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【Road to UFC S04 Ep01】松田亜莉紗が昨年のRTU準優勝者=シャオカンにスプリット判定で勝利

<女子ストロー級/5分3R>
松田亜莉紗(日本)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29.
フン・シャオカン(中国)

上背で勝るシャオカンがサウスポーに構え、松田はサークリングしながらインローを蹴る。変わらず松田はサークリングしながら右ストレートとインロー、シャオカンはじりじりと前に出てインロー。松田はそれに合わせて組みつき、右腕を差してシャオカンをケージまで押し込む。シャオカンは松田の右腕を小手に巻いてヒザ蹴りを返し、右脇を差し返して松田をケージに押し込み返す。四つの攻防が続き、シャオカンが距離を取ろうとする。松田は右腕を差したままシャオカンをケージに押し込んで、外掛けでテイクダウンを奪う。

松田はインサイドガードでトップキープして、立ち上がったところからパンチを落とす。シャオカンの蹴り上げを見せつつ、松田は一度ガードに入ってトップキープする。ここも松田が立ち上がってパンチを落とすと、シャオカンが立ち上がる。松田はそのままシャオカンに組みついてスタンドでバックにつく。シャオカンが正対すると松田は一度離れ、テイクダウンを狙いながら右のパンチを振る。

2R、シャオカンが左ハイを蹴ると、松田はバックステップでかわす。シャオカンはじりじりと前に出て左ミドルとワンツー。松田がニータップを狙うがシャオカンが距離を取る。シャオカンが打撃でプレッシャーをかける場面が増えて左ハイからワンツー、ケージを背負う松田に左ストレートを打ちこむ。松井は距離をつぶして組みつくが、シャオカンが左腕を差して松田をケージに押し込む。松田はシャオカンの顔を突き放して離れる。試合がスタンドの攻防に戻るとシャオカンが左ストレートから右フック、左ミドル。これで松田が後退し、シャオカンが左ストレートから連打をまとめる。

松田はサークリングして距離を取り、シャオカンが前に来るところにダブルレッグを合わせて組みつき、ボディロックから足をかけてテイクダウンする。松田はインサイドガードでトップキープし、シャオカンの左足を超えてハーフガードへ。そこから松田がパスガードを狙うと、シャオカンはブリッジを効かせてポジションを返す。松田はバックを狙いつつ、下になりながらも三角絞めへ。両足をクラッチした松田はヒジを連打。シャオカンも松田の体をまたいでディフェンスし、松田は上のポジションを取り返して殴る。

3R、松田はテイクダウンを見せつつ、右のパンチを振る。シャオカンも左の前蹴りを突き刺して前に出る。松田はシャオカンの左の蹴りを受けながらも組みついて、左腕を差してシャオカンをケージに押し込む。シャオカンが離れる。前に出るシャオカンが左ミドルを蹴って左ストレートへ。シャオカンが右のアウトローを蹴ると、松田がそこに右フックを合わせ、そのまま蹴り足をキャッチしてテイクダウンする。下になったシャオカンはガードポジションから三角絞めと腕十字。松田は腕を外して、シャオカンの右足を超えてハーフガードでトップキープする。

ここからシャオカンが右腕を差してブリッジを効かせて身体を起こす。松田はシャオカンの身体をまたいでバックを狙うが、シャオカンが右腕を効かせてトップポジションを奪い返す。松田もガードポジションから展開を作ろうとするが、シャオカンがインサイドガードでトップキープし、立ち上がってパンチを落とす。ここで試合終了となり、スプリット判定で松田が勝利。非トーナメントのワンマッチながら松田が大きな勝ちを手にした。


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【UFC】速報中!ROAD TO UFC シーズン4 エピソード1

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さてさて今週はUFC一色。UFCパフォーマンス・インスティチュート上海でROAD TO UFC シーズン4が行われます。日本からは大挙9人が参戦。2夜連続で開催される1回戦で何人が生き残る事が出来るのか。今宵はU-NEXTで観戦しつつ電波と充電の続く限り速報します。乱筆乱文にはご容赦くださいませ。


【第1試合 女子ストロー級】
×フォン・シャオツァン(中国)
(判定1-2)
◯松田亜莉紗(日本)
1R、ツャオツァンが中央を取ってじわじわと間合いを詰める立ち上がり。松田はサークリングで距離を取る。ジリ貧になってきたところで松田は胴タックルで組み付いてケージに押し込む。ケージ際で差し合いが続く。時間をかけて松田が足を掛けてテイクダウンに成功。パウンドを打ちたいがツャオツァンは蹴り上げで抵抗。最後はツャオツァンは立ち上がってラウンドを終えた。
2R、ツャオツァンがギアを上げて前進。ハイやミドルを多用。さらにパンチもヒットさせて攻勢。松田は被弾しながらも後退して距離を取る。劣勢だったが胴タックルで再びテイクダウンに成功。時間を掛けてパス。ツャオツァンがスイープを仕掛けるが松田は下になりながら三角絞め!あわやの場面を作るがタイムアップ!松田惜しい。
3R、ツャオツァンは前蹴りからミドルを効かせる。嫌がった松田はパンチを餌にしてキータップ気味にテイクダウンに成功。しかしツャオツァンは下から三角絞め。だが松田は冷静に捌いて上になる。ポジションをキープしていたがツャオツァンがスイープして上になる。このまま上をキープして試合終了。微妙な判定はスプリットで松田に軍配!


【第2試合 フライ級】
×山内渉(日本)
(2R TKO)
◯ナムスライ・バトバヤル(モンゴル)
1R、開始直後からパンチを振り回して前に出るバトヤバル。山内は面くらいつつもパンチで応戦。距離が詰まると刺し合いからアッパーや膝も打ち込む。それでもバトヤバルの左右の連打は止まらない。さらにバトヤバルは組み付くとテイクダウン。マウントを奪うが山内は脱出。スタンドに戻ると山内もパンチを的確にヒットさせてラウンドを終えた。
2R、開始直後は山内がロー、ミドルで手数を稼ぐ。しかしバトヤバルは前進してパンチの連打。山内も応戦するがバトヤバルの右フックがクリーンヒット。ダウンした山内を見てレフェリーが試合を止めた!


