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【DEEP124】北岡悟が山本颯志に判定負け 瀧澤謙太が平松翔にTKO負け 海飛が奥山貴大に判定勝ち 中村大介が五明宏人に判定負け

245: 実況厳禁@名無しの格闘家 2025/03/15(土) 17:31:06.65 ID:TCh+dBqy0
宗明建設presents DEEP124impact開始じまるぞ!


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45 DEEP DEEP124 F1 MMA MMAPLANET o ブログ 奥山貴大 海飛

【DEEP124】海飛が左ミドル・右の関節蹴りで奥山に強打を許さず。判定勝利でGP準決勝進出

【写真】リーチ差+パンチと蹴りを散らした海飛が打撃戦を制した(C)MMAPLANET

<DEEPフェザー級GP1回戦/5分3R>
海飛(日本)
Def.5-0:30-27.30-27.29-28.29-28.29-28.
奥山貴大(日本)

サウスポーの海飛が細かいステップから左ストレートを伸ばす。奥山はそのうち終わりに右ストレートを返す。海飛はジャブを突いて左ミドル、ワンツーを当てる。さらに海飛は右サイドに踏み込みながら左ストレート、左ミドル、左ストレートと手数を増やす。海飛は前に出て右フック、左ハイ、右の関節蹴り。奥山も左フックを返し、海飛がワンツーで出てくると右ストレートを返す。

海飛はインロー、パンチのフェイントから右アウトローを蹴る。奥山が前に出てくると海飛は右フックを狙い、右手を伸ばして左ミドルを蹴る。奥山も前に出て左フック。海飛はパンチのフェイントから左ハイ、右の関節蹴り。奥山の右ストレートに右フックを返して左ハイと左ストレート、ワンツー、右の関節蹴りで奥山の前進を止める。

奥山は右ボディ、左フックから右ストレート。海飛が左ストレートを返すと、奥山は左右のボディから右ストレートにつなげる。海飛は一旦距離を取って左ハイを蹴り、右手で距離を取って左ミドルと右の関節蹴り。左ミドルから右フック、かけ蹴りと手数を増やす。奥山も距離を詰めて右ストレートから左フック。これで海飛がバランスを崩すが、ラウンド終了のゴングが鳴らされた。

2R、海飛は右の関節蹴りから左ミドル。奥山は離れた間合いでステップしてジャブを突く。海飛は奥山の前足に左右のローを蹴って、左ハイ・ミドルを蹴る。奥山もブロックして右ストレートを打ち返す。

離れた間合いから飛び込むような左ミドルを蹴る海飛。奥山が前に出ようとすると右の関節蹴りで止める。奥山も細かいステップから右ボディで飛び込んで左フックまで返す。海飛は右の関節蹴りで距離をキープしつつ、奥山のステップインに左の飛びヒザ蹴りを狙う。

海飛は離れた間合いからワンツー、奥山も左フックを狙うが当たらない。海飛は右手を伸ばして左ハイ、左ストレート。奥山が距離を詰めて右ストレート、海飛はジャブを返す。終盤、奥山が右ストレートで前進。海飛はワンツーを返した。

3R、海飛は右の関節蹴りや内回しの前蹴りのフェイントを入れ、左ミドルを蹴る。距離が離れると海飛が左ストレート、左ミドルからワンツー、左の三日月蹴りを突き刺して右のヒジを振る。奥山も右の前蹴りから前に出ていき、海飛はジャブを返す。ここで海飛は距離を詰めて右ヒジとヒザ蹴り、奥山も右ヒジを返して組みの攻防になると奥山が離れる。

試合がスタンドの攻防に戻ると海飛がジャブ、インローから左ミドル、右の関節蹴りと右フックを振る。奥山も右ストレートで前に出ていくが、海飛がワンツーを返す。奥山は変わらず右ストレートから前に出て返しの左フック。海飛は左ストレートを伸ばして右フック。ここで海飛のアイポークがあり、奥山にインターバルが与えられる。再開後、海飛が左ミドル。奥山の右ストレートに合わせて組んでヒザ蹴りを入れる。

奥山が距離を詰めて左フックと右ストレート。海飛も右フックを返すが、奥山が右ストレートから距離を詰めていく。海飛は左ミドルと右フック。左ストレートから入ってスイッチして右フックを返す。前に出る海飛に対し、奥山も右ストレートを返すが、組みついた海飛が奥山をケージに押し込む。奥山も腕を差し返してテイクダウンを許さない。ここで試合終了となり、海飛が判定勝利で準決勝に駒を進めた。


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【DEEP124】計量不参加の相本宗輝が欠場。高橋遼伍が不戦勝でフェザー級GP準決勝へ

明日15日(土)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP124の一部対戦カードが変更となった。
Text by Takumi Nakamura

今大会からスタートするフェザー級GP一回戦で高橋遼伍と対戦予定の相本宗輝だが、公式計量に到着が間に合わず。計量不参加という状況だったが、DEEPからの公式リリースによれば減量中に倒れて、病院に搬送されたため欠場。高橋が不戦勝でフェザー級GP準決勝に駒を進めることが発表された。

なお第1試合で松井優磨と対戦する木村琉音がフライ級のリミットを1.95キロオーバー。木村は減点3からの試合開始・木村が勝った場合はノーコンテストという形で試合が行われる。


■DEEP124 視聴方法(予定)
3月15日(土)
午後5時40分~ YouTube DEEP/DEEP JEWELSメンバーシップ、U-NEXT、サムライTV

■DEEP124 対戦カード

<DEEPフェザー級GP1回戦/5分3R>
中村大介(日本)
五明宏人(日本)

