カテゴリー
AB DWCS o UFC

UFC on ESPN+103:第8試合・ジェイク・ハドリー vs. キャメロン・スマザーマン

バンタム級

ハドリーはUFC3勝3敗。前回は地元イギリスで、試合1週間前に決まった試合で、本来のフライ級から階級を上げてバンタムで臨んだが、1ポンドオーバーしてしまった。今回は最初からバンタムでの試合となる。スピーディーなパンチが武器のストライカー。28歳。

本来はブレイディ・ヒースタンドとの対戦だったが、今週に入り欠場。代役としてスマザーマンがUFCデビューを果たす。

スマザーマンは昨年8月にDWCSに出場したが、1R1分でハラランボス・グリゴリオウにKO負け(グリゴリオウは前戦で風間と対戦し、パンチでダウンを奪ったが三角絞めで逆転一本負けしている)。その後ローカルイベントで3連勝し、今回のチャンスを掴んだ。Fury FCではバンタム級王座を獲得。キャリア11勝(6KO・1一本勝ち)4敗の27歳。

プレッシャーを掛けるスマザーマン。ワンツー。左を入れたハドリー。ハドリーのジャブにボディを返したスマザーマン。ワンツー。詰めるスマザーマン。左ボディから右。ハドリーケージを背負う。右をヒットさせるスマザーマン。ハドリーケージ際から出られない。サークリングするが追っていくスマザーマン。右ボディから左フック。またボディ。ボディ・顔面に打ち分けていく。抜け出せないハドリー。ハドリーの左がヒットしたが、スマザーマンが連打を返した。ホーン。

1Rスマザーマン。

2R。ハドリーも手数を増やしてきた。下がらずに打ち合う。左がヒット。スマザーマンテンカオ。ハドリーが逆に詰めてきたが、スマザーマンのパンチを貰う。ワンツーから右ボディを入れるスマザーマン。パンチをもらったハドリーがケージ際まで後退。詰めてきたスマザーマンだが、ハドリーが出した手の指がアイポークに。タイムストップ。なかなか再開できないスマザーマン。ハドリーに減点1で再開。ミドルからパンチで出るスマザーマン。ハドリーシングルレッグ。テイクダウンしたがすぐに立ったスマザーマン。バックから殴るハドリー。正対したスマザーマンにまたタックル。こらえたスマザーマン。パンチを入れて離れたハドリー。ホーン。

2Rスマザーマン。減点があり10-8。

3R。すぐにパンチで出るスマザーマン。ケージを背負ったところに左右のパンチのラッシュ。ハドリータックルに。シングルレッグ。ケージで耐えるスマザーマン。ハドリー離れた。またパンチで出るスマザーマン。ボディ・顔面に連打。また詰めてきたスマザーマン。ボディ。右フックが顔面にヒット。さらにテンカオ。ケージ際で打たれるハドリー。ヒザからワンツー。スマザーマンがヒザを出そうとしたが、つま先がローブローとなりタイムストップ。再開。残り1分。倒すしかないハドリーだがスマザーマンは冷静に距離を取り大振りのパンチをかわず。タイムアップ。

30-26、29-27×2の3-0でスマザーマンが緊急UFCデビューで勝利。

コンテンダーシリーズで敗れているスマザーマンだが、準備期間なしでの出場ながら、ボディ・顔面にパンチを打ち分けてハドリーを圧倒。

カテゴリー
45 AB AJ・マッキー BELLATOR Brave CF MMA MMAPLANET o PFL PFL Super Fights01 PFL vs Bellator UAEW UFC YouTube   クリス・サイボーグ ケイラ・ハリソン ジョニー・エブレン ヒーナン・フェヘイラ ファビアン・エドワーズ フランシス・ガヌー ポール・ヒューズ ライアン・ベイダー ラフェオン・スタッツ ラリッサ・パチェコ

