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【Grachan57】パラ千葉のフライ級ファイター達─01─松井斗輝「辞めていく人を見て、自分は違うと…」

【写真】左から平良、内田、松井、杉山、鶴屋怜のパラ千葉&沖縄のフライ級ファイター達。松井は1999年9月8日生まれ、試合の4日後に23歳になる (C)MMAPLANET

9月4日(日)、千葉市美浜区の幕張ベイパークアリーナで開催されるGRACHAN57で、松井斗輝が二ノ宮徳昭と対戦する。

名門パラエストラ千葉ネットワークでもまれる松井は、昨年9月のプロデビューから現在3連勝中だ。ボクシング出身で当然のように光る打撃の持ち主だが、最近ではレスリング力も攻守ともに伸びている。

そんな松井を巡るパラエストラ千葉ネットはこれから試合を控えたフライ級ファイターが揃っている。松井を皮切りに11日にパンクラスに鶴屋怜とDEEPに杉山廣平が出場し、19日の修斗で内田タケルが戦う。そんなフライ級の精鋭が集まる同ジムに、8月30日より1週間の予定で、姉妹ジム=THEパラエストラ沖縄所属のUFCファイター=平良達郎が、10月のオクタゴン第2戦を前に出稽古にやってきた。

鶴屋浩門下のフライ級の精鋭に、それぞれの試合に向けて話を訊いた。第一弾はMMAPLANET初登場、松井のMMAファイターになるまで歩みを尋ねた。


──MMAを始めようと思ったのは?

「ボクシングをやっていたのですが、MMAにずっと興味を持っていました。大学を卒業したらMMAを始めようと思っていて、でも大学を辞めることになり、そのタイミングでMMAに転向しました」

──もともと生まれはどちらだったのですか。

「兵庫県の姫路市です」

──あっ、そうなのですか。自分は神戸なのですが……姫路はちょっと柄が悪いなという印象があります(笑)。姫路の皆さん、スミマセン。

「アハハハハ」

──では姫路時代にボクシングを始められたわけですね。

「ハイ、小学4年生からグローブ空手を始めて……」

──姫路でグローブ空手といえば日進会館ですか。

「そうですっ!! ショッピングモールのなかで水泳とか、色々と運動ができる施設があり、そのなかでキッズ空手を友達がやっていて、僕も始めました。」

──関西グローブ空手の雄の出身だったのですか。日進会館では小学生もグローブで顔面有りなのでしょうか。

「ハイ、そうです。でも4年生から6年生までしかやっていなくて、遊びみたいなものでした。当時、MMAやボクシングを視るということは一切なくて、ただ友達が空手をやっていたから興味を持っただけで。でも6年生ぐらいになると、辞めていく子が増えます。中学生になると部活動も始まるし、同い年の子は誰もいなくなってしまったんです。

僕もそのタイミングで、長谷川穂積さんを見てボクシングをやりたいと思うようになっていました」

──同じ兵庫県民ですし。長谷川選手は千里馬神戸ボクシングジムから、真正ボクシングジムに所属していましたね。

「ハイ、僕も長谷川穂積さんのジムに通うとしたのですが、ちょっと遠かったので(苦笑)」

──姫路と東灘では……。片道1時間半から2時間ぐらい掛かってしまいますね。

「ハイ。なので地元の木下ボクシングジムに入会しました」

──ボクシングジムだと中学生の練習生はいたのですか。

「その頃から、どんどん増えていった感じでした。やっぱり長谷川選手の影響だったと思います。それから大学2年生までボクシングをやっていました」

──ずっと姫路で、ですか。

「中学生の間は木下ボクシングジムで練習して、試合に出ても大した成績は残せなかったのですが、ジムの推薦で高校は岡山の関西(かんぜい)高校に進学できました。清水聡(ロンドン五輪銅メダリスト、OPBF東洋太平洋フェザー級&WBOアジアパシフィック・フェザー級王者)さんがいた高校です」

──おお。では高校でのボクシングの成績の方は?

「一番良かったのは、国体の56キロ級で3位になっています」

──素晴らしい。ところで高校の時から減量をしているのですか?

「ハイ。6キロほどですけど。でもボクシングの場合は当日計量なので、少ししんどかったです(苦笑)」

──結果、大学進学もボクシングで?

「ハイ、そうです。大学はボクシング部自体は強くないのですが、スポーツ推薦で西宮の関西(かんせい)学院大学に進学できました」

──えぇ、関学に進学できたのに途中で退学してしまったのですか! そんな……関学の卒業証書を持っていれば、関西では就職で困ることもなかったのではないですか。

「……(苦笑)。それは回りにも言われています。ボクシングばかりやっていて、全然講義に出ていなくて。単位が全く取れない状態でした」

──スポーツ推薦の学生も、単位を普通に取る必要があったのですか。

「ハイ。関学は他と学生と同じように普通に単位は取らないとダメでした」

──そうなるとスポーツ推薦の学生はしんどいかもしれないですね。ただ、退学するほどだったのですか……留年ではなくて。

「ハイ、2年生を2回ぐらい同じ学年をやり直さないといけない状態でした」

──なんとも……勿体ない。それでボクシングにも見切りをつけたと?

「そうですね。RIZINで朝倉兄弟を見て、もうMMAをやりたいという気持ちになっていました。大学生の時はボクシングとMMAの練習を並行で卒業までやろうと思っていたのですが、学校を辞めたのでこっちに出てきてMMAでやっていこうと決めました」

──関西(かんさい)ではなく、パラエストラ千葉ネットでMMAファイターを目指したのは?

