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1.20『UFC 297』でラケル・ペニントン vs. マイラ・ブエノ・シウバの女子バンタム級王座決定戦

UFCレガシーチャンピオンシップレプリカベルト


 UFCが来年1月20日にトロントで開催予定(会場未定)の『UFC 297』でラケル・ペニントン vs. マイラ・ブエノ・シウバの女子バンタム級王座決定戦が行われることをMMAFightingが確認したとのこと。アマンダ・ヌネスが6月の『UFC 289: Nunes vs. Aldana』でアイリーン・アルダナに判定勝ちした後に引退を発表して以降、王座は空位になっていました。

 ペニントンは1月の『UFC Fight Night 217: Strickland vs. Imavov』でケトレン・ヴィエイラに判定勝ちして以来の試合で5連勝中。現在UFC女子バンタム級ランキング2位。

 シウバは7月の『UFC on ESPN 49: Holm vs. Bueno Silva』でホーリー・ホルムに2Rニンジャチョークで勝利したものの、薬物検査でリタリン酸の陽性反応が出たことからノーコンテストになって以来の試合。その前までは3連勝していました。シウバは過去3年間服用していたADHDの薬に由来するものだと主張し4ヶ月半の出場停止処分を受けており、『UFC 297』には出場可能です。現在UFC女子バンタム級ランキング3位。続きを読む・・・
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【Gladiator024】ベルトを目指す戦い。田中×ウーリッツァー、河名×チハヤフル、中川×モンゴル期待の新鋭

【写真】ライト級王者・佐々木信治への挑戦権を賭けた戦い――田中有×グスタボ・ウーリッツァー(C) MMAPLANET

4日(土)、GLADIATORより12月19日(土)に豊中市176BOXで開催されるGladiator024の追加カード3試合が発表された。
Text by Manabu Takashima

既に竹中大地×テムーレン・アルギルマーという刺激的なマッチアップが明らかとなっていた同大会。今日の発表ではタイトルマッチに絡む3試合うち国際戦2試合が実施されることとなった。・


その3試合のうち、タイトルにダイレクトとなるのがライト級次期挑戦者決定戦として、田中有×グスタボ・ウーリッツァーだ。プロ修斗で環太平洋王座挑戦経験のある田中有は昨年12月以来の再起戦で、今回がグラジ初参戦でウーリッツァーとの戦いに臨む。

GLADIATORライト級王座は、今年1月にウーリッツァーが正規王者キ・ウォンビンに挑むもTKO負け。ウォンビンがRoad to UFCに出場するためにタイトルを返上し、暫定王者の佐々木信治が正規王者に昇格している。

再起戦に挑む田中はこの試合に向けて、タイでの練習をこなしており――負傷がちだった修斗での戦いから如何にグレードアップしているのか楽しみな参戦となる。

そんな次期王座挑戦者決定戦に対し、タイトル挑戦を睨む査定試合的な意味合いがあるのが、フェザー級の河名マスト×チハヤフル・ズッキーニョス、中川皓貴×バットオチル・バットサイハン戦の2試合だ。

田中と同じreliable神戸所属の中川はGladiator20でチョ・ソンビンとフェザー級王座決定戦に敗れて以来、11カ月ぶりの実戦復帰となる。一時期、引退という声も伝わってきた中川は、王者パン・ジェヒョクの持つベルトを狙い、復活の一歩をモンゴルのバットオチル戦で踏み出す。

バットオチルはテムーレンの同門で、プロMMA戦績は2勝1敗(※確認中)ながら、モンゴルで1度だけ開催されたIMMAFモンゴル大会で優勝し、タイガームエタイでのトレーニングを経験している。

このバットオチル、今年1月に長谷川賢タレントリレーションズ代表がモンゴル視察をした際に戦績に関係なく、いの一番に来日候補を挙げたウェルラウンダーだったが、学業に専念せざるを得なく招聘を諦めたファイターとのこと。それだけ将来性の高さが買われている新鋭との対戦、中川としては絶対に落とせない一戦となる。

もう一つのフェザー級戦はともに6月の王座決定トーナメント準決勝で惜敗を喫し、9月大会で復活Vを挙げた河名とチハヤフルが対峙することとなった。

以下、プレスリリースに挑戦者決定戦出場の2選手とは当然として、ベルトが視界に入って戦う6選手の今大会に向けての意気込みは以下の通りです。

田中有
「今回GLADIATOR初参戦という事ですごくワクワクしています! おもしろい試合してGLADIATORライト級にヤバいやつきたなと思わすような試合をします!

対戦相手のグスダボ選手は実績のある良いファイターでパンチが強そうで勢いがよく、寝技もしっかりしていてバランスのいい選手だなと思いますが、僕が圧倒して勝ち次に繋げます! 最後にブラジルから来てもらい感謝します。熱い闘いやりましょう!

