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【Breakthrough Combat03】中島太一に腕十字、未知すぎ大脇征吾「柔術はやっていないです。道着はもう」

【写真】試合開始直前の大脇。やはり緊張よりも、ワクワク感が伝わってくる (C)MMAPLANET

26日(水)に開催されたBreakthrough Combat03で中島太一とProgressルールで戦い、腕十字で一本勝ちした大脇征吾をイベント終了後にインタビュー。
Text by Manabu Takashima

正直、今大会に出場する選手のなかで最も名前の実績もなかった。しかし、彼と触れた選手は口を揃えて「強い」と言い、練習では伊藤盛一郎や田中路教を極めるという話が伝わってきた。さらに大会当日になると同大会の解説者を務めた中村倫也が「リストと取られると、外せない」と発言し、ミドル級キング・オブ・パンクラシスト内藤由良まで「取られる」という話が伝わるようになる。

果たして大脇は中島を相手、引き込みからチョイバーで中島の左腕を早々に伸ばしてしまった。力強い極めを見せた大脇をイベント終了後にインタビューすると、その堂々たるファイトぶりとは正反対のソフト過ぎる──受け答えを聞き取ることも困難になりがちな──素顔が垣間見られた。


――グランドスラムの勝村代表、そして内藤由良選手、さらに中村倫也選手らから「強い」という声が試合前から届き、凄く幻想が膨らんでいました。計量で大脇選手がどのような空気を発しているのか確認させていただきたかったのですが、残念ながら当日計量で試合までその佇まいも分からないままでした。

「計量の記事とかがあって、『あぁ行きたかなかったなぁ』っていう気持ちはありました。試合が近づくほど、皆が幻想を膨らませてくれて、少しプレッシャーになっていました。ただプレッシャーはあったのですが、自分でエントリーして試合をするよりもワクワクというか……。評価してもらえるところで戦えることが嬉しかったです。なのでプレッシャーよりも、やる気が勝っていました」

──では、実際に試合で中島選手と組んだ時の手応えはいかがでしたか。

「最初のコンタクトでいけそうだなって思いました。壁に押し込まれて、頭を抱えてリストを取ったときに『いけそうだ』と」

──立ちで組んで、寝技でも行けると思えるのですか。

「ハイ。感覚で……なんとなく(笑)」

──組んで、怖さがなかったということでしょうか。

「ハイ」

──下になりZハーフからチョイバー、そして腕十字と鮮やかな一本でした。あれは得意パターンなのですか。

「得意技です、ハイ。もう、あそこまで行ったらやることは決まっています」

──柔道がベースということですが、力強い寝技でした。柔道時代から、極めが得意だったのでしょうか。なかなか柔道では寝技の展開は続けるのは困難ではあるのですが。

「ハイ、ただ練習だと寝技で乱取りとかあるじゃないですか。だいたい立ち技の乱取りよりも、寝技の乱取りの方が好きでした。抑え込むよりも関節技だったり、三角絞め……絞めたりするほうが好きでした」

──では柔道から柔術、そしてグラップリングに?

「柔術はやっていないです。道着はもう、いいかなって(笑)。今もあまり着たことがないです。道着は疲れます。柔術をちょっとやっても、グラップリングの方が楽だったというか」

──なんと!! 柔術の帯も持っていないということですか。

「柔術の帯は持っていないですが、柔道をやっていたことで青帯スタートで大会には出ることができます」

──なるほどです。ところで練習仲間が口を揃えて「力がある」と言っているわけですが、それは握力が強いということなのでしょうか。

「う~ん、いやチョット分からないです」

──ハハハハ。国内トップクラスのMMAファイターを極めた力強さから、対照的なソフトな口調が続きますね(笑)。この勝ちを今後は、どのようにつなげたいと思っていますか。

「今回、MMAの選手が相手で。たまたまに下になって取れたんですけど、最初から立ちが得意じゃないって言っていて(笑)。自分からテイクダウンにいくとか苦手なんで……そういうところが、メインの試合(須藤拓真✕竹内稔のProgressフェザー級王座決定戦)でも『極めにいくだろう』と言われていたじゃないですか。でも、1Rとかポイントゲームができる。極めもあるし、ちゃんとテイクダウンに行って上から攻めることができる一流の選手は違うなぁって思って。そういうところもできるようになれたらなって、思います」

──ではProgressという場も含めて、どのような場で戦っていきたいと思っていますか。

「明確はビジョンとかは思い浮かんでいないのですが、話がいただけるなら積極的に出たいと思います」

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【Breakthrought Combat03】プログレス初戦、引き込んだ大脇が中島を腕十字で下す

【写真】チョイ・バーで左腕を取った大脇が腕十字でフィニッシュ(C)MMAPLANET

<Progressフェザー級/5分2R>
大脇征吾(日本)
Def.1R3分44秒 by 腕十字
中島太一(日本)

サウスポースタンスの大脇に、中島がプレスをかける。大脇にケージを背負わせた中島だが、首をもられ体勢を入れ替えられた。離れた両者、中島が再び大脇をケージに押し込み、左足をシングルレッグで抱えた。ここはテイクダウンを諦めて離れた中島。再び組み、右足を差し上げて押し込むと、大脇が引き込んだ。

2pを中島に献上した大脇が下から三角絞めを狙う。立ち上がった中島に対し、大脇はシッティングガードで両手を伸ばす。ラウンド残り2分で中島が大脇のガードの中に入った。ハーフガードの大脇は足を上げ、Zハーフ中島の左腕を取ってチョイ・バーの体勢に。腹ばいの中島の左腕を十字で伸ばしてタップを奪った。

