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【Gladiator021】電撃参戦!! 江木とフォークスタイルグラップリング戦、前田吉朗「やることは単純ですよ」

【写真】普通にMMAの組み技をやれば勝てる。つまり、それがフォークスタイルグラップリングだ(C)SHOJIRO KAMEIKE

26日(日)、大阪府豊中市の176BOXで開催されるGLADIATOR021で、元DEEP&パンクラス王者の前田吉朗が、PROGRESSフォークスタイル・グラップリングで江木伸成と対戦する。

2021年11月に最後のMMAを戦ったあと、昨年4月に引退興行を行った前田だが、ここでまさかの試合出場――ただし、本人としては「現役復帰」というわけではないようだ。果たして、前田がフォークスタイル・グラップリングに出場する目的とは。


――まずは前田選手の現役復帰という発表に驚かされました。

「アハハハ。現役復帰というのは、ちょっと違うんですよね。嫁さんから『ネットで現役復帰という記事が出ていたよ。復帰するつもりなん?』と聞かれて。僕としては、この試合で現役復帰とか、そういうつもりはないです」

――えっ、すると今回のプログレス出場は……。

「単純に『グラップリングマッチ出ますか?』『出る』っていう感じですね。周りが思っているような、現役復帰というものではないです。ただ、僕がジムを立ち上げてから、ウチに通っている人たちは僕が試合をしているところを見たことがなくて。それでMMAは無理だとしても、グラップリングマッチなら出られるかなと思っていたんですよ。

ジムの指導で僕は『悩んだら、まずやれ。挑戦しろ』と教えるんです。その僕が、グラップリングマッチの話をもらっても『いやぁ自分は引退したんで……』と断ったら、筋が通らんかなって。僕自身が試合で戦う姿を見せることができたら良いかなと思いました。いざ試合が決まると自分の生活にもハリが出てきて、それを楽しむことができています」

――なるほどぉ。

「これから自分の戦う感覚って、どんどんズレていくと思うんです。今後試合に出るであろう子たちと自分の間で感覚がズレていく。そこで、まず自分の間隔が鈍らんようにしていきたいんですよね」

――選手として試合に向けた練習を行うのは、いつ以来でしょうか。

「平良(2021年3月の平良達郎戦)とやって以来ですよ。次のRIZINの試合(同年11月、砂辺光久戦)は代役として急に出ることが決まったんでね。とにかく数日間で動けるようにはしていきましたけど。あの時点で追い込む練習をしても、どうにもならんでしょうし(苦笑)。そのあと自分のジムを立ち上げて」

――現役を引退してから、ご自身の生活も落ち着いていましたか。今日の表情を見ても、現役時代と比べて平和な雰囲気があります。

「僕、現役時代はそんな雰囲気でしたか!? いやぁ、もう平和ですよ。もう自分が体を張ってどうこうという場面がないですからね。でも今回の試合が決まって、試合に向けた練習を始めたら――やっぱり自分の雰囲気も、スパーリングの内容も違うらしいです。僕の頭の中が試合モードになっているから、ずっと一緒に練習している子たちも『いつもと違う!』と思ったらしくて(笑)」

――アハハハ。昨年4月に引退興行を行ってから最近まで、体を動かすこと自体はあったのでしょうか。

「ジムを立ち上げてから1年ぐらい経って、『選手になりたい』、『試合に出たい』という子が、それなりの数おるんですよ。その子たちの相手をしているぐらいですね。でも週に何度かの選手練であったり、クラスの合間であったり――参加者の人数が奇数だと、相手がいない子が出て来ますよね。その子と一緒に体を動かしたりします。もちろん選手練のスパーに参加したりとか」

――そのように練習に参加したり、あるいは試合を観ていて『もう一度やりたいなぁ』と考えることはなかったですか。

「うーん、なくはないですよ。でも『やりたい! やりたい!!』と思うほどではないです。見ていて『頑張れよ!』と応援する気持ちだったり、試合内容によっては『俺が代わりに戦ったるわ!』と思ったり(笑)。ただ、引退してジムを立ち上げてからのほうが、試合を観るようになりましたね。映画のような感じで観ています。

もともと格闘技に対しては、見るより実際にやるほうが好きだったので。昔は見るのも好きだったのに、ある日を境に見んようになって……。でもジムには格闘技を好きな子が集まっているじゃないですか。その子たちと話をしている流れで、『じゃあ一緒に見ようよ』となったりしますね」

――その状態から、なぜ今回試合をするに至ったのでしょうか。

「それはラズが――」

――ラズとは……。

「あぁ、すみません。長谷川賢プログレス代表ですね。僕、彼のことをラズって呼んでいるんですよ。元DEEPメガトン級王者で、どすこい羅頭魔勢っておったじゃないですか。TRIBEの選手練で初めてラズと出会った時、すんごいデカかったので『あれ? どすこい羅頭魔勢が来てるんかな』と思って話かけたら『いえ、僕は長谷川賢です』って(笑)」

――アハハハ。

「今回、アマチュアの試合に出る平本丈っておるじゃないですか。平本蓮の弟で。その相手を探しているという話を聞いたので、『ウチに飴山聖也って選手がおるけど、どう?』と連絡したんですよ。そうしたらラズから『ちなみに吉朗さんは試合できますか?』と聞かれて、僕も軽い感じで『いいよ』って答えちゃいました(笑)」

――正直なところ、これまで前田選手がグラップリングの試合に出ていた印象が全くありません。さらに前田選手の場合、当然のことながらMMAでもグラップリングの展開はありましたが、打撃のない前田選手の試合を想像しにくいのは確かで。やはり打撃のために寝技、寝技のために打撃があったといいますか……。

「そうです、そうです。グラップリングの試合って、たぶん若い時に九州で兄弟子の武重賢司さんと一緒に、今成とタッグマッチで対戦した時以来やと思います(※2004年3月20日、クラブDEEP福岡大会)。別にグラップリングが嫌だったわけじゃないんです。それならMMAやったらエエやん、と考えていただけで。グラップリングも普通にできますよ」

――それはそうです(笑)。では、ラズが立ち上げて、グラジエイターで行われていたプログレスルールを観た印象を教えてください。

「ポイントについては聞きました。テイクダウン、リバーサルとバックを取ったら2Pで、引き込んだら相手に2Pが入る。それと下になってから立ち上がったり、脱出したら1P――ですよね?」

