカーに真っすぐ組みついた和田が、ケージに押し込む。右腕を差して頭の後ろで組んだ和田が投げを狙い、耐えたヨッカイカーに右アッパーを突き上げる。和田は胸を合わせて押し込むと、技はヒザをボディに入れる。ヨッカイカーが右ヒザを放つも、和田の顔には届かない。

和田はオタツロック、スタンドでバックを制して寝技に持ち込む。胸を合わせてきたヨッカイカーが身動きが取れなくなる。逆を向くミスを犯したヨッカイカーは、必死に胸を合わせようとするが完全に背中を取られる。後方からパンチを頭部に、エルボーを肩に入れる和田は右のパンチ、エルボーを打ち込みタイムアップに。

2R、ヨッカイカーは左フックをかわし、クリンチからボディを殴った和田は距離を取り押す。ヨッカイカーはローからハイと左の蹴りを使うも、パンチは遠く空振りに。と直後の左ローが和田の急所にモロに入る。たまらずキャンバスに倒れ込んだ和田は、立ち上がって準備を整えるが、もう一度正座でしなおす。再開に応じた和田は右ローを空振りしてからクリンチへ。

ヒザを蹴り合い、ケージに押しこむと右を差し上げてテイクダウンを決める。ハーフで抑え、肩固めを伺いつつ足を抜きに行く。ここでヨッカイカーが立ち上がり、逆に和田をケージに押し込んでいく。和田は両ワキを差してヒザを入れ、もう一度右を差し上げて投げを狙う。ここはヨッカイカーが耐え、左ミドルを入れたところでタイムに。

最終回、和田のテイクダウン狙いを切ったヨッカイカーが左ミドルを蹴る。右を当てた和田に、ヨッカイカーが左フックを入れる。首相撲から両ワキを差しにいき、ケージにヨッカイカーを押し込む和田。左は差せないでいると、ここでヨッカイカーのヒザが急所に当たり、和田が渋い表情を浮かべる。リスタートし、ローを蹴られた和田は右を差し、ヨッカイカーが腰に乗せて投げを狙い、さらに崩してバランスを崩される。

離れた和田はローを蹴られながら、右をワキを差し、さらにシングル、もう一度右を差していくがヨッカイカーは倒れず、押し込み返す。今度は和田のヒザが急所に入り、試合は中断。すぐに再開となり、和田が右を当てる。ヨッカイカーもショートのワンツーを返し、試合は残り90秒に。

ヨッカイカーは左を空振り、パンチは組まれるのを嫌がり踏み込まない。和田は組むぞと見せかけるフェイクも、前足を左ローで蹴られる。最後の10秒、ローをかわした和田はそのまま距離をキープし試合を終える。

なんとジャッジの裁定は割れ、和田は判定負け。これはもう、MMAでなく立ち技+効果が認められない組が許されただけの試合だ。


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ONE ONE Collision Course ONE115 Report シェ・ウェイ チャン・ロタナ ブログ

【ONE115】左を決めたシェ・ウェイが、チャン・ロタナをパウンドアウト。Ref.Yuji Shimadaがストップ

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
シェ・ウェイ(中国)
Def.3R by TKO
チャン・ロタナ(カンボジア)

左から右オバーフックを放ったシェが、ロタナの後回し蹴りにも左右のフックを伸ばし、ハイキックを狙う。ロタナは距離ができるとスピニングバックキックをもう一度見せるも、低いガードにシェが踏み込んでフック、クリンチから足の甲を踏みつけてる。

ダブルは切ったロタナがボディにヒザを入れるが、ボディロックでテイクダウンを取られる。シェはパスを決めサイドで抑えると、クルスフィックス&パンチを入れる。ロタナは腕を抜いたが、足を戻すことができない。それでもヒザを頭に放ち、マウント狙いに腕を差して立ち上がる。直後にテイクダウンを取り返したシェが、ハーフからヒザを入れ、右のパンチを落として初回をリードした。

2R開始直後にハイを入れ、続いて右ストレートをロタナが打ち込む。シェはスピニングバックキックを腹に入れ、ロタナは2回転の後回し蹴りを繰り出す。ロタナは右オーバーハンドを当て、シェは右前蹴りで距離を作る。ローに右を合わせたロタナはローで足を払い、シェを転がらせる。すぐに立ち上がったシェ左ミドルにフックを合わせようとする。