GLADIATORは強い選手や外人選手が沢山増えてきて凄く良い団体だなと思い出場する事を決めました! 一人でも多く僕の事を知ってもらい次期挑戦者として名前上がるような試合をします!」

グスタボ・ウーリッツァー
「このたびチャンスをありがとうございます。しっかり準備をして、相手を倒しに行きます。GLADIATORのベルトは俺のベルトです。残念ながら、 GLADIATORのタイトルを争う最初のチャンスを逃してしまいました……。それ以来、毎日、トレーニングセッションで、私は新たなチャンスを待っていました。

そして、そのチャンスは田中有に勝てばすぐにやってくる!
だから私は彼をとても尊敬していますが、私のベルトを手に入れるためにはできるだけ早く彼を倒す必要があります」

河名マスト
「トーナメントで負けて、改めて伸びしろに気づくことができ、それに向き合いながら前戦に臨むことができました。試合するたびに掴めている感覚があるので、今回も新たな自分を見せようと思います。

チハヤフル選手は、頑丈で粘り強く戦う選手なので、徹底的に自分のフィールドに引き摺り込んで、心が折れる音を聞くのが楽しみです。自分自身のために勝って、大切な人と喜びを分かち合います!」

チハヤフル・ズッキーニョス
「前大会でフェザー級トーナメントが一旦終わりました。死闘を勝ち抜いたパン・ジェヒョク新チャンピオンのことは尊敬しています。が、決勝はダギースレンの計量オーバーでいまいち締まらなかったので、もう一丁盛り上げたいと思っていました。

ここに来ての河名マストとの対戦は必然だと思っています。トーナメント参戦の噂を聞いた時から戦いたいと思っていたので、前回互いに生き残り、ようやくその時が来たという思いです。

河名マストの印象は、タフなエリートアスリート。レスリング時代とLFAでの試合も含め、世界を知っている選手だと思います。そのような選手に触れるのは初めてなので、非常に楽しみです。

対して僕はエリート要素ゼロの、彼から見れば野良犬みたいな存在でしょう。さっさとUFCに行きたい彼にとっては負けられない相手であることは確かです。しかし、GLADIATORには今後も国内外から新たな実力者が参戦してくるでしょうから、僕もここで負けてはいられない。河名マストを誰の目にも分かる形で倒せば、ベルトにも一気に近づくと思っています。

最後に、彼は純粋に結果を求めるアマチュア競技の延長としてMMAをやっているように見えます。一方で自分にとって試合は単純な競い合いではなく、命を燃やす祭です。対照的な僕ら2人、おもしろい化学反応が起きると思います。お見逃しなく!!!」

中川皓貴
「今回の、試合に向けて前の試合から期間が空いてしまって、みんなにも『辞めるん?』とか『辞めたん』ってめっちゃ聞かれたんですが、男は負けたままじゃ終われないです!

きっちりとやり返しに帰ってきました! もう負ける事は出来ないです! 応援して頂いている方に悔しい思いはさせません!

モンゴルの人は力強そうやなとか、どんな試合するんやろとかめっちゃ考えてたんですが、考えていても一緒やって思って。やる事は一つしか無いので、ただきた相手を倒すだけです!

Gladiatorのことを含め、前のタイトル戦で負けてめっちゃ弱気になってた自分がいるんですが、Gladiatorの王座決定トーナメントとか見ていて、やっぱりベルトが欲しくなりました! 海外選手も増えてGladiatorも櫻井さんのお陰で大っきくなって人気があるんですが、Gladiatorのベルトが1番似合うのは自分や思っているので!」

バットオチル・バットサイハン
「初めての海外での試合なので、この試合は私にとって非常に重要です。 チャンピオンへの第一歩なので全力で戦いたいと思っています」


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AB ABEMA o キック プロレス 朝倉未来 白川陸斗

【ABEMA】Y-MANプロデュース FIGHT CLUB 全カード決定記者会見!

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11月19日にABEMAでPPV中継される事が決まったY-MANがプロデュースするオープンフィンガーグローブを使用した立ち技イベントFIGHT CLUB。その全対戦カード発表記者会見が行われます。SNSで舌戦を繰り広げてきた朝倉未来との試合は実現するのか興味津々。ABEMAの中継を見つつ、電波と充電の続く限り速報します。乱筆乱文にはご容赦くださいませ。


【63kg契約】
山口侑馬
星野孝允

【68kg契約】
前口太尊(飯伏プロレス研究所)
安彦考真(フリー)

【46kg契約】
平岡 琴(TRY HARD GYM)
小林穂夏(NEXT LEVEL渋谷)

【57kg契約】
Novo(TARGET SHIBUYA)
夏目竜雅(TRY HARD GYM)

前半戦の対戦カードはキックに疎い私にとってはピンとこないというか、物足りないというか。会見のオラオラした舌戦もブレイキングダウン風味でちょっと。。。後半の発表に期待したい。。。

【66kg契約】
木村“ケルベロス”颯太(心将塾)
白川陸斗(JAPAN TOP TEAM)

【68kg契約】
山口裕人(道化倶楽部)
西谷大成(JAPAN TOP TEAM)

【70kg契約】
YA-MAN(TARGET SHIBUYA)
朝倉未来(JAPAN TOP TEAM)
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AB ABEMA GFC MMA MMAPLANET o RIZIN Wardog YouTube キム・テフン チャンネル ブログ 中務修良