【第3試合 フェザー級】
◯中村京一郎(日本)
(2R KO)
×パク・オジン(韓国)
1R、一定の距離を置いてスタンドでの牽制合戦。蹴りで様子を窺う。次第に中村がペースを掴む。ローを起点に細かいパンチをヒット。嫌がったオジンはタックルに来るがことごとく切って離れ際にパンチを当てて攻勢のままラウンドを終えた。
2R、スタンドでの打撃の交差が続く中、オジンのパンチがヒット。中村は後退。オジンは前に出てタックルに行くが中村はカウンターの膝を合わせるとクリーンヒット!オジンは前のめりに失神。レフェリーが試合を止めた!中村が戦慄ね膝でKO勝ち!


【第4試合 フライ級】
◯イン・シュアイ(中国)
(1R TKO)
×吉田開威(日本)
1R、序盤から緊張感のあるスタンドの立ち上がり。序盤は吉田がパンチを的確に当てていたが、中盤にインのフックで吉田はグラつく。さらにフックを当てるとダウンしかけたが何とか持ち堪える。持ち直したかに見えたが終盤のスタンドの攻防からインのフックで吉田はダウン。パウンドを浴びせたところでレフェリーが試合を止めた!


【フェザー級】
◯セバスチャン・サレイ(豪州)
(判定3-0)
×バーエゴン・ジェライスー(中国)
1R、じわじわとプレスをかけるサレイ。圧力を掛けるとボディ、フックをヒットさせる。このパンチが重い。ジェライスーは警戒してかなかなか手が出ない。緊張感のあるスタンドの展開が続き、終了間際にジェライスーがタックルに行くがサレイは切ってラウンドを終えた。
2R、開始直後にジェライスーがタックル。しかしサレイは切ってスタンドの展開が続く。サレイが引き続き前に出てゴツいパンチを当てる。ジェライスーはタックルを狙うが距離が遠い。その後もタックルに行くがサレイは素早く回避。サレイがペースを握ったままラウンド終了。
3R、開始直後にジェライスーはタックル。だが簡単に切られてしまう。それでもパンチを振るって前に出るがサレイは素早くかわす。中盤に入ってもしつこくタックルに行くジェライスー。残り2分で尻餅をつかせてバックに周る。中腰のサレイの背中に張り付くがケージ際で膠着して試合終了。判定はサレイに軍配。
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【Road to UFC S04 Ep01&02】計量終了。残念、シェイドゥラエフ同門が欠場。松田亜莉紗に好機到来!!

【写真】トーナメントではないので1試合、2試合のインパクトでサインもある (C)Zuffa/UFC

明日22 日(木・現地時間)に中華人民共和国は上海のUFC PI上海で開催されるRoad to UFC S04 Ep01 &E02の計量が21日(水・同)に行われた。
text by Manabu Takashima

例年、ビザ取得問題や計量失敗でカードが変わる傾向にあったRoad to UFCだが、トーナメント戦に限っていえばエピソード01とエピソード02に関しては前者のメインでセバスチャン・スーレイの対戦相手が、アヘジャン・アイリヌアーからチィルイイースー・バールガンに変更されたぐらいだ。

一方で後者のワンマッチでアジス・ハイダロフと対戦予定だったキルギスのアディエット・ヌルマトフがビザが間に合わず欠場し、マンシャー・ケラが彼に代わってオープニングバウトを戦うことになった。

ラジャブアリ・シェイドゥラエフの同門、RIZINフェザー級チャンピオンが保証する猛者の欠場は残念な限りだ。とはいえ代役のマンシャー・ケラーはユニティ柔術のエースが、人知れずというわけでもないが、MMAを戦いここまで8勝0敗。Fury FCライト級王座となり、インド枠で出場権を得た。競技柔術の最高峰にあったケラーが、中央アジア勢と如何に戦うのかも十分に楽しみだ。そのワンマッチ、エピソード01には松田亜莉紗が出場し、昨年のRoad to UFC女子ストロー級T準優勝のフン・シャオカンと対戦する。


松田は昨年は3月と12月にDEEP大阪大会でMMAデビュー戦の相手から初回フィニッシュ勝利を挙げているが、もともとはRoad to UFCに出場するという話が強く伝わってきていた。

DEEP暫定女子ストロー級王座も返上し、国内での活動を切り上げた感もあったが、Road to UFCで戦う機会は巡ってこず、実戦の感を養うためか、あるいは今回の出場のために試合数を6に伸ばすためなのか、調整的な試合を年末に戦った。

元々日本の女子ストロー級は層が薄く、対戦相手に恵まれているわけではないがアマとプロで万智に勝利している松田の実力は疑いようがない。実戦と競り合いの感覚という面で不安がないわけでないが、去年のトーナメントを見ても松田のように力強いパウンドやダーティボクシングを使いこなすファイターは見当たらなかった。

テイクダウン防御に優れたフン・シャオカンではあるが、松田は組んでから倒す過程の攻撃力が抜きんでている。いうと、組んでもテイクダウンでなく、ノックダウンを奪う攻撃力が備わっているわけだ。離れた状態でフン・シャオカンの攻撃を被弾し続けることなく、組みまで持って行ければ殴って削ることができる。その延長線上にフィニッシュがあるなら、UFC首脳を唸らせることになるだろう──し、そうなる戦いを期待したい。

■Road to UFC S04 Ep01視聴方法(予定)
5月22日(木)
午後8時00分~UFC Fight Pass
午後8時00分~U-NEXT

■Road to UFC S04 Ep01計量結果
※赤字の選手はクリックするとインタビューにリンクしています

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
セバスチャン・スーレイ: 146ポンド(66.22キロ)
チィルイイースー・バールガン: 146ポンド(66.22キロ)
(C)Zuffa/UFC

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
イン・シュアイ: 125ポンド(56.7キロ)
吉田開威: 125.5ポンド(56.92キロ)
(C)Zuffa/UFC

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
中村京一郎: 144.5ポンド(65.54キロ)
パク・オジン: 146ポンド(66.22キロ)
(C)Zuffa/UFC

