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【Gladiator034】初来日、フィジカルモンスターなグレコ国家代表キム・ウンソン「韓日戦は強いんです」

【写真】フィジカルは図抜けたモノがある。粗さも強さだったが、ここから上にいくには丁寧なMMAが必要になってくる (C)MMAPLANET

23日(月・祝)に大阪府豊中市の176BOXで開催されるGladiator034。同大会で組まれた日韓対抗戦3試合、そのバンタム級選でキム・ウンソンが上田祐起と対戦する。
Text by Manabu Takashima

グレコローマンレスリング韓国国家代表で、ジュニア時代には世界大会で準優勝しているキム・ウンソン。2023年4月にMMAデビューで8秒KO勝ちすると、3戦目からRING Cバンタム級王座決定Tに出場を果たす。2024年10月の準決勝で日本の國頭武を4分04秒でTKOするなど圧倒的なフィジカルと粗い打撃で4連勝を達成する。

しかし、昨年8月の決勝でその武器である粗さを衝かれ、シン・ユミンのヴァンフルーチョークに敗れ、プロ初黒星を喫した。仕切り直しの一戦は中国のJCKで5勝0敗のカザフスタン人ファイター=アザトベク・カリディルに判定負けしたことで、MMAファイターとして現状打破する必要性を感じ、P-boyジムに移籍を決めた。

元ONEファイターで、コンテンダーシリーズ・ベテランでもあるクォン・ウォンイルという現役ファイターが指導するジムで、より総合的なMMAファイターとして初来日を果たす。そんなキム・ウンソンをP-boyジムでキャッチし、上田戦に向けての心境を尋ねた。


クォン・ウォンイル監督の指導を受ける限り、自分はもっと強くなれると

――3週間後に初めて日本で戦います(※取材は2日に行われた)。今の調子はいかがですか。

「自分はMMAで戦うようになって以来、コンディションが悪かったことがないです。今も絶好調です。日本で最高の試合をします」

――キャリア4連勝から連敗、このタイミングで日本で戦うことになりました。

「過去2試合も負けるとは全く想像していなかったです。まさかの敗北でした。あの負けを払拭できるような勝利を手にできるよう準備をしています」

――2024年10月、RING Cで國頭武選手と戦った試合を現地で取材させてもらったのですが、レスリングで培ったフィジカルをそのまま打撃に生かしてMMAを戦っているように見えました。

「自分は国家代表のレスラーでした。でも打撃が好きで、MMAではずっと打撃で戦ってきました。ただ、2度敗北を喫したことで、ストライカーを相手に自分の打撃は十分でないと気づきました。しっかりとした打撃を使いたいと思い、クォン・ウォイル監督のP-Boyジムに移籍をしたんです。

自分に負けた選手達には失礼ですが、あのままで勝てる相手だったと思っています。でも、P-boyジムで練習するようになってから、自分より打撃が強い選手はいくらでもいると感じるようになりました。デビュー直後は考えが甘かったです。MMAファイターとして、勉強しないといけないことは凄く多いです」

――P-boyジムに移ってきたのは、いつですか。

「1カ月ほど前ですね。それまでに所属していたジム(K Wrestling Flow State)はレスリングの選手が運営しているジムだったので、練習はレスリングが中心でした。自分としても、MMAに順応できるよう練習をしていたつもりでしたが、スパーリングパートナーに打撃でもレスリングでも自分を脅かすような力の持ち主がいなかったので、攻められた時の対処ができていなかったです。

それがP-boyジムでクォン・ウォンイル監督とスパーリングをすると、過去に経験のない打撃の圧を感じました。ここの練習は全力とは言わないですが、9割方の力を入れてスパーリングが行われています。特にクォン・ウォンイル監督は当たりがきついです(笑)。他の選手もなかなか打ち込んでくるので、凄く良い練習ができていると思います。まだ1カ月ほどですが、クォン・ウォンイル監督の指導を受ける限り、自分はもっと強くなれるという自信を持つことができました」

――そもそも、なぜP-boyジムに移籍を考えたのでしょうか。ソウルには他にも多くジムがあるなかで。

「指導者であるクォン・ウォンイル監督が、自分と同じ階級のトップファイターだからです。そこを一番重要視していました。そして体験練習をさせてもらった時に、受けたプレッシャーが半端なくて。P-boyジムで練習していこうと決めました」

――打撃が強い選手が多い環境が、キム・ウンソン選手のテイクダウン能力をさらに伸ばしているということはないですか。

「実は自分がここにやってきた目的は、打撃の強化だけだったんです。でも、その打撃を被弾することで、打撃とテイクダウンを混ぜる動きが身についてきています。だから今回の試合も、打撃とテイクダウンのコンビネーションを見せることができると思います」

――キム・ウンソン選手はグレコローマンレスラーですが、フリースタイルの練習をすることもあったのでしょうか。

「自分はほぼグレコだけでした。トレーニング・パートナーがフリースタイル・レスラーの時は、フリースタイルをしたことも少しだけありましたけど、まずグレコのみでやってきました。逆にMMAを戦うようになって、ダブルレッグやシングルレッグという下へのテイクダウンを使うようになったぐらいです。

30歳の壁があることも知っていました。でもその壁をぶっ壊して、前に進もうと思っています

――そうなのですか!! ともあれP-boyジムで練習を始めて1カ月、今回の上田選手との試合ではどのようなファイトを見せたいと思っていますか。

「これまでより、冷静に戦いたいです。クニトウ選手とRING Cで試合をした時など、血の匂いを嗅ぎつけたピラニアのようにただひたすら暴力的に手を出していました。今回の試合は食材を調理しているかのような、冷静な試合運びを見せたいと思います」

――この試合を機に、どのようなキャリアを積んでいきたいと考えていますか。

「自分は30歳を過ぎて、MMAを始めました。もともと国際的な舞台で戦うには、30歳の壁があることも知っていました。でもその壁をぶっ壊して、前に進もうと思っています。日本でも他の国でも、大舞台で戦いたいです」

――では最後に日本のファンに一言お願いできないでしょうか。

「日本のファンの皆さんの好きな戦い方は、自分は分かっていないです。ただ自分はレスリング時代から韓日戦は強いんですよ。今回の試合で、キム・ウンソンがどのようなファイターなのか分かってもらえるきっかけになると嬉しいです」


■視聴方法(予定)
2月23日(月・祝)
午後12時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル
(※実況は第10試合より)
■Gladiator034対戦カード

<ライト級/5分3R>
チハヤフル・ヅッキーニョス(日本)
クォン・ヨンビン(韓国)

<バンタム級/5分3R>
上田祐起(日本)
キム・ウンソン(韓国)

<フェザー級/5分3R>
國頭武(日本)
ナム・ヒョヌ(韓国)

<ライト級/5分2R>
徳野”一心”一馬(日本)
拳椰(日本)

<フライ級/5分2R>
塩川玲斗(日本)
千葉琉偉(日本)

<フライ級/5分2R>
藤原浩太(日本)
マルザヘンペーソク(日本)

<フェザー級/5分2R>
原田康平(日本)
谷川渉(日本)

<バンタム級/5分2R>
セイヤ(日本)
梅永海世(日本)

<ストロー級/5分2R>
諸井友祐(日本)
木村旬志(日本)

<ヘビー級/5分2R>
松本洋平(日本)
田馬場貴裕(日本)

<ライト級/5分2R>
八木敬志(日本)
小沼魁成(日本)

<ウェルター級/5分2R>
遠塚浩希(日本)
山本和貴(日本)

<フライ級/5分2R>
谷口隆元(日本)
石田聖人(日本)

<フェザー級/5分2R>
乾裕次郎(日本)
天野武徳(日本)

<フェザー級/5分2R>
田中惇平(日本)
畑村悟史(日本)

<NGF フライ級/5分1R>
中野銀仁(日本)
PANTHERBOYショウ(日本)

<NGF ライト級/5分1R>
前田塁(日本)
伊藤幸真(日本)

<NGF ライト級/5分1R>
廣岡武来安(日本)
小宮大翔(日本)

<NGF フェザー級/5分1R>
川内悠生(日本)
吉澤颯馬(日本)

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【Gladiator034】日韓対抗戦=ヨンビンと対戦するズッキーニョス「仕留めることを目指して必死こきます」

【写真】2026年は明確にベルトに照準を定めているズッキーニョスだ(C)TAKUMI NAKAMURA

23日(月・祝)に大阪府豊中市の176BOXで開催されるGladiator034では3階級の日韓対抗戦が組まれ、ライト級でチハヤフル・ズッキーニョスがクォン・ヨンビンと対戦する。
Text by Takumi Nakamura

ズッキーニョスにとって2025年はライト級転向やモンゴル遠征など変化の多い1年だった。転向初戦こそ黒星を喫したものの、それ以降はライト級仕様のスタイルを作り上げつつ、3連勝と勝ち星を積み重ねてきた。2026年は明確に小森真誉が保持するライト級王座に狙お定め、今年の初戦となるヨンビン戦をしっかりとクリアしてスタートダッシュを切りたい。


ライト級に階級を上げて、フェザー級時代と同じくらい減量していたら本末転倒

――ヅッキーニョス選手にとって2025年はどんな1年でしたか。

「去年はライト級に階級を上げて、自分にとって新しいスタートという感じで始まって、1戦目は負けてしまったんですけど、その後は一応3連勝という形で、だんだんとライト級にも馴染んできたかなと思います。今年はさらに飛躍したいなと思います」

――転向初戦の岩倉優輝戦は判定負けでしたが、フィジカル差を感じる試合だったのでしょうか。

「相手が大きくなったこともありますけど、それよりも自分が体を大きくしたり、フィジカルを上げたりすることに躍起になって、力んでしまいましたね。それで自分本来の戦い方ができなかったことがよくなかったと思います」

――それ以降は3連勝を収めていますが、どういった部分で変化があったのでしょうか。

「ライト級で大きい選手だったら普段90キロ近い選手もいると思うんですけど、相手に合わせて自分も体を大きくして、減量幅も大きくする……フィジカルで勝とうとは思っていませんでしたが、転向当初は自分と相手を比較して、そこでも自分が優位に立たないといけないと思っていました。それが最近は自分は自分、自分のベストパフォーマンスを出すことが出来たらいい結果がついてくるという考えになってきて、余計な力が抜けてきた感じです」

