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【ONE FF37】ONEムエタイで世界と戦う内藤大樹、激闘系スイッチヒッター=ゴントーラニーと再起戦

【写真】ONEに主戦場を移して約4年、内藤はONEムエタイ・キックで世界の強豪と鎬を削っている(C)ONE

21日(金・現地時間)タイはバンコクのルンピニースタジアムで開催されるONE Friday Fights 37。今大会では日本の内藤大樹がゴントーラニー・ソー・ソンマイと対戦する。
by Takumi Nakamura

元シュートボクシング日本スーパーバンタム級王者の内藤は2019年10月からONEに参戦し、ONEで戦う日本人立ち技ファイターのなかでも最古参と言ってもいいキャリアを誇る。ここまでの内藤のONEでの戦績は9戦6勝3敗。2020年2月には当時32勝1敗の戦績を誇っていたサバス・マイケルから2度のダウンを奪って勝利し、翌2021年9月には元ONEキックボクシング世界フライ王者の強豪ペッダム・ペッティンディーにスプリット判定で競り勝った。

敗れた相手にはONEムエタイ世界フライ級&バンタム級王者ジョナサン・ハガティーとONEキックボクシング世界フライ王者スーパーレック・キャットムー9が含まれる。

今年7月のONE Friday Fights 27ではデッドゥアンレック・ティーデ99に判定で敗れたものの、内藤のロー&カーフキック×デッドゥアンレックのミドルという蹴り合い中心の攻防で、デッドゥアンレックのミドルが支持されてのもの。ダメージや打撃スキルで差がついた内容ではなく、内藤がONEムエタイ戦線においてトップ戦線に位置する一人であることは変わらない。

再起戦の相手となるゴントーラニーは元ラジャダムナンスタジアム スーパー・バンタム級&ライト級王者。基本的にはサウスポーながらオーソドックスも使いこなすスイッチヒッターで、ONEには今年2月から参戦し、早くも今回が6戦目とムエタイ戦士らしくハイペースで試合をこなしている。

特にONE参戦前からのライバルでもあるギンサンレック・トー・ラックソーンとの2試合は印象的で、2月の対戦では2Rに奥足ローを効かされて左ストレートでダウンを奪われるも、構えをスイッチしてからの左フックで逆転KO勝利。6月のリマッチでは1Rからオーソドックスで戦い、2月と同じ左フックでギンサンレックを2Rで沈めている。

ロー・カーフキックからコンパクトなパンチにつなげる内藤としては、ゴントーラニーがどちらの構えで試合を進めるかによって試合の組み立てが変わってくる。

そのうえでサウスポでーは伸びのある左ストレート、オーソドックスでは前手の左フック。いずれにしてもゴントーラニーの左に警戒しつつ、どう足から削っていくか。ONEムエタイならではの激闘を続ける強豪ゴントーラニーをクリアし、タイトル戦線に絡んでいく姿を見たい。

■放送予定
10月20日(金・日本時間)
午後21時30分~ABEMA格闘チャンネル

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【Special】月刊、大沢ケンジのこの一番:9月 ストリックランド✖アデサニャ。ケイプ、金原&牛久

【写真】接近戦で戦え、相手の得意なところでもやりあえる。それが世界的ウェルラウンダーという大沢ケンジの弁、ご堪能ほほどを(C)Zuffa/UFC

過去1カ月に行われたMMAの試合からJ-MMA界の論客3名が気になった試合をピックアップして語る当企画。
Text by Shojiro Kameike

背景、技術、格闘技観を通して、MMAを愉しみたい。大沢ケンジ、水垣偉弥、柏木信吾というJ-MMA界の論客をMMAPLANET執筆陣がインタビュー。今回は大沢ケンジが選んだ2023年9月の一番、9月10日(日・現地時間)にUFC293で行われたショーン・ストリックランド×イスラエル・アデサニャマネイル・ケイプ×フィリッピ・ドスサントス、さらには9月24日のRIZIN44でも見られた現在のMMAのトレンドについて語らおう。


――大沢さんが選んだ2023年9月の一番を教えてください。

「UFC293のショーン・ストリックランド×イスラエル・アデサニャと、マネイル・ケイプ×フィリッピ・ドスサントスです。9月は国内外で面白い試合が多かったので、いろいろ語りたいことも多いんですよ」

――ではまず、ストリックランド×アデサニャとケイプ×ドスサントスを選んだ理由からお願いします。

「まずアデサニャは、長い距離で戦いながらカウンターを狙うタイプじゃないですか。でも最近は――特にアレックス・ペレイラとの試合でも、距離を詰められるとアタフタするような場面が増えていましたよね。ストリックランドはアデサニャ戦の前にペレイラと一緒に練習していて、そのあたりはペレイラから聞いていたんでしょう。

ストリックランドが距離を詰めつつ、それほど自分からガンガン行くわけではなく様子を見ていた。

アデサニャは、あれだけ近い距離に入ってこられるのは苦手だと思います。

(C)Zuffa/UFC

それでアデサニャは距離を取る。でもストリックランドが積極的に打ってくるわけでもなく――様子を見ていたらアデサニャのほうが疲れてしまって」

――確かに、ズルズルとスリックランドのペースになっていきましたね。

「パンチが当たったことに対するポイントでいえば、アデサニャが取っている可能性もあるかもしれない、と思いました。『これは自分がポイントを取っていると考えているから、アデサニャは前に出ないのかな?』と。この試合は何度か見直しました。でも、やっぱりアデサニャは短い距離を嫌がっている。その結果、大番狂わせとも言える結果になりました。

だから、これまでMMAPLANETの企画で言ってきたことに繋がりますけど――まず近い距離に自分から入っていく。そしてコンタクトを多くして相手を疲れさせていく。それが最近のMMA、特にトップ選手のトレンドになりつつあると思いますよね」

――世界で勝つためには、近い距離でも戦えるようになること。それが大沢さんの一貫した主張ですよね。

「あの距離で戦うには技術が必要だけど、それだけではなく前に出続けるためのフィジカルとタフさ、そして気持ちも必要になります。前に出ると、どうしてもカウンターをもらってしまいますから。最初は被弾覚悟で距離を詰めて、カウンターをもらいながらもプレッシャーをかけ続ける。そうして相手がフィニッシュブローを打つスタミナを奪っていく。ストリックランドは、まさにそういう試合をしていたと思います。