ロタナは声を上げながらローに右ハイを合わせ、シェが手をマットにつける。立ち上がったところにロタナはステップジャブ、右ストレートを伸ばす。シェはリードフックも勢いが落ちて来たか。鋭い右ローを走らせたロタナに、ミドルを入れて組みついたシェはエルボーを入れて離れる。さらにカウンターの右を当てたシェに対し、ロタナも右を当て返し、ラウンド終了に。ロタナがラウンドを取り返したか。

最終回、ハグから始まった最後の5分──シェが右前蹴りを顔面に届かせ、左ストレートを打ち込む。ロタナは左ローを空振りし、バランスを崩す。それでも右ローを入れたロタナは、もう一発鋭いローを蹴り込む。と、ローに右を当てられ、続いて左フックを被弾したロタナがダウン。右のパウンドを連打したシェがTKO勝ちを決めた。


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Interview ONE ONE Collision Course ONE115 ブログ ヨッカイカー・フェアテックス 和田竜光

【ONE115】和田竜光と対戦、ヨッカイカー・フェアテックス─02─「コーチなし。でもマイペンライ」

【写真】コーチなしも、寝技もマイペンライ? (C)ONE

今夜18日(金・現地時間)にシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE115「Collision Course」で、和田竜光と対戦するヨッカイカー・フェアテックス・インタビュー後編。

ムエタイ出身、強烈な打撃の持ち主でありながらスクランブルと柔術を習得し、タイのMMAの進化の象徴であるヨッカイカーは、和田との試合にジムからコーチが派遣されていないという驚きの現状を話した。

<ヨッカイカー・フェアテックス・インタビューPart.01はコチラから>


──ところでヨッカイカーは、なぜムエタイからMMAに転向したのですか。

「それもムエタイを始めた時と同じさ。何か新しいことにチャレンジしたいと思ったからだよ。そしてフェアテックス・ジムのオーナーがMMAに挑戦するのも良いし、まずはムエタイとMMAを並行してやってみるべきだと言ってくれたんだ」

──バンコクでの試合ではパンチでKO、ローキックで対戦相手を戦闘不能に追い込みました。また、打撃だけなく柔術、スクランブルを駆使し、ついにMMAの組みを消化したムエタイMMAファイターがタイから出てきたというインパクトを与えました。

「試合中、打撃で戦うのか、組技を使うのを決めて戦うことはないよ。その場に応じて必要なことをしているだけで。確かに僕はムエタイ出身だ。でもグラップリングもブラジリアン柔術もムエタイと同じように大好きなんだ」

──ではバンコクのタイ国内ショーから、シンガポールで行われるグローバルショーへの出場に関してはどのような気持ちでいますか。

「タイ以外のONEで戦う初めての試合だし、少しナーバスになっている。そうだね、難しさは感じているよ。それが正直なところだ。今回、シンガポールにはコーチなしで1人でやって来たから、そういう面でもね」

──えっ、試合なのにコーチがいないのですか。

「そうなんだ。ただ、心配はしていないよ。マイペンライ、十分に練習をしてきたし」

──それにしても、コーチが来ないというのは?

「もうすぐニューイヤーだというのも影響しているだろうね。何よりもジムの他の選手も試合を控えている。今、シンガポールにやってきてタイに戻ると2週間の隔離措置が取られ、ジムで指導ができなくなってしまうからね。

でも試合の時はロドレック・PKセンチャイジムのコーチがコーナーについてくれるから大丈夫だよ。ワダと戦うことになり、メインカードに変更されたから可能になったんだ」

──……。ところで和田選手からはグラップリングは自分が上で、立ち技だけでも負けていないとい発言がありました。

「彼のグラップリングが僕より上なのは、絶対的に正しいよ。それでも僕もグラップリングやブラジリアン柔術の練習をしてきたからベストを尽くす。ワダを怖がることはない。

そして……打撃でも負けていないと彼が言ったということだけど……驚くしかないね。まぁ、どうなるのか試合で明らかになるだろう。僕も自信はあるよ(笑)」

──では、試合で何を見せたいと思っていますか。

「う~ん、どういえば良いかな。今は特に何を見せたいとかはないかもしれないね。言えることは、自分が何者か僕は知っているということ。ワダの動きを見て、勝つために必要なことは何でもするよ」

