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Report UFC UFC ESPN14 カーラ・エスパルザ ブログ マリナ・ホドリゲス

【UFC ESPN14】果敢な足関節狙いは裏目も、カーラ・エスパルザがTDゲームでホドリゲスを下す

<女子ストロー級/5分3R>
カーラ・エスパルザ(米国)
Def.2-1:30-27.29-28.28-29
マリナ・ホドリゲス(ブラジル)

長身、リーチで優るホドリゲスが右ストレートを見せる。エスパルザはその右に、見事なタイミングでシングルレッグを合わせてテイクダウンに成功する。クローズドガードの中で鉄槌を落とすエスパルザが上体を起こして勢いのある右を打っていく。

ホドリゲスは頭を抱えて防御、反則のレバーキックはスルーされる。ハイガード狙いに反応したエスパルザにエルボーを下から入れるホドリゲスだが、スラムされる。このエルボーでカットしたエスパルザは果敢に足関節にトライするも、そのタイミングで上を取ったホドリゲスがパンチを連打。シングルでリバーサル狙いもスタンドに戻されたエスパルザはハイを受けそうになり、最後もシングルレッグを潰したホドリゲスがエルボーを連打し初回が終わった。

2R、左目尻が大きく腫れたエスパルザに対し、ホドリゲスが右エルボーを入れる。さらに右オーバーハンドに続き、右ローを蹴る。ローにシングルを合わせたいエルパルザに対し、ホドリゲスはしっかりと対応してかわす。それでもエスパルザはこれしかないとばかりにダブルレッグへ。後方回転からスクランブル狙いのホドリゲスに背中をつかせ抑える。アップキックにもパンチを振り落としていくエスパルザが、左右のパンチを打っていく。

さらにエスパルザは胸を起こしてパンチを落とし、蹴り上げから立ち上がろうとしたホドリゲスを潰してトップをキープする。エルボーを入れ、残り30秒でまたも足関節に出たエルパルザ。ホドリゲスは初回と同じようにトップを取り、パンチを連打する。反則気味の蹴り上げでスタンドに戻ったエスパルザだがパンチのラッシュを受けてしまった。

「バカげたフットロックを使うな」とセコンドの怒気を含んだ指示を受け、エスパルザは最終回に臨む。ダブルを切ったホドリゲスにミドルを蹴ったエスパルザがシングルへ。ケージに詰められ左のパンチを連続で被弾したホドリゲスは、離れてもすぐにシングルで倒される。ホドリゲスはクローズドを取り、エスパルザがエルボーを連打する。

三角狙いのホドリゲスだが、大きく口で息をする状況で仕掛けを諦める。残り30秒、フットロックにでずスタンドに戻ったエスパルザがダブルレッグでトップを取り切り、エルボーを入れたところでタイムアップに。

スプリットながらジャッジはエスパルザを支持、ホドリゲスはキャリア初黒星となった。


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Report UFC UFC ESPN14 トム・アスピナル ブログ

【UFC ESPN14】ヒザをボディに突き刺し、ワンツーでとどめ。アスピナルがコリアーを45秒殺

<ヘビー級/5分3R>
トム・アスピナル(英国)
Def.1R0分45秒by KO
ジェイク・コリアー(米国)

ローを蹴り合った両者、コリアーの右オーバーハンド&ハイをかわしたアスピナルが右フックを当てる。さらに素早いワンツーを見せたアスピナルが、コリアーのローから左を打っての前進に右ヒザをボディに入れ、ワンツーを打ち込む。コリアーが顔を抱えて倒れ込み、アッという間に勝負を決めた。


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Report UFC UFC ESPN14 ブログ マイク・グランディ モフサル・エフロエフ

【UFC ESPN14】あのグランディのTD&コントロール地獄にハマらず、エフロエフが13連勝を達成

<フェザー級/5分3R>
モフサル・エフロエフ(ロシア)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28
マイク・グランディ(英国)

