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【GFG05】メインで小倉、コメインで佐々木が敗北。20代ファイターの台頭からの”これから”を考えてみた

【写真】五所川原での開催が特色であって、売りではないこれからとは――(C)MMAPLANET

11月30日(日)、森県五所川原市のふるさと交流圏民センター=オルテンシアでGlobal Fightingsports Game=GFGの第5回大会が開催された。
Text by Manabu Takashima

本州最北端のMMA=GFGを率いる五所川原市議の藤田成保氏が、「青森のエース」とイベント前に話していた小倉卓也はメインでキャリア4戦目の25歳――NEXUSを主戦場とする奥村健太郎と対戦した。

先にテイクダウンを奪った小倉はレッスルアップからリバーサルを狙った奥村のバックを制したが、両足をフックできず前方に落とされる。結果、トップを取った奥村が肩固めをセットしていくが入りきれず、小倉がスクランブルに持ち込んでスタンドに戻る。

奥村はダブルレッグでテイクダウンも、小倉がギロチンを警戒しつつ立ち上がってシングルレッグを仕掛ける。切った奥村のシングルレッグを切り返してトップを取りかけた小倉だったが、タートルポジションの奥村がまたも前方に落としにかかる。

このスクランブルで、奥村がキムラで小倉を前方に崩しつつ、背中をつけさせると頭を刈って腕十字へ。しっかりとグリップを切った奥村が小倉の右腕を伸ばしてタップを奪った。

NEXUSでタイトルコンテンダーだった小倉を破った奥村は、今大会を視察に訪れていたNEXUS山田代表にタイトル挑戦を直訴。直後に小倉率いるスカーフィストからNEXUS参戦中の塩谷優斗がリングインし、奥村に「タイトル挑戦権を賭けて、4月のNEXUSでやろう。〇〇〇大会で!!」と呼びかける。奥村もこれに応じたところで山田代表がリングインし「〇〇〇大会は未発表なのですが……(苦笑)。4月に挑戦者決定戦になるか分からないですが、2人の試合を組みます」と東京での両者の試合が決定した。

青森の新世代ファイターが、首都圏の大会を巻き込んでMMAファイターキャリアの構築しようというマイクでGFG05は幕を閉じた。そんなマイクアピールが行われる直前に小倉はリング上から、200人近く会場に集まった応援団に「引退するわ」と笑顔で頭を下げていた。

また小倉と同様に青森から首都圏での挑戦を続け、Grachanでバンタム級のベルトを巻いたことがある佐々木郁矢は、コメインで福島・ブレイブハート所属の上杉隼哉に三日月を効かされ、ロープの外に体を出ている状態で追撃の攻撃を受けてTKO負け。

「腹が効かされたぁ」と、小倉と同じように笑みを浮かべていた佐々木もリングを下りる際に「これが最後、もう引退する」という言葉をセコンドやサポーターに向けて発していた。

とはいえ敗北直後のファイターが引退という言葉が発せられることは、ままある。43歳の小倉と41歳の佐々木が、このまま現役生活を終えるかどうかの結論は今しばらくの時間が必要だろう。その一方でプロ修斗青森大会からGFGと、本州最北端をベースに戦ってきた両者がイベントの締めで敗れ、今大会は東北のMMAの節目を強く印象づけたことは確かだ。


同時に世代交代には若い世代の台頭は欠かせない。GFGは40代、50代のファイターが多い。今回もプロ14試合中、9選手が+40だった。対して30代が9選手。20代の選手は10名で数的には20代も少なくないが、多くがデビュー戦やデビュー直後のファイターだ。ラスト5試合で戦った20代の選手はメインで小倉を破った――埼玉のK-PLACEから遠征した奥村のみだった。

今大会は首都圏から2選手、北海道から3選手の遠征選手が見られたが、20代のファイターを軸に考えると東北内で同世代ファイターとの切磋琢磨、凌ぎ合いの経験値は絶対的に足らない状態といえる。東北におけるプロMMA興行がGFG一大会だから、致し方ない。経験値を増やすために、それが可能な選手は首都圏でNEXUSやパンクラスに挑む。もしくは交流の多い北海道で試合経験を積むのが現状だ。

このように試合機会が、ごく稀といった状況下でも20代の選手は育ってきている。プロ修斗ライセンスを取ったコッシーりょう、寺田琉空といった選手たちをはじめ、この日実施されたアマ・パンクラス7試合の出場選手、プロの試合に出た10人の20代の選手たちの試合機会を増やすために、何が必要かを日本のMMA界はヒザを詰めて意見交換し、考える必要がある。

東北出身ではなく、東北在住選手の試合経験が安定して積める状況があれば、同地域でのパイは広がる。逆に競技人口の増加がなければ、MMAの成長も見込めない。それは東北だけでなく、日本全体に当てはまる。地方在住ファイターが成長できるだけの試合数と段階に則したクオリティオポネントを確保できないのであれば、縦割り社会でなく横のつながりも重視する。それぐらいでないと、日本全体が地盤沈下を止められなくなる。

そのためにも、地方大会に出場している選手たちの環境を整えるとういう観点から、首都圏と地方を結ぶ縦割り関係が解消されることを望みたい。

GFGを例とすると、同大会に出ている選手の首都圏と並ぶ数少ない遠征先である北海道も、縦割りの影響をモロに受けている地域である。縦割り社会による、横の交流=選手の行き来を禁じると経験値が増すのもスローペースになってしまう。反対に縦割りの壁を取り壊すことができれば、GFGの大会開催が年に1大会であっても、東北の選手も首都圏で2度、北海道で1度と年間4試合を消化することも可能になる。

あるいはGFGで1試合、首都圏が2試合。GFG=1試合、首都圏=1試合、北海道=1試合でも3度は試合を経験できる。本来、藤田氏がプロ修斗公式戦でなく、GFGを開催するようになったのも選手のステップアップ先の固定化を避けるためだったはず。でありながら、GFGから離れると――首都圏では××だけ、札幌では××という風に固定されプロモーション間を行き来できない。この固定化が、せめてタイトル挑戦圏内のファイター限定のようになれば経験値は上がるに違いない。

もちろん首都圏、地方大都市圏、地方都市のいずれにも “しがらみ”は存在する。コミュニティの大小に関係なく、いや小さな社会だからこそ齟齬や反目は根深いケースもあるだろう。

それでもMMAを発展させ、地方在住のファイターの成長を願うのであれば「××には出るな」という締め付けは即撤廃としてほしい。今回GFGを訪れたことで、試合機会を求めて選手もジムも、持ち出しても遠征を行うという話しを耳にした。この持ち出しに関しては、現状では招聘側のプロモーションの経済状態を考えると致し方ない部分もある。だからこそ、持ち出しても試合に出ようという若いファイターを縦割りで縛ることから是正してほしい。

それには地方だけでなく、東京に拠点を置くプロモーションも現状に対し、メスを入れる度量が必要になってくる。地方の問題は首都圏の問題と根っこの部分でつながっており、他人事ではない。地方在住ファイターの強化は、日本のMMA界の強化に欠かせないからこそ、地方も首都圏も関係なく違った角度から、同じ目線で考える必要がある。

■GFG05試合結果

<バンタム級/5分2R>
奥村健太郎(日本)
Def.1R3分32秒by 腕十字
小倉卓也(日本)

<バンタム級/5分2R>
上杉隼哉(日本)
Def.1R2分29秒by TKO
佐々木郁矢(日本)

<フェザー級/5分2R>
石塚将也(日本)
Def.3-0
葛西達(日本)

<フライ級/5分2R>
魚住良太(日本)
Def.1R3分02秒by 三角絞め
細川勇哉(日本)

<フェザー級/5分2R>
和田来(日本)
Def.2R1分53秒by TKO
エスカル御殿(日本)

<フライ級/5分2R>
苫侑我(日本)
Def.3-0
黒石大資(日本)

<ライト級/5分2R>
安藤辰則(日本)
Def.3-0
佐東伸哉(日本)

<ライト級/5分2R>
中村友哉(日本)
Def.2-1
宮崎知之(日本)

<ストロー級/5分2R>
寺田琉空(日本)
Def.1R0分39秒by TKO
大西浩人(日本)

