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— ONECHAMPJP (@ONECHAMPJP) March 17, 2025
きょう午後5️⃣時から#ONE日本大会 記者会見
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武尊とロッタン
世界王座戦を戦う🔟選手
海人とマラット・グレゴリアンが登場🎤
日本語MCとしてハリー杉山氏も壇上🤩
U-NEXT格闘技公式YouTubeでライブ配信をお見逃しなく👉https://t.co/VUtNrBx8G7
🗓️ 2025.3.23 (日)
🏟️… pic.twitter.com/t9xuFwolCX
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— ONECHAMPJP (@ONECHAMPJP) March 17, 2025
きょう午後5️⃣時から#ONE日本大会 記者会見
\\
武尊とロッタン
世界王座戦を戦う🔟選手
海人とマラット・グレゴリアンが登場🎤
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【写真】会見終了から2時間強、30分のインタビュー中──注文したコーラにほぼ口をつけず、熱く話し続けたチャトリ。支払いをすますと──ダッシュで次のミーティングに向かった(C)MMAPLANET
1月31日(金)、3月23日(日)に埼玉県さいたま市中央区のさいたまスーパーアリーナで開催されるONE 172「TAKERU VS RODTANG」の追加対戦カード発表記者会見が東京都中央区のTODA HALL & CONFEENCE TOKYO行われた。
Text by Manabu Takashima
2019年の日本大会以前から、日本の格闘技界の再生を掲げ爆台な投資を行ってきたチャトリ・シットヨートンCEO& チェアマン。しかし、その投資に見合った成果が表れているだけではない。それでも同会会見で「ONE172のテーマは、ベスト・オブ・ザ・ベスト。日本の中の最強対世界というテーマがあります。まさにショーヘイ・オータニの物語を格闘技で見られる。日本のスーパースターが国際的スターに成り上がるストーリーが見られると思います」と語っていたチャトリの日本の再興に掛ける思いの強さは変わらないが、その方法論に変化が感じられた──ように感じられた。
──チャトリさん、お久しぶりです。お忙しいなか、インタビューを受けていただきありがとうございます。
「こちらこそ。今日の記者会見はどうだった?」
──スミマセン。MMAPLANETではONEの会見は中村拓己氏に取材をお願いし、自分はRIZINの記者会見が担当でした。
「それはしょうがない。仕事だ。それぞれの役割がある。でも、会見を見てほしかったな。発表されたカードのことは知っているのかい?」
──もちろんです。日本のキックボクサー、オールスター戦のようなラインナップになりましたね。
「チームからは、SNSでも熱いリアクションがあったと報告を受けているよ。ONE172は日本の格闘技史上、世界中でも最も多くの人々が視聴するイベントになるだろう。PRIDEとK-1、日本の格闘技の全盛期には世界のベストショーが存在した。でも今のような配信のプラットフォームが整っておらず、概ね日本国内での普及にとどまっていた。RIZINもほぼ国内に特化したイベントだよね」
──ハイ。
「対してONE172は世界中で中継されるMMA、キック、ムエタイの試合に出場する日本のアスリートは、彼らの階級における日本のベストだ。最高のメンバーが揃う。日本×世界というコンセプトの下、武尊、野杁、秋元、海人、吉成、龍聖が世界のトップ選手と戦い、その模様が世界中で視られるんだよ。THE MATCHは日本国内で凄まじい反響があり、PPVの売り上げも絶大だったことは知っている。ただし、日本の最高のヒーローの名が世界に広まることはなかった。そういう意味で、ONE172「Japan vs World」は日本の格闘技界に新しい未来をもたらしてくれると期待している。
キックボクシングは日本で生まれた。MMAの原点も40年前の日本にある。そんな日本のストーリー、価値観、文化を彼らと共に世界に発信し、過去20年で力を落とした日本の格闘技界を変えたいんだ」
──日曜日の夜にイベントが行われる。つまりはアジアの時間帯ですね。
「開催場所によって、時間設定というのは考えている。これだけのメンバーが揃った大会だから、まずは日本のファンやタイのファンにダイレクトに響く。何はともあれ、この大会が実現するにあたってU-NEXTの協力に感謝している。彼らのビジョンとガッツが、この大会を実現させたといっても過言ではないからね。
U-NEXTの助力があって日本のそれぞれのプロモーションのベスト・ファイターが集まることになった。凄く感謝している」
──今回、特筆されるのはエクスクルーシブ契約でなく、ワンオフ出場も認められた。だからこれだけの選手が集まったといえます。
「それが我々のビジョンなんだ。もちろん、今回は単発契約でもエクスクルーシブ契約を求めている選手もいる。ベスト・オブ・ザ・ベストと戦いたいのが、選手というものだからね。ベルトの価値、ファイトマネーとONEはキック界で一番のプレステージだ。MMAはまだ、そうではないけど。これからだよ。
