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MMA Road to ADCC   ウィリアム・タケット カイナン・デュアルチ ケイド・ルオトロ ジオ・マルチネス ダンテ・リオン ニッキー・ライアン マイキー・ムスメシ マテウス・ジニス ルーカス・バルボーザ ロベルト・ヒメネス

【Road to ADCC】計量終了 メインのカイナン・デュアルチ✖マテウス・ジニスの体重差は8キロ弱

【写真】Tシャツ着用では、それほど体格差は感じられないカイナンとジニス。20分の長丁場、スタミナ配分と後半のポイント加算が如何に勝負に影響をあたえるのか(C)COREY STOCKTON/FLOGRAPPLING

16日(金・現地時間)、17日(土・同)にテキサス州オースティンのJWマリオット・オースティンで開催されるRoad to ADCCの計量が行われた。

世界規模の新型コロナウィルス感染拡大を受け、開催が1年延期されたADCC世界選手権。この間の穴埋めとなるワンマッチ形式の大会は本戦20分のみで延長なし、10分が経過してからポイントが与え、引き込みのマイナスPのみ試合開始がカウントされるというルールセットとなっている。


メインの無差別級=カイナン・デュアルチ✖マテウス・ジニス、前者が7.8キロ重いが無差別級としては、極端な体重差とはなっていない。

88キロ級のケイド・ルオトロは80キロ、対するロベルト・ヒメネスは84キロでルオトロは77キロ級でも十分に戦えるだろう。

■視聴方法(予定)
7月18日(日・日本時間)、
午前9時00分~Flo Grappling

■Road to ADCC計量結果

<無差別級/20分1R>
カイナン・デュアルチ:101.2キロ
マテウス・ジニス:93.4キロ

<175ポンド契約/20分1R>
ダンテ・リオン: 175ポンド(79.37キロ)
ニッキー・ライアン: 172ポンド(78.01キロ)

<66キロ級/5分3R>
マイキー・ムスメシ:65.7キロ
ジオ・マルチネス:66.0キロ

<88キロ級/5分3R>
ウィリアム・タケット:86.4キロ
ルーカス・バルボーザ:87.9キロ

<女子60キロ以上級/5分3R>
エリザベス・クレイ:72.0キロ
アナ・カロリーナ・ヴィエイラ:71.7キロ

<88キロ級/5分3R>
ケイド・ルオトロ:80.0キロ
ロベルト・ヒメネス:84.0キロ

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JJ Globo Preview Road to ADCC   ケイド・ルオトロ ブログ ロベルト・ヒメネス

【Road to ADCC】天敵へのリベンジ賭け、ケイド・ルオトロがロベルト・ヒメネス戦にスクランブル発進

【写真】タイと合わせて兄弟でヒメネスに3連敗中のケイド──4度目の正直なるか(C) MIKE CALIMABS/WNO&SUG/em>

17日(土・現地時間)、テキサス州オースティンのJWマリオット・オースティンにてFlograppling主催のRoad to ADCCが開催される。
Text by Isamu Horiuchi

キッズの隆盛もあり、次から次への柔術界の将来を担うといわれる逸材が生まれるなか、ミカ・ガウバォンと並び未来のスーパースター候補がタイ&ケイドのルオトロ兄弟であることは間違いない。そんな兄弟の天敵が、ロベルト・ヒメネスだ。今回、ヒメネスはアンドリュー・ウィルツィだったが、ヒザの負傷で欠場が決まり、ケイド・ルオトロと代役に名乗りを挙げた。


ヒメネスは、昨年黒帯デビュー戦でキーナン・コーネリアスに競り勝つ大殊勲を挙げると、そのまま瞬く間に世界のトップグラップラーの仲間入りをした21歳。2月のBJJ Stars 05では柔術世界王者イザッキ・バイエンスと、同月のWNO 06では世界最強のノーギグラップラーのゴードン・ライアンといった超大物との対戦も経験している。

結果は敗れたもののバイエンスからはバックを取り掛け、ライアンの強烈な腕十字から脱出するなど見せ場を作り爪痕を残した。

また、先月はグラウンドでの掌打が許されているコンバット柔術トーナメントにも参戦、JZカバウカンチ、ネイサン・オーチャードらの強豪を倒して見事に優勝している。さらに2週間後にはThird Coast Grappling、その翌週にはSUGと超過密スケジュールをヒメネスは過ごしてきた。