(C)Zuffa/UFC

そこで比較対象として良いのが、ケイプとドスサントスの試合で」

――ストリックランド×アデサニャとは対照的に、手を出し続けるドスサントスをケイプが捌いて判定勝利を収めるという試合内容でした。

「ケイプもカウンターパンチャーだけど、近い距離になっても嫌がることはないですよね。でも基本的には『待ちのファイター』だから、プレッシャーをかけられたくはない。ドスサントスは手数が多くて距離を詰めてくるので、後半はケイプも疲れていました。

ストリックランド×アデサニャのような中量級の試合とは違って、軽量級はあの距離になると打撃だけではなく、どんどんテイクダウンも狙ってくる。フライ級のアレッシャンドリ・パントージャ、ブランドン・モレノ、デイヴィソン・フィゲイレドあたりは、まさにそんな試合をしていて。……なんかね、今のUFC軽量級は凄いことになっていますよ(笑)」

――確かに。オクタゴンの中は常に進化し続けていますが、ここ最近はより一層、進化のスピードが速いように思います。試合の中で出される技術が増える一方で。

(C)RIZIN FF

「でもそれはUFCや海外だけではないんですよね。

国内でもRIZIN44で、金ちゃん(金原正徳)がクレベル・コイケ戦で見せたのは、そういう試合でした。もともと金ちゃんって、どちらかというと近い距離が好きというわけではないと思うんです。でも、まず自分から打って中に入り、相手が打ち気になってきたら、自分からテイクダウンを狙ったりとか。

(C)RIZIN FF

RIZIN44だと牛久✖萩原戦もそうです。

前半は萩原(京平)君が、牛久(絢太郎)君に打撃でプレッシャーをかけていった。牛久君もテイクダウンに行っても切られている――これは萩原君のペースになるかと思いました。でも牛久君が下がりながらパンチを振るうと、萩原君は警戒したんじゃないですか。牛久君はカウンターを恐れずにパンチを出していくと、2R以降は牛久君のペースになりましたよね」

――牛久選手がテイクダウンに成功してポジションを奪い、3-0の判定勝ちを収めました。

「こうした試合を見ていて、『オールラウンダーとは何か?』と考えたんです。日本のオールラウンダーって、相手の苦手なところで勝負しようとしますよね。相手がグラップラーならストライカーになり、相手がストライカーなら自分はグラップラーになる。いくつもの要素を混ぜ合わせるというよりは、相手の得意なところで勝負しないというイメージが強くて。それって、本当の意味でオールラウンダーではない気がするんですよ」

――試合ごとにストライカーになるか、グラップラーになるかではなく、1つの試合の中で全ての要素を出さないといけない。

「そう。相手が強いストライカーだと、打撃の距離に入らずテイクダウンを狙う――牛久君は朝倉未来戦まで、そういうファイターだったと思います。でも萩原戦では、違い距離で打撃を振りながらテイクダウンを狙えるという、もうワンランク上がった気がしますね」

――金原選手も、クレベルが寝技師だからスタンドだけで戦うというわけではない。打撃から入って、テイクダウンを奪い、グラウンドでも勝った末の勝利でした。

「試合前に金ちゃんが『先手を取る』と言っていて、まさにそんな試合展開になりました。軽量級のトレンドがそうなってくると、ケイプのようなタイプは今後――トップに行けば行くほど苦しくなってくるでしょう。ケイプは待ちのストライカーで、時おりテイクダウンを狙うこともありますよ。でもそれは近い距離を嫌がって組みに行っているような感じで。

ストリックランドとアデサニャの試合もそうですけど、最近の試合で5分3Rや5分5Rが短く感じられる時があります。視ている側がそう感じるということは、試合をしている選手は、もっと短く感じているかもしれないです。その試合中に少しでも様子を見ていると、すぐ相手にペースを持っていかれてしまう。じゃあペースを持っていかれないようにするためには――というと、コンタクトを多くすることだと思います」

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ABEMA MMA MMAPLANET o ONE ONE FN16 ジェネリン・オルシム ダニエル・ケリー ダヤニ・ソウザ チャンネル モン・ボー ライカ ルンピニー 三浦彩佳

【ONE FN16】三浦彩佳が1年8カ月振りのMMAでモン・ボーと対戦。TD&袈裟固めで削り、勝負は終盤か

【写真】三浦にとっては、ここで勝てば再びタイトル戦線に浮上できるであろうモン・ボー戦だ(C)ONE

11日(火・現地時間)、11月4日(土・同)にタイのルンピニー・スタジアムで開催されるONE Fight Night16で、三浦彩佳がモン・ボーと対戦することが発表された。
Text by Kameike Shojiro

三浦にとっては今年2月のダニエル・ケリーとのグラップリングマッチ以来の試合。MMAでは、昨年4月にダヤニ・ソウザ・カルドゾと対戦してから1年8カ月振りとなる。


三浦は2019年のONE初出場からMMAで4勝3敗の戦績を残しているが、昨年はシィオン・ヂィンナンとの世界ストロー級選手権試合、さらにソウザとの復帰戦で星を落としており、タイトル戦線で生き残るためには、このモン・ボー戦が正念場となる。

対するモン・ボーは現在、ONEで2連勝中のストライカーだ。昨年12月のジェネリン・オルシム戦は10ポンドもの計量オーバーからのKO勝ちではあったが、続くカルドゾ戦では判定勝ちを収めている。

今回は前戦でカルドゾに勝利しているモン・ボーと、カルドゾに敗れた三浦が対戦することに。三浦はカルドゾ戦で開始早々に右を被弾し、得意の袈裟固めで抑えきることができず。2Rに右肩を負傷してTKO負けとなった。とはいえカルドゾのパンチを受けながらも、テイクダウンとグラウンドの展開には三浦らしさを見せた。

一方、モン・ボーはカルドゾを相手に打撃戦を展開し、得意の右を中心に攻め込んだ。タフファイトの末に判定勝ちを収めたものの、カルドゾのローと組みの前に苦戦を強いられ、終盤はスタミナを失っていたのは誰の目にも明らかだった。

もちろん単純比較はできないことは承知のうえで――互いの前戦の内容から考えれば、まず三浦にとってはカルドゾ戦のように右を被弾しないこと。そして得意のテイクダウンと抑え込みで削り、終盤でフィニッシュを狙うことが勝利のカギとなるか。