ただ選手はそのように思っても、同時に彼らが育った団体がある。その団体の長と、私は話していく。そうやって日本の数々の組織と協力して、日本の格闘技界にかつての栄光を取り戻したい。いや、それ以上のモノにしてきたいんだ。
シュートボクシング、K-1、KNOCK OUT、そして……RISEもね。どの大会に出ている選手にも扉は開けられているし、団体とも協力していきたい。それが……2019年から日本の格闘技の力になりたいと思っていた私の今の考えだ。ONEだけでなく、日本の組織と一緒に大きくしていきたい。
競争はあっても、敵になると日本の格闘技に繁栄はない。だから、皆と協力して日本の格闘技の力になりたいと思うようになった」
──そこにはRIZINも含まれているのですか。
「う~ん、それはどうなるか。その可能性があるなら……努力したい。同時に、格闘技を使った色々なビジネスは存在する。そのなかでRIZINにはRIZINの方法論があり、私も自分の根底にあるマーシャルアーツの素晴らしさ、強さを大切にしたいという気持ちに素直でいたい。ベストとベストの試合を実現させるる。それを私は根底に持っていたんだ。格闘技、マーシャルアーツとして、人々から尊敬される社会にしたいから」
──確かにタイでもムエタイは賭けの対象でない価値観をONEは生みました。同時にベスト×ベスト、チャトリさんが求める世界観を日本のファンは求めているのか。その疑問があります。
「PRIDE、K-1の全盛期、日本中の人々が格闘技に熱狂し、国籍を問わずスーパースターが生まれた。あの熱は、ベスト・オブ・ザ・ベストの競い合いが存在したからじゃないのか? それこそが日本のファイト産業だったんだ。日本のファンだって、絶対に強さを求めている。もちろん、地上波で皆が一気に興味を抱く時代ではなくなり、色々なフォーマットやビジネスが存在する。世の中は変わったよ。
じゃあ、なぜK-POPと韓流ドラマは世界を席巻できたのだろうか。それは彼らが一流のエンターテイナーで、しっかりと資本を投資し、世界を見据えてビジネスを展開して構築していったからだ。偽物や二番煎じではない。
長い目で見て、強さを追求するのがマーシャルアーツだ。それにストーリーとしても、日本の人たちはショーヘイ・オータニ、ナオヤ・イノウエのストーリーを追い続けているじゃないか。日本人が世界に挑む。日本のファンが求めるのは、世界に挑む日本人の物語だ。それが日本のスポーツの歴史だったはず」
──野球、サッカー、それらのスポーツや五輪スポーツは世間から認知されているということも大きいかと思います。大谷選手もイチロー選手も既にスーパースターでした。スーパースターが海を渡ったんです。
「なぜ? 世界のどの国を見ても、日本ほど幼少期からマーシャルアーツを学ぶ国があるだろうか。柔道、空手を皆が学んでいるじゃないか。そしてキックボクサーやMMAファイターに一般的な知名度がないとすれば、それは過去20年にワールドベストな組織が存在しなかったからだ。
今、UFCとONEがコンバットスポーツの二大オーガニゼーションで日本の組織は資金、市場、視聴者を持っていなかった。だから私は日本の組織と協力して、日本の格闘技界をワールドベストに返り咲かせたい。そのために日本のファンに、ONEを知ってもらうことが欠かせないんだ」
──というと?
「とある人物から聞いたのだけど、日本の人々はショーヘイの記録は気にしても、ドジャースの試合結果は気にしないというじゃないか。サッカーでも日本人プレイヤーが得点を挙げたかは報じられても、試合結果は重視されてないと」
──ハイ。その通りです。
「ONEは違う。ONE172に日本のそれぞれのベストが出場する。そこをベスト・オブ・ザ・ベストが揃うONEを知るきっかけにしてほしい。だから、既に発表しているストロー級キックボクシング暫定世界王者決定戦ジョナサン・ディベラとサムエー・ガイヤーンハーダオのような日本人ファンからすると、外国人選手同士の対戦も組んだし、これから発表されるカードもある。
ONE172でONEを知って、それからONEというワールドベストのコンバットスポーツを楽しみ続けてほしい。もちろん、そのなかで日本人選手も強化される、強くなる。ONEのトップで活躍する選手も増えてくるに違いない。ONEが目指すのはムエタイの世界一でも、キックボクシングの世界一の舞台を用意することでもない。MMAもサブミッショングラップリングも同様に、世界最高の舞台をアスリートたちに用意し、世界中のファンに楽しんでもらいたいんだ」
──相変わらず格闘技に対して、ピュアで熱いですね。そんなチャトリさんに改めてONE172への意気込みを聞かせてもらえますか。
「ONE172を機会に、日本の格闘技界が新しい時代を切り開けるようにしたい。明るい未来に続く扉を開けたい。日本の皆……選手たち、ファンの皆、それぞれの格闘技団体と日本を引き上げたい。ONE172を、その一歩としたい。格闘技を再び、メインストリームに乗せたい。日本のアスリートがメインストリームを歩き、最高の環境を手にしてほしい。
日本にスーパースターが生まれ、ベスト・オブ・ザ・ベストのストーリーがあれば変わる。3月23日にはさいたまスーパーアリーナに日本のチャンピオンが揃う、ONE172を皆でエンジョイし、引き続きONEでワールドベストのマーシャルアーツをフォローしてほしい」
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【写真】吉成と海人のサプライズ参戦も含め、1年ぶりのONE日本大会は立ち技の豪華カードがずらりと並んだ(C)TAKUMI NAKAMURA