<DEEPフェザー級GP1回戦/5分3R>
芦田崇宏(日本)
水野新太(日本)

<DEEPフェザー級GP1回戦/5分3R>
奥山貴大(日本)
海飛(日本)

<DEEPフェザー級GP1回戦/5分3R>
高橋遼伍(日本)
相本宗輝(日本)
※相本の計量失格で中止、髙橋が不戦勝

<バンタム級/5分3R>
瀧澤謙太(日本)
平松翔(日本)

<フライ級/5分3R>
本田良介(日本)
KENTA(日本)

<ライト級/5分3R>
北岡悟(日本)
山本颯志(日本)

<バンタム級/5分2R>
日比野エビ中純也(日本)
雅駿介(日本)

<バンタム級/5分2R>
山本有人(日本)
朝比奈龍希(日本)

<フライ級/5分2R>
木村琉音(日本)
松井優磨(日本)

<フェザー級/5分2R>
滝田J太郎(日本)
八須拳太郎(日本)

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45 AB DEEP DEEP124 ISAO MMA MMAPLANET o PANCRASE Pancrase353 RIZIN Road to UFC UFC YouTube ブログ 天弥 奥山貴大 海飛 雑賀ヤン坊達也

【DEEP124&Pancrase353】GPとKOPC、大一番=吉村兄弟。海飛「取るしかないき」&天弥「自信しかない」

【写真】対照的なようで、実はそうでない?? 天弥と海飛(C)MMAPLANET

海飛と天弥、和術慧舟會Heartsが誇る打撃兄弟。兄、海飛は15日(土)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP12で開幕するフェザー級GPの初戦で、SB日本ウェルター級王者の奥山貴大と対戦する。一方、弟の天弥は4月27日(日)のパンクラス立川大会=Pancrase353で、雑賀ヤン坊達也の持つライト級KOP王座に挑戦することが発表された。
Text by Manabu Takashima

(C)HEARTS

勝ち負けを繰り返すようにキャリアを積み、フェザー級転向を契機に3連勝中の海飛。

デビュー2戦目の暴走DQ以外はキャリア4勝ながら、上位ファイターを倒してきた天弥。

ファイトも正確も対照的に見えるが、実は表裏一体の2人にこれからの切り開くための大一番を前に行ったアゼルバイジャン修行とフェザー級GP初戦とタイトルマッチについて尋ねた。


「アゼルバイジャンは腰でした」(天弥)

――吉村兄弟、揃っての大一番。海飛選手は15日、DEEP124でフェザー級GP一回戦となる奥山貴大戦。天弥選手はPancrase367、4月27日に雑賀ヤン坊達也選手の持つライト級KOP王座に挑みます。そんなお二人ですが、アゼルバイジャンへの出稽古に関して話を聞かせていただけますか。まず、期間の方は?

海飛 1月17日から2週間ですね。

――なぜアゼルバイジャンだったのですか。

海飛 Heartsではジムがお金を出してくれ、海外武者修行にいって良いというシステムができたんです。

――えっ、ジムがお金をだしてくれるのですか。

海飛 ハイ。

天弥 Heartsにサポート制度ができて、そのサポートを受けている選手が年に1度、国外でも国内でも出稽古を支援してもらえるんです。大沢(ケンジ)さんが頑張ってくれて。

海飛 モリトレ(森一好トレーナー指導)とかもも参加できるようにしてくれています。

――素晴らしいですね。そして再度、質問させていただきますが、なぜアゼルバイジャンだったのでしょうか。米国やプーケットでなく。

海飛 とにかく組みの練習をしたいと思っていました。去年、バンタオに2人で行って。凄く良い練習ができたので、8月の西谷大成戦のあとに、大沢さんにまた行きたいと伝えたんです。その時に大沢さんから「組みに特化してダゲスタンとかアゼルバイジャンに行った方が良くない?」と言う話がでました。そしてRIZINの柏木(真吾)さんにお願いして、アゼルバイジャンにいくことにしたんです。

――とはいえバンタオのヒックマン兄弟の弟フランクのレスリング指導は素晴らしいと思いますが。

海飛 凄く良かったです。今回はコーカサスとか中央アジアの国を知りたいという気持ちがあって、アゼルバイジャンにしたんです。米国的なレスリングを学べたので、コーカサス系のレスリングに触れたいというのもあったので。

――天弥選手もお兄さんの考えに賛同したと。

天弥 僕はキルクリフとかあっち系に行きたかったです。でも、そっちのレスリングを体で知ることも大切なんで。これから、そっち系とも戦っていかないのといけないので。知っておくほうが良いだろうなって。

――不安はなかったですか。

天弥 全然なかったです(笑)。

海飛 僕は言葉の面で、少しありました。以前に(カナダの)オンタリオにいたので英語は少し話せるのですが、その英語が通じないから。

――実際にどのような環境で練習し、何を経験できたのでしょうか。そして手応えの方は?

海飛 (ヴガール)ケラモフを指導するルスラン(アファンディエフ)・コーチのチームに合流しました。

(C)HEARTS

コーチの住んでいるアパートの空いている部屋を借りて、MMAの練習をしてきました。1日二部連で、朝がMMAで二部練は全てフィジカルです。

フィジカルを毎日やるって、僕らにはなかったのでハードで最初の1週間は慣れることが難しかったです。技術的にも向こうのやりたい組みの考えが、良く分かりました。

――というと?

