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【RIZIN男祭り】ヘビー級GP開催、ダニー・サバテロ×太田忍などワンマッチ4試合が追加決定

【写真】5月・7月・9月にまたがって行われるヘビー級GP。上田、スダリオ、シビサイの参戦が決まった(C)RIZIN FF

26日(水)、都内にて、5月4日(日)に東京ドームで開催されるRIZIN男祭りの追加対戦カードが発表された。

既に発表されていたフェザー級選手権試合=クレベル・コイケvsラジャブアリ・シェイドゥラエフ、ヒロヤvs篠塚辰樹に続いて、以下のMMAルール4カードが発表された。

さらに8名参加のヘビー級トーナメント、RIZIN WORLD GP 2025の開催も発表。この東京ドーム大会で一回戦を行ない、7月にセカンドラウンド、9月に決勝戦を行なう。優勝賞金は2000万円で、準優勝には500万。この日は8名中、日本人選手3名、海外選手3選手の6名の参加が発表された。残り2枠の選手とマッチメイクも含め、4月上旬には発表する意向のようだ。


フライ級:平本丈vs田丸辰
フライ級:山本アーセンvs富澤大智
フライ級:ジョン・ドットソンvs征矢貴
バンタム級:ダニー・サバテロvs太田忍

[RIZIN WORLD GP 2025参加選手]
スダリオ剛
シビサイ頌真
上田幹雄
ジョゼ・アウグスト
アレクサンダー・ソルダトキン
マレク・サモチェク

ワンマッチの注目はダニー・サバテロ。元Titan FC王者で、2022年のBellatorバンタム級ワールドGPでは準決勝まで勝ち進んだ。今年2月にRIZINと契約を結んだことが報じられており、いよいよ今大会でRIZIN初登場を果たす。(2023年7月の超RIZIN02でのBellatorパートでの来日経験はあり)またRISEでスーパー・フライ級、フライ級の2階級制覇を果たしたキックボクサーの田丸辰もRIZIN初参戦。東京ドームという大舞台でMMAに初挑戦する。

RIZIN WORLD GP 2025に参戦するヘビー級のジョゼ・アウグスト、アレクサンダー・ソルダトキン、マレク・サモチェクの3選手もRIZIN初参戦。アウグストはLFA代表選手としてのGP参戦で、戦績は10勝4敗。フィニッシュ率が80%というストライカーだ。Bellator参戦時のアンソニー・ジョンソン戦では試合中に右手を負傷しながらジョンソンをKO寸前まで追い込んだこともあり、LFAサイドが「男祭りに合う」とのことで自信を持って送り出すファイターだ。

ソルダトキンを送り出すFNC(Fight Nation Championship)は2019年に設立、クロアチアをベースに南ヨーロッパをメインターゲットに大会を開催しており、石井慧も参戦したことがある団体だ。ソルダトキンはFNCと契約→RIZIN参戦&GP出場のチャンスを掴んだ形で、MMA戦績は14勝5敗。フィニッシュ率は85%と高く、軍隊格闘技の使い手でもある。

サモチェクはKSWからの参戦選手で、KSWは2015年からRIZINが協力体制を築いている、日本でもお馴染みのヨーロッパ最大の団体。サモチェクはMMA戦績7勝4敗、フィニッシュ率56%で、打撃で前に出るアグレッシブなファイトスタイルが特徴。若手の名勝負製造機と呼び声が高いという。各選手のコメントは以下の通り。

田丸辰
「RIZINファンの皆さん、はじめまして。RISE二階級王者、キックボクサーの田丸辰です。今回MMAデビュー戦で、東京ドームという素晴らしい舞台を用意してくださったRIZIN関係者の皆さん、そして僕が今ここに立てているのはRISEのキャリアのおかげなので、RISEの関係者の皆さんにも本当に感謝しています。

RISEで年間MVPとか獲って、次のモチベーションを考えた時に新しいことにチャレンジしたいなと思ってて、今回いいタイミングでMMAの話が来て、東京ドームで試合ができるってことでとてもワクワクしています。僕の打撃はRIZINに出ている選手の中でも技術だけだったら誰にも負けていないと思うんで、今回打撃でしっかりKOしたいと思っているんで、楽しみにしていてください」

平本丈
「平本丈ですね。……皆様、はじめまして。RIZINが5月……これで以上です(笑)」(※明らかに別人が会見に登壇)

