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【Grachan76】福岡大会で野尻定由と対戦、徳弘拓馬「南戦は自分が変わるキッカケになりました」

【写真】とにかく回答も丁寧な徳弘(C)SHOJIRO KAMEIKE

31日(日)、福岡市中央区のアクロス福岡イベントホールで開催されるGrachan76のメインで、徳弘拓馬が野尻定由と対戦する。
Text by Shojiro Kameike

現在3連勝中でGrachanバンタム級3位の徳弘にとって、ベルト挑戦に向けて重要となる一戦を相手の地元で迎えることとなった。悔しい想いを抱くこととなった南友之輔戦から1年半、彼はどのように成長してきたのか。そんな徳弘が師・日沖発のペケーニョ戦、久米鷹介の引退、そして野尻戦とその先にあるベルトについて語る(※取材は8月中旬に行われた)。


――アウェイの地・福岡での試合を控える徳弘選手です。毎試合、名古屋以外で戦っていますが、ここで勝ったらグラチャン名古屋大会の開催を……。

「アハハハ。野尻選手に勝ったらベルト挑戦だけじゃなくて、名古屋大会をアピールしても良いかもしれないですね(笑)」

――昨年2月、ノーコンテストに終わった南戦以降は現在3連勝中でベルト挑戦も見えてきました。南戦を境として、徳弘選手の中で変化した部分はありますか。

「南選手との試合は、自分の中で大きいです。ファイターとして結果が残せず、自分の弱さが弱さが出た試合でした。今後もっと上に行くためには、その弱さを変えていかないといけない。自分が変わるキッカケとなったことは間違いないですね」

――南戦は徳弘選手が組もうとすると、その時すでに相手は目の前におらず、後ろに回られている場面もありました。つまり、それだけ差があった試合です。

「公式結果はノーコンテストですけど、それは南選手が計量オーバーだったためで、試合内容としては僕のTKO負けです。あの試合では『自分がやるべきことをやっていなかった』とは思っています。練習でやっていたこともあったのに、試合で出すことができずに終わってしまいました」

――やるべきことをやっていなかった、とは?

相手を捕まえたくても捕まえきれなかった南戦。あの悔しさがあるから今がある(C)SHOJIRO KAMEIKE

「一番は打撃ですね。自分の作戦としては組みが中心になるので、しっかりと打ちながら距離を詰める練習をしていました。でも試合になると自分が焦ってしまい、打撃を出せなかったです」

――確かに以降の3試合はある意味、答え合わせにもなりました。特に南戦に続く堀之内蒼斗戦では、同じ距離でも思いっきり飛び込み、組んでからスルッとバックに回ることができていて。

「堀之内選手との試合では、言い方は悪いかもしれないけど、『この相手に対して自分が打撃を出せず、南戦と同じように中途半端な組んでしまうようなら、もう辞めたほうが良い』って考えたんです」

――……。

「あの時点で堀之内選手は、まだプロデビューして2戦目ぐらいだったと思います。もしその相手に対してまた自分が焦ってしまうのなら――そう考えると、一番変わったのはメンタル面かもしれません」

――なるほど。試合内容でいえば、南戦以降はとても丁寧に打撃をやり込み、構えや重心から変わったような印象も受けます。

「そこまで構えは変えていませんが、とにかくジャブを突くことができるようになりました。練習の中でも自信がついてきたので、試合でもそういう印象を持ってもらえているのかもしれないです」

――それが日沖発stArt代表を師にもつ選手らしさ、と言えるかもしれません。ジャブひとつにしても、とにかく基本に忠実で。

「アハハハ、嬉しいです。自分はグラップリング寄りの選手だとは思いますけど、かといってサトシ選手やクレベル選手のように、突出した柔術の強さがあるわけではなくて。だから組みだけに頼っていてはいけない――と発先生からは、アマチュアの頃からずっと言われていました(苦笑)。ここ最近ようやく、発先生から頂いていたアドバイスを自分の中で消化して、試合の中で出すことができている実感はあります」

――その成果が、前回の田中智也戦で出たように思います。リーチが長く、ジャブもテイクダウンも、そして極めも強い。その田中選手に、まず如何にして自分の得意な形で組むことができるか。初回の序盤は、徳弘選手が右ストレートを中心に組み立てていました。

左ジャブが右ストレートを、その右がテイクダウンの強さを高めている。一つひとつ、コツコツと(C)GRACHAN

「田中選手の試合に向けて、打撃の距離やタイミングの練習をしていました。試合中には特に感じなかったのですが、結果的に練習の成果が出たんじゃないかと思っています」

――一方で初回はマウントを奪取されるなど、採点がラウンドマストであれば田中選手にポイントがついていたはずです。しかし2Rに入ると徳弘選手からテイクダウンして優位に進めました。

「マウントを取られた時、相手のほうが息が上がっていたんです。その前の打撃の攻防で僕が打撃を効かせていたと思います。とにかく初回は極められないようにして、2Rに持ち込めば行けるという感じは受けました」

――そして田中選手を下したあと、同級王者の伊藤空也選手とランキング1位のTSUNE選手との対戦をアピールしています。結果として野尻選手と戦うことになりましたが……。

「いえいえ、マッチメイクはタイミングも関わってくるし、自分が名前を出したからといって難しい面があることも分かっています。といっても、あの場では自分よりランキングが上の選手の名前を出し、アピールするしかないと思いました」

――3連勝で今回の野尻戦に至るなかで、師である日沖発選手がペケーニョと対戦。7月には久米鷹介選手が引退と、徳弘選手の周囲でも様々な出来事がありました。まず徳弘選手にとっては、日沖選手の試合前の練習を見るのも久々だったのではないですか。

「僕がプロデビューしてからは初めてですね。やはり試合前の発先生は、普段と動きのキレも違っていて。その発先生を見ることができて嬉しかったです(笑)」

――アハハハ。

今年4月、師の日沖発がROMANでペケーニョに判定勝ち。大人になって改めて師の試合を見て嬉しい――という気持ちは分かる(C)SATOSHI NARITA

「ペケーニョ戦はセコンドにも就かせていただいて、自分も最大限のサポートをする。そう決めていました。でもやっぱり子供の頃から見ていた選手の試合を、セコンドとして一番近い場所から見ることができたのは嬉しかったです。その過程で――たとえば練習中、『昔はもっとコレができた』とか悔しい想いをしている場面があって」

