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【DEEP124】計量不参加の相本宗輝が欠場。高橋遼伍が不戦勝でフェザー級GP準決勝へ

明日15日(土)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP124の一部対戦カードが変更となった。
Text by Takumi Nakamura

今大会からスタートするフェザー級GP一回戦で高橋遼伍と対戦予定の相本宗輝だが、公式計量に到着が間に合わず。計量不参加という状況だったが、DEEPからの公式リリースによれば減量中に倒れて、病院に搬送されたため欠場。高橋が不戦勝でフェザー級GP準決勝に駒を進めることが発表された。

なお第1試合で松井優磨と対戦する木村琉音がフライ級のリミットを1.95キロオーバー。木村は減点3からの試合開始・木村が勝った場合はノーコンテストという形で試合が行われる。


■DEEP124 視聴方法(予定)
3月15日(土)
午後5時40分~ YouTube DEEP/DEEP JEWELSメンバーシップ、U-NEXT、サムライTV

■DEEP124 対戦カード

<DEEPフェザー級GP1回戦/5分3R>
中村大介(日本)
五明宏人(日本)

<DEEPフェザー級GP1回戦/5分3R>
芦田崇宏(日本)
水野新太(日本)

<DEEPフェザー級GP1回戦/5分3R>
奥山貴大(日本)
海飛(日本)

<DEEPフェザー級GP1回戦/5分3R>
高橋遼伍(日本)
相本宗輝(日本)
※相本の計量失格で中止、髙橋が不戦勝

<バンタム級/5分3R>
瀧澤謙太(日本)
平松翔(日本)

<フライ級/5分3R>
本田良介(日本)
KENTA(日本)

<ライト級/5分3R>
北岡悟(日本)
山本颯志(日本)

<バンタム級/5分2R>
日比野エビ中純也(日本)
雅駿介(日本)

<バンタム級/5分2R>
山本有人(日本)
朝比奈龍希(日本)

<フライ級/5分2R>
木村琉音(日本)
松井優磨(日本)

<フェザー級/5分2R>
滝田J太郎(日本)
八須拳太郎(日本)

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【DEEP124】フェザー級GP1回戦で芦田崇宏と激突、水野新太「戦いの中で新しいリズムを創る」

【写真】ルックスは和製パディ・ピンブレットーー和製GP前に髪の色も銀から金へ。美容師さんの提案で眉毛まで金色に(C)SHOJIRO KAMEIKE

15日(土)、東京都文京区の後楽園ホールでDEEP124が開催される。今大会からフェザー級GPが開幕し、その初戦で水野新太が芦田崇宏と対戦する。
Text by Shojiro Kameike

2023年のプロデビュー以来、5戦無敗。野球と映画が好きだった男の人生を変えたのは、朝倉未来のYouTubeチャンネルだった。趣味で始めたMMAも、ジムで出会った石司晃一の影響でプロを目指すことになる。様々な出会いを通じて成長してきた水野の目標は「MMAで親に恩返しをしたい」――謎のベールに包まれた、そのキャリアを語る。


下半身の強さは、野球の経験が生きている

――MMAPLANETでは今回が初インタビューとなります。まずは水野選手がMMAを始めたキッカケから教えてください。

「コロナ禍の時期に朝倉未来さんのYouTubeチャンネルを視て、MMAを始めました。当時は僕も家族も、格闘技には興味がなかったんですよ。そんな時に兄から『面白い人がいるよ』って朝倉未来さんのYouTubeチャンネルを紹介されて、朝倉兄弟の試合も視るようになりました。

RIZINの試合を視ていると『これは凄い』と思って、兄貴とスパーリングみたいなことをやり始めたんです。『この技、この感じかな』みたいな。それがどんどん楽しくなって、親に言ったらジムを勧められて。僕は中野にある高校に通っていたので、中野のジムなら通いやすいだろうということでトイカツ道場東中野に入りました」

――現在はトイカツ道場から離れて、フリーとして活動しているのですか。

「はい。今はフリーなので、いろんなところに行かせてもらっています。トイカツ道場で石司晃一さんと練習したり、週イチで大塚隆史さんのT-GRIP TOKYOに行ったり、HALEOでトレーニングしています」

――MMAを始める前は、何かスポーツ経験があったのでしょうか。

「小3から高3の夏まで、ずっと野球をやっていました。でも才能はなくて――もう腐っていたというか、野球に対する熱は下がっていたんです。よく格闘家でも『昔、甲子園に出たことがある』という選手もいるじゃないですか。僕が入った高校の野球部はメッチャ強いというわけではなくて。だけど1年生から周りは上手い人たちばかりで、心が折れました」

――とはいえ10年近く野球をやっていると、MMAを始めるうえでも下地が違いませんか。

「そうですね。MMAを始めてから『野球をやっていたおかげだ』と感じることが多かったです。野球部でハードな練習をしていたから、MMAでハードな練習をしても怪我しにくかったり。あと周りと比べても下半身の強さは、野球の経験が生きていると思います」

――MMAを始めた当初は、プロのファイターになろうと思っていたのですか。

「いえ、完全に趣味でした。最初は楽しくMMAをやっていきたいと思って。ただ、アマチュアの試合には出たいとは考えていました。ジムに入って7カ月ぐらいかな? 初めてアマチュアの試合に出た時、負けたんです。次の試合では腕が折れて……それで逆にMMAが楽しくなりましたね」

――えぇっ!?

