【写真】勢い十分の宇藤が試合開始から齋藤を飲み込んだ(C)MMAPLANET
<フェザー級/5分3R>
宇藤彰貴(日本)
Def.1R0分16秒by TKO
齋藤翼(日本)
サウスポーの宇藤が左ハイ、右フックから左ストレートを打ち込むと一気にパンチをまとめる。組みつこうとした齋藤をケージに詰めると右フックを連打。齋藤がそのまま崩れ落ち、宇藤が秒殺KO勝利を収めた。試合後、宇藤は「今日はビッグインパクトを残したと思うので、今年中にタイトルに絡めるように頑張ります」と宣言した。
【写真】勢い十分の宇藤が試合開始から齋藤を飲み込んだ(C)MMAPLANET
<フェザー級/5分3R>
宇藤彰貴(日本)
Def.1R0分16秒by TKO
齋藤翼(日本)
サウスポーの宇藤が左ハイ、右フックから左ストレートを打ち込むと一気にパンチをまとめる。組みつこうとした齋藤をケージに詰めると右フックを連打。齋藤がそのまま崩れ落ち、宇藤が秒殺KO勝利を収めた。試合後、宇藤は「今日はビッグインパクトを残したと思うので、今年中にタイトルに絡めるように頑張ります」と宣言した。
【写真】アマ時代は修斗だけでなく、パンクラス、DEEPのFKTでも戦っていた亮我。プロデビュー戦は前田吉朗引退大会だった(C)SHOJIRO KAMEIKE
28日(日)、大阪市の阿倍野区民センター大ホールにて、Shooto2024#06が昼夜2部制で行われる。第2部(夜の部)では、インフィニティリーグ公式戦として亮我がヤックル真吾と対戦する。
Text by Manabu Takashima
2022年4月にDEEPでプロデビューした亮我は、修斗を主戦場とし、ここまで7戦無敗。新人王トーナメント決勝は相手の体調不良で不戦勝に。続くインフィニティリーグ初戦は、対戦相手が前戦で計量オーバーしたことにより出場停止処分を受けたため実現せず。8カ月ぶりの試合となる亮我が、自身の組み力、所属するゴンズジムと目標を語った。
Text by Shojiro Kameike
――昨年6月の谷中たいち戦ではバックマウントからハンマーロックを極め、11月の11月の神里昭吾戦ではバックマウントからパウンドアウトしました。このフィニッシュは、よほど組み技に差がなければできないと思います。
「組み力には自信があります。もともと打撃が好きで、ずっと打撃ばかりやっていたんですよ。組まれたら嫌やから離れる、という練習をやっていて。でも自分は組みが強いと気づいて――組みで勝負したほうが、実力差が出るし確実に勝てると思いました」
――キャリアのどの段階で、自分は組みが強いと気づいたのですか。
「2022年のDEEPフューチャーキングトーナメントに出た時は、まだ打撃しかできませんでした。気づいたのは、そのあとですね。UFCに組みが強い選手がどんどん出てきていたので、『組みが強い選手のほうがMMAでは強いんやな』という印象がありました。
名前を挙げればイスラム・マカチェフ、カムザット・チマエフのようなスタイルが好きで。打撃もできるし、組んだらメッチャ強い。今は中央アジア勢のスタイルが一番好きです」
――現在MMAではどんどんコントロールに対する評価が低くなっています。修斗でいえば先日の齋藤奨司×藤井伸樹戦は最たるもので。そのような採点基準に対して、組みの選手としてはどう感じていますか。
「う~ん……。トップを取る選手からすると、下から効かない打撃を出している選手に10-9がつくのは厳しいです。でも僕は組むとすぐに殴って、削ってから極めるというスタイルなんです。判定を考えると、テイクダウンしてから確実にパンチを当てていったほうが、ジャッジにもお客さんにも分かりやすい――という傾向はありますよね」
――亮我選手はテイクダウンしたあと、トップコントロールではなくバックテイクを優先し、バッググラブから殴る。試合では常にバックテイクを狙っているのですか。
「バックテイクというより、打撃を入れやすいポジションを優先しています。たとえばサイドポジションだと、ヒジを入れやすいじゃないですか。これまでもケージ際でテイクダウンして、ヒジで削りながら、相手が動いたところでバックマウントを奪うことが多いです」
――なるほど。ただ、ケージ際でテイクダウンし、立ち上がる相手に対してバックコントロールに入る。それはMMAにおいて定番の展開となっています。ただ、亮我選手の場合は相手が立ち上がる前に、バックマウントを整えている。バッククラブまでの展開が速い。
「やっぱり『殴りたい』という気持ちが強いんですよ。まずは相手の隙を探す。隙があったらポジションを奪って、殴る。そのおかげでバックマウントを奪うまでが速くなっているのかもしれないです」
――いわゆる「今の採点基準」でいうと、一番強いスタイルではないでしょうか。
「そうかもしれないですね。分かりやすく殴っていれば採点でも優位になるし、もちろん最後はフィニッシュしたいです」
――自身の組みの強さに気づいてからも、スタンドの打撃戦をやりたくはならなかったですか。やはり組みよりもスタンドの打撃戦のほうが華やかなイメージはありますし。
「それはメッチャ思いました。でも打撃戦ってリスクがあるじゃないですか。打撃スキルの差が小さいと、相手の攻撃も食らっちゃいますよね。それと比べて組みは実力差が出る。確かにスタンドの打撃戦は華やかやけど、やっぱり確実に勝つほうが良いと思うので。
