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【パンクラス】速報中!PANCRASE 359

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【第1試合 ミドル級】
○岡村寿紀(リバーサルジム川口リディプス)
(3R TKO)
×北英将(暁道場)
試合が動いたのは2R中盤。岡村がプレスを掛けてケージ際でのスタンドでの打ち合い。岡村のパンチがヒットして北はダウン。パウンドを集中するが北はディフェンスを固めて追撃許さない。このまま耐えてラウンド終了。
3R、北のタックルを切った岡村。北を亀にしてバックに周ると側頭部のパウンド。動けない北を見てレフェリーが試合を止めた!


【第2試合 バンタム級】
○小間駿史(ストライプル取手)
(判定3-0)
×近藤悠真(NO FACE GYM)
1R、開始直後に胴タックルで組み付いた小間。スタンドでバックに張り付く。しかし近藤は時間をかけて正対。スタンドで距離が離れる。打撃の交差が続く中、小間がタックルでテイクダウンに成功。バックに周るとチョークを極めたがタイムアップ。
2R、開始直補からしつこく組み付く小間。テイクダウンに成功。しかし近藤は下から腕十字。だが小間は冷静に対象。腕を抜いて上をキープしていたが近藤が下から蹴り上げてしまいイエローカードが出て減点1。再開するとまたも小間がタックルでテイクダウン。だが近藤はフロントチョーク。これは不発。このまま膠着してラウンド終了。
3R、スタンドの攻防からタックルを仕掛けたのは近藤。しかし小間はこれを切ってスタンドでバックに周る。大きな展開はないポジションをキープして主導権を確保。さらにテイクダウンするとバックに周ってチョークを狙う。長時間仕掛けるが決められずタイムアップ。判定は小間に軍配。


【第3試合 フライ級】
○天坂匡孝(サツキジム横浜)
(2R 肩固め)
×平野洋太郎(JAPAN TOP TEAM)
1R、開始直後から組み付いた天坂。スタンドでバックに周って平野の動きを封じる。平野は思うように動けく事が出来ない。天坂はそのままグラウンドに引きずり込むとチョークで絞め上げる。あわやの場面だったが平野は耐え抜いてラウンドを終えた。
2R、スタンドの攻防から組み付いた天坂がテイクダウンに成功。簡単にマウントを奪取。コツコツとパウンドで削る。バックマウントからマウントに移行して肩固め。動けない平野を見てレフェリーが試合を止めた!


【第4試合 フライ級】
×織部修也(ALMA FIGHT GYM PUGNUS)
(3R チョーク)
○稲垣祐司(NATURAL 9)


【第5試合 ストロー級】
×野田遼介(ALLIANCE)
(1R TKO)
○佐々木瞬真(THE BLACKBELT JAPAN)
1R、開始直後に野田がタックルでテイクダウンに成功。しかし佐々木がすぐにスイープしてスタンドの脱出。佐々木が逆にタックルでテイクダウンを狙う。片足タックルで倒すと強烈な右のパウンドを連打。動けない野田を見れレフェリーが試合を止めた!


【第6試合 フライ級】
×萩原幸太郎(パラエストラ八王子)
(1R KO)
○小林了平(SONIC SQUAD)
1R、開始直後に小林の右フックがヒット。スリップ気味にダウンした萩原はすぐに立ち上がる。タックルの仕掛け合い。お互い腰が重くテイクダウンし切れない。スタンドの展開が続く。終盤に入ると小林の右フックから左のフックがクリーンヒット。ダウンした萩原を見てレフェリーが試合を止めた!


【第7試合 コーメイン ストロー級】
×飯野タテオ(和術慧舟會HEARTS/5位)
(判定0-3)
○宮澤雄大(K-PLACE)
1R、出入りの激しい攻防。宮澤がタックルでテイクダウンするが飯野はすぐに立ち上がる。再び宮澤はタックルで組み付く。ケージ際での激しい差し合い。身体が離れると宮澤の右フックがヒット。飯野は前のめりのダウン。しかしすぐに持ち堪えて組み付く。すかさずスタンドでバックに周る。だが宮澤は冷静に対処。正対して逆にスタンドバックに周る。しかし飯野もすぐに正対。膝蹴りをヒットして崩すとスタンドでバックに周ったところでラウンドをを終えた。
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【Pancrase359】平田直樹選へ。カリベク・アルジクル・ウール「キルギスの漢は強くて、謙虚なんだ」

【写真】20時間の長旅とロストバゲージ。日本について8時間後に、この爽やかな笑み。そりゃあ強いだろう (C)MMAPLANET

明日9日(日)、東京都港区のニューピアホールで開催されるPancrase359。ダブルヘッダー、夜の部のメインでカリベク・アルジクル・ウール平田直樹と戦う。
Text by Manabu Takashima

バンタム級でタイトル挑戦権を獲得も、体重を落とせずフェザー級に階級を上げた。その初戦となった7月のISAO戦で107秒KO勝ちという圧倒的な強さを見せつけた。

今回は来日当日にリモートインタビューを行うと、長旅の末のロストバゲージという事態に陥っても、笑顔で取材に応じる心穏やかなカリベクがいた。どれだけの修羅場を潜り抜けてきたのか。何があっても動じることがなさそうなカリベクに、平田戦とキルギス人ファイターの強さについて尋ねた。


――ロストバゲージで、カリベクの荷物は中国に行ってしまったそうですね(※取材は6日に行われた)。

「そうなんだよ。なぜか、そんなことになってしまった。着替えもないよ(笑)。でもパンクラスの人がしっかりと対応してくれて、明日には荷物はホテルまで届けてもらえることになった」

――なぜ中国なのでしょうね……。

「アルマトイから中国の広州、そして日本というフライトだったからだと思う」

――今、サラリとアルマトイと言われましたが、アルマトイはキルギスでなくカザフスタンですよね?

「そうだよ。ビシュケクから車で5時間ぐらいかけて、アルマトイまで移動して飛行機に乗るんだ」

――!!!! なんと。そして荷物が1日遅れでやってくる。気が狂いそうにならないでしょうか。何より、ホームの日本人選手の方がコンディションを整えやすいのは絶対ですね。

「ハハハハ、起こってしまったことだからしょうがない。体調面に関しては10時間や時には15時間も飛行機に乗っているから、ちょっと厳しいというのはある。ただ試合は試合だ。キルギスで戦おうが、東京で戦おうが変わりはない。少し休めば試合当日は、しっかりと仕上がっている。全ては気の持ちようだよ」

――その心構えがあるからこそ、日本での2試合の合計試合タイムは、3分02秒なのですね。ところで7月のISAO戦ではフェザー級で戦いました。バンタム級時代と比較して、自らの動きをどのように感じましたか。

「減量が少なくなって、凄く体調が良かった。フェザー級の方がバンタム級時代よりも、動きは良かったよ」

――そのISAO戦に勝利しタイトル挑戦をアピールしましたが、今回は王座挑戦となりませんでした。

「そうだね、タイトルに挑戦したかった。でも、試合のオファーを貰えたしタイトル戦でなくても問題ない。今回の試合に勝って、次はタイトルに挑戦できればね」

――では対戦相手の平田直樹選手の印象を教えてください。

「ウェルラウンダーで手強い相手だ。試合を見る限り、レスリングが強くて打撃もできる。ただ、どのような局面でも、対応できるよ」

――パンクラスの過去2試合では、しっかりと組み技を見る機会がなかったです。グラップラーの平田選手と、組み技でやり合える自信は?