「大きな怪我があると辞めちゃう人も多いですよね。でも自分はその怪我で火がついちゃって、本気で練習に取り組み始めました」

――その強いメンタルも、野球を通じて培ったものでしょう。

「そうだと思います。野球部は練習もキツし、上下関係もキツいですし(笑)。今MMAをやっていて、『野球をやっていて良かった』と思えることは多いですね。

でもそれ以上に――プロになろうと思ったのは、石司さんとの出会いが大きかったです。僕がMMAを始めた頃には、石司さんはもうプロで活躍している選手で。練習すると僕がボコボコにやられるじゃないですか。もうヤバいぐらいボコボコに(笑)。そこで僕はプロ選手にただ憧れるだけじゃなく、『プロって凄いな。自分もプロで戦いたいな』と思って。プロ選手になるための練習や考え方に変わっていきました」

親にMMAで恩返し、親孝行したい

――イチからMMAを始めて、ファイトスタイルを構築していくうえでも、石司選手の影響が大きいのですか。

「最初は朝倉未来さんを目指していて、まず構えは右利きだけどサウスポーにしました。まだ試合では決めたことがないけど、いつか左ハイでバシッと倒したいと思っています。でも今は憧れとかではなく、自分もプロ選手とやっているので、その気持ちは変わってきました。

やっぱりMMAが好きだから、全部できるようになりたいです。テイクダウンを切って打撃というだけじゃなく、寝技も全部強くなりたい。そう考えると、やっぱり石司さんのスタイルが理想なんですよ。ずっと近くで見ていて――石司さんは全部がマジで強い。寝技も極めが強いし、ディフェンスも強い。僕もそんなスタイルを目指したいです」

――そのうえで水野選手は動きが速いというか、躊躇なく試合を展開させていくという印象が強いです。

「えっ、そうですか。練習だと少し考えるところがあるけど、それでも常に動くようにしています。自分のテンポ、自分のリズムというのがあって。うまく言葉では説明できないけど――ゆっくり動くのではなく、速いテンポで動きたいんですよね。

それが試合になると、いつの間にか動いています。たとえばワンツーを出そうと考えて出しているわけじゃなく、体が反応してワンツーを打っているような感じで。いつも試合はそんな感じです」

――プロデビュー当時、MMAを戦っていくうえでの目標は何でしたか。

「強くなりたい、っていう気持ちが一番でしたけど――最初はこんな自分を想像していませんでした。これほど本気でMMAをやるとは思っていなかったというか。今でも目標はボヤけたままではありますけど、最近は『親に恩返ししたい』と思っています」

――恩返し、というと?

「兄弟でずっと野球をやっていて、兄貴は有名な高校に進んだんですよ。だけど自分は試合の時、親が応援に来てくれても良いところを見せられなかったり……。野球をしていた頃から、そういう苦い思いばかりしてきて。でもMMAを始めて、周りの人たちが僕に期待して、応援してくれる。まずそれが嬉しいけど、一番は親の前で活躍して、喜んでもらいたいです。

親としては、たぶん僕に野球で活躍してほしかったはずなんですよ。親父も野球が大好きで。だけど自分がMMAを始めてからは、親父も格闘技のことを調べ始めて、今では自分より詳しくなっています。そんな親にMMAで恩返しというか、親孝行するのが目標です」

――MMAを始める時、親御さんの反対派はなかったのですね。

「なかったです。高3の夏が終わって格闘技を始めたあと、僕は日本映画大学に入ったんですよ。もともと家族全員が映画を観るのが好きで。父は昔、自分で映画を撮っていて、母は舞台の脚本を書いていたという影響もあって、僕も映画の大学に入りました

だけど最初は趣味だった格闘技に集中したい――と思って、親に相談したんです。『大学に3年間通わせてもらったけど、辞めてMMAに集中したい』と。そうしたら親父は賛成してくれて、今でもずっと応援してくれています」

ケージに入るのは2人で、勝つのは1人

――水野選手に、大学生活を捨ててまでMMAに集中したいと思わせたものは何だったのでしょうか。

「ケージに入るのは2人で、勝つのは1人――それが魅力的ですよね。KOや一本で勝った時は、周りも親も喜んでくれて。自分一人だけじゃ格闘技はできない。周りが支えてくれて、続けられるものなので。結果、僕が勝つことで皆が喜んでくれるのが好きなんです」

――なるほど。そして今回、水野選手のキャリアにとって大きな転換点となるであろう、DEEPフェザー級GPを迎えます。

「まずプロ6戦目で、こんなチャンスをもらえるとは思っていなかったです。『自分はどこまで行けるのか―』という気持ちでオファーを受けました。もちろん優勝を目指すけど、このメンバーと対戦して自分がどんな試合をすることができるのか。それで自分がどれだけ成長できるのか、というワクワクしかないです」

