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【ONE FN35】キルギスMMAフェザー級三羽烏、アクバル・アブドゥラエフ。なるか13連続フィニッシュ

【写真】あのタン・カイをフィニッシュしてしまうのだから、どれだけのポテンシャルがあるのか。しかし、今回のハイドレーションに苦戦し158.75ポンドで計量失敗――またもキャッチウェイト戦に (C)ONE

6 日(土・現地時間)タイはバンコクのルンピニー・スタジアムでONE FN35が開催される。8試合中3試合がMMAという今大会、タイ・ルオトロがMMAデビュー戦をエイドリアン・リーと戦う試合も注目だが、それ以上に気になるのがフェザー級でイブラヒム・ダウエフと戦うアクバル・アブドゥラエフだ。
Text by Manabu Takashima

キャリア12勝0敗、今年の1月にはタン・カイの持つONE世界フェザー級王座に挑戦――も、計量失敗でノンタイトル戦に。最終5Rにパウンドアウトで勝利を手にするも、ベルトを巻くことはできなかった。とはいえ12に増えた勝利、全てでフィニッシュしている。その内訳は11のKO勝ちと1つの一本勝ちというパーフェクトレコードだ。

同胞=RIZINフェザー級王者ラジャブアリ・シェイドゥラエフの15勝0敗&15フィニッシュには及ばないものの、そのシェイドゥラエフ、パンクラスでフェザー級に転向した12勝1敗&10フィニッシュのカリベク・アルジクル・ウルルと並び、キルギス・フェザー級三羽烏の1人として並び立ち、キルギス・フェザー級第2の男として注目を集める。


カリベクが昨年末のインタビューで明かしたように、この可能性に溢れた才能の持ち主の障害は貧困であった。アブドゥラエフも、同様だ。アブドゥラエフは4歳の時、両親と共にロシアのウラル地方にあるチャイコフスキーに移り住んだ。もちろん、より良い生活環境を求めて職と食を得るために彼の両親は移住を決心した。

人口7万人の地方都市でアブドゥラエフはムエタイに出会うが、ロシアでも家族の経済状況は上向くことなくキルギスに帰国することに。にも拘わらず、彼はすぐに母親とロシア、大都会モスクワでの生活が始めることになる。

モスクワでボクシングの練習をするようになったアブドゥラエフは、その才能が開花し数々のトーナメントで優勝し、ムエタイのジュニア選抜ナショナル・チームの一員と抜擢された。欧州選手権、世界選手権への出場権を得たアブドゥラエフだったが、なんと渡航費は自己負担。海外遠征費など賄えることはなく、代表の座をナンバー2に譲らざるをえなかった。しかも、この代替出場選手が欧州選手権で優勝したという。

生きていくために格闘技一本の生活などアブドゥラエフには夢のまた夢だった。しかしながら結婚し、子供も生まれたアブドゥラエフは、ここで人生の舵を思い切り切る決断をする。

MMA転向を決めると、同時に軍に入隊し、ハンド・トゥ・ハンド・コンバットの練習をし試合にも出るようになる。道着着用、パウンドはボディのみのハンド・トゥ・ハンド・コンバットの試合で、アブドゥラエフは組み技がある状況下での打撃術を身に着けて行った。

「キルギスはどこにも地方独特のレスリングがあり、子供は誰もが遊んでいたから組み技の下地はあった」というアブドゥラエフはこの時期にコンバットサンボの練習で、でテイクダウンや関節技も身に着けていく。

(C) ONE

ロシアで2勝、母国キルギスで6連勝を果たした彼は、7試合も全てが1Rフィニッシュという戦績を残し、ONEと契約を果たす。

初戦は44秒、2戦目は41秒でKO勝ちすると、3戦目ではヒールで一本勝ちしどの局面でも強いことを示した。

シェイドゥラフとも面識があり、「血のつながっていない弟」と呼ぶアブドゥラエフが8カ月ぶりの実戦で、どのようなパフォーマンスを――ロシア人ファイター=ダウエフを相手に見せつけるのか、非常に楽しみだ。

■放送予定
9月6日(土・日本時間)
午前9時45分~U-NEXT


■ONE FN35対戦カード

<ONEムエタイ女子世界ストロー級王座決定戦/3分5R>
ジャッキー・ブンタン(米国)
ステラ・ヘメッツバーガー(オーストリア)

<ムエタイ・フェザー級/3分3R>
バムパラ・クヤテ(フランス)
シャドウ・シンハ・マウイン(タイ)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
アクバル・アブドゥラエフ(キルギス)
イブラヒム・ダウエフ(ロシア)

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
ランボーレック・チョー・アッジャラブーン(タイ)
ドミトリー・コフトゥン(イラン)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
タイ・ルオトロ(ロシア)
エイドリアン・リー(米国)

<ムエタイ・フライ級/3分3R>
ジャハン・ガザリ(米国)
ザガリア・ジャマリ(モロッコ)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
マカレナ・アラゴン(アルゼンチン)
ナタリー・ソルチェド(米国)

<キック・フライ級/3分3R>
陽勇(日本)
ジョーダン・エストゥピニャン(コロンビア)

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▼対戦カード
メインイベント
フライ級 キックボクシング スーパーファイト
ロッタン vs. 武尊

コーメインイベント
フェザー級キックボクシング 暫定世界王者決定戦
タワンチャイ vs. 野杁正明

第11試合
フライ級MMA 世界タイトルマッチ
アドリアーノ・モラエス vs. 若松佑弥

第10試合
ストロー級キックボクシング暫定世界王者決定戦
ジョナサン・ディベラ vs. サムエー

第9試合
アトム級キックボクシング世界タイトルマッチ
ペッディージャー vs. KANA

第8試合
バンタム級ムエタイ
スーパーレック vs. ナビル・アナン

第7試合
アトム級ムエタイ
ラック vs. 吉成名高

第6試合
ライト級MMA
エドゥアルド・フォラヤン vs. 青木真也

第5試合
バンタム級キックボクシング
ジョン・リネカー vs. 秋元皓貴

第4試合
ライト級MMA
エイドリアン・リー vs. 小川健晴
※磯嶋祥蔵が怪我のため欠場、小川健晴にカード変更となりました

第3試合
フライ級ムエタイ
ヨードレックペット vs. 吉成士門

第2試合
フライ級キックボクシング
ザカリア・ジャマリ vs. 陽勇

第1試合
キャッチウェイトキックボクシング(132LBS)
スリヤンレック・ポー・イェンイン vs. 龍聖

※第8試合に予定していたフェザー級キックボクシング
グレゴリアン vs. 海人は指定された3時間の検査時間内にハイドレーションサンプル提出および計量を行わなかったため、キャッチウェイトでの試合交渉も成立しなかった為、試合は消滅となりました

