夏休みも最終日。憂鬱な気分の方も多いのではないでしょうか。そんな中、オーストラリアのパース RAC ArenaではUFC 305: Du Plessis vs. Adesanyaが開催されます。メインはミドル級のタイトルマッチ。ドリカス・デュ・プレシ×イズラエル・ アデサニヤのアフリカ人対決が行われます。脂が乗ってきた王者プレシに対してアデサニヤが王者返り咲きなるか。さらに平良達郎が主戦場とすフライ級戦線を占うカイ・カラ・フランス×スティーブ・エルセグのランカー対決にも注目。本日もU-NEXTで観戦しつつ、電波と充電の続く限り速報します。乱筆乱文にはご容赦くださいませ。
【ウェルター級】
×リー・ジンリャン
(2R KO)
○カルロス・ プラチス
1R、お互いにローで様子を窺うかなり静かな立ち上がり。手数がなかなか出ないまま時間が経過。残り2分を切ったあたりでプラチスの左ストレートがヒットしたかジンリャンがバランスを崩すがすぐに立て直す。その後は逆にパンチの連打でプラチスを追い込むが、プラチスの左がクリーンヒット。ジンリャンは尻餅。だがすぐに立ち上がって打ち返してラウンドを終えた。
2R、前に出るのはプラチス。長いリーチを活かして左ストレート、テンカオ、ハイを放つ。ジンリャンはカウンターでパンチを返すが手数はプラチスが上手。終盤にはプラチスの左ストレートで腰を落とす。立ち上がるがプラチスは攻勢。左を連続でヒットさせ、最後も左フック。ダウンしたジンリャンを見てレフェリーが試合を止めた!
【ヘビー級】
×タイ・トゥイバサ
(判定1-2)
○ジャルジーニョ・ホーゼンストライク
1R、ヘビー級らしからぬ静かな立ち上がり。お互い警戒しているのかスタンドでのお見合いが続く。このまま大きな展開がないままラウンドを終えた。
2R、最初に仕掛けたのはトゥイバサ。左右の連打でホーゼンストライクをグラつかせる。しかし耐えたホーゼンストライクもパンチを打ち返す。だが、トゥイバサがローを放った瞬間に蹴り足を痛めたのかケンケンしながら後退。ホーゼンストライクはチャンスとばかりに間合いを詰めてパンチを打ち込むがトゥイバサはガードを固めて堪えてラウンド終了。
3R、2Rの流れからハードな打ち合いになるかと思いきや一転してスタンドの静かな展開。お互いになかなか手数が出ず見せ場を作る事が出来ないまま試合終了。微妙過ぎる判定はスプリットでホーゼンストライク。オーストラリアのお客さんは温かい。
【ライト級】
×マテウス・ガムロット
(判定1-2)
○ダン・ フッカー
1R、スタンドでの打撃の交差からフッカーのローに合わせてガムロットがタックルでテイクダウンに成功。フッカーの立ち上がり際にギロチンチョーク。これは不発。しかしスタンドに戻るとガムロットのフックでフッカーはグラつく。そのままグラウンドに持ち込んでパウンド。しかしフッカーは脱出してスタンドに戻ると逆にプレスを掛ける。ケージ際にガムロットを追い込んで左右の連打。これがヒットしてガムロットはダウン。すぐに立ち上がるが防戦一方。フッカーは仕留めに掛かるがタックルで誤魔化してラウンドを終えた。
2R、スタンドの攻防からガムロットがタックルでテイクダウン。ポジションを固めるがフッカーは脱出。スタンドに戻るとフッカーが前に出て圧力をかける。前蹴りを多用すると嫌ったガムロットはタックルに行くがフッカーはしっかり切ってテイクダウンを許さない。逆にギロチンを仕掛ける場面も。決定打こそないがフッカーがプレッシャーを掛けてラウンド終了。
3R、やはり前に出るのはフッカー。ガムロットは前蹴りを掴んでテイクダウンを狙うがフッカーはこれも切ってスタンドに戻る。こうなるとプレスを掛けるフッカー。前蹴り、細かいパンチで手数を稼ぐ。ガムロットは何度もタックルに行くがフッカーは切ってニンジャチョークを仕掛けて切り返す。最後までフッカーが攻勢のまま試合終了。判定はスプリットでフッカーに軍配。会場は大盛り上がり!
【フライ級】
○カイ・カラ・フランス
(1R TKO)
×スティーブ・エルセグ
1R、前に出るのはエルセグ。しかし手数が出ない。様子見か。逆にフランスはパンチを振るってアグレッシブに仕掛ける。しかしクリーンヒットがないまま試合は進行。中盤に入るとフランスの左フックでエルセグがダウン。だが足にしがみつくがフランスは脱出してスタンドの展開が続く。するとフランスがプレスを掛けると左右の連打。これがヒットしてエルセグはダウン。パウンドを浴びせたところでレフェリーが試合を止めた!
【ミドル級タイトルマッチ】
○ドリカス・デュ・プレシ
(4R チョーク)
×イズラエル・ アデサニヤ
1R、距離を置いたスタンドの立ち上がり。アデサニヤはローで様子を窺う。デュ・プレシはそれを嫌ってパンチを振るって前に出るがアデサニヤは素早く後退して回避する展開が続く。デュ・プレシはタックルに行くがアデサニヤがしっかり切ってスタンドに戻る。その後は決定的な場面はないがアデサニヤが細かいパンチ、ローを当てて攻勢。終了間際にボディをヒットさせてラウンドを終えた。
2R、打撃の交差からデュ・プレシがカウンターのタックルでテイクダウン。立ち上がるアデサニヤのバックに周ってグラウンドに引きずり込む。アデサニヤの身体を完全に伸ばしてチョークを狙う。終わったかと思いきや奇跡的にアデサニヤが立ち上がって脱出。するとデュ・プレシはガス欠。動きが止まったところにアデサニヤが左右の連打。デュ・プレシは棒立ちになるが苦し紛れの片足タックルでアデサニヤを捕らえるとスタンドでバックに周る。小刻みに側頭部にパンチを打ちながら体力の回復を図ってラウンド終了。
3R、打撃の精度はアデサニヤ。ボディを有効にヒットさせ、さらにミドルも蓄積。さらにハイを狙う作戦。それでもデュ・プレシはチャンスと見るやパンチを振るって前進。しかしアデサニヤは被弾するも素早く後退して回避。デュ・プレシはタックルに行くがこれがかわしてスタンドの状態が続く。デュ・プレシのスタミナ切れは明らか。アデサニヤはそれを見計らってボディをヒットさせるが何とかラウンドを終えた。
4R、デュ・プレシはスタミナを振り絞ってタックル。だが簡単に切られてしまう。スタンドに戻るとデュ・プレシは息が上がっているがパンチを振り回して前進。しかしアデサニヤは後退してかわすとボディを蓄積。だが諦めないデュ・プレシは圧をかけるとアデサニヤは転倒。すかさずデュ・プレシがバックに張り付くとグラウンドに持ち込んでバックチョーク!ガッチリ極まるとアデサニヤはタップ!大逆転でデュ・プレシが一本勝ち!