<バンタム級/5分2R>
前川慧(日本)
Def.1R4分19秒by TKO
寺田隆(日本)

<フェザー級/5分2R>
山田浩平(日本)
Def.3-0
松藤冬馬(日本)

<フェザー級/5分2R>
コッシーりょう(日本)
Def.1R1分46秒by 腕十字
武田光信(日本)

<バンタム級/5分2R>
斎藤雄一郎(日本)
Def.1R1分34秒by ダースチョーク
渡邉陽大(日本)

<フライ級/5分2R>
澤田良(日本)
Def.2R2分22秒by RNC
千葉正樹(日本)

■2025年アマチュアパンクラス東北選手権試合結果(Sクラス・トーナメント)

<バンタム級Aトーナメント決勝/3分3R>
八木橋光(日本)
Def.1R1分03秒by RNC
福士広大(日本)

<フライ級トーナメント決勝/3分3R>
佐々木徠(日本)
Def.2R1分18秒by TKO
井上友斗(日本)

<ライト級トーナメント決勝/3分3R>
塩谷亮平(日本)
Def.1R2分23秒by 肩固め
丸山一哲(日本)

<バンタム級Bトーナメント決勝/3分3R>
杉山虎鷹(日本)
Def.1R2分23秒by 肩固め
田丸貴丸(日本)

<ストロー級トーナメント決勝/3分3R>
吉田直哉(日本)
Def.1R1分30秒by TKO
上道功大(日本)

<バンタム級Aトーナメント1回戦/3分3R>
八木橋光(日本)
Def.1R2分35秒by TKO
田淵月(日本)

<フライ級トーナメント1回戦/3分3R>
佐々木徠(日本)
Def.2R1分44秒byボックスギロチン
野上晴琉(日本)

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【GFC05】計量終了 摂氏3度、ジョグをしても汗をかかない……。ミット打ちで体重を落とし、全員がパス

【写真】最後に計量にパスした斎藤雄一郎はデニムでミット打ち。22歳、消防士でアマチュア・パンクラスsルール東北大会優勝経験がある。今回がプロデビュー戦だが、ギリギリの状態でなかったのが功を奏した(C)MMAPLANET

明日30日(日)に青森県五所川原市のふるさと交流圏民センター=オルテンシアで開催されるGlobal Fightingsports Game05の計量が、29日(土)に同市T-Pleasureジムで行われた。
Text by Manabu Takashima

正午から始まったGFG05の計量、基本はメインから第1試合という順で実施されることになっていた。しかし首都圏や東北全域、北海道から集まるファイターの到着時間にズレがあり、計量開始時間には到着していない選手もままあった。結果、計量会場にいる試合順が上の選手、そして途中で到着した試合順が上の選手が割り込む形で体重はチェックされた。


最後に会場に姿を見せたのは第12試合に出場する石塚将也。午後1時25分にジムメイトに肩を借りるという、ギリギリの状態で体重計に乗り無事クリアした。

再計量が必要だったのは、第2試合で渡邊陽大と戦う斎藤雄一郎だ。石塚の前にジムに着いた斎藤だが200グラムオーバーに。ただし下着も履いていた状態で、周囲も「問題ない」という空気だった。

しかし、五所川原の気温は摂氏3度。ジョグから戻った斎藤は「汗が出ない」と焦りをにじませる。ここで伝説の逆立ちをしてもクリアせず、ミット打ちをストーブのある計量会場内で行うことに。ミット後もメインに出場する小倉卓也らが懸命に体をさすって、発汗を促す。

さらに念には念をということで伝説の逆立ちも繰り返し、61.7キロでパスした斎藤は安堵の表情を浮かべていた。


■GFG05計量結果

<バンタム級/5分2R>
小倉卓也:61.55キロ
奥村健太郎:61.55キロ

<バンタム級/5分2R>
佐々木郁矢:60.5キロ
上杉隼哉:61.8キロ

<フェザー級/5分2R>
葛西達:66.25キロ
石塚将也:65.7キロ

<フライ級/5分2R>
魚住良太:56.55キロ
細川勇哉:57.15キロ

<フェザー級/5分2R>
エスカル御殿:65.5キロ
和田来:65.4キロ

<フライ級/5分2R>
黒石大資:56.85キロ
苫侑我:57.2キロ

<ライト級/5分2R>
佐東伸哉:70.7キロ
安藤辰則:70.3キロ

<ライト級/5分2R>
中村友哉:70.2キロ
宮崎知之:70.4キロ

<ストロー級/5分2R>
大西浩人:52.45キロ
寺田琉空:51.2キロ

<バンタム級/5分2R>
寺田隆:60.65キロ
前川慧:60.85キロ

<フェザー級/5分2R>
松藤冬馬:65.95キロ
山田浩平:66.15キロ

<フェザー級/5分2R>
武田光信:64.45キロ
コッシーりょう:66.15キロ

<バンタム級/5分2R>
斎藤雄一郎:61.7キロ
渡邉陽大:59.15キロ

<フライ級/5分2R>
澤田良:56.8キロ
千葉正樹:55.75キロ

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【GFG05】本州最北端のMMA=GFG、第5回大会へ。藤田成保「小倉選手が青森のエースなんです」

【写真】取材の大半が、掲載不可能な面白ネタばかりだった藤田氏(C)MMAPLANET

本州最北端のMMA=Global Fightingsports Game=GFGの第4回大会が、30日(日)に青森県五所川原市のふるさと交流圏民センター=オルテンシアで開催される。
Text by Manabu Takashima

GFGといえばT-Pleasure代表で、五所川原市議の藤田成保氏だ。MMAを広めるために市議会議員になったといっても過言でない(?!)藤田氏に、年に1度の開催ながら一歩一歩前進を続けるGFGの今、そして今大会の見どころについて尋ねた。


市の管轄、『なら俺は市会議員になろう』と決意したんですよ

――1年振りに青森、五所川原にMMAが戻ってきます。今回は会場が、ふるさと交流圏民センター=オルテンシアに変更されました。

「実はこの会場は、自分がプロ修斗の大会を開催するにあたって、最初に使用できないか話をさせてもらったところなんです。ただ市の施設なので、あの時は『前例がない』と使用させてもらうことができなかったです。

あの時ですね。市の管轄、『なら俺は市会議員になろう』と決意したんですよ。10数年を経て、ここでできるのは感慨深いです。コンサートホールで、凄く観やすい会場なんですよ」

――藤田さんの想いが詰まった会場で、メインに小倉卓也選手が出場します。

「全てをひっくるめて、小倉選手が青森のエースなんです。彼が出場することで、去年よりも100人以上お客さんは増えそうです。観客席は700ほどで、チケットも600枚以上売れています」

――それは正直、上場の数字かと。

「ただ初めての会場なので、進行面や設営ということでも未知数のところがあるのも事実です。でも、とにかくチャレンジ精神でトライします」

――コメインには佐々木郁矢選手の名前もあり、小倉選手と揃い踏みとなります。

「2人とも40歳を過ぎて、先のことを考えていると思います。修斗公式戦を開いていた時のメンバー、自分、小倉、佐々木、梶川(卓)、大里(洋志)という5人。自分が入っていて恐縮ですが、この5人が青森の格闘技を支えてきたと思っています。『最後にもう1回、この5人で大会に出よう。そのためには引退しないでくれ』と説得して、出てもらいました。自分もまだ引退していないので(笑)。

ベテランといえば魚住良太選手が、2018年の第1回大会以来7年振りにMMAを戦います。ここも楽しみです」

塩屋選手はアマチュア・パンクラスの試合に出ることに

――青森のMMAの歴史といえるベテラン勢に加え、ここから成長していく選手の存在も気になります。MMAPLANETでは昨年の大会も取材をさせていただき、地域格闘技という観点からも山形の峰田悠生選手、青森の塩谷亮平選手、そして岩手の石塚将也選手に注目をさせてもらいました。ただ峰田選手と塩谷選手の名前が今回のラインナップに見られなくて。

