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【ROMAN02】シュレックの相手はセネガル相撲ゲイ・ババカールに決定! 大浦マイケはウィル・チョープと

24日(月)にROMANより、4月27日(日)に東京都新宿区のGENスポーツパレスで開催されるROMAN02の追加対戦カードが発表された。公募されていた関根シュレック秀樹の対戦相手は、ROMAN01にも出場したセネガル相撲のゲイ・ババカールに決定している。
Text by Shojiro Kameike

昨年10月に第1回大会を開催したROMANは、時間無制限、無差別、素手というMMAの原型=ルーツに立ち返るROMANバーリトゥードと、道着MMA、足関フリーのROMAN柔術の3つの軸を持つ。今大会では既にベアナックルバーリトゥード戦にシュレックの出場と、その対戦相手を公募することが発表された。


そんなシュレックの相手に決まったのが、ROMAN01の道着着用MMA戦(ROMAN COMBATルール)で水口清吾(誠悟)をわずか18秒でKOしたババカールだ。セネガル相撲出身で、水口戦がMMAデビューファイトだったババカール。この時は長身から繰り出される左ジャブ、左フック、右アッパーで水口を秒殺している。

実際のところ、その実力の全容を測り知ることは難しい試合内用ではあったが、次回のシュレック戦が本領発揮の舞台となるだろう。プロでは素手によるパンチ攻撃が認められているセネガル相撲の出身だけあって、ベアナックルバーリトゥード戦への適応が期待されるババカールだ。シュレックは長身ババカールのジャブをかいくぐって懐に飛び込むことができるかどうか。ROMAN01のメイン、渡慶次幸平×ウィル・チョープのような衝撃的な試合内容をなるかもしれない。

その前回大会のメインで渡慶次とのベアナックルバーリトゥード戦に挑んだチョープは、今回は道着着用MMAで大浦マイケと対戦することに。全日本柔術王者の大浦は、昨年12月に愛知県瀬戸市で開催されたJFCのセミプロマッチでMMAデビュー。浅野功暉をRNCで下している。足関節からのバックテイク、そしてバックマウントとマウントポジションのコントロールは、柔術家としての力を存分に発揮していた。

MMAのキャリアでは比べものにならないが、道着のキャリアは大浦が上――このルールが勝敗に大きな影響を及ぼすことになるか。裸のMMAではないとはいえ、大浦にとってはチョープを下せば今後のMMA活動にも大きな期待が集まる。

また、ROMAN柔術ルールで大脇征吾と鍵山士門が激突することも決定した。柔道ベースの大脇は今年2月のBTC03に出場し、プログレスルールで中島太一を腕十字で仕留めている。続いて5月14日のBTC04では再びプログレスルールに挑み、椿飛鳥との対戦が発表されたばかりだ。さらに、椿戦の約2週間前にROMAN柔術ルールで鍵山と対戦とはハードスケジュールだが、中島戦の極めっぷりを黒帯柔術家との柔術ルールマッチでも披露するか。

■視聴方法(予定)
4月27日(日)午後12時~
ツイキャス

■対戦カード
<R.O.M.A.N RULES 無差別級/時間無制限>
ゲイ・ババカール(セネガル)
関根秀樹(日本)

<ROMAN COMBAT 70.3キロ契約/15分1R>
日沖発(日本)
X

<ROMAN COMBAT 76キロ契約/15分1R>
大浦マイケ(日本)
ウィル・チョープ(米国)

<ROMAN COMBAT 65.8キロ契約/15分1R>
松本大輔(日本)
門脇英基(日本)

<ROMAN COMBAT 65.8キロ契約/15分1R>
大村友也(日本)
清水俊一(日本)

<ROMAN COMBAT 94キロ契約/15分1R>
中山賢一(日本)
瓜田幸造(日本)

<ROMAN COMBAT 61.2キロ契約/10分1R>
江崎壽(日本)
江木伸成(日本)

<ROMAN COMBAT 70キロ契約/10分1R>
押木英慶(日本)
高橋孝徳(日本)

<ROMAN COMBAT 95キロ契約/10分1R>
中里謙太(日本)
田馬場貴裕(日本)

<ROMAN COMBAT 95キロ契約/10分1R>
テイラー・ラング(カナダ)
関澤寿和(日本)

<ROMAN柔術 無差別級トーナメント1回戦/7分1R>
ランジェル・ロドリゲス(ブラジル)
白木アマゾン大輔(日本)