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#unext格闘技 #onechampionship #武尊 #ロッタン

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【ONE】速報中!ONE 172: TAKERU vs. RODTANG

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格闘技の日。続いてはONE。さいたまスーパーアリーナでONE 172: TAKERU vs. RODTANGが開催されます。武尊が切望するロッタン・ジットムアンノンとの対戦がついに実現します。お互いにピークは過ぎた感はありますが、アグレッシブな試合に期待。さらにONEでは最後の試合を迎える青木真也の試合にも注目。引き続き電波と充電の続く限り速報します。乱筆乱文にはご容赦くださいませ。


【第1試合 キックボクシング 134.5ポンド(61kg)契約】
×スリヤンレック・ポー・イェンイン(タイ/BRAVELY GYM)
(判定0-3)
○龍聖(Team KNOCK OUT)
スリヤンレックが計量で132ポンド(59.87kg)のリミットを2.5ポンド(1.13kg)オーバー。
1R、龍聖はリーチ差を活かして距離を取った試合運び。ローを蓄積するとスリヤンレックはバランスを崩す場面も。さらに龍聖は飛び膝も見せて攻勢。終盤にはコーナーに追い詰めてボディから膝蹴りを見せる。さらに左ハイキック、ミドルも見せてラウンドを終えた。
2R、スリヤンレックはパンチを振って距離を詰めてくる。龍聖はそれにに対してカウンターの膝蹴り。さらにジャブとローで距離を取る。スリヤンレックは左右のフックを振り回すが龍聖は冷静にローを効かせるとスリヤンレックはまたもバランスを崩す。さらにカーフキックからハイキックを当てるとスリヤンレックは棒立ち。一気に畳みかけたがラウンド終了。龍聖がKO寸前まで追い詰めた。
3R、開始直後からパンチを振り回すスリヤンレック。龍聖は捌いて距離を取る。終盤になるとかわし際にフックを当てるとスリヤンレックは膝をつく。ダウンは取られなかったが続けて龍聖がカーフキック。これでスリヤンレックは腰砕け。だがすぐに立て直して復帰してダウンは取られず。このまま試合終了。しかし判定は龍聖。しっかり勝ち切った。


【第4試合 MMA 173.5ポンド(78.70kg)契約】
○エイドリアン・リー(シンガポール/米国)
(1R フロントチョーク)
×小川健晴(GOD SIDE GYM)
小川が計量でライト級のリミットを3.5ポンド(1.59kg)オーバー。
1R、開始直後にダッシュで距離を詰めるリー。組み付くと投げでテイクダウンに成功。上からギロチン。さらに亀の体勢から膝蹴り。続けて首を絞め上げるとガッチリ極まって小川はタップ。リー兄弟のエイドリアンが圧勝です!


【第2試合 キックボクシング フライ級(61.2kg)】
×ザカリア・ジャマリ(モロッコ)
(1R KO)
○陽勇(チーム・メディ・ザトゥ/TEAM3K)
1R、中盤に陽勇の三日月蹴りがヒット。これが効いたかザカリアは後退。一気に陽勇は距離を詰めてコーナーに追い込む。後ろ回し蹴り等を果敢に繰り出す。何とか距離を取るザカリアだが、陽勇はさらに飛び膝。これがヒットしてザカリアはダウン。一度は立ち上がったが前のめりに崩れ落ちて試合を止めた!陽勇が完勝です!


【第3試合 ムエタイ フライ級(61.2kg)】
×ヨードレックペット・オー・アトチャリア(タイ)
(判定0-3)
○吉成士門(エイワスポーツジム)
1R、前に出るヨードレックペットに対して吉成はインロー、ジャブ、肘を的確にヒットさせて手数を稼ぐ。インローで崩す場面も。さらにヨードレックペットのミドルをキャッチしてボディを入れるなど見せ場を作ってラウンドを終えた。
2R、前に出るヨードレックペット。左右のパンチを振って距離を詰める。序盤は嫌な雰囲気が漂っていたが、次第に吉成がサークリングで距離を取る。距離を外して膝蹴りや左右のパンチを当てて盛り返してラウンド終了。
3R、開始直後から激しい打ち合い。お互いに鼻から出血。やはり前に出るヨードレックペットだが、吉成はうまくいなしながら左右のパンチを機械的に打ち込む。さらには膝蹴り、ハイキックなども交えて手数で圧倒。ヨードレックペットは最後に手数が出なくなり試合終了。判定は吉成に軍配。

【第4試合 MMA 173.5ポンド(78.70kg)契約】
○エイドリアン・リー(シンガポール/米国)
(1R アナコンダチョーク)
×小川健晴(GOD SIDE GYM)
小川が計量でライト級のリミットを3.5ポンド(1.59kg)オーバー。
1R、開始直後にダッシュで距離を詰めるリー。組み付くと投げでテイクダウンに成功。上からギロチン。さらに亀の体勢から膝蹴り。続けて首を絞め上げるとガッチリ極まって小川はタップ。リー兄弟のエイドリアンが圧勝です!


【第5試合 キック バンタム級(65.8kg)】
○秋元皓貴(イヴォルブMMA/POWER OF DREAM/)
(判定2-1)
×ジョン・リネカー(米国)
1R、リーチ差を埋めるべく前に出るリネカー。距離が詰まると左右のパンチを振り回す。秋元はガードを固めると要所でハイキック、テンカオを繰り出すがお互いにクリーンヒットがないままラウンドを終えた。
2R、開始直後から間合いを詰めて左右のフック、ボディを連打するリネカー。秋元はガードを固める。暴風雨を凌ぐと膝蹴りをヒットさせる。リネカーは後退。さらにボディにも膝を入れて秋元は攻勢。仕留めるチャンスだったがリネカーも距離を潰して堪えてラウンド終了。
3R、お互いスタミナをロスしたか動きが落ちる。リネカーは引き続き間合いを詰めて左右の連打とボディ。秋元は捌いてボディへの膝を効かせるが決定的な場面を作る事が出来ないまま試合終了。判定はスプリットで秋元に軍配。