なお、プレスリリースに添えられていた三浦のコメントは以下の通りだ。

三浦彩佳
「オファーがあったときはすごく燃えました。打撃✖寝技の対戦カードで、見ている方に楽しんでもらえる試合になると思っています。何度も試合があるかないか分からない状況が続いていたので、試合ができる準備はずっとしていました。打撃、寝技、全ての局面でレベルアップしています。前回の試合からここまで、本当に苦しいことがたくさんありました。仲間たちの試合を見ていて、自分自身の存在も、このままで良いのだろうか、と自問自答する日々が続きました。この試合が決まるにあたり、たくさんの人々に協力してもらいました。本当に感謝しています。勝ってしっかり言いたいことを言います。ファンの皆さん、ずっと待っていてくれてありがとうございます。辛いとき、苦しいときも耐えてこられたのは、皆さんのおかげです。やっと復帰戦の発表ができました。最後に笑うのは私です。勝手感謝を伝えたいです。」

■視聴方法
11月4日(土・日本時間)
午前9時~ABEMA格闘チャンネル

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ABEMA o RIZIN YouTube   ボクシング 朝倉海

世界ミニマム級統一へ 重岡兄弟W世界統一戦 IBFバラダレスvs銀次朗/WBCパンヤvs優大

■試合映像はabema-TVでご視聴いただけます
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■過去の動画
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#重岡銀次朗、#重岡優大、#渡嘉敷勝男_竹原慎二_畑山隆則

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ABEMA F1 ONE ブログ

【ONE】手塚裕之がジン・テホに一本勝ち 青木真也がマイキー・ムスメシに一本負け

498: 実況厳禁@名無しの格闘家 2023/10/07(土) 07:29:50.02 ID:Tq4BRnh60
青木と娘氏の茶番でも観るか


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ABEMA MMA MMAPLANET o ONE ONE FN15 イリャ・フレイマノフ エコ・ロニ・サプトラ キック ジャン・リーポン ジョシュア・パシオ ジン・テホ タン・カイ タン・リー ダニエル・ウィリアムス チャンネル ティモフィ・ナシューヒン フー・ヨン ボクシング マイキー・ムスメシ マンスール・マラチェフ マーチン・ウェン ルンピニー 手塚裕之 若松佑弥 青木真也

【ONE FN15】暫定フェザー級王座決定戦は、実はパンチのタン・リー✖足・ヒザ・拳の連動フレイマノフ

【写真】どちらがコーナーに詰まるのか。そんな見所もある(C) ONE

7日(土・現地時間)、ONE Fight Night15「Le vs Freymanov」がタイはバンコクのルンピニー・スタジアムで開催される。日本からMMAで手塚裕之、青木真也がグラップリング戦に出場する今大会は、10試合中MMAが5試合組まれている。
Text by Manabu Takashima

10日間のショートノーティス出場となる手塚はジン・テホと戦い、全ストロー級王者ジョシュア・パシオの再起戦=マンスール・マラチェフ戦。若松佑弥に敗れたフー・ヨンが、インドネシアのレスラー=エコ・ロニ・サプトラと戦う一戦など興味深いカードが続くMMAマッチ、とりはメインイベント=ONE暫定世界フェザー級王座決定戦=タン・リー✖イリャ・フレイマノフ戦だ。


7月15 日のバンコク大会で王者タン・カイに、前王者タン・リーが挑む──タン・タン対決第2弾は、チャンピオンのヒザの負傷で延期となり、すぐに回復とならなかったため暫定王座が認定されることとなった。

今回のタイトル戦、タン・リーにとっては昨年8月にベルトを失って以来の実戦となる。フレイマノフのこの間に元二階級王者のマーチン・ウェン、草原の豪腕シネチャグタガ・ゾルツェツェグをTKO、そしてRNCで破っている。

オーソ基調のスイッチヒッターのフレイマノフは、蹴り終わりで構えを変えてパンチに繋げる動きに長けている。同様の動きはパンチへの連係だけでない。スレイマノフは蹴りからヒザ蹴り、そしてウェンに決定的なダメージを与えたヒザ蹴りからストレートというバラエティに富んだ足、ヒザ、拳のコンビネーションを有している。

このスイッチはテイクダウンにも応用でき、対戦相手からすればフレイマノフの攻撃は非常に予期しづらい。その一方でテイクダウンディフェンスにも長けており、倒されてからはスクランブルよりも背中をつけて極めとスイープの連係プレーも得意な流れといえる。

そんな万能ファイターのフレイマノフだが、シネチャグタガ戦では下がったところを追いかけて左を被弾したシーンがあった。この動きを見る限り、誘って左ミドルから左の追い突き、右の返しのフックというタン・リーの鉄板パターンにハマるケースも十分にあり得るだろう。

とはいえ、下がる相手に対してフレイマノフは圧倒的な強さを発揮するファイターだけに、タン・リーとしてはより中に入る打撃戦を繰り広げたいところだ。そこから組み&柔術もタン・リーにとってオプションの一つではあるが、組みぎわにスピニングバックエルボーを合わせる達人系の技を持つのが、フレイマノフ。

一点、タン・リーもスイッチヒッターだが、前手のパンチは粗く、奥手は真っ直ぐ綺麗に相手を射抜くシーンをたびたび見せてきた。これは左右どちらにも関係なく、大きな振りで釣って、奥からのストレートを打ち抜くという計算に基づいた攻撃手段のように感じられる。

武器の多さでフレイマノフ有利と予想される一戦をひっくり返すことができるタン・リーの攻撃は、このスラッピーな右からシュアな左ストレートと、蹴り&追い突きから&返しのフックというコンビだ。

それでもフレイマノフは常に蹴りと拳が連動しており、乱打戦になるとパンチに頼りがちになるタン・リーと勝負どころで差が出ることが十分に感がられる。結果、やはりフレイマノフに分がある暫定王座決定戦といえよう。

■放送予定
10月7日(土・日本時間)
午前8時30分~ABEMA格闘チャンネル

■ONE FN15対戦カード

<ONE暫定世界フェザー級(※70.3キロ)王座決定戦/5分5R>
タン・リー(米国)
イリャ・フレイマノフ(ロシア)

<ONEキックボクシング世界ストロー級選手権試合/3分5R>
[王者]ジョン・ディベラ(カナダ)
[挑戦者]ダニエル・ウィリアムス(豪州)

<キック・フェザー級/3分3R>
タワンチャイ・PKセンチャイムエタイジム(タイ)
ジョー・ナタワット(タイ)

<サブミッション・グラップリング無差別級/10分1R>
マイキー・ムスメシ(米国)
青木真也(日本)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
ジョシュア・パシオ(フィリピン)
マンスール・マラチェフ(ロシア)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
エコ・ロニ・サプトラ(インドネシア)
フー・ヨン(中国)

