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【LFA200】初回は様子見。2Rに拳で勝負に出たドゥグラスがジョンズをTKO=フェザー級王座統一

<LFAフェザー級王座統一戦/5分5R>
レリアン・ドゥグラス(ブラジル)
Def.2R2分35秒by TKO
アライジャ・ジョンズ(米国)

サウスポーの正規王者ジョンズ、暫定王者ドゥグラスが右前蹴りを見せる。左アウトロー、再び前蹴りを繰り出すドゥグラスに対し、ジョンズも左前蹴りを蹴っていく。慎重な立ち上がりのなかでジョンズがジャブを当て、ドゥグラスが鋭い右ミドルを決める。アウト&インローを前足を削るドゥグラスに対し、ジョズも左ハイを狙う。ジョンズが左を伸ばしたところで、ドゥグラスが右ハイを狙う。ドゥグラスは右ストレートを空振りし、両者がミドルを入れる。腹への蹴りでガードを意識させ、顔面にパンチを狙ったドゥグラス。続いて肩口に右の蹴りを入れるが、残り30秒でジョンズがシングルレッグへ。ケージの押し込んで、ダブルに移行もドゥグラスはテイクダウンを許さなかった。

2R、ジャブから前に出たジョンズが、左前蹴り。ドゥグラスは右インロー、左アウトローを蹴る。ジョンズは左ストレート、ドゥグラスは左リードフックを見せる。ジョンズが左を2発繰り出すと、ドゥグラスがコンビネーションで攻め込む。ジョンズはひるまず左ストレートから左ハイ。ドゥグラスも右ハイを見せ、左フックから右アッパーをヒットさせる。動きが一瞬止まったジョンズはテイクダウン狙いを崩され、ヒザをついたところで右アッパーを被弾する。ドゥグラスはパウンドをまとめ一気に勝利を引き寄せた。

フェザー級王座を統一したドゥグラスは「練習でできることは全てやった。僕には支えてくれるチームがいる。1年半前から人生が変わり、ずっと上向きだ。ギルは僕をダンスシンガーと呼ぶけど、勝負には我慢が必要なんだ。銃を向けて、弾を打ち込むには。一発だけじゃない、連打が必要だ。ショーン・シェルビーから連絡が来れば良いけど、LFAで誰の挑戦でも受けるよ」と統一王者は話した。


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【LFA200】UFCのないサタデーナイト(※現地時間)に、LFAが200回記念大会で3階級の王座統一戦

【写真】3つの統一戦、勝ち残った選手にUFCが与えるスポットも気になる(C)LFA

25 日(土・現地時間)、ミネソタ州プライヤーレイクのミスティックレイク・カジノホテルでLFA200「Jonhs vs Douglas」が開催される。2017年1月13日の第1回大会から、7年と13日でイベント数が200を迎えるLFA。つまり年間28イベントというハイペースで大会を行ってきたことになる。
Text Manabu Takashima

そんな記念すべきイベントらしく、今大会には過去に例がない3階級の王座統一戦が組まれ、計6人のベルトホルダーが登場する。3つのユニフィケーション・バウトの中でメインを張るのはフェザー級正規王者アライジャ・ジョンズと、暫定王者レリアン・ドゥグラスだ。


ベイビー・ジョンズことアライジャ・ジョンズは、元LFAバンタム級王者で現UFCのマイルズ・ジョンズの実弟だ。2022年8月に河名マストを下したことで日本のファンに名が通っているかもしれない。そのアライジャはアマMMAファイター時代にLFA01に出場(※結果はTKO負け)しており、この歴史的大会のヘッドライナーを務めるのにふさわしいといえる。

今年の2月にアルフレッド・ウォーカーとの王座決定戦で勝利したアライジャは、昨年12月にドゥグラスと統一戦を戦う予定だったが負傷欠場、両者の対戦は今大会にスライドされた。対するドゥグラスは昨年8月にハビエル・レイエスを左フックでKOし暫定王座を獲得している。

レスリング・ベースで、相手によっては徹底してテイクダウン狙いを貫くジョンズ。そんなねちっこい展開になるとドゥグラスがいかに遮断し、トレーニングパートナーのクリス・サイボーグと磨いた打撃を打ち込むことができるか。