【第6試合 MMA ライト級(77.1kg)】
×エドゥアルド・フォラヤン(フィリピン)
(1R 腕十字)
○青木真也(イヴォルブMMA)
1R、開始直後に青木が両足タックル。組み付くと自らグラウンドに引き込む。フットチョークの体勢からすかさず腕十字!これがガッチリ極まってレフェリーが試合を止めた!青木があっと言う間に一本勝ち!試合後にマイクを握った青木は引退?ONEでの終演を示唆する発言。そしてなんとボーナスはなし。。。チャトリさんそりゃないっすわ。。。
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【ONE172】若松佑弥と世界戦、アドリアーノ・モライシュ「僕と恭司、パントージャは世界最強ユニット」

【写真】取材は朝の9時から。宿泊先のホテルはメディアデーの準備とフォトセッションの準備が始まっていた。スタッフともどもファイターもハードなファイトウィークを過ごしイベント当日を迎える(C)MMAPLANET

明日に開催が迫っているONE172「TAKERUTAKERU vs RODTANG」。国内キックボクシング&ムエタイ界の強豪が揃った過去にないONE日本大会にあって、MMAの世界フライ級王座を賭けてアドリアーノ・ミキーニョ・モライシュが若松佑弥と戦う。
Text by Manabu Takashima

過去に暫定王座1度、正規王者に3度輝くなど常にこのベルトと共にキャリアを過ごしてきたミキーニョは、3年ぶりに若松との再戦に向けUFC世界フライ級王者アレッシャンドリ・パントージャ&RIZINフライ級チャンピオン堀口恭司とフライ級最強ユニットで準備をしてきた。

ミキーニョを強くさせる最大の要因といえるのが、パントージャ&堀口との信頼感、そしてライバル心だった。


ユーヤも前向きな気持ちでリングに上がるだろう。僕もそうだ。ただし、僕の方が武器が多い

――ミキーニョ、4日後に若松佑弥選手とONE世界フライ級王座を賭けて戦います。初めての日本での試合になります。

「そうだね。日本には2022年の大晦日かな、キョージ・ホリグチのコーナーマンでやって来たことはある。でも、あの時は雪を見るなんてことはなかった。今日はホテルの部屋からでもわかるぐらい多くの雪が降っているね(笑)。

でも、そういう体験ができるのがファイター稼業の良いところだよ。戦って生活ができて、世界中で色々な体験ができる。最高だ。それに日本への移動はタイやシンガポールに行くより短くて、時差も少し少ない。これは僕にとって良いことだよ」

──東京に入ったのはいつですか。

「土曜日だ。日曜日にはリンヤ・ナカムラが、20分ほど離れた立派なリングのあるジムに連れて行ってくれた。でも、もう今日はこの悪天候だしホテルで練習をすることになるね(笑)。

本当はキョージが日本にやってくる予定だったけど、スケジュール的に合わなくて。そしてリンヤに連絡をしてくれたんだ。『コーナーについて助けてやってほしい』ってね」

──実は倫也選手の取材を台湾でしている時に、『いきなり恭司さんからアドリアーノが日本に行くから、セコンドに付いてやって連絡が来ました』と笑っていました。

「アハハハ。そうだったのか、リンヤにサポートしてもらえて最高だよ。彼はATTでもベスト・アスリートの1人だからね」

──そして若松選手と3年ぶりの再戦です。判定云々でなく、ホームタウンでファイトウィークを過ごすアドバンテージが彼にあるのが3年前との違いです。

「僕のキャリアは常に対戦相手のホームタウンで戦うというタフなものだった。でも、ホームタウンで戦う相手の方がプレッシャーを感じている。彼のプレッシャーも、シンガポールで戦った時よりずっと重いに違ない。プレッシャーが足枷になるのは僕でなくて、ユーヤ・ワカマツの方だ」

──前回の対戦時と比較して、若松選手のどの部分に一番の成長を感じることができますか。

「彼だけでなく、僕もそう。MMAアスリートとして、確実に成長している。ユーヤ・ワカマツはレスリングがずっと強くなっている。当然、パンチ力もある。本当に良い競技者だよ。僕が彼より優れているか、そうでないかを口にすることは簡単じゃない。でも、マーシャルアーチストとして歩んできた道程が違う。どうすればマーシャルアーチストとして成功を収めることができるのかを、僕は経験してきた。

僕は他のファイターより強いとか弱いではなく、異質だと思っている。ユーヤも前向きな気持ちでリングに上がるだろう。僕もそうだ。ただし、僕の方が武器が多い。最高のファイトキャンプができた。ベストを尽くして戦う準備は整っているよ」

ATTのケージに鍵がかかる時、僕らはケージの外に友情を置いて向き合う。彼ら2人と知識や経験を共有できるほど、強力な武器はない

──特別な若松選手対策のトレーニングもやってきた?

「もちろん。彼はKO勝ちするのが好きだ。アゴに素早いパンチを当てようと思って戦っている。あの一発を被弾しないために、常にディフェンスを意識する必要があるだろう。こっちは殴っても、向こうには殴らせないように。ユーヤが強いことは分かっている。しっかりと彼の強さを理解したうえで、その強さを想定して練習をしてきた」

──今回のメインのトレーニングパートナーは?

「打撃はルシアーノ・マカハォン、柔術はパウンピーニャ、レスリングはスティーブ・モッコとマイク・ブラウンの指導の下、キョージとパントージャ、パウロ・マセドゥ、ヴィクトル・ディアスと一緒にやってきた。コンディショニング・コーチのエヴェウトン・ベベともね。その成果を見せて、日曜日は柔術で彼を捕獲する」

──パントージャ、堀口選手、そしてミキーニョのスパーリング。さぞかし圧巻でしょうね。

「僕らのユニットは、世界でもベストの一つであることは絶対だ。世界中のメジャーのベルトを僕らはゲットしてきた。僕らは3人で『俺と練習をしているから、ベルトを巻けるんだ』って言い合っている(笑)。僕とキョージ、パントージャはずっと切磋琢磨を続けてきたからね。

ATTのケージに鍵がかかる時、僕らはケージの外に友情を置いて向き合う。彼ら2人と知識や経験を共有できるほど、強力な武器はない。プロフェッショナル・アスリートとして、成長するために3人が揃っている大切さを、僕ら自身が誰よりも分かっている。2人と一緒に練習できる機会を与えてくれた神に感謝しているよ」