富澤大智
「まずこのRIZIN男祭りに参戦できることをとても嬉しく思っています。東京ドームは僕にとって凄い夢舞台で、今から正直凄い緊張しています。僕はBREAKING DOWNに出ているんで何かと色物扱いされることが凄い多いんですけど、俺は色物じゃねえよっていう。格闘家やってんだよっていうのをこの試合に勝ったらちゃんと証明できると思ってるんで、アーセン選手、俺、別にあなたのことを嫌いとか苛ついてるとか一切ないですけど、俺、試合当日はあなたのことをぶっ殺しに行くんで、混じりっけのない殺意でお会いしましょう」

山本アーセン
「どうも、お久しぶりです。KRAZY BEE&AUGHTY HOUSE所属の山本アーセンです。自分も前回の試合からちょっと間が空いちゃって、いろいろ不具合があったんですけど、やっと完璧になって自分が望んでいるようなチームもゲットしたタイミングで、榊原さんからこの東京ドームで試合させていただけるっていう、こんな光栄なことはなくて。

今、言ってもらった通り、本当に凄え真面目に格闘技をやってて、凄え心優しいファイターだって知っているから。でも、リングの上では殺し合うのが当たり前だからもちろん殺しに来てほしいし、俺も殺す気で行くから面白い試合しようね。絶対会場で面白いバチバチな試合するんで見ててください」

ジョン・ドットソン(※代読)
「アイ・アム・バック! 5月に征矢とリマッチすることになった。前回ベアナックル・ボクシングでボコしたが、今度は俺がMMAルールで全ての武器を解禁して、真の男がどのように戦うのか見せてやる。拳だけじゃなく、ヒジ、ヒザ、テイクダウンと柔術のフルコースを堪能してもらいたい。だからみんなには5月4日、会場で俺がベアナックルボクシングとMMAで、同じ相手に勝つ姿を観に来てもらいたい。征矢、準備はできているか? 俺はできている。やろうぜ」

征矢貴
「ドットソンのコメント、本当に素晴らしいコメントだったと思うんですけど、ベアナックルファイト、前回やったんですけど、2分5Rというね、短いラウンドでちょっと決着をつけるのは僕的には短かったかなと。5分3R、15分の中で必ずどちらかが倒れる、そんな試合をしたいと思っております。これはまあ仕切り直し、というかあの日の続きを東京ドームでやりたいと思っているので、1R目からお互いに正面衝突で、こっちもヒジ、ヒザ、蹴り、柔術、タックルなんでもありで、本当に正面から迎撃したいと思っています。

必ずあの日と違った結果になると思うので、僕がKOします。ドットソンにはベストコンディションで来てほしいですね。前回フライトのトラブルがあってゴチャゴチャやってたんで、今回は早めに日本に来てもらって、ベストコンディションのドットソンと正面切って殴り合いをします。応援よろしくお願いします」

ダニー・サバテロ(※代読)
「RIZINのみんな、ダニー・“イタリアンギャング”・サバテロだ。みんなに俺が日本で戦えるということに対して、どれだけ興奮しているかわかってもらいたい。日本に来て戦うことは長年の夢だった。だが、勘違いするな。俺はただリング上の相手をボコすために来るわけじゃない。RIZINバンタム級のタイトルを狙っている。俺はRIZINのバンタム級世界チャンピオンになる。必ず実現させる。それも最高に魅せるやり方でだ。RIZINルールは世界一魅力的なルールだ。

試合が圧倒的に面白くなる。俺にとっても最高だ。目の前に立つマザーファッカー全員の頭蓋骨にヒザを打ち込めるからだ。ダニー・サバテロの試合は例外なくエキサイティングなものになる。俺は相手を精神的に折るのではなく、圧倒的に潰す。最初の獲物はシノブ・オオタだ。心を折って、ビッチ野郎を圧倒的に潰してやる。数年前に奴を日本のリングでぶっ飛ばすと約束した。その約束を果たす時が来た。日本のファンはイタリアンギャングスターの来日に備えてほしい。そして、シノブ・オオタ、覚悟しておけ」

太田忍
「(サバテロは)口悪すぎないですかね。大丈夫ですか? THE BLACKBELT JAPAN、太田です。今回復帰戦で、前回怪我してしまって、手術明けの復帰戦なんですけど、いい相手を準備していただいて、榊原社長、ありがとうございます。向こうも気合い入っていると思うんですけど、僕もやっと戦えるようになったんで、しっかり準備して、ぶっ飛ばせるように準備したいなと思います。当日は全局面で圧倒して、僕の強さをしっかり見せつけたいと思っています。サバテロをもうRIZINに出たくないなって思うぐらい、RIZINルールでボコボコにしたいと思います。

