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【DEEP Osaka Impact】大阪昼夜興行で青井人の復帰戦&角野晃平×嶋田伊吹のウェルター級タイトルマッチ

【写真】韓国のストライカー、チェ・ソンヒョクを相手に青井人が復帰戦(C)MMAPLANET/SHOJIRO KAMEIKE

5日(月)、9月21日(日)に大阪市天王寺区の大阪国際交流センター大ホールで昼夜興行として開催されるDEEP Osaka Impact2025#03とDEEP Osaka Impact2025#04の対戦カードが発表された。
Text by Shojiro Kameike

角野は地元・大阪で初防衛戦となった(C)MMAPLANET

大阪国際交流センター大ホールは、2019年11月にDEEP&PANCRASE大阪大会が開催されている会場。今回の昼興行= DEEP Osaka Impact2025#03では青井人がRoad to UFCで敗れて以来の復帰戦に臨む。また、夜興行= DEEP Osaka Impact2025#04で今年5月にDEEPウェルター級王座を獲得した角野晃平が、嶋田伊吹を相手に初防衛戦を行う。


青井人が韓国のチェ・ソンヒョクを相手に復帰戦。河名マストとの比較も――

DEEPフェザー級王者の青井人は、今年5月にRTUフェザー級1回戦で韓国のユン・チャンミンに判定負け。4カ月振りの試合となる今回の復帰戦では、同じく韓国のチェ・ソンヒョクを迎え撃つこととなった。チェ・ソンヒョクのプロMMAレコードは6勝7敗と負け越しているが、戦績だけで強さを推し量ることができないのが韓国MMAファイターだ。

MMAと並行してキックボクシングの試合にも出場していたチェ・ソンヒョク(※日本では奥山貴大とシュートボクシングで対戦している)。サウスポースタンスからの強烈な左ハイ、左ストレート、右フックを叩きつけてくるストライカーだ。2024年にコリアンゾンビ主催のZFNを主戦場とし、2連続KO勝ちを収めるも、今年6月には河名マストと対戦してジャパニーズネクタイを極められている

河名戦では相手のレスリング力で封じ込まれてしまったが、一度自身のリズムに乗るとフィジカルの強さも相まって、手が止まらず強烈な打撃を出し続けているタイプだ。RTUのユン・チャンミン戦では動きの固さが見られた青井。躊躇する場面があるとチェ・ソンヒョクが一気に出て来ることも考えられる。とはいえ比較対象が明確なだけに、青井にとってはしっかりと仕留めたいところ。その点で青井の復調具合が分かるマッチメイクといえるだろう。

この他、昼の部は大阪大会らしい女子戦——バンタム級=栗山葵×樹季、51キロ契約=サダエ☆マヌーフ×横瀬友愛を含む計4試合が組まれている。DEEPジュエルスのベルト再挑戦を目前にしながら、今年5月の奥富夕夏戦で判定負けを喫した栗山。対戦する樹季は柔道ベースで、2024年から大阪大会で2勝1NCの戦績を収めているファイターだ。栗山にとってはグラップラーを相手に同じ轍を踏むわけにはいかないが、果たして!?

打つか、組むか。角野×嶋田のウェルター級王座戦とバンタム級戦=小崎×前薗

今年5月、ベルト初挑戦となった角野は突きと蹴りを上中下に散らしながら、左ハイで王者の佐藤洋一郎を一撃KO。まさにベースである日本拳法の距離感と一撃の強さを発揮した王座奪取劇だ。佐藤戦前のインタビューで「寝技の壁の攻防、打撃と組みの繋ぎ」を鍛えてきたという新王者。その成長が、相手に優位な形で組ませずに打つスタイルを確立させている。

挑戦者の嶋田は阿部大治と鈴木慎吾に連続一本勝ちで王座挑戦に辿り着いた。それだけのグラップリング力を発揮できるのも、打撃の圧からテイクダウンに繋げることができるからこそ。所属する石川県のジムFight Holicでは「グラップラーはつくらない」との方針があると、チームメイトの寺崎昇龍と齋藤璃貴は語っている。その方針どおり嶋田も組むだけではない、打ち合いながら組んで仕留めることができるFight Holicファイターだ。

角野が組ませずに打つか、嶋田が打ちながら組むか。スタイルの違いが、試合にどのような影響を及ぼすか楽しみなタイトルマッチとなった。

このスタイルの違いは夜の部もう一つの注目試合、小崎連と前薗渓のバンタム級戦にも同じことが言える。無敗で挑んだ今年のRTUこそ、初戦で中国のダールミス・チャウパスゥイに敗れたものの、テイクダウンディフェンスから右でダウンを奪いまくる姿は大きなインパクトを与えた。

対する前薗は柔道&レスリングをベースとした組みの強さでプロデビューから7連勝を飾ったものの、現在は3連敗中。ここで小崎を相手にテイクダウンから得意の形に持ち込むことができれば、連敗もひっくり返すほどの勝利を得ることができる。そのためには小崎の間合いを封じる打撃力が必須だ。

さらに各エリアの対抗戦が行われるDEEPにおいて、今大会では大阪×名古屋の対抗戦が3試合組まれている。各エリア活性化のためにも、この路線は続いてほしいDEEP大阪大会だ。

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45 DEEP DEEP JEWELS DEEP JEWELS49 MAX MMA MMAPLANET o ブログ 奥富夕夏 栗山葵

