カテゴリー: UFC313

＜UFC世界ライトヘビー級選手権試合／5分5R＞
[挑戦者] マゴメド・アンカラエフ（ロシア）
Def.3-0:49-26.48-47.48-47.
[王者] アレックス・ポアタン・ペレイラ（ブラジル）

サウスポーのアンカラエフに対し、ペレイラがじりじりと前に出て左アウトカーフを蹴る。ペレイラは右ミドルのフェイントを入れつつ、サークリングしながらアウトカーフを当てる。さらにペレイラはジャブをボディに振ってアウトカーフ、アンカラエフはそこに左ストレートを伸ばし、右アウトカーフを蹴る。

ペレイラは変わらず左アウトカーフと右ミドル、アンカラエフが前に出てくると自分に左にサークリングしてアウトカーフを蹴る。アンカラエフはパンチをまとめてペレイラの頭が下がったところに左ミドルを蹴る。距離が離れると互いにアウトカーフを蹴り合い、ペレイラが前に出て右ミドル、スピニングバックキックから右ミドルを蹴る。

今度はアンカラエフが前に出て左ストレートを伸ばし、ペレイラは関節蹴りと右ミドルから右ストレートを打つ。アンカラエフがプレッシャーをかけると、ペレイラは右の三日月蹴りと右ストレート。アンカラエフは右フックから組みついてペレイラをケージまで押し込む。アンカラエスが右腕を差してペレイラをケージに押し込んでラウンド終了となった。

2R、ここもアンカラエフが左ストレート、ジャブを突いて前に出ていく。ペレイラはサークリングして左のアウトカーフを蹴り、左手を伸ばしながら右のパンチのフェイントを見せる。アンカラエフは右の前蹴りでペレイラを突き放すと、ペレイラが右ミドルを蹴る。アンカラエフは左ミドルと右アウトカーフ、ペレイラはジャブから前に出ていくと、アンカラエフも前に出て右フックと左ストレートを返す。

ペレイラはアンカラエフが前に出てくるとサークリングして徹底して左アウトカーフを蹴り、右ボディストレートと左フック、右ハイ、三日月蹴りを繰り出す。アンカラエフが左ストレートと左フック、再び左ストレート。ペレイラもアッパー気味の右フックから返しの左フック。アンカラエフが左ストレートで詰めてくると下がりながら左フックを返してパンチをまとめる。

アンカラエフが左ストレートとフック。ペレイラはそれをブロックしてバックステップし、距離を取ると左のアウトカーフを蹴る。アンカラエフが左フックから右アッパー、左ストレートと左フック。右のフェイントから左フックを当ててペレイラをぐらつかせると、そのままケージに押し込む。

3R、アンカラエフが左の前蹴りとインロー、右の関節蹴りで距離を取る。ペレイラが前に出てくると、アンカラエフも下がらず前進。右フックを見せながら左ストレートにつなげる。ペレイラは右ミドルとインロー、アンカラエフは前蹴りのフェイントから右フックにつなげて前に出る。

ここでアンカラエフがシングルレッグから組みつくと、それを切ったペレイラが離れ際に際にヒジを入れる。距離が離れるとアンカラエフは右ジャブ・フックを細かく見せて前進。ペレイラは左のアウトカーフを蹴って、アンカラエフは左ストレートから首相撲に持ち込んでヒザ蹴り。ペレイラが離れると、すぐにアンカラエフが組んでテイクダウンを狙い、ペレイラは離れ際にパンチを返す。

ペレイラが左フック、アンカラエフの左ストレートをかわして右ストレートを返して左フックまで返す。ペレイラは自分の右に回ってインロー。アンカラエフが右フックを当てる。ペレイラは変わらず右にサークリングしてインローを蹴り、アンカラエフも左ミドルを蹴り返した。

4R、すぐに前に出るアンカラエフがダブルレッグで組みつき、右腕を差してペレイラをケージに押し込む。ペレイラは左腕を小手に巻きつつ、アンカラエフのレベルチェンジのシングルレッグにも対応する。

体を起こしてケージに押し込むアンカラエフ。ペレイラは左手でアンカラエフの首をいなして離れようとするが、アンカラエフがすぐに距離を詰めて先ほどと同じ右腕を差す形でペレイラをケージに押し込む。ブレイク後、ペレイラが右のヒザ蹴り。アンカラエフが右フックから左。ペレイラはインローと右ミドルを蹴る。

