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【RIZIN LANDMARK08】堀江圭功戦前に2つの試練。ルイス・グスタボ「ライト級に上げたことを後悔させる」

【写真】ケージに足を踏み入れる時点で、すでに勝者と言いたくなる。これを当然と捉えられるのは、本当に強い (C)MMAPLANET

24日(土)、佐賀県佐賀市のSAGAアリーナで開催されるRIZIN LANDMARK 08のメインイで堀江圭功と対戦するルイス・グスタボ。
Text by Manabu Takashima

昨年4月に武田光司に勝利して以来、10カ月振りの試合は機内で過ごす時間でも30時間という長い旅路の果てに実現する。加えて来日2日は計量が控えている。ケージに足を踏み入れるまでに2つの勝利が必要ならグスタボは、「日本で戦うことが目標だから、当然のこと」と断言した。


――今回、九州の佐賀という街での試合となります。実際、自分は佐賀に行ったことがありません。東京での試合とはまた違うと思いますが、いかがですか。

「日本人なのに、佐賀に来たことがないんだ(笑)。今回、佐賀に来ることができたようにRIZINで日本の色々な街を訪れることができて凄く嬉しい。RIZINには日本中でイベントを開いてほしいよ。そして、RIZINがもっと大きくなってほしい」

──押忍。東京よりも最後に一つ飛行機に乗る回数が増えたのではないですか。

「そうだね。東京から福岡までの分、いつもより長かったよ。飛行機のなかにいるだけでも30時間だった」

──う~ん、もう尊敬しかないです。最近は米国経由というのが少なくなっていますが、どのような経路で福岡までやってきたのですか。

「クリチバからサンパウロまで1時間、それからフランクフルトまで13時間。そして東京まで13、14時間。そこから福岡まで2時間弱かな」

──……。言葉が出てこないです。私もブラジルへ取材に行ったことがあるのですが、最後にサンパウロで入国をしてから、リオデジャネイロまでの短時間のフライトが厳しくて……。

「減量もあるので、サンパウロを飛び立ってから常に厳しい。でも、良い試合をしたくて日本に来ているから」

──有難い言葉です。それだけ長い間飛行機に乗っていると、体調管理の面で機内で気を付けている部分はありますか。

「特に何もやっていない。機内食でタンパク質のモノは口にするけど、炭水化物は摂らないようにしているぐらいだよ。とにかく計量を終えて、しっかりと水分補給をする。そこに集中しているよ」

──移動、計量。試合前に2つの勝負を乗り越えているようなモノですね。

「そういう気持ちにはなるよね。でも僕が日本に来るのは戦うことが目的だから、移動も減量も乗り越えて当然のことさ」

──押忍。本当に素晴らしいです。では10カ月振りの試合になります。これだけインターバルが空いたのは、なぜですか。

「すぐにでも試合はしたかったけど、ケガをしてしまってできなかったんだ」

──そうだったのですね。

「でも、今は何も問題ないよ。神は正しい道に導いてくれるからね。試合をする。それは一番簡単なことで。日々、ブラジルでの練習、ケガと向き合うことの方がずっと厳しい戦いなんだ。そこを経て試合をするんだから、心の底から楽しんで戦うつもりだよ。ファンの皆に、良いファイトを見せたいと思っている。

そして今年は、あと3試合は戦いたい。チャンピオンベルトを獲って、防衛もしたい。日本の格闘技史にルイス・グスタボの名を刻みたいんだ」

──そのためにも大切な一戦。対戦相手の堀江選手の印象を教えてください。

「どの試合も大切だよ。今回の試合も、そのなかの一つ。目標を達成するための一つの試合。そしてホリエにとって、15分間の悪夢になる」

──どのように悪夢を見せようと思っていますか。

「スタンドでも、グラウンドでも叩き潰し続ける」

──堀江選手はフェザー級から階級を上げて、自身のパフォーマンスを発揮できるようになったという風に言われています。

「僕はずっとライト級で戦ってきたから、そこは絶対にアドバンテージになる。ライト級に上げてきたことを後悔させてやる」

──では、改めて試合に向けての意気込みをお願いします。

「日本でまた戦うことができて、本当に嬉しい。最高のショーにしたい。皆が買ってくれたチケットの価値を高めるような試合をするので、会場でも僕にポジティブなエネルギーを与えて欲しい。皆の期待に応えるので」

■視聴方法(予定)
2月24日(土)
午後12時00分~ABEMA、U-NEXT、RIZIN100CLUB、スカパー!、RIZIN LIVE

■ RIZIN LANDMARK08 計量結果

<ライト級/5分3R>
ルイス・グスタボ(70.95キロ)
堀江圭功(70.95キロ)

<フェザー級/5分3R>
摩嶋一整(65.75キロ)
今成正和(65.35キロ)

<ライト級/5分3R>
矢地祐介(71.00キロ)
白川陸斗(71.00キロ)

<女子スーパーアトム級/5分3R>
大島沙緒里(47.85キロ)
クレア・ロペス(48.90キロ)

<フェザー級/5分3R>
芦田崇宏(65.95キロ)
鈴木博昭(65.90キロ)

<ウェルター級/5分3R>
阿部大治(76.95キロ)
押忍マン洸太(76.95キロ)

<バンタム級/5分3R>
瀧澤謙太(60.85キロ)
野瀬翔平(60.95キロ)

<フライ級/5分3R>
伊藤裕樹(56.55キロ)
上田将年(56.90キロ)

<キック・58キロ契約/3分3R>
寺田匠(57.90キロ)
冨永武聖(57.70キロ)

<60キロ契約/5分2R>
RYOGA(59.80キロ)
堺龍平(59.50キロ)

<フライ級/5分3R>
八尋大輝(60.65キロ)
荒木雄登(60.90キロ)

<キック・62.5キロ契約/3分3R>
REITO BRAVELY(62.30キロ)
古村匡平(62.40キロ)

<キック・62.5キロ契約/3分3R>
般若HASHIMOTO(62.50キロ)
力斗(62.30キロ)