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Interview ONE ONE Collision Course ONE115 ブログ ヨッカイカー・フェアテックス 和田竜光

【ONE115】和田竜光と対戦、ヨッカイカー・フェアテックス─01─「僕にとってはビッグステップになる」

【写真】 MMAでは和田であることは間違いない。それをヨッカイカーも理解しているからこそ、何がか起こる可能性があり──怖い(C)ONE

いよいよ開催が明日、18日(金・現地時間)に迫ってきたONE115「Collision Course」。シンガポール・インドアスタジアムで開催される同大会で、ヨッカイカー・フェアテックスが和田竜光と対戦する。

ムエタイの経験は100戦以上、MAXムエタイでフライ級チャンピオンとなっているヨッカイカーはMMAでは6勝2敗1分の選手だ。

コロナ過のタイ・ドメスティック2大会でONEと契約し、ジョン・シンクを左ストレート、アレックス・シルドをローキックで撃破し、大きなインパクトを残した。

ガードワーク、スクランブルと現代MMAを駆使するムエタイ戦士──タイMMAの今に初インタビューを試みた。


──金曜日に和田竜光選手と対戦するヨッカイカーです。今の調子を教えてください。

「フィジカル的には、本当にしっかりと準備できている。ワダと戦うの何も問題ないよ。ただし、精神的な面でいえばワダの過去の試合を見て、少し驚いているよ。特にDJとの試合から、彼が如何にタフな対戦相手か理解できた。

でも、この試合に必要なことは、しっかりと準備できているから怖がることはないよ」

──本来、この試合はインドネシアの他のファイターと対戦予定でしたが、急遽キャリア最強の対戦相手に代わりました。

「よく知っているね(笑)。確かに僕は違う相手と金曜日に戦う予定だった。それが先週の木曜日か金曜日にワダと戦うことが決まったんだ。確かにワダとの試合は、最初に予定されていた試合よりも難しいモノになるだろうね。

実際、この変更には驚かされたよ。ただし、僕がキャリアアップするためにも、凄く大きなチャンスが巡ってきたと思っている。僕はまだONEチャンピオンシップでは7月と8月のバンコクでの大会でしか戦っていない。それが3戦目で、チャンピオンと対戦経験のあるワダと戦うことになった。

確かに困難な試合になるよ。そして僕にとってはビッグステップになる。そんな試合が急に決まったことに驚いたんだ」

──日本のMMAのファンも和田選手と戦うことで、ヨッカイカーへの興味が深まりました。さきほど言われたように7月のバンコク大会でONEとサインをしました。契約した時はどのような気分でしたか。

「夢が現実になったような気持ちだったよ。凄く興奮した。ONEと契約したいとずっと思ってきた。そうだね、古くからの友人だったセーマーペッチ・フェアテックスがONEと契約した時から、僕はONEで戦いたいと思ってきたんだ。セーマーペッチと同じ場所で戦いたいってね。

いずれにせよ、このタイミングで契約できたことは幸運だった。Covid19のパンデミックでONEと今年中に契約できることなんてないと諦めていたから。

実際、7月の大会でオファーがあったのはパンデミックの影響で、タイにいる選手しか試合に出ることができなかったからだ。そして、タイ人のMMAファイターは決して多くないから僕が選ばれた。

フェアテックス・ジムのコーチやオーナーも、本来はまだ僕がONEで戦うには経験が必要だと思っていたんだよ。だから、ラッキーだった──このタイミングでONEと契約できたのは。そんな幸運を逃すわけにはいかないから、7月のONEデビュー戦ではしっかりと練習を積んで万全の状態で戦ったよ」

──ヨッカイカーのベースは、当然のようにムエタイです。なぜ、ムエタイを始めたのですか。

「ただ自分の人生で新しいことをしたかった。新しいチャレンジがムエタイだったんだ。それだけよ(笑)。そしてMAXムエタイのフライ級チャンピオンになれたし、ルンピニーやラジャダムナンでも10試合以上戦ったよ」

──ムエタイ時代のスタイルは?