31日(金)、都内にて、3月23日(日)に埼玉県さいたま市中央区のさいたまスーパーアリーナで開催される「ONE 172: TAKERU VS RODTANG」の追加対戦カード発表記者会見が行われた。
会見に出席したチャトリ・シットヨートンCEOが冒頭で挨拶。「『ONE172』のテーマは、ベスト・オブ・ザ・ベスト、日本の中の最強対世界というテーマがあります。まさに大谷翔平の物語を格闘技で見られる、日本のスーパースターが国際的スターに成り上がるストーリーが見られると思います」と、興奮気味に語った。
そして、本日発表された追加対戦カードは全部で7試合。まずはフェザー級キックボクシング暫定世界王者決定戦のタワンチャイ・PKセンチャイムエタイジムvs野杁正明だ。タワンチャイは現ONEフェザー級ムエタイ世界王者で、1.24ONE170でスーパーボン・シンハ・マウイをKOして同王座を防衛。ムエタイ&キックの二冠を目指して、今回はキックボクシングの暫定王座戦に登場する。
対する野杁は昨年6月にONEデビューを飾ったが2連敗。しかし、タワンチャイが王座防衛を果たしたONE170でシャーキル・タクレティをKOし、復活の狼煙を上げたばかり。日本大会でタワンチャイと暫定王座戦のチャンスが巡ってきた形だ。
またストロー級キックボクシング暫定世界王者決定戦として、ジョナサン・ディベラとサムエー・ガイヤーンハーダオも発表された。ディベラとサムエーはどちらも過去に同王座に就いたことがあり、元王者同士による暫定王座決定戦となった。
さらにバンタム級キックボクシングの秋元皓貴vsジョン・リネケルも決定。秋元は元ONEバンタム級キック世界王者だが、現在は連敗中。日本大会では復活をかけて、元UFCファイターでMMA&ムエタイの二刀流ハードパンチャーのリネカーと対戦する。
さらにフェザー級キックボクシングのマラット・グレゴリアンvs海人も決まった。海人はシュートボクシングのエースで、今回がONE初参戦となる。相手は元K-1&GLORY王者で、ONEのフェザー級のトップ戦線で活躍するグレゴリアン。ファン待望のビッグマッチの決定だ。
またアトム級ムエタイではラック・エラワンvs吉成名高も決定。ラジャダムナンスタジアムで3階級制覇を達成した“日本ムエタイ界の至宝”吉成がONEに電撃参戦。しかも、元ルンピニー王者でもあるラックと、ONEのムエタイルール=オープンフィンガーグローブムエタイでの刺激的な対戦が実現だ。さらにキャッチウェイトキックボクシングのスリヤンレックvs龍聖も発表された。KNOCK OUTで戦う龍聖もONEは初参戦だ。
会見には、本日発表された追加カードに名を連ねる吉成、秋元、龍聖、海人、グレゴリアン、野杁、タワンチャイ、さらに既報カードから、エドゥアルド・フォラヤンとMMAルールで対戦する青木真也、バンタム級ムエタイ世界王座統一戦を戦うナビル・アナンとスーパーレック・キアトモー9、そしてメインイベントでスーパーファイトを行なうロッタン・ジットムアンノンと武尊も登場。それぞれ試合に向けての意気込みを語った。
吉成名高
「今回、ONEの日本大会よいう素晴らしい大会に参加することができ、本当に嬉しく思っております。錚々たるメンバーの中で自分は試合をさせてもらうんですけど、ムエタイという競技において、自分は絶対的な自信を持っています。対戦相手のラック選手、凄く強い選手ですけど、自分のスタイル、美しいムエタイを貫いて世界を驚かせたいと思います」
秋元皓貴
「今大会に出場できることを凄く嬉しく思ってます。ここ3戦、いい結果を出せてないんですけど、毎日厳しい練習して、確実に自分がまだ成長しているなと感じているんで、今までの悔しい時間を全部取り戻せるような、最高の結果を出したいと思っています」
龍聖
「世界中のONE Championshipのファンの皆さん、はじめまして。日本のキックボクサー、KNOCK OUTの龍聖です。ONEに出させてもらえることを凄く嬉しく思います。3月23日、埼玉でスリヤンレック選手と最高にエキサイティングな試合を約束します。楽しみにしていてください」
青木真也
「はい、気がついたら1年以上試合をしてなくて、『あっ、ファイターなんだ』って思い出しました。それは冗談として、(チャトリCEO)にラストマッチって言われちゃったんですけど、全然僕の中ではラストマッチじゃないし、これからも試合をしていくつもりです。ラストではなくスタートだと思っていますから、今回、エドゥアルド・フォラヤンと出汁のある試合をしたいなと思っておりますので、お付き合いしていただけたら幸いです」
エドゥアルド・フォラヤン(※映像によるコメント発表)
「レジェンドのシンヤと対戦するのはこれが最後なので幸せな気分です。シンヤと最後に戦えることは嬉しいし、恵まれています。もちろん僕たちはプロですからね、ケージの中ではベストを尽くしたいです。ですが、試合以外では私たちは友人です。試合中はベストを尽くす必要があります。やあ、シンヤ、私たちが戦ってから何年も経ったね。だから最後にあなたに会いたい。リングの中でまた一緒に戦えるを機会を得て、ただただ嬉しく思っているよ。ベストを尽くそう」
海人
「シュートボクサーの海人です。ONE日本大会には初参戦させていただくことになりました。対戦相手もグレゴリアン選手と、僕が世界最強を求めている中で必ず倒さないといけない選手だなと思っていた選手と対戦が決まって、今は本当にワクワクしています。皆さんにもワクワク期待していてほしいなと思います。日本の格闘家が一番強いことを必ず証明します」
