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Gladiator Gladiator022 MMA MMAPLANET o キック ダギースレン・チャグナードルジ チハヤフル・ズッキーニョス

【Gladiator022】大接戦——RNCを極めかけたダギースレンがチハヤフルにスプリット判定勝ち

【写真】モンゴル幻想は崩れず。ダギースレンの底力も見せつけた(C)MMAPLANET

<Gladiatorフェザー級王座決定T準決勝/5分3R>
ダギースレン・チャグナードルジ(モンゴル)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29.
チハヤフル・ズッキーニョス(日本)

サウスポーのチハヤフルが前に出た。右の蹴りを見せてからサークリングするチハヤフル。ダギースレンが距離を詰めてくるが、チハヤフルはケージを背負わない。ダギースレンの右ストレートに対し、ダギースレンが左ミドルを返した。するとダギースレンが右スーパーマンパンチで下がらせ、さらに右ボディストレートを突き刺した。

右中心に攻めるダギースレンに対し、チハヤフルはテイクダウンのフェイントを織り交ぜる。しかしダギースレンの左フック、さらに右がヒット。チハヤフルは距離をつくって左ハイを見せる。ダギースレンの右をヘッドスリップでかわすチハヤフルだが、空いたボディにダギースレンの右が入る。ラウンド残り半分のところでダギースレンが右で突っ込んできた。カウンターで組みついたチハヤフルが、ボディロックからケージに押し込む。しかしダギースレンが左のオーバーフックからチハヤフルに背中を着かせた。

両手でチハヤフルの首を抱えるダギースレン、チハヤフルはフルガードからブリッジで崩しにいく。ダギースレンはケージまで運び、そのままパウンドを落としながらトップをキープ。チハヤフルはケージキックから腕十字を狙うも、ダギースレンが立ち上がった。

2R、距離をつくるチハヤフルに対し、ダギースレンが前に出る。チハヤフルが左ミドルからボディロックで組みつき、ダギースレンからテイクダウンを奪った。すぐにマウントへ移行したチハヤフルに対し、ダギースレンは下から暴れるも、チハヤフルが左手を枕にして抑え込む。ケージ際まで下がったダギースレンをパンチで削るチハヤフル。下から抱え込むダギースレンの顔を、左手で引きはがす。ダギースレンがハーフガードに戻し、首を抱えてリバーサルする。

しかし、この動きに合わせてチハヤフルがバックへ。ダギースレンはチハヤフルの右手を抱える。クラッチを切ったチハヤフルがバックマウントを奪い、ネルソンからコントロールしている。うつ伏せになってパンチで削られるダギースレンは立ち上がろうと試みる。それを潰すチハヤフルだったが、ダギースレンが抱え込みながらリバーサルに成功した。

下になったチハヤフルは、ケージ際でダギースレンの右腕を狙う。腕十字を極められずも、下から右ヒジをダギースレンの頭部に突き刺す。残り10秒で再び腕十字を仕掛けたチハヤフルに対し、ダギースレンもパウンドを落とすが、チハヤフルも打ち返した。

最終回、チハヤフルが左ミドルで距離をつくる。プレスをかけるチハヤフルに、ダギースレンが右のカウンターを何度も合わせていく。チハヤフルは左スイングからシングルレッグで組みつくも、倒すことはできず。スタンドではダギースレンが右を見せるが、チハヤフルも相手にケージを背負わせて組みついていく。

ダギースレンの左右フックがチハヤフルの顔面を狙う。チハヤフルはヘッドスリップやダッキングなど、ディフェンス力も見せつける。パンチを振りながら前に出て来るダギースレンに対し、チハヤフルが組みついてグラウンドに持ち込んだが、ケージ際でダギースレンがバックマウントからRNCへ。

苦悶の表情を浮かべたチハヤフルだが、RNCを凌ぐと反転してマウントを奪う。ケージキックを狙うダギースレンにパウンドの連打を浴びせ、うつ伏せになったダギースレンに対してパウンドからRNCを狙う。削りながら何度もRNCを仕掛けるチハヤフル。反転したダギースレンがスクランブルに持ち込む。一度は返したチハヤフルだが、最後はダギースレンがトップを奪い、動くチハヤフルにRNCを仕掛けたところで試合終了のゴングが鳴った。

裁定はスプリットでダギースレンの勝利。チハヤフルはモンゴル幻想を崩すことはできなかったが、チハヤフルの今後に期待が掛かる好勝負だった。


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Gladiator Gladiator022 MMA MMAPLANET o ジェイソン・マルガリョ 竹本啓哉

【Gladiator022】腕十字を耐えたマルガリョに横三角からキムラを極めた竹本がGP準決勝へ進出

【写真】遅い打撃ではなく、しっかりとサブミッションでフィニッシュ(C)MMAPLANET

<Gladiatorバンタム級GP1回戦/5分3R>
竹本啓哉(日本)
Def.1R by キムラ
ジェイソン・マルガリョ(フィリピン)