しっかりとリカバリーできているグランディは、フェザー級とは思えない上半身を誇っている。右オーバーハンドで見せて前に出るエフロエフに対し、グランディがミドルにテイクダウンを合わせてトップを取る。起きてきたエフロエフをがぶり、バックを伺うグランディ。エフロエフは後方に回転からぐらんでぃを投げ、スタンドに戻る。

直後の右ストレートにダブルレッグを合わせたグランディは、続くスクランブルでダースを極めに掛る。苦し気な表情を見せたエフロエフが横回転でエスケープしスタンドへ。グランディのミドルに右を合わせたエフロエフ。怯んだグランディの続くダブルレッグは決まらない。下がるようになったグランディは、組めなくなりエフロエフがワンツー、右を伸ばしスピニングバックフィストへ。そこに組んだグランディがバックに回ったところで初回が終わった。

2R、グランディのダブルをスプロールしたエフロエフが左ローを入れる。ジャブを返したグランディはスイッチも見せると、低い姿勢から組んでケージにエフロエフを押し込む。しかし、ここでもエフロエフは回って距離を取り直し右アッパーで前に出る。逆に組んだエフロエフがダーティーボクシング、それでも角度を変えたダブルをグランディが決める。

抑えさせず立ち上がったエフロエフが左ジャブから後ろ回し蹴り、そして右を当てる。エフロエフは左ジャブ、前に出て右ストレートを連続でヒット。グランディは倒した後に立たれることを頭に入れたダブルレッグ、スクランブル後にミドルという動きを見せる。エフロエフは構わずパンチを繰り出し、ダブルレッグで倒された直後に立ち上がることに徹底し打撃で優位に立った。

最終回、左ローに続き左ハイを見せたエフロエフ、グランディも組みを切られて高い位置への蹴りを繰り出す。エフロエフは上手く前足の蹴りを使い、左フックを振るう。距離が遠くなり、圧が落ちたグランディのテイクダウンは決まらない。そのうえ前に出たところでジャブを被弾する。ジャブから右アッパーのエフロエフに、ダブルからバックに回ったグランディだが、すぐにグラウンドに戻られてしまう。倒されても抑えられないエフロエフがジャブを入れる。

グランディはスピニングバックキックにテイクダウンを合わせ、ついにエフロエフがガードを取る。ここでもエフロエフがダースを仕掛けられながらも、苦もないようにスクランブルに持ち込むと、逆にケージにグランディを押し込み離れ際に右をヒットさせる。グランディの右フックを当て、最後まで前に出たがエフロエフは足を使って距離をコントロールした。

結果、グランディのテイクダウン&コントロール地獄にハマらなかったエフロエフが、3-0の判定勝ちでキャリア13連勝とした。


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Double G FC04 other MMA Report キム・サンウォン ブログ ホン・ジュンヨン

【Double GFC04】ホン・ジュンヨン✖キム・サンウォン。フェザー級の熱闘は5人ジャッジ制2-0の痛み分け

<フェザー級/5分3R>
ホン・ジュンヨン(韓国)
Draw 2-0: 30-29.30-29.30-30.30-30.29-29
キム・サンウォン(韓国)

左ジャブを伸ばすホン、キムがジャブから左フックを狙う。ホンの蹴りをかわしたキムが左ジャブを届かせ、ステップインに左右のフックを連打する。さらにワンツーのキム、ホンは動きがまだ固い。そのホンがダブルレッグでキムに尻もちをつかせるが、すぐに立ち上がられて離れる。キムはワンツーから左ジャブ、さらにワンツーと攻め立て左フックへ。ホンの右フックに組みついたキムがケージに押し込む。

離れた両者、ジャブは相打ちとなり、ホンが左ハイから前に出る。跳びヒザを見せて組んだホンがバックへ。離れたホンは、ローを交換後に右を被弾する。さらにワンツーの右を入れたキムが初回を取ったか。

