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【UFC324】手数とTDが勝負を分けた? ナタリア・シウバがナマジュナスに辛勝

<女子フライ級/5分3R>
ナタリア・シウバ(ブラジル)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
ローズ・ナマジュナス(米国)

間合いを測る両者。互いの蹴りが、相手に届かない。ファーストコンタクトはナマジュナスの右ロー、ここまで1分が経過している。引き続き右ローを蹴るナマジュナスが、左ジャブを当てる。シウバもワンツーを見せ、右フックをヒットさせる。ナマジュナスもワンツーを打ち返し、一度は近づいた両者の距離がやや離れる。シウバの左ハイに、右を伸ばしたナマジュナス。シウバは声を挙げながらロー、ワンツーを放つ。右ローをしっかりと入れたシウバは、ナマジュナスの蹴り技をかわして前に出ようとする。

残り1分を切り、ナマジュナスが右オーバーハンド、シウバが左ジャブを空振りする。ロー、サイドの関節蹴りを繰り出したシウバがナマジュナスのテイクダウン狙いを切って初回が終わった。

2R、フェイクを多用するナマジュナスがジャブを当てる。相手の攻撃が届くと、自身の攻撃も当たるとばかりにシウバが手を出す。前足でハイを狙ったシウバ、ナマジュナスもサイドキックを繰り出す。とワンツーで右を当てたナマジュナスが、続いて右を入れる。組み合になるとシウバの投げを耐えたナマジュナスがヒザを突き上げる。腰に乗せて投げを狙ったシウバだが、ナマジュナスが切り返す。同体で倒れ、すぐにスクランブルで立ち上がるとシウバがナマジュナスをケージに押し込む。やがてオクタゴン中央に押し返そうとしたナマジュナスが、ボディロック&小外掛けでテイクダウンを決める。

ナマジュナスはシウバのガードの中でトップをキープする。小さく持ち上げて叩きつけるナマジュナスはケージキックからの腕十字狙いを察知し、ラウンド終了まで腕を取らせなかった。

最終回、両者がワンツーを振るうと離れたナマジュナスに対し、シウバがスピニングバックキックを蹴っていく。ナマジュナスはショートのコンビで前に出て、シウバはサイドキックを見せる。組みつつ左フックを当てたナマジュナスが、右オーバーハンド――もクリーンヒットはしない。組みとコンビで打撃を当てるようになったナマジュナスが右カーフを蹴る。シウバは圧を掛けて前に出るが、パンチは当たらない。ハイもかわしたナマジュナスが、ニータップ気味に右を伸ばす。

と、シウバのサイドキックがナマジュナスの顔面を捉える。ナマジュナスは蹴り足をキャッチし、ダブルレッグへ。スプロールしたシウバが顔面にパンチを入れる。体を起こしてボディロックのナマジュナスを足払いで投げたシウバがトップへ。ナマジュナスのスイープの仕掛けから、スタンドに戻った両者。パンチで前に出るナマジュナス、シウバはサイドキックを蹴り時間となった。

シェフチェンコの持つ王座を狙う両者の一戦は、接戦となりシウバが29-28を3つ集め判定勝ち。勝者は「ここで戦えて、凄くハッピー。今日はベストパフォーマンスでなくて、皆に謝りたい。掛け率では私の方が有利だと思われていたけど、そういうことは関係なくてローズは本当にタフだった」と話した。


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【UFC324】展望 UFC暫定世界ライト級王座決定戦。激闘王ゲイジー×上昇気流パディ・ピンブレット

【写真】ピンブレットのこの笑顔、対戦相手からすると神経を乱されそうだ(C)Zuffa/UFC/em>

24日(土・現地時間)、ネバダ州ラスベガス近郊にあるTモバイルアリーナにて、UFC 324「Gaethje vs. Pimblett」が開催される。2026年最初にして、米国内での新放映形式──Paramount+による配信──採用後初のナンバーシリーズとなる今大会のメインは、ランキング4位のジャスティン・ゲイジーと、5位のパディ・ピンブレットによるライト級暫定王座決定戦だ。
Text by Isamu Horiuchi

UFCはスポーツ専門局ESPNとの契約が満了した昨年度をもって、米国内における従来のPPV(ペイ・パー・ビュー)方式の放映を廃止。新たに巨大メディア企業パラマウントと7年間で77億ドル(1兆円以上)という巨大独占契約を結び、動画配信サービス「Paramount+」のサブスクリプションで全大会が視聴可能となる新形式での放映を今年から開始した。

その記念すべき初回大会のメインとして抜擢されたカードが、ゲイジーとピンブレットによる暫定ライト級王座決定戦だ。

この階級には、22年10月以来イスラム・マカチェフが絶対王者として君臨していた。しかしマカチェフは昨年5月、一つ上のウェルター級王座に挑戦するためにベルトを返上。半年後の11月にジャック・デラ・マダレナを倒して見事に二階級制覇を成し遂げた。

空位になったライト級ベルトを賭けて7月に行われた王座決定戦では、(フェザー級王座を返上して階級を上げてきた)イリア・トプリアがシャーウス・オリヴェイラを衝撃の1RKOに沈めて二階級制覇を達成した。しかし11月末、今度はトプリアが「現在、私生活における困難がある」(のちに本人は、それが前妻との間の法的&金銭的トラブルだと説明している)として休養を宣言。それを受けて今回、ライト級暫定王座決定戦が行われることとなった。


ツァルキャン「Make it make sense. (筋を通してくれ)」

実績と実力を考えた場合、誰よりもこの決定戦に出場する資格を持っているのがランキング1位のアルマン・ツァルキャンであるのは間違いないところ。が、アルメニアとロシアの二重国籍を持つこの超弩級のグラップラーは米国内で人気者とは言えず、パラマウント初回大会のメインには相応しくないと判断されてしまったようだ。

また2位のシャーウス・オリヴェイラと3位のマックス・ホロウェイに関しては、UFCは3月に後者の持つBMFベルトを賭けて両者戦わせることを決定。かくて今回──熱心なファン達から少なからぬ批判を集めつつ──英語圏で高い知名度&注目度を誇る4位ゲイジーと、5位のピンブレットが暫定王座決定戦に選ばれた。(ちなみに1位の座にありながら試合の舞台すら与えられない気の毒すぎるツァルキャンは、今回の暫定王座戦が発表されるとSNSに「Make it make sense. (筋を通してくれ)」とだけ投稿。忿懣やる方なき思いの全てを4語に詰めこんだのだった…)

UFCきっての激闘王ゲイジーは、2020年5月にトニー・ファーガソンを5RTKOに下してライト級暫定王座に就いた。が、この時は巻かれたベルトをすぐに放り投げ「the real one (本物のベルト)巻く機会を待つよ」と一言(ちなみにこの試合にて、UFC登場以来7試合連続でボーナス獲得という前人未到の記録も打ち立てている)。しかし、続く10月のカビブ・ヌルマゴメドフとの統一戦では2R三角絞めで完敗し、一番欲していた “the real one”の獲得に失敗している。2022年5月にはシャーウス・オリヴェイラに挑戦したが、序盤からお互いパンチを効かせノックダウンを奪い合う凄絶な攻防の末に1Rチョークで敗戦。またしても正規王座獲得はならなかった。

以後も激闘を重ね、2023年7月にはダスティン・ポイエーを2R右ストレートから右ハイのコンビネーションでKOし、BMF王座を獲得したゲイジー。2024年4月にはマックス・ホロウェイ相手に防衛戦に臨んだ。が、試合終了直前にホロウェイの呼びかけに応じて足を止めて打ち合った末、凄まじい右フックを受けて前のめりに失神し、このBMFタイトルも失っている。

が、昨年3月にはハファエル・フィジエフを相手に復帰戦に挑み、2Rに左手で首を抱えての右アッパーでダウンを奪い、判定3-0で激闘を制した。凄絶な敗戦を乗り越えた上で、36歳にして通算12度目の(二度のダブル受賞を数えると14個目)のボーナス獲得だった。

続く6月、空位のライト級王座決定戦に自分でなくトプリアとオリヴェイラが選ばれると、ゲイジーは大いに動揺したと伝えられる。その際、常に何かを企み言葉を操るマネジャーのアリ・アブデルアジズは「彼(ゲイジー)は侮辱されたと感じている。もし勝者とタイトルマッチと与えられないなら、もう引退するとすら言っている」と語った。実際その後、ゲイジー陣営は他のランカーとの試合を了承せずに待ちの態勢に入った。

