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【DEEP Tokyo Impact2025#01&DEEP JEWELS48】計量よもやま話。浜崎朱加に疲れ…&彩綺「タワンチャイ」

【写真】須田の柔術に対する──浜崎の剛の寝技。どのような攻防になるのか楽しみ (C)MMAPLANET

明日23日(日)に東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP Tokyo Impact2025#01とDEEP JEWELS48の計量が22日(土)に新宿区のSAP新大久保で行われた。
Text Manabu Takashima

ここで午後2時から実施されたDEEP JEWELS48の計量会場で見聞きしたよもやま話をお届けしたい。

まずMMAPLANETが独自に調査を続けるフェイスオフ前後の握手問題。女子は握手をしない説だがキック及びアママッチも含め10試合で両者が手を合わせたのは、ぽちゃんZとエレナのみ。実に10パーセントで、女子は握手をしない説がまたしても立証されることとなった。加えて海外女子選手は握手、ハグをするという説もあるが、ここに関してもエレナはフランス女子で、この説もさらに信ぴょう性が高まってきている。


そんな計量でひと際目立っていたのが、島村優花とキックで戦う中村サキの水着のきわどさだ。

イーファイトと熊久保英幸が決して黙っているはずがない布地面積の少なさと、頭には被り物。これに青野ひかると対戦する彩綺が帯同していたHearts腕白兄弟の弟・天弥は、「試合でテイクダウンされたら、次の計量はあの恰好でな」と注文をつける。

「無理。絶対」という彩綺は、「なら、これで」とウルトラマンのポーズを。腕白兄弟・兄の海飛のキメショットを罰則の対照としてしまうと「明日は早く勝って、タワンチャイを見に行きます」とまさかのONE観戦宣言まで飛び出した。

また10年ぶりのJEWELS登場が話題の浜崎朱加だが、会場入りした時から永遠の少年と一部で言われているベテランは、須田萌里と比較すると明らかに疲れている。いの一番のスケール登壇に如何にも疲労困憊の様子で、頬のげっそり感が現実以上に増幅されたような印象を与えていた。

体重調整に問題があったのか、浜崎に真意を確かめると──。なんと、会場までの電車が遅れており遅刻しそうになった気疲れと、最寄り駅から計量会場までダッシュで駆け付けたため本当に疲れてしまっていたそうだ。

とはいえ減量は問題なく。体の変化も「あるのかもしれないけど、鈍感だから感じていない」とリカバリー云々でなく計量終了後には完全に元気さを取り戻していた。

■DEEP JEWELS48 視聴方法(予定)
3月23日(日)
午後5時25分~ YouTube DEEP/DEEP JEWELSメンバーシップ、U-NEXT

■DEEP JEWELS48計量結果

<49キロ契約/5分3R>
浜崎朱加:48.85キロ
須田萌里:48.4キロ

<バンタム級/5分3R>
東よう子:61.5キロ
MANA:61.4キロ

<49キロ契約/5分2R>
青野ひかる:48.95キロ
彩綺:48.8キロ

<ミクロ級/5分2R>
山﨑桃子:44.10キロ
ジャカ季美香:44.65キロ ※1回目オーバー

<ミクロ級/5分2R>
ちびさいKYOKA:43.55キロ
古林礼名:44.2キロ

<49キロ契約/5分2R>
須田美咲:48.9キロ
SAAYA:48.7キロ

<63キロ契約/5分2R>
ぽちゃんZ:63.0キロ
エレナ:60.65キロ

<ストロー級/5分2R>
堀井かりん:52.35キロ
横瀬友愛:52.45キロ

<49キロ契約/5分2R>
横瀬美久:48.8キロ
横江明日香:48.65キロ

<キック・ストロー級/2分2R>
島村優花:51.8キロ
中村サキ:52.15キロ

<アマ・ストロー級/3分2R>
せりな:51.8キロ
あきぴ:51.05キロ

■DEEP Tokyo Impact2025#01視聴方法(予定)
3月23日(日)
午後12時05分~ YouTube DEEP/DEEP JEWELSメンバーシップ、U-NEXT

■DEEP Tokyo Impact2025#01計量結果

<ライト級/5分3R>
倉本大悟:70.75キロ
トミー渡部:70.7キロ

<58キロ契約/5分3R>
力也:57.9キロ
原虎徹:57.9キロ

<バンタム級/5分3R>
杉山廣平:57.15キロ
濱口奏琉:57.15キロ

<DEEPフェザー級GP1回戦リザーブマッチ/5分3R>
畠山祐輔:66.2キロ
狩野優:66.25キロ

<ライト級/5分2R>
山田聖真:70.65キロ
井上竜旗:70.5キロ

<フェザー級/5分2R>
平石光一:※交通の事情で遅れる → 66.15キロ
鈴木大晟:65.75キロ

<フェザー級/5分2R>
佐々木耀:65.9キロ
権藤大剛:65.7キロ

<フェザー級/5分2R>
石塚一:66.25キロ
藤井連:66.3キロ

<ライト級/5分2R>
真野亜三瑠:70.6キロ
野尻大輔:70.65キロ

<アマ・バンタム級/3分2R>
井上セナ:61.6キロ
小笠原孝成:61.45キロ

<アマ・フェザー級/3分2R>
菊川イサム:65.95キロ
柿沼和敬:65.75キロ

<アマ68キロ契約/3分2R>
有馬雄生:67.9キロ
佐藤カナウ:67.7キロ

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【DEEP JEWELS48】ホームグラウンドで浜崎朱加戦、須田萌里「寝技で勝負するならケージのほうが――」

【写真】浜崎戦のあとにはムンジアルにも挑むという須田。2025年は勝負の年だ(C)SHOJIRO KAMEIKE

23日(日)東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP JEWELS48で、須田萌里が浜崎朱加と対戦する。
Text by Shojiro Kameike

2月17日、須田にとってはキャリア最大のマッチアップともいえる浜崎戦が発表された。浜崎が今回DEEPジュエルスに出場することになった経緯は、本人がインタビューで語っているとおりだ。

対する須田はこの対戦について、RIZIN&DEEPジュエルス王者である伊澤星花と戦うための道のりだと語る。確かに浜崎を下せば、国内女子MMAにおいて須田が第一線に飛び出すことになるだろう。一方で浜崎のキャリアと比較した場合、須田不利という予想は免れない。そんななかで須田、そして父のスダコンガこと智行氏に浜崎戦について訊くと、確かな自信をのぞかせた。


――1月には成人式に参加されたとのことで、おめでとうございます。まずは成人としての抱負からお願いします。

「ありがとうございます。でも成人式を終えても、特に何も変わらないですね(笑)」

――アハハハ。そんな成人式の1カ月後に、浜崎戦が発表されました。

「結構突然のお話やったので、『今か!』という気持ちはありました。ただ、ただ、もともと私は3月大会で試合をしたくて、なかなか相手が決まらなかったんですよ。試合が決まって嬉しいけど、対戦相手にはビックリです」