天弥 米国のレスリングは足に入る印象が強いですけど、アゼルバイジャンは腰でしたね。全部がボディロックで、そこが一番違うと思いました。ボディストレートを打つ軌道で、腹をクラッチしてきます。

海飛 あとテイクダウンを切られても、ずっと攻め続けます。正確にいうとボディロックなでの頭を下げないから、頭を押して切られることがない。練習はもう熱くて、喧嘩みたいになります。でも。練習が終わると凄く優しい。

――2週間で対応もある程度はできるように?

天弥 最初は投げられまくりました。そこからキープとパウンドは強いけど、極めはそんなにない。ホント、言えば乱暴です。パウンドは痛いし、ウザい。でも、それを我慢したらそんなに負けることはないです。レスリングでも全然、負けるとは思わないです。

海飛 知れば、そうじゃないというこいとですかね。想像を超えてはこないです。皆、幻想を抱きすぎているような気はしました。

――MMAとして両者の持ち味である打撃を生かすために、組ませずに殴るということはできましたか。

海飛 組まれないことはないので(笑)。だから組まれてもしょうがない。テイクダウンをされても、極めがないからパウンドの圧力をどうにかしちゃえば意外と立てると思いました。

天弥 抑え込みがね、緩い。日本人の方が繊細で、技術的は凄い。でも殺戮兵器にはなれない。要所は抑えても、殴れないことが多い。向こうのトップどころは荒くてもやってくるし、ちゃんとテクニックもある。

海飛 立ち際とか、一瞬でストレートが飛んできます。

――練習で思い切り打ち込んでくる?

(C)HEARTS

海飛 きますね(笑)。基本、抜けない人が多くて。

ケラモフとか立ち際に腹を思いっきり蹴ってきますしね。もらえば落ちる……そんな緊張感はありました。

天弥 俺は楽しかった。こっちもガチガチにぶっ倒しに行くので。

海飛 天弥はいつもそんな感じで。バンタオに行った時も何人も落としていたので。性格が出ますよね、そこ。

天弥 やるならやるぞって。

――一番得られたものは?

天弥 自信ですね。やれるぞっていう(笑)。

海飛 僕も自信は凄くつきました。フェザー級にあげてフィジカルをやってきていたのに、瞬発のマックスパワーとか負けるんじゃないかと心のどこかでずっとビビッていました。でも、負けねぇなって思えるようになりました。意外といけるんスよね。

天弥 体の当て方とか。ケージの弾みまで利用して、テイクダウンをしてきます。打撃が喧嘩っぽいっての分かるけど、僕らはストライカーだからレスリングが喧嘩っぽいというのは分からなかった。でも、あの人達の荒っぽさを見るとレスリングが喧嘩っぽいというのを知りました。それがヒックマン兄弟のレスリングと大きく違っていたところで。

海飛 レスリングで打撃をしてくる感じで。アイツら組み技系だけど、絶対に喧嘩が強い。

「相手のことに気を使い過ぎても、強くなれない」(海飛)

――アゼルバイジャンでの練習を経験して、帰国後に活かせているものは?

海飛 僕が思ったのは、練習でも喧嘩にしにいくということ。練習は技術力を高めるもので、そういうことを僕は出していなかった。顔はまだしも、ボディやローで落ちるのはどうでもいいやって思うようにして。アゼルバイジャンでもバンタオでも自分は殴ってくるのに、こっちが殴ると「顔はやめろよ」ってヤツがいるんです。そういうヤツらをボディで落とせば、文句を言わせなくできる。相手に気を使うとか、どうでもいいやって。天弥はもともと、それができるんですよ。

天弥 顔を当ててきたら、当て返しますよ(笑)。

海飛 相手のことに気を使い過ぎても、強くなれないと思いました。

――それが許される練習環境は?

海飛 Heartsはもともと、それが許されているので。

――なるほどです。では10日後には試合が控えている海飛選手ですが、アゼルバイジャンに行くときにはもう試合は決まっていたのですか。

海飛 トーナメントに出場するのは決まっていました。3月ぐらいにあるということで、少しでも早くいこうと思って1月に行ったんです。

――それでもケガをするリスクはあります。

海飛 ハイ。でも、行きたいという気持ちの方が強かったです。そこは絶対に必要なモノだと思っていたので。

――天弥選手のタイトル戦が決まったのは?

天弥 僕は2月の中旬、終わり頃にかけてですね。話が二転三転して、4月に決まった形ですね。

――Road to UFCは頭になかったですか。4月だと、もうクローズされた後の試合になりますし5月に近すぎます。

天弥 そんな焦る必要はないかなって。

海飛 まだ20歳なんですよ(笑)。成人式に出たばかりの。

――そんな天弥選手と違い、海飛選手は順調とはいえないキャリアの積み方をしてきたので、凄く大切なトーナメント出場になります。初戦の顔合わせの決定は、奥山選手の枠に自ら入った形でした。

海飛 自分で相手を選びたかったので。中村大介選手か奥山選手かというなかで奥山選手にしました。

――本来は誰と一番戦いたかったですか。

海飛 高橋遼伍選手ですね。8人のなかで世間の評価が一番高いと思ったので。そこを初戦で食えば、一気に優勝候補になる。それに最初に潰したかったです。

――では中村選手でなく、奥山選手を選んだ?

海飛 中村選手のスタイルが苦手だからです。テクニシャンでフニャフニャしていて型にはまっていない。戦ったら勝ちます。でも、面白い試合にならずに判定になりそうで。それだったら奥山選手とやって、シュートボクシングの日本チャンピオンに勝って僕の打撃力をしっかりと評価してもらおうと。

――なかなか技量を推し量ることが難しい相手かと。

海飛 めっちゃ未知数です。なんか寝技ができるという話ですけど……僕よりできたとしても、そんな飛びぬけた強さがあるのかなって。それにMMAですしね。

――打撃は?