プログレス初戦で中島を下した大脇は「緊張しました(苦笑)。立ち技が得意じゃないので、柔道の頃から寝技が好きなのでグラップリングを始めました。(フィニッシュは)得意な形で普段から取っています。こういう大会に継続して参加できればと思います」と笑顔で語った。


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【Breakthrough Combat03】首か足か。竹内稔戦へ、須藤拓真「守りを重視するのか。攻めを重視するのか」

【写真】技量と度量の精神戦が今夜、待っている (C)MMAPLANET

本日26日(水)に開催されるBreakthrough Combat03のメインで須藤拓真が竹内稔とProgressフェザー級王座決定戦を戦う。
Text by Manabu Takashima

レッグハンターの異名通り、BTC02ではブルドックニーバーという衝撃的なフィニッシュを披露した須藤。そんな彼の足関節以上に、竹内はアナコンダに特化した印象を持つ。攻めると取られる。取らないと、ポイントで不利。タイトル戦は3Rで仕切り直しの数が増える。防御に徹すると塩試合。そんな四面楚歌で迎える竹内とのタイトル戦に向け、須藤の心境を尋ねた(※取材は7日に行われた)。


攻める瞬間が一番危ないです

――12月に大会に続きBTCからオファーがあり、今回はProgressフェザー級王座決定戦となりました。

「そうやって評価していただいているので、嬉しいです」

──平日開催でサラリーマンの須藤選手に有給を2日使わせるのは申し訳ないという主催者側の考えもあるようですが、その辺りは?

「そこは会社と交渉してきました(笑)。タイトルマッチだから前日計量というのは、しょうがないですし。会社の方も認めてくれました(笑)」

──ところで竹内選手と対戦経験がないというのが、少し意外でした。

「そうですね。1度、練習で組んだことはあります。同じトーナメントに出ていても、当たったことはなかったです。同じ相手に負けて……(苦笑)」

──その竹内選手、いまさら印象を尋ねるまでのないグラップラーだとは思います。

「もうアナコンダ、そこですよね。引き込みマイナスのあるルールだと、凄く強いと思います。そういう意味でも今回は相性が悪い。竹内さんに有利というか、自分としてはやり辛いルールです」

──引き込んで下から創ろうとすると2Pを献上する。しかも、向こうの得意な形にもなる。

「ただテイクダウンを狙うと、その瞬間に取られる可能性もあります(苦笑)。それでも極めに行くのが一番かと。立ちレスをやってもテイクダウンは簡単に取れないし、取ろうとしたところでアナコンダがある。あそこまで特化型の人はいないです。

自分も特化型のスタイルだと思っていますが、それ以上に特化型の選手なので」

──全てがアナコンダで帰結します。

「凄いです。いっぱい、餌がないとあそまで取れないですよね」

──上久保選手が去年の7月にアナコンダを防ぎきりました。あの試合は参考になりますか。

「う~ん、あの手を差し入れて防御するというのはフィジカル差があってデキたことではないかなと思っています。自分があの形まで入られると、極められるかと。なので、あまり参考にはしていないです(笑)」

──では首を取られる瞬間、足を抱えて極める。そんな攻防も起こりえるでしょうか。

「あぁ……そこの線引きが、まだできていないです。自分が仕掛けに行った時が、一番危なくなるでしょうし。防御一辺倒なら、まだ逃げることはできるかなって感じで。攻める瞬間が一番危ないですね。逃げに徹すると、極められないかもしれない。なので首を取られるか。足を取るか。めちゃくちゃ塩試合になるか(笑)」

──付き合わずにポイント勝利を狙うMMAファイターをグラップラーが追い込む。それがProgressの特徴でもあったのですが、グラップラー同士でも勝利を考えると攻め合うという展開にならないこともあると。

「塩試合になる気がします。ハハハハ」

──そんななかアナコンダ以外で注意すべきところは、どこになりますか。

「正座ベースがめちゃくちゃ強いです。下から攻める相手に、ヒザ立ちのベースがめちゃくちゃ強い。そういう場面をよく見ているので、足を取りに行くのも考えていかないと。相当に難しいです」

──正座でポスチャーが強い。これは……視る方がしんどい試合になるかも……。

「そうなんですよね(笑)。そこをどう頑張って崩していくのか。ただ、ヒザ立ちで強いということは分かっているので、切り崩し方は考えています。そこは試合を見ていただいて、お楽しみにという部分です(笑)」

──同時にレッグハンターが、足狙いでない柔術をする。そんな楽しみもあるかと密かに期待してします。

「警戒されるが故に出せるかもしれない。そういう試合になるかもしれないですね。どの試合も別に足を取りたいっていうわけではないので。気が付いたら取っているだけで。だから正座が強いなら、全然違うことをするかもしれないです。逆に自分がアナコンダを取ってしまうかもしれない(笑)」

──おおっ!! 5分3R、最低限2度の仕切り直しがある。2Rでは1度、この違いはありますか。

「めちゃくちゃあります。そこも含めて、色々向いていないな(笑)。相性悪いなって。Progressルールと竹内選手、両方揃って相性がどんどん悪くなる。仮に下から攻めるとしても、1回の仕切り直しなら一度でもバックを取れば挽回、そこから逆転もできます。でも3R全部を引き込むと、6Pが向こうに入っちゃうわけで。その分、取り返さないといけなくりなります」

──相手の背中をつかせて、上から攻めるというのは?