<キック・53キロ契約/3分3R>
石郷慶人(52.85キロ)
片島聡志(52.55キロ)

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【RIZIN LANDMARK08】計量終了。九州&山口勢が多数参戦――福岡の野瀬翔平が瀧澤謙太と対戦へ

【写真】計量の模様はYouTubeチャンネルで中継された。野瀬と瀧澤、この身長差は試合に影響を及ぼすか (C)SHOJIRO KAMEIKE

24日(土)、佐賀県佐賀市のSAGAアリーナで開催されるRIZIN LANDMARK 8 in SAGAの計量がヒルトン福岡シーホークで行われた。出場選手は全員、計量をクリアしている。
Text by Shojiro Kameike

RIZIN初となる佐賀大会は、九州ならびに山口県在住あるいは出身のファイターたちが多数参戦する。山口県在住の摩嶋一整は当初、前RIZINフェザー級王者ヴガール・ケラモフと対戦予定であったが、ケラモフが来日不可能となり相手が今成正和に変更されている。計量をクリアした摩嶋は「今成選手と戦えるのは光栄です。明日はレベルの高い攻防を見せられると思います」と語った。

また、北九州を拠点に戦う田中半蔵との試合が組まれていたトゥラル・ラグモフもケラモフと同様、来日不可能に。一方の田中も右腓腹筋損傷で全治4週間のため、今大会は欠場することとなった。元RIZIN女子スーパーアトム級の浜崎朱加は山口県出身で、高校卒業は福岡県で柔道選手として活躍していた。今大会でクレア・ロペスと対戦予定であったが、こちらも負傷で欠場に。代わりにチームメイトの大島沙緒里がロペスと戦う。

九州勢の中でも注目は野瀬翔平の参戦だ。福岡県在住の野瀬は、2年連続でRoad to UFCに出場。いずれもUFC契約には至らずも、昨年12月には神田T-800周一に完勝して再起を果たした。この国内屈指のグラップリングMMAファイターと戦う瀧澤謙太は、現在RIZINで3連敗中と苦しい試合が続いている。ここは空手ベースで、2021年9月には元谷友貴をKOしたパンチの強さを再び見せつけたい。

■視聴方法(予定)
2月24日(土)
午後12時00分~ABEMA、U-NEXT、RIZIN100CLUB、スカパー!、RIZIN LIVE

■ RIZIN LANDMARK08 計量結果

<ライト級/5分3R>
ルイス・グスタボ(70.95キロ)
堀江圭功(70.95キロ)

<フェザー級/5分3R>
摩嶋一整(65.75キロ)
今成正和(65.35キロ)

<ライト級/5分3R>
矢地祐介(71.00キロ)
白川陸斗(71.00キロ)

<女子スーパーアトム級/5分3R>
大島沙緒里(47.85キロ)
クレア・ロペス(48.90キロ)

<フェザー級/5分3R>
芦田崇宏(65.95キロ)
鈴木博昭(65.90キロ)

<ウェルター級/5分3R>
阿部大治(76.95キロ)
押忍マン洸太(76.95キロ)

<バンタム級/5分3R>
瀧澤謙太(60.85キロ)
野瀬翔平(60.95キロ)

<フライ級/5分3R>
伊藤裕樹(56.55キロ)
上田将年(56.90キロ)

<キック・58キロ契約/3分3R>
寺田匠(57.90キロ)
冨永武聖(57.70キロ)

<60キロ契約/5分2R>
RYOGA(59.80キロ)
堺龍平(59.50キロ)

<フライ級/5分3R>
八尋大輝(60.65キロ)
荒木雄登(60.90キロ)

<キック・62.5キロ契約/3分3R>
REITO BRAVELY(62.30キロ)
古村匡平(62.40キロ)

<キック・62.5キロ契約/3分3R>
般若HASHIMOTO(62.50キロ)
力斗(62.30キロ)

<キック・53キロ契約/3分3R>
石郷慶人(52.85キロ)
片島聡志(52.55キロ)

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【RIZIN LANDMARK08】伊藤裕樹と対戦、上田将年「RIZINに出られて『おめでとう』のモヤモヤは……」

【写真】上田将年の言葉は、日々を生きる市井の人々に活力を与える (C)SHOJIRO KAMEIKE

24日(土)、佐賀県佐賀市のSAGAアリーナで開催されるRIZIN LANDMARK 8 in SAGAにて、上田将年が伊藤裕樹と対戦する。
Text by Shojiro Kameike

目の前にある困難から逃げない。自分に嘘をつくようなキャリアを送りたくない。それが2011年3月のプロデビューから13年もの間、上田がMMAファイターとして貫いてきた信念だ。その信念ゆえに厳しい1年――鶴屋怜と伊藤盛一郎に敗れた2022年を経て、昨年11月には地元・福岡でモンゴルのツェルマー・オトゴンバヤルを下し、再起を果たした。2014年初戦は、同じ九州の佐賀での試合となった上田。しかも伊藤裕樹という強豪を相手に、今回も上田は自分の信念を貫く。


――RIZIN初の佐賀大会で伊藤裕樹選手と対戦することが決まりました。上田選手にとっては昨年11月、福岡で開催されたBloom FCのオトコンバヤル戦に続き、九州で2連戦となります。

「まさか今回も九州で戦えるとは思っていなかったです。感慨深いし、嬉しいですね」

――福岡を拠点にMMAを戦う上田選手ですが、九州での連戦は2013年以来、10年振りです。オトコンバヤル戦は福岡開催ということで、応援団も多かったのでしょうか。

「はい。現役を続けるなかで、地元でも多くの人たちが応援してくれています。自分の中でもずっと『福岡で試合がしたい』という気持ちがありましたし、実際に地元で試合をして勝つことができたので、嬉しいという気持ちが一番です」

――試合としては、オトコンバヤルとのタフファイトを判定で制しました。あの試合内容と結果については、いかがですか。

「モンゴルから未知の強豪を呼んでいただき、勝つことができました。その結果については満足しています。でも改めて試合映像を見返すと、内容に満足できている部分もあるし、満足できなかった部分もあります。まだまだ納得がいかない点がある――それがずっとMMAを続けている理由なのかもしれないですけど(笑)」

――オトコンバヤル戦で満足できている部分と、満足できていない部分とは?