海飛 そこは僕の方が強い。打撃は絶対に僕ですね。

――海飛選手は以前の綺麗な打撃と比較して、最近では泥臭い打撃が出せるようになってきたように感じます。

天弥 フフフ。

海飛 バンタム級の最後の試合で計量を失敗して。その前にも平松(翔)選手に右ストレートで落とされています。アマチュアの時はイケイケで喧嘩っぽかったと思います。でもプロになって2戦目でポカをして負けて……そこから2年、3年と迷走していました。組みは伸びないし、打撃もいこうにもいけない。技術力だけで。だから、僕はHeartsでもミット・チャンピオンって呼ばれているんです。

――……。それは……身内なのに酷い。

天弥 アハハハハハ。

海飛 そういうレッテルも貼られていて、何をやっているんだろうって思っていたんです。

天弥 ベルトあげるよ。ミット・チャンピオンの。アッハッハハハハハ。

――弟なのに、ひど過ぎます。

海飛 ミットの形をしたベルトでも、貰おうか(笑)。まぁ、そういう迷走をしていた時期があって、挙句の果てに計量オーバーまでしてしまって……。そこでフェザー級に転向すると決めて、五明(宏人)戦まで4カ月ありました。プロになって2年間で10戦やって。そんな試合間隔が空いたのが初めてだったんです。あの時に、色々考えて……自分に嘘をつかないと決めました。

――嘘をつかないとは?

海飛 僕、テンションで誤魔化してしまうんです。疲れていてもテンションをあげると、やりきれるみたいな。でも、そういうのを全部やめました。もう誤魔化すのはやめて、自分をしっかりと見つめ直して。そうすることで変われるんじゃないかと思って。五明戦から西谷戦まで、3試合は試合間隔が長くて考える時間が多く取れたのも良かったです。

――その間に変わることができた?

海飛 ちょっとずつですけどね。五明戦でフェザー級でも、打撃は当たり負けしないと感じました。巽(大祐)戦は減量を失敗しても勝って。西谷戦は、もうコンディションが最悪で。でも露出があって強いと思われている選手を全部食って勝てたから、その辺でどんどんと自信がついてきました。そのうえでアゼルバイジャンに行って、「今の僕は負けねぇな」って思っています。アゼルバイジャンの選手たちも、僕の打撃には全然ついてこられない。そうやってちゃんと自信をつけてきました。

天弥 スパーをしていて、一番分かるんですよ。パンチの踏み込みとか変わったって。だからフェザー級GPは取ってもらわんと困る。

海飛 取らんわけないし、な。

――対してヤン坊選手とのライト級選手権試合に向けて、天弥選手の自信のほどは?

天弥 まぁ、自信しかないッスね。

――とはいいつつ、試合の時はしっかりと慎重に戦うところがありますよね。

「超精密に揃えるよ」(天弥)

天弥 アハハハハハ。

海飛 本当にそうなんですよ。コレ、書いてくださいね。僕のことをミット・チャンピオンとかいうけど、僕は表に出して、こいつは出さないだけです。裏で泣いていますから。めっちゃ、繊細やき。

天弥 超精密に揃えるよ。整える。

海飛 弱気になるとかじゃないんです。こう見えて、凄くちゃんとやっている。

天弥 言い聞かせるってことじゃないですけど、自信が一番大事で。チャンピオン・マインドで。

――ではタイトル戦に向けて、天弥選手もHeartsでガツガツと?

天弥 Heartsで当てるスパーリングはやっていないです。体格が違いますし。その分をネバークイットで週に2度やっています。

――あぁ、まさにアゼルバイジャンと同じ空気かと。

海飛 安藤(晃司)さん、凄いですね。僕も行かせてもらっていたのですが、ああいう練習をする方が良いと思います。

天弥 凄いっスね。安藤さんはでっかいし、強い。組みの圧力もあって、ガッチリやってくる。あの空気が好きなんです。菊入(正行)さん、ISAOさんと。デカい人とガンガンやれて、僕は嬉しいです。

海飛 自信があるっていうのは、100パーセントその通りだと思います。勝てる。僕も勝てると思っています。確かにヤン坊選手の右の当て感は凄いです。でも、裏を返せばそこだけで。僕らはそういう選手は得意です。僕らの打撃のスタイル――天弥は特に映像でしか見ていない人達は、一発でドカーンと倒している印象を持っていると思います。

でも、意外と精密で繊細なんです。天弥のセコンドについて、「5センチ、左に動け」とか言うことがあるんですよ。その指示にちゃんと従うことができる。もちろん、練習からそういうことをやってきています。

天弥 まぁ、そうッスね(笑)。当たって砕けろではなくて、当てられた方が砕けるファイトになる。でも自信がなくて、戦う試合なんてないですよ。自信しかない。

――しかし、最近のJ-MMAで見られることが多くなった、「このタイトルマッチは本当にその価値があるのか」という試合でなく、本当にタイトルマッチに相応しい顔合わせです。よしんばタイトルがかかっていなくても、楽しみな試合です。

天弥ちゃんと積んできたんで。アマ修、アマパン、ネオブラからランキング1位。全然、自信はあります。

「ケガをしても戦う必要がある」(海飛)

――ではこのタイトル戦の先は?