「テイクダウンですよね。そこが怖いんです(笑)。ボディロックでも、どこからでも仕掛けてくるので」

──ではスイープは?

「足を狙って、スイープとかできるのか理想です」

──そのようななか今日は道着の稽古ですが、まぁまぁ取られていることに正直驚かされました。

「普通に取られます。ここにいる黒帯の人たちは、滅茶苦茶強いです。この練習で、僕は創られています。僕のベースはやっぱり柔術だと思っているので。普通に柔術の練習をしていないと。そこは重視しています」

──X-TREME EBINAでは週に何度ほど練習を?

「4、5回ですね。道着が週に4度です」

必殺技を持っているのでハラハラしてもらえると思います

──ではノーギの出稽古は、どこへ。

「それが対戦相手の本拠地のカルペディエム三田で、石黒翔也さんと練習をさせてもらっています(笑)。マンツーマンだったり、ダニーロ・ハマサキ選手や高橋サブミッション雄己選手と練習することも多いです」

──竹内選手がやってくることは?

「ちょくちょく竹内選手もいるようですけど、鉢合わせをすることはないです(笑)」

──対策練習もそのメンバーで行っているのでしょうか。

「いや、どの試合も対策練習はあまりやらないです。相手のことを考えすぎると、自分の良さを殺すことになる。でも、自分を押し通し過ぎると向こうの術中にはまる。それでいて、出さなすぎると塩試合になる。その塩梅が、難しいところです。そこをどうやって調整していくのか。ここが今回の勝負の鍵になる。そう思っています」

──どちらの武器が強いか。同時に武器を使うために、守りが強固でないといけない。

「そこなんです。守りを重視するのか。攻めを重視するのか。ただ向こうの方が、めっちゃ特化しているので。自分の方が調整する側なんじゃないかと思っています」

──Level-Gでライト級王者。今成選手に倒した。そしてProgressのベルトを巻くと、ケージで行われているグラップリングの二冠。サブオンリーとポイント制での王者となります。

「ベルトは強い人と戦うためにある。それがあれば強い人と戦える権利を持てる。それ以上の拘りはないです」

──そして大砲を持つ、竹内選手と戦うと。

「竹内選手は日本人だと、やりたくない相手のトップに位置しています(笑)」

──柔術会場でなく、MMAと一緒に試合が組まれると未だに「打撃がないと地味」という声が挙がります。

「正直、MMAファンの人たちからすると普通のグラップリングだと、MMAよりハラハラ感はないと思います。でも今回の試合はお互い、必殺技を持っているのでハラハラしてもらえると思います」


■視聴方法(予定)
2月26日(水)
午後6時30分~THE 1 TV YouTubeチャンネル

■Breakthrough Combat03計量結果

<Progressフェザー王座決定戦/5分3R>
竹内稔:65.45キロ
須藤拓真:65.4キロ

<フライ級/5分3R>
上田将年:57.1キロ
イ・ジュンヨン:56.6キロ

<バンタム級/5分3R>
竹本啓哉:61.65キロ
トレント・ガーダム:61.5キロ

<フェザー級/5分2R>
寒天マン:66.15キロ
チェ・ハンギ:66.05キロ

<フライ級/5分3R>
山崎蒼空:57.05キロ
ベ・ジョンウ:57.1キロ

<Progress 60キロ契約/5分2R>
神龍誠:60.25キロ
エリック・メネギン:59.8キロ

<Progress 68キロ契約/5分2R>
中島太一:──キロ
大脇征吾:──キロ
※当日計量

<Progress 87.5キロ契約/5分2R>
グラント・ボクダノフ:87.7キロ
二ノ宮寛斗:87.4キロ

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【Breakthrough Combat03】計量終了 現状突破&飛躍へ.顔バレ、マスクマン=寒天マンもしっかりパス

【写真】初の国際戦。その意気込みが、計量台の上から伝わってきた山崎 (C)MMAPLANET

25日(水)に東京都港区のバルビゾン100 1階で明日、会場非公開で開催されるBreakthrough Combat03の計量が行われた。
Text Manabu Takashima

現状突破をスローガンに掲げるBTCの第3回大会も、すっかりとお馴染みとなったMMAとProgressの2つのスタイルが混在する大会となった。大脇征吾と中島太一は当日計量のため、7試合に出場する14人のファイターが計量に臨んだ。そんなかMMAフライ級で山崎蒼空と対戦するペ・ジュンウの姿が計量開始時間になっても会場に見られない。

大会煽り映像で格闘技を始めたきっかけは「朝倉兄弟を見て」と今時のYoung Bloodらしく話しながら、「昇侍との試合を見てスゲェ恰好良いなって思っちゃって。強さに憧れていて、こんな男になりたい。ちょっとぶっ倒したいと思って(笑)」と倒錯した想いと、「同じ階級だし負ける気はしない」という滾りをストレートに発していた山崎。

ペ・ジュンウはこの時点で400グラムオーバーという報が主催者に入っていたが、2時間の計量時間の終了を待たずに山崎は宿泊先に向かった。

それから30分ほど経って姿を見せたペ・ジュンウは足元もおぼつかない様子だったが、57.1キロでクリアしている。

計量中に委細を放っていたのは、ずっとマスクを着用した寒天マンだ。

計量時に体重を少しでも軽くするためにマスクを外して、取材記者のコートで顔を隠して計量台に。そんなギミックを駆使して66.15キロでパス、誰も知っている素顔を再びマクスで隠していた。