――現在は日本女子MMAに何年か一度訪れる「同階級の日本人選手は、ほぼ対戦したことがある」という状況にありました。昨年12月に上瀬あかり選手を下したあと、どこで誰と対戦したいという希望は持っていましたか。

「うぅ~ん、難しいですよね」

智行 実は僕のほうから、対戦したい選手として浜崎さんの名前は挙げていました。

――えっ!? そうだったのですか。

智行 伊澤星花選手と対戦するためには、これまで伊澤選手が勝ってきた相手を倒していくことが順番として正しいのかなと思って。だから今後は伊澤選手との試合も視野に入れていきます。

――つまり、Road to 伊澤星花ということですね。伊澤選手とは以前に練習したことがあると聞きました。いつ頃から対戦を意識していたのでしょうか。

「伊澤さんとは「3回ぐらい一緒に練習させてもらったことがあります。当時は『一緒に練習を――』ということだけで、対戦することとかは全く意識していなかったですね」

――では、その伊澤選手との対戦を意識し始めたのは……。

「伊澤選手がDEEPジュエルスのベルトを獲った頃からです。私はずっと『チャンピオンになりたい』と言っていました。伊澤選手が自分の階級のチャンピオンになったからには、伊澤選手と戦わないとアカンなと思うようになって」

智行 ただ、まだ萌里の実力は伊澤選手に追いついていない。かといって他に対戦する相手がいない。そう考えていた時に、浜崎さんが復帰されて。萌里の成長を見ながら、今やったら浜崎さんを超えられるんじゃないかと思ったんですよ。萌里には「相手の名前にビビんなよ!」と言っています。

「アハハハ。いや、本当に――凄い選手ですよね。ずっと世界で活躍されてきたファイターで。調べたらお父さんと浜崎さんは年齢が同じなんです(※智行さんは1981年9月生まれで、1982年3月生まれの浜崎とは同学年)。その年齢でもトップで活躍されているので、本当に凄い選手やと思います」

――浜崎選手が現在でもトップで戦うことができている要因は何だと思いますか。

「気合いというか、気持ちが強い選手ですよね」

――では智行さんが言われている「浜崎選手を超えられる」という部分について、ご自身ではどのように考えていますか。

「スタミナ、体力、スピードとか。あとは私も柔術を始めて10年が経つので、寝技の技術は超えているというか、超えていたいです。組みやったら――特に寝技なら負けていないと思っています」

――浜崎選手は現在RIZINを主戦場としています。須田選手としては「やるならRIZINで」という気持ちはなかったですか。

「そういう気持ちはないですよ(笑)。RIZINでもDEEPジュエルスでも、試合をすることには変わりないので。ずっと出ているDEEPジュエルスのほうが慣れているから、やりやすいと思います」

――須田選手にとっては、DEEPジュエルスがホームグラウンドというわけですね。

「ホームグラウンド……、そう言って良いですよね?」

――浜崎選手がDEEPジュエルスに出ていたのが10年前ですし、DEEPが付かないジュエルス時代のほうが試合数は多いです。

「じゃあDEEPジュエルスは、私のほうがホームグラウンドです! あとはリングよりもケージのほうがやりやすいですね。リングやと組んだ時、どうしてもクラッチがロープの外に出たりするじゃないですか。寝技で勝負するならケージのほうがやりやすいと思います」

――浜崎選手のケージでの試合については?

前回の試合って、あまりケージを使って戦っていたという印象はないんですよ。その前からもケージに押し込んだり、壁レスをしたり――とかっていうイメージはなくて」

――では浜崎選手に対して、ファイターとしてどのような印象を持っていますか。

「キムラが巧いのと、気持ちですね。でも気持ちも勝ちます!」

――今そう言い切った時の笑顔から、決して過信ではなく、純粋な自信を持っていることが分かります。

「ウフフフ」

――ここで浜崎選手に勝てば、すぐ伊澤選手と対戦したいですか。RIZINにしてもDEEPジュエルスにしても、伊澤選手の対戦相手が出て来たと考えるでしょう。

「すぐ――う~ん……次の試合で浜崎さんに勝ったら、伊澤選手に挑戦するに値する選手であるかどうかが分かると思うんです。お父さんは『もう少し時間が欲しい』とは言っていますけど」

――であれば、浜崎戦もこのタイミングは早いとは思いませんか。

「今やらないと、もしかしたら浜崎さんと対戦するチャンスは今後ないかもしれないですよね。やっぱりタイミングって重要じゃないですか。自分にとってベストな時期に試合を選ぶのは難しいです。でも、やるときゃやらなアカンし――頂いたチャンスは、しっかりモノにします」

■視聴方法
3月23日(日)午後17時25分~
YouTube DEEP/DEEP JEWELSメンバーシップ、U-NEXT、サムライTV

■対戦カード
<49キロ契約/5分3R>
浜崎朱加(日本)
須田萌里(日本)

<バンタム級/5分3R>
東よう子(日本)
MANA(日本)

<49キロ契約/5分2R>
青野ひかる(日本)
彩綺(日本)

<ミクロ級/5分2R>
山﨑桃子(日本)
ジャカ季美香(日本)

<ミクロ級/5分2R>
ちびさいKYOKA(日本)
古林礼名(日本)

<49キロ契約/5分2R>
須田美咲(日本)
SAAYA(日本)

<63キロ契約/5分2R>
ぽちゃんZ(日本)
エレナ(日本)

<ストロー級/5分2R>
堀井かりん(日本)
横瀬友愛(日本)

<49キロ契約/5分2R>
横瀬美久(日本)
横江明日香(日本)

<キックルール ストロー級/2分2R>
島村優花(日本)
中村サキ(日本)

<アマチュア ストロー級/3分2R>
せりな(日本)
あきぴ(日本)

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【DEEP JEWELS48】10年ぶりの出場で須田萌里と対戦、浜崎朱加「守りに入る気は一切ない」

【写真】もうDEEPがつかないジュエルス時代から戦い続けているファイターも少なくなってきた。その代表格として浜崎がケージで何を見せるか(C)SHOJIRO KAMEIKE

23日(日)東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP JEWELS48で、浜崎朱加が須田萌里と対戦する。
Text by Shojiro Kameike

浜崎は昨年11月、2年2カ月ぶりの試合となったシン・ユリ戦で勝利。続いて、2014年8月のスギロック戦以来となるDEEPジュエルスに出場し、須田萌里と対戦することとなった。2018年からRIZINを主戦場としている浜崎が、かつてベルトを保持していたDEEPジュエルスで再び戦う理由とは? 前回のインタビューで語った、MMAファイターとしての「柔道時代の貯金」についても語る。


――10年ぶりのDEEPジュエルス参戦は驚きました。

「アハハハ、その経緯から説明しますね。去年の11月、2年2カ月ぶりに試合をしたじゃないですか。もう試合勘が鈍りすぎていて。RIZINでいつ次の試合を組んでもらえるか分からない、できれば試合間隔を空けたくないと思ったんですよ。そこで私のほうからDEEPジュエルスで試合を組んでもらえないか相談しました」