この戦術が功を奏してか、11月のトプリアの休養宣言を受けたUFCは、上位ランカー3人を差し置いてゲイジーに今回の暫定タイトルマッチをオファー。10ヶ月間試合をしてこなかった37歳のベテランは、正規タイトル獲得に向けた3度目のチャンスを手繰り寄せたのだった。年齢的にもラストチャンスと見る向きも多いが、本人は「俺はパディに勝って、次はイリアも倒す(=正規王者となる)さ。そしたらマックスにもお返しするよ。絶対だ。そして(同じく過去に敗れている)シャーウスも倒さなければならない」と語っており、今回で終わる気などさらさらないようだ。

対するピンブレットは、英国リバプール出身の31歳。2021年のUFCデビュー以来、訛り丸出しの大言壮語と豪快な勝ちっぷりで一躍人気者となったが、2022年12月のジャレド・ゴードン相手に判定勝利を挙げたあたりから「無理に作られたスター」というイメージが付いてしまう。

その後もトニー・ファーガソンやキング(ボビー)・グリーンに完勝したものの、下り坂のべテラン相手に「勝たせるマッチメイク」を組んでもらったという印象は拭えず。そんなピンブレットが評価を大きく上げたのは、昨年4月のマイケル・チャンドラー戦だ。

チャンドラーと同階級とは思えないほどの大きさでオクタゴンに現れたピンブレットは、2Rにグラウンドで上を奪うと、トップからの圧力でチャンドラーに動く隙を与えず強烈無比なパウンドで大ダメージを与えた。続く3Rには右ヒザでチャンドラーの頬を切り裂き、背中に回ると豪快にリフトして叩きつけ、またしても完全に動きを封じた上でパウンドとヒジの雨を浴びせてフィニッシュした。

レスリング力と爆発力を武器に長年ライト級トップで戦ってきたチャンドラーを、逆に力でねじ伏せる圧巻の勝利を挙げたピンブレットは、試合後インタビューにて、自分の強さを疑う者たちに対し「これでもまだ(僕の強さに)疑問を持つ奴らはいるのか? お前らみんな笑って言うよな。僕はランカーになれないとか、トップ10になれないとか! 今度は何を言うつもりだ、このキノコ野郎どもが!(What now? You gang of mushrooms!)」と──アンチたちを「キノコの如くわらわら湧いてくるちっぽけな有象無象」と一刀両断する──卓越したワードセンスを持って捲し立てた。(ちなみにかく言うピンブレット自身も以前はマッシュルームの如き髪型をしていたものだが、最近試合時にはコーンロウを編んでいる)

さらにピンブレットは、ライト級上位陣の選手たちを一人一人名指しでコールアウト。アルマン・ツァルキャンのことをFワード付きで呼び捨てた後「奴はちっぽけなヘルメットだ! ソーセージ野郎が!」とこちらも日常用語を巧みに使って罵倒した。

「ヘルメット」は、首と頭が一体化したが如く体型と生真面目で頭の硬そうな性格を揶揄していると思われ、「ソーセージ」というのはリバプールでよく用いられる悪口で「(ソーセージの如く安っぽい)マヌケ」的な意味合いらしい。なお別の機会にピンブレットはこの応用で、トプリアのことも「チョリソー(スペイン発祥のソーセージ)」呼ばわりしている。(ただし、今回の相手のゲイジーに対してはリスペクトの気持ちしかなく、奇抜なあだ名を付けて煽るつもりはないとのことだ)

閑話休題。とまれチャンドラー戦で大方の予想を遥かに超える強さを見せつけ、スター候補の名に恥じない実力を証明したピンブレットは今回、Paramount+初回大会という大舞台にてキャリア最大の勝負に挑む。が、本人に気負う様子はなく

「タイトルを争うことに気分は高揚しているけど、いつもの試合と同じさ。ジャスティンは大好きな選手だからむしろ戦いたくないくらいだ。遺恨もないし敵意もないけど、僕の夢の前に彼が立ち塞がるなら、やるしかない。チャンドラー戦もそうだった。で、結果がどうなったかは知っているよね? 僕は戦争みたいな試合がしたいんだ。今までしたことがないから。でもジャスティン相手にそういう試合になるとは思えない。彼は3ラウンドは持たないと思う」と、静かに自信を漲らせている。

注目すべきは、お互いのカーフキック

3度目の正直に賭ける37歳のゲイジーと、上昇気流に乗る31歳のピンブレットの世代間闘争とも言えるこの試合。勝敗を分ける大きな鍵の一つは、スタンドの打撃戦における主導権の取り合いだろう。下馬評でも有利とされるピンブレットの最大の強みは、グラウンドにおける圧倒的な支配力と攻撃力だ。ゲイジーとしては一度たりとも寝技で上を許さず、スタンド戦をキープして打撃でダメージを与えたいはず。逆にレスリングベースのないピンブレットの方も、NCAA Division I オールアメリカン(全米ベスト8)レスラーであるゲイジーから上を取るためにも、まずは打撃で圧をかけてペースを握りたいところだ。

かくも重要なスタンド打撃の攻防において特に注目すべきは、お互いのカーフキックの使い方だろう。ゲイジーのスタンド戦での常套手段は、まず強烈無比な右のカーフで相手を削ること。今回の試合に向けても「まずは奴の足を痛めつける。頭のことを忘れさせてから頭を刈り取るのさ」と作戦を隠そうとすらしていない。

しかし近年、ピンブレットもまた同様に右のカーフを有効に使いこなしている。上がり気味の顎&低いガードという危なっかしい構えのピンブレットだが、遠い距離を保ち相手の動きをよく見つつフェイントを交え、綺麗なフォームではないが見るからに重いローを相手のカーフに蹴り込んでゆく。グリーン戦でもチャンドラー戦でも、序盤は強力なカーフを主体に遠間から攻撃してスタンドで主導権を取ったピンブレット。やがてスタンドを嫌がった相手がテイクダウンを仕掛けてきたところで、下からの三角で仕留め(グリーン戦)、あるいは相手を前に落として上を取りパウンドで大ダメージを与えた(チャンドラー戦)。

それはゲイジー陣営も十分に承知しているはず。独特の間合いとフェイントを用いて、単発だが重い打撃で圧力をかけてくるピンブレットに対し、いかに下がらずにその足を痛めつけることができるか。カーフを効かされたピンブレットが前に出られなくなった時、ゲイジーの拳がその空いている顎を撃ち抜く可能性は俄然高まる。「ジャスティンが僕に勝つ唯一の方法は、強烈な左右のパンチを当てることだけだ。でもScousers(リバプールっ子)は決して倒れないのさ」とうそぶくピンブレットだが、キャリア26勝のうち20KOを記録しているゲイジーの拳をモロにもらってなお、その言葉を発することができる保証はない。

もし、逆にピンブレットがスタンドの圧力でゲイジーを上回ることができるなら、チャンドラー戦同様に中盤から凄まじい制圧&破壊力を発揮する可能性が高い。3Rに打撃でチャンドラーが怯むと一気に距離を詰めてシングルレッグを仕掛け、背中を向けたところを高々と持ち上げて叩きつけたピンブレット。その後も一方的に攻撃を続けて圧巻のフィニッシュまで持ち込み、解説のダニエル・コーミエをして「マイケル・チャンドラー相手にこんなことをやれる人間がいるなんて!」と仰天させたのだった。

「僕はジャスティンをテイクダウンしたいと思った時に、そうするよ。僕のようなテイクダウンを使う選手はいない。僕はディヴィジョン I レスラーのようなレスリングはしない。MMAファイターのレスリングをする」と語るピンブレット。この大舞台で「MMAファイターのレスリング」をもって再び本格レスラーを蹂躙してみせたなら、今度こそ誰もがその尋常ならざる強さを認識することだろう。

激闘を重ねてきたゲイジーが、正規王者奪取に向けて三度目の挑戦権を手にするのか。それともピンブレットが激勝し、配信新時代の幕開けに相応しいニュースター誕生という(用意された)シナリオが現実となるのか。競技の頂点を決める王座戦としては不自然さが否めないマッチメイクではあるが、超人的な肉体、スキル、精神力を持ち合わせたエリートファイター二人による見逃せない戦いであることに変わりはない。

■視聴方法(予定)
1月25日(日・日本時間)
午前7時00分~UFC FIGHT PASS
午前11時00分~PPV
午前6時30分~U-NEXT

■UFC324対戦カード

<UFC世界ライト級暫定王座決定戦/5分5R>
ジャスティン・ゲイジー(米国)
パディ・ピムブレット(英国)

<バンタム級/5分3R>
ショーン・オマリー(米国)
ソン・ヤードン(中国)

<ヘビー級/5分3R>
ワルド・コルテスアコスタ(ドミニカ)
デリック・ルイス(米国)

<女子フライ級/5分3R>
ナタリア・シウバ(ブラジル)
ローズ・ナマジュナス(米国)

<フェザー級/5分3R>
アーノルド・アレン(英国)
ジアン・シウバ(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
ウマル・ヌルマゴメドフ(ロシア)
デイヴィドン・フィゲイレド(ブラジル)