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
山内渉: 124.5ポンド(56.47キロ)
ナムスライ・バットバヤル: 126ポンド(57.15キロ)
(C)Zuffa/UFC

<女子ストロー級/5分3R>
フン・シャオカン: 116ポンド(52.62キロ)
松田亜莉紗: 115ポンド(52.16キロ)
(C)Zuffa/UFC

■OAD TO UFC S04 Ep02視聴方法(予定)
5月22日(木)
午後10時00分~UFC Fight Pass
午後10時00分~U-NEXT(Ep01から続き)

■ROAD TO UFC S04 Ep02計量結果
※赤字の選手はクリックするとインタビューにリンクしています

<Road to UFCフェザー級決勝/5分3R>
リー・カイウェン: 146ポンド(66.22キロ)
ソ・ドンヒョン: 145.5ポンド(66.0キロ)
(C)Zuffa/UFC

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
アーグーラーリー: 125ポンド(56.7キロ)
ムリドゥル・サイキア: 125.5ポンド(56.92キロ)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
青井人: 144.5ポンド(65.54キロ)
ユン・チャンミン: 146ポンド(66.22キロ)
(C)Zuffa/UFC

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
リオ・ティルト: 125ポンド(56.7キロ)
アーロン・タウ: 126ポンド(57.15キロ)
(C)Zuffa/UFC

<ライト級/5分3R>
アジス・ハイダロフ: 155.5ポンド(70.53キロ)
マンシャー・ケラ: 155.5ポンド(70.53キロ)
(C)Zuffa/UFC

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【Road to UFC S04 Ep02】Fight&Life#108より。ユン・チャンミン戦発表前の青井人「1日あれば――」

【写真】自分の道を追い求める青井。その先に、世界最強の舞台を見ている(C)SHOJIRO KAMEIKE

22 日(木・現地時間)に中華人民共和国は上海のUFC PI上海でRoad to UFC S04 Ep02が開催される。そのフェザー級トーナメント初戦では、DEEPフェザー級王者の青井人が、韓国のユン・チャンミンと対戦することとなった。
Text by Shojiro Kameike

現在発売中のFight&Life#108に青井人のインタビューが掲載されている。インタビュー時点ですでに対戦相手はユン・チャンミンに決定していたが、公式発表はなし。しかし相手が誰であろうと、「昨日の自分より強くなる」という青井は自分の戦いを貫く。ここではFight&Lifeに掲載された青井のインタビューから、内容を一部抜粋してお届したい。


――青井選手はこれまで修斗、DEEPそしてRIZINで戦ってきました。その中で、いつ頃からUFC挑戦を意識していたのですか。

「ずっとその気持ちは持っていました。でも、まだ自分がUFCに出られるようなレベルではないと思っていて。だけどDEEPのベルトを獲得して、年齢的にも『これが最初で最後のチャンスかもしれない』という気持ちが生まれてきたんです」

――過去のRTUを視ながら、今の自分なら勝てるという自信はあったのでしょうか。

「そこは考えていなかったです。というのも、過去の自分と今の自分は違うと思うので。『今の自分がどれだけ通用するのか』という興味しかないんですよね。勝てるかどうかは、やってみないと分からない。でも今やっていることを続けていけば勝てるだろう、とは思っています」

――確かにこれまでRTUが3回開催されていた時期の青井選手と、今の青井選手は異なります。2022年に神田コウヤ選手との初戦で敗れて以降、殺傷能力が高まっているという印象が強いです。

「えっ、それは嬉しいです」

――あの敗戦から何か青井選手の中で変わったのでしょうか。

「う~ん……。毎試合、自分をレベルアップさせていこうと意識しています。正直、2日あれば大きく変わると思っているんですよ。しっかり集中して練習していれば、それこそ1日でも変わることができます。その積み重ねで今があるわけで」

青井と同じBLOWS所属の松田亜莉紗は同日のEp01に出場。昨年の女子ストロー級準優勝者のフン・シャオカンと非トーナメント戦で激突する(C)SHOJIRO KAMEIKE

――本誌の締切時点で、RTU1回戦の対戦相手は発表されていません。トーナメント全体を見て、気になるファイターはいますか。

「豪州の選手は強いと思います」

――エターナルMMAフェザー級王者のセバスチャン・スーレイですね。

「他の選手についても調べたけど、まだ分からないところがあって。でも、どんなに強い選手でも狩ることができる瞬間は必ずあります。如何に相手の隙を見つけるか。そのためには自分を律しつつ、流れに任せて、その隙を見つける。僕にとって練習とは、相手の隙を見つける練習やと思っています」

<青井が「MMAの求道者」として殺傷能力を増してきた意識や感覚、練習などを語ってくれたインタビューは、現在発売中のFight&Life Vol.108でお楽しみください>

■視聴方法(予定)
5月22日(木)
午後10時00分~UFC Fight Pass
午後8時00分~U-NEXT(※Ep01から)

■Road to UFC S04 Ep02対戦カード

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
リー・カイウェン(中国)
ソ・ドンヒョン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
アグラリ(中国)
ムリドゥル・サイキア(インド)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
青井人(日本)
ユン・チャンミン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
リオ・ティルト(インドネシア)
アーロン・タウ(ニュージーランド)

<ライト級/5分3R>
アジズ・ハイダロフ(タジキスタン)
マンシャー・ケイラ(米国)

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【Road to UFC S04 Ep01】山内渉と対戦、草原の菩薩?! ナムスライ「日本の人々が幸福になることを」

【写真】マネージャーのオユン譲と、コーチで元UFCファイターのダナー・バットゲレル(C)MMAPLANET

22 日(木・現地時間)に中華人民共和国は上海のUFC PI上海で開催されるRoad to UFC S04 Ep01で 山内渉と対戦するナムスライ・バットバヤル。
text by Manabu Takashima

2年4カ月前にモンゴルのジムを集中的に取材した際に、現UFCファイターのニャムジャルガル・トウメンデムベレルと同様に頭一つ抜けているように感じたのが、ナムスライだった。UFCに駆け上がったニャムジャルガル、日本でコア層へのアピール度ナンバーワンといっても過言でないオトゴンバートル・ホルドバートルと並ぶ、草原のフライ級戦士ナムスライ。UFCファイターになる夢をリアルにするために戦う彼はインタビュー中、慈愛に満ちた言葉を続けた。


