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【HEAT52xAngel’s FC27】誰も知らない──三上ヘンリー大智「誰も見ていないところで、強い人と戦いたい」

【写真】どう考えても良い男だろう──その言動も含め(C)MMAPLANET

19日(土)、東京都港区のニューピアホールで開催されるHEAT52xAngel’s FC27で三上ヘンリー大智が10カ月振りの実戦でチョン·ホチョルと対戦する。
Text by Manabu Takashima

剣道からキックボクシング、そしてMMAに転じて2年。甘いマスクの期待の新鋭は、実は取材嫌い。そして個性的という話が常々聞かれた。そのヘンリーをついにインタビューする機会が、試合を明日に控えた計量直後に巡ってきた。

良い意味で自分を持ち、一旦取材を受けると決めると、一つ一つの質問にしっかりと答えてくれたヘンリー。本人の意志に関わらず、これは露出すると人気が出るわ──と書き記したくなる三上ヘンリー大智を知る第一歩。一つ一つの返答を堪能してほしい。


──本来は取材を受けたくないということだったヘンリー選手ですが、岡見選手経由で断ることができない状況を創ってしまい──しかも、計量直後にインタビューと申し訳ありません。

「いえ、宜しくお願いします(笑)」

──実際のところ雑誌でのインタビューも固辞されたことありますし、何かメディアに対して思うところがあるのでしょうか。

「そういうことではないんです。MMAPLANETは読ませていただいています。ただ、あまり目立ちたくなくて(苦笑)」

──いやいや銀幕デビューまで果たして(笑)。

「そこを経験して、さらにというところはあります。誰も見ていないところで、強い人と戦いたいというのがあって……」

──それはプロフェッショナルファイターである限り、我儘ではないかと。誰も見ていないところに、強い選手はいないでしょうし(笑)。

「そうですね(笑)。ただ、そんなに結果を残しているわけでないですし、UFCとかに行って世間的に認められるような選手だとありなんですけど、そこにも達してないのにという気持ちはあります。今は格闘家もメディアを使ってお金を稼ぐ時代なのかもしれないですが、私個人としてはお金を稼ぐなら他の仕事をするので」

──ファンに自身の声を届けたいという気持ちは?

「特にないんですよね。アハハハハ。ファン……ファンの人は、ファンの人の意志で見て頂いているわけで。私としてはファンの人よりも、周りの人のためにという意識が強いです。ファンの人にこういうキャラを演じようとか、ファンのためにこういう試合をしようというより健康無事で家に帰って、皆に元気なところを見せられれば。その上で格闘家として良い結果を残して、喜んでもらえたらと思っています」

──いや、相当に興味深い性格の持ち主なようで。本来は剣道から立ち技、そしてMMAと歩んできた三上選手には、尋ねたいことがたくさんあるのですが、明日が試合ということですし、今日はMMAに集約して話を伺わせてください。10カ月振りの試合ですが、ここまで試合がなかったのはどういう理由だったのでしょうか。

「色々とやるかも、やるかもというのが続いて。それが実現しないということが、3度ほどありました。それもあって……実は個人的に海外で練習をしようと思っています。まずは2カ月ほど行ってみて、向うの気候とか食事、生活リズムに馴染むようでしたら、本格的に練習し、試合も向うのプロモーションで戦うということも考えています。そういう風に考える根底には、日本であまり人に見られたくないというのがあります(笑)」

──本当に今日は貴重な機会を頂き、ありがとうございます(笑)。

「それは岡見さんが橋渡しをして下さったので。私がMMAの手解きを受けたのが岡見さんで、ずっと岡見さんには恩を感じています。皆の前に出たくないと言っても、それでも取材を受けるチャンスを頂けるようになったのも、全て岡見さんのお陰なので」

──オーディションでは、思い切り殴っていましたけど(笑)。

「アハハハ。逆に遠慮をすると失礼なので」

──ともあれ10カ月間、MMAファイターとしてどの部分が成長できたと思っていますか。

「練習の8割が組みの練習だったので、そこですかね。自分から積極的に組むことはGENだとできないのですが、そのなかでもバカみたいにテイクを狙うと成功する数も増えてきました。あれだけ組みが強い選手とやってきてそういう風になっているので、自分と同じレベルの人と戦うとどうなるんだろうと、試してみたくはなっています」

──防御面というのは?

「防御面は、最初から防御ばかりなので。そのなかで何とか穴を見つけて自分が仕掛けるような練習ばかりをしてきました。だから防御は勝手にできて、攻めをどうしようかと私の中で考えられるようになりました。何か一筋の光が見えてきたのかなという感じです」

──岩﨑大河選手との試合、拳に圧力があってもなかなか出なかった。あの印象を続く2戦で相当に払拭できました。今回の試合では、さらに上達しているということですね。

「岩﨑選手は純粋に凄く上手かったです。前蹴りを凄く見せてきて。ファーストコンタクトで私がジャブを入れて。いけると思ってワンツーを出したら、かわされて組みつかれてテイクダウンを取られました。そこから組まれたらヤバいという意識が出て、岩﨑選手が前蹴りを出す素振りを見せる。それが前蹴りか、落として組んでくるのか分からなくて。

蹴りだと、ジャブを打った時にさされる可能性があり、だからといってストレートを打つと組まれるかもしれない。そういう風に考え過ぎるようになって、遠い距離からのジャブしか出なくなってしまったんです。組みの対処が足りなかった。自分のなかではやっていたつもりでも。岡見さんからは『組まれて、倒されても立てば良い』と言われていて、実際に立てる場面もあったし、ケージの攻防もしっかりとはできたとは思っています。ただし、倒しに行くぞとなるには、そこを考えて足かせになってしまったのは確かです」

──やはりMMAは攻めも守りも、選択肢が多いです。

「それと減量がほぼ初めてで。結構落として、色々な要因があったかと思いますが、全てを含めて実力が不足していました」

──その後のEXFIGHTの2試合で改善し、手応えを感じたところというのは?