【DEEP JEWELS49】徹底したテイクダウン&バックコントロール。奥富が栗山をフルマークで下す

【写真】文字通り、奥富が栗山を組み潰した(C)MMAPLANET

<58キロ契約/5分3R>
奥富夕夏(日本)
30-27.30-27.30-27.30-27.
栗山葵(日本)

サウスポーの栗山が右に回ると、奥富も左に回ってステップを遮る。続いて右に回って右ローを繰り出す奥富。シングルレッグで飛び込むもスプロールされた。栗山がプレスを強める。ワンツーが奥富の顔面をかすめた。

足払いのような左ローを受けて尻もちを着いた奥富。栗山はその顔面に左を浴びせた。すぐにシングルレッグで組んだ奥富が立ち上がり、バックコントロールへ。栗山の左足を崩し、上から潰した奥富がパンチの連打を浴びせる。起き上がる栗山に再びヒザを着かせた奥富は、左足を差し入れた。しかし栗山もすぐに左足のフックを外す。

たすきで組まれると立ち上がる栗山。奥富がシングルレッグからボディロックでグラウンドに引き戻す。立ち上がる栗山に対してバックコントロールを続ける奥富が、左足を崩して倒し、バックマウントを奪取する。ボディトライアングルで固定すると、左パウンドを連打。さらに右腕を首に回していく奥富。バックマウントのまま仰向けになり。ラウンド終了を待った。

2R、栗山が飛び出すと奥富が左右に回る。ダブルレッグで飛び込もうとする奥富を、右フックで迎え撃つ栗山。さらに一度シングルレッグを切られた奥富が、栗山の左をかわして組み付き、尻もちを着かせる。立ち上がった栗山をケージに押し込む奥富。ボディロックで崩し、足を引いて栗山にヒザを着かせた。バックから栗山の右手を抑え、左の拳を叩き込む奥富。立ち上がった栗山にシングルレッグ。栗山はスプロールしながらヒジを突き刺すも、そのまま背中を着かされてしまった。

奥富が足を捌きながら右パウンドを落とす。栗山がうつ伏せになると、内側からパンチを連打。栗山は立ち上がっても、バックコントロールからグラウンドに戻される。バックから正面に回り、シングルレッグで倒した奥富だが、ラウンド終了間際に立ち上がった栗山のパンチを受けた。

最終回、奥富が右に回り、シングルレッグで飛び込んだ。栗山は飛び上がるようにスプロールするも、右足を掴まれてしまう。尻もちを着かせされた栗山がケージまで下がる。右腕を差し上げた奥富がケージに押し込んだ。ここでもバックに回った奥富が、左足を差し入れてパンチで削っていく。

目の前にいるセコンドの言葉に、うなずく栗山。しかし状況を打開できない。腰を上げた栗山を崩してパンチを打ち込み続ける奥富。栗山が立ち上がって走るも、奥富のクラッチを切ることができず。ボディロックから再び倒した奥富が、バックコントロール&パンチで制し、さらに顔面へ左ヒザを突き刺した。

裁定は文句なくフルマークで奥富。相撲出身MMAファイターの奥富が、一躍DEEPジュエルスのフライ級ベルト戦線に名乗りを上げた。


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【DEEP TOKYO Impact2025#03】計量終了 窪田戦へ、雅駿介「練習以外の20時間、22時間の使い方」

【写真】胃腸系の調子が良いと、肌艶も良い? コンディションの良さが伝わってきた雅だった (C)MMAPLANET

25日(日)、東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP JEWELS49とDEEP TOKYO IMPACT2025#03の計量が、24日(土)に新宿区のSAP新大久保で行われた。
text by Manabu Takashima

DEEP JEWESL49のメインでHIMEと戦う重田ホノカが、1.75キロのオーバーで涙の計量を済ませ、キャッチウェイト&減点3 & HIMEが勝利した場合のみ公式記録となる変則ファイトを戦うことに。

計量失敗に涙を見せ、計量会場から離れるときも傷心しきって表情を浮かべていた重田だが、もう済んだことは取り戻せない。レコードに黒星を増やすよりも、NCにするために全力で挑むしかない。

ここではDEEP TOKYO IMPACT2025#03のメインで窪田泰斗と戦う雅駿介の計量直後の声をお届けしたい。

ムエタイ国内王者からMMAに転向、組みを防ぐファイトから自ら組みで攻めるスタイルを経て、持ち味の打撃をMMAで生かせるようになった雅だが、過去3試合は1勝1敗1NCと能力に相応しいモノではない。その要因を練習時間以外の過ごし方にあると理解した雅の生活向上と練習の充実について、話を訊いた。


──計量を終え、明日に向けてどのような気持ちでしょうか。

「体調もバッチリで、精神的にも良い感じできたので本当に早く試合がしたいっていう感じですかね」

──雅選手はムエタイの強さを持ったMMAファイターに成長したのですが、ここ3戦の戦績をどのように捉えられてきましたか。

「色々と苦い思いはしてきました(苦笑)。福田(龍彌)選手との試合の負けは大きかったです。その後もコンディションが上手く作れなくてノーコンテストとか、去年は良くなかったです。ケガもあり、階級を変えようかとも考えました。それで日常生活から改めてるようになったんです」

──というと?