――なるほど。

「前回の試合は、なんかフワフワしていましたね。自分自身は気にしていないつもりでも、これだけ試合間隔が空いたのは初めてだったので。今までは間隔が空いていても、最大で1年半ぐらいだったんじゃないかなぁ」

――前回の試合中、『これは試合間隔が鈍っている』と感じた場面はありますか。

「どの場面というよりも何というか……、ボーッとしていました。いつもボーッとしていますけど(笑)」

――アハハハ。試合では何度かパンチを直撃されるシーンもありました。

「効くようなパンチはもらっていないけど、あれは印象が悪かったですよね。別にパンチは痛くなかったし、腫れたところもなくて。やっぱり打撃の感覚というか……」

――2年2か月ものブランクがあると、スタンドの距離感は違ってくるでしょう。

「それで言うと前回は特殊でした。シン・ユリ選手はリーチが長すぎて。あれだけリーチが長い選手は少ないですからね」

――ただ、組んでしまえば問題なかったですか。フィニッシュのキムラはその昔「ハマロック」と呼んでいた形でした。

「懐かしいですね(笑)。サイドにつけば問題ないとは思っていました」

――試合が終わったあともフワフワしていましたか。

「どうなんだろう……、あまり覚えていないけど、久しぶりの試合で勝てたことで嬉しかったです。ただ内容はダメだったし、あの試合だけでは試合勘を取り戻すまでには至らなくて。とにかく実戦で試合勘を取り戻していかないといけないと思いましたね」

――現在の練習環境は?

「基本的にはAACCで、すっごく時々、水道橋の女子練習会に参加したりしています」

――水道橋の練習会というと、黒部三奈選手や藤野恵実選手との練習ですか。

「はい。月に1回行くか行かないか、というぐらいですけど」

――それでは練習の質と量が足りていないと思う時はないですか。

「全く思わないですね。前回のインタビューでも言ったとおり、私は柔道の貯金だけでMMAをやってきて、今もまだ何も知らないことも多いので。昨日もMMAについて詳しい一般会員さんに、技を教えてもらっていましたよ(笑)」

――よほど柔道時代にため込んでいたのですね。特にMMAを戦っていくうえで、フィジカル面の貯金は大きかったのではないですか。

寂しいのかインタビュー中に声を出していたチャイ(4歳、メス)。抱っこすると、おとなしくなりました(C)SHOJIRO KAMEIKE

「それはありますね。基礎体力や体の使い方とか――MMAも相手と接触する競技だから、相手の動きに合わせて動くことに関しては同じ部分があると思います。今にして思うと、柔道って練習量が凄いんです」

――全日本強化指定選手になれば、尚更……。

「強化指定といっても、レベルは下のほうですよ。ただ、強化指定選手が集まる練習だから、練習相手の質は高いですよね。でも、そもそも大学の練習がキツかったので、それが私の強みなんだと思います。私だけでなく柔道やレスリングをやっていた人の強みですよね。その点は自信があります。まぁ『柔道をやっていたのも何年前の話なんだよ』と言われるかもしれないですけど」

――とはいえ、今もその貯金でMMAを戦っていると自身で発言するほど、ファイターとしての下地はあったわけですよね。MMAに転向して、自身の体の強さを感じる時はありますか。

「海外の選手が相手だと強さのレベルも変わってきますけど、試合では自分の体幹の強さを感じる時はありますよ」

――ストロー級からアトム級に転向し、よりフィジカル差を感じませんか。

「そうですね。ストロー級の時は米国で試合すると、フィジカル負けする時もありました。バキバキゴリゴリの相手に(笑)」

――アハハハ。

「その時に『ストロー級では無理かな』と思ってアトム級に下げました。アトム級にもフィジカルが強い選手はいるけど、その部分で負けているとは思わなかったです。それは今、スーパーアトム級(49キロ以下)で戦っていても同じですね」

――今回対戦する須田萌里選手は幼少期から柔術をやっていて、最近はフィジカル面も強化することで、さらに技術面もレベルアップしてきていると思います。その須田選手との対戦は、どのような試合になると思いますか。

「え、どうなんだろう? う~ん、どうなると思いますか」

――こちらに訊かないでください(苦笑)。まず年齢差は気になりますか。

「全然気にならないです。考えたら私と須田さんって、年齢で倍離れているんですよね。お父さんが同年代(※須田の父、智行さんは1981年9月生まれで、1982年3月生まれの浜崎とは同学年になる)で、お父さんのほうが話は合いそうです(笑)」

――それはともかく、キャリアの差を考えると浜崎選手が勝つことが当然と思われても仕方ない。そういう立場の試合も久々ではないですか。

「確かに最近だと、そういう試合は少なかったですね。自分にとっては良いプレッシャーになるし、嫌いじゃないです。それも楽しんで試合します。

確かに私と須田さんでは、経験値の差はあるとは思いますよ。でもMMAとして、そんなに差があるとは考えていないです。試合では何があるか分からないし――結局、相手は死ぬ気で向かってくるじゃないですか。私も守りに入る気は一切ないですけど」

――10年ぶりのDEEPジュエルス出場、という部分については何か思うところはありますか。

「実はDEEPジュエルスでMMAを戦うのは、これが2回目なんですよね。私が出ていた時は、まだDEEPがついていないジュエルスの頃で。当時の会場は新宿FACEか新木場1st RINGで――今回のニューピアホールも、同じようにお客さんとの距離が近いじゃないですか。距離が近いほうが試合内容も伝わるものが多いと思うので、楽しみです」

――この試合を経て、いつ頃を目途にRIZINのベルトを……と考えていますか。

「いや、目途とかは全然考えていないです。まだ復帰したばかりで、ベルトに挑戦できる位置まで行くために、勝ち続けていかないといけない立場なので。守りに入ることもなく、今回もしっかりと勝ちに行きます。それが格闘技だから」

■視聴方法
3月23日(日)午後17時25分~
YouTube DEEP/DEEP JEWELSメンバーシップ、U-NEXT、サムライTV

■対戦カード
<49キロ契約/5分3R>
浜崎朱加(日本)
須田萌里(日本)

<バンタム級/5分3R>
東よう子(日本)
MANA(日本)

<49キロ契約/5分2R>
青野ひかる(日本)
彩綺(日本)

<ミクロ級/5分2R>
山﨑桃子(日本)
ジャカ季美香(日本)

<ミクロ級/5分2R>
ちびさいKYOKA(日本)
古林礼名(日本)

<49キロ契約/5分2R>
須田美咲(日本)
SAAYA(日本)

<63キロ契約/5分2R>
ぽちゃんZ(日本)
エレナ(日本)

<ストロー級/5分2R>
堀井かりん(日本)
横瀬友愛(日本)

<49キロ契約/5分2R>
横瀬美久(日本)
横江明日香(日本)

<キックルール ストロー級/2分2R>
島村優花(日本)
中村サキ(日本)