<ムエタイ121ポンド契約/3分3R>
ペッディージャー・ルクジャオポーロントン(タイ)
セレステ・ハンセ(豪州)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
ティモフィ・ナシューヒン(ロシア)
ジャン・リーポン(中国)

<ムエタイ174.5ポンド契約/3分3R>
バムパラ・クヤテ(フランス)
シャキル・アルテクレティ(イラク)

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
手塚裕之(日本)
ジン・テホ(韓国)

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ABEMA Interview ONE ONE FN15 ブログ マイキー・ムスメシ 青木真也

【ONE FN15】ムシメシ戦が二転三転──する直前の青木真也「こういう状況だからこそ自分の腕が試される」

【写真】マスコミ向けの合同取材の時点で、青木の耳にはムスメシ欠場の第一報が届いていた (C)TAKUMI NAKAMURA

7日(土・現地時間)、タイはバンコクのルンピニー・スタジアムで開催されるONE Fight Night15にて、青木真也がマイキー・ムスメシとサブミッション・グラップリングマッチで対戦する。
Text by Takumi Nakamura

約11カ月ぶりとなる青木のONE参戦は試合そのものが二転三転する事態が起きた。ABEMA格闘【公式】YouTubeチャンネルでも青木が公表しているように、タイに向けて出発する直前=マスコミ向けの合同取材が行われた9月28日午前に、ONEからムスメシ欠場の連絡が入り、一旦はタイ行きがストップとなった。

代替カードもなく試合消滅かと思われたが、急転直下、10月2日にムスメシが試合をやると意思表示し、ムスメシ×青木は予定通りに実施。翌3日に青木はタイへ飛ぶこととなった。このインタビューは最初にムスメシ欠場の連絡があった28日の合同取材後に行われたもの。その慌ただしさやインタビュアーのリアクションなどムスメシ欠場に関するやりとりも含む形でインタビューを掲載したい。


――先ほどは合同取材おつかれさまでした。

「金ちゃんがクレベルに勝ってから、色んな人に『金原選手が青木選手は寝技が強いと言っていました』と言われるんですよ、それがホントに面倒くさくて(苦笑)」

――RIZINが終わった直後なので、話題やネタとしてはホットですからね。

「正直、僕と金ちゃんだったら、やってきたことの格が違うじゃないですか。それがもう伝わらない時代なんだなと思いますよね。格闘技を知らない人のSNSとかYouTubeのコメント欄の書き込みみたいなことばっかり言ってくるからぐったりしてます(苦笑)」

――それでは本題に入らせてください。対戦相手のムスメシことはいつから知っていましたか。

「名前だけは知ってましたよ。ただ彼はMMAのグラップリングをやるわけじゃないから、興味が沸くことはなかったです」

――別競技で強い人というイメージですか。

「そうそう。だから今も興味があるかないかで言えばないですよ」

――ABEMAの中継では過去に青木選手がムスメシと練習したことがクローズアップされていました。彼とはスパーリングしたのですか。

「やりました。でもあっちがすぐクローズドガードをとって、ああこんな感じかって。だから試合をやってみないと分からないです」

――ムスメシは柔術・グラップリングのトレンド的な動きを見せることが多いですが、彼のベーシックな技術はどう評価していますか。

「彼はレスリングをやらないのが大きいですよね。レスリングをやらないと尺(時間)の使い方が変わるから。ONEのグラップリングは10分1Rで、そこでレスリングの攻防をやると尺が持つんですよ」

――尺が持つ、ですか。

「レスリングを一切やらなかったら、10分間グラップリングをやらないといけない。10分間グラップリングやったら(一本を)取られる可能性が増える」

――なるほど。グラップリングの時間が長ければ、必然的にそうなるわけですね。

「ケイド・ルオトロ相手に時間切れまで持ち込んですごいと言われるけど、あれはルオトロが立ち技=レスリングをやったからですよ。そこで時間を使えたから。あの時間がなかったらダメだったかもしれない」

――それでいうとムスメシはおそらくレスリングゼロだと思います。

「だから怖いんですよ。まあ12分だったらいかれるかもしれないけど、10分だったら何とかなる気はしてます」

――10分1本勝負は、基本的に試合が切れずに10分間続くので、かなり過酷なルールですよね。

「攻防の間を持たせないといけないから、ゴチャゴチャやらないといけないですよね」

――例えばこうしたルールで戦うとき、10分間やることを前提にしているのか。それとも10分以内に終わらせようとしているのか。

「そこは10分やることを考えますよ。だからグラップリングの試合は面白くないんです」

――フィニッシュするよりフルラウンド戦うこと前提で動くからですか。

「そう。無制限一本勝負にした方がすぐ試合が決着するかもしれない。お互い一本取らないと終わらないわけだから、最初から取りに行くでしょ。そこを15分・30分一本勝負にしちゃうと、その尺を持たせるように動くから決着がつきにくいと思います」

――それでいうとムスメシはこのルールを最大限生かして戦っているように思います。

「生かしているというか、ムスメシのスタイルに合わせたルールですよね。レスリングはやらなくていい、グラップリングで一本取りに行きなさい。そんなルールだから」

――例えば青木選手は普段の練習で技術のトレンドはどう追いかけているのですか。

「僕がこういうことを言うと、あれかもしれないけど、もう僕は遅れてると思いますよ。技術的にも、流れ的にも。MMA・グラップリングともに。その自覚はあるし、認めます。ハイ」

――自分の想像よりも先を言っているということですか。

「どちらが正しい、どちらが先か。それは分からないけど、自分がやっていることが今のMMAやグラップリングの主流から外れつつあるのが分かります。もう僕のスタイルはメインストリームじゃない」

――ずばりそこを追うことはないのですか。

「MMAPLANETみたいな媒体の読者からすれば、青木真也に主流のスタイルを学んで欲しいんだろうけど、僕は主流のスタイルに触れてみて、取捨選択できるうえで、その主流を追いかけようとは思わないんですよ」

――それは自分の格闘技観とは違うからなのか、それとも単純にやっていて楽しくないのか。

「どうだろう。僕は世界一を目指すとかそういう競争軸にいないし、そのレールから外れているから。僕はその軸とは別にいて、今の主流を見て『俺ならこう思うけどな』というところにいたいんです。こう言うとみんな怒るけどね」

――その競争は40歳を過ぎた選手がやることじゃないだろ、と。

「40歳過ぎて競い合う格闘技をやっていて大丈夫なの?って思うんです。今の僕くらいのキャリア・年齢で世界一を目指す競争軸で競い合って、果たして先があるか?って。間違いなく選手として落ちていくわけだから」

――これは失礼な言い方かもしれませんが、MMAで戦うことがコンディション的にも厳しくなってきたから、MMAではなくグラップリングの試合で人前に出る。そういう見られ方をされるかもしれません。

「そのレベルでグラップリングをやってないことだけが救いじゃない? 僕自身はメインストリームから外れつつあるけど、まだメインストリームのトップ選手とマッチメイクされている。これが元MMAのトップ選手同士のグラップリングマッチを組まれるようになったら悲しいですよね。もしONEで青木×シャオリンのグラップリングマッチをやったら残念な感じじゃないですか。僕はそれをやりたくないし。まだムスメシの相手としてオファーをもらっていることが救いですよ」

――青木選手のグラップリングに関する考えが聞けてよかったです。

「ここまでインタビューしてもらって申し訳ないんですけど、びっくりするような話があるんですよ」

――ん…なんでしょう?