「それこそ減量に関して、リカバリーの意識を持つようになりました。組んだ時に技術的なアドバンテージは相手にあることが多いので、ある程度はフィジカルで補っていかないといけない。割と水抜きを頑張って戻すようにすると、相手の方が小さいから組まれても何とかなるだろうという気持ち的な余裕ができて、それからはガツガツと行けたかと思います。特に2試合目は私の方から組んで倒して、パウンドで勝つことができたし」

──では明日のチョン·ホチョル戦では、さらに進化バージョンの三上選手が見られるでしょうか。

「そうですね、映像を視ると癖のある選手です。その癖を利用して戦おうと思います。組みに関しては私の方が上です」

──三上選手が目立ちたくなくても、期待値は上がっています。期待しているファンにどのような姿を見せたいですか。

「大変失礼な言い方をすると、『勝手に期待するなよ』というところはあります」

──アハハハハハ。

「あるんですけど、期待していただくのも何かの縁ですから、そういう方には自分の試合を視て元気になる試合をしたいかなというのはあります。1試合を見て「強いな」、「弱いな」でお終いじゃなくて、そこから勝ち負けのストーリーみたいなモノを楽しんでいただければ。剣道の時とか、負けると再起という風に見られることがあって。でも自分としては、死に物狂いでやってきた結果なので。

皆さんの記憶に焼き付いていると思いますが、アマチュアの試合でアンディ・コング選手にKOされていますし、自己評価は結構低いので。でも、そのなかで何かを感じていただけたらなと。自分に対して期待はしていないけど、光は見ているからそこに手を届かせたい。その一心で頑張っているので、そういう部分を伝えていければと思っています」

──格闘技も興行になると、ショービジネスです。そのなかで、今日話してくれたような考えを持つようになったのでしょうか。

「これ、皆同じだと思うんです。実力と知名度が見合っていないと、絶対に心の中に違和感が生じる。それに気づかないのは、自分が見えていない証拠で。ある一定の部分まで自分のことを考えることができるようになると、やっぱり息苦しいと思うようになるかと(苦笑)。そこの部分にハマったかというのはあります」

──では結果を残すほど、露出が増えても平気では?

「う~ん……。それは分からないです(笑)」

──UFCで戦って、「皆、見ないで」とは言えないですよね(笑)。

「UFCの選手でもミドル級の8位は誰だと日本でUFCをみている方に言っても、分かる人は余りいないと思います。そんなぐらいかなって(笑)。そういうところから、タイトルマッチまで上り詰めていきたいと思っています」

──押忍。では最後に──剣道を日本代表合宿に呼ばれるほどやり込んできて、何かMMAに生きることはありますか。

「あのう……むしろ私の中では、剣道をやっている感覚が強いです。そうですね……」

──いえ、今日はそこまで結構です!! そこから先はまたインタビューの機会を下さい。しっかりと尋ねてみたいです。

「ハイ(笑)」

■視聴方法(予定)
8月20日
午後3時分~ TIGET LIVE

■ HEAT52xAngel’s FC27対戦カード

<キック・ミドル級/3分5R>
アビラル・ヒマラヤン・チーター:69.9キロ
ヤン・チャンウォン:69.4キロ

<HEATフェザー級王座決定戦/5分5R>
倉本拓也:65.7キロ
ユ・ジュサン:65.8キロ

<バンタム級/5分3R>
堀友彦:61.5キロ
ソン・ヒョンジョン:61.4キロ

<ミドル級/5分3R>
三上ヘンリー大智:84.0キロ
チョン·ホチョル:83.8キロ

<キック・ライト級/3分3R>
優翔:59.9キロ
パク·ジョンジュン:60.3キロ

<ウェルター級/5分3R>
大道翔貴:77.5キロ
チャン・ユンソン:77.4キロ

<ライト級/5分3R>
平山学:70.2キロ
ソン・ミン:70.5キロ

<フライ級/5分3R>
AXEL RYOTA:56.5キロ
チョ·ジュンゴン:56.8キロ

<ムエタイ64キロ/3分3R>
ペットサムイ・シムラ:64.0キロ
シン·ドンヒョン:64.2キロ

<キック57.5キロ契約/3分3R>
一仁:57.4キロ
ウォームONE LINK:57.3キロ

<フェザー級/5分3R>
今井舜也:66.0キロ
菊川功武:65.7キロ

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DEEP LFA MMA MMAPLANET Shooto2023#06 ブログ 堀内佑馬 岩﨑大河 石井逸人

【Shooto2023#06】一夜限りのクロスロード。堀内佑馬の対戦相手は石井逸人に。空道世界王者=岩﨑も出場

【写真】さぁ、減量が始まった堀内佑馬(C)MMAPLANET

9日(水)、サステインより9月24日(日)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2023#06の対戦カードが発表された。
Text by Takumi Nakamura