【GFC10】WADROG王者の中務修良、直前で対戦相手変更&王座変更も「今後は海外&フライ級も視野に」

【写真】チームWARDOGとともに韓国へ!(C)WARDOG

4日(土)、韓国クミ市で開催されるGFC10で、WARDOGストロー級王者の中務修良がフライ級でキム・テフンと対戦する。
Text by Shojiro Kameike

今年3月にグラジエーターでフィリピンのエイドリアン・バトト・シェマーと対戦し、ヒールで斬って落とした中務が韓国GFC(Gentleman Flower Fighting Championship)のフライ級王座に挑戦する――はずだったが、直前で同級王者ウ・ジウォンが負傷欠場となり、代わりにキム・テフンとのノンタイトル戦に臨むことに。現地で試合前日、午前中に本計量を終えて17時から始まる公開計量(セレモニアル計量)を待つ中務に、海外の試合に挑む理由と今後の抱負について訊いた。


――本計量を終え、公開計量を待つ間にインタビューを受けていただき、ありがとうございます(※取材は11月3日に行われた)。

「こちらこそ、タイトルマッチではなくなったのに――ありがとうございます! 計量はプラスマイナス500グラムまで認められていたので、57キロでパスしてきました。キム・テフン選手も直前のオファーだったと思いますが、計量はクリアしていました」

――当初はウ・ジウォンの持つGFCフライ級王座に挑む予定でしたが、王者が練習中の怪我で試合ができなくなり、代わりにキム・テフンとのノンタイトル戦に臨むこととなりました。

「もともとタイトルマッチだから試合を受けた、というところもあって。それだけに僕もモチベーションは高かったです。王者が負傷欠場で対戦相手が変わると聞いたのは、本当に数日前でした。最初は『タイトルマッチとして試合を行うことは変わらない』と言われていたのですが、それがノンタイトル戦になると聞き、正直モチベーションも下がったんです」

――国内ではなく海外で戦うのですから、尚更ですね。

「間に入ってくれているワードッグの柿原勇気代表からも、『タイトルマッチだから受けた試合だし、出場自体を断ってもいいよ』と言われました。で、どうしようかな……と考えた末に、僕にとっては今後のキャリアを考えた時に、海外での試合経験は重要だと思ったんですよ」

――今後は海外での試合を優先させていきたいのでしょうか。

「そうですね。国内の団体とも交渉しながら、決まらないことが続いていて。一方で柿原さんからは『海外からのオファーが多い』と聞いています。特に韓国からのオファーが多いそうで、それなら海外に出ていくのもアリなのかなと思いました」

――結果、ノンタイトル戦でも出場することにしたわけですね。代わりに中務選手と対戦することになったキム・テフンはほぼ情報がありません。

「そうなんですよ。せっかくインタビューしていただくのに、あまり試合の話ができずに……すみません」

――いえいえ、まさに状況が状況ですから。格闘技サイトの戦績を見るとMMA2戦2敗です。プロモーターとしては、どうしても中務選手に出場してもらいたい。そのためにこの短期間でフライ級に落とせる選手を探したものの、戦績から考えてタイトルマッチにはできない……という判断だったのかもしれません。

「まぁ、そういうことなんだと思います。まずウ・ジウォン選手が出られないと確定してから2日後に、柿原さんを通じてキム・テフン選手の話が来ました。でも情報が全くないし、他の方が試合映像を探してくれたのですが、レガースを着けた試合が一つ見つかったぐらいで……。もう考えようがないから『分かりました。受けます!』と返事をしました(苦笑)」

――試合を受けるか受けないかを判断する材料もないですからね。

「僕も今回はフライ級で――通常のストロー級よりも減量がないし、それで良いかなと思いました。相手が直前のオファーで体重を落とせず、かなり体重差のあるキャッチウェイトになるのでは……という心配もなかったわけではないです。でもキム・テフン選手も計量をクリアしてくれたので、まずは感謝したいですね」

――今年3月にはグラジエーターに出場し、フライ級戦でエイドリアン・バトト・シェマーに一本勝ちしています。同フライ級王者のニャムジャルガルが王座を返上しているので、大きな動きがあるかもしれません。

「僕も年齢が年齢なので、もうストロー級まで落とすのはキツくなってきました。そのためにフライ級の体をつくっていたところですし、ちょうど良いと思っています。まずは今回の試合に勝って、フライ級も視野に入れていきたいと思います。よろしくお願いします!」

■視聴方法
11月4日(土)午後5時00分~
Gentleman Flower Fighting Championship公式Youtubeチャンネル

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【RIZIN LANDMARK07】ケラモフに挑戦、鈴木千裕「僕にとって打撃は打でなく、殺なんで(笑)」

【写真】ハマれば絶対。そして、ハマらない時の対処も非常に興味深い鈴木千裕だ(C)MMAPLANET

4日(土・現地時間)、アゼルバイジャンはバクーのナショナルジムナスティックアリーナにて開催される「RIZIN LANDMARK 7 in Azerbaijan」のメインでRIZINフェザー級王者ヴガール・ケラモフに挑む鈴木千裕。
Text by Manabu Takashima

