カテゴリー
45 AB AMMA DEEP DEEP JEWELS DEEP129 MAX MMA MMAPLANET o RIZIN UFC YouTube キック チャンネル ブラック 修斗 奥山貴大 安藤達也 平松翔 当真佳直 斎藤 杉山廣平 横内三旺 武田光司 水野新太 水野竜也 河村泰博 海外 相本宗輝 石原射 石司晃一 福田龍彌 稲田将 荒井銀二 谷岡祐樹 雅駿介 青井人 高橋遼伍 魚井フルスイング

【DEEP129】実話誌的(笑)平松翔の半生と雅駿介へのリベンジ戦「不器用なりに、そこで戦うしかない」

【写真】大晦日の福田龍彌×安藤達也戦については「絶対に福田さんに勝ってほしい。絶好調の福田選手に勝つ自信があるので。負けたらベルトを返上してほしい。でも、勝てると信じています」ということだった(C)MMAPLANET

14日(日)に東京都港区のニューピアホールで行われるDEEP129で、平松翔雅駿介と事実上バンタム級次期挑戦者決定戦と目される一戦を戦う。
Text by Manabu Takashima

2023年7月に戦い判定負けを喫している雅にリベンジを誓う平松が1年7カ月振りにMMAPLANETのインタビューに登場。KNUCKLESPLANETかと思うようなエピソードを過去形でしっかりと話した平松からは、MMAファイターとして直球勝負で生きる姿勢が伝わってきた。

その肝の据わり方は、驚くようなヤンチャ時代を経たからなのか。あるいは天性のモノなのか。そんな気持ちの強さを持つ平松は、世界で戦うチームメイトから受けた刺激を経てプロMMAファイターとして、見たい世界が変わってきていた。


『もう一発入るだろうな。このままやったら地元を離れないと変われんな』と思って

――前回のMMAPLANETのインタビューは急遽受けた元谷戦に特化して話を伺いました。今回は平松選手の格闘家人生から聞かせていただきたいと思います。大阪の藤井寺出身だそうですね。

「そうなんですよ」

――世代が違いますが、神戸出身の関西人として藤井寺のガラの悪さは我々の耳にも届くところでした。近鉄バファローズがまだ健在で、藤井寺球場を日生球場を本拠地にしていた頃の話ですが。

「まぁガラは悪いですね。もう31歳になったので、僕らはそういうことはないのですが……瀧澤(謙太)戦で勝って、地元で祝勝会とか開いてもらっていたら、藤井寺駅前とかで喧嘩している連中がいますしね(笑)」

――凄いですねぇ(笑)。メジャーリーガーのダルビッシュ有選手もあの辺りだったかと。

「隣ですね。羽曳野です。昔は藤井寺の方がヤンチャやったと思います。僕らの年代やとその大リーガーの方と弟さんがなかなかでしたね(笑)」

――といいつつ平松選手も年少に入っていたとか。そんなにヤンチャだったのですか。

「まぁ、ちょっとですね(笑)」

――そういう手の人は、皆が「ちょっと」と言いますからね(笑)。ヤンチャからMMAを始めたきっかけは何だったのでしょうか。

「少年院に2回入って、出てきたときに『もう一発入るだろうな。このままやったら地元を離れないと変われんな』と思って。最初は京都ぐらいに行こうとしたら親から『京都に行っても何も変わらんやろ』と言われて」

――確かに。90分も北上すれば京都ですし。

「そうなんですよ(笑)。で、叔母が沖縄に住んでいたのでそこに行くことになりました。それが17歳の終わりごろですね」

――では高校に行っていたわけではなかったと。

「高校は中退していたので、なかで高卒認定を取りました」

――なかで(笑)。

「ハイ(笑)。資格とかも、なかで取ったので仕事も決まっていないけど取り敢えず沖縄に行ってしまえって。で住み込みでゲストハウスでバイトをしていました。そこに叔母の知り合いがきて、『格闘技、今からやりにいくけど、どう?』って誘われて暇やったからついて行ったんですよ」

――それが当時のパラエストラ沖縄だったとか?

「それやったら、ストーリーとしても最高なんですけど。地下格系のジムでした(笑)」

――アハハハハ。

「体育館で練習をする程度やったけど、僕は松根さんのことは認識していました。当時はアマチュア修斗もなかったので、パラエストラ沖縄の選手は地下格はでないけど、アマチュアとの間みたいなところの試合には出ていました。地下格みたいヤツもいるけど、ちゃんと練習している選手も出るというような大会で。

そこでないと試合経験が積めないので、パラエストラ沖縄の選手と僕みたいな半端者が一緒の会場にいましたね。だから松根さんのことは知っていたんです」

――そこからしっかりとMMAを始めようと思ったのは?

「格闘技以外、何もなかったです。ただプロになろうと思っていなかったので、当時流行っていたOUTSIDERでチャンピオンになるわっていうノリでしたね。20歳になって、成人式の際に沖縄を離れることにして、大阪に戻りました。

成人の日がだいたい1月10日ぐらいじゃないですか。その前にハッピーニューイヤー、元旦の日に藤井寺の道明寺天満宮に行って……」

――ハッピーニューイヤー……初詣ですね(苦笑)。

「ハイ、その1時間後ぐらいに集団リンチにあいました。20分ぐらい、ボコボコにされて。歯も折れて……」

――なんとも……。

「後輩が不意打ちで、なんかやられて。それで僕もビックリして殴ってしまったんですよ。いきなりやったから。それでばぁって始まって。でも、僕がやり返すと17歳の時と同じじゃないですか」

――ハイ。

「だからずっとガードをしていて。そこからは手を出さなかったです。そいつらも練習はしている奴らやったんで、『なら、ここやなくて試合しようや。それでエェやろ』って言いながら、ボコられていました」

――沖縄では、それだけ真面目に練習をするようになっていたのですか。

「もともとのチームはすぐに解散して。自主練をしていたら、松山っていう繁華街に僕が出ていた地下格闘技の代表が、ジムを創ってくれたんです。なかなか練習仲間もいなかったですけどザ・ブラックベルト・ジャパンで柔術の方で活躍されている宮城(貴志)さんだとか、DEEPに出ているBaggioさんがいたので、一緒に練習をしていました。それと砂辺(光久)さんのCROSS LINEにいる当真佳直が、地下格に出るヤンチャ仲間と一緒に練習にくることもありましたね。その程度した」

――でも、暴行を受けても耐えることができたと。

「ハイ。で、3日後ぐらいにそいつらの道場に行って……」

――お礼参りじゃないですか……。

「いや『スパーリングをしよう』って(笑)。あの時に一番殴ってきた90キロぐらいあるヤツとスパーをして、ボコボコにしてやりました。まぁ、あんな奴には負けない。沖縄での練習でも、それぐらいにはなっていましたね。

でも気分は晴れないというか。ボコボコにされたことが、悔しくて。そこでプロになろうって決めて、成人式が終わってから上京しました」

――大阪でプロになろうとは?

「大阪におったら、また同じことになると思って」

今もヤバいですけど、当時の木曜日のプロ練はマジでヤバかったです

――あぁ、なるほど。そして当時のパラエストラ千葉ネットワークに?

「最初は赤羽にあるGRABKAに入会しました。沖縄でトレーナーやっていた人の知り合いが、GRABAKAで指導をしているということで紹介してもらったので。ただGRABAKAのプロ練は大きな人しかいなくて。プロ練に出ることもなく、クラスにたまに出てサンドバッグを叩くとかしているうちに3年ぐらい経ってしまっていました。

OUTSIDERには出ていたのですが、『何しとんのやろう』って思って。プロ練に参加したいということをSNSにアップしました。そうしたらパラエストラ松戸所属で、OUTSIDERとかに出とった人……会ったことはないけどつながっていた人が『おいでよ』と言ってくれて。

で調べたら、タイミング外れていたかもしれないですけど、扇久保さんがTUFに出ているようなジムで。世界中のチャンピオンと戦っているのを知って、パラエストラ松戸に行きました。そうしたら扇久保さんが、ちょうど指導中で対応をしてくれて。で、そのまま入会しました」

――ようやくプロレベルで、本格的なトレーニングができるようになったと。

「今もヤバいですけど、当時の木曜日のプロ練はマジでヤバかったです。扇久保さん、内藤(のび太)さん、もちろん征矢(貴)もいてたし。もう、今は引退された人とか、色々なジムから選手が集まっていて。斎藤(裕)選手も出稽古できていましたね。

怜が中学を卒業するぐらいで、僕より下は全然いなくて。その前は知らないですけど、僕のなかで一番盛んな木曜日でした」

――自分が平松選手を認識したのは、一昨年4月のDEEP大阪大会でDEEPキック王者だった谷岡祐樹選手をKOした試合でした。谷岡選手軸で見ていると、打撃で勝った。そこで注目したのですが、次の試合で雅選手にテイクダウン&コントロールで判定負けに。