──ナムスライ、お久しぶりです。2023年1月にモンゴルに取材に行った時にナムスライはニャムジャルガル・トウメンデムベレルと並び、印象に残ったフライ級選手でした。ただニャムジャルガルが日本に来日し、GladiatorからRoad to UFCにステップアップしたのに対し、ナムスライは米国からUFCを目指すと日本からのオファーを断ったそうですね。

「う~ん、米国に行くといった記憶がないです(苦笑)。ただ、そんな風に評価をしてくれていたことを知って嬉しいです。ありがとうございます」

──ところで同じフライ級のニャムジャルガルに続き、オトゴンバートルが日本で定期的に戦い同じくグラジの王者になりました。

「モンゴルのフライ級とバンタム級のファイターは、本当に強いです。そしてフライ級のベストであるニャムジャルガルとは1度試合をして、自分は負けました。でもニャムジャルガルもオトゴンバートルも私の友人です。皆が揃って、最高のMMAキャリアを築きたいと思って努力してきました。

ニャムジャルガルがUFCと契約したことは、本当に自分のモチベーションになっています。彼と戦った時、自分は初回はリードできていました。そのニャムジャルガルがUFCとサインし、自分もUFCで戦うことができると自信になっています」

──ナムスレンもついにRoad to UFCで、その能力を世界に伝えるチャンスを手にしました。

「これまでの試合は全てRoad to UFCで戦うため、UFCファイターになるために戦ってきました。まずはRoad to UFCという舞台に立つことが夢でした。そして今、ここにいることができて最初の夢が実現したことになり凄くワクワクしています。そして、次の夢がリアルになるために戦います。モンゴル人の血、モンゴル人のエネルギーと共に」

──木曜日に山内選手と戦います。今の気持ちを教えてください。

「あなたと同じ国の選手ですよね(笑)。1カ月前から心身ともに創ってきました。もう戦う準備はできています。凄く落ち着いていて、緊張することもないですね。ワタルさんは素晴らしく優秀なファイターです。

彼がRoad to UFCで戦う機会を得られたことを祝福したいです。自分はこの1カ月、ファイティングキャンプでそんなワタルさんの研究を十分にしてきました」

──キャンプはどのようなメンバーと?

「2年前にデキたストーンチームで代表のダナー・バットゲレルと、常に練習をしました。強打のダナー、レスリングはコンバットサンボ世界王者ガントゥルム・バヤンドゥーレンと練習して。今回はコンバットサンボの練習も力をいれましたね。何よりストーンチームの皆が、自分がRoad to UFCで勝てるように力を合わせてくれました。

キャンプ中になんども頭のなかで想像し、自分がワタルさんと戦う姿を具体化してきました。自分はワタルさんに有効な技術、動きを十分に有しています。打撃に関しては、私の方がパワーがあります。そしてレスリングでも強さを見せることができるはずです。試合は何が起こるか分からないですが、自分の力をオクタゴンのなかで出し切りたいと思います」

──トーナメント戦はケガを避けることが、非常に大切になってきます。3試合勝たないといけないことをどのように考えていますか。

「判定になるまでにフィニッシュするのが、自分の戦い方です。そのように戦ってきました。ただし、フィニッシュができなくても今回の試合、トーナメントで一番重要なことは勝利することです。

モンゴルの人々は、自分にエキサイティングなファイトを期待していますが、そこはあまり深く考えないようにしています。とにかく勝つこと。どのように勝つのかでなく、どうなっても勝つ。そしてオクタゴンでモンゴル国旗を高々と掲げます。

自分はモンゴル人として初めてRoad to UFCのトーナメント戦に出場します。凄く幸せですし、これは自分だけでなくチームにとっても大切なことで。プレッシャーを感じるのではなくて、この事実が自分に力を与えてくれます。ここからモンゴル人ファイターが、もっと活躍できる歴史を創る。その一歩になりたいと思っています」

──今回は日本人選手との対戦になりますが、日本のファンに一言お願いします。

「日本人だ、モンゴル人だということでなく全ての人間が一つの星で生きています。MMAは一対一で戦うモノですが、そこに国籍は関係ありません。プロとして世界中のファンにファイトを見てもらうこと。申し訳ないことに自分は日本人選手と戦いますが、日本の人々が幸福になることを願っています」

■視聴方法(予定)
5月22日(木)
午後8時00分~UFC Fight Pass
午後8時00分~U-NEXT


■Road to UFC S04 Ep01対戦カード

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
セバスチャン・スーレイ(豪州)
チィルイイースー・バールガン(中国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
イン・シュアイ(中国)
吉田開威(日本)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
中村京一郎(日本)
パク・オジン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
山内渉(日本)
ナムスライ・バットバヤル(モンゴル)

<女子ストロー級/5分3R>
フン・シャオカン(中国)
松田亜莉紗(日本)

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45 DEEP DEEP Osaka Impact2025#02 MAX MMA MMAPLANET o Road to UFC RYO RYOGA UFC YouTube 三村亘 前薗渓 寺崎昇龍 延命そら 斎藤 斎藤璃貴 杉山廣平 松場貴志 松田亜莉紗 栗山葵 浜崎朱加 濱口奏琉 狩野優 畠山祐輔 相本宗輝 空手 角野晃平 谷岡祐樹 阿部光太 須田萌里

【DEEP Osaka Impact#02】角野の戴冠に続け! 濱口奏琉はMAXを、延命そらが狩野優を迎え撃つ大阪大会

【写真】DEEPフェザー級GPリザーブマッチでKO勝ちした両者の対決。GP準決勝と同様に注目だ(C)SHOJIRO KAMEIKE/MATSUNAO KOKUBO

19日(月)にDEEP事務局より、6月29日(日)に大阪市の錦秀会 住吉区民センター大ホールで開催されるDEEP Osaka Impact2025#02の対戦カードが発表された。
Text by Shojiro Kameike

昨年から松田亜莉紗や須田萌里、栗山葵といった女子選手が中心のカードが組まれることが多かったDEEP大阪大会。松田はRoad to UFCへ。須田は浜崎朱加を下し、栗山葵もフライ級王座戦線に復帰が予想されるなど、大阪の女子選手が羽ばたくためのステージとして役割を担ってきた。続く今大会は、関西×他エリアのマッチメイク。この戦いを制し、先日DEEPウェルター級王座を奪取した角野晃平に続き、全国へ飛び出すのは誰だ!?