――ブランクがあるために自分の動きが以前と違う。そんな自分に対して悔しく、怒りもあったのですね。それも日沖選手らしいところだと思います。

「そういう面はあったと思います。そんな発先生の試合に臨む姿勢を見て、自分もプロとして見習うべき部分がありました。

7月にはパンクラスにて久米鷹介の引退セレモニーが開催された。彼らの気持ちとともに、徳弘が羽ばたく(C)MATSUNAO KOKUBO

久米さんについても……自分の憧れで、小さい頃から見ていた選手が引退するというのは寂しいです。でも自分が久米さんに対してそう感じるように、誰かが僕に対しても同じような気持ちを持ってくれるような選手になりたいと思いました」

――さらにこの取材直前、村元友太郎選手がDEEPのベルトを巻きました。

「凄いKOでした! よく一緒に練習したり、いろいろ教えてくださっている先輩がベルトを巻いたのは嬉しいし、自分も頑張らないといけないです」

――今回の野尻戦をクリアすれば、またベルト挑戦も近づくでしょう。

「グラチャンに出場するからには、そこでベルトを巻かないといけないと思い続けてきました。まだまだ向上させていかないといけない部分も多いし、今のままでは厳しいことも分かっています。そういう面を一つひとつクリアして、ベルトに辿り着きたいです。

徳弘、野尻ともに前日計量をクリアしている(C)GRACHAN

野尻選手は修斗でキャリアのある選手です。アグレッシブな選手で、いろんな経験が強みになっていると思います。その相手にしっかりと勝って、もっと自分のことを知ってもらえたり、何かアピールできたら――今回も一本かKOしたいと思っていますし、そういう試合をすれば判定になっても勝つことができるので。しっかりフィニッシュしたいです」

■視聴方法(予定)
8月31日(日)午後1時30分~
GRACHAN放送局、GRACHAN公式YouTubeメンバーシップ

■Grachan76 対戦カード
<バンタム級/5分2R+ExR>
徳弘拓馬(日本)
野尻定由(日本)

<ストロー級/5分2R+ExR>
大城正也(日本)
三笠貴大(日本)

<無差別級/5分2R+ExR>
マイティー村上(日本)
上野勇貴(日本)

<グラップリング フェザー級/5分2R>
野瀬翔平(日本)
石橋佳大(日本)

<バンタム級/5分2R+ExR>
樋口正広(日本)
藤谷敦史(日本)

<フライ級/5分2R+ExR>
中島唯翔(日本)
森渕俊太(日本)

<バンタム級/5分2R+ExR>
明希(日本)
土屋諒太(日本)

<バンタム級/5分2R+ExR>
辻郁也(日本)
吉田樹宏(日本)

<フェザー級/5分2R+ExR>
福田侑飛(日本)
松本大知(日本)

<ストロー級/5分2R+ExR>
真生(日本)
尾崎蓮(日本)

<グラップリング フェザー級/5分1R>
池田貴一(日本)
今村豊(日本)

<アマチュア フェザー級/3分2R>
殿井唯人(日本)
佐藤修斗(日本)

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45 Grachan74 J-CAGE Report ブログ 徳弘拓馬 田中智也

【Grachan74】徳弘拓馬、2R終了間際の肩固めで田中智也に一本勝ち。TSUNE・伊藤空也に対戦アピール

<バンタム級/5分2R+ExR>
徳弘拓馬(日本)
Def.2R4分25秒 by 肩固め
田中智也(日本)

田中が左ミドルとインロー、右ロー。徳弘はそこが右ストレートを合わせる。徳弘が足を使いながら右ストレートとワンツー。田中が組みついてテイクダウンを奪うと、すぐに徳弘の左足を超えてハーフガードで抑え込む。田中は徳弘の上体をしっかり固め、右足を逆サイドに抜いてマウントへ。ここから徳弘の右脇を空けさせるようにして肩固めへ。徳弘はブリッジして逃げようとするが、田中が肩固めのクラッチを外してマウントをキープする。田中は体を起こしてパンチを落とすことなくマウントキープを続け、ラウンド終了となった。

2R、徳弘が軽快なステップを踏み、構えのスイッチも見せる。田中がインローを蹴ると、徳弘が右→左フックで飛び込む。ここで四つ組みの攻防になると徳弘が足をかけてテイクダウンを奪う。田中はクローズドガードで徳弘の動きを固めてブレイクとなる。スタンドでの再開後、徳弘が細かいフェイントから右カーフ、ジャブを突きながら田中の左ミドルにワンツーで飛び込む。

組んだ田中が投げでテイクダウンを仕掛けるが、徳弘がバックを狙いつつ、最終的に田中の左足を超える形でハーフガードでトップキープする。ここで徳弘が肩固めのクラッチを作り、足を抜いてマウントポジションになったところで田中がタップ。1Rは劣勢だった徳弘が逆転の一本勝ちを収めた。試合後、徳弘はセコンドの日沖発・久米鷹介と共に記念撮影に応じると「次はTSUNE選手か伊藤選手とやらせてください」とマイクアピールした。


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45 Eternal MMA85 Grachan Grachan66 MMA MMAPLANET o ONE ONE Championship RIZIN TSUNE UFC ボクシング ロッド・コスタ 伊藤空也 海外 田中智也

【Eternal MMA85】バンタム級王者コスタと対戦、伊藤空也「海外で結果を出すことへの挑戦」

【写真】オーストラリア入り後の伊藤。キャリア2度目の海外挑戦でEternal MMAのベルトに挑む。 (C)KUYA ITO

8日(土・現地時間)オーストラリアはパースのHBFスタジアムで開催される「ETERNAL85」にて、伊藤空也がロッド・コスタの持つEternal MMAバンタム級王座に挑む。
Text by Takumi Nakamura

昨年12月の「GRACHAN66」で田中智也を下し、Grachanバンタム級王座への挑戦が内定している伊藤に思わぬチャンスが舞い込んできた。Grachanと協力体制にあるEternal MMAでのタイトル挑戦だ。