――ライト級に合わせて体重を増やすのではなく、いかにいい状態で自分をぶつけるかにフォーカスするようになったわけですね。

「そうですね。元々フェザー級は減量がキツくて適正体重じゃないと思ったから階級を上げたわけで、それでライト級でも体重を増やしてフェザー級時代と同じくらい減量していたら何も変わらないじゃないですか。それは本末転倒だということに気づきました」

――ウエイトトレーニングに割く時間もかなり減っているそうですね。

「全くやらないわけではないんですけど、自重(トレーニング)や実際に組んで体を作る方にシフトしていますね。それを基本にしつつ、ウエイトで足りないところの補強するイメージです。自分の体に合う合わないがあることを実感しているので、ウエイトは部分的に取り入れながら体作りをしていきたいと思っています」

――昨年6月にはモンゴル遠征でエンフトルガ・ガンボルドに一本勝ちしました。あの試合はどんな経験になりましたか。

「すごく行って良かったなと思います。まだモンゴルではMMA自体がそこまでメジャーではないと思うんですけど、これから盛り上げていこうという空気もあるし、現地の選手たちもキャリアはそこまでないけれどポテンシャルの高い選手はいて、自分もそういう相手と戦ったんです。競技的に洗練はされていないけど強みのある選手と戦ったことは大きかったですし、海外の団体に呼んでもらって現地にしばらく滞在して試合をする経験をして、こういう世界があるんだなと感じました」

――すでにモンゴルから強豪選手も出てきていますが、もっとどんどん強い選手が出てくる予感もしていますか。

「間違いなく、次の(強い)選手たちがゴロゴロ出てくるなというのは感じますね」

――中継を見ていてもイベントそのものがかなり大規模で驚きました。

「これから継続してあの規模でやっていくのかは分からないですが、現地のMMAの熱が上がっていて、MMAをやりたい選手もすごく増えてるみたいなんですよ。今は日本の方が競技人口も多いですし、歴史も長いですけど、いずれはいいライバルになるんじゃないかなと思っています」

ヨンビン選手が予想を超えることを期待しているし、そういう試合になった方が得るものが大きい

――直近の試合は9月に荒井銀二選手にスプリット判定勝利でしたが、あの試合の勝因はどこだったと思いますか。

「荒井選手はまだキャリアは浅いですけど、組みのバックボーンとしっかり倒す力があって、僕にとっては結構相性が良くない選手だったと思います。そこで勝てた要因としては、経験差といってしまうとそれまでなんですけど、3R制は彼にとって初めてで、きっと自分が1Rを取られて2R・3Rでリズムを掴んで盛り返した試合だったかな、と。クリーンなテイクダウンは取れなかったんですけど、それでも組みを混ぜつつ打撃で前に出て、僕は試合の後半は先手を取った方が絶対に有利だと思っていて、そこでなんとか上回ることが出来たかなと思っています」

――シチュエーション的には下から上がってきた荒井選手を迎え撃つ図式でしたが、どんなメンタルで戦っていたのですか。

「僕は対戦相手を選ばない方針で、選んだこともないんですけど、今回はキャリア的にはやっぱり美味しくない、勝っても大きく評価はされないけど、やられる可能性もある嫌な相手だなと思っていました。なので勝った時はホッとしましたね」

――そういった厳しい試合を乗り越えて、どんなものを得ることが出来ましたか。

「この試合を通して、打撃で向かい合う時間が長くて、今まであまりなかった展開の試合だったので、すごく大きな経験になりました。対戦相手のキャリア的なところで言っても、若くて勢いがある選手に対して経験で上回ることができるようになってきたんだなという実感は掴めましたね」

――対戦相手のクォン・ヨンビンの情報はどのくらい入っていますか。

「一応映像は1試合だけあったんですけど、それももう4年以上前のものだったんで、ほとんどどういう選手が分からないですね」

――相手の情報がない分、いかに自分を仕上げていいパフォーマンスを見せるかが重要になりますね。

「対策の立てようがないので(苦笑)、自分が磨いてきたことを相手にぶつける戦い方になると思います。あとは相手がどの程度レベルアップしているかですよね。4年あれば別人になっていると思いますし、こっちの予想の範囲であれば危なげなく勝てるかなと思いますし、予想を超えてきたら、それはそれで必死こいて戦うだけです。逆に僕は後者を期待していますね。思ったよりやるなっていう。そういう試合になってくれたら、僕にとっても得るものが大きいかなと思います」

チャンピオンの小森選手は安定した実力がある。自分がそこを超えられるかどうか

――今年はどんな目標を持って戦っていきたいと思っていますか。

「やっぱりグラジエイターのベルトですよね。僕はグラジエイターでデビューして、主戦場に戦ってきて、今回で20戦目になるんですけど、まだタイトルマッチを経験したことがないんですよ。そろそろタイトルマッチを経験したいですし、今のチャンピオンの小森(真誉)選手も本当にいい選手ですよね。派手さはないけれども実力があって、自分がそこを超えられるかどうか。今年こそ挑戦したいと思っています」

――チャンピオンの小森選手にはどんな印象を持っていますか。

「階級も違いましたし、グラジエイターに来るまでは意識する選手ではなかったんですけど、グラジエイターに来て階級を上げてベルトを取ってからは意識するようになりました。ロータス世田谷で猛者たちに揉まれてきた選手で、今は4連勝していて安定した強さがあると思います。そういう小森選手だからこそ是非やりたいです」

――今年は明確にベルトを狙いに行く、と。

「はい。年齢的にも、つい先日32歳になりまして、さすがにいい年齢だなと思うので、ここらで一つ目標を達成して、次の景色を見たいと思います」

――それでは最後にファンのみなさんにメッセージをいただけますか。

「今回は本当に未知の選手を相手にするんですけど、僕はいつも通り、相手を仕留めることを目指して必死こきますし、相手が強ければ激闘になって面白い試合になると思います。いつも応援してくれている皆さんの声援が力になって、僕を奮い立たせてくれるので、是非とも応援よろしくお願いします」

■対戦カード

<ライト級/5分3R>
チハヤフル・ヅッキーニョス(日本)
クォン・ヨンビン(韓国)

<バンタム級/5分3R>
上田祐起(日本)
キム・ウンソン(韓国)

<フェザー級/5分3R>
國頭武(日本)
ナム・ヒョヌ(韓国)

<ライト級/5分2R>
徳野”一心”一馬(日本)
拳椰(日本)

<フライ級/5分2R>
塩川玲斗(日本)
千葉琉偉(日本)

<フライ級/5分2R>
藤原浩太(日本)
マルザヘンペーソク(日本)

<フェザー級/5分2R>
原田康平(日本)
谷川渉(日本)

<バンタム級/5分2R>
セイヤ(日本)
梅永海世(日本)

<ストロー級/5分2R>
諸井友祐(日本)
木村旬志(日本)

<ヘビー級/5分2R>
松本洋平(日本)
田馬場貴裕(日本)

<ライト級/5分2R>
八木敬志(日本)
小沼魁成(日本)

<ウェルター級/5分2R>
遠塚浩希(日本)
山本和貴(日本)

<フライ級/5分2R>
谷口隆元(日本)
石田聖人(日本)

<フェザー級/5分2R>
乾裕次郎(日本)
天野武徳(日本)

<フェザー級/5分2R>
田中惇平(日本)
畑村悟史(日本)

<NGF フライ級/5分1R>
中野銀仁(日本)
PANTHERBOYショウ(日本)

<NGF ライト級/5分1R>
前田塁(日本)
伊藤幸真(日本)

<NGF ライト級/5分1R>
廣岡武来安(日本)
小宮大翔(日本)

<NGF フェザー級/5分1R>
川内悠生(日本)
吉澤颯馬(日本)

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【Gladiator034】日韓対抗戦でキム・ウンソンを迎え撃つ上田祐起「今回は一気にハジけるチャンス」

【写真】冷静に自分を見つめることができるタイプだ。リライアブルの中では少し異端な存在(C)SHOJIRO KAMEIKE

23日(月・祝)に大阪府豊中市の176BOXで開催されるGladiator034では、3階級の日韓対抗戦が組まれた。バンタム級では上田祐起が出場し、キム・ウンソンと対戦する。
Text by Shojiro Kameike

2017年にプロデビューした上田、ここまでのMMA戦績は7勝12敗1分1NCと負け越している。当の本人は「ムチャクチャ汚いレコードですよね」と苦笑いするが、同時に「あと一歩」という内容の試合も少なくない。同時に、チームメイトの中川がパン・ジェヒョクを下してグラジのベルトを巻いた試合では上田と作戦を相談していたとのことで、「それが自分の試合でも出せれば怖いものはない」と語る。上田が感じる勝利への壁——今回の日韓戦で、國頭武をKOしているキム・ウンソン戦を機に駆け上がることはできるか。


――本日はバレンタインデーですが(※取材は2月14日に行われた)、チョコは貰いましたか。

「アハハハ。一応、既婚者なので(笑)。そんなに堂々とするわけではないですね。もう子供もいますし」

――えぇっ!? そうだったのですか。

「結果的に少し遅れたんですけど、周囲からもGoサインが出たので試合に出ました」

――それは出産のことも心配だったでしょう……。

「そうですね。もしかしたら僕が戦っている時に、奥さんも戦っているかもしれん状態だったので」

――新しい家族ができたことで、何か変わりましたか。

「変わらないですね。家族のことは、あくまで自分の生活の一つ。子供が生まれたから頑張ろう、子供がいないから――ということではないので。自分はやるべきことをやる。助けてもらうところは助けてもらう。僕も助けるべき時は助けなきゃいけないですし」

――確かにそうですね。今回は日韓対抗戦の一つですが、試合の話を聞いたのはいつ頃だったのでしょうか。

「先月の中頃から月末やったと思います。自分も海外の選手と試合がしたいと思っていて。日本人選手と対戦しても友達の友達やったり、何か繋がりがあったりするじゃないですか」

――首都圏以外の興行……特に選手が多い大阪の大会では、そうなる可能性は高いかもしれないですね。

「結局は身内というか内輪の試合になって、観に来る人も感情移入しにくいと思うんですよ。でも僕だってジムの先輩が韓国の選手と対戦することになれば『おぉ、そうなんや!』ってなりますし。だから自分も外国人選手と試合をしたいし、欲を言えば海外で戦ってみたいとも考えていて。

僕としては『ようやく来たか』という気持ちであるのと、『この戦績でも国際戦をやらせてくれるんや』と思いました」

――現在、上田選手のMMA戦績は7勝12敗1分1NCです。

「ムチャクチャ汚いレコードですよね(苦笑)。いつも自分の弱いところで負けている」

――弱いところ、というと?

