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【Pancrase351】新フェザー級KOP三宅輝砂「格闘技を始めた頃から、新しい何かを考えるのが好きでした」

【写真】取材は名古屋市中区新栄のZOOMERフィットネスジムにて(C)SHOJIRO KAMEIKE

2024年12月15日(日)、東京都港区のニューピアホールで開催されたPancrase351で、三宅輝砂が平田直樹をKOして空位のフェザー級KOPのベルトを巻いた
Text by Shojiro Kameike

当初は平田とキム・サンウォンの間でKOP王座決定戦が行われる予定だったが、キム・サンウォンはPFL出場が決まり欠場に。代わりに三宅が平田とベルトを争うこととなった。過去の実績でいえば平田が有利とみられた試合で、三宅は平田をわずか72秒――右ヒザ蹴りでマットに沈めている。あれから1カ月、名古屋の三宅を訪ね、衝撃の王座奪取劇の裏側で何が起こっていたのかを訊いた。そこには考え続けた末にベルトを巻いたファイターの姿があった。


こんなに簡単に勝っちゃうんだ……

――昨年はベルト奪取、おめでとうございます。

「ありがとうございます!」

――タイトルマッチは誰も予想できなかったであろう試合内容でした。試合直後、三宅選手も「実感がない」と仰っている動画がYouTubeにアップされています。

「そうなんです。勝った瞬間は『こんなに簡単に勝っちゃうんだ……』とビックリしました」

――その「簡単に」とは「楽に」という意味ではなく。

「はい。当たると思って出したヒザ蹴りではありますけど、倒れちゃった――僕自身が考えるよりもヒザ蹴りが効いた、という感覚で」

――あのヒザ蹴りは倒すためではなく、テイクダウンに来る相手への牽制だったのですか。

「はい。倒そうと思って出したヒザではなかったです」

――なるほど。今回のタイトルマッチは、PFL出場が決まったキム・サンウォンの代役として平田選手との王座決定戦に臨みました。

「このタイミングで僕がタイトルマッチに出場するとか、全く考えていなかったですね。本当にラッキーだなと思っていました」

――三宅選手のキャリアを考えると、タイトルマッチまでは上位ランカーともう1~2試合は必要ではないかと思っていました。

「実は12月大会って、もともと他の選手との試合が決まっていたんですよ。でも相手の負傷で試合が流れて。そうしたらキム・サンウォンのPFL出場が決まって、空いている者同士のタイトルマッチに――と言ったら良くないかもしれないですけど」

――三宅選手としても、もう1~2試合やって自分の実力を確かめたいと……。

「確かめたい、という気持ちはなかったですね。あの段階では『平田選手は強い。まだ自分は勝てない』と思っていて。正直、タイトルマッチが決まった時は『自分にはまだ早い』と考えていました」

――試合直後の動画ではベルトを抱えながら「防衛したくない。返上したい」とも仰っていました。

「あぁ、あれは――5分5R戦いたくないなって(苦笑)」

――アハハハ。

「これからは追われる立場か、って考えていなかった展開になりましたからね」

僕の左ジャブには秘密があって、まだ誰も気づいていない

――前回のインタビューから、三宅選手の試合内容も大きく変わってきたかと思います。まず2023年3月に中田大貴戦で敗れたあと、同年11月の櫻井裕康戦は新鋭同士の白熱した試合展開になりました。結果は三宅選手がRNCで一本勝ち。正直なところ三宅選手に対して、あれだけ白熱した試合展開を見せる印象がなかったです。

「アハハハ、あの試合から連勝が始まりましたね。技術的に何か大きく変わったわけではないんです。技術に関しては積み上げてきたものが大きかった、という感じで。

それよりはメンタル面の変化が大きいです。今までは持っているものを試合で出すことができなかった。でもメンタルで余裕が生まれたことで、練習通りの動きを出せるようになったと思います」

――櫻井戦の前までは、行ける時に行けないということもあったのですか。

「そもそも試合が好きじゃなくて。なるべく試合はやりたくなかったんですよ」

――えっ!? ではなぜプロになったのですか(笑)。

「プロになっちゃった、試合するしかないかなという感じでした。もともと格闘技は好きで、練習もクラスの指導をさせてもらうのも好きなんです。そんななかで試合に出る理由は、『自分の可能性を知りたい』というのが一つ。もう一つは練習している技術の証明をしたい、というものでした。練習している内容を証明するには、試合に出るしかないですから」

――メンタル面が変わったのは、何かキッカケがあったのでしょうか。

「特に大きなキッカケがあったわけじゃないけど、やるからには悔いを残したくない。応援してくれる人たちに喜んでもらいたい、と思いました」

――そうだったのですね。櫻井戦の次は昨年2月に大阪で名田英平選手をKOしました。あの大会ではメインとコメインともに左ジャブで削り続けて倒す、という珍しい展開でした。