<アマチュア ストロー級/3分2R>
せりな(日本)
あきぴ(日本)

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45 AB DEEP DEEP JEWELS DEEP JEWELS48 DEEP Tokyo Impact HIME INVICTA MANA MMA MMAPLANET o ONE ONE172 PFL RIZIN YouTube アドリアーノ・モライシュ エドゥアルド・フォラヤン ケイト・ロータス サダエ☆マヌーフ パク・シウ ライカ 万智 中井りん 修斗 大島沙緒里 彩綺 本野美樹 杉山しずか 東よう子 桐生祐子 若松佑弥 藤田翔子 重田ホノカ 青木真也 青野ひかる

【DEEP JEWELS48】前QOP重田ホノカが初参戦。Road to RIZIN第一弾はHIMEと。東よう子は2年4カ月振り

【写真】この試合は得意分野より、不得手分野での成長が問われる一戦か(C)MMAPLANET

20日(月)、DEEPより3月23日(日)に東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP JEWELS48の対戦カードが発表された。同日は恒例のDEEP Tokyo Impactとのダブルヘッダーで、JEWLES48は夜開催となる。
Text Manabu Takashima

昨日、修斗後楽園ホール大会で23日には新宿FACE大会が行われることが明らかとなっているが、この日は午後5時スタートでONE172がさいたまスーパーアリーナで開かれる。立ち技中心とはいえ若松佑弥がアドリアーノ・モライシュに挑戦するONE世界フライ級選手権試合や、青木真也×エドゥアルド・フォラヤンIIIIが組まれており、全くもって格闘メディア泣かせの1日になる。

そんな格闘の日のJEWELS48、前フライ級QOP重田ホノカが初参戦しHIMEと戦う一戦などアマを含め11試合が決定している。


プロ4戦目でベルトを巻き、昨年7月の初防衛戦で杉山しずかに敗れた重田はこの試合前から「自分の憧れはRIZINのベルト」と話し、ストロー級やスーパーアトム級で戦っていくことを明言しつつJEWELS参戦の青写真を描いていた。

そしてHIMEとの一戦は50キロキャッチウェイト、スーパーアトム+1キロとなっており、まさに重田にとって願ってもない体重といえよう。とはいってHIMEは厳しい相手になることが予想される。戦績5勝4敗ながら3年間、濃密な時を過ごしてきた。デビュー戦でケイト・ロータス、2戦目で藤田翔子に勝利すると3戦目で本野美樹に初黒星。しかし、4戦目で大島沙緒里に大金星を挙げ、3連敗を経験しているものの相手は万智、パク・シウ、中井りんという顔ぶれだった。

昨年9月には彩綺に殴り勝ち、拳の強さは絶対のHIMEは組みへの対応力も上がっている。これまで組み勝つ戦いをしてきた重田だが、HIMEのようなハードパンチャーは未経験だ。いきなりの猛者との戦い、それが重田にとってRoad to RIZINとなる。

(C)DAVE MANDEL/INVICTA FC

HIME×重田と並び3回戦で組まれたのはバンタム級の東よう子×MANA、青野ひかる×彩綺の49キロ契約マッチだ。

東は過去2年、PFLとInvicta FCで戦ってきたが健闘しつつも3連敗、2年4カ月ぶりのJEWELS登場でキャリアの再構築を図るMANA戦となる。

(C)SHOJIRO KAMEIKE & MATSUNAO KOKUBO

上記にあるようHIMEに殴り負けた彩綺は、桐生祐子を打撃で制し再起戦で勝利して今回の青野戦を迎える。

ねちっこい組みが信条で、昨年9月にはサダエ☆マヌーフとのグラップラー対決で生き残っている青野。いえばクラシカルなストライカー×グラップラー対決、自らの強い部分を相手に押し付ける我儘ファイトができた者が勝つ──そんな一戦になりそうだ。

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45 IMMAF MMA MMAPLANET o ONE ONE FF71 UFC ファイネ・メスキータ ルンピニー 奥富夕夏 杉山しずか 村田夏南子 東よう子 海外 澤田千優 魅津希 鶴屋怜 齊藤百湖

【ONE FF71】IMMAF世界王者と対戦、相撲&柔術&MMAの三位一体──奥富夕夏「捻りです」

【写真】いかに組むか──懐に入ることができるか。興味深い(C)ONE

本日19日(金・現地時間)にタイはバンコクのルンピニー・スタジアムで開催されるONE FF71で、奥富夕夏がファイネ・メスキータと対戦する。
Text by Shojiro Kameike

同大会でムエタイを戦う壱センチャイジムと(C)YUKA OKUTOMI

今年3月、奥富は齊藤百湖と対戦した際、ケージ際で相撲流の腕(かいな)の返しを見せた。

小学生の頃から女子相撲で活躍し、全日本選手権で軽量級3連覇、国際選抜大会優勝という実績を持つ奥富。さらにリバーサルジム新宿Me,Weで柔術とMMAを始め、MMAではアマチュアから現在に至るまで無敗を貫いている。ONE FFに参戦する奥富に、女子相撲からMMAに至るキャリアを訊いた。


――前日計量直後のインタビューとなります。MMAでは初めての海外の試合であり、初のハイドレーションテストかと思います。

「海外の試合は相撲でも経験しているので抵抗はないのですが、ハイドレーションテストは失敗する選手もいるので結構緊張しました。普段から減量は問題なく、それほど水抜きしているわけでもないんです。ただ、普段の水抜きで尿比重がどれくらいなのかも分からないですし、水抜きなしで減量することも含めてストレスはありました。

今回は初めてトレーナーの方に付いてもらい、ONEに出ている山北選手にもアドバイスを貰ってクリアすることができました。体重は124.2ポンド(56.33キロ)、尿比重が1.0180で、どちらも余裕がある結果でした」

――奥富選手のバックボーンにある女子相撲は、MMA界ではその内容があまり知られていないかと思います。まず奥富選手が相撲を始めた経緯から教えていただけますか。

「もともと3歳から柔道をやっていました。でもガツガツとした強豪の道場ではなく、週1回練習できればよいという柔道教室で。その柔道と並行して5歳の時から、わんぱく相撲に出るようになりました。習い事として相撲教室に通い始めたのは10歳ぐらいですね。

小学2年生は男女が同じ大会に出て、私はいつも2位でした。それが小学3~4年生から男女が分かれるということで、優勝するためにもちゃんと相撲を習ってから大会に出たほうが良いなと思ったんです」

――奥富選手は千葉県柏市出身とのことですが、地元は子供の頃から相撲に触れる機会が多い地域なのでしょうか。

「青森とか、もっと有名な地域はありますけど……柏市には相撲の少年団チームが一つあって、わんぱく相撲もある程度の人数が出場していました。おかけで、相撲を始めようと思えば誰でも始められる環境ではありましたね」