7月にパトリシオ・フレイレをKOした勢いをかって、RIZINフェザー級最強の男ケラモフにアウェイの地で挑む鈴木は、随分と破天荒な発言が目立つ一方で、戦いに関しては真理をつく言葉を発することが多々ある。

シンプル&ポジティブ、鈴木千裕の言葉を決戦前夜にお届けしたい。


――追い込みの大変な時期に取材を受けていただき、ありがとうございます(※取材は10月23日に行われた)。

「取材は基本的に言っていただけると、受けます。なんか、取材を断ったりするって、スカしているみたいでムカつきませんか(笑)」

――取材は受けてほしいですが、そこは練習と休息が第一だと、試合直前の選手に対して思っています。なので断られてもしょうがないタイミングはあるとかと。

「記事にしていただくことで、僕らのコトが話題になるわけですし。それは凄くありがたいことです。デビューして間もない頃、いつか記者の人達に囲まれまくりたいと思っていて。それが叶えられたのは凄く嬉しいことです」

――ありがとうございます。ケラモフ戦に向け、どのような追い込み具合でしょうか。

「いつも通りです。そんなに変わりない、日常ですね」

――アゼルバイジャンで戦うことは非日常でもあるかと思います。そこで記者会見で一度訪れることができたのは、大きくないでしょうか。

「街を見られること、気候を知ることができるのは凄く良いことなんですけど、ぶっちゃけ変わらないですね。別にどこで試合をしようが、やることは変わらないんで」

――とはいえ飛行機の長旅もあります。

「そこは……トルコのイスタンブール経由で、かなり長くて。ただ体を動かせないのは窮屈ですけど、到着して動かせば元に戻るので。時差とか凄く心配されましたけど、アゼルバイジャンと日本は5時間の時差があって。なら5時間余分に眠れば良いだけで(笑)」

――アハハハハ。

「めっちゃ簡単なことなんで、難しく考えすぎないことです」

――ポジティブ、イケイケ志向が強みですね。

「分かり切ったことを考えるのが、本当に嫌いで。アゼルバイジャンに行くことは決まっていて、そこには時差がある。それを嫌だと言っても、しょうがないです。行って戦うのだから、なら余分に5時間寝れば良いだけで」

――心配しても、時差はなくならないと。

「そうなんですよ。そこは考えても変わらない。なら、そういう無駄なことは考えたくないんです」

――なるほどぉ。素晴らしい考え方ですね。

「『練習場所はあるの?』って心配されても、あればある。なければ、外に出て走るしかないわけで」

――いや、その考え方ができるのは強いです。あの会見での、やり切り感にも通じているようにも感じます。

「どうせ1人で乗り込むなら、行ってやろうかって。なんか、気づいたら立っていました(笑)」

――感情に身を任せた、と。

「でも乱闘になって歯が欠けると嫌なので、マウスピースは持って行きました。乱闘はあるかもと準備はしていましたけど、台に乗ったのはあの時の感情、そのままです」

――ケラモフ×朝倉未来、クレベル×鈴木千裕を並べると、今回の試合はやはり組みの展開がどうなるのか。そこが焦点になるかと。

「まぁ、試合なんでテイクダウンされないというのは難しいです。15分の攻防で、UFCの選手でもテイクダウンを取られているわけで。なのでテイクダウンをされたら、テイクダウンをされた時に考えれば良くて。組んで倒されることに抵抗はないです。クレベル選手と戦って、彼以上強い寝技の圧力はないはずなので。自信を持って寝技に応じようと思います。

とはいっても多分、僕は倒されないです。ただ格闘技に100パーセントはないから。ほぼほぼ倒されないですけど、倒されたときに――倒されないという自信があったのに、倒されると焦っちゃうじゃないですか。でも倒されたら、倒された後がある。僕らが戦うのMMAであって、キックボクシングではないので」

――寝技の攻防になるとクレベルは日本一かもしれないです。ただし、相手を立たせない。立たせてもコントロールできる能力となると、ケラモフは相当あるように思います。

「もちろん、そうです。でも、スバ抜けてはいないです。スバ抜けていたら、今頃は世界チャンピオンになっています。そうじゃないので、だからどうしたって感じで、そんな深く考えたちゃダメなんです。格闘技って凄くシンプルで。倒されたら――こうして、こうするとか考えるのではなくて、その時に見えてくる答えがあるので。

その瞬間、向き合って初めて分かる隙とかもあって。僕は感性で動く方なので――ハイ。技術はありますけど、その時に見えてくるス。今はこうして、こうこうというのはないです」

――感性、直感で動くということはそれだけ準備をしてきたということですね。

「それはもう練習はやっています。どうやって立つか、ノウハウもあります。その引き出しはたくさん持っているので。その時に合った引き出しを開けるだけです」

――同時にセコンドが言っていることを守るよりも、直感で動くという風にも言われていましたね。

「ハイ。セコンドの声は参考にする――ということです。自分で考えて動き、ピンチの時は聞きます(笑)。バックチョークを取られそうなときは、指示の通りに動きます。ピンチでない時は、僕のやりたいようにやります。塩田(歩)さんも、それで良いと言ってくれています。練習中は聞きます。練習では頭を使って、試合では感性でいきます」

