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【UFN212】パラ千葉系のフライ級ファイター達、平良達郎─02─「初心者になることを恐れてはいけない」

【写真】インタビューはもう3週間前──今は息上げ練習で追い込んでいることだろう (C)MMAPLANET

10月15日(土・現地時間)のUFN212:UFN ESPN+62でCJ・ヴェルガラと戦う平良達郎インタビュー後編。

パラエストラ千葉ネットワーク系フライ級ファイター特集、最終回はオクタゴン2戦目に向けてどのような意識で自分を創り上げているのか──を平良達郎に訊いた。

<平良達郎インタビューPart.01はコチラから>


──扇久保選手はRIZINでのキム・スーチョル戦を控えていて、今日は個別練習でした。

「明後日、木曜日は一緒に練習できることになっています。やっぱり扇久保さんとは練習したいですから」

──千葉での練習はガチガチのスパーリングが目的なのでしょうか。

「う~ん、技術の確認よりもできるだけ対人でガチガチにやりたいと思っています」

──それゆえに1週間という期間と、試合まで1カ月以上インターバルのある間の千葉滞在という選択なのですね。

「ハイ。やはりケガをするということは頭に入れる必要がありますし、出稽古は今ぐらいが一番しやすいかなって。松根さんも『千葉のフライ級の皆も試合が決まっているし、この時期が良い』と言っていました」

──今回、松井斗輝選手、鶴屋怜選手、杉山廣平選手、内田タケル選手とフライ級勢で写真を撮らせていただいたのですが、全員試合がある。そして、このメンバーで平良選手より年上は……。

「杉山選手だけですね。あと松井選手が同学年で」

──怜選手、内田選手は平良選手より年下と。エライ時代になってきました。

「千葉は若い選手がいっぱいいます。ここでガチガチの対人練習をして、沖縄に戻ってからはスタミナを上げる。あとはCJ・ヴェルガラはパンチャーなのでボクシングジムで練習します。ただ、がっつりボクシングで彼と戦うというわけではなくて。逆に全てを全力で反応すると疲れてしまうので、プレッシャーをかけられてから返し、打ち気できたら組んでいくとか、そういうイメージを持って練習しています」

──試合は自分のエゴを通した方が、勝利に近づくと思うのですが、そうならないことを想定してスパーリングをしているのでしょうか。

「UFCで戦うようになってからということではなく、そもそも一発でテイクダウンを取れるとも思っていないですし。そのなかでも上を取れた時に極めまで行くイメージは、持っています。自分の武器は一本ですけど、その展開に持ち込めない──腰が強くてテイクダウンを取れない場合はどう戦のか。なら打撃で行くのか。そういう切り替えが、試合中に必要になることをイメージしながら、やっています」

──話が戻るのですが、それもあってムエタイのタイでやってみたかったのですか。

「そうですね。ムエタイはずっとやりたいと思っていました。実際に凄く得られるモノがありました。ボクシングもムエタイも、言ってみると僕は初心者なので。練習する分だけで、足りないモノを埋めるころができるというか……。打撃を知るための、良い機会になりましたね。ボクシングもうそうですし。僕はボクシングではボクサーに敵わないです。

でも、そうやってボクサーと練習することで『こんなにボクシングって疲れるんだ』って学ぶことができます。ボクシングとムエタイをやることで、初心者になることを恐れてはいけないって強く想いました」

──そのボクシングとムエタイを、松根良太MMAに落とし込む作業をするわけですね。

「MMAを練習するときは、メチャクチャ意識をすることはないです。ジャブをしっかりと意識してやってみようとか、ムエタイ・クラスで習った前足の前蹴り……タイ人コーチの前蹴りが凄くて……。そういうジャブも前蹴りも何千回って繰り返さないとできないですけど、上手く使えるかなとか試そうとしたりはしています。

ただ試合に勝つ練習と技量を上げる練習はまた違うので、さっきも言った息上げもそうですし、勝つために一番必要なメンタルを持てるように練習を頑張ることです。やっぱり気持ちが基本です。凄くプレッシャーが掛かり疲れる可能性もありますけど、5分✖3Rをやりきれないようじゃ先はないと思っています。それだけキツイ練習をして、100パーセント自信を持って戦うことですね」

──ブランドン・モレノと戦うとどうなるか分からない。でも「カイ・カラフランスだったら行けんじゃない?」と思われるとプレッシャーになってしまいますか。

「カイ・カラフランス……まぁ、サブミッションのエスケープがカイ・カラフランスに限らずUFCファイターは上手いです。だから、どういう展開になるか分からないですけど、全然自信は……100パーセントの自信は全然ないですけど(笑)、試合が決まれば勝つ自信はあります」

──勝ち負けは出ます。ただ、ファンの期待とは『やれるんじゃないか』と思わせてくれるかどうか。その点、平良選手はやってくれるだろうと皆が期待しているはずです。そこへのステップアップをするための一戦、どのような平良達郎を見せたいですか。