――ただ、大相撲の土俵が女人禁制という伝統も影響しているとは思いますが、40年前には女子が相撲に参加することは考えられませんでした。

「私が始めた頃も女子選手は少なかったです。自分の地元だけでいえば、少年団の中で女子は私一人でした。関東全体でもそれほど女子が集まる状況ではなく、全国大会まで行くと階級別で10人ぐらいいるかなという感じで。今はもっと多いですね」

――なるほど。奥富選手が相撲で得意としているのは「寄り」、「押し」、「投げ」、「掛け」では、どの技でしょうか。

「今は『捻り』ですね。相撲っぽくない技が得意で(笑)。イメージ的には舞の海さんの相撲に近いと思います」

――「捻り」ですか! ということは、まわしを取るよりも齊藤戦で見せたように、腕を差し込んで返していくほうが多いのですね。

頭をつけるスタイル(C)YUKA OKUTOMI

「どちらかといえば頭と頭をつける――レスリングに近い体勢から、アームドラッグのように腕を捻っていくことが多いですね。

柔道と相撲を並行していくなかで、いろんなものを合わせていったら、大学時代から捻りが得意になりました」

――高校から大学まで女子相撲を続ける環境があるというのも驚きました。

「小中は少年団、高校と大学は部活でやっていました。私が通っていた日本体育大学柏高校はレスリングが強くて、鶴屋怜選手の母校でもあります。その日体大柏に相撲部が出来て、私も入学しました。そこから日大相撲部に進んでいます。だから相撲をやる環境は整っていたと思います」

――柔道と相撲を並行していて、相撲をメインにした理由は何だったのでしょうか。

「子供の頃は私も『柔道でオリンピックに出たい』と言っていました。そこそこ柔道も強くて、県大会で優勝して全小(全国少年柔道大会)に出たんですよ。でも初戦で秒殺されて、『私が生きる世界はココではないな』と思いました(笑)」

――一方でアマチュア相撲は大相撲と異なり、階級制を採用し、かつ無差別も設けています。奥富選手は階級別(軽量級)と無差別の両方で実績を残しています。

「小さい頃から男子としか練習していなかったので、大きい人と戦うことに苦手意識はなかったんです。大学の相撲部も大きい人しかいなかったですし」

――日大相撲部であれば、周りは大相撲=プロを目指す人たちが多いですよね。

「はい。女子でも100キロを超える後輩がいました。そういう人たちと練習することができていたのは大きいです。大きい人が小さい人に負けると失うものもありますけど、小さい人が大きい人に負けても失うものはない。勝ったら褒められるだけで(笑)。あとは怪我のリスクだけですね」

――軽量級と無差別の試合では、組み方は変えるのですか。

「若干変えますね。無差別だと、まず四つには組まないです。四つに組むと持ち上げられてしまうので。だけど回っているだけでは、距離があるところから力を加えられる技——突っぱりで負けたりしていまいます。そのため、自分から当たりながら前後に動く。あるいは前褌を取ると力も出るので、出し投げを使ったりとか」

――では男子の場合、大相撲というプロの世界もあります。プロのない女子相撲における目標は、どのようなものだったのでしょうか。

「ここ3~4年ぐらいで、女子相撲の実業団をつくろうという動きが広がっているんですよ。でもまだ採用してくれる企業も少なく、大学で辞めてしまう子は多いと思います。

私自身は今OLをやっていて、入社したのはもともと相撲部が強い会社なんです。最初はその会社に相撲で入りたくて。でも『相撲部で女子は採用していない』ということで、普通に就活して入りました。でも今が入社3年目で、私が世界チャンピンということもあって相撲部に入ることができるかどうか……というのが現状ですね」

――……えっ!? それは現在進行形のお話なのですか。

「はい。

実は今回の試合の1カ月前、6月にも大会で優勝しています(全国女子相撲選抜ひめじ大会、一般の部65キロ未満級を制している)。練習の頻度でいえばMMAのほうが遥かに上ですが、どちらかといえば『楽しく相撲を続けながら普及させていきたい』という気持ちです」

――6月に優勝! すみません、相撲の結果まではチェックしておらず……。奥富選手は柔術でも昨年、JBJJF全日本とIBJJFアジア選手権で女子アダルト紫帯、今年のアジア選手権でも女子紫帯の無差別級で優勝しています。「MMAのために他競技をやる」「相撲のためにMMAをやる」ということではなく、全て切り離して考えているのですか。

「そうですね。たとえば柔術についても『MMAのための柔術をやる』という方も多いとは思います。私は道衣を使ったスパイダーやデラヒーバ……MMAだと殴られてしまうようなポジションの技も好きで。もともとはトップからのほうが得意ですけど、紫帯になるとボトムからの技もできないと勝てないですから(※奥富は柔術でも2023年JBJJF全日本選手権の女子アダルト紫帯ライト級で優勝している)」

――思考が完全に競技者ですよね。ただ、今回のONE FFのオファーが来たのは、6月の相撲の試合に出るより前ですよね。

「前です。でもオファーを断る気持ちはなかったです。女子相撲や柔術はアマチュア競技なので、出る出ないは自分次第じゃないですか。でもプロのMMAはオファーを頂いた時点で『仕事』なので、それをパスすることのほうが私の中では許されない。どちらかといえばMMAの試合のオファーを頂いている時点で、相撲の試合で怪我してMMAの試合に出られなくなるほうが問題で。だから怪我せず優勝して、今回の試合に臨むことができます」

――相撲も怪我の多い競技です。にも関わらず全く怪我なく大会で優勝できるのは、よほど実力差がなければできないと思います。

「大学の時より今のほうが相撲は強くなっていますね。大学の時は相撲しかやっていなかったけど、今はMMAや柔術の動きが入ってきて、さらに相撲で勝てるようになりました」

――反対に相撲がMMAに生きている面はありますか。

「細かい技術的なことはともかく、まず足腰は他の人より強いです。MMAでも押されることはあるけど、テイクダウンしづらいとか」

――MMAではアマチュア5戦全勝、プロでも3勝1NCと無敗を貫いています。前回の試合は相手の計量オーバーにより、判定で負けながらもNC決着になりましたが……。

「いろいろな方がいるとは思いますけど、私は格闘技が好きで続けていたらプロになったというタイプです。半年ほど一般会員として練習していて、アマチュアも2年間やっていて――そういうキャリアの積み方が、今のところうまく行っているとは思います。前回の試合は、内容的には惨敗でした。でもその内容だったからこそ変えられた部分もありますね」

――ちなみに奥富選手以降、Me,Weに相撲出身者が増えたと聞きます。

「そうなんですよ。私の知り合いで相撲出身の男の子が、もともと大学時代からMMAをやりたいと言っていて。大学を卒業して社会人になってから私に問い合わせが来たあと、Me,Weに入会しました」

――柔道出身者やレスリング出身者が多いジムはありますが、相撲出身者が増えるジムというのも珍しいです。MMAを戦ううえでの目標は何ですか。

「UFCに出たいとか大きなことを語るよりは、目の前の試合に全て勝ちたいです。自分の性格を考えても『上に噛みつく』とかは得意じゃなくて、淡々と試合をこなしていたらONEに辿り着いた、というぐらいの感じですね(苦笑)」