7月の後楽園大会で修斗参戦を表明した堀内佑馬の対戦相手が、第11代環太平洋バンタム級王者の石井逸人に決まった。この一戦はフライ級で行われる。


堀内は高校在学時にDEEPでプロデビューし、2016年を最後に5戦のキャリアを経て米国のチーム・オーヤマに在籍。北米最大のフィーダーショー=LFA初の日本人選手として、UFC参戦を目指して戦うという、前例のないキャリアを積んできたファイターだ。

そんな“シン日本人”堀内は2022年6月にシンガポールで行われたRoad to UFCフライ級トーナメント準々決勝でトップノイ・キウラに惜敗。今年1月のLFAフライ級王座決定戦、フィリッピ・ブニスとの一戦では計量失敗&初回TKO負けという厳しい結果に終わり、現時点ではUFCへの切符を手にすることができなかった。

しかしLFAで喫したフィリッピ戦以外の敗北はいずれもスプリット判定によるもので、フアン・プエルタ戦やドノヴァン・フリロー戦では劣勢を挽回しての一本勝ちを収めるなど、タフな試合を幾つも経験してきた。その米国で培ってきた経験&キャリア、そして将来目標は今も絶対で、修斗ファンの前で挨拶を行った直後に「修斗参戦は米国のビザ取得に向けて、Sustainの坂本(一弘代表)さんがサポートしてくれたので、恩返しです」と話していた。

さらに7月30日の超RIZIN02にブラックハウスのマネージメント配下にあるフレイレ兄弟の試合のために来日を果たしたLFAのエド・ソアレス代表は「ユーマのことは今でも大好きだ。いつでも米国に戻り、LFAで戦ってほしい」とラブコールを送っていた。

対する石井は修斗を主戦場に戦い、インフィニティリーグ2020バンタム級優勝を経て、2021年9月に安藤達也の持つ修斗環太平洋王座に挑むも一本負け。翌2022年5月に小野島恒太に勝利して、2度目の挑戦で同王座を手にした。しかし11月の初防衛戦で藤井伸樹に敗れて王座陥落となると、今年4月のパンクラスでは井村塁に敗れて連敗を喫している。今回は約6年ぶりにフライ級まで階級を落とし、こちらも再出発の一戦となった。

パンクラス参戦で喉に引っかかった骨を取り去ることはできなかったが、石井は改めて修斗で王座を狙うという目標を掲げることになった。

ともに激闘派・劇的なフィニッシュも多い両者だが、仕切り直しと再浮上をかけた一戦だけのクロスロードの一合一会マッチ――は、スリリングな試合内容よりも危なげない試合運びでの勝ち星が欲しいところだ。

また本日のりりすーでは、岩﨑大河とキム・ウンスによるミドル級戦も発表された。昨年12月に巌流島におけるラファエル・ロバトJr戦に敗れ、プロ初黒星を喫した岩﨑はこの5月に北斗旗第6回世界空道選手権大会の重量級王座を13年振りに日本に持ち帰り、その勢いを駆って2023年のMMA初戦にして再起戦に挑む。

ウンスは7勝のうち6つがKO勝ち、好戦的ではあるものの被弾も多いファイターだけに、岩﨑としてはビッグヒットへの警戒を緩めず勝利したい一戦だ。

またインフィニティリーグ2023では女子ストロー級で宝珠山桃花×藤野恵実と杉本恵×エンゼル☆志穂、フェザー級では上原平×磯部鉄心の3カードも決まった。注目は女子ストロー級の宝珠山と藤野の一戦だ。勝ち点的にも首位攻防戦(宝珠山=勝ち点6・1位、藤野=勝ち点4・2位)になると同時に、出場選手のなかで圧倒的な戦績&キャリアを誇る藤野を宝珠山が止められるかどうかが、リーグ戦の行方を大きく左右するだろう。

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BELLATOR MMA o ラファエル・ロバトJr 岩﨑大河 巌流島

【巌流島】ラファエル・ロバトJrの対戦相手がMMA無敗の空道王者・岩﨑大河に決定

23: 実況厳禁@名無しの格闘家 2022/12/04(日) 18:34:46.70 ID:Us/F+VjW0
大道塾最強を示す時が来たな


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MMA MMAPLANET o Shooto Shooto2022#05 イム・ドンジュ ボクシング 岩﨑大河

【Shooto2022#05】岩﨑大河が右ヒジでイム・ドンジュの顔面を切り裂き、ランカー戦or王座戦をアピール

【写真】左ハイで相手を止められずも、右ヒジで勝負を決めた。(C)MMAPLANET

<ミドル級/5分2R>
岩﨑大河(日本)
Def.1R終了時 by TKO
イム・ドンジュ(韓国)

ムエタイ式にガードを固める岩﨑に対し、距離を詰めるイム・ドンジュ。岩﨑にケージを背負わせて、右足へシングルレッグで組みついた。ケージに押し込みながらイム・ドンジュが左腕を差し上げると、岩﨑は右のオーバーフックから左前腕で相手を引きはがし、ケージ際から離れた。しかし再び組みついたイム・ドンジュは、ボディロックで押し込みテイクダウンを狙う。

