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【ONE NEXTGEN】平田樹が体調不良で女子アトム級ワールドGPを欠場。代役はジェネリン・オルシム

【写真】 今はとにかく回復に努めてほしい(C)MMAPLANET

25日(月・現地時間)、ONE Championshipが29日(金・同)に開催されるONE NEXTGENで行われる予定だった女子アトム級準決勝を平田樹が欠場、ジヒン・ラズワンと補欠戦を戦う予定だったチームラカイ所属のジェネリン・オルシムがリトゥ・フォーガットと女子アトム級ワールドGP準決勝を戦うこととなった。

平田の欠場という、なんともショッキングな発表があった。今回のリリースでは体調不良で欠場が決まったという説明がなされているが、彼女が変調を訴えたのは金曜日に夜だったという話が伝わっている。

発熱があったためPCR検査を受け、結果は陰性だった。それでも当初の予定では日曜日のフライトで現地入りの予定も、熱が下がらなかったために渡航を取りやめ、本日のフライトに変更し様子を見守ることになっていた。

PCR検査はその後も続けられ陰性のままではあったが、熱が下がらないために現状では飛行機に搭乗することができない。また日本を出る際に平熱であっても、シンガポール到着時に熱が上がっていれは入国もできない。このような状況を踏まえ、今日のフライトに搭乗できないことで回復を待つのもタイムリミットを迎え、平田は準決勝戦を欠場するが決まった。

今日の昼の時点でコロナ陽性でなく、インフルエンザでもないことは確認が取れているようだが、発熱の原因を明らかしまずは体を休めるしかない。

なお今大会のメインが、イラジ・アジズプールと世界ヘビー級王座を賭けて対戦予定だったONEキックボクシング世界ライトヘビー級王者ローマン・クリークリャも体調不良で欠場が決まった。そして代役アンダーソン・シウバがアジズプールとノンタイトル戦で戦うことも合わせて明らかになっている。

結果、一つのGP準決勝スタンプ・フェアテックスとハム・ソヒの代役=ジュリー・メザバルバ戦がメインで組まれている。


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【Fight&Life】平田樹と対戦。リトゥ・フォーガット──ダンガルと父と、クシュティ、そしてMMA

【写真】このロングヘアーにも彼女のファミリーの秘話が背景にある(C)MMAPLANET

本日22日(金)発売のFight&Life#87には10月29日にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE NEXTGENで、平田樹と対戦するリトゥ・フォーガットのレポートが掲載されている。

インド映画史上最大級のヒットとなった「ダンガル きっと、つよくなる」で自身の父と姉が題材となり、インドで最も有名なレスラーとなったリトゥだが、彼女の姿をスクリーンで追うことできない。

映画では描かれなかった3女とクシュティの時代、そしてMMA転向時の父の言葉、さらには平田樹の印象など同レポート用の取材で話したリトゥの言葉をここで紹介したい。


(C)ONE

──リトゥ、9月3日のモン・ボー戦でもレスリングと並ぶ最大の武器、ハートの強さを見せてアッパーカットでダウンを喫した展開から逆転勝ちを収めました。

「前回の試合はかなり難しい展開になり、まっすぐ勝つことはできかったわ。アッパーカットを受けてノックアウト寸前だったけど、私は子供の頃から絶対に諦めないことの大切さを学んできたから、レスリングを使って2Rからテイクダウンを決めて、パウンドで攻めることができたの」

──MMAデビュー当初よりも、今の方がテイクダウンも思い切りが良くなり、シングルレッグやダブルレッグ以外にも多岐にわたるテイクダウンを仕掛けるようになりました。

「確かに最初のころは普通のコンビネーションしか見せることはできなかったけど、過去数戦ではもっと色々と使うことができて……私自身MMAを始めてからもレスリングは日に日に上達しているわ。次の試合ではどれだけ私のレスリングと打撃が進化したのかを見てもらうわ」

