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【Shooto2020#07】テイクダウン防御で負傷? 大塚隆史が修斗初戦で安藤達也からTKO勝ち

【写真】ローで負傷ではないと思われるが──(C)KEISUKE TAKAZAWA

<フェザー級/5分3R>
安藤達也(日本)
Def.1R1分12秒by TKO
大塚隆史(日本)

サウスポーの安藤に左ローを蹴った大塚。大塚は右ローを蹴り、安藤が右を伸ばす。大塚のシングルレッグを対応した安藤は、離れて右足を気にする仕草を見せる。直後の大塚の右ローで、安堵は崩れてテイクダウンへ。大塚はギロチン、解いてバックを狙う。完全に右足がきかない安藤は、ケージに座った状態で口頭により続行不能を伝えた。

「修斗で戦えたこと、嬉しく思います。修斗、修斗うるせぇし。安藤選手はランキング1位で環太平洋チャンピオン。でも環太平洋のベルトは要らないんで。上の2人、佐藤将光選手、岡田選手、やれますか? ベルトは賭けないで良いんで」と大塚は話した。


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【Shooto2020#07】安藤達也と修斗初戦を控える大塚隆史─02─「終活ではなくて、上に行くための修斗」

【写真】どのような戦いになるのか。とにかく刺激的な大塚✖安藤だ (C)MMAPLANET

23日(月・祝)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2020#07で、環太平洋バンタム級チャンピオン安藤達也と戦う大塚隆史インタビュー後編。

「人が多いだけで、別に強くない」と修斗バンタム級をこき下ろした大塚は、安藤との戦いにおいても絶対の自信を持つ。そんな大塚から見て、安藤の長所と短所はどこなのか。

修斗で戦ううえでのキャリアの積み方と共に、大塚が今、戦う理由を訊いた。

<大塚隆史インタビューPart.01はコチラから>


──ありがとう、ですか。

「おいしいな、安藤を当ててくれるんだって(笑)」

──正直、今、ここで名前を挙げた選手、誰と当たろうが楽しみです。でも安藤✖大塚のリリースが届きたときは『来たぁ!!』という感じでした。

「やっぱり、新鮮な相手っていうことですよね。それを想うと、DEEPにいるのは長過ぎたなって思いました。ただ、DEEPやってきたことに意地はありますよ。DEEPでやってきたこと……何て言ったら良いのか、DEEPの上位選手が修斗に出るってそんなになかったので、しっかりと強さを見せたいです」

──そしてとっておきの相手がきたと。

「安藤とだって、差があると思っています。確かに安藤は才能はありそうです。でも勝てます」

──大塚選手からして、安藤選手の才能とはどういう部分でしょうか。

「当て勘的なモノも持っているだろうし、リーチの長い体形に合わせた独特な距離感の打撃とか……ですかね。安藤は他の選手とは違う運動能力を持っています。そこがセンスがあるような感じで……そういう動きはしています」

──半面、短所は?

「体力がなさそうですね。本当のところは分からないですけど、練習しないっていう話は聞いたりもするし。勿論、試合前だからやっているんだろうけど、そういう人間なんだなって。そういっても試合の映像を見ると、後半に動きが落ちても、やれてるといえばやれていますよ」

──前半の動きが良いから、後半が落ち過ぎていると感じることはあるかもしれないです。とはいえ、最後に動きが落ちる、それは大塚選手は戦いの辞書にはないかと。

「あぁ……でも最初から負けないですよ。スタンドでも負けると思っていないし、レスリング力は俺の方が全然上だと思っています」

──安藤選手との試合後、修斗での戦いに関してどのように青写真を描いていますか。

「安藤に勝って、すぐに上の2人とやりたいです」

──ただ佐藤将光選手はONEと契約していますし、岡田選手も修斗での試合にはもう拘っていないようです。

「なら、2人を無理やり引きずり下ろしたいです」

──やはり、この2人以外は興味はないですか。

「下とやることは、あんまり考えていないです。俺がこけることがあれば、その状況もあるかもしれないですけど、そんな気はサラサラないんで。

でも別にベルトを取りたいとか、本当はそんなにないんです。でも修斗とONEは提携しているから、勝ち続けてONEから声が掛かれば嬉しいですし。勿論RIZINでも嬉しいです」

──「俺はこんなもんじゃない」という想いですか。

「それはありますよ。メチャクチャあります。終活ではなくて、上に行くための修斗での試合です。終活のつもりはないです。上を見てやっています」

──もう一度戦うと決めて、MMAファイターとして伸びたところはどこでしょうか。

「何だろうな、全部において上がっていますよ。打撃もテイクダウンのレベルも。体の強さも──生活リズムも整っているので、凄く良いメンタルでいますし」

──なるほど、良いメンタルという部分は本当に今回の試合の行方に関係して来そうですね。心機一転の修斗初出場、どのような試合をしたいと思っていますか。

「仕留める。安藤を仕留める。他は興味ない」

■視聴方法(予定)
10月23日(月・祝)
午後6時~ ABEMA格闘チャンネル

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【Shooto2020#07】安藤達也と修斗初戦を控える大塚隆史─01─「群雄割拠? 人が多いだけで強くない」

【写真】大塚らしい言葉が次から次へと飛び出した (C) MMAPLANET

23日(月・祝)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2020#07に大塚隆史が修斗初参戦し、環太平洋バンタム級チャンピオン安藤達也と戦うことが決まった。