名田戦は左ジャブで削り続けた末、左ボディで仕留めた。ジャブを効かせる秘密はーーぜひ試合を観て探してほしい(C)SHOJIRO KAMEIKE

「コメインの葛西和希選手も左ジャブで削っていましたね。あの時、僕の左ジャブには秘密があって――細かいことは言えないけど、まだ誰も気づいていないだろうなと思っています」

――左ジャブの秘密! それは名田戦の前に気づいたことですか。それとも以前からやっていたことが試合で出たということでしょうか。

「あの試合から打ち方を変えました。しかも試合直前に思い浮かんで(笑)」

――試合直前に! それは凄い。

「相手も分からないから、あれだけ当たったんじゃないですかね。自分でも試合中に『これはヤバい打ち方を見つけてしまった』と思っていました。でも直前に思いついたことを試合で出すことができたのも、やっぱり普段から左ジャブの練習をし続けたおかげです。

ボクシングはアマチュア出身の方に教わっていた時、練習相手に高校3冠の選手がいたんですよ。そこで伸びる左ジャブを教えてもらい、今はその応用でやっています」

――さらに右カーフも効かせるようになりました。この左ジャブと右カーフがあるおかげか、距離のつくり方から変わり、試合で安定した力を発揮できるようになったかと思います。

「カーフキックも昔から練習していたんです。左ジャブとの連携ができるようになって、より得意になっていきましたね。だから2024年はどんどん自分の気持ちも変わってきたし、プロ意識も芽生えてきたと思っています」

――昨年7月の石田陸也戦は左ジャブと右カーフ、つまり上下の攻撃があるからこそド真ん中に三日月蹴りが炸裂しました。

「あのカーフにも三日月蹴りにも秘密があるんですよ」

――秘密ばかりじゃないですか!

「フフフ、そうなんです」

――そうした秘密の技は、自分自身で思いつくのですか。それとも他の選手の試合から影響を受けるのでしょうか。

「自分で思いつきます。たとえば最初は左ジャブが当たらない。『当てたいな。どうやったら当たるんだろう?』と考えて、いろんな方法を思いついて何度も試していくんです。もちろん同じ当て方をしている選手もいたりはしますけど、それも自分で思いついたあとに分かるというか」

――三日月蹴りは何度も失敗していると、足の指を骨折しませんか。

「実は骨折しない蹴り方を思いついたんですよ。秘密ですけど、フフフ」

――まだまだ出していない秘密がありそうで、今後が楽しみです。

「そうですね。たぶん秘密が分かっても、次の試合までには新しい何かを思いついているでしょうし。良い感じで進んできているので嬉しいです」

――もともと格闘技だけでなく、考えること自体が好きですか。

「好きですね。それだけやっていたいぐらいです。試合には出ずに(笑)」

5Rの試合でも、できるだけ早く仕留めたい

――先ほど「試合に出たくない」と仰った気持ちが分かりました。とにかく格闘技を追求していく、武道家のような感覚ですね。

「そうかもしれないです。格闘技を始めた頃から、新しい何かを考えるのが好きでした」

――格闘技以外では?

「カメラが好きなんですけど、まずメッチャ調べてからカメラを買って。そこから構図や編集方法を調べたりするのが好きです」

――分かります。自分もこの仕事を始めた頃は、まずセンスを磨くよりもカメラの性能を学ぶことから始めました。

「そうじゃないと理解できないし、発展しないですよね。あとビリヤードが好きで、ビリヤードも動画を視て研究したりします。ジムの指導もそうです。自分が考えていることだけじゃなく他の選手の試合映像を視て、それをどう分かりやすく会員さんに説明できるのかを考える。すると自分の中に、他の選手の技を落とし込むこともできて」

――お話を聞いていて、試合時に仕留めに行くイメージとのギャップに驚きました。

「本当は根暗で気弱な人間なんです。アハハハ」

――それだけ考えることが好きだと、もう5R対策も考えているのではないですか。

「……、……、……そこはあまり考えずに」

――今「やっぱり5Rはやりたくない」という表情を浮かべましたね(笑)。

「アハハハ! 5Rの試合でも、できるだけ早く仕留めたいですね。やることは変わらないと思いますし。今の左ジャブが当たり続ければ、相手も2Rには耐えられなくなるでしょうし。平田戦も左ジャブさえ当たれば、いずれ相手も削れてくると考えていました」

――組みはNTT=寒天練習でも練習しているのですか。

「NTTと、週1回はstArtの練習に参加させてもらっています。タイトルマッチでは日沖さんの存在がメチャクチャ大きかったです。タイトルマッチが決まって、日沖(発stArt代表)さんに週1回のパーソナルトレーニングをお願いしたんですよ。そこで戦略を考えてもらったり、あとは特にメンタルのつくり方が勉強になりました。『やっぱり世界で戦ってきた人は凄いな』って思いました。僕の中では、そこで変わりましたね。前回の試合に向けてお願いしていたことですけど、また試合が決まればお願いしたいと思っています」