「やるなら一番強いところでやりたいと思って、5つほどジムのリストを創ってこっちに来ました。最初にパラエストラ柏に見学に来て、即決めました。鶴屋さんから『打撃ができるから、寝技をやれば強くなる。ここでやれば間違いない』と言っていただいて。実は結構不安だったのですが、その言葉でやろうと思えました」

──そんな無責任な!!(笑)。

「アハハハハ」

──親御さんは何と言われていましたか。関学を辞めて、MMAをやるために千葉へ引っ越す息子に対して。

「全部決めた後に、話しました。少し反対はされましたけど、そこまでやっていたので。もう何も言ってこなかったです」

──そういう気概でやってきてなお、長続きしない人が殆どだと思います。

鶴屋浩 そうですね。あの頃は1カ月8人とかプロになりたいですって入門してきて。でも、残って1人か2人でした。ただ松井に関しては、覚悟が違うと分かりました。

──と言う言葉が師匠から聞かれましたが。

「嬉しいです。ただ僕も辞めていく人達を見て──自分は違うという気持ちでいました」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
9月4日(日)
午後1時30分~ GRACHAN放送局

■ Grachan57対戦カード

<Grachan無差別級T1回戦/5分2R>
桜井隆多(日本)
ラデック・ヘルボーイ(チェコ)

<Grachanフェザー級T1回戦/5分2R>
和田健太郎(日本)
小島勝志(日本)

<Grachan無差別級T1回戦/5分2R>
瓜田幸造(日本)
佐々木克義(日本)

<Grachanフェザー級T1回戦/5分2R>
高橋孝徳(日本)
村田俊(日本)

<Grachanフェザー級T1回戦/5分2R>
崎山勲(日本)
萩原一貴(日本)

<フライ級/5分2R>
児玉勇也(日本)
宮内拓海(日本)

<バンタム級/5分2R>
高須将大(日本)
佐々木歩夢(日本)

<フライ級/5分2R>
松井斗輝(日本)
二ノ宮徳昭(日本)

<バンタム級/5分2R>
髙橋謙斗(日本)
Apollo中山(日本)

<バンタム級/5分2R>
フミ・グローブTV(日本)
杉本静弥(日本)

<ウェルター級/5分2R>
ベン・ブッカン(英国)
館野コング(日本)

<ウェルター級/5分2R>
寺石恭平(日本)
今市凌太(日本)

<バンタム級/5分2R>
下田善司郎(日本)
松本大輔(日本)

<フライ級/5分2R>
土田伸一(日本)
小田魁斗(日本)

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Grachan56 HEAT50 MMA MMAPLANET o アンディコング イゴール・タナベ ラデック 佐々木克義 大搗汰晟 小島勝志 崎山勲 村田俊 鍵山雄介

【Grachan56】大阪~札幌~千葉。フェザー級&無差別級T初戦決定。50歳=櫻井隆多がラデックと対戦!!

【写真】正直、無謀だ。でも、自分で決めたことを全うしてほしい (C)MMAPLANET

8月7日(日)に大阪府豊中市の176BOXで開催されるGrachan56及び、8月28日(日)=札幌市のグローヴビスアクアスタイル」大会、9月4日(日)=千葉市CG幕張ベイパークアリーナで開催される無差別級とフェザー級の王座決定トーナメント1回戦の全容が明らかとなっている。

昨年8月に続き、大阪単独興行となるGrahan56では無差別級Tは荒東”怪獣キラー”英貴✖岡本純一郎、フェザー級Tは鍵山雄介✖大搗汰晟という2試合──そして優勝候補の大阪在住ファイターの登場となった。


3週間後の北海道大会は会場の都合もあり、ケージではなくリング使用イベントとなり、無差別級Tでズール✖ハシモト・ブランドン戦が組まれている。

さらに1週間後の千葉大会は無差別級Tが2試合とフェザー級Tでは3試合がマッチアップされた。

フェザー級の3試合は小島勝志✖和田健太郎、高橋隆徳✖村田俊、崎山勲✖萩原一貴、無差別級は瓜田幸造✖佐々木克義、そして櫻井隆多✖ラデックが決まった。

HEAT50でイゴール・タナベと対戦予定だったが、負傷欠場→代役出場のアンディコングが体重オーバーで結果として試合が中止となってから4カ月、驚きの無差別級トーナメント出場だ。50歳を迎えてなお、イゴールと戦うつもりだった櫻井は「何歳になっても落ち着くことはない」と戦闘意欲を示していたが、繰り返し無差別級T出場は驚きだ。

櫻井の正確な通常体重は分からないが、ラデックは完全なヘビー級で、体格差は絶対だ。ラデックのその場で打つの左の威力と、前蹴りを切り崩す術を櫻井は持っているのか。五十路のチャレンジに要注目だ。

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Gladiator018 MMA MMAPLANET o Progress RIZIN YouTube   パンクラス 中川皓貴 原口央 小島勝志 遠藤来生

【Gladiator018】ノンタイトル戦で原口央と対戦、中川皓貴「僕に負けたら、サッとベルトを返上してくれ」

【写真】再計量でクリアした中川が原口をフェイスオフ(C)SHOJIRO KAMEIKE

明日26日(日)、大阪府豊中市の176Boxで開催されるGladiator018のメインイベント=フェザー級ノンタイトル戦で中川皓貴がフェザー級王者の原口央と対戦する。