なお計量結果は以下の通りだ。


■Breakthrough Combat03計量結果

<Progressフェザー王座決定戦/5分3R>
竹内稔:65.45キロ
須藤拓真:65.4キロ

<フライ級/5分3R>
上田将年:57.1キロ
イ・ジュンヨン:56.6キロ

<バンタム級/5分3R>
竹本啓哉:61.65キロ
トレント・ガーダム:61.5キロ

<フェザー級/5分2R>
寒天マン:66.15キロ
チェ・ハンギ:66.05キロ

<フライ級/5分3R>
山崎蒼空:57.05キロ
ベ・ジョンウ:57.1キロ

<Progress 60キロ契約/5分2R>
神龍誠:60.25キロ
エリック・メネギン:59.8キロ

<Progress 68キロ契約/5分2R>
中島太一:──キロ
大脇征吾:──キロ
※当日計量

<Progress 87.5キロ契約/5分2R>
グラント・ボクダノフ:87.7キロ
二ノ宮寛斗:87.4キロ

■視聴方法(予定)
2月26日(水)
午後6時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

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【Breakthrough Combat03】チェ・ハンギと対戦、寒天マン「これは僕のメンタルトレーニングです」

【写真】インタビュー中に熱くなってきた寒天マンは、徐々に設定を忘れていきました。それも寒天マンらしさだと思います(C)SHOJIRO KAMEIKE

26日(水)、無観客&配信大会として開催されるBreakthrough Combat03で、寒天マンが韓国のチェ・ハンギと対戦する。
Text Shojiro Kameike

当初チェ・ハンギと対戦予定であった熊崎夏暉が練習中の負傷により欠場し、春日井たけしではなく寒天マンがチェ・ハンギと戦うことになったことは既報どおりだ。春日井は2022年5月のHEATで引退マッチを行った春日井が、その後「寒天マン」として戦ってきた理由とは? さらにチェ・ハンギとの対戦、今後の目標について語り尽くしてくれた。


自分が実際にやっていなかったら選手から信用してもらえない

――今回は寒天マンとして出場するということで、寒天マン選手にお聞きします。

「はい。春日井たけしと寒天マンは別人ですから」

――……まずは今回、ショートノーティスで試合を受けた時の心境から教えてください。

「これは試合というより、僕の個人的なメンタルトレーニングなんですよ」

――メンタルトレーニング、というと?

「マジで試合はしたくないです。でも『試合しないと何も始まらないな』と思って。NARIAGARIの時もそうですが、僕は引退して――いや、僕の友達である春日井さんの意見なんですけどね」

――はい。

「試合は怖いものだし、緊張するし、今まで大怪我もしてきました。でも傷が癒えてきた時に、体が動くうちは動かしたいという気持ちはありました。それと僕は現役の時から、ずっとメンタルトレーニングを勉強してきて、今はスポーツのメンタルトレーニングに関する資格も持っています。今回の試合は自分自身のメンタルトレーニングです。僕のトレーニングのために出ます」

――あくまで友人である春日井選手のお話ですが、現役を引退したあとケージに戻りたいという気持ちを持つ時もあったのですか。

「ありました。でも正直、今はその気持ちが全くないです。僕は自分の身の程を知っているんですよ。寒天練(NAGOYA TOP TEAM=NTT)に強い選手がたくさん来てくれているなか、僕は自分を追い込むような練習はしていません。僕は練習の回し役として、声は出していますけど。

寒天練で僕はもう勝てないです。『自分の強さはこれぐらいだな』って、自分の身の程を知っているから、現役復帰とかは考えていないですね」

――そんななかでNARIAGARIに春日井たけしではなく寒天マンとして出場した理由は……。いろいろな設定を崩すようで申し訳ないですが。

「それも僕のメンタルトレーニングです。格闘技ってメンタルスポーツなんですよ。今まで、いろんなメンタルトレーナーの本を読んできました。野球、水泳、テニス選手などのメンタルトレーナーさんの経験が書かれていて、実績を出されている方々の本を読んで勉強しています。そのなかで共通しているのは、トレーナー自身がそのスポーツをやっているのかどうか。僕は野球選手の気持ちは分かりません。でも格闘家の気持ちは分かる。格闘家には、自分と同じような悩みを持っている選手が多くて。だから現役を引退しても、絶対に選手の気持ちは忘れない。

2022年5月の引退マッチでは笹晋久とドローだった春日井。ではなく寒天マンが出場します(C)MMAPLANET

ただ、セコンドとして口では何とでも言えるけど、自分が実際にやっていなかったら選手から信用してもらえない。次の試合は、僕が自分自身を実験台にします。僕は口で何とでも言うし、自分でも体験したいんですよ。自分ができないことを、セコンドとして選手に言いたくないから」

――……。

「だから次の試合は、僕の個人的なメンタルトレーニングなんです。自分自身を成長させたくて。自分に不快感を与えて、そこから逃げてしまったら成長には繋がらない。不快感から脱するために戦い、乗り越えたら――結果が勝ちでも負けでも――絶対に経験値を得ることができる。

嫌なことから逃げていては、成長はないです。今回も長谷川賢さんから連絡が来たけど、僕たちの練習仲間の中から出場選手が見つかりませんでした。本来、それで終わればいい。でもそこで終わってしまったら現状維持なんですよ。俺は逃げたくなくて、自分が出ることにしました。でも条件は言いました。この期間でバンタム級には落とせないし、相手がその条件を飲んでくれるなら……。自分は逃げていない。これは本当に自分との戦いです」

――プロモーターサイドからは、マスクを着けて試合はできないという条件が出ました。

「はい。そこにこだわりはないです。僕もマスクを着けたまま試合はしたくないので」

――えぇっ!?