天弥 ダナ・ホワイト・コンテンダー・シリーズに出たいです。コンテンダーシリーズに出て、UFCと契約したいですね。そして、怪物揃いのライト級で戦っていく。

――そして、試合をすぐに控えている海飛選手。改めて意気込みのほどをお願いします。

海飛 短期間のハードなトーナメントで、ダメージを抱えたまま試合をすると思います。外傷だけでなく、内臓も。それも含めてトーナメント、そこは僕の得意とするところです。ワンデーでも、そうでなくてもトーナメント戦は試合の合間に気持ちが落ちるヤツが絶対にいます。そこの創り方。ケガをしても戦う必要がある。そのなかで、どういう勝つかが大切になります。

――勝つことと同時に強くなることも必要となるトーナメント、理想は残り2試合で誰と戦って勝利し優勝したいと考えていますか。

海飛 誰でも良い。1回戦で高橋遼伍選手とやりたかった。そこ以外は、誰も構わないです。

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DEEP DEEP124 ブログ 奥山貴大 海飛

【DEEP124】衝撃のMMAデビューからフェザー級GP参戦、奥山貴大「SBの打撃と柔道を融合させたい」

15日(土)、東京都文京区の後楽園ホールでDEEP124が開催される。今大会からフェザー級GPが開幕し、その初戦でSB日本ウェルター級王者の奥山貴大が海飛と対戦する。
Text by Takumi Nakamura

昨年12月に行われたSBのビッグイベント=GROUND ZEROにて、白川ダーク陸斗を相手にMMAデビュー戦を戦った奥山。MMAでの戦績・キャリアでは圧倒的に勝る白川に挑む形だったが、打撃ではなく腕十字による一本勝ちという衝撃を残した。

この勝利が評価されて、実力者揃いのDEEPフェザー級GPに抜擢され、2025年はシュートボクサーとしてMMAにチャレンジすることになる。理想とするMMAのスタイルを「SBの打撃と柔道をミックスしたもの」と話す奥山はGPでも台風の目となるか?

──昨年末のSBのビッグイベント=GROUND ZEROではMMAデビュー戦で白川ダーク陸斗選手に腕十字で一本勝ちするというサプライズを起こしました。あの試合の反響はかなり大きかったのではないですか。

「だいぶ反響は大きかったですね。ただ寝技で勝つことは全く想定していなかったんですよ」

──そうだったんですか!? てっきり腕十字で勝つこともゲームプランの中に入っているものだと思っていました。

「ゲームプランというか、打撃戦を予想していてスタンド勝負になると思っていたんです。だから白川選手かまタックルに来ることは全く考えてなかったです」

──とはいえ、テイクダウンされた瞬間に白川選手の体をまたいでの腕十字は見事な動きでした。あの腕十字は得意な形なのですか。

「あれも別に得意技というわけではなくて、柔道時代の貯金なのかなという感じです。柔道の寝技は『待て』があるので時間をかけられないじゃないですか。だから極めるなら瞬発的にいかないといけなくて、それが自然に出た感じですね」

――奥山選手はいつ頃からMMAの試合に興味を持っていたのですか。

「具体的にMMAをやりたいと思ったのは3~4年前からですね。もともと曜日によって柔術、グラップリング、MMA、キック…とクラスが分かれていて、基本的にはSBのための練習がメインなんですけど、試合がない時期にグラップリングやMMAのクラスにも参加していたんですよ。だから全くのゼロからMMAにチャレンジしたわけではないです」

――今年は本格的にMMAに挑戦することになりましたが、それは白川選手に勝ったことも大きいですか。

「決して白川選手に勝ったから、というわけではないですが、1試合だけMMAをやってみるという考えではなかったですし、SBのチャンピオンとしてMMAの舞台に出て、シュートボクサーの強さをMMAでも証明したいと思っています」

──改めて今回のDEEPフェザー級GPのオファーを受けた時はどんな心境でしたか。

「本当にありがたい話をいただいて、自分でいいのかなという感じもありつつ、光栄な気持ちでしたね。12月に初めてMMAの試合をやって、こんなチャンスが来るとは思っていなかったので不思議な気持ちもあります」

──一回戦の対戦相手は抽選の結果、極真空手出身の海飛選手に決まりました。海飛選手にはどんな印象を持っていますか。

「サウスポーで長身のストライカーというイメージですね」

──試合展開がどうなるかにもよりますが、今回もスタンドの攻防が鍵を握る試合になりそうです。

「自分自身のMMAの試合経験が少ないというのもあって、誰が相手だからという想像があまり出来ないんですよね……1試合やっていると言っても1分ちょっとの試合だったので、MMAで戦う自分がどうなるのか分からない部分もあります」

──では今回も実際に自分がケージに上がって、どうなるのか楽しみな部分もありますか。

「そうですね。試合自体が楽しみな部分が大きいです。どんな動きが出来るんだろうとか。僕はシュートボクサーとしてSBの打撃と柔道を融合させたMMAをやりたいと思っていて、それがどういう形になるのか。まだ自分でもゴールが分からないんですけど、自分のMMAの形がどうなるのかすごく楽しみです」

――SBの打撃+柔道=奥山貴大のMMAというイメージですか。

「もちろんSBとMMAは違う競技ですが、スタンドで打撃と組み・投げがあるという部分は同じですし、四つの攻防・展開など共通しているものもあります。だからSBで培ってきた打撃に柔道的な部分を足して、やっていることはSBの打撃+柔道なんだけど、それをミックスしたものが自分が出来るMMAの形だと思うんですよ。結局僕が出来ることはそれしかないんで、逆にそれをもっと洗練させていきたいです」

──これからのMMAファイターとしての目標はありますか。

「目標……目の前の試合に集中していたので、正直そこまで意識してなかったです(笑)。とにかく自分がMMAでどこまでいけるのか、どんなMMAが出来るのか。それを知りたいし、楽しみにしています」