――クレベル戦では奥足を取られて、倒されました。対して、ケラモフは前足を取ってくる。その違いもあるかと。

「クレベル選手との試合は、とくにかくバックを取らせたくなかったです。そこが一番でした。結果的にテイクダウンをされても後ろに回られたくなかったので、いっぱいいっぱいでした。ダブルに移行されたときもそうです、とにかく背中に回らせないことに集中して」

――となると、ケラモフはシングルからバックに回ることに長けていますが。

「取らせないことが一番ですけど、取られたら取られたなりに処理しないといけないです。それと、ケラモフはワンフックからでも極めることができます。皆は力、力と言いますけど、テクニックがあって成り立っている。立ち技でも寝技でも、足は絡ませないことですね」

――そのために、打撃の圧を掛けることができるか。MMAではレスラーなど貰っても組めば――という考え方があります。

「ハイ。でも、僕は一発で失神させることができるので。やっぱり、それが一番じゃないですかね。殴られても組めば――じゃ、僕と戦うと地面を見ている。そういう展開になるパンチを僕は持っている。だから、逆にそういう風に思ってくれている方が、都合が良いですね。殴られても良いなんて、思っていたら失神させます。僕にとって打撃は打でなく、殺なんで(笑)」

――9月24日、クレベルに勝った金原選手から「勝って来いよ」とエールを送られました。

「うるせぇんだ、分かってるよ。やるに決まっているだろって(笑)。じゃないと解説席にいないです。もちろん、嬉しかったですし、ありがたかったです。でもリスペクトを持って『分かってるよ』と」

――ケラモフに勝って、金原選手と戦うということも考えているのでしょうか。

「もちろんです。僕ら若手が引退させてあげないといけないので。それが使命なんです。RIZINはベテランが多いので、僕らのような20代の若手が勝って引退させてあげないといけない。でもベテランは強いから、勝っちゃいます。なので、いつまでも残っている。

だから僕ら若手が一発で失神させてあげて『もう俺は無理かも』――と、引退させてあげることが若手の仕事です。ベテランは若手の壁になることが仕事で。でも、若手がベテランを凌駕する分岐点は、もう近いかと。そうやってジムでも練習していて、ジムの練習で後輩にやられるようになったら、僕もお終い――引退します。だから壁になるように練習しています」

――ジムに自ら銅像を創るという夢に向かって、現時点で何パーセントまで来ていますか。

「ケラモフに勝って、銅像を創ります!!」

――では、最後に意気込みをお願いします。

「今回はアゼルバイジャンと国を代表して戦います。なので、日本の人達は皆に応援してほしいです。むしろ、応援よろしくお願いします。日本人が昔から持つ忍耐力と侍魂がどれだけ強いのかを世界に見せるチャンスだと思っています。日本を背負って戦うので、皆さん、応援してください」

■視聴方法(予定)
11月4日(日)
午後9時00分~ABEMA, U-NEXT, RIZIN100CLUB,RIZIN LIVE,スカパー!

■ RIZIN LANDMARK07対戦カード

<RIZINフェザー級選手権試合/5分3R>
[王者]ヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン)
[挑戦者]鈴木千裕(日本)

<ライト級/5分3R>
トフィック・ムサエフ(アゼルバイジャン)
武田光司(日本)

<ライト級/5分3R>
ナリマン・アバソフ(アゼルバイジャン)
アリ・アブドゥルカリコフ(ロシア)

<60キロ契約/5分3R>
メイマン・マメドフ(アゼルバイジャン)
フェリット・ギョクテペ (トルコ)

<ライト級/5分3R>
ドゥラル・ラギモフ(アゼルバイジャン)
キム・ギョンピョ(韓国)

<女子ストロー級/5分3R>
アナスタシア・ヴェッキスカ(ウクライナ)
ファリダ・アブドゥエバ(キルギス)

<フェザー級/5分3R>
ホアレス・ディア(南アフリカ)
イルホム・ノジモフ(ウズベキスタン)

<ライト級/5分3R>
イリヤール・アスカノフ(カザフスタン)
ヴラディスラヴ・ルドニエフ(ウクライナ)

<ヘビー級/5分3R>
クエンティン・ドミンゴス(ポルトガル)
ショータ・ペトレミドゥゼ(ジョージア)

<ライトヘビー級/5分3R>
ハサン・メジエフ(ラトヴィア)
コンスタンティノ・メルクロフ(カザフスタン)

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AB Black Combat DEEP DEEP115 MMA MMAPLANET o RIZIN Road to UFC UFC イ・ソンハ キム・スーチョル パク・シユン パンクラス ヤン・ヘジュン ユ・スヨン ライカ 北岡悟 大原樹理 小金翔 石司晃一 酒井リョウ 青木真也

【DEEP115】北岡悟が振り返るDEEP X BC対抗戦─02─「負けた人が考えていない感が出ちゃいました」

【写真】ユ・スヨン。この選手と交わることができることを北岡は、良いことだと言い切った(C)DEEP

9月18日(月・祝)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されたDEEP vs BLACK COMBATの対抗戦を北岡悟が振り返るインタビュー第2弾。
Text by Manabu Takashima