「今回の試合は、欲をいえば圧倒して『将来的にチャンピオンになるんじゃない?』と日本のファンだけでなく、UFCを見ている全世界のファンに思わせたいです。『コイツ、ベルトに絡むんじゃないのか』って。もちろん、その前にまず勝たないといけない試合ですけど、勝てば自分に自信を持つことができるようになる相手──良いマッチメイクをしてくれたなと思っています」

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【UFN212】パラ千葉系のフライ級ファイター達─05 ─平良達郎「千葉では躊躇してしまいます」

【写真】結果、9月のパラ千葉のフライ級ファイターたちの戦績は2勝2敗だった。簡単ではない。その困難な道の頂点に通じる道がUFC──平良の進む道だ (C)MMAPLANET

鶴屋浩門下のフライ級の精鋭集中インタビュー、最後の1人は──鶴屋浩の一番弟子=松根良太の教え子で、鶴屋の孫弟子にあたる平良達郎の登場だ。

10月15日(土・現地時間)のUFN212:UFN ESPN+70でCJ・ヴェルガラとオクタゴン2戦目が決まっている平良は8月最後の火曜日から1週間、パラエストラ千葉ネットワークに練習に訪れていた。

今回の試合が決まる以前にタイはプーケットのタイガームエタイで6週間に渡る出稽古を行った平良に、そのタイでの練習、千葉での練習、そしてヴェルガラ戦について尋ねた。


──昨日、千葉にやってきて今日からパラエストラCNWで練習ということですが、右目の上が腫れていないですか。

「これは沖縄の練習で、ちょっとやってしまって(苦笑)。でも大したことないですし、練習でも問題ありません」

──10月15日大会でCJ・ヴェルガラと対戦しますが、UFCで2戦目に向け改めて今の気持ちを教えてください。

「フィニッシュして倒したいという気持ちはあります。1試合目の強い相手です。攻撃を受けることを臆さずに入ってきます。UFCの2試合もそういう感じで圧を掛けると、後半は相手が疲れていました。ファイトが好きな感じかなと」

──背が低いですよね。

「見た感じではそうなんです。でも、プロフィールでは167センチになっていて。ちょっとずんぐりして、筋肉が詰まっているような感じに見えるんですけどね。タフな相手になんで、厳しい試合にはなると思っているのですが、だからこそフィニッシュしたいですね」

──その対戦が決まる前にプーケットに行かれていましたが、目的は?

「行ってみたかったんです」

──行ってみたかった(笑)。

「ハイ。タイガームエタイに行ってみたくて」

──あぁ、そういうことですか。プーケットに行ってみたいと思っていたのかと勘違いしていました(笑)。

「アハハハ。行ってみたかったのは、タイガームエタイです」

──山口怜臣選手のSNSにあった写真もタイガームエタイだったのですね。AKAタイランドかと思っていました。

「山口さんは、僕が行った時にはタイガームエタイを主に色々なところで練習していました」

──そうだったのですね。では、そもそもタイガームエタイで練習したいと思ったのは?

「ラスベガスに岡田さんといた時にタイガームエタイにピョートル・ヤンとカムザット・チマエフ、アレックス・ヴォルカノフスキーがいる写真を見たんです。『タイガームエタイ。スゲェ、色んな選手が集まっている』と思って、その時から行ってみたいという気持ちを持っていました。

米国での練習は経験したので、次は近いタイでやってみたいと思って試合が終わったタイミングで行くことにしました」

──ジョージ・ヒックマンがタイガームエタイを離れ、バンタォ・ムエタイMMAを立ち上げたことでヴォルカノフスキーやローマ・ルックンブンミー、トップノイ・キウラムらも移籍したと聞いています。でも、良い練習はできましたか。

「ハイ、実際に良い練習はできました。ムエタイ、レスリング、ボクシングと色々なクラスがあって、自由に好きな練習ができます。それにクラスに出ると必ず技術を教わることができるので、そこは面白かったです。

ムエタイはムエタイ・クラスで、ムエタイの選手もMMAの選手も出るような感じで。ムエタイのトレーナーは基本タイ人でした」

──練習期間はどれぐらいだったのですか。

「6週間です」

──そんなに長期だったのですね。タイは誘惑も多いかと思いますが。

「アハハハハ。練習をしに行っているので。色々と危ない話も行く前に聞かされていたし、そこは全く大丈夫でした」

──楽しんで病気を貰った人、雨水をためている水をコーチに勧められて断ることができずに命を落としかけた選手も過去にいました。

「水には僕も気を付けていたつもりでしたけど、体調は崩しました。2度くらい高熱が出て、吐き気もしてしんどかったです。1人だったので、体調が悪い時は怖かったですね。ずっと夢でうなされていました」