――なるほど。その次の試合というのは……。

「まだ発表されていないんですけど、○月に××と対戦することになるかもしれません。絶対に殺してやろうと思います」

――殺してやる、って……先ほどまでの冷静な語り口から、ギャップが凄すぎです(苦笑)。

「根暗で気弱だからこそ、ですよ(笑)。ただ××のことはマジで嫌いなので、絶対に殺してやります」

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【Pancrase342】長岡弘樹戦へ。柔道出身の剛腕、佐藤生虎「……次の試合も殴ります」

【写真】生虎(しょうご)という名前の由来は、「正午に生まれたことから当て字で……という説があります」とのことでした(C)SHOJIRO KAMEIKE

28日(日)、翌29日に東京都立川市の立川ステージガーデンで開催されるPancrase342の計量が行われ、出場選手全員がクリアした。明日の第10試合試合では佐藤生虎が長岡弘樹と対戦する。
Text by Shojiro Kameike

昨年プロデビュー以来3試合連続、1ラウンドKO勝ちをマークしている佐藤。しかも合計タイムは3分と、1ラウンド分にも至っていない。特に左ストレートを軸に戦っているが、もともとは柔道ベースだというから驚きだ。なぜ佐藤がこれまでに左ストレートで倒しまくるようになったのか。その秘密をひも解く。豪快なKOの裏には、試合スタイルからは想像できない佐藤の性格が関係していた(※取材は4月24日に行われた)。


――MMAPLANETでは初のインタビューとなりますが、宜しくお願いいたします。

「……、……」

――すみません、ちょっと音声が小さいようですね。

「(マイクを口に近づけて)聞こえますでしょうか?」

――ありがとうございます。聞こえました。もしかして今は職場ですか。

「はい、そうです」

――もしかして小さな声で喋らないとか……。

「そんなことはないのですが――ちょっと周りから見られています(笑)。でも大丈夫です。すみません」

――いえ、職場でインタビューを行わせていただき、ありがとうございます。会社の方にも宜しくお伝えください。

「アハハハ、分かりました(笑)」

――改めて、プロデビュー以来3試合で合計3分ほどしか戦っていない佐藤選手です。

「えっ、そんなに短いですか」

――これまでのKOタイムが1分1秒、35秒、1分22秒ですから、正確には2分58秒です。ご本人としては意識していないのですか。

「そうですね。まぁ、たまたまというか……」

――あれだけ左ストレートを軸に戦っていて、「たまたま」ではないでしょう(笑)。

「いや、もう必死に戦っているだけで(苦笑)。自分でもよく説明できなくて――喋るのも下手なので、すみません」

――いえいえ。あれだけの剛腕っぷりを見せていながら、ベースは柔道なのですよね。

「柔道は10歳から28歳までやっていました。もともと兄が柔道をやっていたので、僕も同じ町道場に入れられて。28歳の時に柔道を辞めて、MMAを始めました」

――28歳というと大学を卒業してから、どこか企業で柔道をやっていたのでしょうか。

「いえ、警察です」

――警察ですか! 大学までの優勝実績などは……。

「特に無かったです。高校の時に県大会で優勝したり、大学も全国大会に出たぐらいで。そこから警察の柔道部に入りました。ずっとMMAは好きで、大学を卒業した時点で柔道を続けるか、MMAを始めるかは一度考えました」

――そこで柔道を続けた理由は何だったのでしょうか。

「……母の反対ですね(苦笑)。今もMMAをやることは反対されています。でも警察の柔道部って定員があり、毎年誰かが引退して誰かが入るということが繰り返されるんです。柔道部の先生から『今年で引退してほしい』と告げられて。柔道部にいられないなら警察にいる理由もないので辞めました」

――柔道部を辞めたとしても、警察には残ることはできるわけですよね。

「はい。もともとMMAをやりたくて、ずっと柔道を続ける気持ちはなかったんです。だから先生から告げられた時に踏ん切りがついたといいますか。ちょうどコロナ禍で試合もできない時期でしたし」

――では警察を退職して、すぐにMMAを始めたのですか。

「MMAを始めようと思ってジムを探した時、自分が柔道出身なので組み技が強いパラエストラ松戸(現THE BLACKBELT JAPAN)に入りました。そのあと去年の3月に、講道館の柔道クラブ時代の先輩である中村K太郎さんと宮澤元樹さんがいる、ユナイテッドジムに移籍してプロデビューしました」

――なるほど。2022年にパンクラスのアマチュア全日本を制してプロデビューに至るわけですが、当時から今のように左をバシバシ当てていたのでしょうか。

「いえ、最初はとにかく組みついていました。それがアマチュア全日本の時に、減量で水抜きしすぎてヘロヘロになってしまい、試合では組めない――スタミナがもたないと思ったんです。それで殴りに行ったら『当たるなぁ』という感じで」