一番は『組んだほうが強い、でも殴りたい。それやったら、組んで相手を動けへん状態で殴ればエェやん』という気持ちから、『組んで殴る』という融合になりました(笑)。相手を抑えこんでボコボコにしているほうが、圧倒しているようにも見えるし。それだけ圧倒している感じが好きなんですよ」
――なるほど。ゴンズジムには同期デビューの宇藤彰貴選手がいます。宇藤選手は稀有な打撃センスを持っていますよね。
「自分とは真逆なスタイルです(笑)。宇藤は1R数秒でKOしたりとか、本当に凄いですよ。宇藤のファイトスタイルは華やかで、観客を惹きつけるものだと思います。だけどMMAのスタイルは本当に人それぞれで、自分の中でスタイルチェンジに迷いはなかったです」
――同じジムで、ここまでファイトスタイルが異なることも不思議です。
「確かに、みんなスタイルが違いますね。今年プロデビューした中島陸(同じゴンズジム所属ファイター、ムテカツを父に持つ高校生ファイター)も全然スタイルは違いますし。
まず先生が『自分に合ったスタイルで戦うほうが良い』という考えなんですよ。陸の場合は手足が長いので、先生がUFCで似た体型の選手の試合を見せて『こういう戦い方もエェんちゃう?』と言ってくれていました。そうやって先生が選手一人ひとりのことを考えてくれているから、みんなファイトスタイルが違うんじゃないかと思います」
――亮我選手の場合、スタイルチェンジをしながら、どこかでハマッた感覚はありましたか。
「突然じゃなく徐々に、ですね。最初はグラップリングが嫌いやったんですよ。僕はもともと中学生の時にゴンズジムへ入り、一度辞めているんです。またジムに戻ってきた理由は、先生が厳しかったからで」
――先生が厳しかったから戻ってきた、というのは? 厳しかったら離れることのほうが多いと思いますが……。
「僕はあまり人の言うことが聞けない人間やったんです。そんな自分には『怖い存在が必要や』と思って」
――そこで怖い人=ゴンズイ代表であった、と(笑)。
「アハハハ、そうなんですよ。『グラップリングは嫌いやけど、先生の言うことは絶対やから』と自分に思い込ませて練習していたら、いつの間にかグラップリングが楽しくなって。おかげで以前よりは全然マシになりました」
――自分のことを理解し、より厳しい環境に身を置く。それは素晴らしいことだと思います。ちなみにプロキャリアもアマ修斗、新人王トーナメントからインフィニティリーグという、修斗としての王道を歩んでいます。新人王を獲得後、いきなり上位ランカーと試合がしたいとは考えませんでしたか。
「それは無かったです。誰でもいいから試合がしたい。とにかく試合数をこなして上に行きたい、というのが自分の考えです。特にインフィニティだと年間4試合は確定になる。いつ試合があるか分からない状態よりは、そっちのほうが良いと思いました」
――では次に対戦するヤックル真吾選手の印象を教えてください。
「インフィニティリーグの参加メンバーが発表された時は、ランキングは一番上でしたよね。打撃も寝技も巧い、穴が少ない選手というイメージを持っていました。でも以前から『ここは突かれるやろうな』と思っていた穴を、須藤選手に疲れていて(今年5月、須藤が1R19秒でKO勝ち)。須藤選手との試合を視て、脅威に感じることはなくなりました」
――それは同時に、普段の練習から自身のスキルアップを感じることができているからなのでしょうか。
「いえ、練習ではなく試合ですね。強い相手と戦って勝つことで、自分のレベルアップを感じます。どれだけ練習で強くても、それが実戦で出せるかどうかは別ですし」
――インフィニティリーグで他に注視している選手はいますか。
「須藤選手が一番ヤバイんやろうなと思います。打撃は凄いし、組みも確実さが増していて。そう考えると僕と似たところがあるんかな、と。でも負ける気はしないです」
――なるほど。インフィニティリーグを制すると、タイトルマッチも目前となってきます。その先については、どう考えていますか。
「海外で試合をしたいし、RIZINにも出たいです。ただ、一番の目標は『戦い続けること』なんですよ。何よりずっと戦い続けていきたいです。そんななかで僕は先生と一緒に修斗のベルトを巻いて、海外やRIZINからオファーが来るような選手になる。どんどん強い選手と戦って、自分の実力を証明していきたいですね」
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<フェザー級/5分3R>
宇藤彰貴(日本)
Def.1R1分12秒by TKO
内藤太尊(日本)
サウスポーの宇藤が左ストレートを伸ばし、距離と潰すと内藤もフックを返す。宇藤は左ハイ、続いて三日月を入れると左ストレート&右フック、組んで肩パンチ&ボディロックテイクダウンを決める。宇藤はマウントというよりも、馬乗りと表現したくなるトップ奪取からパウンドの連打で一気にTKO勝ちを決めた。
勝者は「次の大会はもっと強い相手やって、もっと上の選手になってチャンピオンを目指すので応援宜しくお願いします」と話した。
【写真】プロデビュー戦は沖縄大会だった根井と対戦する、沖縄メインイベンター当真(C)SHOJIRO KAMEIKE
13日(土)、翌日に沖縄市上地のミュージックタウン音市場で開催されるTHE SHOOTO OKINAWA 10の計量が行われ、メインで根井博登を迎え撃つ当真佳直が一発でクリアした。