──海外で体調を崩すのは、怖いです。ホントに。

「ハイ。それほどひどくないのも合わせると、5、6回体調を崩しています。なんか、体弱いッスかね(苦笑)」

──やはり練習をして、疲れると免疫が落ちるのでしょうか。

「でもプーケットのご飯は凄く美味しかったです。あれで体調さえ、悪くならなければ……」

──飯が美味しくなくても、元気な方が良いですね。それでも試合が決まる前に、技術的に積み上げることはできましたか。

「ハイ。そのために行きました。試合が決まっていなくても、モチベーションが凄く高くて。練習は相当にやり込むことができました」

──そして試合が決まると、沖縄での調整から試合の6週間ほど前のタイミングで千葉にやってきました。

「今回は1週間の滞在ですけど、ここだと柔道、レスリング、ボクシングという色々なバックボーンのある選手たちと触れ合うことができることや、トップ選手と触れ合うことができます。スパーリングでもスクランブルが自然と多くなって……やっぱり、強い相手が多いので沖縄での練習と比較すると簡単にエスケープできないですし、何といっても極めに行き辛いです。沖縄では何回もトライできるので、極め力がついたと思いますが、千葉では躊躇してしまいます。『極まらないと下になっちゃうなぁ』とか。そういうところでも判断力を養う練習が千葉ではできます」

<この項、続く>

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【UFC ESPN36】平良達郎&松根良太に訊くUFC初勝利─03─「今、MMAが凄く楽しい」(平良)

【写真】平良が沖縄に戻った日にTheパラエストラ沖縄で練習していた面々と。向かって右が彼をパラエストラ沖縄にいざなったお兄さんの龍一さんだ (C)RYOTA MATSUNE

14日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されたUFC on ESPN36「Blachowicz vs Rakic」で、UFCデビュー戦で勝利した平良達郎と師匠=松根良太の対談、最終回。

UFC初陣を勝利を終え、師弟は今後をどのように考え──実力査定を済ませたのか。その自信のほどと尋ねた。

<平良達郎&松根良太対談Part.02はコチラから>


──あの健気さは受けると思います。やはり米国人には英語で話しかけないと。それにしても平良選手は、米国では高校生に間違われたりしないですか。

松根 色々なファイターに『何歳なの? 若すぎるだろ』とは言われました(笑)。

平良 22歳なんですけど……。

──あのメッセージの反応の方は?

平良 それは分からないですけど、会場では写真を撮ってと言われたり、SNSでの受けが凄いです。フォロワーがそもそも7000人ぐらいだったのが、外国の人のアカウントが一気に2万人ぐらい増えて。

──会場でもモテモテだったのではないですか。

平良 それなかったです(笑)。

松根 ファイトナイトなので。A-PEXでお客さんも少ないですし。PPVショーになれば(笑)。

平良 成田に着いた時に検査の手伝いをしていた外国人の人に「あなた、NARUTO(─ナルト─)好きね。知ってるよ。私も好きだし」って言われて。

──おおUFC出場効果ですか!!

平良 自分もUFCでNARUTOのアピールをしていたので、「UFC、視てくれたんだ」って伝えると、「? 携帯の待ち受けがNARUTOね」って。

──……。吉本ならズッコケていますよ。がっかりネタじゃないですか(笑)。

平良&松根 アハハハハ。

──とにかく最初のミッションはクリアしました。同時にカーロス・キャンデラリオやヴィクター・アルタミラノはUFCでも一番下のクラスです。これからどんどん対戦相手も強くなっていくでしょう。実際、同じくフライ級でデビュー戦だったジェイク・ハードリーはメインカードで戦い、しかもアラン・ナシメントに完敗を喫しました。ウェルラウンディット時代に下を取って、あそこまで強い選手が特に目立つことなく活動している。改めてUFCの奥深さを感じた次第です。

松根 ナシメントが計量の時から、凄く大きくて。ハードリーより達郎の方が大きくて。あのナシメントのサイズが、UFCフライ級の体格なんだろうと。試合でもナシメントがハードリーを上手くコントールしていました。ハードリーも良いところがあったのですが、全般的にナシメントの方が上回っていましたね。あのレベルは……高いです。

達郎に関しては段階を踏んでいきたいとは思ってはいるのですが、僕の中では今、ハードリーやナシメントとやっても達郎は競りてる自信があるとは思っています。

──おお、平良選手……スミマセン。いつも心配が先だって相手を大きく見て、過小評価をしてしまって。

平良 大丈夫です。僕もそうなので(笑)。

松根 とはいえランキングの上位に入って来る選手と戦うと、そうはいかないです。ただイリディアムのジェイソン・ハウス代表が凄く丁寧に考えてくれている方なので、『早急にステップアップさせるのではなくて、段階を踏ませたい』という意見なんです。だからUFCと直接交渉する彼の判断と手腕を信じて、オファーのあった相手と戦っていきます。

