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【RIZIN47】石の左拳=ダウトベックと対戦、関鉄矢「スクランブルも強いほうがスイングして面白い」

【写真】リモート画面の背景が――(C)SHOJIRO KAMEIKE

9日(日)に国立代々木競技場第一体育館で開催されるRIZIN47で、関鉄矢がカルシャガ・ダウトベックと対戦する。
Text by Shojiro Kameike

打撃を主体として戦ってきた関の目に、脅威の左ストレートを持つダウトベックはどのような相手として映っているのか。関はダウトベック対策の行う一方で、また新たな自分のストロングポイントも見つかってきたという。ダウトベックも今年1月の松嶋こよみ戦で見せた姿は、2018年の初来日時(朝倉未来に判定負け)とも違っていた。成長過程にあるストライカー同士の一戦について関が語ってくれた。


――本日は宜しくお願いいたします。リモート画面の背景がキャンプ場なのですか。試合前にファイトキャンプではなく本物のキャンプに行っているのかと思いました。

「アハハハ。これは自分の趣味で……」

――お子さんも4人いらっしゃるそうですが、一緒に行くと楽しそうですね。

「そうですね。でもまだ4歳と2歳の子がいるので、目が離せないです。でも一番上の娘が小学5年生で、面倒を見てくれるので助かっています」

――なるほど。関選手に前回インタビューさせていただいたのは、2021年9月のDJ.taiki戦の前でした。DJ戦はDEEPで行われましたが、その前後からRIZINのレギュラー選手になっている感もあります。

「どうなんでしょうね? 自分自身としては戦う場所にこだわっていなくて。たまたまRIZINのオファーが、タイミングが合っていて」

――ただ、その中で以前よりも打撃戦は激しくなっているようにも思います。特に2022年7月、中原由貴戦のあとには「打ち合いに寄りすぎた」という発言もありました。

「あの時は、もっと組みの展開をつくればよかったと思いました。緊急オファーだったこともあって、打撃以外の要素をつくり上げることができなかったというか。その状況で自分ができることといえば殴り合いなのかな、と。

原口央戦(同年5月に判定勝ち)と遠藤来生戦(2023年6月、判定勝ち)は戦っている最中に、打撃のほうが分はあると感じたんですよね。だから試合中にシフトチェンジしました」

――試合ごとに打撃の精度が高まっているようにも感じます。

「以前より距離をつくることができるようになったと思いますね。特に最近はサウスポーの選手と対戦することが多くて、サウスポー対策を通じて距離のつくり方が重要なんだなって勉強できました。その勉強したことを体に叩き込んでいます」

――打撃に関しては所属ジムであるSONIC SQUADのみで練習しているのか、あるいは出稽古で他のジムに行ったりしているのでしょうか。

「練習はSONIC SQUADだけですね。ウチのジムは出稽古に来てくださる方が多いんですよ。だから新鮮な感覚でスパーもさせてもらっています」

――どのような選手が出稽古に来ているのですか。

「ヤン坊(雑賀ヤン坊達也)とか、たまに佐々木憂流迦さんもいらっしゃいますね。あとは今グラチャンに出ている山田哲也選手も来られています」

――皆さん長身でリーチも長く、パンチが伸びる選手ばかりですね。

「スパーさせてもらっていて、おかげで毎回ヘトヘトになっています(苦笑)。でもそのなかで手応えは感じていますね。自分のストロングポイントというものが、だんだん分かってきました。『ここは負けないな』と自信がついてきたことも多くて」

――ご自身の中で最近分かったストロングポイントには、どんなものがありますか。

「自分はスクランブルの展開が強いと思いました。こちらから打撃で攻めた結果、組まれたとしてもスクランブルから、自分の展開にできると感じています」

――なるほど。スクランブルが強くなるからこそ、打撃の精度も高まっていくと。

「そうなんですよ。組まれることが怖くてパンチを打てない、ということもなくなりました。スクランブルに持ち込まれても立つことができるし、自分からポジションを取りに行くこともできます。打ち合うだけじゃなくスクランブルも強いほうが、試合もスイングして面白いんじゃないかと思っています」

――ヤン坊選手や山田選手のようにパンチだけでなく組みも強い選手を相手にしても、スクランブルから勝負できるようになっているのですね。

「どちらに動いていいのか分からない状態でも、とにかく暴れる。そう言われて実践していたら、気づけば漬けるのが巧い選手との練習でも立ち上がることができるようになっていました(笑)。もう抑え込まれて、固められるようなことはないです」

――次に対戦するカルシャガ・ダウトベックはサウスポーで、特に左ストレートが強いパンチャーです。かつテイクダウンを混ぜてくることもあります。

「打つ時は懐に入ってきて至近距離で強いパンチを出してくる選手ですよね。松嶋こよみ選手との試合を視ると、ガードを固めて入ってくる。ただの打ち合いよりも、ガードを固めて懐に入ってくる――朝倉未来選手と対戦したときよりも、より確実にパンチを当てるスタイルになっていると思います。自分の左ストレートに完全な自信を持っていて」