「自分の場合は下になったら負ける。下にならなかったら勝てる、みたいな状態で。そのウィークポイントを、どう潰していくかを考えています」

――正直なところ改めて戦績を見た時に、意外な面はありました。試合内容から生まれるイメージと実際の戦績に乖離があるといいますか。

「戦績を見てみたらメッチャ弱いやん、って」

――いやいや……。

「僕自身がそう思いますよ。この選手、ヘボいなって。自分は思いっきり負けたらMMAを辞めようと考えているんです。でも思いっきり負けたことがないから。まぁ吉田(開威)戦は、ある意味で思いっきり負けていますけど(笑)」

――吉田戦は、あと一歩のところまで相手を追い詰めていて。

「あと一歩どころか、大逆転KO負けだったじゃないですか。あの場面までヤバイと感じる場面は一つもなかったし……。あれはラウンドが残り10秒やったから、無理してクラッチを組んで疲れなくても、離して10秒を流しておけば良いかと思ったんです。そこで離して立ち上がったら、ボンッって大逆転KO負けみたいな形になってしまいました。

石井逸人戦も試合前から周囲に言っていた試合内容やったんです。開始早々にダウンを取るから見ておいてね、と」

――なるほど。石井戦では開始早々に左ストレートでダウンを奪っていました。

「結果はローブローでノーコンテストになってしまいましたけど、石井さんは次の試合で僕と同じことをしてくる選手にKO負けしているんですよね。だから自分の作戦は間違っていなかったんやな、と思って」

――自分の弱点は分かっているし、作戦はハマっている。でも勝てない、という面で納得できていない試合も多いわけですか。それは他でもなく、自分自身に対して。

「はい。ボトムになった時のことさえ何とかなれば、もっともっと行けるはず。なのに、なのに、ずっと同じところで負け続けている」

――自身の中で『下になれば負ける』というのは、いつ頃から意識していたのでしょうか。

「キャリアの最初の頃から気づいてはいたんです。でも違うところを伸ばして、そのウィークポイントを隠そうとしていたというか。誤魔化して自分の強いところを、どうにかしようとしていました。それでストライカーには強いけど、ガチガチのグラップラーに対しては弱い。あとはパッと見、僕もグラップラーに見えるスタイルでやってきて……。

Bloom FCで原田(惟紘)さん、野尻(定由)さんに負けた時、プロモーターやった鬼木(貴典)さんから『もっとテイクダウンを切ることができれば、上へ行くことができると思う』って言われたんですよ。そう言われた時に『あぁ、やっぱり誤魔化したらアカンな。どうにかせんとダメや』と思いました(苦笑)」

――自分の中では誤魔化しているつもりでも、周囲は分かっていると。

「今まではテイクダウンを切るというより、テイクダウンに持ち込まれないためにどうするか。そこで誤魔化していました。今はテイクダウンを切ることはもちろん、切れへんかった時の対処も頑張っています。今までは諦めモードに入っていたわけではないけど、テイクダウンに来た相手に対して頑張っていなかった気がするんです。練習はしている。でもスパーや試合になると……」

――上になれば勝てる。その気持ちが「頑張っていない」状態を生み出していたのでは?

「それもあると思います。『倒されても立ち上がったら行ける』という甘い気持ちもあったでしょうし、たとえばテイクダウンに来られてもスイープするために自分から背中を着けるのであれば良いんです。

でもそうじゃない。頑張らないといけないところで頑張っていなかった。その意識を変えるだけで練習でも変わってきました。スパーでテイクダウンも切れるようになったし、『どうしようかな』って待つこともなくなった。技術は変わっていないんです。意識を変えるだけで全てが底上げされてきましたね」

――上田選手は考えるタイプというか、考えすぎるタイプなのでしょうか。

「自分は何でもキッチリ最後まで考えるタイプなんです。でも頭の回転が速いわけではないから、答えまで辿り着くのが遅い。答えの直前までは到達しているけど、進むのが遅いんですよね。試合中も考え続けちゃうんです。だから考えすぎたらアカン。
吉野戦もテイクダウンされた時、『こうしないといけない!』と考えすぎて一つの行動しか実行していませんでした。もっと他の対処を考えることができていたら、試合展開も違っていたかもしれない。それも試合が終わった瞬間、『ああすれば良かった』と気づいてしまうんです」

――考え続けた結果、答えが出るのは試合が終わった直後で。

「映像を視返すまでもなく(苦笑)。そこで考えることなく自然に出るぐらい練習しとけよ、って話でしかなくて。

自分としては、何かがハジけたら一気にハジけるんじゃないかなと思っています。そのチャンスが今回の日韓戦なのかなと。最初に言ったとおり日本人同士の試合では何か甘えが出ていたのかもしれない。それが国際戦となれば頑張るしかないし、負けたくないし、負けたらアカン。ここで負けたら、そのキッカケも掴めずに終わりやなと思っています」

――そのキッカケとなるか。キム・ウンソン戦に向けて、意気込みをお願いします。

「ここで勝ってグラジのベルトを、とも思っていました。でもまずはベルトを目指すよりも自分の価値を上げたいです。今回の日韓戦もそうやし、海外で戦いたいというのも自分の価値を上げるためで。今のグラジって、ライト級は強い関東の選手=関西の選手からすれば外敵がベルトを持っている。フェザー級は強い韓国人王者が負けて、新王者が誕生した。フライ級はトーナメントがあって、グラジ生え抜きの選手がベルトを巻いた。で、バンタム級はルキヤが負けて……チャンピオンは誰やったっけ?

バンタム級だけ光っていないんです。もちろんチャンピオンは強いですよ。でも光っていないし、そんな光っていないベルトが欲しいんかと言われたら――それならまず僕が輝いて、ベルトがこっちに来るほうが良い。そのためにも海外の選手に勝って、結果的に僕のところへベルトが来たという形を目指したいです」

■対戦カード

<ライト級/5分3R>
チハヤフル・ヅッキーニョス(日本)
クォン·ヨンビン(韓国)

<バンタム級/5分3R>
上田祐起(日本)
キム・ウンソン(韓国)

<フェザー級/5分3R>
國頭武(日本)
ナム·ヒョヌ(韓国)

<ライト級/5分2R>
徳野”一心”一馬(日本)
拳椰(日本)

<フライ級/5分2R>
塩川玲斗(日本)
千葉琉偉(日本)

<フライ級/5分2R>
藤原浩太(日本)
マルザヘンペーソク(日本)

<フェザー級/5分2R>
原田康平(日本)
谷川渉(日本)

<バンタム級/5分2R>
セイヤ(日本)
梅永海世(日本)

<ストロー級/5分2R>
諸井友祐(日本)
木村旬志(日本)

<ヘビー級/5分2R>
松本洋平(日本)
田馬場貴裕(日本)

<ライト級/5分2R>
八木敬志(日本)
小沼魁成(日本)

<ウェルター級/5分2R>
遠塚浩希(日本)
山本和貴(日本)

<フライ級/5分2R>
谷口隆元(日本)
石田聖人(日本)

<フェザー級/5分2R>
乾裕次郎(日本)
天野武徳(日本)

<フェザー級/5分2R>
田中惇平(日本)
畑村悟史(日本)

<NGF フライ級/5分1R>
中野銀仁(日本)
PANTHERBOYショウ(日本)

<NGF ライト級/5分1R>
前田塁(日本)
伊藤幸真(日本)

<NGF ライト級/5分1R>
廣岡武来安(日本)
小宮大翔(日本)

<NGF フェザー級/5分1R>
川内悠生(日本)
吉澤颯馬(日本)

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【Gladiator032】フェザー級転向2戦目、國頭武「押さえ込んで極める力は前よりも強くなっている」

【写真】計量時でも首周りと肩、そして二の腕に筋肉がしっかりと残っている(C)SHOJIRO KAMEIKE

21日(日)に大阪府豊中市の176BOXで開催されるGladiator032で、國頭武が石田拓穂と対戦する。
Text by Shojiro Kameike

プロキャリアのほとんどをバンタム級で戦ってきた國頭が、今年6月のヤン・ジファン戦からフェザー級に転向した。そのキッカケは昨年10月、韓国RING Championshipのバンタム級王座決定トーメンと準決勝での敗北(キム・ウンソンにTKO負け)と、続く国内復帰戦となった4月のしゅんすけ戦のKO負けだった。

インタビュー中、國頭は「これは言い訳になるので……」という言葉を繰り返した。きっと不器用なタイプだ。自分の言葉で説明しきれず、言い訳のように聞こえるのが嫌なのかもしれない。そんな國頭にベルトを目指してフェザー級で戦う――ファイターとしての再スタートについて訊いた。


――計量直後の國頭選手です。前回の試合からフェザー級に転向しましたが、これまでフェザー級で戦ったことはあったのでしょうか。

「プロデビューはバンタム級で、そのあと病気のために水抜きができない状態だった時はフェザー級で試合をしていたことがあります。でも筋トレとかができない時期もあって、バンタム級に戻って戦っていました」

――基本的にはバンタム級で試合をしていた國頭選手にとって、今回のコンディションはどうですか。

「ちょうど良いというか――自分はフェザー級では体格が小さいかもしれないけど、ベストの状態で望めたほうが悔いも残らないと思うので」

――悔いも残らない、悔いを残したくない。その言葉にはRING Cと、しゅんすけ戦の敗北も影響しているのでしょうか。

「まず韓国で負けたことは大きかったですね。あの時は試合中にアゴを骨折してしまって……いや、それはいいです」

――えっ、どういうことですか。

「……たぶん一発目のパンチでアゴの右側が折れたんだと思います。口が閉まらなくなり、『これは折れたな』と。もう寝技をやっている時間はない。KOするしか勝つ道はない。そう思っているところにヒザを受けて、もう一箇所——完全に効いてしまい、自分でも何が起こっているか分からなくなった状態で止められました」