――GP初戦では芦田選手と対戦することとなりました。

「芦田選手はリズムやテンポが一定じゃなく、いろんな戦い方を見せますよね。試合経験も豊富だから、芦田選手のリズムになる時もあるとは思うんです。だけど、そうなった展開も楽しもうと思っています。相手との戦いの中のリズムから、自分の新しいリズムを創ったりとか。

これから上に行くと、自分のリズムで戦えない時も出てきます。そんななかで自分の新しいリズムを見つけていきたいですね。GP出場メンバーの中でも僕は知られていない存在だと思うので、芦田戦で自分の実力を証明します」

■DEEP124 視聴方法(予定)
3月15日(土)
午後5時40分~ YouTube DEEP/DEEP JEWELSメンバーシップ、U-NEXT、サムライTV

■DEEP124 対戦カード

<DEEPフェザー級GP1回戦/5分3R>
中村大介(日本)
五明宏人(日本)

<DEEPフェザー級GP1回戦/5分3R>
芦田崇宏(日本)
水野新太(日本)

<DEEPフェザー級GP1回戦/5分3R>
奥山貴大(日本)
海飛(日本)

<DEEPフェザー級GP1回戦/5分3R>
高橋遼伍(日本)
相本宗輝(日本)

<バンタム級/5分3R>
瀧澤謙太(日本)
平松翔(日本)

<フライ級/5分3R>
本田良介(日本)
KENTA(日本)

<ライト級/5分3R>
北岡悟(日本)
山本颯志(日本)

<バンタム級/5分2R>
日比野エビ中純也(日本)
雅駿介(日本)

<バンタム級/5分2R>
山本有人(日本)
朝比奈龍希(日本)

<フライ級/5分2R>
木村琉音(日本)
松井優磨(日本)

<フェザー級/5分2R>
滝田J太郎(日本)
八須拳太郎(日本)

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【RIZIN】萩原京平 RIZIN.50に参戦!

IMG_5250
3月30日にあなぶきアリーナ香川で開催されるRIZIN.50の追加対戦カードがRIZIN大新年会の中で発表されました。

【RIZINフェザー級(66.0kg)】
萩原京平(SMOKER GYM)
トビー・ミセッチ(米国)
ミセッチはDestiny MMA、PXC、AFCのバンタム級王者経験者。しかも矢地祐介にKO勝ちという触れ込みには幻想を加速させられます。でも、矢地に勝ったのは2013年の話。ゴング格闘技さんによると、2022年以降はベアナックルファイトで2連敗、MMAでは4連敗といいところなし。もはや人気のある萩原にあてがわれた生贄感が漂ってきます。

そんな萩原も牛久絢太郎、武田光司、高木凌に3連敗中。特にストライカーと目されていた高木に易々とテイクダウンを許すとバックチョークを極められて一本負けを喫しており、いよいよ崖っぷち。成長どころか停滞か退化してると思われても不思議ではない状況に陥っています。

恐らく今回はさすがに萩原がKOで仕留める気はしますが、負けても負けてもチャンスが舞い込むマッチメイクは正直違和感を感じるのは私だけではないでしょう。人気や集客という側面はあるにしても、萩原をきれいに仕留めた高木を筆頭に、もっと若手にチャンスを上げてほしいというのが率直な感想です。

RIZINの上位陣には通用しない事は明らかなわけで、得意な打撃を活かすにはKNOCK OUTやRISE、K-1に参戦して河岸を変えて、雰囲気を一変させるのもアリでしょう。

そして、MMAで言うなら、同じタイミングで発表されたDEEPフェザー級GPなんて絶好の舞台だと思いますけどね。DEEPで現在進行形の海飛、相本宗輝、水野新太とぶつかるのはゾクゾクするし、MMA挑戦初戦でインパクトを残した奥山貴大やベテランの中村大介、芦田崇宏、高橋遼伍との対戦だってめちゃくちゃ刺激的です。

ここから這い上がって優勝してRIZINに再上陸したら感情も移入するし、好感度も爆上がりなんですが、今言っても仕方ないか。とにもかくにも、今回のミセッチ戦は勝ちが義務付けられた負けられない試合。どんな動きを見せるのか。なんだかんだで注目していますよ。
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【DEEP124】DEEP2025年のスタートはフェザー級GPから。海飛、相本、水野、世代超えなるか

【写真】ベテラン勢の粘りも当然、期待。上を連続で超えるチャンスが、若い選手にある(C)MMAPLANET

15日(水)、そして本日17日(金)とDEEPから3月15日(土)に東京都文京区の後楽園ホールで行われるDEEP124 Impactの対戦カードおよびフェザー級GP2025の出場メンバー等が発表されている。
Text Manabu Takashima

昨年度から佐伯繁代表が公言していたフェザー級GPが実現する。出場メンバーは──。
中村大介
芦田崇宏
高橋遼伍
海飛
相本宗輝
五明宏人
奥山貴大
水野新太──の8選手。1回戦の組み合わせは後日、抽選会で決定するとのこと。加えて3月23日(日)のニューピア大会=DEEP Tokyo Impacat2025#01で畠山祐輔×狩野優、4月6日(日)のDEEP Osaka Impacat2025#01で三村亘✖延命そら戦とリザーブマッチ2試合が実施されることも明らかとなっている。