対するケイドは、帯色のことを言えば昨年10月に茶帯になったばかりの18歳。が、前回のADCCで旋風を巻き起こした双子の兄弟のタイとともに、幼少時からグラップリング界の未来を担う存在として注目を浴びてきた。

今年4月のWNO 08ではイサン・クレリンステンとの激闘をダースチョークで制し、先月のWNO 10ではコール・フランソンをバギーチョークで斬って落として2連勝、勢いに乗っている。

この両者は、昨年10月の3CG Kumite Vの準決勝で対戦経験がある。体格で上回るヒメネスがスタンドでプレッシャーをかけてゆくと、ケイドが珍しくガードに引き込む。そこからのスイープや足狙いを見せたケイドだが、ヒメネスに圧力で潰されてバックに回られてチョークで完敗した。

ヒメネスはその前後に、ケイドの双子の兄弟タイとも2度対戦しており、スタンドのクリンチからのバックテイク、ダブルレッグテイクダウン、クローズドに引き込んでからのバックテイク等で攻め込み、いずれもオーバータイムでしっかりとポイントを奪って勝利している。両試合とも本戦から動きのある見応え十分な攻防が展開されたが、全体的にヒメネスが優勢に進める場面が目立った。

ルオトロ兄弟は、ともに通常下にステイせず、トップからのノンストップパスを仕掛ける戦いを身上とする。だがこれまでの対戦では、体格差のあるヒメネス相手にスタンディング・レスリングの攻防で押され気味だ。

ヒメネスの数少ない弱点の一つと言われる足関節狙いで見せ場を作ることはあったが、極めきることはできていない。また懐の深いヒメネスのクローズドガードに対しても、突破口を開けないままだ。逆に合わせて3連勝中のヒメネスは、トップからであれボトムからであれ、兄弟の攻略に自信を持っているだろう。

兄弟にとって天敵であるヒメネス相手に、準備期間もほとんどないまま今回リベンジを挑むケイド。不利を承知で試合出場を決めたその心意気は称賛に値する。グラップリング界の未来を体現する両者だけに、これまでの兄弟vsヒメネス戦を上回るような攻防を期待したい。

■視聴方法(予定)
7月18日(日・日本時間)、
午前9時00分~Flo Grappling

■ 対戦カード

<無差別級/20分1R>
カイナン・デュアルチ(ブラジル)
マテウス・ジニス(ブラジル)

<175ポンド契約/20分1R>
ダンテ・リオン(カナダ)
ニッキー・ライアン(米国)

<66キロ級/5分3R>
マイキー・ムスメシ(米国)
ジオ・マルチネス(米国)

<88キロ級/5分3R>
ウィリアム・タケット(米国)
ルーカス・バルボーザ(ブラジル)

<女子60キロ以上級/5分3R>
エリザベス・クレイ(米国)
アナ・カロリーナ・ヴィエイラ(ブラジル)

<88キロ級/5分3R>
ケイド・ルオトロ(米国)
ロベルト・ヒメネス(米国)

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MIKE MMA Road to ADCC ウィリアム・タケット カイナン・デュアルチ ガブリエル・アウメイダ ジオ・マルチネス ダンテ・リオン ニッキー・ライアン マイキー・ムスメシ マテウス・ジニス ルーカス・バルボーザ ロベルト・ヒメネス

【Road to ADCC】攻撃、受け、77キロ級の行方が決まる? ニッキー・ライアン✖ダンテ・リオン

【写真】ここはADCCならではのポイント制が、勝利の鍵を握ることになるか(C) MIKE CALIMABS/WNO&SATOSHI NARITA

17日(土・現地時間)、テキサス州オースティンのJWマリオット・オースティンにてFlograppling主催のRoad to ADCCが開催される。
Text by Isamu Horiuchi

文字通り、来年開催のADCC世界大会へ向けた今大会。ニッキー・ライアン✖ダンテ・リオンは77キロの軸となる若い力の激突だ。


先月20歳になったばかりのニッキーは、日本では今成正和や所英男から一本勝ちをしたことでも知られる。最近は増量とパワーアップに励むとともに、ジョン・ダナハー軍の代名詞でもある足関節技を封印し、自らの引き出しを増やす戦いに挑んでいる。

