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【DEEP113】フライGP決勝=福田龍彌戦へ。福岡発、本田良介「自分のやりたいことで人に認めてもらたい」

【写真】ケージの外では、常に柔和な表情の本田(C)SHOJIRO KAMEIKE

7日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP113 IMPACTで、本田良介×福田龍彌のDEEPフライ級GP決勝戦が行われる。
Text by Shojiro Kameike

昨年8月より実施されてきたフライ級GPで、本田は元DEEPストロー級王者の越智、現Grachanフライ級王者の松場貴志、そして元アウトサイダー王者の伊藤裕樹と、実績や知名度で上回る相手を下してきた。決勝の相手は、元修斗世界フライ級王者の福田だ。本田は今回のインタビューで、何度も「知名度」という言葉を口にした。強い者が勝つ。強い相手に勝つ。本田はこのGP決勝で、知名度を超えた格闘技の醍醐味を見せることができるか。


――昨年8月からDEEPフライ級GPが始まり、遂に決勝戦を迎えます。本田選手にとって、この9カ月はどのような期間でしたか。

「まずGPの話を聞いた時、勝てば次がある――ようやくプロらしい1年間を過ごすことができるんだなと思いました。『いつ試合があるかも分かっていない。それはプロと言えるのかどうか』とか、ずっと考えていたんです。別に専属の期間があったわけでもないので」

――本田選手が東京から故郷の福岡県に戻った頃、ちょうどコロナ禍が発生しました。そのなかで1年に1~2回試合のオファーがあるかどうかという生活は、ファイターとして不安が大きかったのでしょうか。

「そうですね。GPが始まる前は、『もっと試合がしたい』という気持ちでした。コロナ禍もありましたけど、もともとプロデビューしてから試合は年2回ぐらいのペースで。プロといっても、そんなものなのかな――と考えていましたね。ただ、他のチーム競技と比べて、コロナ禍でも自分なりの活動や練習はできていたと思うんです」

――コロナ禍に入った時、本田選手は30歳を迎えました。30歳といえば、自分の将来について考える時期でもあります。

「30歳になる前から、ずっと考えていましたよ。せっかちな性格なので(笑)。コロナ禍でも大会はあったわけじゃないですか。その中で試合に出られる選手と、出られない選手の線引きも分からなかったです。自分はどうなるのかな……、そう考えていた先に今回のGPがあって、僕もひと安心でした」

――コロナ禍の中でも試合に出られる選手と出られない選手の線引きについて、ご自身で考えたことはありますか。

「いやぁ、そこは深く考えませんでした。僕はそういう選手なんだろうな、って」

――……。

「呼ばれない選手っていうことですよね。この世界は結果が全てだから、その結果を受け入れないといけない。……うん、そういう感じです。ナメられている――というわけじゃないですけど、やっぱり東京との距離感はありますよね。地方にいると発言権もないというか」

――2021年からDEEPに出場して2連勝、しかし2022年に入って杉山廣平戦で敗れました。この時も『そこまでの選手なのかな……』と思ってしまったのではないですか。

「アハハハ、自分自身よりも周りにそう思わせちゃいました。僕自身は、あの試合で負けた要因を理解しています。だけど、やっぱり勝つしかないんですよね」

――その杉山戦の1カ月後にDEEPフライ級GPがスタートしました。わずか1カ月で立て直すことができていたのでしょうか。

「その要因以上に、越智(晴雄)さんとの試合前に大きな怪我しちゃって(苦笑)。正直、試合をキャンセルしても良かったと思います。でも負けたままでいるのが、すごく嫌で。相手は誰でも良い。とにかく勝ちたい。だから、やるしかないと思いました。福田選手もGPの途中で拳を骨折していたとインタビューで言っていましたよね。

『それでもやるしかない』という気持ちは、よく分かります。僕にとっては、何よりも勝ちたい。勝てば次がある。何だったら、負けた杉山選手とも再戦できる可能性が、GPにはあったじゃないですか。もともと『勝てば良い』というスタイルだったのが、その気持ちがより強くなりました」