会場の空気を盛り上げる神戸reliableの若きエースは、悪夢の連敗からの脱却をRIZIN TRIGGERで果たした。そんな中川にとってチャンピオンとの対決は、ベルトが掛かっていてもなくても同じだけ思いもの。応援してくれるファンのことを一番に考えた試合をすることが、良い動きに通じる中川に試合前の心境を訊いた。


――原口央選手との対戦が迫ってきた中川選手ですが(※取材は6月23日に行われた)、今年1月にグラジエイターで冨田翔市選手に判定負け。昨年6月にパンクラスで遠藤来生選手にキャリア初黒星を喫して以来の再起戦を落としたという状況になっていました。

「遠藤選手との試合は……アレはホンマに練習したことが最初は出せていたけど、緊張していたからか体力の消耗が激しくて。勿体ない試合をしたというか、あそこは簡単に取ってパンクラスのランキングにポンポンと入って、グラジエイターでもベルトを獲ってサクっとフェザー級の上位にいくというプランが全て崩れてしまいました。遠藤選手に負けた時は、だいぶ凹みましたね。あれ以来パンクラスから声が掛からなかったですし、仕事が忙しいせいで……練習もあまりできない時期もあって。

言い訳になっちゃいますけど、冨田選手との試合はほとんど練習ができていなかったです。ちょっとモチベーションが下がっていた時でもあったし、自分がやらないといけないことをやられて……。余計に焦ったのもありました。どう対処したらよいのかって。気持ちが空回りして、だいぶ崩れてしまいましたね」

――しかし日本のMMA界のおかしなところで、2連敗を喫した1カ月後にRIZIN TRIGGERで小島勝志選手との試合が決まりました。結果的には日本一の大会で復活勝利を挙げることができました。

「グラジエイターでの試合が終わって、すぐにオファーがあったんです。でも最初は(reliable田中淳)代表は、僕を出させるつもりはなかったです。冨田戦とかしょうもない試合をして……気持ちが入っていなかったですし。『しょうもない試合をするぐらいなら、出ん方がエェ』って」

――らしい言葉です。

「本当に代表らしくて。あの一言でだいぶ目が覚めました。会場まで来てもらって、お金も払ってくれている人たちがいるのに、ちゃんと盛り上がる試合をしないといけないです。代表はソコを一番大切にしている人なので。僕も気持ちを切り替えることができました。『もうやるしかない』って。怖いとか言うてないで、もう行くしかないっていう気持ちでした。

でも内心はメチャクチャ怖かったです。前の日とか吐きそうなぐらいになっていて、ホテルに泊まっていても神戸に帰りたくて……」

――それまでも、試合前に恐怖を感じていたのでしょうか。

「いえ、これまではなかったです。また負けたら3連敗で、あの大きな舞台で負けたらもう終わりやと思っていましたし。この連敗まで負けたことがなかったから、そういう気持ちになることが理解できていなかったです」

――そこを乗り越えて完全にコントロールして判定勝ちでした。

「あそこで精神的に恐怖心を乗り越えることができたのは大きかったです。吹っ切れたら動きも過去一番っていうぐらい良かったですし。やらなアカンことが全部できました。まだ極めきれていないのが課題ですけど……」

――MMAに対してモチベーションが戻ってきましたか。

「やっぱりRIZINで勝つとチヤホヤされるんで(笑)。ここで頑張らなアカンと思いました」

――それから5カ月ほど試合間隔があいて、今回のGladiatorフェザー級チャンピオンの原口央選手とノンタイトル、2回戦での対戦となりました。

「いあぁ、ちょっと意味不明かなって。向こうはグラジエイター初参戦でタイトルマッチをして。自分は何試合してきたんやって話なんですけど。そこはメッチャ思いました。ただ この試合がタイトルマッチでないのは、前の試合で負けているからということだったので、それはそうです。言い返せないです。

勝っているのにノンタイトルとかだったら、『やりません』って言えますけどね」

――以前も言っていたように、今もグラジのベルトは欲しいのでしょうか。

「そうですね、とりあえず1回は巻いておこうと思っています」

――では原口選手の印象は?

「レスリング主体でテイクダウンと寝技が凄くキチンとしている選手やと思いました」

――「塩試合は塩漬けされる方が悪い」という発言をインタビューでしていました。私は実はその言葉は好きなのですが、現実問題としてreliable勢とは真逆の考えになるかと。

「 それはダサいですよ。チャンピオンらしいことを言えよって。煽りVでもチャンピオンやけど挑戦者のつもりとか言っていましたけど、いやいやいや……。お前、チャンピオンの自覚を持ってチャンピオンらしくしろと言いたいです」

――ではノンタイトルから、タイトル戦という風に考えていますか。

「う~ん別に……何回も試合する必要もないんで。僕に負けたら、サッとベルトを返上してくれれば、と。ノンタイトルだろうが、負けたらベルトを失うぐらいの覚悟で来てくれないと、こっちも戦う意味がないんで。今回は自分らしい動き、RIZINの時以上の動きをして応援してくれる人を盛り上げたいです。それが一番です」

――reliableの選手の試合が終わると、観客席の何割かが記念写真で会場から出て行ってしまうので、今回は最終試合で良かったです。

「アハハハ。今回もたくさん応援にきてくれて、チケットが手に入らない人もいたぐらいで。またRIZIN TRIGGERを狙いつつ――パンクラス、東京には一回はやり返しにいきます。その時がくれば」

――では最後に改めて意気込みの方をよろしくお願いします。

「RIZINの時より成長していると思うので、強くなったところを見てほしいです」


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Column MMA MMAPLANET o RIZIN RIZIN TRIGGER02   アキラ キック クレベル・コイケ 中川皓貴 佐々木憂流迦 倉本一真 内山拓真 加藤ケンジ 原虎徹 吉野光 小島勝志 山本空良 渡慶次幸平 遠藤大翼 鈴木琢仁

【RIZIN TRIGGER02】試合結果 クレベル劇勝、倉本圧勝。中川皓貴と上野光は快勝!!