4月のWNO 08におけるPJバーチ戦ではシッティングからシングルレッグテイクダウンにつなげる展開を狙い続け、制圧することはできなかったものの、主導権を取り続けて勝利を手にした。続いて5月のWNO 09のガブリエル・アウメイダ戦ではトップから勝負し、ここも一本勝ちは逃したがボディロックパスやクリーンテイクダウンを決めてウィナーコールを受けている。

そんなニッキーに立ちはだかるのは、2019年のADCC世界大会77キロ級にて、競技柔術の絶対王者ルーカス・レプリを倒して世界を驚かせたカナダのダンテ・リオンだ。

注目したいのは、この一戦でのリオンの勝ち方だ。レプリの必殺のニースライスパスをシッティングガードやニーシールドで防いだリオンは、そこから一瞬でシットアップしてシングルレッグを仕掛け、そのままレプリのバックについて勝利を決定付ける4ポイントを獲得した。

つまりリオンは、ニッキーがバーチ戦で試みたシッティングガードからシングルへの移行──最近「レスリングアップ」という名称で改めて脚光を浴びているムーブ──を、世界最高のパスガード・マイスターのレプリに決めてみせたほどの使い手なのだ。自分がトップにいる時の防ぎ方や対処も当然熟知しているだろう。

また、ニッキーがアウメイダ戦で試みたスタンドレスリングの攻防もまた、リオンがもともと得意とするところだ。今年2月のF2W 174におけるマニュエル・ヒバマー戦においても、リオンは階級上の相手に何度も気迫十分のテイクダウンを仕掛け、スタンドレスリングで優勢に試合を進めた。物議を醸した判定で惜敗したものの、リオンの充実ぶりは十分に伝わった。ニッキーが現在強化を試みている分野において、リオンはもともと強い。

このことを踏まえて考えると、今回ニッキーがどのような攻防を挑むかは興味深い。選手が武器を増やすことの主な目的は、試合において相手の弱い分野で戦って勝率を上げることにある。だとするならば、今回あえてリオンが得意とする攻防を挑むのは賢い策とは言えないだろう。だが最近のニッキーが、目の前の相手に対する勝利は目指しつつも、さらにそれ以上の大きな目標を見据えて試合に臨んでいることも明らかだ。そしてこの大会の名称、”Road to ADCC”が示唆するテーマはまさにそれである。

同様の見方は、前回大会にて世界を驚かせつつも4位に終わり、次こそ優勝をと心に誓っているであろうリオンに当てはめることができる。前回の3位決定戦において、ニッキーの兄弟子ゲイリー・トノンと激闘の末外ヒールに屈したリオンは、そのトノン同様に危険な足関節の使い手であり、来年の本戦でも自分に立ちはだかる可能性の高いニッキー相手にどのような攻防を挑むのか。

本戦そのものではなく、それに向けた前哨戦であるということを念頭にこの試合の攻防を味わいたい。

■視聴方法(予定)
7月18日(日・日本時間)、
午前9時00分~Flo Grappling

■ Road to ADCC対戦カード

<無差別級/20分1R>
カイナン・デュアルチ(ブラジル)
マテウス・ジニス(ブラジル)

<175ポンド契約/20分1R>
ダンテ・リオン(カナダ)
ニッキー・ライアン(米国)

<66キロ級/5分3R>
マイキー・ムスメシ(米国)
ジオ・マルチネス(米国)

<88キロ級/5分3R>
ウィリアム・タケット(米国)
ルーカス・バルボーザ(ブラジル)

<女子60キロ以上級/5分3R>
エリザベス・クレイ(米国)
アナ・カロリーナ・ヴィエイラ(ブラジル)

<88キロ級/5分3R>
ケイド・ルオトロ(米国)
ロベルト・ヒメネス(米国)

<1R20分・88キロ以下契約>
ロベルト・ヒメネズ(米国)
ケイド・ルオトロ(米国)

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MIKE MMA Road to ADCC ジオ・マルチネス ジュニー・オカシオ ハイサム・リダ マイキー・ムスメシ ルーカス・ピニェーロ

【Road to ADCC】ベリンボロ&EBの融合体ジオ・マルチネス✖ファンダメンタル最強マイキー・ムスメシ

【写真】常軌を逸した集中力とでもいうべき、精神力の持ち主でもあるマイキー・ムスメシ (C) MIKE CALIMABS/WNO

17日(土・現地時間)、テキサス州オースティンのJWマリオット・オースティンにてFlograppling主催のRoad to ADCCが開催される。
Text by Isamu Horiuchi