【PFL SF01】計量終了 ガヌー、2年10カ月振りのMMA。エブレンはBellator防衛戦。AJ&スタッツも

【写真】フェヘイラが大きく見えるが、俊敏性がガヌーが上だろう (C)

19日(土・現地時間)にサウジアラビアはリヤドのキングダム・アリーナで開催されるPFL Super Fights 01「Battle of the Giants」の計量が18日(金・同)に行われた。
Text Manabu Takashima

オイルマネーを背景に、世界のスポーツエンターテイメントの誘致を進めてきた中東国家にあって近年、躍進しているのが門戸開放を進めるサウジアラビアだ。MMAでもPFL、UFCが進出を果たし、PFLはMENAという地域リーグも実施している。


そんなサウジアラビアで2月のPFL vs Bellator以来のビッグマッチとなるPFL SF01「Battle of the Giants」で2年10カ月振りのMMAマッチとなるフランシス・ガヌーが、その2月大会でライアン・ベイダーを破ったヒーナン・フェヘイラと戦う。

パブリック計量時のフェイスオフでは、一触即発どころ額をグイグイぶつけ合った両者。非常に険しい表情でにらみ合いを続けると、珍しく顔を合わせたままインタビューが始まる。

すると一転して「最後にケージに立っているのは1人。この試合のためにハードなトレーニングを積んできた。皆に喜んでもらえる試合をする」とフェヘイラが平たいコメントをする。

ガヌーは「(額をぶつけ合ったことを尋ねられて)ここまで来るとなんでもありだと思っている。もう、準備はできている。明日、その時がやってくる。俺がキングだ。アイツは明日、思い知ることになる」と話した。

コメインはスーパーファイト女子フェザー級のタイトルが掛かったブラジリアン同胞対決。ケイラ・ハリソンに唯一黒星を与えたパチェコは「彼女はこのスポーツのために尽くしてきた。ファンではないけど、憧れてきた。でも、ここには勝つためにやってきた。厳しい練習をしてきた私を誰も止めることはできない」とサイボーグに敬意を払った勝利宣言を行った。

一方、サイボーグは「ここにいられることを感謝し、凄く幸せに感じている。正しいタイミングで、正しい場所にいる。ベルトを巻くのは私の仕事だから。5分5Rのウォーを戦い抜くだけのコトはやってきた」と穏やかに語った。

SFのベルトが掛かったメインとコメインの前に組まれたのは、Bellator世界ミドル級選手権試合だ。

9月のBellator CSロンドン大会で組まれていたカードが、スライドされ同大会に花を添えることとなった。

加えてPFLはシーズン・ファイナルが控えており、AJ・マッキーJrやラフェオン・スタッツというBellatorライト級とバンタム級の中軸ファイターが、リヤドで戦う。

ポール・ヒューズ、マルコス・ブレノとBellatorバナーの下で戦うファイターが対戦相手というころもあり、Bellator内の序列争いがスーパーファイト・イベントで組まれたことになる。

またBRAVE CFでキャリアを積んだフセイン・カジマゴメドフ、UAEWで戦ってきたマカシャリプ・ゼニュコフ、PFL MENAから昇格(?)のタリク・イズマイル。加えてPFL欧州リーグに参戦中のイブラヒム・イブラヒモフと中東&ムスリム勢の投入が目立つ同大会。PFLのリーグ構想が既に形になりつつある印象も残るSuper Fights=PPVイベントだ。

■視聴方法(予定)
10月20日(日)
午前2時15分~U-NEXT

■ PFL Super Fights01計量結果

<PFL SFヘビー級選手権試合/5分5R>
フランシス・ガヌー: 256.8ポンド(116.48キロ)
ヒーナン・フェヘイラ: 251.5ポンド(114.07キロ)

<PFL SF女子フェザー級選手権試合/5分5R>
クリス・サイボーグ: 144.5ポンド(65.54キロ)
ラリッサ・パチェコ: 144.1ポンド(65.36キロ)

