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【Special】Fight&Life#107。アレッシャンドリ・パントージャ未掲載分「UFCが日本に戻るのに最適の時」

【写真】深く、含蓄のある言葉が多く聞かれたインタビューだった(C)Zuffa/UFC

21日(金)に発売されるFight & Life#107で、昨年12月7日(土・現地時間)に朝倉海を破り、UFC世界フライ級王座防衛を果たしたアレッシャンドリ・パントージャのインタビューが掲載される。
Text by Manabu Takashima

朝倉戦の振り返りと、自身のキャリアの振り返り。さらにUFCフライ級戦線への思い入れと次戦の動向──等々をパントージャは70分に渡り、丁寧に言葉を綴った。しかしながら、誌面に限りがあり全てを紹介することはできなかった。

特に柔術の出会いから、RFAでの米国デビューとATT入りの経緯とパントージャを形成する格闘家人生という部分は──父が家族を捨て、家には母のボーイフレンドが住むようになった。大酒飲みで粗暴な母の新しいパートナーを見て、「大切な人をいかに守れるのか」と思案するパントージャを柔術道場に連れて行ったのは、意外にも母の恋人だったという。
2002年から2005年までオズヴァルド・アウベスの下で柔術を学び、リオの郊外アハイアウ・ド・カボに移り住むと、その地でムエタイに出会い、MMAを戦うように。タタ・ファイトチームから名門ノヴァウニオン所属となり、米国進出への足掛かりを創る──と要約せざるを得なかった。

加えてUFCフライ級で活躍する2人の日本人ファイター評の2点、Fight&Life誌に生かすことができなかったパントージャの声を紹介したい。


僕は16歳だったけど、プロと同じように練習をした

──ケージの中の戦いは人間性が出ると言われます。ファイターが歩んできた人生の結晶だと。ここからはパントージャ選手のファイト&ライフを振り返っていただけないでしょうか。お父さんが家族を捨てて出て行ったという告白をされたこともありましたが、その後もタフな生活があったかと思います。そのなかで、どのように格闘技と出会ったのでしょうか。

「ブラジルの子供たちが厳しい現実から目を背けるときには、サッカーが欠かせないんだ。僕もそうだった……。父親がいなくなった後、母は別の男と生活を始めた。デカい男だったよ。大酒飲みで、粗暴だった……。僕は自分の大切な人をどう守ることができるのかと考えるようになった

──それで柔術を?

「それが、その男が僕を柔術アカデミーに連れて行ってくれたんだ。クルービー・ジ・オズヴァルト・アウベスだった」

──コパカバーナのアパートの一室にあった!!

「その通りだよ。2002年から、あのアカデミーで柔術を習っていた。フレジソン・パイシャオンが代表選手で。まだ僕は子供だったけどね」

──出身地がリオから東に80キロほど離れたアハイアウ・ド・カボと明記されるケースもあり、アハイアウ・ド・カボからリオに出てきたものだと勘違いしていました。

「僕はコパカバーナで育ち、15歳の時にアハイアウ・ド・カボに引っ越したんだ。正直、コパカバーナのアヴェニーダ・アトランチカでは、色々と問題を起こしていたよ(苦笑)。でも、近所の人達から色々なことを教わることができたし、今となってはコパカバーナで育って良かったと思っている。

もちろんオズヴァルド・アウベスに柔術を習ったことが、その大部分だけどね。オズヴァルド・アウベスとの出会いで、人生が変わった。同時に母のボーイフレンドが僕らを連れてアハイアウ・ド・カボに移り住んだことも、僕の人生の転機になったんだ」

──というと?

「ムエタイのマスターに、アハイアウ・ド・カボで出会うことができた。人口3万人の小さな街で、あんな出会いがあるなんて運命だよ。彼は僕を自宅に招いて、1日に2度ムエタイのトレーニングをする日々が始まったんだ。ムンド・ダ・ルタという小さな、本当に小さなジムだった。練習も少人数だった。僕は16歳だったけど、プロと同じように練習をした。そして20試合を戦い、負けたことはなかった」

──!

「だから皆、僕の打撃を軽く見ているって言ったんだよ(笑)。一度、『なぜ、こんなに若いのに僕を試合に出したの?』ってコーチに尋ねたことがあったんだ。彼は『お前の練習を見ていて、誰と戦っても気持ちが引くことがなかった。お前は誰も怖がらない。だから試合に出しても大丈夫だと思った」と言ってくれた。大会にはジムから5、6人が出ていて、僕らは誰も負けなかった。

凄く良いチームだった。アルトゥル・マリアーノやルイス・アウベスという強豪アカデミーと戦って、毎回のように結果を残していた。18歳、19歳とアハイアウ・ド・カボでムエタイの練習をしていた日々が、僕の打撃を相当に強くしてくれたはずだ。そして僕はMMAを戦うようになったんだ。お金を稼ぐ必要があったからね」

──ムエタイを戦っていた間、柔術の練習も続けていたのですか。

「続けていたよ。師匠はムエタイ・マスターだったけど、柔術も好きだったから。ただし、あの頃の僕がフォーカスしていたのは、ムエタイだった。それでもオズヴァルド・アウベスとフレジソン・パイシャオンに3年間、しっかりと柔術を習っていたことは大きかったよ。白帯だったけど、茶帯のハオーニ・バルセロスと一度手を合わせたことがあった。今の彼を見ていると、よくあの頃の自分が彼に向っていったなって思うけど(笑)。

アハイアウ・ド・カボのキッズと比較すると、ダントツで僕が強かった。極めまくっていたよ。すると、その話を聞いた腕に自慢のある柔術家がやってくる。そして、また極める。そんな感じだったから柔術でなく、ムエタイにフォーカスしたんだ」

──MMAを戦い始めてからも、ムンド・ジ・ルタで練習をしていたのでしょうか。

「MMAにデビューしてTFT(タタ・ファイトチーム)に招かれた。チアゴ・マヘタがいたジムだよ。TFT所属で2 、3 試合を戦いノヴァウニオンに移った。2010年だったかな、アンドレ・ペデネイラスから誘われたら、ノーとは言えないよね」

──確かに。

「ノヴァウニオンにはジョゼ・アルド、ヘナン・バラォン、ドゥドゥ・ダンテス、マルロン・サンドロとベストが集まっていた。最高の練習環境があったからね」

──ではMMAを戦うようになって、またリオに戻ったのですね。

「それがね、家族は車で2時間離れたアハイアウ・ド・カボにいるままで。ノヴァウニオンの練習環境は良かったけど、生活はハードだった。リオに来て何日か友人の家や叔父の家に泊まらせてもらう。でも、しばらくすると他の友達のところに移るんだ。1週間以上も、一つのところに世話になるとギクシャクしてくるからね。そうやって、常に寝泊りする場所は変わっていた。