<ROMAN柔術 無差別級トーナメント1回戦/7分1R>
柳井夢翔(日本)
森戸新士(日本)

<ROMAN柔術 65.8キロ契約/7分1R>
大脇征吾(日本)
鍵山士門(日本)

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【ROMAN02】MMA梁山泊=ROMAN Combatに、日沖発参戦「戦いに挑戦できる機会がもうないかも」

【写真】日沖とアマゾンの揃い踏みも、2023年2月のFinish以来だ──この日、透暉鷹はパンクラスでタイトル戦。久米は──(C)MMAPLANET

5日(木)にROMANより、4月27日(日)に東京都新宿区のGNEスポーツパレスで開催されるROMAN02の追加カードが発表されている。
Text Manabu Takashima

時間無制限、無差別、素手というMMAの原型=ルーツに立ち返るROMANバーリトゥードで関根シュレック秀樹が、公開で対戦相手の募っている同大会。関根以外に大浦マイケ、松本大輔、中里謙太、門脇英基の参戦が明らかになっていたが、うち3選手はROMAN Combat=道着MMAルールで挑むこととなり、松本は門脇教祖との対戦が決まった。

中里は田馬場貴と相対する他、ROMAN Combatでは清水俊一が連続参戦し、大村智成と。江木伸成✕江崎壽、高橋孝徳✕押木英慶、瓜田幸造✕中山賢一裕と道着所縁、そしてMMA経験者たちが集い、さながらMMA梁山泊の様相を呈している。

そんなROMAN Combatに修斗、SRCフェザー級の頂点に立ち、UFCで活躍した日沖発の出場が決定している。


今年で42歳になる──日沖がケージの中で戦う姿を披露するのは2023年3月のFinish10の土屋大喜戦以来となる。それ以前には2021年8月のGrachanでのタクミ戦、全日本マスターオープンで柔術のトーナメントで戦ったのは2019年だった。タクミと土屋のいわばOBマッチはグラップリング戦で、日沖が打撃有りの戦いに挑むのは2018年8月のRIZIN12における朝倉未来戦以来、実に6年8カ月ぶりとなる。

とはいえ自らの城stArt では常にプロ連にも参加しており、久米鷹介や透暉鷹らは常にその強さを口にしている。日沖の対戦相手は誰になるのか発表はこれらかになるが、今回のROMAN出場に向けMMAPLANETの以下のようなコメントを寄せてくれた。

日沖発
「今回、ROMANに出場しようと思ったのは、ナオさん(渡辺直由CEO)に口説かれたからです(笑)。同時に、衰えに抗いながらも戦いに挑戦できる機会がもうないかもしれないという想いもありました。ROMANがやろうとしていることは新しい試みでもあり、原点回帰でもあると考えています。
MMAとBJJ が完全に別物、異種競技になった近年において、その両方の良さ、総合格闘家と柔術家がリンクした楽しさを味わえるはROMANやPROGRESSのような試みであり、だからこそ世間に伝わるものだと思います。
これから大会が続き、選手や競技が進化するとROMAN独特の技術やスタイルも生まれてくると思うので楽しみです」

相手を仕留める総合格闘技。テイクダウン&スクランブル時代全盛期に世界の最高峰でMMAを戦ってきた歴戦の勇者らしい言葉だ。そんな日沖参戦のROMAN三本の支柱のうち一つ、ヒール解禁、外掛け、スラム有りのUnlimited柔術といえる柔術オリジン=ROMAN JIUJITSUで無差別級4人制トーナメントも実施される。

白木アマゾン大輔✕ランジェル‧ロドリゲス、森戸新士✕柳井夢翔という準決勝の顔合わせも決まった同トーナメント。森戸と柳井は旗揚げ大会で対戦し、痛み分け──決着戦となる。

なおROMAN Combatの階級はユニファイドに即した階級で、当日計量(道着無し)。試合タイムは10分✕1Rもしくは、15分✕1R。ROMAN JiuJitsuは7分✕1Rとなっている。格闘温故知新であり、斜め上を進む前衛的格闘イベントROMANの第2回大会──日沖、マイケ、関根の対戦相手の発表も待たれる。

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45 AB MMA MMAPLANET o ROMAN02 YouTube プロレス ボクシング 中里謙太 松本大輔 門脇英基 関根シュレック秀樹