――MMAがスポーツであるかぎり、勝利が最優先であることは当然です。だからこそ「勝たないと言えないこと」があるのも理解できます。

「もちろん試合ではフィニッシュを狙っていますよ。でも勝つために試合をするし、勝てば次があることで安心できますから。負けた選手はGPの途中で消えていく。勝った選手に注目度が集まる。フィニッシュはできなかったとしても、勝ちたいっていう自分の気持ちを乗せやすいスタイルで戦ってきたんじゃないかと思いますね」

――本田選手は自虐的に仰っていますが、そのスタイルで勝ち上がってきたことはインパクトが強いです。越智晴雄選手、松場貴志選手、そして伊藤裕樹選手を自分のスタイルにハメこんで勝利してきたわけですから。

「もちろん相手は全員スタイルが違うのでハメこむ方法も違いますけどね。ただ、同じ形に持って行って勝つというのは、まだ手を隠しているということなんですよ(笑)。もっと隠しているものがあるので」

――実は他のスタイルもあるのですか!

「それは次の試合を楽しみにしていてください。でも、ここに来ても僕はまだ知名度がないですよね。GPでも伏兵って呼ばれていたり(笑)。そんな僕が勝つことができて、『やったぁ!』という気持ちがあります。みんなは知名度ばかり求めているけど、僕は別に有名になりたいからMMAを始めたわけじゃなくて」

――では、何を目指してMMAを続けてきたのでしょうか。

「……そう言われると難しいですね(苦笑)。何を目指してきたんだろう? とにかく『やればできるんだぞ』というところを見せたかったです。証明というか、意地ですかね。

ずっと格闘技をやりたかった。でも『格闘技をやりたい』と口で言うだけのまま、年を食っちゃって。プロになっても試合数は少ないけど、だからといって格闘技を辞めるつもりはなかったです。ただ、知名度は……。勝つことで知名度が上がればいいと思っていました。勝って知名度も上がり、収入が増えれば良くて。

勝つことよりも先に知名度を求めるのではなく、自分のやりたいことで人に認められる。それを目指しているのかもしれないです。認められるためには、勝つしかないです。GPの試合も、勝ったことでは満足しています。『もっと、もっと』という気持ちは常に持っていますけど、1試合1試合『俺は頑張ったな』と自分で自分を褒めて――そういうセルフケアも大切です(笑)」

――アハハハ。『もっと、もっと』と考えるのは、どんな点ですか。

「試合が終わって『まだ体力が残っているなぁ』と感じた時に、だったらもっとラッシュの数を増やせばよかったなとは思いますね」

――えっ!? フルマラソンを走り切ったあとに、なおも体力が残っていることが驚きです。

「いやいや、全然です(苦笑)。でも相手にしてみれば嫌だとは思います。僕は知名度もなくて、GP前に負けているし、見た目も強そうではないじゃないですか。なのに試合では一つのミスを突かれて、そのまま持って行かれてしまうとか」

――ある意味、ギャップ萌えですね。

「ダハハハ! きっと相手も、試合が進んでいくにつれて『このままだとヤバイ』と焦っていくんですよね。たとえば越智さんは一緒に練習していたこともあって、焦っている時が分かります。松場戦ではスクランブルの時に、相手が嫌がることをしたんですよ。それに返してこなかったので『これは休みたくなっているんだな』と思いました。

僕は試合の時、常に0.5ポイントぐらいリードしていれば良いと考えていて。相手がミスをした時に削っていくと、0.5ポイントが貯まる。そのポイントが貯まっていくと、気づけば10ポイントぐらいに膨らんでいて、その結果勝つことができる。今は、一回削ると0.5ポイント貯まるところを、1ポイント以上に増やせるように練習しています。そうすれば、もっと明確に差をつけられるし、それだけ早く勝ちに繋がるので」

――なるほど。伊藤戦では、どのようなシーンで相手が嫌がったと感じましたか。

「最初に右ジャブを当てた時ですね。たぶん僕が打撃で行くとは思っていなかったんじゃないですか。右ジャブが当たって、そのあとは動きが固くなったので。僕としては『これはジャブが当たるんじゃないか』と考えていました。あんなに早く当たるとは予想していなかったけど、おかげで伊藤選手は組む前に焦っているように感じましたね。組んでポジションを取っていくと、さらに焦ってきて。