──直接対決はなくても、そのなかで自分が一番強いと証明したいというライバル心はありますか。

「アハハハハハハハハ。その気持ちがないと、ファイターとしてやっていけないよ。僕とパントージャ、パントージャとキョージ。キョージと僕。ちょっとしたグランプリを戦っている気分になる(笑)。

パントージャもキョージも本当にタフだ。僕らの中で、誰が一番強いか順番をつけることはできない。今日は僕が良くても、昨日はキョージが一番だった。そして明日はパントージャがベストになる。そんな風だから、僕らの中にランキングはない。僕ら3人はポジティブなエネルギーを供給、吸収しあってきた。3人揃って、人生で成功したい。

UFC、ONE、RIZN、世界中のプロモーションは問わない。最高の条件を提示され、家族と共に生きていけるなら僕らは試合をすることもあるだろう。その時はベルトが掛けられるべきで。そして最高額のファイトマネーを手にする。そうなれば、最高だよ」

──そうなる可能性はゼロでない、ベルトを取り戻すことが先決です。一方で、この日本大会は国内の多くのキック団体を代表するキックボクサーが集結し注目を集めています。MMAの世界戦を戦う身として、この状況に思うところはありませんか。

「MMAの旗を掲げて、戦うよ。僕らの試合、シンヤ・アオキとエドゥアルド・フォラヤン、そしてエイドリアン・リーの試合だけが、MMAだ。なんて言って良いか分からないけど、今回のショーはタケル・ナイトなんだ。タケルとロッタンのためにある。そこについて、何かをいうつもりはない。何も文句はない。ただし、僕にとってMMA以上のフルコンタクト・スポーツは、永遠に存在しない。どのような状況でも、僕の試合が組まれれば最高レベルの戦いを見せる。

日曜日の夜は、過去最高のアドリアーノ・モライシュを見てもらう。このスポーツの歴史上、最高の選手の1人であることを証明したい」


■放送予定
3月23日(日)
午後2時30分~U-NEXT

■ONE172対戦カード

<キック・フライ級/3分5R>
ロッタン・ジットムアンノン(タイ)
武尊(日本)

<ONEキックボクシング世界フェザー級暫定王座決定戦/3分5R>
タワンチャイ・PKセンチャイムエタイジム(タイ)
野杁正明(日本)

<ONEムエタイ世界バンタム級王座統一戦/3分5R>
[正規王者]スーパーレック・キアトモー9(タイ)
[暫定王者]ナビル・アナン(アルジェリア)

<ONE世界フライ級(※61.2キロ)王座決定戦/5分5R>
アドリアーノ・モライシュ(ブラジル)
若松佑弥(日本)

<ONEキックボクシング世界女子アトム級選手権試合/3分5R>
[王者]ペッディージャー・ルッカオポーロントン(タイ)
[挑戦者]KANA(日本)

<ONEキックボクシング世界ストロー級暫定王座決定戦/3分5R>
ジョナサン・ディベラ(カナダ)
サムエー・ガイヤーンハーダオ(タイ)

<キック・フェザー級/3分3R>
マラット・グレゴリアン(アルメニア)
海人(日本)

<ムエタイ・アトム級/3分3R>
ラック・エラワン(タイ)
吉成名高(日本)

<ライト級(77.1キロ)/5分3R>
エドゥアルド・フォラヤン(フィリピン)
青木真也(日本)

<キック・バンタム級/3分3R>
ジョン・リネケル(ブラジル)
秋元皓貴(日本)

<ライト級(77.1キロ)/5分3R>
エイドリアン・リー(シンガポール)
小川健晴(日本)

<ムエタイ・フライ級/3分3R>
ヨードレックペット・オー・アトチャリア(タイ)
吉成士門(日本)

<ムエタイ・キック級/3分3R>
ザカリア・ジャマリ(モロッコ)
陽勇(日本)

<キック・132ポンド契約/3分3R>
スリヤンレック・ポーイェンイェン(タイ)
龍聖(日本)

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【ONE172】日本VS世界だけじゃない!世界VS世界=スーパーレック×アナン、ディベラ×サムエーにも注目

【写真】スーパーレックとナビル・アナンのONEムエタイ世界バンタム級王座統一戦。改めてこのビッグマッチを日本で見られることは貴重だ(C)TAKUMI NAKAMURA

23日(日)に埼玉県さいたま市中央区のさいたまスーパーアリーナで開催される「ONE 172: TAKERU VS RODTANG」。日本のトップ選手が世界の強豪に挑むカードが並ぶ今大会だが、外国人対決でも注目のカードが組まれている。
text by Takumi Nakamura

MMAPLANETではスーパーレック・キアトモ―9×ナビル・アナンのONEムエタイ世界バンタム級王座統一戦、ジョナサン・ディベラ×サムエー・ガイヤーンハーダオのONEキック世界ストロー級暫定王座決定戦にも注目したい。


昨年1月のONE日本大会で武尊とのフルラウンドに及ぶ激闘を制し、日本でも一躍名を馳せたスーパーレック。武尊戦は自身が保持するONEキックボクシング世界フライ級王座の防衛戦だったため、日本のファンにとってはスーパーレック=キック王者のイメージが強いかもしれないが、武尊戦以前の13戦の内訳はムエタイが9戦、キックが4戦とムエタイでの試合の方が多い。

武尊戦後の最初の試合=昨年6月のゴントーラニー・ソー・ソンマイ戦もムエタイルールで行われ、同年9月のONEデンバー大会(ONE168)ではジョナサン・ハガティーの持つONEムエタイ世界バンタム級王座に挑戦。右のヒジ打ち一発でハガティーをKOし、ムエタイでは一階級上のタイトルを獲得している。

スーパーレック自身が「ムエタイルールでは自分の本来のスタイルを見せることが出来る」と語っているように、ヒジと首相撲が解禁されたムエタイルールこそスーパーレックの真の実力が発揮できると言っても過言ではない。

アナンは身長195㎝。24㎝の身長差をスーパーレックは攻略できるか。(C)TAKUMI NAKAMURA

しかし対戦相手のアナンも一筋縄ではいかない相手だ。タイ・パタヤ出身、フランス系アルジェリア人の父とタイ人の母の間に生まれたアナンは、WBCムエタイの世界王座獲得後の2023年6月からONEに参戦。ONEではフライ級~バンタム級と60kg台で試合をしているアナンだが、身長195㎝、リーチ200㎝という規格外のリーチと体格を誇る。