2R、ホンがジャブだけでなく右を見せ、キムはワンツーからハイ、さらにシングルと両者の手が増えてくる。前に出てワンツーを入れたキムは、ホンのフックにも組んでヒザを狙う。ややクラウチングのホンに対し、上半身が柔らかいキムが左右のフックを纏める。ホンも右オーバーハンドを打ち返す。近距離での打ち合いは手数はキムだが、ホンには一発があるか。

間合をとりなおしたキムに左を入れたホンが、アッパー、パンチを纏めるように見せてテイクダウンで上を取る。左腕を差すが、スクランブルに持ち込めないキムはニーシールドを取り、下から殴る。ホンは一旦立ち上がるも、キムはここでスタンドに戻れずバックを許してしまう。スクランブルから立ち上がった両者、かなり疲れた様子で最終回へ。

3R、ハグで健闘を誓いあうとキムが左ジャブを当て、ワンツー。もう一度左を当てると、ホンが右を打ち返す。右をダブルで当て、左も入れるホンに対し、キムがアッパーをヒット。ワンツーからハイを狙ったキム、ジャブの差し合い後に左ボディフック、続くダブルレッグはホンが切る。

クリンチに持ち込めなかったキムは左を空振りし、バランスを崩す。ホンはヒザ蹴り、クリンチでは内股を狙う。耐えたキムがケージにホンを押し込む、非情なブレイクが明治有れる。近い距離で打ち合う両者、ヒザからワンツーを伸ばすホンがここは打ち勝つ。続くテイクダウンダウン合戦は、キムがホンのギロチンを防ぎダブルレッグで制してトップへ。

蹴り上げから立ち上がったホンが、シングルレッグへ。ここでタイムアップに。ダブルGは今大会からジャッジ5人制を用いており、30-29、30-29、30-30、30-30、29-29でホンが2票獲得のドローに。

ラウンドマストでない10点法の5人のジャッジ制ゆえ、ここで計算間違いがないか再度が集計が行われる。結果、スコアに変わりはなくドローが確定した。


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Double G FC04 other MMA Report キ・ウォンビン ケビン・パク ブログ

【Double GCF04】叩き上げ、キ・ウォンビンがケビン・パクに圧勝。ストレート打ち抜き、パウンドアウト

<74キロ契約/5分3R>
キ・ウォンビン(韓国)
Def.1R1分52秒by TKO
ケビン・パク(韓国)

上背はキが上回り、背中の大きさはパクか。パクの右オーバーハンドに対し、キは左ジャブ。詰めてワンツーもパクは、ジャブを被弾する。ここまではリーチの差が如実に出ている。パクのステップインに対し、キは頭を押さえてアッパーを連打。さらに右を2発入れて、右ローへ。パクがキャッチしシングルも、倒すことができずリリースした直後に左フックを思い切り振るが空振りに。

右に回って間合を外したパクだが、左フックに右を合わされダウン。立ちあがったところにキはヒザ蹴りからアッパーを纏める。前に崩れ落ちたパクがガードを取るが、キは鉄槌から体を起こして左右のパンチを打ち込み勝負あり、キが注目ファイトで圧勝した。

特異なキャラでデビュー直後から注目を浴びてきたケビン・パクだが、叩き上げのキ・ウォンビンに歯が立たなかった。キ・ウォンビンはぜひともオク・レユンと──ケビン・パクはフェザー級でやり直して欲しい。


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Double G FC04 other MMA Report ジャン・ヒョンジ バク・ホビョン ブログ

【Double GFC04】殴られても、殴られても折れないジャン・ヒョンジをパク・ホビョンが絞めで仕留める

<55.15キロ契約/5分3R>
パク・ホヒョン(韓国)
Def.3R4分53秒by RNC
ジャン・ヒョンジ(韓国)

体重オーバーのジャンは各ラウンドで2Pのマイナスとなる一戦。左ローから左ハイを蹴ったパクが、左ストレートをヒットし序盤でペースを掴む。さらに右ストレート、ローに続き右ストレートを再び打ち込み、クリンチから離れてもジャンのフックをかわして右フックを当てる。さらにパクは右を入れて連打へ。ここから組んで細かいヒザを見せて左腕を差しあげテイクダウンを決めたパクが、ハーフでボディを殴り、足を抜きに掛かる。