「ムスメシが体調不良で欠場だって。合同取材の直前に聞かされました」

――ええっーーー!

「だから原稿どうまとめるかは頑張ってください(笑)」

――グラップリングに対する取り組みの話がメインだったので原稿は何とかなりますけど、青木選手は……どうするんですか。

「今日の夜出発予定だったんだけど、一旦それはキャンセルしました。ONEからは延期してほしいってリクエストが来てるけど、こちら的に延期はないと。ムスメシ欠場で他の相手を用意するかどうかを聞いているところで、まだ正式な返事は来てないです」

――こればかりはどうしようもないので、現時点では試合がどうなるか経過を待ちます。

「こういう状況だからこそ自分の腕が試されるし、自分がONEにとってどういう選手で、どういう扱いをされるかが分かりますよね。僕はちゃんと主張もするから」

――今の話を聞いていると、個別インタビューの前の合同取材で「なめんなよ」と言っていたことの意味がよく分かります。

「いわゆる伏線回収ですよ(笑)。まあ楽しみにしておいてください」

■放送予定
8月5日(土・日本時間)
午前8時30分~ABEMA格闘チャンネル

■ONE FN15対戦カード

<ONE暫定世界フェザー級(※70.3キロ)王座決定戦/5分5R>
タン・リー(米国)
イリャ・フレイマノフ(ロシア)

<ONEキックボクシング世界ストロー級選手権試合/3分5R>
[王者]ジョン・ディベラ(カナダ)
[挑戦者]ダニエル・ウィリアムス(豪州)

<キック・フェザー級/3分3R>
タワンチャイ・PKセンチャイムエタイジム(タイ)
ジョー・ナタワット(タイ)

<サブミッション・グラップリング無差別級/10分1R>
マイキー・ムスメシ(米国)
青木真也(日本)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
ジョシュア・パシオ(フィリピン)
マンスール・マラチェフ(ロシア)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
ティモフィ・ナシューヒン(ロシア)
ジャン・リーポン(中国)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
エコ・ロニ・サプトラ(インドネシア)
フー・ヨン(中国)

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
手塚裕之(日本)
ジン・テホ(韓国)

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【ONE FN15】タワンチャイがカード変更前に語ったこと「ONEでは純粋に勝ち負けを争うことができる」

【写真】スーパーボン戦は延期となったタワンチャイだが、彼が語ってくれたことをぜひ試合前に読んでいただきたい (C)TAKUMI NAKAMURA

7日(土・現地時間)タイはバンコクのルンピニースタジアムで開催されるONE Fight Night 15。今大会でタワンチャイ・PK・センチャイがジョー・ナタウットと対戦する。
Text by Takumi Nakamura

当初ONEムエタイ世界フェザー級(70.3キロ)王者のタワンチャイはスーパーボン・シンハ・マウインとの防衛戦を予定していたが、スーパーボンの負傷欠場により延期。米国在住のムエタイファイター=ナタウットとのワンマッチに変更となった。

2021年のONE参戦以降、シッティチャイ・シッソンピーノンにスプリット判定で敗れた以外はすべて勝利を収めているタワンチャイ。しかも判定勝利はペットモラコット・ペッティンディー戦のみと圧倒的な強さを見せている。スーパーボン戦は延期となったが、スーパーボンを含むフェザー級のトップ選手たちとの対戦が期待されていることは変わらない。

今回のインタビューはスーパーボン欠場前の9月9日に行われたもので、スーパーボンとの対戦だけでなく、ムエタイの中量級を取り巻く状況、賭けの対象からスポーツへと変わりつつあるムエタイについても及んだ。MMAPLANETとして伝えたいことが詰まっている――そんなタワンチャイのインタビューをお届けしたい。


――前回8月ONE Fight Night 13でのダビッド・キリア戦は左ミドルでキリアの腕を壊してTKO勝利という試合結果でした。あの試合を振り返っていただけますか。

「彼はもともとパンチャーなので腕を蹴ることが作戦だった。その作戦通りに勝つことができたと思う」

――ヨーロッパをはじめタイ以外の選手はミドルキックををヒザ・足でカットするのではなく、腕でブロック選手が多いです。そういう選手はずばり戦いやすいですか。

「特にそういう相手が戦いやすいというわけではないよ。選手は皆それぞれファイトスタイルを持っていて、キリアはパンチを使う選手だから腕が上がる傾向がある。だから腕を蹴ろうと思ったに過ぎない。もしキリアとは違うタイプの選手が来たとしても、自分はその選手に合わせた対策を練って戦うことができる」

――ONEのワンマッチは3Rで試合時間が短いですが、それでも蹴りを効かせる自信はありますか。

「自分にとって蹴りはメインの武器であり、キリア戦で蹴りを使ったのは彼がパンチャーだからだ。彼はいつもパンチで相手をKOしようとして前に出てくる。だから僕は自分の距離を大切にして、キリアが前に出てこられなように蹴りを使ったんだ」

――日本では3R制は蹴りよりもパンチの方が有効だという考えも多く、パンチ主体になる選手が多いです。タワンチャイ選手はそれについてどう思いますか。

「それも人それぞれの問題だと思う。自分は3Rの戦い方にアジャストすることは難しくないし、蹴りで勝つことが不可能だとも思っていないよ」

――では次戦についても聞かせてください。スーパーボン選手にはどんな印象を持っていますか。

「彼はとてもいい選手で技も多彩だ。ファイトIQも高いし、見栄えのいい試合もできる。彼と戦うことが楽しみだよ」

――スーパーボン選手も蹴りが得意なテクニシャンで、日本のファンは2人の試合がハイレベルな技術戦になることを期待しています。タワンチャイ選手はどんな試合になると予想していますか。