試合開始前に会場のブレーカーが落ちたため、復旧まで時間を要した。電気が戻り、通常どおり試合が行われる。サウスポーの竹本が距離を詰める。右スピニングバックフィストでマルガリョを下がらせ、さらにシングルレッグで組みついた。ボディロックからグラウンドに持ち込んだ竹本は、マルガリョの右手首を押さえていく。

マルガリョはハーフから左のオーバーフックへ。マルガリョの右腕を取りながらパスした竹本が、キムラからストレートアームバーへ。マルガリョがハーフに戻し、竹本が再びパスしようとしたところでマルガリョが起き上がろうとする。竹本は腕十字に切り替えた。

腕が伸びるも耐えるマルガリョ。竹本は鉄槌を落とし、反転したマルガリョを横三角で固める。そのままマルガリョの右腕をキムラで極めた。

この勝利でバンタム級GP準決勝に進出した竹本。準決勝の組み合わせはシャッフルされるとのことだが、残り4人のGP出場者の発表が待たれる。


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Gladiator Gladiator022 MMA MMAPLANET o Progress ジョセフ・チェン 森戸新士 網藤雄太

【Gladiator022】スタンドレスリングにこだわった森戸、TDポイントで網藤の猛攻を振り切る

【写真】ジョセフ・チェン戦の課題だったスタンドレスリングに挑んだ森戸(C)MMAPLANET

<Progressフォークスタイルグラップリング・ウェルター級暫定王座決定T準決勝/5分2R>
森戸新士(日本)
Def.4-3
網藤雄太(日本)

森戸が距離を詰めて首と手首を掴みにいく。森戸が引くと網藤が離れた。シングルレッグでテイクダウンを奪い2pを獲得した森戸は、立ち上がる網藤に対してバックコントロールからグラウンドへ。バックを奪うことはできなかったが、腕をたぐりながらマウントへ移行する。右腕を枕にして抑え込む森戸が、網藤の両脇を挙げさせる。網藤の頭を起こし、腕十字を狙ったが網藤が凌いで立ち上がった。これで網藤にスクランブルの1pが与えられる。

スタンドに戻ると網藤がシングルレッグで組むもテイクダウンできず。森戸は左腕を差し上げて網藤をケージに押し込んだ。すぐにケージから離れる網藤。頭をつけて組みにいく網藤、森戸は腕をたぐってくませない。ケージ中央で森戸が網藤の頭を押さえ、ギロチンを狙う。さらに網藤の右足にシングルレッグで組んだ森戸が、ケージ際で網藤に背中を着かせてテイクダウンの2pを追加する。

残り30秒、森戸がマウントからワキを上げさせて腕十字を狙う。しかしケージの反対側に引き込んで三角に切り替えるも、網藤が返しに行く。ラウンド終了間際に森戸がトップを押さえた。

最終回、ケージ中央の組み手争いから、網藤が首を触りに来ると森戸が下がる。網藤はケージに押し込みながらダブルレッグでテイクダウンを狙うも、森戸がすぐに体勢を立て直してポイントを与えない。森戸のリストを掴んで押し込む網藤。森戸はケージ際でシングルレッグを狙うも、切られてしまう。ケージ中央で網藤の首を引き入れる森戸だが、ギロチンの形には至らない。

森戸が組んで左腕を差し上げると、網藤が離れる。ケージ中央に戻り、森戸がシングルレッグで組んだ。網藤はクラッチを切ろうを試みるが、森戸が押し込む。しかし網藤がクラッチを切ってケージ中央に戻り、組んで押し込むが森戸は倒れない。またもシングルレッグに入った森戸だがグラウンドに持ち込むことはできない。

残り30秒で網藤がシングルレッグで森戸に背中を着かせ、テイクダウンの2pをゲットする。ポイント差はわずか1p。森戸が下から三角と足関節を狙い、そのまま逃げ切った。

試合後、世羅がケージインし「ここまで来たら決勝は一本勝ちする」と宣言。森戸は「ジョセフ・チェンには開始早々テイクダウンを取られて負けたので、今日は立ちで勝負しようと思った。決勝に向けて、良いパフォーマンスができるように整えていく」と語った。世羅と森戸によるトーナメント決勝戦は10月1日、同じく176boxで開催されるGLADIATOR 023で行われる。


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Gladiator Gladiator022 MMA MMAPLANET o Progress 世羅智茂 加賀谷庸一朗

【Gladiator022】レスラー加賀谷からテイクダウンを奪った世羅が肩固めを決めてFGトーナメント決勝進出

【写真】レスリング勝負でも世羅が巧さを見せた(C)MMAPLANET

<Progressフォークスタイルグラップリング・ウェルター級暫定王座決定T準決勝/5分2R>
世羅智茂(日本)
Def.2R1分50秒 by 肩固め
加賀谷庸一朗(日本)