あと男祭りなんでちょっと言わせていただきたいんですけど、秋元強真の相手はまだ決まっていないんですよね、榊原さん? 動画でも観たんですけど、僕、去年の年末から今年の年始、SNS上で結構やり合っていたんですけど、一回りも違う歳下に喧嘩売られてナメられて、僕はこのままで終わりたくないんで、良かったら男祭りなんで僕は全然1日2試合するんで。サバテロのことをナメてるわけじゃないですけど、サバテロの試合前のアップ代わりに1試合組んでいただけたら。検討お願いします」

ジョゼ・アウグスト(※代読)
「皆さん、ジョゼ・アウグストです。LFAを代表してヘビー級GPに参戦します。以前、ベラトールの93kg級で戦っていた時、RIZINとの対抗戦に呼ばれると思っていましたがそれは叶いませんでした。今はヘビー級に階級を上げて、未だ負けていません。私はプロで10勝をあげて、ようやく格闘技が生まれた国・日本で試合をすることができます。私は長年日本のファンで、今回の機会をもらえて日本の文化に触れ合えること、知ること、日本のファンと会えること、非常に嬉しく思います。私の試合は必ず気に入ってもらえます。だから皆さん、必ず会場に観に来てください」

アレクサンダー・ソルダトキン(※代読)
「アレクサンダー・ソルダトキンだ。私は軍隊格闘技の達人であり、MMAの達人だ。軍隊格闘技ワールドカップで2度優勝し、世界大会のメダリストでもある。そしてロシアの軍隊格闘技チャンピオンだ。RIZINに参戦することを嬉しく思う。試合に向けての準備は万全だ。次の試合に向けて、既に2カ月半のファイトキャンプを行なっている。RIZINは非常に大きくて有名な大会で、質の高いファイターが多く、話題になる試合を組んでいる。だからここで戦えることを嬉しく思う。こ

のグランプリは私にとって大きなチャンスであり、自分の実力を発揮し、日本のファンに見せる場所でもある。日本のファンに楽しんでもらうパフォーマンスをする準備と覚悟はできている。社長にも気に入ってもらえると嬉しい。早いペースで試合を作り、前進しかしない覚悟だ。今回、快く送り出してくれたFNCに感謝したい。オーナーのトライセンさん、マッチメイカーのアンテさんがくれた機会を活かしたい。私の試合を見ている人は既に知っていると思うが、私の試合は動きが多い。打撃で飽きさせない試合を提供する。格闘技の美しい動きを見せる。RIZINの母国で戦えることを光栄に思う。そして、私の実力を評価してくれたことに感謝したい。それには素晴らしくエキサイティングで美しい内容でお返しをしようと思っている」

マレク・サモチェク(※代読)
「はじめまして、マレク・サモチェクです。世界トップ団体の一つであるRIZINで戦えることは私にとって大変名誉なことであり、楽しみなチャレンジです。武道の国である日本で、自分の試合を見せられることが待ちきれません。このグランプリで自分のホームであるKSWと、母国ポーランドを代表して戦えることを誇りに思います。KSWの実力を世界に示して、母国のみんなに胸を張れるような戦いをしたいと思っています。

私は絶対に後ろに下がらない選手です。相手が誰であろうと、不屈の魂で戦い抜く覚悟でいます。私が格闘技を始めたのは、日本で活躍したミルコを見たからです。今度、様々な歴史が作られてきたこの舞台に私が立つ番です。必ず素晴らしい試合を見せますので、みんなで歴史に残るようなトーナメントにしましょう。では、5月にお会いできることを楽しみにしています」

スダリオ剛
「こんにちは、お久しぶりです。僕の予想よりはだいぶ早くグランプリをやることになったっていうのもあるんですけど、僕としては参戦してくる外国人の決まっている3人の選手、凄くやれるのは楽しみでもあるんですけど、シビサイさん、一緒に練習させてもらっていますけど、4年前ですかね?東京ドームで負けていますし、まあ僕はまだその時は格闘技を始めて半年の時なんですけど、そこから一昨年の年末に負けた上田幹雄もいるし、リベンジしたいその2人の選手もいる。僕は非常にモチベーションが高いし、一回戦目からやっていいと思っていますし、まあやらないとは思うんですけど、決勝か準決勝かで必ず3選手に勝ち上がってもらって、しっかりリベンジを果たさせてもらえたらと思っています。頑張ります」

シビサイ頌真
「大変お久しぶりです。シビサイです。しばらく怪我でちょっと試合を休んだりしていたんですけど、今回復帰戦、5月4日東京ドームでグランプリで復帰戦できることに大変感謝しております。前回も怪我してその復帰戦が東京ドームだったので、東京ドームで復帰戦をするというのは凄く縁があるように感じました。自分が試合休んでいる間もこのスダリオ選手、上田選手がヘビー級で試合をして盛り上げてくれたおかげで、今回このようなヘビー級グランプリを榊原さんがやっていただいたのかなというふうに思っております。