――減量ミスから生まれた左ストレート! 最初に仰った「たまたま」というのは、そういう意味だったのですね。

「アハハハ、そうなんです。自分自身でもグラップラーだと思っていましたけど」

――結果、プロデビュー以降はストライカーで行くと。プロの3試合はほぼ組みに行っていません。それはまだ組みの実力……つまり本当の力を隠しているということではないですか。

「いや、それはないです」

――ハッキリと否定しましたね(笑)。

「もう本当に、いつも限界で。毎試合ギリギリの状態でやっています」

――確かに1戦目と2戦目は、とにかく左を振り回している感もありました。しかし3戦目の川中戦は完全に左ストレートを軸に戦うように進化していたように思います。相手の頭の位置を見ながら、左ストレートを急所に叩きこんでいくという。

「ありがとうございます。でも、それも意識したことはなくて……。ただ、今はボクシングで日本と東洋太平洋のチャンピオンだった柴田明雄さんの指導を受けて、打ち方と位置取りは変わってきていると思います。前回の試合は、とにかく相手の左側に回ろうと柴田さんから言われていて――相手との距離、自分の位置については考えるようになりました」

――なるほど。川中選手をKOしてパンクラスのウェルター級5位にランクインしました。そして次は大ベテランの長岡戦で、この試合をクリアすればベルト挑戦も射程圏内に入っくると思います。

「ベルトは意識していますが……う~ん、自分が上がってきているという実感はないですね。次の試合も不安しかないですし(苦笑)」

――浮かれているよりは良いと思いますが、それにしても自信のあるコメントは出て来ないですね。

「長岡選手はキャリアも凄くて、削り合う試合になると思いますし――引き出しの要素も全て、僕が負けていますからね。試合になると、いつも不安しかないです」

――その不安は、どのように解消するのですか。

「ケージに入るまで不安ですし、ケージに入っても頭が真っ白になって。あとは『やるしかない』という気持ちになって試合をするだけです。自分がやらないと、やられてしまう。その気持ちが一番大きいですね。

――では次の長岡戦、どのような試合をしたいですか。

「……次の試合も殴ります。長岡選手って打たれ強いと思うんですけど、それでも殴ります」

■視聴方法(予定)
4月29日(月・祝)
午後1時30分~U-NEXT

■Pancrase342 計量結果

<ストロー級暫定王者決定戦/5分5R>
黒澤亮平(52.15キロ)
リトル(52.05キロ)

<ライト級/5分3R>
粕谷優介(70.70キロ)
久米鷹介(70.70キロ)

<ウェルター級/5分3R>
佐藤生虎(77.55キロ)
長岡弘樹(77.35キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
KAREN(52.05キロ)
ホン・イェリン(51.40キロ)

<ライト級/5分3R>
松岡嵩志(70.40キロ)
ホン・ソンチャン(70.00キロ)

<フライ級/5分3R>
砂辺光久(57.00キロ)
前田浩平(57.20キロ→57.10キロ)

<ストロー級/5分3R>
寺岡拓永(52.25キロ)
氏原魁星(52.10キロ)

<フェザー級/5分3R>
糸川義人(65.85キロ)
櫻井裕康(66.50キロ→66.10キロ)

<バンタム級/5分3R>
坂本瑞氣(61.35キロ)
谷内晴柾(61.25キロ)
<ネオブラッドT 2回戦 フライ級/5分3R>
饒平名知靖(56.65キロ)
名久井悠成(56.55キロ)

<ネオブラッドT 2回戦 フライ級/5分3R>
山崎蒼空(56.85キロ)
AXEL RYOTA(56.95キロ)

<フライ級/5分3R>
田中亮祐(56.35キロ)
齋藤桜貴(57.15キロ)

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【Pancrase Blood01】原点はヒョードル、兄とのMMAごっこ…三宅輝砂「自分を解放して戦いたい」

【写真】テイクダウンしてからは盤石の強さ。フィニッシュ力も高い(C)ONE

明日18日(日)、大阪市住吉区の住吉区民センターで開催されるPancrase Blood01で、三宅輝砂が名田英平と対戦する。
Text by Takumi Nakamura

三宅は2021年のネオブラッド・トーナメント フェザー級で優勝。それ以降はランカーと鎬を削り、白星と黒星を交互に繰り返している。今回は連勝をかけて、ランキング8位の名田と対戦する。格闘技のバックボーンは兄と夢中になったMMAごっこ「ベルトも欲しいけど自分が強くなることが目標」と語る三宅がどんなファイターかに迫った。