最近のノーギ・ブームにあって、20分という長丁場が揃うのも珍しい。さすがに組み技世界最高峰のADCCの名を冠に持つイベントだけのことはある。

そんな今大会で、66キロ級というADCC最軽量級で要注目の一番=マイキー・ムスメシ✖ジオ・マルチネスが組まれた。


2017年から2019年にかけて連続でムンジアル3連覇、道着着用の柔術において全てを成し遂げた最軽量級絶対王者ムスメシは、今年に入って最後の野望=ADCC世界大会優勝に向けてノーギグラップリングに本格的に挑んでいる。

ノーギの練習を開始して僅か2カ月でルーカス・ピニェーロを内ヒールで秒殺し、その1カ月後には足関節を得意とするノーギ専門家のジュニー・オカシオを足の取り合いで圧倒。驚異的な進化を見せつけている。

その強さとはあまりに対照的なソフトな物腰と笑顔をもって、ギ&ノーギ完全制覇への道を爆進するムスメシの前に今回立ちはだかるのが、ADCC世界大会に4度出場の実績を持つジオ・マルチネスだ。

(C)SATOSHI NARITA

エディ・ブラボー主宰の10th Planet柔術所属、元プロのブレイクダンサーという変わり種のマルチネスは、柔軟かつ強靭な身体をもって、ブラボーの独創的な技術体系とベリンボロ等の回転系の動きを組み合わせた戦いをする。

極めの強さも持っており、20118年のQUINTET IIにて重量級のハイサム・リダをギロチンで仕留めたことで、日本のファンの間でも強烈な印象を残した。

上述の通り、ムスメシはここ2試合もっぱら足関節技の展開を挑み、驚くべき強さを見せている。が、この攻防はマルチネスも熟知している。特に2016年のEBI 10の決勝戦で、ダナハー門下(当時)最高の足関節師エディ・カミングスの快進撃を止めた一戦は印象的だ。

序盤はカミングスに足を持たれると、すぐに背中を軸に旋回して防いだマルチネス。それでもカミングスに足を絡まれてしまうが、そこで持ち前の柔軟性を発揮した。カミングスが狙う側の足をラバーガードの如く自ら抱えて、本戦を守り抜き、最終的にはOTに持ち込み勝利した。

防戦が目立ったとはいえ、マルチネスはダナハー軍の足関節システムを徹底研究していた10th planetのエースとして、足関節への危機察知能力と対応能力の高さを証明した。この分野で急速に進化するムスメシでも、マルチネスの足を極めるのは容易ではないだろう。

また、足関節とは別にムスメシが道着着用時代から得意としていた展開として、ベリンボロ等の回転系の動きからの攻撃がある。特にそこからクラブライド(インヴァーテッドガードのような姿勢で、自分の両スネを下から相手のヒザ裏等に当ててコントロールする状態)に入り、さらにそこから相手の片足に両足で絡むトラックポジションを創るなどし、バックを奪うパターンが強力だ。

とはいえ背中を軸にマットを旋回するこの攻防は、ブレイクダンサーであるマルチネスもお手の物だ。そして上述のトラックポジションを柔術グラップリング界に広めた第一人者は、他ならぬマルチネスの師匠のエディ・ブラボーだ。

必殺技であるツイスターにつなぐ体勢として、(故にツイスターフックとも呼ばれる)このポジションに至るまでの数々の独創的な仕掛けを考案した師ブラボーから学んだマルチネス。この展開においてはムスメシ以上に豊富なバリエーションを使いこなす。簡単に遅れを取ることはないだろう。

このように、マルチネスはムスメシの主要な攻撃手段に対して優れた防御と対抗手段を持つグラップラーだ。だが、実はムスメシを真に絶対王者たらしめているモノは、上記のような現代的技術の洗練度以前の、より原理的な部分──相手との密着の度合い、角度の調整、体捌き等──にある。

これらの柔術ファンダメンタルにおいて卓越しているが故に、パスガード時のプレッシャーや隙のないバックテイク、クローズドガードからの極めのようなオーソドックスな技術の精度、そして威力という点において、ムスメシは他の追従を許さない。だからこそ、ノーギへの対応や足関節の習得も人並み外れて早いと考えることができる。