女子フライ級王座統一戦は正規王者シャノン・クラークも、アライジャと小名育昨年2月ベルトを巻いている。しかし9月にコンテンダーシリーズで73秒TKO負けを喫し、今回が再起戦となる。同じ9月の終わり、シャイアン・バワースはクラークがUFCとサインしていれば、正規王者に昇格していた暫定王者ヴェロニカ・ボリソワを130秒で腕十字に切って落とし、暫定タイトルを獲得している。

カナダのカレッジ・サッカー・プレイヤーで、パワフルなファイトが信条の正規王者。暫定王者は高校時代にクロスカントリーと陸上出身でミネソタ州を代表するランナーで、ご当地ファイターということになる。

ウェルター級正規王者ヴァニウト・アントニスもコンテンダーシリーズで敗れ、世界最高峰を目指すためにLFAに戻ってきた選手だ。今年の3月に手にしたベルトを掛けて戦うシャミドカン・マゴメドフは、その1カ月前に暫定ベルトを腰に巻いているが、直後にTUFシーズン32に出演したことでLFAから離れていた。

そのマゴメドフはTUFで勝ち上がることができず、去年の10月にアルフォンソ・レイアを倒し暫定王座の防衛に成功している。

ところでアントニスが2つのベルトを掛けて戦うのは、今回が初めてではない。2022年12月に当時Conguerorウェルター級王者だった彼は、ライバル団体のFavela Kombatウェルター級チャンピオンで元UFCファイターのヴァンデル・オリヴェイラを破り、2団体のチャンピオンになった過去を持つ。

ダゲスタン出身、IMMAFと合体するまで世界最強のアマMMA組織だったWMMMAの世界王者だったマゴメドフはLFAでは無敗、4連勝中で3試合がフィニッシュ勝利というフィニッシャーだ。

既にショートノーティスでUFC出場リストに名前があるであおう6人のチャンピオン達。勝てば近づき、負けると遠ざかる世界最高峰を目指し、サバイバル・タイトル戦に挑む。現地ではUFCのライブ中継がない土曜日の夜にFight Passで全米に流れる──人生を賭けた戦いだ。

■視聴方法(予定)
1月26日(日・日本時間)
午前11時00分~UFC FIGHT PASS


■ LFA200メイン対戦カード

<LFAフェザー級王座統一戦/5分5R>
[正規王者] アライジャ・ジョンズ(米国)
[暫定王者] レリアン・ドゥグラス(ブラジル)

<LFA女子フライ級王座統一戦/5分5R>
[正規王者] シャノン・クラーウ(カナダ)
[暫定王者]シャイアン・バワース(米国)

<LFAウェルター級王座統一戦/5分5R>
[正規王者] ヴァニウト・アントニス(ブラジル)
[暫定王者] シャミドカン・マゴメドフ(ロシア)

<ウェルター級/5分3R>
ジョーイ・ハート(米国)
クリス・ミクセン(米国)

<130ポンド契約/5分3R>
デヴォン・ロジェイ(カナダ)
エンリケ・パチェコ・パラ(チリ)

<ヘビー級/5分3R>
アルヴィン・ハインズ(米国)
マーク・カーリア(米国)

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【LFA198】MMA3戦目へ、女子柔術GOAT=ビア・メスキータ「護身で柔術のリアリティを感じた」

【写真】必死になってチャレンジしていることが、心底楽しそうなビアだった(C)MMAPLANET

6日(金・現地時間)にカリフォルニア州コマースのザ・コマース・カジノ&ホテルでLFA198「Miranda vs Oyarzun」が開催される。
Text by Manabu Takashima

2025年、25度目のイベントとなるLFA198のメインで予定されていたLFAフェザー級王座統一戦=正規王者アライジャ・ジョンズ×暫定王者レリアン・ドゥグラスの一戦は正規チャンピオンがファイトウィークに入って体調を崩し延期となった。

そんな今年最後のLFAにムンジアルの黒帯で世界一に輝くこと7度、ADCCも制しているIBJJF殿堂入りを果たしているビア・メスキータが3度目となるMMAをフェルナンダ・アラウージョと戦う。