<Bellator世界ミドル級選手権試合/5分5R>
[王者]ジョニー・エブレン: 184.7ポンド(83.77キロ)
[挑戦者]ファビアン・エドワーズ: 184.9ポンド(83.86キロ)

<フェザー級/5分3R>
フセイン・カジマゴメドフ: 146ポンド(66.22キロ)
サファー・モーゾン: 145.8ポンド(66.13キロ)

<ライト級/5分3R>
AJ・マッキーJr: 155.8ポンド(70.66キロ)
ポール・ヒューズ: 155.8ポンド(70.66キロ)

<バンタム級/5分3R>
ラフェオン・スタッツ: 135.8ポンド(61.59キロ)
マルコス・ブレノ: 136ポンド(61.69キロ)

<ライト級/5分3R>
マカシャリプ・ゼニュコフ: 155.6ポンド(70.57キロ)
デドリック・サンダース: 154.9ポンド(70.26キロ)

<フェザー級/5分3R>
イブラヒム・イブラヒモフ: 145.5ポンド(66.0キロ)
ナチョ・カンポス: 145.9ポンド(66.17キロ)

<フェザー級/5分3R>
タリク・イズマイル: 145.1ポンド(65.81キロ)
タハ・ベンダウト: 145.5ポンド(66.0キロ)

The post 【PFL SF01】計量終了 ガヌー、2年10カ月振りのMMA。エブレンはBellator防衛戦。AJ&スタッツも first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 AB F1 o RENA UFC UFC Fight Night   ブラック

『UFC Fight Night 245: Hernandez vs. Pereira』オッズ/視聴方法

VENUM ヴェナム UFC Adrenaline by Venum Authentic Fight Night ウォークアウト フーディ - Emerald Edition - グリーン/ブラック/ゴールド ベナム VNMUFC-00162-627


 BetOnlineの『UFC Fight Night 245: Hernandez vs. Pereira』のオッズを紹介。続きを読む・・・
カテゴリー
AB F1 MMA MMAPLANET o Road to UFC UFC UFC Fight Night UFC310   アレッシャンドリ・パントージャ ケビン・チャン 平良達郎 朝倉海

UFCアジア代表が10年ぶりの日本大会開催を示唆

UFC 2024 TOPPS MIDNIGHT HOBBY


朝倉海のUFCデビュー戦が決定、12.7『UFC 310』でアレッシャンドリ・パントージャのフライ級王座にいきなり挑戦(2024年10月13日)

 こちらの続報。


 17日東京都内で、朝倉海のUFC参戦に関する記者会見が行われた。朝倉は12月8日(土・現地時間)に米国ネヴァダ州ラスベガスのT-モバイル・アリーナで開催されるUFC310で、アレッシャンドリ・パントージャの持つUFC世界フライ級王座に挑むことが発表されている。

会見は朝倉の挨拶からスタート。まず次のように語った。
「ようやくUFCのデビュー戦が決定しました。やっと発表されて嬉しいですし、改めて気合いが入っています。SNSでも『本当にUFCと契約したのか』『大丈夫か』という声が挙がっていました(笑)。この発表でようやく信じてもらえたんじゃないかと思います」

続いてUFCアジア責任者のケビン・チャンス氏の映像コメントが流された。
「アサクラサン、UFCにようこそ! 私自身、UFCとともに過ごして長く経ちますが、初戦でタイトルに挑む新人ファイターというのは、今まで見たことがありません。それは朝倉選手がMMAというスポーツにもたらすものの大きさ、そして与えた影響の大きさを物語っています。これから素晴らしい冒険へと漕ぎ出す朝倉選手は、必ずや日本最大のスターとして新たな高みに到達し、世界に認められるに違いありません。朝倉選手のUFC参戦に、これ以上ないほどワクワクしています。ガンバッテネ。