「マスクを着けていると周りは見にくいし、マスクの中はすごく痒いし――こんなのを着けて試合していたら危ないですよ。NARIAGARIの試合もキツかったです。ただ、それも『マスクを着けた状態でも自分は試合ができるのか』というメンタルトレーニングでした。

実戦から退いて3年、もうすぐ4年が経ちます。体力は落ちたけど、メンタルが挙がってきたんじゃないかと思っています。あ、寒天マンと春日井たけしは別人ですからね」

――……はい。試合が決まり、対戦相手の試合映像はすぐに視たのでしょうか。

「オーソドックスかサウスポーか、どんな感じの選手か確認したぐらいですね。そこじゃないんですよね。今回は自分との勝負だから、自分に集中する。必要以上に相手の映像は視ないし、研究もしません。

たとえば実力が拮抗しているトップ選手同士の対戦で、戦略によって少しでも展開が変わってくる試合であれば、相手の研究はしないといけない。昔の自分なら、今回も研究し尽くしているでしょうね。不安だから。もちろん今も不安です。大怪我するかもしれない。でも、そういうことじゃないんです。ここでまた研究し尽くしたら、昔の自分に戻ってしまう。それは成長に繋がらない」

――ということは今回の試合に勝って、その後……という流れもないわけですね。

「ない、ないです。自分にはやりたいことがあって、次の目標が決まっています。ただ今は、体が動くうちは動かしたい。あと10年、20年経って『あの時やっておけばよかったな』とは思いたくなくて」

メンタルトレーニングの勉強をしてきて、今は日本の教育に興味がある

――やりたいこと、というのは?

「ずっとメンタルトレーニングの勉強をしてきて、今は日本の教育に興味があるんです。メンタルトレーニングと教育には通じるところがあると思っていて。

今も子供たちの指導をやっている中で、僕自身が気づかされることは多いです。かといって僕が何も知らないのに教育について語るのは、おかしいじゃないですか。だから今、教育に関する勉強するための資料を取り寄せているところです」

――試合の話から逸れてしまいますが、格闘技とメンタルトレーニング、そして子供たちの教育との繋がりは興味深いです。

「僕自身、格闘技を通じて成長させてもらいました。こうしてマスクを被ったり、急なオファーを受けたりしても、格闘技をナメている気持ちなんて一切ない。格闘技って1対1で戦うことにより、人を成長させてくれるもので。他のスポーツにはない力が格闘技にはあると思っています

僕は格闘技を始める前、ずっと自分に自信がなかったです。もともとスポーツは苦手でした。走ることも、つらいことも苦手で。だけど、そんな自分が格闘技なら自分を追い込めました。格闘技と出会って、格闘技で成り上がってやると決めた。不快感と戦いながら格闘技で成長し、今はこうして格闘技一本に絞ることができています。

……ちょっと試合とは関係ない話になっちゃうけど、いいですか」

――もちろんです。

「ウチのジム(HEAT24中川店 寒天FIGHT SPIRIT)では週イチでバク転クラスを設けているんですよ。先日、名古屋に引っ越したばかりの方から問い合わせを頂いて。『息子がバク転をやってみたいから体験させてください』と。でもクラスの前日に親御さんから『体験をキャンセルしたい』という連絡があったんですよね。

引っ越したばかりで息子さんは新しい学校に馴染めず、友達もいなくて、それほど学校に行けていなかったらしいです。学校に行けていないのにバク転クラスに行くのも変だから、体験をキャンセルしたいということでした。

僕はその話を聞いて、それは違うんじゃないかと思ったんです。バク転クラスは、その子自身が参加したいと言ったわけですよね。子供の『挑戦したい』という気持ちを、大人が奪ってはいけない。だから親御さんに伝えました。『体験に来てください。ジムに入るかどうかは関係ないです。挑戦したいという息子さんの気持ちを尊重してほしい』と」

――なるほど。

「学校と同じように、クラスに参加しても初めて会う子ばかりですよ。でもその子は、バク転クラスに来たいと言った。もしかしたらバク転クラスに通って、いろいろ経験することで学校に行けるようになるかもしれない。

で、その子は翌日に来てくれたんですよ。僕も本当に嬉しくて、『よく来てくれた!』とメチャクチャ褒めました。格闘技を通じて挑戦する機会は得られる。別に格闘技でなくてもいい。僕は格闘技しかできないから、さらに教育について勉強して、子供たちに伝えていきたいと考えています。それが僕の第二の人生でやりたいことなんです」

――次の試合は、寒天選手が第二の人生への壁をぶち壊すための試合なのですね。

「そうです。勝とうが負けようが、僕は逃げずに挑戦することで、間違いなく成長します。次の試合は僕のメンタルトレーニングであって、スポンサーもつけません。自分のトレーニングだと言っているのにスポンサーを募集していたら、『何それ!?』となるでしょう。

試合をするにあたって長谷川さんから提示されたファイトマネーは、引退した選手には勿体ないぐらいの金額でした。その気持ちが嬉しかったです。だけど、お金以上のものを――自分の試合を視て『春日井、良かったな。勇気をもらった』と思ってくれる人がいたら、メチャクチャ嬉しいですね」

奥さんからは『体が動くうちは稼げ』と(笑)