【写真】会見で挑発しあったアキラと鈴木は、前者が凱歌が挙がっている(C)MMAPLANET

23日(水・祝)、静岡県袋井市のエコパアリーナでRIZIN TRIGGER02が行われ、メインでは初回をピンチを乗り越えたクレベル・コイケが佐々木憂流迦をRNCで仕留めた。

セミでは倉持一真が加藤ケンジに圧勝、GP後のバンタム級戦線参入に虎視眈々の新顔では、吉野光と内山拓真が勝利を収め、グラチャン×グラジエイターと煽られた小島勝志と中川皓貴のフェザー級戦はグラジ=中川がグライディングファイトで快勝している。

RIZIN TRIGGER02
<フェザー級/5分3R>
○クレベル・コイケ(ブラジル)2R3分21秒
RNC
詳細はコチラ
×佐々木憂流迦(日本)
<バンタム級/5分3R>
○倉本一真(日本)1R4分15秒
TKO
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×加藤ケンジ(日本)
<ライト級/5分3R>
○アキラ(日本)3R
判定
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×鈴木琢仁(日本)
<フェザー級/5分3R>
○山本空良(日本)1R0分35秒
KO
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×新居すぐる(日本)
<73キロ契約/5分3R>
○渡慶次幸平(日本)2R2分31秒
TKO
×ハリー・スタローン(ブラジル)
<キック100キロ契約/3分3R>
○マウンテンRYUGO(日本)1R2分38秒
KO
×笹田勝俊(日本)
<62キロ契約/5分3R■>
○吉野光(日本)3R
判定
詳細はコチラ
×遠藤大翼(日本)
<フェザー級/5分3R>
○中川皓貴(日本)3R
判定
詳細はコチラ
×小島勝志(日本)
<バンタム級/5分3R>
○内山拓真(日本)3R
判定
詳細はコチラ
×原虎徹(日本)
<キック65キロ/3分3R>
○竹内皇貴(日本)3R
判定
×北川裕紀(日本)
<キック58キロ/3分3R>
○松井大樹(日本)3R
判定
×MASANARI(日本)
<キック59キロ/3分3R>
○大樹(日本)3R
判定
×仲川広汰(日本)
<キック66キロ>
○桃翔(日本)2R0分13秒
TKO
×伊藤勇大(日本)


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MMA MMAPLANET o RIZIN 中川皓貴 小島勝志

【RIZIN TRIGGER03】左ミドルを効かせた中川皓貴が、TDコントロール&パウンドで小島勝志を破る

<フェザー級/5分3R>
中川皓貴(日本)
Def.3-0
小島勝志(日本)

ローにワンツーを合わせにいった中川、小島はカーフを蹴る。右を見せ、次の前進で組みついた中川がケージに押し込む。体を入れ替えた小島は内股を防ぎ、離れる。打撃の間合いでジャブ、右カーフを蹴った中川の踏み込みに、小島もカーフを蹴り込む。中川は左ミドルを効かせ、前に出る。離れてもう1度左ミドルを入れた中川が右オーバーハンドを当てる。さらに左ミドルを続ける中川が、ジャブもヒットさせる。

ローの蹴り合いから、右を当てた中川が左ミドルで小島のガードを下げさせ、右オーバーハンドから返しの左フックを打ち込む。後方にバランスを崩した小島に首相撲&ヒザ蹴り、さらに大外刈りで倒した中川は立ち上がってきてもヒザをボディや腿に続ける。さらに頭部にもヒザを2発突き上げた中川が、初回を完全にリードした。

2R、流れを変えようと左ミドルを蹴った小島だが、中川が右を当てて組みテイクダウンへ。尻もち状態で鉄槌を放つ小島は、両足を束ねられ尻もちをつかされる。バック狙い、下になってもハーフでひっくり返した中川がトップでパウンドを打っていく。

背中だけは向けない小島に対し、中川は頭を抱え、ボディを殴る。両足を束ねて右フックをテンプルに入れた中川が、小島の右手を背中越しに取り左手で殴りつつ、パシオロックのように腕を極めに掛かる。そのままローマウントに入った中川は、腕をリリースしてマウントを完成──腰を押してきた小島のバックに回る。立ち上がりながら前方に落としに掛かる小島だが、中川は絞めへ。背中を取り直し、リセットした中川が背中をマットにつけてバックマウント、絞めは防がれたエルボーを入れてさらにリードを広げた。

最終回、中川が左ミドルを入れ、蹴りに右を合わせてトップを取る。左右のパンチを打った中川は、小島にラバーガードを取らせずパンチを続ける。フックガード、ケージに押し込まれた小島はクローズドに移行し、立ち上がることはできない。右足を越した中川が半身の小島のボディを殴り、顔面にヒザを打っていく。スクランブルでヒザ狙いの小島に対し、中川はダブルレッグからバックへ。