また競技柔術の頂点を究めたメスキータだが、セルフディフェンスとしての柔術、グレイシー柔術の本質に触れることで「柔術のリアリティ」を知り、より理解が深まったという。

33歳、柔術界の真のレジェンドが向き合う柔術のリアリティと、MMAのリアルとは──。


──2度の無差別制覇を含め、ムンジアル黒帯で7度の世界王者。IBJJFの殿堂入りを果たしたBJJ Lady Greatest of all timeの異名をとるビアが、33歳を迎える年にMMA転向を果たした。正直、ちょっと信じられなかったです。

「とにかく、もっと何からにチャレンジしたかったの。一言で言えば、そういうことになるかしら。私は柔術を愛している。5歳から始めて、柔術は私の人生だと言えるわ。でも、もう柔術では燃えるような熱さを自分のなかに感じることができなくなって。ムンジアル、ADCCを制してチャレンジ精神が柔術では沸き起こってこない。でも、再びファイトを通して燃え上がるような熱を自分に感じたかった。その熱をMMAで戦えば、また感じられると思ったの。

柔術のように素晴らしいキャリアを築くことができるのかは、分からないわ。だからこそ、MMAを戦おうと思ったの。自分がどうなるのか。それを知りたかったから。MMAを戦うとなるとムエタイ、ボクシング、今より上のレスリングと多くの新しいスキルを身に着ける必要がある。柔術にしても、そう。パンチがあるなかで、いかに私の柔術を使いこなせるのか。そのために厳しい練習が必要で。そうなると私はまた、競技者として自分のなかの炎をたぎらせることができるはず。そう……MMAに向かい合うことで」

──柔術は今もMMAに欠かせない要素であり、グレイシー柔術がなければ今のMMAも存在していません。ただし、多くの柔術スクールはIBJJFの競技柔術のトレーニングをする場所です。そしてビアはヒクソン&ホイラー系といっても過言でないウマイタ系の柔術家です。もう10年以上前になりますが、サンディエゴのグレイシー・ウマイタを訪れた時、皆がクローズドガードからの柔術を懸命に習っていました。とはいえムンジアルに勝つには護身ではなく、競技柔術のトレーニングに専従する必要があるかと思います。MMAのルーツといえる護身術であるグレイシー柔術の稽古をビア自身は、行って来たのでしょうか。

「長い間、セルフディフェンスについては考えたこともなかったわ。子供の頃から、競技者として柔術で勝つことに集中していたから。ムンジアルの黒帯で優勝するころになって、パリのマーシャルアーツの祭典のような催しに柔術代表として招かれ、レティシア(ヒベイロ。ホイラーの教え子で、女子柔術を牽引してきたビアの師匠)と柔術を紹介するうえで、護身術のデモンストレーションをしたことがあったぐらいで。その時に少しだけ、セルフディフェンスの知識を身に着けたけど、継続して学ぶことはなかった。

それが2019年の1月に……まだ5年前ね。もう何度も黒帯でムンジアルを制していたけど……、そんな時にホイラーが10日間のセルフディフェンス・コースに招待してくれたの。それまで私はブラジルに住んでいて、1月に米国にいることがなくて。米国に移り住むようになって、初めてホイラーに護身を教わる機会を得ることができた。

この10日間で私の柔術に関する考え方は、変わった。護身的な柔術はマットの上だけでなく、人生を助けるものだと理解できた。だってストリートで襲われた時に、引き込むことはできないでしょ(笑)。ホイラーに教わって、私の考えはクリアになったの。

その後、ATTでMMAのトレーニングをするようになってからは、車で40分でいけるヴァレンチ・ブラザースに通うようになり、ペドロ・ヴァレンチ(※父ペドロ・ヴァレンチSrはエリオ・グレイシーの愛弟子で、ファダ柔術との対抗戦にも出場。今年の5月に逝去)に、本格的な護身術の指導を受けるようになったの。

ホントにいくつかのクラスに出ただけで、完全に柔術への捉え方自体が変わったわ。護身で柔術のリアリティを感じたって感じで。『セルフディフェンスは退屈。あんなの現実的じゃない』なんて意見もよく聞かれるけど、それは誰の指導を受けたかによってくると思う。ペドロにセルフディフェンスを教わると現実しかないし、学んで楽しいものだったわ。