――MMAを戦うことに対して、ご家族は心配していませんか。

「……奥さんからは『出ろ!』と言われました。『体が動くうちは稼げ』と(笑)」

――アハハハ。

「NARIAGARIだってキックのトーナメントなのに、奥さんが聞いて『出ない理由はないでしょ』と言われて、急いでエントリーしましたから。あれは奥さんがケツを叩いてくれなかったら、出ていなかったです。しかも言われたのがエントリー締め切りの前日で、『これは試合に出ろ、ってことなんだ』と思いました」

――素敵なお話です。もう1点、お聞きしたいことがあります。同じ大会ではトレント・ガーダム×竹本啓哉という、寒天練に参加しているファイター同士の試合が行われます。

「まさか試合することになるとは思っていなかったけど、僕たちは格闘家ですからね。特にお互い勝ち上がった結果の試合なら、やったほうが良いですよ。たとえばパンクラスのタイトルマッチで透暉鷹と山口怜臣が対戦することになったら、やったほうが良い。格闘家なんだから。僕としてはトレントと竹本君のどちらを応援するということはなくというのはないけど、当日トレントには志村道場の選手がつくので、僕も戦うだけです。

竹本君は試合が決まったら、寒天練のグループLINEから一旦抜けました。それが彼の決意だと思うし、その意志を尊重したい。竹本君もトレントも試合ではベストを尽くして、後腐れなく、また寒天練に戻ってきてほしいですね」

■視聴方法(予定)
2月26日(水)
午後6時30分~THE 1 TV YouTubeチャンネル

■Breakthrough Combat03対戦カード

<Progressフェザー王座決定戦/5分3R>
竹内稔(日本)
須藤拓真(日本)

<フライ級/5分3R>
イ・ジュンヨン(韓国)
上田将年(日本)

<バンタム級/5分3R>
トレント・ガーダム(豪州)
竹本啓哉(日本)

<バンタム級/5分3R>
チェ・ハンギ(韓国)
寒天マン(日本)

<フライ級/5分3R>
ベ・ジョンウ(韓国)
山崎蒼空(日本)

<Progress60キロ契約/5分2R>
神龍誠(日本)
エリック・メネギン(ブラジル)

<Progressフェザー級/5分2R>
大脇征吾(日本)
中島太一(日本)

<Progress87.5キロ契約/5分2R>
グラント・ボクダノフ(米国)
二宮寛斗(日本)

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【Breakthrough Combat03】Progressでエリック・メネギンと対戦。神龍誠「野性の勘や嗅覚で極める」

【写真】大晦日のホセ・トーレス戦を踏まえて、神龍は「持ち味の思いきりの良さを残して、雑な部分を修正している」と語る(C)TAKUMI NAKAMURA

26日(水)に無観客&配信大会として開催されるBreakthrough Combat03で、神龍誠がエリック・メネギンと対戦する。
Text by Takumi Nakamura

今大会のビッグサプライズとなったのが神龍の参戦だ。年内にRIZINフライ級グランプリ開催も噂される中、神龍は2025年の初陣としてMMAではなく、Breakthrough Combatでのグラップリングルール=Progressルールを選択した。しかも対戦相手のメネギンは道着とノーギどちらでも結果を残す軽量級トップ柔術家で、MMAと柔術のトップファイター同士が戦うという意味でも興味深いマッチアップとなった。なぜ神龍はBreakthrough Combat参戦、そしてProgressルール挑戦を決意したのか。


――神龍選手のBreakthrough Combat03参戦には我々も驚きました。どういった経緯でBreakthrough Combatに参戦することになったのですか。

「今年は色んなことに挑戦しようと思っていて、それで上田(貴央)さんに相談していた時に、Breakthrough Combatの話も上がってきて、『興味があります。話を聞かせてください』というところからですね」

――神龍選手はMMAファイターで、MMAの試合をするチャンスもあったと思います。そのなかでMMAではなくグラップリングの試合を選んだのはなぜですか。

「もともと寝技(グラップリング)の試合に興味があったんですよね。最初は柔術の試合に出てみようかなと思って、それを上田さんに相談したら『プロでやっているんだから、タダで試合するのはもったいないよ』と言われて、その時にプロのグラップリングがあるという話を聞いて興味を持ちました。あとマネージャーには海外のMMAの試合にも出たいと話していて、それが流れちゃったんですよね。それで候補にあったグラップリングの試合に出ようと思いました」

――グラップリングの試合はいつ以来になるのでしょうか。

「プロになってからはやってないんじゃないかな………。いや、デビューしてすぐの頃にフューチャーキングトーナメントの特別試合で井上直樹選手とやったことがありますね。その時は一本決着のみのルールだったのでドローでした(※2017年2月のDEEPフューチャーキングトーナメント2016で行われた)」

――客観的に見て、グラップリングにおける自分の一番の強みはどこだと思いますか。

「身体能力です」

――Progressルールはグラップリングのなかでも比較的MMAに近いルールで行われます。過去のProgressルールの試合はご覧になっていますか。

「そうですね。テイクダウンだけじゃなくて、相手が引き込んで自分が上になってもポイントが入ったりするんですよね? そこまで細かくルールは把握してないです」

――グラップリングルールだからと言ってMMAと戦い方を変えるつもりはないですか。

「グラップラーの人とグラップリングの技術で勝負しても勝てないと思うんで、僕の身体能力だったり、そういうものをより活かす試合になるかなと思います。自分としてはトリッキーに行きたいですね」