今年、UFCはアジアに戻ってきます。11月23日(土)に開催するUFC Fight Nightマカオはもちろん、引き続き2025年以降についてもアジア圏でイベント開催の機会を模索していきます。もちろん、そこには日本も含まれています。朝倉選手のような地元のスーパースターがいることで、どの国であっても究極的にその国のスポーツ人気を押し上げるのは言うまでもありません。

 朝倉は「すごく期待してもらっていて、僕がチャンピオンになることでUFCを日本に持ってきたいと思います」と語った。また、フライ級転向については「フライ級でやると決めてから何カ月も経っているので、調整できています。フライ級とバンタム級、どちらの階級でもトップを獲るつもりです」としている。また、ロイバル×平良達郎の一戦については「凄い戦いでした。ロイバルは素晴らしいですし、達郎君も若いのにメチャクチャ強いと思いました」。自身のオクタゴン初戦についても「KO勝ちしか考えていない。どれだけインパクトを残すか」と意気込む。

 好カードはそれほど期待できないでしょうから、平良達郎に続いて朝倉海も敗れたら日本大会は厳しいような。続きを読む・・・
カテゴリー
AB o YouTube  

【バウンティラッシュ】緑ロジャーK.O.集 逆光

使用曲:逆光 https://youtu.be/gt-v_YCkaMY
良ければ見てクダサイ…高評価貰えると嬉しいです…

#バウンティラッシュ
#緑ロジャー
#キル集

カテゴリー
AB F1 News o UFC  

UFCが2025年2月9日にシドニーで『UFC 312』を開催

C13 地球の歩き方 シドニー&メルボルン 2025~2026


 UFCが2月9日にオーストラリア・シドニーのクードス・バンク・アリーナで『UFC 312』を開催することを発表。UFCはこの時期にオーストラリア大会を開催することが恒例となっています。同会場での開催は2023年9月の『UFC 293: Adesanya vs. Strickland』以来。対戦カードは未定です。続きを読む・・・
カテゴリー
AB F1 o UFC UFC Fight Night  

『UFC Fight Night 244: Royval vs. Taira』の結果を受けて公式サイトがランキングを更新

2300万人がネットで選んだみんなのきょうの料理ランキングベスト100レシピ


Clasificación de los atletas(UFCESPANOL.com)

 『UFC Fight Night 244: Royval vs. Taira』の結果を受けてUFC公式サイトがメディア投票ランキングを更新。以下、ランキングです。続きを読む・・・
カテゴリー
AB LFA o PFL UFC ブログ

UFC on ESPN+103:オッズ/予想と展望

アンソニー・ヘルナンデス 1.74
ミシェル・ペレイラ 2.14
ロブ・フォント 4.40
カイラー・フィリップス 1.23
チャールズ・ジョンソン 1.43
ス・ムダルジ 2.90
ジェイク・ハドリー 1.50
キャメロン・スマザーマン 2.70
ダレン・エルキンス 1.93
ダニエル・ピネダ 1.89
マテウス・ニコラウ 2.64
アスー・アルマバイエフ 1.51
ブラッド・カトーナ 2.85
ジェアン・マツモト 1.44
ジョセリン・エドワーズ 1.36
タミレス・ビダル 3.25
ジェシカ・ペネ 2.50
エリース・リード 1.56
メリッサ・マルティネス 1.77
アリス・アルデレアン 2.10
オーステン・レーン 3.80
ロベリス・デスパイネ 1.28

メインはミドル級ランカー対決。両者ともにUFC初メイン。

ヘルナンデスはUFC6勝2敗で現在5連勝中。レスリングベースのグラップラーで、ノーランカー相手に4連勝でランキング入りし、前戦はランク外のロマン・コプィロフにテイクダウンを仕掛ける展開で体力を削ってからのチョークで一本勝ち。今回が初のランカー同士の試合(下位ランカーが相手だが)となる。