ONEではロングリーチを生かしたパンチとヒザ蹴りを駆使するファイトスタイルで勝ち星を積み上げ、今年1月のニコ・カリロ戦ではカリロを3ノックダウンで下し、ONEムエタイ世界バンタム級暫定王座に就いた。

スーパーレックとアナンはアナンのONEデビュー戦=2023年6月に対戦している。この時は24㎝の身長差がありながら、スーパーレックがアナンのジャブをブロックして右ローを返して前進。右ローをフェイントにした右のボディストレートを効かせると、一気にアナンをロープまで後退させて右ボディストレートから顔面への右フックでアナンをなぎ倒した。

初対戦ではスーパーレックのローとボディで下から崩す作戦がずばり当たった形だが、その後のアナンの戦いぶりを見るとジャブの精度と威力が増し、そこからのヒザ蹴りへの移行も非常にスムーズになっている。アナンが暫定王座を獲得したカリロ戦ではカリロの右ローを足を引いてかわす・ワンツーを合わせるといった対処を見せつつ、鋭いワンツーでダウンを奪うと、パンチとヒザ蹴りの連打から右ハイキック、パンチの連打でダウンを追加してKO勝利している。

前回の対戦のようにスーパーレックが序盤からローを効かせることは容易ではなく、アナンもスーパーレックの圧力に下がることはないだろう。そうなった場合にスーパーレックがどう対処するのか。試合を重ねるごとにロングリーチを活かす戦い方が確立されてきたアナンはスーパーレックにとって難敵であることは間違いない。

キック世界ストロー級暫定王座決定戦=ディバラとサムエーはONEが誇るテクニシャン対決だ(C)TAKUMI NAKAMURA

ジョナサン・ディベラ×サムエー・ガイヤーンハーダオは高度な技術戦が期待できる顔合わせだ。ディべラはGLORYがアメリカで大会を開催していた時期(2016年~2018年)にGLORYを中心にキャリアを積み、2022年10月からONEに参戦。ONE初戦でジャン・ペイメンとのONEキックボクシング世界ストロー級王座決定戦に勝利してベルトを巻き、ダニエル・ウィリアムスを下して初防衛にも成功した。

昨年6月にプラジャンチャイ・PKセンチャイムエタイジムに敗れて王座陥落となったが、12月にはルイ・ボテーリョを下して再起を果たしている。サウスポーから繰り出す左ストレートと左ロー・ミドルを軸に攻撃を組み立てるファイトスタイルは、ヒジ・首相撲なしのキックルールにおいて非常に完成度が高いものだ。

対するサムエーはルンピニースタジアムの2階級制覇など輝かしい実績を残して、2018年からONEに参戦。ONEでもストロー級でムエタイ&キックボクシング王座、フライ級でムエタイ王座のベルトを巻いたレジェンド的な存在だ。昨年10月に40歳となったが、現在はアクラム・ハミディとジャン・ペイメンを下して2連勝中。ONEで敗れた相手もプラジャンチャイとハガティーというチャンピオンクラスだけで、そのテクニックは衰えることを知らない。

キックルールに特化したディベラとキック・ムエタイの両ルールで戦えるサムエー。同じ構図となったディベラとプラジャンチャイの一戦は、序盤はディベラがスピードと手数でペースを掴んだものの、3R以降はプラジャンチャイが右ミドルとヒザ蹴りでディベラのパンチとステップを封じて判定勝利している。

サムエーも前半のラウンドでディベラの動きを見て、後半はそこを突くような試合をしてくるだろう。ディベラとしてはプラジャンチャイ戦の反省も踏まえ、前半のラウンドでポイントを取るだけでなく、いかにダメージを与えられるか。後半に巻き返しを許さない試合展開を作れるかが鍵になる。

今大会は日本VS世界がメインコンセプトとなっているが、世界VS世界のビッグマッチを日本で見られる貴重な機会でもある。ぜひ日本のファンには世界最高峰の戦いとしてスーパーレック×アナン、ディベラ×サムエーの王座戦も楽しんでいただきたい。

■放送予定
3月23日(日)
午後2時30分~U-NEXT

■ONE172対戦カード

<キック・フライ級/3分5R>
ロッタン・ジットムアンノン(タイ)
武尊(日本)

<ONEキックボクシング世界フェザー級暫定王座決定戦/3分5R>
タワンチャイ・PKセンチャイムエタイジム(タイ)
野杁正明(日本)

<ONEムエタイ世界バンタム級王座統一戦/3分5R>
[正規王者]スーパーレック・キアトモー9(タイ)
[暫定王者]ナビル・アナン(アルジェリア)

<ONE世界フライ級(※61.2キロ)王座決定戦/5分5R>
アドリアーノ・モライシュ(ブラジル)
若松佑弥(日本)

<ONEキックボクシング世界女子アトム級選手権試合/3分5R>
[王者]ペッディージャー・ルッカオポーロントン(タイ)
[挑戦者]KANA(日本)

<ONEキックボクシング世界ストロー級暫定王座決定戦/3分5R>
ジョナサン・ディベラ(カナダ)
サムエー・ガイヤーンハーダオ(タイ)

<キック・フェザー級/3分3R>
マラット・グレゴリアン(アルメニア)
海人(日本)

<ムエタイ・アトム級/3分3R>
ラック・エラワン(タイ)
吉成名高(日本)

<ライト級(77.1キロ)/5分3R>
エドゥアルド・フォラヤン(フィリピン)
青木真也(日本)

<キック・バンタム級/3分3R>
ジョン・リネケル(ブラジル)
秋元皓貴(日本)

<ライト級(77.1キロ)/5分3R>
エイドリアン・リー(シンガポール)
小川健晴(日本)

<ムエタイ・フライ級/3分3R>
ヨードレックペット・オー・アトチャリア(タイ)
吉成士門(日本)

<ムエタイ・キック級/3分3R>
ザカリア・ジャマリ(モロッコ)
陽勇(日本)

<キック・132ポンド契約/3分3R>
スリヤンレック・ポーイェンイェン(タイ)
龍聖(日本)