「Tokyo Impact」「Nagoya Impact」「Hamamatsu Impact」そして「Osaka Impact」など各エリアの大会で凌ぎを削り、ナンバーシリーズにおいてベルトを賭けた戦いを目指すDEEPのピラミッド構造。そのなかで昨年は、注目のマッチメイクがあった。それは昨年12月、東京大会で組まれた相本宗輝×前薗渓と、大阪大会の角野×阿部光太だ。

ともに東西若手対決となったマッチメイクだが、東京大会は相本が前薗をKOし、(減量中に倒れて試合に出られなかったものの)フェザー級GP出場へと繋がった。一方で大阪では角野が阿部を倒し、ベルト挑戦のチャンスを掴み、そのチャンスをモノにしている。どの地域でも選手が育つと、同じ選手をリーグ戦のような形式で対戦させるマッチメイクになってしまう。そこでこの東西対決のようなマッチメイクがナンバーシリーズ以外でも必要となってくる。

昨年5月取材時の濱口。この1年の成長を見せられるか。練習仲間の前薗渓は本日、中国で試合に臨む(C)SHOJIRO KAMEIKE

今回の大阪大会では、まずDEEPフライ級戦線で浮上したい濱口奏琉が、タイのバンタオ・ムエタイ&MMA所属のMAXと対戦する。極真打撃とレスリングのミックスで注目を集めた濱口は、今年3月に東京大会で杉山廣平に判定負けを喫している。DEEPフライ級のトップ戦線に絡みたい濱口にとって、ここで国際戦に勝利することは大きな意味を持つ。対戦するMAXことマックス・リアリは、2023年12月にDEEPでRYOGAをTKOで下しており、その後は豪州エターナルMMAフライ級王座に挑む(KO負けでベルト獲得はならず)などのキャリアを積んでいる。この相手に明確な勝利を収めれば、濱口も再びDEEPフライ級戦線に名乗りを上げることができるのは間違いない。

また、3月にDEEPフェザー級GPリザーブマッチで勝利している狩野優と延命そらの対戦も決定。ともにトーナメント本戦に臨むことはできなかったが、それでも前述の東西対決がスケールアップしたマッチメイクには注目したい。前戦では強烈なパンチで狩野は畠山祐輔を延命は三村亘を倒しているだけにKO必至の一戦だ。

写真上=松場×斎藤。斉藤は現在21歳。写真下=寺崎は空手ベースの打撃が武器

さらにフライ級で松場貴志が斎藤璃貴を、バンタム級では谷岡祐樹が寺崎昇龍を迎え撃つ。斎藤と寺崎は石川県のFight Holic所属で、ともにプロデビュー以来3連勝中。ベテランから新鋭まで、今後に期待が掛かるファイターが大阪に集う今回の大阪大会だ。

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【Road to UFC S04 Ep01】イン・シュアイについて吉田開威が語っていたこと「遠い距離は絶対的に苦手」

【写真】ガイオジムで和田教良と、入念にレスリングの打ち込みを行っていた吉田(C)SHOJIRO KAMEIKE

22 日(木・現地時間)に中華人民共和国は上海のUFC PI上海において、Road to UFC S04 Ep01とEp02が開催される。この日はフライ級トーナメントが行われ、エピソード1では吉田開威が中国のイン・シュアイと対戦することとなった。
Text by Shojiro Kameike

UFCより吉田のRTU出場がアナウンスされたのは3月27日。MMAPLANETでは4月10日、RTUについて吉田にインタビューを行っている。その時点でイン・シュアイと対戦することは内定していたが、公式発表はなかったため対戦相手に関する内容は掲載を見送っていた。ここでは改めて、吉田が語っていたイン・シュアイ評をお届けしたい。


――一部インターネット上では、RTU初戦の相手がイン・シュアイに決定したと報じられていますね。

「はい。公式発表がいつになるかは分からないですけど、イン・シュアイになりました」

――掲載は公式発表後となりますが、イン・シュアイの印象をお願いします。

「ボディロックで組んでくることが多いですよね。どちらかといえば、ボクシング&レスリングのタイプで。ただ、今回はメチャクチャ対策をしているわけではないです。いつものように、そこまでフィニッシュまでの道筋を考えた対策はやっていないですね」

――えっ、そうなのですか。

「最近は、今まで練習でやってきたフィニッシュの感覚が試合でハマることが多いんです。特に回転系の技がハマるように、タイミングも合ってきました。だからそれは試合で自然に出るんじゃないかと思います。それと対策というよりは、今まで少なかったレスリングの練習のほうが重要で」

倒されないこと。倒されても、すぐに立ち上がること。自分の打撃を生かす最大限の方法を考えている(C)MMAPLANET

――なるほど。

「相手のファイトスタイルについて言えば、とにかくしつこい。でも遠い距離は絶対的に苦手だと思います。これまでの試合を視ても、遠い距離で打撃を受ける時は、すごくフェイントに引っかかりやすくなっているんですよ。たとえば左ミドルのフェイントに引っかかったりとか。ガードはアップライトに構えるけど、そのあと周りに振ってやると引っ張られやすい印象です。あくまで試合映像で視たイメージではありますけどね」

――確かにイン・シュアイは昨年のRTUでも、テイクダウンを奪っても抑え込み続けるシーンは少なかったです。

「ほぼ足を触るテイクダウンはないし、倒しても漬けることができていないですからね。それなら、まだ余裕があるかなって思います。こちらとしてはフェイントを多めにしながら、フィニッシュを狙っていく展開を考えています」

■視聴方法(予定)
5月22日(木)
午後8時00分~UFC Fight Pass
午後8時00分~U-NEXT

■Road to UFC S04 Ep01対戦カード

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
セバスチャン・スーレイ(豪州)
チィルイイースー・バールガン(中国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
イン・シュアイ(中国)
吉田開威(日本)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
中村京一郎(日本)
パク・オジン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
山内渉(日本)
ナムスライ・バットバヤル(モンゴル)