自分は練習で上田選手とかスダリオ選手ともやったりもしているんですけど、試合で戦うことになったら僕たちファイター、格闘家なんで、その時は心を鬼にしてやるしかないかなと思っております。僕ももう10年以上格闘技をやってきて、ヘビー級で戦ってきて、5月4日、自分のやってきたものを全てをぶつけていけるように頑張りたいと思います。応援よろしくお願いします」

上田幹雄
「こんにちは、上田幹雄です。やっと来たという気持ちで本当にワクワクします。榊原社長、RIZIN関係の皆様、またファンの皆様、本当にありがとうございます。勝手ながら自分が日本を代表するエースとしてこのトーナメント、絶対に優勝したいと思います。僕は空手の時から日本を背負って戦って、世界も優勝して、その背負うっていうことには凄く意識が強いです。

今回のWORLD GP、他の日本人選手も参加しますが、俺が優勝すると、そういう気持ちでこの5月からの大会、3回ぶっちぎりで勝って、RIZINファンの皆様にまたヘビー級が一番盛り上がるような、そんな試合をしたいと思っています。今回のトーナメントを経て、軽い階級よりもやっぱりデカいヘビー級の試合が面白いと、そう思ってもらえるように原点回帰のつもりで戦って、自分が優勝するので、東京ドーム応援よろしくお願いします」

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BELLATOR o PFL UFC ボクシング 石井慧

PFL2024#4:第3試合・ダニーロ・マルケス vs. ティム・ジョンソン

ヘビー級リーグ戦だが、両者とも2戦目からの出場。

当初はマルセロ・ヌネス vs. オレッグ・ポポフが組まれていたが、ポポフが欠場し、続いてヌネスも欠場。

UFCマルケス(2勝2敗)。UFCではライトヘビー級だったが、PFLでヘビー級に挙げている。昨年のPFLに出場するが、予選のリーグ戦は1勝1敗の7位で敗退。8月にワンマッチで石井慧と対戦し、リーチに勝るマルケスアウトボクシングでポイントアウトし判定勝ちした。この試合が石井の現役最後の試合となっている。38歳。

ジョンソンはUFCで4勝3敗と勝ち越しているにも関わらず、つまらない戦いぶりのためかリリース。Bellatorと契約すると、3連勝して2021年にワレンティン・モルダフスキーと暫定王座決定戦で対戦したが判定負け。ロシアでヒョードルと対戦し、ヒョードルが現役最後に勝利した選手となっている(1RKO負け)。昨年4月の試合を最後にBellatorの出場はなく、契約が切れたためにPFLにも移管されず、今年4月にはローカルイベントに出場していたが、欠場選手の代役として3つ目のメジャーイベント参戦を果たした。39歳。

マルケスオーソドックス、ジョンソンはサウスポー。ミドルを入れたマルケス。ジョンソンはパンチ連打で出ていくが、マルケスのバックステップの方が早くかわされる。しかし突進で組んでケージに押し込んだ。ジョンソンのオーバーハンドの左でマルケスダウンするが、同時に出していたマルケスの前蹴りががローブローになり両者ダウン。レフェリータイムストップ。マルケスすぐ立つが、ローブローを見てなかったマルケスはKO勝ちをアピール。ジョンソンの回復時間が取られる。再開。ジョンソンが詰めていく。タックルに行くところに膝をボディにもらったが、ジョンソン詰めて右オーバーハンド。マルケス倒れて亀になりパウンドを打たれる。しかしマルケス立った。組んでテイクダウンを奪ったジョンソン。パウンドを入れる。レフェリーただ見ている。防御できず連打を顔面に入れるのを見てようやく止めた。

ダウンの時もただ見ていたし、このレフェリーひどい。

ジョンソン1RKOで6点獲得。現時点で2位だが、上位5人のうち2人が欠場で加点がないため、決勝進出に大きく前進。ただリーグ戦は1戦のみのため、2戦目の選手が同じ1Rフィニッシュだった場合は、タイブレーク規定では試合数が多い方が上位となる。

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DREAM K-1 MMA PFL PRIDE RIZIN UFC キック ベラトール ボクシング 海外 石井慧

【海外MMA】石井慧 東スポのインタビューで引退を表明!