前に出るアンカラエフが右フック。この右フックからシングルレッグに入って右腕を差してペレイラをケージに押し込む。アンカラエフはしつこく組み続け、スペースを作ってボディにヒザ蹴り。ペレイラもヒザ蹴りを返すが、アンカラエフもクリンチワークが強い。終了間際、ペレイラがアンカラエフを首相撲の崩しでアンカラエフを転倒させる。

5R、アンカラエフが小刻みにステップして左の前蹴り。ペレイラも右ローを返すが、そこから次の攻撃が出ない。アンカラエフが左ストレートから右フックを返す。ペレイラはジャブを伸ばして前進し。アンカラエフは下がって左ミドルと左ストレートを当てる。

ペレイラは前に出て左フック、インロー、アウトカーフ。アンカラエフも前に出て右フックから左ボディストレート、大きく踏み込んでの右フックを狙う。ペレイラは右ハイとインローを当てて前に出るが、アンカラエフが左ストレートを単発で当てて、右手を伸ばしながらジャブと右アッパーを突き上げる。

ペレイラはサークリングして左フックと右ハイ。組んだアンカラエフがスタンドでバックにつくと、ペレイラは腕のクラッチを下げて正対するが、アンカラエフがペレイラをケージに押し込む。最後はアンカラエフがスタンドバックを取った状態で試合終了。判定はジャッジ3名ともアンカラエフを支持し、ペレイラが4度目の防衛に失敗、アンカラエフが新王座に就いた。

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＜ライト級／5分3R＞
ジャスティン・ゲイジー（米国）
Def.3-0:29-28/29-28.29-28.
ラファエル・フィジエフ（アゼルバイジャン）

ケージ中央で向かい合う両者。ゲイジーが右ローを見せる。フィジエフはサウスポーにスイッチして左に回るが、すぐオーソドックスに戻した。ゲイジーの右ミドルをキャッチしたフィジエフがテイクダウンを奪うも、すぐにゲイジーがスクランブルへ。フィジエフが離れたゲイジーの右ローをキャッチ&テイクダウンを狙う。ゲイジーはカウンターでスイープを仕掛けたが、フィジエフが後ろ三角に捉えた。ゲイジーは再びスクランブルからスタンドに戻る。

スイッチしながら左右に動くフィジエフに対し、ゲイジーは自分の距離をつくっていく。ゲイジーの左ジャブをかわしたフィジエフが組みつき、ボディにヒザを突き刺した。離れたゲイジーのボディに、フィジエフの左ミドルが突き刺さる。たまらず組んだゲイジーがケージに押し込んでいくも、フィジエフが体勢を入れ替えた。離れたゲイジーが単発の右を打ち込む。終了間際、ゲイジーがダブルレッグで飛び込んだが、フィジエフは切って距離を取った。

2R、左右に回るフィジエフをゲイジーが追う。会場に響き渡るUSAコール。フィジエフの左インローがゲイジーの下腹部を捉えた。試合が中断され、再開後はゲイジーが至近距離でインサイドから左右フックを打ち込む。頭を振って右スイング、左ボディストレートを当てていくゲイジー。フィジエフの振りが大きくなり、ゲイジーのインからのパンチが当たり始めた。

フィジエフの左ハイをブロックしたゲイジーが、距離を詰めて右フックを当てる。フィジエフも左ハイから右フックを返した。距離を詰めて来るゲイジーに右カーフを打ち込むフィジエフ。組まれたゲイジーは振りほどいて右フック、さらに距離が出来ると左フックへ。フィジエフはサウスポーにスイッチして左テンカオを突き上げた。一瞬動きが止まったゲイジーだが、直後にダーティボクシングからの右アッパーでダウンを奪う。フィジエフのシングルをガブり、パンチを突き刺すが立たれてしまう。ダメージは明らかなフィジエフがラウンド終了まで凌いだ。

最終回、フィジエフはサウスポーに構える。頭を下げたフィジエフの顔面を、ゲイジーの左右フック＋右アッパーが襲う。フィジエフは右スピニングバックキック、右インローと蹴りと散らし、ゲイジーが中に入ってくると体ごとぶつかり防いだ。至近距離でパンチを交換したあと、フィジエフが左ミドルを連打で効かせた。ゲイジーのパンチを食らいながら左ミドルを連打するフィジエフ。ゲイジーの右ハイをキャッチするも倒せず。しかし左ミドルと左ボディストレートを伸ばす。