また本日のプレスリリースでは瀧澤謙太×平松翔のバンタム級、本田良介×KENATのフライ級マッチという2つの3回戦と2回戦3試合も決定している。

この2つの3回戦はタイトル戦線に直結するマッチアップといえるだろう。一方、フェザーGPだがフェザー級王者の青井人の出場はなく、RIZINで常に試合機会があるという選手の里帰りもない。そんななか、注目は古い表現を使えば世代闘争といえるか。

海外、RIZIN、DEEPタイトル戦出場経験のある中村大介、芦田崇宏、高橋遼伍に対し、25歳の海飛、23歳の相本宗輝、そして22歳の水野新太が如何にぶつかって行くのか。相本と水野は7勝0敗、そして5勝0敗と揃って負け知らずだ。この真っ白なパワーと対照的なのが、勝ったり負けたりを繰り返しながら確実な成長を見せている海飛だ。

実弟の天弥とアゼルバイジャンへ出稽古に行くなど破天荒にすら感じられる我が道を往く路線。この気概が、飛躍に結びつくか。さらに伝統空手界の天才=五明宏人も、海飛と同様に躓きながら経験を積み重ねてきた。そして忘れてならないのがSBからの刺客=奥山貴大だ。SB日本ウェルター級王者は、昨年12月のGROUND ZERO TOKYO 2024で白川ダーク陸斗と対戦し──なんと掟破りの腕十字でMMAデビューを飾っている。

そんな奥山のDEEPフェザー級GP出場に際し、シーザー武志SB会長は「奥山から昨年 6 月ごろに MMA にチャレンジしたいと相談を受けて、12 月に開催したGROUND ZERO TOKYO 2024で白川陸斗選手とのRIZINルールの試合をマッチメイクしたのですが、奥山はそこで見事な一本勝ちを収めシュートボクサーの実力を証明してくれました。今回DEEP という本格的なMMAの舞台でトーナメントに挑むことになりますが、立技格闘技であるシュートボクシングのチャンピオンが頂点を目指して戦い勝ち上がる姿でファンに勇気や感動を与えて欲しいと思います。チャレンジ精神をもって頑張ってください」とリリースのコメントを寄せている。

投げがあるとはいっても、SBとMMAは全くの別モノ。KNOCK OUT Unlimitedルールのようにブレイクは早くない。そのなかでシュートボクサーの挑戦は、まさにシーザー会長が「子供の頃、夢を見ました」的なチャレンジ。村浜武洋を想い出せる──最強を目指す系譜、SBのDNAを見る思いだ。

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45 DEEP DEEP Tokyo Impact DEEP Tokyo Impact2024#06 MMA MMAPLANET o 前薗渓 相本宗輝

【DEEP Tokyo Impact2024#06】前薗は組みつけず。相本が打撃で突き放し、左で沈めて新鋭対決を制す

【写真】相本が圧巻のKO勝利(C)MATSUNAO KOKUBO

<フェザー級/5分3R>
相本宗輝(日本)
Def.1R4分21秒 by TKO
前薗渓(日本)

共にサウスポー。前薗が右インローを放つと、相本がプレスを掛けて左カーフを蹴る。前薗が頭を下げたところに、相本が右を落とす。前薗が組みつけず、ケージ中央で相本の右フックを受けてフラついた。さらに相本が右ヒザを突き刺す。

スイッチしながらプレスをかける相本が右ストレートを伸ばした。前薗がニータップで組みつくも、相本が振り払う。互いに右フックを振り合うなか、前薗がシングルレッグを狙うも入れず。相本が前薗にケージを背負わせ、左カーフを連打する。さらに右ジャブを突くと、前薗は鼻から出血が見られるように。

相本は左ローで前薗を下がらせる。左カーフを嫌がる前薗。さらに相本の左インローで前薗の足が流れた。相本の左が前薗の顔面を襲う。ワンツーから右フックを受けて前薗が下がる。前薗の跳びヒザは相本の下腹部を捉えるも、相本は試合続行。再開直後、相本の左ストレートが前薗の顔面を貫いた。ダウンした前薗にパウンドの連打を浴びせると、前薗が防戦一方に。レフェリーが割って入り、相本が「東西新鋭対決」でTKO勝利を収めた。


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45 CORO DEEP DEEP JEWELS DEEP121 KENTA MMA MMAPLANET o YouTube 中務修良 五明宏人 井上直樹 修斗 力也 多湖力翔 大成 太田忍 杉山廣平 水野竜也 江藤公洋 渡部修斗 瀧澤謙太 相本宗輝 福田龍彌 谷岡祐樹 野村駿太 野瀬翔平 関原翔 雅駿介 鹿志村仁之介

【DEEP121】バンタム級王座を賭けた福田龍彌戦へ、瀧澤謙太「理想のスタイルは固まってきました」

【写真】幼少期の学んだことは残る。そして生かされる(C)SHOJIRO KAMEIKE

16日(月・祝)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP121で、瀧澤謙太が福田龍彌と空位の同バンタム級王座を争う。
Text by Shojiro Kameike