――はい、そうです。

「といっても、ポイントはどうでもいいです。ポイントのことは考えないというか……自分がポイントで優勢だったら考えるかもしれないですけどね。だけど試合の中では普通にテイクダウンは取りに行くし、極めるためにバックを狙うし、下になったら逃げるじゃないですか。やることは単純ですよ」

<この項、続く

■視聴方法(予定)
3月26日(日)
午後12時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■ Gladiator021対戦カード

<ストロー級/5分2R>
田中優樹(日本)
木村旬志(日本)

<バンタム/5分2R>
今村豊(日本)
谷口武(日本)

<バンタム級/5分2R>
藤原克也(日本)
秋田良隆(日本)

<Gladiatorフライ級選手権試合/5分3R>
[王者]NavE(日本)
[挑戦者]ニャムジャルガル・トゥメンデムベレル(モンゴル)

<バンタム級/5分3R>
神田T-800周一(日本)
テムーレン・アルギルマー(モンゴル)

<55キロ契約/5分3R>
中務修良(日本)
エイドリアン・バトト・ジェマ―(フィリピン)

<Progressフォークスタイルグラップリング78.5キロ契約/5分✖2R>
世羅智茂(日本)
大嶋聡承(日本)

<Progressフォークスタイルグラップリング・バンタム級/5分✖2R>
前田吉朗(日本)
江木伸也(日本)

<バンタム級/5分3R>
ゆうと(日本)
キム・ウィジョン(韓国)

<フライ級/5分2R>
中西テツオ(日本)
宮川日向((日本)

<フェザー級/5分2R>
フェルナンド(ブラジル)
藤岡陸(日本)

<ウェルター級/5分2R>
橋本健吾(日本)
阿部光太(日本)

<Progressフォークスタイルグラップリング・バンタム級/5分✖2R>
ハシャーン・フヒト(日本)
花澤大介(日本)

<アマMMAバンタム級/3分2R>
佐藤フミヤ(日本)
北原蓮(日本)

<アマMMAバンタム級/3分2R>
平本丈(日本)
飴山聖也(日本)

<バンタム級/5分1R>
藤井丈(日本)
吉田開威(日本)

<バンタム級/5分1R>
武田純忠(日本)
有田一貴(ブラジル)

<フライ級/5分1R>
古賀珠楠(日本)
那須裕次郎

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FINISH10 Gladiator Gladiator021 KIWAMI MMA MMAPLANET NavE o Progress UNRIVALED YouTube ゆうと キム・ウィジョン ジェセフ・チェン チャンネル テムーレン・アルギルマー フェルナンド 世羅智茂 中務修良 中西テツオ 前田吉朗 大嶋聡承 平本丈 木村旬志 竹浦正起 長谷川賢 阿部光太

【Gladiator021】Progress提供組み技戦=世羅✖オーシマイキー、前田吉朗✖江木、ハシャーン✖花澤

【写真】練習仲間でもある両者。強くなるためには、戦わないといけない。それができるのもグラップリングの良さ (C)MMAPLANET

26日(日)に豊中市176BOXで開催されるGLADIATOR021の追加カード、PROGEREE提供のフォークスタイルグラップリング3試合が発表された。

その3試合とはウェルター級の世羅智茂✖大嶋聡承戦、そして前田吉朗✖江木伸也、ハシャーン・フヒト✖花澤大介のバンタム級マッチ2試合だ。


オーシマキーこと大嶋、弱冠16歳の日本グラップラー最強候補が、ノーギ&道着ともに日本ライト級のトップ柔術家とジェネレーションギャップマッチに挑む。スタイル的には下になっても上を取り返せる&極めの世羅と、サブオンリータイプの大嶋がどのような攻防を繰り広げるか。

驚かされたのが、前田吉朗のグラップリングといえども現役復帰戦だ。PROGRESS実行委員の長谷川賢によると、グラジ1月大会を視察した前田が「面白そうやなぁ。ギャラ、ナンボなん? 戦ってみたいわぁ」と話しかけてきたことが出場のきっかけだったという。

そしてFINISH10の竹浦正起後に、江木が今大会出場を直訴。しかし、なかなか対戦相手が決まらないなか前田に連絡を取ると「やるでぇ」という返答があったという。ある意味、欲望と漢気の出場となる前田だが、MMAデビューを目指す江木としては──そこは一旦見ず、柔術家及びグラップラーとしての強味を全面的にぶつけてほしいマッチアップだ。

さらに意外なハシャーンフヒトと花澤大介という顔合わせ。なにより47歳の花澤の登場が、バンタム級というのは意外という単語のオンパレードだ。

前回のジェセフ・チェン出場のGLEDIATOR内PROGRESSから、Unrivaled、FINISH、KIWAMIと続いたプログラップリングの流れ。GLADIATORとPROGRESSがノーギ柔術世代別代表戦、元MMAチャンピオン✖MMAを視野にいれる柔術黒帯、MMAファイター同士の一戦という3試合でさらに紡いだといえるラインナップといえよう。

■視聴方法(予定)
3月26日(日)
午後12時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■ Gladiator021対戦カード

<ストロー級/5分2R>
田中優樹(日本)
木村旬志(日本)

<バンタム/5分2R>
今村豊(日本)
谷口武(日本)

<バンタム級/5分2R>
藤原克也(日本)
秋田良隆(日本)

<Gladiatorフライ級選手権試合/5分3R>
[王者]NavE(日本)
[挑戦者]ニャムジャルガル・トゥメンデムベレル(モンゴル)

<バンタム級/5分3R>
神田T-800周一(日本)
テムーレン・アルギルマー(モンゴル)

<55キロ契約/5分3R>
中務修良(日本)
エイドリアン・バトト・ジェマ―(フィリピン)

<Progressフォークスタイルグラップリング・ウェルター級/5分✖2R>
世羅智茂(日本)
大嶋聡承(日本)

<Progressフォークスタイルグラップリング・バンタム級/5分✖2R>
前田吉朗(日本)
江木伸也(日本)

<バンタム級/5分3R>
ゆうと(日本)
キム・ウィジョン(韓国)

<フライ級/5分2R>
中西テツオ(日本)
宮川日向((日本)

<フェザー級/5分2R>
フェルナンド(ブラジル)
藤岡陸(日本)

<ウェルター級/5分2R>
橋本健吾(日本)
阿部光太(日本)