「食事や睡眠、練習以外のところに拘るようになりました。練習の1時間、2時間って誰でも一生懸命にやれます。でも本当に強いヤツって、それ以外の20時間、22時間と1日の使い方が違う。そこで選手として差がでる。以前の僕はそこが足らなかったと反省しました。なので食事の摂り方、睡眠の取り方、休息の取り方。練習がない日の過ごし方を見直してきました」

──まず食事面では、どのような変化を?

「特別なことではないのですが、栄養士さんの知識を入れたり、自分で勉強をして栄養のバランスを考えるようになりました。ジャンキーなモノや好きなモノを好きなだけ食うというのを止めました。以前もデキていると思っていた部分があったんですよね。でも、もっと改善できるところがある。それが見つかりました。次の日の体調を考えるために。

ただ極端なことはやらないです。バランス良く食べる。痩せるために糖質を急激にオフするとか、そういうのは良くないです。日本人は米を食べないと。逆に米はしっかりと食べていますね。ほんと程よく食べるというか、ストレスを溜めないことも大切で。とにかく普段から体の動きに敏感になり、体のシグナルをキャッチしながら食事をしています」

──効果を動きで感じることはできますか。

「ハイ。それに花粉症とかも良くなりました」

──それはもう、練習だけでなく生活が向上しますね。睡眠の方はどのような工夫をされているのでしょうか。

「早寝早起きはやっていたんです。ただ睡眠の質を高めるために直前にお風呂に入ることを止めて、体を温め過ぎないようにしています。お風呂って、実が疲れるので寝る前は良くないです。疲れた時はリラックスした状態を創って、眠るようにしています。あと内臓を休ませてから、寝る。寝る前に何か胃に入れるようなことはなくしました。

体を動かすことが仕事なので。そういうことに意識し、日中でも20分、30分ほど仮眠をとるようにしています。そうすることで精神的に良くなり、集中力も増しました。結果、ケガがなくなったんです」

──まさにブランニュー雅駿介になったと。

「ハイ、それで前回の試合はケガが一切なくて、凄く良い結果が出て。今日も計量後なのに、全然元気です」

──練習の時の体調が良くて、計量後も元気。それはパフォーマンスが上がりますね。

「技術的にも寝かされて何もできないなんてことはなくったので、打撃も踏み込んで使えます。MMA全体のバランスが良くなってきたことに加えて、自分の武器……前回の試合でヒザでKOできたように、ヒザ、ヒジが使えるようになったと手応えを感じています。今後の自分に期待してほしいし、自分でも期待しています」

──そういうなかで今回の対戦相手となる窪田選手とは福田戦の前に戦い、判定勝ちを収めた相手です。

「そこからの自分の戦績が良くなくて、向こうは逆に調子を上げてきている。この間にやってきたことの答え合わせになります。前は判定勝ちだったから、ここで差を見せて勝てば……。この間の過ごし方の答が、結果に表れます。

なので今回は内容にも拘ります。もう『戦いたい』と試合後に言わせない試合、フィニッシュして勝ちます。フィニッシュの仕方は特に考えていないですが、打撃で倒すかもしれないし、ヒジで切るかもしれない。首を絞めて勝つかもしれない。MMAなんだから、何でも使って戦ってやるよという感じです」

──今回はメインで戦いますが、コメインまでは対抗戦が組まれています。そこに関して、思うところはありますか。

「そこは本物と偽物の違いを見せることができるので、逆に良い機会かなって思っています」

──押忍。この試合を終えると、2025年ももうほぼ半分を残すのみになります。これからの半年間はどこにターゲットを置いていますか。

「やっぱりDEEPバンタム級のタイトルを取りたいです。日本のバンタム級で福田選手が一番強いんじゃないですかね。だからDEEPのタイトルが欲しいです」


■DEEP TOKYO IMPACT2025#03視聴方法(予定)
5月25日(日)
午後5時10分~U-NEXT、DEEP/DEEP JEWELS YouTubeチャンネル メンバーシップ

■DEEP TOKYO IMPACT2025#03計量結果

<バンタム級/5分3R>
雅駿介: 61.7キロ
窪田泰斗: 61.65キロ

<60キロ契約/5分2R>
RYOGA: 59.65キロ
咲季: 60.0キロ

<68キロ契約/5分2R>
太田将吾: 67.75キロ
カンジ: 67.85キロ

<ライト級/5分2R>
ケンシロウ: 70.65キロ
川島悠汰: 71.15キロ

<フライ級/5分2R>
マサト・ナカムラ: 57.1キロ
松井優磨: 57.15キロ

<59キロ契約/5分2R>
安永吏成: 59.0キロ
竹見浩史郎: 58.85キロ

<ライト級/5分2R>
山田聖真: 70.75キロ
宇良拳: 70.15キロ

<フライ級/5分2R>
武利侑都: 56.95キロ
平井聡一朗: 56.85キロ

<バンタム級/5分2R>
石坂空志: 66.05キロ
時任流架: 66.25キロ

<OPアマチュア ライト級/3分2R>
中尾響: 70.05キロ
三好順一朗: 70.1キロ

<アマチュア バンタム級/3分2R>
丈太: 61.55キロ
寉岡樹記: 61.65キロ

■DEEP JEWELS49視聴方法(予定)
5月25日(日)午後12時25分~
U-NEXT、サムライTV、DEEP/DEEP JEWELS YouTubeチャンネル メンバーシップ