本日の早朝に配信された東スポの記事。DREAMやIGF、RIZINなどに出場してきたMMAファイターの石井慧がインタビューに答え、現役を引退する事が明らかになりました。

石井は古傷の首や腰、ヒザの負傷に加えて昨年は肋骨も痛め、重度の帯状疱疹にも悩まされたとの事。さらに「去年3月の京太郎選手との試合を終えた後、ヒゲを剃ったんです。そこから一気に体の調子が悪くなった。ケガが続いて体調も悪くなって…。しかも、なかなか状況が良くならなかった。それで『ここが潮時かな』って思いました」と語っています。

満身創痍になるまで格闘技を続けた石井。柔道金メダリストという看板を引っ提げてDynamite!! ~勇気のチカラ2009~でプロデビュー。その後はIGFにRIZINという日本の大きなイベントに出るだけでなく、M-1やベラトール、PFLなど海外の大会にも積極的に出場してきました。

さらにはK-1でキックボクシングに挑戦したり、2022年からプロボクシングに挑むなど、多方面で活躍。さらにクロアチア国籍を取得してミルコ・クロコップの下でトレーニングを敢行するなど、既成の考え方に捉われない自由な発想でPRIDE消滅後の混乱期を最後まで生き残ったと言っていいでしょう。

MMA転向を宣言した当初は、UFC愛を口にしていたものの交渉がまとまらず、戦極と契約したかと思えば調印式で黒柳徹子風のカツラを被って登場して、新宿のアルタ前でスベっていた頃が懐かしい。

当時は石井のよくわからないキャラに馴染めず、厳しい事も書いてきましたが、金メダリストという看板を投げ捨てて、日本ではやや落ち目だったMMAに挑戦するなんて、なかなか出来る事ではありません。しかも、これだけ長く現役を続けるだなんて、簡単に真似出来ない偉業です。

ちょっとだけ齧って勝てなかったらすぐに辞めるだろうと思っていた自分が情けない。この場をお借りしてお詫びすると共に、現役にこだわり続けた石井慧の生き様に最大級の敬意を表します。

引退後について質問され、「お花屋さんでアルバイトをしようと思っているんです。花の名前や育て方の勉強ができるじゃないですか。だから福岡に引っ越したらアルバイト雑誌を買って面接を受けるつもりです」といつもの石井節。最後まで冗談なのか本気なのかわかりませんでしたが、これもまた石井らしくていいじゃありませんか。第二の人生にご武運がありますように。お疲れ様でした!
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45 MMA News o RIZIN キック 石井慧

【MMA】石井慧が引退「ここが潮時かな」

717: 実況厳禁@名無しの格闘家 2024/03/04(月) 06:11:10.55 ID:ciPqaesE0
石井慧引退か
K1で京太郎とキックやったのが最後の試合になるのかな?
最後はRIZINでMMAの試合で引退してほしかった気もするけど
https://news.yahoo.co.jp/articles/7827a679e5b2f5edfb3782712264a1415b45c320

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45 AB MMA News o ONE   キック ダニーロ・マルケス ニュース ボクシング 海外 石井慧

石井慧が格闘家引退を発表「引退後は福岡でアルバイトをしたい」

石井魂 「金メダルを捨てた男」が明かす“最強”への道 [ 石井 慧 ]


 MMAファイターの石井慧(37)が、現役を引退していたことが明らかになった。2008年北京五輪柔道男子100キロ超級金メダリストの輝かしい実績を引っ提げ、09年大みそかにMMAデビューしてから約14年でプロ格闘家生活にピリオドを打った。取材に応じた石井は、引退に至った理由を告白。近年はクロアチアに本拠地を移し欧州を中心に活躍していた無頼派の男はなぜ、リングを去る決断を下したのか。

 金メダリストが人知れずオープンフィンガーグローブを脱いでいた。米テキサス州から国際電話で取材に応じた石井は、照れ隠しか声色を変え「タドコロです。石井いわく『引退する』と言っていて、『引退後は福岡に住んで細々とアルバイトをしたい』と言っています」と明かした。

 だが、その裏で体は悲鳴を上げていた。古傷の首や腰、ヒザの負傷に加えて昨年は肋骨も痛め、重度の帯状疱疹(たいじょうほうしん)にも悩まされた。石井は「去年3月の京太郎選手との試合を終えた後、ヒゲを剃ったんです。そこから一気に体の調子が悪くなった。ケガが続いて体調も悪くなって…。しかも、なかなか状況が良くならなかった。それで『ここが潮時かな』って思いました」と振り返る。

 半年以上、練習も行っておらず、引退試合の開催は「しないです。何であんな痛い思いをまたしなきゃいけないんですか?」と否定。昨年8月18日の「PFL8」(ニューヨーク州マジソンスクエア・ガーデン・ザ・シアター)で判定負けしたダニーロ・マルケス(ブラジル)戦がラストマッチとなった。