「ムエマッド(パンチャー)だよ」

──フィームー、ムエカオ、ムエマッド、どのスタイルが最もMMAに適していると考えていますか。

「ムエマッド、ムエカオ、フィームー、そのどれかがMMAに適しているとか?  う~ん、そうだね……それは僕がどんな風にタツミツ・ワダと戦うのかを見て判断してもらおうかな。

それに……個人的なことをいえば、MMAを戦うには僕は打撃よりも、グラップリングの方に力を入れて練習しているからね」

<この項、続く>

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Interview ONE ONE Collision Course ONE115 ブログ ヨッカイカー・フェアテックス 和田竜光

【ONE115】ヨッカイカーと対戦、和田竜光─02─「僕が持っているモノは変わらないので。それを使って」

【写真】月に1度、家族で福島県郡山の田代トレーナ―の下を訪れる和田 (C)TSP

18日(金・現地時間)にシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE115「Collision Course」で、ヨッカイカー・フェアテックスと対戦する和田竜光インタビュー後編。

日本を離れる直前に対戦相手がキム・デファンから変更された和田の離日前の福島での練習をABEMA TVのTHE WONDERが追った。

なぜ福島なのか。そこで何をしているのか。加えて対戦相手変更に動じない和田のMMA観をここでさらに掘っていきたい。

<和田竜光インタビューPart.01はコチラから>


──橋本選手との試合を経て、まずキム・デフォン戦はいつ頃に決まったのでしょうか。

「11月に入ってからですね。ちょうど角海老宝石ボクシングジムも一般ジム生の練習も通うことできるようになって、同時に福島に行って田代(勝久)さんにミットを持ってもらうようになっていたのでタイミング的にも良かったです」

──福島まで行き、田代トレーナーにミットを持ってもらうというのは?

「田代さんにはずっと持ってもらいたいです。

角海老ジムでは奥村(健太)トレーナーにきっちりと基礎からパンチの打ち方を教えてもらっていて、田代さんのミットは気持ち良く打たせてくれる──そういう違いがあるんです。

一番良いところで受けてくれます。しっかりと打つべきところに打つミットも必要ですし、田代さんのように少しずれてもミートしてくれるリズム・ミットも気持ちをあげてもらえます。

今日、釜谷(真)さんに持ってもらっていたミットは、バシンと打つミット打ちです。田代さんとのミットは種類が違って──阿吽の呼吸のように5分で13Rぐらい持ってもらっています」

──気持ちが良くなるミット……ですね。

「コンビネーションを少しずつ入れてもらって。これがボクシングとして正しいかは分からないです。でも、僕はこれで伸びたんです。

ただしミット打ちでやっているコンビネーションは試合ではないです。MMAですから。でも、何かのタイミングでブロックして返したり、避けて返す。1試合に一つ出れば良いと思ってやっているリズム・ミットです。体に入れたいモノなんです」

──練習の全てが生きるのではなく、何かの拍子で生きるものだと。

「そうなんです。ソレが呼吸するように出れば良いかなって思っています」

──それでも福島、郡山まで行くというのは……それだけ必要なのですね。

「車で家族と日帰りで行っています。大変なんですけど、渋滞もあるので早朝に出て……ぶっ飛ばすと、3時間弱で到着するので──嫁と娘は海鮮丼とか食べて、小旅行の気分です(笑)」

──それは素晴らしいです。ところで対戦相手がヨッカイカー・フェアテックスに代わりました。

「試合の1週間前になる直前に自分も聞いて……。ちょうどPCR検査を提出する日だから、感染したのかなって思っていました。

とかくい試合が飛ばなくて良かったと思って、シンガポールに来たらホテルにキム・デフォンがいるんですよね(笑)。しかも動いた後で、汗をかいていて……で、スタッフに『これ行き違いがあって、俺の相手はキム・デフォンじゃないの?』って聞いたんですよ」