――加えて、前に出るだけでなく細かいカウンターも取れるようになっていませんか。

「あれは立ち位置を間違えていると、蹴りに対してカウンターの左ストレートが飛んできますよね」

――パンチを得意とする両者だけに、距離と立ち位置を一つ間違えるだけで危険な状態になりかけない。それだけスリルがある試合になります。

「自分もその距離と立ち位置を、練習で叩き込んできました。あとは試合で、練習でやってきたことを実践できるかどうか。ワンミスが命取りになる状況では、『こう来たら、こう……』と頭で考えていたら反応が間に合いませんからね。もう相手の動きに対して反射的に動くまで、体に染み込ませています。もうダウトベック選手だけのための対策ですよ」

――同じことをやると、その次の試合では勝てないぐらい……。

「そうなりますね。とにかく今回の試合で勝つためだけの作戦です。井上直樹君と作戦を考えていて、直樹君は器用だから何でもできるんですよ。でも僕がやってみると、『これは自分に合わないな』と感じるものがあって。数が多くても自分の頭が回らなくなりますしね。だから僕に合ったものを絞り込んで、自分にできる動きの中で作戦を立ててきました。おかげで自分が勝つための道筋は、ハッキリ見えています」

――それは試合が楽しみです。このダウトベック戦はご自身のキャリアの中で、どのような位置づけの試合になると思いますか。

「ダウトベック選手が松嶋選手に勝っているというのは、すごく大きいことだと思います。そのダウトベック選手に良い勝ち方をしたら、RIZINフェザー級のトップ選手に大きなプレッシャーをかけられますよね。そのためにも次は、しっかり良い試合をして勝ちます!」

■視聴方法(予定)
6月9日(土)
午後12時30分~ABEMA、U-NEXT、RIZIN100CLUB、スカパー!、RIZIN LIVE

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【RIZIN47】堀口と初RIZINルール、セルジオ・ペティス「理詰めのファイトと、勇敢な戦いが同居した試合を」

【写真】ミルウォーキーを離れる前日、慌ただしい時を過ごしていたはずだが、非常に丁寧な話をしてくれたセルジオに感謝 (C)MMAPLANET

9日(日)に国立代々木競技場第一体育館で開催されるRIZIN47でセルジオ・ペティスが初来日を果たし、堀口恭司と戦う。
Text by Manabu Takashima

2年半前、2021年12月にセルジオは堀口を相手にBellator世界バンタム級王座防衛戦を戦い4R3分24秒にスピニングバックフィストでKO勝ちを収めている。と同時に、逆転の瞬間までニュー堀口恭司スタイルといえるテイクダウンゲームに劣勢を強いられていた。

その事実を十分に理解しているセルジオは初めての日本、そしてサッカーボールキック、踏みつけ、グラウンドでのヒザ蹴りが許されたRIZINルールとリングでの戦いに関して、どのような想いでいるのか。米国を離れる前日に彼の話を訊いた。


ホリグチのグラップリング・スキルはアメージングだ

──セルジオ、背景を見る限り今もミルウォーキーですか(※取材は1日に行われた)。

「そうだよ。明日、ミルウォーキーを発って東京に着くのは月曜日だ」

──なるほど、特に時差を調整するために早入りなどもしなかったのですね。

「試合が土曜日でなくて、日曜日だからスケジュール的に何も問題はないよ。プロフェッショナル・ファイターとして、気にかけるべき点はそこではない。月曜日に着いてリラックスして、日曜日までにアジャストする時間は十分にあるからね。

兄のアンソニーが日本で戦った時も、試合の5日前に東京に着いたけど何も問題はなかったと言っていたよ。アンソニーよりもファイトまで時間があるし、このタスクは簡単に克服できるだろう」

──とはいえ、これほどの長旅をして試合をするのも始めてかと思います。

「そうだね。ただバケーションで、タイとインドネシアに行ったことがあって、アジアの時差は経験しているんだ。日本に行くのは初めてだけど、インドネシアに行った時は移動だけで25時間もかかった。それを考えると、東京までは13時間のフライトだから問題はない。

特に日本への移動や、時差については深く考えていないんだ。僕が何をどう考えても、時差も長時間のフライトも存在している。自分の力ではどうしようもないことを、アレコレ考えてもしょうがないよ。

時差ではなくて減量、そしてファイトにフォーカスしないとね。東京のファンの前で素晴らしい試合をするために、クリアしないといけないプロセスでしかないから。これまでも試合で遠征は経験していて、戦いづらい環境もあった。でも、全ての状況を受け入れて戦うことが僕の仕事だから。

何よりも日本で戦うことが楽しみでならない。日本のMMAは組み技が主体だという印象があるから、僕は米国で戦っているようにスタンディング・バトルを織り交ぜた試合をしたい。多彩な蹴りを駆使してね。