 現在の生活については「長い間海外生活だったので、身の回りの整理に時間がかかっている状況です。あとは銃のライセンスを取りました」。師匠のミルコにも報告したところ「お前〝引退詐欺〟するつもりだろ」と言われたという。

 今後は周辺の整理がつき次第帰国し「一番住みやすい」と感じている福岡を拠点にする予定だ。「そこでお花屋さんでアルバイトをしようと思っているんです。花の名前や育て方の勉強ができるじゃないですか。だから福岡に引っ越したらアルバイト雑誌を買って面接を受けるつもりです」

 もちろん、自身を形成した柔道界に恩返しをしたい気持ちがある。石井は「僕にできることがあれば…。子供への指導のような、底辺の拡大に少しでも貢献できればと思っております」と神妙に話すと、「あ、東スポさんでも柔道の解説とかで仕事があればぜひ!」と、さっそく売り込みをかけた。

 最後に痛めているヒザが右なのか左なのか問うと「それは言えないですよ。次やる時に〝相手〟に狙われちゃうでしょ。だから言えないです」とちゃかして笑った。リング上だけでなく破天荒なライフスタイルで何かと注目を集めた男は、次なる人生のステージでも話題を振りまいてくれそうだ。

石井慧(Wikipedia)

Satoshi Ishii(Sherdog)

 石井慧についてはこちらを参照。1986年12月19日生まれ。大阪・茨木市出身。2008年北京オリンピック柔道男子100kg超級金メダリスト。MMA戦績25勝13敗1引き分け、キックボクシング戦績3勝1敗。続きを読む・・・
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AB BELLATOR o UFC ファブリシオ・ヴェウドゥム モーリス・グリーン ライアン・ベイダー 石井慧

PFL2023#10:セミファイナル・デニス・ゴルソフ vs. ヘナン・フェレイラ

ヘビー級決勝戦

ゴルソフは2019年は石井慧に勝利し準決勝に進出したが、そこでTKO負け。2021年は予選リーグで2試合連続KOしたものの、またも準決勝で敗退。昨年は予選リーグで2連勝したが、今度はビザの問題でイギリスに入国できず、準決勝を棄権。今年は予選から準決勝まですべて1Rフィニッシュで、初の決勝進出を果たした。2016・17年のサンボ世界王者。33歳。

フェレイラは2021年に元UFC王者ファブリシオ・ヴェウドゥムと対戦し、三角絞めでタップしたが、レフェリーが見落としたことをいいことにパウンドを打ち込みKO(後にノーコンテストに変更)。今年は初戦判定負けも相手のドラッグテスト失格でノーコンテストになり、2戦目は1RKO勝ち。準決勝は元UFCファイターのモーリス・グリーンに1RKO勝ちして決勝進出。11勝中9KOのストライカー。34歳。

タックルに入るゴルソフだが切られた。またタックル。組んでケージに押し込む。四つから強引に投げてテイクダウン。ハーフ。キムラをセットするゴルソフ。しかし外れた。パウンド・下からホールドしてガードに戻したフェレイラ。インサイドガードからエゼキエルチョークを何度も仕掛けるゴルソフだが外される。しかしフェレイラもガードから立ち上がろうとする様子がない。またハーフに。足を抜いてマウント。残り30秒。ホールドして耐えるフェレイラ。ゴング。

1Rゴルソフ。

2R。フェレイラの右がヒット。効いた。組み付こうとするゴルソフを引きはがすとまた右を打ち込む。離れようとするゴルソフにさらに右!ゴルソフダウン!鉄槌連打KO!

フェレイラ逆転KOで100万ドル獲得。リモートで視聴していたBellatorヘビー級王者ライアン・ベイダーだが、この相手なら美味しいか。

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MMA MMAPLANET o PFL PFL2023#08 RENA YouTube   ダニーロ・マルケス マリーナ・モフナトキナ ラリッサ・パチェコ 石井慧

『2023 PFL Playoffs 2』試合結果/ハイライト動画


・Renan Ferreira def. Maurice Greene via KO (punches) — 4:46, Round 1.

・Larissa Pacheco def. Olena Kolesnyk via TKO (punches) — 0:14, Round 1.

・Denis Goltsov def. Jordan Heiderman via submission (arm-triangle choke) — 4:16, Round 1.

・Marina Mokhnatkina def. Amber Leibrock via submission (armbar) — 1:45, Round 1.

・Nathan Kelly def. Damion Nelson via unanimous decision (30-27, 30-27, 29-28).