<Progressフォークスタイルグラップリング・バンタム級/5分✖2R>
ハシャーン・フヒト(日本)
花澤大介(日本)

<アマMMAバンタム級/3分2R>
佐藤フミヤ(日本)
北原蓮(日本)

<アマMMAバンタム級/3分2R>
平本丈(日本)
飴山聖也(日本)

<バンタム級/5分1R>
藤井丈(日本)
吉田開威(日本)

<バンタム級/5分1R>
武田純忠(日本)
有田一貴(ブラジル)

<フライ級/5分1R>
古賀珠楠(日本)
那須裕次郎

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FINISH10 MMA MMAPLANET o Progress UNRIVALED YouTube   コンバット柔術 ジェセフ・チェン ジョセフ・チェン 上久保周哉 寒河江寿泰 岩本健汰 日沖発 杉山廣平 村田卓実 森戸新士 江木伸成 白木アマゾン大輔 石橋佳大 神田T800周一 竹浦正起

【Finish10】寒河江寿泰と対戦──ジョセフ・チェン戦後の森戸新士「ここで燃えないと、面白くない」

【写真】前日のUnrivaledでタケット兄弟とジェイコブ・カウチのサポートを終え、広島に戻った足で神田T800周一と練習し、取材に応じてくれた──燃えている──森戸(C)MMAPLANET

5日(日)に東京都港区のリバーサル田町芝浦スタジオで開催されるFinish10で、森戸新士が寒河江寿泰と対戦する。

昨年来、ケージ内ポイント制グラップリングwith MMAグローブというProgressでの活躍が目立ち、グラップラーのイメージもついてきた森戸だ。1月のグラジエイターではジェセフ・チャンに敗れベルトは奪取ならず、2月の最終週にはウィリアムとアンドリューのタケット兄弟と過ごしたことで、彼の身の内に何が生まれたのだろうか。寒河江戦前の心境をLEOS柔術アカデミー広島で尋ねた。


壁レス、そしてパウンド(!!)も見せていた

──まず1月のProgressフォークスタイルグラップリング・ウェルター級王座決定戦、ジェセフ・チェン戦について改めて感想をお願いします。

「そうですね……あの試合は、結構差を感じてしまったので色々と取り組むべきところがあるな、と思いました。立ちで壁とか使ってどうにかしようと思っていたのですが、そこもできずに一発でテイクダウンに持っていかれてしまいました。

スナップダウンで崩されてしまったので……。組手の創り方とか練習からあまりできていなかったです。ちょっと、色々と見直そうと思いました」

──ただ、それは柔術をやるうえにおいては余り必要ない部分かと思うのですが。柔術家だから寝転んで、自分のやるべきことをやっていれば良い──という風に考えることは?

「やっぱりプログレスという新しいルールで戦うなかで変わってきた部分もあるし、あとはADCCとかも見据えて練習したいと思っています。そういう意味で、柔術のように引き込めば良いという考え方ではなくて、立ちでも勝負できるように普段から練習しようと思います」

──そのような考え方になっていた森戸選手にとって、Unrivaledに来日したタケット兄弟と過ごす時間が長かったというのは何か運命的なモノが感じられますね。

「タケット兄弟とはほぼ1週間付きっ切りでいたので、凄く刺激を貰いました。試したいことがたくさんあります。彼らと話をしていると、取り組み方の違いにも気づきました。打ち込みなんかでもアドバイスを貰いましたし。

ウィリアムが21歳で、アンドリューが19歳と凄く若いのですが、柔術に関する姿勢……その研究の深さの試合とか、違いがありました。『僕らの帰国後も質問があれば、尋ねてきてくれれば良いから』と言ってくれて。彼らからインスパイアされたことを練習で試してみたくて、凄く楽しみです」

──『オースチンに来いよ』とは?

「それも言ってもらえました(笑)。ちょっと計画したいですね」

──ジョセフ・チェン戦の完敗とタケット兄弟との邂逅で、森戸選手自身の中に変化が生まれましたか。

「そうですね。結構、燃えています。次の試合もすぐですし(笑)。FINISHでの試合は展開として、余り立ちとかならないと思いますけど色々と試したいことがあります」

──寒河江選手は階級的に一つ下かと。その寒河江選手との試合は、まず立ちはないかと予想されます。

「ハイ。ジョセフ・チェン選手と戦って、パスガードの仕掛けで削られ、追い詰められて負けてしまいました。そこも研究してきたので、ちょっと試したいですね。それとタケット兄弟のセミナーや打ち込みでも、パスガードでヒントを貰ったので。直ぐにできるかどうか別ですが、トライはしてみます」

──グラップリング、下がデキて当然のトップ時代に入りつつありますね。

「ウィリアム選手もレスリングができれば、それが一番楽に勝てると言っていましたし。ボトムの方が厳しいというグラップリングになってきていますね。自分も発展途上なので、練習で試して、さらに試合で試していきたいです」

──ADCCを狙うということですが、今後は道着の試合の方は?

「両方頑張ります。ジムをやっていて生徒さんにメインで教えているのは道着なので。そこで活躍できないと、説得力がなくなってしまいます。ちゃんと両方頑張りたいです。同時にグラップリングも広めたいと思っているので、そっちも実績を残すことができれば広島や中国地方で広めることができる。グラップリングのクラスも増やしたいですし。ちゃんと、道着もグラップリングも両方で実績を創りたいです」

──ADCC予選に出るとすれば、77キロ級でしょうか。

「66キロに落とせないことはないですけど、77キロですね。そうなると相手は大きくなることを考え、通常体重を少しあげるためにトレーニングを始めようと思っています」

──本気度が感じられます。プログレスで定期的にオファーがあったことで、グラップリング熱が高まったということはありますか。

「明らかにきっかけにはなっています。ノーギの試合機会がなかなかないなか、プログレスからコンスタントにオファーをもらったことで、モチベーションをずっと保つことができました。そういうなかでADCCで頑張っている岩本健汰選手のような存在がいる。インスパイアされながら自分も頑張りたいと思います」

──ジェセフ・チェンが巻いたベルトに関しては?