「ヒラタが優れたグラップラーだからといって、特に試合前の練習内容を変えることはなかった。いつも打撃だけでなく、レスリングやグラップリングでもハードな練習を課しているからね。打撃、グラップリング、レスリング、穴のないように鍛えるために毎日2部練をこなしている。

立って打撃で戦うことになっても、レスリング、寝技になっても自信を持って戦える。僕の方が、背が高くてリーチも長い。つまり打撃でもレスリングでも僕にアドバンテージがある。まぁ、試合を楽しみにしてほしい」

――平田選手は「無事で終われるとは思っていない」、「翌週に妹の試合があるけど、セコンドには就けないと伝えた」と言っていました。

「プロとして、素晴らしい心意気だ。そして正しい。試合があるんだ。勝ちたいなら、試合以外のことを考える必要はない。例え妹の試合があってもね。僕もそうだし、試合のことだけを考えるからファンに試合を楽しんでもらえる。僕にとっても、イージーファイトにはならないだろう。ただ、勝つのは僕だよ。

メインイベンターとして、ファンのために最高にエキサイティングな戦いをする。ケージの中で、全てを出し切って戦うつもりだ」

――素晴らしい心がけですね。ところでアリベクもバンタム級からフェザー級に階級を上げて、世界中のMMAイベントでキルギスの65キロのファイターが活躍しています。カリベク以外のトップファイター4人の強さをどのように認識していますか。

■キルギスMMAフェザー級五将
一.RIZINフェザー級チャンピオン ラジャブアリ・シェイドゥラエフ
二.ONEフェザー級タイトルコンテンダー アクバル・アブデュラエフ。
三.パンクラス・バンタム級タイトルコンテンダー カリベク・アルジクル・ウール。
四.UFCフェザー級ファイター ムルタザリ・マゴメドフ。
五 Road FCフェザー級タイトルコンテンダー エルデュカルディ・ドゥイシェフ。

「基本的に皆、良い関係だよ。特にラジャブアリはタイ時代からとても近いし仲で、ビシュケクでも寝食を共にして練習も一緒にしてきた。アクバルも仲の良い友人の1人だ。彼は他のメンバーより、少し年上なんだ。練習をしていたし、グッドガイだよ。

エルデュカルディに関しては、名前は知っていたけど個人的に言葉を交わすような仲になったのは最近なんだ。ムルタザリとの関係は、もう少し長い。練習パートナーだったこともある。彼とは所属ジムは違うけど、同じビシュケクにあるジムだから交流があったんだよ」

――他の4人とカリベク、1位から5位までランキングを創るならカリベクは何位になりますか。

「アハハハハ。酷い質問だ。皆、強いから順番なんてつけることはできないよ(笑)」

――プロとして、自分が一番だという風にはならないのですすね(笑)。

「キルギスの人間は、謙虚なんだよ。特に強い漢ほど。どの国にも強いファイターはいるよ。でも、キルギスのファイターは強くて控えめなんだ(笑)。

ラジャブアリはRIZINのチャンピオンで、アクバルはONEのチャンピオンに勝っている。エルデュカルディもRoad FCでタイトルに挑戦する。ヒラタをISAOのように倒して、僕もパンクラスのベルトに挑戦する。神がその機会を与えてくれれば、僕もチャンピオンになる。ただ、今はヒラタとの戦いに集中している」

――押忍。ここまでキルギス人ファイターが世界中で活躍できるのは、なぜでしょうか。

「う~ん、分からないけど……厳しい練習をしているからじゃないかな。とにかくハードトレーニングを毎日している。秘密なんてない。ただ、ひたすらトレーニングをしているからだよ」

――実は日本のMMA界では羊肉を食べて、幼少期から馬に乗っている人間は強いといわれています。

「僕も自分の馬に、毎日のように乗っているよ。それにキルギス人ファイターがパワフルな要因の一つに、羊と馬の肉を食べているというのはあると思う。僕は大きなファミリーで生活しているから、自分たちの羊をファームで飼っているんだ。だから店で肉を買うことがない。

家にいる羊を捌いて、それを3、4日で食べきることもある。1週間に1頭の時もあるし、2頭の時もある(笑)。加工肉じゃなくて、自然で育った羊だからね。栄養価が高く、体に良いんだよ」

――プロセスフードにまみれている我々とは根本が違うのですね。

「キルギスに来てくれ。家でタップリの羊肉をご馳走するよ」


■視聴方法(予定)
11月9日(日)
Pancrase358=午後0時15分~U-NEXT
Pancrase359=午後4時55分~U-NEXT

■Pancrase359対戦カード

<フェザー級/5分3R>
平田直樹(日本)
カリベク・アルジクル ウール(キルギス)

<ストロー級/5分3R>
飯野タテオ(日本)
宮澤雄大(日本)

<フライ級/5分3R>
萩原幸太郎(日本)
小林了平(日本)

<ストロー級/5分3R>
野田遼介(日本)
佐々木瞬真(日本)

<フライ級/5分3R>
織部修也(日本)
稲垣祐司(日本)

<フライ級/5分3R>
天坂匡孝(日本)
平野洋太郎(日本)

<バンタム級/5分3R>
小間駿史(日本)
近藤悠真(日本)

<ミドル級/5分3R>
岡村寿紀(日本)
北英将(日本)

■Pancrase359対戦カード

<フライ級KOP決定戦/5分5R>
濱田巧(日本)
大塚智貴(日本)

<フライ級/5分3R>
ラファエル・リベイロ(ブラジル)
山崎蒼空(日本)

<バンタム級/5分3R>
合島大樹(日本)
神部篤坊(日本)

<フェザー級/5分3R>
糸川義人(日本)
清水博人(日本)

<2025年ネオブラッドTバンタム級決勝/5分3R>
佐藤ゆうじ(日本)
白井誠司(日本)

<2025年ネオブラッドTフライ級決勝/5分3R>
柴山鷹成(日本)
本川ハルアキ(日本)

<2025年ネオブラッドTストロー級決勝/5分3R>
渋井宏行(日本)
氏原魁星(日本)

<フライ級/5分3R>
平賀丈一郎(日本)
大鹿烈毅(日本)

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【Pancrase358】RTU出場を見据えて――リベイロ戦に臨む山崎蒼空「新チャンピオンより強いと証明したい」

>【写真】コンディションの良さがうかがえる(C)SHOJIRO KAMEIKE

9日(日)、東京都港区のニューピアホールで開催されるPancrase358。昼夜興行の昼の部となる当大会で、山崎蒼空がラファエル・リベイロと対戦する。
Text by Shojiro Kameike

2023年のプロデビュー以来、7戦無敗。ネオブラ優勝を経て2025年からBreakthrough Combatで国際戦を経験していた山崎が、1年2カ月振りのパンクラス参戦となる。前回のインタビューで発覚した目の負傷も癒え、UFCを目指して戦う山崎がリベイロ戦への自信を語ってくれた(※取材は10月31日に行われた)。


フィニッシュすることへの意識は高くなりました。そこを求めていかないと格闘技じゃないなと思って

――リベイロ戦の話の前にまず、目の負傷が癒えていて良かったです。

「ありがとうございます(笑)。もう万全で大丈夫です。前回のインタビューが目を負傷した直後でしたよね」

――はい。5月に行われたザヒド・アフメド戦の振り返りインタビューで、取材は6月初旬でした。

「目は意外と早く治って――6月末ぐらいに長谷川賢さんから『8月にBreakthrough Combatで試合をしませんか?』と声をかけてもらい、自分もすぐ『やります』と答えたんですよ。結局は大会が流れちゃいましたけど」