マラット・グレゴリアン
「日本に戻れてこれて本当に嬉しいし、日本には自分のファンもいるので、それも嬉しい。対戦相手は日本最強の一人だということで非常に楽しみにしている。キックボクシングのメッカの日本でまた試合ができることが楽しみだ」
野杁正明
「ONEの日本大会という最高の舞台で、過去最強の相手、タワンチャイ選手と対戦が決まって、本当に嬉しく思います。日本大会ということもあって、ここにいる日本人選手全員で勝たないといけないと思いますし、僕は武尊くんと二人で勝たないといけないと思っているんで、武尊くんの前に僕がいい形で勝って、いい流れを作って、武尊くんにバトンを渡して、二人揃って勝ちたいと思うんで、是非期待していてください」
タワンチャイ・PKセンチャイムエタイジム
「皆さん、こんにちは。日本で試合ができることを大変嬉しく思います。そしてキックボクシングで大変強い野杁選手と対戦できることも、大変光栄です。多くの人に観てもらいたいと思っています」
ナビル・アナン
「皆さん、こんにちは。今回、このような試合の機会をいただけて、大変嬉しく思っています。そしてまたこのようなリマッチができることも、大変光栄です。これまで自分を高めるために戦ってきました。そして今回は昔の自分ではないこと、自分の成長を証明できると思っています」
スーパーレック・キアトモー9
「日本でまた試合ができることを大変嬉しく思います。前回の試合では僕はキックボクシングをお見せしましたが、今回はムエタイということで、僕が好きで、そして得意なスタイルとなります。日本の皆さんに本来のムエタイの美しさ、そしてムエタイのアートを見せたいと思っています。とても楽しみです」
ロッタン・ジットムアンノン
「この会見、武尊選手との試合に関する会見は2回目となります。早くすぐにでも試合がしたいです」
武尊
「本当にこれだけのメンバーが集まる大会っていうのが、本当に開催できることを嬉しく思うし、数年前に『THE MATCH 2022』という大会を日本でやって、日本のいろんな団体の対抗戦をやって盛り上がったんですけど、その後に僕はずっと『次は日本vs世界のTHE MATCHをやりたい』と言っていて。いつか絶対に実現したいと思っていたことが、ONEの日本大会で実現することができて、本当に凄く感慨深いし、嬉しく思うし、その大会のメインイベントで試合ができるということで、本当に嬉しくて、本当に感謝しています。ロッタン選手も言っていましたけど、僕も今すぐにでも戦いたい気持ちなんですけど、残り2カ月弱、お互い最高のコンディショで、この豪華な大会のメインに相応しい最高の殴り合いをして、最高の勝ち方で、世界最高の日本大会を締めくくりたいと思います」
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【写真】部屋に飾られてる「獲」は、原口が今年の書初めで書いたものだ(C)MMAPLANET
7月20日(土・現地時間)、オランダはロッテルダムのトップスポーツセントラムで開催されるGLORY93にて、原口健飛がペットパノムルン・キャットムーカオが保持するGLORYフェザー級(65kg)タイトルに挑戦する。
Text by Takumi Nakamura
原口とペットパノムルンは2021年11月と2022年8月にRISEのリングで対戦し、いずれもペットパノムルンが勝利している。2度目の対戦以降、原口はRISEのリングでGLORYのファイターたちを次々と撃破し、2023年12月のRISE両国大会ではGLORYフェザー級1位(当時)のエイブラハム・ヴィダレスにKO勝ちし、ペットパノムルンとの3度目の対戦=GLORY王座への挑戦につなげた。
ペットパノムルン超え、そして日本人初のGLORY王座獲得に向けて、オランダ入りする直前の原口に話を訊いた。(取材日は7月9日)
――ペットパノムルンとの3度目の対戦、GLORYフェザー級タイトルマッチが決まりました。試合としては昨年12月のエイブラハム・ヴィダレス戦以来となりましたが、次はペットパノムルンと戦いたいと想いが強かったのですか。
「そうですね。ヴィダレスのときも、これに勝ったらペッチ(ペットパノムルン)とやれると言われてヴィダレスに決まったので、そこ(ペットパノムルンとの対戦)しか見てなかったですね。だからオファーが来た時も、ようやく来たかという感じでした」
――ではヴィダレス戦以降はペットパノムルン戦に集中していたわけですね。
「はじめは4月にやるかもということやったんで、ずっとペッチ対策をやっていたし、それを変えるという考えはなかったです。どれだけ試合間隔が空いても次はペッチとやりたいとRISEサイドにも伝えていたし、自分自身もそのつもりで2年間やってきたんで」
――ヴィダレス戦以降はペットパノムルンに勝つためだけに時間を過ごしていた、と。
「はい。ペッチと再戦(2022年8月)に負けてからジェレミー(・モンテーリョ)、アンバー(・ボイナザロフ)、(セルゲイ・)アダムチャックに勝って、ランキング1位のヴィダレスがラスボスやと思っていたんで。ヴィダレスに勝てば、みんな僕が挑戦することに納得するだろうと思ったし、しかもペッチが判定までいったヴィダレスにKO勝ちできたので、これ以上(ペットパノムルン以外に)やる相手はいないやろうっていう気持ちもありました」
――ペットパノムルンは過去に2度対戦して2度敗れている相手ですが、原口選手にとってはどんな存在ですか。