「試合前から決めていたのは、絶対に自分から仕掛けることでした。どんどんアクションを起こしていく。いろんな人から『上田君は自分から仕掛けた時は強い』と言われます。一度戦ったことのある猿飛流選手や小川徹選手にも、そう言われました。だから何があっても常に自分からアクションを起こしていく。そのことを意識して、自分から試合をつくることができたのは満足しています。逆に満足できていないのは――これは言っていいことかどうか分からないんですけど(苦笑)」

――何でしょうか。

「何度も極められるチャンスがありました。本当に自分がファイターなら、バシッと極めることができたと思うんです。折るとか、完全にタップさせるとか。これは過去にも何度かあったことで、変な優しさというか、緩めてしまった部分があって」

――緩めた、とは……。

「終盤に腕十字が入った時、バキバキと音も鳴っていて。そのままバキッと折ることもできました。でも、それはファイターとしてどうなのかなと考えてしまったんです。そう考えてしまう自分は、ファイターに向いていないのかもしれません」

――えっ!?

「もし自分がいっぱいいっぱいの状態であれば、完全に極めないと負けるって考えるはずです。でも1R、2Rの段階でグラウンドについては差があると感じました。だから3Rに入り、相手に対して『タップしてくれ!』という気持ちがあったことは事実で。相手も苦悶の表情を浮かべていましたし、自分の中では『このまま折りたくない』と……。結果、それ以上は先に進めることができなかった。自分の精神的な弱さが出てしまいました」

――それは優しさでも弱さでもなく、ゲームコントロールの範囲ではないでしょうか。3Rに極めきらずとも判定で勝てる。3Rもあの展開で上田選手がスタミナを使った末、オトコンバヤルが頭を抜いてトップをキープすれば、上田選手にとって危険な展開になったかもしれません。2連敗で迎えた地元の試合で、確実に勝利を狙いに行くのも当然だと思います。

「そうですね……。オトコンバヤル選手が結構パンチを振ってくるファイターであることは分かっていました。その相手が3R通じてテイクダウンもグラウンドも警戒している。僕は組んでしまえば怖くなかったし、2Rまで終わった時点で『もう負けることはない』と考えていました。あとは予想以上というより予想外にオトコンバヤル選手がタフで」

――確かにオトコンバヤルのタフさは、全く予想できないレベルでした。他の選手であれば1Rの後半、上田選手が腕十字に入った時にタップしていたように思います。

「序盤に三角も十字も深く入っていたので、『ここで終わるかな?』と考えたりもしました。でもオトコンバヤル選手のハングリー精神というか、『ここで絶対に勝ちたい』という気持ちはすごく伝わってきましたね」

――『上田君は自分から仕掛けた時は強い』という声が出たのは、鶴屋怜戦と伊藤盛一郎戦は見すぎた部分があったということでしょうか。

「あの2試合に限らず、自分は試合になると見すぎてしまう部分があるんですよ。一度待ちに入ってしまうと悪循環というか2R、3Rも動けなくなってしまう。だからオトコンバヤル戦については動きが雑になっても良いので、とりあえず自分から触ってスクランブルをつくる。スクランブルをつくり、相手の息が上がってしまえば何とかなると考えていました」

――上田選手との試合後、伊藤盛一郎選手はパンクラスのベルトを獲得し、鶴屋選手はRoad to UFCで優勝しました。

「鶴屋君に関しては、素直に嬉しかったです。鶴屋怜の強さを体感した者としては、彼がUFCと契約するのは当たり前だと思っていました。でないと、自分が報われない(笑)」

――アハハハ。

「伊藤盛一郎選手の戴冠については悔しいです。自分が何もできずに負けていれば、こういう気持ちにもならなかったでしょうね。でも1Rに自分がポイントを取って、気持ちに余裕が生まれました。すると2Rは入り方が雑になってしまい、そこからグラウンドに持ち込まれ、何もできずに負けて。

チャンスがあれば伊藤選手にもリベンジしたいですね。今はパンクラスで1年以上試合をしていないのでランキングから外れていますが、また勝って行けばチャンスはあると思いますし。Bloom、RIZINと戦っていくなかで、必ずパンクラスにも戻ります」

――なるほど。その意味では絶対に負けられなかった、地元でのオトコンバヤル戦で勝利を掴みました。ここで負けていればRIZINで、しかも伊藤裕樹選手という強豪との試合が組まれていたかどうかは分かりません。パンクラスとDEEPのタイトルマッチ経験者同士、日本フライ級でも上位の対決となります。

「オトコンバヤル選手に負けていたら、たとえ佐賀大会に出たとしてもオープニングファイトで若手選手と――といった試合になっていたかもしれないですね。そうなると、自分はオファーを受けていなかったと思います。だから今回、対戦相手として伊藤裕樹選手を提示された時、嬉しかったです。ずっと福岡でMMAをやってきて、自分のことも認めてもらっているんだなと思いました」

――一方で、ここ数年は強豪相手の試合が続きます。コロナ明けの2020年からは杉山廣平、猿飛流、小川徹、有川直毅、鶴屋怜、伊藤盛一朗、オトゴンバヤル、そして今回が伊藤裕樹戦というのはハードですね。

「う~ん……自分がまだ20代前半だと、キャリアのつくり方も考えるでしょう。でも今36歳で、40歳まであと少し。そんな自分の中で大事にしたいのは、『どこで戦うか』よりも『誰と戦うか』ということなんです。その戦いが決まって自分自身がドキドキするのか、しないのか。そのドキドキを大切にしていきたい、という気持ちはありますね」

――では上田選手にとってドキドキする相手、伊藤裕樹選手の印象を教えてください。

「まずはあの強打――左ストレートを軸にした打撃の巧さですね。組みに関して怖さはないですが、ディフェンスが巧い。柔らかい動きで、力を逃がしてエスケープするのが巧いと思います」