世羅から組みにいった。足払いをみせる加賀谷、かわした世羅が手四つで揺さぶる。加賀谷がシングルレッグで入るも、組むことはできず。押し込んでいく世羅に対し、加賀谷が左腕にアームドラッグを仕掛けたが世羅が話した。ケージに詰まった加賀谷が、再びアームドラッグでグラウンドに持ち込むも、すぐに世羅が立ち上がる。

シングルレッグのフェイントを見せる加賀谷は、世羅が首を触ってくると下がる。組み手争いのなか、世羅が首投げからグラウンドに持ち込むも、加賀谷がトップを奪った。ここで加賀谷にテイクダウン2pが入る。世羅が下から足を取りにいくと、加賀谷が離れた。シッティングガードの世羅に対し、加賀谷が側転パスガードを狙うも世羅が返してリバーサルの2pを得た。

そしてパスから腕十字を狙った世羅が、ここは極められずもさらにバックに回り、バックグラブの2pを追加する。さらにバックから再び腕十字を狙っていった。

ポイント4-2で迎えた最終回、世羅がシングルレッグでテイクダウンを奪い2pを得た。加賀谷は右足のラバーガードを狙うも、世羅が押し返してサイドに移る。右腕を枕にして抑え込む世羅に対し、加賀谷がブリッジで返しかけるも、ここは世羅がトップをキープ。すぐに肩固めに移り、タップを奪った。

フォークスタイルグラップリング・ウェルター級暫定王座決定トーナメント準決勝は、まず世羅が勝利。決勝では続く森戸×網藤の勝者と対戦する。


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Gladiator Gladiator022 MMA MMAPLANET o キック 江田こうすけ塾長 溝口司

【Gladiator022】残り10秒の打ち合いで溝口が右を効かされるも、右で江田を沈めてプロMMA3連勝

【写真】溝口はこれでMMA3連勝(C)MMAPLANET

<バンタム級/5分2R>
溝口司(日本)
Def.1R4分50秒 by KO
江田こうすけ塾長(日本)

溝口が広いスタンスで距離を詰める。ケージを背負う江田が左インローを打ってから離れた。溝口は江田のダブルレッグヲスプロールし、サウスポーにスイッチしながら左ハイを見せた。足を入れ替えながら様子を伺う溝口だが、なかなか手は出ない。江田が距離を詰めたところで右アッパーを合わせた。さらにハイキックを見せた溝口は、江田の出方を見る。

江田がシングルレッグで入ると、溝口がスプロールする。江田にケージを背負わせて、両手を挙げながらローを連打した。回る江田、溝口はステップを踏みながら左手で挑発する。ケージ中央で、シングルレッグで組んだ江田が溝口に背中を着かせた。しかし溝口もすぐに立ち上がる。残り30秒で溝口が左ハイを繰り出す。

残り10秒で打ち合う両者、江田の右フックで江田が腰を落とすも、体勢を整えた溝口の右が当たり、江田がダウンしてレフェリーが試合をストップした。


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Gladiator Gladiator022 MMA MMAPLANET o キック 江木伸成

【Gladiator022】プロMMAデビュー戦の江木が足関節を狙い続け、空にフルマークの判定勝ち

【写真】江木がプロMMAでも足関節にこだわり続けた(C)MMAPLANET

<フライ級/5分2R>
江木伸成(日本)
Def.3-0:20-18.20-18.20-18
空(日本)

江木が念願のプロMMAデビュー戦。サウスポーの江木が、空の右ストレートをかわして左ミドルを繰り出す。蹴りを散らす江木に対し、体を振って距離を詰める空。江木は蹴り足をつかまえてグラウンドに持ち込み、空の左足に内ヒールを仕掛ける。空もヒザを抜くが江木のフックを外すことはできず。ヒールにこだわる江木に空はパウンドを浴びせるも、構わず江木は内ヒールにトライし続ける。

空が江木に背中を着かせてパウンドを連打する。しかし、江木はやはり内ヒールへ、空に背中を着かせると、相手の足を伸ばして内ヒールからストレートフットロックへ。ヒザを抜いた空が上半身を起こすと、江木はバックに回る。足を絡めたままの江木がバックマウントを狙うも、切り返した空がトップからパウンドを連打。江木のヒールフックを凌ぎ、パウンドを連打し続ける。江木はケージに押し込まれながら、もぐって空の体勢を崩し、アンクルを狙うも極まらなかった。

最終回、クラウチングスタイルで構える空に左ハイを浴びせる江木。空は肩を振り、ステップで立ち位置を変え続ける。ケージ中央で見合う両者。江木が右サイドキック、右掛け蹴りで距離を測る。空が右ストレートで飛び込んだが、江木がサイドステップでかわした。距離が近くなると江木がシングルレッグで飛び込み、やはり空の左足に外ヒールを狙った。

空は江木の内モモを蹴ってクラッチを外すも、江木がサドルに近い形で内ヒールに切り替える。さらにストレートフットロックの形に捉えた江木だが、空のパウンドとカカト蹴りを受けてしまう。足を抱えたまま鉄槌を見せる江木が、またも内ヒールへ。極まらないとみるや上半身を起こし、今度は右足にストレートフットロックを仕掛けた。空は江木の右ヒザにパンチを落とし続けた。