Text by Shojiro Kameike
ここまで2連敗を喫したこともあった。しかし沖縄で着実に、諦めずに戦ってきたことでランキング的にもベルト挑戦が目前というポジションにいる。そんな当真が迎え撃つのは、現役高校生で2023年度新人王の根井だ。決戦前日、計量後に当真が根井戦について、さらに盟友である同級1位と旭那拳と、修斗ストロー級のベルトについて語ってくれた。
――当真選手が沖縄大会のメインを務めるのは、今大会が4度目となります。
「はい。前回のメイン(2020年11月、マッチョ・ザ・バタフライに判定勝ち)は微妙な試合でした。その点については自分でも考えて、今回はちゃんとフィニッシュするか、圧倒的な差をつけて勝ちたいです」
――マッチョ・ザ・バタフライ選手との初戦は正直なところ、内容的には押されていた末、相手の計量失敗があったことも影響して当真選手の判定勝ちとなりました。そのぶん昨年11月の再戦では絶対に決着をつけるという気持ちは強かったですか。
「そうですね。初戦は――練習ではうまくいっていても、試合では出せないものがあるんだなって思いました。たとえば練習では相手にバックを奪われても逃れることはできるんですけど、試合になると相手も必死だし、全力でキープしてきますよね。だから、そもそもバックを取らせない。その点を徹底していれば勝てる。
あとは自分のギロチンに対して過信していたところもありました。ただただギロチンを取りにいくのではなく、要所要所で使っていく。それがうまく行けば勝てるだろうと思ったんです。再戦ではギロチンこそ狙わなかったけど、作戦を徹底して完封できました」
――まさに正面からの強さこそが当真選手のスタイルだと思います。
「自分のスタイルは、まず相手の打撃にテイクダウンを合わせて、トップをキープしながら削って勝つこと。もちろんフィニッシュしたいですが、そこはまだ足りないところがあるかなって思います。でも練習の中ではフィニッシュする力もついてきているし、打撃も含めて全局面で戦える力はついてきました。あとは練習の試合の差を埋めることが大切で。それがいつも反省点であるけど、今は自信もあります」
――現在、修斗ストロー級ではランカー同士の潰し合いが繰り広げられています。その中でご自身の立ち位置については、どのように考えていますか。
■2023年~2024年 修斗ストロー級 主な試合
【2023年】
3月19日
安芸柊斗 def 澤田龍人 by TKO
4月16日
ザ・タイガー石井 def. 旭那拳 by 2-0
当真佳直 def. 大城正也 by 3-0
5月22日
阿部マサトシ def. 木内SKINNY ZOMBIE崇雅 by 2-0
5月28日
畠山隆弥 draw 泰斗 by 1-0
6月18日
田上こゆる def. ザ・タイガー石井 by TKO
7月23日
新井丈 def. 安芸柊斗 by TKO
※新井が王座防衛
11月12日
旭那拳 def. 泰斗 by 3-0
当真佳直 def. マッチョ・ザ・バタフライ by 3-0
畠山隆称 def. 蒔田伸吾 by TKO
【2024年】
1月28日
根井博登 def. 麻生Leg Lock祐弘 by 1R TKO
※根井が2023年度ストロー級新人王に
3月23日
旭那拳 ― 田上こゆる
※旭那の負傷により中止に
4月7日
黒部和沙 def. 澤田龍人 by 変形ツイスター
【試合予定】
4月14日
当真佳直(4位) × 根井博登
畠山隆称(6位) × 牧ケ谷篤
5月26日
泰斗(8位) × 石原愼之介
「今、僕はランキング4位です。まず2位の黒澤亮平選手はパンクラスに出ていて、次はタイトルマッチじゃないですか(4月29日にリトルと暫定ストロー級王座を争う)。次に3位の安芸柊斗選手は、MMAPLANETのインタビューで『フライ級に転向する』と言っていましたよね。あとはチャンピオンの新井丈選手もフライ級で戦うために、メチャクチャ体が大きくなっていて。僕も新井選手への挑戦を見据えていましたが、見ていると新井選手はもうストロー級に落とすのは無理なんじゃないかな、と思うこともあります」
――ということは、1位の旭那拳選手と……。
「そうなるかもしれないですよね。旭那選手の怪我で中止になりましたけど、3月に田上こゆる選手の試合が組まれていて。ここで旭那選手が勝ち、次に僕が勝てば対戦することになっていたかもしれない。その可能性は、まだ残っています。ただ――複雑な気持ちです」
――……。
「練習仲間で、いろんな技術を教わることもあります。プライベートで一緒に遊びに行くこともあります。正直なことを言えば、対戦したくないですよ。でもお互いに一番を目指しているなら、いつか戦わないといけない日が来る。それは分かっています」
――同じ階級の練習仲間で、しかも近い存在であればあるほど心境は複雑でしょう。しかし松根良太さんが修斗沖縄大会を始めて、今回で10回目を迎えます。その結果として、沖縄在住ファイター同士がベルトを賭けて戦う日が来たら、それは喜ばしいことでもあるかと思います。
「僕と旭那選手が戦うなら、沖縄大会でタイトルマッチをやりたいです。松根さんも、そう願ってくれていると思っています」