――ここでも幻の8月ハセケン興行の話が……(笑)。ともかく、8月には試合ができる状態にまで回復していたのですね。ただ8月の試合が流れた時点で、年内のスケジュールについては、どのように考えていましたか。

「Breakthrough Combatの試合が決まった1週間後ぐらいに、パンクラスさんから9月大会でリベイロ戦のオファーを頂いたんです。でもBreakthrough Combatのほうが先に決まっていたので、パンクラスさんは11月大会でお願いできないかという話をしました。だからこの11月大会は確実に出る予定で、スケジュールを組んでいましたね」

――そうだったのですね。しかし8月の試合がなくなり、「やはりパンクラスの試合を9月に……」という気持ちになったのではないですか。

「実はパンクラスさんから、そういうお話も頂きました。でも自分のほうが体重を戻してしまっていて……。であれば11月大会に向けて、しっかりとつくり直したほうが良いと思ったんです」

――前回のインタビューは試合後とはいえ、かなり頬もふっくらしていました。目の負傷と同様、体重のほうも気になっていて。

「アハハハ。自分は通常体重が重くて、すぐ体重も戻ってしまうんですよ(苦笑)。

去年はネオブラのトーナメントで試合スケジュールが決まっていたので、普段から節制していました。試合が終わって1週間後ぐらいから、また減量——という生活で。でも今年はそういう間隔で試合をしていないから、普段は練習して食べていたら体重も結構増えちゃいますよね。だから通常体重も重くなってしまいました」

――フライ級リミットまで落とすのは、かなりキツイですか。

「キツイというわけではないですね。ただ、減量幅は大きいと思います」

――しかし試合10日前で顔の周りもスッキリしている。減量幅は大きいけれども、順調に落とすことができているのですね。

「すごく順調です。問題なく」

――山崎選手は毎回、試合であれだけパワーを発揮できる。それは試合直前にガッと落とすのではなく、減量幅が大きい分パワーを残しながら、ゆっくりと落としているからでしょうか。

「そうかもしれないです。急激に落としすぎると、やっぱりパワーもスタミナも落ちてしまいますから。今の時点で残り6キロ、最後に水抜きで4キロ落とすぐらいです。

実際、前回のアフメド戦は試合中にガス欠してしまいましたからね(苦笑)。あの時は直前で対戦相手も試合の契約体重も変更になって、試合直前にバッと落としたんですよ。さらにリカバリーにも失敗して、計量後に戻しすぎてしまって。だから体もむくんじゃっていましたし」

――それだけ減量幅があっても順調に落とすことができるので、やはりバンタム級よりフライ級で戦うほうが良いと。

「正直、バンタム級でも試合できます。国内で試合をするうえではバンタム級でも全然問題ないですよ。でも世界を見た時に――UFCを目指しているので、そのためにはフライ級だなって思います」

――UFCの話でいえば、来年のRoad to UFCを目指すなか、8月の試合が流れた時点で軌道修正は考えたでしょうか。

「11月に試合があることは分かっていたので、軌道修正は考えていなかったです。普通に試合で良いパフォーマンスを見せて、フィニッシュすれば評価してもらえると思っています。次の試合では勝ち方が重要になりますよね」

――前回のインタビューでも、フィニッシュに繋がるように意識して動くという言葉がありました。

「去年からフィニッシュすることへの意識は高くなりました。RTUに限らず、そこを求めていかないと格闘技じゃないなと思って」

ここで良い勝ち方ができれば、RTUの話もあると自分の中では考えています

――意識は変わった。では実際の動きや技術面はいかがですか。

「組み技でも打撃でも、どの選手とやっても負けないです。自分より階級が重い選手が相手でも問題ないので。今すごく自信があるんですよ」

――そういえば目を負傷したのは、岡野選手のパンチを受けた時でしたよね。

「そうですね。岡野さんの右ストレートがタイミング良く入っちゃって」

――練習に復帰してから、岡野選手にやり返したのではないですか。

「やり返しているかどうかといえば……やり返しているかもしれないです(笑)」

――アハハハ! 岡野選手はライト級からウェルター級で戦っているファイターです。その岡野選手を相手に、やり返すわけですね。

「はい。自分の場合、一番驚かれるのはフィジカルです。組み力もフライ級の選手ではない、ってよく言われます。技術面も向上していますけど、自分のフィジカルは軽量級の中では抜けていると思うので」

――なるほど。今回は同じ大会で、仕切り直しのフライ級KOP決定戦が行われます。

「今回の試合で、自分のほうが強いかどうか分かると思っています。以前、濱田選手はリベイロと試合をしているじゃないですか(昨年7月、濱田が判定勝ち)。新しいフライ級のチャンピオンが決まっても、勝ち方で自分のほうが強いと証明したいですね。ここで良い勝ち方ができれば、RTUの話もあると自分の中では考えています」

――RTU出場の向けて大きなポイントになるであろう、対戦相手のリベイロ選手の印象を教えてください。

「良い選手だとは思いますけど、スピードも自分のほうが上だと思うし、組技も絶対負けない。問題ないと思っています」

――リベイロのようなタイプは得意ですか。

「得意ですね。相手のほうから出てきてくれるから良い、と思っています。カウンターも併せやすいし、テイクダウンもしやすくなって。展開をつくってきてくれるほうが、自分もやりやすいですね。しっかり体重もつくって、最高のパフォーマンスを見せます。ぜひ楽しみにしてください!」

■視聴方法(予定)
11月9日(日)
Pancrase358=午後0時15分~U-NEXT
Pancrase359=午後4時55分~U-NEXT

■Pancrase358 対戦カード

<フライ級KOP決定戦/5分5R>
濱田巧(日本)
大塚智貴(日本)

<フライ級/5分3R>
ラファエル・リベイロ(ブラジル)
山崎蒼空(日本)

<バンタム級/5分3R>
合島大樹(日本)
神部篤坊(日本)

<フェザー級/5分3R>
糸川義人(日本)
清水博人(日本)

<2025年ネオブラッドTバンタム級決勝/5分3R>
佐藤ゆうじ(日本)
白井誠司(日本)

<2025年ネオブラッドTフライ級決勝/5分3R>
柴山鷹成(日本)
本川ハルアキ(日本)

<2025年ネオブラッドTストロー級決勝/5分3R>
渋井宏行(日本)
氏原魁星(日本)

<フライ級/5分3R>
平賀丈一郎(日本)
大鹿烈毅(日本)

■Pancrase359 対戦カード

<フェザー級/5分3R>
平田直樹(日本)
カリベク・アルジクル ウルル(キルギス)

<ストロー級/5分3R>
飯野タテオ(日本)
宮澤雄大(日本)

<フライ級/5分3R>
萩原幸太郎(日本)
小林了平(日本)

<ストロー級/5分3R>
野田遼介(日本)
佐々木瞬真(日本)

<フライ級/5分3R>
織部修也(日本)
稲垣祐司(日本)

<フライ級/5分3R>
天坂匡孝(日本)
平野洋太郎(日本)

<バンタム級/5分3R>
小間駿史(日本)
近藤悠真(日本)

<ミドル級/5分3R>
岡村寿紀(日本)
北英将(日本)

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45 MMA MMAPLANET o PANCRASE pancrase347 船田侃志 野田遼介