パウンドに転じたパクの連打に、ジャンは足関節へ。尻もちをついた状態で、足を取るジャンを殴るパク。上体を起こすと、ヒールをセットされたパクは足を抜いてマウントへ、時間までパンチを連打した。

2R、最初のコンタクトで右を入れたパク。ジャンも左フックを打ち返す。左フックをダブルで入れ、右を打ち抜いくとジャンの動きが止まる。さらに左から右フック、右ストレートとパンチを集中させるパクは、右アッパーを突き上げる。

引き続きアッパー、ストレート、左フックを被弾しながら倒れないジャンが、左フックを打ち返して前に出る。打たれても、打たれても前に出るジャンに対し、パクは踏み込んで右を伸ばす。左フックの相打ちで打ち勝ったパク、後退しながらフックをジャンが振るう。パクは左ハイを繰り出すも、さすがに打ち疲れが感じられる。それでも蹴り足をキャッチして、右を入れたパクがマイナス分を加えると、2R終了時点で7ポイントリードしてもおかしくない攻防となった。

最終回、ジャンはとにかくフィニッシュしか勝利はないが、右ストレートをすぐに打たれる。パクはダブルレッグも逆にケージに押し込まれる。ここで息を整えると思いきや、すぐに体を入れかえたパクがダーティーボクシングで右を打ち続ける。ジャンも左のパンチを打ち返すが、小外掛けでパクがテイクダウンを奪いサイドで抑える。

鉄槌の連打からパウンドを狙ったパクに対し、ジャンは背中を向けて、後方から右を打たれ続ける。マットがジャンの鮮血で赤く染まるが、レフェリーは試合を止めない。RNC狙いからマウントに移行したパクは、すぐに背中を向けたジャンにパームトゥパームからRNCクラッチ。残り7秒で、ついにパクが女コリアンゾンビを仕留めた。


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Double G FC04 other MMA Report オク・レユン バットムンク ブログ

【Double GFC04】ダブルレッグでテイクダウン、殴って絞めたオク・レユンがバットムンクにリベンジ

<ライト級/5分3R>
オク・レユン(韓国)
Def.1R4分02秒by RNC
ブレンゾリグ・バットムンク(モンゴル)

まず右ロングを振るうバットムンク。ここから互いに牽制が始まり、バットムンクが左で前に出ていく。左右のローを蹴るオクが、右ストレートから右ミドルも急所に入り試合が中断される。再開後、ダブルレッグに出たオクがテイクダウンを決め、足を払ってパウンドを落とす。立ちあがったオクは、パウンドを落としながら足を抜きに掛かる。バットムンクはクローズドも、ガードが空くとパスを許しオクがニーインベリーへ。右のパンチを連打されたバットムンクが背中を見せ、オクが両足をフックしていく。

オクは殴りながら右腕をアゴの上から絞め、2度目のセットでタップを奪いリベンジに成功した。バットムンクは寝技になってからの脆さが、解消されないまま5連敗となった。


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BELLATOR Bellator242 Report セルジオ・ペティス ブログ リッキー・バンデハス 未分類

【Bellator242】慌てず、騒がず。アンソニー・ペティスがローとジャブでバンテハスに試合をさせず

<バンタム級/5分3R>
セルジオ・ペティス(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
リッキー・バンデハス(米国)

バンデハスが前蹴り、ペティスが左ジャブを伸ばす。サイドキックの蹴り終わりにローを入れたペティスは、右ローを蹴られてもプレッシャーを掛けて右ストレートを打ち込む。バンデハスの左ハイをブロックして、右ロー。さらに後ろ回し蹴りを見せたペティスが右ローを入れる。バンデハスは右のタイミングを伺うようでもあるが、圧がかかり前に出られなくも映る。後ろ回し蹴りの伸びが小さいバンデハスは右カーフを続けて蹴られ、ペティスが後ろ回し蹴りを狙う。残り1分で組みついたバンデハスがダブルレッグで倒し、サイドを取る。バンデハス、続いてペティスがスタンドに戻り初回が終わった。