──リトゥはインド一有名なレスリング一家で育ち、姉妹もレスリングで活躍しています。そして「ダンガル きっと、つよくなる」がヒットしたことにより、世界中に存在が知られるようになりました。映画が大ヒットしたことで、リトゥと家族はどのような影響を受けましたか。

「映画の公開後、私と家族の生活は大きく変わったわ。インドだけでなく、世界中の人が私の家族のことを知るようになったから。それまでは近所の人しか私たちのことを知らなかったのに、国民的な英雄みたいになって、それ自体はとても嬉しいことだけど、それまで以上に責任を感じるようになったわ」

──映画では2人の姉ギータとバビータだけを追っていましたが、リアルな人生ではリトゥとギータはわずか5歳違い。映画では映されていない、リトゥと他の姉妹のレスリング人生も存在しています。映画のようにリトゥもクシュティからレスリングを始めたのですか。

「全てはインドの伝統的なレスリング、クシュティから始まり、そこからフリースタイルレスリングに進んだの。クシュティを始めたのは8歳だったわ」

──映画ではインドでは普通の女の子はレスリングをしないように描かれていましたが、本当にそのような状況だったのでしょうか。

「私がクシュティを始めたころは、確かにレスリングは男のスポーツだったわ。でも父が現状を打破しようとしたから私たちはクシュティを始めたの。確かに簡単ではなかったけど、努力を続けていれば難しくなかったわ。男性社会が、女性を認めることで女子もレスリングができるわけだから」

──今、リトゥは長髪ですが、クシュティを始めた時は映画のようにお父さんから髪の毛を切られてしまったのでしょうか。

「父は男の子のようになれということではなくて、レスリングをするのに長髪は邪魔だと考えていたの。それにショートだと手入れが簡単だから(笑)」

──コーンロウという判断はなかった?

「あぁ、コーンロウ自体をインドではほとんど見ることがなかったの。クシュティは土に水をまいたり、油を落として戦うから練習中でも髪の毛が泥だらけになるの。だからショートの方が適していたのは間違いないわ」

──なるほどぉ!! そのクシュティの経験はMMAを戦ううえで生きていますか。

「クシュティはグラウンドの展開が多くて、一度寝技になるとフォールを狙ってずっとグラウンドの攻防になるから、コントロールという点では役立っていると思う。

その一方でフリースタイルレスリングはクシュティよりもテクニック、スピード、敏捷性が求められるからMMAを戦う場合はフリースタイルレスリングの方がアドバンテージになっているという面は否定できないかな。

たださっきも言ったようにMMAではコントロールも重視されるのでクシュティの経験が、私の武器になっていることは間違いないと思う。と同時にMMAはパウンドがあるなかでコントロールをするので、スペースが必要でよりコントロールする力が必要になるから、そこを練習しているの」

──リトゥは有名なファミリーの一員で、U23世界大会では銀メダルを獲得。インドのプロ・レスリング・リーグ(フリースタイルレスリングのチーム対抗戦リーグ)でももっとも契約金の高いレスラーでした。なぜMMAへの転向を考えたのでしょうか。

「確かにMMAに転向したとき、私はインドのレスリング界のスター選手の1人だった。でもMMAにはずっと興味があって、注目していたの。子供の頃から人とは違う挑戦をすることが好きだったから、インド人初のMMAチャンピオンになりたいと思ったの」

──お父さんの反応はいかがでしたか。

「MMAに転向することを伝えた時、父はまず『オリンピックが近づいているのにか?』とは言っていたわ。でも私がMMAを戦いたい気持ちを無碍に否定することはなかった。そうね父は全く反対せず、『どんな競技だろうが、インドの誇りになってくれ』と言って、私の考えを尊重してくれたわ」