「あぁ今、思い出しただけでも腹が立ってきます」

僕は日本で日本人を代表して、海外の選手と戦いたい

――でもすぐに魚井フルスイング戦では、ギロチンで一本勝ちし、サブミッションもあるのかと。その次の試合がスクランブル出場の元谷選手との試合に。敗れはしましたが、一発当てた。結果論ですが、あの試合を受けてから上昇気流に乗ったかと。元谷戦に向けて、意識が違って来たということはなかったですか。

「意識はまぁ、変わらないですよね。誰とやってもぶっ倒すという気持ちでやっているんで。それは元谷さんだろうが、他の選手だろうが変わらないです。

ただ、何か名前を残せるような選手になれればと思っていた程度だったのですが、元谷戦を経て3連勝できた。今はDEEPだけでなくRIZINのベルトは当然獲りたいですし、外国人とやり合いたい。日本人を代表して、外国人選手とやりたいと思うようになりました。

でも、まだそれだけの力はないので、今回しっかりと勝ってベルトに近づきたいです」

――「今、思い出しただけでも腹が立ってきます」という発言があった雅選手との再戦です。

「当時と比較しても、雅選手が強くなっていることは分かります。ただ僕もあの時より断然強くなっているんで。それは自分自身が一番分かっているし、僕も仕事をしているなかでずっと朝、昼、晩と練習してきました。寝技でこられても、打撃できても……何できても勝負はできるし、その上で勝てると思っています」

――千葉と沖縄、チーム内に2人のUFCファイターがいることは刺激になっていますか。

「達郎君と怜がいることは、もちろん刺激になっています。ただ、以前は別の世界にいる選手という感覚でした。怜にしろ、達郎君にしろ。UFCで戦っていて、僕はそういう世界には行けない。こっちで戦っていくと」

――最近、ザ・ブラックベルト・ジャパンの若い選手たちは「勝って、世界に出る」という確信めいた感覚を持って戦っているように見えます。と同時にキャリアがある程度ある選手の中にも、佇まいが変わった選手がいます。その1人が平松選手でした。先ほど言われた「日本人を代表して、外国人選手とやりたい」という言葉の真意は、海外を目指すということでしょうか。

「いえ。僕は日本で日本人を代表して、海外の選手と戦いたいと思っています。そういう風になったのも達郎君と怜がいてくれたからです」

3R、キツい戦いをして最後は失神させたいです

――では福田龍彌選手の持つベルトに挑む権利を得るために、今回はどのような試合をしたいと考えていますか。

「気持ちは喧嘩スタイル。でも、そんなアホみたいな戦いをしても、勝っていけるような相手はここからはいないんで。自分が身につけてきた技術を使いながら、結局のところは気持ちでぶつかることになると思います。そこで上回りたいですね」

――MMA、格闘技は喧嘩と違う。自分のなかで喧嘩は誰でもできるけど、プロ格闘技は違うと思っています。日頃の鍛錬があってこそ、お客さんの前で戦える。それだけの努力をして、気持ちもある選手が戦う特別なこと。その一方で、ここで打ち合わずに引くのかと感じることもあります。本当に凄いことをしているのに、喧嘩ができないのかと。

「僕個人としては、やっぱりゴングが鳴ったと同時に殺しに行くぐらいの気持ちでないと生き残れない世界だと思っています。そうでないと、しんどい時に前に出られなくなる。それって気持ちが出てしまっているからで。やっぱりそこで『殺ったる』っていう気持ちがないと、弱い自分になってしまうと思います。

本当に強い人は冷静でサイボーグのように戦うことができる。正直、それが一番強いと思います。そうやって練習でやってきたことを試合で出せる人が。けど、僕は気持ちで戦わないと勝てない。技術力があって、それを試合で出せる選手は別に冷静に創っていけば良いと思います。

僕は練習でどれだけやっても、気持で戦わないと試合として成り立たない。そういうスタイルやからこそ、僕はこうやって感じるのかと思います。真面目に練習はしています。ここ数年、人生で一番頑張っているなと自信を持って言えます。だからといって扇久保さんのように、しっかりと技術で戦える選手ではないので。不器用なりに、そこで戦うしかない。それが僕の長所やと思っているんで」

――では、そこも踏まえて雅戦ではどのような試合をしたいと考えていますか。

「向うも色々とやってくるはずなので、綺麗に戦いたいと思います。でも、最後はぶん殴っているだけになる。まぁ1R で勝とうとも思っていないし。3R、キツい戦いをして最後は失神させたいです」

■DEEP129 視聴方法(予定)
12月14日(日)
午後4時35分~U-NEXT、サムライTV、DEEP/DEEP JEWELS YouTubeチャンネル メンバーシップ

■DEEP129 対戦カード

<DEEPフェザー級選手権試合/5分3R>
[王者] 青井人(日本)
[挑戦者] 水野新太(日本)

<フェザー級/5分3R>
高橋遼伍(日本)
相本宗輝(日本)

<フェザー級/5分3R>
武田光司(日本)
奥山貴大(日本)

<バンタム級/5分3R>
石司晃一(日本)
河村泰博(日本)

<バンタム級/5分3R>
雅駿介(日本)
平松翔(日本)

<メガトン級/5分3R>
水野竜也(日本)
稲田将(日本)

<フライ級/5分2R>
杉山廣平(日本)
橋本ユウタ(日本)

<フェザー級/5分2R>
高橋正親(日本)
杉野亜蓮(日本)

<フライ級/5分2R>
横内三旺(日本)
石原射(日本)

<ライト級/5分2R>
荒井銀二(日本)
平石光一(日本)

<アマチュア フライ級/3分2R>
琥(日本)
斎藤冬翔(日本)

<アマチュア メガトン級/3分2R>
TAKUMA(日本)
ハチミツ大魔王(日本)リロン・サントス(ブラジル)

The post 【DEEP129】実話誌的(笑)平松翔の半生と雅駿介へのリベンジ戦「不器用なりに、そこで戦うしかない」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 AB AMMA Gladiator Lemino Shooto02 Lemino修斗 MAX MMA MMAPLANET o Shooto クルボン・バトル シモンスズキ ショージン・ミキ シンバートル・バットエルデネ ニシダ☆ショー パンクラス 修斗 宮城友一 当真佳直 松根良太 水嶋敬志 畠山隆称 砂辺光久 福島祐貴 西條英成 野瀬翔平

【Lemino Shooto02】砂辺光久、46歳のパンクラス王が修斗公式戦初出場。高校生ファイター水島祐貴と対戦

【写真】まさか――とも思えない沖縄での修斗公式戦に臨む砂辺(C)MMAPLANET

17日(火)、10月19日(日)に沖縄市ミュージックタウン音市場で開催されるLemino Shooto02の追加カードが発表され、砂辺光久の出場が明らかとなっている。
Text by Manabu Takashima

野瀬翔平×シンバートル・バットエルデネ、西條英成×クルボン・バトルという国際戦、畠山隆称×ニシダ☆ショー、宮城友一×シモンスズキ戦などが発表されていたLemino修斗第二弾にパンクラス王がキャリア47戦目にして、プロ修斗公式戦で初めて戦うことが決まった。


昨年はそのパンクラスでフライ級に階級を上げるも4月と12月に連敗し、実に7年以上白星から遠ざかっている砂辺がこのタイミングで修斗に出るのも、沖縄のMMAを引っ張ってきた盟友・松根良太氏が開く大会だからに違いない。

愛弟子の当真佳直はストロー級のランカーで9月2日のレミノ修斗で勝利を挙げており、恐らくは師弟揃い踏みとはならないが、盟友・宮城と同じに日に同じケージの中で戦うのは沖縄のMMAを見続けてきたファンにとっては、感慨深い揃い踏みではないだろうか。

対戦相手の福島祐貴は今年Gladiatorでプロデビューを果たし1勝1敗、修斗ではトライアウトで勝利したばかり。つまり砂辺も福島もプロ修斗公式戦デビューとなる――46歳の大ベテランと高校生シューターの対戦だ。

この他、バトルと同門のショージン・ミキが5年11カ月振りの来日を果たし、THE BLACKBELT JAPAN所属の水嶋敬志と戦う。昨年10月の沖縄大会でプロデビュー、6月に四国のForceで初白星を挙げたばかりの水島。キャリア1勝1分の水島のショージン・ミキ戦は大きなチャレンジとなろう。

また旗揚げ戦に続きジュニア修斗も組まれ中学生の修斗=ジュニア修斗公式戦62キロ契約、髙松一喜×通事安朋が実施される。

The post 【Lemino Shooto02】砂辺光久、46歳のパンクラス王が修斗公式戦初出場。高校生ファイター水島祐貴と対戦 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 Lemino Shooto01 MAX MMA MMAPLANET o Shooto TOMA 内藤頌貴 当真佳直