試合終了のゴングが鳴ると、空が足を引きずりながら自コーナーに戻る。裁定は江木がフルマークの判定勝ちで、プロMMAデビュー戦を勝利で飾った。試合後、江木は「グラジエイターのフライ級チャンピオンを目指していきます」と宣言した。


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Gladiator Gladiator022 o Progress UFC YouTube

【GLADIATOR】速報中!GLADIATOR 022


さてさてUFCの直後でバタバタしていいますが、大阪176BOXではGLADIATOR 022が開催されています。GLADIATORバンタム級GP1回戦にGLADIATORフェザー級王座決定トーナメント準決勝、PROGRESSフォークスタイルグラップリング暫定ウェルター級王者決定トーナメント準決勝と盛りだくさんのラインナップ。ありがたいYouTubeの無料配信を見つつ、メインカード6試合を電波と充電の続き限り速報します。乱筆乱文にはご容赦くださいませ。
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【Gladiator022】バンタム級GP出場、ジェイソン・マルガリョ「タケモトの遅いパンチ&超遅い蹴りに注意」

【写真】1994年9月生まれ、28歳のマルガリョ。プロでは11勝6敗、アマは3勝3敗 というレコードの持ち主だ(C)MMAPLANET

本日11日(日)、大阪府豊中市の176boxで開催されるGLADIATOR022では8人参加のバンタム級GPがスタートする。そこでフィリピンのジェイソン・マルガリョが、竹本啓哉と対戦する。

アジアの#01フィーダーショーを目指すグラジエイターにあって、韓国とモンゴルが結果を残すなか――ポテンシャルこそ見せても勝利を手にできていないのがフィリピン勢だ。そのなかで手にしたチャンス、国際戦の経験も豊かなマルガリョはディンクレディブルMMA……つまり1月にグラジに来日したジョン・オルニドの同門でフィリピンMMAの強さを見せることを胸に竹本と相対する。


――ジェイソンが格闘技を始めたのはいつ頃ですか。

「17歳の時にボクシングを始めた。マニラから北に100キロほど離れたサンバレス州に住んでいて、柔術も生まれ故郷で習うようになった。ボクシングジムがMMAジムになったんだ。本当はプロボクサーになることが夢だった。でも17歳からやり始めたのでは、遅すぎた。だからMMAに転向した。

MMAキャリアをスタートさせるのに17歳は、まだ十分に早い。柔術、ボクシング、柔道、ムエタイという別々のスタイルの格闘技を学ぶようになり、19歳からMMAを戦ってきた」

――それからマニラに出てきてロランド・ディ門下として、活動するようになったのですね。

「生まれ故郷にいるより練習環境も良く、試合の機会もマニラの方が多い。だからマニラに引っ越した。2013年の時だよ。MMAを始めた直後だ。でもロランド・ディと練習を始めたのは3年前、それまではマルキーナでMMAをやっていた。ロランドは素晴らしいコーチで、最高のリーダーなんだ。いつもファイターにやる気を与えてくれる」

――ではジェイソンのMMAファイターとしての強みを教えてくれますか。

「僕はストライカーだ。でも、柔術でもレスリングでもタケモトと同じことがきるよ。念を押すけど、打撃の選手だけどね。僕らはどの局面でも戦える。そのために柔術とレスリングの練習を多くやっているんだ。確かにタケモトは良いグラップラーだ。でも、そんなことは気にしない。

この試合はMMAだから。サブミッションだけでなくパンチ、キック、エルボーと試合をフィニッシュできる数多くの武器を持っている。それに試合は常に立ち技から始まるからね。僕がタケモトを倒すことは分かっている」

――竹本選手の攻撃で注意しないといけないのは、どこだと考えていますか。

「タケモトの遅すぎる打撃だ。パンチは本当に遅くて、キックも超遅い。ただしグラップリングは本当に、本当に、本当に強いよ。彼がパンチを出すのはテイクダウンを狙うためだということは分かっている。そこもしっかりと対策を練ってきた。僕とタケモトとの試合はエキサイティングな戦いになる。爆発力のあるファイトになること間違いない。MMAはトータルファイティング。グラップリング、レスリング、どのような状況になっても戦うことがデキる準備をしてきた」

――ジェイソンの戦績を紐解くと、フィリピン以外の試合も多いですね。

「これまで僕はマレーシア、タイ、中国、アブダビで戦ってきた。UAEWでの戦いは、大きな舞台で凄いプレッシャーだったよ。勝てなかったけど、凄く良い経験になった。パニックになってはいけないことを学んだんだ。自分を見失っていたから、すぐに寝技に持ち込まれた。本来はパンチも蹴りも使えたはずだ」