互いに疲労が見られるなか、フィジエフがケージ中央で組み、ゲイジーの両腕を抑える。ゲイジーは離れながら右ハイを見せた。両者パンチを当てるが、やや力がなくなっている。USAコールを受けたゲイジーが左フック、右アッパーからダブルレッグで組みつく。フィジエフは右オーバーフックから左に回って離れるも、最後はゲイジーとケージ中央で打ち合って試合を終えた。

裁定はゲイジーがユナニマス判定勝ち。2023年3月の初戦ではマジョリティで制したゲイジーが、フィジエフを返り討ちにした。

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＜ライト級／5分3R＞
イグナシオ・バハモンデス（チリ）
Def.1R2分29秒 by 三角絞め
ジャスティン・ターナー（米国）

サウスポーのターナーに対し、バハモンデスがインローを蹴る。ターナーは距離が詰まると首相撲からヒザ蹴りを突き上げる。バハモンデスはスイッチしながら左右のストレートと右ハイ。ターナーもバハモンデスのインローに左ストレート・左ミドルを蹴り返す。バハモンデスは右フックからダブルレッグで組みつき、テイクダウンできないとみるや自ら引き込む。ターナーはインサイドガードでトップキープしてヒジを落とすが、バハモンデスが下から腕十字、オモプラッタ、三角絞めを仕掛け、最後は三角絞めをがっちりと極めてターナーからタップを奪った。

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＜女子ストロー級／5分3R＞
アマンダ・レモス（ブラジル）
Def.3-0:29-28.29-28.29-28.
イアズミン・ルシンド（ブラジル）

ルシンドが左手を伸ばして左に回る。レモスは前蹴りでけん制し、両手を回しながら距離を詰める。ルシンドが前後のステップから右ハイを見せた。右カーフを打ち込むレモス。この一撃が効いたか、ルシンドが左足を引きずりながら右に回る。ルシンドの右スピニングバックキックは空を切ったが、レモスの右ストレートをかわして組んだ。ドライブしたルシンドが左腕を差し上げる。しかしレモスが右オーバーフック＋左腕で押し上げてグラウンドに持ち込んだ。

ボトムのルシンドが下から仕掛ける。腕十字からオモプラッタへ。腕を抜いたレモスは右へパスを狙う。ルシンドがZハーフからガードに戻した。右オーバーフックとクローズドガードで凌ぐルシンドに対し、場内からはブーイングが飛ぶ。下から掌底を打ち込むルシンドの顔面に、レモスが左ヒジを落とした。ルシンドは右目下をカットしてラウンドを終えた。

2R、ルシンドが左右ハイでレモスを下がらせる。しかし右スピニングバックキックを放った際に足を滑らせてしまう。レモスはフェイントをかけながらルシンドを下がらせ、右カーフを効かせる。組んだルシンドはドライブするも、レモスに差し返された。レモスはボディロックから崩していく。右の小外刈りで倒されたルシンドはハーフガードに。レモスがニースライドでパスを狙うと、ガードに戻した。ルシンドは下から左オーバーフック&右リストを掴むも、レモスが一度立ち上がってクラッチを切る。ルシンドが足を上げていくも、レモスは潰してパウンドを落とした。

最終回、距離を詰めてきたルシンドの右ストレートに右を伸ばすレモス。右スピニングバックフィストをかわされ、足を滑らせたルシンド。しかし組むと左腕を差し上げ、テイクダウンを奪った。レモスに背中を着かせ、右腕を枕にして抑え込む。右へパスしかけたものの、レモスがハーフに戻す。ルシンドは再び右に回り、今度はパスに成功した。

ニーインザベリーからマウントを狙うルシンドに対し、レモスは両足を上げてケージウォークへ。ルシンドはサイドから右ヒジを落とす。レモスがケージウォークから反転して立ち上がり、ルシンドをケージに押し込んだあとトップを奪った。ケージに頭を押し込まれたルシンドは足を上げていくも、そのまま試合終了までレモスがトップをキープした。

裁定はジャッジ3者とも29-28でレモスを支持。ベテランのレモスが、ルシンドの連勝を4で止めた。

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