小島のキムラ狙いも、倒してマウントを取ることで回避した中川がパンチを打ちつける。残り1分、肩固めを狙いつつ殴る中川は、上体を起こしたパンチに切り替える。「固めるな」という師匠、じゅんのアドバイスにパンチを振り下ろした中川は試合終了と同時に叫び声を挙げた。


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【RIZIN TRIGGER02】計量終了 上位4カードのマイク。小島×中川のグラチャン×グラジ対決に注目

【写真】ここからどういう展開が見られるようになるのか(C)RIZIN

22日(火)明日23日(水・祝)に静岡県袋井市のエコパアリーナで開催されるRIZIN TRIGGER02の計量が行われた。

上位4カードに出場する選手はフェイスオフ後に意気込みを以下のように話している。

山本空良
「前回は全然良い試合ができなかったんで、今回はアグレッシブに攻めて1R一本、KOを狙っていくので宜しくお願いします」
新居すぐる
「同じ同郷の道産子対決なので楽しみです。道産子同士頑張りましょう。僕の必殺ハイキックをお見舞いさせてもらいます。押忍」

鈴木琢仁
「アキラ選手、明日試合が終わったらボコボコになって病院に運ばれると思いますけど、お見舞いでバナナいっぱい持っていくんで。安心してボコボコにされてください」
アキラ
「失神させます」

倉本一真
「明日は皆さんの度肝を抜いたKOをします」
加藤ケンジ
「前回のTRIGGERに続きオファーを頂きありがとうございます。明日の試合も前回と同様に自分の得意なところを出してKO勝ち、まぁ寝技的にも練習してきたのでソレを見てもらえればと思います」

佐々木憂流迦
「明日は2月23日、RIZIN開幕一発目ということでホントこの大会に出る全選手が凄い途轍もない気持ちを持って挑むと思うんで、凄い大会になると思います。会場に来られない方もPPVを買って応援してくれると嬉しいです。そしてメインイベント、僕がしっかり勝ってぶち上げようと思うので、ぜひ明日はお楽しみにしていてください」
クレベル・コイケ
「明日、皆できれば応援して。お願いします。私ここの静岡で試合に出るので、私の静岡もりあげたいです。皆、できればPPV勝ってお願いします。私の憂流迦で、明日絶対に良い試合です。ポペガー(※極める)」

マイクがなかったMMAで注目したいのが小島勝志と中川皓貴の一戦と内山拓真×原虎徹、この2試合だ。


小島と中川、前者はグラチャンを主戦場にキャリアを積み上げているファイターで現在3連勝中だ。対して後者はグラジエイターで期待されてきたが、パンクラスの遠藤来生戦とグラジでの冨田翔市戦と競り負けてきた。連敗でTRIGGERという舞台に挑む中川も、4連勝としたい小島も団体は背負っていないだろう。

ただし、ファンの目はグラチャンかグラジかという視点で見て然り。試合に勝敗はつきもの、TRIGGERというケージの中が各プロモーションの接点となり、ホームにお土産を持って帰るのかどちらになるのか。何より、今後彼らのようなファイターがホームとTRIGGERの行き来でなく、横の繋がりに発展してほしいという願望も踏まえ、試合後の両者の歩みまでもが興味深い一戦だ。

内山と原のファイトは、DEEP浜松大会で育った内山が首都圏のDEEPで戦う原との対戦機会を、これからのDEEPバンタム級戦線で存在感を増すために、いかに有効活用するか。

ボクシングの上手さに定評がある原だが、実際には幼少期より極真空手、柔術、修斗、レスリングと数多くの格闘技経験がある若き武芸百般だ。そのキッズの頃から知り合いの那須川天心、平本蓮らが主演としてスポットを浴びる場に駆け上がるために、ここで躓くことはあってはならない。奇しくもプロ3戦目で初黒星をつけられた吉野光も、同じ大会に出場する。

原として内山の夢を打ち砕き、DEEPに戻って来る必要がある試合といえよう。

■視聴方法(予定)
2月23日(水・祝)
午後2時~Exciting RIZIN
午後2時~RIZIN LIVE
午後2時~RIZIN VR
午後2時~LINE LIVE-VIEWING
午後2時~Fnstream/StreamPass
午後2時~スカパー!

■ RIZIN TRIGGER02計量結果
※赤字の選手名をクリックするとインタビューに飛びます

<フェザー級/5分3R>
クレベル・コイケ:65.75キロ
佐々木憂流迦:65.85キロ

<バンタム級/5分3R>
加藤ケンジ:60.8キロ
倉本一真:60.95キロ

<ライト級/5分3R>
アキラ:70.7キロ
鈴木琢仁:70.75キロ

<フェザー級/5分3R>
新居すぐる:65.8キロ
山本空良:65.9キロ

<73キロ契約/5分3R>
渡慶次幸平:72.85キロ
ハリー・スタローン:72.6キロ

<キック100キロ契約/3分3R>
笹田勝俊:92.65キロ
マウンテンRYUGO:95.7キロ

<バンタム級/5分3R>
遠藤大翼:61.5キロ
吉野光:61.8キロ

<フェザー級/5分3R>
小島勝志:65.65キロ
中川皓貴:65.95キロ

<バンタム級/5分3R>
内山拓真:61.0キロ
原虎徹:60.6キロ

<キック65キロ/3分3R>
北川裕紀:64.8キロ
竹内皇貴:60.6キロ

<キック58キロ/3分3R>
MASANARI:57.85キロ
松井大樹:58.0キロ

<キック59キロ/3分3R>
大樹:58.9キロ
仲川広汰:58.8キロ

<キック66キロ/3分3R>
伊藤勇大:59.65キロ
桃翔:60.0キロ

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【RIZIN TRIGGER02】RIZINケージ第2弾、追加カード発表ーーアキラと鈴木琢仁によるライト級戦