色々な人が、僕が練習に専念できるように助けてくれたけど、住むところもお金もなかった。でもノヴァウニオンで練習をして、試合に勝つと皆が喜んでくれることが心の底から嬉しかった。それは、今も変わらないことだよ。結局、リオには長くて2カ月、そしてアハイアウ・ド・カボに戻って、またリオに行く。そんな感じでノヴァウニオンでは4、5年練習していたかな。

──デデ・ペデネイラスがプロモートする修斗ブラジルで戦い、RFAで戦う機会を得ました。RFAからAXSスーパーファイトと勝利し、TUF出演。そしてUFCと契約。TUFに出演したころは、もう米国に移り住んでいたのですか。

■RFA=レズレクション・ファイティング・アライアンス。当時、LFC=レガシー・ファイティング・チャンピオンシップと並ぶ、北米を代表するフィーダーショーだった。2017年1月に両プロモーションが合体し、LFA=レガシー・ファイティング・アライアンスが誕生した

「ノー。まだ米国に拠点を置いたことはなかった。ただファイトキャンプをブラックハウスで行い、ジョインア(ジョルジ・ギマリャエス。ブラックハウス代表。パントージャをRFAにブックした)のアパートに居候をさせてもらっていたんだ。『その方が米国では試合を戦いやすいだろう』と、ジョインアが言ってくれてね。RFAの時とか、UFCと契約した序盤もそうだった。

ただUFCの最初の3試合は、全てコーナーマンが違うんだ。デビュー戦はヘンリー・セフードとエリック・アルバラシンがコーナーマンだった。TUFの流れでね。2 戦目はダニエル・ボハーロ、ブラックハウスの打撃コーチだ。3 戦目はブラジルの友人、ペトソン・メーロ。その試合でダスティン・オーティスに負けた。あの時、このままではダメだと感じたんだ。もっと強くなって、家族を守るために金を稼がないといけないってね。

ノヴァウニオンの練習は良かったよ。ただしブラジルでの生活は、厳しかった。オーティスと戦った大会には、パフンピーニャもコーナーマンでやってきていた。『ATTで練習した。コーチになってほしい』と彼に話した。その足で『ブラジルには戻らない。フロリダに住んでATTの所属になる』と妻に伝えたんだ」

──急展開だったのですね。奥様の反応は?

「彼女は『あなたが決めたことに従うから、前に進んで。子供のことは心配しないで。私が守るから』と言ってくれたよ。

実はATTにやってくるまで、車の運転をしたことがなかった。車を買う金もなかったからね。でも米国で生きていくには、車は絶対に必要だ。米国に移り住むことで、人生が変わった」

──その頃の英会話能力は?

「ノー。英語の勉強をしたこともなかった。だから映画を見て、サブタイトル(字幕)を英語にして覚えた。読み書きは全然だけど、ヒアリングは問題なくなったよ。それにフロリダには多くのブラジル人がいて、英語が話せない人も少なくない。英語以上にスペイン語が通じる。気候も良いし、生活面で困ることは一つもなかった。ビーチもあって、海で泳ぐことができる。ブラジルと変わらない。生きることが、とてもイージーになったんだ。キョージのように日本人1人で来るのとは、全く違っていたと思う。でも、そのキョージがいるから、ATTも日本人選手が増えたよ」

今後タイラは打撃を強化し、もっと強くなっていくだろう

──ところでUFCフライ級戦線には12月に戦った朝倉海選手以外に、平達郎選手と鶴屋怜選手という2人の日本人ファイターがいます。

「レイ・ツルヤ、長髪の日本のキッドだ(笑)。レイはATTに来ていたよね。ファイトキャンプ中で減量もあったから、それほど練習はできなかった。凄く若いけどレスリングとグラップリングが強くて、何より練習熱心だったよ。打撃はやっていないので分からないけど、グラップラーとしては確かな力の持ち主だ。

それにダゲスタンのキッド、ムハメド・モカエフもATTにやってきて一緒に練習をしたことがあるよ。世界中から色々なファイターが来て、本当に良い練習ができる。レイも大きな可能性を秘めている選手だから、またATTに戻ってきてほしい」

──同じ階級のファイターは、いうとパントージャのベルトを狙っているわけですよね。そういう選手とも肌を合わせることは気にならないのでしょうか。

「そういう選手だから、一緒に練習をすることで僕は成長できるんだ。スパーリングはスパーリングだ。勝敗を争っているわけじゃない。実際、アドリアーノ・モライシュには1回のスパーで2度極められることもある。それでベルトを失うわけじゃいから。確実なことは、僕は最強じゃない。今も強くなり続けたいと思っている。UFCのベルトが最強の証だから、皆がベルトを狙うのは当然なだけで」

──ただし、その座は譲らない?

「そうだね。今、僕は経済的に不安がなく、将来の心配もない。フィジカルセラピストが、家にやってきて体のケアをしてくれる。これだけの環境を整えることができたのは、UFCのおかげだ」

──そのUFCで前戦では敗れたもののパントージャと同じく、人生が変わりつつある平達郎選手についてどのような印象を持っていますか。

「凄く興味深い選手だ。と同時にブランドン・ロイヴァルのような本当のトップと戦った時には、課題も見つかった。フットワークから、打撃をもっと磨く必要がある。だたしグラップリングに関しては、既に特別な1人だ。今、僕が彼と戦うとすれば打撃では明らかにアドバンタージがある。それもタイラが強いファイターと戦ったことで、分かったことだ。今後タイラは打撃を強化し、もっと強くなっていくだろう。ATTにいる日本の皆と同様に、UFC日本人ファイターが強くなることを期待している。

とにかく僕は日本のことが大好きなんだ。12歳の時に始めた柔術で、何事にも尊敬心を持つようにという哲学を学んだ。その教えは日本の文化そのものだ。子供の頃に見た日本のアニメも同じだったよ。人々を敬う。ベストを尽くすという哲学を日本の文化から学んだ。そしてカイ・アサクラ、タツロー・タイラ、レイ・ツルヤ、リンヤ・ナカムラがUFCで戦っている。

UFCが日本に戻るのに、最適の時を迎えたんじゃないかな。日本でUFCが開催されるなら、絶対に戦いたい。子供の頃、PRIDEを視てワクワクしていた。ファンのファイターへの想いが、信じられないほど強い。実際に、あの空気をアリーナで味わってみたい」

■朝倉海の初戦が世界王座挑戦。朝倉と自身の差。堀口恭司会との関係。TUFでの扇久保博正との間に芽生えた友情。パフンピーニャの素晴らしさ、中村倫也への伝言。そしてカイ・カラフランス戦についてパントージャが語るインタビューが掲載されているFight&Life Vol.107は2月21日(金)の発売です。