至高の柔術ファンダメンタルを身に付けた人間が、最新の現代グラップリングの戦法を吸収したらどうなるのか──ムスメシは思考実験を具現化したかのような存在といえよう。それだけに、10年代後半から盛り上がったサブミッション・オンリー・ムーブメントの主役の一人であり、高い身体能力と技術と経験を併せ持つマルチネスとの邂逅は楽しみだ。

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MMA Road to ADCC ウィリアム・タケット ブログ ルーカス・バルボーザ

【Road to ADCC】またもクレイグ・ジョーンズの代役で、タケットがルーカス・バルボーザと対戦

【写真】この形になればバルボーサのモノ、タケットとにっては閉店ガラガラだ (C)SATOSHI NARITA

17日(土・現地時間)、Flograppling主催のRoad to ADCCがテキサス州オースティンのJWマリオット・オースティンで行われる。
Text by Isamu Horiuchi

ADCCのスーパーファイトに基づいた──本戦のみのワンマッチ・プロフェッショナル大会、当初の予定ではクレイグ・ジョーンズが、ルーカス・バルボーザと大一番を行う予定だったが、負傷欠場となり代わって88キロでウィリアム・タケットとのマッチアップが決まった。


急遽出場が決まったタケットは4月のWNO 08=タイ・ルオトロ戦に続き、またしてもジョーンズの代役として白羽の矢が立てられたことになる。

2018年ムンジアル・ミディアムヘビー級優勝のバルボーザは、前回の2019年ADCC世界大会本戦の99キロ以下級で3位。が、適性階級はおそらく今回の契約体重である88キロだ。

「ハルク」というニックネーム通りの筋肉隆々の身体を誇り、決して下にならず極めさせないトップゲームに特化した戦い方を好む。今年もノーギパンナムの無差別級を制するなど力を見せているものの、F2W 174では自分より二回り大きいテックス・ジョンソンのオープンガードに手を焼き、レフェリー判定負けを喫した。

さらに先月のBJJ Stars 大会では、2019年ADCC世界大会88キロ王者のマテウス・ジニスとノーギで対戦し、テイクダウンで先制したものの終盤にアームドラッグから斜め背後につかれてチョークに掴まってしまう。

時間切れ後にジニスが技を解いた時には完全失神に追い込まれており、衝撃の逆転一本負けかと思われた。だがビデオ判定の結果、気を失ったのは試合終了後と判断されて勝者に。ハルクポーズで咆哮してアピールしたものの、前代未聞の絞め落とされながらの勝利は、本心から大喜びできるものではなかっただろう。実際、この試合の判定はファンの間で大きな議論を巻き起こすこととなった。

対するタケットは、5月で20歳になったばかり。F2Wを中心に北米の組技イベントのメインに頻繁に登場する、グラップリング界のニュースターだ。とにかく積極的に極めを狙うスタイルを身上とし、3月のF2W166でマニュエル・ヒバマーをカニバサミからのヒールで秒殺した試合は見事の一言に尽きた。

が、名前を挙げたことで最近は超実力者との対戦が相次ぎ、勝ち星にはに恵まれていない。4月の3GCでは最重量級のヴィクトー・ウゴに敗れ、5月のF2W 171では中重量級のヴェテランのヴァグネウ・ホシャに惜敗、同月のWNO 08ではクレイグ・ジョーンズの代役としてタイ・ルオトロと対戦も何度もパスを許し、マウントやバックまで奪われ完敗している。

世界有数のトップゲームの使い手たちのプレッシャーを攻略しきれていないタケットにとって、今回のバルボーザはまさに天敵タイプだろう。実際両者は昨年のSubversive 4大会で相対しており、この時はタケットの下からの仕掛けを上からの圧力で潰したバルボーザが、ボディロックで密着て上半身を固めると、ヒザを抜くパスを2度決めて快勝している。

この勝利に加えて、5月にアトスの後輩のタイがタケットに完勝していることで、バルボーザ陣営は大きな自信を持ってこの試合に臨むだろう。そして、先月のジニス戦の汚名を晴らさんという思いも強いはずだ。