今度は両手で首相撲の体勢に持ち込んだ岩﨑に対し、イム・ドンジュはダブルレッグへ。再びボディロックに戻すと岩﨑が体勢を入れ替えて、イム・ドンジュをケージに押し込みながらボディへ左ヒザを打ち込む。ここでレフェリーがブレイクをかけた。

ケージ中央で再開後、イム・ドンジュの右ストレートをバックステップでかわした岩﨑が左ハイを当てる。しかしイム・ドンジュがプレッシャーをかけると岩﨑は下がってしまう。組みついたイム・ドンジュ、岩﨑はここでも体制を入れ替えて相手をケージに押し込み、足払いを仕掛けるもテイクダウンは奪えなかった。さらにダブルレッグを切られた岩﨑は、スタンドでアウトボクシングへ。距離が近くなると首相撲から右ヒジをヒットした。

この一発でイム・ドンジュの左額から大流血。岩﨑は前に出て来る相手を捌きながら、左右のヒジを見せて初回を終えた。

最終回の開始直後、ドクターチェックが入り、ここで試合はストップに。
勝利した岩崎は「次はランカーとの試合かタイトルマッチをお願いします」とアピールした。


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o Shooto パク・ソヨン 修斗 岩﨑大河 黒部三奈 齋藤奨司

【修斗】速報中!PROFESSIONAL SHOOTO 2022 Vol.5

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世間は3連休。皆さんいかがお過ごしでしょうか。私は偏頭痛でダラダラしていましたが今日はプロフェッショナル修斗公式戦。後楽園ホールでPROFESSIONAL SHOOTO 2022 Vol.5が開催されます。メインに抜擢されたのは黒部三奈(マスタージャパン東京)。
パク・ソヨン(GUNSAN ROAD GYM)との国際戦に挑みます。アンダーカードにも岩﨑大河(大道塾/パラエストラ東京)、齋藤奨司(FIGHT FARM)など注目の選手が多数参戦。今宵も後楽園ホールから電波と充電の続く限り速報します。乱費半分にはご容赦くださいませ。
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ABEMA MMA MMAPLANET o ONE RIZIN Shooto Shooto2022#05   ソルト パク・ソヨン パンクラス 今成正和 修斗 倉本一真 児山佳宏 内藤頌貴 大竹陽 山内渉 岩﨑大河 平川智也 根津優太 渡部修斗 風間敏臣 高岡宏気 黒部三奈 齋藤奨司

【Shooto2022#05】計量終了 復活の根津✖平川より後で組まれた、内藤弟✖キャリア1年の山内渉!!

【写真】修斗が時折り組む、キャリア差マッチ。壮絶な結果になることもあるが、果たして……(C)THEONE

明日16日(日)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2022#05の計量が、本日15日(土)に港区の10KOLで行われた。

メインの女子スーパーアトム級で戦う黒部三奈✖パク・ソヨンを始め──第1試合のキッズ修斗以外に出場する9試合、18人の選手は全て計量をクリアした。


今回、修斗公式戦では2019年11月の倉本一真戦以来2年8カ月振り、MMA自体も2020年9月のRoad to ONE=今成正和戦から、1年10カ月間ブランクが空いた元環太平洋バンタム級チャンピオンの根津優太が平川智也と対戦するが、この両者の再戦をセミ前に追いやり、フライ級で内藤頌貴✖山内渉が組まれている。

根津にブランクがあるため、世界10位の平川とランク外の対決よりも、内藤が5位で山内が9位ということでランク的にはそうあるべき試合順かもしれないが、山内は昨年の7月大会でプロデビューをしたばかり今回が4試合目となる。

格闘DREAMERSで注目され、盟友・齋藤奨司とともに番組終了後はEXFIGHTでなくFIGHT FARM所属に戻り、プロキャリアを歩み始めた。今大会にも出場する齋藤が4月にPOUNDSTORMでパンクラス1位の風間敏臣をヒザ蹴りで破る金星を挙げており、山内のキャリア差を越えたアップセットを目指す。

とはいえ、齋藤が勝利した風間はパンクラス・トップファイタアーだがキャリア2年の新鋭だ。対して内藤は2013年から修斗のリング&ケージに上がってきただけに、この試合で遅れをとることは断じて許されないと思っているはず。特に昨年10月にRIZIN LANDMARKで1階級上のバンタム級とはいえ、渡部修斗にダースチョークで敗れており、プロ1年生の山内との対戦を受けた時点で──内藤の相当な覚悟が伝わってくる試合といえる。

さらには、その齋藤に対して──FORCEだけでなくNEXUSでもキャリアを積んできた高岡も一階級上の試合へのスクランブル発進で、4月の齋藤の立場になるよう一発を狙っているはず。