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o RIZIN YouTube ニュース 久保優太 堀口恭司 金太郎

【久保優太】朝倉未来のパートナーになった経緯【シバター】RIZIN試合後の話を暴露【堀口恭司】【金太郎】危なすぎる【K1】また炎上【久保優太vsシェイドゥラエフ】セコンドがタオル投げなかった理由、など

タップアウトTVのLINEスタンプ(by たこの見解さん)
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【参考にさせていただいた動画】

0:00 久保優太、シェイドゥラアエフ戦のダメージがヤバい/セコンドがタオル投げなかった理由
5:31 シバター、RIZIN 試合後、不快だった話を暴露
8:26 【心配】金太郎、衝突事故を起こしていた
10:30 堀口恭司「皆、勘違いしすぎ」
13:18 K1、選手軽視だと炎上
14:22 個人的ニュース 1
14:43 個人的ニュース 2

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【RIZIN DECADE】大晦日からRIZIN2025年の展望を柏木さんに訊く─02─「一度リセットが必要になるかも」

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RIZIN DECADE=大晦日から2025年のRIZINフライ級&フェザー級戦線の動向を柏木信吾氏に占ってもらったインタビュー後編。
Text by Manabu Takashima

チャンピオン堀口恭司、扇久保博正という五輪3回出場のような長年のツートップに割り込もうとする神龍誠。その神龍を59キロ契約ながら大晦日に破ったホセ・トーレス、堀口のベルトに挑戦し濃密なMMAの攻防を見せたエンカジムーロ・ズールー、さらには11月の来日で勝利したトニー・ララミー&アリベク・カジャマトフと海外勢の充実が目立ってきた。

彼ら対抗しうる力を持ったフライ級ファイターはいるのか。そしてフライ級頂上決戦でトップに返り咲いたクレベル・コイケと、デビュー以来の無敗とフィニッシュ勝利を12に伸ばしたラシャブアリ・シェイドゥラエフを中心としたフライ級の動向は。

2025年の展望を語る氏は、日本の格闘技界の現状を理解した上でファイター、格闘家としての一番大切なモノは何なのか熱い言葉が続いた。切実、そして純度100パーセントの柏木節をお届けしよう。

<柏木信吾インタビューPart.01はコチラから>


──RIZINという大舞台で戦うことで、満足してしまうことがあるということですね。

「ハイ、そうなんです。でもアートを追い求めるって、そういうことなのかって思うんです。身近な存在でも、RIZINのスタッフであるデザイナーさんの仕事を見させてもらうと、完成形なんてないんです。『これで100パーセント』とかなくて。常にもっと上手くできると考えられていて。アレンジを加えて、より良い作品を創ろうとしています。ただ納期があるから、徹底的に追及をすることはできない」

──はい。作品でもあっても商品はそうなります。

「だからこそ、この世に出ている作品で満足をしているわけじゃない。納期があるから、ある程度で妥協をしている結果なんです。無限に時間があれば、永遠に一つの作品と向き合っているはずです。その意識を格闘家が持たなくて、どうするんだっていう話ですよ。

スポンサーがいて、月々に入ってくるお金の額も増えた。『なら、良いっかぁ』みたいな。知名度を上げて、YouTubeで食っていけるとか。そういう感覚になってしまうと、格闘家の本質から離れてくるのではないかと思います。いや、自分勝手なことを言っているのは理解していますよ。誰だって食っていかないといけないので」

──と同時に、食っていくための選択で強さを求める要素が減少してしまうなら、人々はその選手に魅せられることはないと思います。満たされて、以前のように求道的でなくなる。それは我々一般人のありようです。なぜ、人々はフィクションだろうが映画の主人公に魅せられるのか。泣いて、共感して。元気をもらうことができるのか。スクリーンのなかの主人公は、常人にはできないことをやってくれるからです。

「ハイ。強さを追求して、巨額の富を得る選手も存在しています。ジャパニーズMMAは、実力以外の部分……添加物を与えている。キャラ作りをして、演じてもらう。でも純粋に強さを求めている方が、やっぱり見入ってしまいます」

──とはいえ、演じきれれば立派なものかと。必要とされて、それをやり切る。選手も必要とされる方が幸せです。そこが榊原代表は非常に上手くないでしょうか(笑)。

「本当に人を輝かせることに、長けています。こういうとアレですけど、分不相応のモノでも分相応に見せることができます。それは日本の格闘技界の長けている部分だと思います。良いのか、悪いのかは別として」

──ある意味、良いことだと思います。求められた役割を全うし、ファイトマネーは既存のプロモーションより高い。そして人々に認知される。MMAをやってきて、報われたと思うことができる。ただし……。

「それで強さを求める姿勢が衰えるのは……というこうとですよね。良い生活ができるようなったことで、そこをはき違えてしまった選手はいるかと思います。そういうことがあると選手に対して、冷めてしまう。そこの部分は、そうですね。その点は選手も分かってほしいです。

それでいうとフライ級のストーリーは、軸に強さがある。堀口恭司が主人公なので。そこが大切なんです。軸となる人間が強くて本物だからこそ、遣り甲斐があります。だからこそ忖度なしに、強い奴らを呼ぶことができる。そこは凄く遣り甲斐があります」

──トニー・ララミー、アリベク・ガジャマトフと戦いたいという選手は現れましたか。

「ララミーはいます。ガジャマトフに関しては堀口選手、扇久保選手ですね。でもガジャマトフはまだ、分からないところも多いですよ」

──トップ2らしいです。そうなってくると、外国人対決も興味深くなってこないでしょうか。

「そこも堀口恭司に勝てるかもと、思われる外国人選手を連れてきてから……ですかね。ガジャマトフにはあと2試合、3試合はしてほしいです。それこそがストーリーじゃないかと」

──本当にカテゴリーとして、強さが軸にあることが浮き彫りになります。そうなると日本勢の強化、底上げが欠かせなくなってきます。

「面白い選手はいますよ。名前に言及するのは控えておきますが、少し成長を待ちたいという選手はいます」

──将来性でなく、現有勢力なら若松佑弥選手に和田竜光選手。藤田大和選手、そして伊藤盛一郎選手ですね。

「まぁONEと契約している選手は、ないものねだりになってしまいますからね。現実的でないことは、考えないように努めています。周囲を含めると思惑という言い方になってしまいますが、選手にはやりたいこともあるでしょうし。しょうがない部分はあります」

──では逆に現有勢力では?