松場戦と伊藤戦で良かったのは、相手の得意なところで0.5ポイントの貯金を創ることができた点ですね。すると『ここで逆に自分が取られてしまうのか……』という焦りが生まれて、もっともっとポイントが貯まっていくという」

――次の福田戦では、同じ戦法が通用するでしょうか。

「そこを見てほしいです。福田選手の場合は、あのファイトスタイルにどんなテクニックを乗せて来るのか。それ次第で、僕が出すものも変わりますよね」

――それは本田選手も同じかと思います。本田選手も福田選手も、GPを通して毎回違うものを見せてきました。

「福田選手も試合のたびにスタンスや体の高さとか、いろいろ変えているじゃないですか。福田選手はパンチで削ってくるかもしれないけど、僕は全部を使って削りに行く。福田選手って、試合中に焦ることはない選手だと思うんですよ。今までいろんな試合をしてきて、どんな展開に対しても免疫を持っている。そこでお互い、どう削るのか。その幅が勝負を分けるような気がしています」

<この項、続く

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【DEEP113】ライト級選手権試合&有情と無情の狭間=北岡✖大山、青井✖五明、村元✖ビョン&etc

【写真】今回の頭抜けた充実のラインナップだ(C)MMAPLANET

20日(月)、DEEPより5月7日(日)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP113 IMPACTの追加カードが発表されている。

既にDEEPフライ級GP決勝戦=福田龍彌✖本田良介戦が組まれている同大会だが、ライト級選手権試合=チャンピオン大原樹里✖チャレンジャー上迫博仁を筆頭に7つの3回戦と2回戦1試合=計8試合が加わった。


昨年9月のRIZINでの敗北から、今年2月にBLACKCOMBATで復活の大原は、10カ月ぶりのDEEPで2度目の王座防衛戦を戦う。挑戦者の上迫は北岡悟、石塚雄馬という元ライト級チャンピンとタイトルコンテンダーに連勝中で、フェザー級に続き2階級制覇を目指す。

2月に4年振りの勝利を挙げながら、「だから何だ」とマイクも拒否し、ケージを下りた北岡悟が大山釼呑助と対戦する。自ら目指す位置にあるファイターとの対戦に向け、北岡は7年振りとなる連勝なるか──。

前バンタム級暫定王者のCOROは、キャリア3勝6敗から4連勝で白星先行となった力也と再起戦。レスリングベースながらKOパワーを持つようになった力也が、上位勢との戦いに割って入るステップボードとするか。あるいはCOROがその上位に踏み止まるために意地を見せるか。

タイトルに絡んだ選手としては、2月大会でキャリア4戦目にして暫定フェザー級王座決定戦に挑むも、神田コウヤに判定負けを喫した五明宏人が青井人と相対する。これは、使い古された表現でいえば──裏メインといっても良い注目の顔合わせだ。

ベルトを賭けた一戦で敗れたとはいえ、組みへの対応力が予想以上だった五明が、ワンステップ上の活躍をするために──組みで守勢になった場合でも、倒せる打撃を打ち込むことが必要となってくる。青井は組み&打撃でアグレッシブに攻めてくることが予想されるだけに、MMAとしての戦いでより制圧力の高さ、強度の高い攻撃が勝敗を分ける。そんな青井✖五明戦になりそうだ。

さらにフライ級ではGP敗者組のもう落とせない崖っぷち決戦、村元友太郎✖ビョン・ジェウン戦。同じくGP組から安谷屋智弘はあの激闘の終え、決してご褒美とは決していえないHIROYAとの非情のマッチアップとなったとなった。

選手のキャリアアップとともに、圧倒的に3回戦の数が増えてきたDEEPの後楽園ホール大会では、有情と無情の狭間。絶妙の佐伯繁プレゼンツ──生き残り合戦が繰り広げられる。

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【DEEP】連勝中の力也がバンタム級元暫定王者COROと対戦!

