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【Shooto2022#04】対照的な2試合を経て。青柳洸志戦へ、野尻定由「やはり自分の長所は思い切りの良さ」

【写真】持ち味を消すことはない。あの敗北を頭の片隅において戦うことができれば──(C)MMAPLANET

3日(日)、大阪市淀川区のメルパルクホールOSAKAでShooto2022#04が開催され、野尻定由が青柳洸志と対戦する。

福岡の期待の新鋭はインフィニティリーグでキャリアの優る選手たちを相手にドロー2つで得点こそ伸ばせなかったが、負け無しで乗り切った。しかし、その後は1階級上の山本空良にRoad to ONEで敗れ、修斗公式戦では中村倫也に秒殺負け、奇天烈のドローと厳しい時を経験している。

特にここ2戦は良さがマイナスになり、その良さが息をひそめた試合となり、自分探しの状況に陥っていた。結果、自分の良さを再確認できた野尻が復活を賭した一戦の前にその心境を話してくれた。


──明日が計量、日曜日に青柳洸志選手との試合が迫ってきました。今の心境は?

「調子はバッチリです」

──試合を控えている状態ですが、まず1月と5月の試合を振り返っていただけますか。1月の中村倫也戦は試合開始直後に跳びヒザを仕掛け、左のカウンターを受けてパウンドアウトとなりました。

「めちゃくちゃ調子が良くて、負ける気がしなくて。それでぶっ飛び過ぎたところがあって。自分の悪いところですね……。アレをやろうと試合当日に決めて。本当に軽率な考えだったと思います」

──あの奇襲は動き出しが撮影をしていても見えたのですが、狙いはヒザを当てること、それとも反応させて組んでいくことだったのでしょうか。

「しっかり当てようとは思っていました。ただ、当たらなくても相手が下がったところで自分のペースに持ち込もうと。本当にバカでした……」

──そこにカウンターというのは、予測することも難しいですし反応することも本当に難しいかと。

「あれは……。もう……あの瞬間がフラッシュバックして、夜も眠れなくなりました……」

──奇襲が外れましたが、成功する場合もあるわけですし。そして5月の地元福岡での闘裸男における奇天烈戦は、中村戦の敗北から立ち直るべく試合でしたが結果はドローでした。

「手痛いドローでした。焦らず戦おうと……ぶっ飛ぶことなく戦おうと思っていたら慎重になり過ぎました」

──そこも、慎重だから勝てる時もあるわけですしMMAは難しいです。この2つの試合を経験して、野尻選手の気持ちとしてはどのような試合をしようという風になりましたか。

「思い切り戦うことも大切で、慎重に戦うことも大切です。でも、自分としては思い切り戦おうと思います。やはり自分の長所は思い切りの良さなので。それが無謀な攻撃にならないように思い切りの良さ7割、考えて戦うのを3割という感じで仕上げてきました。自分は極端な性格なので、落ち着いて戦おうとすると落ち着きすぎてしまう場面があるので。なら思い切り戦いたいです。そのなかで如何に考えることができるか。その2つの感情があって、分けた練習をしてきました」

──その練習は赤崎道場で?

「ハイ。出稽古はしていないです。フィジカル・トレーニングだけ、以前にお世話になっていたところにまた通うようにしています」

──では青柳選手の印象を教えてください。

「相手に何もさせないで抑え込んでくるグラップラーです。ただパワーはアッチの方が上でも、自分の方がスタミナと回転力はあります。そこで勝負して、動き続けます。先に相手の形にはめられると厳しくなるので、相手のペースに持っていかせずに、自分のペースで試合を創ろうと思います」

──同じ福岡、同世代の野瀬翔平選手がRoad to UFCバンタム級初戦を突破しました。

「置いていかれたな……という気持ちがあって、悔しいです。だからこそ、俺もやってやるという気持ちになっています」

──キャリアの再構築、日曜日の試合に向けて改めて意気込みの方を宜しくお願いします。

「ここで負けるようだったら、大舞台への道はなくなると思っています。絶対に……死んでも勝とうと思います」

■視聴方法(予定)
7月3日(日)
第1部:午後1時~ Twit Casting LIVE

<バンタム級/5分3R>
ダイキ・ライトイヤー(日本)
加藤ケンジ(日本)