――やはり極めにはこだわって戦いたいですか。

「もちろん勝ちにもこだわりますけど、そのうえでしっかり極めて勝つことが一番の成長に繋がるのかなと。相手は寝技・グラップリングのトップ選手だから、その相手を極めたら自信にもなると思います」

――例えばその辺りの部分で、大晦日のホセ・トーレス戦の反省点だったり、改善しようと思って取り組んでいることはありますか。

「反省点はありましたね。どうしても僕はちょいちょい雑なところが出ちゃうんで。あとで試合映像を見返したり、レスリングの友達にも意見を聞いたりしながら、ダメだったところを修正しています」

――神龍選手は思い切りの良さが武器だと思いますが、その半面、雑になってしまっていたところがある、と。

「思い切りの良さは残したまま雑すぎるところを修正する、ですね。前回も雑なところがなければもっと余裕だったと思うんですよ。そういうポイントポイントを修正して、自分らしく思いっきりいきたいなと。さっきの友達も思いきりの良さが僕の武器だと言ってくれているので、そこは忘れずにいいところを伸ばしたいと思います」

――対戦相手のエリック・メネギンにはどんな印象を持っていますか。

「メネギン選手のグラップリングの試合映像がなくて1~2試合見たぐらいですが、手足が長くて、クレベル(・コイケ)選手とか、ああいう感じのイメージですね。まあ僕がメネギン選手の試合映像を見たところで、どう対策しようとかあんまり出来ないんで、自分らしく行こうかなって感じです」

――MMAファイターの神龍選手とは違い、メネギンは柔術・グラップリングの専門家です。その相手に勝つことになったら大きな自信になると思います。

「絶対に自信なりますよね。MMAに例えるならクレベル選手から一本取るみたいな感じじゃないですか。そういうイメージで見てもらったら分かりやすいかなと思います」

――理想とする試合展開とフィニッシュを教えてもらえますか。

「身体能力の高さを活かしつつ、あとは野性の勘だったり嗅覚で取れるところでスパっと取りたいです」

――グラップリングだからこそMMAではできないことにチャレンジしたいという気持ちはありますか。

「自分は結構思いつきで試合しているんで、どうなるか分からないんですよね…。いざ試合でメネギン選手と組み合ってみた時に、体が動いていると思います」

――メネギン選手は煽り映像の取材で「1Rで三角絞めを極める」と発言していました。

「極めさせないですよ。僕はどういう形になっても一本取りたいし、メネギン選手に対しては極められるもんなら極めてみろよと思っているので試合が楽しみです」

――Breakthroughには現状打破という意味があります。今回の試合を通して、これからどんなキャリアを作っていきたいですか。

「自分はMMAが本業なんで、今回の試合の経験がMMAにも活きると思っているし、ここで色んなものを吸収して、今年RIZINでフライ級のトーナメントがあると言われているんで、そこで優勝できるように自分のレベルを上げていこうと思います」

――RIZINのスケジュールにもよりますが、噂されているトーナメントに向けて色んなことにチャレンジしていきたいですか。

「そうですね。やっぱり試合をすることで毎回自分のダメなところが見つかるし、最近は試合をすることが一番の成長に繋がるんだなと思っています。試合だから勝ち負けは大事ですけど、色んな経験を積んでMMAのトップに行きたいです」

■視聴方法(予定)
2月26日(水)
午後6時30分~THE 1 TV YouTubeチャンネル

■Breakthrough Combat03対戦カード

<Progressフェザー王座決定戦/5分3R>
竹内稔(日本)
須藤拓真(日本)

<フライ級/5分3R>
イ・ジュンヨン(韓国)
上田将年(日本)

<バンタム級/5分3R>
トレント・ガーダム(豪州)
竹本啓哉(日本)

<バンタム級/5分3R>
チェ・ハンギ(韓国)
寒天マン(日本)

<フライ級/5分3R>
ベ・ジョンウ(韓国)
山崎蒼空(日本)

<Progress60キロ契約/5分2R>
神龍誠(日本)
エリック・メネギン(ブラジル)

<Progressフェザー級/5分2R>
大脇征吾(日本)
中島太一(日本)

<Progress87.5キロ契約/5分2R>
グラント・ボクダノフ(米国)
二宮寛斗(日本)

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45 AB Breakthrough Breakthrough Combat03 Gladiator Gladiator Challenger Series01 Level-G MMA MMAPLANET o Progress RIZIN YouTube イ・ジュンヨン エリック・メネギン グラント・ボクダノフ チェ・ハンギ チャンネル トレント・ガーダム ブラジリアン柔術 上田将年 中島太一 二ノ宮寛斗 内藤由良 大嶋聡承 大脇征吾 山崎蒼空 森戸新士 泉武志 熊崎夏暉 田中路教 神龍誠 竹内稔 竹本啓哉 須藤拓真

【Breakthrough Combat03】誰だ? 二ノ宮寛斗。そして大脇征吾。飛躍を賭けて、ボグダノフ&中島太一戦へ

【写真】左が二ノ宮。右が大脇。両者にとって、まさにブレークスルーする大チャンスだが到来した(C)BREAKTHROUGH COMBAT

14日(金)、Progress実行委員会より2月26日(水)に無観客&配信大会として開催されるBreakthrough Combat03の追加カードが発表された。
Text Manabu Takashima

上田将年×イ・ジュンヨン戦、トレント・ガーダム✕竹本啓哉戦などMMA国際戦4試合。フェザー級王座決定戦=竹内稔×須藤拓真戦と神龍誠✕エリック・メネギン戦に続き、今回明らかとなったProgressマッチはグランド・ボグダノフ✕二ノ宮寛斗、中島太一✕大脇征吾の2試合だ。