<女子ストロー級/5分3R>
フン・シャオカン(中国)
松田亜莉紗(日本)

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【Road to UFC S04 Ep01】モンゴルのナムスレンと対戦、山内渉「緻密さでいえば、打撃は僕の方が上」

【写真】過信でなく、つけてきた自信。ここを晴れ舞台としないための勝利を!!(C)MMAPLANET

2025年5 月22 日(木・現地時間)に中華人民共和国は上海のUFC PI上海において、Road to UFC S04 がスタートする。
text by Manabu Takashima

22日と23日の両日に行われる4階級、16試合の1回戦。その先陣を切ってオクタゴンに足を踏み入れるのが、山内渉だ。UFCを目指す過程で、修斗世界フライ王座は取り逃した。敗戦を糧に、技術面を磨き直し昨年10月に松場貴志戦で再起。それから半年を経て、Road to UFC出場が決まった。

UFCにダイレクトに通じる道で、最初の難関はモンゴルのナムスライ・バットバヤルと戦う。初めての国際戦が、Road to UFCという舞台になった山内に自信のほどを尋ねた。


──山内選手がRoad to UFCのメンバーに入ったと知った時、少し驚きました。3月の修斗の会場でお会いした時に今後のキャリアアップ方法を伺っていて、それがRoad to UFCではなかったので。

「ハイ。じつは3月の最初に、無理やったって話があったんです。僕も藤田大和選手や伊藤盛一郎選手が申し込んだというのを訊いて、あの2人が出るなら自分はないだろうと思っていたので案の定、ダメやったかと。

3月の修斗の頃は、ここからまたUFCに繋がる方向でやっていこうかと。髙谷さんが開くPOUNDOUTで、外国人選手と戦って、勝てばLFAに通じるかもという感じでした。それも凄く気合の入る話でした。なので、そこに向けて練習をしていた時期でした」

──UFCに通じる国際戦というのは、国内のタイトル云々よりも気合が入るモノなのですか。

「日本でも気合は入りますけど、僕はUFCのチャンピオンになることが目標でMMAを始めたので。僕も26歳になるし、回り道はできない。Road to UFCも厳しいトーナメントで、次の年に出られても優勝できる確証もないので、残された時間を考えるとできる限りUFCに繋がる試合しかやりたくないとは思っていました」

──それが急転直下、Road to UFCが決まったと。

「ハイ。誰か欠員がでたのか、修斗の大会少し後で出ることができると連絡を受けて。まさかだったから、めちゃくちゃ嬉しかったですね。自分はあまり体重を減らすのが上手くないので、すぐに減量に取り掛かりました」

──早っ(笑)。対戦相手はモンゴルのナムスライ・バットバヤルです。今回からオセアニア勢に加え、モンゴルとアジア太平洋の強豪国がフライ級に加わりました。そして初戦の相手がモンゴル人だと分かった時は、どのように思いましたか。

「特に気にすることなく、いつも通り決まったなぁと。UFCを目指すなら、乗り越えないといけない。変に相手を大きく見過ぎず、しっかりと対策を練ってやっていこうと思いました」

──とはいえ、初めての国際戦がRoad to UFCです。

「練習でも外国人とやったことがなくて。外国人は強いという先入観は少しあります。皆が『力が強いよ』と言っていますし。でも、ビビると後手に回ります。同じ階級だし、世界で戦っている日本人もいるので、そこは自信を持って、やってきたことを信じて戦います」

──押忍。以前、モンゴルに取材に行った時にナムスレンの練習を見て、レスリングが強く打撃もできるという印象を持った選手でした。試合映像等も見て、その印象はどのようなものでしょうか。

「確かに体は強そうです。勢いも凄いですよね。それとバックを取るのが速い。そういうところは凄く警戒しています。凄く強いと想定して、そのなかで自分の対策をどうするのか……ある程度、自信がつくところまで来ました」

──試合映像は相手のレベルが分からないモノが多かったです。そのなかで山内選手自身が、アドバンテージがあるのはどこだと考えていますか。

「打撃です。打撃が粗いので、僕の方がコツコツとコンパクトに打てるので削ることができるかと思います。UFCで戦うことを想定して組みも凄くやっていて、手応えも感じています。だから打撃で組み立てて行って、組み技になっても戦えるようになっています」

──打撃という面で、以前に話していただいたように山内選手はどの距離でも攻撃でき、その攻撃も散らすように備えてきました。昨年10月の松場貴志戦では、片鱗を見せられたのではないでしょうか。

「あの試合はまだ本質を理解しないでやっていました。狙い過ぎて、出し切れず。結果、待ちの展開になっていました」

──トライしていることは伝わってきましたが、なるほど……そういう風に捉えていたのですね。

「ハイ。パンチをもらいそうで、危ない戦いだったと思います。指導してもらっていることを理解しきれていなかったです。理解していたつもりだったんですけど。あの試合後から、そこを突き詰めて半年間やってきて。今はかなり形になってきたと感じています。

毎回、試合で気づくことができる部分がたくさんあって。毎試合、成長できています。この半年でも、結構変わることができたという自信があります。だからこそ、今回の試合も緻密さでいえば、打撃は僕の方が上かと思っています」

──と同時にバック奪取&チョークの速さ、アレは試合映像で予めチェックできて良かったのではないかと。

「大体の試合、アレで極めちゃっているので(笑)。バックに入ってからが、凄く速いです。ニャムジャルガルでしたっけ?」

──ハイ。現UFCファイターのニャムジャルガル・トウメンデムベレルですね。ナムスライが唯一敗北を喫した相手です。

「そのニャムジャルガルとの試合でも、1Rはナムスライがバックを取ってキープしているので。あのバックとRNCが得意なのは間違いないです」

──ところで初戦で戦う相手以外に気になる選手はいますか。

「噂程度ですけど、ニュージーランドのアーロン・タウっていう選手が強いと聞いています。でも別ブロックなので、当たるとしても決勝ですし。それに今回のトーナメントに出る選手は、全員が強いと思っています。油断なく、一戦・一戦を大切に戦います」