<ミドル級/5分3R>
アテバ・グーティエ(カメルーン)
アンドレイ・プリエフ(ロシア)

<ライトヘビー級/5分3R>
ニキータ・クリロフ(ウクライナ)
モデスタス・ブカウスカス(リトアニア)

<フライ級/5分3R>
アレックス・ペレス(米国)
チャールズ・ジョンソン(米国)

<ライト級/5分3R>
マイケル・ジョンソン(米国)
アレキサンダー・ヘルナンデス(米国)

<ヘビー級/5分3R>
ジョシュ・ホキット(米国)
デンゼル・フリーマン(米国)

<ウェルター級/5分3R>
タイ・ミラー(米国)
アダム・ヒューギット(米国)

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【UFC324】オマリーと対戦、ソン・ヤードン「腕が長くても、僕の頭がその先になければ空を切るだけ」

【写真】明るくまっすぐ。ファイトウィークに入る前は、より元気なソン・ヤードンでした (C)MMAPLANET

24日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのTモバイル・アリーナでUFC324「Gaetheje vs Pimblett」が開催される。
Text by Manabu Takashima

同大会のコメインで予定されたUFC世界女子バンタム級選手権試合=王者ケイラ・ハリソン×挑戦者アマンダ・ヌネスの一戦が、前者の負傷で流れた。結果、ショーン・オマリー×ソン・ヤードンのバンタム級戦がコメインに昇格した。

UFC在籍が9年目となったソン・ヤードンにとって、ショーン・オマリーは長年対戦を熱望してきた相手。バンタム級のなかでも背は高くなく、リーチは短いといっても過言でないソン・ヤードンだが、そのサイズでオクタゴンでも11勝3敗――5つのKO勝ちという結果を残していた。

アジア男子で最もUFCで成功しているファイター、ソン・ヤードンにオマリー戦、Road to UFC、そして巌流島で来日した日本について話を訊いた。


僕より背が高いことは何も意味はない

――UFCにとって新しい時代の幕開けとなる大会で、ショーン・オマリーと戦います。今の気持ちを教えてください(※取材は16日に行われた)。

「今のところは順調だよ。ショーン・オマリーとの試合に向けて、凄くワクワクしている。ずっと戦いたい相手だったからね」

――女子バンタム級世界戦がなくなり、コメインに昇格しました。

「ファンにとっては残念なことだろうけど、自分の試合がコメインになったことはハッピーだよ。注目度がそれだけ上がるからね。ショーン・オマリーの同じ気持ちだろう」

――ところでヘンリー・セフード戦の勝利が去年の2月で、11カ月もインターバルが空きました。

「僕としては8月にショーン・オマリーと上海で戦いたいと思っていた。そして戦う予定だったけど、ラインアップから外れてしまった。結果、12月に今回ショーン・オマリーと戦うことが正式に決まったんだ。何があったのかは分からない。僕自身、毎月のようにUFCには試合を組んでほしいと伝えていたから。でも、毎回のように『少し待ってくれ』と言われてきた。もっと試合がしたい。それは常に思っているよ」

――つまり体調が良くても、約1年間試合が組まれなかったと。

「ケガなんて全くなくて、ずっとヘルシーだった。だから1年間、思い切り練習をしてきたよ。フラストレーションはたまったけど、最終的に最高のカードが実現するから良かったと思っている(笑)。本当に長い間、ショーン・オマリーと戦いたいと思っていたから。それに半年もこの試合の準備をしてきたしね。

ショーン・オマリーはバンタム級を代表する人気者で、誰もが戦いたいと思う相手だ。凄く派手で、上手くSNSを活用している。試合でも前に出て、思い切り打撃戦を戦う。ショーン・オマリーが僕のことをどう思っているのかは知らない。でも、そういうヤツだからずっと戦いたいと思ってきた。僕にとって最高の相手だよ」

――常にそうなりますが、今回も背が高く、リーチの長い相手になります。

「いつもそうだよ(笑)。何も問題ない。僕より背が高いことは何も意味はない。そういう背が高くて、リーチの長い相手との戦い方は心得ている。相手のパンチが届く場所に、立たなければ良いだけさ」

――それだけだと、ヤードンのパンチも当たらないです。

「その通りだ。だから僕にはサークリングがある。腕が長くても、僕の頭がその先になければパンチは空を切るだけさ。まぁ、そこは試合でタップリと見て欲しい」

――なるほどです。

「とにかくエキサイティング・ソンが爆発力をもって、試合を支配するよ」

豪州とニュージーランドが加わったことで、中国や韓国、日本人選手が強くなる

――期待しています。ところでアジアのMMAシーンに関してですが、UFCはUFC PI上海を創るなど中国に多くの投資をしてきました。そして回を重ねる毎にRoad to UFCで中国人ファイターが結果を残すようになりました。しかし、今回のRoad to UFCは豪州とニュージーランドが参戦し、4階級全てでこの2カ国のファイターが決勝に残っています。結果、中国は韓国、日本、モンゴルと並び1人しかファイナリストがいません。この事実をどのように捉えていますか。

「豪州とニュージーランドが加わったから中国、韓国、日本のファイターにとって優勝することが困難になったことは間違いない。だからこそ、どういう結果になったとしてもRoad to UFCはアジア人ファイターの強化につながっているということだよ。ファイターにとっては、良いことだと捉えるべきだ。勝ち上がるのが難しくなったのだから、それだけ厳しい練習をするしかない。

UFCという場所は、どこの国のファイターにとってもイージーなわけがない。自分が本当にベストだと示す必要がある場所が、UFCなんだ。だから、豪州とニュージーランドの選手がいるRoad to UFCはより良い経験になる。正直、Road to UFCの優勝者は、UFCで苦戦を強いられることも少なくない。豪州とニュージーランドが加わったことで、よりレベルの高い環境で戦うことができる。そうすることで中国や韓国、日本人選手が強くなる。

そうしたら今度は豪州やニュージーランドのファイターも、さらに強くなる必要がある。そうやってレベルが高くなっていくことは、どの国にとっても良いことだ。強くなれること、その国のMMAにとって良い試合、トーナメントになる。つまりはファイターにとって、ハードなチャレンジになるということだよ」

ユライアこそが僕の師だ。僕を人として成長させてくれたのが、ユライアなんだ

――押忍、その通りですね。UFC PI上海という何もかも揃った環境で練習を続けたいと思うことは?

「僕にはサクラメント、アルファメールでの練習環境が一番だ。ここには信頼できるコーチ、練習仲間が揃っている。中国に戻ると、僕がトップだ。他のファイターを強くする立場になって、僕が強くなれるパートナーがいない。ここには素晴らしいボクサー、レスラー、柔術家がいてくれる。

現時点で中国に戻ると、ここまでレベルの高い練習パートナーを見つけることは難しい。なにより、中国にはユライア・ファイバーがいない。由来はどう戦うかだけでなく、どう生きるのかも教えてくれた。ユライアこそが僕の師だ。僕を人として成長させてくれたのが、ユライアなんだ。だから、僕はアルファメールで練習し続ける」

――素晴らしい信頼感です。これまで尋ねたことがなかったのですが、もし良ければ巌流島に参戦した時のことを伺っても良いでしょうか。

「もちろんだよ。あの時、初めて日本を訪れた。まず、ああいうコスチュームを着て試合をしたことは一度もなかった(笑)。なにより試合場から相手を下に落とす戦いを想定して、練習したこともなかったよ(笑)。対戦相手の名前も覚えていないけど、まぁそこまで力のある相手じゃなかったから、いきなりあの場であのルールで戦っても勝てた。

凄くエンターテイメントで、面白いショーだった。僕も同じアジアの人間だ。ああいう日本独特のショーは気に入っていたよ。僕のファンが喜ぶ試合がしたいと思っているしね。巌流島は本当に楽しかったよ。

それに寿司もラーメンも凄く美味しかった(笑)。日本は街が綺麗で、人々が親切で礼儀正しい。アルファメールでは多くの日本人選手が練習してきたし、僕は日本のことが大好きだよ。特に皆が尊重しあっている点が好きなんだ」

――我々の国の間には色々な問題が起こりますが、ヤードンの言葉を聞くことができて嬉しかったです。感謝しています。

「こちらこそ、ありがとう。ショーン・オマリー戦は、日本のファンにも楽しんでもらえる試合をするよ。レッツゴー!!」

■視聴方法(予定)
1月25日(日・日本時間)
午前7時00分~UFC FIGHT PASS
午前11時00分~PPV
午前6時30分~U-NEXT

■UFC324対戦カード

<UFC世界ライト級暫定王座決定戦/5分5R>
ジャスティン・ゲイジー(米国)
パディ・ピムブレット(英国)