――そうしてランカー同士の潰し合いが繰り広げられるなかで、根井選手のように新人王トーナメントを制したばかりの新世代が絡んでくるとは思いませんでした。
「僕はそうなると思っていましたよ。根井選手は新人王トーナメント決勝の前から注目されていて、僕はすぐに対戦する日が来るだろうと思っていました。それだけ根井選手は強いし、特に新人王を獲った時に『次は自分だろうな』と。勘でしかなかったけど」
――しかし、ここまで上位陣が潰し合いをして、自身が勝ち残った。そこで新人が来るのか……とは考えなかったですか。
「そういう考えはないです。どんどん新しい選手が出てきてほしいですね。根井選手もそうだし、澤田龍人選手に勝った黒部和沙選手とか。どんどん入ってきて、どんどんランキングを動かしてもらいたいと思います」
――今のところ旭那選手と田上選手の試合については、5月19日のニューピアホール大会にスライドできるよう調整中と発表されています。また、王者である新井丈選手の動向次第でもありますが、当真選手にとって今回の試合はタイトルマッチ前哨戦だと思いますか。
「その気持ちはあります。新井選手か田上選手が相手なら後楽園ホールでも良いけど、旭那選手と対戦するなら、やっぱり沖縄が良いですね。どちらにしても、今回はタイトルマッチ出場をアピールできるよう、しっかり勝ちます。
自分としては、まず修斗のベルトを巻くために着実に進んできました。正直、2連敗した時は『自分はこんなモンなのか……』と考えた時もあります。でも、あの連敗からココまで来ました。もうあの時の自分とは違います」
――2連敗した時と今の自分では、何が違うと思いますか。
「打投極、全てが進化しています。それと――2連敗した時は、一気に攻め込んでダメだったら『もうダメだ……』という気持ちになっていました。でも今は、試合で劣勢になっても、諦めなければ必ずチャンスは来ると考えるようにしています」
――それこそ砂辺イズムなのかもしれませんね。2010年9月に砂辺選手が田原しんぺー選手をKOした試合がすごく印象に残っています。最初に砂辺選手がダウンを喫した時、過去の試合ぶりから『ダウンを跳ね返して勝つんじゃないか』と直感的に思いました。
「えぇ、そうなんですか」
――結果は田原選手の三角絞めをスラムで返してKO勝ち。試合後に聞いたところ、セコンドの勝村周一郎さんも砂辺選手がダウンした時に「勝った!」と思ったそうです。砂辺選手としてはダウンを喫してからのほうが強いのかもしれませんが、最後まで諦めない気持ちというのは理解できます。
「その話を聞けて嬉しいです。今回の相手は高校生で、パワーは僕が勝っていると思います。でも無敗の人間が、絶対に何か持っている。何かあるから無敗なので。だから『高校生だから勝てる』なんて考えていません。無敗だから何か持っているはずだけど、自分としてはこれまで負けたことがあるから分かるものがあると思っています。明日は、そんな無敗の新人を相手に圧倒して勝ちます」
■視聴方法(予定)
4月14日(日)
午後2時25分~ Twit Casting LIVE
■ THE SHOOTO OKINAWA10対戦カード&計量結果
<ストロー級/5分3R>
当真佳直:52.04キロ
根井博登:51.80キロ
<フェザー級/5分3R>
内藤太尊:65.52キロ
宇藤彰貴:65.62キロ
<ストロー級/5分2R>
畠山隆称:52.10キロ
牧ケ谷篤:52.04キロ
<ウェルター級/5分2R>
西條英成:76.92キロ
アイエティ・ケビン:76.80キロ
<フェザー級/5分3R>
南風原吉良斗:65.62キロ
メイヘム和成:65.24キロ
<ストロー級/5分2R>
木村旬志:52.16キロ
大城匡史:52.14キロ
<ストロー級/5分2R>
ふじい☆ペリー:52.48キロ→52.20キロ
知名昴海:51.52キロ
<ストロー級/5分2R>
大田ノヒロ:52.14キロ
高橋佑太:52.20キロ
<2024年度新人王Tフライ級準決勝/5分2R>
松本ごだい:52.22キロ
小生隆弘:56.56キロ
<修斗トライアウトマッチ バンタム級/3分2R>
山本敦章:61.10キロ
武田昴大:60.90キロ
<修斗トライアウトマッチ フェザー級/3分2R>
藤崎陽平:65.32キロ
神田篤社:65.48キロ
<アマチュア修斗 女子スーパーアトム級/3分2R>
高田双葉:48.36キロ
徳本望愛:49.22キロ
【写真】口下手だが悔しさと強い言葉が感じられる、そんな宇藤の再出発だ。(C)SHOJIRO KAMEIKE
14日(日)、沖縄市上地のミュージックタウン音市場で開催されるTHE SHOOTO OKINAWA 10で、宇藤彰貴が内藤太尊と対戦する。
Text by Shojiro Kameike
宇藤は2022年4月のプロデビュー以来、4試合連続1R KO勝ちというキャリアを歩んでいた。特に2023年は13秒、20秒という試合タイムで勝ち進むなか、9月の新人王トーナメント準決勝では松浦真実也を相手に一本負けを喫してしまう。まさかの敗戦から7カ月――沖縄でベテラン内藤太尊との復帰戦に臨む宇藤に、前回の敗戦と新しい取り組みについて訊いた。
――今回は昨年9月の一本負けからの復帰戦となります。プロデビュー以来4試合連続1R KO勝ちの宇藤選手が一本負けした前回の試合は衝撃でした。