DEEP初参戦となった今年7月のCORO戦で判定勝ちを収めた瀧澤は、2戦めでベルトに挑むこととなった。連敗を脱したものの、本人としてはCOROとのタフファイトは「苦戦だった」と振り返る。しかし、そんな苦戦の中で見せた自身が理想とするスタイルとは。


フィジカルとスタミナの2つが伴ったことで、メンタルも良くなった

——前戦から2カ月後の試合となります。これだけ早いペースで試合をすることは瀧澤選手からの希望だったのですか。

「たくさん試合したいと思っていたので、良いペースです。今回勝てば年内にもう1試合やりたいという気持ちではいます」

——そしてDEEP2戦目がタイトルマッチとなりました。

「ベルトを巻くのは早いに越したことはないですが、2戦目というのはラッキーな巡り合わせですね」

——結果的にタイトル前哨戦となったCORO戦の感想を教えてください。

「1戦目よりも苦戦してしまった——倒し切れなかったです。1戦目は1~2Rと完全に支配して最後に倒すという、自分のやりたいことしかしていなかった試合で。今回は1Rにダウンを取り、2Rに相手が盛り返してきて、最終回に僕が手数で勝ったという感じでした。もうちょっと綺麗に勝ちたかったですね」

——なるほど。同時に、タフな試合で削り勝つことができた。それは今までの瀧澤選手の試合にはなかった、良い面だったのではないかと思います。

「ありがとうございます。実は試合の1週間前に、綺麗に風邪や喘息が治ったんですよ。もともと小児喘息があり、今も風邪をひいたら症状が出てしまう時があって。一度出ると、咳が治まるまで1カ月ほど掛かってしまうこともありました。そうなると練習にも支障が出たり、インターバル中にも咳が出てしまうこともあって」

——それはキツい……。

「今回もスタミナがヤバいかなと思っていたら、1週間前に風邪と喘息が止まったので、メチャクチャ自信ができました。ずっとフィジカルトレーニングとスタミナのトレーニングはやっていて、数値的には自分の最高記録を更新することができていたんです。そのフィジカルとスタミナの2つが伴ったことで、メンタルも良くなって。

CORO戦では最初のインターバルが終わって2Rが始まる時、次のインターバルから最終回に臨む時に『これは動ける!』と思いました。セコンドからも『ガンガン前に出て、確実に最終ラウンドを取れ!』とも言われていましたし、しっかり動くことができましたね」

——それは直近の試合で味わったことのない感覚でしたか。

「そうですね。まず井上直樹戦(2022年大晦日に一本負け)はあまり体調が良くなくて、さらに削られてスタミナもキツかったです。太田忍戦(2023年7月にTKO負け)は1Rで終わってしまいましたし、野瀬翔平戦もスタミナはキツかったですね。そこから集中してスタミナとフィジカルに取り組んで、CORO戦ではその2つが挙がったことを実感できました。

でもCORO戦より今回のほうが、スタミナもパワーも自信があります。試合まで残り1週間——今すごく体の調子が良くて、このまま自信を持って臨むことができます」

——今挙げた試合と比較して、CORO戦は自身が先手をとって試合をつくることができていました。

「やはりスタミナとフィジカルが伴うと、試合も自信を持って臨めますよね」

——もう一つ、試合中はずっとスイッチし続けていましたね。あれはテイクダウンディフェンスであり、CORO選手対策だったのでしょうか。

「あれは僕がずっとやりたかったことなんです。やっと試合で出すことができました。今までも練習仲間の対戦相手がサウスポーなら、僕もサウスポーで構えたりとか、対策練習でサウスポーになることはあって。だけど、いずれ試合でも実際に出したいとは考えていたんですよ。でもサウスポーになるとオフェンスはできても、オフェンスが甘くなったりすることもあって。オフェンスもディフェンスもできるようになったら試合で出そう、とはずっと考えていました。今後はオーソドックス、サウスポー両方出していきたいです」

福田選手が持っている戦いのメカニズムが分かってきました

——すり足でスタンスを変えるのは、スイッチというよりも空手の足捌きですよね。

「そうなんです! 僕はフルコンタクト空手をやっていて、相手との距離が近いフルコン空手では、オーソドックスかサウスポーかという概念が無いというか――流れの構えが入れ替わる、足が交差する場面は多くて。だから昔からオーソドックスでもサウスポーでも、攻めることはできていました。でもMMAだと顔面打撃とテイクダウンがあるので、そのディフェンスが試合でも出せるようになったということなんです」

——高校時代はレスリング部に所属していたとのことですが、空手のあとにレスリングを経験してスタンスに影響を及ぼしたのでしょうか。

「そういうわけではないですね。MMAを見越してレスリングを始めたので、打撃でいえばオーソドックス——左足前でレスリングもやっていました。オーソドックスのままテイクダウンに入れたほうが良いかなと思っていて」