「2回負けているというのももちろんあるんですけど、1戦目(2021年11月)は選手生命が終わるぐらいにコテンパンにされたんですよ。それがすごい悔しかったし、情けないという感じで。2戦目は1戦目に比べて上手く戦えたんですけど、勝つことを意識しすぎて、本来の自分を出せなかったんですよね」
――ペットパノムルンを倒すというよりも判定でもいいから勝つという考えだったのですか。
「そうですね。(2戦目は)ルールをしっかり利用して、ペッチに勝つためだけに動いたんですよ、本能を捨てて。それが結果的に勝ちに行きすぎたというか、倒す気もないし、とにかく攻撃を当てるだけみたいな。そこまで自分を殺してやったのに結果を出せなくて、1戦目・2戦目どちらも後悔しか残らなかったです。だから諦めるにも諦めなきれない気持ちがあって。今回はオランダまで乗り込むことになって、全身全霊をかけて戦って、勝つか負けるか分からへんけど、絶対に後悔は残したくないという気持ちがあります。勝ちたいも気持ちももちろんあるけど、自分自身へのリベンジもあるし、ペッチに対してはそういう感情もありますね」
――例えば最初の対戦のときは「どうやったらこの相手に勝てるんだろう?」という気持ちになっていたのですか。
「ほんまそうでしね。あの時は正直やる前から負けていたんですよね。なんか戦う前からちょっと勝たれへんわと思っちゃって。ペッチはほんまに強い選手やし、GLORYの現役チャンピオンやしっていう。画面越し映像の強さに負けてしまって、とにかく倒されないようにしようという頭で戦ったんですよ。極端な話、勝つのは無理やから、倒されんように戦おうみたいな」
――あの時はそこまで追い込まれていたんですね。それだけペッチにはインパクトがあったのですか。
「僕も外国人とやったことはあるけど、日本在住の外国人というレベルやったんです。それがいきなりGLORYの現役チャンピオンと戦うことになって、自分自身、世界最強と戦いたかったところもあるけど、いざそういう相手が目の前にいるとめちゃくちゃオーラがあるし、なんかもう……なんなんやろ、こいつみたいな。これホンマ戦われへんわっていう思いになっていました」
――そういった試合だったからこそ、2022年8月のリマッチでは、悪い意味で勝ちに徹してしまったのでしょうか。
「まさにそれですね。どうせ倒されへんし、効かされへんから、とにかく自分が攻撃を当てるところだけをレフェリーに見せて、うまいこと(ポイントを)取ってくれんかなっていう感じで戦ったんですよね。それで延長まで行ってよかったんですけど、延長も本戦と同じ気持ちで戦ったから、やっぱり最後は押し切れなかったですね」
――試合後にはレフェリングやジャッジに対して批判的コメントを残していましたが、あの時は感情的に言葉が出てしまったのでしょうか。
「あの時はあの試合にかけて必死でやってたし、6月に『THE MATCH 2022』でヒデさん(山崎秀晃)と戦って、ヒデさんの思いも背負ったつもりで戦ったんですよ。僕はヒデさんに勝てたおかげで自信がついたし、ヒデさんに勝ったからこそ、RISEから『ペッチと再戦いけるか?』と言われて『今ならペッチいけます』と答えて、再戦を組んでもらったんですね。自分としてはゴールデンフィストを宿して、RISEを背負って戦ったつもりだったんですけど、レフェリーに判定を委ねる試合をしてしまって、そのレフェリーに裏切られたという気持ちにもなって。
だからあの時は思っていたことも言ったし、ホンマは思ってないようなことも言ってしまって……すごく失礼な言い方してしまったと思うし、今となっては申し訳ないことをしたという気持ちもあります。でも今はそれが自分の弱かった部分だということも認めているし、そんな自分へのリベンジを込めてもう一度ペッチとやりたいという想いがあります」
――2度目のペットパノムルン戦以降、原口選手の相手を一撃で仕留めるスタイル・戦い方が、より洗練されて磨かれた印象があります。あの試合を経て自分の技術レベルが上がったと感じていますか。
「僕は気持ちで戦い方が変わると思っていて、もともと自分は倒せる威力もスピードもテクニックもあって、倒しに行くかどうかは自分で決めて動けるタイプなんですね。それで2度目のペッチ戦ははじめから『倒すのは無理』『倒せないから倒しに行かない』と思って、ああいう試合をしちゃいました。だからあれ以降、そういう気持ちを捨てて、勝てるかどうかは分からへんけど、とりあえず自分が思ってることを全部やろうと思って戦うようになって、それがペッチ戦以降のファイトスタイルになっていて、結果的にKO勝ちが続いています。だから戦い方を変えたというよりも、気持ちの面を変えた感じですね」
――今回のペットパノムルン戦は対戦相手の対策と自分のパフォーマンスを見せること、どんなバランスで練習してきたのですか。
「対策は4割ぐらいで、6割ぐらいは自分自身を出す、持ってる技術を全部出すという練習ですね。それができたら絶対に勝てると思っているし、倒せたら倒せたでいいですし、あらゆることを想定して練習をしてきました」
――試合時間も3分5Rで、対策が試される部分もあるでしょうし、素の強さが求められる部分もあると思います。
「しかもラウンドマストで延長がないので、楽と言えば楽やし、やばいと言えばやばい。1・2・3Rを取ったら、4・5Rはダウンを取られなければ勝ちやし、逆に1・2・3Rを取られたら、ダウンを取ってもドローになりかねない。そういうこともイメージして練習は続けてきました。試合をコントロールする力も求められれば、一発逆転や一瞬の隙をつく技も求められる。ラウンドマストのことを考えると、最後に自分が攻めて攻勢を印象付けることも必要やし、あらゆることを利用して勝ちたいと思っています」