──さきほども話しましたが、豪州&NZやモンゴルの参戦もありRoad to UFCも回を重ねるごとに厳しさが増しています。

「それでも変わらないのは、UFCを目指すなら突破しない戦いだということです。絶対に突破しないといけない。それだけです」

──では最後に改めて、Road to UFCという舞台で我々はどのような山内渉の姿を見ることができるでしょうか。

「前回の試合とは違った自分を見てもらえると思います。その成長を見て、楽しんでもらいたいです」

■視聴方法(予定)
5月22日(木)
午後8時00分~UFC Fight Pass
午後8時00分~U-NEXT

■Road to UFC S04 Ep01対戦カード

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
セバスチャン・スーレイ(豪州)
チィルイイースー・バールガン(中国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
イン・シュアイ(中国)
吉田開威(日本)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
中村京一郎(日本)
パク・オジン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
山内渉(日本)
ナムスライ・バットバヤル(モンゴル)

<女子ストロー級/5分3R>
フン・シャオカン(中国)
松田亜莉紗(日本)

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【Road to UFC S04】1回戦のカード決定。青井人✕チャンミン。山内はモンゴル。エフェが豪州と

【写真】いうとだ、高橋遼伍戦を機にさらに強くなった者対決(C)RIZIN

22日(火・現地時間)にUFCより5月22日(木・同)&23日(金・同)に中国は上海のUFC PI上海で開催されるRoad to UFCシーズン04の初戦の対戦カードが発表されている。
Text by Manabu Takashima

日本からフライ級=山内渉、吉田開威。バンタム級=伊藤空也、井村塁。フェザー級=青井人、中村京一郎。ライト級=エフェヴィガ雄志、神谷大智がトーナメント戦に出場する今年のRoad to UFCで、それぞれの相手が以下のように決まった。

山内✕ナムスライ・バットバヤル(モンゴル)
吉田✕イン・シュアイ(中国)
伊藤✕シン・カイ・シャン(シンガポール)
井村✕ヴァン・イ・ギエム(ベトナム)
中村✕パク・オジン(韓国)
青井✕ユン・チャンミン(韓国)
エフェ✕ドン・マーファン(豪州)
神谷✕キム・サンウク(韓国)


(C)ETERNAL MMA

過去のRTUでは日本のライバルは中国、韓国の二カ国だったが、今年から豪州&ニュージーランドに門戸が開放され、エフェがEternal MMAでキャリアを積むドン・マーファンと戦うことに。

マーファンは戦績6勝2敗で、そのエターナルでフェザー級王座決定戦に出場も、現UFCファイターのクイラン・サルキルドに敗北している。

またトーナメントに1枠を獲得したモンゴル勢=ナムスライ・バットバヤルとのマッチアップとなるのが、山内だ。ナムスライ・バットバヤルは現UFCファイターのニャムジャルガル・ドゥメンデムベレルとMGL-1FCフライ級王座決定戦を戦い、初回は優勢だったが逆転負けを喫したことがる。

モンゴル・ボクシング界の名匠ガンバートル・シャグダルの指導を受け、打撃と組みのバランスが取れたファイターだ。現地で彼を視察したProgress実行委員の長谷川賢は、ニャムに続きナムスライの招聘も頭にあったが、米国に移りUFCを目指すということで日本に呼ぶことを諦めた過去もある。

さらに伊藤はシンガポールのカイ・シャン、井村はベトナムのヴァン・イ・ギエムと、この両者も昨年までの三強対決とはならなかった。

(C)Zuffa/UFC

とはいえシン・カイ・シャンはRoad to UFCワンマッチでこそピーター・ダナソーを相手に跳びヒザでKO負けを喫しているが、BRAVE CF韓国大会で現UFCバンタム級のイ・チャンホにキャリア唯一の黒星をつけている。

一方、ヴァン・イ・ギエムは戦績5勝1敗でベトナムのローカル大会Lion Championshipでは一階級上のフェザー級王者ということだが、一切実力は未知数だ。

この他の4選手は、中国および韓国人ファイターとの顔合わせとなった。吉田と戦う中国のイン・シュアイは、昨年のRoad to UFCでは一回戦負けも、中国版UFCことJCKフライ級トーナメントで優勝している。そのイン・シュアイ、出場アナウンスとともにSNSで吉田を挑発したが、UFCから注意が入ったのか、すぐに削除されていた。

中村、青井のフェザー級勢、そしてライト級の神谷の相手は「ジャンケンでも日本には負けらない」韓国勢との対戦だ。

中村の対戦相手パク・オジンは9勝1敗1分で23歳という新鋭で、去年の9月にはBlack Combatで大ベテランのナム・ウィチョルにKO勝ちしているものの──既に43歳の大ベテランで、韓国では相手に恵まれているという見方がある。それでも長いリーチを生かした、テイクダウン&バック奪取という必殺コースを持っており、喧嘩ファイトも辞さないパク・オジンは決して侮れない相手といえよう。

1回戦のハイライトは、DEEPフェザー級チャンピオン青井✕ユン・チャンミンといっても過言でないかもしれない。格闘技代理戦争で優勝し、ONEと契約。決して上位進出とまではいかなかったものの7勝2敗という結果を残した。昨年末に母国で初めてユニファイド階級で戦いDouble GFC二階級制覇のパク・チャンスと分けている。

神谷は一昨年のRod to UFC準決勝進出&ベスト4のキム・サンウクとのマッチアップとなった。マニア的にはEternalで流れたマーファン、あるいはジャック・ベッカー戦も見てみたかったが、この両者は揃って別山に。それであれば、見たくはないがエフェ✕神谷のファイナルを期待したいところだ。

ちなみにトーナメント枠が明らかとなり、日本人対決は決勝戦まではことも分かった。さらに昨年の女子ストロー級T出場が噂されていた松田亜莉紗が、フン・シャオカンとワンマッチでRoad to UFCデビューを飾ることもアナウンスされている。

またワンマッチではシーズン03フェザー級ファイナルの中国人対決=シェ・ビン✕チュウ・カンチエ戦がようやく実施される。昨年は決勝進出がゼロだったJ-MMA勢、如何に巻き返しを図るか。この国のMMAの真価が問われる。