「峰田選手に関しては、実は所属するflashジムさんの方で、アマ交流戦のChallengeという大会を10月23日に開いていまして。この間隔で試合をしてもらうのはチョット……という感じでして。オファーを出すこと自体を自重しました。

それと塩屋君に関しては10月のアマ修斗全日本選手権に出る予定で、そこに専念してもらおうと思っていました。彼は去年の東北選手権で優勝していたのですが、今年は体調を崩し欠場してしまって。結果、全日本は補欠になりトーナメントに出ることはできなかったんです。もう、その時点でカードが固まってしまっていて……自分も彼の試合は組みたかったのですが……。

結果、塩屋選手はアマチュア・パンクラスの試合に出ることになりました。

そういうタイミング的なモノもあるのですが、石塚選手は第12試合で葛西達選手と試合が組むことができて良かったです」

――塩屋選手は去年はプロで出て、今年はアマチュアに出ると。そのフレキシブルさも良いですね。試合がないより、ずっと良いと思います。

「やはり若い選手が、ここから育ってほしいですし。そういう面では、自分のところの選手で手前味噌のようになってしましますが、寺田琉空という選手がいます。アマ2勝1敗で、勝ったのはどちらもKO勝ちして勢いがある選手でして。まだ技術的には粗いのですが、修斗でプロに昇格したばかりです。この勢いが増して行けば、面白くなるのではないかと。

それと去年、塩屋選手にスプリット判定で負けたパラエストラ八戸の中川涼選手が、リングネームをコッシーりょうに変えて出場します。コッシーりょう選手もアマ修斗でプロ昇格しています。まだ穴はありますが、自分のスタイルに持ち込むのがスムーズになっているという印象を持ちました。

去年から、凄く進化した姿が見られるのではないかと期待しています。塩屋選手もコッシーりょう選手も、去年は勢いで戦っていましたが、まだ若くて成長度合いは凄いです。本当にこの1年で伸びているので、注目してあげてください」

――押忍。今大会はプロマッチ開始が午後2時で、午前11時半からアマチュア・パンクラス、つまりアマの試合が組まれています。

「アマからプロというフォーマットを確立させたいという気持ちはあります。実は8月の末に弘前市で、プロレス会場になっているリング常設のSAKURAアリーナでGFGチャレンジというアマチュアの大会を行いました。そこで今大会に出場する選手のセレクションもしたような形でして。やはりある程度の技術力は必要になってきますから。12試合、6人の勝者から数名今大会でデビューします」

――東北、青森のMMAにストラクチャーができつつあると。ところで昨年大会期間中に、今年は5月ぐらいに八戸大会を開きたいという話もありました。結果、青森県下の別の街で大会を開くのは難しかったということでしょうか。

「パラエストラ八戸の西塚(丈人)代表はやる気が十分だったのですが、五所川原と八戸では車で2時間ぐらい離れていて、現状のGFGを見に来てくれているお客さんがそのまま向うで見てもらうということはできないです。

チケット売り上げだけでペイするのは、まだ青森では難しくて。やはりスポンサー関係などをしっかり準備するために、1年延期したという形です。会場なんかも話はついていましたし、来年の夏ごろには八戸でもGFGを開きたいと思っています」

――そこは藤田さんが、青森県議になっていただいで。

「ハイ。ちょっと狙っていきます(笑)」

――えぇっ、そうなのですか。青森をMMA色に染めるために、ぜひ(笑)。

「ハイ。五所川原の公共の温泉施設のオープニングセレモニーでプロレスと、自分のMMAのエキシビションをさせてもらったんです。新聞にも『東北でプロのMMA大会が行われているのは、五所川原だけ』と書かれていますので。五所川原を中心に、青森県をMMAの県にしたいと思うので頑張っていきます。

GFGもまだまだ認知された大会になっていませんが、一歩一歩前進して全国で認められる大会にしていきたいと思っています。ただ、それには皆の協力がないと成り立たないです。本当に周囲の努力があって、GFGという大会を開くことができています。その一歩ずつ進むなかで、ベルトを創りたいですね。それが、青森のMMAの未来につながってくると思いますので」

■GFG05対戦カード

<バンタム級/5分2R>
小倉卓也(日本)
奥村健太郎(日本)

<バンタム級/5分2R>
佐々木郁矢(日本)
上杉隼哉(日本)

<フェザー級/5分2R>
葛西達(日本)
石塚将也(日本)

<フライ級/5分2R>
魚住良太(日本)
細川勇哉(日本)

<フェザー級/5分2R>
エスカル御殿(日本)
和田来(日本)

<フライ級/5分2R>
黒石大資(日本)
苫侑我(日本)

<ライト級/5分2R>
佐東伸哉(日本)
安藤辰則(日本)

<ライト級/5分2R>
中村友哉(日本)
宮崎知之(日本)

<ストロー級/5分2R>
大西浩人(日本)
寺田琉空(日本)

<バンタム級/5分2R>
寺田隆(日本)
前川慧(日本)

<フェザー級/5分2R>
松藤冬馬(日本)
山田浩平(日本)

<フェザー級/5分2R>
武田光信(日本)
コッシーりょう(日本)

<バンタム級/5分2R>
斎藤雄一郎(日本)
渡邉陽大(日本)

<フライ級/5分2R>
澤田良(日本)
千葉正樹(日本)

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45 MAX MMA MMAPLANET NEXUS NEXUS38 o PFC37 PRIDE RIZIN UFC YouTube カタナマン ザ・タイガー石井 ジミー西 タイガー石井 パンクラス ボクシング 中西テツオ 佐藤力斗 佐藤陽向 修斗 吹田琢 塩谷優斗 山本喧一 森崇純 渡部修斗 遠藤来生 野村颯 青木真也 鳴海秀哉 黒石大資

【PFC37】POD生まれ・POD育ちのプロ=佐藤陽向「間違いなく北海道の格闘技人気は上がっている」

【写真】POD入会と同時に格闘技を始めてプロデビューした佐藤。「今はコツコツ下積みをして、PFCで結果を出してベルトを巻きたい」と目標を語った(C)TAKUMI NAKAMURA

明日13日(日)、北海道札幌市北区のPODアリーナで開催されるPFC37で、佐藤陽向が吹田琢と対戦する。
Text by Takumi Nakamura

学生時代はバスケットボールで汗を流し、高校卒業後に運動不足解消のためにPODジムに入会した佐藤。アマチュアでの試合出場をきっかけにプロの道を目指し、Nexus SPROUT NORTH内で行われたプロ昇格トーナメント優勝を経て、今年3月のNEXUS38でプロデビューを果たした。佐藤にとってプロ2戦目で迎える地元・北海道札幌での試合。POD生え抜きとして、プロの舞台に立つ佐藤に話を訊いた。


――MMAPLANETでのインタビューお願いします。佐藤選手はメディアの取材を受けるのが初めてだとお聞きしました。

「初めてです。少し緊張していますが…よろしくお願いします!」

――プロフィール的なところからお伺いしたいのですが、もともと佐藤選手はバスケットボールをやっていたそうですね。

「学生時代は6年間バスケットボールをやっていました。高校を卒業したあとはOBとしてたまに練習に参加させてもらっていたのですが、ものすごく運動不足になっているなと感じるようになって、職場の帰り道にこのジムがあることを見つけたんですよ。それでフィットネス感覚でジムに通い始めました」

――ではPODが山本喧一さんのジムということもあとで知ったのですか。

「はい。会長がUFCのトーナメント(UFC-Jミドル級トーナメント)で優勝していて、PRIDEでケビン・ランデルマンと試合しているのもあとで知りました。ランデルマンの攻撃をあれだけ受けていたのに、試合後ピンピンしていたところを見て、この人はどれだけタフなんだ…と思った記憶があります」

――バスケ部時代から格闘技そのものは好きだったのですか。

「いえ、一切格闘技を見たことがなくて、むしろ格闘技=おっかない印象があって、正直輩みたいな人たちがやるようなイメージが強かったです」

――ではまさにバスケ一色の学生時代だったんですね。ちなみに好きなプレイヤーは誰ですか。

「ものすごくミーハーっぽいんですけど、やっぱりマイケル・ジョーダンですね。世代は全く違っていて、そもそも靴の印象しかなかったんですけど(笑)、勉強としてジョーダンの試合を見るように言われて、それから完全にハマりましたね。プレーはもちろん、練習に対する姿勢や練習量の多さだったり、アスリートとして偉大な選手だなと思って尊敬しています」