——今回タイトルを賭けて戦う福田選手はサウスポーです。サウスポーに対しても、同じような足捌きで戦うことはできるのですか。

「もちろんです。自分の中で理想のスタイルは固まってきました。福田選手の場合は、どの展開で何が理に適っているか、理解して戦っている。試合映像を視ていると、福田選手が持っている戦いのメカニズムが分かってきました。分かっている技は掛からないとは思っていますね。福田選手のメカニズムにハマらないよう、自分から早く仕掛けていきたいです」

——瀧澤選手の視点が、まるで武術家のようです。

「あぁ、どうなんですかね。あまり人の試合は視ないんですよ。どちらかといえば練習で自分の攻撃が良い感じで当たった時、なぜそうなったのかを見直したりするほうが多いです。当たるパンチ、倒せるパンチって何かしら理由がある。そのパンチを分析して自分のモノにしたりするのが好きなんですよ。それこそが自分にとっての格闘技の楽しさであって。あとは試合が決まったら対戦相手の映像を視て、自分の技術を適応させていきます」

——その点では福田選手も同じタイプのファイターだと思います。今回の対戦が楽しみですね。

「そうですね。福田選手との試合は、いろんな展開を考えています。エキサイティングな試合をする選手だと分かっていますけど、漬けてくる場面もあるかもしれない。特に打撃勝負をして、分が悪いと感じたら——そういう展開も想定していますね。僕はKOを狙いますが、実は今までプロの試合で一度も自分からテイクダウンに行ったことがないんですよ」

——えぇっ!? そうだったのですね。

「アハハハ。自分からテイクダウンに行くことなく、ベルトを獲得できるのかどうか検証したいです」

——次の福田戦で初めてテイクダウンを狙おうとは思っていないのですか。

「いずれテイクダウンを混ぜていきたいとは思っていますが、いつにするのかは分からないです。自分の場合は寝技と打撃であれば、打撃のほうが勝つ確率は高い。でもテイクダウンに行くのはリスクも生まれるじゃないですか。もしかしたら今回テイクダウンを狙うかもしれないし、テイクダウン無しでベルトを獲るかもしれません。まだ見せていない部分は、メチャクチャあります。僕の試合を楽しみにしていてください。全て見せた時は、みんな驚くと思いますよ」

■DEEP121 視聴方法(予定)
9月16日(月・祝)
午後5時35分~U-NEXT、YouTube DEEP/DEEP JEWELSメンバーシップ、サムライTV

■DEEP121 対戦カード

<DEEPバンタム級王座決定戦/5分3R>
福田龍彌(日本)
瀧澤謙太(日本)

<DEEPライト級選手権試合/5分3R>
[王者] 江藤公洋(日本)
[挑戦者] 野村駿太(日本)

<メガトン級/5分3R>
水野竜也(日本)
大成(日本)

<フライ級/5分2R>
KENTA(日本)
渡部修斗(日本)

<フライ級/5分2R>
関原翔(日本)
杉山廣平(日本)

<フェザー級/5分2R>
五明宏人(日本)
相本宗輝(日本)

<バンタム級/5分2R>
雅駿介(日本)
谷岡祐樹(日本)

<バンタム級/5分2R>
力也(日本)
鹿志村仁之介(日本)

<ストロー級/5分2R>
多湖力翔(日本)
中務修良(日本)

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【DEEP121】格闘技経験ゼロ・指導者がいないジムから生まれた超新星――相本宗輝とは何者なのか?

16日(月・祝)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP121 Impactにて、相本宗輝が五明宏人と対戦する。
Text by Takumi Nakamura

相本はプロデビューから5戦5勝(4KO)の快進撃を続け、注目の新星としてクローズアップされる選手だ。しかし格闘技のバックボーンはなし、20歳のときに仲間内でトンネルや公園で格闘技を始め、今現在も指導者やトレーナーがいない環境で練習を続けているという。

「やることをやって、毎日毎日練習を積み重ねていけば、どんな環境でも勝てる。環境を言い訳にはならない」。そんな信念のもとで戦い、そして勝ち続けてきた相本に話を訊いた。


格闘技経験なし、3年前に仲間たちとトンネルや公園で練習を始めた

――相本選手が専門メディアの取材を受けるのは今回が初めてですか。

「そうですね。よろしくお願いします!」

――基本的なことからお聞きしたいのですが、相本選手はいつから格闘技を始めたのですか。

「3年前に仲間たちでトンネルとか公園で練習を始めたのがきっかけです」

――何か格闘技のバックボーンがあるわけではないのですか。

「はい。それまで格闘技は何もやってないですね。野球とバスケはやってたんですけど、自分は頭が悪かったんで、弱小校で人数もいないなかでやってたって感じです」

――格闘技は昔から好きだったのですか。

「男として強くありたかったんで格闘技そのものは好きだったし、アウトサイダーとか地下格闘技を見るのは好きでした」

――やんちゃだった時期もあるのですか。

「悪さをしたかしてないかで言ったら…ちょっとはしてました(笑)」

――なるほど(笑)。では格闘技を始めたのはつい最近なんですね。

「社会人になってスポーツを始めるときに、団体競技は人数を集めるのが大変じゃないですか。それもあって人数が少なくても練習できる格闘技だなと思いました」

――ジムに入ろうとは思わなかったのですか。

「探してはいたんですけど、みんなで集まって練習するのが楽しかったので、それで続けていた感じですね。ただ鹿志村仁之介が中学校からの知り合いで、アイツがプライベートジムを始めたんですよ。その流れで自分らもそのジムで練習させてもらっていました」