【Lemino Shooto01】左の蹴りで攻め込む内藤から全ラウンド、テイクダウンを奪った当真が判定勝ち

【写真】サウスポーの前足にシングルレッグ。当真が自分のスタイルを貫いた(C)MMAPLANET

<ストロー級/5分3R>
当真佳直(日本)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28.
内藤頌貴(日本)

サウスポーの内藤を、当真がシングルレッグで尻もちを着かせた。内藤がバックを見せながら立ち上がると、右足を差し入れた当真がたすきで組む。左足でケージを蹴り、後方に引き込む当真。たすきをキープし、立ち上がろうとする内藤を潰した。

当真が右腕を首に回し、内藤が体を起こすとケージに背中を着ける。内藤が反転しながら立ち上がり、正対して右腕を差し上げ、当真をケージに押し込んだ。四つで組んだ当真も右の小外刈りで崩しにかかるも、内藤は倒れず。互いにケージ際で体勢を入れ替え合うなか、押し込んでいた内藤が離れて初回を終えた。

2R、当真が右を振るう。左ミドルを突き刺す内藤。距離を取る内藤に対し、当真の左が顔面を捕らえた。左ミドルを受けた当真は、左フックで下がらせると、距離を詰めた内藤をシングルレッグでテイクダウンする。内藤の両足を畳んだ当真が太ももを叩く。内藤をケージに押しつけパスを狙う当真。ハーフから立ち上がる内藤のバックに回った。右足を差し入れて二重絡みへ。しかし内藤が立ち上がり正対する。

離れ際にパンチを振るい、当真にケージを背負わせる内藤。右スピニングバックフィストの打ち終わりを、当真が狙う。ケージ際の打ち合いは、内藤が左ミドルで制している。左を返した当真はシングルレッグへ。またもテイクダウンを奪い、バックに回った。たすきで組み、立ち上がる内藤をグラウンドに引きずろ戻すも、前に乗りすぎたか。振り落とそうとする内藤にパンチを落とした。

最終回、内藤が飛び出してワンツーを伸ばす。内藤の左ミドルと当真の左ジャブが相打ちに。下がったのは当真だ。左ミドル、左ボディストレートで当真の動きを止める内藤。左三日月でケージを背負わせるが、当真も左を打ち返していく。内藤の左ハイは空振り。左ミドルを受けた当真はシングルレッグで尻もちを着かせた。

内藤の両足を抱えながらパスを狙う当真。内藤をケージに押しつけ、右の拳を連打する。右ヒジを落としたい内藤だが、当真も頭を上げて打たせない。スイッチを潰された内藤は、右腕を差し上げて立ち上がる。ケージに押し込まれた当真が、内藤の首を抱えて引き込むもギロチンに入ることはできず。クローズドガードで試合終了まで凌いだ。

裁定はジャッジ3名がフルマークをつけるユナニマス判定で、当真が勝利した。「フィニッシュを狙いたかったけど、内藤が強くて上手くいかなかった。今日は勝てて良かったです」と語った当真。9月21日の世界ストロー級タイトルマッチの勝者への挑戦をアピールした。


The post 【Lemino Shooto01】左の蹴りで攻め込む内藤から全ラウンド、テイクダウンを奪った当真が判定勝ち first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 AB Lemino Shooto01 Lemino修斗 MAX MMA MMAPLANET o RIZIN Shooto YouTube サラ デウジヴァン・ソウザ 修斗 内藤頌貴 古賀優平 山内渉 岡田嵐 岡田遼 弥益ドミネーター聡志 当真佳直 海外

【Fight&Life#110】Lemino修斗出場。弥益ドミネーター聡志「岡田さんの経歴は、自分が歩きたかった道」

【写真】マウスピースに記された言葉は、DOMINATEだ(C)MMAPLANET

現在、絶賛発売中のFight&Life vol.110に、2日(火)に開催されるLemino Shooto01で岡田遼と対戦する弥益ドミネーター聡志のインタビューが掲載されている。
Text by Manabu Takashima

岡田遼引退試合の相手を務めることになった弥益。1年8カ月振りのファイト、そして岡田遼に対する想いを訊いたインタビューをFight&Life編集部の許可を得て、全文を掲載したい。


――Lemino修斗の旗揚げ戦で岡田遼選手と引退試合で戦う。意外過ぎる1年8カ月振りのファイトとなります。頭がフラフラすると言われていた期間が長かったと思いますが、いつ頃からMMAに復帰できる状態だったのですか。

「正直、復帰できる状態なのかはまだ分かっていないです。ダメージという部分では、確実に残っていますし。明らかに打たれ弱くなっています。ただ2年、3年と休んで、打撃をせずにMMAにいきなり復帰するというビジョンは見えていなかったです。なので、去年の春ぐらいからは何となく趣味として、週に3、4回と練習をしてきました。ずっとそのまま楽しく格闘技をやってきたという感じですね」

――試合を戦うということも、どこかで考えていたのですか。

「2024年は試合をしない。それは周囲にも伝えていました」

――つまり、いずれ試合に出たいという気持ちがあったと。

「試合がしたいというか。試合に出ないと、結局は何のために格闘技をやっているのかということになります。色々なコンプレックスを抱えて生きていて。少しでも自分を肯定したい……何かになりたい。求めらたモノから、逃げてしまった人間なので――自分は」

――だから、何かになりたいためのMMAだったと。

「ハイ、何かにならないといけない。そのために格闘技をやってきました。同時に、日々の戦いが楽しかったです。そうすることで、何かになれていた。試合をすることで、何かになりたい。何かを伝えたいというのが一番で。ただ、その気持ちを持って戦うには、RIZINでの自分の立ち位置は違う」

――う~ん。こういうとアレですが、弥益選手のためのマッチアップはなかなかないですよね。

「ハイ。それは自分が実力不足だったからです。僕のための試合を組んでもらえるような立ち位置にいることができなかったので。『試合に出たいです』と伝えると、何かしら組んでもらえたと思います。でも、それだと自分がなりたい……自分がなり得る姿に近づけるような試合では恐らくないので」

――ハイ。なので時折り、顔を合わせた時に「この辺りで、海外は?」などという笑い話をしていました。

「僕も誰も知らないところで試合をして、それが最後かなぁという気持ちは正直ありました」

――海外で戦いたいということは、常に言われていましたしね。

「そうなんです。それでも練習が楽しくて。自分がデキることも、少しずつですが増えています。そのなかで今回、オファーを頂きました。本当に想定外でした。岡田さんとはプライベートで酒を飲んだこともありますし、自分では仲が良いと思っていたので」

――手を合わせたことは?

「数えるほどですけど、グラップリングの練習をしたことがあります。僕と岡田さんって、同い年だし経歴が似ているんですよね」

――お勉学がデキるところが。

「大学院まで行ったという部分も、似ています。と同時に成人してから格闘技を始めたことも。そこまでは勉強を頑張っていて(笑)。言い方は悪いですが、岡田さんは『なぜ、格闘技をやっているの?』という人ではあると思います。自分のなかでは、憧れの人というか」

――そうなのですか。

「経歴が似ているようで、岡田さんは成功例なんです」

――そんな風に岡田選手のことを見ていたのですね。

「僕は岡田さんにはなれないけど、少しは近づきたい。そう思っていた選手なんです。結局、自分は何かしらの後悔をしてきた人間ですし」

――後悔? サラリーマンとして働きながら格闘技を続け、RIZINという大舞台も経験しているというのにですか。

「そうですね……。格闘技だけでなく、人生として勉強を頑張らないといけない学生時代を過ごしなら、頑張り切れなかった。周囲が望んだ進路に進まなかったです。言い方は悪いですけど、途中で格闘技に逃げた。でも格闘技に振り切ることもできず、結局はサラリーマンという道を選んでしまった」

――……。

「岡田さんは、それまで頑張っていた勉強を完全に振り切って、格闘技に全てを注いだ。そういう岡田さんの経歴は、自分が歩きたかった道なんです」

――弥益選手は格闘技一本でない人生を卑下していますが、社会人とし生活の糧を得て、家族を守っている。そのうえでプロとして、MMAを戦う。凄く誇れる人生を送っているとしか思えないですが。

「止めてください。褒められることに慣れていないので、普通に泣きそうになってしまいます(笑)」

――アハハハハ。ともあれ、岡田選手に対しては、なれなかった自分という風に捉えているのですね。

「ハイ。その分、オファーが来た時は凄く複雑でした。どういう気持ちで、岡田さんは俺にオファーしてくれたんだろうって。だから、返答をするまで1週間ぐらい、考えました。これまでで、一番長くかかりましたね」

――その真意を岡田選手から説明を受けたことは?