僕と達郎が試合を断ることはないので、届いたオファーはその都度飲んでやっていきたいです。そういう意味でもジェイソン・ハウスと出会えたことは、凄く大きいですね。

──1月のラスベガス行きからノンストップでやってきました。少し休息して、次への英気を養ってください。

平良 ありがとうございます。北海道に旅行に行くことは決まっているのですが、今、MMAが凄く楽しくて。試合が終わってか、北海道に旅行に行きたいということ以外は『次はどこを強化しようか』ってことばかり考えちゃうんです。アレもやりたい、これもやりたい。ここで練習したいとかばっかりで。

UFCと契約してからMMAが本当に楽しくて。次の試合までに、自分にしか分からない進化ってあると思うので、どんな相手が来ても自信を持って戦えるように強くなっていきたいです。

──UFCで1試合戦って、自分の位置を確認したいと試合前に言っていました。キャンデラリオ戦を終えて、UFCでやっていける手応えが掴めましたか。

平良 キャンデラリオに負けたら、どうしようという不安はありました。自分の力がそれだけしかなかったら、これからどうなるんだと。相手の力は戦ってみないと分からないので、そういう不安は相当ありました。

でも実際に戦ってみて、この局面は負けたとか怖かったということが特になかったです。ただし強化しないといけないポイントは、言いだしたらキリがないほど存在しています。UFCの上の選手を見て……いえ、上の選手じゃないですね。新しくサインをしたジェイク・ハードリーさんとか、ムハマド・モカエフとかに勝てるかと言ったら、自分も自信がないので。ただ、そういう選手と戦っていきたいという気持ちが強いです。新世代ということじゃないんですけど、僕と同じ時期にUFCと契約した選手たちと。

彼らとの潰し合いに加わりたいので、そういう試合が組まれるよう強化しようと思います」

──ハードリーにモカエフ、モカエフは6戦目でUFCデビューを果たし──勝手ながらMMAPLANETでは英国の平良達郎と呼ばせてもらっています(笑)。

平良 モカエフはジェイクさんより強いと思います。

──7月23日にモカエフはUFC第2戦で、LFAフライ級王者のチャールズ・ジョンソンと戦います。凄く楽しみな一戦です。

平良 モカエフが絶対に勝つと思います。ジョンソンのLFAの試合も視ましたけど……。

──なるほど、興味深い発言です。あとキャンデラリオ戦のパウンドとエルボー、久しぶりに荒々しい平良選手が見られたかと感じました。あの辺りもUFCで戦っていくことでリフレッシュした部分と、気合の入り方が違ってきたのかと。

平良 パウンドって思ったより疲れるなって……改めて思いました。思い出した感じですね(笑)。パウンドの練習もやらないとダメですね。

松根 平良達郎個人のことでいえば、これが第一歩です。UFCのベルトを獲るには、あと6連勝か7連勝が必要です。その途中で躓くことがあるかもしれないですが、これからの10試合でUFCのベルトに手を届かせたいです。ただし、簡単な道ではないです。それでも夢は口に出してこそ、叶うモノだと思っています。

平良達郎とはしっかりとUFCのベルトを目指し、これからも二人三脚で戦っていくのでファンの皆さんにも見守って欲しいです。同時に平良に皆さんの夢を乗っけて、期待してほしいですね。Road to UFCでもUFCという最高峰を夢見る選手たちが出場しますが、達郎も皆と共に日本の強さを知らしめていきたいです。

──押忍。とにもかくにも平良選手の勝利で、日本のファンが喜んだ。これは本当に良かったです。そんなファンの皆さんに改めて、感謝の気持ちをお願いします。

平良 日本からたくさんの応援があって、本当に嬉しかったです。僕がUFCと契約してからの周囲の盛り上がり方は、断トツで過去一番でした。応援してくれている皆の気持ち、期待が感じられたことが、最高のモチベーションになりました。また次の試合も、皆に喜んでもらいたいので──絶対に勝ちます。応援、ありがとうございました。

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【UFC ESPN36】平良達郎&松根良太に訊くUFC初勝利─02─「苦しい場面を想像してからケージに」(平良)

【写真】左足が平良を支えた功労者、ナオコ・シンガーさん (C)RYOTA MATSUNE

14日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されたUFC on ESPN36「Blachowicz vs Rakic」で、UFCデビュー戦で勝利した平良達郎と師匠=松根良太の対談、第2弾。

国内ではなかった思い通りに終わらせることができない試合展開にも、平良は落ち着いてペースを乱すことなく戦えた。良いイメージが崩れ、心身ともにバランスが崩れて敗れることは少なくない。平良が初めてのオクタゴンで、初めての状況に動揺することがなかった理由を尋ねた。

<平良達郎&松根良太対談Part.01はコチラから>


──つまり国内で連勝街道を突っ走っていても、その良い勝ち方が通じなかったり、崩れなかったことを想定して松根さんは指導していたということですか。

松根 選手によって指導方法は当然変わってきますが、達郎に関してはオフェンス力が強いので指導する時もセコンドに就いた時も最悪を想定します。つまり如何に防御が大切になってくるのかということは、常に意識させてきました。