──それはそうなりますよね……。

「そうしたら、キム・デフォンは違う相手と試合があって……君の相手はヨッカイカーだよって」

──意味不明ですよね(苦笑)。

「コロナだから対戦相手が分かったと思っていたら、そいつは違うヤツと戦う。なんなんでしょうね。タイトル戦が飛んで、そこに同じ階級の選手が入るなら分かるんですけどね」

──もう、それはキム・デフォンの相手有りきですよね……きっと。戦える者同士の試合が、このタイミングで崩れるのは。ライブ大会でなくディレイ放送枠は、対戦カードが分からないので確かなことは言えないのですが……。

「契約者もサインしたあとですしね(笑)。まぁ、提示された相手と戦うのは問題ないですけど、それがシステムとしてまかり通るなら、俺も試合を飛ばしてもお咎めなしなのかなって思っちゃいました(笑)」

──おっしゃる通りです(笑)。そしてカード変更の説明は欲しいですよね。ともあれ対戦相手はヨッカイカーになりました。7月と8月のバンコク大会で2連勝した注目株です。

「KOするパンチがあるし、蹴りとかも食らったら痛そうで、気を付けるポイント……武器としてのゲージはキム・デフォンより高いです」

──MMAファイターとして、ガードワークやスクランブルの攻防も見せていました。

「出来ないわけじゃない……寝ても、それなりにできる。ストライカーとしての最低限の動きはまぁできるという感じですね」

──不覚を取ることはできないです。

「そりゃあ負けていらない相手ですけど、DJとランカー達以外は同じです。キム・デフォンもヨッカイカーも弱くはないけど、負けていられてないです。スタイルが違うけど、そういう意味では全員同じです。

僕はもともと対戦相手は誰も良いというスタンスなんで。ランキングの上のヤツと戦いたいですけど、誰とやりたいというのはDJとヘンリー・セフード(笑)以外はないんです。目標はONEのベルト、MMAを戦ううえで目標はそこだけです。ONEで戦うのは、ベルトを獲るためです。それが無理だと思ったら、辞めるでしょうし」

──つまり相手がヨッカイカーに代わっても、自分の試合をするだけということでしょうか。

「勝ちを狙うのはもちろんですが、相手が代わるからといって、そこには変化もないです。対策練習とかしないですから。そういうことをしている選手からすると、プランが変わるのでしょうけど。僕はイメージだけして、何をやるとか決めてケージに入るのではないので。

ヨッカイカーはタイプとして、ローやヒザが痛い。キム・デフォンからスクランブルが多くて頑丈なんだろうなって。そういうことですね。相手の武器によって、こっちのリアクションは変わりますけど、だからって何が変わるわけでじゃないです。戦い方は変わっても、一つの試合なだけです」

──そこで動揺しないのは和田選手の強味ですね。

「僕が持っているモノは変わらないので。それを使って戦うだけですから」

──ただし相性はあります。その部分でヨッカイカーとの試合はどのような戦いになるでしょうか。

「組めば僕の方が強いと思います。打撃だけやっても、負ける気もしない。ただし、勝つ確率の上がる戦いをします」

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Interview ONE ONE Collision Course ONE115 ブログ マラット・ガフロフ ローウェン・タイナネス

【ONE115】大病からのカムバック。あの日の強さを見せることができるか、ローウェン・タイナネス

【写真】あの日の強さを維持しているなら、クリスチャン・リーに勝つ力を十分に持っているタイナネス (C)MMAPLANET

18日(金・現地時間)にシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE115「Collision Course」で、ローウェン・タイナネスが1年11カ月振りの実戦復帰戦を戦う。

プロ2戦目でエドゥアルド・フォラヤンを破り、その後も勝ち続け10勝0敗のレコードを持つタイナネスだが、負傷や契約問題でキャリア9年で、これだけしかファイトをしてこなかった。

2年9カ月振りのファイトを昨年1月に戦った後、背骨や手足の関節、腱や筋の付け根に炎症をきたす脊髄関節炎を患い、その治療に集中してきたタイナネス。

今も痛みがフラッシュバックがあると彼は、心身ともにタフになり、MMAに戻ってきたと言い切った。マラット・ガフロフを相手に、あの無双だった強さを見せることができるのか。タイナネスにこの試合への想いを訊いた。