――2023年11月に、上田選手の盟友である本田良介選手に敗れてから、さらに巧さが増したように感じます。

「あの試合で僕は本田君のセコンドについていました。グラウンドになっても簡単には背中を着けさせてくれない相手ですよね。本田君と自分ではタイプも違うので、試合内容も違うものになるとは思います。ひとつ言えるのは組みだけ、打撃だけという展開になると良くない。伊藤選手を相手に、そういう試合は通用しないですよね。だから打撃、寝技、テイクダウン全て混ぜながら、自分から仕掛けていきたいです」

――ちなみに伊藤裕樹戦が決定し、現在はタイにいる本田選手とは話をしましたか。

「試合が決まって、すぐに電話がありました。『決まりましたね! 上田さん、イケるっすよ~』と、すごく軽い感じでした(笑)」

――とても本田選手らしいです(笑)。

「アハハハ。今回はRIZINで試合をすることになり、地元の反響も大きいです。やはり地方だと、MMAといえばRIZINしか知らない人も多いので。何百人という応援団も会場に駆けつけてくれることになりました。その中で戦えるのは嬉しいですね。

でも、ひとつだけ言いたいことがあるんです。いろんな方から『RIZIN出場おめでとう!』と声をかけてもらいます。でもそう言われたらイライラというか、モヤモヤする自分がいて」

――……どういうことでしょうか。

「自分が10年間パンクラスで戦ってきて、その自分を否定されているような――よく分からない感覚がありました。先日、田中半蔵さんと練習したあと、その話をしたんですよ。そうしたら半蔵さんから『モヤモヤするのは、おめでとうって言葉に対してじゃないか』と言われて。半蔵さんもRIZIN佐賀大会に出ることになり、同じことを思ったそうなんです。

自分たちからすればパンクラスでも、修斗でも、DEEPでもMMAをやることには変わりません。もちろんRIZINの知名度が高いことは分かります。でも『おめでとう』と言われたら、それ以外で戦ってきた自分たちのキャリアを否定されてしまうような、複雑な気持ちもありました」

――確かに、RIZINに出場することがファイターのゴールではないですからね。RIZINであろうと、どの舞台であろうと勝つこと。それこそがMMAを戦う目的でしょう。

「もちろん『おめでとう』と言ってくれた人も、悪気があるわけではないんですけどね(苦笑)。ただ、そう言われてモヤモヤするということは、自分たちがしっかりMMAと向き合ってきた証拠なんです。自分たちのモヤモヤは間違っていない。だからこのモヤモヤを――僕たちがMMAと向き合ってきた年月を、この試合にぶつけますよ」

■視聴方法(予定)
2月24日(土)
午後12時00分~ABEMA、U-NEXT、RIZIN100CLUB、スカパー!、RIZIN LIVE

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【RIZIN】白川陸斗、矢地祐介の発言に怒りあらわ「ホンマにしばき回す」 『RIZIN LANDMARK 8 in SAGA』公開練習

24日に開催される格闘技『RIZIN LANDMARK 8 in SAGA』(SAGAアリーナ)で、矢地祐介と対戦する白川陸斗が19日、都内の所属ジム「JAPAN TOP TEAM」で公開練習を実施。RIZINのYouTubeで公開された動画で、矢地の「白川選手はリスクはないが、こっちはデメリットしかない」という発言に対して、怒りをあらわにした

同大会ではライト級の「矢地祐介vs.キム・ギョンピョ」が決定していたが、キムのケガによる欠場のため、1階級下のフェザー級の白川が代打で出場する。

●RIZIN LANDMARK 8 in SAGA対戦カード
ルイス・グスタボvs.堀江圭功
摩嶋一整vs.今成正和
矢地祐介vs.白川陸斗
大島沙緒里vs.クレア・ロペス
芦田崇宏vs.鈴木博昭
瀧澤謙太vs.野瀬翔平
伊藤裕樹vs.上田将年
阿部大治vs.押忍マン洸太
寺田匠vs.冨永武聖
(オープニングファイト)
RYOGA vs.堺龍平
八尋大輝vs.荒木雄登
REITO BRAVELY vs.古村匡平
般若HASHIMOTO vs.力斗
石郷慶人vs.片島聡志

#RIZIN #RIZINLANDMARK #白川陸斗

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o RIZIN RYO RYOGA YouTube アラン・ヒロ・ヤマニハ クレア・ロペス ルイス・グスタボ ヴガール・ケラモフ 上田将年 今成正和 伊藤裕樹 八尋大輝 堀江圭功 堺龍平 大島沙緒里 押忍マン洸太 摩嶋一整 浜崎朱加 瀧澤謙太 田中半蔵 白川陸斗 矢地祐介 芦田崇宏 野瀬翔平 鈴木博昭 阿部大治

【RIZIN】榊原CEO、ケラモフの欠場を発表 摩嶋一整VS今成正和の対戦が決定 『RIZIN LANDMARK 8 in SAGA』に関する記者会見

24日に開催される格闘技『RIZIN LANDMARK 8 in SAGA』(佐賀県・SAGAアリーナ)についての会見が16日にRIZIN公式YouTubeで配信され、摩嶋一整と対戦予定だったヴガール・ケラモフと、田中半蔵と対戦予定だったトゥラル・ラギモフの欠場が発表された。

ケラモフについては、昨年11月の『RIZIN』アゼルバイジャン大会の公開計量の際にケラモフのチームがトラブルに巻き込まれ、警察に拘束されたと報道された。その後にトラブルの当事者との和解が成立した状況だが、アゼルバイジャン政府が「手続きが完了するまで出国は認められない」という結論になったため、このタイミングで来日することができずに試合は中止となった。

摩嶋の新たな対戦相手は今成正和に決定。田中の新たな対戦相手はアラン・ヒロ・ヤマニハに決定したが、今度は田中が負傷のため欠場することになったため、ヤマニハの出場は取りやめとなった。