――まさに総力戦ですね。
「ペッチってリズムが最初から最後まで変わらなくて、それがペッチの強いところなんですよ。何が起きてもずっと一緒、自分のリズムでやる。だから落ち着いて見えるし、そこを上手いこと利用したいなと思ってますね」
――そういう意味では昨年12月にチャド・コリンズがペットパノムルンに勝った試合は参考になりましたか。
「そうですね。元々ペッチがチャドとやる前から、次戦うときはチャドっぽい動きで行こうと思ってたんですよ。それで実際にペッチに勝ったチャドを見て、自分の考えは間違っていないんだなという気持ちになりました」
――チャドの戦い方を参考にしつつ、原口選手ならではのテイストも入れていく、と。
「はい。ペッチができないような攻撃も使って、フルに痛めつけられるところは痛めつけたいと思います」
――3度目の対戦はペットパノムルンが持つGLORYのベルトに挑む形です。RISEは原口選手とペットパノムルンの3度目の対戦が実現できるように、原口選手とGLORYのランカーの試合を組んで、原口選手がそれに勝ち続けたことで今回の対戦が決まったという経緯もあります。そういった周りの想いを背負って戦うという心境もありますか。
「今回はオランダで試合ということで、試合の約1週間前にオランダに入って、現地で調整することになったんですね。本来ならあり得ないスケジュールなんですけど、RISEがこちらのリクエストを形にしてくれて。(RISEが)全面的に全身全霊でサポートしてくれるおかげで、最高の形で試合当日を迎えられると思います。それだけRISEも懸けてくれていると思うし、一緒に戦ってくれていると思います。自分自身のためにはもちろん、自分がGLORYでベルトを獲れば、格闘技の歴史に名を残すことになると思っているんですよ。
日本のキックボクサーが誰も成し遂げたことがないことやし(※2013年に久保優太がGLORYの世界トーナメントで優勝したことはあるが、ワンマッチ形式でGLORYのタイトルを獲った日本人はいない)、日本人初の偉業をRISEファイターが達成したとなれば、RISEとしても誇りになると思っています。そういう意味も込めて、RISEには恩返しいたいです。本来なら3度目の対戦を組むのもなかなか難しいと思うし、きっと色々な意見もあると思うんですよ。僕も実力でここまで勝ち上がってきましたけど『何回やらすねん!』とか『もう見たくないよ』と思う人もいると思います。それでも僕を信じてくれている人がいるし、RISEも僕に期待をしてくれている。自分を信じてくれている人のために勝つこと。それが団体のエースとしての仕事だと思っているので、何が何でも勝って、RISEをホンマに世界一の団体にしたいと思っています」
――2024年は立ち技格闘技が変わる1年になると思っていて、武尊選手や野杁正明選手がONE Championshipに参戦し、海人選手はGLORYのベルトを目指している。日本のトップ選手が海外のタイトルを狙う・挑戦する流れが出来つつあります。そのなかで原口選手がGLORYのベルトに挑むことになって、原口選手・RISEファン以外の日本の格闘技ファンが原口選手のことを応援していると思います。
「ONEでは武尊選手と野杁君が負けて、過去にGLORYのタイトルマッチで海人君や小林愛三さんも負けている。僕もペッチには2回負けているんですけど、初めてペッチと戦ったのが2021年で、他の選手よりも早くVS世界の戦いを始めたと思っているんですよ。誰よりも早く世界の壁にぶち当たっているからこそ、一番早くそこで勝てると思ってるし、勝たなあかんと思ってるし、誰よりも責任感は強いです。失礼な言い方になるかもしれませんが、誰よりも自分が世界で勝ちたいという気持ちはあるし、みんなの応援を力に変えて、ぶちかましてこようと思います」
――今日は出発直前のインタビューありがとうございます。後ろの壁に飾っている「獲る」という文字はいつ書いたものなですか。
「これは今年の書初めで書いたものです」
――まさに2024年はペッチに勝ってGLORYのベルトを獲るという想いを込めたものですね。
「そうですね。しかも(年末に)RISEとGLORYで65kgのトーナメントがあるということを聞いていたので、そのトーナメントも獲るという意味もあります。だから今年は自分が獲れるものをすべて獲りたい。強さ、地位、名誉、お金……全部含めて獲ったろうって感じです」
■視聴方法(予定)
7月20日(土)
深夜25時15分~U-NEXT
【写真】5月18日、野杁は武尊が結成したteam VASILEUSに加入することを発表。武尊、そして渡辺雅和トレーナーらと共にONEの頂点を目指す(C)TAKUMI NAKAMURA
6月8日(土・現地時間)、タイはバンコクのインパクト・アリーナで開催されるONE167にて、野杁正明がフェザー級(70.3キロ)キックボクシングルールでシッティチャイ・シッソンピーノンと対戦する。
Text by Takumi Nakamura
注目のONE参戦、そしてシッティチャイとの対戦が決まった野杁。ONE参戦を決意した理由を語ってくれて前編に続き、インタビュー後編ではシッティチャイとの対戦やONEでの戦い、そして先にONEに戦いの場を移した武尊への想いを語った。
<野杁正明インタビューPart.1はコチラ>
<シッティチャイ インタビューはコチラ>