「はい……負けた要因は、自分の中ではハッキリしています」
――その敗因は試合前のインタビューで公に言えることですか。
「大丈夫です。自分がムキになってしまったこと。ムキになって、考えていた作戦どおりに動くことができませんでした。それが負けた一番の理由です」
――前戦の作戦というのは、それまで4連続KO勝ちを収めていた試合の内容とは違うものだったのでしょうか。
「全然違うものでした。まずは相手の弱点を突いて、しっかりと見ながら相手の強い部分では戦わず、自分の得意なところで勝負したいと考えていました。4連続KO勝ちしたあと、自分の中では準決勝が一番大事やなと思っていて。だから準決勝はしっかりと作戦を練って、そのとおり動いて決勝に進むつもりが……」
――ムキになってしまったというのは、試合中のどの時点ですか。
「いえ、最初にムキになってしまったのは――実は計量の時なんです」
――えっ!?
「計量の時に相手が『34歳の私と、21歳の宇藤選手。一回り違いますが、人生の差で見せつけちゃいたいなと思っているので、バチバチの試合やりましょう』とコメントしていて。その時にムカついてしまったんです。試合が始まると自分が踏み込んだ時に相手のパンチが当たって、さらにムキになって自分の中のプランもグチャグチャになってしまいました」
――試合前の心理戦で揺さぶられてしまったのですね。
「それでも計量が終わってからホテルに戻って、気持ちをリセットさせたんです。一度ムカついたことは置いといて、試合のことだけ考えようと。でも試合が始まったら、一発もらったらムキになってしまいました」
――師匠のゴンズイさんとしては、宇藤選手が試合前日からイライラしていることには気づいていましたか。
ゴンズイ いえ、気づいていなかったです。全然そういう気持ちは顔に出していなくて、試合が終わった後に本人から聞きました。
「そういうのを顔に出したらバレてしまうので、顔に出さんとこうとは思っていました。でも試合に出てしまったらダメなんですけど……」
――一度は気持ちを落ち着かせたのに、試合でパンチをもらってムキになってしまった。それは想定外の一発だったということですか。
「というより、今まで試合でパンチを食らうこともなかったし、計量で煽られることもなかったんです。普段から被弾しないように練習していて。だから試合でもイライラしたことはなくて、ただ勝つことだけに集中しとったんです」
――では反対に、4連続KO勝ちしていた要因は自分の中で理解していたのでしょうか。
「いえ、特に要因とかは分かっていなかったです。試合でKO勝ちしているので、自分の中でも『いける!』と思っていた程度でした。でも、それがプレッシャーになっていて」
――プレッシャーですか。宇藤選手がKO勝ちすると会場も盛り上がりましたし、それだけ期待も高かったでしょう。
「はい、高かったです(苦笑)。期待してもらっている分、勝たなアカンと思うことがプレッシャーに変わっていきました」
――プロのファイターを続けていくうえでは厳しいところで、勝てば応援してくれる。反対に負けたら離れていく人もいると思います。
「たぶん離れていた人もいるとは思いますけど、そういうのは気にしていないです。応援してくれている人しか見ていないので。応援してくれる人からは『絶対に次は勝ってくれよ』と声を掛けてもらって――みんな暖かったです」
――ファイターとしては敗戦を経て、改めて何をしないといけないと思いましたか。
「勝つための技術を身につけることはもちろん、まずは殴られてもムキにならへんように。どれだけ殴られてもムキにならずに、しっかりと自分のパフォーマンスを出すことができるか。その部分ですね。負けた以上、今までよりも厳しい練習が必要やなと思いました。
前回の試合から、どれだけ自分が変わったかは分からへんのですけど、殴られてもムキにならないようにはしています。あとは体づくりに取り組んできました。組んだ時にも力負けせんように。体は大きくなったな、って周りからは言われます」
――体づくりということは、通常体重も増えたのでしょうか。
「4キロぐらい増えました。そのぶん減量にも影響はしてきますけど、それより力負けして試合を落とすほうが嫌なんで」
――前回の試合で組んだ時に力負けしている感覚があったということですか。
「いえ、試合の時は押し込んでいる時も力負けしている感覚はなかったです。それよりもウチのジムは力が強い人が多くて、同じ階級の選手と練習していても相手のほうが力は強いことが多いです」
――これまでのKO勝ちはスピードとタイミングによるところが大きかったのですね。
「はい。一番はタイミングでした」
――しかし通常体重が上がれば、計量後に戻して試合時の体重も上がる。そうなった時、これまでの自分の強みが薄れてしまうことはないですか。
「多少は落ちても良いと思っています。組まれた時に力負けしてテイクダウンされるよりは、ちょっとスピードが落ちても自分の得意な展開に持ち込めたほうが良いので」
――なるほど。今回は初めて沖縄で試合をすることになりました。
「自分から『沖縄大会に出たいです』と伝えました。これまで高松大会は2回出ていて。その高松大会で負けたあと、一度違う場所で戦ってみたいと思ったんです。またイチからやり直すという意味でも」
――これまで2R制しか経験していない宇藤選手にとって、復帰戦が初めての3R制という点については?
