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【UAEW58】UFC目前?無敗のライト級王者アムル・マゴメドフが三日月蹴りでシウバを一撃KO

<UAEWライト級選手権試合/5分5R>
アムル・マゴメドフ(ロシア)
Def.1R2分08秒by 三日月蹴り
アレックス・ダ・シウバ(ブラジル)

シウバが細かくフェイントをかけて前に出る。マゴメドフはサークリングしながら右の前蹴り。シウバは右カーフを蹴って、細かくジャブを突く。マゴメドフは右カーフを2発、左ミドルも蹴ってシウバが前に出てくるところに右ストレートを合わせる。

さらにマゴメドフは右カーフを当て、シウバが距離を詰めると投げでテイクダウンを狙う。ここはシウバがマゴメドフをケージまで押し込むが、マゴメドフは首相撲からヒザ蹴り。距離が離れてマゴメドフが右カーフと左ミドル、この右カーフでシウバが転倒する。その後もマゴメドフは距離をとって右カーフを当て続け、そこから右ストレートにつなげる。

そしてマゴメドフが下がったところで左の三日月蹴りをグサリ。これでシウバがうずくまり、マゴメドフが追撃のパンチを打ったところでレフェリーが試合を止めた。鮮やかな一撃でシウバを沈めて王座防衛に成功したマゴメドフだが、カーフを蹴った右足を痛めたか、足を引きずりながら勝ち名乗りを受けた。


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45 MMA MMAPLANET o UAEW UAEW58 ライニ・サーディ 吉野光

【UAEW58】打撃で前に出る&TDも奪った吉野だが、細かく右を当てたサーディに判定で敗れる

<バンタム級/5分3R>
ライニ・サーディ(ドイツ)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28.
吉野光(日本)

サウスポーの吉野が左の前蹴りと左ストレートで前に出る。サーディはサークリングしながらジャブと右フック、吉野が左を振って前に出ていく。サーディは右ストレートを返してアウトロー。吉野がそのアウトローを取ってサーディをケージまで押し込む。

吉野は四つ組みからテイクダウンを仕掛け、離れ際にパンチを振る。試合がスタンドに戻ると吉野が左ストレート、サーディが右の三日月蹴りを蹴って、吉野の左の蹴りに右ストレートを合わせる。一度離れた吉野は左右の前蹴りと右から左フック、じりじりと前に出て左ストレートを打つ。サーディも右ストレートを返すが、吉野は変わらず左ストレートで前に出る。

吉野はサーディの右ミドルをキャッチしてテイクダウンを狙い、四つん這いになるサーディのバックにつく。後ろからヒザ蹴りを入れ、サーディのスイッチにもすぐに反応する吉野。足をかけてテイクダウンを奪うとインサイドガードで上になる。吉野は頭をつけて細かいパンチを入れて、体を起こして鉄槌を連打。トップのままラウンドを終えた。

2R、ここも吉野が前蹴りのフェイントを入れつつ前進。サーディもパンチを狙うが、吉野は左ミドルを蹴って左ストレート。サーディの左ミドルを取ってバックにつくと、サーディが前転して逃げる。スタンドでは吉野が左フック、左ミドルとハイ。サーディはジャブを振って右フックで飛び込む。

吉野は左ストレートと左前蹴り、やはりサーディは右ストレートを振る。吉野は左ミドルと左ストレート、前蹴りで距離を取る。その蹴りにサーディは右を狙う。吉野はサーディの左の蹴りをキャッチし、左腕を差してサーディをケージに押し込む。ここでも吉野は足をかけてテイクダウンし、サーディの左足を一本超えてハーフガードでトップキープする。

サーディも脇を差してバックを狙いつつ立ち上がる。両者離れる試合がスタンドに戻るととサーディが右ストレートを当てて右アッパー。吉野のシングルレッグは距離が遠くて組めない。サーディは右ストレートをコンパクトに打って前に出て、最後は左ミドルを蹴る。

3R、サーディが右ストレートから左フック。吉野も左ストレートから右フックを返す。サーディは右ストレートを当ててサークリングし、吉野は左ミドルを蹴る。サーディが右ストレートを打つと、吉野もすぐに左ストレートを打ち返す。吉野がシングルレッグに入るが、サーディは深く組ませずに離れる。サーディは足を使いながら細かく右ストレートを当て、吉野の左とサーディの右が交錯。サーディは右ボディから左フック、右ストレートを打っては離れる。

吉野は左ストレートと左ミドルで前に出るがパンチのクリーンヒットはない。前後にステップして右ストレートを当てるサーディ。左ストレートで詰める吉野だが、ここもサーディが右ストレートを当てる。サーディが左の蹴りを見せると、吉野はダブルレッグで飛び込んで左腕を差してケージに押し込む。吉野は足を刈ってテイクダウンし、サーディが起きてくるところでバックにつく。サーディはここも自分から前転して奪取。試合がスタンドに戻ると吉野の左ストレート、サーディはボディ右ストレートを打つ。

吉野はダブルレッグから組みついて左腕を差してサーディをケージまで押し込み、再びダブルレッグに入る。サーディがスイッチを狙っても、それを許さずにテイクダウンを奪う。グラウンドで吉野が上、サーディが下の状態でパンチを打ち続ける展開で試合終了となった。

判定はジャッジ3名とも29-28でサーディを支持。スタンドの打撃では前に出て各ラウンドでテイクダウンを奪った吉野だが、サーディの細かいパンチのヒット数が評価される形で星を落とした。


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【UAEW58】吉野光、再び砂漠へ。組む前が重要、サーディ戦へ。メインは非UFC最高のライト級タイトル戦?!