――野蛮なものだと思っていた格闘技をいざ始めることになって躊躇はしなかったですか。

「最初はそうでしたね。ちょうど初めてジムに行った時にプロの選手たちがスパーリングをやっていて、めちゃめちゃおっかないなと思ったんですけど、ずっとバスケをやっていたので全く違うことをやってみたいという気持ちもあったし、プロ以外で優しく教えてくれる一般会員さんもいて雰囲気はすごくよかったです」

――実際に格闘技を始めてみていかがでしたか。

「めちゃくちゃ大変でした。バスケとは使う体力が全然違うじゃないですか。ミットやサンドバックを殴ったり蹴ったりするのがこんなに大変だとは思わなかったです。でもやっていくうちに練習に行く回数や練習頻度も増えて、格闘技にのめり込みましたね」

――佐藤選手は青木真也選手が好きなんですよね。

「そうですね。YouTubeで青木選手の試合を見たのがきっかけなんですけど、その試合が廣田(瑞人)選手とやった試合なんですよ。対抗戦で相手の腕をへし折って、最後に中指を立てているシーンのインパクトが強すぎましたね」

――確かにあの一戦は他の試合にはない衝撃があります。

「こんなにぶっ飛んだ人がいるんだなと思いました。いざ格闘技を始めて、僕のなかで格闘技=ボクシングみたいな感じで、すごく紳士的なスポーツだという印象に変わっていたんですよ。試合が終わったら相手と握手して健闘を称え合う、みたいな。そういう価値観を一気にぶっ壊された感じですね。でも青木選手はそれだけじゃなくて、格闘技に対する信念や考え方もすごいじゃないですか。そういうところで青木選手のことが好きになりましたね」

――練習をやっていくうちに段々と格闘技にハマって、プロを目指すようになったのですか。

「その気持ちが芽生えるきっかけがアマチュアのデビュー戦なんですよ。自分は練習でやられると周りから『全然ダメじゃん!』みたいな感じで茶化される感じのキャラクターだったんですけど、アマチュアのデビュー戦で勝った時に、みんながめちゃくちゃ褒めてくれてスーパーヒーローになったような感覚だったんです。アマチュアでこれだけ気持ちよかったら、プロで勝ったらもっと褒められる・たくさんの人の自分のことを認めてもらえるんじゃないかなと思って、自分もプロになりたいと思いましたね」

――アマチュアの試合に出たことで試合で勝つ喜びを知った、と。

「そうは言ってもアマチュアの練習でもキツいくらいだったので、プロの練習を隣で見ていて『やっぱりプロはレベルが違うよな』と思っていました。そうやって気持ちが揺らいでいたのですが、本気で決意が固まったのがNexusのプロ昇格トーナメントに出た時ですね。縁があってトーナメントに出ることになったのですが、その時に塩谷(優斗)選手にボコボコにされたんですよ」

――塩谷選手は同じPFC37に出場しますが、アマチュア時代にそんなつながりがあったんですね。

「僕もそれまでアマチュアではほぼ負けなしだったんですけど、過去に経験がないぐらいボコボコにやられました(苦笑)。その負けが本当に悔しくて、いつか絶対にやり返したいという気持ちが芽生えて、自分も絶対にプロになろうと思いました。それでプロ昇格トーナメントに何度か挑戦して、去年7月のトーナメントで優勝してプロになることができました」

――アマチュアで勝つ喜びと負ける悔しさをどちらも経験できた、と。

「そうですね。アマチュアで負けるたびに自分が情けないと思って。でも今の自分には格闘技しか頼れる・誇れるものしかないと思って、格闘技で頑張ろうと思いましたね」

――3月NEXUS38でのプロデビュー戦(野村颯にTKO勝利)がいきなりメインイベントという扱いでしたが緊張はなかったですか。

「アマチュアの時よりも緊張がなくて、アドレナリンもすごい出ていましたね。試合中は相手のことしか見えていなかったのですが、自分のやりたいことを全部出せた感じですね」

――佐藤選手にとってはアマチュアよりもプロルールの方がやりやすかったですか。

「そうですね。プロの方がやりやすさはありましたね。試合で使うグローブもアマチュア時代は分厚いグローブだったんですけど、プロになるとすごく薄くなるじゃないですか。試合前はこんな薄いグローブで殴られたらかすっただけでも失神するんじゃないかと思ってビビっていたんですけど、いざ試合になったらすごく動きやすくて、薄いグローブの方が自分のやりたい動きもできましたね」

――今回はプロ2戦目となりますが、どんな練習や準備を続けてきましたか。

「実はデビュー戦のあとの練習で怪我をしてしまって、それがめちゃくちゃ悔しくてメンタル的にも落ちていたんですよ。だから試合が出来なかった分の悔しさを今回の試合で出しきれたらいいなと思います」

――対戦相手の吹田琢選手にはどんな印象を持っていますか。

「吹田選手は試合を見ていても打撃が好きな選手だということが分かるので、そこに気をつけながら自分の得意な形に持ち込んでフィニッシュしたいですね」

――先ほどは青木選手が好きということもありましたが、やはり自分の一番の武器は組み技・寝技ですか。

「そうですね、ただ好きなこと(組み技・寝技)ばかりやって、打撃が疎かになってはダメじゃないですか。だから打撃でも戦えるように練習もしていて、それをどう試合で出すかも考えています」

――青木選手以外に好きな選手や参考にしている選手はいますか。

「練習で真似するのは同じのジムの選手なんですけど、打撃はPFCフェザー級王者の森崇純選手。寝技やレスリングはパンクラスで試合をしている遠藤来生選手ですね。同じジムに参考になる先輩たちがいることは本当に心強いです」

――これからの格闘技での目標を聞かせてもらえますか。

「今のところはっきりした目標がなくて、聞かれる度にパッと思いついたことを言っちゃうんですけど(苦笑)。今はコツコツ下積みするしかないと思っていて、PFCで結果を出してベルトを巻くことが出来たらいいなと思います」

――北海道でもMMAを練習できるジムが増えて、PFCのような地元に根付いた大会が行われたり、先日はRIZINも開催されました。北海道のMMAの盛り上がりを感じることもありますか。

「最初は自分もあまりそういうことは分かっていなくて、北海道は格闘技をやる人が少ないんだなというのを感じたり、漠然と東京に行ったりした方がいいのかなと考えたことがありました。でもどこにいても強くなる選手は強くなるし、僕自身は北海道の格闘技を盛り上げたいという気持ちが強くなりました。このまま北海道で格闘技を続けて、北海道の格闘技人口とか増やしたりしていきたいですね」

――例えば佐藤選手がMMAを始めた時期と比べてもMMAをやる人は増えていますか。

「それはすごく感じます。僕がジムに入った当初と比べると会員さんの数は年々増えているし、ジムが人でぎっしりになることもあるので、間違いなく北海道での格闘技人気は上がっていると思います」

――その中で佐藤選手はPODの生え抜きでプロになった選手なので、まさに近年の北海道のMMAを体現している選手ですよね。

「確かに格闘技経験ゼロの素人から始めてプロになったのは自分くらいかもしれないです。自分はそんなに模範になるような選手じゃなくて。甘えちゃうことも多くて(苦笑)、むしろアマチュアでめちゃくちゃ頑張っている選手を見て、自分の方が刺激をもらっています。ただバックボーンなしで素人からプロになった僕がプロで上まで行けたら、自分と同じ境遇の人にも勇気づけられたりはするのかなと思います」

――それでは最後に今回の試合でどんなものを見せたいですか。

「今回の試合は怪我からの復帰戦なので、自分の力を出しきれるかどうか心配なんですけど、自分の持っている限りの全ての技術を出して、相手を徹底的にコントロールして倒す試合を見せたいと思います」

■PFC37 対戦カード

<グラップリング・バンタム級選手権試合/5分3R>
渡部修斗(日本)
ジミー西将希(日本)