「なかったです。さすがに対戦相手ですし、オファーは松根さんからだったので。まぁ、岡田さんからするとおいしい相手だと思います。アハハハハ」

――そうですか? 会見の時も、弥益選手の方が体が大きかったですし、岡田選手はもうバンタムに落とせない。だからフェザーで戦うけど、フェザーのフィジカルではないかと。

「最後に勝てる相手として僕を選んだのか。それとも感情優先で選んでくれたのか。そこは本当に分からなくて。かといって、本人に聞くわけにもいかないじゃないですか。いずれにしろ、先ほど言ったように僕が何かになるための試合であることは間違いないです。ただ、この試合に勝って自分が選んだ道を正解としたいということではないんです」

――岡田選手を合わせ鏡にして、自己否定と自己肯定をしているような。凄く複雑な心境なのですね。

「ハイ。岡田さんと交わることで、自分が歩んできた道も悪くなかったと思えるんじゃないかと。そういう意味で、岡田さんと試合がしたいと思ったことは一度もなかったのですが、今の心境的には急に湧いて出た話なのに『間に合った』という感じがしています。酔っぱらって、良く分からない電車に飛び乗ったら目的地に着いたみたいな(笑)」

――もう、本当にそこは弥益選手にしか分からない心境なのでしょうね。

「正直、梅田(恒介)さんは『やらなくて良いんじゃないのか』と言われていました」

――確かに引退試合の相手って、これからキャリアがある選手にとっては得るモノが少ないと感じます。

「それでも今の僕に、この試合以上に感情を揺さぶってくれるオファーってないと思います。それこそ、さっき言ったような海外で、誰も知らないところで、訳の分からない強いヤツと戦うとか。そういうことでないと、日本では多分ない。岡田さんと僕の試合って、岡田さんの引退興行としても良いカードだと思うし。僕とは違う誰かでも良い試合でなく、僕だから良いと思ってもらえるんじゃないかと」

――話題をぶり返すことになるのですが、この試合のオファーがあった時の体調面というのは?

「週に4度、打撃のある練習をするときは、ちょっとした覚悟が毎回必要です。良いのを貰うと、効かされてしまうはずですし。そのなかでスタイルチェンジとまではいかないですが、意識の変革とかはちょっとしていて。少し手応えを感じ始めた……ぐらいの時期でした」

――試合が決まって、練習への向き合い方はギアが上がりましたか。

「こんな言い方をするのは恥ずかしいですけど、過去イチきついことをしています。『ここで頑張らないとな』って。正直、勝ちたいとかじゃないんです。岡田さんと戦って、恥ずかしい試合をしたくなくて。岡田さんに『こんなものか』と思われたくない。『弥益、結構強いじゃん』と思われたい」

――過去最高に厳しいことを強いている。それはどういう部分で?

「やっぱりドロドロとしたケージレスリングになると、岡田さんが一番の強みが出る。そこに対して、良くないのかもしれないけど付き合いたくて。だからスパーを連続でこなす。その回数が、過去になかったぐらいやってきています。スパーリング仲間もそこを伝えていますし、それ以外の日もダッシュ、階段ダッシュと一人でやれる練習を夜中にやっています(笑)」

――そうやってドロドロのケージレスリングとスクランブルをやれるだけの体力をつけていると。

「体だけでなく、メンタルもですね。なので、そこに関しては余り不安はないです。ケージレスリングとシンプル・グラップリング・テクニックについて、岡田んさんのバンタム級時代の試合を見ていても、明らかに後半に失速します。他にも要因があるかもしれないですが、減量の影響は確実だと思います」

――フェザー級での試合で、そこがどうなるのか。

「それも織り込んでいます。普段の練習で、スタミナがないなんてことはないと思いますし。僕も過去バンタム級でやっていて、フェザー級に階級を上げるとメチャクチャ調子が良くなったことがありました。同じことが最後の最後に岡田さんに訪れて、引退撤回ぐらいまでいくと想定しています(笑)」

――そこまで、読んでいると。

「それぐらいの気持ちでいるということですね。過去最強の岡田さんが、僕の前に現れるだろうと。それぐらいの気持ちで創らないと、自分が納得できないです」

――岡田選手の工夫はいわば辞書や図鑑に載っていることを記憶して、組み立てていく。弥益選手の創意工夫は閃き。そういう風に感じます。

「そこでいえば、だからこそ僕はピンとこないと身につかないタイプで。岡田さんとはスタイル的にも真逆だとは思います」

――ところで岡田選手は弥益選手が言われたように院卒というキャリアを使わない道を選択した。と同時に、その現役にもスパッとかどうかは分からないですが、見切りをつけて次に進もうとしています。

「そこに対して、僕は格闘技に依存しています。正直、格闘技がなくても奥さんがいて子供もいる。凄く幸せです。本当に良い生活を送ることができています。だから、本来なら格闘技がない方が幸せなんです」

――奥様からすると、ここで格闘技に依存するとか言われると……。どのような心境になってしまうのか。

「体の心配は、本当にしています。試合をすると伝えた時も冗談ですけど、『岡田選手に顔は殴らないでと伝えておいて』と(苦笑)」

――次の試合を家族に見てもらうことは?

「行こうかなと言われましたが、止めました」

――えっ?

「子供を連れて見に行こうかなと言われて、自分は子供に見せたくない。子供には親の極端な姿を見せたくなくて。特に年齢もいっていない時に、父親が格闘技の試合を戦うという刺激の強いモノを見せると、その後の選択肢を狭めてしまうような気がするんです。それを自分はしたくないんですよね。中学、高校生とある程度の分別がつくようになって、『お父さんはこういうことをやっているんだよ』と見せることができれば、選択肢を増やすことになると思います。でも物心もつかない時に見せて、好きになるか嫌いになるか分からないですが、いずれにしても子供の視界を少し狭めてしまうことにつながるような気がして。格闘技が危険だとか、そういうことではなくて。ウェイトとして重いモノを見せたくない、という何となくの主義なんです」

――ここしっかりと発言できる考えですし、お子供さんのことを真剣に考えている意見だと思います。とこで岡田選手は引退試合を公言しています。一方で弥益選手も「これが最後かも」という気持ちが、どこかにあるのでしょうか。

「引退試合って、それだけ格闘技に人生を賭けてきた人に用意される花道だと現時点では思っています。僕は引退試合を戦うつもりは、今のところはないです。自分の人生で、たまたま最後に戦った試合が、自分の引退試合になる。現時点で、岡田さんとの試合を最後にするつもりはないですが、自分が死ぬときに最後の相手が岡田遼だったら、凄く満足して逝ける。そういう気持ちがあるから、今回の試合を受けたということもあります」

――そこで感じた手応え次第で、またキャリアップをしたいという想いも持たれていますか。

「行き場はもうないんですよね。自分の格闘技は、だんだんと過去の清算に近づいてきています。『なぜ格闘技を始めたのか』とか『なぜ、やらないといけなかったのか』。そういうところに、意識が向いているなって感じています。それが解消されると、スッと辞めてしまうかもしれないです。将来とかでなく、過去をどう綺麗にするのか。過去をどう肯定するのかという話になってきている。そこに近いかと思います」

――そんな弥益ドミネーター聡志にとって、岡田遼戦とは?

「岡田さんが結果を残している。それは自分に『お前も頑張れ』と言う時の発奮要素でした。そこと向き合うなかで、色々な過去とも向き合うことになる。それ以上に岡田さんのキャリアの最後に、自分の名前が連なるのが本当に嬉しいです。だから岡田さんとの試合は、自分にとって勲章でもあるし、鏡を見ている気持ちにもなる。自分のエピローグ、終盤に相応しい試合です。RIZINに出させてもらって、広い層の人々に見ていただくことは経験したうえで、やっぱり自分は自分のためにやりたいと思いました。自分が頑張れるための刺激として、本当に岡田さんはこれ以上にない相手です。自分のために試合をしますし、岡田さんも岡田さんのために最後に良い試合をしてほしいです」

<Fight&Life vol.110のご購入はこちら>

■視聴方法(予定)
9月2日(火)
午後5時45分~Lemino

■Lemino Shooto01対戦カード

<フェザー級/5分3R>
岡田遼(日本)
弥益ドミネーター聡志(日本)

<フライ級/5分3R>
山内渉(日本)
デウジヴァン・ソウザ(ブラジル)

<ストロー級/5分3R>
当真佳直(日本)
内藤頌貴(日本)

<フライ級/5分2R>
岡田嵐士(日本)
古賀優平(日本)

<バンタム級/5分2R>
下間英史(日本)
塚本竜馬(日本)

<2025年度バンタム級新人王決定T一回戦/5分2R>
翔べ!ゆうすけ!(日本)
辻純也(日本)

<49キロ契約/5分2R>
徳本望愛(日本)
安田”kong”詠美(日本)

<ジュニア修斗54キロ契約/4分1R>
長谷川凌生(日本)
窪田登馬(日本)

<ジュニア修斗54キロ契約/4分1R>
河上純登(日本)
中坊一(日本)

The post 【Fight&Life#110】Lemino修斗出場。弥益ドミネーター聡志「岡田さんの経歴は、自分が歩きたかった道」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 Gladiator Gladiator032 Lemino Shooto01 Lemino修斗 MAX MMA MMAPLANET o Road to UFC Shooto UFC   キック デウジヴァン・ソウザ ナムスライ・バットバヤル ライカ 修斗 内藤頌貴 古賀優平 山内渉 岡田嵐 岡田遼 弥益ドミネーター聡志 当真佳直 鈴木崇矢