「いつか取り戻せるように……取り戻せるじゃないですね、1回も取っていないので(笑)。勝ち取れるように、しっかりと積んでいきたいと思います」

──自分など、愕然としてしまったジョセフ・チェンの強さだったのですが、そこで諦めるのではなくモチベーションになったと。

「ここで燃えないと、面白くないですよ」

──なるほど、です。では、その燃えている森戸選手の寒河江選手との試合に向けて意気込みをお願いします。

「ADCCとか世界に挑戦していきたいので、ちゃんと日本で実績を積むことが絶対です。色々と挑戦していくために、とりあえず目の前の試合に勝ちます」

■視聴方法(予定)
3月5日(日)
午前8時55分~ツイキャスLIVE
             
■ FINISH10対戦カード

<ライト級/5分3R>
日沖発(日本)
土屋大喜(日本)

<ライト級/5分3R>
上久保周哉(日本)
石橋佳大(日本)

<ライト級/5分3R>
寒河江寿泰(日本)
森戸新士(日本)

<IREコンバット柔術66キロ契約/10分1R>
村田卓実(日本)
杉山廣平(日本)

<73キロ契約/5分2R>
白木アマゾン大輔(日本)
竹内稔(日本)

<フェザー級/5分2R>
竹浦正起(日本)
江木伸成(日本)

<73キロ契約/5分2R>
小野隆史(日本)
大嶋聡承(日本)

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Gladiator020 MMA MMAPLANET o Progress キック ジョセフ・チェン 森戸新士

【Gladiator020】厚く高い世界の壁。ジョセフ・チェンが森戸を腕十字を下して初代FSGウェルター級王者に

【写真】 ここまでの強さとは--新王者ジョセフ・チェンの継続参戦に期待したい(C)MMAPLANET

<Progressフォークスタイルグラップリング・ウェルター級王座決定戦/5分3R>
ジョセフ・チェン(台湾)
Def.2R4分27秒 by 腕十字
森戸新士(日本)

グローブタッチから手を合わせる両者、チェンが森戸の頭を抑えにかかる。森戸が頭を離すと、チェンが左足へのシングルレッグで組みつき、そのままテイクダウンして2ポイントを獲得した。森戸はケージに頭を向け、チェンのパスをディフェンスする。それでもパスを狙うチェンに対し、森戸はハーフガードへ。チェンがニースライドからパスに成功し、サイドに移行する。森戸は頭をケージ中央に向けてケージキックを狙う。

チェンは森戸の足を捌く。森戸は下からチェンの左足を抱えながら起き上がると、チェンが組みついて再びグラウンドに戻した。ケージに頭を着けた森戸の足を捌きながら、チェンがパスを仕掛け続ける。チェンの左足を取る森戸、チェンが動くと右足を取るもチェンは足を抜いた。パスを仕掛けてきたチェンに対し、ハーフガードを取ろうとした森戸。しかしチェンにマウントを奪われてしまう。森戸はワキを締めてディフェンスしながらラウンド終了を待った。

2R、チェンが手四つから頭を触りにいく。森戸にケージを背負わせてから、ニータップでグラウンドに持ち込み、2ポイントを獲得する。1Rと同様、ケージに頭を着けている森戸に対し、チェンがパスを仕掛け続ける。左ヒザを入れてディフェンスるする森戸、下からチェンの左足を抱えるも、チェンがすぐにかわしてパスを仕掛けていく。そしてケージ中央に頭を向けた森戸から一瞬パスするも、すぐに森戸がガードに戻した。

それでもパスに成功したチェンが、右腕を枕にして抑え込みマウントへ。森戸が反転するとバックに回り2ポイントを奪取した。。右足で森戸の右腕を殺しながらバックをキープするチェン。森戸は右腕を抜くも、バックを奪われた状態から抜け出すことができない。チェンはRNCを仕掛けたが、ここは森戸がディフェンスする。するとチェンは森戸の左腕に狙いを変え、腕十字でタップを奪った。

やはり世界の壁は厚く、高かった。圧倒的な強さを見せて初代FSGウェルター級王座に就いたチェンは、「日本に招待していただいて、ありがとうございます」と述べ、ケージを後にした。


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Gladiator020 MMA MMAPLANET o Progress 井上啓太 山田崇太郎

【Gladiator020】2回の引き込みでポイント優位の山田、井上のリバーサルを受けても余裕のポイント勝利

【写真】 引き込みデラヒーバ&リバース・デラヒーバで守る井上に対し、山田はトップを保ち続けた(C)MMAPLANET

<Progressフォークスタイル・グラップリング79キロ契約/5分2R>
山田崇太郎(日本)
Def.4-2
井上啓太(日本)

手を合わせた両者、井上が引き込んだ。これで山田に2ポイントが与えられる。山田が井上の右足を取ってストレートフットロックを狙うも、井上が起き上がるのに合わせて山田も起き上がりトップへ。井上が足を取りながら起きようとすると、山田が抑え込みながらパスのチャンスもうかがう。山田の右足に両足を絡めた井上、山田も相手の足を触りながら待つ。

井上がデラヒーバガードをキープしているところに、山田がパスを仕掛けた。一度足を越えるが、井上もすぐにガードに戻した。下から右腕を差し上げる井上、2ポイントを得ている山田は、そのままトップをキープし続けた。

最終回、山田が組みに行くと、井上が引き込んだため山田に2ポイントが加わる。井上が山田の足を取りながら上へ。山田も井上の右足を抑えながら上を取り返す。山田が起き上がり、井上をケージ際まで引きずるも、井上は着いていかず。再びトップに戻った山田が抑え込む。デラヒーバとリバース・デラヒーバを入れ替えながら守る井上に対し、山田は左の掌底を浴びせた。

ハーフガードの井上、山田は右腕を差し込んで抑え込む。ガードに戻す井上、ポイントで優位に立つ山田は、最後に井上の足を取りに行くも、すぐに井上が足を抜いて上になり、リバーサルで2ポイントを獲得した。

ここで試合が終了し、試合は引き込みの計4ポイントを得ていた山田が勝利した。


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Gladiator020 MMA MMAPLANET o Progress キック コンバット柔術 江木伸成 竹本啓哉

【Gladiator020】元グラジ王者の竹本が高速バックテイクからRNCで江木を下す

【写真】竹本が高速バックテイクからRNCへ。江木はコンバット柔術2勝1敗に (C)MMAPLANET

<Progressコンバット柔術バンタム級/5分2R>
竹本啓哉(日本)
1R2分23秒 by RNC
江木伸成(日本)