<PFCフライ級選手権試合/5分5R>
黒石大資(日本)
中西テツオ(日本)

<PFCストロー級選手権試合/5分5R>
木内SKINNYZOMBIE崇雅(日本)
ザ・タイガー石井(日本)

<ヘビー級/5分2R+ExR>
キングuk(日本)
カタナマン(日本)

<フェザー級/5分2R+ExR>
中場ガッツマン大地(日本)
青木大地(日本)

<バンタム級/5分2R+ExR>
吹田琢(日本)
佐藤陽向(日本)

<ライト級/5分2R+ExR>
佐藤力斗(日本)
鈴木淳斗(日本)

<バンタム級/5分2R+ExR>
塩谷優斗(日本)
鳴海秀哉(日本)

<グラップリング・フェザー級/5分2R+ExR>
河永重春(日本)
中里侠斗(日本)

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45 AB DEEP KENTA MMA MMAPLANET o ONE PFC34 YouTube   チャンネル 中西テツオ 修斗 山本空良 村井和道 林優作 森崇純 渡部修斗 黒石大資

【PFC34】北の大地で新フェザー級王座決定戦&G-FIGHT=サブオンリーのワンデートーナメント開催

【写真】渡部、黒石、そして森。それぞれベルトを賭けた戦いへ(C)PFC

6日(日)、北海道札幌市のPODアリーナでPFC34が開催される。メインでは森崇純と村井和道が空位のPFCフェザー級王座を争うこととなった。
Text by Shojiro Kameike

また、グラップリングマッチ=G-FIGHTの初代バンタム級王座決定トーナメントが行われ、渡部修斗、黒石大資、DAIKI、庄山真司の4人がワンデートーナメントに挑む。


PFCフェザー級王者、林優作のベルト返上を受けて新王者決定戦が実施されることとなった今大会。7月に次期挑戦者決定戦でハント高島をパウンドアウトした森が、ONE出場経経験を持つ村井和道と空位のベルトを賭けて戦う。

森にとっては2023年3月、林に挑みギロチンで敗れて以来の王座挑戦に向けて「いろんな環境の変化で格闘技を続けられない方々もいるなかで、俺は運良く格闘技をやれていて、そんな方々の気持ちを勝手に背負って今回試合をして勝ちます。最後までやり切って、勝ってタイトルを獲ります」とコメントを出している。

対する和道からは「コンディションを調整して、冷静にいつもどおり動くことができれば、良いものを見せる自信はあるので、変に気を張らずに試合まで変わらずやっていきます」とのコメントがリリースに寄せている。

一方、PFCで開催されるサブオンリー・グラップリング=G-FIGHTでは、7月に伊藤光をRNCで下した渡部修斗の希望どおり王座決定トーナメントが開催されることに。渡部はリリースの中で「PFCは大好きな団体なので、しっかり自分がベルトを巻いて北海道の地でグラップリングを盛り上げ、活性化させられるように頑張りたいと思います!」と語る。

MMA引退宣言後、復帰して9月16日にDEEPでKENTAと対戦するも敗れた渡部。その後も毎週のようにグラップリング、柔術の試合に出場しており、さらに10月14日にはROMAN柔術ルールで橋本真吾との対戦も決定済。とにかく今は格闘技の試合を楽しむことができているような渡部の積極的な活動は続く。

トーナメント対抗馬はPFCフライ級王者の黒石か。黒石は7月大会で中西テツオを判定で下しベルトを防衛。しかし意外なことに「初めてのグラップリングの試合なので、ワクワクドキドキしています」(公式リリースより)とのこと。また、同トーナメントに出場するDAIKIは山本空良の実兄で、今回は5年ぶりの復帰戦だという。北の大地からグラップリングの風が吹き荒れるかどうか注目だ。

■PFC34 視聴方法(予定)
10月6日(日)
ROOKIES&STONES 午前11時~
PFC34 午後16時~
PFC公式YouTubeチャンネルにて ※メンバーシップ限定

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45 DEEP MMA MMAPLANET o PFC33 YouTube   カタナマン 中西テツオ 亀松寛都 修斗 吉田開威 山本喧一 新井丈 松岡疾人 森崇純 渡部修斗 飛田拓人 黒石大資

【PFC33】北の大地で黒石大資のベルトに挑戦、中西テツオ「自分の得意なものが明確になりました」

【写真】Tシャツの下には、以前よりも筋量が増えた肉体が……(C)SHOJIRO KAMEIKE

7日(日)、北海道札幌市北区のPODアリーナで開催されるPFC33で、中西テツオが黒石大資の持つ同フライ級王座に挑戦する。
Text by Shojiro Kameike

中西は昨年11月、PFCに初参戦して澤口悠之介を下した。続く2戦目でベルトに挑戦する中西に起きた昨年からの変化とは。


怪我もなく練習も試合もできるのは幸せなこと

――2021年からDEEP名古屋大会と大阪グラジエイターを主戦場としていた中西選手が、ここで北海道のPFCに参戦することになったのは、どのような経緯があったのでしょうか。

「本当にタイミングですね。去年は3月と8月に試合をして、その後すぐにでもまた試合をしたかったんです。調子も良かったですし。でも他の団体ではなかなか試合が決まらない状態で。そんな時に、たまたま山本喧一代表が『PFCに出場する選手を募集しています』とXに投稿していて、僕から連絡しました」

――山本代表に直接連絡を! 「調子が良かった」というのは、何か湧き上がるものがあったのですね。

「何て言ったらいいのか……。周りには格闘技が好きなのに怪我で練習も試合もできない人がいるんで。そういう人たちを見ていると、自分は怪我もなく練習も試合もできていて――それって幸せなことだなって思うんです。だからDEEPが終わったあとに『試合したいな』って気持ちが沸き上がりました」

――結果、2023年は3連勝を収めました。2連敗のあとの3連勝というのは、何か変わったところなどはあるのですか。

「自分の中で特に『変わったなぁ』と思うところはないです。試合の中で『自分がやるべきことを決めた』という感じですね。特に去年は3試合とも、相手が若手だったんですよ。相手の対策などではなく、自分の得意なところを出せば勝てるという3試合でした」

――確かに最近の試合では、思い切りの良さは感じました。2022年は何か考えながら試合をしていたのに対し、2023年以降は自然と体が動いているというイメージです。

「そうですね。その点は凄く大きいです。相手云々ではなく自分次第、という3試合を経験しました。調子の良い時は必ず自分の得意なポジションを取ることができる。そういう自分の得意なものが明確になりました」

――自分の得意なポジションとは?

「バックポジションですね。バックを奪うことは、僕にとっては明確な一つの武器なので。同じバックでも細かい部分が違っていて。それが自然と、僕にとって良いポジションを取れるようになってきました。

自分の中では去年8月のDEEP名古屋の試合(カネタケマンに判定勝ち)が一番大きかったんですよ。練習感覚で試合ができたので。今までは切羽詰まった感じで試合をしていたというか。でも8月の試合は余裕を持って、練習の延長で試合できたことが大きかったです」

――一方、今年4月にはDEEP名古屋大会で松岡疾人選手に敗れています。中西選手がコントロールしていたようにも見えましたが……。

「僕としても『負けはないだろう』とは感じていました。何か相手の攻撃でダメージを与えられたとか、そういうのは感じなかったので。

判定となると難しいところですね。人が決めることですし。最近は判定基準も流れが変わってきて、まず明確な差を見せないといけない。僅差だと、どちらにポイントがつくか分からない状態だと思います」

――ちなみに、凄く体が大きくなっていませんか。

「あぁ、今回は凄く追い込んできたので(笑)」

――今だけでなく、最近の試合を視ていると以前よりも筋量が増えているように感じます。

「ありがとうございます。特別なトレーニングをやっているわけではなく、練習量が増えた結果だと思います。やっぱりジムを立ち上げた頃は、自分の中でも練習をセーブしていたところがあって。その状態で試合をするのは良くないですよね。ジムと選手の両立は簡単ではないけれど、現役のうちは選手として頑張っていきたいですからね」

――ジムと選手を両立できる方法が見つかったのですか。

「いえ。自分が何かしたというよりは、運が良かったんですよ」

――運が良かった?