日本のファンは礼儀正しく、ファイターへの尊敬心を忘れないというのは有名な話だ。僕はテコンドーというマーシャルアーツと共に成長した。そこではただ技術的なことだけでなく、人々を尊重する精神を学んだ。だから、僕は日本のファンに近い感性をもってMMAを戦ってきたと思っている。

日本のファンに僕のスタイルをしっかりと見て欲しい。来週の日曜日のホリグチと相対したセルジオ・ペティスのMMAを──ね」

──ところで2年半前の堀口選手との試合に関して、今もセルジオはラッキーだったという声が聞かれることがあります。あの4Rの逆転勝ちをそのように思われることに関して、どのように感じていますか。

「ハハハハ。そういう意見があっても、耳を傾けないよ。僕自身が、誰よりも自分の戦いを理解している。だから、ラッキーと言われても、あの試合のことを言っているのかなって感じだよ。3R……いや4Rの途中まで劣勢で、スピニングバックフィストで逆転勝ちをしたのだから、そういうリアクションも起こるだろう。でも、ハイキックからのスピニングバックフィストは僕の得意な動きの一つだから。

その機会があればと、準備もしていた。だからLuckよりも、Very Fortunateだと自分では思っている(※ラッキーは、その結果がプロセスと因果関係がなく──ただ運であった時に使われる。フォーチュネイトは、幸運であってもその結果に結びつく要因が存在する場合に用いられる)」

──なるほど!! と同時に、セルジオも認めているようにフィニッシュ直前まで、堀口選手のテイクダウンゲームにポイントを失っていました。そのことが、今回の試合に生きることはありますか。

「最初の3R、今回の試合でもホリグチは繰り返したいと思っているだろう。ただ彼も前回の試合から進化した。僕も成長している。2人とも2年半前とは違うファイターになっているはずだ。あの時の僕は初防衛戦だったし、今回とは状況も違う。

あの試合の時は、今のように自信もなかった。今回は思い切り楽しみたい。そして、皆が喜ぶハイライトリール・ファイトを見せたいんだ。それが可能になるだけ練習をしてきたし、自信もある。調子も良いしね。もう準備はできているよ」

──堀口選手はトータルファイターとなった……というよりも、テイクダウン&コントロールが強くなって以前のような遠い位置から踏み込んで打撃で戦うというスタイルとは違ってきました。そのスタイルチェンジをどのように捉えていますか。

「ホリグチのグラップリング・スキルはアメージングだ。前の試合……マコトだっけ、相手は?」

──ハイ、神龍誠選手ですね。

「マコトとホリグチのグラップリングの攻防は本当に素晴らしく、秀逸なファイトだったよ。特にマコトはあの若さで凄く印象深い戦いをしていた。技術的にもそうだし、精神的にも素晴らしい試合をやってのけたと思う。

ホリグチはそんなマコトを上回る動きで、RNCで勝った。スタイルチェンジという言葉、そのものずばりの戦い方だったね。ただ……ホリグチはもう自分のアゴの強さに自信が持てなくなっているんだろう。

何度かKO負けを経験して、打撃で勝つという戦い方ではなくなっている。と同時にアスリートとして、賢くなったことも事実だ。レスリングとグラップリングで、危なげなく勝ちにいく。キョージ・ホリグチは、本当にスマートな選手だよ。このところ、サブミッションで勝つことも増えてきているしね。

僕を相手にしても、過去数試合と同じことがしたいはずだ。テイクダウンしてコントロールから極める、それが今のホリグチの戦い方だからね。そこに打撃で戦ってきた時と同じように抜群の距離感と、絶対のタイミングを把握する能力がある。あの踏込みから、今はグラップリングを仕掛けるようになったんだ」

──つまりは前回の試合とは、セルジオの堀口選手への理解度も違うということですね。

「その通りだ。あの時はスタンディング・バトルになると思っていた。ホリグチがテイクダウンを狙ってくることは、想定外だったんだ。でも、今回はそうやってくることは分かっている。ちゃんと、ホリグチの仕掛けへの対策はできているよ」

僕の戦いはよりオープンになる

──ところで前回は5分✖5Rで、ユニファイドMMAルール。そしてケージでの試合でした。今回は5分✖3RでRIZINルール、リングが戦う舞台となります。

「PRIDE時代のルールセットだよね。このルールで忘れられないような素晴らしい戦いが生まれた。僕がMMAを見るようになったのはPRIDEの頃で、ショーグンのサッカーボールキックを見入っていた。そしてPRIDEのオールスターはリングで戦っていた。

リングでの試合は別モノだよね。ケージだと、ずっと回り続けることが可能だけど、リングでは目の前に対戦相手が立つ局面が増える。サッカーボールキック、踏みつけ、グラウンド状態でのヒザ蹴りが認められることで、僕の戦いはよりオープンになる。いつも通りパンチも使ったうえで、それらの攻撃が許されているのだから、とても興味深いことになるだろう。自分を試す絶好の機会を得られたと感謝しているよ」