【Pancrase347】テイクダウンからノンストップで殴り続ける船田が野田を判定で下し、デビュー以来3連勝

【写真】互いにノンストップの好勝負を船田が制した(C)MMAPLANET

<ストロー級/5分3R>
船田侃志(日本)
Def.3-0:30.27.29-28.29-28.
野田遼介(日本)

※詳細は後ほどアップします


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45 ARAMI KAREN MMA MMAPLANET o PANCRASE pancrase347 SARAMI YouTube   エジナ・トラキナス カリベク・アルジクル・ウルル ギレルメ・ナカガワ ソルト パンクラス ホン・イェリン ホン・ソンチャン 万智 久米鷹介 井村塁 佐藤生虎 天弥 安藤武尊 押忍マン洸太 栁川唯人 武尊 沙弥子 泰斗 海外 渡邉史佳 端貴代 粕谷優介 糸川義人 葛西和希 藤野恵実 野田遼介 雑賀ヤン坊達也

【Pancrase347】ホン・イェリン戦前のアトム級QOP SARAMI「塩漬けです。もう、ああいう勝ち方はない」

【写真】有終の美ではないかもしれないが、終わりを見て現役生活を全うしている (C)MMAPLANET

本日29日(日)、東京都立川市の立川ステージガーデンで開催されるPancrase347で、アトム級QOPのSARAMIがホン・イェリンとノンタイトル戦で戦う。
Text by Shojiro Kameike

3月に同王座決定トーナメント決勝で沙弥子を48秒で下したSARAMIにとって、あの右ストレートで一発の勝利は何を意味したのか。その後、パンクラスイズム横浜を離れ、毎日のように違う場所でトレーニングの日々を送る。

「この生活も長くは続けられない」というSARAMIに3月のKO劇と今、そして──これからについて尋ねた。


――もう次の日曜日にホン・イェリン戦を控えているSARAMI選手ですが、今一度3月のアトム級王座奪取について話をきかせてください。見事過ぎる右ストレート一発のKO劇。格闘技生活で、一番の喜びようだったのではないかと。

リモート取材を行った24日の時点では、藤野恵実につけられた傷が残っていた

「あの瞬間は『嘘でしょ!!』っていう感じでした」

──そこから笑顔の時間が、凄く長かったです。

「アハハハハハハ。北岡(悟)さんや、矢澤(諒)君は『パンチで倒す』と思っていたらしいです。いつか、パンチで倒すと。北岡さんにはずっと前から言われていました。でも、私はできないだろうって思っていたんです。女子で一発KOなんて、ないじゃないですか。まさか自分がするなんて思っていなくて(笑)。打撃に自信があるわけじゃないので」

──ただ、あのパンチです。練習をしてきて、成長しているという風に自分で感じることはなかったですか。

「自分の右のパンチが凄く強いという実感はありました。打ち方とかも、凄く考えてきたので。それは分かっていたけど、試合でソレを出せるとは思っていなかったです」

──あの勝ち方をこれからも続けたいという想いは?

「ないです」

──本当ですか。それを想って戦えないかもしれないですが、どこか少しでも残っていないですか。

「えぇぇ……。また、したい気持ちはありますけど。アレを狙うと、絶対にできないです。自分の攻めをしているなかで、ああいう偶然が起これば良いかなって。あのパンチを狙うと、自分のスタイルが崩れてしまいます。私の試合はドロドロで、勝つ時も負ける時も。殴り合いって誰でもできるので、それは余り格好良いとは思えないんです」

──練習仲間、女子選手たちの反応はどうでしたか。

「びっくりしていました。練習では私は打撃が上手くはないので。男子も女子も当てっこゲームが上手な人が、練習では打撃は上手です。思い切り打てないから、試合とは違うと思っています」

──ぶっちゃけてKO勝ちとタイトル奪取、どちらの方が嬉しかったですか。

「一発KOです」

──ずっと練習を続けてきて、あのKO劇があって良かったと本当に思います。

「私の人生にこんなことがあるんだって。本当に。私、格闘技の試合で勝って、お客さんが盛り上がる瞬間──あの気持ち良さって多分、結婚式をする時の気持ち良さよりも上だと思うんです。なのに、あんなKO勝ちしちゃうと、もう最高ですよ」

──そんなタイトル奪取後、所属先が整体北西に変わりました。

「もともとトーナメント中もパンクラスイズムで練習するのは1度か2度で。ジムの面子も変わっていく中で、私が格闘技をやる場所はイズムではなくなってきたように思えたんです」

──練習場所が所属名になったわけではないですよね。

「ハイ。私がずっと体を見てもらってきた整体です。北西(英司)さんはパンクラスができた頃から、選手の体を診ていて、格闘技の試合も物凄く見ている人で。フォースタンス理論に出会えたから、こっちに出てきて少し結果を残せたと思っています」

──イズムを離れる時、どこかジムの所属になろうと考えることはなかったですか。

「それは今も迷っています。決まった練習場所があることは大切だと思うので。ただ試合がもう決まっていたから、そこままという感じできました」

──今、練習場所はどういう風になっているのでしょうか。

「なかなか、色々なところに行っています。行動範囲は相当に広いですよ(笑)。女子選手がいるところに、練習に行かせてもらっていて」

──では万智選手ばりに1週間のルーティンをお願いします。

「月曜日は朝から仕事をして、夜は坂口道場に行きます。火曜日は昼ぐらいにKRAZY BEEに行き、夕方は元町にあるクロスフィットでパーソナルトレーニング。夜はカルペディウム三田のレスリングクラスに参加したり、しなかったり。水曜日は1日仕事をして、行けたらファイトベースに。木曜日も1日仕事して夜に東中野のトイカツ道場。金曜日は昼にマスタージャパンでグラップリング、夕方は国立に体の使い方のコンディショニング・トレーニングに行って、夜に整体をして帰って来ます。

土曜日は朝から仕事をして、夕方に千葉の市川市にあるトランセンド・ジムでロッキー川村さんにミットを持ってもらっています。で日曜日の朝にJTTに女子練習ですね(笑)」

──仕事をしながら……ですよね。1週間で7位置の練習を。

「やばいですよね(笑)」

──その原動力は何なのでしょうか。

「不安だから。やらないと不安なんです。もちろん毎週 、完璧にやっているわけじゃないですけど、この生活と練習を維持するには心もお金も、体力も大変です」

──そうですよね。

「だから、これをずっとやっていられないなって。引退も近いのかなって思っています」

──それでも結婚式よりも嬉しいモノがMMAでの勝利なわけですよね。

「結婚式をしたことないんですけどね(笑)。私は結婚して子供も欲しい。だからずっとできない」

──そうなると限られた試合のなかで、今回はタイトルマッチでないですが、その辺りはどのように思っているのですか。

「ホン・イェリン戦が用意されたことに、全く不満はないです。ちゃんと強い相手ですし、国際戦が戦いたかったので。用意してもらった相手に、今の全てをぶつけます。対戦相手の格とか関係なく、準備したことを全て出します」

──それは右ストレートですね(笑)。

「違います(笑)。塩漬けです。もう、ああいう勝ち方はないし、一度したから思い切り漬けにいけます(笑)」

──女子は比較的行き来ができていますが、これからのキャリアをどのように考えていますか。

「目標がなんなのかよくわからない状況ではあるんですけど、海外でやりたいです。もう日本人は皆やったし、今さら新しい子とやる必要はないかなって。めちゃくちゃ強い外国人にメチャクチャにやられたら、辞めることができるかなって」