「本当にいい試合になると思うよ。お互いアグレッシブで攻め合うと思うから、みんなにはこの試合を楽しみにしていて欲しい」

――これまでタイの中量級(70キロ)以上の選手はタイで活躍する舞台がなく、タイ以外で戦わなければ注目を集める・稼ぐことが難しい状況でした。そのなかでONEが70キロの選手を世界中から集めて、試合を組んでいることをどう感じていますか。

「すごく良いことだと思っている。ONEのおかげで我々の階級の選手たちは海外に行かなくていいし、タイにいたまま階級を変えることなく海外の強豪と戦えることは喜ばしいことだよ」

――同じ階級のシッティチィがONE Friday Fights 32でイランのモハメド・シアサラニにダウンを奪われて敗れる波乱が起きました。タワンチャイ選手から見て、タイ以外の選手のレベルは上がっていると思いますか。

「ここ数年でタイ以外の選手のレベルはものすごく上がっていると思う。多くの選手がムエタイの流儀を学び、強くなっていることを感じている」

――ムエタイを取り巻く環境についても聞かせてください。ルンピニースタジアムでONEが毎週大会を開催し、ラジャダムナンスタジアムでもRWSがスタートしました。ムエタイ=賭けという状況が変わりつつあると思います。タワンチャイ選手はこれについてどう感じていますか。

「ムエタイがギャンブルからリアルスポーツになることは本当にうれしいよ。ギャンブルの対象としてお金が関わると、色んな人たちが試合に絡むようになるんだ。でもムエタイがリアルスポーツになれば、そういったことがない。選手は純粋に自分のスキルで勝ち負けを争うことができる。本当にムエタイが良い方向に向かっていると思う」

――例えば今の若い選手・人たちもギャンブルとしてのムエタイよりもスポーツとしてのムエタイに興味を持っていますか。

「絶対的にそうなっていると思う。ここ数年でムエタイがギャンブルからスポーツに変わり、間違いなくタイの若い人たちはムエタイに興味を持つようになった。ムエタイがスポーツになることは非常にポジティブなことだし、選手のキャリアそのものもポジティブにしてくれると思う。多くのタイ人はムエタイが賭けの対象ではなくなることを歓迎しているよ」

――今回はご自身の試合だけでなく、ムエタイの現状についてまで話を聞かせていただき、ありがとうございます。試合を楽しみにしています。

「アリガトウゴザイマス!」

■放送予定
8月5日(土・日本時間)
午前8時30分~ABEMA格闘チャンネル

■ONE FN15対戦カード

<ONE暫定世界フェザー級(※70.3キロ)王座決定戦/5分5R>
タン・リー(米国)
イリャ・フレイマノフ(ロシア)

<ONEキックボクシング世界ストロー級選手権試合/3分5R>
[王者]ジョン・ディベラ(カナダ)
[挑戦者]ダニエル・ウィリアムス(豪州)

<キック・フェザー級/3分3R>
タワンチャイ・PKセンチャイムエタイジム(タイ)
ジョー・ナタワット(タイ)

<サブミッション・グラップリング無差別級/10分1R>
マイキー・ムスメシ(米国)
青木真也(日本)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
ジョシュア・パシオ(フィリピン)
マンスール・マラチェフ(ロシア)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
ティモフィ・ナシューヒン(ロシア)
ジャン・リーポン(中国)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
エコ・ロニ・サプトラ(インドネシア)
フー・ヨン(中国)

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
手塚裕之(日本)
ジン・テホ(韓国)

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【ONE FN15】急遽タワンチャイと対戦。米国在住ムエタイ戦士・ナタウット「焦ることも、驚くこともない」

【写真】インタビューもすべて英語、淡々と試合に向けて意気込みを語ったナタウット (C)TAKUMI NAKAMURA

7日(土・現地時間)タイはバンコクのルンピニースタジアムで開催されるONE Fight Night 15。今大会でジョー・ナタウットがタワンチャイ・PK・センチャイがと対戦する。
Text by Takumi Nakamura

当初ONEムエタイ世界フェザー級王者タワンチャイ×スーパーボン・シンハ・マウインのタイトル戦が予定されていたが、スーパーボンの負傷欠場により延期。ナタウットがタワンチャイとワンマッチで対戦することになった。

ナタウットは活躍の場を広げるべく、2014年から米国Lion Fightに参戦。そのまま米国に移り住み、ONE契約後も米国に拠点を置き続けている。急遽決まったタワンチャイとの対戦を前にしても「一つの試合がブックされて、それを戦うだけ」と泰然自若に語った。またナタウットに米国のムエタイ事情も訊いた。


――スーパーボン選手の欠場により、急遽出場が決まりました。試合に向かた準備やコンディションはいかがですか。

「ショートノーティスで戦うことは分かっているし、ずっと練習は続けていた。彼と戦う準備はできているよ」

――対戦相手はONEムエタイ世界フェザー級王者のタワンチャイです。

「相手がタワンチャイだからと言って焦ることもないし、驚くこともないし、興奮することもない。一つの試合がブックされて、それを戦うだけだよ」

――対戦相手としてタワンチャイにはどんな印象を持っていますか。

「彼はとてもいいファイターだよ。みんなが知っている通り、蹴りが強い。でもそれ以外の印象は特にないね」

――彼はONEの現役チャンピオンであり、この階級のトップ選手ですが、特別な選手だとは思っていないですか。

「ONEには世界から強いファイターたちが集まっていて、彼はそのなかでチャンピオンになっている。それだけ彼はすごいファイターだと思う。ただしONEで戦うファイターは全員素晴らしいファイターだ」

――ナタウット選手は2014年~2017年まで米国のLion Fightに参戦していて、当時から米国に拠点を移して、現在も米国在住なんですよね。

「試合の機会を求めて米国に住むようになった。今は生活も、トレーニングも、仕事も、すべて米国が拠点になっている。だから試合が決まると、試合ときに米国から移動しているよ」

――タイの中量級(70キロ)以上の選手はタイで活躍する舞台がなく、タイ以外で戦わなければ注目を集める・稼ぐことが難しい状況だったと思います。それもあって米国に活動の拠点を移そうと思ったのですか。

「僕がアメリカに住んだのは試合のためだけでなく、それまでとは違う人生を送りたいと思ったからだ。強いファイターであれば、世界中どこにいてもオファーが来るし、活躍の舞台があると思う」