大島沙織の意外な敗北に続く、石司晃一と大原樹理のベルト流出劇に関して、北岡はどのような気持ちでいたのか。

<北岡悟のDEEP vs BLACK COMBAT対抗戦振り返り、Part.01はコチラから>


――それでも最後は足関節をパク・シユンに切り返されました。

「それは相手も組み技の技量を上げてきたということだと思います。大会が終わって青木真也さんから『韓国は柔術が盛んで、柔術のレベルは上がっている』という連絡があったんです。ちゃんと組み技も修練していて、その部分は次の試合にも表れていましたね」

――その次、ユ・スヨンが石司晃一選手に圧勝した試合になります。

「石司選手と戦ったユ・スヨンは、パンクラスに来ていましたよね。大橋悠一選手という期待されていた選手、組みができるけど殴り勝てる選手と戦ってパンチを纏めて秒殺した。しかも、結構バリバリの柔術家で。あの選手は強いですね」

――BLACK COMBATの試合を見て、ユ・スヨンは強いという認識はあったのですが。石司選手にあのような形で勝つとは思っていなかったです。

「日本でトップ10に入る実力の持ち主、石司選手はトップ5を狙うことができるトップ10の選手です。身体能力も高く、体も強い。その彼が下になってニーシールドとプッシュだけで返そうとしていたけど、普通に纏められましたね」

――ユ・スヨンの寝技のコントロール……技術力で完全に上回っていたように見えました。

「柔術でいえば青・紫帯と、黒帯の差のような上と下の攻防になりました。悪くない青帯、紫帯の動きを良い黒帯が抑えた――ような。そもそも上を取ったテイクダウンも、ハイクロッチから入って。石司選手から、あんなイージーにナイス・テイクダウン……当たり前のMMAテイクダウンを取った。凄いですよね、良い選手です」

――一部でキム・スーチョルより強いのではないかという声も挙がっています。

「それはやってみないと分からないけど、普通にRIZINのレベルであることは確かです。RIZINレベルというか、RIZINで上の方と――ベスト5と戦っても良いじゃないかという選手ですよね」

――Road to UFCに出ている韓国人選手より強いようにも見える。そういう選手を抱えることができるのは、ファイトマネーが良いから。Road to UFCに行こうとせず、BLACK COMBATで知名度を上げて、UFCを狙っているファイターがユ・スヨンだと思います。

「それは成功しているということですよね。BLACK COMBATはMMAで、Breaking Downのやっていることをしている。そういう良い選手が、DEEPと絡んでくれる。これは日本のMMAにとっても良いことです。

DEEPのチャンピオンになったのだから、防衛戦をすることになると聞いていますし。でも、めっちゃ強いですよ。ユ・スヨンは色々な日本人選手との試合が見てみたいですね」

――続く大原選手は、イ・ソンハにスロエフストレッチで一本負け。この試合はどのように捉えられていますか。北岡選手は大原選手と戦った当人ですが。

「これが一番悔しいと言っちゃあ、悔しい気がしますけど……。まぁ、しょうがないですよね。しょうがないです」

――大原選手はストライカーですが、組み技&寝技対策をしっかりとやっている選手だと思います。

「絶対にやっていますね。絶対に」

――その大原選手が仕留められた。

「まぁ、ちょっと動き方にはクエスチョンが残るディフェンスはしていました。ただし、体格的なところでまかり通っていた部分はあると思うんです。ぶっちゃけて僕の時も、テイクダウンとサブミッション・アタックはできているので……いや、自分の話はいいや(苦笑)」

――小金翔選手の対戦ではバックグラブを許し、ブレイクでスタンドに戻ったことがありました。

「上迫戦も微妙な節はありました。解説でも話したのですが、あの相手選手は、バックに回ると包めますもんね。容易に包めることができる。打撃でそこまで押しきれなかったことも、あの結果にもちろん通じているでしょうし。そこは総合力だから。結果的に大原選手には相性が良くなかったのかと。う~ん、まぁまぁまぁ――しょうがないです」

――では最終戦のヘビー級、酒井リョウ選手が腕十字でヤン・へジュンに下りました

「酒井選手は最近の試合で、良い勝ち方をしてきました。でも、総合格闘技だからね――と。解説では『ヘビー級なんで、複雑なことを考えずに』とか言っていて。そうしたら酒井選手がグワァっていくと、ヤン・ヘジュンが『ナイス・テイクダウン!!』と(笑)。で、ここからヤン・ヘジュンの抑え込みがメッチャ上手くて。ちょっと上の方で抑えているけど、ヘビー級なんで酒井選手も潜るとかできないじゃないですか。

酒井選手は後ろを向こうとしたけどできなくて。ヤン・ヘジュンは柔術的にも茶・黒の力がある。最低でも紫帯でしょう。マウント、S字マウント、腕十字と流れるような動きで仕留めました」