■DEEP JEWELS49 計量結果

<50.75キロ契約/5分3R>
HIME : 48.95キロ
重田ホノカ: 50.75キロ

<58キロ契約/5分3R>
栗山葵: 57.7キロ
奥富夕夏: 57.6キロ

<49キロ契約/5分2R>
彩綺: 48.95キロ
SAAYA: 49.0キロ

<54キロ契約/5分2R>
横瀬友愛: 53.75キロ
成本優良: 53.6キロ

<キック 60キロ契約/3分2R>
エレナ: 59.05キロ
ちゃんりな: 57.9キロ

<アマチュア ストロー級/3分2R>
あきぴ: 50.5キロ
堀内美沙紀: 52.65キロ

<アマチュア 50キロ契約/3分2R>
大井すず: 49.1キロ
渡辺真央: 49.7キロ

<アマチュア ストロー級/3分2R>
和智美音: 51.7キロ
山吹マリン: 51.85キロ

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【DEEP JEWELS49】仕切り直して初参戦。HIMEと激突、重田ホノカ「進化よりも変化を見てほしい」

【写真】とにかくUFCの試合を参考に、自分自身を高めているという重田(C)SHOJIRO KAMEIKE

25日(日)、東京都港区のニューピアホールにて開催されるDEEP JEWELS49で、元パンクラス・フライ級QOPの重田ホノカがHIMEと対戦する。
Text by Shojiro Kameike

昨年7月、杉山しずかに敗れてフライ級KOPのベルトを失った重田が、DEEPジュエルスで復帰戦を迎える。当初は今年3月のDEEP JEWELS48でHIMEと対戦する予定であったが、重田の負傷で延期に。改めて組まれた復帰戦を控えた重田が、キャリア初黒星を経て得たものと自身の成長とは。


――重田選手がパンクラスのベルトを失ったあと、DEEPジュエルスに参戦すると聞いた時は驚きました。フライ級からストロー級に戻し、その王座を狙うのかと……。

「私は高校生の時からずっとDEEPジュエルスを視ていて、いつか出たいと思っていたんです。パンクラスのように男子の試合と一緒に女子の試合が組まれるのも良いけど、女子だけの興行は選手層も厚くて、華がある。そういう大会で試合をしてみたい、という気持ちはありました」

――最初は今年3月にHIME選手と戦うことが発表されながら、重田選手の負傷で試合は延期に。改めてHIME戦を控えている今ですが、体もかなり絞れていますね。本来はストロー級だったとしても、しばらくフライ級で戦っていました。今回の契約体重である49キロまで絞ることは難しくないですか。

「良い感じで落とせてきていますね。いつも1日に3部練、4部練とかやりすぎて、この時期はゲソッとしていたりするんですよ。でも今回は怪我からの復帰でもあるので、練習しすぎないように、練習しすぎないように――と注意していて。良い感じで筋肉も残っています。今回はしっかりと打撃もやっていますし」

――中指と人差し指にナックルに練習の跡が見えます。しっかりと良いポイントでパンチを当てることができている証拠ですね。

ナックル部分の傷跡は、正しくパンチを打ち込んできた証(C)SHOJIRO KAMEIKE

「パンクラスで負けてから10カ月、しっかりと自分の中でテーマを決めて練習してきました。UFCの選手を参考にしながら打撃はもちろん、首相撲やヒジとかを強化してきて。ずっとMMAを組みだけで戦ってきたんですよ。打撃も荒々しく、とにかく打ち勝てば良いという感じの『攻め勝つ』スタイルですよね。少しは変化したかなぁ……ちゃんとゲームができるようになったとは思います」

――前回の杉山戦は、最初から攻めすぎていたのでしょうか。

「攻めすぎたというか、気持ちが入っていなかったですね。試合当日は朝起きて一番に、後輩に電話したんです。『保険証っている?』って(笑)」

――というと?

「実は試合の2週間にアバラを骨折していたんですよ。だから体も動かせなくて。そんなに減量はなかったけど、体も全然ハリがなく、むくんでいたと思います。動けないから、1日中ただただ歩いて体重を落としていました。

練習も全くできずに、気持ちもつくることはできなくて。でも試合をキャンセルしたら、次の大会はカンナさんの引退試合と被っちゃうし……(※杉山戦は7月21日のPancrase346で実施。この大会をキャンセルすると次のナンバーシリーズは9月29日。その日はRIZINで浅倉が伊澤星花との引退試合に臨むこととなっていた)。

当日はカンナさんのセコンドに入ることになっていたから、絶対にキャンセルできないと思って。だから体重だけ落として、試合は何もできずに負けました」

――試合当日、アバラの具合は……。

「もう痛すぎて、アップでも息が上がってしまうぐらいでした。リカバリーも失敗していたのか、アップだけで汗がバァーッと出てしまう状態で。

あとはストレスもあって、ずっと眠ることができていなかったんです。なのに試合当日、眠気が来ちゃって。だけど寝てはいけない。ここで寝たら試合できなくなる。だから意地でも起きていたけど、試合は全然ダメでしたね(苦笑)」