【Lemino Shooto01】RTUからの再起。山内渉「あの敗戦は無駄じゃない。今までとは違う自分を見せたい」

【写真】RTUの敗戦を経て、どう変わった姿を見せるか(C)TAKUMI NAKAMURA

9月2日(火)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるLemino Shooto01。今大会では山内渉がブラジルのデウジヴァン・ソウザと対戦する。
text by Takumi Nakamura

Lemino ShootoはNTTドコモの動画配信サービスLeminoにて大会が生中継され、サステイン以外の修斗ライセンスを持つプロモーションによる後楽園ホール大会として業界の注目を集めている。開催発表会見の時点で未発表となっていた1試合が山内の試合、そして国際戦だった。

Road to UFCフライ級トーナメントでは1回戦でモンゴルのナムスライ・バットバヤルにKO負けを喫した山内。再起に向けて新たな練習メニューを取り入れ、外国人選手との対戦を希望する中で、Lemino修斗参戦とソウザ戦が決まった。

RTUでの敗戦から再起を図る山内に国際戦を用意するのは、まさにLemino Shootoが掲げる「世界で活躍する選手を育てる」というコンセプトを形にしたもの。そんな一戦に向けた山内に話を訊いた。


ナムスライ戦後に(中村)京一郎くんと鈴木崇矢からもらったアドバイスが衝撃的だった

――試合直前(取材日は8月30日)のインタビューありがとうございます。今回は5月のRoad to UFCでのナムスライ・バットバヤル戦からの再起戦となりますが、ナムスライ戦を踏まえてどんな練習を積んできたのですか。

「あれから新しい練習を始めて、戦い方というか細かいところを意識して練習してきました」

――具体的にどういった練習を取り入れたのですか。

「タケ(大宮司)さんにパーソナルトレーニングを見てもらうようになって、体の使い方とテクニック的な部分を同時に教えてもらいながら、スタンドでのポジション取りや打撃の立ち位置だったり、そういう部分を練習してきましたね」

――それはやはりRTUでの敗戦がきっかけになっているのですか。

「そうですね。ちょうど現地で(中村)京一郎くんや鈴木崇矢と一緒になって、先にタケさんのトレーニングを受けている2人からアドバイスをもらったんですけど、それまで自分が考えたこともなかったようなことを言ってくれて、それが結構自分の中で衝撃的だったんですよ。もしそういうところまで理解できるようになったら、必ず次につながるなと思って、自分もトレーニングを受けることにしました」

――ナムスライ戦を振り返ってもらいたいのですが、試合は2Rにナムスライの右フックでKO負けという結果でした。試合を見ていてナムスライの勢いや圧力に呑まれた印象があったのですが、山内選手自身はいかがでしたか。

「確かに…呑まれちゃいましたね。しかも相手だけではなく、場の雰囲気もそうだし、これがUFCにつながる試合だと思ったら体が硬くなっちゃいました。あとは対戦相手の動きも予想外なところがあって、過去の試合映像を見る限り、組み主体の選手だと思って寝技の対策を意識して練習していたんですよ。そしたらいきなり打撃で突っ込んできて、そこで意表を突かれちゃいました」

――1R開始直後からナムスライは右をフルスイングしてスピニングバックキックを繰り出して、あれは予想外の入りだったんですね。

「はい。でもそれこそ京一郎くんは何事にも動じないじゃないですか。そういう姿を見て自分も次に生かせるものがあるなと思いました」

――準備していた組み・寝技の対処についてはいかがでしたか。

「今回は初めて外国人選手と試合をすることになって、練習でも外国人選手と組んでいたんですけど、想像していたよりフィジカル的にもやり合えると思いました。もっとフィジカル差が出ると想定していたんで」

――ではタイトに抑え込まれたり、ポジションを返すのが難しい展開を想定していたんですね。

「はい。もっと要所要所で抑え込みの圧力を感じると思っていたんですね。そうならないように色んなエスケープを練習していたこともあって、実際はそうでもなかったし、四つで組んだ時にも『こんなもんなんだ?』と思ったんですよ。そういう面では手応えや自信を感じる試合でもありました」

――だからこそ余計に細かい打撃の部分を修正する必要性を感じましたか。

「あとはやっぱりMMAは打撃だけでは厳しいなと思いました。自分はストライカーに分類されるタイプで、あまりテイクダウンしてグラウンドに持ち込んで…という作戦を立てることがなかったんですね。でももし前回僕がタックルを混ぜて戦っていたら違う展開になっていたと思うし、組みや寝技も練習しているんだから、それを使って戦わないといけないなと思いました」

――山内選手側にテイクダウンという選択肢があれば、もっと色んなことが出来たと思います。

「そうなんですよ。もっと僕が打撃とタックルを混ぜていたら、相手はあんなに前に来なかっただろうし、ちょっと僕の頭も固くなっていましたね。打撃で倒すにしてもMMAは全部使って戦わないとダメなんだなということを改めて学びました」

――RTUは一回戦敗退となってしまいましたが、山内選手がMMAファイターとして目指すべきものが分かった試合でしたか。

「そうですね。気づきがたくさんあったんで、あの負けは無駄になっていないと思います」

これからもUFCにつながる道を歩んでいきたい

――そして今回はLemino Shootoにてブラジルのデウジヴァン・ソウザと対戦することになりました。山内選手としてはRTUの敗戦を受けて外国人選手と戦いたいという希望があったのですか。

「はい。前回外国人選手に負けているので、外国人選手に勝って自信をつけたかったんですよ。それで次は外国人選手と戦いたいと思っていたところで今回のオファーをもらったので、ぜひお願いしますという感じですね」

――ソウザは4勝4敗というレコード以外の情報がない選手ですが、試合映像などは確認できましたか。

「1試合しか試合映像を見つけられなくて、それも2Rからの動画だったんですよ。正直そ参考になる試合じゃなかったです(苦笑)。プロフィールを見る限り、背が低くてがっちりしている感じなので、そういう相手に対してどう試合を組み立てるかをイメージしています」

――相手の情報がない分、自分がやってきたことをどう出すかにフォーカスした試合になりそうですね。

「はい。しっかり5分3R使って、練習でやってきたことを試しながら戦いたいです」

――今後は来年のRTU出場を含め、UFCにつながる試合やキャリアを積んでいきたいですか。

「僕の目標はUFCのチャンピオンなので、UFCにつながる道を歩んでいきたいです。そのためにも今回のように国際戦のチャンスがあったらやっていきたいです」

――Lemino Shootoは今回が旗揚げ戦で、修斗におけるプロ興行の新たなイベントです。そこで国際戦のチャンスをもらったことはモチベーションになっていますか。

「今、日本で国際戦の経験を積むことは簡単じゃないので、そういった機会を作ってもらえることは本当にありがたい話だと思います」

――山内選手にとってリスタートになる一戦、どんな試合を見せたいですか。

「今までの自分のスタイルとは違う感じになっていると思うので、前回の敗戦からの成長を見てもらいたいですね。また自分に期待を持ってもらえるような試合をして勝ちたいです」

■視聴方法(予定)
9月2日(火) Lemino

■Lemino Shooto01対戦カード

<フェザー級/5分3R>
岡田遼(日本)
弥益ドミネーター聡志(日本)

<フライ級/5分3R>
山内渉(日本)
デウジヴァン・ソウザ(ブラジル)

<ストロー級/5分3R>
当真佳直(日本)
内藤頌貴(日本)

<フライ級/5分2R>
岡田嵐士(日本)
古賀優平(日本)

<バンタム級/5分2R>
下間英史(日本)
塚本竜馬(日本)

<2025年度バンタム級新人王決定T一回戦/5分2R>
翔べ!ゆうすけ!(日本)
辻純也(日本)

<49キロ契約/5分2R>
徳本望愛(日本)
安田”kong”詠美(日本)

<ジュニア修斗54キロ契約/4分1R>
長谷川凌生(日本)
窪田登馬(日本)

<ジュニア修斗54キロ契約/4分1R>
河上純登(日本)
中坊一(日本)

The post 【Lemino Shooto01】RTUからの再起。山内渉「あの敗戦は無駄じゃない。今までとは違う自分を見せたい」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 AB Gladiator Lemino Shooto01 Lemino修斗 MAX ブログ 内藤頌貴 当真佳直

【Lemino Shooto01】岡田遼と同期、内藤頌貴「修斗がつながっていく歯車の一つになりたいです」

【写真】なぜ、修斗には内藤のような修斗への本気の想いを持つ選手が目立っているのだろうか。インタビュー終盤の彼の言葉には心が打たれる想いがした(C)MMAPLANET

9月2日(火)、東京都文京区の後楽園ホールでいよいよLemino Shooto01が開催される。NTTドコモが配信される大会、そしてサステイン以外の修斗ライセンスを持つプロモーションによる後楽園ホール大会として、業界の注目を集める同大会で内藤頌貴が当真佳直と対戦する。
text by Manabu Takashima

The Black Belt Japanの同期、岡田遼が引退試合を行う大会で35歳になった内藤は、7歳年下の上位ランカー当真戦に向けて、どのような心境なのか。ストロー級転向と、これからについて内藤に尋ねた。


Lemino修斗という新しい風が修斗に力を加えてくれて、新しい展開を創ることができる

――Black Belt Japanの月曜お昼のプロ練習を拝見させていただいたのですが……いやぁ、若い選手の数が半端ないですね(笑)。

「僕は若手のつもりだったのが、いつの間にか最年長の部類に入っています(笑)。今日だと、僕と岡田(遼)が35歳で最年長ですね。でも、若い子がこれだけいると刺激を貰っています。

いや、年齢じゃないですね。怜を筆頭に強い人間がいっぱいいるので刺激になるし、勉強になることもたくさんあります。これだけの人数もいますしね」

――正直、知らないうちに来なくなった子たちもいるのでは?