快進撃が止まったタケットの前に立ち塞がる、あまりにも大きな壁=バルボーザ。今回の試練に20歳の若者はどう立ち向かうのか。下からさらに磨きのかかった仕掛けを試みるのか、それとも先月のジニスのようにスタンドで勝機を見出そうとするのか。グラップリングのさらなる進化を示すような、前回とは異なる展開を期待したいところだ。

■視聴方法(予定)
7月18日(日・日本時間)
午前9時00分~Flo Grappling

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MMA Road to ADCC カイナン・デュアルチ クレイグ・ジョーンズ ブログ マテウス・ジニス

【Road to ADCC】世界王者対決=上も下も鉄壁の支配カイナン・デュアルチ✖閃光マテウス・ジニス

【写真】カイナン✖ジニスの階級を越えたワールチャンプ対決。世界大会は1年延期されたが、このようなワンマッチ大会の開催は嬉しい限りだ (C)SATOSHI NARITA

17日(土・現地時間)、テキサス州オースティンのJWマリオット・オースティンにてFlograppling主催のRoad to ADCCが開催される。
Text by Isamu Horiuchi

今大会はその名の通り、パンデミックの影響で来年に延期されたADCC世界大会の前哨戦となる。ルールは、ADCCのスーパーファイトに基づいたものだが、延長戦はなく本戦20分のみ──前半はスコアがカウントされず、選手は一本勝ちのみを目指し、10分経過時から加点時間帯が開始する。

ただし、引き込みに関しては試合開始時からマイナスポイントが与えられることなっている。そんなRoad to ADCCのメインを飾るのは、2019年のADCC世界大会99キロ以上級優勝のカイナン・デュアルチと、同大会88キロ以下級優勝のマテウス・ジニスによるチャンプチャンプ対決だ。


本来デュアルチの適正は一つ下の99キロ以下級だろうが、それでもジニスとはひと回り以上体格が違う。デュアルチは、来年のADCC世界大会無差別級優勝の最有力候補とみられる選手で、昨年末のWNO 05ではホドウフォ・ヴィエイラとの新旧頂上対決にてチョークで圧勝している。

今年に入っても3CGグラップリングにてテックス・ジョンソン、メイソン・ファウラー、ヴィクトー・ウゴといった強敵を退けて優勝するなどここまで全勝だ。

対するジニスは、今年の試合出場はこれまで先月末のBJJ Stars におけるルーカス・バルボーザとのノーギ戦のみ。テイクダウンで先制されたものの、終盤にアームドラッグで崩して斜め後ろを取ることに成功し、RNCをセットしバルボーザを失神に追い込んだが、タイムアップ後と判断され惜敗している。

それでも今年の柔術世界王者相手に大きなインパクトを残してみせた事実に変わりないジニスは、師マルセロ・ガウッシア譲りのウェルラウンデッドな技術を持つ。

最大の強みはトップゲーム。19年ADCC準決勝のジョシュ・ヒンガー戦(カニバサミを仕掛けて下になったヒンガーに対し、試合終了寸前にパスを決めて勝利)と決勝のクレイグ・ジョーンズ戦(ジョーンズのテイクダウン狙いを切り返してポイントを奪って勝利)、前述のバルボーザ戦等、超強豪との試合では決して自ら下になることはなく、トップからの戦いに徹して勝利している。

対してデュアルチは自ら下になることも辞さない。前述した2019年ADCCでは準決勝のブシェシャ戦、決勝のニック・ロドリゲス戦と強靭な足腰を活かした鉄壁のニーシールドで相手の勢いを止め、胸を蹴ると同時にシングルに移行して瞬時に反撃に転じてみせた。

加えてデュアルチはスタンドレスリング自体も得意にしており、19年にはブシェシャの雪崩の如きテイクダウンを見事な足捌きで防ぎ後半は有利に戦い、また昨年のホドウフォ戦ではスタンドでの一瞬の崩しから見事にバックを奪って勝利している。

体格的にも、トップからもボトムからも戦える戦術の幅という点でもデュアルチの有利は動かないと思われるこの試合だが、ジニスはワンチャンスをモノにする術が秀でている。

ばかりか2019年のADCC世界大会のように、相手が見せた少しの隙も逃さず確実にポイントを取り勝ち切る勝負勘の持ち主だ。一つのミスが命取りとなる緊張感のある攻防が期待できるワールドチャンプ対決だ。

■視聴方法(予定)
7月18日(土・日本時間)
午前9時00分~Flo Grappling

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