このバンタム級の一戦も高岡の意地が何かを起こす可能性も十分にある。

■視聴方法(予定)
7月16日(日)
午後6時00分~ABEMA格闘CH
             
■Shooto2022#05計量結果
※赤字の選手はクリックするとインビューに

<女子スーパーアトム級/5分3R>
黒部三奈:49.9キロ
パク・ソヨン:49.7キロ

<フライ級/5分3R>
内藤頌貴:56.7キロ
山内渉:56.6キロ

<バンタム級/5分3R>
平川智也:61.2キロ
根津優太:61.1キロ

<ミドル級/5分2R>
岩﨑大河:83.8キロ
イム・ドンジュ:83.3キロ

<バンタム級/5分2R>
齋藤奨司:61.0キロ
高岡宏気:60.8キロ

<フェザー級/5分2R>
児山佳宏:65.8キロ
木下タケアキ:65.8キロ

<49キロ契約/5分2R>
永尾音波:49.0キロ
北野きゅう:48.9キロ

<2022年度新人王決定T1回戦 女子ストロー級/5分2R>
柳仙香:52.0キロ
ソルト:52.0キロ

<フライ級/5分2R>
大竹陽:56.6キロ
佐々木駿友:56.5キロ

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Bu et Sports de combat MMA MMAPLANET o キック パッチー・ミックス パンクラス ボクシング 三上ヘンリー大智 剛毅會 岩崎大河 岩﨑大河 岩﨑達也 松嶋こよみ 武術空手 海外

【Bu et Sports de combat】武術的な観点で見るMMA。岩﨑大河✖三上ヘンリー大智「逸材」

【写真】この2人が、これからどのように成長していくのか (C)MMAPLANET

MMAと武術は同列ではない。ただし、武術の4大要素である『観えている』状態、『先を取れている』状態、『間を制している』状態、『入れた状態』はMMAで往々にして見られる。

武術の原理原則、再現性がそれを可能にするが、武術の修練を積む選手が試合に出て武術を意識して勝てるものではないというのが、武術空手・剛毅會の岩﨑達也宗師の考えだ。距離とタイミングを一対とする武術。対してMMAは距離とタイミングを別モノとして捉えるスポーツだ。ここでは質量といった武術の観点でMMAマッチを岩﨑師範とともに見てみたい。

武術的観点に立って見た岩﨑大河✖三上ヘンリー大智とは?!


──日本人ミドル級、ストライカー対決となった一戦。私ですら、色々なことが見えた試合でした。岩﨑さんは岩崎大河選手の練習をパンクラスイズム横浜で見られたことがあるそうですね。

「ハイ、松嶋こよみ師範代のスパーの相手をしてもらうことがあります。岩﨑選手は日本のMMAのあの階級において至宝だと思います。潜在能力はとんでもないモノがあります。ただ私のなかでは大道塾は格闘空手のイメージをいつまでも持ち続けているのですが、今は空道です。格闘空手が空道になったことで、今の岩﨑選手のアイデンティティがあります。その先にMMAがあるのかと。

彼は異種格闘技だとは思っていないですよね。格闘空手なら打撃で勝とうという意識があるかと思いますが、岩﨑選手はMMAで勝つイメージを持っているかと感じます」

──MMAを戦うので、それは悪くないことではないでしょうか。

「ハイ、良し悪しではないです。きっと空道の時から、総合力で勝負してきたんだと思います。東孝塾長が空道と名付けたことで、空手ではなく総合武道として大道塾で経験を積んできたのだと。私は実は大道塾、格闘空手のファンだったので……そんな風に見てしまうのだと思います」

──どうしても、我々も岩﨑選手のことを打撃系と見てしまうのですが、思想としてそうではない。それは試合や彼の打撃から伺うことはできますか。

「仮にですね、松嶋と岩﨑選手が打撃勝負の限定スパーリングをしたとしましょう。岩﨑選手が、総合力で戦わず打撃のポテンシャルを発揮した時、松嶋は近づくことができないです」

──とはいえ、今回の試合では三上選手のジャブを相当に被弾していました。

「私は三上選手のことは存じ上げていなかったのですが、MMAデビュー戦であの動き……良い選手です。キックボクサーだということを実況で聞いたのですが……」

──アマで16勝0敗14KO、プロでもシュートボクシングやRISEで4戦4勝です。

「そうなのですか……でも、あのジャブを見ていると、キックボクサーには見えないんですよ。キックやシュートボクシングの打撃には見えないです」

──確かキックの前に、大学生の途中まで剣道をやっていたと思います(※3段。全日本学生3位)。

「あぁ、その影響があるのかもしれないです。距離の取り方がMMAでした。キックやボクシング、フルコン空手をしていた選手は前回の堀口選手とパッチー・ミックスの試合で話したように後ろを使う感覚がないんです。ただし、フルコン空手は試合会場が広くて、時折り後ろが使える外国人選手が出てきて、大変な目に日本人選手があうこともありました。

三上選手は後ろが使えていて、そこから飛び込んでくる。なので岩﨑選手も、そういう選手と戦った経験がなく被弾してしまったんだと思います。岩﨑選手の構えは前方から来るものを抑える受けなんです。近い距離から来るものを抑えることができます。ただ1メートルとかの距離だと入ってしまう。岩﨑選手も三上選手がキックボクサーだから、近い距離を想定していたのかもしれないですね。

アイポークで終わってしまったのですが、もっと見たかったです。その少し前の攻防で、岩﨑選手が踏み込みながら右を当てました。あれこそ、格闘空手──令和のヒットマンです。あれが彼の一番の強さだと、スパーリングの時から感じていた部分です。あのパンチの威力は三上選手も面食らったと思います」

──動きが一気にあたふたしました。

「ただし、岩﨑選手がやろうとしているMMAは、あそこを重視していないのかもしれないです。そこが彼の潜在能力の高さだと思いますが……。空道の世界大会でロシア勢とやりあう。それが強くなることという志も良いですし、大道塾への想いも美しい。とはいえMMAを戦う際に面有りと素面の違いを外国人と戦ったときに、彼はどういう風に捉えるのか。