<バンタム級/5分3R>
ショーン・オマリー(米国)
ソン・ヤードン(中国)

<ヘビー級/5分3R>
ワルド・コルテスアコスタ(ドミニカ)
デリック・ルイス(米国)

<女子フライ級/5分3R>
ナタリア・シウバ(ブラジル)
ローズ・ナマジュナス(米国)

<フェザー級/5分3R>
アーノルド・アレン(英国)
ジアン・シウバ(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
ウマル・ヌルマゴメドフ(ロシア)
デイヴィドン・フィゲイレド(ブラジル)

<ミドル級/5分3R>
アテバ・グーティエ(カメルーン)
アンドレイ・プリエフ(ロシア)

<ライトヘビー級/5分3R>
ニキータ・クリロフ(ウクライナ)
モデスタス・ブカウスカス(リトアニア)

<フライ級/5分3R>
アレックス・ペレス(米国)
チャールズ・ジョンソン(米国)

<ライト級/5分3R>
マイケル・ジョンソン(米国)
アレキサンダー・ヘルナンデス(米国)

<ヘビー級/5分3R>
ジョシュ・ホキット(米国)
デンゼル・フリーマン(米国)

<バンタム級/5分3R>
リッキー・トゥルシオス(米国)
キャメロン・スマーザーマン(米国)

<ウェルター級/5分3R>
タイ・ミラー(米国)
アダム・ヒューギット(米国)

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45 MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN69 ミランダ・マーヴェリック ローズ・ナマジュナス

【UFC ESPN69】全局面で動きが止まらない激闘。ナマジュナスがマーヴェリックに競り勝つ

<女子フライ級/5分3R>
ローズ・ナマジュナス(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28.
ミランダ・マーヴェリック(米国)

サウスポーのマーヴェリックに対し、ナマジュナスがジャブと右の前蹴り。マーヴェリックは右アウトローを蹴る。ナマジュナスが左フックで前に出れば、マーヴェリックも左ストレートを返す。ナマジュナスがジャブと右ストレート、マーヴェリックも細かいパンチからインローを蹴る。ナマジュナスはマーヴェリックのアウトローに右ストレートを伸ばし、マーヴェリックのパンチも上体をそらしてかわす。

マーヴェリックはローも散らしながら左ストレートと右フックを当て、前に出てくるナマジュナスに左ストレートを合わせる。ナマジュナスもマーヴェリックの左ミドルを空振りさせて右ストレート。マーヴェリックはナマジュナスの右の蹴りに左ストレートを合わせ、ナマジュナスが一瞬腰を落とす。すぐに立ち上がったナマジュナスは右ストレートを振って前進。マーヴェリックは左ミドル、スピニングバックフィスト、左ストレートで迎え撃つ。

ナマジュナスは右ストレートから組みついてマーヴェリックをケージまで押し込み、股の下で腕をクラッチしてテイクダウンを狙う。マーヴェリックは正対してギロチンを仕掛け、ナマジュナスは頭を抜いて離れる。ナマジュナスは左フックと右ストレート。マーヴェリックが右フックから右の裏拳を見せて左ミドル。ナマジュナスはマーヴェリックのパンチからミドルをバックステップでかわした。

2Rも右ストレートで前に出ていくのはナマジュナス。マーヴェリックは左ストレートを狙いつつ、左ミドルを蹴る。ナマジュナスはそこに左フックを合わせつつ、細かくパンチを振って前に出ていく。マーヴェリックは左ストレートを見せつつ左ミドルを蹴り、右のヒザ蹴りを狙うと、そこにナマジュナスがダブルレッグを合わせてテイクダウンを奪う。

ガードポジションを取るマーヴェリックは下からナマジュナスの頭を抱えてハイガードでナマジュナスの動きを固める。ナマジュナスは前に重心をかけて左ヒザでガードを割ると、左へパスガードを仕掛ける。マーヴェリックが亀になり、ナマジュナスが後ろに回り込む。

一度は立ち上がるマーヴェリックだが、ナマジュナスがバックキープしてグラウンドへ。ここからナマジュナスがRNCを狙うが、マーヴェリックは首をディフェンスしながらナマジュナスを背中から振り落とし、逆に自分がトップポジションを取って肩固めへ。ここからマーヴェリックがバックを取り返すと、残り時間はパンチを入れ続けてラウンドを終える。

3R、ナマジュナスが右ミドルのフェイントを入れて、上体を振りながら右ストレートで前に出る。組んだマーヴェリックは左腕を差してナマジュナスをケージに押し込み、一度は距離を取られるがすぐにダブルレッグで組みつく。マーヴェリックはナマジュナスの右足にシングルレッグに入りつつ、左腕を腰に回してテイクダウンを狙う。

ナマジュナスは自分の膝をマーヴェリックとの間に入れて離れる。試合がスタンドに戻るとナマジュナスはワンツーと右の前蹴り、左フックでダウンを奪うと一気に鉄槌を連打する。マーヴェリックは右膝を入れてニーシールドの形を作るが、ナマジュナスがマーヴェリックの左足を超えてハーフガードでトップキープする。

マーヴェリックもブリッジを効かせてスクランブルの攻防に持ち込むが、ナマジュナスがトップキープして最終的にインサイドガードで上になる。ナマジュナスはベースを作ってトップキープし、終了間際に体を起こしてパンチを落とす。このまま試合終了となり、判定は3-0でナマジュナスがマーヴェリックとの激闘を制した。


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45 AB MAX MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN69 YouTube   アロンゾ・メニフィールド アンジェ・ルーザ アンドレ・ペトロスキー ウマル・シ エドマン・シャバジアン カマル・ウスマン キャメロン・スマーザーマン クリス・モウティーニョ コディ・ブランデージ ジェイミーリン・ホース ジョアキン・バックリー デイヴィソン・フィゲイレド ハオーニ・バルセロス ヒロヤ フィル・ロウ ペイトン・タルボット ホドルフォ・ベラート ポール・クレイグ マイケル・キエーサ マルコム・ウェルメーカー ミランダ・マーヴェリック リッキー・シモン ローズ・ナマジュナス 海外 食事 高木凌

【UFC ESPN69】バルセロス戦へ、コディ・ガーブラントが戦い続ける理由「毎日が新しい挑戦。それが人生」

【写真】ヒロヤ、高木凌とアトランタで行動を共にしていたガーブラント (C)MMAPLANET

14日(土・現地時間)、ジョージア州アトランタのステートファーム・アリーナで開催されるUFC on ESPN69「Usman vs Buckely」。同大会では元UFC世界バンタム級王者コディ・ガープラントが14カ月振りの再起戦でハオーニ・バルセロスと相対する。
Text by Manabu Takashima

25歳でMMAの頂点を究めたガーブラントは、王座転落後もタフなUFCのロースターのなかで現実を生きている。一度は栄華を極めながら、今もUFCという厳しい環境のなかでMMAというタフなスポーツに向き合うことができるのか。

早熟の天才のMMAへの取り組みと、The Way of Lifeを尋ねた。


――コディ、インタビューを受けていただきありがとうございます。

「グッド・シーユーアガイン、ブラザー」

――あっ、今は車で移動中ですか。

「そうなんだ。日本のトレーニングパートナーたちと一緒だよ(※後部座席に高木凌、ヒロヤが同席していた)」

高木凌 こんにちは。

ヒロヤ こんにちは。

――今週末にはハオーニ・バルセロスと戦います(※取材は10日に行われた)。今の気持ちを教えてください。

「最高だよ。キャンプが最高だったからね。どの試合でもヘルシーで、ハングリーであることが重要で。その状態を保っているから、エネルギーが満ち満ちてくる」

――14カ月ものオフを経て、今週末のファイトとなります。コディ・ガーブラントではなければ32歳のファイターが1年以上のブランクがあったとしても『引退』や『UFCで最後の試合になる』という雑音を聞かされることはないと思います。

「そういう意見も聞いているよ。それだけなく、ドラッグがどうこうだとかネガティブなことも言われ続けている。世の中は、そういう意見に覆われているんだ。でも、構わない。僕はいつだって自分を信じているから。

僕は人生の節目において、常にそういう風に悪く言われてきた。でも最終的には自分は何者か、僕が一番分かっている。そしてケージに上がって、自分が何者かを証明するんだ。僕はMMAを愛しているし、世界チャンピオンとして最高の時を過ごした。と同時に、色々なことを学んできた。ファイトって、本当にタフなんだよ。

前回の試合、デイヴィソン・フィゲイレド戦でも初回は良いように戦えていたけど、2RにRNCで敗れた。でも、健康であることが今の僕には一番大切なことで。体があってこそ、追い込んでファイトに向かうことできる。それが僕らしさといえ、ファンにとっても最高のKO勝ちに通じているんだ」