2R、ペティスが右ハイを放ち、直後に右ロー。バンデハスも右ローを返すが、右ストレートを被弾する。飛び込んで右を伸ばすバンデハスに対し、ペティスは右で迎え撃つ態勢に。初回と同じように圧で上回るペティスが右フック、左ジャブを届かせる。バンデハスはジャブの差し合いに遅れを取り、シングルを切った直後にジャブを被弾する。右フックを見せてダブルレッグに出たバンデハスだが、切られると引き込んでガードを取る。

ハーフバタフライから立ち上がったバンデハスだが、ペティスが右カーフを蹴り、続いて左ジャブを当てる。さらにペティスは右前蹴りを顔面に届かせ、バンデハスの跳びヒザの着地に右フックも空振りとなった。

最終回、変わらずジャブ &ローで圧を掛け、バンデハスが離れると後ろ回し蹴りを狙うペティス。淡々と試合をリードし、右ストレートをヒットさせる。後手に回り、ペースを変えることができないバンデハスはとにかく手が出ない。ようやくハイキックの蹴り終わりに左右のフックを放ったバンデハスだが、すぐにカーフとジャブを被弾する。右ローと後ろ回し蹴りのコンビネーションを見せたペティスは、跳び蹴りの着地からスピニングバックフィストを見せ、余裕があるまま試合は最後の1分に。

ジャブ&ストレートのワンツーも、間合を外されているバンデハスはスピニングヒールキックも勢いは強くない。このままペティスが、ペースを乱すことなく15分を戦い切り判定勝ち。パトリック・ミックスとBellator世界バンタム級王座決定戦を戦うことが決まった。


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BELLATOR Bellator242 Report ジェイソン・ジャクソン ジョーダン・メイン ブログ

【Bellator242】ジャクソン、2年振りのファイトとなったメインに確実にパンチを入れてフルマーク勝利

<ウェルター級/5分3R>
ジェイソン・ジャクソン(ジャマイカ)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
ジョーダン・メイン(カナダ)

ロングでパンチを振るうメインに対し、ジャクソンが右カーフを蹴っていく。メインもローを返し、ジャブから右ローをもう一度蹴り込む。ジャクソンは左ジャブをヒットし、右ミドル。メインはスイッチして左ハイも、ジャクソンがブロックする。左フックを当てたメインは、直後に右フックを被弾する。ペース争いが続き、ジャクソンの前進にジョーダンが右を入れてシングルへ。これを切ったジャクソンが右ボディフックから左フックを狙う。かわしたメインは左から右フックを届かせると、右前蹴りを繰り出す。左の振りの大きなパンチに、右を合わせたジャクソンはケージに詰まったメインにエルボーを狙う。最初の5分間、両者揃って明確な攻勢点はなかった。

2R、ジャブから左ハイ、右ローを蹴ったジェイソンが右ストレートを入れ、ローでメインの体が一回転する。跳びヒザからアッパーを当てたジェイソンが、右フック、右ローと手数が増える。パンチに意識がいくなか、見事なタイミングでメインがダブルレッグを仕掛けるも、ジェイソンは倒れず切る。ここから動きが一気に落ちたメインは、引き込みを見せるなど厳しい状況に。

スタンドで待ち受けるジャクソンは右を当てる。メインは左右のフックも、スピードが相当落ちてきた。ジャクソンは右ヒザをボディに入れ、ワンツーフック。メインの左フックに、ワンツーでフックを当てる。メインもローや右を返すが、動きの緩慢になっている。ジャクソンも慎重に戦い、手数が少ないなかでクリンチへ。メインはボディロックを取ったが、逆にジャクソンがテイクダウンを奪いトップをキープし、肩固めを狙ったところで2Rが終わった。