ケージ中央で手を合わせる両者。竹本が頭を着けて押していく。ヶ^字際から離れる江木が、そのままクラッチを離した。江木の左腕を手繰る竹本、離れると頭をつけながら右腕を差し込み、足払いでコカした。江木が倒れた瞬間にバックへ回った竹本は、バックマウントから掌底を連打する。江木はケージキックで逃れようと試みるも、それをさせなかった竹本がRNCで江木からタップを奪った。


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Gladiator020 MMA MMAPLANET o Progress YouTube キック キ・ウォンビン コンバット柔術 ジョセフ・チェン ジョン・オリニド チョ・ソンビン 中川皓貴 久保健太 井上啓太 宮城友一 山田崇太郎 森戸新士 江木伸成 竹本啓哉 笹晋久 藤田大

【Gladiator020】コンバット柔術で江木伸成と対戦、竹本啓哉「掌底を落とすことが一番勝利に近づく」

【写真】見た目にも注意を払うようになった竹本。とはいえ意識のなかった外見と違い、格闘技感には自分があるので簡単にはいかない(C) MMAPLANET

本日22日(日)、大阪府豊中市の176Boxで開催されるGladiator020で、江木伸成とPROGRESSコンバット柔術ルールで対戦する竹本啓哉。

我がために戦うスタイル、生き方の元バンタム級王者は21日(土)に行われた計量にこれまでとは違い髪型を整え、よれよれではないシャツを着て現れた。竹本にどのような心境の変化があったのか。プロスポーツと純粋競技者の間で心が揺れた――いや揺れている心境を計量直後に尋ねた。


――今日は綺麗な髪形ですね。いつもは、計量の時はもっとボサボサの髪の毛だった印象が強いです。

「これは個人的な話なんですけど、プロスポーツって難しいなって。僕はアマチュアの序盤に5連敗しています。プロなら、もう終わりですよね。だから、自分の勝ち筋というモノを見つけてきて、勝てば良いというスタイルで戦ってきました。それだとお客さんを納得させることはできないし、ちょっと修正をしようと思っています」

――それは昨年9月の笹晋久選手との試合が起因となっているのでしょうか。

「そうですね。社長(鈴木陽一アライブ代表)にも、しっかりと注意をされました」

――勝ち筋を見つけ、そこに邁進することは良いと思います。お客さんの理解がなかったとしても一生懸命ポジションを取り続け、抑え込んで勝ったとしても。ただ前回の試合は勝っているかどうか分からないなかで、下で時間稼ぎをしていた。それも一生懸命の表れかもしれないですが、サッカーに例えると勝たないといけない状況でボール回しをしたような感じに見ている人は思ったかもしれないです。あからさまな時間稼ぎは、良い感じではないですよね。でも、それも鈴木社長のようにMMAを理解している人の意見だったかもしれないです。

「ホント、もうメチャクチャ叱られました」

――おお注意から叱られたと表現が変わりましたね(笑)。でも勝利を目指すことは絶対ですし、その可能性が低くなることをするのも違うかと……。

「もう少し、勝敗に関して気楽に構えても良いのかと思いました。良いように考えると、戦績も勝ち越しているので」

――ところで今回は竹本選手に敗れている笹選手の試合が一足先に、国際戦で発表がありました。

「僕自身もう1月に試合はないと思っていました。めちゃくちゃ怒られたので……それもしょうがないかと」

――ついには怒られたという表現になりましたね(笑)。

「……。実際、そういう試合をしてしまったと思っています。色々な人に言われたので、それだけ重要なんだと心に受け止めることができました。でも結果的にコンバット柔術で江木伸也選手と戦うという良いオファーを貰えました。オファーがあることは本当にありがたいです。そことは別に僕自身はコンバット柔術を戦うこと自体、凄く楽しみでした」

――前回の反省云々ではない部分で、コンバット柔術には興味があったと。

「ハイ。色々なルールで戦いたいと思っているので、コンバット柔術も戦ってみたかったです」

――江木選手はコンバット柔術で既に2勝をしていますし、フォークスタイルレスリングと合わせるとプログレス提供試合ではヒールで2度勝っています。MMAグラップラーとは違う、組み技の強さを持っているかと思われますが、その辺りはどのように考えていますか。

「ヒールで2勝……そこに関しては、僕が相手ではなかったから取れる、取れないは分からないです。そこは特別、気にしないです。MMAをやりたいコンバット柔術をやったことがある人と、MMAをやってきてコンバット柔術をやったことがない人間の試合という点で面白いかなって。

柔術家とコンバット柔術で戦い、MMAファイターとフォークスタイル・グラップリングで戦った江木選手に対して、MMAファイターの僕がコンバット柔術ルールで戦う。江木さんはMMAで戦いたいようですが、そこに対して僕が壁になろうと思います」

――意地が感じられる言葉ですね。試合まで1カ月を切り、コンバット柔術とはいえカテゴライズはグラップリング。実は竹本選手が、どういう体重で戦うのかは注視していました。

「それはグラップリングだから減量をせずにキャッチで戦うと思ったということですか」

――そうするのか、バンタム級で戦うのかは注目していました。

「あぁ……僕は今も釜谷(真)さんには本当に申し訳ないことをしたと思っています(2021年9月に釜谷の挑戦を受けた竹本は、計量失敗で王座はく奪。変則王座決定戦となり釜谷をRNCで下した)。あの時は8月に手塚(基伸)選手との試合があって、2カ月連続では体重が落とせないことが分かりました。もう、そういうことはしないと。

今回、それほど時間がなくキツイはキツかったです。ただし、連続ではないのでバンタム級で戦えると思ってキャッチは望まなかったです」

――グラップリングの時は減量を避けたいMMAファイターも多いかと思いますが、そこでバンタム級にこだわったのは?