ペドロは私のMMAデビュー戦もサポートしてくれて、プライベートで指導を受けることができた。MMAを戦ううえで必要になってくる自分の身を守る術を何通りも、細かいディテールまで教えてくれた。最高の教えよ。私は自分では技術的に、柔術の理解度は十分にあると思い込んでいたの」

──いやいやムンジアルで7度も優勝しているのですから。それはそうですよ。

「いいえ、ペドロに指導を受けて私は柔術の細かい部分が分かっていないことに気付かされたわ。しかも何も複雑じゃなくて、凄くシンプルなことで。特にMMAを戦ううえでペドロは道着のない──体しか掴むところがない状況での身の守り方、戦い方の教えを受けて。『えっ、それだけのことでこんなに簡単に技ってかかるモノなの』って」

──そのペドロの指導を受けたMMAデビュー戦では、全く危なげなくRNCを極めて勝利しました。そして2戦目はLFAと契約し、今回が3戦目となります。以前だとミシェル・ニコリニ、最近ではヴィアンカ・バシリオを初めて複数のトップ柔術家がONEと契約し好待遇を受けています。ビアなら、同じような条件でMMAを戦うことができたのではないでしょうか。

2017年のADCCで60キロ級で優勝。2位はヴィアンカ・バシリオ、3位はミシェル・ニコリニだ

「私はMMAで戦うことを決めた時から、LFAでキャリアを積むって決めていたわ。

UFCで戦うために、一番クリアな道がLFAだから」

──つまり明確なゴールがあるわけですね。

「だってUFCがワールドベストでしょ? ベストファイターがベストファイターと戦い、ベストが決まる。MMAを戦うなら、私もベストを目指す。なら、その場はUFCだけ。最終目標はUFCのチャンピオンになること。確かにMMAを戦い始めたのは遅いけど、それまでに私は柔術家、アスリートとして多くの経験を積んできた。だからUFC世界チャンピオンになるという目標も現実的だし、必ず実現すると信じているわ。

そのUFCと契約できる力をつける場所、経験を積めるプロモーションがLFAで。対戦相手、ファイトウィークの過ごし方からUFCで戦うための準備になる。LFAの試合はUFC Fight Passで中継されているし、私のゴールに近づくには最適で。そうデビュー前から決めていたけど、試合の方が決まらなかったから、アンデウソン・シウバとチェール・ソネンのボクシングマッチを組んだイベントで戦っただけで。最初からLFAでキャリアを積むつもりだった。

10月にLFAで勝って、すぐにでもまた戦いたいと伝えていたら、本当に1週間後に今回のオファーが来たの(笑)。LFAにはイージーファイトはないから、今の自分を知ることができる。それこそUFCと契約するために必要な経験で。でも急いではいないわ。しっかりと力をつけるために、LFAで試合を重ねてLFA女子バンタム級のベルトを巻くこと。LFAのベルトは、次のレベルに進むことができる証明書ね」

──それが実感できる前回のLFA初陣だったかと。殴られ、カットし流血もありました。デビュー戦はリング、LFAは当然ケージで。スタンドでのバックを制してのマタレオンは、まるで金網をマットに見立てて極めたような感じでした。

「ケージで戦うことは正直、練習を始めた頃は簡単じゃなかった。金網があるから、私の柔術はアジャストが必要だと考えていて。でもホントに今言われたように、ケージを使うことで多くが解決できた。練習でバックに回ろうといて、相手が立ちあがって私を金網に押しつけてきた時に、『あぁケージが私を助けてくれるわ』って(笑)。

実際に前の試合でも、ケージを背中してスタンドでRNCを極めることができた。ただ、試合自体は簡単じゃなかった。左を2発被弾し、頭がクラクラしてしまって。とにかく休まないといけないって思って必死だった」

