【写真】様々なテーマが見える今回の一戦、大原はWタイトルマッチになったことに意味を見出している(C)TAKUMI NAKAMURA
18日(月・祝)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP115で行われる、DEEPと韓国BLACK COMBATの対抗戦。DEEP & Black Combatライト級選手権試合でイ・ソンハと大原樹理が対戦する。
Text by Takumi Nakamura
2月に韓国で行われた対抗戦第1弾に続いての出陣となる大原。計量後に話を訊くと、対抗戦以上にこの試合がダブルタイトルマッチになったことへ強い想いを抱いていることが分かった。
――計量直後にも関わらず、インタビューを受けていただき、ありがとうございます。今の率直な心境から聞かせてください。
「いつも通りですね。減量自体はそんなになくて、ほぼナチュラルなので。対戦相手がある程度雰囲気がある印象だったなと思います」
――対戦相手のソンハ選手の映像は事前に見ていると思いますが、どんなファイターだと感じていますか。
「これもいつも通りなんですけど、スタンド勝負・打撃勝負をやらせてくれれば、絶対勝てると思っています。それは今回だろうが誰が相手でもそう思っていて。逆にプロで俺より寝技が弱い選手はいたら連れて来いよと思っているので(苦笑)、いつも通り、いかにスタンドの時間を長くして戦うかだと思います」
――Black Combatとの対抗戦は2月のBlack Combat韓国大会に続いて2度目となります。前回はアウェーに乗り込む形ですが、会場の雰囲気はいかがでしたか。
「僕もどアウェーになると思って身構えていたんですけど、全然そんなことはなくて。対抗戦だとか僕らが日本人だとかは関係なく、僕らが勝てば声援や歓声を送ってくれました。もっとブーイングされると思っていたので、Black Combatの印象が変わりましたね」
――純粋にファイトやパフォーマンスを評価してくれると。
「はい。リスペクトを持って接してもらいました」
――とは言え前回の対抗戦で勝利している大原選手が相手となれば、ソンハ選手も気合いが入っているでしょうし、Black Combatからも発破をかけられていると思います。
「今回の試合は対抗戦でありながら、僕にとってはDEEPの防衛戦でもあるので、対抗戦というよりもタイトルマッチという意識を持ってやってきましたね。相手からBlack Combatのベルトをはぎとる以外のことは考えていません」
――ダブルタイトルマッチは異例のことですが、最初にその話を聞いたときはどう思いましたか。
「色々あって最終的にこの形に落ち着いたんですけど、僕は新しいベルトが欲しかったので、やりますよという感じですね」
――なぜそこまでBlack Combatのベルトが欲しいという思いがあるのでしょうか。
「DEEPのチャンピオンとして試合をさせてもらっていて、ベルトというものへの執着心があります。あとはこれからRIZINのような大舞台に出ていくためには、ベルト一本では足りないのかなと。どの団体であってもベルトを2本持っていたら、周りの見方も変わると思うんです。実力を上げて勝つことは当然なんですけど、肩書を増やすことで自分の存在をアピールしたいという思いがあります」
――ダブルタイトルマッチになったことで、対抗戦を超えた意味のある試合になった、と。
「僕はある意味、対抗戦以上の試合になったと思います。対抗戦は他の6選手に任せるので、僕はソンハ選手からBlack Combatのベルトをはぎとるだけ。それができれば結果的にDEEPに勝利をもたらすことになるので、僕はそこに全力を注ぎます」
■視聴方法(予定)
9月18日(日)
午後5時40分~DEEP チャンネル-YouTube、U-NEXT、サムライTV
■ DEEP115計量結果
<ヘビー級/5分3R>
酒井リョウ:108.40キロ
ヤン・へジュン:108.1キロ
<DEEP & Black Combatライト級選手権試合/5分3R>
大原樹理:70.1キロ
イ・ソンハ:70.15キロ
<DEEP & Black Combatバンタム級選手権試合/5分3R>
石司晃一:61.05キロ
ユ・スヨン:61.10キロ
<DEEP JEWELS & Black Combat女子級アトム級選手権試合/5分3R>
大島沙緒里:47.45キロ
パク・シユン:46.95キロ
<ミドル級/5分3R>
鈴木槙吾:83.8キロ
チェ・ジュンソ:84.0キロ
<フェザー級/5分3R>
青井人:65.8キロ
シン・スンミン:65.90キロ
<フライ級/5分3R>
駒杵嵩大:57.1キロ
キム・ソンウン:57.15キロ
<バンタム級/5分2R>
力也:61.55キロ
木下尚祐:61.6キロ
<フライ級/5分2R>
杉山廣平:57.0キロ
KENTA:57.05キロ
<ライト級/5分2R>
涌井忍:70.7キロ
倉本大悟:70.7キロ
<フライ級/5分2R>
マサト・ナカムラ:57.1キロ
亀田一鶴:57.2キロ
<アマ68キロ契約/3分2R>
安井飛馬:67.9キロ
菅涼星:67.60キロ