「3Rだからって不安はないです。ここで内藤選手に勝って、次に繋げたろうという気持ちしかないですね」
――ここで内藤選手に勝てば、新人王トーナメント準決勝敗退から一気にランキング入りも狙えるかもしれません。今回はどのような試合を見せたいですか。
相手は空手のチャンピオンで、打撃が巧い。自分ともタイプは違いますよね。相手のほうが距離を保つタイプで。自分はたとえ被弾しても、それは承知のうえでケージに詰めていきたいです。相手が組んできたら自分も組みでやります。その前にスタンドでプレッシャーをかけておけば、自分が不利な形で組まれることもないと思うので。今年一発目の試合だから、デカイ花火を上げてみせます」
■視聴方法(予定)
4月14日(日)
午後2時25分~ Twit Casting LIVE
■ THE SHOOTO OKINAWA10対戦カード
<ストロー級/5分3R>
当真佳直(日本)
根井博登(日本)
<フェザー級/5分3R>
内藤太尊(日本)
宇藤彰貴(日本)
<ストロー級/5分2R>
畠山隆称(日本)
牧ケ谷篤(日本)
<ウェルター級/5分2R>
西條英成(日本)
アイエティ・ケビン(日本)
<フェザー級/5分3R>
南風原吉良斗(日本)
メイヘム和成(日本)
<ストロー級/5分2R>
木村旬志(日本)
大城匡史(日本)
<ストロー級/5分2R>
ふじい☆ペリー(日本)
知名昴海(日本)
<ストロー級/5分2R>
大田ノヒロ(日本)
高橋佑太(日本)
<2024年度新人王Tフライ級準決勝/5分2R>
松本ごだい(日本)
小生隆弘(日本)
<修斗トライアウトマッチ バンタム級/3分2R>
山本敦章(日本)
武田昴大(日本)
<修斗トライアウトマッチ フェザー級/3分2R>
藤崎陽平(日本)
神田篤社(日本)
<アマチュア修斗 女子スーパーアトム級/3分2R>
高田双葉(日本)
徳本望愛(日本)
【写真】平良が身近にいる。その影響という部分でも、興味深い畠山の無敗記録だ (C)GIGIO
14日(日)、沖縄市上地のミュージックタウン音市場で開催されるTHE SHOOTO OKINAWA 10で、畠山隆称が牧ケ谷篤と対戦する。
Text by Takumi Nakamura
プロ戦績は7戦5勝2分と無敗、修斗世界ストロー級ランキングでも6位に入っている畠山。松根良太に師事し、修斗沖縄大会を中心にキャリアを積むストロー級の注目の新鋭だが、中学時代は1度も勝てなかった柔道部員で、アマチュア時代も4年近く勝てなかったという。格闘エリートではなくても勝ち続ける――そんな畠山のキャリアとは?