デビュー当初から海外での試合、ユニファイドルールで戦うことにこだわりを持っていたという伊藤にとっては、今後のキャリアを左右するであろう重要な一戦だ。オーストラリアに出発する前日(6アg津)に伊藤に話を訊いた。


――Eternal MMAでバンタム級王座挑戦が決まった伊藤選手です。オファーが来たのはいつ頃だったのですか。

「2カ月前くらいですね。最初に話が来たときはびっくりしました。Eternal MMAはUFCファイトパスでも視聴できる大会で、BRAVEジムのみんなも知っているような大会なので、断る理由がないですよね。本当にチャンスだし、ぜひやらせていただきます、という感じでした」

――伊藤選手は昨年12月の「GRACHAN66」で田中智也選手に勝利し、TSUNE選手が保持するGrachanバンタム級王座に挑む流れもあるなかで今回の試合が決まりました。タイトル戦の前に試合をしたいという希望もあったのですか。

「そうですね。タイトルマッチがだいぶ先(2024年12月)になるという話を聞いたので、それまでに試合をしたいと思っていました。今回の試合はGrachanとEternal MMAが協力関係にあって、岩﨑(ヒロユキ)代表経由でいただいたオファーだったので、そこは調整してもらった感じですね。ただタイトルマッチになるとは思っていなかったので、そこはびっくりしました」

――思わぬ形で舞い込んだチャンスだと思います。海外で試合をするという部分もモチベーションになっていますか。

「はい。そういう喜びもあったし、あとはもう本当に集大成というか。今自分がやっていることを試すいい機会かなと思っています」

――伊藤選手にとっては2020年のBrawl以来の海外遠征です。当時と今のキャリアでは海外に出ることの意味合いも変わると思います。海外の大会に出る、海外で実績を残すことは伊藤選手の中のずっと目標にはあったのですか。

「僕がMMAをプロでやり始めたときは、まだRIZINもなかった時代で。UFC、ONE Championshipが盛り上がったときだったので、どうしても世界標準というものを見て、そこを目指していたんですよね。それもあってユニファイドルール、ケージでの試合にずっとこだわってきました」

――海外挑戦は伊藤選手にとって原点でもあるんですね。

「今回タイトルマッチということもあって、自分がどれだけ世界に通用するのかを試せる試合で、その部分でも僕にとっては意味のある試合です。しかもUFCファイトパスで中継される大会のメインイベントをやらせてもらうということで、今まで以上に注目されるだろうし、その中で自分の試合を見せられればなと思います」

――対戦相手のロッド・コスタにはどんな印象を持っていますか。

「一通りファイトパスで試合を見て、これぞ柔術家と言える正統派の落ち着いた戦い方をする選手だと思います。基本的には組んで寝かしたいんでしょうけど、全然下になっても苦にしないとタイプですよね」

――決してきれいな打撃ではないですが、積極的に手数も出すイメージです。

「僕の見た感じの印象なんですけど、それも作戦でやってるんだろうな、と。多少打撃はもらってもかまわないという感覚で戦っている気がします。最終的に組めればいいというか。柔術黒帯でMMAのチャンピオンという部分もあるだろうし、5分5Rにも慣れているでしょうね。最終的に組めば絶対に勝てるという自信を持っているように思います」

――勝ちパターンがはっきりしている選手ではあると思います。

「そうですね。だからそこを凌げばチャンスが来るだろうし、穴はスタンド(打撃)だと思います」

――レコード的にも比較的敗戦も多いキャリアだと思います。

「もともと一階級上のフェザー級でやっていて、その時の負けが多いんだと思います。あとは負けていてもフィニッシュさせないというか、柔術家らしい粘り強さはありそうです」

――サブミッション対策と打撃でどう組み立てるかがポイントだと思うのですが。どのような準備をしてきましたか。

「今回はユニファイドルールなので、RIZINとは全く違いますよね。極論5分5Rのうち3つ取れば勝てるわけで。当然コスタの穴は打撃で、そこに対する対策は練ってきました」

――言える範囲でどういった対策を練ってきましたか。

「BRAVEのタイ人トレーナーからムエタイの細かい打撃を教わったり、ボクシングもやったり、クリンチ際の攻防も練習してきました。あとは今回の試合で言えば柔術とノーギのグラップリングにも力を入れて、トライフォース池袋さんに練習に行かせてもらって、徹底的に柔術家の寝技がどういう流れ・動きなのかをやってきました」

――寝技が強いMMAファイターと純柔術家では質が違いますか。

「全然違いますね。レスラーがやるグラップリングはやっぱり多少フィジカルや身体能力で持って行っちゃう部分があって、逆に柔術家はピュアな寝技のスキルが高くて強い。そこを肌感覚で触れておくことは十分にやってきました」

――5分5Rという部分はいかがでしょうか。

「相手を変えながら階級が上の選手と5R用の練習をやってきたし、コスタに似たタイプの選手とも練習してきたので、実戦的な練習はしっかりできたと思います。あとはそれをそのまま本番でやればいいのかなって感じです。長丁場の難しさはあると思いますが、試合が進めばダメージや打撃の蓄積もあると思うし、後半に倒すチャンスが来る。前半にポイントをリードされても逆転する可能性があると思います。5分5Rは初ですが、シュートボクシングの3分3R延長無制限Rの方がきついですよ」

――Eternal MMAでベルトを巻くことになったら今後のキャリアアップにもつながると思います。そこは意識していますか。

「僕のキャリアとしても箔がつく試合だと思うので、しっかり勝って、次に繋げられるように。そういう試合になればと思ってますね。正直あまりベルトは意識していなくて、ユニファイドルールの5分5Rでコスタ選手に勝つことにフォーカスしています」

――今後も海外では試合を続けていきたいですか。

「僕がチャンピオンになったら当然防衛戦もあるわけで、そうなるとオーストラリアに行くことも増える。オーストラリアの選手やそれ以外の国の選手と戦っていくことになると思います。そこで勝ち続けてUFCとの契約が繋がればいいですよね」

――やはりMMAファイターとしてUFCにはチャレンジしたいですか。

「はい。UFCはもちろん、今はいろんな海外の団体があるので、どれだけ自分が海外で結果を出していけるのか。そういう挑戦でもあると思うし、今回がその第一歩になると思います」

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45 AB Gladiator Grachan Grachan67 Grachan68 × Brave Fight31 K-1 MMA MMAPLANET o ROAD FC じゅん ボクシング ライカ 伊藤空也 原口央 岸本篤史 田中智也 高橋孝徳 黒井海成

【Grachan68 × Brave Fight31】グラチャン✖ブレイブに原口央が凱旋参戦。黒井✖高橋も注目!!