――今年はSBの創設40周年で、上半期は海人選手がONE日本大会、笠原友希選手はRISEに参戦して、シュートボクサーがSB以外の舞台にもチャレンジするタイミングでもあります。奥山選手もDEEPでMMAにチャレンジするという部分で刺激は受けますか。

「僕も彼らと同じSBのチャンピオンで、みんなチャレンジする舞台は違いますけど、それぞれが戦う場所で結果を残してSBの強さを見せたいですし、彼らに負けないように自分もMMAで結果を出したいです」

――白川選手の試合を踏まえて、奥山選手のMMA2戦目は注目が集まると思います。どんな試合を見せたいですか。

「先ほども言いましたが、SBの打撃と柔道を組み合わせた、自分にしかできないMMAを見せたいと思います。そして白川戦同様、結果的に見ている人たちを驚かせることができればいいなと思います」

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【DEEP124】フェザー級GP1回戦で芦田崇宏と激突、水野新太「戦いの中で新しいリズムを創る」

【写真】ルックスは和製パディ・ピンブレットーー和製GP前に髪の色も銀から金へ。美容師さんの提案で眉毛まで金色に(C)SHOJIRO KAMEIKE

15日(土)、東京都文京区の後楽園ホールでDEEP124が開催される。今大会からフェザー級GPが開幕し、その初戦で水野新太が芦田崇宏と対戦する。
Text by Shojiro Kameike

2023年のプロデビュー以来、5戦無敗。野球と映画が好きだった男の人生を変えたのは、朝倉未来のYouTubeチャンネルだった。趣味で始めたMMAも、ジムで出会った石司晃一の影響でプロを目指すことになる。様々な出会いを通じて成長してきた水野の目標は「MMAで親に恩返しをしたい」――謎のベールに包まれた、そのキャリアを語る。


下半身の強さは、野球の経験が生きている

――MMAPLANETでは今回が初インタビューとなります。まずは水野選手がMMAを始めたキッカケから教えてください。

「コロナ禍の時期に朝倉未来さんのYouTubeチャンネルを視て、MMAを始めました。当時は僕も家族も、格闘技には興味がなかったんですよ。そんな時に兄から『面白い人がいるよ』って朝倉未来さんのYouTubeチャンネルを紹介されて、朝倉兄弟の試合も視るようになりました。

RIZINの試合を視ていると『これは凄い』と思って、兄貴とスパーリングみたいなことをやり始めたんです。『この技、この感じかな』みたいな。それがどんどん楽しくなって、親に言ったらジムを勧められて。僕は中野にある高校に通っていたので、中野のジムなら通いやすいだろうということでトイカツ道場東中野に入りました」

――現在はトイカツ道場から離れて、フリーとして活動しているのですか。

「はい。今はフリーなので、いろんなところに行かせてもらっています。トイカツ道場で石司晃一さんと練習したり、週イチで大塚隆史さんのT-GRIP TOKYOに行ったり、HALEOでトレーニングしています」

――MMAを始める前は、何かスポーツ経験があったのでしょうか。

「小3から高3の夏まで、ずっと野球をやっていました。でも才能はなくて――もう腐っていたというか、野球に対する熱は下がっていたんです。よく格闘家でも『昔、甲子園に出たことがある』という選手もいるじゃないですか。僕が入った高校の野球部はメッチャ強いというわけではなくて。だけど1年生から周りは上手い人たちばかりで、心が折れました」

――とはいえ10年近く野球をやっていると、MMAを始めるうえでも下地が違いませんか。

「そうですね。MMAを始めてから『野球をやっていたおかげだ』と感じることが多かったです。野球部でハードな練習をしていたから、MMAでハードな練習をしても怪我しにくかったり。あと周りと比べても下半身の強さは、野球の経験が生きていると思います」

――MMAを始めた当初は、プロのファイターになろうと思っていたのですか。

「いえ、完全に趣味でした。最初は楽しくMMAをやっていきたいと思って。ただ、アマチュアの試合には出たいとは考えていました。ジムに入って7カ月ぐらいかな? 初めてアマチュアの試合に出た時、負けたんです。次の試合では腕が折れて……それで逆にMMAが楽しくなりましたね」

――えぇっ!?

「大きな怪我があると辞めちゃう人も多いですよね。でも自分はその怪我で火がついちゃって、本気で練習に取り組み始めました」

――その強いメンタルも、野球を通じて培ったものでしょう。

「そうだと思います。野球部は練習もキツし、上下関係もキツいですし(笑)。今MMAをやっていて、『野球をやっていて良かった』と思えることは多いですね。

でもそれ以上に――プロになろうと思ったのは、石司さんとの出会いが大きかったです。僕がMMAを始めた頃には、石司さんはもうプロで活躍している選手で。練習すると僕がボコボコにやられるじゃないですか。もうヤバいぐらいボコボコに(笑)。そこで僕はプロ選手にただ憧れるだけじゃなく、『プロって凄いな。自分もプロで戦いたいな』と思って。プロ選手になるための練習や考え方に変わっていきました」

親にMMAで恩返し、親孝行したい

――イチからMMAを始めて、ファイトスタイルを構築していくうえでも、石司選手の影響が大きいのですか。

「最初は朝倉未来さんを目指していて、まず構えは右利きだけどサウスポーにしました。まだ試合では決めたことがないけど、いつか左ハイでバシッと倒したいと思っています。でも今は憧れとかではなく、自分もプロ選手とやっているので、その気持ちは変わってきました。