「この試合がMMAにも通じているからです。ここで負けることはできないですし、勝って次につなげたいので」

――この試合に向けて、足関節や柔術的な練習を増やしましたか。

「アライブの柔術家で、仲良くさせていただいている山脇(悠佑)さんに付き合ってもらってやってきました。基本的にはMMAの練習をやってきたのですが、今回は立ちの打撃はない。なので、その時間はもどかしく感じていましたが、レスリングを強化してきました」

――レスリングを強化。江木選手は立ちを重視するでしょうか。

「引き込んでくることは気にならないですし、江木さんは引き込んでこないと思います。生田(誠)先生との試合や松本(一郎)選手との試合からしても、下にならないのではないかと。互いに上を取って叩きたい。そういう勝負になると思います」

――上を取って叩く。それはMMAファイターの矜持ですか。

「いえ違います。勝つためです。修正しようと思っていると言いましたが、やっぱり勝ちたいです。ルールと僕らの特性を考えると、上を取って掌底を落とすことが一番勝利に近いと思います」

――というのが、髪型が綺麗になった竹本選手の心境ですね。

「これも服も、全て彼女に選んでもらいました(笑)。そうですね、良い試合をしたい……明るく、強く、楽しいコンバット柔術をします」」

■視聴方法(予定)
1月22日(日)
午後2時20分~THE 1 TV YouTube

■ Gladiator020計量結果

<バンタム級/5分2R>
今村豊:60.95キロ
秋田良隆:60.8キロ

<フライ級/5分2R>
坪内一将:56.15キロ
陸虎:56.3キロ

<ウェルター級/5分2R>
藤田大:76.5キロ
スティーブン・ギレスピ:76.95キロ

<Gladiatorフェザー級王座決定戦/5分3R>
中川皓貴:65.7キロ
チョ・ソンビン:65.8キロ

<Gladiatorライト級選手権試合/5分3R>
[王者]キ・ウォンビン:70.25キロ
[挑戦者]グスタボ・ウーリッツァー:69.55キロ

<Progressフォークスタイルグラップリング・ウェルター級王座決定戦/5分3R>
森戸新士:75.2キロ
ジョセフ・チェン:76.8キロ

<フライ級/5分3R>
宮城友一:56.5キロ
久保健太:56.45キロ

<キック・ウェルター級/3分3R>
璃久:69.9キロ
イゴール・シルバ:70.00キロ

<バンタム級/5分3R>
笹晋久:61.05キロ
ジョン・オリニド:61.2キロ

<バンタム級/5分2R>
溝口司:60.85キロ
ガッツ天斗:60.75キロ

<ヘビー級/5分2R>
大場慎之助:99.5キロ
チョン・ホチョル:96.2キロ

<Progressフォークスタイル・グラップリング79キロ契約/5分2R>
山田崇太郎:78.6キロ
井上啓太:78.6キロ

<Progressコンバット柔術バンタム級/5分2R>
竹本啓哉:61.6キロ
江木伸成:59.8キロ

<アマMMA女子アトム級/3分2R>
セアリ:47.55キロ
MIYU:46.45キロ

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Gladiator020 K-MMA MMA MMAPLANET o Progress YouTube   キック キ・ウォンビン コンバット柔術 ジョセフ・チェン ジョン・オリニド チョ・ソンビン 中川皓貴 久保健太 井上啓太 住村竜市朗 宮城友一 山田崇太郎 森戸新士 江木伸成 竹本啓哉 笹晋久 藤田大

【Gladiator020】計量終了 新・新生グラジ=10代が4名、外国人選手は8人出場。全選手が一発クリア

【写真】ここには確実にハイパーリカバリー・ウォーが見られる (C)MMAPLANET

明日22日(日)に大阪府豊中市の176boxで開催されるGLADIATOR020の計量が、21日(土)に同市スモーカージムで行われた。

中川皓貴とチョ・ソンビンの間で行われるフェザー級王座決定戦、王者キ・ウォンビンに挑戦者グスタボ・ウーリッツァーが挑むライト級選手権試合。さらにProgress提供フォークスタイル・グラップリングのウェルター級王座決定戦=森戸新士×ジョセフ・チェンという3階級タイトルマッチに出場する6選手を始め、14試合に出場する28選手の全員が一度目の計量でパスをした。


笹晋久とバンタム級戦で対戦するフィリピンの19歳、ジョン・オリニドは月曜日の時点で71キロあった体重をしっかり落としきった。そのうえで膚艶の良さを見せスケールの上で、一声挙げた。

ここからどれだけ戻すことができるのか、明日のケージの中でのサイズ感が気になるオリニドだ。減量といえば韓国勢。長身チョ・ソンビンのガチガチボディを見ていると、どれだけリカバリーするのか――想像するのも恐ろしくなる絞り具合だった。そんなK-MMA勢に負けじと、久保健太と対戦する宮城友一も限界に挑戦するような乾燥警報発令ボディを披露した。

またキックで璃久と戦うイゴール・シルバは体重を落としても、握った拳の大きさが強い印象に残るフェイスオフに。

この他、アマチュア女子MMA戦でグラジエイター初陣を戦う住村竜市朗の愛娘セアリは、対戦相手のMIYUと共にクリアし明日のオープニングマッチを戦う。

プログレス提供試合ではコンバット柔術で江木伸也と対戦する竹本啓哉も一発クリア。

井上啓太と戦う山田崇太郎は道に迷い計量会場入りは遅れたが問題なくパスしている。

MMA、グラップリング、キック、コンバット柔術と4つのルールに国内在住と来日組を合わせて5ヵ国の外国人選手が出場し、7試合が国際戦。HEAT的な特徴を兼ね備え、さらに10代のファイターが4人のあすなろイベントでもある今大会――グラジエイターの2023年の戦いの幕が切って落とされる。