【写真】倒す、倒される。倒されたあとのスクランブルと極め。見所の多いマッチアップだ(C)SHOJIRO KAMEIKE & MMAPLANET

2日(木)、Grachanより3月10日(日)に東京都大田区にある大田区産業プラザPIOでGRACHAN68 × BRAVE Fight31の開催と12試合のカード発表が行われている。
Text by Manabu Takashima

恒例のGrachanとBrave Fightの合体イベントが、今年も春先に実施される。今回明らかとなったカードはまずGRACHANウェルター級トーナメント決勝戦=櫻井隆多✖青木忠秀の一戦で、ここはBrave所属でない選手同士の顔合わせとなった。

この他でBraveファイターが絡まない試合は3試合だが、うち2試合は友好関係にあるJAPAN TOP TEAMの選手が出場する。


つまり8試合はBraveジムに選手が出場することになる。注目はRoad FCグローバル63キログローバルトーナメントで準優勝となった原口央の出場だ。今年もRoad FCバンタム級王座決定T出場を公言する原口のBrave Fight出場は2019年11月以来、4年4カ月振りでGrachan参戦は初めてとなる。

対戦相手の田中智也は、キャリア15勝のうち11がサブミッションでフィニッシュしている北の組み技師だ。とはいえ田中は直近の試合、昨年12月に原口の同門である伊藤空也戦で判定負けを喫し。バンタム級王座挑戦がならなかった。

原口としては再度、Road FCのトーナメント出場に勢いをつけるために躓くことは許さない。一方で、田中としては12月の敗北を払拭しておつりがくる相手との戦いはキャリアアップへ絶好のチャンスを手にしたとも捉えることができる。ロータス世田谷で組みの防御と極めの感覚を養って来た原口にとって、レスリングではなくグラップリングの実力査定を自らに課すことができるマッチアップといえるだろう。

この他、岸本篤史は芳賀ビラル海との試合となった。精度と瞬発力、同じパンチャーでもボクシング出身の岸本と日本拳法出身のビラル。ライト級MMAストライカー異文化対決となる。

さらにフェザー級の黒井海成✖高橋孝徳も興味深い。

硬式空手からK-1甲子園で活躍したストライカーの黒井にとって、徹底して組んでくる高橋はここから上を目指すためには、乗り越えないといけない相手だ。

そしてフェザー級タイトルコンテンダーを越えることで、よりベルトが現実的な目標となってくる。

高橋は高橋で昨年12月のGLADIATORにおける、じゅんとの試合で被弾をしても思い切り攻めることで、殻を破ることができた。じゅん戦のようなブレイブで思い切りの良い動きを高橋が再現できれば、黒井にとって相当な脅威となることは間違いない。

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Grachan Grachan66 MMA MMAPLANET o TSUNE キック 伊藤空也 田中智也

【Grachan66】伊藤が田中を下して5連勝。バンタム級王座返り咲き&手塚へのリベンジをアピール

<バンタム級/5分2R+Ex1R>
伊藤空也(日本)
Def.3-0
田中智也(日本)

伊藤が左ミドルから右カーフキック。田中も右ストレートを返し、伊藤は右のカーフキックを蹴る。田中が前に出て伊藤にケージを背負わせると、左腕を差してケージに押し込む。

田中は足をかけてテイクダウンし、伊藤の膝上で両足を組んでマウントポジションを奪う。田中は腰の上まで移動し、伊藤がケージを蹴ってポジションを返すと三角絞めへ。伊藤は背筋を伸ばしてディフェンスし、立ち上がってパンチを落とす。田中が起きてくるところでバックへ回り、この態勢でラウンドを終えた。

2R、ここも伊藤が左ミドルで先制。田中の前足にローを集め、距離を詰めると左フックを打つ。組みの攻防になると、田中が背中を見せつつアームロックを狙う。そのままグラウンドに持ち込む田中は、足関節を仕掛けて上になってバックへ。伊藤も正対し、最終的インサイドガードで上になる。

伊藤はしっかりベース作って立ち上がってパンチを落とす。田中は再び足関節を狙うが、伊藤はそれを潰してトップキープ。田中もしつこく足関節を狙い、最後は田中が伊藤をケージに押し込む形で試合終了となった。

判定は3-0で伊藤の勝利。試合後、伊藤は「田中選手は実力者で、自分の立ち位置が分かる試合だったので勝ってよかったです。これで5連勝なんですけど、来年またベルトを獲りに行きたいです。手塚基伸選手とTSUNE選手の勝った方とやりたいし、手塚選手にリベンジしてケジメをつけたいです」と王座返り咲きと手塚へのリベンジを誓った。


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DEEP Grachan Grachan66 MMA MMAPLANET o TSUNE ハシモト・ブランドン 伊藤空也 田中智也

【Grachan66】伊藤空也と対戦、田中智也─02─「相手が立ち上がらないかぎり三角絞めは極まる」

【写真】職人の佇まい(C)SHOJIRO KAMEIKE

17日(日)、東京都江東区のTFTホール500で開催されるGRACHAN66で、伊藤空也と対戦する田中智也のインタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

田中は北海道MMAを代表する存在でありながら、怪我に悩まされ続けた。さらに減量失敗もあり――もう自分に後がないことは自覚している。そんななかでのバンタム級に転向する田中が、次の伊藤戦で真価を見せつけることはできるか。


――2016年5月にDEEP東京大会で島袋チカラ選手と対戦した時も、ローを蹴った時に足を負傷しTKO負け。そのあと1年もの間、試合から遠ざかっています。これまで試合ができないほどの怪我は、何回経験しているのでしょうか。