――その経験が如何に成長につながったかを確認するには、竹本選手は格好の相手になりますね。

「だからこそ、この試合の機会が得らえた意味は本当に大きい。フィリピンで国際戦を戦うことはとても難しいから、このチャンスを与えてくれたGladiatorにとても感謝している。ベルトが掛かったGPに向けて、できることは全てやってきたよ。

グラジエイターでは不運にもジョン・オルニドは反則負けになった。エイドリアン・バトトもヒールで敗れている。僕はフィリピンMMAの底力を見せたい。新世代のフィリピンMMAファイターはただのストライカーじゃない。色々な技術を習得しているから、もっと国際的な舞台で戦うことができるはずだ」

――では最後に今回の試合に賭ける気持ちをお願いします。

「タケモトと戦う準備はできている。だからタケモトも僕と戦う準備ができていることを願っている。爆発力のある試合をして、タケモトをぶっ飛ばす」

■視聴方法(予定)
6月11日(日)
午後12時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■ Gladiator022計量結果

<バンタム級/5分2R>
フェルナンド:63.95キロ
今村豊:63.95キロ

<バンタム級/5分2R>
秋田良隆:61.0キロ
田中壱季:61.05キロ

<フライ級/5分2R>
古賀珠楠:56.5キロ
廣瀬裕斗:56.7キロ

<フェザー級/5分2R>
桑本征希:65.75キロ
天草ストロンガー四郎:65.6キロ

<バンタム級/5分2R>
藤原克也:60.9キロ
別所竜弥:61.2キロ

<フェザー級/5分2R>
ハンセン玲雄:66.05キロ
徳野一心一馬:65.95キロ

<Gladiatorバンタム級GP1回戦及びGladiatorバンタム級選手権試合/5分3R>
神田T-800周一:61.2キロ
テムーレン・アルギルマー:61.1キロ

<Gladiatorフェザー級王座決定T準決勝/5分3R>
河名マスト:66.1キロ
パン・ジェヒョク:65.55キロ

<Gladiatorフェザー級王座決定T準決勝/5分3R>
チハヤフル・ズッキーニョス:66.15キロ
ダギースレン・チャグナードルジ:66.1キロ

<Gladiatorバンタム級GP1回戦/5分3R>
竹本啓哉:61.65キロ※再計量
ジェイソン・マルガリョ:61.45キロ

<Progressフォークスタイルグラップリング・ウェルター級暫定王座決定T準決勝/5分2R>
森戸新士:76.35キロ
網藤雄太:76.55キロ

<Progressフォークスタイルグラップリング・ウェルター級挑戦者決定T準決勝/5分2R>
世羅智茂:76.2キロ
加賀谷庸一朗:75.9キロ

<バンタム級/5分2R>
江田こうすけ塾長:61.45キロ
溝口司:61.00キロ

<フライ級/5分2R>
江木伸成:56.3キロ
空:56.55キロ

<フェザー級/5分2R>
木村総一郎:65.8キロ
藤岡陸:65.95キロ

<ライト級/5分2R>
後藤丈季:70.5キロ
水野翔:69.8キロ

<ライト級/5分2R>
八木敬志:69.9キロ
直島弘昌:69.95キロ

<バンタム級/5分2R>
安枝匠:59.45キロ
吉田開威:61.15キロ

<ストロー級/5分2R>
田中優樹:51.75キロ
武尊:51.65キロ

<フライ級/5分1R>
MASATERU:56.25キロ
塩谷尚也:56.2キロ

<フェザー級/5分1R>
野口蒼太:56.25キロ
西村剛:56.2キロ

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Brave CF Gladiator Gladiator022 LFA MMA MMAPLANET o Progress Road to UFC UAEW UFC YouTube ジェイソン・マルガリョ ダギースレン・チャグナードルジ チャンネル テムーレン・アルギルマー ハンセン玲雄 パン・ジェヒョク フェルナンド ボクシング 世羅智茂 中村倫也 八木敬志 加賀谷庸一朗 天草ストロンガー四郎 寿希也 森戸新士 江木伸成 江田こうすけ塾長 河名マスト 海外 溝口司 竹本啓哉 網藤雄太 透暉鷹

【Gladiator022】Road to ”Road to UFC”=パン・ジェヒョク戦へ、河名マスト「自分を信じて戦いたい」

【写真】色々あった計量、パン・ジェヒョクの視線が今からすると――そういうことなのかと納得できる (C)MMAPLANET

11日(日)に豊中市の176BOXで開催されるGLADIATOR022でフェザー級王座決定トーナメント準決勝戦=河名マストが、パン・ジェヒョクと戦う。

鳴り物入りながら、「苦労する」――そんな評判のなかで、文字通り泥臭くキャリアを積みかさね、LFAで跳ね返された河名がアジア路線のグラジで王座を狙う。もちろん、その先にはRoad to UFCとUFCという絶対的な目標が存在している。

絶対的な組み力を如何にMMAに活用、いや転用するのか。進化した姿を見せる、そんな真価が問われるパン・ジェヒョク戦が決まった直後に行った河名インタビューをここでお届けしたい。


──グラジエイターに初出場、パン・ジェヒョクとフェザー級王座決定T準決勝を戦います。昨年11月の寿希也戦からここまで試合期間が空き、グラジエイターに出場となった経緯というのは?