また、クレア・ロペスと対戦予定だった浜崎朱加が練習中に「左尺骨骨幹部骨折」により全治5ヶ月の負傷を負ったため、欠場が決定。代役として大島沙緒里が出場し、ロペスと対戦する。

さらに、オープニングファイトでRYOGAと対戦予定だった持田哲兵が怪我により欠場し、代役として堺龍平が出場することも発表された。

●RIZIN LANDMARK 8 in SAGA対戦カード
ルイス・グスタボvs.堀江圭功
摩嶋一整vs.今成正和
矢地祐介vs.白川陸斗
大島沙緒里vs.クレア・ロペス
芦田崇宏vs.鈴木博昭
瀧澤謙太vs.野瀬翔平
伊藤裕樹vs.上田将年
阿部大治vs.押忍マン洸太
寺田匠vs.冨永武聖
(オープニングファイト)
RYOGA vs.堺龍平
八尋大輝vs.荒木雄登
REITO BRAVELY vs.古村匡平
般若HASHIMOTO vs.力斗
石郷慶人vs.片島聡志

#RIZIN #RIZINLANDMARK

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45 AB ABEMA MMA MMAPLANET o ONE ONE165 RIZIN RIZIN44 Special   ジョン・ドッドソン 三浦彩佳 伊藤裕樹 堀口恭司 山本アーセン 平田樹 扇久保博正 福田龍彌

【Special】J-MMA2023─2024、山本アーセン「選手は分かったと思います。俺が何をやっていたのか、は」

【写真】これから山本の名でMMAを戦っていくのはアーセンだ(C)MANABU TAKASHIMA

2023年が終わり、新たな1年が始まるなかMMAPLANETでは2023年に気になった選手をピックアップ──過ぎ去った1年を振り返り、始まったばかりの1年について話してもらった。
Text by Takashima Manabu

J-MMA2023-2024、第十六弾は遂に覚醒した──いやあるべき力を見せるようになった山本アーセンに話を訊いた。

戦績的には1勝1敗、通算でも4勝6敗と白星と黒星を一つずつ積み重ねたに過ぎない。それでも伊藤裕樹を組みで封じ込んだ戦い、TKO負けを喫したが福田龍彌と打撃でやり合った姿勢から2024年への期待が膨らみまくったアーセンに「爆発する準備」について尋ねた。

■2023年山本アーセン戦績

5月6日 RIZIN42
○3-0 伊藤裕樹(日本)

9月24日 RIZIN44
●3R1分36秒by TKO 福田龍彌(日本)


「俺を蘇らせてくれた將生、リョウ君、ジョーイです」とアーセン

──大晦日、お母さんの美憂選手のセコンドには就いたもの試合出場はなかったです。もう秋口からとある選手の名前、そして違う選手と戦うという話も伝わって来ていましたが。

「これ、全部正直に話しますけど、自分が大晦日に戦おうと思っていたのは〇〇〇〇〇との話があったからです。『よし、よし、よし』と。それが〇〇〇に代わったと伝えられた時に『えッ? そっかぁ』みたいになって。その時、僕が練習でやっていたことは寝技の戦い方を変えることだったんです。RIZINの試合って直ぐにブレイクが掛かるというのがあったけど、『これだけ待ってくれんの?』ってしばらく様子を見ることもあって。レフェリーによって、まちまちで。僕自身戦っていて早いなって思うことがあれば、余裕を持って攻めても良い試合もある。

そのなかで僕自身、固めてパウンドやヒザという攻めから、フィニッシュに持っていく形にしないといけないと思って。その練習をするようになっていました。そんな時に〇〇〇というオファーがあって、以前のように相手を選ばずにどんどん試合をするという選択もありましたよ。でも自分の体をこと考えると、ここはスマートにやっても良いかなって。

ずっと戦うことはできるけど、タイムリミットも考えるようになったなかで〇〇〇戦だと、あまりにも向うにしか得がない試合じゃないのって。その試合のために内臓を痛めて、57キロに落とすメリットは余りにもない」

──最後にお母さんと同じリングで戦うことに、魅力を感じなかった?

「もちろん、ありました。でも、そんな思い出目的だったらコーナーにいて全力でサポートする方が良いと思いました。それがあるから、〇〇〇とのオファーでも受けるって思われてんだろうなぁっていうのもあったので。俺は今まで、誰とでもやりますっていうスタンスだったけど、ちょっと賢く行っても良いだろうと。

自分がRIZINにいるのは、本当に(堀口)恭司さんと戦いたいから。そこに辿り着くまで、俺も上手くやっていって良いだろうと考えました。だから、体のことでなくて対戦相手で断ったのは初めてのことです」

──そこを考える年齢になったということでしょうか。

「考えても良いかなって、思うようになりました。これまで考えないでやってきたので。本当の格闘家なら、侍のように道端で刀を振られれば誰が相手でも応じないといけないんだろうけど。ちょっと違う、自分でいようかと。格闘技の知識、体のダメージの知識もついてきたので効率というものを考えました。結果2024年の戦いに向けて、爆発する準備をしておこうと受けないことに決めたんです」

──断ると、次がなかなかないかも?ということは考えなかったですか。

「だったら、それで良い。それだけ準備期間になるから。ただ、直ぐでなくても絶対に呼ばれるので。だったら、その時にもっと強い自分を見せることができる。俺に不可能はないし、ちゃんとした強さを求めて1試合、1試合をやり切ることにしたので。ちゃんと考えて、土台を創って戦っていこうと思っています」

──それは2023年の試合で、手応えを感じることができたからこそではないのでしょうか。

「結果ではなくて、自分が何をやっていくのが見えました。試合がなくても、練習は続けているし。進化している。試合に入るためのモード創りというモノがあるし。その方程式を見つけたから、試合間隔が空いても次の試合でもっと良いモノを見せることができる。結果でなく、自分が崩れないために必要なモノが見つかったから、ここは賢くやっても良いかと思ったスね」