――畠山選手は専門メディア初インタビューということで格闘技を始めたきっかけから聞かせてもらえますか。
「格闘技を始めたのは高校1年生の時ですね。高校にやりたい部活動がなくて、兄ちゃんが先にジム(旧Theパラエストラ沖縄)に入っていたんですよ。帰宅部で何もしないよりはましかなと思って、自分も入会しました」
――小・中では何部に所属していたのですか。
「小学校の時は何も運動はやっていなくて、なんならちょっと太っていました(笑)。中学では柔道部に入っていたんですけど、それも中学にやりたい部活動がなくて、兄ちゃんがやっているから自分もやってみたという動機で。実際に柔道はむちゃくちゃ弱くて3年間やっていて1勝もできなかったんですよね(笑)」
――練習には真面目に取り組んでいたのですか。
「まともに練習していないような部活で、そりゃ試合で勝てないよなという練習の強度でした。顧問の先生が来ない日もあるから、7~8割は楽しく練習して、たまに真面目に練習するみたいな。0勝の僕が主将やっているような柔道部…と言えば分かってもらえると思います(笑)」
――格闘技そのものは好きだったのですか。
「母さんと兄ちゃんがめっちゃ格闘技ファンで、いつも大晦日はテレビで格闘技を見ていたんですよ。でも僕は紅白が見たかったら、家族はみんな格闘技、僕は別の部屋で紅白、みたいな大晦日を過ごしていました」
――ここまで話を聞いていると、まったく格闘技の要素がないのですが(笑)、そんな畠山少年はなぜ格闘技にのめりこんだのですか。
「一度ジムで見学したときにみんな楽しそうにやっていたし、松根良太さんの指導に惹かれて、自分もこの人に教わってみたいと思ったんですよね。それでお試しでやってみたら、それが楽しくて今も続いている感じです。あとは今まで自分の意志で何か物事を真剣にやったり、努力したりすることがなかったので、初めて自分でやってみようと思ったのが格闘技だったのかもしれないです」
――アマチュア時代はどのように格闘技を向き合っていたのでしょうか。
「それが柔道部と同じで、ジムに入ってからずっとアマチュアの試合で勝てなくて、大学に進学してからも試合には出ていたのですが、負け続けたんです。ただ柔道部時代と違ったのは『1回も勝てないままやめるのは嫌だ』と思ったこと。とりあえず1回勝つまでやろうと思って試合に出続けたんです。そしたら大学2年生の時に初めて勝つことができました」
――中学の柔道部から数えると6年~7年掛って、初勝利を掴んだわけですね。
「はい。そしたら今度は勝った時の喜びや賞賛が忘れられなくて、また次も勝ちたいと思って継続して試合に出るようになりました」
――1勝するまでやめないというのは、周りの誰かに伝えていたのですか。
「いや、誰にも言ってないです。自分の中で決めていたことでした。ただ松根さんからは『いつか1勝できるよ』と言われたことがあって、それを信じて続けていた部分もありますね」
――プロを意識するようになったのはいつからですか。
「最初の目標が『1勝するまで辞めない』で、次の目標が『プロになるまで辞めない』だったんです。僕、2019年に全日本(アマチュア修斗選手権)で優勝してプロ昇格したんですけど、その前の年の全日本はKO負けしてるんですよ。その時に将来居酒屋で飲んでいて『俺もあと一歩でプロだったんだよ』って周りにこぼしている姿を想像したら、それがすごく悔しいなと思って。逆に『俺、元プロなんだよ』って言ったらかっこいいじゃないですか(笑)。それがプロを目標にした理由ですね」
――それもまた面白い目標設定の仕方ですね(笑)。2020年にプロデビューしてからは5勝2分と無敗の快進撃を続けていますが、何が変わったのですか。
「気持ちやメンタルの変化ですね。昔はとにかくネガティブだったんですけど、今は試合への気持ちの持って行き方が変わりました。そのきっかけが『マーフィ100の成功法則』という本で。(アマ修の)全日本に出るときに移動中の飛行機が暇だから『何かいい本ない?』って母さんに聞いたら『これがいいらしいよ』と薦められたんです。それで実際に読んでみたら、すごくいいことがたくさん書いてあって、それから試合前に好きな言葉やメッセージを読むようになりました。それで試合に向けた気持ちの作り方が変わって、勝てるようになった気がします」
――過去の試合映像を見ると打撃・組み技どちらも思い切りの良さが目立ちますが、そこは自分でも意識しているのですか。
「もともとは熱くなりがちな性格なんですけど、セコンドの指示通りに戦ったら、絶対に負けないって自信と信頼があるんですよ。だから思い切りいくときもセコンドの指示で思い切りいくみたいな。そういうイメージですね」
――無敗というプロキャリアをどう感じていますか。
「信じられないですね。僕はスモールステップで来て、プロになったら辞めようと思っていたのが、またこれも居酒屋の妄想なんですけど(笑)、『プロにはなれたけど世界ランキングには入れなかった』はカッコ悪いから、次は『プロで世界ランキングに入っていたんだよ』になるまで頑張ろうと思ったんです。それで今世界ランキングの6位に入っているので、次は『世界ランキング3位になった』がかっこいいなと思うので、そこを目指しています」
――では対戦相手の牧ケ谷選手の印象は?