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5月7日に後楽園ホールで開催されるDEEP 113 IMPACT。既に福田龍彌 ×本田良介のDEEPフライ級GP決勝戦が発表されていますが、新たに豪華な追加対戦カードが発表されました。

大原樹理(KIBAマーシャルアーツクラブ)×上迫博仁(NICE BAD GYM)のライト級タイトルマッチの他、北岡悟(パンクラスイズム横浜)×大山釼呑助(INFIGHT JAPAN)、青井人(BLOWS)×五明宏人(トライフォース赤坂)など好カードが並ぶ中、個人的に大注目なのはCORO(K-Clann)×力也(KING OF LIBERTY)のバンタム級ワンマッチです。

COROは石司晃一に敗れて正規王座戴冠はならなかったものの、しぶとい試合運びでDJ.taikiに判定で競り勝って暫定王者に就いたいぶし銀。負けが続いた時期もありましたが、最近では寝技での一本勝ちも増えて本格化してきました。伊澤星花との入籍の話題が先行していますが、王座獲りに向けて再出発なるか。注目です。

そして対戦相手の力也は2023年ネクストブレイクの気配満載。レスリング全日本学生選手権で2度優勝し、2014年のレスリング世界大学選手権グレコローマン59kg級で5位に入賞した逸材。MMAに転向後は寝技もさることながら、血気盛んに打撃を振るって前に出るアグレッシブな試合運びが目に付きます。

COROと同じK-Clannに所属するKENTAにはパンチの猛攻で秒殺すると、2月のDEEPではRIZINバンタム級GPファイターの渡部修斗を打撃で圧倒。開始直後からプレスをかけて左右の連打を浴びせるとダウンを奪ってパウンドアウトする衝撃的な攻撃力を見せつけました。

もしCOROにも圧勝するようだと、いよいよバンタム級タイトルショットも視界に入ってくるでしょう。勝ち方次第ではRIZINからオファーが舞い込むなんて事も。力也が連勝で一気にブレイクするか。COROが熟練の試合運びで光を消すか。楽しみな一戦が組まれました。
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【DEEP】5.7 フライ級GP決勝 福田龍彌×本田良介決定!

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5月7日に後楽園ホール大会で開催されるDEEP 113 IMPACTで福田龍彌(MIBURO)×本田良介(フリー)のフライ級GP決勝戦が行われる事が発表されました。2022年8月から約半年。優勝を争ってきた長丁場のトーナメントもいよいよクライマックス。ついに決勝戦を迎えます。

優勝候補の呼び声も高かった福田の決勝進出は順当ですが、本田の勝ち上がりを予想していたファンはどれだけいるでしょうか。でも振り返ってみるとその功績は特筆モノ。1回戦では越智晴雄、2回戦で松場貴志、準決勝では伊藤裕樹に競り勝ってきた実力はとてもフロックとは言えません。

優勝候補の伊藤との試合では臆せずにパンチを振って組み付いてテイクダウンを奪うというしつこい試合運び。それを3R続けるスタミナがあるから相手としてはさぞ厄介な事でしょう。決勝では類まれなボクシングテクニックを誇る福田との対戦。泥臭く間合いを潰して動きを封じる事が出来るか。思わぬ伏兵が飛び出してくるかもしれない。
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5.7『DEEP 113 IMPACT』で福田龍彌 vs. 本田良介のフライ級グランプリ決勝戦



 DEEPが5月7日に後楽園ホールで開催する『DEEP 113 IMPACT』で福田龍彌 vs. 本田良介のフライ級グランプリ決勝戦を行うことを発表。

 福田は1回戦杉山廣平、準々決勝安谷屋智弘、準決勝宇田悠斗に勝利し決勝進出、本田は1回戦越智晴雄、準々決勝松場貴志、準決勝伊藤裕樹に勝利し決勝進出しています。優勝賞金は300万円です。


 また、3月25日にニューピアホールで開催する『DEEP TOKYO IMPACT 2023 1ST ROUND/2ND ROUND』の試合順が発表されています。続きを読む・・・
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【DEEP113】5月7日、フライ級GP決勝=福田龍彌✖本田良介が黄金週間終盤戦/MMA観戦耐久レースの大取

【写真】この試合が終了した時、日本のMMAファンはやり切った感にひたっているだろう(C)MMAPLANET

14日(火)、DEEPより5月7日(日)に東京都文京区の後楽園ホールでDEEP113 IMPACTの開催とDEEPフライ級GP決勝戦=福田龍彌✖本田良介戦が組まれることが発表されている。