「Road to UFCに出場できるのか。そこを待っていました。最初はメンバーに入れるというところから話が進まなくて、50/50という気持ちでいたのですが『出られない』という空気が強くなりました。結果、出場できなかったですが、そこから気持ちの切り替えは早かったです。

BRAVE CFとかUAEWなど中東で戦おうと考えて。マネージメントも、組めるかもということだったので。中東は日本で戦うよりも目に留まる。結果を残せば、インパクトがあるだろうと考えていました」

――それでも日本、そしてグラジ参戦となりました。

「今回のRoad to UFCではベルトを持っているのが判断基準になったように感じました。だからベルトを獲るということが念頭にあって。どこでベルトを狙うか、そこを思案していた時にグラジエイターからオファーがありました。ベルトが掛かったトーナメントで、外国人選手を呼んでくれる。去年、LFAで戦って外国人選手と戦う経験が必要だと感じていたのですが、そうなると中東でやろうが、日本でやろうが場所は関係なくなるので。

グラジエイターは実際にチャンピオンがRoad to UFCに出ていますし、自分が目指すところに向かう階段に確実になっていると思います。ちゃんと実績を残せば北米のメジャーに目に留まるのは明らかで、ただし今そこに引っかかってくるのは韓国人だったりモンゴル人だったりしているので、そこに自分が引っかかるように戦います」

――初戦で戦うバン・ジェフンは韓国人選手で、もう一人の外国人選手はモンゴルのダギースレン・チャグナードルジです。アジア圏の選手と戦うことに関しては、どのように思っていますか。

「今回戦う韓国人選手は、海外の選手にありがちな雑さがあって、際で強くて粘ることができると思いました。僕と戦うと誰もがそうなのですが、組みを拒否してきます。その拒否力が高いです。亀井(晨佑)選手との試合は、そういう試合にならなくてボクシングで突き放されたと思います」

――対して、透暉鷹選手との試合では組みを切って打撃を入れるという部分で強さを見せていました。そして、倒されても立ちます。

「倒しても立たれるというのは、倒し方に問題があるのかと思います。そこは寿希也戦前までは綺麗に投げる……レスリング的には相手にケガをさせないようにフォールを取れるように投げていたのを、如何に投げるときにケガをさせるのか。相手が立ちづらいように投げて落とすというのを寿希也戦で少し出すことができたので、今回もそこをしつこくやろうと考えています。相手がもう立ちたくないと思うように投げて、ダメージを与えようと思います」

――レスリングではケガをさせないように投げていたというのが、新鮮に聞こえます。

「そういう投げを使うと、自分もバランスを崩してケガをする可能性が出てきます。そうなるとレスリングという競技は成り立たないので。そこの綺麗さを捨てた、汚く相手を傷つける投げを出せると思います」

――つまりは組んでからの話で、そこまでの成長具合が気になるところです。

「う~ん、受け返しを一般会員さんのクラスでも丁寧にやるようにしています。プロ練習で受け返しを意識しても、それ以前の問題だったので。それすら恐怖が優ってできないので、それを一般会員さんのクラスで一からやってきました」

――もう勇気だけで向かっていた時期とは違うと。

「ハイ。無謀とは違うかと思います。立ち姿と目線、相手を俯瞰して見て自分の姿勢を崩さない。殴られると殴り返すか、組み返す。そこを丁寧にやろうと練習してきました」

――パン・ジェヒョクは打撃で出てくるファイターなので、そこが如何に成長しているのか試金石となる試合ですね。

「相手が思い切り振ってくれればくれるほど、自分が触ることができる機会は増えると思います。相手からすると、組まれても大丈夫だから思い切り殴ってくるわけで。相手がそういうつもりでいるなかで、組んだ時のプレッシャーが相手の想定より上だったら、もうこの試合は取れるんじゃないかと思っています」

――前に出てパンチを当てた方が勝つ。そのような思考で、今回も来ることが予想されます。

「だからこそ、付け入る隙が出てきます。相手が振って、組み返すことが勝利の方程式だとすれば、そこで組み勝てば向こうに切れるカードはない。そこでグゥの音も出ないほど完封できればと思います」

――実際問題、グラジのベルトはRoad to UFCへのチケット。その切符を手にするために、この2試合で何を見せないといけないと思っていますか。

「まず最低条件として、絶対に勝つこと。勝たないといけない。その勝ち方も、これまで通りずっとコントロールし続けるうえで如何に極め技に持って行くのか。それとも倒してダメージを与えるのか。それをこの2試合で見せないといけないことです。

ストレートを当ててKOができれば良いです。でも、そんなことできないので自分がこれまでやってきた形のなかで、コントロール+フィニッシュにいくことで相手も疲れる。もちろん、自分も疲れるのですが、フィニッシュにいくことがコントロールにつながり、コントロールすることがフィニッシュにつながると思っています」