「手術は5回ほどしていると思います。吉野戦のあとも、ずっとヒジに水が溜まっていて。その時も靭帯再建手術をしました。これまで試合間隔が空いている時は、だいたい怪我が原因です。そうなると脊椎損傷の時以外は、どの怪我も捻挫と同じような(笑)」

――いやいや、凄い精神力です。

「あとは2020年に再度、アマチュア修斗に出ました。北日本選手権で優勝したことで、修斗もプロライセンスを取得しています。その後2022年の修斗札幌大会に出ていますが、おそらく推薦でライセンスを得ることはできなかったと思うので良かったです」

――これまでの1年に1回試合に出場し、1Rでフィニッシュしているからこそ「隠れた北海道の実力者」というイメージはあったかと思います。しかし、これから……という時に怪我やコロナ禍に阻まれている。そんななかで田中選手ご自身としては、今の立ち位置に関してどう感じていますか。

「今回の試合で、現在の立ち位置を確認したいです。今まで試合をしてきた相手の方々には失礼かもしれませんが、僕はまだ日本トップレベルの選手に勝ったことがありません。次の伊藤空也戦が、自分にとって本当の勝負だと思っています」

――なるほど。ちなみに今回、一つひとつ丁寧に答えてくださっている姿が、弘田颯志戦後のマイクアピールとギャップがありすぎて驚いています。

「あれはもう……MMAPLANETさんのインタビューを読んで『あぁ、自分のことを踏み台にしようとしているんだなぁ』と(笑)」

――アハハハ。やはりプロデビュー2戦目の選手と試合で、「舐めるなよ」という気持ちはあったわけですか。

「もちろん弘田選手も空手時代の実績から、自信を持っていたと思います。しかも福田龍彌選手など強いファイターたちとも練習している。でもこれはMMAなので――違うんだぞ、という気持ちはありましたね。たとえアウェイでも、とにかく僕は試合がしたくて。相手が2戦目だろうと何だろうと、自分はギュッと仕留めて北海道に帰ることしか考えていませんでした」

――結果、ご自身としては会心の出来だったのでしょうか。

「自分の仕事はできたんじゃないかと思います」

――まさに職人の雰囲気ですね。弘田戦はフライ級での試合でしたが、今回から正式にバンタム級へ転向するのですか。

「はい。今まで何度かフライ級での計量失敗がありました。怪我がある状態で体重を落としていくので、どうしても失敗する時があり……。今はマルスジムの平大門さんや、相談できる方がいます。しかし当初は我流で減量していました。そのために試合が無くなったり、あるいは計量オーバーでも試合を受けてくださったりと、対戦相手の方々にご迷惑をおかけしてしまいました。計量オーバーした試合で僕が勝ったとしても、誰にとっても何のためにもならない。対戦相手の方も、ただダメージを負うだけで――」

――……。

「さすがにまた減量に失敗すれば、このMMA業界に僕の居場所はありません。これまでもバンタム級で戦うこともあって、自分にとっては一番動ける階級だと思っています。減量も楽になり、今回は過去最高のコンディションですね」

――バンタム級に転向するうえで、ノンタイトル戦で現王者の手塚基伸選手がTSUNE選手に敗れたことはどう思いますか。

「ノンタイトル戦でチャンピオンが負けたので、次はベルトを賭けた再戦があると思います。僕は、その再戦で勝ったほうと対戦したいです」

――そのベルト挑戦のために落とせない一戦になります。対戦相手の伊藤選手の印象を教えてください。

「やはり打撃とレスリングがしっかりしている選手ですよね。前回、高須将大選手をKOした試合も、倒されずにコツコツとダメージを与えていました。僕はあの展開に持ち込ませず、テイクダウンしたいと思います」

――田中選手は体格のバランスも良く、リーチとコンパスも長いです。しかし打撃でやり合う気はないですか。

「その気持ちは全くないです。僕はずっと寝技をやってきたので」

――対してそのリーチとコンパスだと、三角絞めは取りやすいでしょうか。

「……はい(笑)」

――満面の笑みを浮かべましたね。

「アハハハ。まずバンタム級でも骨格は大きいほうだと思います。三角絞めは、相手が完全に立ち上がらないかぎり――頭を起こしている程度なら、それでも極めることができますね」

――最後に、今後の目標を教えていただけますか。

「もう10年もMMAをやっていて、そろそろベルトに絡む試合をしたいと考えています。まずはグラチャンのベルトを獲ること。そして海外での試合も見据えていきたいです」

■視聴方法(予定)
12月17日(日)
午後1時30分~Grachan放送局

■Grachn66対戦カード

<GRACHANライト級暫定王者決定戦/5分3R>
岸本篤史(日本)
林”RICE”陽太(日本)

<バンタム級/5分2R+Ex1R>
伊藤空也(日本)
田中智也(日本)

<無差別級/5分2R+Ex1R>
ハシモト・ブランドン(ペルー)
MAC(サモア)

<フェザー級/5分2R+Ex1R>
松田征也(日本)
伊藤類(日本)

<フェザー級/5分2R+Ex1R>
中村京一郎(日本)
村田俊(日本)

<フライ級/5分2R+Ex1R>
金井一将(日本)
長野将大(日本)

<無差別級/5分2R+Ex1R>
ダンカン・ヒロ(台湾)
ステファン・スマッシュ(フランス)

<無差別級/5分2R+Ex1R>
ラデック・ヘルボーイ(チェコ)
瓜田幸造(日本)

<ライト級/5分2R+Ex1R>
草訳駿介(日本)
水杉泰誠(日本)

<フライ級/5分2R+Ex1R>
後藤浩希(日本)
平野紘希(日本)

<GRACHANchallenge 63㎏以下契約/3分2R>
西嶋珀(日本)
天坂匡孝(日本)

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【GRACHAN66】田中智也戦へ、伊藤空也「強くなるために何かを変えることに怖さはない」

【写真】5連勝として来年に繋げることができるか(C)BRAVE CF

17日(日)に東京都江東区にあるTFTホール500で開催されるGRACHAN 66で、伊藤空也が田中智也と対戦する。
Text by Takumi Nakamura

10月の15周年大会では高須将大にKO勝ちし、4連勝を飾った伊藤。そのレコードもさることながら、シュートボクシングへのチャレンジや練習環境をマイナーチェンジして、進化と変化を遂げながら結果を残してきた。2023年を締める田中戦、そしてその先に見据える目標を伊藤に訊いた。


──今大会では田中智也選手と対戦が決まりました。この試合が決まった時の心境はいかがでしたか。

「10月の15周年大会で田中選手とやるかもしれないという話があって、そこで田中選手のことは意識しました。色々と調整があって改めて今回決まった感じなんですけど、田中選手とやる覚悟はしていたし、いつかは絶対にやるだろうなと思っていたので、そんなに驚くこともなく冷静でした」

──ファイトスタイルを含めて、田中選手の印象は?