――MMAPLANET初登場の三宅選手です。今回は三宅選手の経歴から聞かせてください。格闘技を始めたきっかけはなんですか。

「もともと兄ちゃんが空手をやっていて、自分もそれについていく形で小2の時に空手を始めました。空手はすぐにやめちゃったんですけど、戦うのは好きで兄ちゃんと家で格闘技の真似事みたいなことはずっと続けていたんです。それで中2の時に兄ちゃんにエメリヤーエンコ・ヒョードルの動画を見せられて、これはやばい!と思ってMMAに興味が生まれて。ちょうど高校生の時に近所にサンボを教えてくれる道場があって、ヒョードルもサンボ出身だから自分もサンボをやろうと思って週1ペースで通っていたんです。そのうちに真剣にMMAをやりたくなって志村道場に入門しました」

――格闘技の真似事をしていたということですが、喧嘩が好きとか不良だったわけではないんですよね。

「はい。悪かったわけではなくて、取っ組み合いが好きみたいな感じです」

――ちなみにその取っ組み合いはどんなレベルのものだったのですか。

「見よう見まねで打撃も寝技もやっていましたね」

――まさにMMAごっこをやっていたわけですね。

「格闘技のことが分からないなりに、それっぽいことはやっていて、マウントをとられたらTKシザーズで返したりしてました(笑)。だからなんとなくMMAっぽい動きは出来たけど、細かい部分は分かっていないみたいな感じでした」

――一番好きだったのはヒョードルですか。

「そうですね。アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ戦もそうだし、ヒョードルのことはめちゃくちゃ好きでした」

――こうしてお話を聞いているとお兄さんの影響が大きいようですね。お兄さんも格闘技をやっていたのですか。

「兄ちゃんは僕が小学生の頃に志村道場でキックボクシングをやっていて、途中で辞めちゃったんですよね。それで僕がMMAをやりたいとなった時にお兄ちゃんも通っていたということで志村道場に入ったんです。だから空手以外で一緒に格闘技を習っていた時期はないですね」

――入門当初からプロを目指していたのですか。

「全くそれは考えてなくて、ただMMAの練習を好きで続けていたら、アマチュアの試合に出るようになって、自然にプロになって…という感じです。

――志村道場からZOOMERに移籍したのはなぜですか。

「志村道場から祖根(寿麻)さんが独立されることになって、僕もZOOMERに移籍することになりました。所属は変わりましたが、今でも春日井たけしさんとは一緒に練習させてもらっています」

――今回の試合に向けてはどんな練習をしてきましたか。

「月~金は2部練で、土は午前にMMAの練習を1回という感じです。今回はトキタカさんが所属しているISHITSUNA MMAにも練習に行かせてもらっていて、K-1やKrushで試合をしていた松岡(翔大)くんと一緒に練習しました。松岡くんはめちゃくちゃ打撃が強いんで、試合のための打撃に慣れて…という感じです。あとはK-1に出ているアビラル(ヒマラヤン・チーター)とも2回くらい練習しました」

――かなり打撃を強化していますが、なぜ打撃に力を入れるようになったのですか。

「もう一つのレベルの選手と戦っていきたいので、そのためには打撃を伸ばさないといけないと思いました。そのための練習としても打撃専門の強い選手たちと練習して。今のまま同じことをやっていても成長できない部分もあるので、自分より強い人たちと練習して課題を見つけようと思ってやっています。

――過去のキャリアで言うと2022年にプロ9戦目で田村一聖選手と対戦して敗れました。あの試合は大きな経験だったと思うのですが、どんなことを学びましたか。

「僕よりベテランの選手は冷静だなと思いました。作戦もしっかり練っていますし、そこに差があったかなと思います。自分は思いっきり練習して、それを出せばいいという感じだったので、もっと考えて練習しないといけないなと思いました」

――対戦相手の名田選手の印象を聞かせてください。

「打撃も寝技も何でもできる選手で、どちらでも一発を持っている怖さがある選手だなと思っています」

――昨年11月の櫻井裕康戦に続いて連勝がかかる試合ですが、どんな試合を見せたいですか。

「さっきの作戦の話とは少し矛盾するかもしれませんが、もっと本能的に戦うことが理想です。性格的に憶病な部分があるので、もうちょっと自分を解放して野性的に戦いたいです。試合になると気持ちがはじけきれてないというか、試合を楽しめていないので、楽しんで試合をしたいというか。戦うことは好きなので、そこでもっとアドレナリンを出せるようになりたいです」

――三宅選手はランキング7位ですが、ここからの目標を聞かせてください。

「パンクラスに出ている以上、パンクラスでベルトを獲りたいですし、RIZINのような大きな舞台に出たいです。でも僕の場合は自分のどのくらい強くなれるかに興味があるので、面白くない答えかもしれませんが、強くなることが目標です」

――明日の試合を楽しみにしているファンのみなさんにメッセージをいただけますか。

「名田選手次第ですけど、展開の多い面白い試合をしたいです」


■視聴方法(予定)
2月19日(日)
午後2時~ U-NEXT

■Pancrase Blood01計量結果

<フライ級/5分3R>
秋葉太樹:57.15キロ
松井斗輝:63.95キロ
※松井がフライ級のリミットを約6.8キロオーバー。試合可能な許容範囲5ポンド(2.26キロ)以上のため試合中止