──素晴らしいですね。インド人初のMMA世界チャンピオンはアルジャン・ブラーが4月のONE ダンガル大会でONE世界ヘビー級チャンピオンとなりましたが、女子アトム級GPは世界挑戦権が賭けられたトーナメントで2週間後に準決勝で平田樹選手と戦います。その一方で、シンガポールはコロナ陽性者が爆発的に増えました。ただし、政府は重症化率が非常に低いことでロックダウンはせずに、コロナと共生すると宣言しています。このような状況でイヴォルブMMAの練習は制限を受けていないですか。

「一度ジムが3日連続で閉鎖となったほか、スパーリング相手は1人限定で、交代が認められていない状態ね。私はサイズも同じで、レスリングができるリュート(澤田龍人)がいつもパートナーよ」

──澤田選手は以前からリトゥは本当にレスリングが強いと言っていました。

「(笑)。リュートは私にとって最高のスパーリング・パートナーよ」

──では平田選手の印象を教えてください。

「打撃では彼女の方が上ね。経験も私よりあるし。ただし、私のレスリングの方が彼女の柔道より強力よ。私のパワーこそ最強で、誰も対抗することはできない。ファンにとっても面白い試合になると思うけど、私が最強だと証明する試合にしたい……そうなるわ」

──ところで今回のGPではハム・ソヒとデニス・ザンボアンガの判定が問題となり、結局ハム・ソムは負傷で準決勝を欠場しました。

「あの試合が論争になったことは私には関係ないわ。私は私の試合に集中するだけだから。最強の選手がチャンピオンになるべきで、私はGPで優勝する準備はできているから」

※リトゥ・フォーガットのファミリー構成などが記されたレポート掲載のFight&Life#87は22日(金)より発売されています。

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【ONE NEXTGEN】青木真也と組み技打ち込み練習開始、平田樹「やっぱりグラウンドが好きだから」

【写真】まとう空気が変わってきた。この選手は、試合がコンスタントにある方が吹っ切れるようだ(C)MMAPLANET

29日(金・現地時間)に開催されるONE NEXTGENで女子アトム級GP準決勝でリトゥ・フォーガットと戦う平田樹が──青木真也と組み技の練習を行っている。

MMA転向から打撃を磨いてきた平田は、試合になると柔道流の腰に乗せた投げから袈裟系の抑え込み&パウンドや関節技で勝利をしてきた。しかし、この柔道流の組技からの脱却が、必要だという青木の指摘を受け、週に2度一緒に練習を行うようになった。

22日発売のFight&Life誌では青木真也✖平田樹の組技練習対談を掲載。ここでは、さらに練習を続けてきた平田に現状とフォーガット戦について尋ねた。


──木曜日にIGLOOで青木選手とマンツーマンでグラップリングの練習をして、土曜日にはTRIBEの青木クラスにも参加しているということですか、他のメンバーはどういった面子なのでしょうか。

「はい。8時45分から若松(佑弥)君、後藤丈治さん、小川徹さん、(平田)直樹、自分です」

──若松選手は君付けなのですね(笑)。

「アハハハ、確かに。丈治さん、小川さんって呼んでいるけど、若松選手は若松君ですね(笑)。若松君と丈治さんは同じREBELLIOUSのスポンサードを受けていて、何度も遊んでいますし、小川さんとは何回かご飯を一緒したことがあって、凄く気の知れたメンバーで練習できています。いつもの面子って感じで。優しいお兄さんたちばかりなので、練習も入っていきやすかったです」

──土曜日の方はどのような練習をしているのでしょうか。

「木曜日と同じで、30分ぐらいひたすら打ち込みをやって、そのあとは参加メンバーの疑問に青木さんが答えてくれる感じで研究しています。合計で90分ぐらいやっていて、凄く楽しいです」

──木曜日のマンツーマンと、土曜日のグループレッスン。違いはどこにありますか。

「皆でやっているとそれぞれの意見があって、技の幅が広いです。練習中に出た技術について直樹とまた話して、煮詰めていくような感じで。本当に面白いです」

──手応えの方は?