「伊藤裕樹選手が強くなっていると思います。と同時にイ・ジョンヒョンはフィニッシュしてほしかった。そこは正直な気持ちです。それでも毎試合、強くなっているように見えます。

でも……日本勢の強化は、やはりビジネスを成立させないと難しい。IMMAFの世界大会を開いたウズベキスタンなんて、大統領が出てきて選手を激励しているんですよ。もう国がMMAに投資している。政策として、MMA振興が存在しているという。レバノンも10年以上、国ぐるみでアマMMAに投資している。そりゃあ、これからどんどん強くなってきます。5歳の時からMMAの英才教育を受けている。あと5年もすればそういう選手がどんどん出てくるでしょうね。

だってIMMAFで優勝したらUFCで通用する。そこを目指しているわけで。そんなところに対抗していくには……。世界的に見ても、MMAはビジネスとして成り立たせるのが難しい。だって、あのBellatorが無くなってしまうんですよ。PFLもトーナメント戦になりました」

──ONEも立ち技に重きが置かれている。つまりUFC以外は……。

「金になっていないということですよね。そこを踏まえて、日本にはこれだけ団体があって、選手の試合機会も多い。格闘技が好きな人たちも本当に多い。そのなかでも、ビジネスとして成立させるファイトが必要で、強さが軸になっていることと剥離がある。それが現実で。

じゃあ、どうすれば日本人は強くなれるのか。これは書かれると拙いですが、今の世代では難しい。揃って厳しい結果とが続き、一度リセットが必要になるかもしれないです。それでも強い選手を呼んで、高いレベルの試合を見せていかないと。目指すところが下がれば、全てがレベルダウンしてしまいます。そのためにも高見、レベルの高い試合が見られる環境を創り続けたいです」

(C)RIZIN FF

──フライ級と並び、外国勢力の台頭が目立つのがフェザー級です。

その頂点が鈴木千裕選手から、クレベル・コイケ選手に代わりました。

「正直、鈴木千裕選手の方がストーリーや展開は創りやすいです。でも、こうなったらクレベルのシェイドゥラフ攻略が見たくなります(笑)。負けていないから、シェイドゥラフは間違いを犯したことがないという勢いで攻めることができます」

──その攻撃力を柔術家ならではの防御能力の高さで対抗できるのか。逆に攻めてばかり来たシェイドゥラフのディフェンス力はどうなのか。

「めちゃくちゃ楽しみですね」

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──実現の方は?

「まだカードとして弱いですよ。でも、クレベルとシェイドゥラエフ戦が実現するのは、団体として正しい選択だと思います」

──一方でダウトベックはYA-MAN選手に勝利しましたが、打撃戦でひるんだ感も見せました。

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「まぁ、あれだけ殴っても前に出てきて強振をしてくる相手にテイクダウンを仕掛けたくなるのは、理解できます。

この試合で株を上げたのはYA-MAN選手で、ダウトベックではなかったです。ただ、日本人選手がYA-MAN選手と戦った際、どれだけテイクダウンできるのかというのはあります。同時にYA-MAN選手も技術力を向上させないと。打たれ強さが武器になっている状態のままだと、長続きはしないと思うので。

あの試合を見て平本蓮選手、鈴木千裕選手なら勝てるなという風に思ったファンの人も多いじゃないでしょうか。そういう風にイメージできるダウトベックの戦い方でした。とはいっても最大限の期待から、若干落ちたというレベルで。ダウトベックもまだまだナンボでも、いけると思っています」

──押忍。フライ級もフェザー級も2025年はさらに面白くなりそうです。ここで、締めと行きたいのですが、一つ。3月30日に高松大会で、井上直樹選手と元谷友貴選手がベルトを掛けて戦うことが決まっているバンタム級戦線ですが。

「福田龍彌選手ですね」

──ハイ。打撃で芦澤竜誠選手に勝った。これは特筆すべき勝利かと。

(C)RIZIN FF

「圧巻ですね。

福田龍彌選手からすると、MMAを舐めるなよっていうことだったのでしょうね。あの勝利でMMAファイターは勇気をもらうことができたかと。と同時に福田戦を受けた芦澤選手。ダウトベックと戦ったYA-MAN選手。シェイドゥラエフと戦った久保選手。彼らの心の強さから、MMAファイターは学ぶべきモノがあると思います。

MMAファイターは全てが分かるからこそ、『こいつには勝てない』と総合的な判断をするわけじゃないですか。だからシェイドゥラエフとやりたくないだとか、ダウトベックとは戦いたくないって断る。そんな総合格闘家のメンタリティは、理解できます」

──冬の時代を経験して、RIZINという舞台では負ける姿を晒したくないとうことでしょうか。

「今のRIZINに満足しているのであれば。強い外国人選手なんて、『わざわざ呼んでほしくない』と言いたくなるのも分かります。でも、そういう選手の要望に応えていると日本自体が弱くなる。日本の格闘技のレベルを下がってしまいます。居心地の良さをRIZINにキープしてほしいなら、後輩たちも誰も勝てなくなってしまいます。

そんな冬の時代を経験している扇久保選手は、ガジャマトフとも戦うと言います。扇久保選手はUFCファイターになって然りの選手です。TUFでランナーアップ、準優勝でした。本来なら契約されるべき選手でした。彼自身も今UFCで戦ってもやれると思っているでしょうし。だから「ジョン・ドットソンと戦いたい」、「ガジャマトフ、全然やります」、「ララミー? 楽勝」みたいな感じで。それは絶対的な自信があるからこそ、口にできることです」

──もう、そうなるとフライ級GPの機運はいよいよ高まったと断言しても良いでしょうか。

「GPはやったほうが良いです。やるなら今年です。それにホセ・トーレスに続く感じの選手を招聘して、扇久保選手にΦ♪§⇔БXЖ∵ωな、なんて思っています」

──何かむにょむにょ言われていて、聞き取れなかったですが(笑)。それにしてもRIZINフライ級が楽しみで、MMAPLANETだけが許されている柏木さんの下ネタが出る暇もなかったです。

「本当ですね(笑)。もうMMAの話が楽し過ぎて、〇ン〇もおとなしいままですよ」

──ハハハハハハ。最後に無理やり突っ込んでくれて、そこもありがとうございます。

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【RIZIN DEDADE】大晦日からRIZIN2025年の展望を柏木さんに訊く─01─「神龍選手は絶対に強くなる」

【写真】これも日本を強くするためです(C)MMAPLANET

RIZIN DECADE、大晦日は1年の集大成であり──新しい年のプロローグだ。
Text by Manabu Takashima

特に昨年9月から本格的に海外未知強勢の来日が始まったRIZINフライ級戦線に元UFCファイターというブランドをもってホセ・トーレスが乗り込んできたことは、2025年の──いよいよGPが実現するのではないかと噂される──フライ級の序章といえた。そんなフライ級の2試合から、柏木信吾氏に大晦日を振り替えてもらった。