これまで試合で鼻血を流したり、目を腫らすことなく戦ってきて。本人はそういうことを経験したいというのですが、幸いソレがないままで来ることがデキました。だからこそ、そうなった時を想定しておきなさいということはいつも伝えていました。相手のパンチを被弾し尻もちをつく。でも、それでも大丈夫。そこからの戦いようはいくらでもあると。そうですね、常に最悪は想定して試合に臨ませています。

今回の試合もキャンデラリオのレスリング力を事前の映像でチェックして、達郎が下になることも完全に想定内でした。

平良 本当に『目をカットすることもあるからね』とか、試合前も言われてきたので、自分自身も自分が負ける時はどういう風に負けるのかとか考えて練習にも取り組んでいます。それに試合前も苦しい場面を一度、想像してからケージに上がっています。

松根さんにそう言われ続けてきたので、上手くいくことだけをイメージして戦うことはないです。

──つまりRNCを極め切れなかったり、三角絞めでフィニッシュにならなくても気持ちやペースが乱れることがなったということですか。

平良 チョークに関しては、相手が『ググォ』って苦しそうな声を挙げていたので、極めることができると思いました。なので極め切れなかった時は、『うわっ、極められなかった』とはなりました。でも、同時に松根さんから『バックキープはマストだぞ』っていう声が聞こえて。

さっき言った試合中の会話ということなんですが、松根さんのアドバイスがあったのでペースが乱れることはなかったです。三角絞めは実はどっちもできるように練習はしてきたのですが、得意じゃない方が組みだったんです。だから極まるという確証もなかったです。抜けそうだと感じながら、仕掛けていました。なら拘らずに上を取ろうと思って、その流れでバックに回ることができました。

松根 信じられる方がじゃなかったから、早目に切り替えていましたね。

──メチャクチャ冷静じゃないですか。

松根 キャンデラリオが2017年のコンテンダーシリーズで勝った時の相手が、ブラジル人の柔術家でした。

──ホナウド・カンジドですね。TUF24にも出演した修斗ブラジルのフライ級でチャンピオンで。ノヴァウニオン所属ですがATOSでやってきた柔術家だったんです。

松根 その選手がキャンデラリオを極めそうになっても極め切ることができなくて、失速して負けました。あの試合もそうですしグラップラーは極めに行って極められないと、守りに入ってしまうことが多いです。結果的に、そこから攻め込まれてしまう。

達郎には極めることができなくても、気落ちすることなくまた一から作り直すということは習慣づけさせてきました。これまで日本ではスパッと極めて終わりでしたが、今回の試合では初めての経験にも関わらず、極めることができなくても気落ちを切り替えて作り直すことができていました。

極められない、やり直し。極め切れない、なり直しと繰り返して復旧作業ができたことは、必ず次からの試合にも生きると思います。

──松根さんの話を伺っていると確かに設備とスパーリング相手は重要ですが、同時に師弟関係も日本人選手が強くなるために欠かせないと改めて築かされます。

松根 僕だけじゃないです。今回は岡田遼が、1月のラスベガスの練習からずっと平良に寄り添ってくれたことが大きかったです。試合前も僕は修斗の沖縄大会があったので、前乗りできなかったです。でも岡田に任せることができた。それは僕が岡田を信頼しているからです。岡田も僕の生徒だからと達郎のことを親身になって世話をしてくれました。

僕と2人でいるよりも、岡田がいることで場が和むことも多くて。本当に岡田には助けられました。

──岡田選手は、なりたかった自分を上手く平良選手に投影したようで、グッとくるものがありました。これでキレーさっぱり、ケージを離れることができるのではないかと。

平良 岡田さん、試合後に『俺ももう1試合ぐらいやろうかな』と言ってくれましたよ。

──えっ、そうなのですか。なら、ホントに彼の臨む試合を組んであげて欲しいですね。

平良 ホント、今度は僕が岡田さんの役に立ちたいです。

松根 岡田が引退試合を戦うように、僕も仕向けています(笑)。

──良いですねぇ。鶴屋浩門下パラエストラ千葉ネットワークと沖縄の一体化した姿勢は。まるで岡田遼の腹黒さを松根さんと平良選手が浄化しているようです(笑)。

松根 アハハハハ。千葉でいえば扇久保が色々と協力してくれました。そもそもエクストリーム・クートゥアーで練習ができたのも扇久保の繋がりですし、試合前の減量やリカバリーに関しての助言など、本当に助けてもらいました。

扇久保も岡田もUFCに行きたかった。そのUFCで達郎が戦うことを兄弟子として凄く喜んでくれて、本当にそこは僕も嬉しいです。変なプレッシャーにせず、2人の気持ちを背負って達郎には頑張らせたいです。