「こないだの土曜日に壁レスの打ち込みをして、それが一昨日のKRAZYBEEでのプロ練習でめちゃくちゃ使えました(笑)。直樹もその日に自分のジムでプロ練があって、夜に電話で話した時に『試してみたけど、ちょっと出来そう』って言っていました。2人で習うから、意見の交換も電話でできて良い感じです」

──土曜日はスパーリングの方は?

「ないです。それも木曜日と同じで。ひたすら打ち込みをやっています。パートナーもずっと直樹で、青木さんもそれをジッと見てくれて、間違っていると指摘してくれます。手本を示してくれますし、ホントにここでの練習と変わりないです。

で若松君たちが青木さんに質問し始めると、自分たちも動くのを止めてジッと聞くような感じで。皆が動画を撮っていますし、凄く勉強になります。

マンツーマンは、自分がどういう技を指導してもらっているのか、受け手をしているので分からないことがありますけど、回りを気にすることなく自分の教えて欲しいこと、どんどん質問できます。

土曜日は質問をしたい人が、他にもたくさんいるので。そこは譲り合いっていう風になっちゃうんですけど、尋ねたいことも同じようになってきますね。今日の練習も直樹が一緒に来る予定だったんですけど、ケガで暫らく無理になってしまって」

──これまでやってきた組みの練習とは違うように感じますか。

「壁レスも勉強することが多いですけど、それでもやってきたことがあるので何とかなります。ただ直樹も樹もテイクダウンの打ち込みが超下手クソなんです(笑)。直樹も、そこは注意されていました。どうしても投げようとしてしまうんですよね」

──あぁ、腰の乗せてしまうということですね。

「そうなんですよ。ダブルレッグとかシングルレッグなんて、自分が沈めば良いって言われて。自分達は沈んでいるつもりでも、全然できない。どうしても投げようとしているようで青木さんには『そんなのやらなくて良いよ。沈めば良いのに、大回りする癖がある、お前たちは』って言われました。壁レスの時も、ボディロックの時も」

──ボディロックを取って、大腰で担ぐような形になってしまう?

「ホント、そうなんです。直樹も本当にそういう癖があって、その場に座れって指摘されていました。自分ら的には座っているつもりなんですけど、どうも腰に乗せる癖があるみたいです。直樹も、その修正に手間取っていました。どうしても柔道になってしまうので。青木さんとしては、力を使っているから疲れるので、沈めば良いんだっていうことなんですけど、なかなかできなかったです。足の使い方、踏み込み方、一番難しいって直樹も言っていました」

──直樹選手が困っているのを見ると、一番勉強になるのではないですか。

「ハイ、いつも直樹に教えてもらっていたので、『直樹も知らなかったんだ』って。青木さんは自分のことを『不真面目で優等生』って言っていたんですけど、直樹は真面目で優等生だから『真面目過ぎちゃダメだ』って言われていました。

私も自分のことは真面目だと思っていたんですけど……」

──えっ?! 

「アハハハ、ダメでした。不真面目だったって分かりました。でも、本当に面白かったです」

──平田樹という選手の練習をこれまでも幾度となく取材させてもらってきましたけど、一番楽しそうに見えました。

「そうですね。やっぱりグラップリングが好きなんだなって。これまで試合のなかで、何度もあったのに仕掛けることができていなかった。それが改善できそうで。練習でも得意なところを伸ばすべきだって改めて思っています」

──そこをKRAZYBEEに持って帰って、試しているのですね。

「美憂さんとかレスラーの人が多いので、そこで如何にできるか──ですね。そこを試しているのが、今は楽しいです。この練習の成果が、そこで発揮できるか」

──時間をかけて身につけていくモノだと青木選手も言っていましたが、試合まで3週間となり、この練習をしていても試合のことが頭に過るということはないですか。

「どうしても考えてしまいますね。週に2回で、これだけできる。時間はそれほどないですけど、これだけできるようになったので。相手がやって来ることも分かっていますし、そこで習ったことが使えるか……というのは考えますね」