──懸命に組みついていきましたね。

「実はあの時に両手の開いて、相手の拳の前に置くようにして圧力をかけて前に出たんだけど、あの動きこそペドロに習ったセルフディフェンスだったの」

──おお、そうなのすか!! 必死になって距離を詰めていたのかと思っていました。

「必死にはなったいたのは事実だけど(笑)。そうやって組んでもテイクダウンを奪うことはできずに離れられてしまったけど、あの押し込んでいる時間でダメージを抜くことができたわ。それでも余裕は全くなくて『少しでも早くテイクダウンを奪わないといけない』って動いていると、また殴られて(苦笑)。

あそこで前に出たことは、色んな人から間違っていると指摘されたわ。ただ、前に出ないともっと殴られていたはず。今から振り返ると、あの時間こそ私に必要だった経験で。柔術では絶対的にディフェンスには自信があるから、私はどんどん積極的に前に出ることができるけど、打撃だと前に出るだけでなく、頭を動かして後ろもサイドも使わないといけない。

私自身がパンチを打つことも必要で。同じテイクダウンでも、そこまでのプロセスや必要な情報量は全く柔術とは別モノで。最初から打撃を進化させないといけないことは分かっていたけど、あの経験をしてより真実味が増すことになったわ」

──この1カ月少しのインターバルの間も、打撃に重点を置いてきたのでしょうか。

「すぐに成果が出るということじゃないけど、試合の直後からボクシングの練習を再開させたわ。金曜日の試合では、少しでも練習をしてきたことが出せればなって思っている。どれだけ、打撃の間合いで自分の戦いができるのか。しっかりと上体を起こして構えて、相手を見ることがでできるのか。肩を使って、頭を守ることができるのか。習得中の打撃をいかに試合で使えるのか。そこが一番大きなチャレンジね。

前回の試合よりは上手くなっているけど、相手が違うから。相手の動きが違うと、自分ができることも変わって来る。その部分で、私はまだまだ経験不足。でも、練習してきた打撃とテイクダウンを組み合わせて戦いたいと思っている。倒してしまえば、私には柔術がある。いかに速く動き、疲れないで組みつけるのか。

今は柔術が絶対的な武器だけど、このままではUFC世界チャンピオンにはなれない。テイクダウンできなければ、強いパンチを当てることができるようにならないと。それがあれば相手は打撃の防御が必要になってくる。なら、テイクダウンも仕掛けやすくなる。次の試合もそうだけど、実戦こそ一番の練習・経験になるわ」

──と同時に観客の前で戦うプロの試合です。

「私が期待されているのは、またサブミッションで勝つこと。フィニッシャーだし、私自身フィニッシュして勝ちたいと思っている。勝利への近道が、柔術で勝つことだし。コンプリートファイターにならないといけないけど、私は柔術を背負って勝っていきたい。金曜日の試合も1Rで一本勝ちするわ。RNCになるか分からないけど、とにかく試合を楽しみにしてほしいわ。会場のファンだけでなく、日本のファンにも。

もう10年も前になるけど、日本に行って本当に皆が歓迎してくれたの。私の柔術キャリアを後押ししてくれた日本の皆に、今後は私のMMAキャリアをサポートしてほしい。次の試合も、愛する日本の皆に応援してもらいたい」

■視聴方法(予定)
12月7日(土・日本時間)
午後12時00分~UFC FIGHT PASS

■ LFA198メイン対戦カード

<ライト級/5分3R>
リッチー・ミランダ(米国)
ウーゴ・オヤルスン(チリ)

<女子バンタム級/5分3R>
ビア・メスキータ(ブラジル)
フェルナンダ・アラウージョ(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
コール・ラーセン(米国)
イライ・ブラジライ(イスラエル)

<女子ストロー級/5分3R>
シドニー・トリーヨ(米国)
ステファニー・ネイヤン(米国)

<ウェルター級/5分3R>
アルトゥル・バホス(ブラジル)
タイ・ミラー(米国)

<フェザー級/5分3R>
クリス・マカーテ(米国)
シャヒーン・サンタナ(米国)

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45 LFA LFA190 MMA MMAPLANET o ハビエル・レイエス レリアン・ドゥグラス

【LFA190】レイエスを左フックでKO。暫定王者ドゥグラス「統一戦。そしてダナ、準備はできている」

<LFA暫定フェザー級選手権試合/5分3R>
レリアン・ドゥグラス(ブラジル)
Def.2R2分56秒by KO
ハビエル・レイエス(コロンビア)