<ライト級/5分3R>
キャプテン☆アフリカ(日本)
長田拓也(日本)

<バンタム級/5分2R>
前川大輔(日本)
當房桂(日本)

<フライ級/5分2R>
井口翔太(日本)
綿谷誠(日本)

<ライト級/5分2R>
石田拓穂(日本)
後藤陽駆(日本)

<バンタム級/5分2R>
キシシ(日本)
小川隼人(日本)

<バンタム級/5分3R>
野尻定由(日本)
青柳洸志(日本)

<フェザー級/5分2R>
山本健斗デリカット(日本)
飯田建夫(日本)

<バンタム級/5分2R>
奇天烈(日本)
和田教良(日本)

<2022年度新人王決定トーナメント1回戦女子ストロー級/5分2R>
宝珠山桃花(日本)
渡邊富紀恵(日本)

<2022年度新人王決定トーナメント準決勝フェザー級/5分2R>
藤谷敦史(日本)
木村総一郎(日本)

<2022年度新人王決定トーナメント1回戦バンタム級/5分2R>
宝珠山桃花(日本)
渡邊富紀恵(日本)

<フェザー級/5分2R>
宇藤彰貴(日本)
麻植裕太(日本)

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Gladiator017 MMA MMAPLANET o 八木敬志 後藤陽駆

【GLADIATOR017】WARDOGウェルター級王者・八木敬志が後藤陽駆とのスクランブル戦を制す

【写真】後藤のテイクダウンをスプロールし続けた八木、倒されても返す力も目立った(C)MMAPLANET

<ライト級/5分2R>
八木敬志(日本)
Def.3-0
後藤陽駆(日本)

後藤が左右のロー、八木は左ボディストレートを伸ばす。後藤のふぁぶるレッグをスプロールした八木だが、後藤がシングルレッグに切り替えるとケージに押し込まれてしまう。八木の右足に食らいつく後藤。八木は後藤の右腕を刈り、クラッチを解こうと試みる。立ち上がった八木は、シングルレッグを解かない後藤の顔面に左のパンチを連打する。そして相手の頭に体重をかけて潰していく。後藤は立ち上がってハイクラッチ、そこから八木に尻もちを着かせるも、再び後藤に腰を上げられてしまった。

後藤の顔面に鉄槌を落とし続ける八木、後藤は凌いでバックに回る。八木が反転してトップへ、ボディロックで抑え込む。ハーフガードになった後藤の足を抱えながらパウンドを狙う八木に対し、後藤はフックガードからスイープを狙うも失敗。ダブルレッグに切り替えた後藤をガブる八木は、ケージに押し込まれながらギロチンを狙っていったもの極まらず初回を終えた。

2R、互いに蹴りで探り合う中、後藤がワンツー。八木も右を返す。後藤が前蹴りとローを打って離れ、相手が前に出てきたところに右ストレートを当てた。八木から組みつき、両ワキを差し上げるも、後藤にケージに押し込まれてしまう。ケージ際で体勢を入れ替える八木、ダブルレッグに切り替え、相手に頭を潰されながらリフトアップし、ケージ中央でマットに叩きつけた。後藤はハーフガード、八木は右腕を差し込んで抑え込む。立ち上がった八木に後藤はダブルレッグで背中を着かせるも、八木が反転してトップを奪った。

逃げる後藤をケージに押し込んだ八木は、立ち上がる相手にシングルレッグで組み、後ろに投げた。起き上がる後藤とのスクランブルが続く。ガブる八木を押し込んだ後藤がトップへ。八木のブリッジに合わせて後藤がマウントを奪いに行ったが、八木が立ち上がり後藤をケージに押し込む。しかし後藤が押し返し、八木をマットに叩きつけて試合を終えた。

ジャッジは3者ともWARDOGウェルター級王者、八木の勝利を支持した。


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