――それだけアバラ付近に痛みがあると、ニンジャチョークで絞め上げられた時も激痛が走ったのではないですか。

「最初にテイクダウンした時『これはもうダメだ』と思いました。そのあと、いつもならニンジャは上を向いて外しに行くけど、その時は痛すぎて上を向くことができなかったですね。体が動く前に脳が『ダメだ』って指示した感じで、体が反応しなくて。結果、眠っちゃいましたね」

――試合まで眠れていなかった分……と笑いごとではないですが。

「アハハハ! でも入場の時から、もう半分寝ていたような感じでしたね。覇気はないし、試合前から母にも『いつもと違うよ。大丈夫?』と心配されていました」

――負傷があったとはいえ、ファイターとして試合でベストを尽くすことができなかった。その点で悔しさはありませんか。

「そうですね。『私、何やっているんだろう?』『何故こうなっちゃうんだろう?』って……。でもここまで着々と積み上げてきて、サッとベルトを獲ったから『このあと絶対に悪いことあるだろうな』と思っていました。それこそ人生最大に悪いことが――ドーピング問題(※端貴代戦のドラッグテストで、漢方薬や風邪薬に含まれるエフェドリンが検出された)、アバラの骨折、そして王座から転落と」

――……。

「年内に復帰したかったけど、対戦相手も決まらず、私自身も体調が良くなくて。今まで駆け抜けてきたし、一度休んでみても良いかなと思ったんです。

ちょうどその頃にカンナさんが引退して、練習にも来なくなるじゃないですか。私の手元にはベルトも残っていない。そうなると『私、何のためにMMAをやっているのかな』と考えようになって。闘志がなく、とりあえず練習だけはしているという状態でしたね。

それで3月にDEEPジュエルスで復帰戦が決まったけど、また練習中に負傷して試合ができなくなりました。だけど、何としても1年以内には復帰したいと思っていて。去年の7月に試合をしてから1年以上ブランクができてしまうのは嫌で」

――DEEP事務局からのプレスリリースには、「練習中に左ヒザを負傷した」とありました。

「一般的には体を動かせるようになるまで半年はかかる怪我でした。そこからリハビリとなると……。でもスポーツ専門のドクターを紹介してもらい、復帰も早くなって」

――負傷も癒えて、改めて対戦するHIME選手の印象を教えてください。

「パンチの回転力がありますよね。ただ、足を使うタイプじゃないですか。圧をかけてくる選手よりは比較的やりやすいと思います。ただ、ケージに詰めた時に見えない壁というか……分かります?」

――それはカウンター攻撃のプレッシャーのことですか。

「はい。『もっと近づくとアッパーとかスーパーマンパンチを打ってくるんだろうな』という距離は、試合中に絶対生まれてくると思います。でも、そこはしっかりと練習してきたので、あとはいつもどおりの試合をするだけですね。

単にテイクダウンに行くだけでは倒せない。腰が重いのも、力が強いのも想定内で――なかなか試合が思うように運ばないのも想定内です。どんな状況になっても良いように練習してきました」

――自身の強みであるテイクダウンに至るためにも、鍛えてきたその拳が生きるわけですね。

「もちろん進化はしていますけど、それよりも変化を見てほしいです。『あれ? 重田ホノカ、変わったな』って。この1年弱で本当に変わったと思ってもらえる試合をしたいですね。

試合でいろんな経験をしてきて、私も大人になりましたから。大人になったと思いません?」

――確かに以前より、考えていることも話すこともシッカリしてきたとは思います。ただ、それで「大人になったと思いません?」と自分から聞いてくるのは……。

「そうですね、アハハハ」

――大人の重田ホノカとして臨むHIME戦、楽しみにしています。そういえば浅倉カンナ選手が引退試合前のインタビューで「私のセコンドにつくことで少しでもモチベーションが上がってくれたら嬉しいし、次はホノカにあの舞台を目指してほしいです」と言っていました。実際セコンドに入って、何か得ることはできましたか。

「カンナさんが入場して私もリングサイドに着いた時点で、私もう号泣しちゃっていたんですよ。でもそこに伊澤選手の入場曲がかかって――見たら、RIZINのベルトがキラキラと輝いていて『良いなぁ、アレ欲しいなぁ』と思いました(笑)。今の目標はRIZINのベルトではありますけど、今は目の前の試合があって、自分がやるべきことに集中します」

■視聴方法(予定)
5月25日(日)午後12時25分~
U-NEXT、サムライTV、DEEP/DEEP JEWELS YouTubeチャンネル メンバーシップ

■DEEP JEWELS49 対戦カード

<49キロ契約/5分3R>
HIME(日本)
重田ホノカ(日本)

<58キロ契約/5分3R>
栗山葵(日本)
奥富夕夏(日本)

<49キロ契約/5分2R>
彩綺(日本)
SAAYA(日本)

<54キロ契約/5分2R>
横瀬友愛(日本)
成本優良(日本)

<キック 60キロ契約/3分2R>
エレナ(フランス)
ちゃんりな(日本)

<アマチュア ストロー級/3分2R>
あきぴ(日本)
堀内美沙紀(日本)

<アマチュア 50キロ契約/3分2R>
大井すず(日本)
渡辺真央(日本)

<アマチュア ストロー級/3分2R>
和智美音(日本)
山吹マリン(日本)

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45 MMA MMAPLANET o ONE ONE FF71 ファイニ・メスキータ ボクシング 奥富夕夏