昨年8月より実施されてきたフライ級GP(※福田の初戦は9月)がいよいよフィナーレを迎える。

本田は盟友・越智晴雄、松場貴志、伊藤裕樹を全て判定で下し、福田も杉山廣平、安谷屋智弘、宇田悠斗の3者を5-0、4-1、5-0で破り決勝進出を決めた。両者揃ってフィニッシュはなし、このトーナメントが如何に拮抗していたのかが分かる勝ち上がり方をしている。

そのDEEPフライ級決勝が行われる同大会が、ゴールデンウィークの最後2日間のゴールデンMMAウィークエンドの締めとなる。


4月29日から始まる黄金週間。最初の週末にはRIZIN LANDMARK、UFC FIGHT NIGHT、そしてPANCRASE333といってみれば日常的な週末のスケジュールとなっている。

一方でゴールデンウィーク終盤戦は国内のMMA大会のLIVE観戦もしくは視聴と、米国での大会をストリーム視聴しようというファンには超過密スケジュールとなる。

まず5月6日(土)は米国時間の5日(金)にコロラド州ブルームフィールドで行われるONEにとって初の米国大会=ONE FN10が午前9時から中継スタート。そして午後2時にはRIZIN42が開演となる。

翌7日(日)は午前7時からアルジャメイン・ステーリング✖ヘンリー・セフードがメイン、クロン・グレイシーが3年7カ月振りにMMAに出場するUFC288のストリーミングが始まる。午後5時半からはDEEP113、さらにこの日は米国時間6日(土)にエフェヴィガ雄志、澤田千優ともう1人日本人選手が出場予定のCombate Globalもフロリダ州マイアミで開かれ、ONEと同様にABEMAでライブ配信される予定だ。

Combateの試合開始時間は明らかとなっていないが、過去の大会は日本時間で正午か午後1時スタートが多かった。ここはUFC PPVと時間的に被るが、UFCはイベント終了後に即見逃し配信がチェックできる。

MMAファンは、この2日間は完全な耐久レース。練習に関わらず、しっかりと体力を温存してONEからDEEPまで乗り切りたい。

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【DEEP NAGOYA & OSAKA IMPACT2023】愛知・刈谷大会で杉山廣平✖原虎徹。大阪に松場貴志出場

【写真】直近の実戦で杉山は組みの強さ、ダーティボクシングの破壊力を見せた原。好勝負必至のマッチアップだ (C)MMAPLANET

7日(火)にDEEPより4月16日(日)に刈谷市産業会館あいおいホールで開催されるDEEP NAGOYA IMPACT2023公武堂ファイトの対戦カードと2日(日)に大阪市住吉区の住吉区民センター大ホールで開かれるDEEP OSAKA IMPACT2023の追加カードが発表されている。

ケージ使用の刈谷大会は午後1時開始の1st roundと午後4時半スタートの2nd roundの二部構成で実施され、1部のメインで杉山廣平×原虎徹というフライ級戦が組まれた。


杉山は刈谷の右隣の知立出身で、安城市を挟んで東にある岡崎のスプラッシュに長く在籍していたファイターで、今回の試合は凱旋マッチとなる。とはいえキャリアのステップアップを望み参戦したDEEPフライ級GPでは福田龍彌に1回戦負けを喫し、続いて昨年末には非フライ級GPファイターの柴田モンキー有哉に敗北と、トーナメント直前の試合で結果的にトーナメント決勝戦進出を決めた本田良介戦の勝利という貯金を使い果たした状態だ。

ここで迎える原は3連敗中の苦しい状態でGP出場、伊藤裕樹とスプリットの激闘を繰り広げ敗れはしたが、そのポテンシャルの高さを見せつけると、12月には小川通りを僅か84秒でKOしている。

DEEPフライ級GPは話題性の高いトーナメントだが、敗者たちはトーナメント後もトーナメント枠のないタフマッチの連続だ。そののなかで杉山は6日のFINISH10でコンバット柔術戦に出場し、村田卓実にOT勝利。掌底に頼らず、組みで村田を攻め込み実力の程を見せつけた。