【ROMAN02】ROMAN第2回大会決定。もっとも原始的で前衛的な戦いにシュレック出陣。対戦相手募集

【写真】シュレック戦に名乗りを上げるのは、誰だ(C)MMAPLANET

18日(火)にROMANより、4月27日(日)に東京都新宿区のGNEスポーツパレスで、ROMAN02が開催されることが発表されている。
Text Manabu Takashima

時間無制限、無差別、素手というMMAの原型=ルーツに立ち返るROMANバーリトゥードと、道着MMA、足関フリーのROMAN柔術の3つの軸を持つROMANが、昨年10月の旗揚げイベントに続きプロ興行2弾を打つ。

そして今回の発表で、バーリトゥード戦に関根シュレック秀樹の出場を公表し、その対戦相手を募ることとなった。

最大報酬は100万円と謳われた──21世紀の格闘技界にあって、最もプリミティブかつアヴァンギャルドな戦いで、誰が関根に挑むのか。その資格は柔術紫帯以上、プロ格闘技戦績5戦以上で、上衣だけでも道着着用となっている。ファイトマネーは50万、勝利ボーナス50万とショーアップ・マネーを公表しているのも新しい試みといえる。

そしてどのような相手が名乗り挙げるか分からない戦いに挑む関根もまた、プロレス、柔術、MMA、グラップリング、シュートボクシング、モディファイルールでの戦いのと、浪漫を追求し続ける姿勢が伝わってくるROMAN参戦だ。


また、関根以外の出場選手は大浦マイケ、松本大輔、中里謙太、そして門脇英基(!!)が確定している。彼らがどのルールで、誰と戦うのか。対戦カードの発表も待たれる。

なお今大会は前回の会場非公開のYouTubeのフリー配信という形式でなく、有観客&PPVで実施されることも明らかとなっている。

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45 MMA MMAPLANET o ROMAN01 松本大輔 清水俊一

【ROMAN01】これぞ道着着用MMA! ギの技術を見せつけた松本が清水とドローも好勝負に

【写真】スパイダーガードから清水にパウンドを打たせない松本——これぞROMAN道着着用MMAか(C)MMAPLANET

<ROMAN COMBATフェザー級/5分2R>
清水俊一(日本)
Draw
松本大輔(日本)

サウスポーの松本が右に回ってケージ中央を取る。松本の左ミドルをキャッチした清水がグラウンドに持ち込んだ。ハーフガードの松本は右を打ち込みながら松本の左袖を押さえ、左オーバーフックへ。立ち上がった清水が、背中を着けたままの松本に右のパウンドを落とした。しかし松本は左袖を押さえたまま、ガードワークでコントロールする。清水がガードの中に戻ると、松本はスパイダーガードでパウンドを打たせない。袖を切れない清水の顔面を、松本が右足で蹴り上げてしまう。試合は中断され、少しフラついている清水に休憩が与えられる。

再開後、松本が打撃で攻め立てるも、再び左ミドルをキャッチされてしまう。清水に背中を着かされた松本が、ハーフガードからニーシールド&木村ニーシールドでスイープを狙う。清水も十字で切り返したが、ここはスタンドに戻った。残り30秒、松本の右フックを交わした清水がボディロックでテイクダウンするも、松本が立ち上がる清水の右足を取って内ヒールを狙ったところでラウンドが終了した。

最終回、松本が右ジャブ&右フックでけん制する。清水の右ストレートをかわしてバックに回るが、前転した清水が右足を取ってヒザ十字を仕掛ける。これをかわした松本が、トップを奪取してパウンドを落とす。清水もスパイダーを狙ったか、しかし松本は取らせず体を起こしてマウント奪取へ。

清水はハーフで耐えるも、ケージ際に押し込まれてしまう。ここでマウントへ移行した松本は三角で抱えながらパンチを落とす。足を取りにきた清水に対して回り込み、ニーインザベリーからヒジを打ち込んでいく。

松本も足を狙いながらダブルガードの状態に。清水が起き上がり、フィフティフィフティの松本に右パウンドを連打する。トップキープからパウンドを連打する清水に対し、松本は足を絡めたままの状態でパンチを受け続けてしまう。ラスト10秒で足を取りに行ったが、清水が立ち上がって凌いで試合を終えた。