――去年の1月にFight&Lifeで中村倫也選手と対談をしてもらい、あの時に倫也選手は「最長で2年でUFCに行く」と宣言して実現させました。対して河名選手は「最短で2年」と発言し、ここで王者になってRoad to UFCという道が開けば3年目のUFCはありえます。

「そう考えると、現状は……今年のRoad to UFCに出たかったけど、それが可能になればラッキーで。だから、今ここにいることは遅くはないと感じています」

――ところで今日、練習を見させてもらい意外だったのが、練習仲間から『スッと諦めることがある』という発言が聞かれたことです。

「アハハハハ。練習でやったことしか、試合で出ないです。でも、勝負ということを考えると練習と試合は違う。練習で弱くても、試合で強い場合もあって、その逆の人もいます。そういう意味で、僕は試合で自分の力を信じて出せると思っているので、出し切って勝つ。試合で諦めることは絶対にないです。

LFAまではただ無謀に突っ込んでいました。今は怖さを知った上での勇気です。少しは変わることができた思っているので、自分を信じて戦いたいです」

――では、このトーナメントへの意気込みを改めてお願いします。

「打撃からレスリングでコントロールするなかで見る人が見たら分かる――『ここで明らかにダメージを与えた』、『この動きはフィニッシュにつながっている』というのを自分の頭のなかで想像していて。それを表現できればなと思います」

■視聴方法(予定)
6月11日(日)
午後12時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■ Gladiator022計量結果

<バンタム級/5分2R>
フェルナンド:63.95キロ
今村豊:63.95キロ

<バンタム級/5分2R>
秋田良隆:61.0キロ
田中壱季:61.05キロ

<フライ級/5分2R>
古賀珠楠:56.5キロ
廣瀬裕斗:56.7キロ

<フェザー級/5分2R>
桑本征希:65.75キロ
天草ストロンガー四郎:65.6キロ

<バンタム級/5分2R>
藤原克也:60.9キロ
別所竜弥:61.2キロ

<フェザー級/5分2R>
ハンセン玲雄:66.05キロ
徳野一心一馬:65.95キロ

<Gladiatorバンタム級GP1回戦及びGladiatorバンタム級選手権試合/5分3R>
神田T-800周一:61.2キロ
テムーレン・アルギルマー:61.1キロ

<Gladiatorフェザー級王座決定T準決勝/5分3R>
河名マスト:66.1キロ
パン・ジェヒョク:65.55キロ

<Gladiatorフェザー級王座決定T準決勝/5分3R>
チハヤフル・ズッキーニョス:66.15キロ
ダギースレン・チャグナードルジ:66.1キロ

<Gladiatorバンタム級GP1回戦/5分3R>
竹本啓哉:61.65キロ※再計量
ジェイソン・マルガリョ:61.45キロ

<Progressフォークスタイルグラップリング・ウェルター級暫定王座決定T準決勝/5分2R>
森戸新士:76.35キロ
網藤雄太:76.55キロ

<Progressフォークスタイルグラップリング・ウェルター級挑戦者決定T準決勝/5分2R>
世羅智茂:76.2キロ
加賀谷庸一朗:75.9キロ

<バンタム級/5分2R>
江田こうすけ塾長:61.45キロ
溝口司:61.00キロ

<フライ級/5分2R>
江木伸成:56.3キロ
空:56.55キロ

<フェザー級/5分2R>
木村総一郎:65.8キロ
藤岡陸:65.95キロ

<ライト級/5分2R>
後藤丈季:70.5キロ
水野翔:69.8キロ

<ライト級/5分2R>
八木敬志:69.9キロ
直島弘昌:69.95キロ

<バンタム級/5分2R>
安枝匠:59.45キロ
吉田開威:61.15キロ

<ストロー級/5分2R>
田中優樹:51.75キロ
武尊:51.65キロ

<フライ級/5分1R>
MASATERU:56.25キロ
塩谷尚也:56.2キロ

<フェザー級/5分1R>
野口蒼太:56.25キロ
西村剛:56.2キロ

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【Gladiator022】計量終了 タイトルに直結したトーナメント戦、体重リミットに問題発生!!