■視聴方法(予定)
1月22日(日)
午後2時20分~THE 1 TV YouTube

■ Gladiator020計量結果

<バンタム級/5分2R>
今村豊:60.95キロ
秋田良隆:60.8キロ

<フライ級/5分2R>
坪内一将:56.15キロ
陸虎:56.3キロ

<ウェルター級/5分2R>
藤田大:76.5キロ
スティーブン・ギレスピ:76.95キロ

<Gladiatorフェザー級王座決定戦/5分3R>
中川皓貴:65.7キロ
チョ・ソンビン:65.8キロ

<Gladiatorライト級選手権試合/5分3R>
[王者]キ・ウォンビン:70.25キロ
[挑戦者]グスタボ・ウーリッツァー:69.55キロ

<Progressフォークスタイルグラップリング・ウェルター級王座決定戦/5分3R>
森戸新士:75.2キロ
ジョセフ・チェン:76.8キロ

<フライ級/5分3R>
宮城友一:56.5キロ
久保健太:56.45キロ

<キック・ウェルター級/3分3R>
璃久:69.9キロ
イゴール・シルバ:70.00キロ

<バンタム級/5分3R>
笹晋久:61.05キロ
ジョン・オリニド:61.2キロ

<バンタム級/5分2R>
溝口司:60.85キロ
ガッツ天斗:60.75キロ

<ヘビー級/5分2R>
大場慎之助:99.5キロ
チョン・ホチョル:96.2キロ

<Progressフォークスタイル・グラップリング79キロ契約/5分2R>
山田崇太郎:78.6キロ
井上啓太:78.6キロ

<Progressコンバット柔術バンタム級/5分2R>
竹本啓哉:61.6キロ
江木伸成:59.8キロ

<アマMMA女子アトム級/3分2R>
セアリ:47.55キロ
MIYU:46.45キロ

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DEEP Gladiator020 MMA MMAPLANET o Progress UFC YouTube キック キ・ウォンビン コンバット柔術 ジョセフ・チェン ジョン・オリニド チョ・ソンビン 中川皓貴 久保健太 井上啓太 修斗 内田タケル 宮城友一 山本琢也 山田崇太郎 森戸新士 江木伸成 神田コウヤ 竹本啓哉 笹晋久 藤田大 鶴屋怜

【Gladiator020】巻き返しの第一歩=ジョン・オリニド戦。笹晋久「なぜ、この人と戦わないと?」

【写真】まるで未知数。ただし、フィリピンの3勝0敗のファイターには負けられないという気持ちがあって然りだろう (C)MMAPLANET

22日(日)、大阪府豊中市の176Boxで開催されるGladiator020でジョン・オリニドと対戦する笹晋久。

2021年はHEATでドロー、Gladiatorで敗北とキャリアの仕切り直しが上手く行かなかった笹。働きながら強くなることに限界を感じた彼は、MMAファイター一本の生活に切り替えた──そして、キャリア3勝0敗の無名のフィリピン人選手とのオファーに『なぜ、この選手と戦わないといけないのか』と一度は固辞したという。

翌日には試合を受けることを了承した笹だが、こんなところで躓くわけにはいかないという想いが言葉の端々から伝わってきた。


──笹選手、22日にジョン・オリニドとグラジエイターで試合が決まっています。今のコンディションはいかがですか。1月の試合が正月もあり、練習環境を整えるのが難しいという話もありますが(※取材は11日に行われた)。

「31日も元旦も、2日も3日も練習してきたでの大丈夫です。修斗で戦う山本琢也選手、2月のDEEPに神田コウヤ選手達、試合に出場する選手達もそうだし、試合がない選手もやる気がある人は練習していました。だからいつも通りの試合前でした」

──ではグラジエイター2戦目ですが、2021年と2022年は厳しい結果となりました。修斗やDEEPで戦って来た笹選手にとってグラジ初戦となった竹本啓哉戦の敗北には何を想いましたか。

「そうですね、竹本選手は凄く強い選手と改めて思いましたし、自分の甘さ、練習への姿勢もダメだったと思わされました。あの試合後、仕事を辞めて練習だけの日々を送るようにしました」

──仕事を辞めた……。それが良いことなのか自分には分からないのですが、そこまでしないといけないという気持ちにされたということでしょうか。

「年は下の子たちなんですけど、鶴屋怜君や内田タケル君たちは1日に2回と練習をメインの生活をしています。先輩の扇久保(博正)さんとか、格闘技だけに集中している人達を見て、俺はこのままではダメだなって。生活は厳しくなっていますし、世間的には仕事をしないことがどういう風に思われるのか、それはずっと仕事をしてきたので分かるんです。

けど、それぐらいしないと、甘い世界ではないので。しかも僕はバックバーンもないですし、練習量でしかカバーできないので。格闘技は今しかできないと思いますから」

──生活が厳しくなると言われていましたが、つまりは格闘技で食っていけるようにならないと、そのような生活は早晩続けられなくなるということですね。

「僕はもう32歳なのですが、ずっと格闘技をやっていくつもりです。いつまでという考えはないですけど、そのために試合に出て結果を残していきたいです」

──そのなかで首都圏の選手の視野になかなか入らないHEATとグラジに出場したことで、どのような印象を持ちましたか。

「雰囲気が修斗とは違うなと思いました。選手の雰囲気──ですね。ちょっとやんちゃ系の人が多いと感じました。修斗とDEEPも違うのですが、グラジエイターはアウトロー的に感じました」

──前回の竹本選手との試合は2回戦でした。3R制とはまた違う戦いが必要だったかと思います。

「正直、3Rの方が良いというのはあります」

──今回のジョン・オリニドは3回戦です。キャリア3勝0敗、無名のフィリピン人選手とのオファーをどのように思いましたか。

「鶴屋さんから言われて、『誰?』って思いました。全然分からなくて、戦績しか聞かされていなくて。『なんで、この人と』と思って正直、最初は断りました。でも翌日にジムに来たら、鶴屋さんから『なぜ、試合を受けない』と言われました。そこでハセケンさんが見つけてきた選手とか聞いて、『それならやりたい』と」

──『なんでやらない』って言われても、何も知らなくてキャリア3戦の選手だと聞かされると、それはやらないですよね(笑)。

「(苦笑)。でも鶴屋さんから、ハセケンさんが見つけてきてグラジエイターでは国際戦を増やしていく。ここから良い流れになるだろうって説明を受けて、それならやるぞって。試合を受けると決めて映像をチェックしたのですが、若くて凄く勢いがあって良い選手だとは思いました」

──映像を視て、よりやる気が出たと?

「そういうことではないです。選ばれた選手だと聞いて、それだったらと思いました」

──ただし、それこそキャリア3勝0敗の19歳の選手。ここは負けられないし、どのように魅せたいと思っていますか。

「逆に自分は32歳です。そんなにテクニックがあるわけではないですけど、日本人の気持ちの強さとかを見せたいと思います」

──グラジエイターが元UFCファイターを招聘し始めた。笹選手もそういうファイターと戦うことになるかもしれないです。

「そういう選手を呼んでくれることは凄く良いことだと思います。自分も戦ってみたいです」

──と同時にグラジのバンタム級タイトルというモノに関して、どのように思っていますか。

「もちろん、ベルトは欲しいです。そのために今回の試合は良い勝ち方をしないといけないです。グラジのベルトを獲った後もさらに上を目指したいので」

──5月のHEAT、9月のGladiatorと笹選手の動きに躊躇するようなところがあると感じたのですか。

「それは……正直、春日井さんと竹本さんの試合の時って、仕事の量が増えて練習環境が良くないというのはありました。でも気持ちは何も変わることはなかったです。怖いとか一切思わないし。緊張も全くしない気質ですし。ただし練習量が足らなかった。それが自分でも感じ取られたので、仕事を辞めました。