──ユニファイドMMAルールよりも、頭のネジを外さないといけないかもしれないです。何より、このルールでは堀口選手の方が経験豊かですが、練習で実戦の差を埋めることはできるでしょうか。

「練習では踏みつけ、サッカーボールキックから如何に体を守るかを重点的にやってきた。僕だけに許されているわけでなく、ホリグチが僕に仕掛けてくる攻撃だからね。如何にあの危ない局面に持ち込ませないで戦い抜くのか。そして、持ち込まれた時は、どう防御するのか。

リングは……僕の初めてのプロMMAファイトはカナダで、リングが使用されていたんだ。だからリングの経験がないわけじゃない。その多くはボクシングの試合だったけど、リング初心者ではないからね。RIZINで戦うことでテイクダウンでの攻防、スタンドでの戦い方とも、ルールが変わり世界が変わったように感じている。正直、1戦目はホリグチがほぼ勝利を収めていた。

それは認めるよ。今回、ホリグチは自分の国で、自分のルールで。そしてリングの戦いで、白星を取り返そうとしている。そんな戦いに向け、僕はこれまでとは違うスタイルで戦おうと思う。熱く、そして冷静に戦うよ。計算し尽くした理詰めのファイトと、勇敢な戦いが同居したような試合をするつもりだ」

──では最後に日本のファンに一言お願いできますか。

「日本のファンの皆には、次の日曜日の試合……世界最高峰のファイトを楽しみにしてほしい。その場に立てることを光栄に思っているよ」

■視聴方法(予定)
6月9日(土)
午後12時30分~ABEMA、U-NEXT、RIZIN100CLUB、スカパー!、RIZIN LIVE

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『RIZIN CONFESSIONS』第151回動画

【 RIZIN 公式グッズ RIZIN.47 大会限定マフラータオル 】




 『RIZIN CONFESSIONS』第151回動画。今回は6月9日に国立代々木競技場第一体育館で開催する『RIZIN.47』から堀口恭司 vs. セルジオ・ペティス、クレベル・コイケ vs. フアン・アーチュレッタ、武田光司 vs. ラジャブアリ・シェイドゥラエフ、上田幹雄 vs. シェミスラブ・コバルチェクの見どころを紹介しています。




 セルジオ・ペティスが堀口恭司 vs. 神龍誠を解説する動画です。続きを読む・・・
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【ABEMA】スダリオ剛と対戦する安保瑠輝也「人生で一番の力で思いっきり殴ったるわ」

250: 実況厳禁@名無しの格闘家 2024/05/30(木) 11:30:57.33 ID:R3BIfkwOr
もう来週じゃねーか47

安保スダリオとパワハラに完全に食われたな


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【RIZIN47】クレベルと対戦、フアン・アルチュレタ「クレベルの領域に挑んでこそ、戦ったと言える」

【写真】携帯のスクショで、そんな風には見えないかもしれないが──とにかく心身ともにヘルシーそうだった (C)MMAPLANET

6月9日(日)に国立代々木競技場第一体育館で開催されるRIZIN47でクレベル・コイケと戦うフアン・アルチュレタ。
Text by Manabu Takashima

喧嘩ができる科学的なMMAファイター、アルチュレタはこの試合に向けてモロッコで調整を行っている。マグレブ世界でどのようなトレーニング環境が整っているのか。そして大晦日の減量失敗から、フェザー級で戦う今回──フィジカル&メンタルの仕上がり具合を尋ねた。


ここより良い練習環境は世界にも数えるぐらいしかない

──今回、モロッコで練習しているそうですが、今もまだカサブランカにいるのですか(※取材は24日に行われた)。

「まずインタビューをしてくれてありがとう。いつも感謝しているよ。そうだね、今もまだカサブランカにいるよ」

──モロッコでMMAのトップファイターのファイトキャンプができる……その事実がピンとこないというのが正直なところです。

「UFCライト級ファイターのナスラ・ハクバレスに誘われたんだ。彼が6月にUFCの試合が控えていて、そのためのトレーニングキャンプなんだけど、僕自身の試合の準備になると思ってね」

──十分なファシリティが存在しているのですね。

「ムハンマド殿下(ムハンマド6世)が、全てを整えてトップレベルのマーシャルアーチストがしっかりとトレーニングができる環境を用意してくれている。必要なことは、全てカサブランカでできているよ。

正直、ここより良い練習環境は世界にも数えるぐらいしかないだろう。ONEチャンピオンシップの世界チャンピオンだったイリアス・エナッシ(※モロッコ系オランダ人。元ONEキックボクシング世界フライ級王者で、スーパーレックにも勝利しているが減量が厳しくなったためタイトルを返上)もいるよ。

ナスラのチームは総勢15人ほどのメンバーで、ここにやってきている。それだけのメンバーが十分にトレーニングできる施設が整っているんだ。シンプルに考えても、どれだけの規模が分かるんじゃないかな」