――試合タイムは1分32秒。防がれると下になって殴られるリスクのある腕十字をこの時間帯で狙うというのは……力の差を感じたのか。

「とにかく綺麗でしたね。しっかりと動けていますよ。まぁ、もともとミドル級の選手だったというのもあるけれど――総合格闘技ですからね」

――結果、DEEP側は最初の2試合の勝利後はチャンピオンが5連敗で完敗を喫しました。試合内容的に大島選手と戦ったパク・シユンは、大島選手の投げを許さなかった。ユ・スヨンとイ・ソンハ、そしてヤン・ヘジュンらは逆に一発で自分の形で持ち込んでいました。結果論として、対戦相手のことをしっかりと研究して、今回の試合に臨んでいたように感じました。

「いや、それは……本当はそこをやるものですからね。とにかく最初のアプローチで、やるべき形に持ち込むと差があるように感じられますしね」

――スクランブルに持ち込ませないで、コントロールして仕留めた。彼らが自分の間で戦ったのに対し、逆にパク・シユンは大島選手の間にさせなかった。

「まぁ1Rがあんな風なら、2Rからは変えないといけない。もちろん、僕らには分からない何かがあったというのは考えられますけど、普通は流れを変える戦いをしないといけないですよね。逆にいえば自分たちがラウンドを取っていると判断しているのか――ぐらいに思いました」

――韓国勢の取り組み方と、日本勢の取り組み方に差を感じた次第です。

「今回は特に、負けた人が考えていない感が出ちゃいましたね(苦笑)。負けた人たちの負け方はそうです。大島選手の敗北に関しては、韓国勢は個の力でなくて、チームの工夫で勝った。それが見えるから、パク・シユンを応援している人達からすると、熱いモノがこみあげてくる勝利ですよね。工夫や努力を感じられました」

<この項、続く>

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『UFC Fight Night 231: Almeida vs. Lewis』オッズ/視聴方法

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お蔵入り厳禁【Special】月刊、柏木信吾のこの一番:7月―その弐―鈴木千裕✖パトリシオ「Bellatorが……」

【写真】フレイレ戦の勝利後の会見の席での鈴木。この時点では、彼の米国での活躍に胸を躍らせたファンも多くいたに違いない――(C)MMAPLANET

過去1カ月に行われたMMAの試合からJ-MMA界の論客3名が気になった試合をピックアップして語る当企画。
Text by Shojiro Kameike

背景、技術、格闘技観を通して、MMAを愉しみたい。大沢ケンジ、水垣偉弥、柏木信吾という3人のJ-MMA界の論客をMMAPLANET執筆陣がインタビュー。

今回は柏木信吾が選んだ2023年7月の一番、7月30日に行われた鈴木千裕×パトリシオ・フレイレ戦の続編……前編から2カ月以上を経てという掲載は、当時――記事化できなかったBellatorの状況が多々あったからだ。

お蔵入り厳禁――8月の時点で氏の口から語られていた『事実』こそ、鈴木千裕がアゼルバイジャンでヴガール・ケラモフと戦うという現在に通じている。

<月刊、柏木信吾のこの一番:7月:鈴木千裕✖パトリシオ・フレイレPart.01はコチラから>


――パトリシオにしても、よく受けたなと思う試合でもありました。

「それに関していうと、Bellator側の最初のリアクションは『スズキは何か悪いことでもしたのか?』だったんです(笑)」

――アハハハ。懲罰だと?

「ハイ(笑)。スズキはサカキバラを怒らせたのか、と。パトリシオに関しては、本当は試合をすることは嫌だったみたいです。『なぜ、やらないといけないのか』って」

――実はBlack Houseでマネージメントをしているエド・ソアレスは「イージーマネーだ」とホクホク顔で話をしていましたね(笑)。

「アハハハ。パトリシオからすると嫌だけど、条件が割りに合うというか……そこにあったら取るでしょと。お腹いっぱいでも、まだ食べられるということだったと思います」

――色々な背景があって実現した試合。鈴木選手が勝利し、彼はFigth&Lifeのインタビューで今後に関して、しっかりと「一番良い条件のところ」という話をしていました。お金の話ができる選手って、強いと思います。

「うん、そうですね。その辺りのハングリーさは、結果にも出てきますね。そういうファイターが成功しているんです。ブラジル人そうで。鈴木千裕選手のパトリシオ戦は、ハングリーな選手の魅力が詰まった試合でもありました」

――この試合で勝利した鈴木選手の北米MMA界における価値を柏木さんは、どのように捉えていますか。

「大筋は変わらない」

――えっ……。

「MMA業界の勢力分布図には、影響を与えないと思っています」

――……。

「Fight Matrixで鈴木選手のランクが12位に跳ね上がりました。それは数字的にパトリシオに勝った選手が自動的に上位にランクされるということです。ただしBellatorやUFCというMMA業界においては、お祭りのなかで事故が起きた――という捉え方だと僕は思っています」

――Bellatorで再戦だろう、とか。パトリシオをKOしたのだから、UFCのアンテナに引っかかってくるのではないという期待が……。

「お祭りの時に起こった事故って言っちゃうと、それは申し訳ないのですが……パトリシオも、そこまで深く受け止めていないかと。僕の立場としては、この勝利で色々と仕掛けられるかなっていうのはありますけど。そういう期待感があって、実際にBellatorで戦うことになったとしましょう。なら、高島さんはどう思いますか?」