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Road To UFCシーズン4:トーナメント組み合わせ決定。延期になっていたシーズン3フェザー級決勝戦も実施。元JEWELSストロー級暫定王者松田亜莉紗がワンマッチ出場。

フライ級

アグラリ(中国) vs. ムリドル・サイキア(インド)
山内渉(日本) vs. ナムスライ・バトバヤル(モンゴル)
イン・シュアイ(中国) vs. 吉田開威(日本)
リオ・ティルト(インドネシア) vs. アーロン・タウ(ニュージーランド

山内の相手のバトバヤルはMMA7勝1敗で、唯一敗れた相手が元GLADIATORフライ級王者・Road To UFCワンマッチで勝利し現在UFCファイターのニャムジャルガル。

吉田の相手のシュアイはMMA17勝4敗。昨年もRoad To UFCに出場したが、準優勝したキル・サホタと一回戦で対戦しスプリット判定負け。

バンタム級

伊藤空也(日本) vs. シン・カイ・シオン(シンガポール
スーラン・ランボ(中国) vs. ピーター・ダナソー(タイ)
ティ・ハイタオ(中国) vs. ローレンス・ルイ(ニュージーランド
井村塁(日本) vs. ギエム・ヴァン・Y(ベトナム

伊藤の相手は一昨年のRoad To UFCのフライ級ワンマッチでピーター・ダナソーと対戦したシオン。ダナソー戦では組んでテイクダウンから攻める展開だったが、タックルを止められ打撃を効かされてKO負けしている。今回は階級を上げての出場。

井村の相手はベトナムのY。ベトナムのライオンチャンピオンシップで6戦して5勝1敗。昨年12月の前戦では、唯一敗れた相手に1RKOでリベンジしてフェザー級王座を獲得している。今回が階級を落としての初戦。

当初エントリーしていたチャングレン・コレン(インド)がMatrix Fight Nightとの契約により欠場。かわって、香港生まれニュージーランド在住、シティキックボクシング所属のローレンスがトーナメント出場。

フェザー級

中村京一郎(日本) vs. パク・オジン(韓国)
リー・カイウェン(中国) vs. ソ・ドンヒョン(韓国)
セバスチャン・サレイ(オーストラリア) vs. アへジャン・アイリヌアー(中国)
青井人(日本) vs. ユン・チャンミン(韓国)

中村の相手のオジンはBlack Combatで活躍し9勝1敗1分の23歳。2023年からライト級に上げており、今回2年ぶりにフェザーに落としての試合となる。

青井の相手は格闘代理戦争で秋山推薦選手として出場して優勝したユン・チャンミン。ONEでプロデビューし7勝2敗。昨年ONEを離脱し、12月にコリアンゾンビ主催のZFNに出場しドロー。

ライト級

エフェヴィガ雄志(日本) vs. ドム・マー・ファン(オーストラリア)
レン・ヤーウェイ(中国) vs. デニ・ダファ(インドネシア
ジャック・ベッカー(オーストラリア) vs. パク・ジェヒョン(韓国)
キム・サンウク(韓国) vs. 神谷大智(日本)

エフェヴィガの相手はオーストラリアのEternalで活躍するドン・マー・ファン。Eternalでは昨年ライト級王座に挑戦したが、クイラン・サルキルドに2Rチョークで一本負け。サルキルドはDWCSを経てUFCと契約し、今年2月のUFCデビュー戦でRoad To UFCシーズン1ウィナーのアンシュル・ジュブリを19秒でKOしている。マー・ファンは3月のEternalで神谷と対戦予定だったが、両者ともRoad To UFC参戦が決まりキャンセルされた。

神谷の相手は一昨年のRoad To UFCシーズン2で一回戦丸山数馬を破り、準決勝で優勝したロン・チューに敗れたキム・サンウク。神谷はマー・ファンの他、ジャック・ベッカー戦もEternalで組まれていたが、ベッカーの欠場でこちらも流れた。

ワンマッチ4試合も発表。

Road To UFCシーズン3フェザー級勝戦:ズー・カンジエ vs. シエ・ビン
ライト級:アジズ・ハイダロフ vs. アディレット・ヌルマトフ
ウェルター級:タイイーラークエ・ヌエアジ vs. キット・キャンベル
女子ストロー級:フォン・シャオツァン vs. 松田亜莉紗

松田は女子プロ野球からMMAに転向。無敗のまま、デビュー1年でJEWELSストロー級暫定王座決定戦に出場し、万智に判定勝ち。しかし翌年3月のノンタイトル戦で勝利した直後に王座を返上しており、今回が1年2ヶ月ぶりの試合。

相手のシャオツァンは昨年のRoad To UFC女子ストロー級トーナメントに出場。準決勝では松田の先輩となる元JEWELSストロー級暫定王者の本野と対戦。Road To UFC前にも勝利している本野に判定勝ちして決勝に進出したが、ダークホースのシー・ミンに3R逆転KO負けし、UFCとの契約を逃している。

ライト級ワンマッチに出場するハイダロフはタジキスタン生まれだが現在は中国国籍。JCKでキャリアを積み、21勝6敗の30歳。直近で敗れたのは4年半前で、2022年のRoad To UFCで組まれたワンマッチで修斗王者SASUKEと対戦し判定負けしたパラジン。相手のヌルマトフはロシアのオープンFCフェザー級王者。2023年のONE Friday FightsではONEフェザー級(水抜きなし155ポンド契約)で3RKO勝ち。13勝2敗の27歳。

ウェルター級ワンマッチには、2023年にもワンマッチで試合が組まれて2RKO勝ちしたヌエアジが再登場。その後、昨年はローカルイベントで3戦してすべてKO勝ち。11勝1敗でまだ24歳。相手のキャンベルはオーストラリアのHEXウェルター級王者で、14勝7敗の30歳。

負傷により延期となっていたカンジエ vs. シエ・ビンのシーズン3フェザー級勝戦も実施。

エピソード1は5月22日20時、エピソード2は同日22時開始。エピソード3・4は翌23日の20時・22時に行われる。各試合がどのエピソードに割り当てられるかは今後発表。