――キム・ウンソン戦は気持ちが折れたかのような終わり方でしたが、そうではなくアゴが折れていたのですね。

「といっても試合内容は……相手は爆発力が凄いけど、スタミナはないタイプで。だから自分は組むだけじゃなく、遠い距離からアウトボクシングを混ぜつつ組もう。『うまくやろう』という試合をしてしまったんです。『自分はそういうタイプじゃない』と試合が終わって、そう思いました」

――BURSTでアゴの骨折といえば、どうしても佐々木信治代表の怪我を思い出してしまいます。周囲も心配しませんでしたか。

「あぁ、そうですね。同じような感じでしたけど、僕の場合はまだ軽くて。完治してから次の試合に臨むことができました」

――次の試合=しゅんすけ戦については……。

「あれは……しゅんすけ選手が僕より強かったです。本当はあの試合で勝って、どんどんバンタム級でやっていこうと思っていました。でも、いや――」

――言える範囲で構わないので、お願いします。

「……順を追っていくと、韓国で負けたけど『これからは海外で強い相手と戦いたい』と思うようになったんです。もともと海外志向ではなかったのに、急にそういう意識が芽生えてきました。僕ももうそれほど若くはないし、挑戦するなら関西で強い外国人選手を呼んでいるグラジで復帰して、バンタム級でどんどん強い相手と戦っていきたい。

でも復帰戦で負けてしまった時、周りの人からも『階級を上げてみたほうが良いんじゃないか』と言われて。だったら一度フェザー級に上げて、再スタートして頑張ってみようと思ったんです」

――なるほど。実際のところ、フェザー級転向1試合目となったヤン・ジファン戦は動きが変わっていました。相手のパンチをもらわないように体勢を低くし、スッとボディロックで組むという。

「それが本来、練習でやっていることなんです。その前の2戦は、練習していることが出せていませんでした。減量していると筋肉が削れている感じで……それも言い訳になってしまいますけど」

――いえ。自分の適正階級を見つけるの、階級制のスポーツにおいてとても重要なことです。何よりパフォーマンスを最大に引き出すためではなく、ただ体重を落とすための減量になっていたら意味はないわけで。

「……ありがとうございます。今回もフェザー級で減量してみて、シンドイのは変わらないです。でも筋肉は残っているので」

――そんななかで課題できた点などはありますか。

「結局やることは変わらないんですよ。いっぱい組んでテイクダウンして、倒されたら上を取り返す。ただ、押さえ込んで極める力は絶対に、前よりも強くなっていると思います」

――先ほど「フェザー級の中でも体格が小さい」と言っていましたが。今回は対戦相手と並んでも、それほど差はなかったです。その対戦相手、石田選手の印象を教えてください。

「寝技が強いですよね。柔道の投げ技を生かしたテイクダウンも強くて。テイクダウンした後の寝技のスピードも速い。自分とはタイプが違うグラップラーで、強いと思います」

――石田選手はフェザー級トーナメントに出場していた選手です。ということは、ここで勝てば國頭選手がフェザー級のベルトに絡んでいく可能性も出てきます。

「それはもちろん――やっぱりベルトは欲しいです。ベルトを目指して一戦一戦やっていました。ただ、今はまずはこの試合で絶対に勝つこと。それだけしか考えていないです」

■視聴方法(予定)
9月21日(日)
午後4時00分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■Gladiator032 計量結果

<68キロ契約/5分3R>
中川皓貴:67.9キロ
イ・フィジェ:67.4キロ

<ライト級/5分3R>
チハヤフル・ヅッキーニョス:70.5キロ
荒井銀二:70.7キロ

<キック 70キロ契約/3分3R>
ハンセン玲雄:69.8キロ
荒尾祐太:69.4キロ

<60キロ契約/5分3R>
岩崎圭吾:58.2キロ
パク・ファラン:59.6キロ

<フェザー級/5分3R>
石田拓穂:66.0キロ
國頭武:66.0キロ

<78.4キロ契約/5分3R>
後藤丈季:77.2キロ
クォン・ジフ:78.6キロ→78.4キロ
※ウェルター級契約でクォン・ジフが900グラムオーバー。試合はキャッチウェイト戦に

<ライト級/5分3R>
八木敬志:70.8キロ→70.7キロ
友實竜也:70.6キロ

<キック(※ヒジなし) 80キロ契約/3分3R>
森井翼:80.0キロ
小山寛太:79.9キロ

<PROGRES ライト級/5分2R>
岸田海輝:70.2キロ
徳野”一心”一馬:69.5キロ

<バンタム級/5分2R>
野口蒼太:61.4キロ
古賀珠楠:61.2キロ

<フェザー級/5分2R>
コウ:66.2キロ
谷川渉:66.2キロ

<フライ級/5分2R>
藤原浩太:56.5キロ
村泉空:57.1キロ

<ストロー級/5分2R>
木村旬志:52.5キロ
與那嶺大輝:52.1キロ

<ヘビー級/5分2R>
土井淳:117.4キロ
ヨコヤマクレガー:96.1キロ

<ヘビー級/5分2R>
松本洋平:118.4キロ
かずややねんけど:98.3キロ

<バンタム級/5分2R>
古賀琉斗:61.4キロ
岩田虎之助:61.1キロ

<フェザー級/5分2R>
天野武徳:65.8キロ
キム・ジギョン:65.7キロ

<60㎏契約/5分2R>
谷口隆元:59.2キロ
カーヴィ:59.8キロ

<バンタム級/5分1R>
田口大貴:61.1キロ
髙橋良河:61.4キロ

<ストロー級/5分1R>
辻本涼太52.6キロ
松尾翔貴:51.8キロ

<フライ級/5分1R>
藤原健介:56.9キロ
横山桔平:57.1キロ

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【Gladiator032】対戦相手がイ・フィジェに変更——中川皓貴「やることは同じ。試合で出し切るだけです」

【写真】ライブ中継も正式決定の今大会。メインで中川はRIZIN LANDMARK神戸大会出場をアピールしたいという(C)SHOJIRO KAMEIKE

21日(日)に大阪府豊中市の176BOXで開催されるGladiator032で、中川皓貴が韓国のイ・フィジェと対戦する。
Text by Shojiro Kameike

中川は当初、ウズベキスタンのアヴリヨホン・ハミドフとの試合が発表されていた。しかし主催者からのリリースによれば、ハミドフのビザが下りずに欠場。代わりにイ・フィジェとフェザー級ではなく68キロ契約で対戦することが決まったという。

いずれにせよ中川にとっては昨年7月、チハヤフル・ヅッキーニョスに敗れて以来のMMAとなる。フェザー級トーナメント準々決勝で敗れ、中川も一時期は引退まで考えたという。そんななか復帰を決めた中川の表情は、何か吹っ切れたのか――以前にも増して笑顔で溢れていた。再びグラジのフェザー級王座、そして今回勝利して11月3日のRIZIN LANDMARK神戸大会出場を希望する中川に話を訊いた。

この取材はハミドフ欠場が発表される前のもの。発表を受け、改めてイ・フィジェ戦に向けたコメントも中川から届いている。


中原選手とプログレスルールで戦って、ここで辞めるわけにはいかんと思うようになりました

――中原由貴選手とのプログレス戦を挟み、久々のMMAに臨みます。

「そうですね。MMAは1年以上、空いてしまいました」

――この期間は、あえてMMAをやろうと思っていなかったのか。それとも良いオファーがなかったのでしょうか。

「オファーがなかったわけではないです。でも自分の中で『どうしようかな……』と」

――どうしようかな……、というのは?

「今後どうしていこうかな、って。試合も長いこと出ていないし」

――それは「現役を続けるかどうか」と考えていたのですか。

「そうです。ちょっと悩んでいました。しばらく負けが続いていて、自分の立ち位置——グラジからすると、自分のことはどう見えているんかな、と考えたりとか。もちろんグラジのベルトは欲しいです。ただ、今のままタイトルマッチに辿り着いても自分はチャンピオンになれるんかな……って考えたりしていました」

――フェザー級トーナメントで中川選手に勝利したヅッキーニョス選手は、その後ライト級に転向しています。そこで中川選手がもう一度ベルトを目指すためには何戦も勝利を重ねなければいけないなかで、誰と対戦すれば良いのかという状態でもあります。

「はい、そこが見えなくて。かといって、いきなりタイトルマッチをやるのは違いますしね。

何より負けが続いていて……今までずっと上を目指してやってきました。自分はホンマに上を目指せるのか。このままじゃアカン、メチャクチャ中途半端やなと思っていて。

そんななかでも大会は行われているじゃないですか。それを見て、自分も出たいとは思っていました。練習も続けていましたし。ただ仕事が忙しい面もあったのと、オファーはあっても自分の中で何かしっくり来るものがなかったんです」

――ヅッキーニョス戦は中川選手が勝っているのでは、という声もありました。

「そういう声をもらえるのは嬉しいですけど、負けは負けなので。『自分の伸びしろは、ここまでやったんか』と思いました。ヅッキーニョス選手にはウチの先輩たちが負けて、どうしても自分は勝たなアカンという気持ちも強かったんですよ。メチャクチャ練習にも熱が入って、追い込んでやっていて。それで負けて『ここまでなんか……』と思ったのは確かです」

――……。

「でも中原選手とプログレスルールで戦って、あれほど強い選手に極められることがなかった。すると『これはまだMMAでいけるんちゃう?』と思うようになって。まだいける、ここで辞めるわけにはいかん、と思うようになりました」

自分は今、ゼロの状態になりました。今また調子が上がってきています

――プログレス戦を経て、再びMMAを戦う気持ちになったわけですね。

「ずっとモヤモヤした気持ちを抱えていたけど、そう思ってから練習が楽しくなったんです。楽しくなると、練習も良い感じになってきて。その頃に代表(田中淳reliable代表)から『9月のグラジ、どうする?』と訊かれたので、自分も『やります』と答えました」

――なるほど。

「そこで代表から『誰と試合したい?』と訊かれて。『今グラジのフェザー級なら誰やろう?いきなりタイトルマッチはないし……』と考えていたら、ウズベキスタンの選手との試合が決まりました。

とりあえず『誰でも良いです』とは答えていたんです。自分の中でも、コレっていうのは決まっていなかったし。そうしたらウズベキスタンって(笑)」

――アハハハ。

「最初、代表から『相手が決まったぞ』と、中央アジアの人の写真を送られてきて、そのあとに『まぁ嘘やけどな』と言われたんですよ。でも数時間後に『ホンマに中央アジアの選手やったわ……』という連絡が来て」

――まさかのジョークが現実に(笑)。

「メチャメチャ予想外でした。自分から国際戦は希望していなくて、たぶん日本人選手やろなと思っていました。厳しいですよ。でもここで勝たんと、タイトルマッチやらせてほしいとは言えへんし。

今は楽しみと不安、半分半分ですね。全く相手の情報がないし、どうなるかなっていう気持ちもあります。試合映像を視るとテコンドーとレスリングが主体で。テイクダウンを奪えない場合のギロチンもある。凄いのは――その対戦相手からインスタのフォローリクエストが来ていて」

――えっ!?