――ヘルシーであること。戦い続けることで心のヘルシーさを保てるということもありますか。

「その通りだ。体の健康と心の健康によって、バランスをキープできる。気持ちに問題があれば、ちゃんと練習することもできない。それは体のケガも同じで。自分をプッシュできないと、このタフなスポーツを続けることはできないからね。だからさっきも言ったように健康が一番で、自分を信じて、チームの皆に支えてもらってケージに向かうんだ。

日々、自分でコントロールできるところはコントロールして。毎日の練習を昇華させていく。健康かつ成長を感じることができてこそ、戦える。そうやって1カ月半を過ごしてコーチ、チームの皆とファイトの日を迎えることができる。

前回の試合から課題を見つけて、取り組んできた。UFC PIのドクターにも支えてもらった。そうやって再び、戦いの場に戻ることができた。この14カ月間、色々なことをいわれてきたけど、このファイトウィークもヘルシーでエナジーが満ちているよ」

――25歳でUFC世界王者となり、このスポーツの頂点を究めた。そして王座転落後の8年間は、厳しい時間を経験している。それでいて、今話してくれたように戦い続けるモチベーションを如何に持ち続けることができるのですか。

「何度も何度も、自分との戦いを繰り返してきた。成長すること……成長したいと毎朝起きた時に思えるか。課題を課して、そこを乗り越えようと思えるのか。僕にとって毎日が新しい挑戦だ。それが僕の人生なんだ。何度も負けようが、そう思えるのか。言い訳をしたくなることもある。でもファイトライフは決して長くない。限られた日々をエンジョイするんだ。練習はいつだって、最高というわけにはいかない。良くない日だってある。でも、またジムに戻る。

マットに足が向かえば、そこには兄弟といえるチームメイトが待っている。皆と夢、情熱を共有している。だから戦い続けることができるんだよ」

――押忍。素晴らしいですね。そんな日々を過ごしてオクタゴンを共有するハオーニの印象を教えてください。

「経験豊かな素晴らしいファイターで、2連勝中だ。UFCというタフな環境で、長い間戦い続けている猛者だよ。最高にエキサイティングな試合になるだろう」

――ベテランのハオーニが、打撃寄りからグラップリング寄りのファイトを前回は見せました。

「それはペイトン・タルボットにグラップリング面で穴があったからだろう。対戦相手によって、そこはアジャストして相手の弱点をついていた。何より、もともと柔術の黒帯だからああいう試合もできて然りだ。自信のあるところで戦っている。

僕も同じだ。自分のスキルを信じているし、これまで通り速いペースで戦う」

――ファンにどのような戦いを見せたいですか。

「勇気、心、規律、MMA愛かな」

――コディ、今日は忙しいなかありがとうございました。ここで高木選手とヒロヤ選手にコディって、どんな人か伺って良いですか。

「もちろんだよ」

ヒロヤ コディはとてもテイクダウンディフェンスが強くて、日本人にはない打撃のスピードがあります。人間的にも最高で、めちゃくちゃ優しいです。

高木 自分は練習はこれから一緒にやることになるのですが、人としてイケイケで最高です。凄く優しくて。想像していた5倍は優しいです(笑)。そして色々、デカいです。

ヒロヤ 色々なところが大きいです(笑)。

――色々なところですね。なるほどです。ではコディ、最後に日本のファンに一言お願いできますか。

「彼らが何か日本語を教えてくれたんだよ。なんだっけな……。応援いつもありがとう。〇〇〇〇、見せて」

高木 アハハハハハハハハ。

ヒロヤ ヤバい(笑)。

「オハイオ出身の田舎者には、意味が分からないんだけど(笑)。それがGood Byeだって教えてもらったんだ」

――いやぁ……もう中学生のノリですね(苦笑)。

「とにかく僕は日本のファンの応援に感謝している。日本はいつだって僕にとって最高の場所なんだ。なんせ、初めての海外が東京だったから。あの時に触れたファンの皆、食事、文化と僕の目を広くしてくれた。相撲レスラーのトレーニングも見させてもらったよ。それから日本人ファイターとも、よく練習してきた。

そうだ、ヒロヤの試合の時は日本に行きたいと思っている。その時にまた皆と触れ合いたいね」


■視聴方法(予定)
6月15日(日・日本時間)
午前8時00分~UFC FIGHT PASS
午前7時45分~U-NEXT

■UFC ESPN69対戦カード

<ウェルター級/5分5R>
カマル・ウスマン(米国)
ジョアキン・バックリー(米国)

<女子フライ級/5分3R>
ローズ・ナマジュナス(米国)
ミランダ・マーヴェリック(米国)

<ミドル級/5分3R>
エドマン・シャバジアン(米国)
アンドレ・ペトロスキー(米国)

<バンタム級/5分3R>
コディ・ガーブラント(米国)
ハオーニ・バルロセス(ブラジル)

<ミドル級/5分3R>
コディ・ブランデージ(米国)
マンスール・アブドゥルマリック(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
アロンゾ・メニフィールド(米国)
ウマル・シ(フランス)

<ライトヘビー級/5分3R>
ポール・クレイグ(英国)
ホドルフォ・ベラート(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
マイケル・キエーサ(米国)
コート・マッギー(米国)

<バンタム級/5分3R>
マルコム・ウェルメーカー(米国)
クリス・モウティーニョ(米国)

<フライ級/5分3R>
コディ・デーデン(米国)
ホセ・オチョア(ペルー)

<バンタム級/5分3R>
リッキー・シモン(米国)
キャメロン・スマーザーマン(米国)

<ウェルター級/5分3R>
フィル・ロウ(米国)
アンジェ・ルーザ(スイス)

<女子フライ級/5分3R>
ヴァネッサ・デモポウロス(ギリシャ)
ジェイミーリン・ホース(カナダ)

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【UFC ESPN69】ファイトウィークに対戦相手変更、リッキー・シモン「それもファイトゲームの一部」

【写真】ハビエル・バスケス風になっていたシモン(C)MMAPLANET

14日(土・現地時間)、ジョージア州アトランタのステートファーム・アリーナでUFC on ESPN69「Usman vs Buckely」が開催されリッキー・シモンがキャメロン・スマーザーマンと対戦する。
Text by Manabu Takashima

本来はシャルル・ジョーダンと対戦予定だったが、ファイトウィークになって欠場が決まり、大会開催地への移動が迫った状態で新たな相手が決まった。そんな事態にも慌てず、騒がす。ケージのなかで見せる目まぐるしい動きとは対照的に、シモンは落ち着き払った強心臓ぶりを発揮していた。


――インタビューの直前に対戦相手がシャルル・ジョーダンからキャメロン・スマーザーマンに変わったことをUFCのPRチームから聞きました(※取材は10日に行われた)。

「僕は昨日の朝、ジョーダンの欠場を知らされた。新しい対戦相手が決まったのは夜だった。まぁ、どうなろうが戦うためにジョージアに来るしかなかったけど、そのまま未明にワシントン州を飛び立ってジョージアにやってきた。

MMAではこういうことは起こり得ることだ。そして僕はずっとこのスポーツをやってきたから、動揺することはなかった。UFCなら対戦相手を見つけることができるだろうし、気持ちを切らすことなくアトランタにやってくることができたよ。もう、戦う気持ちは創られているからね」

――以前もファイトウィークにこのような事態に陥ったことはあったのですか。

「UFCで戦う前に何度かあったよ。それもファイトゲームの一部だ。誰が相手になろうが、結局のところは僕自身がファイトしたい気持ちでいるわけだし。影響を受けることはない」

――とはいえジョーダン対策を数カ月行ってきて、違うスタイルのファイターと戦うことになります。

「相手のことを考えてもしょうがない。自分がどうあるべきか。僕はフルMMAファイターだから、ボクサー、キックボクサー、ムエタイファイターの誰が相手になっても削っていくだけ。自分のやるべきことをやる。何も問題ないよ」

――素晴らしい心構えですね。ところで前回のジャビット・シャバラット戦ですが、3連敗という苦しいなかで14勝1敗の新鋭との試合が組まれた。本当にUFCらしい厳しいマッチアップでした。

「それもワシントン州でのイベント、僕のホームでの試合だったからね。それがUFCだよ。世界のベストが集まっている。タフでない相手なんて存在しない。それに自分のスキル、戦略には自信を持って戦っている。このクレイジーなスポーツで、僕が負けたのはトップファイターばかりだ。2018年から7年間、将来のチャンピオンに過去のチャンピオン。元チャンピオンに勝ったことがファイター。そんな選手ばかりと戦ってきた。結果、自分に自信を持つことができるようになったんだ。