――それも競技者の考え方なのだと思います。

「Me,Weには、そういう考えの選手が多いですね。プロの舞台でもやたらと煽ったりすることなくて。そういう雰囲気も自分に合っていると思います。あと女子も杉山しずかさん、東よう子さん、村田夏南子さん、魅津希さんと一緒に練習していて。このメンバーの中にいると、練習では自分の良いところなんて何一つないんですよ。でも試合になると、自分が伸びているところを感じることができる。それもMe,Weで良かったと思う点です」

――ONE FFで戦うのは、自身がステップアップするためには重要なチャンスです。

「そうですね。今までと同じで、注目されたいっていう気持ちはないです。とにかく決まった試合は全て勝ちたい。今回も確実に勝ちたいです」

(C)ONE

――そのONE FF初戦で、2022年のIMMAF世界王者ファイネ・メスキータと対戦することとなりました。

「相手の実績が凄くてビックリしました。でもONEに出させていただくことが凄いチャンスですし、自分は相手を選べる立場でもないです。相手の実績が凄いからって試合を断るようなら、そもそもONEに出る意味もなくて。ここは腹を括って勝ちに行きます」

――これまでプロの試合は全てケージでしたが、ONE FFはリングを使用します。

「Me,Weも壁を使った練習が多いので、リングよりケージのほうが練習と近いとは思います。でも戦う場所の中央でやることは変わらないし、ケージだと逆に押し込んでから手や足を入れにくい面もありますよね。その点はリングのほうがやりやすいとは考えています」

――結果、リングでロープやコーナーに押し込んだ時に差して捻り技に持っていきやすいでしょうね。

「柔道もやっていたので、投げ技自体も苦手ではないです。まだONE初戦なので『ベルトを狙います』とは言えません。まずONE FFで勝って本戦に出られるようになって、澤田千優選手のように勝ち上がっていきたいです」

■視聴方法(予定)
7月19日(金)
午後9時15分~U-NEXT

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45 INVICTA Invicta FC55 Report テイラー・ガルダード ブログ 東よう子

【Invicta FC55】東は北米初勝利ならず。1.4ポンド計量オーバーのガルダードにRNCで敗れる

<バンタム級/5分3R>
テイラー・ガルダード(米国)
Def.1R1分23秒 by RNC
東よう子(日本)

ガルダードが前日計量で1.4ポンドのオーバー。東は右クロスから組みつきに行くが、ここはガルダードが捌く。ダブルレッグをかわされた東はケージにぶつかるも、体勢を立て直す。ガルダードの右ストレートが東の顔面を捉える。東のダブルレッグをスプロールしてバックに回ったガルダードはバックマウントへ。パンチで削り左腕でを首に回し、パームトゥパームで絞め上げて東からタップを奪った。


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45 DEEP DEEP JEWELS INVICTA Invicta FC55 MMA MMAPLANET o PFL UFC YouTube オレナ・コレスニク ケイラ・ハリソン ダイヤモンドローズ・ザ・ロケット テイラー・ガルダード 東よう子

【Invicta FC55】PFLからInvicta FCで仕切り直し、東よう子「良い打撃を当て、良い形で組めるように」

【写真】PFLで見せた成長度合は、いきなり2段階ステップアップしたようにも感じられた東だけに、今回の試合は非常に楽しみだ (C)SHOJIRO KAMEIKE

28日(金・現地時間)に米国カンザス州カンザスシティのメモリアルホールで開催されるInvicta FC55「Bernardo vs Rubin」で、東よう子がテイラー・ガルダードとバンタム級で対戦する。
Text by Shojiro Kameike

2022年5月にDEEP JEWELSフェザー級王座を獲得した東は、翌2023年にPFL女子フェザー級に参戦するも2連敗。今年に入り、Invicta FCで再スタートを切ることが発表された。その東がPFLで経験した2試合を糧に、ここまで取り組んできたことを語ってくれた。


――昨年のPFL出場から1年が経ち、今回Invicta FC参戦はいつ頃から話が進んでいたのでしょうか。

「前からInvictaに出るお話はあったものの、スケジュールが分からなくて。このまま決まらなければ一度、国内で――と考えていたんです。正式に決まったのは今年に入ってから、ですね」

――国内で試合をするという選択肢もあるなか、東選手にとっては海外で戦うことを優先したかったですか。

「そうですね。米国で試合ができることは貴重ですし、試合できる大会があれば米国で戦いたいとは思っていました」

――PFLはフェザー級で出場しましたが、今回Invictaではバンタム級で戦います。

「自分としては『海外で試合をするうえで、フェザー級とバンタム級では、どれくらいの違いがあるんだろう?』と楽しみではあります」

――東選手はDEEP JEWELSでフェザー級王座を獲得したあと、次のダイヤモンドローズ・ザ・ロケット戦は、海外進出を見越してバンタム級に落としていました。しかしPFLはフェザー級で戦うことになり、階級差は感じましたか。

「計量時と試合当日で、相手の体の大きさが違いました。やっぱり当日は相手の大きさを感じて。だけど自分がフェザー級で出ると決めたことだし、負けた言い訳にはならない。実際、それが2連敗した理由だとも思っていないです」

――PFLでは初戦でマリーナ・モフナトキナを相手に黒星。続く2戦目のオレナ・コレスニク戦は敗れたものの、モフナトキナ戦で敗れた要因を克服しつつあったと思います。それはコレスニク戦の前に課題として挙げていた「スピードで対抗し、自分が先に当てること」でした。

「初戦は緊張しすぎて、自分が自分じゃない――みたいな。ずっとフワフワしているような感じでした。2戦目は慣れたというか、セコンドの声も聞こえていたし、やるべきことを整理して臨むことができたとは思います」

――2戦目はコレスニクのパンチも見えて、東選手が足を使い、パンチを散らすことはできていたと思います。だからこそ「PFLでもう1戦見たい」というのが正直な感想でした。

「ありがとうございます。自分としても、できるならもう1試合やって、自分の実力を試したいという気持ちもあったんですよ。でも、2試合終えて『リリースされるだろうな』と思いました。女子に関して次の年はフライ級だと聞いていましたし、私もフライ級に落とすのは無理で。その結果リリースというのは、米国の厳しさを知る良いキッカケになりましたね」

――ケイラ・ハリソンがUFCに行き、女子フェザー級のシーズンはなくなりました。ところで次戦の相手テイラー・ガルダードは2021年にPFL女子ライト級で戦っています。話を戻すと「もう1試合やって、自分の実力を試したい」というのは、すぐに試したかったですか。

「そうですね。1年間は空けたくない、と思っていました。2~3カ月後は難しいけど半年後ぐらいには――と。でも今考えると、この試合間隔がちょうど良かったのかなと思うんです。今、練習の中で打撃からテイクダウンとかMMAとして基本的なことを、自分の中で落とし込むことができていて。その成果を次の試合で出すのが楽しみですし、結果的に試合するのがこの時期で良かったなと考えています」