DEEPではフェザー&バンタム級を制し、WSOF-GC王座にも就き、若き頃にはDREAMで強烈な印象を残した。

そんな大塚が、キャリア15年目の修斗初参戦。その経緯と、修斗バンタム級戦線、そして安藤戦について尋ねた。


──まさかの修斗参戦、そこに至った経緯はどういったものだったのでしょうか。

「実は前からジムのボスの小幡(太郎)さんから、『修斗に出るのも良くないか。お前が修斗に出ると盛り上がる。面白いよ』とは言われていたんです」

──このところはRIZINを目標にDEEPで戦い続け、バンタム級の選手とは一通り当たったという印象は強かったです。純粋に対戦相手にモチベーションが上がることはあるのかと。

「実は元谷に負けた時に、『もう続けなくて良いかな』というのは思って、実際に口にもしていました。MMA自体を辞めようかと。小幡さん、両親にも『次のことを考えようかな』と伝えましたし。親は『休んで、やりたいことを見つければ』って言っていましたね。会場にも来て、結構応援してくれていたのですが。小幡さんは続けてほしいというような風ではありましたけど……」

──34歳、続けろとは軽く口にできないですよね。やはりRIZINで結果を残せなかった事実もありますし、3月の元谷戦も敗れているので。

「そうですね……もうちょい頑張りたかったというのはありますね。で、引退した時に何をやっているのかって考えた時に、絶対に練習は続けているなって思ったんです。練習をやっていると、またやりたいっていう気持ちになるだろうし。

でも、その気持ちがあるからってこれまでと同じで良いのか、何か変えたいという気持ちにはなっていました」

──そして修斗で戦わないかという話に。

「ハイ、そんな時に修斗で戦わないですかという話があって。新しい相手と戦うことで闘争本能がわくし、ワクワクしてきたんです。それこそモチベーションが上がりましたね」

──おお、それは大切です。DEEPの方は問題なかったのでしょうか。

「契約期間があったのですが、把握していなかったこともあって佐伯さんと話をしました。そして契約期間が終わってから、修斗で戦うことを決めました」

──修斗で戦う。そのことを決めた時に、真っ先に頭に浮かんだバンタム級の選手は誰でしたか。

「えぇ……まぁ上の2人、佐藤将光と岡田(遼)、それと倉本(一真)ですね。そこらへんの相手と戦うために、まずは若手と戦うこともあるかなとは考えましたけど、修斗で戦っていくうえで意識したのは佐藤将光、岡田、倉本ぐらいです」

──修斗バンタム級は日本屈指の層が厚い階級です。

「う~ん、なんかそういう風に言われていますけど、別にそんなことはないですよ。人がいるだけで、別に強いとは思わないから」

──それはもう修斗のランカーが耳にすると、カリカリする発言ですね。

「まぁ、かかって来いよって感じです(笑)」

──修斗の選手たちはアマ修斗から続けているので、修斗に拘りを持っています。12月20日にダイキ・ライトイヤー戦が決まっている田丸匠選手など、怒り心頭ですよ。その言葉を聞くと。

「田丸……誰? アハハハ。田丸って誰だよって、話で。それ以外は名前も出てこない感じです。サイトでランキングを見ても、この辺かなぁって」

──藤井信樹、後藤丈二、根津優太は?

「根津は分かります。根津はあるかなって、とりあえずの一発目で」

──……。そして安藤達也戦が決まりました。

「結局、世界チャンピオンしか見ていなくて。環太平洋って意識していなかったです。でも修斗に出るとなって、いきなり佐藤将光、いきなり岡田ってのはないから良い相手を当ててくれと思っていました。

そこで安藤っていう選択肢が出てきたときに、環太平洋のチャンピオンだったので──『いきなり良いの?  ありがとう』みたいな感じでした」

<この項、続く>

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【Shooto2020#07】2020年11月23日、大塚隆史──修斗初参戦で安藤達也と対戦。「喧嘩を売り来ました」

【写真】マッチアップとしても楽しみなファイトだ(C)MMAPLANET

19日(月)、Sustainより11月23日(月・祝)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2020#07のインパクト大──な、追加カード発表があった。

既に清水が清隆✖平良達郎、石橋佳大✖論田愛空隆、杉本恵✖SRAMIという刺激的なマッチアップが明らかとなっている同大会だが、本日アナウンスされたのは安藤達也✖大塚隆史の当日計量・フェザー級マッチだ。


群雄割拠の修斗バンタム級戦にさらなる爆弾が投下された。2度のDEEPバンタム級王者で2006年のMMAデビューからDREAMやRIZINという大舞台以外ではほぼキャリアを通しDEEPで活動してきた大塚が、突然の修斗参戦だ。

プレスリリースで大塚は「修斗バンタム級に喧嘩を売り来ました元DEEP王者の大塚です。修斗のベルトを貰いに来ました。バンタム級の皆さん、どうぞこの喧嘩、勝ってください。以上!」というコメントを寄せている。

そんな大塚の喧嘩を買ったのは、現環太平洋バンタム級チャンピオンの安藤だ。両者揃ってレスリングベースで、打撃を使いこなす。大きな一発は安藤だが、大塚のパンチはよりテイクダウンと融合している。ケージレスリング&スクランブルという展開にならない安藤と、しっかりとスクランブルゲームでドミネイトする大塚は対照的なレスラーといえる。

正規&暫定の両世界王者の不在というエアポケットを埋めることさえできる大塚の修斗初参戦は、キャリア14年&45戦目の新たなる──あるいは最後の挑戦と捉えることでき、見逃すことはできない。

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