フィジカルもそうだし、メンタルも鍛え上げられたよ。と同時に前回の試合でKO勝ちをできたことで、自信を持って今回の試合に臨むことができる」

――今回も地元を離れて、アーヴァインのチーム・オーヤマでキャンプを行ったのですか。

「その通りだ。ほとんど、チーム・オーヤマで調整してきた。ジョニー・ヴァスケス、フェルナンド・パディーリャらタフな練習仲間が揃っている。特にジョーダンはフェザー級から階級を落としてきたから、今回はフェザー級のファイターと数多くスパーをこなしていたんだ。だからボディ的には、完全に整っている。コーチ・オーヤマもすぐにアトランタにやってきてくれるしね」

――しっかりと研究する時間はなかったと思いますが、スマーザーマンの印象を教えてください。

「タフな相手だよ。優れたボクサーで、パンチ力もある。でもさっきも言ったように、ここはUFCだから。弱い相手なんているわけがない。このタイミングで決まった試合だということを考えても、良い相手だよ。

ただ12勝5敗だろ。僕は21勝6敗だ。経験が違う。UFCでは3戦目と15戦目、この差は大きい。僕はオールドマンだけど、経験の差がモノをいうだろう。それにグラップリングではバンタム級でのトップだと自負している。誰とでも、この武器で戦うことができるよ」

――32歳。経験豊富だというのは絶対です。とはいえオールドマンではない。あのハイペースファイトが見られる限り、リッキーが年を取ったとは誰も思わないです。

「素晴らしいコーチの助けがあって、最高のゲームプランに基づいて動いている。だからプレッシャーを掛け続けることができるんだ」

――しんどい試合をいつも、やってのけていますね。

「この戦い方が好きなんだ。そして、年を重ねたことでリカバリーには時間を掛けているし、しっかりと体調管理をしている。セラピーも受けているんだ。そこは本当に気を付けている。本当のプロフェッショナルとして、体のケアはできるだけのことをしている。大きなケガもないし、32歳になってキャリア最高のコンディションを誇っているよ」

――では土曜日の夜も、ノンストップアクションに期待しています。

「そうだね。またドミネイトして勝つよ。そして、君にそっくりなヘアーを皆に披露する(笑)。見た目も良くなって、またボーナスを取りに行くよ」

――アハハハ。私の場合は地毛、本当にただのグレーヘアーです。ただリッキーは、ブロンドに染めましたね(笑)。リフレッシュしたかったのでしょうか。

「前回の試合の時に、弟が染めればクールだといってブロンドにしたんだ(笑)。で、結果が良かったから今回も染めたんだよ」

――ゲンを担いだわけですね。

「その通りだ(笑)。日本のファンにも、このヘアも含め僕の試合を楽しんでほしい」


■視聴方法(予定)
6月15日(日・日本時間)
午前8時00分~UFC FIGHT PASS
午前7時45分~U-NEXT

■UFC ESPN69対戦カード

<ウェルター級/5分5R>
カマル・ウスマン(米国)
ジョアキン・バックリー(米国)

<女子フライ級/5分3R>
ローズ・ナマジュナス(米国)
ミランダ・マーヴェリック(米国)

<ミドル級/5分3R>
エドマン・シャバジアン(米国)
アンドレ・ペトロスキー(米国)

<バンタム級/5分3R>
コディ・ブランデージ(米国)
ハオーニ・バルロセス(ブラジル)

<ミドル級/5分3R>
コディ・ブランデージ(米国)
マンスール・アブドゥルマリック(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
アロンゾ・メニフィールド(米国)
ウマル・シ(フランス)

<ライトヘビー級/5分3R>
ポール・クレイグ(英国)
ホドルフォ・ベラート(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
マイケル・キエーサ(米国)
コート・マッギー(米国)

<バンタム級/5分3R>
マルコム・ウェルメーカー(米国)
クリス・モウティーニョ(米国)

<フライ級/5分3R>
コディ・デーデン(米国)
ホセ・オチョア(ペルー)

<バンタム級/5分3R>
リッキー・シモン(米国)
キャメロン・スマーザーマン(米国)

<ウェルター級/5分3R>
フィル・ロウ(米国)
アンジェ・ルーザ(スイス)

<女子フライ級/5分3R>
ヴァネッサ・デモポウロス(ギリシャ)
ジェイミーリン・ホース(カナダ)

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45 MMA MMAPLANET o UFN UFN246 アレクサ・グラッソ エリン・ブランチフィールド キック ローズ・ナマジュナス

【UFN246】序盤の2Rを落としたブランチフィールドが、TDを決めた3Rから挽回。ナマジュナス越えを果たす

<女子フライ級/5分5R>
エリン・ブランチフィールド(米国)
Def.3-0:48-47.48-47.48-47
ローズ・ナマジュナス(米国)

右、そして左に回るブランチフィールドのステップインに、ナマジュナスはジャブを合わせる。さらにブランチフィールドのハイキック後に、右ローを入れる。ナマジュナスはブランチフィールドの踏み込みにカウンターを狙うような形で圧を掛け、自らステップインして右を当てる。続いてジャブを入れるナマジュナス。ブランチフィールドは拳を当てたいとkろおだ。と、近い距離で右を当てたブランチフィールド。自らも攻撃を被弾する距離で、どのように自分の攻めを見せることができるか。

飛びこんで左を当てたナマジュナスがワンツー、左ジャブと試合をリードする。ブランチフィールドも前に出てパンチからヒザを繰り出すが、ここも左を打たれる。ワンツーから左ハイのブランチフィールドがワンツーをヒット。終盤になって前に出て、互角の打撃戦を繰り広げたナマジュナスだが、この回はナマジュナスが取った。

2R、飛び込んでヒザを入れ、近い距離でパンチの打ち合いに応じたブランチフィールド。しかし、ここも優勢なのはナマジュナスだ。近い距離でワンツーを入れたナマジュナスに対し、ナマジュナスは初めて組みつくとケージに押し込む。ナマジュナスは豪快に払い腰で投げ、寝技にこだわることなく流れてでスタンドに戻った。

得意の形に持ち込んでなお、豪華に投げ捨てられたブランチフィールドは精神的にも厳しいか。ナマジュナスは右オーバーハンドを入れ、左から連打と遠い距離、近距離ともに試合をリードしていく。下がって打てるナマジュナスは、ブランチフィールドの組みもしっかりと見ることができている。それでも怒涛のショートの連打から組んだブランチフィールドだったが、テイクダウンを決めることはできなかった。

3R、ブランチフィールドが右ローを入れる。体を預けるように右を打っていくナマジュナスに対し、ブランチフィールドが右ローから右を入れる。殴られても殴るという展開のなかでブランチフィールドが組みに行くかと思いきや、逆にナマジュナスがシングルレッグへ。これを切ったブランチフィールドががぶり、組みなおしてケージに押し込む。一本足ディフェンスのナマジュナスだが、結果的に軸足となった右足を小内刈理の要領で崩されテイクダウンを許す。

スイープ狙いを潰し、トップを取り切ったブランチフィールドがハーフで抑える。頭を抱えるナマジュナスだが、ブランチフィールドはワキを差してパンチを入れつつ残った足を抜きにかかる。観客はブーイングも、ブランチフィールドはパンチで削って確実にポイントの挽回が必要だ。上体を起こして左のパンチを落としたブランチフィールドは足を戻されると、左右のパンチを振るう。ナマジュナスは蹴り上げからスクランブルを狙ったところで時間となった。

4R、前のラウンドで組みを成功させたことで質量が上がったブランチフィールドが、打撃でも積極的に攻める。テイクダウンのフェイクからパンチを繰り出すブランチフィールドは、フックで距離が詰まると左腕を差してドライブ、ケージにナマジュナスを押し込む。押し返したナマジュナスが離れるが、ブランチフィールドは右エルボーからパンチを繰り出す。

ナマジュナスも手数&切れともに落ち始め、精神戦に。左を入れたナマジュナスは、組まれても逆にケージに押し込みなおし、離れてパンチを入れる。勝負の分かれ目となるラウンド、ジャッジは如何に判断したか。

最終回、オクタゴン中央の打撃戦が続き、ブランチフィールドがダブルレッグでケージに押し込み、小外掛けでテイクダウンを決める。さらにブランチフィールドはパスを決めるとサイドで抑え、クルスフィックスを狙う。残り2分40秒、ついにクルスフィックスを成功させたブランチフィールドがパンチを落とし、腕を抜いたナマジュナスの腕を狙う。左のパンチを落とし、背中を見せたナマジュナスをサイドバックから崩しにかかる。

徹底して防御に徹するナマジュナスを立ち上がらせたブランチフィールドがケージに押し込み、小手投げを防ぐ。力のこもったケージレスリングを展開した両者、ここでタイムアップを迎えた。