試合はドロー裁定となったが、道着を使った攻防がふんだんに見られた好勝負——これぞROMAN道着MMAが目指している姿だったのではないだろうか。


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45 AB MMA MMAPLANET o RIZIN ROMAN01 YouTube ウィル・チョープ チャンネル ボクシング 修斗 寒河江寿泰 弘中邦佳 松本大輔 柳井夢翔 森戸新士 江木伸成 清水俊一 渡慶次幸平 渡辺直由 渡部修斗

【ROMAN01】MMAへのルーツを探る冒険、第一章。渡辺直由─02─「新しい価値観を見出す試合。相手」

【写真】NAOYOSHI代表取締役CEO、弘中邦佳ROMAN実行委員会代表、中井祐樹ROMAN名誉顧問。いよいよ、大いなる冒険が始まる(C)MMAPLANET

14日(月・祝)に会場非公開でROMAN01が開催されるROMAN01。世界に普及したMMAにあって時間無制限、有効な攻撃の幅を広げるROMANルールの採用など、ルーツに戻るイベントを開き、格闘技道を追求する渡辺直由氏インタビュー後編。
text by Manabu Takashima

バーリトゥードの復活以外に道着MMA=ROMANコンバット、そしてスラムやヒールを解禁しスイープを重視しないROMAN柔術と3つのルールが実施される。道着MMAと護身の要素もより高まったようにも感じられる柔術ルール――これらの戦いの場を創造する目的を尋ねた。

<渡辺直由インタビューPart.01はコチラから>


――R.O.M.A.Nのなかにヒエラルキーが存在しているということですね。そしてメインはROMAルールでウィル・チョープ×渡慶次幸平戦が決まりました。思わずニヤリとしてしまうカードです。

「そこをいうとセネガル相撲のチャンピオンの試合も組めそうで。僕としては満足度が高くて、楽しみなカードが揃ったと思います。渡慶次選手のことは以前から頭にあったのですが、特につながっているわけでもなくて。でも国際通りを歩いていたら、渡慶次がいて(笑)。『良かったら、出てください』とお願いして」

――もう、それは運命ですね(笑)。ユニファイドやRIZINルールよりも、ROMAルールで戦うことで渡慶次選手の良さが出るという感覚があったのでしょうか。

「ハイ。金的攻撃やベアナックルに慣れているのと……何よりROMAルールで戦うこと自体、相当に気合が必要じゃないですか。今回、実行委員会が交渉しているなかで渡慶次選手はやはり腹の据わり方が凄いと感じました。本物の格闘家というか、そういう人が出てくれることが嬉しいし興味深いですよね。

ムエタイやラウェイの選手は、試合数が多くて試合間隔も短い。いつでも戦えるという心臓の持ち主というイメージがあって。そういう渡慶次選手だからこそ、このルールも平気で戦える。いうと普段着のままでケージの中に入れるんじゃないかと思えるほどです」

――その点、ウィル・チョープは良い意味でネジが外れている。いつ、どこで、誰とどんなルールでも戦うファイト・ジャンキーかと。

「僕はあまり知らなかったんですけど、本当にそういう人だと聞いて。純粋に楽しみです」

――そしてROMANコンバット。道着MMAでは松本大輔×清水俊一戦。ここも、いい所を突いているなぁと。

「ぶっちゃけていうと、一般層に名前が通った選手が出るならスポンサーになるといってくれた方たちもいらっしゃいました。でも自分のなかで、そういう選手たちはお金を出すから戦ってくれるわけで――。このルールで戦うことを楽しみにしてくれるわけじゃないと思うんです」

――ハイ。

「それが……この2選手もそうですが、『フロンティアスピリッツ溢れる道着MMAならぜひ』という人たちが出場してくれることが凄く嬉しいです」

――そういうなかで若い選手の出場もあります。

「バリバリのMMAファイターでないと出られないとか、トップ柔術家でないと試合は組めないとか。そういうモノでは一切ないです。見ている人にもボクシングの世界戦が組まれたイベントのように8回戦、10回戦、世界タイトル戦と色々なレベルの試合を見て欲しいと考えています。レベル差があることで、開かれた競技に通じてきますし」

――ではスラム、ヒール解禁。もう20年も前に開催されていたグレイシーワールドのような柔術ルールも採用されました。

「今回は柔術家とフィジカルが強くて足関節ができる選手、そんな試合を組みたいというのがありました。柔術家目線でいうと、国内トップの選手が新しい価値観を見出す試合。そうなる相手と組みたかったです」