――そのPFL女子フライ級に渡辺華奈選手が出場しています。ここまでの2試合はご覧になりましたか。

「……正直、彼女が米国で凄い試合をしていることに対して、悔しい気持ちがないわけではないです。ただ、自分も米国で試合を控えている立場で言うと『日本から行っても、それだけ戦えるんだ。自分も頑張ろう』という励みにはなっていますよね」

――では東選手ご自身が、今回のInvicta出場に向けて新たに取り組んできたことはありますか。

「今まで女子選手と練習していても、思いきり打撃を当てることは少なかったんですよ。男子の練習でも同じぐらいの距離感でやっているので、自分の打撃が当たる感覚と距離を意識した練習はそこまで――という部分はありました。でも今はジムの若手を捕まえて……」

――ジムの若手をボコボコにしているのですか(笑)。

「そんなことはしていません(苦笑)。練習で自分の中でリミッターを外すというか。とにかく打撃を当てられても前に出て、逆に打撃を当てていくという練習をやっています。おかげで自分も良い打撃を当てることができたり、良い形で組めるようになったりとか。あとはポジションのスパーでも、今までは体重をかけたりするのも気を遣ったりしていたんですよ。それも全力でやるようにしたら、うまくハマってきていて」

――グラップラーが組みつくために、ストライカーを相手に打撃で上回らないといけない。それが今のMMAですよね。

「米国に行ったら相手が全力でパンチを振ってくるのは当たり前で。その打撃に対して丁寧に対応していても、自分が前に出られなければ意味はないし。だったら相手が振ってきても自分が前に出ていかないといけない。どれだけ蹴りが入っていても、そこからもう一つ前に行けば良かった。それは米国の2戦で学びました」

――そこで次の試合に関するお話ですが、対戦するガルダードは何か突出した武器があるわけではない。しかし勝ち残る強さがある、というイメージを持っています。

「試合映像を視ていると、重い。一発のパンチも重いし、距離を詰めてくる圧力の重さ、それから寝技の重さもある。打撃から突進してきてボディロックで組む、という感じですよね。

柔道技で投げられている場面もあるけど、気づけばトップを取っていたりする。まず体そのものが強いと思うんですよ。自分としてはその重い一発をもらいながら、どうやって組みに行くか。一発にスピードはないと思うので、こちらが打って相手が打ち返した時に自分がどうするか――ということばかり考えています」

――さらにガルダードはライト級からバンタム級に落として、どれだけ動けるかもポイントになるかと思います。まず体重を落とせるのかどうか……。デビュー当初はバンタム級で戦っていたようですが。

「それも心配はしているんですよね(苦笑)。たとえ減量でフラフラになって、試合で苦しい展開になってもリカバリー力は凄いと思うので、油断はできないです」

――Invicta参戦にあたり、現在の目標はInvicta王座になりますか。

「そうですね。何か目標がなければ戦う意味もないと思いますし、ベルトは欲しいです。でも毎回『頑張ります』と言っていて、その『頑張ります』が自分にとってプレッシャーになっている気もするんですよ(笑)。だから、まずは試合を楽しみたいです」

■視聴方法(予定)
6月29日(土)
午前8時00分~Invicta FC Official YouTube & Facebook(Prelim)

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【Invicta FC55】早くも大島沙緒里のInvicta初陣が発表。東よう子も北米で仕切り直し

【写真】ただ海外で戦う──のではない。MMAファイター人生を賭けた戦いが、そこにある(C)PFL & MMAPLANET

5月31日(金・現地時間)、Invicta FCにより今月28日(金・同)にカンザス州カンザスシティのメモリアルホールで開催されるInvicta FC55「Bernardo vs Rubin」に日本から大島沙緒里と東よう子が出場することが発表されている。
Text by Manabu Takashima

大島は5月26日のDEEP JEWELS45で自らの持つDEEP女子ミクロ級を賭けて、DEEP JEWELSミクロ級チャンピオン村上彩とのダブルタイトルマッチに勝利。世界最軽量二冠王となった直後にInvicta 挑戦を公言していたが、早くも参戦&対戦相手が明らかとなった。


当然、大島のInvicta FCデビューはディールされていたモノで、村上戦の勝利をもって発表が成された形だ。もちろん、ミクロ級でなくアトム級での北米発チャレンジとなる大島だが、対戦相手のアンドレッサ・ホメロはキャリア6勝4敗1分で、現在2連敗中の選手だ。

今年の2月にUFC出場を目指し、Cage Fury FCで北米デビューを果たしたホメロだが、空位のCFFC女子ストロー級王座決定戦でファティマ・クライン(CFFCで女子フライ級と二冠王になるもUFCからのコールはなく、コンテンダーシリーズを目指すことを明言している)に敗れ、仕切り直しの一戦で大島戦を迎えることになる。

ミクロ級の体が創れる大島に対して、ストロー級で戦ってきたホメロ。クレア・ロペス戦をクリアした大島にとっても、ホメロの力強いテイクダウンと、下からの仕掛けというレスリング&柔術が防御面で強度が高いと厄介な相手になりそうだ。

特に負傷がちな大島だけに、どれだけこの短期間でコンディションを──1階級上といっても過言でない──ホメロを相手に整えることができるのか。現地でのファイトウィークの過ごし方と踏まえて、大切になってくるだろう。

(C)PFL

一方テイラー・ガルダ―ドと戦う東。

昨年のPFL挑戦を経て、日本に戻らず引き続き北米に戦場を求めたことになる。ガルダ―ドの戦績は4勝2敗とされているが、ここには初戦と準決勝が5分1R制のワンナイト変則Tで挙げた2勝は含まれておらず、決勝戦の敗北だけがレコードされている。

そのガルダ―ド、2021年にはPFL女子ライト級に挑み、決勝に進出してケイラ・ハリソンの軍門に下っている。腕十字でタップされた戦いだったが、一度はケイラの寝技を脱している事実は気になる。

加えて東が昨年のPFL女子フェザー級で敗れたオレナ・コレスニクを、ガルダ―ドはライト級で下している。投げて上を取れるのか。そこまえの距離の創り、そして上を取った時に屈強なガルダ―ドのクローズドガードを割ることは可能なのか。

比較的に早い段階でメジャーから声が掛る女子MMAだが、その壁に跳ね返されたファイターにとって再生工場の役割を果たしているInvictaで、東が生き残りと再度のステップアップに挑む。彼女もまた修羅の道を歩んでいるといえるだろう。

そんな戦う大和撫子の挑戦、中継&配信は1週間以内に発表されるとのことだ。

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BELLATOR o PFL クリス・サイボーグ ケイラ・ハリソン ジュリア・バッド 東よう子

PFL2023#10:第9試合・ラリッサ・パチェコ vs. マリーナ・モフナトキナ

女子フェザー級勝戦5分5R。

PFLではケイラ・ハリソンにしか敗れておらず、昨年はついに3度目の対戦でハリソンを下して100万ドルを獲得したパチェコ。今年はPFLシーズンは、自身のベスト階級のフェザーで開催され、初戦は元Bellator女子フェザー級王者ジュリア・バッドに接戦の末に判定勝ち。2戦目と準決勝はいずれも秒殺でのKO勝ちで、2年連続の決勝進出。29歳。