結果は3者揃って48-47でブランチフィールドを支持、タフファイトを制した勝者は涙を浮かべ「終盤の3Rを取ったと思っていたけど、結果はどうなるか分からなかった。3Rを取れて、4Rは彼女がスローになったように感じたから、打撃で攻めた」と話し、アレクサ・グラッソ戦をアピールした。


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45 AB INVICTA MMA UFC UFN ESPN+104 UFN246 エリン・ブランチフィールド ブログ ローズ・ナマジュナス

【UFN246】若き成熟ファイター=ブランチフィールド「打撃と寝技、違う競技で違った種類の我慢を経験」

【写真】経験に裏付けされたMMA IQの高さが、インタビュー中の発言でも聞かれたブランチフィールドだった(C) MMAPLANET

2日(土・現地時間)、カナダはアルバータ州エドモントンのロジャース・プレイスでUFN246:UFN on ESPN+104「Moreno vs Albazi」が行われる。
Text by Manabu Takashima

フライ級トップコンテンダー対決をメインに、コメインでは女子フライ級のトッププロスペクト、ローズ・ナマジュナスとエリン・ブランチフィールドが相対する。

2度のUFC世界女子ストロー級チャンピオンと戦うエリン・ブランチフィールドは戦績12勝2敗、前回の試合ではマノン・フィオフォに敗れたもののKO勝ち、一本勝ち、コントロール&ドミネイト勝利ができる同階級のトップファイターだ。

柔術とキックに子供の頃から学び、16歳の時にMMAファイターになることを決めたブランチフィールドは、まだ25歳ながら非常に完成度が高く、エキサイトかつ成熟した戦いができる。その理由を探った。


──エリン、今週末にローズ・ナマジュナスとの対戦が控えています。今の気持ちを教えてください。

「凄くエキサイティングしているわ。素晴しいキャンプができたし、しっかりと準備は整っている」

──エリンの試合を初めてみたのは、2017年にEBIで優勝をした時でした。あの時からUFCファイターになりたいとインタビューで話していましたが、柔術を始めたのもMMAファイターになることを見据えてのことだったのでしょうか。

「ノー。そんなことはないわ。子供の頃、いじめられた時に自分のことは自分で守ることができるようにと、母の勧めで柔術を習うようになったの。弟が柔術の練習をしていたから。私もダンスを辞めたタイミングで、何かスポーツをしたいって思っていたの。結果、弟がやっている柔術にトライしてみたくなって。そこは両親の自分の身は自分で守ることができるようにっていう想いと一致したわけで。

私自身は練習を始めると、試合にでも出るようになって柔術に夢中になっていったわ。同時に、身を守るためという同じ目的でキックボクシングも始めたの。キックも柔術と同じようにトレーニングを始めると、試合に出たくなって。自分が練習してきたことを試合で試したくてしょうがなくてね。

実際、私の場合は柔術とキックボクシングをやりながら成長したといっても言い過ぎじゃないと思う。そして16歳の時にUFCでロンダ・ラウジーの試合を見て、私もあの場で試合がしてみたいと思ったの。私にもできるってね」

──そして、MMAに転向したということですか。

「そうね。ただ18歳になるまで米国ではMMAの試合には出ることはできなくて、そんな頃にプロイベントでもあったEBIに出場する機会を得たの。当時の私はもうUFCに出て、UFCのチャンピオンになることが目標だったわ」

──優勝インタビューで話した通りに、EBIの翌年にMMAでデビューを果たしました。それ以前にIBJJF系のトーナメントで優勝経験はありましたか。

「IBJJF……青帯の頃はね……。でも、道着よりもノーギの大会に出ていて。当時のIBJJFはノーギに力をいれていなかった。だからIBJJFの大きなタイトルは取っていないわ。

それにMMAファイターになろうと決めてからは、私の柔術はテイクダウンをしてトップコントロールをするスタイルに変わったの。引き込んでガードゲームをするっていう風ではなくて。トップで攻めて、サブミッションの機会を伺うというものだったから」

──なるほど。EBIでもオーバータイムの強さは特筆すべきでしたし、そこまでMMAに適していたのですね。ところでロンダの時代の女子MMAは、ベースとなる競技の強さがMMAの強さに比例していました。対して、エリンは既に柔術とキックの経験がありました。

「ストライキングとグラップリング、どちらの経験もあることでMMAファイターとして大きな助けになったことは間違いないわ。立っても、寝ても戦うことができて穴がないことは私の武器だったから。

それに打撃の試合は互いに攻める意識が強くて、打ち合うなかで防御が必要なスポーツで。柔術の競技特性は、流れを重視することだった。この2つの性格の違う格闘技を学んで、リラックスすることとディテイルの大切さを身に着けることができた。同時に打撃と寝技、違う競技で違った種類の我慢を経験することもできた。

パンチを打ち合うのと、ポジションを確立するのは別モノ。でも、その二つともセットアップが必要だという共通点を見つけることができたの。結果、落ち着いて戦うことができるようになっていて、MMAを戦う準備はしっかりと整っていたわ」

──それ故にエリンは若さに似合わず、マチュアな戦い振りでInvicta FCとUFCで安定した結果を残すことができたのですね。ただし、前回のマノン・フィオフォ戦でオクタゴン初黒星を喫しました。

「敗北は、ただひたすら悔しいモノよ。でも、何よりも学びになる。柔術でもMMAでも、敗北を経験する度に、より強くなれた。自分のミスから学び、成長することができるから」

──マノンは長身のサウスポーで、UFC女子フライ級でもなかなかいないタイプのファイターです。対して、ナマジュナスはオーソで体格的なハンデはありません。

「そうね。

しっかりと練習の成果を発揮し、成長した姿を見せて彼女をドミネイトしたいと思う。自分の試合をして、彼女のゲームをさせないつもりよ。ファンが喜ぶ試合をし、存在証明となる勝利を手にしたいわ」

──元タイトルコンテンダー、元チャンピオンに勝利してきたエリンですが、ナマジュナスもまた元チャンピオンです。この試合に勝利することで、タイトルショットを手にできると考えていますか。

「タイトル挑戦を実現させるための青写真を描くことができるようになるのは、確かね。マノンが次期挑戦者で、土曜日に勝てば私もまたあの位置に戻ることができるはずよ」

■視聴方法(予定)
11月3日(日・日本時間)
午前6 時00分~UFC FIGHT PASS
午前5時45分~U-NEXT


■UFN246対戦カード

<フライ級/5分5R>
ブランドン・モレノ(メキシコ)
アミール・アルバジ(イラク)

<女子フライ級/5分3R>
ローズ・ナマジュナス(米国)
エリン・ブランチフィールド(米国)

<ヘビー級/5分3R>
デリック・ルイス(米国)
ジョナタ・ジニス(ブラジル)

<ライトヘビー級/5分3R>
カイオ・マシャード(ブラジル)
ブレンジソン・ヒベイロ(ブラジル)

<ミドル級/5分3R>
マフクアンドレ・バリユー(カナダ)
ダスティン・ストーツフス(米国)

<ウェルター級/5分3R>
マイク・マロット(カナダ)
トレヴィン・ジレス(米国)

<バンタム級/5分3R>
エイマン・ザハビ(カナダ)
ペドロ・ムニョス(ブラジル)

<女子フライ級/5分3R>
アリアネ・リプスキ・ソウザ(ブラジル)
ジャスミン・ジュスダヴィチェス(カナダ)

<バンタム級/5分3R>
シャルル・ジョーダン(カナダ)
ビクター・ヘンリー(米国)

<ヘビー級/5分3R>
アレクサンドル・ロマノフ(モルドバ)
ホドリゴ・ナシメント(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
セルヒー・サイディ(カナダ)
ギャレット・アームフィールド(米国)

<バンタム級/5分3R>
チャド・アンヘリガー(カナダ)
コディ・ギブソン(米国)

<女子フライ級/5分3R>
ジェイミーリン・ホース(カナダ)
イワナ・ペトロビッチ(クロアチア)

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【UFC310】朝倉海のUFC初戦=パントージャ戦=世界フライ級王座挑戦が、正式発表。破格のデビュー戦

【写真】朝倉海のUFCデビューが決定。大手・電気通信会社が後押しするという話もある2025年のUFC日本大会、ついに実現に向かうのか(C)Zuffa/UFC

12日(土・現地時間)に12月7日(土・同)にネヴァダ州ラスベガスのTモバイルアリーナで開催されるUFC310で朝倉海が、UFCデビュー戦でアレッシャンドリ・パントージャの持つUFC世界フライ級王座に挑戦することが発表されている。
text by Manabu Takashima

6月のUFC挑戦宣言以来、ついに朝倉のオクタゴンデビューが世界王座挑戦という形で実現することが正式発表された。RIZINのリングでUFC挑戦を宣言した直後に朝倉は当時のバンタム級王者ショーン・オマリーへの挑戦を匂わせる発言をしていたが、Fight&Life誌の表紙を飾ったポートレイト撮影時に、「バンタム級としては、小さいです」という言葉が聞かれていた。