──敢えて尋ねてさせてもらいますが、9月の福田龍彌戦が賢くないことをする最後の試合だったのでしょうか。

「えっ、どういうことですか?」

──あの距離で打ち合った。あそこで打撃戦を続けることができるなら、テイクダウンにもっと入れることができるのではないかと思った次第です。でも、終盤にいくほど殴り合った。

(C)RIZIN FF

「そう、あれは根性試しです。

打撃のことを知らないでバカバカ攻めて、バカバカ貰っていました。それで俺のなかに恐怖心が残った。結果、怖いのに殴りに行って。今は打撃の原理原則……角度、距離、タイミングとトップファイターが考えているであろうことを考えられるようになったと思います。

相手は打撃の選手。きっと打撃戦に付き合ってくれる。そんな相手と戦うことで、また恐怖がもたげるのかなって。習った知識を全て出すことができるのか、結局習っただけで試合では出すことができない人間で終わるのか。自分が本物のファイターであるのか、そこを確かめたかった」

──カットもあり、被弾もした。そして当てることもできた。そこで、できると確信が持てましたか。

「ビビらなかったし……自分は狙うと頭が止まる。体も止まる。それが弱点で、今直しているところで。でも、やっていることは出せたかなって」

──TKO負けしてまで、そこに拘る必要はあったのでしょうか。2Rで確信して、3Rはテイクダウンを織り交ぜようとかは考えなかったですか。

(C)RIZIN FF

「それをやると、俺は伸びねぇ。

それだとやり切れていない。テイクダウン、正直取れたと思います。でも、そこじゃない。テイクダウンに行かないことで、俺は将来への自信を得ることができたから。ただバコーンと入れて、相手がコーナーに詰まっていても行けなかったのはフックを警戒し過ぎたから。あれは完全に俺の弱さが出ました。的だけ見ていれば、フックは当たらないのに。あそこは跳びヒザをガッツリと極めることができたに違いない。ただ入るとフックが来ると思っちゃって……後ろ足に体重が掛かってしまった。ダメッすよね」

──ビビらないと、それはそれで危ないことですし。

「アハハハハ、メッチャその通りで。真ん中を取らないと。だから試合が終わった時に、バコーンと食らわせたらグラウンドでフィニッシュしないといけないという話し合いをしました」

──ハイ。あそこで下がらず打てると、アーセン選手のテイクダウン能力はグンと上がることが予想できます。

「上がるッスよ(笑)」

──あの距離で打ち合える日本人レスラーは、ほぼ記憶にないです。でも、最高峰にはドンドン打ち合えるレスラーがいます。

「俺はテイクダウンも切れるし。やっていることはお客さんには伝わらなかったかもしれないけど、他の選手は分かったと思います。俺が何をやっていたのか、は。『俺、ビビッてねぇからな』、『俺、組みだけじゃねぇからな』、『お前らをぶっ飛ばす方法なんて、いくらでもあるからな』というメッセージを込めて戦いました。

自分の試合は、次の試合へのストーリー創りでもあって。その場で全てを賭けているけど、それは次の試合に繋がっているんです。伊藤(裕樹)選手との試合で、組み続けた。でも福田選手との試合のテイクダウン狙いは、右オーバーハンドを当てるためでしかなかった。『組めなかった』と言われても、関係ねぇよ(笑)。追いかけるつもりなら、死ぬほど追い続けることはできた。だから次からは『さぁ、どっちだ』って、戦うことができるので。

でも、それも福田選手が相手だから試すことができたんです。日本のトップだから、今の。彼のやりたいところで、やれたから。そんなこと言っても、散らし方は下手でしたね(笑)。テイクダウンを意識させて、殴ろうと思っていたけど。ただ控室にいる時まで、テイクダウンから組み有りきの作戦だったんです。誰にもいわず打撃に切り替えたス。でも、モッサ(秋元僚平)先生と(中村)倫也は状況判断ができて、グラウンドから立ち技に指示を切り替えてくれました」

──まさに以心伝心ですね。

「幼馴染だから、俺の性格も知っている。

だからこそ、打撃で行くと決めて途中で曲げることはできなかったですよね」

──いやぁ、次の試合が本当に楽しみです。

「新しい動きも取り入れているし、楽しみにしてください」

──常々、そして先ほどもRIZINで戦う理由は堀口恭司選手と戦うことと明言しているアーセン選手ですが、堀口選手がフライ級王者になり、扇久保博正選手がジョン・ドッドソンを倒しました。現状、RIZINフライ級トップ戦線をどのように見ていますか。

「そこは放っておいて(笑)。戦(いくさ)と同じで、やらせておけば良い。どうぞ、脳みそを痛めあってください。その間に俺は着々と体も元気にして、チャンスがどんどん広がってくるから」

──その間、実績を残さないといけないわけですが。2024年はどのような選手と戦っていきたいと考えていますか。

「試合云々の前に、この間の大会の時にジョン・ドッドソンと凄く仲良くなって。あの人の普段の優しさと、リングに入るともう眼が違っているところとか格好良くて。アルバカーキに練習に来いって言ってくれたから、ちょっとドッドソンのファイトIQを貰いにニューメキシコに行ってこようかと考えています。

そこを貰えると強くなれるから、『欲しい』と伝えると、『俺で良ければ』と言ってくれて。次の試合はいつか分からないけど、2月か3月か──そこが終わったら、ドッドソンのところに2カ月ほど合宿に行こうかと考えています。そこまでは考えています。

その前の試合に関しては、誰が相手でも良いです。1回、断ってしまったんだから、やれと言われればやります」

──この1年でどこまで行けると踏んでいますか。

「行けたら、神龍(誠)まで行きたいですね。まぁ恭司さんとの試合を見て、強いって言われているけど、そこまでじゃない。逆に恭司さんがベテランっぽい戦い方になったから、ああいう風に戦えたんじゃないですか」

──ベテランらしい戦い方とは?