【写真】自信の長所を生かすために、どのようなアジャストが見られるか。楽しみな吉野だ (C)UAEW

21日(金・現地時間)にUAEはアルアインのADNECセンター・アルアインで開催されるUAEW58のコメインに吉野光が出場し、ライニ・サーディと対戦する。
Text Manabu Takashima

アブダビではなく、オマーンとの国境の街でアブダビ首長国第2の都市アルアインでの開かれる今大会は、ドバイやアブダビなど沿岸部でなく、まさに砂漠のオアシスが舞台となる。吉野のUAEW出場は2023年10月以来、1年4カ月振り。昨年は砂漠から招待状が滞り、2年8カ月振りに国内=Breakthrough Combatで戦いシンバートル・バットエルデネにまさかの判定負けを喫し、UAEWから続く連敗がついに3を数えてしまった。

それでも12月にBreakthrough Combat02で川北晏生のエルボーに苦戦しながらも判定勝ちを収め、2年2カ月振りの勝利を手にしている。この間にUAEWからオファーが届くようになっていた吉野が、砂漠に戻り戦績14勝4敗のサーディと戦う。


ドイツのベルリン在住のサーディだが、過去5年はBRAVE CFからUAEWという中東でキャリアを積んできた。それ以前は英国のBAMMAでフライ級王座を獲得、ACBオーストリア大会に出場するなどヨーロッパをベースで戦ってきたファイターだ。

柔術は黒帯でここ2試合はRNCとヒールで一本勝ちを手にしているが、打撃もテイクダウンも使いこなすウェルランディット・ファイターのサーディ。特に打撃は蹴りの距離、接近戦でも戦えるので吉野としては、組みにいくタイミング&それ以前の打撃をしっかりと考えて仕掛ける必要がある。

サーディにはミドル、ボディと腹を狙う攻撃も遠近両用でステップインに合わせてヒジ、さらに首相撲からヒザという武器もある。UAEW以前は組み伏せて勝ってきた吉野だが、ヴィニシウス・オリヴェイラ、リネット・ハバロフ、そしてシンバートルと組み勝つことができなかった。そのうえで打撃、あるいは組みで敗れた吉野は、川北戦ではフィジカルで上回るもそのスタイルを研究され、組んだ状態でヒジを受けて苦戦を強いられている。

つまり強度の高い相手だけでなく、柔の川北にも苦しんだ吉野にとって、強度が高く柔の戦い方もできるサーディは、相当に厄介な相手となることが予想される。サーディが川北のように吉野のスタイルを細部に渡りチェックしてくることはないだろうが、それでもクリンチの前後については何らかの準備をしているはず。吉野としても自らに変化を必要なことを理解しているだろうが、この試合間隔では劇的な変化は望めない。それでも今後を見据えた吉野に些細な点でも動きや思考にいかなる変化が見られるのか。非常に気になる、そして大切なサーディ戦だ。

今大会のメインはUAEWライト級王者アムル・マゴメドフが、アレックス・ダ・シウバの挑戦を受け同王座2度目の防衛戦に臨む。ヌルマゴ軍団25歳の新鋭で、キャリア8勝0敗のマゴメドフは当然のように力強いレスリング、高いテイクダウン能力を誇っている。が、ゴリゴリのレスラーでというわけでもなくシャープな打撃の持ち主で、首相撲&ヒザ蹴りからレスリングに移行するなど、組みへのエントリーも豊富だ。

近い距離での打撃は粗いが、遠目のミドルやカーフ、何よりジャブを効かせる拳の力を持っている。組めばバックを制してRNCという勝利のパターンが確立しており、マゴメドフはUFCで戦う力を十分に有している。

対して、挑戦者のシウバはUFCで1勝3敗だったブラジリアン。リリース後はUAEWで3勝1敗という戦績を残している。伸びのあるハイキック、距離を詰めてのアッパーなどKOパワーを秘めている。それ以上に左に威力があり、マゴメドフも打撃が粗くなった時に被弾すると即昇天ということもあり得るだろう。

テイクダウン狙いにヒザ蹴り、ギロチンというカウンターアタックも持つシウバ。このアムル・マゴメドフとアレックス・ダ・シウバの戦いは、レスト・オブ・UFCで最もレベルの高いライト級タイトルマッチの一つといえる――注目の一番だ。

■視聴方法(予定)
2月23日(日・日本時間)
午前0時00分~UFC FIGHT PASS

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