――さてONEデビュー戦では、いきなりトップ選手のシッティチャイと対戦することになりました。オファーを受けた時はどんな心境でしたか。
「驚きはなかったですね。素直に嬉しかったです。キャリア豊富なベテランですし、ランキングでも3位に入っていて、デビュー戦で当ててもらえてよかったです」
――試合をやるならランカーやトップ選手とやりたかったですか。
「やりたかったです。その方が手っ取り早いので。シッティチャイはONEでタワンチャイにも勝っていますし、ONE以外ではスーパーボンに勝って、グレゴリアンには通算戦績で勝ち越していて、そうそうたるメンバーに勝ってるじゃないですか。ここをクリアすれば次のステージが見えてくるので、ノーランカーの選手とやってチャンスが回ってくるのを待つよりは、シッティチャイのような選手とやれてよかったです」
――ファイトスタイルについてはどんな印象を持っていますか。
「一言で言うとテクニシャンですよね。サウスポーで上手く戦いながら、相手が入ってくるところにヒザを合わせる、みたいな。もろにムエタイスタイルではないですけど、ムエタイスタイルをこのルールに合わせて戦っている印象です」
――シッティチャイは野杁戦が決まって、野杁選手と対戦経験があるゲーオ・ウィラサクレックを臨時コーチとして招聘しているそうです。
「最初はそれを知らなかったのですが、ファンの方が『シッティチャイがゲーオと練習しているみたいです!』とDMで教えてくれて(笑)、それでゲーオのインスタを見に行ったら一緒に練習している動画がアップされていたので、驚きはしないですけど、そうなんだくらいの感じですね」
――僕はシッティチャイのこの試合に対する本気度が伝わってきたのですが、野杁選手はいかがでしょうか。
「嬉しい限りですね。弱いシッティチャイじゃなくて、過去最強のシッティチャイで来てもらいたいので、しっかり対策も練ってきてもらいたいです」
――意外にも野杁選手の過去の戦績を振り返るとタイ人との対戦はゲーオとプライチュンポンの2人だけで、タイ人と戦うことに警戒心はないですか。
「僕は全く気にならないですね。僕のファイトスタイル的に相手がオーソドックスでもサウスポーでも関係ないですし、タイ人に苦手意識はないです。ONEの日本大会でシッティチャイとグレゴリアンがやった試合も会場で見ていて、なんとなく戦うことはイメージしていたので、今回も(倒し方は)何パターンか用意しています。グレゴリアンが3Rで倒しているので、それより早いタイムで倒して上位ランカーたちにアピールしたいですね」
――またこの試合はケージ、そして海外遠征にもなります。そこについてはいかがでしょうか。
「ケージはあんまり気にしないですかね。リングの方が詰めやすいとは思いますけど。あと海外やアウェーで戦うのは好きなんですよ。過去にフランスで2試合やっているんですけど、最初のフランス遠征で戦った(エディ・ネイト・)スリマニが地元のヒーローみたいな選手で、会場の雰囲気が僕の攻撃が当たっても『シーン…』で、スリマニが攻撃を出すだけで『ウォー―!』みたいな反応だったんです。でも僕がKO勝ちしたら、フランスのお客さんも僕に声援を送ってくれるようになって、そうやって周りの見方をひっくり返すのは気持ちいいですね。ちなみにその大会で一緒だったのがアラゾフと(ローマン・)クリークリャだったんです」
――のちにONEでチャンピオンになる2人とそこで会っていたんですね。
「アラゾフにいたっては年齢も一緒だし、K-1のベルトを獲った日(2017年6月18日)も初防衛に成功した日(2018年3月21日)も同じなんですよ。だから色んな縁を感じますね」
――またONE参戦が決まった時にSNSで「武尊くんと2人でONEの世界チャンピオンになりたい」と発信していました。改めて野杁選手の武尊選手へのリスペクトを感じたのですが、野杁選手にとって武尊選手はどんな存在ですか。
「もともと武尊くんは敵チームだったんですよ。僕がK-1ジム恵比寿にいた頃は僕と小澤海斗が仲良くて、ちょうどその時期に武尊くんと海斗がバチバチだったんです。海斗が武尊くんと試合した時は、僕も武尊くんの試合を見まくって、海斗に対策をさずけて、試合当日はセコンドにもついたんです。その時に何に驚いたかというと、武尊くんは僕が考えた対策の一歩上を行くんですよ。それがすごく印象的で『どんな練習をやったらそんなことができるんだろう?』と。で、実際に武尊くんと一緒に練習するようになったら、とにかく練習量がすさまじい。サンドバックをやるにしても、周りが止めない限り、全力でやり続ける勢いなんです。あれだけのトップ選手が自分で自分をそこまで追い込んでいることにびっくりでした」
――色んな面で想像を超える選手だったわけですね。
「あと武尊くんはむちゃくちゃ頭が良いですね。試合だけを見ているとバチバチに打ち合うじゃないですか。だから打ち合うこと以外は考えていないように思われがちですけど、本当に色んなことを考えながら練習もスパーもやっているんですよ。一度、ボクシングのスパーをやらせてもらったんですけど、1Rのなかでもこっちの動きに対する対応を変えてきたり、対応力もすごいんです。練習量と頭の良さが両方あるからこそ、武尊くんはあれだけ勝ち続けられていると思うし、一格闘家として尊敬できる存在です。あとは『THE MATCH 2022』で僕が海人選手に負けてしまって、いい形で武尊くんにつなげられなかったことが悔しくて。そのリベンジではないですけど、同じ日に試合をして勝ちたいですし、2人でONEのベルトを巻いて世界一になりたいです」