撮影後のインタビューでは「アッと驚くデビュー戦になる」とも話していた朝倉だが、恐らくはこの時点からパントージャへの挑戦という話が存在していたか、方向性を持っていたに違いない。

奇しくも一戦、一戦と実績を積んできた平良達郎がUFC世界フライ級1位のブランドン・ロイヴァル戦を戦う日に朝倉の王座挑戦が明らかとなったわけだが、THE BLACKBELT JAPAN陣営では日本時間の9月11日には「恐らくは」という状況で、朝倉の挑戦の話が届いており、平良はそこを受け止めてのロイヴァル戦で精神的な動揺はないと想像される。


ともあれ日本人ファイターのUFC初戦でタイトルショットは2001年2月の宇野薫(バンタム級王座決定戦=ジェンス・パルバー戦)、翌2002年3月の桜井マッハ速人(UFC世界ウェルター級王者マット・ヒューズに挑戦)以来、22年9カ月振り。日本人ファイターのUFC世界タイトル挑戦は2015年4月に堀口恭司がデメトリウス・ジョンソンにチャレンジして以来、9年8カ月振りとなる。

Zuffa体制序盤は2001年2月にジル・カスティーリョが、UFC世界ミドル級王者デイブ・メネーに挑戦した一戦や2003年11月にWFAウェルター級王者だったフランク・トリッグが、マット・ヒューズの持つウェルター級のベルトに挑むなど、初オクタゴンが世界戦という例は見られた。

さらに女子では2013年2月にStrikeforce世界バンタム級王者ロンダ・ロウジーがUFC女子世界バンタム級王者に認定され、初防衛戦の相手リズ・カモーシェが挑戦者という立場で初めてオクタゴンに足を踏み入れている。

2017年12月にTUF26決勝が初代UFC世界女子フライ級と女子ストロー級王座決定戦だったためニコ・モンターニョとロクサン・モダフェリ、カーラ・エルパルザとローズ・ナマジュナスも初戦でタイトル戦を経験している。とはいえ、近年は朝倉のようなデビューは異例中の異例だろう。

UFCアジアをリードするケビン・チャンは、今回の朝倉の挑戦に対し「我々のマッチメイカーがカイ・アサクラを即タイトル戦に起用したのは過去3年、日本から質の高いトップレベルファイターたちが生まれていたからだ。タツロウ・タイラ、リンヤ・ナカムラ、レイ・ツルヤらは、日本のMMAに再び黄金期が訪れることを示唆している」とプレスリリースにコメントを寄せている。

UFC310のメインはUFC世界ウェルター級王者ベラル・モハメッドにカザフスタン人ファイターのシャクハト・ラクモノフが挑戦する。東と中央の違いはあれど、アジア人ファイターが同日に頂点に挑む。そんなUFCにとっても歴史的なイベントでデビュー、そしてタイトル挑戦を迎える朝倉海のコメントは以下の通りだ。

朝倉海
「UFCフライ級を盛り上げるためにやってきました。12月7日、日本時間では8日(日)にラスベガスのT-Mobileアリーナで開催されるUFC 310でフライ級王者のアレシャンドレ・パントージャ選手と戦うことが決まりました。デビュー戦がタイトルマッチということで、不利だという声も多いかとは思いますが、必ず勝って、UFC初の日本人チャンピオンになりたいと思います。そして、UFCファンの皆さんに今まで見たことのないエキサイティングな試合をお見せすることを約束します。楽しみにしてください!」

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45 MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN59 キック トレイシー・コーテズ ボクシング ローズ・ナマジュナス

【UFC ESPN59】ダウン、TDで築いたリードでクルージング。ナマジュナスがコーテズを翻弄&判定勝ち

<女子フライ級/5分5R>
ローズ・ナマジュナス(米国)
Def.3-0:49-46.49-46.48-47
トレイシー・コーテズ(米国)

カーフ狙いのコーテズに、ナマジュナスがインローを蹴る。右を当てたナマジュナスがワンツーも入れ、右ローへ。近い距離でフックを振るうコーテズだが、ナマジュナスのボクシングが優っている。コーテズもカーフから右を伸ばすが、ローに左を合わせたナマジュナスは、さらにリードフックを入れると、ワンツーの右を打ち抜きダウンを奪う。クローズドのコーテズにエルボーを落としたナマジュナスがスタンドを選択して立ち上がる。

コーテズのジャブは届かず、ナマジュナスは右ストレートをフックに合わせる。引き続きジャブを的確に当てるナマジュナスは右オーバーハンドを狙うが、ここは距離が合わない。コーテズは左インローを蹴り、構えを変えて右をヒット。ナマジュナスもスイッチを織り交ぜつつ右ローを2発蹴り込む。コーテズが距離を取るようになり、ナマジュナスの手数も減ったが問題なく初回をリードした。

2R、ローのナマジュナスにコーテズがショートのワンツー。間合いを外してジャブ、ステップインに左フックをナマジュナスが放つ。コーテズは距離を詰めてリードフックも、威力はさほど感じられる。そして、ナマジュナスはコーテズが前に出てくるとカウンターを当て、離れたところで右ハイを狙う。コーテズも左ハイを蹴り返し、気の強いところを見せるとダブルレッグでテイクダウンを奪い、バックへ。ワンフックは落とされかげるが、がぶりに持ち込みギロチンへ。

ナマジュナスは頭を抜いて間合いを取り直すと、ステップインからワンツーを繰り出す。さらに左フックのカウンターのナマジュナスは誘い込むような左回り貴重のステップから、ヒザ蹴りを狙う。と、最後の10秒で右を振ってからダブルレッグを決めたナマジュナスがスコアリングに成功したか。

3R、距離を詰めてフックを振るうコーテズは、首相撲からヒザ蹴りを狙う。間合いを取ったナマジュナスは、打撃戦と見せてダブルレッグから小外刈りでテイクダウンを奪う。見事な切り替えてでトップを取ったナマジュナスがハーフからマウントへ。ケージに頭を押し込みエルボーを落とす。ケージキックでリバーサル&スクランブル狙いのコーテズは、バックを許しながら立ち上がり胸を合わせることに成功した。

しかし、ここでナマジュナスはダブルアンダーフックから、コーテズの大内刈りを潰してボディロックテイクダウンを決めると、またもマウントへ。腰を浮かしたような乗り方で、コーテズにケージを蹴らせてバックに回るという手練れ振りを見せたナマジュナス。コーテズも懸命に上を向いてハーフから立ち上がる。残り30秒のスタンド戦でも、右前蹴りを顔面に届かせたナマジュナスがラウンドを支配した。

4Rもジャブを軽快に伸ばすナマジュナスは、距離を詰めてくるコーテズの右ハイを受けそうになりながら、ボディロックに捕える。ケージに押し込むと、コーテズは首相撲からヒザを繰り出す。このタイミングでナマジュナスは離れて、またも誘いこみファイトへ。コーテズのワンツーに左を合わせる。コーテズのステップインは、ちょうどナマジュナスも距離に入ったぐらいの位置で止まってしまい逆に攻撃を受ける。ナマジュナスは打撃が届くレンジになると、ダブルレッグも仕掛けるなど危なげない展開を続ける。

迷いが生じ、前に出ることもできなくなってきたコーテズに対し、ナマジュナスはダブルレッグのフェイクで下がらせる。と、手の届く距離でコーテズが逆にダブルレッグを決めるが──ナマジュナスはすぐにケージを使って立ち上がる。このままケージ際のクリンチでラウンド終了となった。

最終回、直ぐに距離を詰めてきたコーテズに対し、左を入れたナマジュナス。被弾覚悟のコーテズは拳に力が入り、カウンターショットを当てられても左をヒットさせる。コーテズはここで組みを選択し、ケージレスリングへ。しかし、時間を使えないとばかりに自ら離れ、回るナマジュナスを追いかける。カウンター狙い、急ぐこともないナマジュナスは、左に左を合わされながらクリンチで流れを止める。

と残り2分強で、ダブルレッグでテイクダウンを奪い、立ち上がったコーテズをケージに押し込む。疲れない程度のクリンチ戦から離れると、コーテズの出てこいとアピールにも、ナマジュナスはお尻を振って挑発に乗らず間を取り、ここからグローブタッチへ。掌の上でコーテズを転がしたナマジュナスは、左フックをヒットさせると最後の打撃戦にも、応じることなくクリンチで試合終了に。

ポイントをしっかりと計算したクルージングファイトを見せたナマジュナスが49-46✖2、48×47という3-0の判定勝ち、まさに百戦錬磨の試合展開だった。


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