──2019年1月、2年9カ月振りの試合を戦いホノリオ・バナリオを初回でパウンドアウトし、ようやくライト級戦線に戻ってきたと思ったら、また1年11カ月もケージで戦う姿を見ることができなくなりました。

「脊髄関節炎になり、体中の色々な節々に痛みを感じるようになった。激痛をね。痛みを取り除くというか、自分を普通の状態の戻さないといけなかった。自己免疫を自分でつくってね。そりゃ、時間が掛かってしまったよ」

──これだけ試合が再びできなかったことをどのように捉えていますか。

「正直にいえば……しょうがないよ。まずは健康が第一だ。好きなことをしたいというのは、そこがあって初めて考えることができることだからね」

──確かにその通りですね。加えてCovid19のパンデミックも起こりました。ローウェンのキャリアに、この影響はありましたか。

「Covid19は僕だけでなく、皆に影響を与えたよ。ただし、僕にはそれほど影響があったとは思っていない。新型コロナウィルスの有無に関係なく、僕は常に自分の健康と向き合わないといけなかったら。

ファイトのことを考えるよりも、とにかく自分のことを考えないといけなかった。ビーチを走ったり、ワークアウトはできる。でも、そうするとまた違う痛みに襲われるんじゃないかって、どうしてもフラッシュバックに襲われてね……」

──……。いつ頃からケージに戻れると思うようになれたのですか。

「20度以上も専門医に血液検査をしてもらった。一つが良くなっても、また違う場所に痛みを感じるような状態で、全ての検査項目で陰性にならないといけなかったんだ。本当に自分の置かれた状況が信じられなかったけど、ダイエットをしてあるべき体重にすると、症状は回復していったんだ。

僕の体、体質が望まない食事などを排除していく日々だった。それを見つけて、体調を整えてきた。だから、言ってみれば前回の試合から常に試合を戦う準備をしてきたってことだよ(笑)」

──いや、本当に尊敬すべきタフさです。

「心身ともにね(笑)。人生に必要な全ての要素でタフになったよ。それが僕の人生だからね。MMAを再び戦いたい、ずっと思ってきたことだ」

──この間、ライト級のタイトルホルダーはクリスチャン・リーに代わり、ローウェンが欠場したワールドGPの優勝も彼でした。

「その通りだ。そして、それが現実だ。僕がどうこうできることじゃないから、この現状を理解して戦っていくだけさ。ライト級はチャンピオンだけでなく、新しい名前が多く見られるようになった。チャンスを逃さず、一つずつ勝っていくことだよ。

とはいっても、今週の試合が大切だ。まず、この復帰1戦目を乗り越えないとね。何より、また戦えるんだ。しっかりとすべきことをやるよ」

──マラット・ガフロフの印象を教えてください。

「元世界チャンピオンでレジェンドだ。スタイルは……僕に似ている部分もある。フェザー級時代よりも、計量も簡単になっただろうし──なぜ、ライト級を選んだのか、試合で確認するよ。彼に今の僕の持つ課題をぶつける。そうだね、もってこいの相手だよ」

──マラットの過去数試合のパフォーマンスは、良いとは言えません。

「分かっているよ。ただし、前回の悪かった動きを想定するわけにはいかない。彼も僕もそうだし、常に新しいチャレンジをしている。だから、金曜日のマラットが前回と同じだとは思っていないよ」

──ローウェン・タイナネスは今もライト級で最高のファイターです。タイトル獲得へ向け、トップ戦線で戦う自信をどれだけ持っていますか。

「そういってもらえて嬉しいよ、ありがとう。とにかく、今は自分は何ができるのかを次の試合で試すよ。そこに集中しているから、その質問は試合後に聞いてくれないか(笑)。今はマラットに鉄槌を落とすことだけを考えているから」

──分かりました。楽しみにしています。金曜日の夜、何を見せたいですか。

「僕を見せたい。この2年で僕のことを知らないファンも増えただろう。そして、僕のことを知っているファンも、僕がどれだけできるか──疑問視しているはずだ。だから、何も変わっていないことを試合で見せる。そして、ローウェン・タイナネスは今もベストマーシャルアーツ・ファイターになる過程にあることを証明するよ」