――長年、競技をやってきた人に新しい戦いの価値観を見出して欲しい。いやぁ、競技者目線で過去になかったかと思います。

「まぁ、言ってしまえば……これも後付けなんですけど(笑)」

――アハハハハ。前例がないから、進めるなかで新たな価値観も見出すことができるということかと。

「7分のなかでヒールフック、スラミング有り。プロルールはノーポイントですが、僕のなかでスイープの評価点はないようにしようと。だからといって、現行のスイープ有りのルールを否定するつもりは一切ないです。それが足関節を狙いやすい状況になるということで。

下を選べることで、広がる技の展開もあると思います。スイープ否定ではなくて、ルールの差別化ですね。それとIBJJFのルールでは掴んでいけない道着の中とかも、掴んで構わない」

――それだけで攻防が変わるかもしれないですね。

「どちらのルールも行き来してほしいと考えています」

――ここまで話を伺って、ナオさんは当然のように冒頭から言われていたようにルールの制限を少なくすることは、絶対的にブラッディなショーを見せたいということではない。それでもROMAルールは通常のMMAよりも凄惨な戦いになり、危険の度合いが違ってくる可能性はあります。主旨とルールの適用に差異が出てくる。それが勝利への拘りで。

「ハイ。これからもルールは変えていきます。試合を重ねるごとにルールを再検討をすることは、前提としてあります。

安全面を軽視することは絶対にないです。そこを第一に考えて、ROMANを続けていきたいです」

■視聴方法(予定)
10月14日(月・祝)
午後2時00分~ ROMAN YouTubeチャンネル

■ ROMAN01対戦カード

<R.O.M.A. RULES74.8キロ契約/時間無制限>
ウィル・チョープ(米国)
渡慶次幸平(日本)

<R.O.M.A. RULES無差別級/時間無制限>
ゲイ・ババカール(米国)
水口清吾(日本)

<ROMAN COMBATフェザー級/5分2R>
松本大輔(日本)
清水俊一(日本)

<ROMAN COMBAT80キロ契約/5分2R>
チアゴ・トサワ(ブラジル)
西村刀(日本)

<ROMAN COMBAT65キロ契約/5分2R>
溝口博章(日本)
村山大介(日本)

<ROMAN COMBAT71.5キロ契約/5分2R>
深澤新(日本)
柿原昇汰(日本)

<ROMAN COMBATバンタム級/5分2R>
小松凌介(日本)
大西真矢(日本)

<ROMAN COMBAT102.1キロ契約/5分2R>
関澤寿和(日本)
土屋茂樹(日本)

<ROMAN柔術75.5キロ契約/7分1R>
森戸新士(日本)
柳井夢翔(日本)

<ROMAN柔術74.8キロ契約/7分1R>
大浦マイケ(ブラジル)
寒河江寿泰(日本)

<ROMAN柔術バンタム級/7分1R>
江木伸成(日本)
鍵山士門(日本)

<ROMAN柔術バンタム級/7分1R>
橋本真吾(日本)
渡部修斗(日本)

The post 【ROMAN01】MMAへのルーツを探る冒険、第一章。渡辺直由─02─「新しい価値観を見出す試合。相手」 first appeared on MMAPLANET.
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GTF04 JJ Globo Report ZST ブログ 大浦マイケ 松本大輔

【GTF04】オーバータイムなしのスーパーファイト第1試合、大浦マイケ✖松本大輔はドローに

【写真】最後のリバース三角も、タイムアップに(C)KEISUKE TAKAZAWA/MMAPLANET

<78キロ契約/7分1R>
大浦マイケ
Draw
松本大輔(日本)

座ったマイケ、付き合わない松本。立ちレスに戻り、マイケがテイクダウンに。ミッションコントロールの松本をマット中央に戻り、スラムせずにリリースしたマイケがカニ挟みを防いでハーフでトップに。ロックダウンからエレクトリックチェアー気味の松本は、ハーフニーシールドに移行しヒザ十字を狙う。上体を潰して足を抜いたマイケがマウントを取る。

足関狙いの松本は、左足から右足に持ち替えトーホールド。マイケもトーホールを取り、ロールから場外へ。マット中央での再開となり、マイケが寝転がって攻めてこいと挑発する。松本の足関狙い、カーフスライサーを潰しパスからニーインベリーのマイケは、自ら下になりつつリバース三角へ。松本が時間まで耐えてドローとなった。