ペレイラUFCデビューから3戦で1勝2敗だったが、そこから8連勝中。ウェルターで5連勝し、ランカーのスティーブン・トンプソンとの試合が組まれたが、体重オーバー(UFCでは2度目)により試合が消滅。昨年10月からはミドル級に上げると、3試合連続で秒殺フィニッシュ勝利しパフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞している。身体能力が高く、バック宙パスガードなどの奇想天外な攻めを見せる四次元ファイター(ただし、UFCで出した際には、着地の際に相手の顔に膝が当たってしまい物議を醸した)。こちらもランカー同士の試合はこれが初めて。

ペレイラUFCでは1度しかテイクダウンを奪われていないが、そもそもグラップラー、レスラーとの対戦が少なく、対戦しても秒殺で勝っており、ヘルナンデスのようなゴリゴリのレスラーとの対戦はキャリアを通じて初めて。スタミナもあまりないので、ヘルナンデスのテイクダウン狙いの攻めで体力を削られると厳しくなりそう。

ヘルナンデス判定勝ち。

セミ前のフライ級の試合では、チャールズ・ジョンソンが今年4連勝目を掛けて出場。LFAで堀内佑馬に判定勝ちで暫定王座を獲得し、2022年にUFCと契約したが、昨年は初戦で勝利した後3連敗。後がない状況で、緊急の代役としてローカルから15連勝中のカザフスタン人・アザト・マクスム相手に、序盤にいきなりダウンを奪われてピンチに陥ったが、2R以降盛り返して判定勝ち。5月にジェイク・ハドリーに判定勝ちすると、7月の前戦はUFCデビューから3連勝中の若手のホープ・ジョシュア・ヴァンに打撃戦で打ち勝って3RKO勝ち。

相手のス・ムダルジは散打バックボーンのストライカーで、16勝中13KOと、フライ級では高いKO率を誇る。一時はランキングにも入っていたが、マット・シュネルとティム・エリオットに連敗中。

連勝中はずっとアンダードッグだったジョンソン。今回はノーランカー相手にフェイバリット。ス・ムダルジはパンチに一発の重さがあるが、ボクシングテクニックではジョンソンか。

第1試合開始は20日朝5時から。当時はPFLのメインカード(5時開始)をリアルタイム実況して、終了後にUFCを追いかけ視聴します。

カテゴリー
AB BELLATOR MMA o PFL UFC アマンダ・ヌネス クリス・サイボーグ ケイラ・ハリソン ジョニー・エブレン デリック・ルイス ファブリシオ・ヴェウドゥム フランシス・ガヌー ボクシング ポール・ヒューズ ライアン・ベイダー

PFL Super Fights:Battle of the Giants:オッズ/予想と展望

フランシス・ガヌー 1.31
ヘナン・フェレイラ 3.60
クリス・サイボーグ 2.14
ラリッサ・パチェコ 1.74
ジョニー・エブレン 1.25
ファビアン・エドワーズ 4.10
フセイン・カジマゴマエフ 3.00
ザファー・モフセン 7.25
A.J.マッキー 1.60
ポール・ヒューズ 2.40
ラウフェオン・ストッツ 1.15
マルコス・ブレノ 5.90
デドレック・サンダース 3.75
マカシャリプ・ザヌコフ 1.29
イブラギム・イブラギモフ 1.11
ナチョ・カンポス 7.25
モスタファ・ラシャド・ナダ 1.60
アフメッド・サミ 2.40
タリク・イスマイル 2.95
タハ・ベンダウド 1.42

PFL今年初のスーパーファイトイベント。アメリカ・カナダでは49.99ドル、イギリスでは19.99ポンドのPPVで放送される。日本ではU-NEXT月額会員で視聴可能。