柏木氏が、ホセ・トーレス×神龍誠=59キロ契約戦とRIZINフライ級選手権試合=堀口恭司×エンカジムーロ・ズールーの2試合に込めた想いと感じた手応えとは。


──今更ながらですが、明けましておめでとうございます(※取材は16日に行われた)。本年も宜しくお願いします。

「こちらこそ、よろしくお願いします」

──大晦日大会まで本当にお忙しかったかと思いますが、年始は休めましたか。

「ハイ。おかげさまで1週間ほど休暇があり、家族で旅行に行かせてもらいました」

──それは良かったです!!  大晦日、RIZIN DECADEの前にFight & Lifeで2025年フェザー級の展望という取材をさせていただいたのですが、フェザー級と同様にMMAPLANETではフライ級戦線に注目をさせてもらってきました。6月からのフェザー級、9月以降のフライ級はUFCも含んだMMA全体の世界観のなかにある。従来のMMAPLANETの読者の皆さんも、絶対に好きなところだと感じています。

「おお、そうですか。見てくださっている方が、強さのベクトルで選手を評価してくれることは凄く良いことですよね。SNSの評判とかでなく、実際に試合で感じた強さで選手のことを評価してくれるようになった。それは本当に嬉しいです」

──あぁ、それは感じます。今は映画でも実際に見ていないのにSNSの評価が独り歩きする。それは格闘技を語るMMAファンにも感じられる部分ではあります。

「YouTubeのコメントも、最初のコメントをした人の意見がコメント欄の方向性を決めるってありますよね。皆、マジョリティでいたくて同じようなことを言う人が多い。それって僕も感じるところです。匿名でとりあえず流れに乗って、自分は多数派だ──みたいな」

──匿名でもマイノリティになれないのかと(笑)。

「ないんですよ。自分のXを見返していたら中村優作選手のヒロヤ戦後の会見で、高島さんの言った『負けたと思っていました』という言葉が切り抜かれて、ボロンチョに書かれていたところに目が留まって(笑)」

──あぁ、ありましたね(笑)。高校生の娘から「学校で友達から、お父さん大丈夫って言われたけど。何かしたの?」って尋ねられましたよ(笑)。

「あの時、高島さんを擁護した投稿をしたら僕まで凄く攻撃されて……」

──それはスミマセンでした。えっ、でも擁護してくれたのですが。それはありがとうございます。

「めっちゃしましたよ。切り抜きですし、選手と記者さんはちゃんとした人間関係があるから、そういう質問だってできる。切り抜きで評価はできないですよって。それでボコボコに叩かれました(笑)」

──いやあ、本当に申し訳なかったです。自分はXを見る度胸はないのですが、Xを読んでしまわないだけの気持ちの強さは持ち合わせているみたいで。本当に読まなかったんですよ。気持ちが良いモノでないのは絶対なので。

「ハハハハ」

──ただ、知人に「追従して俺のことを悪く言った関係者。俺を庇ってくれた業界の人間の名前だけは教えてくれ」って頼んで。その時は川尻(達也)さんと大沢(ケンジ)さんが庇ってくれたと聞いて、一生忘れないでいようと思いました。

「えぇ、僕の名前なかったですか。なんで? 僕が絶対に一番擁護していますよ。めちゃくちゃ頑張ったのに。普段、こんなに返信しないのにってぐらいに返信をして」

──重ねてありがとうございます。自分も今になって、凄く嬉しいです。そんなところで話を戻しますと、強さで選手が評価される世界観があるRIZINフライ級でホセ・トーレスが神龍誠選手に勝ちました。最終回、神龍選手が足関節を2度仕掛けた。これが本当に残念な敗戦の要因になったかと。

「あそこまで本当にイーブンでした。つまり、勝てた試合ですからね。変な話、ユニファイドの裁定基準ですらイーブンだったじゃないですか」

──ハイ。初回が神龍選手で、2Rがトーレスでした。

「本当に勝負の最終回でした。これは試合後に神龍選手本人にも伝えたのですが、イーブンだから何かインパクトを残す必要があって、流れを引き寄せようとした判断は正しかったです。フィニッシュ・ストロングということがありますし、何かしないといけない。それが分かっていた神龍選手は偉いです。ただ、その選択肢が足関節だったというのが……」

──しかも、2度です。1度目に防がれて、下に留まることがなかったことを良しとし、もう下になってはいけなかったはずです。

(C)RIZIN FF

「そこで2度、同じことを仕掛けて。

2度目は下になって、マウントを取られて殴られてしまいました。いや、勝てた試合ですよ。だから勿体ない」

──初回と同じことをしなかったのは、競り負けたのだという理解に落ち着きました。ただし、それは神龍選手個人の問題でなく、高次元での競り合い不足に陥っている日本全体の問題ではないのかと。

(C)RIZIN FF

「そこも本人に話しました。

最後の2分で競り負けた。これは扇久保(博正)戦と同じですよ──と。本当に差はなかったです。差がなくて、対等に立派な戦いができていた。でも、最後の2分で競り負けた。それがファイトIQによるものなのか、チーム力なのかは分からないですが……。繰り返しになりますが、何かをしないといけない状況で自分から創ろうとしたことは評価したいです。

それが足関節でなかったら。あるいは足関節でもキャッチまで入っている。自分を優位に置くことができれば勝っていた。そこの紙一重の差で負けました」

──テイクダウンして殴る。その選択でも構わないですか。

「良いと思います。それができていたのであれば」

(C)RIZIN FF

──確かに2Rからテイクダウン狙いは、少なくなっていました。

ホセ・トーレスの距離で打撃に応戦していて。

「本人は敗北後でも、足関節には自信を持っているようでした。『結構、良い感じだったんですよ。自分ではもうちょいだと思っていたんですよ』と言っていましたし。だからもう1度仕掛けたと。結果的にマウントを許してしまった。本当に微妙なところで負けている。マウントを許していなければ、勝っていたかもしれない。自分から仕掛けたけど……本当に難しいです。本人がどう思っているかは分からないですが、それを経験できたことは今後に大きく生きてくると思います。あのギリギリの攻防を試合で身をもって知ったので。ホセ・トーレスに競り負けた経験で、神龍選手はここからどんどん強くなれると思います」

──とはいってもRIZINのフライ級が2025年により盛り上がるには、神龍選手には勝利が必要だったかと……。現状の日本トップ3にはトーレスの上、他の日本勢がトップ3に挑むならトーレス越えが必要ですよという基準になるというか。そういう状態になってほしかった。

「そうなんですよね……。ここは勝っておくべきだった。そういう意味でも、勝ってほしかった。ただ本当に競り合っていたので、今言われたような位置にトーレスはいるという見方もできるかなと」