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45 K-1 KANA MMA MMAPLANET o ONE ONE172 YouTube アドリアーノ・モライシュ エイドリアン・リー エドゥアルド・フォラヤン キック サムエー・ガイヤーンハーダオ ジョナサン・ディベラ ジョン・リネケル スーパーレック・キアトモー9 タワンチャイ・PKセンチャイムエタイジム ナビル・アナン ボクシング マラット・グレゴリアン ラック・エラワン 吉成名高 吉成士門 安保瑠輝也 武尊 海人 渡辺雅和 秋元皓貴 若松佑弥 野杁正明 陽勇 青木真也 龍聖

【ONE172】武尊・野杁と共に戦う、渡辺雅和トレーナー「ONEで試合をする=別競技へのチャレンジ」

【写真】ONEは戦う舞台であり、ONEという競技でもある。渡辺トレーナーにとっても新たな挑戦だ(C)TAKUMI NAKAMURA

23日(日)に埼玉県さいたま市中央区のさいたまスーパーアリーナで開催される「ONE 172: TAKERU VS RODTANG」。今大会でロッタン・ジットムアンノンと対戦する武尊、タワンチャイ・PKセンチャイムエタイジムと対戦する野杁正明。2人をteam VASILEUSで指導するのが渡辺雅和トレーナーだ。
text by Takumi Nakamura

昨年から武尊と野杁がK-1からONEに主戦場を移し、K-1時代から苦楽を共にしてきた渡辺トレーナーも指導者としてONEで戦うようになった。ダメージ優先・KOを狙う姿勢が評価され、ラウンドごとに10-10のイーブンがつくK-1。手数やコントロールも評価され、ラウンドマストで10-9をつけるONE。ヒジ・ヒザなしのキックルールであっても、ONEとK-1の戦いは全く異なる。渡辺トレーナーの目に映るONEでの戦いについて訊いた。


――武尊・野杁選手のONE参戦により、渡辺さんも指導方法や内容をONE仕様に変えていると思います。どんな部分が一番変わりましたか。

「ONEは各ラウンドでドローがつかない、どちらかにポイントをつけるラウンドマストじゃないですか。K-1とは試合の見方がガラリと変わりましたね。例えば(野杁)正明が安保瑠輝也選手とやった試合(2021年9月)。あれがもしONEの判定基準だったら1・2Rは安保選手についてると思うんですよ。安保選手の方が手数が多かったので。結果は3Rに正明が倒して勝ちましたが、あのままダウンを取られずに判定まで粘られていたら、ONEの判定基準だと勝敗が変わっていたかもしれないですよね」

――ダウンがなかったら29-28で逃げ切られていた可能性もあった、と。

「武尊とスーパーレック(・キアトモー9)の試合もスコアを見直すと武尊が取ったのはボディを効かせた3Rだけで、それ以外はすべてスーパーレックが取っているんです。あれだけ攻めたラウンドでもダウンを取らなかったら1ポイント、どちらついてもおかしくないよう僅差でも1ポイント、ジャッジの上での評価は同じなわけですよ。そうなると全く見方が変わりますよね」

――試合の組み立て方や戦術も変わってきまよね。

「僕も自分でポイントをつけながらONEの試合を見るようにしていて、ONEはムエタイの流れがあるからか、バランスを崩す・転ばされることがマイナス評価なんですよ。だからほとんど差がない展開のなかで1回崩される・転ばされる、そこがポイントの分かれ目になることもあります。あとは多少相手の攻撃を受けてもダメージで上回ればいいという考えもなくして、攻防を足し算・引き算で見るようになりましたね。最終的にそこの足し引きで上回った方に10-9がつくという見方をしています」

――まさにONEで勝つための戦い方をしなければいけないわけですね。

「ONEはポイント制のスポーツという側面を忘れてはいけないです。僕自身もミットの持ち方がガラリと変わったし、それこそONEで試合をする=別競技にチャレンジするくらいのつもりで取り組んでいます。もちろん武尊も正明も最後は倒して勝つ、ダメージを与えてポイントを取るという意識は変わらないです。ただそこに至るまでの過程や戦い方は変えなきゃいけない。それこそ5Rの試合はダウンを1回取っても、ひっくり返せないことも全然ありえるわけで、ちゃんとラウンドを取る意識は持たせています」

――渡辺さんも武尊・野杁選手を指導したり、ONEの試合を見ていく中で、ONEでの勝ち方は分かってきましたか。

「段々と分かってきましたね。ONEはバチバチに打ち合って派手に倒しているイメージがあるかもしれませんが、戦績が安定している選手はちゃんとポイントも頭に入れて戦いながら、倒しに行っていますよね」

――技のラリーがあってポイントゲームで負けない。その上で倒し合うという意味では、まさにONEのキック・ムエタイはムエタイの進化版であり、新しい時代のムエタイだなと感じました。

「そうだと思いますね。蹴りのポイントが高かったり、自分の攻撃で終わることが大事だったり、崩しやコカシも評価されたりするところもムエタイ的な要素があると思います」

――渡辺さんから見て、今回の武尊・野杁選手の仕上がりはいかがですか。

「めちゃくちゃ調子いいですよ。武尊も正明もこうやっていこうという戦略もあるし、それぞれ対策してきた技もあります。先ほど話した判定基準だけじゃなく、ハイドレーションやイベントの雰囲気など、2人ともONEに慣れてきたところもあるし、僕らの方に流れは向いているのかなと思います。当日を楽しみにしていてください」

■放送予定
3月23日(日)
午後2時30分~U-NEXT

■ONE172対戦カード

<キック・フライ級/3分5R>
ロッタン・ジットムアンノン(タイ)
武尊(日本)

<ONEキックボクシング世界フェザー級暫定王座決定戦/3分5R>
タワンチャイ・PKセンチャイムエタイジム(タイ)
野杁正明(日本)

<ONEムエタイ世界バンタム級王座統一戦/3分5R>
[正規王者]スーパーレック・キアトモー9(タイ)
[暫定王者]ナビル・アナン(アルジェリア)

<ONE世界フライ級(※61.2キロ)王座決定戦/5分5R>
アドリアーノ・モライシュ(ブラジル)
若松佑弥(日本)

<ONEキックボクシング世界女子アトム級選手権試合/3分5R>
[王者]ペッディージャー・ルッカオポーロントン(タイ)
[挑戦者]KANA(日本)

<ONEキックボクシング世界ストロー級暫定王座決定戦/3分5R>
ジョナサン・ディベラ(カナダ)
サムエー・ガイヤーンハーダオ(タイ)