メインはUFCで王座を防衛したまま、契約切れでFAとなったガヌーと昨年のPFLウィナー・フェレイラの対戦。

ガヌーはUFCデビューから6連続フィニッシュで、2018年にスティーペ・ミオシッチのタイトルに挑戦。しかし2Rに早くもスタミナ切れを起こし、フィニッシュこそ免れたが、一方的な展開でUFC初黒星。続くデリック・ルイス戦も消極的な戦いぶりで判定負けし、評価が大きく下落した。しかしそこから再び連続1RKO勝ち街道に戻すと、前回の対戦から3年後の2021年3月にミオシッチに再挑戦。今度は2RKOで破り王座を獲得した。22年1月にはシリル・ガーン相手に初防衛戦を行ったが、タックルからテイクダウンを奪う展開で判定勝ち。その後はUFCとの関係がこじれ、試合が成立しないまま、昨年1月に契約満了となりFAに。5月にPFLとの契約が発表された。

PFLとの契約はボクシングの試合が可能な内容となっており、昨年10月のボクシングデビュー戦で、無敗のボクシング世界王者タイソン・フューリーと対戦。圧倒的不利を予想されながらも、3Rにダウンを奪い、敗れたがスプリット判定まで持ち込んだ。しかし今年3月の元王者アンソニー・ジョシュアとの2戦目では2RでKO負け。今回は2年9ヶ月ぶりのMMA復帰戦となる。

相手のフェレイラは2021年のPFLデビュー戦でガヌーと同じ元UFC王者のファブリシオ・ヴェウドゥムと対戦。1Rに三角絞めに捕まったが、レフェリーがタップに見える動きを見逃し、そのままフェレイラが三角に捕らえられたままパウンドを打ち込み1RKO。しかし試合後にはタップ見逃しが認められ、ノーコンテストに変更となっている。2021年・22年とPFLのリーグ戦・トーナメントを勝ち上がることはできなかったが、昨年ついに全試合KO勝ちでトーナメントを制覇。賞金100万ドルをゲットしている。2月のPFL vs. Bellator対抗戦では、Bellatorヘビー級王者ライアン・ベイダーをわずか21秒でKOし、PFL軍として唯一王者対決を制している。

実績では実質世界最強ファイターのガヌーが上。38歳で3年近いブランクの影響がどれだけあるかが唯一の気がかりとなる。

ガヌーKO勝ち。

セミは2月に組まれなかったPFLウィナー vs. Bellator王者の対抗戦となる女子フェザー級のクリス・サイボーグ vs. ラリッサ・パチェコ

サイボーグはUFC女子フェザー級で王座を獲得したが、2018年に当時のバンタム級王者アマンダ・ヌネスとの階級を超えた対戦で1RKO負けし、MMAデビュー戦以来13年ぶりの敗戦。その後Bellatorと契約すると、初戦でタイトルマッチが組まれ、KO勝ちで王座を獲得。4年間で5度の王座防衛に成功している上に、合間にはボクシングの試合にも出場している。

パチェコは2022年にケイラ・ハリソンを破りPFLライト級を制し、昨年はライトからフェザーに階級変更されての実施だったが、2年連続優勝。PFLではケイラ・ハリソンに2度判定負けしたのみで12勝2敗。PFL参戦前にはUFCにも出場しており、後の女子ストロー級王者ジェシカ・アンドラジと女子フェザー級王者ジャーメイン・デ・ランダミーに連敗。2018年にはTUFの女子フェザー級トーナメントにも出場したが、一回戦でメイシー・チアソンに1RKO負けした。

オッズは意外にもパチェコがフェイバリット。まだ30歳のパチェコに対し、39歳のサイボーグは実力的にピークアウトしていると見られているか。

サイボーグ判定勝ち。

第1試合開始は20日午前1時半(19日土曜日の25時半)。メインカード5試合は朝5時開始予定。なお、同日のUFCは5時から第1試合がスタートする。

メインカードから速報します。

カテゴリー
45 AB DWCS DWCS S08 DWCS S08 Ep10 MMA MMAPLANET o UFC YouTube アントニオ・モンテイロ エラルド・ソウザ ダナ・ホワイト ニック・ピッチニーニ フリエタ・マルチネス ボグダン・グラッド マイケル・アズウェル ルイス・グールレ レスリー・ヘルナンデス 修斗