【写真】タイトル戦に出場の神田とテムーレン。彼らの間に体重問題は発生せず (C)MMAPLANET

10日(土)、大阪市淀川区の新大阪ブリックビル貸し会議室で明日11日(日)に大阪府豊中市の176boxで開催されるGLADIATOR022の計量が行なわれた。

Gladiatorバンタム級選手権試合を含むバンタム級GP準々決勝2試合、フェザー級王座決定トーナメント準決勝2試合、そしてProgressフォークスタイルグラップリング・ウェルター級暫定王座決定トーナメント準決勝が2試合とタイトルに絡む試合がずらりと並んだ同大会の計量でひと悶着が見られた。


フェザー級王座決定T準決勝に出場するパン・ジェヒョクと所属するKTTのハ・ドンシン監督の両者が、対戦相手の川名マストの計量パスを機に憮然とした表情を浮かべ主催者と協議に入った。

パン・ジェヒョクの体重は65.55キロで、河名は66.1キロ。パン陣営は契約書で今回の試合はタイトル戦に直結するトーナメントのため、従来のグラジではタイトル戦以外で認められた450グラムオーバー規約は適用されず、タイトル戦と同様にリミットは65.8キロと聞かされていたという。

対して河名は+450グラムは認められているという説明を受け、この日の計量に臨んでいた。グラジエイターのタレントリレーションズ代表の長谷川賢は、計量の序盤に同席しておらず、途中で計量会場に姿を見せ、事態の収拾を図った。

長谷川が言うには「+450グラム規約はない。その方向で話を決まっていましたが、日本人選手には65.8キロでなく、66.25キロで伝わっていたようです。パン・ジェヒョク選手には謝罪をして、トーナメント準決勝に臨んでもらうことになりました」とのこと。

つまり外国人選手と長谷川が契約を交わしたプログレスのタイトルが掛かったトーナメント出場選手には+450グラムとは明記されていなかったことになる。

しかし、正真正銘のタイトル戦を戦うテムーレン・アルギルマー以外の来日外国人選手の計量結果はダギースレン・チャグナードルジが66.1キロで65.8キロを上回っている。

さらに再計量で61.65キロとクリアした竹本啓哉と、バンタム級GP準々決勝で戦うジェイソン・マルガリョは61.45キロでパスとされた。つまり61.2キロのリミットを上回っており、ダギースレンとマルガリョの外国勢は明らかに+450グラムを考慮した体重でパスしたことになる。

またプログレス・トーナメントに出場選手は全選手が77.1キロを下回る計量結果となっているもののグラジエイターが用意した計量結果表には、これらの2試合に体重リミットは77.55キロとされており、450グラムが加わっていることは明らかだ。

結果的にパン・ジェヒョク陣営が折れたことで、トーナメント戦は実施される運びとなったが、櫻井雄一郎グラジエイター代表と長谷川賢タレントリレーションズ代表の間で、ミスコミュニケーションがあったことは間違いないだろう。再発の防止を求めるだけでなく、この事態に対してオフィシャルで事態の説明を待ちたい。

■視聴方法(予定)
6月11日(日)
午後12時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■ Gladiator022計量結果

<バンタム級/5分2R>
フェルナンド:63.95キロ
今村豊:63.95キロ

<バンタム級/5分2R>
秋田良隆:61.0キロ
田中壱季:61.05キロ

<フライ級/5分2R>
古賀珠楠:56.5キロ
廣瀬裕斗:56.7キロ

<フェザー級/5分2R>
桑本征希:65.75キロ
天草ストロンガー四郎:65.6キロ

<バンタム級/5分2R>
藤原克也:60.9キロ
別所竜弥:61.2キロ

<フェザー級/5分2R>
ハンセン玲雄:66.05キロ
徳野一心一馬:65.95キロ

<Gladiatorバンタム級GP1回戦及びGladiatorバンタム級選手権試合/5分3R>
神田T-800周一:61.2キロ
テムーレン・アルギルマー:61.1キロ

<Gladiatorフェザー級王座決定T準決勝/5分3R>
河名マスト:66.1キロ
パン・ジェヒョク:65.55キロ

<Gladiatorフェザー級王座決定T準決勝/5分3R>
チハヤフル・ズッキーニョス:66.15キロ
ダギースレン・チャグナードルジ:66.1キロ

<Gladiatorバンタム級GP1回戦/5分3R>
竹本啓哉:61.65キロ※再計量
ジェイソン・マルガリョ:61.45キロ

<Progressフォークスタイルグラップリング・ウェルター級暫定王座決定T準決勝/5分2R>
森戸新士:76.35キロ
網藤雄太:76.55キロ

<Progressフォークスタイルグラップリング・ウェルター級挑戦者決定T準決勝/5分2R>
世羅智茂:76.2キロ
加賀谷庸一朗:75.9キロ

<バンタム級/5分2R>
江田こうすけ塾長:61.45キロ
溝口司:61.00キロ

<フライ級/5分2R>
江木伸成:56.3キロ
空:56.55キロ

<フェザー級/5分2R>
木村総一郎:65.8キロ
藤岡陸:65.95キロ

<ライト級/5分2R>
後藤丈季:70.5キロ
水野翔:69.8キロ

<ライト級/5分2R>
八木敬志:69.9キロ
直島弘昌:69.95キロ

<バンタム級/5分2R>
安枝匠:59.45キロ
吉田開威:61.15キロ

<ストロー級/5分2R>
田中優樹:51.75キロ
武尊:51.65キロ

<フライ級/5分1R>
MASATERU:56.25キロ
塩谷尚也:56.2キロ

<フェザー級/5分1R>
野口蒼太:56.25キロ
西村剛:56.2キロ

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