杉山、原、揃ってトーナメント初戦敗退も、準決勝進出選手と遜色ない実力の持ち主──終わりの見えないサバイバルシリーズから一歩抜け出すために、ここでの勝利は絶対だ。

また刈谷大会では第2部のセミにソーキが出場し、エヴェルトン・イワナガと戦うことも決まっている。2019年6月に4年振りのファイトで修斗環太平洋ウェルター級王座に就いたソーキだが、その後も試合機会に恵まれずダイレクトリマッチとなった田村ヒビキ戦で敗れ、昨年5月に王座を失って以来の実戦。DEEP出場は実に9年8カ月振りとなる。

イベント開催まで1カ月を切った大阪大会の追加カードもフライ級──松場貴志✖早坂優瑠だ。パラエストラ加古川のチームメイト、谷岡祐樹が平松翔との大勝負に出る大会で、GP準々決勝で本田に敗れた松場が、2回戦ながら復帰戦へ。サバイバルウォーに戻るための資格が問われる一戦となる。

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DEEP DEEP112 MMA MMAPLANET o   北岡悟 本田良介 福田龍彌

【DEEP112】DEEP112 Gallery 勝つための選択。ハイパーダイエット&リカバリー。計量Before & After

【写真】一目瞭然。賛否両論はあるだろう。しかし、勝つための選択であることは事実(C)MMAPLANET

11日(土)に開催されたDEEP112。フライ級GP準決勝2試合と2階級のタイトル戦──意外のワンマッチが、揃って激闘続きの濃密なイベントとなった。

そのなか北岡悟が4年2カ月振りの勝利を挙げ、マイクを手にすることなくケージを下りた。北岡が北岡悟を貫いているのは計量時とケージの中での体躯の違いを見ても明白だ。

ハイパー・ダイエット&リカバリーブームは……国内では過ぎた今、現代MMAの基準よりも自身の骨格比で大きめを想定した北岡を始め、フライ級GP決勝に残った両名の計量Before & Afterを見比べてみたい。


本田良介

福田龍彌

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Column DEEP DEEP112 MMA MMAPLANET o   しなしさとこ 五明宏人 伊藤裕樹 住村竜市朗 修斗 力也 北岡悟 古林礼名 宇田悠斗 山本有人 嶋田伊吹 本田良介 渡部修斗 神田コウヤ 福田龍彌 鈴木慎吾 鈴木槙吾 阿部大治 高野優樹

【DEEP112】試合結果 フライ級GPは本田&福田が生き残り、鈴木と神田が新王者に。北岡が一本勝ち

【写真】激闘、熱闘続きだったDEEP112(C)MMAPLANET

11日(土)、東京都文京区の後楽園ホールでDEEP 112 Impactが開催された。今年最初のDEEPは本戦9試合のコンパクト興行ながら、3回戦が7試合でタイトル戦が2試合、トーナメント準決勝3試合と強度の高さが凝縮されたイベントとなった。

フライ級GP2試合は打撃戦とスクランブルで激闘となり本田良介と福田龍彌が生き残り、5月の決勝戦へ。2階級のタイトル戦は鈴木慎吾がウェルター級王者、神田コウヤが暫定フェザー級チャンピオンに輝いている。

北岡悟は3Rのねちっこいドミネイトの果てに、ノースサウスチョークで高野優樹を下し4年2カ月振りの白星を手にした。その北岡、手を挙げらえても笑顔はなく勝利者インタビューも拒否。大会終了後の囲み会見に出席することなく、会場を後にしている。

また住村竜市朗と、しなしさとこ──の元チャンピオン2人も再起の勝利を挙げている。

DEEP112 Impact
<フライ級GP準決勝/5分3R>
○本田良介(日本)3R
判定
詳細はコチラ
×伊藤裕樹(日本)