ボグダノフは昨年1月にGladiator Challenger Series01で大嶋聡承をキムラで下し、SJJIF世界柔術選手権アダルト黒帯ミドル級&ノーギ・ミドル級及び無差別級、JBJJF全日本ブラジリアン柔術選手権アダルト黒帯ヘビー級及び無差別級、そして今年に入っても1月にADCCジャパン東京オープン・アダルトプロフェショナル88キロ級で優勝と国内グラップリングシーンを無双している。

Progressでは12月大会で森戸新士のコーナーマンを務めるなど、ルールも戦術も熟知しているボグダノフの相手、二ノ宮はロータス世田谷の一般クラスに通う国内トップレスラーだ。ジュニア五輪ではU17で100キロ級優勝、U20ではグレコ96キロ級&フリー97キロ級を制し、明治大学時代の2018年には全日本学生選手権フリー97キロ級で頂点に立っている。

さらに2021年天皇杯全日本選手権フリー125キロ級2位、2022年は天皇杯全日本選手権フリー97キロ級で3位、明治杯全日本選手権フリー125キロ級2位となり、昨年の天皇杯はフリー92キロ級で3位だった。グラップリングでは昨年のJBJJF東日本ノーギ選手権の青帯無差別級を制している。

この両者、実は1月のADCC JAPANの初戦で対戦しており、その時はボグダノフが終了間際に2Pを奪取し勝利している。ただ、リリースにもあったようにマットとケージは違う。そして、後半だけでなく最初からポイントのあるProgressルールでボグダノフは引き込む選択があるのか。

この3日前にKITに出場し、韓国のチョ・ウォンヒと対戦予定のボグダノフは、ハイスクール時代にフォークスタイルレスリングを経験している。思えば2022年4月のRIZIN TRIGGERでグレコの強豪=泉武志を相手に、ケージを利したシングルレッグ等でテイクダウンを取り続けていた。果たしてケージは二ノ宮の味方をするのか。それともボグダノフの武器となるのか、そのあたりが勝負の鍵を握りそうだ。

中島はProgress初戦で須藤拓真のブルドックニーバーに敗れ、雪辱を賭けた連続参戦となった。

対する大脇は、ほぼ無名の選手だ。柔道出身、全日本Jr 岐阜県予選 55キロ級準優勝。全国高等学校柔道選手権大会岐阜県予選 60キロ級優勝。岐阜県インターハイ予選60キロ級準優勝、東海大会出場ベスト8という実績は、いかにも岐阜&東海地方の強豪柔道家というモノ。

サンボでは昨年の全日本で64キロ級3位、そしてLevel-G Sクラスで1勝、Finishでもアドバンスールで1勝1分という戦績を残しており、ケージや壁には対応できることが予想されるが、それでも未知過ぎる。そんな大脇の出場は所属するグランドスラムの勝村周一朗代表、そして同門の内藤由良の猛プッシュがあり実現したという。

その勝村代表に大脇のことを尋ねると「強いです。ポイントゲームはできないけど、上も下も極めが強い」と如何にもグランドスラムで育った選手らしい特徴が語られた。そして、驚くことに「練習では(伊藤)盛一郎を極めます」という一言も。さらにこの言葉を受けた伊藤は「ノリ先輩(田中路教)のことも極めます。自分とノリ先輩を極めるのは大脇君だけです」と、先輩を落としつつ後輩の強さをアピールした。

二ノ宮寛斗、大脇征吾という恐らくはMMAPLANETの読者もノーチェックであろう両選手が、組み技とMMAの国内トップファイターに挑む。これこそ、自らの殻を破る大きなチャンス──Breakthrough Combatの面目躍如といったマッチアップといえる。

なおリリースに寄せられた4選手の抱負は以下の通りだ。

グラント・ボグダノフ
「今年からもっとグラップリングに力を入れようと思っていて今回の試合はそれの始まりだと思っています。日本のトップグラップラーだと知られていると思いますが、今年はそれを超えて世界を目指します。まずは2月26日、爆発します」

二ノ宮寛斗
「グラップラーとして戦う機会をいただきありがとうございます。レスラーではなくグラップラーとしてトップになる為、自分を証明する為に戦います! 楽しみます!」

中島太一
「前回の大会で須藤選手に一本負けだったので次は一本勝ちを狙ってアグレッシブに攻めていきます」

大脇征吾
「試合の機会を頂きありがとうございます。極めて勝ちます!」


■視聴方法(予定)
2月26日(水)
午後6時30分~THE 1 TV YouTubeチャンネル

■Breakthrough Combat03対戦カード

<Progressフェザー王座決定戦/5分3R>
竹内稔(日本)
須藤拓真(日本)

<フライ級/5分3R>
イ・ジュンヨン(韓国)
上田将年(日本)

<バンタム級/5分3R>
トレント・ガーダム(豪州)
竹本啓哉(日本)

<バンタム級/5分3R>
チェ・ハンギ(韓国)
熊崎夏暉(日本)

<フライ級/5分3R>
ベ・ジョンウ(韓国)
山崎蒼空(日本)

<Progress60キロ契約/5分2R>
神龍誠(日本)
エリック・メネギン(ブラジル)

<Progressフェザー級/5分2R>
大脇征吾(日本)
中島太一(日本)

<Progress87.5キロ契約/5分2R>
グラント・ボクダノフ(米国)
二宮寛斗(日本)

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