最終回、ジャクソンが右ミドルハイから前に出る。左右に動くメインは、スイッチしてもローでバランスを崩し、ケージを背負ってワンツーを被弾する。エルボーは届かなかったメインが左ミドルを蹴り、左右のフックへ。体を振ってかわしたジャクソンが、クリンチを許さず左ジャブを打ち込む。

テイクダウンをしっかりと切るジャクソンは、右ボディストレート。さらに右フックを当てると、メインが引き込むようにダウン。すぐにシングルに出たメインだが、切ったジャクソンがスタンドで待ち受ける。メインは左フック、右アッパーを見せて前に出る。残り90秒、組んでバックに回ったメインに対し、ジャクソンは前転から寝技に持ち込み、そのままの勢いでスクランブルを制し、上を取って胸を合わせる。

完全に受けのファイトになっているメインは、ハーフバタフライ&スイープを潰されクローズドに。最後はサバイブを選択したメインを相手に、ジャクソンがフルマークの判定勝ちを手にした。


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BELLATOR Bellator242 Report ジェイ・ジェイ・ウィルソン タイワン・クラックストン ブログ

【Bellator242】2R移行はケージに押し込まれたウィルソンが、ジャンピンガードで見出した?!

<147.9ポンド契約/5分3R>
ジェイ・ジェイ・ウィルソン(ニュージーランド)
Def.2-1:30-27.30-27.28-29
タイワン・クラックストン(米国)

ローから前に出てワンツーを振るうウィルソン。組んでクラックストンを押していくが、金網の目前で体を入れ替えられ逆にケージに押し込まれる。体を入れ替えることができないウィルソンは、クラックストンの離れ際に右フックを当てる。すぐにシングルレッグで組み直したクラックストンは右腕を差し、ウィルソンが離れようとすると右アッパーを突き上げる。

ウィルソンはケージを背にした状態からダブルレッグに出て、ボディロック&小外掛けテイクダウに成功する。ワキ差しパスを狙うウィルソンが、足を抜いてマウントへ。背中を向け立ちあがろうとしたクラックストンだが、ウィルソンはバックをキープする。クラックストンの右腕を足でフックしにかかったウィルソンは、手首を掴まれて胸を合わされそうになるとギロチンをセットアップ。対角線で上を取ったクラックストンが頭を抜いたところで初回が終わった。

2R、勢いのあるウィルソンだが、殴る時に顔が下を向くことがある。クラックストンは左を伸ばし、シングルレッグを切る。エルボーを入れたウィルソンはシングルをまたも切られ逆にケージに押し込まれる。離れてアッパー&左フック、再び押し込むクラックストンに対しウィルソンはジャンピングガ―ドも、何も仕掛けることができないまま着地する。

ウィルソンをケージに押し込んだ状態で左の連打、肩パンチを見せる。離れてパンチ、組むという展開のクラックストンは、ついにジャンピングガ―ドから引き込んだウィルソンにパウンドを落としてラウンド終了を迎えた。

勝負の最終回、ウィルソンの右ローにクラックストンが右ストレートを当てる。続いて左ストレートを入れたクラックストンに対し、ウィルソンは思い切り音を立ててステップインもパンチは届かない。クラックストンは右アッパーから組みつき、ここもケージに押し込む展開に。スペースを作ってヒザ蹴り、直後に胸をつけるクラックストンもテイクダウンは奪えない。

ウィルソンは押し込まれた状態から逃れることができず、試合は残り2分を切る。クラックストンはヒザ蹴りを受けた直後に右フックを当てて、ここからも組み続ける。と、ウィルソンは飛びつき三角を仕掛け、背中をつけて足を組み直す。下からエルボー、パンチを放つウィルソン──絞めるまではいかないが、下からコントロールを続ける。最後は手をマットにつけて、マウント三角という形で試合を終えたウィルソンが、スプリット判定勝ちとなった。