【ONE FF71】奥富夕夏、がぶられ頭部へのヒザからスタンドのRNCに落ちてメスキータに完敗

<女子ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
ファイニ・メスキータ(豪州)
Def.1R2分15秒by RNC
奥富夕夏(日本)

右を当てたメスキータが、そのままショートを当て右を差しにいった奥富にダーティボクシング、さらにヒザをボディに突き刺す。胸を合わせた奥富は、ボディロックから小外掛けを仕掛ける。逆にメスキータが払い腰で投げ、レッスルアップの奥富をがぶってヒザを頭部に入れる。崩された奥富は、スタンドでバックを許しRNCをセットされる。メスキータが両足をフックすると、失神した奥富がキャンバスに倒れ完敗に終わった。


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45 IMMAF MMA MMAPLANET o ONE ONE FF71 UFC ファイネ・メスキータ ルンピニー 奥富夕夏 杉山しずか 村田夏南子 東よう子 海外 澤田千優 魅津希 鶴屋怜 齊藤百湖

【ONE FF71】IMMAF世界王者と対戦、相撲&柔術&MMAの三位一体──奥富夕夏「捻りです」

【写真】いかに組むか──懐に入ることができるか。興味深い(C)ONE

本日19日(金・現地時間)にタイはバンコクのルンピニー・スタジアムで開催されるONE FF71で、奥富夕夏がファイネ・メスキータと対戦する。
Text by Shojiro Kameike

同大会でムエタイを戦う壱センチャイジムと(C)YUKA OKUTOMI

今年3月、奥富は齊藤百湖と対戦した際、ケージ際で相撲流の腕(かいな)の返しを見せた。

小学生の頃から女子相撲で活躍し、全日本選手権で軽量級3連覇、国際選抜大会優勝という実績を持つ奥富。さらにリバーサルジム新宿Me,Weで柔術とMMAを始め、MMAではアマチュアから現在に至るまで無敗を貫いている。ONE FFに参戦する奥富に、女子相撲からMMAに至るキャリアを訊いた。


――前日計量直後のインタビューとなります。MMAでは初めての海外の試合であり、初のハイドレーションテストかと思います。

「海外の試合は相撲でも経験しているので抵抗はないのですが、ハイドレーションテストは失敗する選手もいるので結構緊張しました。普段から減量は問題なく、それほど水抜きしているわけでもないんです。ただ、普段の水抜きで尿比重がどれくらいなのかも分からないですし、水抜きなしで減量することも含めてストレスはありました。

今回は初めてトレーナーの方に付いてもらい、ONEに出ている山北選手にもアドバイスを貰ってクリアすることができました。体重は124.2ポンド(56.33キロ)、尿比重が1.0180で、どちらも余裕がある結果でした」

――奥富選手のバックボーンにある女子相撲は、MMA界ではその内容があまり知られていないかと思います。まず奥富選手が相撲を始めた経緯から教えていただけますか。

「もともと3歳から柔道をやっていました。でもガツガツとした強豪の道場ではなく、週1回練習できればよいという柔道教室で。その柔道と並行して5歳の時から、わんぱく相撲に出るようになりました。習い事として相撲教室に通い始めたのは10歳ぐらいですね。

小学2年生は男女が同じ大会に出て、私はいつも2位でした。それが小学3~4年生から男女が分かれるということで、優勝するためにもちゃんと相撲を習ってから大会に出たほうが良いなと思ったんです」

――奥富選手は千葉県柏市出身とのことですが、地元は子供の頃から相撲に触れる機会が多い地域なのでしょうか。

「青森とか、もっと有名な地域はありますけど……柏市には相撲の少年団チームが一つあって、わんぱく相撲もある程度の人数が出場していました。おかけで、相撲を始めようと思えば誰でも始められる環境ではありましたね」

――ただ、大相撲の土俵が女人禁制という伝統も影響しているとは思いますが、40年前には女子が相撲に参加することは考えられませんでした。

「私が始めた頃も女子選手は少なかったです。自分の地元だけでいえば、少年団の中で女子は私一人でした。関東全体でもそれほど女子が集まる状況ではなく、全国大会まで行くと階級別で10人ぐらいいるかなという感じで。今はもっと多いですね」

――なるほど。奥富選手が相撲で得意としているのは「寄り」、「押し」、「投げ」、「掛け」では、どの技でしょうか。

「今は『捻り』ですね。相撲っぽくない技が得意で(笑)。イメージ的には舞の海さんの相撲に近いと思います」

――「捻り」ですか! ということは、まわしを取るよりも齊藤戦で見せたように、腕を差し込んで返していくほうが多いのですね。

頭をつけるスタイル(C)YUKA OKUTOMI

「どちらかといえば頭と頭をつける――レスリングに近い体勢から、アームドラッグのように腕を捻っていくことが多いですね。

柔道と相撲を並行していくなかで、いろんなものを合わせていったら、大学時代から捻りが得意になりました」

――高校から大学まで女子相撲を続ける環境があるというのも驚きました。

「小中は少年団、高校と大学は部活でやっていました。私が通っていた日本体育大学柏高校はレスリングが強くて、鶴屋怜選手の母校でもあります。その日体大柏に相撲部が出来て、私も入学しました。そこから日大相撲部に進んでいます。だから相撲をやる環境は整っていたと思います」