様子見の立ち上がり。レイエスが右カーフを入れる。ドゥグラスは力が入り過ぎているか、ステップインから右を振って姿勢を乱す。真っ直ぐに突っ込み組んだレイエスは、体を入れ替えると間合いを取り直す。ドゥグラスがジャブを伸ばし、右カーフ。そして左ジャブを当てる。またも真っ直ぐ入って組んだレイエスがシングルも、ドゥグラスは回って離れる。ローに右を合わせに行き、左ジャブを入れたレイエスはケージを背負った状態からシングルレッグへ。反転して足を抜いたドゥグラスが、右を当てる。ドゥグラスが左ミドルを蹴り、レイエスは右ハイを返す。判断が難しい、終始様子見の5分間だった。

2R、まず左ハイを蹴ったレイエス。ドゥグラスは右カーフを続ける。ダブルでジャブを決めたレイエスが、引き続きジャブを当てシングルへ。これはドゥグラスが対応したが、レイエスのジャブが当たる数が増えている。左フックのドゥグラスに、ワンツーのレイエスは、どうにもシングルレッグを決まらない。足を抜かれ、一瞬の間で緊張感が途切れたか、ドゥグラスの右スチレートから左フックがレイエスの顔面を打ち抜き、この一発で勝負は決した。

「右側に立ってきた時は、左が当たるんだ。僕の得意なポジション。僕らのチームは最高のフェザー級、ライト級の選手が揃っている。もちろん、統一戦を戦いたいけど、ダナ、ショートノーティスでも戦える。準備はできている」と暫定フェザー級チャンピオンは話した。


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【LFA190】KO必至。フライ級統一戦=シャポリン×シケイラ、フェザー級暫定王座戦=ドゥグラス×レイエス

【写真】シャポリンはトレードマークのピコピコ・ハンマーを手にフェイスオフ。シケイラと表情が違い過ぎる(笑)(C)LFA

23日(金・現地時間)、カリフォルニア州コマースのコマース・カジノ&リゾートでLFA190「Chaoplin vs Siqueirn」が開催される。
Text by Manabu Takashima

同大会ではイベント名通り、メインでエドゥアルド・シャポリン・エンヒッキとイゴール・シケイラの間でLFAフライ級王座統一戦が組まれている。

またコメインではLFA暫定フェザー級王座を賭けてリアン・ドゥグラスとハビエル・レイエスが戦う。


タバタ・ヒッチと同郷、渡米後はカリフォルニア州ベンチュラのヒッチの下でトレーニングをしているシャポリン。LFAの公式アナウンスによると、キックで70戦に及ぶキャリアを持ちブラジルと日本でベルトを巻いている──とのことだが、日本に関しては現時点で、資料がなく調査中──ストライカーだけに、昨年11月にコディ・デイヴィスに挑戦すると、エグいボディブローでダウンを奪い、パウンドしベルトを巻いた。

その後、4月のLFA181でアイマー・ヘルナンデスの挑戦を受ける予定だったが負傷欠場に。一度はヘルナンデスがジョーダン・ハリスとヘッドラインを戦うことが決まったものの、ハリスもケガが理由でタイトル戦を戦えなくなってしまう。

その頃、同大会の1週間のLFA180でケヴィン・フェルナンデス戦うことが決まっていたシケイラも、フェルナンデスも負傷で試合機会を失していまう。この負傷の連鎖の末に、シケイラはヘルナンデスと暫定王座を賭けて戦い、僅か67秒でKO勝ちをしベルトを腰に巻いた。

シケイラは昨年6月に、上記にあるようにシャポリンにベルトを明け渡すデイヴィスとの王座決定戦に敗れており、算段論法ではシャポリン有利と見られる王座統一戦となる。勝負の鍵は、ヒッチとの練習で組みの精度が上がってきたシャポリンが、インファイトをシケイラ相手にも実行できるか。5R制のフライ級マッチだが、フィニッシュ決着も十分にあり得るだろう。

事実上、正規王者アライジャ・ジョンズへの挑戦権が掛けられているフェザー級暫定王座決定戦は、ブラジルのドゥグラスとコロンビアのレイエスが相対する南米対決のタイトル戦だ。