<フェザー級/5分3R>
三宅輝砂:66.25キロ
名田英平:66.25キロ

<ライト級/5分3R>
葛西和希:70.70キロ
木村俊也:70.25キロ

<ストロー級/5分3R>
若林耕平:52.45キロ
高島俊哉:52.55キロ

<フェザー級/5分3R>
中村晃司:65.90キロ
岩本達彦:66.15キロ

■第30回ネオブラッドトーナメント

<ライト級/5分3R>  
上田智大:69.95キロ
原田直人:70.20キロ

<フェザー級/5分3R>
山中大門:65.00キロ
敢流:65.60キロ

<フライ級/5分3R>
今井健斗:57.05キロ
岸田宙大:56.75キロ

<ストロー級/5分3R>
織部修也:52.65キロ
秋吉拓史:52.40キロ

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【Pancrase Blood01】パンクラス単独大阪大会で、エグい崖っぷちフライ級対決=松井✖秋葉等決定!!

【写真】関西のファイターが、ホームで戦える大会がパンクラスに戻ってきた(C)MMAPLANET

5日(金)、パンクラスより2月18日(日)大阪市住吉区の住吉区民センターでPancrase Blood01の開催とカードの第一弾の発表があった。
Text by Manabu Takashima

2022年4月の前田吉朗引退興行以来のパンクラス大阪大会。同大会はDEEPと共催だったためにパンクラスの名の下、大阪でイベントを行うのは2021年7月以来となる。とはいえ、ここも大阪大会恒例のDEEPと二部制が敷かれており、単独大会は実に2019年7月から数えて4年7カ月振りとなる。

DEEPとの協調路線を採らないパンクラス大阪大会は、ナンバーシリーズでなくBloodというイベント名を持ち、まずは4試合がアナウンスされた。


秋葉太樹✖松井斗輝のフライ級戦は、互いにIMMAF世界王者からプロデビューしたムハンマド・サロハイディノフに敗れた者同士の再起戦、なかなかエグいマッチアップといえよう。

寝技の切れには確実な進歩が見られる秋葉だが、それがなかなか勝利に結びついていない。対して松井はサロハイディノフのテイクダウンに屈した形で、打撃主体のファイトを貫くことができずプロ初黒星を喫した。

今回の対戦は、そのサロハイディノフが決定的な強さを見せるテイクダウンの前後の局面が勝負を分けることになるだとう。つまりはスタンドの打撃と、寝技だ。一発のある秋葉の打撃だが、コンビネーションとステップを考えると松井に分がある。

対して、松井は寝技で極めへの確かな対応力が求められる。現代MMAでは打撃は付き合う必要があり、寝技は回避すれば良い。そんな裁定基準を考えると、秋葉の方がランクは上でも、前戦で躓いたとはいえ分は松井にあるアッチアップといえる。

再起戦といえば11月大会でキム・サンウォンとの日韓戦に敗れた名田英平が、同じ大会で櫻井裕康にRNCを勝利した三宅輝砂と戦うフェザー級マッチ。タイトル戦線に踏みとどまるという意味では、後がない両者の顔合わせとなる。

3連勝を狙う高島俊哉と3連勝中の若林耕平のストロー級戦は、前者はノーランカーで後者はランク1位。空位のベルトへの距離が明白に違う格差ファイトと捉えることもできる。

それ故に首都圏での大会へのオファーがある若林としては、絶対負けられない地元関西での戦いだ。またフェザー級では2022年12月にRoad FCでクォン・アソルにリベンジを許さなかった中村晃司と、パンクラス&DEEPで3連敗とベルトから遠ざかった岩本達彦の試合も決まった。タイトルに近づいてから、坂道を下るように黒星が続いた岩本にとって、キャリアを賭けたサバイバル色が強い一戦となる。

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MMA MMAPLANET o PANCRASE Pancrase338 三宅輝砂 櫻井裕康

【Pancrase338】三宅が右ロー&右ストレートで攻め立て、2R残り8秒で櫻井を絞め落とす

【写真】最後は一気に極めきった(C)MATSUNAO KOKUBO

<フェザー級/5分3R>
三宅輝砂(日本)
Def.2R4分52秒 by RNC
櫻井裕康(日本)

櫻井が距離を詰めて左右の関節蹴りを放つ。三宅の右ストレートはブロックし、プレスをかけ続ける。三宅が右インローで櫻井の右足を跳ね上げ、右ボディストレートを突き刺した。櫻井は三宅の右ローに左ストレートを合わせる。三宅がワンツーから前蹴りで櫻井を下がらせた。さらに右ストレートが櫻井を襲う。櫻井はボディロックで組みつこうとしたが、これは切られた。