「そういうこともあります。名前も覚えきれず『あの彼はどうなったの?』ということは、やはりあります」

――ところで、次戦が9月2日Lemino修斗になりました。NTTドコモがプロ修斗公式戦をバックアップ&配信する。プロデビューから12年が経とうという内藤選手としては、どういう想いになるのでしょうか。

「それは岡田の力でもありますけど、僕も修斗で育ってきたのでLemino修斗という新しい風が修斗に力を加えてくれて、新しい展開を創ることができるというのは凄く良いことだと思います。物凄くプラスになりますよね」

――後楽園ホールでサステイン以外が公式戦を行う。画期的かと。

「画期的ですね。もちろん、サステイン……坂本(一弘)代表が創ってきてくれた修斗ということもあるので。そこに+αで力を加えることができる。松根(良太)さんと岡田が、その力になれるというのは本当に画期的だと思います」

――Black Belt JPAN修斗という側面のあるLemino修斗旗揚げ戦で、自らが戦うことに関しては?

「素直に凄く嬉しいです。依存しているわけでなく、純粋に修斗が好きなので。しかも同期の岡田の引退試合が行われる大会で、僕の挑戦の一つができることが嬉しいです」

――岡田選手とは同い年というだけでなく、入会の時期も同じだったのですか。

「ハイ。僕は17歳の時で、彼は18歳になっていました。その岡田が現役に区切りをつける大会で、僕も戦うことにはやはり想うところはあります」

――勝って、岡田選手につなげようと。

「その気持ちはあっても、そのために自分が頑張るということではないです。やっぱり、格闘技は自分のためにやるものなので。だから、そこはあまり強調せずに――結果的に、そうなれば良いですよね」

――対戦相手の当真選手は、砂辺光久選手率いるクロスラインの所属。いわばBlack Belt JAPAN Okinawaの盟友といえるファイターです。

「そうですね。一緒に練習をしているでしょうし。ストロー級に転向した時点で、当真選手と戦うことは想定していました。僕にも目標があるので、その過程で対戦することになるのはしょうがない。松根さんが教えている子たちと戦うことも、ある。本当はやりたくないですけどね(笑)。

松根さんが、向うサイドにいるということは考えたくもないです。ただ当真選手は、沖縄勢といってもBlack Belt Japanではないので。そういう感情はなく、1人の対戦相手。強い相手という気持ちだけで戦います。ランク的には当真選手が上で、僕が挑む立場ですし。挑戦するっていう立場は、この年になってもワクワクしますね」

――ストロー級に階級を下げて、2連勝。リフレッシュできましたか。

「できましたね。階級変更は良いきっかけの一つというか。負けが込んでいるときは気持ち的に、『こうなったらどうしよう』とか『こうならないように』という風にしか考えられなくなっていて、自分の戦いができていなかったです。

だから階級転向は一つのきっかけとう部分でも、凄く良いタイミングですることができました。今は以前と違って、どの局面でも勝負できるよという気持ちができているので。この年齢の階級転向って、落とすことはまずないじゃないですか」

――ハイ。

「そういうケースの成功例、その一歩となりたいですね。ただ、昔から適正はストロー級じゃないのかということも考えてはいました。無理して体を大きくして、フライ級で戦っていたので。ストロー級だと減量はきつい、フライ級は楽。そんなことを10年も思ってきたんです。ただ勝ったり、負けたりでもフライ級で戦えていたしフィジカル負けを試合でしたことはなかった。

練習では扇久保(博正)さんとかに、凄くしていますけど(笑)。でも、試合で『こいつの体、強ぇえ』って驚いたことはなかったです。なので本当に、階級転向は現状を変えるきっかけの一つですね」

――減量は厳しくなりましたか。

「はい。なりました。でも、他の選手が普通に苦労していることをやるようになっただけで。動きも、体重を落とすと個体として弱くなるというケースもあるようですが、そこはなくて凄く動けています」

勝ったり負けたりを続け、ダサい姿を見せてきた人間がいても良いんじゃないかなって

――ストロー級3戦目、当真選手は前回の試合で山上幹臣選手にスプリット判定負けをしています。山上選手は当真戦の3週間後に田上こゆる選手に挑戦しますが、そこは意識しますか。

「正直、文句をいうわけじゃなくて。僕は山上とやりたかったです。前回、僕は泰斗選手に勝って。彼は当真選手に勝った。順番的に山上がタイトルマッチに進んでもしょうがないんだろうけど、僕は挑戦者決定戦で戦いたいと思っていました。

関わることはないと思っていたけど、ずっと見ていた選手なので。ストロー級に落としたのだから、戦いたいという想いはありました」

――その山上選手の復帰と、内藤選手の階級変更でストロー級が活性化しました。この間、頑張ってきた20代を30代半ばの2人が潰してしまって(笑)。

「アハハハハ。若者たちを、老害たちが追い落としたと(笑)。まぁ、格闘技です。年齢に関係なく。勝った選手が生き残る世界。でも今は9月21日のストロー級タイトルマッチの行方でなく、当真選手との試合に集中しています。勝てば、言いたいこともありますしね」

――今は口にできない目標に向けて、次の試合でどのような自分を見せたいでしょうか。

「Lemino修斗は若い選手を世界に送り出す架け橋という意味合いを持っています。それは僕とはかけ離れている。そこに僕は当てはまらない。でも勝ったり負けたりを続け、ダサい姿を見せてきた人間がいても良いんじゃないかなって。

それでも、『こいつ、強いな』、『格好良いじゃん』という風に思ってもらえる試合をしたいです。それこそキッズで頑張っている子たちが、僕の試合を見て何か感じてくれるなら最高です。それが今後の修斗につながっていくことなので。

それができれば幸せだなって、最近は思うようになりました。そのために修斗のストロー級を押し上げます。そういう存在感がしたい試合がしたいと思います。修斗がつながっていく歯車の一つになりたいです」

■視聴方法(予定)
9月2日(火) Lemino

■Lemino Shooto01対戦カード

<フェザー級/5分3R>
岡田遼(日本)
弥益ドミネーター聡志(日本)

<フライ級/5分3R>
山内渉(日本)
デウジヴァン・ソウザ(ブラジル)

<ストロー級/5分3R>
当真佳直(日本)
内藤頌貴(日本)

<フライ級/5分2R>
岡田嵐士(日本)
古賀優平(日本)

<バンタム級/5分2R>
下間英史(日本)
塚本竜馬(日本)

<2025年度バンタム級新人王決定T一回戦/5分2R>
翔べ!ゆうすけ!(日本)
辻純也(日本)

<49キロ契約/5分2R>
徳本望愛(日本)
安田”kong”詠美(日本)

<ジュニア修斗54キロ契約/4分1R>
長谷川凌生(日本)
窪田登馬(日本)

<ジュニア修斗54キロ契約/4分1R>
河上純登(日本)
中坊一(日本)

The post 【Lemino Shooto01】岡田遼と同期、内藤頌貴「修斗がつながっていく歯車の一つになりたいです」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 AB DREAM Lemino Shooto01 Lemino修斗 MAX MMA MMAPLANET o Road to UFC Shooto UFC デウジヴァン・ソウザ ナムスライ・バットバヤル 修斗 内藤頌貴 山内渉 岡田遼 弥益ドミネーター聡志 当真佳直

【Lemino Shooto01】Road to UFCからの帰還&再起へ。山内渉が未知のブラジリアンと対戦

【写真】強烈な一発で、上海で散った山内。同じような腕力をソウザが持っていると怖い(C)MMAPLANET

9日(土)、9月2日(火)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるLemino修斗01に山内渉が参戦し、ブラジルのデウジヴァン・ソウザと対戦することが発表されている。
Text by Manabu Takashima