──刹那的ですね。

「もう私、敵わないんだっていう経験をしたら辞められるかなって」

──その将来を望むとしても、メチャクチャ強い外国人を戦うためには次の試合でしっかりと勝つ必要があるかと思います。どのような試合にしたいですか。

「…………(じっくりと考えて)、攻め続ける。とにかく攻め続けます」

■視聴方法(予定)
9月29日(日)
午後12時40分~U-NEXT

■Pancrase347 計量結果

<ライト級KOP選手権試合/5分5R>
[王者] 雑賀ヤン坊達也:70.15キロ
[挑戦者] 久米鷹介:70.3キロ

<ストロー級QOP選手権試合/5分5R>
[王者] ソルト:51.95キロ
[挑戦者] 藤野恵実:52.1キロ

<ウェルター級KOP選手権試合/5分5R>
[王者] 押忍マン洸太:76.95キロ
[挑戦者] 佐藤生虎:77.1キロ

<ライト級次期挑戦者決定/5分3ラウンド
葛西和希:70.55キロ
天弥:70.65キロ

<女子アトム級/5分3R>
SARAMI:48.05キロ
ホン・イェリン:47.75キロ

<バンタム級/5分3R>
井村塁:61.4キロ
カリベク・アルジクル・ウルル:61.65キロ

<ライト級/5分3R>
粕谷優介:70.7キロ
ホン・ソンチャン:70.5キロ

<女子フライ級/5分3R>
端貴代:56.65キロ
渡邉史佳:56.8キロ

<女子ストロー級/5分3R>
KAREN:52.1キロ
エジナ・トラキナス:51.9キロ

<フェザー級/5分3R>
糸川義人:65.9キロ
栁川唯人:65.95キロ

<ストロー級/5分3R>
野田遼介:52.5キロ
船田侃志:52.55キロ

<バンタム級/5分3R>
安藤武尊:61.45キロ
ギレルメ・ナカガワ:61.55キロ

<2024年ネオブラッドTフライ級決勝/5分3R>
岸田宙大:56.7キロ
山﨑蒼空:57.1キロ

<フライ級/5分3R>
時田隆成:56.95キロ
齋藤楼貴:56.95キロ
 
<バンタム級/5分3R>
友寄龍太:61.1キロ
渡邉泰斗:61.5キロ

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45 MMA MMAPLANET o ONE ONE FF65 キック 本田良介 野田遼介

【ONE FF65】ダウンを喫しても諦めない野田。最終Rにマウント&パンチの本田が、激闘を制す

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
本田良介(日本)
Def.3-0
野田遼介(日本)

サウスポーの本田に対し、野田が左ロー、関節蹴りを繰り出す。右前蹴りも見せた野田に、本田は左ミドルを入れる。互いにハイを見せると、野田は内回し蹴りからワンツー、そしてスリー&フォーとコンビを繰り出す。右ジャブ、左フックを返す本田は、左ストレートをヒットさせる。さらにワンツーで前に出てきた野田にカウンターのワンツーを決めダウンを奪うと、試合はグラウンドへ。フックガードの野田に対し、本田は腰を上げてパンチを落とす。野田はクローズドを取るが、本田は鉄槌を打って野田をロープ際に追い込むと力強いパンチを連打していく。

ブレイク&頭を中に向けて試合がリスタートすると、本田はハイガードに足を抜いてパスを仕掛ける。潜りからシングルの野田にエルボーを落とし、ギロチンに捕えた本田はマウントを奪取、そのまま背中を反り反転する。野田も足を抜いて回転してエスケープ──直後にラウンド終了となった。

2R、野田の蹴りに、ワンツーを放つ本田。野田も右を返すが、前蹴りに左を受ける。野田は左ハイをキャッチされると、引き込んで足関節。トップ狙いに切り替えつつ、本田をスクランブルに誘い込みギロチンへ。頭を抜いた本田が、トップを取る。ラバーガードからエルボーの野田は、四角狙いも本田は頭を抜いて足を一本超える。野田はクローズに戻すが、本田は枕から左足を抜く。ハーフで殴られる野田は、バタフライガードからクローズドを取り直す。手首を取れない野田は鉄槌を落とされ、腕十字も察知される。

しかし、本田が十字の対処で胸を張って顔面ががら空きになったところで野田はパンチを下から打っていく。さらに鉄槌を続ける野田だったが、ヒザを突き出され腕十字は不発に。残り30秒、レフェリーがブレイクを命じ試合がスタンドに戻る。ここでワンツーを放った野田は、本田のスピニングバックキックにも連打を狙って前に出た。

最終回、2R終盤にはやや疲れたみえた本田だが、敢えて息を整えていたのか。──序盤の動きが気になるところだ。と、劣勢でも動きが止めない野田はミドルからボディにコンビ、続いて顔面にもワンツーを入れる。手数と勢いで圧される本田だったが、野田の頭が口に当たり試合が中断。

再開後も勢いをつけて前に出る野田が左を当て、シングルへ。すぐに離れた野田は右ハイ、そしてボディから顔面にロングフックを伸ばす。野田は飛び込んで右を当てると、本田も右リードフックを返す。それでも前進を続ける野田が、頭から飛び込むように右オーバーハンドを繰り出す。かわした本田が左ミドルも、右から左を打たれる。ハイ、ワンツー、ボディ、さらにアッパーと手数が減らない野田が、左フックを被弾する。直後にテンカオを2度繰り出した野田は、パンチで本田を下がらせる。その本田は額をカットしており、またも野田の頭が当たる。

2度目ブレイクの間、コーナーで座る野田も疲れてきたか。それでも左、右を当てて前に出る野田がシングルレッグへ。本田のギロチンに背中をつけた野田は、ハーフで下になってしまう。本田はワキ差しパスからマウント奪取、パンチを連打する。背中を見せ、すぐに上を向いてエスケープを図る野田を殴り続けた本田が、最後の攻勢で勝利を決定的に──。ウィナーコールは、リョースケ・ホンダ。本田良介がONE FFの戦績を2勝1敗とし、野田は初陣を落とした──両者の熱戦だった。


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45 MMA MMAPLANET o ONE ONE FF65 RYO エディ・ブラボー パンクラス ライカ ルンピニー 佐藤将光 八田亮 山北渓人 本田良介 藤井伸樹 野田遼介 青木真也

【ONE FF65】本田良介戦へ、野田遼介「僕が目指すMMAを完成させているのが本田選手」

【写真】7カ月の長女、波瑠花(はるか)ちゃんと (C)SHOJIRO KAMEIKE

30日(金・現地時間)、タイはバンコクのルンピニースタジアムで開催されるONE Friday Fights65に野田遼介が出場し、本田良介との日本人対決に臨む。
Text by Shojiro Kameike

野田といえば、そのアグレッシブなスタイルからは想像できない高音ボイスの持ち主だ。今回ONE初参戦ということでインタビューしたところ、その高音ボイスの話なんて簡単に吹っ飛んでしまう衝撃的なエピソードが次々と出て来る――生粋のファイターだった。


『アメトーーク!』と『グラップラー刃牙』

――現地到着直後にインタビューを受けていただき、ありがとうございます(※取材は28日、夜に行われた)。リモート画面が繋がった瞬間、お子さんが映って驚きました。ご家族と一緒にタイ入りしているのですか。

「はい。妻がセコンドに就くので、子供も連れてきました。妻は悠花というリングネームで、パンクラスで1試合やっているファイターなんです」

――そうだったのですね! 今回はONE初参戦で本田良介選手と対戦することとなりました。試合が決まったあとにSNSで、ご自身が現地でタイ人に間違われないか心配されていましたね。タイ人っぽいルックスということで……。