――柔道と相撲を並行していて、相撲をメインにした理由は何だったのでしょうか。

「子供の頃は私も『柔道でオリンピックに出たい』と言っていました。そこそこ柔道も強くて、県大会で優勝して全小(全国少年柔道大会)に出たんですよ。でも初戦で秒殺されて、『私が生きる世界はココではないな』と思いました(笑)」

――一方でアマチュア相撲は大相撲と異なり、階級制を採用し、かつ無差別も設けています。奥富選手は階級別(軽量級)と無差別の両方で実績を残しています。

「小さい頃から男子としか練習していなかったので、大きい人と戦うことに苦手意識はなかったんです。大学の相撲部も大きい人しかいなかったですし」

――日大相撲部であれば、周りは大相撲=プロを目指す人たちが多いですよね。

「はい。女子でも100キロを超える後輩がいました。そういう人たちと練習することができていたのは大きいです。大きい人が小さい人に負けると失うものもありますけど、小さい人が大きい人に負けても失うものはない。勝ったら褒められるだけで(笑)。あとは怪我のリスクだけですね」

――軽量級と無差別の試合では、組み方は変えるのですか。

「若干変えますね。無差別だと、まず四つには組まないです。四つに組むと持ち上げられてしまうので。だけど回っているだけでは、距離があるところから力を加えられる技——突っぱりで負けたりしていまいます。そのため、自分から当たりながら前後に動く。あるいは前褌を取ると力も出るので、出し投げを使ったりとか」

――では男子の場合、大相撲というプロの世界もあります。プロのない女子相撲における目標は、どのようなものだったのでしょうか。

「ここ3~4年ぐらいで、女子相撲の実業団をつくろうという動きが広がっているんですよ。でもまだ採用してくれる企業も少なく、大学で辞めてしまう子は多いと思います。

私自身は今OLをやっていて、入社したのはもともと相撲部が強い会社なんです。最初はその会社に相撲で入りたくて。でも『相撲部で女子は採用していない』ということで、普通に就活して入りました。でも今が入社3年目で、私が世界チャンピンということもあって相撲部に入ることができるかどうか……というのが現状ですね」

――……えっ!? それは現在進行形のお話なのですか。

「はい。

実は今回の試合の1カ月前、6月にも大会で優勝しています(全国女子相撲選抜ひめじ大会、一般の部65キロ未満級を制している)。練習の頻度でいえばMMAのほうが遥かに上ですが、どちらかといえば『楽しく相撲を続けながら普及させていきたい』という気持ちです」

――6月に優勝! すみません、相撲の結果まではチェックしておらず……。奥富選手は柔術でも昨年、JBJJF全日本とIBJJFアジア選手権で女子アダルト紫帯、今年のアジア選手権でも女子紫帯の無差別級で優勝しています。「MMAのために他競技をやる」「相撲のためにMMAをやる」ということではなく、全て切り離して考えているのですか。

「そうですね。たとえば柔術についても『MMAのための柔術をやる』という方も多いとは思います。私は道衣を使ったスパイダーやデラヒーバ……MMAだと殴られてしまうようなポジションの技も好きで。もともとはトップからのほうが得意ですけど、紫帯になるとボトムからの技もできないと勝てないですから(※奥富は柔術でも2023年JBJJF全日本選手権の女子アダルト紫帯ライト級で優勝している)」

――思考が完全に競技者ですよね。ただ、今回のONE FFのオファーが来たのは、6月の相撲の試合に出るより前ですよね。

「前です。でもオファーを断る気持ちはなかったです。女子相撲や柔術はアマチュア競技なので、出る出ないは自分次第じゃないですか。でもプロのMMAはオファーを頂いた時点で『仕事』なので、それをパスすることのほうが私の中では許されない。どちらかといえばMMAの試合のオファーを頂いている時点で、相撲の試合で怪我してMMAの試合に出られなくなるほうが問題で。だから怪我せず優勝して、今回の試合に臨むことができます」

――相撲も怪我の多い競技です。にも関わらず全く怪我なく大会で優勝できるのは、よほど実力差がなければできないと思います。

「大学の時より今のほうが相撲は強くなっていますね。大学の時は相撲しかやっていなかったけど、今はMMAや柔術の動きが入ってきて、さらに相撲で勝てるようになりました」

――反対に相撲がMMAに生きている面はありますか。

「細かい技術的なことはともかく、まず足腰は他の人より強いです。MMAでも押されることはあるけど、テイクダウンしづらいとか」

――MMAではアマチュア5戦全勝、プロでも3勝1NCと無敗を貫いています。前回の試合は相手の計量オーバーにより、判定で負けながらもNC決着になりましたが……。

「いろいろな方がいるとは思いますけど、私は格闘技が好きで続けていたらプロになったというタイプです。半年ほど一般会員として練習していて、アマチュアも2年間やっていて――そういうキャリアの積み方が、今のところうまく行っているとは思います。前回の試合は、内容的には惨敗でした。でもその内容だったからこそ変えられた部分もありますね」

――ちなみに奥富選手以降、Me,Weに相撲出身者が増えたと聞きます。

「そうなんですよ。私の知り合いで相撲出身の男の子が、もともと大学時代からMMAをやりたいと言っていて。大学を卒業して社会人になってから私に問い合わせが来たあと、Me,Weに入会しました」