岡田遼の引退試合=×弥益ドミネーター聡志戦。ストロー級の当真佳直×内藤頌貴に続き、修斗にとってワールド修斗~サステインという中心プロモーションの系譜以外から、Blackbelt Japanが後楽園ホール大会を主宰する――ある意味、歴史的な大会に山内の出場が決まった。


格闘DREAMERSから、プロ修斗デビュー。フライ級タイトルコンテンダーとなった山内渉は5月にRoad to UFCフライ級Tに出場するも、モンゴルのナムスライ・バットバヤルにKO負けを喫した。

3カ月を経て、再起戦に挑む山内の対戦相手はブラジリアン=デウジヴァン・ソウザだ。ブラジルから中国までネットワークを持つグラノーラ柔術所属のデウジヴァン・ソウザ。キャリアは4勝4敗ながら、全く未知数。グラノーラ柔術、ホドリゴ・グラノーラ門下生であればGFチーム系の柔術がベースのファイターであることが予想される。

もちろん、戦績からみれば再び世界最高峰を目指す山内としては、しっかりとした勝利を望みたい――が、何があるか分からないのが、国際戦の怖いところだ。まるで予想がつかない戦い、そんな国際戦が修斗公式戦に戻ってきたことは修斗全体にとってポジティブといえるだろう。

The post 【Lemino Shooto01】Road to UFCからの帰還&再起へ。山内渉が未知のブラジリアンと対戦 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 AB DEEP DEEP JEWELS Gladiator MAX MMA MMAPLANET o Shooto Shooto2025#07 YouTube   中村未来 今井健斗 修斗 山上幹臣 嶋屋 澪 当真佳直 旭那拳 永井奏多 泰斗 田上こゆる 青野ひかる 高本千代 黒部和沙 齋藤奨司

【Shooto2025#07】昼の部 ストロー級王者・田上が初防衛戦。挑戦者・山上は13年ぶりの王座戦

【写真】9.21昼夜大会、夜の部では齋藤奨司×永井奏多、昼の部では田上こゆる×山上幹臣とそれぞれ世界戦が組まれた(C)MMAPLANET

9月21日(日)東京都港区のニューピアホールにて開催されるプロフェッショナル修斗公式戦の昼夜大会=PROFESSIONAL SHOOTO 2025 Vol.7&Vol.8。昼の部=Vol.7の第一弾対戦カードが発表された。
text by Takumi Nakamura

17:00開始の夜の部では世界バンタム級王座の統一戦=正規王者・齋藤奨司×同級暫定王者・永井奏多が組まれているが、12:30開始の昼の部では世界ストロー級王者の田上こゆると挑戦者・山上幹臣のタイトルマッチが組まれた。


田上は2022年12月から泰斗、タイガー 石井、旭那拳に3連勝。昨年末にストロー級王座決定戦で旭那とリマッチし、フルラウンドに及んだ一戦を制して第11代王座に就いた。

挑戦者の山上は同級第3代王者で、2014年12月のジョ・ナンジン戦を最後に試合から遠ざかっていたが、2024年5月のGladiatorで約10年ぶりに復帰。この一戦では今井健斗に敗れはしたものの、9月の修斗復帰戦では黒部和沙にギロチンチョークで一本勝ちし、今年1月の当真佳直戦では1Rに当真の右でダウンを奪われながらも、その後はテイクダウンとトップキープで挽回し、スプリット判定で連勝を飾った。今回の王座挑戦は山上にとって約13年ぶりのタイトル戦となる。

旭那との王座戦で田上は構えを小刻みにスイッチ&ステップで距離を支配し、打撃のプレッシャーをかけて勝利を収めた。田上としてはスイッチ&ステップ、動き続ける運動量で山上を翻弄して、どう打撃を当てられるか。逆に山上には打撃でもテイクダウンでも田上の機動力を潰す仕掛けが必要となる。5分5Rフルに戦う展開を前提とし、どこで攻めどころを見つけるかが、この一戦ポイントになりそうだ。

またDEEP JEWELSを主戦場に戦っていた青野ひかると今回が約1年6カ月ぶりの復帰となる中村未来の一戦、女子スーパーアトム級インフィニティリーグの2試合=高本千代×片山智絵、村上 彩×嶋屋 澪も組まれている。

The post 【Shooto2025#07】昼の部 ストロー級王者・田上が初防衛戦。挑戦者・山上は13年ぶりの王座戦 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 MMA MMAPLANET o Shooto Shooto2025#01 山上幹臣 当真佳直

【Shooto2025#01】山上が1Rのピンチを乗り越えてTD&トップキープで挽回。判定2-1で当真に競り勝つ

<ストロー級/5分3R>
山上幹臣(日本)
Def.2-1:29-28.29-28.27-30
当真佳直(日本)

サウスポーの山上に対し、当真が左右のフックで前進。ニータップで組みつこうとする。山上はバックステップでかわす。一旦距離を取った山上はインロー、右ジャブをつく。当真が右フックから組みついてテイクダウンすると、山上が体を起こしたところでギロチンへ。これがかなり深く入るが、山上は腰を上げてディフェンスする。当真の腕が外れると、山上は立ち上がる当真をにケージに押し込む。

ここでもギロチンを狙う当真だったがブレイクとなる。再開後、山上がワンツー。当真も右フックを返す。さらに当真が右から左フック、続く右フックを当てて、山上からダウンを奪う。山上もすぐに組みつき、当真がケージを背にした状態でギロチンを狙ってブレイクとなる。再開後、山上がインローとジャブ、当真はシングルレッグのフェイントを入れて左フックを打つ。山上は当真の蹴り足をキャッチしながら左ストレートで前に出て、当真をテイクダウンする。山上が当真をケージに押し込む形で1R終了となった。

2R、山上が蹴りのフェイントからインロー、左ストレートを打ち込む。当真も左フックを打ち返すが、山上が左ストレートを当ててテイクダウンを奪う。ここでも当真がギロチンを狙い、山上がサイドポジションでトップキープする。当真は足を一本戻してギロチンを狙って、クローズドガードまで戻す。山上は細かく鉄槌とヒジを落とすが、当真も下からパンチを返す。このラウンドも山上がトップキープし、終了間際に体を起こしてパンチを落とした。

3R、先に組みつく当真だったが、山上が当真をケージに押し込む。一度は距離が離れるが、すぐに山上が当真をケージに押し込んでシングルレッグへ。当真は組まれたままヒジを連打するが、山上が当真に尻餅をつかせる。当真は左手でギロチンを狙いつつ、ケージに背中を預ける。山上は左腕で当真の上体を寝かせてサイドポジションで抑え込む。

山上はこのままトップキープして細かくボディにパンチを入れる。当真は半身になりつつガードに戻し、ブレイクとなる。再開後、山上が右フックと左のヒザ蹴り、左の前蹴りからダブルレッグに入る。当真はここにギロチンを合わせるが、山上が頭を抜いてパンチを落とす。ここで試合終了となり、山上がスプリット判定で当真に競り勝った。


The post 【Shooto2025#01】山上が1Rのピンチを乗り越えてTD&トップキープで挽回。判定2-1で当真に競り勝つ first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 AB ABEMA Interview J-CAGE Shooto2025#01 ブログ 山上幹臣 当真佳直

【Shooto2025#01】ベルトに向けて山上幹臣と激突、当真佳直「誰が相手でも自分の展開に持ち込める」

【写真】ミッキー・マウスの耳に意味はなし。夢の国にも行ったことはないそうです(C)SHOJIRO KAMEIKE

19日(日)東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2025#01にて、当真佳直が山上幹臣と対戦する。
Text Shojiro Kameike

昨年末に大阪で世界ストロー級王者決定戦では、田上こゆるが旭那拳との再戦を制してベルトを巻いた。ランカー同士による激しい潰し合いが繰り広げられていた修斗ストロー級だが、これで一区切り――ではない。一つの終わりは、新たな戦いの始まりでもある。そんななか新王者である田上への挑戦者決定戦ともいえるのが、今回の当真×山上の一戦だ。元王者を下してベルトに挑みたい当真が沖縄ストロー級、田上×旭那、そして山上戦に向けた自身の現在を語り尽くす。


田上選手に勝っていることはメチャクチャ自信になっています

――次の山上戦はこれまで修斗沖縄大会とTORAOで試合をしてきた当真選手にとっては、初めて東京での試合になるのですね。

「それが……実は一度だけ東京で試合をしたことがあるんですよ。アウトサイダーに出たことがあります」

――アウトサイダーに出場経験があるのですか。それは知りませんでした。

「アウトサイダー第41戦(2016年7月31日)に出ました。まだクロスラインに入る前、格闘技サークルみたいなところで練習していました頃ですね。当時まだ19歳か20歳ぐらいで、今RIZINに出ている伊藤裕樹選手が優勝した50-55トーナメントの1回戦で負けています。今回の試合が決まって、皆から『東京で初めての試合だね』と言われるので、『一度アウトサイダーに出たことがある』と言ったら驚かれました。確かに、今まで言ったことはなかったので」