──ナスラのチームごと来ているということは、トレーニングパートナーにも事欠かないということですね。

「ばかりか、トライスターのヘッドコーチであるフィラス・ザハビもモロッコに来ている。ナツラのコーチンスタッフが勢ぞろいしていて、僕の打撃を見てくれているドゥエイン・ラドウィックこそ来ることができなかったけど、ずっと一緒に練習してきたアーノルド・ヒメネスという絶対に信頼できるパートナーもいる。最高の環境だよ。

本当にここで行って来たファイトキャンプには満足しているよ。最高のメンバーと練習できて、素晴らしい食事を摂ることができているしね(笑)」

──食は生命なり。バンタム級からフェザー級に戻したことでヘルシーになったと感じていますか。

「力強く感じているよ。何より、常に計量のことを考えるというストレスから解放された。パフォーマスの自分のなかでのベスト・クオリティにある。

バカ食いはできないけど、バンタム級の時より現時点でもカロリーの高い食事を摂ることができているしね。食事を楽しめていると、メンタル的に良いことだけさ。

ただ前回のカイとの試合での計量失敗は階級云々でなく、不運なことに体調不良が原因となったんだ。それでもファンの皆に迷惑はかけたくないし、試合の1時間前まで戦うことができるよう最善の努力はした。もうチャンピオンになる機会を失ったけど、大会に穴を空けることはしたくなかった。

凄く残念なことだったけど、リングにだけは上がろうと思っていたんだ。それがファンの望みだしね。ただ減量しながら遠征をするというのは、簡単なことではなくて……」

──確実に免役が落ちている中で、飛行機という閉ざされた空間のなかで長い時間過ごす。そして気候も時間帯も変わるわけですし。

「バンタム級で戦うよりもフェザー級の方が体調が少しは良くなることは確かだろう。結果的に体調不良に陥り難くなるはず。減量に関して、何かを変えるとすればそれはペースかな。結果、バンタム級より10ポンド減量が減ることで、調子は良いし、凄く試合が楽しみだよ」

──とはいえ、対戦相手のフィジカルもバンタム級時代より強度が増します。そこに関して、不安はないですか。

「過去にパトリック・フレイレを始め、フェザー級の選手と戦ってきた。ライト級で試合をしたこともある。なによりたくさん食事をして、太ったというわけじゃないから。フェザー級に合わせた体を……筋量も含め、創ってきた。練習相手もナツラのようにライト級の選手と、思い切りぶつかっている。以前と同じように、限界まで自分を追い込み、限界まで自分を高めてきたよ。

この試合が決まったのが4月のことで。リアルなプロとして1年中トレーニングを欠かさず、常に体調を維持しながらもファイトキャンプは6週間から8週間は取りたいと思っていたので、しっかりと調整ができたよ」

マーシャルアーツとは、常に自分を試すこと。挑まないと、何も手にすることはできない

──では改めてクレベルの印象を教えてもらえますか。

「前チャンピオンで、素晴らしいファイターだ。だから、今回の試合もファンに喜んでもらえる最高のファイトになるに違いない。なんせ、クレベルは最高の柔術家でフィニッシャーだからね。とにかく試合開始から、終了までいつだって一本を狙ってくる。

その彼の柔術を怖がってしまうと、アドバンテージを与えることになるんだ。結果、クレベルは自分のファイトを貫くことができて、今のような立派なレコードを残すことができた」

──対してフェイクを多用し、距離のコントロールと角度の創り方という部分でサイエンティフィックなMMAを繰り広げるフアンとしては、どのような戦いをしようと思っていますか。クレベルの柔術を避けるのか、あるいはその領域にはいっていくのか。

「僕は自分の持つ格闘術の全てを駆使して、ファンが喜ぶ試合をしたいと思っている」

──グラップラー相手に柔術を避けるとファンが楽しめる試合にはならないですが、そういう試合は往々にして見られます。

「僕はクレベルの柔術を恐れることはないよ。もうパッチー・ミックスというバンタム級で最高の柔術家と戦い、勝っている。次はクレベルのようにフェザー級で最高の柔術家に自分が通じるのか、試すことができる。

マーシャルアーツとは、常に自分を試すこと。挑まないと、何も手にすることはできない。クレベルの領域に挑んでこそ、戦ったと言えるんだ。そこを越えていくのが、僕のマーシャルアーツ道だからね」

──グッとくる言葉です。

「今回の大会会場はラドウィックがK-1時代に戦ったことがあるって聞かされて、凄く楽しみなんだ(2004年4月、セルカン・イルマッツ戦)。彼が20年前に戦った会場にコーチとして戻って来て、僕の試合を見てくれる。そのことが光栄で。僕にとっては初めて戦う場所だから、ワクワクしている。ナショナル・スタジアムに来てくれるファンに、前RIZINフェザー級チャンピオンを倒すこことで、僕の実力を示したい」