ミドルを蹴り、近づいてきた相手を組んで倒す。そこから寝技というのが、彼の総合武道でありMMAなんだと思います。でも三上選手を慌てさせた右のパンチ、あれだけの打撃を打てる選手は日本にはほとんどいないです。面でも効くパンチ、素面ならそれこそとんでもない威力です。と同時に──それと同等、いや同等以上のパンチを打って来る相手を想定すること。それが岩﨑選手もそうだし、三上選手も目指す世界のMMAの戦いですからね」

──三上選手はデビュー戦でしたが、そこまで期待できますか。

「三上選手は前手がどちらでも、打てています。あの動きだと、キックを続けていると逆に勝ちづらかったと思います。ナチュラルにMMAの打撃家なのかもしれないです。三上選手もMMAグローブで殴られる衝撃、そこをどう稽古して消化していくのか。それを岩﨑選手とのデビュー戦で感じているかと。

海外……世界、そこに行き着けるポテンシャルを彼ら2人は持っている。当てるぞ、倒すぞという意志を持って拳を出す。組み倒すぞと前進する。その時の踏み込みは、確実に違ってきます。そういう部分を獰猛な狩猟民族を相手にぶつけることがデキれば……と、今後の両選手に期待したいですね。

あの階級で戦うこと、日本人選手にはない威力を持っています。それがテメェだけなく、相手も持っている。石ころを握って、後ろから殴って来るような連中とやっていくんだという意識を持って練習し続けて欲しいです。大変なことは百も承知で」

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【POUNDSTORM01】アイポークによるテクニカル判定、組みで優位に立った岩﨑大河が三上ヘンリーを下す

【写真】三上ヘンリーのアイポークによるテクニカル判定決着、岩﨑が勝利した(C)MMAPLANET

<ミドル級/5分3R>
岩﨑大河(日本)
Def.2-0:20-18.20-18.19-19.
三上ヘンリー大智(日本)

※ 2R3分49秒までのテクニカル判定

サウスポーの三上が飛び出し、右ジャブを当てる。岩﨑はケージを背にしながら、ボディロックでテイクダウンを奪う。下になった三上は右足をフックさせ、下からパンチを打ち込む。立ち上がった三上のバックに回った岩﨑が、ボディロックでグラウンドに戻した。パスしてサイドから抑え込む岩﨑。三上は反転して立ち上がるも、岩崎はそのままケージに押し込んだ。ここでバッティングが起こり、試合は一時中断される。

同じ状態から再開後、岩崎がケージに押し込んでいくが、三上が離れた。ケージ中央で右ハイを放った岩﨑が足を滑らせ、マットに背中を着いてしまう。三上はグラウンドに行かず、レフェリーがブレイクをかける。スタンドで再開後、岩崎がケージを背にしてサークリング。三上は岩﨑の右ミドルをキャッチして打ち返す。岩﨑が距離を取って左クロス。最後は岩﨑が三上にプレッシャーをかけていった。

2R、岩崎の右前蹴りをキャッチした三上は、足を捌いて左ハイ。これはかわされるが、三上がプレッシャーをかけていく。ケージ中央で岩﨑の右前蹴りが、三上の下腹部に入ってしまい、ここも試合中断となる。再開後、岩崎は両手を前に出して相手との距離を保つ。三上は右ジャブ。岩﨑が右ローと右ミドルで相手を下がらせる。三上の右ジャブがクリーンヒットするも、岩崎の前蹴りで尻もちを着いてしまう。

2分過ぎに岩崎が組みつき、左腕を差し入れて相手をケージに押し込んだ。三上は正対して離れ、左ヒジを狙うと岩﨑が距離を取った。岩﨑は右ミドル。三上の右ジャブがクリーンヒットする。三上のパンチをかわして距離を詰めた岩﨑が連打で攻め立てる。ここでディフェンスする三上にアイポークがあり、またも試合が中断となった。

ドクターチェックの末、岩崎が続行不可能と判断され、ここまでの採点内容で勝負は決することに。
1人のジャッジは1Rずつ振り分けたが、残り2人がフルマークで岩﨑につけ、岩崎がテクニカル判定で勝利した。


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【POUNDSTORM01】中村倫也と戦う。アリアンドロ・カエタノ「彼のUFC行きの計画は実行できない」

【写真】渋さ100パーセント、カエタノにも夢があり日本にやってきた(C)MMAPLANET

明日24日(日)に墨田区の両国国技館で開催されるPOUNDSTORM01のメインで中村倫也と対戦するアリアンドロ・カエタノ。

キャリア23勝6敗1分のカエタノは、中村のステッピングボードという役割を背負って来日を果たした。そうでないと、憧れの国で試合をする機会に恵まれなかったからだ。修斗ブラジル王者になっても、北米のビッグプロモーションに進出することができなかった34歳──彼もまたUFCで戦うという夢を捨てきっていない。

夢の潰し合い、その前にカエタノの声を可視化しておきたい。


──最初にムサというニックネームには、どのような意味があるのか教えていただけますか。ブラジル人の友人に尋ねても、分からないということでした。

「ムサはニックネームじゃなくて、セカンドネームなんだ。父親の名前で、ただムサという名前がなぜ父がつけられたかは分からない。ブラジルっぽいだろう?(笑)」

──アハハハ。2週間後に日本で中村倫也選手と戦います(※取材は4月7日に行われた)。今の気持ちを教えてください。

「日本で試合をできることが、もの凄く嬉しい。海外で戦うことが僕の夢だったからね。日本で戦うことができるなんて、こんな良い機会はない。しかも、大きなイベントだって聞いているから。