――例えば武尊選手と2人で色々と話すことはあるのですか。
「team VASILEUSに加入してから話すようになったんですけど、KREST時代は若干距離があったんですよ(笑)。僕がKRESTに入った当初、みんな僕のことを“野杁くん”と呼んでいて、そこにちょっと距離を感じていたので、しばらくしてトレーナー陣に『下の名前で呼んでもらっていいですか?』とお願いしたいんです。そしたらトレーナー陣から徐々にみんな“野杁くん”から“正明”に呼び方が変わっていったんですけど、唯一武尊くんだけ“野杁くん”呼びのままで。それで微妙な距離を感じていたら、K-1横浜アリーナ大会(2019年9月)の前のインタビューで武尊くんが『正明は~』と言っているのを見て『あっ!“正明”って呼んでる!』と思って、それで距離が縮まりました(笑)」
――キャラクターや性格は違う2人ですが、格闘技や練習に対する考え方は似ていると思いますか。
「なんて言ったらいいんだろう…僕も武尊くんも“格闘技バカ”なんでしょうね。いい意味でお互いネジがはずれてるんだと思います」
――野杁選手の年齢・キャリアを考えると、ONEが最後の挑戦になりそうですか。
「ONEが僕の最終章だと思っています。そのデビュー戦でランキング3位のシッティチャイと試合を組んでもらったので、このまま最短距離で一気にベルトまで駆け上がりたいと思います」
――今まで色んなベルトを巻いて、トーナメントでも優勝してきたと思いますが、ONEのベルトを巻いて「世界一になった」と思いたいですか。
「はい。今までトーナメントで優勝してうれしい・ベルトを巻いてうれしいと思ったことはあるのですが、これでゴールだと思ったことは一度もないんです。でもONEでチャンピオンになったら、初めて『ここがゴールだ』と思えると思うので、そこを目指して戦っていきたいです」
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7月20日(土・現地時間)、オランダはロッテルダムのトップスポーツセントラムで開催されるGLORY93にて、原口健飛がペットパノムルン・キャットムーカオが保持するGLORYフェザー級(65kg)タイトルに挑戦する。
Text by Takumi Nakamura
原口は2020年1月にRISEライト級(63kg)を獲得し、同年10月のRISE DEAD OR ALIVE 2020 -63kgトーナメントで優勝。2021年からはスーパー・ライト級(65kg)に階級を上げて、2022年6月の「THE MATCH 2022」ではK-1の山崎秀晃にKO勝利すると、2022年12月以降はGLORY王座を見据えて、セルゲイ・アダムチャック、アンバー・ボイナザロフ、アブラハム・ヴィダレスとGLORYフェザー級の選手たちから勝利を収めた。
王者のペットパノムルンはムエタイでの活躍を経て、2016年からGLORYに参戦。2018年7月にケビン・ヴァン・ノーストランドを下してGLORYフェザー級王座に就くと、これまで8度の王座防衛に成功して、長期政権を築いている。
ペットパノムルンはGLORYで戦う一方、RISEにも定期参戦。2021年11月と2022年8月に原口を下し、2度目の対戦ではRISE世界スーパーライト級王座にも就いた。2023年12月にチャド・コリンズに敗れてRISE王座は明け渡したものの、一時はGLORYとRISEの2冠王に君臨していた。原口にとってはGLORY王座奪取はもちろん、2度苦杯を舐めさせられているペットパノムルンへのリベンジという意味も持つ一戦だ。
今年、GLORYではヘビー級(無差別)、ライトヘビー級(95kg)、ミドル級(85kg)、ウェルター級(77kg)の4階級でワンデートーナメント形式のグランプリが行われている。フェザー級に関しては、GLORYとRISEが協力関係にあり、年末に日本国内、RISEの興行内でのトーナメント開催が計画され、GLORY・RISEの両大会でトーナメントに向けた査定試合が組まれている。
3月のRISE東京体育館大会ではミゲール・トリンダーデがコリンズをKOするアップセットを起こし、70kgから階級を下げたイ・ソンヒョンが白鳥大珠から勝利を収めた。GLORYでは4月大会で初参戦のボボ・サッコがダビド・メヒアをKOし、5月大会ではデニス・ウォーシックがヤン・カッファ、ベルジャン・ぺポシがアマド・チック・ムサとのランカー対決に勝利している。ペットパノムルンと原口のタイトルマッチの行方はもちろん、年末のトーナメントに向けて、どんな選手が台頭してくるかも見逃せない。
またライト級(70kg)王者テイジャニ・ベスタティのウェルター級挑戦により、一部では階級そのものが休止になると報道されたライト級だが、ベスタティはタイトルを返上せず、ライト級王者としてウェルター級に挑戦する流れ。現時点でライト級のトーナメントが予定されていないだけで、階級そのものは存続し、ワンマッチでの実施も計画されている。
昨年8月にベスタティの持つ王座に挑戦して敗れているシュートボクシングの海人がベスタティへの再挑戦を見据えて試合をしていくことがアナウンスされた。これはシュートボクシングがRISE・GLORYサイドとコンタクトをとったうえでの発表で、今後は海人がGLORY王座挑戦につながる試合が組まれていく方向だ。こちらの動向も引き続き注目していきたい。
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