──そんな日本のファンに一言お願いできますか。

「僕のことを常に信じて、応援してくれる日本のファンの皆に、RIZINフェザー級チャンピオンになる力があることを証明したい。新しいフアン・アルチュレタを見て欲しい。いつも応援、ありがとう」

■視聴方法(予定)
6月9日(土)
午後12時30分~ABEMA、U-NEXT、RIZIN100CLUB、スカパー!、RIZIN LIVE

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45 BELLATOR MMA MMAPLANET o PRIDE RIZIN RIZIN47 セルジオ・ペティス パッチー・ミックス 堀口恭司

【RIZIN47】ペティスと再戦、堀口恭司「『こんなに強いヤツ、人間でいるんだ?』そんな格闘技を見せたい」

【写真】「カレーもハヤシライスもビーフシチューも一緒でしょ!」という豪快なエピソードも明かした堀口(C)MMAPLANET

9日(日)に東京都渋谷区の国立代々木競技場第一体育館で開催されるRIZIN47にて、堀口恭司がセルジオ・ペティスとのリマッチに臨む。
Text by Takumi Nakamura


堀口とペティスは2021年12月、当時堀口が保持していたBellator世界バンタム級王座をかけて対戦。1R~3Rは堀口がテイクダウン&グラウンドゲームで有利に試合を進めたものの、4Rにペティスが起死回生のスピニングバックフィストで逆転KO勝利を収めている。

その後、堀口はBellatorバンタム級GPでパッチー・ミックスに敗れるも、昨年大晦日にRIZINフライ級王座を戴冠。堀口にとっては3年半の時を経たリベンジマッチはバンタム級契約、リングで行われることとなった。

メディア用の合同インタビューにて、堀口がバンタム級で戦うこと、堀口VSペティスを日本でやることの意味を語ってくれた。以下は堀口とMMAPLANETとの質疑応答。

――ペティス選手と再戦が決まって「やり返したい」という言葉を使っていますが、それはKO負けや逆転負けしたということもあるのですか。

「“負けている”ってことがあるんで。KO負けとかそういうことじゃなくて、負けは負けなんで。そこで(やり返したい)ですね」

――前回のペティス戦の試合後はどんな心境だったのですか。

「負けた試合は全部悔しいんで、悔しいなって感じです。いつかやり返そうと思っていたら、この話がきたので、やっときたなって感じです」

――前回の対戦と比べて引き出しが増えたとのことですが、仮に前回と同じような展開になっても、もっと違う展開にできるという手応えはありますか。

「そうですね。全体的に幅が広がっていると思うので、同じ展開でも違うことができたりしますね」

――この試合は日本でも話題になっていて、本物と試合というか、実力者同士の試合を大会場で見せるというのは堀口選手がやりたかったことの一つだと思います。それについて堀口選手はどう感じていますか。

「本物の試合を見せて『こんなに強いヤツ、人間でいるんだ?』みたいな、そういうものを見せたいです。それが本当の格闘技だと思うんで、自分は。もちろん話題も大事ですけど、本物の格闘技。自分が魅せられたPRIDEとか、そういうものを自分も見せたいです」

――フライ級とバンタム級の2階級で戦うことで可能性も広がると思いますし、バンタム級で試合できた方が選択肢が広がるという考えもありますか。

「(世界的に)フライ級はあまり需要がないので。バンタム級にした方が自分の道が広がりますよね」

――ここからどんな目標を持って戦いたいと思いますか。

「今はないですね。次の試合をしっかり勝つことです」

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【RIZIN47&S RIZIN03】追加対戦カード発表。所英男「負けたら引退」、扇久保&神龍「上のレベルを」

【写真】乱闘騒ぎのあと、芦澤は会見場に戻ってこず……(C)MMAPLANET

24日(金)、東京都のGMOグローバルスタジオで、6月9日に国立代々木競技場第一体育館で開催されるRIZIN47と、7月28日さいたまスーパーアリーナで行われる超RIZIN03の追加対戦カード、ならびにRIZIN甲子園の開催が発表された。
Text by Shojiro Kameike

まず会見の冒頭で榊原信行CEOから発表されたRIZIN甲子園の概要は次のとおり。

①対象は性別:男性のみ、年齢:15歳以上18歳以下、体重:61.0キロ(バンタム級)
②トライアウト、トーナメントを経て2024年大晦日に優勝者決定戦が行われる
③優勝者にはRIZINとのマネジメント契約、奨学金・海外遠征費用が与えられる(総額300万円)

出場選手の募集期間は2024年6月1日(土)~6月30日(日)となっている。


続いてRIZIN47の追加対戦カードとして、梅野源治×魚井フルスイングの一戦が発表された。この試合はMMAグローブを使用したキックボクシングルール(ヒジあり)で行われる。会見で登壇した両者のコメントは次のとおり。