「自分の試合がある時に、たまたまジムで指導を替わってくれる人がいたりとか。あとはNAGOYA TOP TEAMのように、みんなが集まって練習できる環境も増えて」

――そういえば中国でKO勝ちを収めた吉田開威選手は、NTTやガイオジムで一緒に練習しているそうですね。

「彼は本当に凄いですよ。一緒に練習しているので分かります。自分と一緒に練習している時も、優しくしてくれているなぁって(笑)。打撃に関しては太刀打ちできません。彼のような新しいファイターも出てきて、名古屋のMMAも盛り上がってきていると思います」

『これはベルトを獲るでしょ』と自分でも思っています

――そんななか、中西選手は名古屋から札幌に行って試合をするわけですね。

「僕はどこでも戦います!」

――昨年の初参戦時はPODの選手でしたが、敵地ということも意識していなさそうです。

「アハハハ、全く気にしていません。前回試合した時、イベントとして凄い熱量を感じたんです。おもしろい団体だなって思いました。お客さんとの距離も近いですし」

――そしてPFCのベルトに挑戦することになり、相手が黒石選手というのも何か運命的なものを感じます。

2017年8月、中西と黒石は共に中国WLFで試合に臨む予定だったが、大地震の発生で大会が中止に(C)TETSUO NAKANISHI

「あぁ、2017年のWLFですね。去年11月に大会で『お久しぶりです!』と挨拶しました(笑)。でもお互いPFCの同じ階級で試合をしていて、いつか対戦するかもしれないなと思ったんですよ。だから、その時は挨拶程度で」

【参考】「2017年のWLF」について、詳しくはこちら
中西テツオ・インタビュー 
新井丈インタビュー
黒石大資インタビュー

――ファイターとしては黒石選手について、どのような印象を持っていますか。

「ベテランらしさがあって、自分のやることを決めているファイターですよね。お互いにやることが決まっている。黒石選手も僕がやることを分かっていて、しっかり対策はしていると思います。もちろんMMAだから、いつもとは違うこともやってくるでしょうし」

――それは中西選手も同じですよね。

「もちろんです。僕としては、相手は自分の対策をしてきてくれたほうが戦いやすいですよね。僕のリズムに合わせてくれたほうが、逆にやりやすくなるので。結局、何があるか分からないっていうのがMMAの面白さだと思います。

今回はタイトルマッチなので、僕も気合いが入っています。この2カ月強、メチャクチャ追い込んできました。『これはベルトを獲るでしょ』と自分でも思っていますので、応援よろしくお願いします!」

■PFC33対戦カード

<バンタム級選手権試合/5分5R>
亀松寛都(日本)
森永ユキト(日本)

<フライ級選手権試合/5分5R>
黒石大資(日本)
中西テツオ(日本)

<ミドル級選手権試合/5分5R>
新名正啓(日本)
カタナマン(日本)

<ウェルター級/5分2R+Ex>
成田佑希(日本)
飛田拓人(日本)

<フェザー級次期挑戦者決定戦/5分2R+Ex>
森崇純(日本)
ハント高島(日本)

<グラップリング戦 フェザー級/5分2R>
渡部修斗(日本)
伊藤光(日本)

<フェザー級/5分2R+Ex>
中場ガッツマン大地(日本)
綾哉(日本)

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【PFC31】平井総一朗とベルトを賭けたリマッチへ、黒石大資─02─「まずは自分が行きすぎないこと」

【写真】写真は2019年11月のNEXUSフライ級トーナメント準決勝。橋本薫汰に判定で敗れてベルトを逃した。黒石はネクサス再挑戦も視野に入れている(C)MMAPLANET

19日(日)、北海道は札幌市北区のPODアリーナで行われるPFC31で、平井総一朗とのPFCフライ級王座決定戦に臨む黒石大資のインタビュー後編。
text by Shojiro Kameike

PFCフライ級は、第3代王者の亀松寛都が王座を返上。空位となったベルトを同級1位の黒石と同級3位の平井が争うこととなった。両者は今年7月のPFC30で対戦し、黒石が3R判定勝ちを収めている。ベルトを賭けたリマッチを控える黒石に、スカーフィストのファイトスタイルと札幌での試合について訊いた。

<黒石大資インタビューPart.1はコチラ


――青森県といえば以前は常設ジムも少なく、地元で試合ができる機会も少なかったと思います。MMAをするために他の地域へ行くことは考えませんでしたか。

「それは考えなかったですね。青森で続けていきたいと思っていました」

――青森の良さって、どんなところでしょうか。

「何だろうなぁ……食べ物が美味しいところですかね(笑)」

――アハハハ、ありがとうございます。話を戻すと、黒石選手は2015年12月にパンクラス札幌大会でプロデビューし、その後は修斗の試合を経て中国WLFの試合を迎えます。プロ5試合目で中国遠征というのは、当時いかがでしたか。

「当時はいろんなことを経験したかったんです。だから『海外での試合って、どういうものなんだろう?』と興味が湧いて、オファーが来た時にすぐ『行きます!』って返答しました」

――なるほど。黒石選手の戦績は勝っても負けてもKOか一本決着で、もともとスカーフィストの選手にはレスリング+パンチ、そこにサブミッションが加わるという印象があります。それはスカーフィスト所属選手に共通することなのでしょうか。

「皆そういうタイプかもしれないですね。特にアマチュア修斗から出ていると、前に出て寝かせてナンボ――という雰囲気はありました。今はルールも変わってきていますけど、当時のアマ修斗はテイクダウンしてトップを取るとポイントが入っていて。そのルールであれば、みんなトップを取りに行きますよね」

――まだアマチュア修斗でグラウンドのポイント制が採用されていた頃ですね。確かに、当時のアマ修斗から育ったファイトスタイルかもしれません。

「前に出ること自体は、リスクもあります。でも自分はリスクを背負ってでも、前に出て倒しに行きたいです」

――そんななか現在は北海道のPFCが主戦場となっています。青森県から北海道で戦うのはアウェイ感が強いのでしょうか。それとも、もう地元のような意識になっていますか。

「他の選手は分からないけど、自分にとっては地元感が大きいです。アマチュア修斗の頃から札幌で試合をしているんですよね。アマ修斗の北海道予選とか。もうPFCでも4試合やらせてもらっていますし、いつも試合が終わったあと『また札幌に帰ってくるね!』と地元のお客さんに挨拶してきますから(笑)。その札幌でタイトルマッチができるというのは嬉しいですね」

――では次のタイトルマッチについてお聞きします。空位のPFCフライ級王座を賭けて戦う平井選手とは、4カ月前に対戦して判定勝ちを収めています。ダイレクトリマッチとなるわけですが、前戦の印象を教えてください。

「平井選手はとにかくフィジカルが強かったです。もともと柔道がベースだと思いますが、スコーンと投げられてしまう感じで」

――前回の試合は5分2R+Ex 1Rで、1Rは平井選手、2Rには黒石選手がテイクダウンを奪ってドローとなりEXラウンドに突入しました。

「2Rが終わって、自分が勝っているのかなっていう思いは少しありました。テイクダウンを奪われたあと、前に出ていたのは自分だったので。ただ、それだけに削られていた部分はあって――延長戦に入ることになって、疲れはありましたが『もおうやるしかないな』と気持ちを固めましたね。延長戦は気合いで戦いました。そこだけは絶対に負けないと思って」

――気持ちで負けていると代表の小倉卓也選手が……。

「いつもセコンドについている代表から怒られています。『行け! サボるんじゃねぇ!!』とか(笑)。でも自分にとっては、それぐらい言われるほうが良いんですよ」

――なるほど。ただ、次のタイトルマッチは5分5Rです。

「しかも5Rを戦いきる試合が多いですよね(苦笑)。ちゃんとフルラウンド戦うことも想定して、まずは自分が行きすぎないことを意識しています。いつものように前に出すぎると、前半戦で消耗してしまうでしょうから。最初はしっかりと圧力をかけながら、自分のペースで進めていきたいです」