――相本選手の試合を見ていて、なにか格闘技のバックボーンがあると思っていたので、この話はとても驚きました。

「仲間内で練習を始めたので、自分らには指導者もいなくて、みんな独学でやってるんですよ。鹿志村もしばらくしたら東京に行っちゃったんで、鹿志村から色々教わっていたのも最初の1年半くらいで。それ以降はまた自分たちで練習するような感じです。鹿志村のジムは弟さんが引き継ぐような感じで『いつでも使っていいよ』と言ってくれていたので、練習場所としては使わせてもらっています」

――そうだったんですね。

「ただ格闘技をやっていると色んな人たちとつながりが出来て『今度うちに練習に来てもいいよ』と声をかけてもらうようになって。水と土は出稽古に行かせてもらいつつ、平日は一人で練習するか仲間たちと練習するか、ですね」

――一人で練習することもあるのですか。

「そうですね。試合が決まるって追い込み用の練習を始めると、他のメンバーが練習についてこれないので、そういう時は一人でウエイトをしたり、サンドバックで追い込んだり、出稽古にいける日に昼と夜で出稽古先をはしごして…という感じです」

――格闘技を始めた時からプロを目指していたのですか。

「自分も格闘技を始めて自信があったんですけど、初めて鹿志村と練習した時に寝技でボッコボコにされたんですよ。そこから格闘技にはこんな強いヤツがいるんだと思って、誰にも負けたくないと思って出稽古に行き始めたり、プロを目指してやるようになりました」

――プロデビュー後は5戦5勝(4KO)と無敗が続いていますが、それが自信にもなっていますか。

「それは昔からですよ。運動には自信があるし、むちゃくちゃ負けず嫌いなんで。あとは自分も無敗で来たんでトップの選手たちとやっていきたいです。それは常に思ってます」

自分に勝つことをテーマに練習して、試合になったら何も考えずに楽しんでやる

――トレーナーや指導者がいない中で、どうやって練習しているのですか。

「まずは絶対に自分に負けないこと。最初に話したみたいに、自分は弱小校でスポーツをやってきたから、こういう環境には慣れているんですよ。だから毎日毎日自分に勝つことをテーマに練習して、試合になったら何も考えずに楽しんでやる。そういうスタイルですね」

――例えば参考にしている選手はいるのですか。

「特にはいないですね。自分は色んな選手や試合のフィニッシュシーンをSNSで見るのが好きで、そのなかで『この技使えそうだな』というのがあったら、それを見様見真似で練習して…です。一人で練習するときもサンドバックですごく細かいところまで意識してやって、体が覚えるまでやり込む感じです」

――それを試合で出せているわけですか。

「あんまり試合のことは覚えてないんですけど、あとで映像を見直して『俺こんなこと出来てたんだ』と思うことはありますね」

――対戦相手の五明選手にはどんな印象を持っていますか。

「伝統派空手出身で踏み込みが早い、打撃が強い選手なので楽しみです」

――五明選手はJTT所属で、相本選手とは違ってトレーナーや練習仲間に恵まれている練習環境に身を置いています。そういう選手には負けたくないですか。

「そこは思いますね。今の時代、環境どうこう言われるじゃないですか。でも環境は言い訳にはならない。自分はこういう環境でやっていて、やることをやって、毎日毎日練習を積み重ねていけば、どんな環境でも勝てるんだぞってところを見せたいです」

――どういう試合をお客さんに見せたいですか。

「やっぱり会場を盛り上げたいです。フィニッシュして勝って、自分がやってきたことをすべて出したいです」

――相本選手の格闘家としての目標は何ですか。

「みんなに夢を与える選手になりたいですね。見ている人が何かをやる原動力になりたいです」

――DEEPからRIZINに出る選手も多いですが、相本選手もそこは意識していますか。

「もちろん。僕の目標はUFCのベルトなので、そこまで突き進みます!」

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【DEEP121】福田龍彌✖瀧澤謙太、江藤公洋✖野村駿太。2階級のタイトル戦と、粒ぞろいすぎる2回戦!!