・Danilo Marques def. Satoshi Ishii via unanimous decision (29-28, 29-28, 29-28).

・Maira Mazar def. Kaytlin Neil via split decision (29-28, 28-29, 29-28).

【PFL2023#08】石井慧、マルケスの前蹴り&首相撲を崩しきれず。MMA復帰戦は判定負け(MMAPLANET)

【PFL2023#08】完勝。モフナトキナがレイブロックに何もさせず、腕十字で仕留めてトーナメント決勝へ(MMAPLANET)

【PFL2023#08】ゴルソフがへイダーマンを寄せ付けずに肩固めで一本勝ち、ヘビー級T決勝へ(MMAPLANET)

【PFL2023#08】右、右、右、右!! コレスニクを14秒でKOしたパチェコが決勝でモフナトキナと対戦(MMAPLANET)

【PFL2023#08】フェヘイラが打撃で圧倒、右一発でグリーンを沈め、ゴルソフの待つ決勝に駒を進める(MMAPLANET)

 8月18日にニューヨーク州ニューヨークのザ・シアターで開催された『2023 PFL Playoffs 2』の試合結果。今大会はヘビー級と女子フェザー級のトーナメント準決勝が行われ、ヘビー級はヘナン・フェレイラとデニス・ゴルツォフ、女子フェザー級はラリッサ・パチェコとマリーナ・モフナトキナが決勝進出を果たしています。また、ワンマッチで出場した石井慧はダニーロ・マルケスに判定負けしています。



 大会ハイライト動画。続きを読む・・・
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PFL2023#8:第5試合・デニス・ゴルソフ vs. ジョーダン・ヘイダーマン

ヘビー級トーナメント準決勝。

ゴルソフはPFL4度目の出場。初出場の2019年には石井慧に判定勝ちしている。しかしここまではベスト4止まり。今年は初戦元UFCのシーザー・フェレイラに1RパウンドでKO勝ち。2戦目はダニーロマルケスに負けているヨルガン・ジ・カストロにスタンドでの右で失神させ、追い打ちのパウンド不要のKO勝ち。12点で予選を1位通過している。33歳。

ヘイダーマンはリーグ戦は2戦目の1戦のみだったが、同じく2戦目から出場のパトリック・ブレイディにカーフキックで戦闘不能に追い込み1RKO勝ち。4位の滑り込みで決勝トーナメント進出を果たした。2021年にはTUFに出場したものの、勝ち上がれずUFCデビューはならなかった。31歳。

大幅アンダードッグのヘイダーマン、客席からの大・USAコールをバックにパンチで出る。ジャブ・ローを入れるゴルソフ。ジャブがヒット。ヘイダーマンカーフキック。四つに組んだヘイダーマンがダブルアンダーフックが、足払いでテイクダウンしたゴルソフ。サイドからレッグドラッグハーフ。パウンド。ヘイダーマン腕十字を狙ったが、足をサバいて防ぐゴルソフ。また足で防ぐヘイダーマン。ゴルソフパスを狙う。ハーフになり強いパウンドを打ち込んでいく。残り1分で肩固め。逆サイドのまま絞めてヘイダーマン落ちた!

ゴルソフ圧勝で初の決勝進出。

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【PFL2023#08】石井慧、マルケスの前蹴り&首相撲を崩しきれず。MMA復帰戦は判定負け

<ヘビー級/5分3R>
ダニーロ・マルケス(ブラジル)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
石井慧(クロアチア)

サウスポーの石井。オーソドックのマルケスは左手を伸ばして右ミドル、インローを蹴る。石井は左のガードを上げ、左ボディストレートを打つ。前に出るマルケスは右の前蹴りを飛ばし、石井が距離を詰めようとしたところに右ストレートを狙う。石井はマルケスの蹴りに合わせて左ストレートを狙い、マルケスはすぐにバックステップで距離を取る。

インロー・前蹴りで自分の間合いを保つマルケス。石井が細かいパンチからボディロックで組みつくが、首相撲からヒザ蹴りを放って、ケージを背負わない。打撃の攻防に戻ると、マルケスは再びインロー・前蹴りで距離を取って、石井の前進に右ストレートをヒットさせた。

2R、マルケスはインロー。石井は左ボディストレートから顔面への右フックを返し、ボディロックで組もうとするが、マルケスは距離を取る。マルケスは二段の飛びヒザ蹴りを見せて、右の前蹴りで石井のボディを狙う。石井が組みつこうとすると、マルケスは首相撲からヒザ蹴りを放って組みつかせない。