【写真】YouTubeでバナナを食べ続けているアキラに対して鈴木もバナナで応戦--(C) MMAPLANET
2日(水)、RIZINが記者会見を開き、RIZIN TRIGERR02の追加対戦カードを発表した。

2月23日(水・祝)、静岡県袋市エコパアリーナで開催されるRIZIN TRIGERR02の追加対戦カード(MMA)は、<71キロ契約>アキラvs.鈴木琢仁、<73キロ契約>渡慶次幸平vs.ハリー・スタローン、<61キロ契約>内山拓真vs.原虎徹、<66キロ契約>小島勝志vs.中川皓貴、<62キロ契約>遠藤大翼×吉野光の5試合だ。



記者会見にはアキラ、鈴木琢仁、渡慶次幸平、そして吉野光が出席。各選手、次のように語っている。

アキラ
「お久しぶりです。武蔵むらやまクリニックのアキラです。今回このようなカードを組んでくださった関係者の皆さま、本当にありがとうございます。僕に失神KO勝ちをさせるために鈴木選手という弱い相手との試合を組んでくださって、ありがとうございます。鈴木選手も今回、失神するために出てきてくださり、本当にありがとうございます。ちゃんとタップしてくれれば離すので、安心してください」

鈴木琢仁
「RIZINファンの皆さん、初めまして。今をときめくボンサイ柔術所属、ボンサイ柔術茶帯、そしてボンサイ柔術日本人最強(関根“シュレック”秀樹さん除く)鈴木琢仁です。今回、RIZINに初参戦させていただくことになりました。RIZINではボンサイ柔術で培った寝技、柔術をお見せしたいと思います。
前回は去年の10月に、北岡悟選手というレジェンドに勝つことができました。キャリアの中でも大一番で勝つことができて、すごく自信にはなりました。ただ、今回のアキラ選手は、僕のキャリアの中でも一番の強敵といっても過言ではないので、さらに自信を持って臨みたいと思います」

渡慶次幸平
「本当に人生ってうまくいかないなと、この間の沖縄大会で思い知ったばかりです。夢と希望を持って東京に出てきて、すぐホームレスになって、結婚して子供が出来て――。やっとラウェイでRIZINに呼んでもらえるようなファイターになって故郷で試合をしたんですが、早々にやられてしまい、すごく悔しい日々を過ごしています。その試合に負けた当日、大原君(対戦相手の大原樹里)に『稽古をつけてくれ』とお願いしました。そこからずっと、パンクラスイズムさんとKIBAでトレーニングさせてもらっています。その日から今、確実に強くなっているので、すごく自信があります。それはケージの中で証明するだけなので、この闘志が消えるまで、しっかり戦い続けたいと思います。応援よろしくお願いします」

ハリー・スタローン
「今までの試合は家族のもとに無事に帰ることや、職場に無傷で出勤することなど、自分にリミッターをつけている状態で戦っていました。しかし次に試合をする時はそのリミッターを外して、自分は死んでもいいぐらいの気持ちで戦うことを決めていました。そこにRIZIN出場のお話をいただいたので、この試合では先のことを考えずに死ぬ気でやります。自分とやる相手が可哀想に思います」

遠藤大翼
「格闘技に出会ってから自分の人生が変わりました。性格や考え方、人との付き合い方、謙虚さ、他にもいろいろとあります。このような素敵なスポーツを少しでも多くの方に知っていただきたい、楽しさや恰好良さを伝えていきたい、と思っています。今回参戦するにあたって、当ジムの子供たちや会員の皆さんに、ただの指導者ではなくて選手としての顔も見てもらいたいと思いました。いぶし銀の渋さを伝えられたらと思っています」

吉野光
「僕はあまり知名度がなくて、きっとRIZINファンの皆さんはRIZINバンタム級トーナメントに出ている選手がトップで、日本で一番すごい選手だと思っているかもしれないんですけど、日本にはまだ強い選手がたくさんいます。僕はその中でも強い選手だと思っているので、試合当日は僕の強さを見せたいと思います。よろしくお願いします」

小島勝志
「RIZINファンの皆様、初めまして。GRACHANから来ました、スタイルプラスジムの小島勝志です。まずこの試合を組んでいただき、RIZIN、格闘技関係者の皆様ありがとうございます。僕は山梨県で日々活動しており、格闘技が盛んではない山梨県に総合格闘技を文化として残したいという思いで選手をやりながらジム経営をしています! 地方でもRIZINみたいな大きな舞台に出場できること、地方でもこんな強い奴がいるんだということを、たくさんの人に見てもらえたら嬉しいです。僕はストライカーなので当日は僕の打撃に注目して見てください。バチバチの打撃でKOして勝ちますので、応援よろしくお願いします」

中川皓貴
「今回は初めてのRIZINという大きな舞台で試合をさせていただくチャンスをもらえて、緊張など色々とありますが自分らしく試合ができたらなっと思います! 会場を盛り上げられるように頑張ります!」