――こちらも少し驚きました。というのも当真選手は修斗沖縄大会の第1回から第10回大会まで皆勤賞で、出ていないのは昨年11月の第11回大会のみ。とにかく沖縄で戦っているというイメージが強かったです。

「あぁ、なるほど。修斗沖縄大会が始まった頃は、沖縄にプロ選手も少なかったですからね。僕以外は皆勤賞の選手はいないので、その点は誇りです」

――連続出場記録は第10回までで途絶えました。当真選手としては、第11回大会も出場したかったのでしょうか。

「そう思ってはいましたけど、たぶん年末の大阪大会か年始の後楽園ホール大会のオファーが来ると予想していたんですよ。特に大阪ではストロー級の新王者が決まりますし、『その前座で自分も試合をすることもあるかな』って。結局、大阪大会は試合がなかったけど、すぐ後楽園大会のオファーが来ました」

――2024年11月度の修斗世界ランキングで、当真選手はストロー級3位でした。1位の田上こゆる選手と2位の旭那拳選手で王者決定戦を行うのであれば、当然のことながら勝者に挑戦するという先も見越していたのですね。

「はい、そうです。もっと言えば、自分が大阪で田上選手と王者決定戦をやることも考えていました。その前に健輔さん(桑原健輔=旭那拳の本名)は田上選手に負けていたので。でも規約で『王者決定戦はランキング1位と2位の選手が行う』と知ってから、自分は大阪か年始の後楽園で誰かランカーと試合とするのかなって思いました」

――一方、11月の沖縄大会で当時ランキング4位の畠山隆弥選手が5位のマッチョ・ザ・バタフライ選手をKOし、王者決定戦の前にストロー級3位に。当真選手は4位となりました(※取材後に修斗のランキングが更新され、王者=田上、1位=畠山、2位=当真となった)。いずれにしても上位は沖縄勢ばかりで、やりにくくはないですか。

「いやぁ、やりにくいです(苦笑)。さらに同じ大会で知名昴海が新人王決勝に出るじゃないですか。昴海も強いし、新人王と獲ったら次はランカーと組まれるでしょうね」

――当真選手にとっては皆、練習仲間です。それこそ修斗沖縄大会が始まった頃は全員が力を合わせて上を目指していた。しかし現在は、ストロー級トップを沖縄勢が争っている。以前と比べて意識が変わってきた面はありますか。

「え、う~ん……あれですね。今回、田上選手がベルトを巻いたじゃないですか。あの時、『旭那拳がベルトを巻いたら、もうやるしかない』と思っていました。だから隆弥や昴海との試合は、視野には入っていないです。自分がチャンピオンになったら――という感じですね」

――これは正直、田上選手が勝った時に『旭那拳と試合しなくていい』と、ホッとした部分なかったですか。

「……はい。もちろん練習仲間だから勝ってほしい。だけど練習仲間だから……その気持ちは少しありました」

――なるほど。では田上×旭那戦の感想を教えてください。

「確かに田上選手はスピードがあるけど、旭那拳が寝かせることができれば勝つ。ただ寝かせるまでが難しい――そう考えていました。結果、そういう試合になりましたね。旭那拳にとっては4Rには良いシーンもありましたけど、あの展開をもっと早く出していければ良かったのにな、と思います」

2022年4月の沖縄大会で当真は現王者の田上を判定で下している(C)SHOJIRO KAMEIKE

――前戦から期間も短いリマッチであったことが、影響しているとは思います。田上選手は前戦で旭那選手をKOしていて、どういう相手かも分かっていました。

「そうかもしれないですね。その点では、自分が田上選手に勝っていることはメチャクチャ自信になっています」

THE BLACKBELT JAPANに仮想・山上選手がいるんです

――そうして沖縄勢による田上こゆる包囲網が敷かれるなか、ここに山上選手が復帰してくることは予想していなかったです。

「山上選手が復帰してくるとは考えてもみなかったけど、黒部和沙選手に勝った時『どこかで自分と山上選手が組まれるだろうな』とは思っていました」

――この山上戦で勝てば、次はタイトル挑戦になると思いますか。

「それは自分の中で確定だと考えていますね。さっき言ったとおり、規定がなければ田上選手とベルトを争っていたのは自分だと思っています。さすがに6連勝しているので、次は間違いないでしょう。ランカー同士の試合で勝てば、次は僕が1位になるでしょうし」

――ベルト挑戦に向けて、次は本当に重要な一戦となります。対戦する山上選手の印象を聞かせてください。

「山上選手は身長が高くて、リーチが長い。テイクダウンを狙ったらギロチンを合わせてくる。サウスポーだし、人によっては嫌な相手でしょうね。自分は全く気にならないですけど。今の僕は、誰が相手でも自分の得意な展開に持ち込めると思っています。

根井戦の前あたりから、いろんなことができるようになってきました。もともとは寝技中心でしたけど、打撃でもやれるし、寝技でもやれる。相手が来たところに合わせることもできて、テイクダウンされても下から攻めることもできます。試合中に危ない展開になっても、リセットして立て直すことができるようになりました」

――まさにウェルラウンダーですね。

「寝技中心のままだと組みたい気持ちが強すぎて、組めないと後手に回るようになります。じゃあ組めない時にどうするのか。寝技だけでなく全局面で、何か一つできない時に他の手段を実行できるようになってきました」

――根井戦については試合前、もっと競った内容になると思っていました。根井選手には、それだけの勢いがありましたから。しかし実際の試合では、当真選手が根井選手の勢いを大きく上回る安定感を見せたと思います。真正面から相手の嫌なところを突き続けて。

根井戦は上下の散らしから、ダメ押しのテイクダウンまで安定した試合運びを見せていた(C)SHOJIRO KAMEIKE

「ありがとうございます。今は根井戦の時より、もっともっとパワーアップしているんですよ。そのおかげで怖いものはない、というか――相手が打ち合いたいなら打ち合います。相手がやってくることに対して、自分が逃げることはないですね」

――山上選手の長いリーチとコンパスをかいくぐり、組みに行くこともできると。

「はい。今は出稽古先のTHE BLACKBELT JAPANに仮想・山上選手がいるんですよ。金城友大っていいます。まだアマチュアなんですけど、山上選手と同じ体型で、体重はもっと重い。打撃のスピードは山上選手より速いと思います。腰も重いですし、山上戦に向けて良い練習ができていますよ」

――沖縄には、まだまだ新しい選手が控えているのですね。

「そうなんです。あと平良達郎がいるおかげで県内だけじゃなく、いろんな選手が沖縄へ練習に来てくれているじゃないですか。福田龍彌選手もそうですし。同じ練習相手だとお互いの手の内も分かってくるなかで、そうやって違うタイプの選手と練習できるのが大事だと思っています。

僕も横浜グランドスラムで練習させてもらったり、沖縄県内でも北谷のカルペディエム沖縄に行ったりしていて。他の道場で練習させてもらうのは、内容はもちろん緊張感が実際の試合にも通じるものがありますよね。試合のような空気感を味わえるというか。

根井戦の時は沖縄大会のメインだし、ちょっとプレッシャーがありました。でも今回は東京――アウェイで如何に自分のパフォーマンスを発揮できるか。それが楽しみです」

■Shooto2025#01 視聴方法(予定)
12月19日(日)
午後6時00分~ ABEMA格闘チャンネル

■Shooto2025#01 対戦カード

<修斗世界フライ級暫定王座決定戦/5分5R>
関口祐冬(日本)
安芸柊斗(日本)

<修斗環太平洋ライト級選手権試合/5分3R>
[王者] エフェヴィガ 雄志(日本)
[挑戦者] 西尾真輔(日本)

<ストロー級/5分3R>
当真佳直(日本)
山上幹臣(日本)

<ストロー級/5分3R>
泰斗(日本)
内藤頌貴(日本)

<バンタム級/5分3R>
人見礼王(日本)
清水俊一(日本)

<インフィニティリーグ2024フライ級/5分2R>
大竹陽(日本)
亮我(日本)

<2024年度新人王Tライト級決勝/5分2R>
シヴァエフ(日本)
手島響(日本)

<2024年度新人王Tストロー級決勝/5分2R>
田口恵大(日本)
知名昴海(日本)

<2024年度新人王Tフェザー級決勝/5分2R>
ヒカル(日本)
歩生(日本)

<2024年度新人王Tフェザー級決勝/5分2R>
シモン・スズキ(日本)
山本壮馬(日本)

<2024年度新人王Tバンタム級決勝/5分2R>
宮口龍鳳(日本)
恵真(日本)

<ウェルター級/5分2R>
西條英成(日本)
ムクロック(日本)

<バンタム級/5分2R>
御前昂史(日本)
菊西拓馬(日本)

The post 【Shooto2025#01】ベルトに向けて山上幹臣と激突、当真佳直「誰が相手でも自分の展開に持ち込める」 first appeared on MMAPLANET.