――柔道出身者やレスリング出身者が多いジムはありますが、相撲出身者が増えるジムというのも珍しいです。MMAを戦ううえでの目標は何ですか。

「UFCに出たいとか大きなことを語るよりは、目の前の試合に全て勝ちたいです。自分の性格を考えても『上に噛みつく』とかは得意じゃなくて、淡々と試合をこなしていたらONEに辿り着いた、というぐらいの感じですね(苦笑)」

――それも競技者の考え方なのだと思います。

「Me,Weには、そういう考えの選手が多いですね。プロの舞台でもやたらと煽ったりすることなくて。そういう雰囲気も自分に合っていると思います。あと女子も杉山しずかさん、東よう子さん、村田夏南子さん、魅津希さんと一緒に練習していて。このメンバーの中にいると、練習では自分の良いところなんて何一つないんですよ。でも試合になると、自分が伸びているところを感じることができる。それもMe,Weで良かったと思う点です」

――ONE FFで戦うのは、自身がステップアップするためには重要なチャンスです。

「そうですね。今までと同じで、注目されたいっていう気持ちはないです。とにかく決まった試合は全て勝ちたい。今回も確実に勝ちたいです」

(C)ONE

――そのONE FF初戦で、2022年のIMMAF世界王者ファイネ・メスキータと対戦することとなりました。

「相手の実績が凄くてビックリしました。でもONEに出させていただくことが凄いチャンスですし、自分は相手を選べる立場でもないです。相手の実績が凄いからって試合を断るようなら、そもそもONEに出る意味もなくて。ここは腹を括って勝ちに行きます」

――これまでプロの試合は全てケージでしたが、ONE FFはリングを使用します。

「Me,Weも壁を使った練習が多いので、リングよりケージのほうが練習と近いとは思います。でも戦う場所の中央でやることは変わらないし、ケージだと逆に押し込んでから手や足を入れにくい面もありますよね。その点はリングのほうがやりやすいとは考えています」

――結果、リングでロープやコーナーに押し込んだ時に差して捻り技に持っていきやすいでしょうね。

「柔道もやっていたので、投げ技自体も苦手ではないです。まだONE初戦なので『ベルトを狙います』とは言えません。まずONE FFで勝って本戦に出られるようになって、澤田千優選手のように勝ち上がっていきたいです」

■視聴方法(予定)
7月19日(金)
午後9時15分~U-NEXT

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45 DEEP MMA MMAPLANET o 奥富夕夏 齊藤百湖

【DEEP JEWEL44】計量オーバーの齊藤がTDで奥富を上回るも、結果はノーコンテストに

【写真】両者に笑顔無し。しっかりとウェイトを合わせての再戦が見たい(C)MATSUNAO KOKUBO

<フライ級/5分2R>
齊藤百湖(日本)
NC:18-18(マスト齊藤).18-18(マスト齊藤).18-18(マスト齊藤)
奥富夕夏(日本)

齊藤は前日計量で1.8キロオーバーのため、減点2からスタート。奥富が勝利した場合のみ公式記録となる。

奥富が左ジャブを突いて前に出る。齊藤も左フック、右ストレートを伸ばす。細かく右ローを当てる奥富に対し、齊藤も左ローを返す。奥富の右がインサイドから齊藤の顔面を捉えた。右ローを当て、齊藤の右をブロックした奥富は、さらに齊藤の右ハイをかわす。齊藤がダブルレッグでグラウンドに持ち込む。奥富がニーシールドからスクランブルへ。ガブった齊藤がバックに回るが、奥富がシングルレッグに切り替える。

スプロールした齊藤をケージに押し込みかけた奥富だが、切り返した齊藤のパンチを浴びてしまう。立ち上がった奥富を、左腕を差し上げた齊藤がケージに押し込む。ボディロックから投げを打った齊藤だが倒せず。奥富が体勢を入れ替え、右オーバーフックから齊藤をケージに押し込んでいくも、反対に押し込まれてしまう。齊藤の投げを耐えた奥富が横三角に捉えたが、ここは頭を抜いた齊藤が立ち上がり奥富をケージに押し込んでいった。

最終回、奥富がガードを固めて前に出る。右ローから右フックを当てて下がった。齊藤の左ハイをブロックした奥富がシングルレッグへ。齊藤に尻もちを着かせるも、奥富がストレートフットロックを狙う。齊藤が外ヒールで対抗しようとしたところで、奥富が体を起こして鉄槌を連打する。齊藤がトップを奪い、リバース・デラヒーバの奥富にパンチを浴びせた。立ち上がる奥富のバックをうかがう齊藤だったが、ここら両者が離れた。

スタンドでは奥富がケージを背負い、齊藤の左右フックを受ける。奥富のダブルレッグをスプロールした齊藤が、立ち上がる奥富のバックに回った。ケージに体を預けた奥富が尻もちを着いてしまう。齊藤はバックコントロールへ。立ち上がった奥富を肩固めから倒しに行く齊藤。奥富が切り返してケージに押し込むも、齊藤が大外刈りでテイクダウンしてパンチを落としていく。バックに着かれた奥富がキムラで組むも、齊藤が崩して試合終了のゴングを聞いた。

採点はジャッジ3者ともドローで、マスト判定で奥富夕夏(日本)につけた。そのため試合結果はノーコンテストとなった。


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