内山拓真
「ボンサイ柔術の内山拓真です。今回、自分は運と所属ジムのネームバリューだけで参戦できたと思っています。ボンサイといえばサトシ、クレベルばかりが注目されていて、僕たち若者組は鬱憤が溜まっているので、ここで一本、KOで勝って実力を証明したいと思います。自分はボンサイ仕込みの寝技はもちろんですが、これまで都内のジムやハワイのUnited MMAでも練習を積んできました。他のボンサイファイターとは違ったスタイル、面白い戦いを見せられると思います。ぜひ期待しておいてください」

原虎徹
「RIZINファンの皆様、初めまして。CAVE所属、石渡伸太郎YouTubeチャンネルメンバーの原虎徹です。子供の頃から真剣に格闘技に取り組んできました。その技術の高さ、ポテンシャルの高さを見せつけたいです。去年のバンタム級GP、石渡さんの言葉を借りて言うならば、“偽物がチョロチョロ”していたので、この試合に勝ち、そういう選手を倒しに行きます。次の試合を期待してもらえるようなパフォーマンスをお見せします」

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Grachan51 MMA キック 小島勝志 崎山勲

【GRACHAN51】昼の部のメインは小島が崎山勲にカーフを効かして、ヒザからパウンドアウト!!

【写真】小島はカーフで完全に試合を支配した(C) NOB YASUMURA

昨日19日(日)に千葉市美浜区の幕張ベイパーク・アリーナでGRACHAN51&52が開催された。

そのレポート第一弾として昼の部=Grachan51のメインで組まれたフェザー級、Road to Titleの一歩=小島勝志✖崎山勲の一戦の模様をお届けした。

Text by Nob Yasumura


<フェザー級/5分2R>
小島勝志(日本)
Def.1R4分37秒by TKO
崎山勲(日本)

1R、小島が右のカーフキックを的確にヒットさせ、嫌がる崎山はテイクダウンを仕掛けるが、小島はそうさせない。崎山は右フックを強振。なおも小島は距離を取って右のカーフを当てると、崎山は足を引きづる素振りも。

崎山は小島を金網に押し込んでテイクダウンを仕掛けて金網に押し込むが、離れた小島が右ストレート、そいて右カーフ。

右のカーフで完全に動きの止まった崎山を金網に追い込んだ小島は、右アッパー、ヒザ蹴り。うずくまった崎山に対し、小島がパウンド連打で追撃すると、レフェリーがストップした。

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Grachan51 Grachan52 MMA RIZIN VTJ ルクク・ダリ 伊藤空也 修斗 原口伸 大搗汰晟 小島勝志 岩﨑ヒロユキ 崎山勲 手塚基伸 植田豊 藤村健悟 長野将大 高須将大

【GRACHAN51&52】岩﨑ヒロユキ代表に訊く─02─「選手派遣は第三者機関のみ。団体間は辞めます」

【写真】51大会のメインで小島と対戦する──人見知り──崎山勲に注目!!(C)MMAPLANET

19日(日)に千葉市美浜区の幕張ベイパークアリーナでGRACHAN51&52が開催される。2021年のグラチャン最終興行=2部制大会を前にGRACHAN放送局が立ち上げた岩﨑ヒロユキ代表インタビュアー後編。

51&52大会、伊藤空也✖手塚基伸のバンタム級選手権試合を始め、注目カードと2022年の動向を代表自らが話してくれた。

<岩﨑ヒロユキ・インタビューPart.01はコチラから>


──伊藤選手に手塚選手が挑戦するというのも、グラチャンの歴史が繋がる形で良いタイトルマッチですね。

「修斗の坂本さんもグラチャンとなら、タイミングが合った時に修斗もオファーを出したいと言ってくれています。だから、色々な意味で一度修正をするということもあって8月の大阪大会からグラチャンで試合をすることになりました。

手塚を送り出すための試合でもありますし、伊藤空也ともどもRIZINに出たいなら勝負です。大阪大会ならワンチャンあるかもしれないし、それでも肩書がないと厳しいというのもあります。手塚も自分のジムを創って、格闘技に対する取り組み方も変わりましたしね。楽しみです」

──ファン目線の岩﨑さんに尋ねます。どちらが有利と見ていますか。

「持っているのは伊藤空也だと思っています。勢い、運、流れが。ただし、細かい技術や経験値で手塚は伊藤空也を遥かに上回っています。手塚の組みを伊藤空也が如何に突き放すか。逆に手塚はそこに持ち込めないとキツイです。無暗に色気を出して打撃に行くと、伊藤空也にやられる可能性も十分にあります」

──なるほど。では、2大会からタイトル戦以外に注目のカードを挙げて頂けますか。

「51のメインで小島勝志と戦う崎山勲という子がいます。2019年に芦田崇宏、鍵山雄介に連敗した後ケガをして、復帰戦になります。センスは凄くあります。夜中の零時や1時にジムで1人で練習しているようで」

──なぜ、そんな時間に?