──とはいえ、組んできたことを切る。今日は自ずとフォーガット戦に生きることを指導してもらっていたようにも見えました。

「ホントは極めまではなくて、スプロールからがぶってバックに回るまでの予定が、切った時に何か技があるのかって尋ねられて『ダースができます』って答えて。

そこでも修正や新しいことを教えてもらえました。極まったところは形になっていたのですが、入り方ができていなかったので、入る前の打ち込みをやってフィニッシュまでの動きを完成させました」

──新しいおもちゃを手にしたように喜んでいますね。

「ハイ。明日、早速スパーリングで試してみます」

──その流れというのは、平田選手からリクエストしたのですか。

「いえ、青木さんがテイクダウンを切ったところからやるぞって。もうリトゥがやって来ることですよね。『お前から仕掛けないだろ? なら、切ってこれやっていこう』という風に教えてくれました」

──ではリトゥ・フォーガット戦、切ってダース、がぶってバックが狙いですね。

「きっと相手はやることを変えてこないだろうし、そこは狙って行きます。打撃もやりたいですけど、フィニッシュして勝ちたいです。しっかりと青木選手の指導で、打ち込みをやっていけば穴はないかと思います。そうはいっても、試合になるとうまくは行かないんですよね」

──いざとなったら、これまでの培ってきた技が出ることは十分に考えられます。そうなると組みあったなかで、リトゥを内股で投げることができるのか、と。

「青木さんからも、内股ならやって良いって言われました。首投げだとバックに回れる恐れがありますけど、内股ならその次の動きに入りやすいです。内股は小学生の頃から、高校までずっと得意技でした。朝起きて、100回打ち込みをやって学校へ行く──みたいなことをずってやってきました。大胆な大きな技しか、やりたくなかったので。

アニキは逆で足技とかが得意だったから、今でも足技を使っていて。そこでもタイプが全然違っていました」

──青木選手が準決勝を戦う選手は横一戦だと言っていましたが、どのように捉えていますか。

「優勝候補のハム・ソヒがいなくなって、誰が優勝候補か分からなくなった。ということは期待されていたのはハム・ソヒだったんだなって。でも、ここはしっかりと勝って……いずれ、ハム・ソヒとも戦いたいと思っています。

ハム・ソヒがいなくなって、想像と違うトーナメントになりましたけど、この先にベルトがあることは変わりないので。それにハム・ソヒもONEを離れるわけではないし、いずれ絶対に戦う相手だと思っています。このトーナメントは優勝してもチャンピオンじゃなくて、その先にアンジェラ・リーがいるということも、しっかりと頭に入れています。

決勝に上がってくるのは絶対にスタンプだろうし。普通に当たり前に勝って来る。やっと、スタンプと戦えますね」

──いやぁ、そのまえにリトゥがいますし(苦笑)。リトゥの一番嫌なところはどこでしょうか。

「パンチは右のオーバーハンドとしかないんで、そういうことよりもしつこさですね。潰して、絶対に足を取って来るので。あのモン・ボーにも右が当たっていたのは、テイクダウンがあるからだと思います」

──この間の試合で、一発貰ってもすぐに組みに行けました。あそこが一番良かったかと。シュンとならなかったですし、あのシーンが平田樹のキャリア、唯一のピンチだったと言えるかと。対してリトゥは、このところドロドロの根性勝負をしています。あの経験で彼女はMMAファイターとして成長できたかと。

「気持ちですよね。あの人は3Rが一番強いと思います。だから、そこまで行かせずにフィニッシュできれば一番手っ取り早いです。大丈夫です。初回で寝技に持ち込んで、フィニッシュしたいです」

──切ることができず、下になった場合というのは?