「完全に寝技師ですよね。ウェルラウンダーとは聞いているんですけど、打撃の展開はほぼほぼなく、徹底的に1Rから寝技でガンガン来る、しっかり極めに来る選手だと思います。ストライカーはみんな嫌がる、今成(正和)さん的な感じですね」

──特徴がはっきりしている分、対策も立てやすいタイプだと思うのですが、どういったことを意識して練習してきましたか。

「前の試合はボクシングジムにも行って、打撃を中心にやっていたんですけど、今回は相手が相手なのであまり打撃をガツガツやってもしょうがないなと。レスリングよりも柔術やピュアグラップリングに力を入れてきました」

──Braveには色んなタイプの選手がいるので、スパーリング相手も含めて寝技対策は順調ですか。

「そうですね。今はMMAで下から狙う技術、下から潜る技術や足関を狙うという技術はタブーではないですけど、そこに特化した選手は少ないじゃないですか。だからこそピュア柔術家の方とも練習したり、僕らの師匠の宮田(和幸)代表もガードからの技術がすごいので、そういう人たちと練習させてもらっています」

──なるほど。ちなみに柔術の道場で練習しているのですか。

「BRAVEジムはJTT(トライフォース赤坂)と連携していて、トライフォース赤坂から柔術の先生が週2でBraveに練習に来てくれているんですよ。それで僕も1年半~2年前から柔術クラスに出ていて、そこで培ったものを活かすような練習もしていますし、なおさら今回は組み技に比重をおいて練習させてもらっているので、練習環境的には助かっています」

──伊藤選手は4連勝中ですが、ご自身で連勝の要因はなんだと思っていますか。

「Braveで基礎的な部分を創って、Brave以外の練習にも力に入れるようになったことが大きいと思います。例えば今までだったらBraveのプロ練に出てレスリングを軸にやっていたんですけど、試合によっては今回のように柔術に力を入れたり、ボクシングのワタナベボクシングジムに行ったり、RIZIN初出場の際にはウィラサクレックジムでムエタイを習ったり。そういうところで自分の戦い方に深みが出てきたんだと思います。自分はもともと空手出身なんですけど、それ以外にも色々と技が増えたというか、そういうところが連勝の要因だと思います」

──色々なエッセンスを取り入れて、どんな変化がありましたか。

「例えばムエタイだったら、体に軸ができるんで、打撃の見合いの中で余裕ができるというか、ディフェンス力が高くなりました。あとは首相撲も前回の試合で出せた部分です。ボクシングだったら、しっかり足を使って当てること。とにかくボクシングは足を使うんで、パンチにしっかりと回転がついたし、不思議とボクシングをやることによって、パウンドを打つ時の点で当てる力がつくんで、そういう面ではどの競技もMMに共通していると思いました」

──6月にはSBにも挑戦して、そこでも得たものもありますよね。

「はい。芦田崇宏さんと2人で出たんですけど、MMAグローブの立ち技ルールだったので、キックボクシングとは全く違う距離で。そういう打撃に特化した練習と試合をやって、自分を試すこともできたし『なるほど!』とい分かったこともたくさんありました、当然、勝てればよかったのですが、SBに出たことは大きな経験でした」

──練習環境の変化や新しいルールへのチャレンジでMMAファイターとしての幅が広がっているようですね。

「自分では意識してないんですけど、周りからは落ち着いて試合できるようになったと言われます。20代前半の頃なんかは、若さと勢いだけじゃないですけど、勢いでバッチバチの試合をやっていたんですけど、キャリアも中盤になってきて、わりと落ち着いてやるべきことをやるというか、自分がこうすれば絶対に勝てるというプランも冷静に考えることができています」

──とりあえず全力&フルパワーで行って、スタミナが切れるまで頑張るという試合は卒業だ、と。

「いわゆるゾンビファイトだけではトップどころや外国人選手には通用しない部分もありますし、2年前に手塚基伸選手に一本負けした時はスタミナ勝負に持っていく作戦だったんですけど、それだけでは勝つことができなくて。それできっかけで柔術に力を入れたんですよね」

──なるほど。そういった弱点や苦手な部分から逃げずに向き合ってきたわけですね。頭では分かっていても出来ない選手が多いと思いますが、伊藤選手はそこにちゃんと向き合ってきたわけですね。

「自分がやってきたことを信じている人は新しいことに取り組むのは辛いだろうし、行動に移すことも難しくなると思います。でも自分の場合は元々地方で格闘技をやっていて、その環境を捨ててBraveに来て、そういうプライドも捨てているというか。強くなるために何かを変えることに怖さはないです」

──Grachan公式サイトではこの一戦について「このふたりの戦いは、バンタム級のパワーバランスに新しい動きをもたらす」というコメントもありました。伊藤選手がこの試合の先に見据えているモノは?