──その通りですね。あと、試合後に関してですが……英語のメモを読みました。あの必死さは現地のファンに凄く受けると思うのですが、勝利後のことを用意することに関して抵抗はなかったですか。

松根 イリディアム・スポーツ・エージェンシーの日本人の担当になってくれたナオコ・シンガーさんが、やろうって言ってくれて。僕は本来、試合前に試合後のことを考えるのは集中力の欠如に繋がるという考えは持っていました。でも、チームで一緒にやってきた。僕らはナオコさんがいてくれたから、航空券の手配から、ラスベガスでの時間と何も困ることなく試合に集中できました。そのチームの一員のナオコさんからのアイデアだったし、今回は勝ってそこまでやることが勝利を意味すると思って実行することにしたんです。

<この項、続く>

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【UFC ESPN36】平良達郎&松根良太、師弟に訊くUFC初勝利─01─「100点をあげて良い」(松根)

【写真】ベガスから成田、そして沖縄という長旅も疲れを感じさせない平良だった (C)MMAPLANET

14日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されたUFC on ESPN36「Blachowicz vs Rakic」で、平良達郎がUFCデビュー戦でカーロス・キャンデラリオを3-0の判定で下しオクタゴン初勝利を挙げた。

日本時間の17日に成田着、本日沖縄に戻ってきたばかりの平良と師匠である松根良太にUFC第1戦の模様を振り返ってもらった。


──平良選手、今日、沖縄に戻ってきたばかりだと伺いました。セコンドを務めた松根さんもご苦労様でした。

平良 今、空港からThe パラエストラ沖縄に着きました。

松根 僕は昨日戻ってきたのですが、平良は帰国して空港でのコロナの検査が2時間ぐらい掛かり、沖縄に戻る便がもうなくて成田で一泊する必要があったんです。

──それはお疲れさまでした。

平良 いえ、岡田さんの知り合いの方から美味しい食事をご馳走もなり凄く快適でした!!

──UFCデビュー戦、しっかりと白星を得ることができました。勝利直後はどのような気持ちでしたか。

平良 やっと終わったなという感じで。長かったですね。ずっと集中して、緊張状態が続いていたので『やっと終わったなぁ』と。同時に勝ててホッとしたのとフィニッシュできなかったなぁという気持ちになっていました。

松根 達郎が長かったと感じたのも、1月15日に1カ月の予定でラスベガスへ行って練習していると、その間にUFCと契約することになって試合が決まりました。それから練習を続け、4月15日にラスベガスに行きました。本来なら2週間の滞在予定でしたが、試合がスライドしたのでまた1カ月いることになったので5カ月間、練習から試合に向けて集中していたことになります。だから達郎も長かったというのが、素直な気持ちなんだと思います。

試合に関しては達郎の勢いにはめ込むことができれば1Rで勝つこともあるけど、そこで行けなかったら3Rを使って戦うという風にプランAとプランBを用意していました。1Rはフィニッシュにいく場面がなかったので、その時点で3Rを使って良いかと思いました。

これからUFCの上位選手と戦っていくことを考えると、3Rのドロドロの試合展開や競い合いが待っているので、達郎自身が3Rを経験したいという考えも持っていたんです。特に最近は1Rで勝つ試合が続いたので、3Rをやり切るというのも経験しておかないといけないことでした。その一つの目標を達成できたので、僕自身はフィニッシュできなかったことがネガティブだとは捉えていないです。

『この場面、行けた』とか『この場面で、こう切り替えていればフィニッシュできたかな』という所がいくつかありました。それは次戦に生かせば良いですし、今回の判定勝ちは全然ソレで良くて。過保護に感じられるかもしれないですが、100点をあげて良いと思います。

──おおっ!! 師匠から100点が出ましたよ。

松根 手放しで喜ぶ100点ではなくて、課題も見つかったことで100点ですね。実際に達郎と試合を見返して、その確認作業はしていないですけど、『こうすれば良かった』という点はたくさん見つかった。それも3Rを戦ったからですし、その課題が見つかったことで満点です。

──なるほどっ!! ということですが、平良選手。

平良 正直、フィニッシュしたかったです。でも、試合中にここまで会話というかやりとりができたのは初めてでした。松根さんから『まだ相手は生きているから、バックキープで良いぞ』、『お腹出せ』とか『ここで仕留めきれなかった先を考えろ』という風に色々と試合中にアドバイスを貰って、こういう風に戦うのは初めてだなぁって。頭も使いましたし、本当に良い経験ができました。

──初めてのUFC。最初の5分の動き、入り方は日本で戦っているときと比較してどうだったのでしょうか。

平良 僕自身はいつも通り動けていると思っていました。ただ、試合を見返すと打撃とかめちゃくちゃ硬かったです。戦っている最中はそういう意識はなかったですけど。

──最初の組み、シングルレッグからボディロックを狙いましたが、組み勝てずすぐに離れました。テイクダウンやボディロックを取れなかったことで、焦らないか心配でした。

平良 最初に組んだ時、一度引き付けてどれぐらいのものか確認してみました。その時にまぁまぁ腰が重かったので、一度はこかしてもそこまで深追いはしない。力を使い過ぎないで戦おうというのはありました。そこで離れても不利になるわけでなく、イーブンに戻るだけなので。