「僕も試合前に相手と仲良くなろうとは思っていないので、フォローは返していないけど――でも投稿された練習動画を視たら、メチャクチャ動きにキレがあって。でもこれは練習であって、試合を視ると自分にもチャンスはあるのかなって思いますね。

とにかく試合が楽しみです。でも早く試合を終えて、早く帰宅したいですね。もう試合までの気持ちが……しんどくて(苦笑)」

――久々の試合を控えて、毎日の緊張感も違いますか。

「全然違いますね。今回もたくさん応援に来てくれるし、良い試合を見せたくて。ただ、以前とは違う部分もあります。負けていない時はずっと『勝たないといけない。良い試合を見せないといけない』という、自分へのプレッシャーが強すぎました。

でも今は違っていて。自分は今、ゼロの状態になりました。もうやるしかないし、今また調子が上がってきているので。減量もうまくいっていて、メチャクチャ調子が良いです。次の試合に向けて楽しみしかないですね。ワクワクしています」

ハミドフ戦を楽しみにしてくれていた方は、対戦相手が変わっても更に楽しみにしてください

このインタビュー後、前述のとおり中川の対戦相手はイ・フィジェに変更となった。イ・フィジェのプロMMA戦績は3勝2敗。フィジカル+レスリングで前に出て来るというよりも、蹴りを多用して距離を詰めてくる好戦的なストライカーだ。イ・フィジェ戦の発表後、中川はMMAPLANETに次のコメントを寄せてくれた。

「対戦相手が変わってしまいましたが、やることは同じなので、練習してきたことを試合で出し切るだけです。ハミドフ戦を楽しみにしてくれていた方は、対戦相手が変わっても更に楽しみにしてください。メインで一番盛り上げます!」

■視聴方法(予定)
9月21日(日)
午後4時00分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■対戦カード

<68キロ契約/5分3R>
中川皓貴(日本)
イ・フィジェ(韓国)

<ライト級/5分3R>
チハヤフル・ヅッキーニョス(日本)
荒井銀二(日本)

<キック 70キロ契約/3分3R>
ハンセン玲雄(日本)
荒尾祐太(日本)

<60キロ契約/5分3R>
岩崎圭吾(日本)
パク・ファラン(韓国)

<フェザー級/5分3R>
石田拓穂(日本)
國頭武(日本)

<ウェルター級/5分3R>
後藤丈季(日本)
クォン・ジフ(韓国)

<ライト級/5分3R>
八木敬志(日本)
友實竜也(日本)

<キック(※ヒジなし) 80キロ契約/3分3R>
森井翼(日本)
小山寛太(日本)

<PROGRES ライト級/5分2R>
岸田海輝(日本)
徳野”一心”一馬(日本)

<バンタム級/5分2R>
野口蒼太(日本)
古賀珠楠(日本)

<フェザー級/5分2R>
コウ(日本)
谷川渉(日本)

<フライ級/5分2R>
藤原浩太(日本)
村泉空(日本)

<ストロー級/5分2R>
木村旬志(日本)
與那嶺大輝(日本)

<ヘビー級/5分2R>
土井淳(日本)
ヨコヤマクレガー(日本)

<ヘビー級/5分2R>
松本洋平(日本)
かずややねんけど(日本)

<バンタム級/5分2R>
古賀琉斗(日本)
岩田虎之助(日本)

<フェザー級/5分2R>
天野武徳(日本)
キム・ジギョン(韓国)

<60㎏契約/5分2R>
谷口隆元(日本)
カーヴィ(日本)

<バンタム級/5分1R>
田口大貴(日本)
髙橋良河(日本)

<ストロー級/5分1R>
辻本涼太(日本)
松尾翔貴(日本)

<フライ級/5分1R>
藤原健介(日本)
横山桔平(日本)

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【Gladiator032】荒井銀二と対戦、ヅッキーニョスがモンゴルで感じたこと「力比べで勝つために技がある」

【写真】モンゴルで大きな経験を得たヅッキーニョス(C)SHOJIRO KAMEIKE

21日(日)に大阪府豊中市176BOXで開催されるGLADIATOR032で、チハヤフル・ヅッキーニョス荒井銀二と対戦する。
Text by Shojiro Kameike

ヅッキーニョスは2025年に入り、フェザー級からライト級に転向。初戦の岩倉優輝戦こそ落としたものの、続く八木敬志戦は判定勝ちを収めた。さらに6月にはモンゴルMGL-1FCでエンフトルガ・ガンボルドに腕十字を極めている。ライト級で2連勝、モンゴルでの勝利でヅッキーニョスが掴んだものとは。


現代MMAの技術的な部分だけ吸収し、器用に戦えるようになったとて――

――モンゴルのエンフトルガ戦では相手の打撃に押される場面もありながら、最後は腕十字でフィニッシュ。試合後は現地でも「すごいフィニッシュだ!」と声を掛けられたそうですね。

「まず向こうの人たちもウェルカムな感じで迎えてくれました。試合当日も会場のお客さんも温かい感じで。試合が終わったあとも『写真を撮ってほしい』とか言われたり、お客さんにも喜んでもらえたみたいです」

――試合前のインタビューでは、もともと「もともとモンゴルに出稽古に期待と思っていて」と言っていました。

「そうですね、今回は試合だけでしたけれども」

――モンゴルで試合をして、他の試合も観たなかで、モンゴル人ファイターの強さや勢いの要因を見つけることはできましたか。

「まず感じたのは、モンゴルの人たちって基本的にワイルドなんですよ」

――ワイルド、というと?

「たとえば計量後の食事でも、モンゴルの選手は何でも食べているんです。リカバリー食とか、そういう小賢しいことを考えずに食べたいものを食べている。そういう食の面からも生き物としての強さ、エネルギーを感じましたね。そのワイルドさは日本人と違いますし、見習わないといけない面もありました」

――なるほど。

「あと控室が一緒だったモンゴル人選手のウォーミングアップを見ていると……試合前って、だいたいの人は怪我しないように気をつけているじゃないですか。だけどモンゴルの選手は試合直前まで、ガチでブン投げ合ったりとか(笑)。モンゴル相撲が基本にあるからだとは思いますが、しっかり四つで組み、投げ合っていたりしました。

おそらくモンゴルの人たちにとっては格闘技というものの根底に『力比べ』があり、その力比べで勝つために技があるという順番だと思うんです。日本は技ありき、といいますか。力に対して技で勝つほうが良いという風潮もありますけど、モンゴルでは逆で。その点が彼らの強さの要因なのかな、とは思いました」

――モンゴル遠征は自身のMMAというより、ファイターとしての根本を見直すキッカケにもなったのですね。

「はい。現代MMAの技術的な部分だけ吸収し、器用に戦えるようになったとて、モンゴルのようなファイターには力でねじ伏せられる。そういう試合もよく視ますし、根本的な意識を変えなきゃいけないですよね」

――試合内容はいかがでしたか。最初に言ったとおり、最初はエンフトルガの打撃に押される場面もあって……。

「もともと相手は打撃が強く、ブンブン振ってくることは予想していました。僕も本当は打撃に付き合いつつ、タイミング良く組みに行きたいと思っていたんです。でも何回か相手の打撃を受けた時に、『これはちょっと危ないな……』とは感じて。パンチも結構重く、これは早めに組まないとヤバい。それが組んでテイクダウンを切られ、離れ際に一発もらってしまう。また組みに行きましたが、自分が下になってしまいました」

――ヅッキーニョス選手としては、そうしてエンフトルガのほうから距離を詰めてくるほうが良かったという結果になりましたか。

「そうですね。相手も前に出る力は強いけど、前に出すぎて組まれるという展開は、過去の試合映像で視ていました。だから相手が前に出すぎていたらチャンスだとは思っていました。

でも下になった時は、もう必死でしたよ(苦笑)。最後の腕十字は自然に出ました。相手も僕を立たせず仕留めようとして、パンチを打ち続けたから僕にもチャンスが生まれたという流れでしたね」

――帰国は試合翌日に?