「人見知りなんじゃないですか」

──アハハハ。

「いや、本当なんです。崎ちゃんとは、ずっと連絡を取ってようやく心を少し開いてくれた感じで。小島君もグラップラー相手に勝利したり、課題を克服してきたので良い試合になるのかと」

──藤村健悟✖林 RICE 陽太戦はライト級タイトルに絡んでくるファイトかと。

「ライト級はチャンピオンの山本琢也がどうするのか。フェザー級なのかライト級なのかも関係してきますが、藤村君に関しては焦らず、育てる。1年、2年後を見ています。本当の強さを身につけるために、じっくりと……と考えつつ、来年の1発目にはルクク・ダリとか強い選手を当てようかと勝手に思っています。小谷(直之)君も面白いかなって。そこもオファーのタイミングだと思います。ただ宮田(和幸)君は、藤村君に原口伸を当ててもらって良いと言ってくれています」

──おお、どれも楽しみですね。

「やはりタイトル戦線がクリアだと、分かりやすいですね。ライト級とフェザー級、山本琢也がどちらかを返上することになるかと思います。いずれにせよ、フェザー級は小島と崎山の勝った方がタイトルに近づくことは確かです。

ライトはさっきも言ったように若手の藤村、原口、植田豊君は小谷君に負けてしまったので……それとダリが正式にライト級に落としてきますし、混戦模様ですね。実力派の小谷君もいますしね」

──9月大会では原口選手以外にも野村瞬太選手もデビューし、揃って2戦目でVTJを経験しました。

「2人ともデビュー2戦目で大したものです。その一方で原口、野村に関しては宮田君とも、トータルファイターになるために時間は用意しようと話しています」

──再びVTJに出場することも?

「VJTさんは第三者機関な感じがしますし、RIZINさんも団体色が消えます。なので、この2つの大会には選手を出していきたいとは考えていますが、団体間での派遣は辞めようと思っています。それはグラチャンを強化していきたいからです。

RIZINでチャンスを頂いても、結果を残せなかった。これはグラチャンに勢いをつけられなかった俺の責任だと思っています。俺に許さがあった。グラチャンで切磋琢磨させて、力をつけて出せば結果を残せる。なら、俺のやれることもあるなって思ったんですよ」

──では2022年のグラチャンの方向性は?

「イベント開催に関しては2月13日が決まっています。5月か6月、8月は大阪、9月、12月ですかね。そこに北海道大会が1月か2月に入りそうです。今までGLADIATORさんとも色々とやってきましたが、自力でやっていく環境をどうするかが今後のグラチャンの選手のレベルアップにつながると思っています。そこは惜しみなくやっていきたいと思います。

19日の2大会、新しい顔が凄く増えました。2021年最終興行ですが、今回から新生グラチャンの色合いがついてくる大切な大会です。この選手たちが、どう勝っていくか。選手たちの人生ストーリーも映像で伝えていき、より一層グラチャンを楽しんでもらいたいです」

■Grachan52視聴方法(予定)
12月19日(日)
午後4時30分~GRACHAN放送局

■Grachan51視聴方法(予定)
12月19日(日)
午後1時00分~GRACHAN放送局

■ GRACHAN 52対戦カード

<Grachanバンタム級選手権試合/5分3R>
[王者] 伊藤空也(日本)
[挑戦者] 手塚基伸(日本)

<無差別級/5分3R>
荒東”怪獣キラー”英貴(日本)
ラデック(チェコ)

<フェザー級/5分2R>
拓MAX(日本)
和田健太郎(日本)

<バンタム級/5分2R>
善司郎(日本)
松本尚大(日本)

<バンタム級/5分2R>
フミ・グローブTV(日本)
平田純一(日本)

<フェザー級/5分2R>
高須将大(日本)
大搗汰晟(日本)

<フライ級/5分2R>
児玉勇也(日本)
御代川敏志(日本)

<フライ級/5分2R>
吉田哲之(日本)
小林大介(日本)

■GRACHAN 51 対戦カード

<フェザー級/5分2R>
小島勝志(日本)
崎山勲(日本)

<ライト級/5分3R>
藤村健悟(日本)
林 RICE 陽太(日本)

<無差別級/5分2R>
ヨコヤ・マクレガー(日本)
田馬場貴裕(日本)

<ライト級/5分2R>
宮内拓海(日本)
水谷健人(日本)

<60キロ契約/5分2R>
長野将大(日本)
佐々木歩夢(日本)

<ライトヘビー級/5分2R>
舘野コング(日本)
石川廉(日本)

<バンタム級/5分2R>
松井斗輝(日本)
池田貴一(日本)

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Grachan45 J-CAGE Report ブログ 小島勝志 拓MAX

【Grachan45】ちょっとしたWardog旋風?? フェザー級チャンプ拓MAXもRNCで小島からタップを奪う

【写真】この次の試合の鈴木とともに、Wardog王者がグラチャンで2連勝に(C)MMAPLANET

20日(日)、東京都大田区の産業プラザPIOでGrachan45が開催された。ここではWardogフェザー級チャンピオン拓MAX✖小島勝志戦を振り返りたい。

<フェザー級/5分2R>
拓MAX(日本)
Def.1R3分55秒by RNC
小島勝志(日本)

距離を詰めて左から右を狙う拓MAXに対し、小島が右ハイを放つ。怯まず前に出た拓MAXは、左ジャブから右アッパー。一旦距離を置くと、小島の右ローをキャッチし右を当ててトップを奪う。

クローズドガードで固める小島、ブレイクが掛かり試合はスタンドへ。直後のパンチの交換で姿勢を乱した拓MAXが下になるが、すぐに立ち技の展開に戻り、拓MAXがクリンチからテイクダウンに成功する。

拓MAXはスクランブルに持ち込もうとした小島の左足を挟み、左でパンチを入れる。背中を見せた小島に対し両足をフックしてパンチを入れ、RNCへ。小島の背中が伸びると、再びパンチを落とし絞めをセットアップしなおした拓MAXが一本勝ちした。