<フライ級GP準決勝/5分3R>
○福田龍彌(日本)3R
判定
詳細はコチラ
×宇田悠斗(日本)
<DEEPウェルター級選手権試合/5分3R>
○鈴木槙吾(日本)2R2分05秒
ギロチン
詳細はコチラ
×阿部大治(日本)
<DEEP暫定フェザー級王座決定戦/5分3R>
○神田コウヤ(日本)3R
判定
詳細はコチラ
×五明宏人(日本)
<ライト級/5分3R>
○北岡悟(日本)
3R3分27秒 by
ノースサウス・チョーク
詳細はコチラ
×高野優樹(日本)
<ウェルター級/5分3R>
○住村竜市朗(日本)3R
判定
詳細はコチラ
×嶋田伊吹(日本)
<女子ミクロ級/5分2R>
○しなしさとこ(日本)2R
判定
詳細はコチラ
×古林礼名(日本)
<バンタム級/5分3R>
○力也(日本)1R0分27秒
TKO
詳細はコチラ
×渡部修斗(日本)
<バンタム級/5分2R>
○KENTA(日本)2R
判定
×山本有人(日本)
<フライ級/5分2R>
○秋元強真(日本)1R3分16秒
KO
×高柳京之介(日本)


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『DEEP 112 IMPACT』試合結果


▼第9試合 宗明建設 Presents DEEPフライ級GP準決勝 5分3R
×伊藤裕樹(ネックスイチムエ)57.05kg
[判定0-5] ※28-29×5
〇本田良介(フリー)57.05kg
※本田が決勝進出

▼第8試合 宗明建設 Presents DEEPフライ級GP準決勝 5分3R
〇福田龍彌(MIBURO)57.15kg
[判定5-0] ※30-27×2, 29-28×3
×宇田悠斗(総合格闘技道場HOPE)56.80kg
※福田が決勝進出

▼第7試合 DEEPウェルター級タイトルマッチ 5分3R
×阿部大治(フリー)王者 77.00kg
[2R 2分05秒 ギロチンチョーク]
〇鈴木槙吾(Mil gracias)挑戦者 76.95kg
※鈴木がウェルター級新王者に

▼第6試合 DEEPフェザー級暫定王者決定戦 5分3R
〇神田コウヤ(パラエストラ柏)65.70kg
[判定5-0] ※30-27×4, 30-26
×五明宏人(トラフォース赤坂)65.70kg
※神田がフェザー級暫定王者に

▼第5試合 DEEP ライト級 5分3R
〇北岡 悟(パンクラスイズム横浜)70.70kg
[3R 3分47秒 ノースサウスチョーク]
×高野優樹(フリー)69.50kg

▼第4試合 DEEPウェルター級 5分3R
〇住村竜市朗(TEAM ONE)77.55kg
[判定2-1] ※29-28×2, 28-28マスト嶋田
×嶋田伊吹(FIGHT HOLIC)77.40kg

▼第3試合 DEEP女子ミクロ級 5分2R
〇しなしさとこ(フリー)43.40kg
[判定3-0] ※20-18×2, 19-19マストしなし
×古林礼名(GSB 多治見)43.75kg

▼第2試合 DEEPバンタム級 5分3R
×渡部修斗(FIGHT LYNX)61.60kg
[1R 0分27秒 TKO] ※右フック→パウンド
〇力也(KING OF LIBLTY)61.50kg

▼第1試合 DEEPバンタム級 5分2R
×山本有人(リバーサルジム東京スタンドアウト)61.60kg
[判定1-2] ※18-20, 19-19マスト山本, 19-19マストKENTA
〇KENTA(K-Clann)61.60kg

【オープニングファイト】※開場中に実施
▼DEEPフライ級 5分2R
×高柳京之介(k-clann)57.05kg
[1R 3分16秒 TKO]
〇秋元強真(パラエストラ柏)57.20kg

 2月11日に後楽園ホールで開催された『DEEP 112 IMPACT』の試合結果。フライ級グランプリ準決勝は本田良介と福田龍彌が判定勝ちし決勝進出。ウェルター級タイトルマッチは鈴木槙吾が阿部大治に2Rギロチンチョークで勝利し新チャンピオンに。フェザー級暫定王者決定戦は神田コウヤが五明宏人に判定勝ちし暫定チャンピオンに。北岡悟が高野優樹に3Rノースサウスチョークで勝利し4年2ヶ月ぶりに勝利しています。続きを読む・・・