やっぱりMMAが好きだから、全部できるようになりたいです。テイクダウンを切って打撃というだけじゃなく、寝技も全部強くなりたい。そう考えると、やっぱり石司さんのスタイルが理想なんですよ。ずっと近くで見ていて――石司さんは全部がマジで強い。寝技も極めが強いし、ディフェンスも強い。僕もそんなスタイルを目指したいです」

――そのうえで水野選手は動きが速いというか、躊躇なく試合を展開させていくという印象が強いです。

「えっ、そうですか。練習だと少し考えるところがあるけど、それでも常に動くようにしています。自分のテンポ、自分のリズムというのがあって。うまく言葉では説明できないけど――ゆっくり動くのではなく、速いテンポで動きたいんですよね。

それが試合になると、いつの間にか動いています。たとえばワンツーを出そうと考えて出しているわけじゃなく、体が反応してワンツーを打っているような感じで。いつも試合はそんな感じです」

――プロデビュー当時、MMAを戦っていくうえでの目標は何でしたか。

「強くなりたい、っていう気持ちが一番でしたけど――最初はこんな自分を想像していませんでした。これほど本気でMMAをやるとは思っていなかったというか。今でも目標はボヤけたままではありますけど、最近は『親に恩返ししたい』と思っています」

――恩返し、というと?

「兄弟でずっと野球をやっていて、兄貴は有名な高校に進んだんですよ。だけど自分は試合の時、親が応援に来てくれても良いところを見せられなかったり……。野球をしていた頃から、そういう苦い思いばかりしてきて。でもMMAを始めて、周りの人たちが僕に期待して、応援してくれる。まずそれが嬉しいけど、一番は親の前で活躍して、喜んでもらいたいです。

親としては、たぶん僕に野球で活躍してほしかったはずなんですよ。親父も野球が大好きで。だけど自分がMMAを始めてからは、親父も格闘技のことを調べ始めて、今では自分より詳しくなっています。そんな親にMMAで恩返しというか、親孝行するのが目標です」

――MMAを始める時、親御さんの反対派はなかったのですね。

「なかったです。高3の夏が終わって格闘技を始めたあと、僕は日本映画大学に入ったんですよ。もともと家族全員が映画を観るのが好きで。父は昔、自分で映画を撮っていて、母は舞台の脚本を書いていたという影響もあって、僕も映画の大学に入りました

だけど最初は趣味だった格闘技に集中したい――と思って、親に相談したんです。『大学に3年間通わせてもらったけど、辞めてMMAに集中したい』と。そうしたら親父は賛成してくれて、今でもずっと応援してくれています」

ケージに入るのは2人で、勝つのは1人

――水野選手に、大学生活を捨ててまでMMAに集中したいと思わせたものは何だったのでしょうか。

「ケージに入るのは2人で、勝つのは1人――それが魅力的ですよね。KOや一本で勝った時は、周りも親も喜んでくれて。自分一人だけじゃ格闘技はできない。周りが支えてくれて、続けられるものなので。結果、僕が勝つことで皆が喜んでくれるのが好きなんです」

――なるほど。そして今回、水野選手のキャリアにとって大きな転換点となるであろう、DEEPフェザー級GPを迎えます。

「まずプロ6戦目で、こんなチャンスをもらえるとは思っていなかったです。『自分はどこまで行けるのか―』という気持ちでオファーを受けました。もちろん優勝を目指すけど、このメンバーと対戦して自分がどんな試合をすることができるのか。それで自分がどれだけ成長できるのか、というワクワクしかないです」

――GP初戦では芦田選手と対戦することとなりました。

「芦田選手はリズムやテンポが一定じゃなく、いろんな戦い方を見せますよね。試合経験も豊富だから、芦田選手のリズムになる時もあるとは思うんです。だけど、そうなった展開も楽しもうと思っています。相手との戦いの中のリズムから、自分の新しいリズムを創ったりとか。

これから上に行くと、自分のリズムで戦えない時も出てきます。そんななかで自分の新しいリズムを見つけていきたいですね。GP出場メンバーの中でも僕は知られていない存在だと思うので、芦田戦で自分の実力を証明します」

■DEEP124 視聴方法(予定)
3月15日(土)
午後5時40分~ YouTube DEEP/DEEP JEWELSメンバーシップ、U-NEXT、サムライTV

■DEEP124 対戦カード

<DEEPフェザー級GP1回戦/5分3R>
中村大介(日本)
五明宏人(日本)

<DEEPフェザー級GP1回戦/5分3R>
芦田崇宏(日本)
水野新太(日本)

<DEEPフェザー級GP1回戦/5分3R>
奥山貴大(日本)
海飛(日本)

<DEEPフェザー級GP1回戦/5分3R>
高橋遼伍(日本)
相本宗輝(日本)

<バンタム級/5分3R>
瀧澤謙太(日本)
平松翔(日本)

<フライ級/5分3R>
本田良介(日本)
KENTA(日本)

<ライト級/5分3R>
北岡悟(日本)
山本颯志(日本)

<バンタム級/5分2R>
日比野エビ中純也(日本)
雅駿介(日本)

<バンタム級/5分2R>
山本有人(日本)
朝比奈龍希(日本)

<フライ級/5分2R>
木村琉音(日本)
松井優磨(日本)

<フェザー級/5分2R>
滝田J太郎(日本)
八須拳太郎(日本)

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【RIZIN】萩原京平 RIZIN.50に参戦!