櫻井は右インロー、右ストレートを軸に攻め立てる。櫻井は左ストレートを伸ばすも、これはバックステップでかわされてしまう。三宅の右縦蹴りがクリーンヒットし、さらに右ヒジを見せた。下がる櫻井に対し、右ハイも繰り出した三宅。櫻井は残り1分で飛びこみ、ダブルレッグで三宅をケージに押し込んだ。しかし三宅は櫻井の右手首を抑え、そのままケージを背にして肩パンチを打ち込みつつ、ラウンド終了のホーンを聞いた。

初回はジャッジ3者とも10-9で三宅が取っている。

2R、三宅が右ストレート、右ロー、左ジャブと繋げる。櫻井の右足が流れたところに右ストレートを浴びせた。櫻井は左ボディストレートを伸ばし、ショートレンジで左フックを当てる。三宅も右ボディストレートから右ローへ。櫻井の左ストレートは届かない。三宅が櫻井の前手を抑えて組むが、ここは離れた。三宅の前蹴りがローブローとなり、試合は一時中断される。再開後、三宅は右インローで試合をつくっている。残り1分30秒で三宅がニータップで組みつき、バックに回った。バックコントロールで櫻井にヒザを着かせた三宅は、左腕を三宅の首に回してRNCで絞め落とした。

勝利した三宅は「前回失神しちゃったので、今回は失神させて借りを返せてよかったです」と喜びを語った。


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【Pancrase338】RTUからの再起戦。名田英平と戦うキム・サンウォン「岩のよう。ぶち壊していこうと」

【写真】仕上りの良さを感じさせたキム・サンウォン。彼のような選手の来日は非常に貴重だ(C)MMAPLANET

明日12日(日)に東京都港区のニューピアホールで開催されるPANCRASE338で名田英平と対戦するキム・サンウォン。

Road to UFCで悲願の契約を目指していたキム・サンウォンだが、8月の準決勝でイー・チャーに敗れ──一旦はその道は断たれた。そしてリスタートに選んだのはパンクラスのケージだった。


──Road to UFC準決勝で敗れた、最大の目標に辿り着かなかった時はどのような気持ちでいましたか。

「あの試合の時はコンディションが良くなかったので、本当に悔しかったです」

──リスタートをする時に、パンクラスで戦うことを決めたのは?

「来たオファーは全て受けるつもりでいましたが、そのなかでもパンクラスが一番に声を掛けてくれたので、出場することにしました」

──国内と海外で再起を図るのは、また違うかと思います。

「パンクラスは日本でも有名な団体だと知っていたので、オファーを貰った時にワクワクして、凄く期待値が高かったです」

──では対戦相手の名田選手の印象を教えてください。

「岩のようなイメージがあったので、それをぶち壊していこうと思います」

──名田選手はキム・サンウォン選手のことは打たれ強く、粘り強い。殺しに来てくれると言っていました。

「アハハハハ。自分が殺しに行く勢いで攻めるのかは、ケージに入ってみるまで分からないですね。でも名田選手もしっかりと準備をしてきたはずだし、自分も準備してきたことケージの中で、試合で見せられれば良いと思います」

──KTTのチームメイトであるパン・ジェヒョク選手が、パンクラスで戦った2試合で相当に判定に不満を持っていました。その様子を見ていて、キム・サンウォン選手は判定基準をしっかりと研究してきたのか、フィニッシュ必至のファイトをするのか。どちらでしょうか。

「ジェヒョクの判定の件に関しては、最初の試合の時は凄く悔しかったです。でも、もう過ぎたことなので。自分は判定のことは気に掛けずKO、TKO、判定の全てで勝てるだけの準備をしてきました」

──では明日、どのような試合をしたいと思っていますか。

「言葉よりも、自分が戦う姿で見せたいと思います。明日、ケージのなかで戦っているところを見てください」

■Pancrase339視聴方法(予定)
2023年11月12日(日)
午後5時~ PANCRASE YouTube チャンネル、U-NEXT、TIGET/PPV(英語のみ)

■Pancrase339 Pancrase339計量結果

<ライト級/5分3R>
松本光史:70.55キロ
西尾真輔:70.7キロ

<バンタム級/5分3R>
井村塁:61.25キロ
矢澤諒:61.35キロ

<ライト級/5分3R>
平信一:70.7キロ
丸山数馬:70.5キロ

<ミドル級/5分3R>
佐藤龍汰朗:83.7キロ
荒井勇二:84.05キロ

<フェザー級/5分3R>
糸川義人:65.95キロ
岡田拓真:65.35キロ

<フライ級/5分3R>
濱田巧:57.05キロ
大塚智貴:56.95キロ

<バンタム級/5分3R>
平岡将英:61.6キロ
谷内晴柾:62.05キロ→61.55キロ

<ストロー級/5分3R>
米山唯人:52.5キロ
織部修也:52.5キロ

■Pancrase338視聴方法(予定)
2023年11月12日(日)
午前11時45分~ PANCRASE YouTube チャンネル、U-NEXT、TIGET/PPV(英語のみ)