「いえ。翌日はプロ―モーターの計らいで、選手はいろんなところに連れていってもらいました。チンギス・ハン博物館とか、郊外のゲルキャンプみたいなところへ行って、そこでパーティーも行われて楽しかったです。終わったあとは敵味方なく、ブラジルや海外から来ていた選手も――カザフスタンの選手(※オトゴンバートルと対戦予定だったカイザール・ジャウガシャール)だけは、計量オーバーの問題もあって帰されていましたけど……」

――チャンスがあれば、またMGL-1 FCに出たいですか。

「出たいですね。機会があれば練習にも行きたいです」

最近はほとんどウェイトはやらずに、どちらかというと組みの練習を筋トレだと思うようにしているんです

――試合内容以外にも気になった点があります。まず計量時の体つきが、今までと違っていて。

「あぁ、MMAPLANETさんに掲載された写真――メチャクチャ写りが良かったですね(笑)」

――あの体つきは写りが良かっただけではないでしょう。正直なところ、ライト級転向後も「フェザーの時のほうが動きは良かった」という声もありました。対して八木戦とエンフトルガ戦では「ようやくライト級の体と動きになってきた」という評価も聞かれます。

「確かにライト級に転向してすぐは、試合で力んでしまっていました。相手が大きくなったことで、自分も力が入ってしまう。フェザー級の頃は僕もリラックスして戦うタイプで、そういう時のほうが調子は良かったです。ライト級の初戦は動きが良くなかったと自分でも思いますね。

体づくりに関しても、ウェイトトレーニングとかで体を大きくしようとしていました。実際、体重は増えていて。でも最近はほとんどウェイトはやらずに、どちらかというと組みの練習を筋トレだと思うようにしているんです。以前はなるべく力を使わずに倒す、極める練習していました。今はなるべく力でやることを増やすことで、ウェイトトレーニングを辞めても以前より必要な筋肉がついてきた気はします。

取材当日は、ヅッキーニョスのグラップリングクラスが行われていた(C)SHOJIRO KAMEIKE

通常体重もライト級に上げたばかりの頃より、最近の通常体重のほうが低いぐらいです。フェザー級の頃よりも減量幅も小さいです」

――体つきに変化が起きることで、練習や試合内容も変わってきましたか。

「同じ相手と練習していても、僕が使う技も変わってきたと思います。体全体の力を使って倒すことで、技術的な面も変わってきますしね。一方で――僕の影響かどうかは分からないけど、ジムでは他の選手も組みが強くなってきました。以前はテイクダウンできていた相手も、今はなかなか倒せなくなっていたりとか」

――これも「たられば」ではありますが、ライト級に転向したばかりの頃にモンゴルで試合をするのと、今回のようにライト級で何戦か経験してからモンゴルで試合をするのとでは、内容や結果が違ったかもしれません。

「そうかもしれないですね。ライト級に上げてすぐだと、まだ体の使い方も身についていなくて、たぶん勝てていなかったと思うんですよね。すると『やっぱりライト級は無理だ』と思ってフェザー級に戻していた可能性もあります」

――それは一番良くない、悪循環ですね。だからこそ何か前に進んだ時、答え合わせとしての国際戦は必要だと思っています。日本国内で凌ぎ合った結果の答え合わせが……。

「それが今回、モンゴルでできたことは大きいです」

観る人が『なるほど』と思ってくれるような内容で勝ちたいです

――ライト級転向後、他に何か新しく取り組んでいることはありますか。

「以前は打撃に関していえばムエタイ系のものを取り入れたり、プライベートレッスンを受けたりしていました。モンゴルの試合が終わってからは一度ムエタイから離れて、どちらかといえばパンチ――ガッツリとボクシングを習っているわけではないのですが、パンチ主体の練習を多くしています」

――ようやくライト級の体になってきたなか、モンゴルでの試合後はどのようなキャリアの展開を考えていたのでしょうか。

「モンゴルに行って、向こうのベルトを持って帰って来ることも面白いなとは思っています。またチャンスがあれば行きたいです。グラジも継続参戦していて、今回と次あたり良い結果が出れば、ベルトのチャンスも見えてきますし――やっぱりチャンスがあればベルトを獲りに行きたいですね」

――正直なところ、次の荒井戦がグラジのベルト挑戦に向けたマッチメイクだと思いますか。それだけ両者の間にはキャリアの差があります。

「なるほど。もちろん僕自身のキャリアを考えると、旨味というのはないでしょうね。一方で、いつも格上とばかり試合できるとは限りませんし、まだキャリアは浅いけど実力がある選手と戦うのも自分の仕事だと思っています」

――旨味という点では、最も旨味がない相手ではないですか。まだキャリア3戦にも関わらず、ここ2戦は強烈なKO勝ちを収めている。自身のキャリアを計算しているファイターであれば、断る可能性もあるマッチメイクだと思います。ヅッキーニョス選手の中で、このマッチメイクを受ける意義とは何でしょうか。

「いやぁ、僕なんて対戦相手を選べるほど偉くないですよ(笑)」

――アハハハ。

「僕自身は正直なところ、『ここを目指している』という明確なものはないんです。もともとUFCに行きたくてMMAを始めたわけではないですし。今からRoad to UFCを目指すとしても、年齢(現在31歳)と戦績を考えたら……。可能性はゼロではないと思います。でも僕より行くべき人、UFCに対する気持ちが強い選手が行くべきかもしれない。

そのなかで僕はまず目の前の試合に勝つ。勝つことで大きなチャンスがもらえたら、そこに乗る。そんなに計算しながら『どこどこに行くために』と戦績を綺麗にしたいとかは考えていないですね」

――では目の前に立ちはだかる荒井選手について、どのような印象を持っているか教えてください。

「右でも左でも倒せる選手で、距離感について迷いがない選手ですよね。もともと柔道やグラップリングがベースで、全部できる。今はBRAVEジムに強い選手がたくさんいるじゃないですか。そのジムで真面目に続けているなら『そりゃ強いだろ』って思います。間違いなく強敵ですよ」

――距離感、ですか。荒井選手はパンチが強いうえで、至近距離ではなく中長距離で倒せるところが強みです。まさに互いの距離設定が勝負のカギを握るかと思います。

「今までは僕も蹴りを多用して遠い距離をつくるか、あるいは組むか。中距離はつくることが少なかったです。ただ自分は打撃が上手くなかったので、だいたい僕が下がって相手が出てくることが多かったですよね。でもそれだとこの先はキツイので、自分から距離をつくっていく。相手によって距離も変わりますけど、その距離を自分からつくっていく。組みへ繋げていくための出入りなどは、今までよりも意識してやっています」

――打ち合いとなれば、ハンセン玲雄戦石田拓穂戦の経験もありますし。

「アハハハ。今まで勝った試合も、なんやかんや命からがら勝つという試合も多かったですよね。このへんでしっかり僕のMMAのスタイルを――まだ完成はしていないけど、観る人が『なるほど』と思ってくれるような内容で勝ちたいです」

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【Gladiator032】再起戦の中川晧貴がウズベキスタンのハミドフと対戦。ヅッキーニョスは荒井銀二と

【写真】モンゴルでも、フィリピンでも、韓国でもなくウズベキスタン(C)MMAPLANET & GLADIATOR

28日(木)、9月21日(日)に大阪府豊中市176BOXで開催されるGLADIATOR 032の対戦カードが発表されている。
Text by Manabu Takashima

6月8日の全大会より3カ月のインターバルをおいて行われる同大会のメインでウズベキスタンのアヴリヨホン・ハミドフが来日し、中川晧貴と対戦する。


2023年1月の王座決定戦、昨年の王座決定トーナメントとフェザー級戦線で長らくタイトル戦線に位置しながら、ベルトを巻くことができていない中川が1年2カ月振りのMMAマッチで中央アジア勢を迎え撃つこととなった。

キャリア12勝7敗のハミドフはEagle FC、ONEやRING Championshipで戦ってきた。現在は韓国在住で、アジスベク・ノロフがスウォンで結成した在韓コーカサス&中央アジア軍団の一員だ。

直近の試合は4月のRING Cで現バンタム級王者のシン・ユミンにRNCで敗れている。テイクダウン&打撃で攻勢だったハミドフだが、ローに右のカウンターを受けてダウン。そのままフィニッシュに持ち込まれた。攻勢だが、ガスアウト気味で寝技&スクランブルで判断を誤った。バンタム級でそんな敗北を喫したハミドフだけに、パン・ジェヒョクの持つ王座挑戦と11月のRIZIN神戸大会出場を希望する中川にとって負けられない一戦となる。

またライト級では4月にライト級後初勝利を挙げたチハヤフル・ヅッキーニョスが、4戦目の荒井銀二と戦う。6月のモンゴルのMGL-1FCでエンフトルガ・ガンボルドを腕十字で下したヅッキーニョスだが、打撃に圧されて下からサブミッションという望んだ試合展開ではなかった。

キャリアの差は明白だが、KOパワーを持つ荒井に対してヅッキーニョスは自らのスタイルの完成形を目指した戦いをしたい。

この他、ハンセン玲雄と石田拓穂というreliable勢が中川とともに揃い踏み。前者はOFGキックボクシング70キロ契約で荒尾祐太、後者はMMAフェザー級3回戦で國頭武と相対する。

さらにフライ級で久保健太×岩崎圭吾。ライト級の八木敬志×友實竜也という3回戦も決まっている。


以下、リリースに寄せられた出場選手のコメントだ。

中川皓貴
「今回一年ぐらい試合期間が空いてしまって久しぶりの試合になりますがまた強くなっている自分を見せれるかと思ってます! 相手選手はウズベキスタンのシャフカト・ズマノフ選手と聞いた時はめっちゃ強そうって思ったんですが、ここをしっかり勝って早くタイトルマッチさせて貰える様に中川変わったなと思って貰える試合をしたいと思います!ウズベキスタンからわざわざ来てくれると思うんですが、しっかり自分の踏み台になって貰います! 11月にRIZINが神戸であるみたいなので勝ち方にこだわりアピールしたいです。gladiatorとリライアブルと神戸の看板を背負って大舞台で戦いたいです!出場出来るような選手やな!って思われるようにこの試合で見せたいです!応援宜しくお願いします!」

アヴリヨホン・ハミドフ
「私の対戦相手は良い選手です。彼はパンチも蹴りも使うでしょう。最高の組織の一つが私に参加するように招待してくれてとてもうれしいです。 ボス ありがとう」

チハヤフル・ヅッキーニョス
「荒井選手は試合数こそ少ないですが実力があり、連続KO勝利で自信をつけている選手だと思っています。私はというと6月にモンゴルでの試合も経験し、10歳上ですが日々成長を感じています。まだ超えさせる訳にはいきませんので、今回しっかりと倒し、格上との試合をアピールできる試合にしたいと思います。なにより、チャレンジ精神溢れる若武者と戦えることを楽しみにしています」

荒井銀二
「まず、実績に差がある僕との試合を受けて下さったチハヤフル選手に感謝いたします。ですが、格差マッチともアップセットを起こしてやろうとも思っておりません。掴んだチャンス、普段通りに実力でしっかり勝ち切ります!」

ハンセン玲雄
「久しぶりの試合が初めてのオープンフィンガーキックでワクワクしています。試合に出ていなかった期間にこれからの格闘技との向き合い方を考えたりしていました。
今回の試合は初心の頃の気持ちに戻って、試合と格闘技を楽しむ心で臨みます! 対戦相手のことはあまり知りませんが、自分が一番試合を楽しんで、見ている人が盛り上がる打撃戦をします!しっかり勝つので当日会場で応援お願いします!」