【DWCS S08 Ep10】コンテンダーシリーズ最終週。ピッチニーニが2度目の正直目指し、グールレ戦へ

【写真】ある意味、よりタフな相手と戦うこととなったピッチニーニ (C)Zuffa/UFC

15日(火・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで今年のコンテンダーシリーズ最終戦が行われる。8月13日のシーズン開幕から9週で39人の契約が実現し最後の5試合を迎えることとなった。
Text Manabu Takashima

米国、ブラジル、キューバ、アルゼンチン、カナダ、そして豪州から計10選手、計66勝8敗1分とファイター達のラストバトルにはFURY FCフライ級王者ルイス・グールレ、修斗ブラジル・フェザー王者=アントニオ・モンテイロという北・南米のトップフィーダーショーの王者が参戦。

サムライファイトハウス王者!!!!

そしてアルゼンチン&ウルグアイのSamurai Fight House女子ストロー級王者フリエタ・マルチネス。

ブラジルのStandout Fighting Tournamentウェルター級王者エラルド・ソウザというローカル王者が出場する。


そんななかFury FC王者グーロォと対戦するニック・ピッチニーニは第3週以来、2度目──そしてラストチャンスに賭ける。オクラホマ州立大時代にD1レスリングでオールアメリカン3度なっているピッチニーニは、アルファメール所属のダック・ダフィーにカーフを効かされながら、組み勝負となりスプリット判定勝ちを収めた

ピッチニーニは10日前のショートノーティス出場でアップセットを起こし、契約できる材料は揃ったと思われた。しかし、ダナ・ホワイトは「ニックが勝ったと思った。両者が合意するなら第10週に再戦を組みたい」と非情な判断を伝える。この日はボグダン・グラッドにスプリット判定で敗れたマイケル・アズウェルがサインを果たしており、本当に神様の気まぐれ、匙加減に翻弄されたピッチニーニだ。

ダナの宣言通り、ダフィーとの再戦が組まれたが、ダフィーが欠場となりピッチニーニはグールレと戦うことに。キャリア9勝0敗のグールレもレスリングベースのファイターだ。そのレスリングだけならピッチニーニの方が、上をいくだろう。ただし、テイクダウンの圧にパンチを加え、テイクダウン後のパウンドの強さなどMMAファイターとしてはグールレの方が武器が多いのも事実。

組み勝負で勝利を手にしながら、契約に至らなかったピッチニーニがグールレを相手にどのようなファイトを挑むのか。コンテンダーシリーズという戦いの舞台を考えるとスタイルチェンジを考慮する必要があるピッチニーニは、アジャストしたファイトか、自分の強さを全面に押し出すファイトか、どちらを選択するのか興味深い。

■視聴方法(予定)
10月16日(水・日本時間)
午前9時~UFC FIGHT PASS

■ DWCS S08 Ep10対戦カード

<ミドル級/5分3R>
ニック・クレイン(米国)
エラルド・ソウザ(ブラジル)

<フライ級/5分3R>
ニック・ピッチニーニ(米国)
ルイス・グールレ(米国)

<フェザー級/5分3R>
ヤディエル・デルヴァリエ(キューバ)
アントニオ・モンテイロ(ブラジル)

<女子ストロー級/5分3R>
レスリー・ヘルナンデス(米国)
フリエタ・マルチネス(アルゼンチン)

<ウェルター級/5分3R>
ムアメド・アドゥ(カナダ)
ジョナサン・ミカレフ(豪州)

The post 【DWCS S08 Ep10】コンテンダーシリーズ最終週。ピッチニーニが2度目の正直目指し、グールレ戦へ first appeared on MMAPLANET.