「冷静さを手に入れたんだと思います。あれだけ練習通りに、ポジションを取って潰すところは潰して戦えるということは。でも、あの試合で2人ともどこが嫌か見せてしまった。それはもう、変えることはできないはず」

──押忍。では続いて1月28日、ONE165で三浦彩佳✖平田樹戦が行われます。

「これさぁ……俺が想うことは全部話します。でも、何を書くかは選んでください。俺、全部話すんで」

──承知しました。

「正直、この試合に関してはどうでも良いって言っちゃアレだけど……日本の格闘技だから」

──格闘技として下品な対戦ですよね。でも、この試合を取り扱うにはそこを抉らないと、意味がない。そこで騒がないと、なんのために組まれたカードが分からない。

「うん、その通り。でも、それが日本のやり方じゃないですか」

──ではアーセン選手のところに、この試合についての取材もきますか。

「そこは『聞くなよ』っていうオーラを出しているから。『分かっているよな』、『察しろよな』って」

──申し訳ないです。察することができなくて(笑)。

「今はオーラを出していないです(笑)。『取材とかあっても話さない方が良い。2人とも傷つくから』って言ってくれる人もいましたけど(笑)。俺は最初から、話すつもりもないし。それに試合が組まれて、どんな形でも注目されるなら彩佳にとってチャンス。向うからしても、チャンス。俺はもう、そういう風に捉えています」

──平田選手と付き合っている時は完全にトレーナーという役割も果たしていたではないですか、練習場所も同じで。一方で三浦選手にはTRIBE TOKYO MMAという居場所があり、導いてくれる人がいます。

「一緒に練習はやっていないです。たまに相手がいない時に打ち込みぐらいはやったけど、それぐらいで。まぁ、お互いに全力で戦ってくれれば良い。どっちも一生懸命やれば良いけど、俺は彩佳側だよってことで」

──コーナーには?

「就かないですよ」

──この試合が組まれそうだと聞いた時、『アーセンがレフェリーをすれば良い』って言っちゃいましたよ(笑)。

「バカヤロー(笑)。自分は基本的にどっちも頑張れ──ですから。皆に良い試合を見せてください。感動をあたえてください。それだけっスよ。さっきも言ったけど、彩佳サイドっスよ。でも、元の彼女が不幸になれなんて、絶対に思わないス。そんな罰当たりなことはできない。俺はもう色々な無駄なモノを省いたうえでの、大の格闘技ファンなんですよ。俺が好きなのは、そういうことでなくて……戦い。戦いを見るのが好きなので。そういう、いちファンとしても口を挟んじゃいけない。素直な格闘技ファンとして、最後まで素直に楽しみたいです。青木(真也)さんの試合もあるし、あの大会自体が楽しみです」

──その姿をカメラで追われるのは?

「いやです。俺はRIZINファイターだから、他の会場でそういうことはできない。だって、母ちゃんが戦っているわけじゃないんだから。ついて回られても、困るんで」


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RIZIN LANDMARK8:矢地 vs. ギョンピョ、浜崎 vs. クレア・ロペスなど主要カード発表。

ライト級
矢地祐介
キム・ギョンピョ

一時はライト級エース候補だった矢地だが、サトシとグスタボに連敗。昨年は6月の北海道大会で5連敗中のザック・ゼインに1Rチョークで勝ったのみで、なかなか試合が組まれなかった。北海道に続いて九州とドサ回りが続くが、勝って3連勝となるか。

ギョンピョは2022年のRoad To UFCで優勝したインドのアンシュル・ジュビリに判定負けで敗退。昨年4月のRIZIN初戦では宇佐美正パトリックにキャリアの差を見せつける圧勝。11月にはアゼルバイジャン大会に出場して地元のラギモフを秒殺KOしている。

女子スーパーアトム級
浜崎朱加
クレア・ロペス

元王者浜崎は2021年にノンタイトル戦で伊澤にTKO負けで、デビュー以来初の日本人選手相手の敗戦。22年4月、タイトル戦で組まれたダイレクトリマッチでも敗れて王座から陥落した。女子アトム級GPでは準決勝でパク・シウに判定負け。41歳になった昨年は試合をしておらず、1年5ヶ月ぶりの復帰戦となる。タイトル戦線に踏みとどまるためにも負けられない試合。

ロペスは昨年4月、RIZINデビュー戦でRENAに足での膝十字で勝利。2戦目で早くも伊澤のタイトルに挑戦したが、ニンジャチョークで秒殺一本負け。

フェザー級
芦田崇宏
鈴木博昭

元DEEP王者で、RIZINデビュー戦で萩原に1R一本勝ちした時点では、まだ始まったばかりのフェザー級トップ日本人選手だったはずの芦田だが、地味さが災いしてか試合が組まれず、ようやく組まれると金原・アグォンに連敗。中田に地味勝ちしたものの、昨年5月にはRIZIN3連敗中の摩嶋に一本負け。地味強ばかりと当てられている。

MMA転向から3勝3敗の鈴木だが、勝った試合は序盤に打撃がヒットしてのKO勝ちで、あとは判定負け。打撃勝負に付き合ってもらえない相手だと厳しいままだと、これ以上RIZINで使い道がないのでは。生き残りがかかった試合。

バンタム級
瀧澤謙太
野瀬翔平

4連敗中でリストラギリギリの瀧澤が地元九州勢の野瀬と対戦。野瀬は一昨年、もっとも知名度が低い中でRoad To UFCに出場したが、準決勝で中村倫也に完敗。中村という厳しい相手だったためか、昨年も出場のチャンスが与えられたものの、一回戦でスプリット判定負け。現在修斗ではノーランカーだが、先月ランカーの神田T800に勝利したので、1月度ランキングには入ってくる見込み。

フライ級
伊藤裕樹
上田将年

伊藤は昨年5月にアーセンにタックルからコントロールされ判定負け。超RIZIN.2にはヒロヤの相手枠として出場し、テイクダウンに手こずってのスプリット判定勝ち。地元相手でのLANDMARK.6ではまたも僅差の試合でのスプリット判定勝ち。

上田もジモティ枠。上田将竜のリングネームでパンクラスに参戦していたが、タイトルには届かず。昨年11月に地元福岡で行われたBLOOM FCでは本名に戻し、モンゴルのオトゴンバヤルに判定勝ち。