荒尾裕太
「まず6月に引き続き試合を組んでくださり、櫻井代表に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。ハンセン選手は勢いがあり、素晴らしい選手だと思います。ですが、恐れることはありません。対策に励み、自分の長所を存分に発揮し、勝利を掴み取りにいきたいと思います」

石田拓穂
「相手選手は自分と似たようなタイプなので、最終的に根性勝負になるのかなと思っています。相手のストロングポイントが自分の得意なところでもあるのでしっかり競り勝ちたいです」

久保健太
「今大会では、負け知らずの若手選手がタイトルを目指し上に這い上がる為にも僕と戦いたいと大会側からお聞きしオファーを頂きました。断る理由もなければ、僕も引退が近い身なので若手選手の為にも自分の為にも強い選手に勝利し出し尽くしたいと思います。これだけはお伝えしておきます。前回の試合時よりも怪我が回復し全てを鍛えられていますので、今の僕は強いです。引き続きどうか宜しくお願いします」

岩崎圭吾
「素晴らしい試合の機会を設けていただき、心より感謝申し上げます。櫻井代表、大会運営の皆様のご尽力と温かいサポートのおかげで、この舞台に立てることを大変光栄に思います。今回の試合は、トップ戦線とも戦えるという所をアピールし、SMOKER GYMのみんなで勝利をつかみ取る覚悟です。毎試合、地方から来た自分を応援や、練習をサポートしてくれるSMOKER GYMのみんなに感動をお届けできるよう努め、GLADIATORの更なる発展のお力になれるよう尽力します。よろしくお願いいたします」

友實竜也
「誰が相手でもやることは変わりません。自分の準備と力を信じて、全力で勝ちに行きます」

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【Flash】POUNDOUT02 第6試合 ライト級戦:藤村が八木に判定勝ち

(C)MMAPLANET

<ライト級/5分2R+ExR>
藤村健悟(日本)
Def.3-0
八木敬志(日本)

※詳細は後日掲載します


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【POUNDOUT02】ライト級復帰2試合目=葛西和希戦へ、山本琢也「試合が決まれば、もうやるしかない」

【写真】国内MMAで最も覚醒ーー再覚醒を期待したいファイターの一人だ(C)SHOJIRO KAMEIKE

22日(日)、千葉市中央区のTKOガーデンシティホール千葉で開催されるPOUNDOUT02にて、山本琢也が葛西和希と対戦する。
Text by Shojiro Kameike

「ライト級の山本さんは強い」――以前の練習仲間であり、今回対戦する葛西はインタビューで、キッパリと言い切った。緩やかな言葉とは裏腹に、山本が試合で見せる獰猛な姿には、まさに生物としての強さが感じられるという。

Grachanでライト級のベルトを巻き、続いてフェザー級も制した。以降はフェザー級を主戦場にしようとしたものの、RIZINでの計量失敗もありライト級に戻る決意をした山本。復帰第一戦となった昨年10月の岡野裕城戦では、本来の持ち味であるパンチからトップコントロール&パウンドで岡野を仕留めている。これこそ、まさに山本らしい試合内容だった。

既報どおり、三上ヘンリー大智×イ・イサクの一戦が消滅したことで、山本と葛西の激突が今大会のメインとなった。そんななか、山本は葛西を相手にどんな試合を見せるか。山本は――いつもどおりの口調で、しかしより明確に今後について語った。


――昨年10月のPOUNDOUT01以来、約9カ月ぶりの試合となります。これだけ試合間隔が空いたのは、何か理由があったのでしょうか。

「いや、特にないですね。アハハハ」

――山本選手の場合、これまでも試合間隔が開くことが多く、しかも特に理由はない。現在はどのようなペースで試合を行っていきたいと考えているのですか。

「できればコンスタントに試合をすることが大事だとは思います。そのために自分から発信して試合を組んでもらうというか。前回のPOUNDOUTで勝った後も、関係者の方とも『すぐに次の試合を組もう』という感じにはなっていたんですよ。でも、自分もダラダラとここまで来ちゃって……。そんななかで、今回のオファーを頂きました」

――試合をする場合、どこで誰と対戦したいという希望はありますか。

「そうですね……誰と、という具体的なものはないです。ただ年齢も年齢ですし、それなりのチャンスに繋がる相手と試合をしたいとは思っていますね」

――それなりのチャンス、というのは?

「ベルトに絡める試合とかですね。少しでもステップアップに繋がる試合ができたら」

――2022年にGrachanのライト級とフェザー級のベルトを返上したあと、翌年1月に修斗で山本健斗デリカット選手にKO勝ちしました。当時、修斗フェザー級2位だった健斗デリカット選手に勝利したことで、修斗のベルトに挑戦するチャンスもあったとは思います。

「その次の試合、RIZINで計量失敗しているんですよね。やっぱり計量オーバーで『やっちゃいけないことをやってしまった』という気持ちはありました。そのあとライト級に戻ろうと考えたけど、普段の体重が重いので、何か試合を挟もうとキックの試合に出て」

――昨年7月、RWS JAPANで翁長将健選手にKO勝ちしています。

「仲良くしてもらっている先輩が出場することになって、『お前も出るか?』と声をかけてもらいました。その試合でなんとかKO勝ちできて――やっぱり試合が決まり、『試合に向けて頑張ろう』と気持ちをセットすること。それができました」

――キックの試合を経て、昨年10月にMMAで岡野選手にKO勝ち。ライト級の試合は計量もコンディション調整もうまくいったのでしょうか。

「いやぁ、それもまた何とも言えないところです(苦笑)。一度キックの試合に出て、それなりに体重が増えて、また落とすことになるのでキツイといえばキツイですね」

――山本選手は通常体重が100キロ近くになるそうですね。もしコンスタントに試合があると、通常体重を保てるものですか。

「コンスタントに試合をしたことがないので、想像つかないですね。アハハハ」

――2014年にプロデビュー以降、9勝3敗1分。1年に1~2試合のペースです。

「あぁ、全然していないですね」

――それでも岡野戦のKO勝ちは「やはり山本選手は強い。もっと試合が見たい」と思わせてくれるような内容でした。

「そうですか。自分としては『たまたま良いのが当たってくれたなぁ』と思うぐらいで。ダウンを奪った右も特に狙っていたわけではなく――試合をしている時は考えている部分もあれば、考えていない部分もあるので。あの時は考えていなかったかもしれないです」

――なるほど……。岡野選手も、今回対戦する葛西選手も練習仲間だと聞きました。

「そうです。でも基本的に茨城の方たちなので、自分もそれほど練習に行けるわけではなくて。だから年末の練習会で一緒になったりとか、葛西君が松戸の選手練習に来ていたりとか。今はもう来ていないけど、一時期は毎週のように朝の選手練で一緒に練習していました」

――2試合連続、練習経験のある選手と対戦することになりましたが……。

「前回もそうですけど、オファーをもらった時に少し気まずいんですよ。僕は2回とも『相手の選手がやるということなら、僕もやります』と返答していて。そうしたら2回とも相手がやるというから、自分もやるしかないと……」

――そこで「やるしかない」と気持ちを切り替えるのですか。

「あまり深く考えるタイプじゃないので、試合が決まってしまえば、もうやるしかないです。試合が始まったら『早く終わってくれ』と考えているだけですね」

――今回対戦する葛西選手について、練習と試合の印象を教えてください。

「練習している時は体が強くて、組みも強いと感じました。打撃のスパーはやったことがないけど、凄く打撃が綺麗だなっていう印象はあります。寝技でもしっかり極めることができるし、全部できる選手だと思いますね。

試合は――いつだったか葛西君の試合を会場で観たことがあります。その時は結構打撃で殴り合っている印象がありました。もともとあまり格闘技の試合を視ないので、すみません(苦笑)。僕の場合は周りの人たちが対戦相手の試合を視て、『こういうタイプだよ』と伝えてくれることが多いです」

――その葛西選手と、どのような試合をしたいですか。

「自分から当てていきたいですね。圧をかけながら前に出て、しっかり打撃を当てて入っていきたいです。6月22日は気持ちを見せられる試合をしようと思っているので、楽しみにしておいてください!」

■視聴方法
6月22日(日)午後1時30分~
YouTube 高谷裕之チャンネル

■POUNDOUT02 対戦カード

<ライト級/5分2R+ExR>
山本琢也(日本)
葛西和希(日本)

<フェザー級/5分2R+ExR>
岡田達磨(日本)
大搗汰晟(日本)

<バンタム級/5分2R+ExR>
松井涼(日本)
武田勇輝(日本)

<フライ級/5分2R+ExR>
小林大介(日本)
能坂陸哉(日本)

<フライ級/5分2R+ExR>
八木敬志(日本)
藤村健悟(日本)

<ウェルター級/5分2R+ExR>
岩倉優晟(日本)
宇土冬真(日本)

<フライ級/5分2R+ExR>
椎名渉(日本)
後藤浩希(日本)

<ストロー級<フライ級/5分2R+ExR>
樋口幹太(日本)
工藤善哉(日本)

<バンタム級/5分2R+ExR>
内山国光(日本)
渡部大斗(日本)

<キック 67キロ契約/3分3R>
RYUMA(日本)
倉津カムイ(日本)

<チャレンジマッチ バンタム級/5分2R>
今井大暢(日本)
竹内正樹(日本)

<チャレンジマッチ フェザー級/5分2R>
立川フミヤ(日本)
金子尚史(日本)

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【POUNDOUT02】メインで山本琢也と対戦、葛西和希「カポエイラを学び始めて全てが繋がってきました」

【写真】柔道整復師の資格を持ち、マッハ道場で練習しながら併設されている「マッハ整骨院」にも勤務する葛西。「最高の環境を整えてくれているマッハさんに恩返しがしたい」と語る(C)SHOJIRO KAMEIKE

22日(日)、千葉市中央区のTKOガーデンシティホール千葉で開催されるPOUNDOUT02にて、葛西和希が山本琢也と対戦する。
Text by Shojiro Kameike

格闘技のベースである柔道にムエタイのテクニックを加えてパンクラスで4連勝していた葛西和希。昨年9月にライト級3位として、当時同級5位・天弥との次期挑戦者決定戦でKO負けを喫する。今年30歳になる葛西にとっては、この敗戦が一つの転機になるとも思われた。