「固められた時に逃げる練習はやっているし、大丈夫だと思います。そんな心配していないです。どれだけ抑え込みが強いのか。そんなに立てないモノなのか、そこは戦ってみないと分からないです。体もぐっと詰まってガッチリしていて、でも手首や足首は細くて胴が大きいですよね。そこ踏まえて、どこがそんなに強いのか……でも、四つに組まれても大丈夫だと思うし、そんなに心配していないです。

リトゥはグラウンドの技術がないし……多分。試してもないから、本当に持っていないはず。その点、自分は持っているけど出せてないだけで」

──そんなに断言されても……(笑)。

「ここは思い切ってやってみようって。今回の試合はグラウンドの時間が長くなると思うので、色々と挑戦してみます。そこが楽しみです。やっぱりグラウンドが好きだから、思い切りやりたいです。寝技をもっと究めたくて。直樹は青木さんや北岡さんに『上手い』って褒められるんです。樹の方が先に始めたのに……イラっとしちゃいますよね。でも、今は本当に練習が楽しいですし、今年はこのまま勝ち続けます」

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【ONE NEXTGEN】シンガポールが感染拡大、11月大会は10月29日収録に変更。ブルックス✖アディワン決定!!

【写真】10月29日の収録マッチで対戦が決まった祖根寿麻──ではなく、ジャレッド・ブルックスとリト・アディワン (C)MMAPLANET

7日(木・現地時間)、ONE Championshipが10月29日(金・同)に開催されるONE NEXTGENの対戦カード及び、同日に収録し11月12日と26日にディレイ中継されるNEXTGN02 NEXTGEN03の一部のカードを発表した。

既報の通り、同大会ではONE女子アトム級GP準決勝ジュリー・メザバルバ✖スタンプ・フェアテックス、リトゥ・フォーガット✖平田樹が組まれているが、ダークシリーズの再開とともに1大会は5試合の括りとなり、MMAではキリル・グリシェンコ✖ダスティン・ジョインソン、ストロー級のミアオ・リータオ✖ジェレミー・ミアドの2試合だ。


そして当初の予定では10月29日に続き、11月12日はREDEMPTION、26日にGOLD RUSHという2つのライブイベントが予定されていたが、この2大会を取りやめ29日に収録したNEXTGENの02と03大会がディレイ配信に。

8月の第3週までシンガポールはコロナの封じ込めが非常に上手くいっていたが、その最終週に100人を超えると、9月の18日は1000人超え、現状では1週間では1日平均2500人の新規感染者数が報告されるようになっている。これは人口10万人当たりの感染者数が288人と、現状の日本の5人と比較しても相当に逼迫した状況であることは想像に難くない。新規感染者のピークアウトがいつになるのか──11月のライブ大会の取りやめは、シンガポール以外の開催地の洗い出しにも通じており、偏に12月5日のONE X=10周年記念大会、そして大晦日大会もプランもあるONEが大事を取っての決定といえる。

が、この11月のライブ大会では日本の箕輪ひろばとジャレッド・ブルックスのストロー戦が組まれていたが、急遽29日に前倒しとなったため箕輪サイドでは準備が間に合わなく12月に試合を行えないかと交渉をしていた。

結果、箕輪✖ブルックスはバラされ、10月29日収録分として26日配信分でブルックス✖リト・アディワンがマッチアップされることとなった。これはもう日本のファンからすれば憤慨したくなる残念な決定だが、ブルックスとしても4月のTNTシリーズでのデビューが流れ、半年が過ぎたことでとにかくONE初陣を少しでも早く、対戦相手が変更されようが実現させたかったという事情があるかもしれない。

何よりアディワン✖ブルックスも、フィリピンの猛威が北米MMAファイターのフィジカルを備えたウェルラウンダーを相手に、これまでのアジア勢と対戦した時と同じように戦るのか。この点を考察するうえでも、非常に興味深い一戦ではある。

また今回の発表では同じく4月のTNTシリーズで試合が流れたタン・カイが、韓国のユン・チャンミンと対戦するフェザー級マッチが12日に配信されることも明らかとなっている。

高橋遼伍に勝ったタン・カイと敗れたチャンミン──中韓対決は、チャンミンが高橋戦の敗北を一掃する機会ととらえているというが、タフファイトになることは間違いない。

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