魚井フルスイング
「初めてのルールですが、ワクワクしています」

梅野源治
「榊原さんと話をして年内に、MMAに挑戦することを決めました。MMAの練習をしていて『今回オープンフィンガー(MMAグローブ)で立ち技の試合をやってくれないか』というオファーがあったので、引き受けることにしました。細かいルールは調整中のはずですが、このルールでMMA選手と戦うということで、しっかりと自分のヒジを皆さんに見せられればいいかなと思っています。今年1月からMMAの練習を始めました。今まで自分が求めていることをやってきたので、これからRIZINの求めることをやった先に、自分が求めるムエタイを持ってこられたら良いと思います」

さらに超RIZINの追加対戦カードとして発表されたのは次の4試合だ。
フライ級:扇久保博正×神龍誠
フェザー級:斎藤裕×久保優太
フェザー級:鈴木博昭×YA-MAN
バンタム級:芦澤竜誠×皇治
59キロ契約:所英男×ヒロヤ

ここでは出場選手の挨拶と、MMAPLANETからの質問に対する回答を掲載したい。

神龍誠
「フライ級ランキングがあるなら僕と扇久保さんは1位と2位だと思います。ここでしっかり扇久保さんを潰して、最強に一歩進みます」

扇久保博正
「誠、お前なんでウチの道場を辞めたのか言ってみろよ。18歳の時に言ったよな? 『18歳になったから親父と一緒じゃなく、一人で道場に来い』と言ったよな。そのあとすぐにジムを辞めた。一人でジムに来るのが嫌だったんだろ。掃除の時間にトイレ掃除を頼んだのが気に食わなかったらしいな。俺は指導員としてお前のことを気にかけていたし、上に行くと思って期待していたんだよ。俺の言葉がお前に伝わらなくて残念だった。そんな辞め方をしたヤツに、俺は絶対超えられないから。ボコボコにしてやる」

YA-MAN
「4月は怪我で出られなかったんですけど、その時に怪物くんから『俺なら出られるわ』と言われました。いや、俺はお前じゃないから。今回は怪物くんのヒザをぶっ壊してやるので、楽しみにしておいてください」

鈴木博昭
「超RIZINに出たいから怪我で試合を流したんじゃないかと思っています。本当はやりたくなかったんじゃないですか。で、ここに来たということは、やる気があると思うので。(YA-MANに向かって)燃えている? (全快しているからボコボコにしてやると、というYA-MANの言葉を受けて)やってみろよ。楽しみにしているよ」

ヒロヤ
「大晦日明けて3カ月、米国で格闘技漬けの日々を送ってきました。強くなったところを見せます。超RIZINでレジェンドとの試合が組まれて光栄です」

所英男
「試合で結果を出さないと意味がないと思っているので、精一杯頑張ります。(記者の質問に対し)負けたら引退します」

皇治
「ちょうど1年前に恥をかいたので。大きな会場でボコボコにして恥をかかせてやります。ほんでナナメ後ろのハゲチャビン(YA-MAN)もシバいたろかなと思っています。MMAでやり返せたらええなと思っています」

芦澤竜誠
「このMMAの再戦、やる必要ないだろう。1年前に俺が皇治に勝っているんだから。(皇治)に俺をボコボコにしたいなら、ベアナックルでやろうぜ。ベアナックルじゃないと、やらないわ」

ここから両者が立ち上がって、マイクを持ったままトラッシュトークを繰り広げる。近づいた皇治が左前蹴りを見舞うと、芦澤も反撃し左右のパンチが皇治の顔面をかすめた。スタッフが止めに入り、芦澤は「俺はベアナックルで盛り上げるわ」とアピールした。

久保優太
「このあとで非常に話しづらいですけど(苦笑)。リスクしかない試合を受けてくださった斎藤選手、ありがとうございます。僕はRIZINフェザー級でチャンピオンになることが目標なので、ここで齋藤選手を乗り越えないといけないと思っています。人生、大きな失敗をしてもやり直せるということを、格闘技を通じて見せたいです。当日は斎藤選手を倒して、RIZINフェザー級のチャンピオンを目指して頑張ります」

斎藤裕
「僕がRIZINに参戦して4年、ずっと前線に立って盛り上げてきたという自負があります。この超RIZINは過去最大規模の興行、盛り上がりになると思いました。自分が出ることで拍が付くと思ったので、ここはぜひ盛り上げたいです。久保選手は4連勝していて、MMAに対応してきています。でも僕が対戦してきた相手とはワケが違うと思っています。自分がやってきた格闘技を7月28日にやるだけです。エンタメとか関係なく、最短で終わらせます」

――扇久保選手と神龍選手、世界的に見るとキックボクシングで実績を残した選手がMMAで力を発揮しています。この舞台もキックボクシング出身の選手が多いなかで、生粋のMMAファイターとしてどういう試合をしたいですか。

神龍誠
「今のMMAって何でもできるので、全てトップレベルであるというところを見せたいですね」

扇久保博正
「プロデビューして18年、ずっとMMAをやってきました。もちろんキックボクシング出身の選手をバカにするわけじゃないわけですけど、レベルとしては僕たちのほうが遥か上で戦っています。そういうところを、しっかり見せたいと思います」