「今回勝てば自分がベルト挑戦に絡む形になると思うので、やっぱり手塚選手にリベンジを果たしたいですよね。そうじゃないと自分の中でも示しがつかないというか、片付けておかなきゃいけないことなので、田中選手に勝って、手塚選手にタイトルマッチでリベンジする。そしてベルトを防衛するなり、強い名のある選手と試合をして、勝ち星を獲りたいと思います」

――1年を締める試合で、どのようなファイトを見せたいと思っていますか。

「本当に自分の印象が変わるんじゃないかというような試合になると思うので、まずそこを見てもらいたいです。それを見せつつ、応援してくれる人たちには僕を信じて良かった、応援していて良かったと思ってもらえる試合を見せたいです」

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【Grachan66】北海道の猛者がバンタム級戦線へ、田中智也─01─「格闘技を辞めるべきかどうか――」

【写真】これまで14勝のうち5勝は三角絞めによるもの。他にも腕十字、キムラ、ヒールフックを極めているサブミッションファイターだ(C)SHOJIRO KAMEIKE

17日(日)、東京都江東区のTFTホール500で開催されるGRACHAN66で、田中智也が伊藤空也と対戦する
Text by Shojiro Kameike

北海道出身の田中は2013年にPFCでプロデビュー以降、パンクラス札幌大会、グラチャン札幌大会、そして修斗札幌大会で戦ってきた。それはまさに北海道MMAの歴史の一つでもある。もともとフライ級を主戦場としていた田中は、今回から正式にバンタム級へ転向し、伊藤というベルトに絡む試合を迎えることに。北海道で生まれ育ち、北海道で戦ってきた男が、怪我に悩まされながらも王座戦線に辿り着くまでのストーリーを語る。


――MMAPLANETでは1年半振りのインタビューとなる田中智也選手です。リモート画面の背景にも映っていますが、田中選手の所属先である「fit」というのは田中選手が運営されている鍼灸整骨院のお名前なのですか。

「はい。鍼灸整骨院がメインで、パーソナルトレーニングの指導も行っています」

――今回は田中選手のMMAキャリアについてお聞きします。もともと柔道がベースで、MMAを始めたのは地下格闘技がキッカケだったのですよね。

「小学校の頃から柔道をやっていて、鍼灸整骨の専門学校に入った頃が地下格闘技がブームだったんです。格闘技の練習をしている知人から『良かったら練習に参加してみなよ』と誘われ、MMAにのめり込んでいきました。それが12年前ぐらいのことですね。ただ、僕自身はそのチームから試合に出ることはなく、個人でキックボクシングや柔術のジムに通い、次第に試合に出るようになっていきました。地下格闘技は一度出たぐらいで、最初はアマチュア修斗に出ることが多かったです」

――アマチュア修斗に出場していたということは、プロのファイターを目指していたということですね。

「はい。せっかくMMAを始めたからには、プロの舞台で戦いたいと思いました」

――12年前の北海道MMA事情といえば、MMAの練習ができるジムは増えていたものの、まだ他の地域と比べて試合の機会は圧倒的に少なかったと思います。アマチュア修斗のワンマッチ大会も、1日7試合というケースがあるほどで。MMAの経験を積むためには、他都府県に出ていくことが多かったのではないですか。

「当時は北海道でMMAをやりながら、アマチュア修斗から全国に出ていこうと考えていました。北海道内でアマ修斗が行われるのも年1回ぐらいで。でも北海道から全国へ進む――アマチュアからプロになるためには、当時はアマ修斗しか手段がなかったと思います」

――そんななかで2013年8月、札幌で行われたPFC02でプロデビューしています。どのような経緯でPFCに出場することになったのですか。

「第1回目のPFCが行われたあと、山本喧一さんのパワー・オブ・ドリームに通っている方に大会のことを教えてもらったことがキッカケで出るようになりました。MMAだけでなくグラップリングの試合もあって、毎月のように試合に出させてもらっていました」

――その後PFCからパンクラス札幌大会、グラチャン札幌大会、そして修斗札幌大会まで出場するなど北海道MMAを網羅していますね。

「アハハハ、そうかもしれないです。だんだん北海道でMMAを戦う環境も整ってきていると思います。自分としては『どこまで行けるか』という感じで、ただただ戦っていただけではありましたけど……」

――デビュー当時から三角絞めによるフィニッシュが多かったのは、柔道時代のスタイルでMMAを戦っていたのでしょうか。

「そうですね。柔道の経験に柔術の練習が加わったような感じです。柔道時代から寝技のほうが好きでした。もしかしたら学校によっては『試合で寝技の時間はないから立ち技を練習する』というところもあったかもしれません。でも僕の学校は、立ち技も寝技も同じくらい練習していました」

――その柔道スタイルのMMAが、現在のスタイルに変化し始めたのは、いつ頃だったのですか。

「デビューしてから暫くは、キックボクシングのジムに通っていたものの、柔道+柔術のスタイルでした。やはりMMAを練習する場がなく、うまくアジャストすることができなかったですね。ずっと『立ち技は立ち技のジム、寝技は寝技のジムで』という練習環境で。それが次第に他のジムの方々との練習——特に4~5年ぐらい前からマルスジムさんへ出稽古に行かせてもらって、自分のスタイルも変わってきたと思います」

――4~5年前といえば、2019年から現在に至る5連勝が始まった頃でしょうか。MMAの練習ができるようになった影響が、如実に表れているわけですね。

「2018年9月、PFCで吉野光選手にKOされたことで大きく変わりました。それまでは勝っていても、常に単調な攻めばかりだったんです。要は打撃もなく、ただ寝技に持って行くために組むだけで――まさにMMAの試合で柔道をやっていただけですよね。今考えると、それでよく勝てていたなって思います(苦笑)」

――吉野戦以降は5試合連続、1Rでフィニッシュしています。ご自身としてはKOや一本で勝つことにこだわりを持っているのでしょうか。

「これも柔道時代の影響ですね。柔道時代から一本で勝つことを目標にしていました。やはり柔道部だと――相手にもよりますが、先生から『なぜあんな相手に一本で勝てないんだ!』と言われることもあって(笑)」

――現在は年に一度という試合ペースが続いていますが、年に一度試合に出て1Rで仕留めて勝っていく。職人的な雰囲気を漂わせていますね。

「いやぁ、それは……。自分としては『とにかく試合を早く終わらせたい。一本で勝ちたい』と思っているだけで(苦笑)。試合ペースが年に1回というのは、怪我が多かったんです。MMAを始めてから柔道時代の負傷の影響が出て来て、何度か手術もしています。実は今年7月にグラチャンで試合をした時(弘田颯志に三角絞めで一本勝ち)も、ヒジの状態が悪くて。これは柔道時代から慢性的なもので、握力も10キロほどしかない状態でした」