──ローウェン、今日はありがとうございます。

「日本にいる僕のことを知らないファンは、ローウェン・タイナネスがどんなファイターかを見てほしい。僕のプロMMAデビュー戦は、父と一緒に戦った日本のHEATだった。あの日のことを忘れたことはない。日本に戻る日が待ちきれないよ。ドーモ、アリガト!」

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Interview ONE ONE Collision Course ONE115 ブログ ヨッカイカー・フェアテックス 和田竜光

【ONE115】ヨッカイカーと対戦、和田竜光─01─「格闘技をしたことでコロナに感染して死ぬなんて嫌です」

【写真】格闘技が人生のプライオリティでないことが、真剣に格闘技と向き合わないこととはイコールではない (C)MMAPLANET

18日(金・現地時間)にシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE115「Collision Course」で、ヨッカイカー・フェアテックスと対戦する和田竜光をBEMA TVのTHE WONDERが追った。

11カ月ぶりのMMA、コロナの第一波の頃──和田の姿は格闘技道場で見られなくなった。

格闘技は人生を豊かにするもの、格闘技のために死ねないと断言する和田が戦線復帰、試合前の心境と──その格闘技感を迫った。


──12月18日にシンガポールで試合が決まりました。1月のイヴァニウド・デルフィーノ戦以来のMMAとなります。この間、新型コロナウィルス感染問題が世界中で起こりましたが、和田選手は周囲の練習仲間と違い、自粛期間中などの練習をしなかった派の選手でした。

「まず1月の試合は腰痛が酷いなかで、何とか試合ができたというのがあり、その後のダメージの回復を待つ時期がありました。

そういうなかでコロナで米国で何万人が亡くなり、NYでは死体の山が築かれ、欧州はどうだこうだという話だけが伝わってきて、それが日本でも起こるかもしれないという状況でした。

あの頃、子供がまだ1歳にもなっていなくて。子供は重症化し辛いけど、1歳以下の幼児はしやすいという話でした。自分から子供にうつすことも、他の人にうつすことも嫌でした。自分が他の人からうつされて、子供が罹患することも絶対に避けないといけない。

当時はコロナがどれだけのウィルスなのか分かっていなかったですし、練習や試合の優先順位は僕のなかで全く一番ではないのでやらなくて良いということでした。自分でできるトレーニングをして、感染しないように気を付けようと。

腰のこともあって、しっかりと治そうと。ダメージは長引きましたし。ちょうど、良いと思ったところもありましたね」

──仕事の方は?

「続けていました。僕がしている仕事は、他の人と関わることがないので。僕も子供がいなかったり、独身だったら『イイや、やるか』っていうノリだったかもしれないです。祖父や親と同居しているわけではないので、子供の存在が一番大きかったです」

──分かります。自分から子供にうつすかも、その恐怖感はすさまじいモノがありますよね。

「まだ実情が分からなかったですからね」

──あの頃、お前はやらないのか──という風潮があったのも確かです。

「それは人それぞれです。別に格闘技をやって死んでも良いと思っている人はやれば良いと思っていました。よく試合で死んでも良いという人もいるし。僕はハッキリいって、全くそんなことは思わないので。

趣味というほど軽いノリではないですが、格闘技は人生を豊かにするための一つの要素だと思っています。試合中に死にたくないし、ましてや格闘技をしたことでコロナウィルスに感染して死ぬなんて嫌です。それで子供が死ぬのは嫌だと思っていました」

──未知なウィルスから、徐々に実態が分かり、また経済を殺さないために共生していくように6月ごろから変わり、格闘技道場の活動も始まりました。和田選手が練習を再開したのはいつ頃でしたか。

「いつでしたっけね。もう夏になっていたと思います。緊急事態宣言があけてからも、すぐに練習をすることはなかったです。ニュースでやっていないことも、色々とネットでチェックして──大丈夫かと判断し子供も1歳を超えたので、やり始めました」

──練習をする、しないという時期、奥様の反応はいかがでしたか。

「そこは何もなかったです。こっちの考えを伝えて、『分かった』という感じで。嫁も子供がいたから、行ってほしくはなかったとは思いますが、行くなとも行けとも言わなかったです」