――所選手は悲壮感を持って会見場に入ってきて、引退に関する話を忘れるというのは……何かあったのですか(笑)。

「……有名人ばかりで舞い上がりました(苦笑)」

――集大成として、どういうところを見せたいですか。

「頑張るというのも当たり前ですし、チャレンジする――というのも、ここにいる方はみんな一緒です。やっぱり結果を出して喜んでもらいたい人がいます。結果を出して喜んでもらいたいです」

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5月24日14時から『RIZIN.47』&『超RIZIN.3』追加カード発表記者会見/YouTubeでライブ配信

【RIZIN 公式グッズ】キャップ GOD SELECTION XXX


 5月24日(金)14時より、Yogibo presents RIZIN.47およびYogibo presents 超RIZIN.3追加対戦カード発表記者会見を行うことが決定した。この会見の様子はRIZIN FF公式YouTubeチャンネルでLIVE配信される。

 記者会見の様子を是非ライブ配信でチェックしよう!

 RIZIN FF公式YouTubeのチャンネル登録をしてリマインダー設定をしておくと、LIVE配信開始の通知を受け取ることができるぞ!この機会に是非、RIZIN FF公式YouTubeチャンネルを登録しよう!



 『RIZIN.47』の既報カードは8ですが、『超RIZIN.3』は朝倉未来 vs. 平本蓮と扇久保博正 vs. 神龍誠のみ。榊原信行CEOは「10~13試合になりますが、とんでもないカードが準備できているので自信あります」とコメントしていましたが…。


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【RIZIN47】強化されるシルクロード路線=茨の道へ。武田光司がキルギスのシェイドゥラエフと対戦

【写真】キルギスの民族帽子=カルパックを被るシェイドゥラエフ(C)ROAD FC

13日(月)、RIZINより6月9日(日)に東京都渋谷区の国立代々木競技場第一体育館で開催されるRIZIN47の追加カード、フェザー級=武田光司×ラジャブアリ・シェイドゥラエフと対戦することが発表されている。
Text by Manabu Takashima

3月のRIZIN LANDMARK09でフェザー級に転向し萩原京平に勝利した武田が、所属するBRAVEジムと因縁浅からぬキルギス人ファイターと戦うことが決まった。


シェイドゥラエフは昨年、韓国のRoad FCが行った63キロ・グローバルトーナメントに出場し、初戦はヤン・ジヨンを相手にボディロックテイクダウンからマウント奪取、背中をみせたところでRNCを極め圧勝した。

8月の準決勝では武田の同門、原口央と対戦予定も計量時間内に会場に姿を見せず、終了12分後に体重を測り200グラムのオーバーに。同トーナメントの契約には規約違反2つが重なると(この場合は遅刻と体重オーバー)失格になる条項があり、キャッチ戦やペナルティを受けて戦うことなく、トーナメントから脱落した。

その後、10月の決勝大会の出場リストに名前が見られたシェイドゥラエフだが、10日前にUAE Warriors45に139ポンド契約で出場し、マゴメド・アルアブドゥラを相手にここでもRNCで一本勝ちしている。そのまま韓国に戻ることはなく、日本にやってくることになったシェイドゥラエフ。そのキャリアを振り返ると9戦9勝、2つのTKO勝ちとサブミッション勝利が7試合──それもRNC、三角絞め、アナコンダチョーク、ヒールフックと多彩な極めを持つことが分かる。

ライト級から転向した武田とバンタム級から上げてきたシェイドゥラエフだけに、フィジカルで武田が有利という見方もしたくなるが、楽観的に捉えるのは良くないだろう。シェイドゥラエフは2021年10月の4戦目までフェザー級で戦っており、5戦目からバンタム級に落としていた。計量失敗は63キロ契約で、直近の試合は139ポンド=63.04キロと、武田がフィジカルで劣ることはないという見方は成り立つ。

とはいえ幻に終わったONE参戦はONE階級のフェザー級、つまり北米MMAではライト級と同じ体重で試合を行う予定だった。つまりシェイドゥラエフは水抜き減量無しルールを踏まえて、65.8キロのバンタム級を選ばなかったということ。武田としてはフィジカル差よりも、局面、局面での瞬発力に対して、リアクションで後れを取らないファイトが重要になってくるだろう。

このところのRIZIの招聘外国人ファイターで存在感があるのは、北米メジャー経験者よりもロシア、そしてアゼルバイジャン~ウズベキスタン~カザフスタン、そしてシェイドゥラエフの母国キルギスというシルクロード路線のファイターであることは間違いない。武田のような勝負論で生き抜くファイターには茨の道が待ち受けている。だからこそ、結果を残すことが絶対のシェイドゥラエフ戦といえる。

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【RIZIN.47】武田光司vsラジャブアリ・シェイドゥラエフが決定

493: 実況厳禁@名無しの格闘家 2024/05/13(月) 12:01:17.15 ID:zvzsrBZa0
斎藤逃げたか


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