「先ほどタイの空港に着いて飛行機から降りる時に、ゲートが二つあったんです。一つは外国人用のゲートで、もう一つはタイ人用ゲートと、妊婦さんや小さな子供連れの家族優先のゲートが一緒になったものでした。すると僕たちは真っ先に後者のゲートへ案内されて……。その理由が、僕たちが小さい赤ちゃんを連れていたからなのか、タイ人と思われたのかが今も分かりません(笑)」

――アハハハ! 小さいお子さんを連れて帰国したと思われたのかもしれません。いずれにせよ、のっけから最高のエピソードです。ところで野田選手は三重県出身なのですよね。

「三重県尾鷲市という、どちらかといえば和歌山や奈良に近い場所です」

――地元の尾鷲市で格闘技を始めたのですか。

「初めて触れた格闘技は少林寺拳法と柔道で、それが高校に入ってからでした」

――なぜ高校に入ってから少林寺拳法と柔道を始めようと思ったのでしょうか。

「中学3年生の時に受験勉強をしていた当時、テレビ番組の『アメトーーク!』が好きだったんですよ。そのなかで『グラップラー刃牙芸人』の回がメチャクチャ面白くて。一緒に視ていた姉が翌日に『グラップラー刃牙』を全巻買ってきて。受験勉強しながらチラチラ読んでいたら、世界最強の男になりたいと思い始めました」

――お姉さんも最高です! ただ、刃牙といえばシリーズ全体を考えても、当時かなりの巻数が出ていたと思いますが……。

「100巻ぐらいはあったと思います」

――凄い!!

「あと僕はもともとオタクというかアニメや漫画が好きで、長島☆自演乙☆雄一郎さんのことは知っていたんですね。ちょうど世界最強の男を目指し始めた年の大晦日に、自演乙さんと青木真也さんの試合があって。その試合から格闘技を見ていくうちに、青木さんの戦い方が好きになり、青木さんの影響で高校から柔道を始めました」

――もはや運命としか思えない展開です。MMAを始めたくても周囲にMMAをやる環境がなく、高校から少林寺拳法と柔道を始めたということなのでしょうか。

「正確に言うと、やっぱり刃牙の影響が強かったんです。まずは喧嘩に強くなりたくて……、結局は今まで一度も喧嘩をしたことがないんですけど」

――アハハハ、エピソード一つひとつが最高です。そもそも刃牙も喧嘩の話ではないですし。

「そうなんですよ。刃牙を読んでいると、目突きや金的がない戦いでは強さを証明することにはならないと感じました。そんな戦いに一番近いのは少林寺拳法だろうと」

――少林寺拳法には目突きと金的蹴りの攻防と練習がありますからね。

「たまたま町道場で少林寺拳法をやっている友人がいたんですよ。その友人と格闘技ごっこをしている時に、少林寺拳法の技で組み伏せられて。『これは強い!』と思って少林寺拳法を始めました。その少林寺拳法と並行して、高校は柔道部に入りました。

でも本当に格闘技が楽しすぎて、全然勉強しなくなってしまい――高校では赤点ばかりになりました(苦笑)。そこからいろんな格闘技を見ていくようになり、現代で一番強いのはMMAだと思って、MMAに移行していったんです」

――なるほど。ではMMAのために上京して、アライアンスに入門したのですか。

「はい。大学に入った年の夏休みに、プロ志望としてアライアンスに入門しました。表向きは大学進学のための上京ですが、実はMMAジムに通いやすい場所にある大学を探したんです。そんな不純な動機では、親に聞かれたら怒られるかもしれないですけど……。全ては『アメトーーク!』のせいです(笑)」

――野田選手の特徴といえば、綺麗な右ハイというか右の廻し蹴りと、現代グラップリングがマッチした試合ぶりです。あの右廻し蹴りは少林寺拳法で培ったものですか。

「特に少林寺拳法の蹴りというわけではないのですが、MMAを始める前に蹴りの基礎はあったとは思います」

――ではグラップリング技術はいかがですか。あまり柔道らしくない寝技といいますか。

「関係あるかどうかは分からないのですが、柔道時代は全く立ち技をやらない選手でした。柔道は小中高でルールが違います。小学校は絞技と関節技が反則で、中学校から絞技、高校から関節技が認められます。高校から始めた僕は、子供の頃から柔道をやっている選手に立ち技では勝てません。すると高校から認められる関節技で勝つしかない。だから高校で立ち関節とか狙っていました。体重を浴びせて極めなければ反則ではないので。

さらに抑え込みではなく関節技を極めるために寝技に引き込むスタイルを、柔道時代からつくり上げていたんです。柔道部では立ち技の練習がメインになっているなかで、僕はネットでエディ・ブラボーや柔術の動画を視てラバーガードやスパイラルガード、今でいうリバースデラヒーバを覚えていました」

――立ち技を重視しないスタイルでは、柔道部内で怒られませんか。

「怒られるというか、嫌われていました(苦笑)。合同合宿でも強豪校の選手に投げられまくるんですけど、寝技になると水を得た魚のように動きまくるので……。ただ、それはMMAのためだけではなくて。柔道をやるのは高校3年間だけだと決めていました。だからこそ、どうにか柔道で結果を残したい。柔道で勝つために自分のスタイルをつくっていました。

その面ではMMAをやるためにアライアンスに入ったことは良かったです。アライアンスって、選手によってスタイルが十人十色じゃないですか。ストライカーもいれば、藤井伸樹さんのようなグラップラーもいて。他のジムだと、それぞれジムのスタイルがありますよね。でもアライアンス代表の高阪剛さんは、選手の個性を尊重してくれるというイメージを持っていたので、アライアンスに入ろうと決めました。実際にジムでは高阪さんが個々のスタイルに合わせて戦術や戦略を考えてくださいます」

――他の選手とは違うスタイルを受け入れてくれるジムと出会うのもまた運命かもしれません。野田選手は2017年にパンクラスでプロデビューして4連勝後、ONEジャパンシリーズに出場しています(木内SKINNY ZOMBIE崇雅に1ラウンドKO負け)。当時からONE出場を目指していたのでしょうか。

「そうです。でもあの時に負けて、まずONE出場から後退してしまいました。さらにパンクラスでも山北渓人選手と八田亮選手に負けて——なのに今回ONEと契約することになるのは意外でした。ONEからオファーをもらえるとは思ってもみなかったです」

相手の得意なものを潰す

――そのONE初戦がまさか本田選手との日本人対決になるとは、こちらも想像もしなかったです。

「こういうことを試合前に言うと変かもしれませんが――本田選手のことがメチャクチャ好きなんです。相手に何もさせず制圧する。判定3-0で相手に1ポイントも与えない。そんな完全なドミネイトこそ一番強い勝ち方だと思っています。僕が目指すそんなMMAを完成させているのが本田選手ですよね。

昔、ジムの先輩から言われたことが今でも印象に残っているんですよ。『1ラウンドでKOされても、また次やってやろうと思う。でもフルラウンド塩漬けにされたら、もう一回戦いたいとは思わない』と。その言葉に影響を受けていて、完全に自分のほうが強いということを相手に見せつけたい。本田選手はそれができるファイターなんだろうと思います」

――確かにパンチを振り回す打ち合いの中でKO決着が生まれるよりも、15分もの間相手を抑え込み何もさせないほうが強さを感じる場合もあります。ただ、野田選手と本田選手では体型もファイトスタイルも異なりませんか。