――米国を中心に活動しているナタウット選手ですが、最初にONEからオファーを受けた時の心境はいかがでしたか。

「今ムエタイに関してはONEが世界で一番大きな組織だから、そのONEからオファーがあるんだったら、自分もそこに飛び込みたいと思った」

――米国ではファイターとしての活動以外に指導もされているのですか。

「ムエタイを指導することがメインの仕事だ。色んな街を渡り歩き、あらゆる目的の生徒にムエタイを教えているよ」

――米国ではムエタイの試合・大会はどのくらい行われているのですか。

「米国でもプロ・アマ問わず多くの大会が開催されている」

――ナタウット選手も参戦していたLion Fightのような、いわゆるビッグプロモーションは他にもあるのですか。

「Lion Fightも大会数が減って、定期的に大会が開催されていないし、他にLion Fightのように世界各国から選手を招聘する規模の大会は行われていない。どうしても米国にはUFCがあって、格闘技においてはUFCの影響が大きい。米国でムエタイを普及・定着させるためには長い時間が必要だと思う」

――ONEは米国でもAmazonプライムで試合を見ることができます。ONEが世界的なムエタイイベントを開催していることをどう思いますか。

「ONEが大きな大会を開催することはムエタイにとっていいことで、世界的にムエタイの普及が進むと思うし、米国でもONEのおかげで毎週ムエタイの試合が見られることはとても大きい。ただし繰り返しになるけれど、米国に関して言えば、それと比較にならないほどUFCが巨大なものなんだ。米国でも少しずつムエタイが認知され始めているけれど、まだまだ時間がかかるだろうね」

――ナタウット選手はMMAの試合をやろうとは思わなかったのですか。

「それは思わなかったね。自分は立ち技・打撃が本当に好きだから。趣味程度にグラップリングの練習はしているけど、試合をするのであれば打撃の試合しかやるつもりはない」

――ムエタイを取り巻く環境についても聞かせてください。ルンピニースタジアムでONEが毎週大会を開催し、ラジャダムナンスタジアムでもRWSがスタートしました。ムエタイ=賭けという状況が変わりつつあると思います。ナタウット選手は米国在住ですが、この状況をどう感じていますか。

「自分もそれはすごく良いことだと思う。ムエタイがギャンブルではなくなることで、タイ国内でムエタイに興味を持つ人が増えているし、それはアメリカでも同じだよ」

――これからの選手としての目標、引退した後の目標はありますか。

「引退したらムエタイ以外ことも考えたいけど、それまではムエタイ選手として戦い、ムエタイをたくさんの人に教えていきたい」

――引退後もずっと米国に住む予定ですか。

「アメリカの市民権を持っているから、アメリカにも住んでいたいし、いずれはタイにも家を買って、アメリカとタイ両方で生活したいと思っている」

――それでは最後にこの試合を楽しみにしているファンのみなさんにメッセージをいただけますか。

「試合は目前に迫っているから、もうこれ以上言うことはない。僕もタワンチャイも戦う準備ができているから、あとは試合を見てほしい」

■放送予定
8月5日(土・日本時間)
午前8時30分~ABEMA格闘チャンネル

■ONE FN15対戦カード

<ONE暫定世界フェザー級(※70.3キロ)王座決定戦/5分5R>
タン・リー(米国)
イリャ・フレイマノフ(ロシア)

<ONEキックボクシング世界ストロー級選手権試合/3分5R>
[王者]ジョン・ディベラ(カナダ)
[挑戦者]ダニエル・ウィリアムス(豪州)

<キック・フェザー級/3分3R>
タワンチャイ・PKセンチャイムエタイジム(タイ)
ジョー・ナタワット(タイ)

<サブミッション・グラップリング無差別級/10分1R>
マイキー・ムスメシ(米国)
青木真也(日本)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
ジョシュア・パシオ(フィリピン)
マンスール・マラチェフ(ロシア)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
ティモフィ・ナシューヒン(ロシア)
ジャン・リーポン(中国)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
エコ・ロニ・サプトラ(インドネシア)
フー・ヨン(中国)

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
手塚裕之(日本)
ジン・テホ(韓国)

The post 【ONE FN15】急遽タワンチャイと対戦。米国在住ムエタイ戦士・ナタウット「焦ることも、驚くこともない」 first appeared on MMAPLANET.
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ABEMA DEEP MMA MMAPLANET o ONE ONE FN15   イリャ・フレイマノフ エコ・ロニ・サプトラ エジソン・マルケス キック ジャン・リーポン ジョシュア・パシオ ジン・テホ タン・リー ダニエル・ウィリアムス チャンネル ティモフィ・ナシューヒン フー・ヨン ボクシング マイキー・ムスメシ マンスール・マラチェフ ルンピニー 万智 修斗 大原樹理 岡田遼 川名雄生 手塚裕之 海外 青木真也

【ONE FN15】10日前のオファー。手塚裕之「試合がしたい。準備期間だなんだって言ってられねぇ」

【写真】火曜日の朝にバンコクに入った手塚。まさに試合のオファーから6日しか経っていない。パスポートが切れないようにも気にしていたのだろう (C)MMAPLANET

7日(土・現地時間)、タイはバンコクのルンピニー・スタジアムで開催されるONE Fight Night15に手塚裕之が出場し、ジン・テホと対戦する。
Text by Manabu Takashima

2022年1月のエジソン・マルケス戦以来、実戦から遠ざかっていた手塚は、自身のキャリアの積み方に関して本気で悩んでいた。そんな彼の下に10日後のファイトという緊急オファーが届いたのは、9月27日のことだった。とにかく試合がしたい、そのために日々のトレーニングを怠ることがなかった手塚は、自分の素直な気持ちに従いバンコクへ向かった。


──9月20日に万智選手の取材で、手塚選手の実家のジムを訪れた際には「試合がない」という苦悩がにじみ出ていました。急転直下、まさかの10月7日に試合決定です。

「あの1週間後にオファーが来て……決まりました(笑)。水曜日に打診があって、木曜日に契約書にサインをしました」

──ここが不思議なのですが、代役出場でショートノーティスということではないわけですよね。

「ハイ。僕が試合をするなら、相手を探すという連絡だったんです」

──スイカで食あたりした選手がいたわけではないと(笑)。

「アハハハハ。でも、間に入ってくださった方がマット・ヒュームにも連絡をしてくれたそうなので……マット・ヒュームが動いてくれたのかなぁと。それは分からないですけど、水曜日にガレージでの練習を終えて、車で家に戻る途中にマネージャーから電話があって、『さすがに来週はないよなぁ』って。

まぁ急だったので、少し考えたいと返答して。2時間ぐらい考えて、ここで来るのも逆にいえばチャンス。急だとかなんとか言っていられないよなって。準備期間だ、なんだって言ってられねぇと思って受けることにしました」

──2日間飯を食べていないと、何を出されても食べますよね。

「まぁ、試合に関してはそれぐらいハングリーだったので」

──オファーの時点からウェルター級で?