<キック・フェザー級/3分3R>
マラット・グレゴリアン(アルメニア)
海人(タイ)

<ムエタイ・アトム級/3分3R>
ラック・エラワン(タイ)
吉成名高(日本)

<ライト級(77.1キロ)/3分3R>
エドゥアルド・フォラヤン(フィリピン)
青木真也(日本)

<キック・バンタム級/3分3R>
ジョン・リネケル(ブラジル)
秋元皓貴(日本)

<ライト級(77.1キロ)/3分3R>
エイドリアン・リー(シンガポール)
小川健晴(日本)

<ムエタイ・フライ級/3分3R>
ヨードレックペット・オー・アトチャリア(タイ)
吉成士門(日本)

<ムエタイ・キック級/3分3R>
ザカリア・ジャマリ(モロッコ)
陽勇(日本)

<キック・132ポンド契約/3分3R>
スリヤンレック・ポーイェンイェン(タイ)
龍聖(日本)

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AB K-1 MMA o ONE   アクラム・ハミディ イリアス・エナッシ カムラン・ナバティ キック クラップダム・ソー・チョー・ピャッウータイ サムエー・ガイヤーンハーダオ ジョー・ナタウット スアキム・ソー・ジョー・トンプラジン スリヤンレック・ポー・イェンイン スーブラック・トー・プラン49 ソー・リン・ウー タン・ジン ブラック ボクシング モハメド・シアサラニ リッティデット・ソー・ソンマイ ルンピニー 小笠原瑛作 武尊 秋元皓貴 陽勇

『ONE Friday Fights 81』試合結果

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▼メインイベント(第12試合)フェザー級(-70kg)ムエタイ 3分3R
〇スーパーボン(タイ/暫定フェザー級キックボクシング世界王者)
[1R 1分43秒 KO]※右縦ヒジ
דスモーキン”ジョー・ナタウット(タイ)

▼コー・メイン(第11試合)バンタム級 ムエタイ 3分3R
×ノンオ―・ハマ(タイ)
[判定0-3]
〇カムラン・ナバティ(ロシア)

▼第10試合 バンタム級ムエタイ 3分3R
〇ナビル・アナン(アルジェリア/タイ)
[判定3-0]
×ソー・リン・ウー(ミャンマー)

▼第9試合 バンタム級ムエタイ 3分3R
×スーブラック・トー・プラン49(タイ)
[3R 0分55秒 KO]※左フック
〇クラップダム・ソー・チョー・ピャッウータイ(タイ)

▼第8試合 ストロー級ムエタイ 3分3R
〇サムエー・ガイヤーンハーダオ(タイ)
[1R 1分22秒 KO]
×アクラム・ハミディ(アルジェリア)

▼第7試合 フェザー級ムエタイ 3分3R
〇シャドウ・シンハ・マウイン(タイ)
[判定3-0]
×モハメド・シアサラニ(イラン)

▼第6試合 キャッチウェイト(-63.5kg契約)ムエタイ 3分3R
〇スアキム・ソー・ジョー・トンプラジン(タイ)
[判定2-1]
×オーティス・ワグホーン(英国)

▼第5試合 キャッチウェイト(-60.32kg)ムエタイ 3分3R
〇ジャオスアヤイ・モー・クルンテープトンブリー(タイ)
[判定3-0]
×スリヤンレック・ポー・イェンイン(タイ)

▼第4試合 フライ級(-61.2kg)キックボクシング 3分3R
〇武尊(team VASILEUS/K-1三階級制覇)
[2R 2分47秒 KO]※左フック
×タン・ジン(ミャンマー)

▼第3試合 バンタム級(-65.8kg)キックボクシング 3分3R
×秋元皓貴(EVOLVE MMA/元ONEバンタム級世界王者)
[判定0-3]
〇イリアス・エナッシ(モロッコ/オランダ/元ONEフライ級世界王者)

▼第2試合 キャッチウェイト(59.87kg)ムエタイ 3分3R
×小笠原瑛作(クロスポイント吉祥寺/KNOCK OUT-REDフェザー級王者)
[判定0-3]
〇リッティデット・ソー・ソンマイ(タイ)

▼第1試合 フライ級キックボクシング 3分3R
〇陽勇(=ひゅう/TEAM3K/VENUM TRAINING CAMP)
[判定3-0]
×ユセフ・エサード(アルジェリア)

 9月27日にタイ・ルンピニースタジアムで開催された『ONE Friday Fights 81』の試合結果。武尊がタン・ジンにダウンを奪われながらも2R逆転のKO勝ち。秋元皓貴と小笠原瑛作は判定負け。陽勇は判定勝ちしています。続きを読む・・・
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45 MMA MMAPLANET o ONE ONE FF81 キック ユセフ・サード 陽勇

【ONE FF81】陽勇がユセフ・サードを左ミドルで攻め立て、ONE初戦をユナニマス判定勝ちで飾る

<キック・フライ級/3分3R>
陽勇(日本)
Def.3-0
ユセフ・サード(アルジェリア)

サウスポーの陽勇に対し、サードが左ローを打ちながら左に回る。陽勇はローから左ストレートを突き刺す。サードの右インローがローブローとなり、陽勇に休憩が与えられた。再開後、陽勇が左ミドルを放つ。サードのローに左ストレートを合わせる陽勇が、ロープに詰めて連打を見せる。回って下がるサードに、一気に連打を浴びせる陽勇。サードも右ストレート、右ミドルを繰り出すも陽勇の前進を止められず。

陽勇の左ストレートがボディに伸びる。サードの右ミドルをもらいながらも距離を詰める陽勇は、左前蹴りから左ストレートへ。サードの右ハイをかわした陽勇が左ミドルを見せるも、これはサードにキャッチされた。陽勇の左ミドルにサードが右ストレートを合わせる。カウンターが当たると見たか、サードがクラウンチングに構えるも、陽勇の左ローを受けたサードが後退を強いられた。

2R、陽勇が距離を詰める。サードの右ハイをかわした陽勇が左右の蹴りを散らす。左ローで下がらせ、さらに右跳びヒザを見せた陽勇がプレッシャーをかけ続ける。サードの右ミドルに右フックを合わせた陽勇が攻め立てるも、左ミドルに対してサードがローブローを主張して試合が中断される。再開後、今度はサードの右ローが明確なローブローとなってしまう。