──練習を再開した時は、どのような感覚でしたか。その間も練習を続けていた選手と比較して。

「もう全然動けなかったです。でも、それも分かっていたので無理しないで、休みながらやっていました(笑)。トライブ、ロータス世田谷、TRY.Hスタジオでの練習もルーティン通りでなく、休みながらチンタラと」

──大会がなく、試合がないことで焦る選手もいました。和田選手はそういう感覚ではないということですね。

「全然なかったです。それこそ格闘技が一番じゃないっていうのは、口にしていましたし。格闘技しかない、試合がしたいという人がいるなかで、格闘技が一番じゃないっていうヤツに試合が組まれるわけないと思っていたので。それは格闘技に人生を賭けて、今しかないという人から組まれる。

その人たちが試合をしてから、自分の試合になると思っていました。ONEが活動再開しても、試合機会が回ってくるのは最後だろうと。来年、それかスクランブルであるかもしれないという状況で、練習はもう普段通りになっていたので、体重さえ問題なければ試合ができる状態にはしてきました」

──9月にFINISHで橋本知之選手とグラップリングを戦った時と、今の体調はどれほど違いますか。

「今の方が良いですね」

──それは、そうでないと(笑)。

「あの試合があったので、気持ちもだらけずに1カ月ほど過ごせて、コンディションを作ることができました。あの試合があって凄く良かったです」

──あの組技マッチこそ、コロナ現象の一つですよね。

「まぁ、普通だと出ていなかったですね。ホントに良い経験になりました。日本で一番の組み技の人とグラップリングを戦えて。そういう人と触れ合いたいから格闘技をやっているというのはあるので。それこそDJに触ってみたいというのと同じで。本気でそういう人に殴られたり、極めに来て欲しい。橋本選手と触れ合えたのは、この時期だからできた最高の経験でした」

──それが格闘技で人生を豊かにするということの表れですね。

「ホントにその通りです。風のように極めてくれて『スゲェ、強ぇ』って。負けた瞬間だけは結果を引きずりましたけど、爽快感というか、凄く楽しかったです。本当に組んでもらって良かったです」

<この項、続く>

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【ONE115】MMAでもローで勝てるんです──。和田竜光の相手がヨッカイカー・フェアテックスに変更

【写真】急遽対戦カードが変更も、キム・デフォンはシンガポールにいるという情報も──どうなっている???? (C) MMAPLANET

14日(月・現地時間)、ONE Championshipの公式ホームページで18日(金・同)にシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE115「Collision Course」に出場する和田竜光の対戦相手がキム・デフォンがからヨッカイカー・フェアテックスに変更されたことが確認された。

和田にとっては今年1月のマニラ大会のおけるイヴァニウド・デルフィーノ戦以来のONEでの試合は、急遽対戦相手が代わることとなった。


ヨッカイカーはMMA戦績6勝2敗1分で、ONEとは今年7月と8月にバンコク収録シリーズで戦い、ジョン・シンクとアレックス・シールドに連続KO勝ちを収めている。2試合ともテイクダウンをされてもスクランブルで寝技を脱出しており、ガードワークもこなすタイの現代MMAファイター世代といえる。

それでもベースは当然のようにムエタイで、100戦以上経験しMAXスタジアムでは王者にもなっている。デェダムロン・ソーアミュアイシルチョークのMMA転向と王座獲得にインスパイアされMMAに転向し、フェアテックスジムではDJ・ジャクソンに柔術の指導を受けているヨッカイカー。つまりは背中をつけた柔術と同様にレスリング寄りのテイクダウン重視の柔術も伝授されており、スクランブルの強さを身につけたことが予想される。

シールド戦で見せたローでのKOなど、シールドの策と手が足らなかったことはあるとしても、極端なことをいえば一発で和田も足が痛手を負って足を使えなくなることもあり得る。

また急遽の対戦カードの変更も、ヨッカイカーは収録マッチで他の選手と戦うために調整してきたこともあり、コンディションは問題ない。MMAとしてはキム・デフォンの方が穴はないかもしれないが、尖っている部分の鋭利さはヨッカイカーが上──和田としても、より痛みを覚悟のファイトになるだろう。

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