【写真】RIZIN枠を考慮し、旬を逃さないカードが組まれているDEEPだ(C)MMAPLANET

23日(火)、DEEPより9月16日(月・祝)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP121 Impactの対戦カードが、タイトルマッチ2試合を含み、11試合が発表されている。
Text by Manabu Takashima

ベルトが懸かった試合は、バンタム級王座決定戦=福田龍彌×瀧澤謙太、そしてライト級チャンピオン江藤公洋に野村駿太が挑戦する2試合だ。


フライ級王者でもある福田は、5月に元谷友貴とバンタム王座決定戦に出場予定だったが、タイでの練習中に肩鎖関節脱臼で欠場となっていた。

対する瀧澤は14日の後楽園ホール大会でDEEP初出場を果たし、COROに判定勝ちを収めている。試合後のマイクでは「DEEPのベルトを獲ってRIZINにリベンジしにいく」と宣言していた。超RIZIN後、9月以降のRIZIN参戦を目指し、ベルトを切符代わりとしたい瀧澤だが、CORO戦はテイクダウンを警戒して慎重なファイトに終始していた。

福田はいわば、命のやり取りをする覚悟で日々の練習をし、ケージに上がっている。そんな福田を凌駕するには、同じ戦意を持ち福田のフィールドに足を踏み入れる必要がある。それができれば、瀧澤の天賦の才といえる当て勘が活きてくるはずだ。

対して、福田としてはやはり負傷の復調具合が気になるところ。筋や腱に傷が及んでいれば、完治までそれ相応の期間は必要となる。それでも福田の性分からして、五体満足になることを欲して、試合機会を減らす選択はしないはず。つまりは完治しなくとも、瀧澤と斬り合い──セッションを求めるのであれば、このタイトル戦は福田にとってリスクが高いファイトとなる。

ライト級戦タイトル挑戦者の野村はDEEP120で泉武志から逆転TKO勝ちを収め、江藤へのリベンジと挑戦をアピールしていた。昨年7月に江藤のテイクダウン&コントロールに屈した野村は、泉のテイクダウン&コントロールを跳ね返したことで、自信を確信に変えてベルト獲りに挑む。

チャンピオン江藤は3月にイ・ソンハをRNCで下して以来、半年ぶりの実戦となる。RIZIN、海外再進出を模索する江藤はとにかく強さを見せての防衛が必要となってくる。

そんな江藤への挑戦に向け、泉を下した直後の取材で野村は以下のように話していた。

「来てくれる方が、ぶっ飛ばせます」(野村駿太)

──2日前のGladiator Challenger Seriesに出場したジムの後輩、南友之輔選手が右ストレートから左フックで強烈なKO勝ちを収めました。あのKOを見て、先輩としてやらないといけないという気持ちになったのでは?

「バリバリなっていました。『コイツ、やってくれるなぁ』みたいな(笑)。『野村さん、繋ぎました』とか言ってくれて。試合の流れも逆転勝ちで、変なところまで同じでしたね。友之輔がBRAVEに加わってくれたところで、自分がやって行くべきことのなかで、空手の良さも再発見することができました。

友之輔がやろうとしていることも、僕のなかで刺激になっています。木村(柊也)や南を見て、自分も『コイツらに負けていらない』という風になりますし。あの2人が、自分を手本にしたくなるような選手に、自分はなっていかないといけないです」

──泉選手を返り討ちしたことで、江藤選手への挑戦権を手にしたかと思います。同じテイクダウン&コントロールにしても、江藤選手のソレはより柔軟に包み込んでくるようなイメージがあります。

「そこは1度、触れているので。自分のなかで江藤選手と戦うなら、どうすべきが分かっている部分はあります。今日みたいにやられないように戦ってしまうと、また去年と同じになってしまうので、自分から仕掛けていっても良いと思っています。そこをタイトル戦で見て欲しいです」

──一発、右アッパーを被弾して下がらされました。

「攻め気でいた時に、自分の流れに持ちこみ過ぎようとして……余りない形のアッパーを貰いました。打撃が上手な人と練習をしていると、あのパンチはなくて。でも、喧嘩のような動きのパンチを貰ったのは反省材料です。変に自分のなかで貰わないという自信があって、それが慢心になってしまっていたかと思います」

──以前よりも、そして泉選手と比較しても、江藤選手は貰っても怯まないようになってきたようにも感じます。

「そっちの方が戦いやすいです。気持ちを強く持ってくれているほうが、向かい合ってくれるでしょうし。ビビッて距離を取られる方が面倒くさくなるので。変に自信を持ってくれている方が、術中にハメやすいです。来てくれる方が、ぶっ飛ばせます」

──打撃でなく、テイクダウンでも出てくる方が戦いやすいですか。

「逆にソレしかしてこないと思っています。泉選手には失礼な言い方になってしまいますが、あのスタイルでさらに強化されているのが江藤選手です。なので、今日は攻め込まれる場面があって良かったです。今日の経験を生かして、煮詰めていけばさらに成長できると思っています」

なお今回の発表ではメガトン級の水野竜也×大成が3回戦で組まれることが明らかとなっている。また関原翔×杉山廣平のフライ級戦、涙の引退から約1年で復帰の渡部修斗もフライ級でKENATと知りなおしの一戦。五明宏人✖相本宗輝のフェザー級戦。バンタム級ではルーツは立ち技同士、ムエタイ=雅駿介×キック=谷岡祐樹、同じくバンタム級で力也×禊の鹿志村仁之介。WardogからRIZIN、GRALDIATOR、HEX FSを経てDEEPストロー級戦線に辿り着いた中務修良✖Blackcombatでの勝利で6連勝中の多湖力翔のマッチアップ──と、粒が揃い過ぎている2回戦6試合も決定している。

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