「ベテランで僕の倍以上試合をしていて引き出しを持っている。直近の試合では足関節で勝っていて手強い相手だと思います。そこを警戒しつつ、相手にいいところを出させない試合をしたいので、それを遂行する力を持てるように練習のやり方や対人練習を進めています。それが完成しつつあって、最後の仕上げの段階に入っているので、それを試合で見せたいですね」
――畠山選手は沖縄のジムに所属して、沖縄を中心にキャリアを詰んでいますが、そのことはどのように感じていますか。
「地元開催は応援してくれる人も多いし、大会があることで選手層も厚くなってきて、合同練習をすることもあるので練習環境も恵まれていますね」
――練習・試合ともに上京しなくても十分にできる。それは本当に大きいですよね。また身近にUFCで活躍する平良達郎選手がいることも大きいのではないですか。
「大きいですね。達郎と練習するために色んな選手が沖縄まで出稽古に来てくれますし、達郎は海外で培ったテクニックも惜しみなく教えてくれるので、本当に大きな存在です。これだけ強い人と普段から練習していたら『試合じゃ負けないよ』と思えるし、メンタル的にいい影響もあると思います」
――また畠山選手にとって松根さんの存在とは?
「松根さんの技術はものすごいですし、作戦の軸を考えてくれて、僕が考えてきたものにアドバイスを入れてくれたり、穴埋め・後押ししてくれるし、こういうのもあるよと言ってくれるので、より作戦が分厚くなります。あとは練習以外で一緒にご飯を食べたり、飲んだりしてもすごく楽しいんですよ。実は僕も松根さんもお笑いがめちゃくちゃ好きで、例えばM-1は3回戦や準々決勝くらいからチェックするんです。そういう話が出来るのは松根さんくらいしかないし…僕は松根さんが大好きです(笑)」
――修斗沖縄大会では畠山選手の一発ギャグが名物となっていますが、あれも苦ではないですか。
「全く苦じゃないですし、なんなら楽しいですね。あんなにお客さんがいる前でマイクを持てるなんて、普通にしていたらないじゃないですか。だからもしマイクを渡してもらえるなら『ぜひお願いします!』って感じです(笑)」
――ちなみに畠山さんが好きなお笑い芸人は誰ですか。
「天竺鼠の川原さんですね。川原さんはセンス系のボケなので、刺さる人には刺さる感じではあるのですが、それがかっこいいんですよね。あとは個展をやったり、洋服も作ったり、そういう活動をしているところも好きです」
――また普段の畠山選手は学童支援員として働いているのですよね。
「放課後に子供たちに勉強を教えたり、親御さんが迎えに来たら、今日はこうでしたと報告する、みたいな仕事です」
――学生時代から子供と触れ合うのが好きだったのですか。
「いえ、むしろ大学時代は子供が大嫌いでした(笑)。でもたまたま友達が学童のバイトを探していて『やってみない?』と勧誘されたんです。子供は嫌いだったけど、子供が嫌いなまま大人になったらやばいなと思って、子供嫌いを直そうと思ってバイトをやってみたら、すごくしっくりきましたね」
――格闘技もそうですが、周りの縁で今までやってみなかったことに飛び込んで成功する。それが畠山選手のライフスタイルのようですね。
「ホントにそうかもしれないですね。試合も一発芸も自分を表現するのが楽しいですし、練習もネタも追い込みに入っているので楽しみにしていてください!」
■視聴方法(予定)
4月14日(日)
午後2時25分~ Twit Casting LIVE
■ THE SHOOTO OKINAWA10対戦カード
<ストロー級/5分3R>
当真佳直(日本)
根井博登(日本)
<フェザー級/5分3R>
内藤太尊(日本)
宇藤彰貴(日本)
<ストロー級/5分2R>
畠山隆称(日本)
牧ケ谷篤(日本)
<ウェルター級/5分2R>
西條英成(日本)
アイエティ・ケビン(日本)
<フェザー級/5分3R>
南風原吉良斗(日本)
メイヘム和成(日本)
<ストロー級/5分2R>
木村旬志(日本)
大城匡史(日本)
<ストロー級/5分2R>
ふじい☆ペリー(日本)
知名昴海(日本)
<ストロー級/5分2R>
大田ノヒロ(日本)
高橋佑太(日本)
<2024年度新人王Tフライ級準決勝/5分2R>
松本ごだい(日本)
小生隆弘(日本)
<修斗トライアウトマッチ バンタム級/3分2R>
山本敦章(日本)
武田昴大(日本)
<修斗トライアウトマッチ フェザー級/3分2R>
藤崎陽平(日本)
神田篤社(日本)
<アマチュア修斗 女子スーパーアトム級/3分2R>
高田双葉(日本)
徳本望愛(日本)
【写真】松浦は腕十字を外されたあと、スクランブルでバックをとってRNCを極めた(C)MMAPLANET
<新人王決定Tフェザー級準決勝/5分2R>
松浦真実也(日本)
Def.1R3分00秒 by RNC
宇藤彰貴(日本)
サウスポーの宇藤に対し、松浦が右ストレートを当てて前に出る。宇藤はヒザ蹴りを返し、左ストレートを打ちながらダブルレッグで組みつく。
首を抱える松浦をケージまで押し込む宇藤。松浦は宇藤のヒザ蹴りをキャッチし、そのまま足を抱えてテイクダウンしてバックへ。
宇藤の動きに合わせて腕十字を狙う。ここからスクランブルの攻防になり、最終的に松浦が上を取り、再びバックを奪う。松浦はマウント→バックとポジションを変え、最後はRNCで一本勝ちを収めた。