――えぇっ!? 負傷といえば、今年2月からスタートしたグラチャンのフライ級トーナメントを、中心性脊髄損傷のために欠場しています。脊髄の負傷というのは……。

「まぁ、ヤバいですよね(苦笑)。試合の2週間前ぐらいに、体重も順調に落ちていて『今回は調子が良いなぁ』と思っていたところで――練習中に首にビリッという痛みが走りました。そのあと打撃のマスで軽くパンチが顔に当たった瞬間に、腕が上がらなくなったんです。ペットボトルやスマホも持ち上げられない状態になり、病院へ行ったあと申し訳ないですがトーナメント出場を辞退することにしました」

――……。

「今は回復していますし、もし痛みがあれば休むようにはしています。ただ、あの時は格闘技どころか日常生活もどうなるのか――という状態でした。正直、格闘技を辞めるべきかどうかも考えました。今まで怪我をするたびに、同じように考えることがありました。でも、まだ試合で自分の力を出し切れていない。ここで辞めて後悔したくない。その気持ちでMMAを続けています」

<この項、続く>

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【Grachan65】15周年大会にバンタム級王者の手塚が出場。パンクラスランカーTSUNEを迎え撃つ

【写真】グラウンド勝負の前に、どう組むかがカギとなる両者の一戦だ(C)MMAPLANET

10月15日(日)、東京都江東区のTFTホール1000で開催されるGrachan65の全対戦カードが決定した。旗揚げ15周年記念大会として行われる今回の興行では、現バンタム級王者の手塚基伸が、パンクラスの王座挑戦経験を持つTSUNEと対戦する。

Text by Shojiro Kameike

GRACHANは2008年12月にディファ有明で旗揚げ。以降は15年間で70を超える大会を開催してきた。そのGRACHANについて「自分にとってホームやと思っている」と語る手塚は、2021年12月のGrachan52以来、1年9カ月ぶりのホーム参戦だ。前回は伊藤空也を秒殺し、かつて自身が返上したバンタム級王座を奪還。昨年はRIZINで2試合を経験している。

テイクダウンとトップコントロールが必要とされる現代MMAにおいて、手塚のスタイルは異色なものとなった。自ら下になり、相手の腕を殺しながら腕十字や三角絞めを狙う。昨年10月にはRIZINで、アゼルバイジャンのメイマン・マメドフを三角で捕えてからパンチ連打を浴びせ、TKO勝ちを収めた。

手塚に挑むのは、昨年12月のパンクラス暫定バンタム級王座決定戦で田嶋涼に敗れて以来の復帰戦となるTSUNEだ。田嶋戦はTSUNE有利という声も多かったなか、結果はTKO負け。来はテイクダウン&トップコントロールの選手であるTSUNEは、「序盤にパンチが当たったので、そのままパンチで攻めてしまった」と敗因を語っていた。

TSUNEとすれば、手塚の伸びるパンチを警戒して中途半端な距離から飛び込むことは避けたい。それこそ手塚にとって最も良い形--引き込んでからサブミッションに移行する展開の強さは健在で、それは伊藤戦とマメドフ戦でも証明済だ。互いにグラウンド勝負よりも、いかにしてスタンドで削り、自分の得意な形で組めるかどうかが鍵となる。

さらに今回は同じバンタム級で、伊藤空也×高須将大がマッチアップされた。主催者側からは、7月にフライ級で弘田颯志を下した田中智也を加え、バンタム級を活性化させたいという狙いも伝わってくる。

すでに発表されているライト級の2試合も同様だ。ライト級王者の原口伸はRoad to UFCに出場中で、UFCと契約に至れば王座は返上となるだろう。今回出場するダリ、岸本、小谷、そして林RICEがそのベルトを争うことになるのは間違いない。今後のライト級戦線を占うマッチメイクとなった。

なお今大会は、元GRACHANライト&フェザー級王者の阪本洋平が引退エキシビジョンマッチを行う。その相手を、同じく元2階級王者の山本琢也が務めることも発表された。

■Grachan65対戦カード

<引退エキシビジョンマッチ/5分1R>
阪本洋平(日本)
山本琢也(日本)

<バンタム級/5分2R>
手塚基伸(日本)
TSUNE(日本)

<バンタム級/5分2R>
伊藤空也(日本)
高須将大(日本)

<フェザー級/5分2R>
大搗汰晟(日本)
中村京一郎(日本)

<ライト級/5分2R>
ロクク・ダリ(コンゴ共和国)
岸本篤史(日本)

<ライト級/5分2R>
小谷直之(日本)
林RICE陽太(日本)

<ウェルター級トーナメント1回戦/5分2R+延長1R>
渡辺良知(日本)
青木忠秀(日本)

<ウェルター級トーナメント1回戦/5分2R+延長1R>
桜井隆多(日本)
上田拳翔(日本)

<J-MMA Rookies CUPフライ級決勝戦/5分3R>
金井一将(日本)
鈴木崇矢(日本)

<J-MMA Rookies CUPフェザー級決勝戦/5分3R>
黒井海成(日本)
人見礼王8日本)

<ウェルター級/5分2R>
能登崇(日本)
芳賀ビラル海(日本)

<バンタム級/5分2R>
YO-HEI(日本)
今村豊(日本)

<ストロー級/5分2R>
朝日向大貴(日本)
牧ケ谷篤(日本)

<フェザー級/5分2R>
松田征也(日本)
ディオゴ・ロボ・トクナガ(ブラジル)

<バンタム級/5分2R>
萩原一貴(日本)
佐々木歩夢(日本)

<フライ級/5分2R>
宮内拓海(日本)
天野哲宏(日本)

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【Grachan62】田中智也、弘田颯志の最短路線を挫く──三角絞め&64秒勝利

【写真】(C)SHOJIRO KAMEIKE

<フライ級/5分2R>
田中智也(日本)
1分04秒by 三角絞め
弘田颯志(日本)

サウスポーの弘田に即組んだ田中は、蹴り足をキャッチしてテイクダウンを奪うと、リバーサル狙いの弘田に三角絞めをセットする。

一度上になり、再び下になりつつ田中は、逆腕を極めつつ組み直して絞める。腰を上げ、立ち上がった弘田はパンチを見せた直後にタップ──田中が力の差と経験の差を見せつけた。


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