尻もちをつかせましたが、相手が立ち上がったのでケージに押し込んだ状態で自ら離れました。

──そこで抑え込むことができず、またスクランブルでバックという展開を創れなかった時の心境が深追いしない、力を使い過ぎないというモノだったのですね。

平良 ハイ。あの場面はそういう気持ちでした。それに切られても何回もアタックしようと思っていたので。

松根 毎回そうなのですが、切られることを想定して『切られても、もう一度入るぞ』ということを練習から意識させています。今、達郎がいった尻もちをつかせた場面は2度目のシングルからボディロック狙いで、ボディロックまでいけた時の流れですね。

最初の時はシングルからボディロックというなかで、キャンデラリオがダブルアンダーフックの態勢になったので、自分からすぐに離れた。あれは戸惑ったわけではなく、様子を見ることができた攻防でした。そこから何回もテイクダウンを仕掛ける。打撃に切り替えるのも手で。全て想定したなかで動きことができた試合でした。

──松根さんが言われたように、日本では動きをはめ込みフィニッシュという試合が多かったのですが、だからといってそうできるという考えではなくて、掛からなくても次の展開を狙うというマインドセットだったのですね。

松根 実際、三角狙いという場面以外で、試合で下になったのは初めてだと思います。相手のテイクダウンの圧力で尻もちをついたりだとか、切り返されてハーフを取るとか。でも、そこも全て練習でやってきていることなので。心配することなく、安心して見ることができていました。

キャンデラリオにとって最大の勝機は3Rのギロチンだったと思います。あの展開も練習で何度も経験していますし、ちょっとプレッシャーは強かったですけどエスケープのために下を選択した。それも想定内なので、僕は硬くてダメだということは全く思っていません。練習でやっていたこと……右ストレートを当て、バックキープもできた。スイープもできた。できたことがたくさんあったので問題はなかったです。

<この項、続く>

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【悲報】平良達郎と対戦予定のカンデラリオ、試合キャンセル常習犯だったことが判明

786: 実況厳禁@名無しの格闘家 2022/05/01(日) 05:25:36.46 ID:lN/DRwHR0
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平良vsカンデラリオ 相手の食中毒
 平良はフライ級マッチにてカルロス・カンデラリオ(30=米国)とプレリムの第1試合で戦う予定だったが、カンデラリオの体調不良により、直前で試合は流れてしまった。  

平良のセコンドにつく松根良太コーチのツイッター発言によれば、試合3時間前ホテル出発の直前に、相手が病院にいて試合を出来ない事を聞いたという。(全文は以下リンク先参照)

https://news.yahoo.co.jp/articles/4ece9ec80700b913c7a467da86cd50fe11d85c78


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【UFC ESPN35】キャンデラリオが体調不良で――平良達郎のUFCデビューは2週間後にスライド

30日(土・現地時間)──ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催中のUFC on ESPN35「Font vs Vera」で行われる予定だった平良達郎×カーロス・キャンデラリオの一戦は、キャンデラリオが体調不良になったため、試合出場が不可能に。

5月14日(土・同)に同地で開かれるUFC on ESPN36「Blachowicz vs Rakic」にスライドされた。

平良はオフィシャルツイッターで「日本で応援してくれているみなさんには2週間後に楽しみが延びたと思って、もう一度ワクワク楽しく試合を待ってて欲しいです。そう!もう一度、盛り上がっていただけると助かります。よろしくお願いします」とコメント。

師匠の松根良太は「試合3時間前ホテル出発の直前に相手が病院いて試合を出来ない事を聞きました。試合は現時点で2週間後に延期となります。達郎は2週間後やる、とポジティブです。皆様に応援してもらいたい時間が2週間増えました。前向きに、前向きに、皆様応援お付き合い宜しくお願いします!」とツイートしている。


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【Pancrase327】鶴屋怜がイリディアムと契約──「今は秋葉戦に100パーセント集中している」

【写真】その視線の先にあるのはUFCのみ──鶴屋怜(C)MMAPLANET

29日(火)にパラエストラ千葉ネットワーク総帥、Tsuruya Hiroshi Entertainment代表の鶴屋浩がSNSで次男=鶴屋怜がIRIDIUM SPORTS AGENGYと契約を果たしたことを公表した。