「そこは僕なりのドミネイトというものがあります。ただ、理想のスタイルがあるわけじゃないんです。この○○の技、××の技というふうに技術で分かれていますね。……名前を出すと失礼かもしれないけど、あえて言えば佐藤将光さん。何でもできて、選手によってスタイルを変えることができるファイターが理想です。

たとえば山北選手と八田選手は、どちらも寝技が強いですよね。でもトップから強い山北選手に対してはボトムから勝負して、ボトムからが強い八田選手にはトップから勝負しました。どちらも結果は負けてしまいましたけど、それが僕の理想とするMMAなんですよ。自分の得意なものをぶつけるのではなく、相手の得意なものを潰すという考え方のほうが大きいですね」

――柔道時代と同じようにMMAでも対戦相手から一番嫌がられるタイプかもしれません。

「アハハハ! でも一番嫌がられるということは、一番強いということですよね。ONEでも、そんな強さを求めていきたいです」

■放送予定
5月31日(金・日本時間)
午後9時15分~U-NEXT

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45 AB DEEP Gladiator MMA MMAPLANET o ONE ONE FF65 イ・スンチョル サンザール・ザキロフ ツェルマー・オトゴンバヤル デヴィッド・バンギギ パンクラス ルンピニー 修斗 八田亮 山北渓人 本田良介 植松洋貴 野田遼介

【ONE FF65】ルンピニーで、リョースケ対決=本田良介×野田遼介が実現

【写真】実績では本田が上。野田が挑むという形の試合だ。その野田、勝利者インタビューでの声、話し方、マイクの持ち方が印象深い(C)MMAPLANET

30日(金・現地時間)、タイはバンコクのルンピニースタジアムで開催されるONE Friday Fights 65で本田良介×野田遼介という日本人ストロー級対戦が組まれている。
Text by Manabu Takashima

ムエタイ、MMA、そしてグラップリングと毎週のように日本人選手の試合が組まれているONE FFのMMAで、ついに同朋対決が組まれることとなった。


タイガームエタイ所属の本田は昨年12月にONE FFデビューを果たしデヴィッド・バンギギに判定勝ちも、3月に本戦級の力を十分持つサンザール・ザキロフにTKO負け。以来の再起戦となる。

パンクラス一筋、パンクラス代表としてONE Japan Seriesで修斗との対抗戦に出場経験のある野田は山北渓人、八田亮に敗れたのち昨年7月に植松洋貴を初回パウンドアウトして以降、初の実戦となる。

当初、野田は昨年12月と今年の3月にGladiatorに参戦したイ・スンチョルと対戦という話も伝わってきていた。イ・スンチョルはGladiatorフライ級トーナメント1回戦でツェルマー・オトゴンバヤルにマウントパンチでTKO勝ちも肩を負傷し、トーナメントから離脱していた。

聞くところによると、この試合でフライ級とのフィジカル差を痛感し、当初の予定通りONEストロー級を目指すことをイ・スンチョル陣営は決めたという。それでも負傷の回復待ちで、野田との試合は流れた。その結果、本田×野田のリョースケ対決in ルンピニーが組まれることに。

修斗ストロー級からDEEPフライ級でキャリアを積んできた本田と、パンクラス・ストロー級戦線を粘りの極め系ファイトでわかしてきた野田の顔合わせ。心情的にバンコクでの人材発掘&育成大会で日本人対決の必要性はあるのかと考えてしまうが、戦う当人とっては場所や国籍など関係ない。本戦契約に突き進むために、ただ星を落とすことができない従来通りの試合となる。


■放送予定
5月31日(金・日本時間)
午後9時15分~U-NEXT

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45 AB ARAMI DEEP DEEP JEWELS DEEP JEWELS45 DEEP Tokyo Impact DEEP Tokyo Impact2024#03 MMA MMAPLANET o ONE SARAMI YouTube   ジヒン・ラズワン パク・シウ パンクラス ライカ 万智 修斗 弥益ドミネーター聡志 本田良介 松田亜莉紗 澤田千優 藤野恵実 野田遼介 鈴木千裕

【DEEP JEWELS45】パク・シウと暫定王座&再起戦、万智「過去最強!! 勝って星花ちゃんと統一戦!!!!」

【写真】相変わらず、ド天然な元気っぷりを見せていた万智。悪霊に憑りつかれると思うほど、前回の敗戦は精神的にダメージがあったという(C)MMAPLANET

26日(日)に東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP JEWELS45でDEEP JEWELS暫定ストロー級王座決定戦=パク・シウ✖万智が行われる。
Text by Manabu Takashima

コロナ期より日本をターゲットにトップファイターを目指してきたパク・シウに対し、昨年11月にキャリア1年で同王座決定戦に出場し松田亜莉紗に敗れた万智。

あれから半年を経て万智はさらに天然振りを発揮し、天賦の才を磨いてきたのか。その言葉では、想像もつかない今の万智──だが、とにかくインタビューでは絶好調さとハードな練習振りが伝わってきた。


――日曜日にパク・シウ選手と暫定ストロー王座決定戦です。その前に昨年11月の松田亜莉紗選手とのタイトル戦、スプリット負けという結果に関してですが……コールを受けた時、どのように思いましたか。

「勝ったと思いましけど……もう、ねぇ……」

──口が曲がっていますよ。

「アレは勝っていました、万智が。だから、ポカーンと夢みたいですよね。ドミさん(弥益ドミネーター聡志)も試合後、コーナーで凄く喜んでくれていて。梅田(恒介)さんは微妙な顔をしていました。でも、試合後に映像をチェックして『勝っていた』と……。『角度の問題だ』って。万智のヒジが当たったのと、相手のストレートが当たったのと。相手のセコンドも万智が勝ったと思っていたように見えました」

──万智選手が勝っていたという意見は少なくないですが、勝った松田選手には何も非はなく。松田選手陣営は、勝ったことを否定する必要はないですし。

「そうですね。まぁ向うはラッキーで、こっちはラッキーじゃなかったということですよね(笑)」

──その敗北をすぐに消化できたのでしょうか。

「あのう……皆には『落ち込んでいない』って言っていましたけど、結構引きずっていました……。練習にいっても、やる気を失って続けていた感じで。あの試合に集中して、その後のことも何も考えないぐらいだったので。でも、皆だって万智が勝ったと言っていましたよ……」

──勝ったと思った試合を落としたことで、何か学んだことはありましたか。

「もっと攻めないといけないな、と。あれだけコントロールしていたけど、判定負けするってことは。フィニッシュを目指さないといけないと思うようになりました」

──まだ不満そうですね(苦笑)。

「でも、今回タイトルを掛けてまた戦うことができるので」

──この試合が決まったのはいつぐらいだったのでしょうか。

「実は3月大会にもオファーがあったんです。あの時は古傷の具合が良くなくて、パクちゃんと戦うには……。なので5月にしてもらったんです。ただ3月の時は、タイトルは掛かっていなくて日韓戦のような感じで組まれていたんだと思います。結果、ラッキーだなって(笑)」

──その辺りで吹っ切れたようですね。

「もう、やる気満々になりました。タイトル戦の前から、次にやるのはパクちゃんだっていう空気だったので。でも、試合が正式に決まった時から、気持ちが入りました。なんか、呪われているなって思っていたんです。練習は好きだから続けていても、やる気がでない。身が入らないから、悪霊に憑かれている。絶対に何かがいるって」

──そろそろホラー系になってきましたね(笑)。

「真剣にそう思って、お祓いにも行きました!!」

──えっ……。絶句です。

「でも、何も変わらないから(笑)。呪いじゃなかったです。アハハハハ、試合が決まったらめっちゃやる気が出て」

──いや……。

「そうなんです。試合がないから、目標を見つけることができなくてやる気が起こらなかっただけで(笑)。もう、決まってからはやる気満々です」

──パク・シウ選手とは練習仲間でもあったので、練習環境を変えないといけなかったのではないですか。

「そこはパクちゃんが、52キロ級に上げたことで練習をしなくなっていました。マスタージャパンの金曜日の練習に行くのも止めて。JTTに行くようにしたのですが、(伊澤)星花ちゃんが所属になったので、JTTにも気まずくて行けなくなって。金曜日の朝は急いで宇都宮に帰って、正午からZEROでムエタイの練習をするようになりました」

──急いで、というのは?