──「俺はトーレスに勝って神龍、扇久保と戦う」という選手に出てきてほしいということですね。

「でもホセ・トーレス、簡単じゃないですよ。あの2Rからも盛り返し、2Rの展開は面白かったです。初めて日本に来て、最後の調整にしても勝手が違ったはずです。何も分からない手探りの状況で、アレができるってさすがです。見事に流れを変えましたからね。

こういうと怒られるかもしれないけど、トーレス×神龍が一番面白かったです。MMAとして」

──おおおお。

「MMAの試合の完成度としては、ぶっちぎりでした。そうじゃなかったですか」

──堪能できました。と同時に59キロ契約です。トーレスはあと2キロ落ちるのか。

「いけそうですよ。本人はバンタム級でやってきたので不安もあったと思います。でも、全然大丈夫。アンダーできました。だから57キロの話をするのは現実的です。

トーレス自身が61キロで戦うと、渾身のパンチが当たっても効かないと言っていました。彼もフライ級でやっていきたいでしょうし。BRAVE CFで戦ってきたバンタム級、南アフリカのフィジカルモンスター(=ンコシ・ンデンベレ)には、そりゃあ効かないですよ。

だからフライ級に戻したいという意志をトーレスが持っていて。それはタイミング的にはRIZINとしても良かったです」

──そのフライ級のタイトル戦。ズールーが強く、また堀口恭司選手が強かった。

「堀口選手は強かった。それが試合というか、作業をして強いという印象を持ちました。その作業に対して、一つずつ対処していたズールーも評価したいです」

(C)RIZIN FF

──ハーフで、あの効かせるパウンドを落とせるのは堀口選手がATTでやってきたことの表れかと感じました。

立たせないで、コントロールをしている。それでいてダメージを与えることができる

「なるほど、そうですね。ズールーはスクランブルに持ち込める力があるファイターですしね。その技術も体力もある。でも堀口恭司は抑えながら殴って、削ることができた」

──日本でUFCを目指すと言っている選手、あるいはレスラーの誰にアレができるのかと。と同時に打たれ弱くなったという指摘も試合後には出ていました。

「ハイ。どう思います?」

──自分は逆に打たれ弱いとは思わなかったです。あの見えないところで左フックを被弾しながら、すぐに組みにいけたのですから。

(C)RIZIN FF

「あれはズールーを評価すべきですよ。

あのタイミングで打てるズールーを。しかも、アレは完全に狙っていました。見事に堀口対策を練ってきて、試合でも決めた。堀口選手にスクランブルを仕掛けることができるのもそうだし。

本当に対策を練ってきたんだなって。

(C)RIZIN FF

テイクダウンをされてもハーフにして、そこからスクランブルを創って立つ。

なんなら自分からテイクダウンを狙うとも言っていましたしね。なんでもできるんですよ。ただ、それから先に何があったのか。そこまでいかせなかったのが、堀口選手の強さでした」

──と同時にあれだけ組みで勝負する。やはり堀口選手のスタイルチェンジは感じられました。同時に軽量級ほど、耐久劣化は早いのではないかとも。

「それって反応とかの話ですか」

──ハイ。ズールーは年上でしたが、劣化がないようなキャリアの積み方で。だから国内の若い選手よりも、昨年の秋から始まった海外勢路線は堀口選手、扇久保選手も早々に巻き込んでしまうのではないかと。ただRIZINはふるい落とすためにあるフィーダーショーではない。日本人選手が勝たないといけない場です。

「そう、勝たないといけない。逃げられないんですから。だから、やるしかないんですよ。さっきも言いましたが、神龍誠はホセ・トーレスに競り負けた。でも、あの試合を経験したから確実に強くなる。いつも登山に例えて申し訳ないのですが、エベレストのヒラリーステップ(※エベレスト山頂付近の最後の難関といわれる絶壁)って、いくらイメージをしていても行かないと分からないじゃないですか。

富士山ばかり登っていても、想像もつかないわけで。予想はできても、実際にヒラリーステップに行ったのかと尋ねると、行ってないわけで。経験していないと、それに対する準備もできない。それがエベレストに行って、ヒラリーステップのヤバさを理解して登頂を断念する。でも、戻ってきて準備ができる状況になります。予想をしたときに、何が起こるのか見えている世界は現地に行った人間と、行っていない人間は確実に違う。

日本に戻ってきてから目に映るモノも変わっているだろうだし、生活習慣も変わると思います。目標が見えて、現実的に捉えることができるから。普段の練習、練習に対する向き合い方だって変わってくると思うんです。そういう変化がないなら、何を目指しているんだという話になるので。そういうことも踏まえて、やるしかないんですよ。もう逃げることはできないんですから」

──ホセ・トーレス×神龍誠、堀口恭司×ズールーはフライ級の選手に、世界と戦うということを真剣に見つめるきっかけになったのかと。

「考えるきっかけになってほしいです。ただ単に『強いから嫌だ』というのは違うだろうって。なんのために、格闘技をやっているのか。ヌルマゴがインタビューで『世界チャンピオンになるために、何よりも大切なことは犠牲だ』と言って話題になっているんですよね。『鍛錬じゃない。鍛錬では限界がある。犠牲を伴わないで強くなれる方法を俺は知らない』と」

──あぁ、凄まじい言葉ですね。

「ハイ。我々の求めるところじゃないですか。あれもやりたい、これもやりたいって誘惑の多い日本は、ご褒美も多いです。『家族に会いたいなら、会いに行けば良い。ここにいるべきじゃない』ともヌルマゴは言っていて。実際には彼はお父さんが亡くなって、お母さんの面倒を見るために引退しました。つまり自分は家族を優先した。もう戦うべきでないと、引退したんです。凄く一貫しているので、言葉が重いです。恰好をつけた口だけのセリフではない。鍛錬では補えないことがある。この言葉は日本人選手の皆に知ってほしいです」

──ハイ。その強さを求める、強さが評価されるフライ級の2試合ですが……大晦日にあってどのような評価を受けることができたのでしょうか。

「僕は凄く好きでしたけど、RIZIN内やRIZINのターゲットである世間様に、どれだけ突き刺さったのか。でも、あの2試合がしっかりとやれた。そしてワンサイドマッチでなかった。しっかりとしたMMAを15分間、見せてくれた。そこはすごく大きいと思っています。非常にマイノリティな意見かもしれないですが、RIZINの目指すフライ級はそこですから。『世界一のフライ級はRIZINじゃないの?』っていうロースターを創りたいです」

──パントージャ×朝倉海を見て、世界一がUFCであることは間違いないです。断言します。ただ、そういう気概を柏木さんは持っている。日本のフライ級を強くしてくれるのはRIZINではなく、柏木さんです。