ウェルター
阿部大治
押忍マン洸汰

阿部はストラッサーに判定勝ちするなど3連勝したが、DEEPで鈴木槙吾にまさかの一本負けで王座陥落。昨年7月にはイゴール・タナベ相手にミドル級で体重ハンデマッチを組まれ、パンチを効かせる場面もあったが一本負け。ウェルター級に落としたタナベが大晦日に試合が組まれているのに対し、1年4ヶ月ぶりに本来のウェルターで試合を組まれた阿部は福岡でジモティ選手と対戦。RIZINウェルター級では3戦0勝とトップの戦績にもかかわらず不遇。

福岡出身の押忍マンはハードパンチャーで、パンクラスでは勝っても負けてもフィニッシュ決着で盛り上がる試合をする選手。

フェザー級
トゥラル・ラギモフ
田中半蔵

福岡出身の田中は2022年に40歳で修斗に復帰すると、2連勝で先月SASUKEのタイトルに挑戦したが、3RKO負け。相手のラギモフはアゼルバイジャン大会のジモティ枠で、ギョンピョに秒殺KO負け。今回はケラモフの抱き合わせ出場か。

今回発表された地元勢は、地元でなければRIZINに出てくるレベルではないので、正直勝っても次にRIZINに出るチャンスが与えられるとは思えない。しかし、北海道大会の後藤のように、インパクトのある勝利なら次のチャンスもあるかもしれない。

これに加えてジモキック1試合、オープニングファイト5試合(字もキック3試合とジモMMA2試合)。

メインは長崎出身の堀江 vs. グスタボになるとのこと。

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【RIZIN】速報中!RIZIN LANDMARK 8 追加対戦カード発表!


2月24日に佐賀県のSAGAアリーナで開催されるRIZIN LANDMARK 8 in SAGAの追加対戦カード発表記者会見が行われました。果たしてどんなカードが飛び出してくるのか。オープニングも含めて13試合発表するとの事!

【RIZIN MMAルール 71.0kg】
矢地祐介
キム・ギョンピョ

【RIZIN MMAルール 49.0kg】
浜崎朱加
クレア・ロペス

【RIZIN MMAルール 66.0kg】
芦田崇宏
鈴木博昭

【RIZIN MMAルール 61.0kg】
瀧澤謙太
野瀬翔平

【RIZIN MMAルール 57.0kg】
伊藤裕樹
上田将年

【RIZIN MMAルール 77.0kg】
阿部大治
押忍マン洸太

【RIZIN MMAルール 66.0kg】
トゥラル・ラギモフ
田中半蔵

【RIZIN キックボクシングルール 58.0kg】
寺田匠
冨永武聖

本戦8試合は常連選手にご当地出身の新規参入選手をミックスした下剋上スタイル。初参戦組は爪痕を残してレギュラー獲得なるか。なかなか面白いマッチメイクじゃありませんか。詳細は追って!
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MMA o RIZIN RIZIN45 YouTube チャンネル 三浦孝太 伊藤裕樹 皇治 金原正徳

梅野源治 皇治のパンチは ほんとに軽い【RIZIN.45】

MMAデビュー戦の皇治が三浦孝太をKOするのは難しいと話す梅野源治。

▼RIZIN.45事前番組 supported by GOLDEN EGG WONDERLAND/元動画

▼RIZIN FIGHTING FEDERATION
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【RIZIN45】元谷友貴が元UFCファイターのモラレスと対戦、新井丈×ヒロヤ、那須川龍心×ジョンミンが決定

【写真】11月のDEEPではCOROにTKO勝利した元谷。6年連続での大晦日出陣となった(C) MMAPLANET

18日(日)、ABEMAで放送されたRIZIN特番にて、12月31日(日)にさいたま市中央区のさいたまスーパーアリーナで開催されるRIZIN45の追加カード発表された。

大会まで約2週間、新たに元谷友貴×ヴィンス・モラレス、新井丈×ヒロヤ、那須川龍心×シン・ジョンミンの3カードが追加された。元谷のRIZIN参戦は今年5月の朝倉海戦以来、約7カ月ぶり。11月にDEEPでCOROと再起戦を行い、TKO勝利を収めてのRIZIN凱旋となる。

(C)Zuffa/UFC

一方のモラレスはレスリング出身で、2018年11月からはUFCに参戦して8戦3勝5敗のレコードを残しているファイター。今年5月にはXMMAで石原夜叉坊と対戦し、2Rに右のオーバーハンドを効かせると、アナコンダチョークで一本勝ちを収めている。現在は朝倉海のスパーリングパートナーとして来日中で、今回のRIZIN参戦が決まった。

元谷がRIZINを離れている間、RIZINバンタム級では岡田遼とのパンクラス×修斗王者対決に勝利した中島太一、初参戦で太田忍を下した佐藤将光、ツイスターで2連勝した後藤丈治らが台頭している。同日にはフアン・アーチュレッタVS朝倉海のバンタム級タイトル戦が組まれており、元谷×モラレスは2024年のタイトル戦線浮上をかけた一戦だ。

修斗世界ストロー級&フライ級王者・新井丈とヒロヤの一戦も決まった。新井は昨年9月に猿丸ジュンジを下して修斗世界ストロー級王座に就くと、今年11月には山内渉をKOしてフライ級王座も戴冠。修斗史上初の2階級同時戴冠を達成した。

一方のヒロヤは朝倉未来1年チャレンジ一期生で、2003年7月からRIZINに参戦し、伊藤裕樹と中村優作に連敗しているものの、いずれもスプリット判定によるもので健闘が光った。修斗で11連勝してRIZIN初参戦となる新井と結果こそ出ていないもののRIZINで戦績を積むヒロヤという対照的なキャリアを歩んできた2人のマッチアップだ

また会見前日のRISE両国大会でRIZIN参戦&MMA挑戦をアピールした那須川龍心の出場も正式に決まり、韓国のシン・ジョンミンと対戦することもアナウンスされた。

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