マルケスは前蹴りと右ボディ、組もうとする石井を首相撲にとらえて離れる。この攻防が続くなか、石井も左ミドルを蹴り返し、シングルレッグも見せつつ、そのフェイントから顔面への左ロングフックを狙う。マルケスは前蹴りで距離をとって深追いしない。残り15秒、石井が左右のフックで突進。組ませないマルケスはやはり前蹴りで距離をとる。

3R、石井が左ストレートで前に出て、ダブルレッグで組みつく。そのままボディロックでマルケスをケージに押し込み、テイクダウンを狙う。一旦距離が離れると石井は左ストレートと左フック。シングルレッグ・ボディロックを見せながら左のパンチにつなげ、マルケスをケージまで押し込む。マルケスはそれに首相撲で対応し、初めてダブルレッグも見せるが、石井は組ませない。

ガードを上げて距離を詰める石井はマルケスの右脇を差してケージに押し込む。マルケスが首相撲にとらえると、石井はボディフックと顔面へのアッパーを打ち込見続ける。石井はガードを上げて細かいパンチで前進。マルケスも右ストレートを返すが石井が前に出続ける。1・2Rはマルケスがペースを掴み、3Rに石井が挽回するという試合は――ジャッジ3名とも29-28でマルケスに軍配が上がった。

前蹴りで距離を取り、首相撲でテイクダウンを阻止し続けたマルケス。試合後のマイクでは「練習通りに戦った。彼がテイクダウンを多く仕掛けてくると思って準備してきた。彼のコーナーマンは素晴らしい柔術家だし。僕はデミアン・マイア柔術出身だ」と試合を振り返り「サトシ、サンキュー、ブラザー。君のことを凄く尊敬している。良い試合だった。来年もここで戦っていたい」と締めた。


The post 【PFL2023#08】石井慧、マルケスの前蹴り&首相撲を崩しきれず。MMA復帰戦は判定負け first appeared on MMAPLANET.
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石井慧、8.18『2023 PFL Playoffs 2』でダニーロ・マルケスと対戦/石井のPFL出場は3年10ヶ月ぶり

まったく新しい柔道の寝技の教科書


 2008年北京五輪柔道男子100キロ超級金メダリストでMMA26勝13敗1分の石井慧(チーム・クロコップ)が、8月18日(日本時間19日)に3年10カ月ぶりにPFLヘビー級に参戦する。

 K-1、ボクシング、グラップリングのマットで活躍した石井は、MMAは2022年6月の「FNC 6」での40秒 TKO勝ち以来、1年2カ月ぶり。蹴りありのK-1、ボクシングでの近距離の戦い、そしてジョン・ダナハーからも学ぶ最先端のグラップリング、これらがMMAとして、円熟の36歳の石井慧のなかでどんな融合を見せるか。

 米国ニューヨークのMSGザ・シアターで石井が対する、ダニーロ・マルケス(ブラジル)も強豪だ。

 UFC2勝2敗の戦績を持つ37歳のマスケスは、MMA14勝5敗。14勝中11のフィニッシュ(4KO・7SUB)を誇り、2022年2月にUFCライトヘビー級でジャイルトン・アルメイダにTKO負け後、Gladiator Challengeでの一本勝ちを経て、2023年2月からPFLに参戦。チャレンジャーシリーズで勝利し、欠場選手の代役としてリーグ戦に出場。1勝1敗でプレーオフ進出は逃している。

 石井は3月のK-1 World GP 2023『K'Festa 6』で藤本京太郎に判定負けして以来の試合。MMAは昨年6月にクロアチアで開催された『FNC 6』でチャーリー・ミルナーに1R TKO勝ちして以来の試合。


MAIN CARD (ESPN, ESPN+, 9 p.m. ET)

・Renan Ferreira (259.6) vs. Maurice Greene (261.8) – heavyweight semifinal
・Larissa Pacheco (146) vs. Olena Kolesnyk (147.8)* – women’s featherweight semifinal
・Denis Goltsov (243) vs. Jordan Heiderman (247.2) – heavyweight semifinal
・Marina Mokhnatkina (145) vs. Amber Leibrock (145.8) – women’s featherweight semifinal
・Nathan Kelly (145.4) vs. Damion Nelson (145.8)

PRELIMINARY CARD (ESPN+, 7 p.m. ET)

・Satoshi Ishii (240.2) vs. Danilo Marques (248)
・Maira Mazar (125.6) vs. Kaytlin Neil (125.8)
・Daiqwon Buckley (272.4)** vs. Louis Sutherland (250.6)

 『2023 PFL Playoffs 2』前日計量結果。今大会はヘビー級と女子フェザー級の準決勝が行われます。続きを読む・・・