「…………」

──非常に困った顔になってしまいましたが(笑)。

「まぁ強くなるのかどうか、それは選手次第です。自分は選手を育てる立場にあるわけではないので。ただ、そういう選手たちが世界イチになるためのしのぎ合いをする環境創りを自分はできる……そういう立場にいます。やっぱり格闘技を関わって、自分のことを格闘家と呼ぶなら強くなってほしい。強さを追求してほしい。現状に満足をしてはいけないです」

<この項、続く>

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【Banana Oil 2025─06─】ProgressとKNOCK OUT Unlimitedで強くなる日本のMMA─02─Unlimited編

【写真】(C)MMAPLANET

12日に大阪でGladiator、19日は東京でプロ修斗公式戦が開催され、米国でもLFAやUFC、中東では先週末にUAEWがアブダビで、今週末にはPFLがドバイで始動するように2025年のMMA界は既に動き始めている。UFCに絶対の価値を置いたJ-MMAを想定し、如何に強くなるかを考えるコラムも今回を最終回としたい。
Text by Manabu Takashima

「日本人選手の5勝1敗は、米国では2勝1敗」。「修斗、パンクラス、DEEPのタイトルはUFCで戦える力をつけるために、意味はない」──このショッキングなヘンリー・フーフトの言葉を現実的に捉えると、日本のMMA界は社会構造として興行主が生き残るために懸命で、強さ=ビジネスという状況にない。

結果、勝負論とは別軸でエンターテイメント性に重きが置かれ、選手達の思考回路もそちらに軸が置かやすくなりがちだ。日本の格闘技界には(世界中を見渡しても──だが)UFCのような資金力はない。それでも、その道しか存在しない多くの国と違って、格闘技を戦うことで得られる「幸」は多い。そんな独特な格闘技文化がある日本だからこそ、国際戦の数は減少し、世界との違いや距離を肌感覚、空気で知る機会も減った。

それでもMMAでなくても実戦で選手は強化できる。そんな2024年に感じた成果と希望──スクランブルにポイントを与えた組み技=Progressに続き、立ち技プロモーション=KNOCK OUTが2023年末より導入したテイクダウン、パウンドが許されたUnlimitedルールによる日本人選手の強化を探りたい。


KNOCK OUTを率いる山口元気さんは、自分が格闘技の記者を始めた1995年には既に日本のトップキックボクサーだった。強さを求め、UFC以前には地上最強と思われたムエタイに傾倒し、強い相手と戦うためなら自身で相手のファイトマネーを工面するまでしていた格闘バカだ(スミマセン)。

ちょっといい加減なところもあるが、ファンから記者になった頃の自分にとっては吉鷹弘、金泰泳に次ぐ憧れの人だったこともあり、そんないい加減なところも強さを求める姿勢に霞んでしまう。キックの記事を書かなくなり、相当な年数を経ても定期的にやり取りをするような間柄が続いてきた。

元気さんが自分に振る話題の90パーセント以上が、選手の強化策。しかもMMAで勝つためだ。海外からトレーナーを招きたい、合宿所を創る。MMAで勝つための首相撲、ヒザ蹴り、タイナーの有効性。ジムの拡張とプロチームの結成。打撃で勝てるための組み技、寝技の強化。そんな話ばかりをしてきた元気さんが、キックボクサーやムエタイ戦士がMMAに転向するため、キックとMMAの接点としてUnlimitedルールを遂に興行に組み入れ始めた。

試合時間は3分3R、MMAグローブ着用で投げ、テイクダウンが認められ、寝技でもパンチ、蹴り、ヒザ、ヒジによる攻撃が許されている。サッカーボールキック、踏みつけも4点ヒザもOKで、関節技&絞め技は反則だ。ブレイクはスタンドもグラウンドもMMAと比較すると非常に早い。

一昨年12月の同ルール初戦はMMAファイターの三上ヘンリーが、極真空手のパトリック・ケンソンから左ストレートでダウンを奪い、サッカーボールキックから鉄槌とヒジの連打で勝利を収めた。昨年7月にはNOCK OUTの首相撲やヒジ無しルールのチャンピオンである栗秋祥梧が、RIZINを主戦場とする中村優作を左ストレートでKOしている。

そして昨年12月30日に、その栗秋が元LFAフライ級王者で元UFCファイターのカルロス・マタを迎え撃つ一戦を始め、グレコベースの倉本一真がムエタイの重森陽太と、さらにキックボクサー同士のバズーカ巧樹×大沢文也というUnlimitedルール3試合が行われた。

元気さんは強さを追求するだけでなく、興行主だ。スポンサーを獲得し、チケットを売って選手と観客、応援してくれる人々を満足させることが職務だ。だから格闘技を連想させる喧嘩マッチでなく、喧嘩を想像させる格闘技を世に伝えなければならない。

加えてキックボクサーが日本の格闘技界のトップであるRIZINルールに移行することも、当然のように考慮している。

つまりUFCを軸とした日本人ファイターの強化策以外のファクターも、Unlimitedルールには散りばめられている。

キックボクサー同士の対戦は、まさに喧嘩を匂わせた。

組みとグラウンドでの打撃があることで、中間距離以内のレンジでのコンビネーションを駆使する戦いではなく、一発狙い。

そこに殺気と恐怖心が入り混じっていることで、動きはどうしても荒くなるように映った。

そして、一方の選手が下になると──第1回VTJのヒクソン・グレイシー以外の選手が放つ、本能の赴くままの打撃が見られた。

2試合目の重森×倉本は、まさに異種格闘技戦の様相を呈していた。

殴りたい重森、倉本は殴られずにテイクダウンし、抑えつつダメージを与えたい。組みの展開は動きがないと、ブレイクになる。重森陣営は膠着を誘発して打撃の間合いに戻ることを第一の対策とし、スクランブルに持ち込んで立ち上がるだとか、テイクダウンを切って間合いを取り直すという動きは放棄していた。それらの技術の習得には時間が掛り、彼らにとって本分ではない(MMAファイターを本格的に目指すなら、時間を掛ける必要があるが)。勝つためにリングに上がっているのだから、当然だ。

倉本は何度ブレイクが掛かっても、倒して、殴る。最終的には削って、2Rにパウンドアウトで勝利した。RIZINでトップを目指すなら、テイクダウンをしてサッカーボールキックという選択肢もあっただろう。サッカーボールキックは足の甲を痛めそうで避けたいのであれば、踏みつけ。あるいはがぶってニーなど、ブレイクされない攻撃手段は存在する。が、それを時間に追われて畳みかけ続けると自らが体力的に削られ、打撃の間合いで神経も削られることを考えると、一気呵成に攻めるという手段に出られなかったのは分かる。