試合が再開されると、互いに蹴りを上下に散らすが、陽勇がサードをコーナーに詰めていく。サードの右ミドルを捌き、左ストレートで下がらせた陽勇がパンチの連打を浴びせる。左ミドルから左ストレートで攻める陽勇は、サードをロープに詰めてパンチの連打から左ミドルを突き刺す。しかし右スピニングバックキックがローブローに。再開後、やはり陽勇が距離を詰めてワンツーで攻めた。

最終回、サードが右ストレートを伸ばす。陽勇は右ハイをブロックして前に出て左インロー、左ボディストレートを突き刺していく。頭を振ってパンチを上下に散らす陽勇が、サードをコーナーに詰めて胴回し回転蹴りを見せた。左ミドルでサードを追い詰める陽勇は、左ストレートから右フックを返す。サードの右ハイをブロックする陽勇は、詰めてパンチから距離を取る。

陽勇の右ミドルがまたもローブローに。再開後、左ストレートでサードの顔面を跳ね上げた陽勇が、左ボディストレート、左ミドルを効かせる。さらに左前蹴りを顔面に当ててサードを吹っ飛ばした陽勇が、そのままコーナーに追い詰めて試合を終えた。

裁定は陽勇がユナニマスの判定勝ち。ONE初戦を勝利で飾った陽勇は英語で「英語で挑戦しますけど難しい。相手は強かったです」と語ったあと、日本語で「自分が力み過ぎたこともあるけど、相手の反撃があった。腹が効いていたけど、相手がアクションを起こし続けていたので焦ってしまった」と感想を述べた。


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【ONE FF81】全選手が計量&ハイドレーションをクリア。日本人4選手は前半戦=第1~第4試合に登場

【写真】武尊と対戦するタン・ジンが顔に塗っているのは“タナカ”と呼ばれるミャンマーの伝統的な化粧だ(C)ONE

明日27日(金・現地時間)タイはバンコクのルンピニースタジアムにて開催されるONE Friday Fights 81の公式計量が行われた。
Text by Takumi Nakamura

通常よりも豪華なマッチメイクが並ぶ、通称テントポール大会となる今大会。日本からはONE2戦目となる武尊を筆頭に、元ONEキックボクシング世界バンタム級王者の秋元皓貴、ONEムエタイのベルトを目指す小笠原瑛作、ONE初参戦となる陽勇の日本人4選手が登場する。


4選手は無事に計量とハイドレーションテストをクリアし、対戦相手とのフェイスオフに参加。対戦相手がブランク・パンサーからミャンマーラウェイ出身のタン・ジンに変更となった武尊はタン・ジンと互いの前腕をかけ、睨み合った。ONEの公式リリースを通して、日本人4選手は以下の意気込みコメントを発表している。

武尊
「(対戦相手のタン・ジンは)すごく良い雰囲気を持っている選手だなと思ったし、強い男のオーラを感じたので明日は最高の試合になると思います。必ずKOで倒して勝つので応援よろしくお願いします」

秋元皓貴
「フェイスオフも終わって、相手のエナッシもすごく気合いが入っていた顔をしていたので、明日がすごい楽しみです」

小笠原瑛作
「相手も気持ちが入っていると思うので、良い試合になると思います。しっかりと来年までにONEのベルトにつなげるところ、その試合を明日見て欲しいなと思います」

陽勇
「(フェイスオフで)結構上から睨みつけられて、闘争心が湧きました。自分の攻撃をしっかり出して、相手を出させない、自分の攻撃だけ、やりたい試合をやります。明日、ONE1試合目、しっかり勝ってきます」

なお明日の大会では日本・タイでの中継スケジュールに合わせ、前半戦=第1試合~第4試合で日本人選手が戦い、後半戦=第5試合~第12試合にはタイ人選手の試合が並んでいる。

この後半戦もジャオスアヤイ・モー・クルンテープトンブリー×スリヤンレック・ポー・イェンインのONE FF激闘派対決に始まり、第6試合には元ルンピニー3階級王者のスアキム・ソー・ジョー・トンプラジンが登場。元ONEキックボクシング&ムエタイ世界ストロー級王者サムエー・ガイヤーンハーダオと欧州軽量級トップのアクラム・ハミディの第8試合に続き、第11試合には元ONEムエタイ世界バンタム級王者ノンオー・ハマがリングに立ち、大トリにはONEキックボクシング暫定世界フェザー級王者スーパーボン・シンハ・マウインとジョー・ナタウットの意外にも初対決、ムエタイルールの一戦が組まれた。日本人の試合でONE FFに興味を持ったファンの方には、是非継続して後半戦を見てもらい、ONEムエタイの現在を知っていただきたいラインナップだ。

■放送予定
9月27日(金・日本時間)
午後9時30分~U-NEXT

<ムエタイ・フェザー級/3分3R>
スーパーボン・シンハ・マウイン:69.67キロ
ジョー・ナタウット:69.49キロ

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
ノンオー・ハマ:65.59キロ
カムラン・ナバティ:65.77キロ

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
ナビル・アナン:65.68キロ
ソー・リン・ウー:65.22キロ

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
スーブラック・トー・プラン49:65.68キロ
クラップダム・ソー・チョー・ピャッウータイ:65.59キロ

<ムエタイ・ストロー級/3分3R>
サムエー・ガイヤーンハーダオ:56.25キロ
アクラム・ハミディ:56.06キロ

<ムエタイ・フェザー級/3分3R>
シャドウ・シンハ・マウイン:70.13キロ
モハメド・シアサラニ:69.49キロ

<ムエタイ・140ポンド契約/3分3R>
スアキム・ソー・ジョー・トンプラジン:63.41キロ
オーティス・ワグホーン:63.50キロ

<ムエタイ・133ポンド契約/3分3R>
ジャオスアヤイ・モー・クルンテープトンブリー:60.24キロ
スリヤンレック・ポー・イェンイン:60.15キロ

<キック・フライ級/3分3R>
武尊:60.96キロ
タン・ジン:61.05キロ

<キック・バンタム級/3分3R>
秋元皓貴:65.14キロ
イリアス・エナッシ:65.32キロ

<ムエタイ・132ポンド契約/3分3R>
小笠原瑛作:59.24キロ
リッティデット・ソー・ソンマイ:59.60キロ

<キック・フライ級/3分3R>
陽勇:60.69キロ
ユセフ・サード:60.87キロ

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