イリディアムといえば1月に鶴屋の孫弟子にあたるTheパラエストラ沖縄所属の修斗世界フライ級チャンピオン平良達郎が契約し、2月にはUFCとサインが成立している。


今回、イリディアムと怜を結びつけたのは、鶴屋の愛弟子でTheパラエストラ沖縄の松根良太代表だった。松根が怜の試合映像をイリディアムに送り、この縁となった。

その怜は4月29日(金・祝)にパンクラス立川大会で秋葉太樹と対戦が決まっている。父・浩によると「今後もパンクラスで戦い王座を目指す予定で、UFCはおろかコンテンダーシリーズも早いと考えていますが、得られる機会は生かしていきたいとも考えている」とのこと。

怜自身はパンクラス2戦目で王座を目指すとも公言している一方で、UFCはともかくコンテンダーシリーズとなる今秋に予定されている上海でのコンテンダーシリーズ(もしくは新機軸のRoad to UFCトーナメント)がUFC行きを考えた場合のオプションとなるのか。

いずれにせよ今回の契約の利点はプロアスリート用のP1ビザの取得が可能になり、米国での練習、試合出場に向けての壁が取り払われることだ。早速、秋葉戦後にもラスベガス修行が視野にあるという鶴屋怜。とはいってもイリディアムとの契約は、成功を掴むための一歩であって何かを成し遂げたわけでは一切ない。

その辺りは怜サイドも百も承知で「秋葉戦に100パーセント集中している」とのことだった。

今年の6月に20歳を迎える怜は、昨年2月のプロMMAデビュー以来3連勝中とはいえ究極の青田買いといえる。怜以外にもイリディアムは日本人選手との契約も進めているという話も伝わってくる昨今、MMAの型枠が急激に変化していることが実感される鶴屋怜のイリディアムとの契約締結だ。

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【The Shooto OKINAWA06 & TORAO27】This is Shooto。4月に沖縄、5月の福岡大会開催

【写真】沖縄大会と闘裸男が、修斗だ(C)TAKEAKI TOYOSATO & MMAPLANET

沖縄と九州からプロ修斗公式戦開催の方が伝わっている。まず平良達郎のUFCデビューも決まり、追い風の沖縄では4月17日(日)に沖縄市のミュージックタウン音市場で、Theパラエストラ沖縄主催のThe Shooto OKINAWA06が行われ、福岡では5月15日(日)にTorao Nation Stateが福岡市中央区のよしもと福岡大和証券/CONNECT劇場におけるTORAO27の開催を発表している。

沖縄は11月6日のThe Shooto OKINAWA07も明らかになっており、会場もミュージックタウン音市場と安定の本拠地大会となる。一方、闘裸男はよしもと福岡大和証券/CONNECT劇場と初進出を果たしToaro GIG04と二部制がとなる。


闘裸男は2020年11月1日、昨年6月13日と2年連続でアクロス福岡大会がコロナ感染により中止を経験してきた。それでも高松、広島とイベントを継続してきた闘裸男にとって、3度目の正直とばかりに──福岡市内でのケージ使用の修斗公式戦へ向け、コロナ感染状況と睨めっこ状態が続く。

現状、平良が飛びぬけた特別な存在ではあるが、旭那拳、野瀬翔平、野尻定由、宇田悠斗、安芸柊斗ら若い力が沖縄、九州、中国&四国が台頭してきたのはTheパラエストラ沖縄興行と、闘裸男があってこそ。対戦カードの発表を待ちたいところだ。

なお沖縄大会を開く松根良太氏は平良のUFC初陣を2週間後に控えたイベント開催で「重ならなくて良かった」と胸をなでおろしているが、特別にハードが1カ月になることは間違いない。

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第8代修斗世界フライ級王者・平良達郎がUFCと契約、4.30『UFC Fight Night 208』に出場

修斗世界フライ級王者・平良達郎が米国大手のスポーツエージェントと契約、北米に拠点を置きUFC世界王者を目指す(2022年01月21日)

 こちらの続報。


 平良達郎のマネージメント会社であるイリジウム・スポーツエージェンシーがインスタグラムでUFCと契約を結んだことを発表。


 日本時間の5日(土)午前8時前の投稿となるが、これに先立つこと午前5時45分に平良から師・松根良太に一報があったとのこと。

 その松根氏によるとこの日、平良はイリディアムのジェイソン・ハウス代表とベガスで面会が以前から決まっており、その場にハウス代表よりサプライズで契約の話を告げられた模様だ。

 4試合契約、4月30日(土・同)──ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN208が平良のUFCデビュー戦となる。MMAPLANETでは平良にコンタクトを試みたが、既に脳波や目の検査で、病院を訪問中で歓びのコメントを取ることはできていない。

 また、『UFC Fight Night 208』に出場することも決定したとのこと。対戦相手は未定。

Tatsuro Taira(Sherdog)

平良 達郎(修斗)

 平良達郎は現在22歳で沖縄県那覇市出身。MMA戦績10勝0敗。第8代修斗世界フライ級王者。最近は11月の『VTJ 2021』でアルフレド・ムアイアドに1Rリアネイキッドチョークで勝利しています。続きを読む・・・