ヴァンダレイ・シウバが日本で試合をするのをずっと見ていた。彼と同じような経験ができる。それが本当に嬉しいんだ」

──アリアンドロのことは日本では戦績ぐらいしか伝わっていません。最初に格闘技を始めたのはいつですか。

「何かコンバットスポーツをしたいとずっと思っていたけど、僕が生まれ育った街では柔術アカデミーやMMAジムがなかったんだ。だから2001年に空手を始め、次の年から試合に出るようになった」

──どのような流派の空手だったのですか。

「松濤館空手だよ。今も空手のトレーニングは続けているよ。ムエタイとボクシングもやっているけど、空手は距離の取り方、そのコントロールという部分で僕のMMAで役立っているからね。もちろんMMAを戦うために柔術も修得し、今は黒帯になっている。だからファイトが寝技になっても、全く問題ないよ」

──この試合のためにリオデジャネイロでトレーニングキャンプをしたということですが、普段はどこで練習をしているのでしょうか。

「普段はパラー州の自分のアカデミーで練習していて、試合が決まるとリオにやってきてパラナ・ヴァ―リトゥ―ドで準備をしているよ」

──アリアンドロは既に修斗ブラジルのベルトを持っています。対して中村倫也選手は2勝0敗、MMA経験は2試合しかありません。

「ナカムラのMMAのキャリアが少ないことは、特に何も思うことはないよ。だって東京の大きな大会のメインで戦う選手なんだろう? レスリングで実績も残しているし、良いファイターだ。寝技も強い。

確かに僕には30戦の経験がある。だからといって、何かが変わるわけじゃない。ケージの中に入れば、勝つために戦うだけだよ。そこに戦績の差は関係ないよ」

──では中村選手と戦ううえでアドバンテージはどこにあると考えていますか。

「経験の差かな」

──いや、さっきと言っていることが……(苦笑)。

「ハハハハ。僕のアドバンテージは経験が多いこと。でも、ケージに入れば勝負は50/50だよ。とにかく日本のファンが、また僕の試合を見たいと思うような良い試合がしたい。UFCで戦うことば僕の最大の夢だ。それは全ての選手が思っていることだろう。その前に日本で2、3試合に戦いたいんだ」

──中村選手もUFCで戦うことを目標にしています。アリアンドロに勝って、コンテンダーシリーズに進み──最短距離でUFCにステップアップする。それが彼の計画です。

「気の毒に。僕を対戦相手にしたことで、彼のUFC行きの計画は実行できないよ(笑)。僕はこの試合のために最高の準備をしてきた。だからナカムラにも最高のコンディションでケージに上がってきて欲しい。最高の状態の彼をKO、もしくは一本勝ちするためにも」

■視聴方法(予定)
4月24日(日)
午後2時30分~ ABEMA PPV

■Poundstorm01計量結果

<バンタム級/5分3R>
アリアンドロ・カエタノ:61.5キロ
中村倫也:61.6キロ

<ライト級/5分3R>
大尊伸光:70.7キロ
宇佐美正パトリック:70.8キロ

<フェザー級/5分3R>
山本健斗デリカット:66.0キロ
河名マスト:65.9キロ

<バンタム級/5分3R>
風間敏臣:61.5キロ
齋藤奨司:61.4キロ

<ウェルター級/5分3R>
グンター・カルンダ:77.2キロ
エフェヴィガ雄志:77.4キロ

<ライト級/5分3R>
マックス・ザ・ボディ:70.7キロ
オーディン:70.4キロ

<ミドル級/5分3R>
岩﨑大河:84.2キロ
三上ヘンリー大智:83.8キロ

<フェザー級/5分3R>
狩野優:65.9キロ
中村京一郎:65.9キロ

<フェザー級/5分3R>
スソン:66.2キロ
宇佐美秀メイソン:66.2キロ

<フェザー級/5分3R>
海飛:61.6キロ
鈴木崇矢:61.4キロ

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【POUNDSTORM01】計量終了 アドレナリンMAX? シュール過ぎた大尊✖パトリックのフェイスオフ

【写真】こんなシュールなフェイスオフはない(C)BELLATOR

23日(土)、東京都渋谷区のEXFGITHで明日24日(日)に墨田区の両国国技館で開催されるPOUNDSTORM01の計量が行われた。

正午に本計量、午後1時からセレモニアル計量&フェイスオフが行われ、リカバリー途中のファイター達は第1関門突破のアドレナリン放出が止まることがないのか、一触即発(※特に17日に行われた記者会見で激しい言葉を交換した選手たちは)というムードが続いた。


まず無謀度☆☆の海飛✖鈴木崇矢戦。

鈴木がすぐに近づき海飛も額をぶつける。これで鈴木が両手で海飛の胸を押しのけ非常に厳しい眼つきに。髙谷裕之が苦笑いして、両者を別けて正面からの撮影に向かわせた。

続いて無謀度☆のスソン✖宇佐美秀メイソン戦。

最初から髙谷が割って入りすぐに正面を向かせたが、再び互いに視線を合わせる。と、カナダで暮らしていたメイソンはFワードとビッ〇を連呼。対してスソンも中指を突き立てるるという──気分は既に北米基準のセレモニアル・フェイスオフになった。