■Pancrase338Pancrase338計量結果

<フェザー級/5分3R>
三宅輝砂:66.0キロ
櫻井裕康:66.05キロ

<フェザー級/5分3R>
名田英平:66.25キロ
キム・サンウォン:66.1キロ

<女子フライ級/5分3R>
ライカ:56.9キロ
重田ホノカ:56.75キロ

<ストロー級/5分3R>
リトル:52.55キロ
寺岡拓永:52.2キロ

<バンタム級/5分3R>
高城光弘:61.6キロ
平田丈二:61.6キロ

<フライ級/5分3R>
萩原幸太郎:56.8キロ
前田浩平:58.45キロ→58.4キロ

<ライト級/5分3R>
鈴木悠斗:70.75キロ
上田智大:70.15キロ

<フライ級/5分3R>
饒平名知靖:56.25キロ
金澤臣人:57.0キロ

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【Pancrase338&339】計量終了 8試合=16人✖2大会、32選手中──31選手が計量をクリア

【写真】338大会のメインで戦う三宅輝砂と櫻井裕康は問題なくクリアしている(C)MMAPLANET

明日12日(日)に東京都港区のニューピアホールで開催されるPANCRASE338&339の計量が品川区の目黒セントラルスクエアU-NEXT内13Fカンファレンスルームにて行われた。

1日2部制の大会。丸山数馬&キム・サンウォンというRoad to UFC出場選手、井村塁✖矢澤諒の生き残り戦&1年3カ月振りの復帰戦となる平田丈二✖高城光弘というバンタム級の注目マッチなど──8試合✖2=16選手の計量が実施された。


338大会のフライ級で萩原幸太郎と対戦予定だった前田浩平は抱えられて計量台へ。58.45キロとオーバーし、最計量でも50グラムが落ちただけで58.4キロに終わった。傍から見ても最計量に臨むことすら危なげだった前田に対し、萩原は「戦います」と本計量後に話していたが、本稿執筆時点ではキャッチウェイトで行われるか協議中だ。

また339大会のバンタム級で平岡将英に戦う谷内晴柾は本計量で62.05キロだったが、最計量は61.55キロでパスしている。

そしてMMAファイターは計量時にカルバン・クラインを着用する問題だが、今回はファイトショーツを履かずに体重を測った選手でカルバン・クラインの愛用者は1人もおらず、下着を脱いでクリアした3選手よりも少なかった。今や問題視する必要もないカルバン・クライン着用問題だが、MMAPLANETでは引き続き注視していきたい。

■Pancrase339視聴方法(予定)
2023年11月12日(日)
午後5時~ PANCRASE YouTube チャンネル、U-NEXT、TIGET/PPV(英語のみ)

■Pancrase339 Pancrase339計量結果

<ライト級/5分3R>
松本光史:70.55キロ
西尾真輔:70.7キロ

<バンタム級/5分3R>
井村塁:61.25キロ
矢澤諒:61.35キロ

<ライト級/5分3R>
平信一:70.7キロ
丸山数馬:70.5キロ

<ミドル級/5分3R>
佐藤龍汰朗:83.7キロ
荒井勇二:84.05キロ

<フェザー級/5分3R>
糸川義人:65.95キロ
岡田拓真:65.35キロ

<フライ級/5分3R>
濱田巧:57.05キロ
大塚智貴:56.95キロ

<バンタム級/5分3R>
平岡将英:61.6キロ
谷内晴柾:62.05キロ→61.55キロ

<ストロー級/5分3R>
米山唯人:52.5キロ
織部修也:52.5キロ

■Pancrase338視聴方法(予定)
2023年11月12日(日)
午前11時45分~ PANCRASE YouTube チャンネル、U-NEXT、TIGET/PPV(英語のみ)

■Pancrase338Pancrase338計量結果

<フェザー級/5分3R>
三宅輝砂:66.0キロ
櫻井裕康:66.05キロ

<フェザー級/5分3R>
名田英平:66.25キロ
キム・サンウォン:66.1キロ

<女子フライ級/5分3R>
ライカ:56.9キロ
重田ホノカ:56.75キロ

<ストロー級/5分3R>
リトル:52.55キロ
寺岡拓永:52.2キロ

<バンタム級/5分3R>
高城光弘:61.6キロ
平田丈二:61.6キロ

<フライ級/5分3R>
萩原幸太郎:56.8キロ
前田浩平:58.45キロ→58.4キロ

<ライト級/5分3R>
鈴木悠斗:70.75キロ
上田智大:70.15キロ

<フライ級/5分3R>
饒平名知靖:56.25キロ
金澤臣人:57.0キロ

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