対戦相手だけでなく、倉本にとっても初めてのルールでの戦いだったのだから。

と同時にトップコントロールした時、もっと有効なパウンドを序盤から落とすことができれば、ブレイクの数も減っていたという見方もできる。

Unlimitedルール最後の試合は、非常にスリリングだった。

栗秋の打撃は蹴りもパンチも相手を倒す、ダメージを与えることができる。

テイクダウン防御は簡単ではないが、寝技ではスクランブルに持ち込むだけでなく、リバーサルを決めるシーンもあった。加えて3Rには全くテイクダウンを警戒していないモタに、ダブルレッグを決めサッカーボールキックを蹴り込む場面まで見られた。

結論をいえば終始モタが組み勝ち、コントロールでもクリアに柔術的なポジションを奪取し続けた。それでもパウンドに心が折れず、栗秋は判定勝負になるまで粘りを見せた。

キックボクサーがUnlimitedをキックとMMAの接点として、MMAファイターへの移行を図るならテイクダウン防御と、倒されても立つという練習を日々、日常的に採り入れる必要があるのは明白だ。

(C)RIZIN FF

その上で短いブレイクを生かして、戦う。

仮に大晦日のカルシャガ・ダウトベック×YA-MANがUnlimitedルールで組まれていたなら、打撃の圧を嫌がったダウトベックはテイクダウンをしてもステイトップはできず、立ち技で削られてYA-MANに敗れることも十分に考えられる。

Unlimitedを生かし、強豪MMAファイターと立ち会う。その間にジムで、テイクダウン防御とスクランブル力をつける。練習はもう、打撃より組み重視だ。それこそが、キックから転向組のベストUnlimited活用方法だろう。

(C)RIZIN FF

一方MMAファイターとすれば、短いブレイクを許さず如何にダメージを与えるのか。

寝技でクラッチをするのではなく、腰、腹など体の軸と一方の手足=先端のコントロールで対戦相手を制する術を学び、余った方の手で力強いパウンドを落とす。そう、これも大晦日で堀口恭司が、ズールーを相手に見せていた抑え&パウンドだ。

スクランブルに長けた相手と戦う機会があれば、金網をより押し込みにくいロープ際の攻防は、組み&パンチ=ダーティーボクシングの技術力アップになるに違いない。クラッチをしないで如何に制することができるのか。ここの技術力アップは、前回触れさせてもらったPROGRESSが絶対的に効果的だ。それ故にMMAでなくとも、UnlimitedとProgressで日本のMMAファイターは強くなれると、定義した次第だ。

Unlimitedに関していえば12月30日の試合出た選手たちがキックやムエタイで、どのような戦いをしているのか理解せずに、このようなことを書くのは失礼にあたるだろう。それでも彼らが、よりMMAを距離とタイミング、つまり間合いを研究した打撃を駆使できていればと素直に思った。その上達こそが、彼らがMMAで成功に近づき、MMAファイターの強化にも通じる。

テイクダウンを考慮した間合い、重心、ステップ。キックでもムエタイでもない。しかし、キックとムエタイの理をMMAに落とし込んだ打撃術が発展する。これこそが、UFCに絶対の価値とした日本人選手の強化策に最大の効果をもたらすに違いない。

テイクダウン防御は完璧でなくてもブレイクが早いルール特性を生かし、組ませない打撃をファイターだけでなく指導者───殴る、蹴るの専門家──が進化させてくれれば、その打撃に対応して組んで倒す、そこからコントロールとダメージをシンクロさせた技術がMMAファイターに不可欠となる。

さらにテイクダウンを切り、倒されても立つことがキックボクサーからMMAファイターを目指す選手たちが磨いていく。倒してサッカーボールキック、組まれて膠着誘発の向う側に──キックボクサーも和製ナックモエも、MMAファイターも強くなれる要素が散りばめられている。それこそが元気さんがMMA界に持ち込んだ、Unlimitedのポテンシャルだ。

もちろんRIZINで勝つためのUnlimited、KNOCK OUTを盛り上げるためのUnlimitedが存在しても良い。ただし、UFCと契約してオクタゴンで勝つことを目指す立ち技選手、MMAファイターは上に挙げたようなUnlimitedの効果的な活用法を見出して欲しい。

改めて書き記すと日本のMMAファイターはProgressとUnlimitedで強くなれる。いやぁ、四半世紀も前にαとΩを考案した佐山さんって、どれだけ天才だったのだろう。

ただし、天才には継続する持続力や理解者がなかった。今の日本の格闘技界は違う。

日本はまだまだ強くなれる。日本の5勝1敗は北米の5勝1敗と同等になれるし、修斗、DEEP、パンクラスのベルトはUFCで戦える力をつけるために意味があるようになる。HEAT、Grachan、Gladiator、NEXUS、TTF Challenge、CROSS X OVER、Breakthrough Combat、Bloom FC、PFC、GFGで戦うことは、頂点に通じる道を切り開く。そんな日本に、まだなれると信じているという言葉を──長すぎた新年の挨拶の締めとさせていただきます。

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あの動きに感じた壊れそうな怖さと違和感。これでRIZIN最後という今の堀口はUFCに通用するのか
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Yogibo presents RIZIN.49 試合順
雷神番外地
第7試合/安保瑠輝也 vs. シナ・カリミアン
第6試合/細川一颯 vs. 宇佐美正パトリック
第5試合/野田蒼vs.篠塚辰樹
第4試合/冨澤大智 vs. 三浦孝太
第3試合/YURA vs. 朝久泰央
第2試合/安井飛馬 vs. 黒薔薇くん
第1試合/五明宏人 vs. 赤田プレイボイ功輝
Yogibo presents RIZIN.49
第14試合/フェザー級タイトルマッチ 鈴木千裕 vs. クレベル・コイケ
第13試合/フライ級タイトルマッチ 堀口恭司 vs. エンカジムーロ・ズールー
第12試合/ライト級タイトルマッチ ホベルト・サトシ・ソウザ vs. ヴガール・ケラモフ
第11試合/伊澤星花 vs. ルシア・アプデルガリム
第10試合/元谷友貴 vs. 秋元強真
第9試合/久保優太 vs. ラジャブアリ・シェイドゥラエフ
第8試合/YA-MAN vs. カルシャガ・ダウトベック
第7試合/福田龍彌 vs. 芦澤竜誠
第6試合/上田幹雄 vs. キム・テイン
第5試合/神龍誠 vs. ホセ・トーレス
第4試合/矢地祐介 vs. 桜庭大世
第3試合/武田光司 vs. 新居すぐる
第2試合/貴賢神 vs. エドポロキング
第1試合/大雅 vs. 梅野源治
第0試合/RIZIN甲子園 決勝戦 横内三旺 vs. ⻫藤健心
【延期】ライアンvs.安保その他は2025年春へ試合延期

#細川バレンタイン
#雷神番外地
#RIZIN49