「キャッチウェイトでも構わないということでしたけど、僕はウェルター級でアンダーなので。ウェルター級で構わないですって伝えました」

──これは私の個人的な意見です。代役でもなくて、10日の意思確認と試合決定──ファイト直前ですが、手塚選手が気の毒でならないです。選手に対して、配慮や思いやりが欠けています。周囲はどのような反応でしたか。

「驚いていました。練習を一緒にしている梅田(恒介)さんにも電話をしましたけど、『来週? 嘘でしょ』みたいな。皆、そうなりますよね。だからセコンドも見つからなくて。『来週、バンコクに行けますか』って尋ねても、行ける人はなかなか見つからないですよね。最終的には妻に頼んで、時間だけでも読み上げてもらおうかとも考えました。でも娘が今年に生まれたばかりで、水とか怖いということになって。そんななかで岡田遼選手が、セコンドに就いてくれることになったんです」

──えっ、あの独身貴族の岡田選手ですか? 

「ハハハハ。ハイ。一度、出稽古でお会いしてから同い年で仲良くさせていただいていて。今年になっても2回ぐらい栃木まで遊びに来てくれて。キャンプとかしているんですよ」

──それは意外な顔合わせでした。岡田選手は自らのジムもありますし、よくバンコク行きが可能になりましたね。

「ハイ。試合の前日に来てくれて、試合は朝なので夜には戻るっていうスケジュールで来てくれます。日曜日の朝に東京に着いて、その日はアマチュアの大会でセコンドに就かないといけないそうです。でも岡田さんは『バンコクも栃木も変わらないです』と言ってくれて」

──おお、漢ですね。

「感謝しかないです」

──と同時に、先日お邪魔した時に1年8カ月も試合から遠ざかっているのに、グッドシェイプを保っているのだと感心させられました。

「ありがとうございます。練習をし続けていたからこそ、チャンスが巡ってきた時に行くことができました。準備をしていれば、いつかチャンスが回ってくると信じるしかなかったです。そこを信じることができなくなると、続けられなかった。練習自体も好きですけど、いつでも行ける準備はしていました。だから、ありがたいです」

──この間、ショートノーティス出場は常に頭にあったでしょうが、それでもやはり2週間ぐらいを想定していなかったですか。

「ハイ。このオファーが来て、2週間じゃショートノーティスではないと思うようになりました(笑)。前回の試合も1週間前に相手が代わりましたし。だから対戦相手の研究とか関係ないですよね。何が起きてもやっていける自信があります。海外で戦っていくということは、こういうことなんだと。ここで戦うモノなんだと」

──同じく急遽試合が決まった対戦相手のジン・テホに関して、どのような印象を持っていますか。

「彼はインスタで『全然試合が決まらないから、やろうぜ』ってメッセージを送って来ていて。だから、彼も試合機会に恵まれていなくて同じ境遇だったのでしょうね。選手としてはリーチが長い。ワンツーとか遠い距離で戦うけど、蹴りはない。かといってボクシング&レスリングでもなくて、自分からテイクダウンは狙わない。四つ組みでも背中を見せてバックを取らせてアームロックを狙う──そんなイメージです」

──桜庭和志選手と同じようなファイトショーツを履いている選手ですね。

「桜庭選手リスペクストが凄いです。だから、ああいうアームロックを狙うのか。変則的で、現代MMAではなくてUWFの回転体という印象を持っています」

──Double GFCの元ウェルター級王者です。

「元々はライト級みたいで、DEEPと修斗に来日して大原樹理選手、川名雄生選手に負けています。対戦相手の対策の時間もなかったですけど、何もさせずに圧倒します。自分のやるべきことをやる。自分の動きができれば必ず勝てます。打撃、組み技でも劣っているところはないです。一発のキムラとか気を付けて舐めることなく、大きく見ることもなく戦えば、必ずフィニッシュできます。

あと無観客が2試合、前回は少しだけお客さんに席が開放されていた大会で。今回は満員のルンピニー・スタジアムで久しぶりに戦えるのは楽しみです」

──ところで手塚選手がリングで試合をしているというイメージが一切ないのですが、今大会はリングが使用されます。

「アマチュアも米国でケージだったので、リングで試合をしたことはないんですよ。なんでまぁ、初めてなんです。けれども壁レスを使って倒すタイプでもないし、リングだとコーナーがあるのでプレッシャーをかけて詰めやすい。だから不安要素としては捉えていなくて、自分にとってメリットというか、優位に働くかと思います」

──ここで勝てば、言いたいことがあるかと思います。

「もっと試合させてくれってことですね(笑)」

──その権利を得るために、どのような試合をしたいと思っていますか。

「ここまで積み上げたモノと溜まったモノを、全部ぶつけて勝利を掴もうと思います。しっかりやります。それに海外で日本人選手が勝てていないんで、このままだと日本のMMAが舐められてしまいます。ここでジャパニーズ・ビーストが、盛り上げようという気持ちで戦います」

■放送予定
8月5日(土・日本時間)
午前8時30分~ABEMA格闘チャンネル

■ONE FN15対戦カード

<ONE暫定世界フェザー級(※70.3キロ)王座決定戦/5分5R>
タン・リー(米国)
イリャ・フレイマノフ(ロシア)

<ONEキックボクシング世界ストロー級選手権試合/3分5R>
[王者]ジョン・ディベラ(カナダ)
[挑戦者]ダニエル・ウィリアムス(豪州)

<キック・フェザー級/3分3R>
タワンチャイ・PKセンチャイムエタイジム(タイ)
ジョー・ナタワット(タイ)

<サブミッション・グラップリング無差別級/10分1R>
マイキー・ムスメシ(米国)
青木真也(日本)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
ジョシュア・パシオ(フィリピン)
マンスール・マラチェフ(ロシア)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
ティモフィ・ナシューヒン(ロシア)
ジャン・リーポン(中国)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
エコ・ロニ・サプトラ(インドネシア)
フー・ヨン(中国)

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
手塚裕之(日本)
ジン・テホ(韓国)

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