だから今回の試合は前の2試合とは全然違います。攻撃的に攻めまくって、勝ちたいと思います」

■視聴方法(予定)
1月22日(日)
午後2時20分~THE 1 TV YouTube

■ Gladiator020対戦カード

<フライ級/5分2R>
坪内一将(日本)
陸虎(日本)

<バンタム級/5分2R>
今村豊(日本)
秋田良隆(日本)

<ウェルター級/5分2R>
藤田大(日本)
スティーブン・ギレスピ(英国)

<Gladiatorフェザー級王座決定戦/5分3R>
中川皓貴(日本)
チョ・ソンビン(韓国)

<Gladiatorライト級選手権試合/5分3R>
[王者]キ・ウォンビン(韓国)
[挑戦者]グスタボ・ウーリッツァー(ブラジル)

<Progressフォークスタイルグラップリング・ウェルター級王座決定戦/5分3R>
森戸新士(日本)
ジョセフ・チェン(台湾)

<フライ級/5分3R>
宮城友一(日本)
久保健太(日本)

<キック・ウェルター級/3分3R>
璃久(日本)
イゴール・シルバ(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
笹晋久(日本)
ジョン・オリニド(フィリピン)

<バンタム級/5分2R>
溝口司(日本)
ガッツ天斗(日本)

<ヘビー級/5分2R>
大場慎之助(日本)
チョン・ホチョル(韓国)

<Progressフォークスタイル・グラップリング79キロ契約/5分2R>
山田崇太郎(日本)
井上啓太(日本)

<Progressコンバット柔術バンタム級/5分2R>
竹本啓哉(日本)
江木伸成(日本)

<アマMMA女子アトム級/3分2R>
住村斉明里(日本)
MIYU(日本)

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【Gladiator020】中川皓貴とフェザー級王座決定戦。チョ・ソンビン─02─「何も秀でているモノがない」

【写真】全てにおいて静のイメージのチョ・ソンビン。試合が始まると、どう変わるのか──怖い (C)MMAPLANET

明後日22日(日)、大阪府豊中市の176boxで開催されるGLADIATOR020で中川皓貴とGladiatorフェザー級王座を懸けて戦うチョ・ソンビン・インタビュー後編。

元UFCファイター&PFLファイターのチョ・ソンビンは、メジャーに戻るために絶対に負けられない一戦に向け──「全てにおいてレベルが違う」ことをアピール。そしてTOP FC時代に対戦経験のある中村ジュニアとの心温まる交友関係を話した。

<チョ・ソンビン・インタビューPart.01はコチラから>


今日の午後、大阪に到着。ここからドライアウトか(C)PROGRESS

──UFCリリース後、PFLで戦った。チョ・ソンビン選手は北米での成功を目標としているのですか。

「UFCへの想いが残るなか、PFLのシーズンフォーマットにも興味がありました。UFCでやり遂げることができかったことを、同じ北米が舞台のPFLでやり遂げたかったです」

──そのPFL継続出場に影響が出るかもしれないグラジエイターでの試合となりますが、中川選手はどのようなファイターだと思っていますか。

「試合の動画を見ました。ウェルラウンダーですが、クリンチからの柔道の投げが印象に残りました。バックボーンは柔道なのでしょうね。そこに重点を置いて、対策を練り練習している最中です。ただし、何か驚くようなことはない選手です。何も秀でているモノがない。一応、全てにおいて自分が上回っていると思っています」

──大阪の地でどのような試合をファンに見せたいと考えていますか。

「自分はストライカーで、打撃が得意なファイターでしたが、これまで見せていない部分でも試合で試してみたいです。作戦は用意しますが、全ては中川選手の出方次第です」

──では最後にファンへメッセージをお願いします。

「ハジメマシテ。ワタシ・ハ・チョ・ソンビン・デス。久しぶりの日本の試合ですが、会場に来てくれるお客さん全員が満足できる試合をします。宜しくお願いします。

あとTOP FCで中村ジュニア選手と戦った時、彼は自分のパンチでアゴの骨が折れてしまいました。にも拘らず試合後、気を失ってもおかしくないような痛みの中で中村選手は立ち上がり、ケージの中にいた人をかき分けて私に挨拶をしに来てくれました。

あの時の中村選手の行動に本当に感動しました。あれ以来、家族ともどもLINEで繋がっていて中村選手の奥さんや娘さんとも仲良くさせてもらっています。今回の試合も大阪まで応援に来てくれるということで、本当に嬉しいし張り切っています!!」

■ Gladiator20対戦カード

<フライ級/5分2R>
坪内一将(日本)
陸虎(日本)

<バンタム級/5分2R>
今村豊(日本)
秋田良隆(日本)

<ヘビー級/5分2R>
大場慎之助(日本)
チョン・ホチョル(韓国)

<Gladiatorフェザー級王座決定戦/5分3R>
中川皓貴(日本)
チョ・ソンビン(韓国)

<Gladiatorライト級選手権試合/5分3R>
[王者]キ・ウォンビン(韓国)
[挑戦者]グスタボ・ウーリッツァー(ブラジル)

<Progressフォークスタイルグラップリング・ウェルター級王座決定戦/5分3R>
森戸新士(日本)
ジョセフ・チェン(台湾)

<フライ級/5分3R>
宮城友一(日本)
久保健太(日本)

<バンタム級/5分3R>
笹晋久(日本)
ジョン・オリニド(フィリピン)

<キック・ウェルター級/3分3R>
璃久(日本)
イゴール・シルバ(ブラジル)

<バンタム級/5分2R>
溝口司(日本)
ガッツ天斗(日本)

<ウェルター級/5分2R>
藤田大(日本)
スティーブン・ギレスピ(英国)

<Progressコンバット柔術バンタム級/5分2R>
竹本啓哉(日本)
江木伸成(日本)

<アマMMA女子アトム級/3分2R>
住村斉明里(日本)
MIYU(日本)

The post 【Gladiator020】中川皓貴とフェザー級王座決定戦。チョ・ソンビン─02─「何も秀でているモノがない」 first appeared on MMAPLANET.