――対する平井選手も前回の試合内容を踏まえて、序盤はペースを抑えてくるかもしれません。そうなると黒石選手自身も抑えて進めていくのか、あるいは前に出るのか。

「その場合は、自分がもっと圧力を強めていくかもしれません。できることなら――やっぱりフルラウンド戦うことなく、序盤に仕留めたいですね。アハハハ」

――今回のタイトルマッチも含めて、MMAにおける黒石選手の目標を教えてください。

「今回PFCのベルトを獲ることができたら、その次はネクサスのベルトも視野に入れていきたいですね。自分は一度ネクサスのフライ級王者決定トーナメントに出て、準決勝で負けています(2019年11月、橋本薫汰に一本負け)。あの時は悔しい想いをしたので、もう一度ネクサスのベルトに挑むことができたら――と思っています。

その前に、まずは今回勝つこと。ベルトが懸かった試合なので、ここは死ぬ気で獲りにいきます。今後も期待してください」

■PFC31対戦カード

<PFCフライ級王座決定戦/5分5R>
黑石大資(日本)
平井総一朗(日本)

<PFCストロー級王座決定戦/5分5R>
早坂優瑠(日本)
木内“SKINNY ZOMBIE”崇雅(日本)

<バンタム級/5分2R+1ex>
亀松寛都(日本)
ジミー西将希(日本)

<ライト級/5分2R+1ex>
渡辺トシキ(日本)
天草ストロンガー四郎(日本)

<フェザー級/5分2R+1ex>
中島光陽(日本)
河永重春(日本)

<ミドル級/5分2R+1ex>
森崇純(日本)
カタナマン(日本)

<フライ級/5分2R+1ex>
澤口悠之介(日本)
中西テツオ(日本)

<フェザー級/5分2R+1ex>
伊藤光(日本)
ハント高島(日本)

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【PFC31】平井総一朗とフライ級王座決定戦、黒石大資─01─「組み技は相当頑張りました」

【写真】平井は首都圏から。黒石は青森から札幌へ(C)MMAPLANET

19日(日)、北海道は札幌市北区のPODアリーナで行われるPFC31のメイン=PFCフライ級王座決定戦で、黒石大資が平井総一朗と対戦する。
Text by Shojiro Kameike

青森県のスカーフィストでMMAを始めた黒石は2015年12月にパンクラス札幌大会でプロデビュー。その後は修斗から地元の青森県で開催されるGFC、ネクサスでも戦い、そして現在はPFCが主戦場となっている。そのPFCのベルトに挑戦する黒石に、ここまでの歩みを訊いた。


――本日はよろしくお願いします。次の試合に関するお話の前にお聞きしたいことが一つあります。黒石選手は2017年10月、WLF(武林風)に出場されていますよね。

「はい。あの時は8月に試合をする予定だったんですけど、大地震(シルツァデグ地震)で大会自体がなくなって……。本来は8月にやるはずだった試合が10月にスライドされるはずだったのですが、仕方ないですけど『8月なら出られるけど10月は出られない』という選手もいました。ウチの小倉卓也代表もそのパターンでしたね」

――そうだったのですね! これまで当時のことについては中西テツオ選手、新井丈選手から当時の話を聞いていました。その大会の話こそしていないものの木内SKINNY ZOMBIE崇雅選手にもインタビューしており、ここで黒石選手の取材になるとは何か不思議な縁だと思いました。

【参考】シルツァデグ地震とWLFについて
中西テツオ・インタビュー 
新井丈インタビュー 

「あぁ、なるほど! しかも中西選手と木内選手も今回、同じ大会で試合をするんですよね(※木内は早坂優留とストロー級王座戦、中西は澤口悠之介と対戦する)。すごく懐かしいいです。いろいろありすぎて、今となっては『楽しかったなぁ』と思います。

他の選手とは住んでいる場所も違うし、あの大会以降は会っていないのですが、今回の大会で懐かしい話になるかもしれません(笑)。久しぶりにお会いするので、自分も楽しみにしています」

――黒石選手にとっては、あの中国遠征がプロ4試合目になります。まずはMMAを始めた経緯から教えていただけますか。

「もともと僕はボクシングが好きで。ボクシングの経験がある友人がサークルのような形でボクシングを教えていて、僕もその練習に参加していたんです」

――最初はプロボクサーを目指していたのですか。

「いえ、プロになろうという意識はなかったです。ただ体を動かしたいっていう気持ちのほうが強かったです」

――そこからスカーフィストに入ったのも、運動目的だったのでしょうか。

「そうですね。ボクシングサークルの友人がスカーフィストの先輩たちと知り合いだったんですよ。僕も『総合格闘技をやってみないか?』と誘われて、行ってみてハマッたのがMMAを始めたキッカケです。あれは22歳ぐらいの頃で」

――それはまだスカーフィストが常設道場になる前ですか。

「今の常設道場に移る前――青森市スポーツ会館のレスリング場で練習していた頃ですね。スカーフィストの常設道場が出来たのが6年ぐらい前だったと思います」

――スカーフィストに入る以前は、MMAは観ていなかったのでしょうか。

「ほとんど観たことはなかったです。ボクシングやK-1のほうが好きでした。MMAが好きになったのは、小倉代表と会ってからですね」

――22歳の時ということは2015年ごろかと思いますが、2015年12月にはパンクラス札幌大会でプロデビューし、翌年7月には修斗でも戦っています。プロで試合をするまでのスピードは速かったのですね。

「先ほども言ったとおり、もともとプロを目指していたわけではないんですよ。でも練習しているうちに、アマチュア修斗の試合に出たくなって。出ていたら全日本アマ修斗で優勝したくなり――でも、その時もまだプロで試合をすることは視野に入っていなかったです。

段階を踏んでいった結果、2度目の全日本アマ修斗に出た時(2015年9月、バンタム級3位)、『やっぱりプロでやりたい』と思うようになりました(笑)。プロのライセンスも貰えたし、年齢も年齢だったので『ここはプロで試合をしてみよう』と」

――ボクシングから始めたということは、組みの練習を始めたのはスカーフィストに入ってからですか。

「はい。スカーフィストに入った頃は全く組み技の経験がなくて、アマ修斗に出始めた当初も打撃主体で戦っていました」

――当時のスカーフィストの選手といえば、「組み技を前提とした打撃」でガンガン行くというイメージが強かったです。しかも当時は組み技といえば柔術をベースにする選手が多いなか、スカーフィストの選手はレスリングベースだったと思います。ただ、黒石選手の場合は組み技の前提がなく……。

「そうなんですよ。すごく難しかったです。だから組み技は相当頑張りました。ジムでも『とにかくやれ!』という感じで(笑)。仰るとおり、僕が入った頃は組み技の練習といえばレスリングが中心でした。でも常設道場が出来てからは柔術クラスも始まって、今は柔術もしっかり練習できています」

■PFC31対戦カード

<PFCフライ級王座決定戦/5分5R>
黑石大資(日本)
平井総一朗(日本)

<PFCストロー級王座決定戦/5分5R>
早坂優瑠(日本)
木内“SKINNY ZOMBIE”崇雅(日本)

<バンタム級/5分2R+1ex>
亀松寛都(日本)
ジミー西将希(日本)

<ライト級/5分2R+1ex>
渡辺トシキ(日本)
天草ストロンガー四郎(日本)

<フェザー級/5分2R+1ex>
中島光陽(日本)
河永重春(日本)

<ミドル級/5分2R+1ex>
森崇純(日本)
カタナマン(日本)

<フライ級/5分2R+1ex>
澤口悠之介(日本)
中西テツオ(日本)

<フェザー級/5分2R+1ex>
伊藤光(日本)
ハント高島(日本)

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【PFC31】19日は地方の日!! PFC31でフライ級王座決定戦、平井総一朗「何かピークを創っている選手に」

【写真】豪州のフィーダーショーも、北のJ-MMAも今の自分を出すことには変わりはない(C)MMAPLANET

19日(日)は地方の日!! 札幌でPFC31、青森県五所川原でGFCが4年振りに開催され、福岡ではBLOOM FC旗揚げ戦が開かれる。ここでは札幌市北区のPOD アリーナで行われるPFC31のメイン=PFCフライ級王座決定戦で黒石大資と対戦する平井聡一朗のインタビューをお届けしたい。
text by Takumi Nakamura。