モフナトキナもまた、PFLではケイラ・ハリソンにしか敗れていない。一昨年のPFLデビュー戦ではワンマッチで判定勝ち。昨年はケイラ・ハリソンに敗れ、2戦目で判定勝ちしたが予選リーグ敗退。今年は初戦でJEWELSバンタム級王者東よう子に2RKOし決勝トーナメント進出。準決勝は1R腕十字で勝利。サンボ世界大会で6度の優勝経験がある。35歳。

チャンプ vs. チャンプならこの試合の勝者がBellator女子フェザー級王者クリス・サイボーグと対戦することになるが、話題性でハリソンが優先されそう。

ずんずん詰めていくパチェコ。右フックを入れたモフナトキナだが、かまわず詰めて左右のパンチをヒット。モフナトキナタックル。距離が遠く切られた。モフナトキナのバックブローをかいくぐってパンチを入れたパチェコ。モフナトキナ、背中を向けて距離を取る。スタンドでパチェコの左フックがヒット。ケージを背負ったモフナトキナ。タックル。また切られた。モフナトキナがハイをかいくぐってシングルレッグに。パチ耐えるとギロチンに抱える。ケージに押し込むモフナトキナだが、入れ替えてケージに押し込みながらスタンディングで絞める。膝を着いたモフナトキナ。前転して膝十字!かなり深く入っている。逆の足でクラッチを外したパチェコ。ギリギリしのぐと上からパウンド!顔面にバシバシヒット。もらっているモフナトキナだが残り時間わずか。ゴング。

1R膝十字がニアフィニッシュではあったが、打撃とパウンドのダメージでパチェコか?モフナトキナに入れるという判断もありかもしれない。AIのスコアはパチェコ

2R。パチェコ詰めるが1Rほどには追い足がない。膝のダメージはどうか。モフナトキナシングルレッグ。切れなかったパチェコだが潰して上に。立って離れるモフナトキナ。またタックル。今度は切ったパチェコ。しかしパウンドラッシュで少し疲れたか。サークリングするモフナトキナを追ってパンチを出すが、スピードがない。手数も減っている。詰めてパンチを入れるパチェコ。右を打ち込んだが、かいぐったモフナトキナがタックルでテイクダウン。背中を付けたパチェコ。クローズドガード。残り2分。密着したまま鉄槌を入れるモフナトキナだが、レフェリー謎ブレイク。モフナトキナ、もっとパウンドを入れた方が良かったか。ワンツーを入れるパチェコ。モフナトキナのタックルは切る。出てくるパチェコにジャブを入れたが、パチェコ右ハイ。またタックルに入るモフナトキナだが、がぶったパチェコがパウンドを入れる。ゴング。

2R微妙だがパチェコか。しかしガス欠だとするとこの先は苦しい戦いになる。

3R。左右のパンチを入れたパチェコ。モフナトキナは相変わらずサークリングで距離を取る。動きがいいのはモフナトキナだが、逃げることにしか使ってない。ケージに詰めて左右のパンチを入れるパチェコ。荒い。ローにモフナトキナが右を返して顔面にヒットするが、そのまま打ち返すパチェコ。モフナトキナタックル。タイミングは良かったが切られた。またサークリング。ケージに詰めてパンチを入れるとギロチンに抱えたパチェコ。テイクダウンを狙ったモフナトキナだが、倒しきれず下になる。上から鉄槌を落とすパチェコ。ハーフ。下からホールドするモフナトキナだが足を抜かれてマウントを取られる。右の強いパウンド連打。背中を向けたモフナトキナ。バックマウントに。残り1分。腕を掴んでチョークを耐えているモフナトキナ。ゴング。

3Rパチェコ。このラウンドを取れたのは大きい。モフナトキナの方が余力はあるように見えたが、あまりにも下がり過ぎている。

4R。モフナトキナサークリング。追ってきたパチェコに右フックを放つが空振り。ローを入れたパチェコにモフナトキナ胴タックル。投げたパチェコだが、勢いが付きすぎて下に。三角に入るパチェコだがモフナトキナ持ち上げて外すと足関へ。外ヒール。回転して防いだパチェコ、足を抜いて脱出。またサークリングするモフナトキナ。シングルレッグ。切られた。パチェコも疲れでパンチを放った際に体が流れている。それでも詰めてパンチを入れるパチェコ。モフナトキナも体力消耗。右を一発入れたが距離を取る。ゴング。

4Rパチェコ

5R。シングルレッグでしがみつくモフナトキナを引きはがすパチェコパチェコの右がヒット。追いかけて左ハイを放ったパチェコだが、キャッチしたモフナトキナがテイクダウン成功。サイドから頭をまたいだ。ガードに戻すパチェコ。ガードのパチェコは逃げ切り態勢。モフナトキナはインサイドからパウンドを入れるが、KOは望めない。タイムアップ。

三者49-46でパチェコが2年連続の100万ドルファイターに。

モフナトキナに入ったのは5Rか。快勝とは言えなかったので、サイボーグとの対戦権はハリソンに取られそう。

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BELLATOR DEEP DEEP JEWELS o UFC アスペン・ラッド ケイラ・ハリソン ジュリア・バッド 東よう子

PFL2023#8:セミファイナル・ラリッサ・パチェコ vs. オレナ・コレスニク

女子フェザー級トーナメント準決勝。

昨年の女子ライト級ウィナー・パチェコ。決勝では柔道五輪メダリスト・ケイラ・ハリソンに3度目の対決で勝利し、念願の100万ドルをゲット。階級がフェザーに変わった今回は、初戦Bellator女子フェザー級王者のジュリア・バッドに判定勝ち。2戦目は初戦1RKO勝ちでリーグ1位となっていたアンバー・ライブロックからパンチでダウンを奪い、パウンドで1RKO。合計9点で1位通過となる。28歳。

コレスニクも昨年女子ライト級で出場し、予選で2連勝して決勝トーナメントに出場したが、そこでパチェコに1RKO負け。今年の初戦は元UFCのアスペン・ラッドに判定勝ち。2戦目はDEEP JEWELS王者の東よう子を圧倒したもののフィニッシュできず、さらに初戦の計量失敗があり減点されていたためポイントが微妙だったが、ラッドと同点の5点ながらも規定により決勝トーナメント進出。しかし今回も体重オーバーしており、ジャッジは1点減点からのスタートとなる。33歳。

ゴングと同時にパンチで出るパチェコ。コレスニク右をもらい後退。そこにまた右がヒット。ぐらついた。ケージを背負ったコレスニクにさらに右!コレスニクダウン!KO!

文字通りの秒殺。圧勝。まだ両者次の試合の予定があり気が早いが、Bellator王者サイボーグとの王者対決が待たれる。