――簡単ではないです。

「ジェレミー・ケネディ戦とか実現したら、どうなりますか」

――勝つことは難しい。もちろん、一発で勝つ力はあります。ただし、それを連続するだけの力はまだ備わっていない。

「そういうことですよね。鈴木千裕選手が活きるマッチメイクをBellatorや北米のプロモーションが組んでいくのかといえば、それはないですよね。特にBellatorはグラップラーが多いので……そこは簡単ではないと思います。正直、パトリシオをKOしたからといって、パトリシオより強いという風にはならないと思います」

――ハイ。

「もちろん格闘技の魅力が大爆発した試合ではあったのは間違いないです。ですが、それが現状ではないかと」

――その勝負に勝ったのだから、ライズしたモノが何倍にもなって返るようになってほしい……。

「オールインして、勝ったわけです。それは本当に素晴らしい勝利でした」

――Bellatorは柏木さんと違って、あの勝敗で何かを仕掛けることはないと。

「それは……ほら、今は状況が状況じゃないですか。10月以降のことを、今のBellatorが考えることができているのか。残念ながら、そうではないと思います。本来ならBellatorでリマッチが組まれても、全くおかしい話ではないです。でも、今はそれどころじゃない――ということは、伝わってきますよね」

――Bellatorの今後が不透明すぎますし、PFLがBellatorの全選手の契約を買い取るとは思えないです。

「選手を回すこともできないですよね。PFLのシステムで、そこまで選手を抱えることはないと思いますし」

――PFLはどうなのか……。ONEの元スタッフで、凄く優秀だった人がPFLの中東の担当になったり、自分の周囲ですら色々と勘繰りたくなる動きは見られます。

「いずれにせろ、契約を満了にする期間は必要ですよね。その母体を残さないと、契約を履行でいない」

――9月以降のBellatorは凄まじい数のマッチメイクを組むようになっています。

「そうですね。だから、本当にこの状況でなければ……。逆にいえばBellatorが、こういう状態だったからパトリシオ・フレイレと鈴木千裕戦を組むことができた。RIZINからすると漁夫の利です。アハハハ、言っちゃった(笑)」

――ダハハハハ。

「同時にBellatorが通常営業していれば、米国で再戦もあっただろうし、我々の方から米国で試合を組んでほしいと伝えていました。そこは絶対です。あの試合に勝ったんだから、それはやっていますよ。でも、今はそういう状況ではない。向こうがそういう状況ではないから話はしてこないし、こっちもできないというのが現状です」

――Bellator300以降の話が、まず聞かれないです。

「ないですね。10月7日以降がどうなるのか。それが10月7日前に分かるのか(※9月13日にBellator301=11月17日大会の開催が発表された)。いずれにしても、こういう状況で生まれた試合で、あの勝ち方をした鈴木千裕選手は今のRIZINフェザー級で誰とやっても面白い選手になったんです。

一発当てると、勝負を終わらせることができる。これまで燻っていてものがあったけど、パトリシオ戦の勝利で――こんなに良い選手なんだということが伝わった。鈴木千裕という選手の生き方が集約された試合が、パトリシオ戦だったかと思います。そこが凄く分かりやすい形で、多くの人に伝わった作品となりましたね」

■視聴方法(予定)
11月4日(日)
午後10時00分~ABEMA, U-NEXT, RIZIN100CLUB,RIZIN LIVE,スカパー!

■ RIZIN LANDMARK07対戦カード

<RIZINフェザー級選手権試合/5分3R>
[王者]ヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン)
[挑戦者]鈴木千裕(日本)

<ライト級/5分3R>
トフィック・ムサエフ(アゼルバイジャン)
武田光司(日本)

<ライト級/5分3R>
ナリマン・アバソフ(アゼルバイジャン)
アリ・アブドゥルカリコフ(ロシア)

<60キロ契約/5分3R>
メイマン・マメドフ(アゼルバイジャン)
フェリット・ギョクテペ (トルコ)

<ライト級/5分3R>
ドゥラル・ラギモフ(アゼルバイジャン)
キム・ギョンピョ(韓国)

<女子ストロー級/5分3R>
アナスタシア・ヴェッキスカ(ウクライナ)
ファリダ・アブドゥエバ(キルギス)

<フェザー級/5分3R>
ホアレス・ディア(南アフリカ)
イルホム・ノジモフ(ウズベキスタン)

<ライト級/5分3R>
イリヤール・アスカノフ(カザフスタン)
ヴラディスラヴ・ルドニエフ(ウクライナ)

<ヘビー級/5分3R>
クエンティン・ドミンゴス(ポルトガル)
ショータ・ペトレミドゥゼ(ジョージア)

<ライトヘビー級/5分3R>
ハサン・メジエフ(ラトヴィア)
コンスタンティノ・メルクロフ(カザフスタン)

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『RIZIN LANDMARK 7 in Azerbaijan』前日計量結果

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『UFC Fight Night 231: Almeida vs. Lewis』の対戦カードを紹介

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 11月4日にブラジル・サンパウロのイビラプエラ体育館で開催する『UFC Fight Night 231: Almeida vs. Lewis』で当サイトでは未紹介だった対戦カードを紹介していきます。続きを読む・・・