第3試合、記者会見の時から険悪な空気がマックスだった無謀度☆☆☆☆☆の狩野優✖中村京一郎戦。

すぐに中村が拳を伸ばして狩野のアゴに触れさせる。狩野の手の払い方に完全に力が入っており、中村が両手で胸板を押す。狩野も右手で胸を突き返し、さらに中村が押し返すという展開に。血気盛ん──かつノリ的な中村に対し、狩野は我慢ならないというマジモードの怒り心頭具合が表情から見て取れた。

第4試合──無謀度は同じく☆☆☆☆☆、男前度も☆☆☆☆☆の岩﨑大河✖三上ヘンリー大智戦。

狩野✖中村のフェイスオフを笑みをたたえて眺めていた三上、岩﨑と揃って無表情でフェイスオフ。互いに他競技で実績を残し、既に格闘技界の社会通念を肌で感じる経験を経てこの場に立っているだけあって、大人のフェイオフを見せていた。

マックス・ザ・ボディ✖オーディンの無謀度☆☆☆☆☆のFighters Battle Audition最終選考の締めの一番。

両者揃って視線をそれさずも、それ以上のアクションはなくフェイスオフから正面を向き撮影となった。

第2部はエフェヴィガ雄志、齋藤奨司、河名マストがグンター・カルンダ、風間敏臣、山本健斗デリカットというキャリアで上回る選手に対するチャレンジマッチ。

エフェとグンターというのも相当にエグいマッチアップだ。エフェはキャリア2戦目、自分のペースで戦えている時と、そうでないときの動きの差は大きい。それも当然のことだが、フィジカルで圧しきれないと予想されるだけに、厳しい戦いになることが予想される。

本来はよりキャリアのある選手との試合が臨みであっただろう風間は、この日も会見と同様に愛想がなく我が道を行く空気を身にまとっていた。

フェイスオフ後に齋藤が差し出した手を握る返さえないばかりか、その行為にすら何も注意を払っていない様子であった。

他方、河名の凄まじさはこの試合がチャレンジマッチに感じられないことだ。

健斗デリカットを相手に、打撃という部分は相当にチャレンジングな一戦ではあるが、デリカットとしても組まれて嫌な試合になる。つまりキャリアの差云々でなく、技術をベースとした勝負論がこの試合に存在している。

セレモニアル計量とフェイスオフの間にも、選手の感情や信条が伝わって来ていたが、ある意味──頭抜けていたのがコメインの大尊伸光✖宇佐美正パトリックだろう。

アキラ100%の笑いを取りいれた大尊だが、慎重にスタンバっている姿が河名✖デリカット戦から計量会場では確認されており、ウィットネスの髙谷が笑いを我慢できない状況に陥ってしまう。

フェイスオフでは蝶ネクタイと銀の皿で股間を隠した大尊に詰め寄るパトリック。何かあってはならぬと、髙谷だけでなく和田良覚レフェリーが懸命にパトリックを制する。

マイクで「俺にメンチ切っているんで、ボコボコにしてやろうと思います」と凄む大尊のシュールさにも、パトリックは「自分は仕事するだけですね。以上です」と一言。

公開計量終了後にパトリックは「マジでムカついていました。明日は絶対に倒します」と完全にスイッチが入っていた。

そして、修斗ブラジル王者アリアンドロ・カエタノを迎え撃つ中村倫也のメインイベント。この両者も含め全出場選手が本計量、1度目のチェックで体重を落としていたそうだ。

「日本にはミッションをやり切るために来た。明日、完遂する」とカエタノが話し、中村は「たくさんの支えがあってここまで来れました。世界イチ我慢強く、感謝の心を持っている民族の日本人としての誇りを持って明日は戦います」とコメントした。

その中村、セレモニアル計量時には殆どリカバリーがされていないように見えたが、既に2キロは戻っていたようで明日はどれだけ体が膨らんでいるのか。そこも世界標準に達しているかをケージの中で確認したい。

■視聴方法(予定)
4月24日(日)
午後2時30分~ ABEMA PPV

■Poundstorm01計量結果

<バンタム級/5分3R>
アリアンドロ・カエタノ:61.5キロ
中村倫也:61.6キロ

<ライト級/5分3R>
大尊伸光:70.7キロ
宇佐美正パトリック:70.8キロ

<フェザー級/5分3R>
山本健斗デリカット:66.0キロ
河名マスト:65.9キロ

<バンタム級/5分3R>
風間敏臣:61.5キロ
齋藤奨司:61.4キロ

<ウェルター級/5分3R>
グンター・カルンダ:77.2キロ
エフェヴィガ雄志:77.4キロ

<ライト級/5分3R>
マックス・ザ・ボディ:70.7キロ
オーディン:70.4キロ

<ミドル級/5分3R>
岩﨑大河:84.2キロ
三上ヘンリー大智:83.8キロ

<フェザー級/5分3R>
狩野優:65.9キロ
中村京一郎:65.9キロ

<フェザー級/5分3R>
スソン:66.2キロ
宇佐美秀メイソン:66.2キロ

<フェザー級/5分3R>
海飛:61.6キロ
鈴木崇矢:61.4キロ

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