「木曜日は東中野のトイカツ道場で練習をしてから、中野の友達の所に泊まっていたんです。次の日はマスタージャパンの練習があったので。でも、パクちゃんが韓国に戻ったので、またマスタージャパンでの練習を再開しました」

──とはいえ、マスタージャパンの女子練習で一緒の藤野恵実選手も同じストロー級ですよね。

「ハイ。試合をするとなったら……。藤野さんが修斗のチャンピオンになったことはめっちゃ嬉しいです。ヤバいぐらい嬉しかったです。でも、戦うとなったら調整が必要になるかと思います」

──現状の練習のルーチンは、どのようになっているのですか。

火曜日のアライアンスの練習メンバーと。野田遼介は、1週間後のONE FFで本田良介とリョースケ対決がある──とか、ないかと……という話も

「月曜日は佐野のグロリアMMAでグラップリングとムエタイ。

火曜日はここ(アライアンス)。水曜日が手塚(裕之)さんのところと、那須のクロウフォレスト。もうクロウフォレストの練習大っ嫌いです。みなにボコボコにされて……」

──そこも、つまりは……。

「ハイッ!! それだけ良い練習をさせてもらっていることなんですけどね(笑)」

──押忍。そして木曜日は?

「八丁堀で津田(勝憲)さんのパーソナルでミットを持ってもらっています。それから東中野ですね。金曜日が今はマスタージャパンと、土曜日がパラエストラ松戸、IGLOOからゼロです。そして日曜日がマスタージャパンの女子練習です」

──休息日は無しですか!!

「若いんで(笑)。ヤングですから」

──ヤング……。

「アハハハハ。でも一部練習の日もあるので、休めてはいます」

──なるほど……なのか……。これだけ色々なところで練習をしていて、対策などを立ててくれるのは梅田さんなのですか。

「ハイ、そうです。あとドミさんもセコンドに就いてくれるので。手塚さんも……手塚さんは声出し係ですけど(笑)」

──アハハハハ。ともあれパク・シウ選手は大変な相手です。

「私も大変だと思っています」

──?

「私もパクちゃんからすれば、大変だと思います。差はないです。過去一番強いです。でも、皆が『パクちゃんは大変な相手』と思っていることは分かります。昔、練習でボコボコにされていたし。

でも、パクちゃんも警戒していると思います。女だから、差はそんなにない。同じ性別だし、男の人と試合をするわけじゃないので」

──女子練習以外は男の選手との練習が、今も主なのですね。

「ハイ。多いです。あとはマスタージャパンでチィちゃん(澤田千優)と。チィちゃんがジヒン・ラズワンとやるまでは水曜日はパンクラスイズムで一緒にやっていて。移籍したので、マスタージャパンでやるようになって……今、一番の練習パートナーです。チィちゃんとは打撃有りで、マ~ジでガチスパーをやっていて。マジでヤバいです。力は凄くあるし、凄く良い練習になっています」

──とはいえパク・シウ対策という面では、ストライカーとの練習も大切になってくるかと思うのですが……。

「対策練習はやっていないです。自分のやることをやっているので。それをいくつかのパターン持っていて、得意なことを伸ばしているのですが、打撃の練習も頑張っているので。コンビネーションも皆に褒めてもらっています。

MMAの打撃が上手くなっているっていわれます。ゼロでムエタイをしたこともいきて、津田さんのミットでMMAの打撃が伸びている。だから組みばっかりパクちゃんが警戒してきたら、打撃だけで戦っちゃうかもしれないですよ(笑)。テイクダウン前もテイクダウン後も、めっちゃくちゃ考えるようになっているので。組みのパターンも増えて、際を頑張れるように。

その部分ではIGLOOでの練習も凄くタメになっています。(山田)海南江さんには、メチャクチャにやられて。自分が何も考えられないぐらい、やられているんですけどね(笑)。クルクル回されて──その技を、教えてくれるんです。寝技では一番の練習をしてくれています」

──今日の練習では足関節もかなりトライしていました。

「足関節は得意です。MMAでは使ってこなかっただけで(笑)。足関はメッチャ得意ですっ!!」

──すごいドヤ顔ですね。過去最強バージョン、期待が高まってきます。

「そうなると思います。練習でやっていることを、試合で出すことができれば」

──そのために必要なことは何になると思っていますか。

「気合い」

──体言止めですか(笑)。

「気合いです。根性、気持ちです。そこがあればデキる。パクちゃんは10年振りのタイトルマッチらしくて……あんなに強いのにチャンスがなかったから、ここに掛けてくる想いが強いと思います。

でも私はタイトルマッチを前の試合で経験して、しかも負けているから失うモノがないチャレンジャーの気持ちで戦えます。思い切りいくだけ。だから気合いと気持ちで頑張ります」

──勢いがそのまま言葉になっているように感じます。

「実は『稲妻メンタル』を読んで、メンタルを鍛えてきました!!」

──鈴木千裕選手の?

「ハイ。書いていることは当然のように参考になります。同時に元気過ぎて、一気に読めない(笑)。元気過ぎて、こっちがやられてくるので、精神面のスタミナ強化になっています(笑)。でも、練習で疲れて元気がない時に読むと鈴木選手の『気合いッス』っていう言葉で元気になれるんです。で、気合いが入って来る。鈴木選手はもうこれだけ実績を残した。私は何もない。こんなままじゃヤバい。だから気合いッス!!」

──浜口京子さんに見えてきました。

「似ているって言われています(笑)」

──元気な万智選手であることは間違いないようです。では、最後に改めてパク・シウ戦について意気込みの方をお願いします。

「色々な場所で、色々な人達にサポートをしてもらっているので、皆に感謝している気持ちを持ってパクちゃんと戦います!!

SARAMIさんがパンクラスを獲った。藤野さんが修斗を獲った。次は万智がDEEPを獲ります。パクちゃんが勝っても、もう星花ちゃんが戦いたいってならないから、タイトルを返上しちゃうと思うんです。だから万智が暫定チャンピオンになって、星花ちゃんと統一戦をします」

■DEEP Tokyo Impact2024#03視聴方法(予定)
5月26日(日)
午後5時20分~U-NEXT、YouTube DEEP/DEEP JEWELSメンバーシップ、サムライTV

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MMA MMAPLANET o PANCRASE Pancrase336 植松洋貴 野田遼介

【Pancrase336】生まれた子供に捧げる勝利。野田が植松を前蹴りを効かせ、パンチ連打で仕留める

【写真】この気迫から試合後のギャップよ……(C)MMAPLANET

<ウェルター級/5分3R>
野田遼介(日本)
Def.1R3分18秒 by TKO
植松洋貴(日本)


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