カブ・スワンソンの教え子のドゥグラスはネイサン・ガリーブをスタンディングKOし、今回の試合を実現させた。一方、のレイエスも同じ大会でチェイスギブソンをパウンドアウトしており──現コロンビアMMA界のP4Pといっても過言でないファイターだ。

そのレイエスは他に比肩するフィーダーがないほど、打撃に特化したMMA=Combate Globalで5勝し、4つのフィニッシュ勝利を残しており、10月には母国のFusion FCでもフェザー級王座決定4人制ワンナイト・トーナメント参戦が決まっている。

18の勝利中7月がTKOで、7試合が一本勝ちというレイエスのLFA暫定王座決定戦は同国のMMAのレベルを測るスケールの役割も果たす。

またUFCリリースから再起を図る──かつて朱里を破り、今大会ではLFA首脳が日本のベテラン選手との対戦を熱望していた──アシュリー・ヨーダ―が、グロリア・ジ・パウラと相対する女子ストロー級戦。またジョーダン・ハリスが体重オーバーでキャッチウェイト戦となってしまったが、そのハリス×ギルバート・ナカタニ、デイヴィス×ルイス・ロドリゲスというタイトルコンテンダー絡みのフライ級サバイバル戦も気になるLFA190だ。

■視聴方法(予定)
8月24日(土・日本時間)
午前11時00分~UFC FIGHT PASS
LFA190「Chaoplin vs Siqueira」

■ メイン対戦カード

<LFAフライ級王座統一戦/5分5R>
[正規王者]エドゥアルド・シャポリン・エンヒッキ(ブラジル)
[暫定王者] イゴール・シケイラ(ブラジル)

<LFA暫定フェザー級選手権試合/5分3R>
レリアン・ドゥグラス(ブラジル)
ハビエル・レイエス(コロンビア)

<女子ストロー級/5分3R>
アシュリー・ヨーダ―(米国)
グロリア・ジ・パウラ(ブラジル)

<フライ級/5分3R>
ギルバート・ナカタニ(米国)
ジョーダン・ハリス(米国)

<フライ級/5分3R>
コディ・デイヴィス(米国)
ルイス・ロドリゲス(ドミニカ)

<ライト級/5分3R>
リッチー・ミランダ(米国)
マイコン・メンドンサ(ブラジル)

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45 LFA LFA184 MMA MMAPLANET o ネイサン・ガリーブ ボクシング レリアン・ドゥグラス

【LFA184】追い込まれたドゥグラスが、ダーティボクシングからフックの5連打。ガリーブは立ったまま失神

<フェザー級/5分3R>
レリアン・ドゥグラス(ブラジル)
Def.2R0分45秒by TKO
ネイサン・ガリーブ(米国)

スイッチするガリーブが圧を掛け、右カーフを連続で蹴る。ケージに詰まったドゥグラスは左足を蹴られるなかで、右ハイを空振りする。スイッチして距離を詰めたガリーブがエルボーを見せて組みつく。ケージに押し込まれたドゥグラスは、腹にヒザを受けて離れる。サウスポーの時間が増えたガリーブが左ストレートをヒット。動きが一瞬止まったドゥグラスのボディにコンビを決める。回って距離を取り直したドゥグラスが、右オーバーハンドも届かない。そしてカーフを蹴られる。ドゥグラスは右ミドルを蹴ったが、すぐにケージに詰まりガリーブが左エルボーから、ムエタイ流の崩しを見せる。直後に左オーバーハンドを当てたガリーブは、エルボーを連続で打ち込むなど初回をリードした。

2R、初回と同様に圧を掛けるガリーブだが、ドゥグラスの前蹴りが急所に入り試合が中断される。再開後、ワンツーでつめたガリーブがエルボー。追い込まれたドゥグラスがクリンチでパンチを連打する。離れた直後、ガリーブは右オーバーハンドを打たれてダウン。立ち上がってもケージに詰まった状態のガリーブに対し、ドゥグラスが右、左、右、左、そして右と5発モロにフックを振り抜く。立ったまま意識が飛んだガリーブは担架に乗せられケージを後に──、ドゥグラスが衝撃的な逆転勝ちをした。


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