今年2月に豪州#01フィーダーショー=ETERNAL MMAに参戦し、現UFCフライ級の注目株スティーブ・アーセグと対戦するという貴重な経験を積んだ平井。7月のPFC30では黒石に判定負けを喫したものの、当初予定されていた黒石×ザ・タイガー石井の王座決定戦がタイガーの怪我の回復が遅れてキャンセルとなり、ダイレクトリマッチという形で王座決定戦のチャンスが巡ってきた。

「これでいいのかなという葛藤もありました。ただその葛藤よりも前戦の自分へのリベンジもしたい」とオファーを受けた平井。アーセグ戦の経験、そして前回の黒石戦での悔しさをどう形にしてきたのか。王座戦を控える平井に話を訊いた。


――今回は黒石大資選手とダイレクトリマッチという形での王座決定戦が決まりました。平井選手にとってはリベンジもかかった一戦ですが、オファーを受けた時はどのような心境でしたか。

「負けたあとのオファーで、これでいいのかなという葛藤もありました。ただその葛藤よりも前戦の自分へのリベンジもしたいと思って試合を受けました」

──7月の黒石戦は振り返ってみて平井選手にとって、どのような試合だったと思いますか。

「黒石戦の前に豪州で試合をやって(※2月のETERNAL MMA73でスティーブ・アーセグに一本負け)、そこで感じた壁や差を少しでもなくすための準備をやってきて、それを出すんだという気持ちで乗り込んだ試合だったんです。でも思った通り自分の体が動いてくれない、イメージしていた試合ができなかったですね」

──その思うようにできなかったのは、自分の中では何が原因だったって感じていますか。

「ただ単に気負いがひどかったですし、勝って当たり前、当然のように勝つ、自分が何かしらでフィニッシュするというイメージでやりすぎてしまって、相手が自分に対してどう戦ってくるかのイメージが不足していたからだと思います」

──対戦相手よりも自分自身に対して課題があったということですね。

「もちろん相手の黒石選手が徹底して組み技の場面を作らせない作戦遂行力があったし、全体的にある程度レベルが高い選手というのも要因だと思います。ただ自分としては準備段階を含め、相手のことを想定した準備ができていなかったことが反省点ですね」

──今回はそこを踏まえて、何を意識して練習されてきましたか。

「その反省ももちろん活かしつつ、5分5Rやる可能性がある試合なので、いつも所英男会長が言っている『やりきる』をイメージして練習をしています。今まで5分2Rで決着をつけていたところが5分5Rで伸びることを考えると、陸上競技で言えば短距離。中距離種目から一気にフルマラソンになるぐらいの違いがあると思いますし、そのなかで『やりきる』ことを意識しながら取り組むことが出来たと思います。底上げを含めた総合力、打・倒・極全て繋がるような動き、そこを徹底的にやってきました」

──やはりラウンド数は試合展開に影響するでしょうね。

「5分2Rであれば、僕の場合は組めればなんとかなってきたところがあるんですけど、5分5Rになるということはスタンドや立った姿勢でどの程度イニシアチブを取れるか、前に出られるか、プレッシャーをかけられるかというのがポイントになると思います」

──しかも5分5R&ダイレクトリマッチというシチュエーションもなかなか経験できるものではないと思います。

「相手選手に対して一度対戦しているから『ここは大丈夫だ』、『ここはダメだ』というのはなく、僕の中では一度まっさらな状態にしました。ざっくりとしたイメージは持ちつつ、最終的には自分自身だと思っているので、今自分が持っているものを5分5Rの中でどれだけ出せるか。相手選手に対してというよりは、自分自身という感じですね」

──先ほど話にも出ましたが、2月のETERNAL MMA73では、のちにUFCに参戦するスティーブ・アーセグとの対戦でした。結果は一本負けでしたが、UFCレベルの選手と海外で戦うことは貴重な経験です。あの試合は平井選手に何をもたらしましたか。

「本当に自分にとってターニングポイントになったと思います。やはり海外遠征だけあって、スケジューリングもアバウトだったんですけど、そのなかでも割と平常心でいられたというか、そこまで動揺することなく、試合には臨めました。相手選手に対しても試合前にフェイスオフで向かい合った瞬間は『こいつなら勝てるぞ』と思って当日を迎えて、いざケージの中に入って相手と向かい合っている瞬間も、気持ち的にビビることがなかったんです。そのぐらい精神的・肉体的にいい状態でできた試合だったのですが、その上で何もさせてもらえないまま終わってしまったことが凄く悔しい部分で……。今はそこ(海外)を自分の目標、モチベーションとして、もう一回、ここからやり直すんだというきっかけになりましたね」

──あの試合をきっかけに格闘技に対する考え方や取り組み方は変わりましたか。

「変わりましたね。世界と視野が広がった感じです。それまでは国内での自分の立ち位置しか見えてなくて。大した立ち位置ではないんですけど、世界にはこういう戦いの場があるということを体感しただけでも、格闘技家としても人としても成長させてもらえました」

──それも踏まえて、平井選手は今どんな目標を持っていますか。

「先日もPFCのYouTubeライブでもお話させてもらったのですが、目の前の試合を一つ一つ勝つことですね。ただ、昨年末から一貫していることがあって、それは所会長を選手としてではなくて、コーチ・セコンドとしてRIZINに連れて行くこと。所プラスも選手が増えてきたのですが、自分の中では自分が最初に(所をRIZINに)連れて行くんだという想いがあります」

──先日所選手を取材した際、プロ選手&プロ志望の選手が増えてきてプロ練の時間を設けるようになったと話していました。

「僕がジム入った当初はプロの先輩が一人、プロ志望の選手が一人いただけで、基本的にプロ志向のジムではなかったんです。僕ももともと柔道をやっていたんですけど、プロを目指すというよりも、格闘技を楽しみたいと思って入会しましたし」

──そこからなぜプロを目指すようになったのですか。

「さっき話したプロ志望の選手=長野将大選手がデビューするかしないかのタイミングでジムに入って、僕が階級も近い&柔道経験者ということで一緒に練習させてもらう機会が多かったんです。それから練習だけじゃなく、セコンドにも入るようになって……そういうことの積み重ねと周りの期待もあって、自分も試合に出ようと思いました」

──そういったジムの歴史を知っているからこそ、所選手を“会長”としてRIZINのリングに立たせることには特別な想いがありそうですね。

「今までジムを引っ張り、担っていくのは僕じゃなくて、自分より先にジムに入っていた2人だったり、僕より下の世代の選手だと思っていたんです。もともと僕はプロ志望じゃなかったですし、僕より若い選手たちがドンドン上のステージに上っていってくれた方が、ジムが盛り上がるだろうなと考えていた時期もあります。でも自分の役割や役目を改めて考えた時に、今は自分がやらなきゃいけないなって発想が変わってきて。それであえて『所会長をRIZINに連れていきたい』と口に出して言うようにしました」

──その目標を達成するためにも、ベルトを巻くことが大きな前進になると思います。そのタイトルマッチに向けた意気込みを最後にいただけますか。

「まだまだ僕は目立つ選手でもないですし、特別何かを残した選手でもないんですけど、本当にこれから先、何かピークを創っていける選手になっていくので、是非注目していただけたらなと思います」

■PFC31対戦カード

<PFCフライ級王座決定戦/5分5R>
黑石大資(日本)
平井総一朗(日本)

<PFCストロー級王座決定戦/5分5R>
早坂優瑠(日本)
木内“SKINNY ZOMBIE”崇雅(日本)

<バンタム級/5分2R+1ex>
亀松寛都(日本)
ジミー西将希(日本)

<ライト級/5分2R+1ex>
渡辺トシキ(日本)
天草ストロンガー四郎(日本)

<フェザー級/5分2R+1ex>
中島光陽(日本)
河永重春(日本)

<ミドル級/5分2R+1ex>
森崇純(日本)
カタナマン(日本)

<フライ級/5分2R+1ex>
澤口悠之介(日本)
中西テツオ(日本)

<フェザー級/5分2R+1ex>
伊藤光(日本)
ハント高島(日本)

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