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3月30日にあなぶきアリーナ香川で開催されるRIZIN.50の追加対戦カードがRIZIN大新年会の中で発表されました。

【RIZINフェザー級(66.0kg)】
萩原京平(SMOKER GYM)
トビー・ミセッチ(米国)
ミセッチはDestiny MMA、PXC、AFCのバンタム級王者経験者。しかも矢地祐介にKO勝ちという触れ込みには幻想を加速させられます。でも、矢地に勝ったのは2013年の話。ゴング格闘技さんによると、2022年以降はベアナックルファイトで2連敗、MMAでは4連敗といいところなし。もはや人気のある萩原にあてがわれた生贄感が漂ってきます。

そんな萩原も牛久絢太郎、武田光司、高木凌に3連敗中。特にストライカーと目されていた高木に易々とテイクダウンを許すとバックチョークを極められて一本負けを喫しており、いよいよ崖っぷち。成長どころか停滞か退化してると思われても不思議ではない状況に陥っています。

恐らく今回はさすがに萩原がKOで仕留める気はしますが、負けても負けてもチャンスが舞い込むマッチメイクは正直違和感を感じるのは私だけではないでしょう。人気や集客という側面はあるにしても、萩原をきれいに仕留めた高木を筆頭に、もっと若手にチャンスを上げてほしいというのが率直な感想です。

RIZINの上位陣には通用しない事は明らかなわけで、得意な打撃を活かすにはKNOCK OUTやRISE、K-1に参戦して河岸を変えて、雰囲気を一変させるのもアリでしょう。

そして、MMAで言うなら、同じタイミングで発表されたDEEPフェザー級GPなんて絶好の舞台だと思いますけどね。DEEPで現在進行形の海飛、相本宗輝、水野新太とぶつかるのはゾクゾクするし、MMA挑戦初戦でインパクトを残した奥山貴大やベテランの中村大介、芦田崇宏、高橋遼伍との対戦だってめちゃくちゃ刺激的です。

ここから這い上がって優勝してRIZINに再上陸したら感情も移入するし、好感度も爆上がりなんですが、今言っても仕方ないか。とにもかくにも、今回のミセッチ戦は勝ちが義務付けられた負けられない試合。どんな動きを見せるのか。なんだかんだで注目していますよ。
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【DEEP124】DEEP2025年のスタートはフェザー級GPから。海飛、相本、水野、世代超えなるか

【写真】ベテラン勢の粘りも当然、期待。上を連続で超えるチャンスが、若い選手にある(C)MMAPLANET

15日(水)、そして本日17日(金)とDEEPから3月15日(土)に東京都文京区の後楽園ホールで行われるDEEP124 Impactの対戦カードおよびフェザー級GP2025の出場メンバー等が発表されている。
Text Manabu Takashima

昨年度から佐伯繁代表が公言していたフェザー級GPが実現する。出場メンバーは──。
中村大介
芦田崇宏
高橋遼伍
海飛
相本宗輝
五明宏人
奥山貴大
水野新太──の8選手。1回戦の組み合わせは後日、抽選会で決定するとのこと。加えて3月23日(日)のニューピア大会=DEEP Tokyo Impacat2025#01で畠山祐輔×狩野優、4月6日(日)のDEEP Osaka Impacat2025#01で三村亘✖延命そら戦とリザーブマッチ2試合が実施されることも明らかとなっている。


また本日のプレスリリースでは瀧澤謙太×平松翔のバンタム級、本田良介×KENATのフライ級マッチという2つの3回戦と2回戦3試合も決定している。

この2つの3回戦はタイトル戦線に直結するマッチアップといえるだろう。一方、フェザーGPだがフェザー級王者の青井人の出場はなく、RIZINで常に試合機会があるという選手の里帰りもない。そんななか、注目は古い表現を使えば世代闘争といえるか。

海外、RIZIN、DEEPタイトル戦出場経験のある中村大介、芦田崇宏、高橋遼伍に対し、25歳の海飛、23歳の相本宗輝、そして22歳の水野新太が如何にぶつかって行くのか。相本と水野は7勝0敗、そして5勝0敗と揃って負け知らずだ。この真っ白なパワーと対照的なのが、勝ったり負けたりを繰り返しながら確実な成長を見せている海飛だ。

実弟の天弥とアゼルバイジャンへ出稽古に行くなど破天荒にすら感じられる我が道を往く路線。この気概が、飛躍に結びつくか。さらに伝統空手界の天才=五明宏人も、海飛と同様に躓きながら経験を積み重ねてきた。そして忘れてならないのがSBからの刺客=奥山貴大だ。SB日本ウェルター級王者は、昨年12月のGROUND ZERO TOKYO 2024で白川ダーク陸斗と対戦し──なんと掟破りの腕十字でMMAデビューを飾っている。

そんな奥山のDEEPフェザー級GP出場に際し、シーザー武志SB会長は「奥山から昨年 6 月ごろに MMA にチャレンジしたいと相談を受けて、12 月に開催したGROUND ZERO TOKYO 2024で白川陸斗選手とのRIZINルールの試合をマッチメイクしたのですが、奥山はそこで見事な一本勝ちを収めシュートボクサーの実力を証明してくれました。今回DEEP という本格的なMMAの舞台でトーナメントに挑むことになりますが、立技格闘技であるシュートボクシングのチャンピオンが頂点を目指して戦い勝ち上がる姿でファンに勇気や感動を与えて欲しいと思います。チャレンジ精神をもって頑張ってください」とリリースのコメントを寄せている。

投げがあるとはいっても、SBとMMAは全くの別モノ。KNOCK OUT Unlimitedルールのようにブレイクは早くない。そのなかでシュートボクサーの挑戦は、まさにシーザー会長が「子供の頃、夢を見ました」的なチャレンジ。村浜武洋を想い出せる──最強を目指す系譜、SBのDNAを見る思いだ。

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