そんななかで迎えるPOUNDOUTでの山本戦――練習仲間でもある山本との激突を前に、葛西は「最近ようやく胸を張って『自分はプロのファイターだ』と言えるようになった」と言う。これまで積み重ねてきたものと、新たに出会ったものが繋がったという、天弥戦以降の9カ月間について語ってくれた。


岡野さんが山本さんに負けた時『リベンジさせてください』と口が滑りました(笑)

――試合を2週間後に控える葛西選手です(※取材は6月9日に行われた)。まずは今回、POUNDOUT出場が決まった経緯から教えていただけますか。

「マッハ道場の先輩の岡野裕城さんが、前大会で山本琢也さんに負けたじゃないですか。大会が終わって高谷裕之さんに挨拶させていただいた時、本当にその場の勢いで『山本さんにリベンジさせてください』と口が滑ってしまいました(笑)」

――口が滑った、とは……。

「山本さんとは3年間ぐらい、パラエストラ松戸(現THE BLACKBELT JAPAN)で一緒に練習させてもらっていた仲ですし、全然対戦したくなかったんですけどね。アハハハ」

――それでも先輩のKO負けを見ると、感情的になってしまいましたか。

「悔しい気持ちが、どんどん沸いてきてしまいました。試合までの過程も見ていましたから……。岡野さんも言い訳なんかしない人だから、代わりに僕が言いますけど、あの時はヒザを負傷していたんです」

――岡野選手の右ヒザにはサポーターが巻かれていましたね。

「その負傷のために練習は全くできていなくて。岡野さんはずっと打撃にこだわってやってきたのに、試合ではその打撃も出せずに――結果、岡野さんの良いところが出せずに終わってしまって。僕はそれがショックだったんです」

――そうだったのですか。岡野選手が山本選手の右を食らった時、ゆっくり垂直に右ヒザから崩れ落ちていたので「この倒れ方、何か変だな」と思っていたのですが……。しかもスクランブルで起き上がることもできず。

「そうなんですよ。もちろんプロだから、負傷したのも自分の責任だし、岡野さんも自分自身では絶対に公表しません。僕も『ヒザの負傷がなければ――』なんてことは言わないです。山本さんの右を食らって、大きなダメージがあったことは間違いないですしね。ただ、岡野さんのKO負けが本当に悔しくて。

特に岡野さん、ここ最近の練習での動きは本当に良いんですよ。今回同じPOUNDOUTに出る宇土冬真君がマッハ道場へ練習に来ていて。岡野さんと宇土君のスパーが、本当に良い内容でした。ずっとそれぐらいのコンディションではあったので、ヒザの負傷もあって負けことが悔しかったです」

――その気持ちが爆発して、練習仲間との対戦を直訴してしまったということですね。一方、葛西選手が最近カポエイラに取り組んでいると聞きました。

「習い始めたのは、本当に直感で。2年前から定期的に、カポエイラに興味が出て来る時期があるんです(笑)」

――アハハハ、カポエイラ熱が定期的に。

「その時期に検索して探してみるんですけど、周りに習うことができる場所がなくて。それが今年3月ぐらいですかね。またカポエイラを始めたい衝動が来た時に検索してみたら、柏市にトレーニングスタジオ ナヴィーオというのが出来ていました。そこでトレーニングを開始したのが2週間前ぐらいです。

僕が教わっているのは山崎大輔先生という方で、大輔先生は体の使い方を言語化する能力が凄いんですよ。カポエイラの動きって一見大きく見えるけど、その動きを小さくしていったらボクシングの動きになるとか。そうやって今まで教わったことは、全てが繋がっていくんだと思いました」

――全てが繋がっていく、というのは……。

「大きい動きというのは、大きく筋肉を使っているということですよね。大きく使えると、自分の調整次第で小さくも使えることになります。逆に小さい範囲でしか筋肉を使っている人は、大きく使えることを知らない。まず大きく使えることを認識したうえで、この場面にはコレを使う、この時はこう――たとえば相手との距離が遠い場合はこう動く、近い時はこう動くという感じで。僕にとっては、また新しい別の世界を知ることができたような感覚です。

今は週に1回カポエイラを教わったあと、同じ場所で子供たちのクラスが始まります。それを見ているとカポエイラって子供から高齢者まで、先生と同じ動きを学び、できるようになる。それは同じブラジル発祥だからか、ブラジリアン柔術と同じように感じました。ということは、カポエイラを学ぶことでMMAにも生きるんじゃないかと思って」

ようやく自分のスタイルが完成に近づいています。今から試合まで、もう二回りぐらい成長しますよ

――葛西選手が諏訪部トレーナーとのボクシング練習で、ドラムミットを使っている動画を視たことがあります。加えてSNSで投稿されているカポエイラ・トレーニングの動画も視ましたが、共通しているのはしっかり体幹を使って動いている点ですね。

「はい。自分はこんなにか細い腕で、体全体も特に大きくはない。なのに試合で勝つことができているのは、そういう体幹の強さにあるんだろうと思っています。ただ、今までは形だけで、最近は質も伴ってきました。体幹が強くなったら全体が繋がってくるし、技術的にも全てが繋がってくるんですよ」

――葛西選手のファイトスタイルといえば、やはりジャブ、ロー、ヒザです。ただ、それも今までは完全に繋がってはいなかったですか。

「今はもう以前の3倍ぐらい強いと思いますよ。去年9月、天弥君に負けたあと自分に足りないものは何かと考えて――この9カ月は本当に濃い期間でした。試合間隔が怪我もあったんですけど、それだけの時間がなかったら、つくり上げることもできませんでした。まだまだ発展途上ではあります。でもようやく自分のスタイルが完成に近づいていますね。今から試合まで、もう二回りぐらい成長しますよ。アハハハ」

――ものすごく手応えを感じていることは、話に熱がこもっているので理解できます。

「あと格闘技とは関係ない話ですけど……最近、犬の世話をお手伝いすることがあって。外で犬を散歩していると、気持ちもリラックスしてくる。そのなかで諏訪部さんに教わった内容を振り返っていると、新たに気づくことが出てくるんですよ。

もう一つはキッズクラスで指導していて、子供たちにどう教えたら良いかを考えますよね。どうすれば子供たちに伝わりやすくなるか――キッズクラスでアウトプットすることにより、自分の中でも理解度が増していく。そうやって気づいたことが、今ちょうど噛み合ってきているように感じますね」

――なるほど。

「自分も29歳になりましたけど……、同じジムの山崎蒼空のように若くて7連勝するファイターもいます。自分の場合は勝ったり負けたりでも、しっかりそれが身になってきていて。今はそれが自信に繋がっています。今ちょうど自分が伸びてきて、やっていて楽しいです」

――正直なところ天弥戦で負けて、今後はどうするのかと思っていました。4連勝後に松本光史戦と粕谷優介戦で敗れた。そしてまた3連勝したあと天弥選手にKO負けを喫して、30歳を迎える。そうなると今後について一度考える時期になると思います。

「いやぁ、あんなの連勝だと思っていないですよ」

――えっ!?

「ただ競技として勝っていただけで、自分としては『格闘技ができた』とは思っていませんね。最近ようやく胸を張って『自分はプロのファイターだ』と言えるようになったというか。

みんな高いお金と時間を割いて試合を見に来てくれる。今まで自分がそのお金と時間に見合うものを提供できていたかといえば、それはできていなかったと思うんです。もちろん試合だから、結果としてそうならない時もあります。でも今は、そのお金と時間に見合うものを提供できる自信があるので。葛西和希、30歳を前にして本当のプロになりました」

――かっこいい、シビれる言葉です。

「アハハハ。先ほど天弥戦の話がありましたけど、あれも僕にとっては一つの敗北でしかなくて。『自分にはコレが足りなかった』と気づくことができました。周りの人も『天弥のパンチが後頭部に当たっていた』『あと2秒あれば1Rが終わって、2Rから3Rは組み伏せることができたんじゃないか』とか言ってくれるんですよ。もちろん自分も、その『たられば』と考えなかったわけじゃないです。ただ、それも今はどうでもいいですね。

自分は天弥のことが大好きで、応援しています。タイトルマッチで負けた時も本当に悔しかった。だけど天弥も絶対あの負けで気づくことがあるでしょうし、また強くなると思います。その強くなった天弥と試合できれば最高です」

――天弥選手との再戦に向けて負けられない一戦、相手の山本琢也選手の印象をお願いします。

「とにかく前に出て殴る、殴る、殴る。組み伏せて殴る、殴る、殴る。相手を殺しに行くスタイルじゃないですか。生物として強いと思います」

――確かに。

「メチャクチャ強いですよ。特にライト級の山本さんは強い。いちファンとしては、ライト級なら海外の強豪との対戦も楽しみなファイターです。というのも出ている大会が違っていたし、練習仲間でもあったので、そういう目で見ていました。でもやっぱり、心の隅には『いつか対戦するんじゃないか』って気持ちもありましたね。

練習なら僕がやられることのほうが多かったです。でも試合は――特に今の自分は120パーセントの力を出せるようになっているので。しっかりコンディションをつくって、試合当日に爆発させます」

■POUNDOUT02 対戦カード

<ライト級/5分2R+ExR>
山本琢也(日本)
葛西和希(日本)

<フェザー級/5分2R+ExR>
岡田達磨(日本)
大搗汰晟(日本)

<バンタム級/5分2R+ExR>
松井涼(日本)
武田勇輝(日本)

<フライ級/5分2R+ExR>
小林大介(日本)
能坂陸哉(日本)

<フライ級/5分2R+ExR>
八木敬志(日本)
藤村健悟(日本)

<ウェルター級/5分2R+ExR>
岩倉優晟(日本)
宇土冬真(日本)

<フライ級/5分2R+ExR>
椎名渉(日本)
後藤浩希(日本)

<ストロー級<フライ級/5分2R+ExR>
樋口幹太(日本)
工藤善哉(日本)

<バンタム級/5分2R+ExR>
内山国光(日本)
渡部大斗(日本)

<キック 67キロ契約/3分3R>
RYUMA(日本)
倉津カムイ(日本)

<チャレンジマッチ バンタム級/5分2R>
今井大暢(日本)
竹内正樹(日本)

<チャレンジマッチ フェザー級/5分2R>
立川フミヤ(日本)
金子尚史(日本)

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